JP2002328745A - 携帯型情報処理装置 - Google Patents

携帯型情報処理装置

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JP2002328745A
JP2002328745A JP2001132206A JP2001132206A JP2002328745A JP 2002328745 A JP2002328745 A JP 2002328745A JP 2001132206 A JP2001132206 A JP 2001132206A JP 2001132206 A JP2001132206 A JP 2001132206A JP 2002328745 A JP2002328745 A JP 2002328745A
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JP2001132206A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Kawa
充雄 川
Yuriko Terada
由利子 寺田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯性を図る上でコンパクト化を実践しつ
つ、使用時に簡単な操作によって機能スペースを確保す
ることができる携帯型情報処理装置を提供する。 【解決手段】キーボード21およびトラックパッド22を設
けた外部ケース2と、外部ケース内に滑動可能に支持さ
れ、外部ケースに対し相対的に滑動する内部ケース3
と、メインディスプレイ41が設けられ、内部ケースの後
側にヒンジ5を介して回動自在に支持された表示部ケー
ス4とを備える。内部ケースを、外部ケースに対し後側
へ相対的に滑動させた際に内部ケース後側部分の機能ス
ペース31を外部ケースの後端より露出させる一方、外部
ケースに対し前側へ相対的に滑動させた際に内部ケース
前側部分の把手部32を外部ケースの前端より露出させ
る。機能スペースに、各放熱部61、各スピーカー62、フ
ロントライト63およびサブディスプレイ64をそれぞれ設
置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶モニタなどの
表示部とキーボードなどの入力部とを備えた、いわゆる
ノート型のパーソナルコンピュータ等の携帯型情報処理
装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、このような携帯型情報処理装置
は、さらに携帯性を追求して小型化が進み、また、操作
時には部品周囲の安定した環境が保持されることや、良
好な操作性が得られることが必要になるとともに、シン
プルな構造であることが要求されている。
【0003】しかし、そのために、内部で発生する熱を
効率よく外部へ逃がすスペースや、スピーカー等を装着
するスペースといった機能スペースが不足することにな
り、かかる点から、小型化が進む中で、このような機能
スペースを確保するための様々な技術が開示されてい
る。
【0004】まず、内部で発生する熱を効率よく外部へ
逃がすための技術としては、筐体に孔を設けて熱を外部
へ逃がすように構成したり、発熱する部品を分割して配
置したり、発熱する部品の周囲の素材を熱伝導性の良い
ものにしたりするなど、様々な放熱技術が適用されてい
る。
【0005】また、スピーカーをノート型のパーソナル
コンピュータ等の携帯型情報処理装置に効率良く配置す
るための技術としては、例えば、特開平11−2029
73号公報に記載されるように、半円形の薄型スピーカ
ーを、筐体内に回転収納可能とする収納用回動軸と連結
部材とによって支え、このような構造によって、大き目
のスピーカーを携帯型情報処理装置に装備していなが
ら、筐体の内部にスピーカーを完全に収納するようにし
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た技術においても、以下に述べるような課題を有してい
る。
【0007】つまり、携帯型情報処理装置の放熱技術で
は、例えば、孔を設けたり、部品を分割して配置した
り、素材を変えたりすると、生産行程を増やすことにつ
ながり、また、コストアップにつながることも考えられ
る。また、上記公報で述べたスピーカーを収納する技術
では、スピーカーの収納は可能であるが、引き出したり
収納したりするたびに、1つ1つのスピーカーを出し入
れしなければならなかった。
【0008】このように、上述した技術は、機能スペー
スを直接的に確保するためのものではなく、機能スペー
スを確保することができないために、放熱技術やスピー
カーの配置技術を開示するものであり、建設的な課題の
解決とはなり得ないものであった。
【0009】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、携帯性を図る上でコ
ンパクト化を実践しつつ、使用時には簡単な操作によっ
て機能スペースを確保することができる携帯型情報処理
装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、携帯型情報処理装置として、入力部が設
けられた外部ケースと、この外部ケース内に滑動可能に
支持され、外部ケースに対し相対的に滑動する内部ケー
スと、表示部が設けられ、上記内部ケースの滑動方向一
側に回動機構を介して回動自在に支持された表示部ケー
スとを備える。そして、上記内部ケースを、外部ケース
に対し滑動方向一側へ相対的に滑動させた際にその滑動
方向一側部分を外部ケースから露出させる一方、外部ケ
ースに対し滑動方向他側へ相対的に滑動させた際にその
滑動方向他側部分を外部ケースから露出させるようにし
ている。
【0011】この特定事項により、内部ケースは、外部
ケースに対し滑動方向一側、つまり表示部ケースを回動
支持する回動機構側へ相対的に滑動させた際にその回動
機構付近(滑動方向一側部分)が外部ケースから露出す
るようになっているので、この内部ケースの回動機構付
近に、内部で発生する熱を効率よく外部へ逃がすスペー
スや、スピーカー等を装着するスペースなどの機能スペ
ースを確保することが可能となり、外部ケース一側の面
積が広がって広々と使用することが可能となる。しか
も、外部ケースに対し内部ケースを滑動方向一側へ相対
的に滑動させる簡単な操作によって、携帯型情報処理装
置の使用時に機能スペースを容易に露出させることが可
能となる。
【0012】一方、内部ケースは、外部ケースに対し滑
動方向他側、つまり表示部ケースの回動機構とは反対側
へ相対的に滑動させた際に、その回動機構とは反対側部
分(滑動方向他側部分)が外部ケースから露出するよう
になっているので、外部ケースに対し内部ケースを表示
部ケースの回動機構とは反対側へ相対的に滑動させた際
に内部ケースの機能スペース(回動機構付近)が外部ケ
ースによって遮蔽され、携帯性に優れたコンパクト化を
実践することが可能となる。
【0013】特に、内部ケースの滑動動作を円滑に行い
得るものとして、以下の構成が掲げられる。
【0014】つまり、外部ケースに対する内部ケースの
相対的な滑動範囲を一定範囲内に制限する制限手段を備
えている。
【0015】この特定事項により、内部ケースの相対的
な滑動範囲が一定範囲内に制限され、携帯型情報処理装
置の使用時には内部ケースの機能スペースを円滑に露出
することが可能となる一方、携帯型情報処理装置の携帯
時には内部ケースの機能スペースを円滑に遮蔽すること
が可能となる。
【0016】特に、内部ケースの滑動方向他側部分を有
効利用し得るものとして、以下の構成が掲げられる。
【0017】つまり、内部ケースの滑動方向他側部分に
把手部を設け、この把手部を、外部ケースに対し内部ケ
ースを滑動方向他側へ相対的に滑動させた際に外部ケー
スから突出させるようにしている。
【0018】この特定事項により、内部ケースの滑動方
向他側部分(回動機構とは反対側部分)の把手部は、内
部ケースを滑動方向一側(回動機構側)に相対的に滑動
させた携帯型情報処理装置の使用時に外部ケースに接近
し、携帯型情報処理装置の使用時に把手部が邪魔になる
ことが防止され、広々と使用することが可能となる。一
方、内部ケースを滑動方向他側(反回動機構側)に相対
的に滑動させた携帯時(携帯型情報処理装置の不使用
時)にのみ露出し、内部ケースの滑動方向他側部分を有
効利用することが可能となり、携帯性を図る上で非常に
有利なものとなる。
【0019】特に、内部ケースの滑動方向一側部分を有
効利用する具体的な手法として、以下の構成が掲げられ
る。
【0020】つまり、内部ケースの滑動方向一側部分に
放熱部を設け、この放熱部を、外部ケースに対し内部ケ
ースを滑動方向一側へ相対的に滑動させた際に外部ケー
スから露出させるようにしている。
【0021】この特定事項により、内部ケースの滑動方
向一側部分(機能スペース)は、携帯型情報処理装置の
使用時に内部で発生する熱を効率よく外部へ逃がす放熱
部として有効利用されることになる。しかも、携帯型情
報処理装置の不使用時には外部ケースによって放熱部が
遮蔽されるので、放熱部を簡単に保護して信頼性の向上
を図ることが可能となる。
【0022】また、内部ケースの滑動方向一側部分に音
声出力部を設け、この音声出力部を、外部ケースに対し
内部ケースを滑動方向一側へ相対的に滑動させた際に外
部ケースから露出させるようにしている場合には、内部
ケースの滑動方向一側部分は、携帯型情報処理装置の使
用時に音声を出力する音声出力部として有効利用される
ことになる。更に、外部ケースに対し内部ケースを滑動
方向一側へ相対的に滑動させる簡単な操作のみで、音声
出力部を露出させることが可能となる。しかも、携帯型
情報処理装置の不使用時には外部ケースによって音声出
力部が遮蔽されるので、音声出力部を簡単に保護して信
頼性の向上を図ることが可能となる。
【0023】そして、内部ケースの滑動方向一側部分に
照明部を設け、この照明部を、外部ケースに対し内部ケ
ースを滑動方向一側へ相対的に滑動させた際に外部ケー
スから露出させるようにしている場合には、内部ケース
の滑動方向一側部分は、携帯型情報処理装置の使用時に
表示部に対し光を照射する照明部として有効利用される
ことになる。しかも、携帯型情報処理装置の不使用時に
は外部ケースによって照明部が遮蔽されるので、照明部
を簡単に保護して信頼性の向上を図ることが可能とな
る。
【0024】更に、内部ケースの滑動方向一側部分に補
助表示部を設け、この補助表示部を、外部ケースに対し
内部ケースを滑動方向一側へ相対的に滑動させた際に外
部ケースから露出させるようにしている場合には、内部
ケースの滑動方向一側部分は、携帯型情報処理装置の使
用時に補助的な表示を行う補助表示部として有効利用さ
れることになる。しかも、携帯型情報処理装置の不使用
時には外部ケースによって補助表示部が遮蔽されるの
で、補助表示部を簡単に保護して信頼性の向上を図るこ
とが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0026】図1および図2は、本発明の実施形態に係
わる携帯型情報処理装置としてのノート型パーソナルコ
ンピュータ(以下、ノートパソコンと称す)の外観斜視
図を示している。なお、図1および図2におけるノート
パソコン1の一側(図1および図2では奧側)を後側
に、他側(図1および図2では手前側)を前側にそれぞ
れ規定するものとする。
【0027】上記ノートパソコン1は、入力部としての
キーボード21やトラックパッド22が設けられた外部
ケース2と、この外部ケース2内に前後方向へ滑動可能
に支持され、外部ケース2に対し相対的に滑動する内部
ケース3と、反射型液晶パネルよりなる表示部としての
メインディスプレイ41が設けられ、上記内部ケース3
の滑動方向一側に回動機構としてのヒンジ5を介して回
動自在に支持された表示部ケース4とを備えている。
【0028】図3および図4に示すように、外部ケース
2の内部には各種電子部品23が収容されている。ま
た、図1および図2に示すように、外部ケース2の左側
部(図1および図2では右側)にはメモリーカードなど
を差し込み可能とする差込口24が設けられている。
【0029】内部ケース3の滑動方向後側部分には機能
スペース31が設けられている一方、滑動方向前側部分
には把手部32が設けられている。そして、内部ケース
3は、図3に示すように、外部ケース2に対し滑動方向
後側(図3では右側)に相対的に滑動させた際に機能ス
ペース31(滑動方向一側部分)が外部ケース2の後端
より露出する一方、図4に示すように、外部ケース2に
対し滑動方向前側(図4では左側)へ相対的に滑動させ
た際に把手部32が外部ケース2の前端より露出するよ
うになっている。この場合、機能スペース31の長さL
1(図1に表れる)と、把手部32の長さL2(図2に
表れる)とはほぼ同じであり、外部ケース2に対する内
部ケース3の相対的な滑動によって、機能スペース31
および把手部32のいずれか一方のみを露出させるよう
にしている。
【0030】機能スペース31は、内部ケース3の後端
部において左右方向全域に亘る広い領域として確保さ
れ、様々な装置を設置することが可能となっている。具
体例として、図1に示すように、機能スペース31の中
央部寄りの左右両位置には複数の通気孔61a,…より
なる放熱部61,61が設けられ、この各放熱部61
は、外部ケース2内の各種電子部品23で発生した熱を
各通気孔61aを介して放散できるようになっている。
また、機能スペース31の左右両側端位置には、各放熱
部61の外側に連接する音声出力部としてのスピーカー
62,62が設けられ、この各スピーカー62によって
音声が出力されるようになっている。そして、機能スペ
ース31の中央部分後側寄りには照明部としてのフロン
トライト63が設けられ、このフロントライト63によ
ってメインディスプレイ41全体を照らし、暗い場所で
もより鮮明な画像を表示できるようになっている。更
に、機能スペース31の中央部分前側寄りには、液晶パ
ネルよりなる小画面の補助表示部としてのサブディスプ
レイ64が設けられている。このサブディスプレイ64
には、メインディスプレイ41では表示しきれないメニ
ューなどの情報の他、時計、インジケータ、バッテリー
残量、メールの有無などの様々な情報が表示されるよう
になっている。上記各放熱部61、各スピーカー62、
フロントライト63およびサブディスプレイ64は、外
部ケース2に対し内部ケース3を後側へ相対的に滑動さ
せた際に外部ケース2の後端から露出し、外部ケース2
に対し内部ケース3を前側へ相対的に滑動させた際に外
部ケース2内に遮蔽されるようになっている。
【0031】表示部ケース4は、外部ケース2の長さL
4とほぼ同じ長さL3に形成されている。そして、図5
に示すように、ノートパソコン1の不使用時には、外部
ケース2に対し内部ケース3を後側へ相対的に滑動させ
て機能スペース31を遮蔽した状態で、表示部ケース4
をヒンジ5回りに回動させることによって、表示部ケー
ス4がキーボード21やトラックパッド22を覆う蓋と
して機能するようになっている。このとき、把手部32
は、携帯時に持ちやすいように露出している。
【0032】図6に示すように、把手部32は、内部ケ
ース3前端部の左右両端よりそれぞれ前方へ延びる保持
アーム33,33の前端に連結されている。この左右の
保持アーム33,33間には、外部ケース2内のキーボ
ード21、トラックパッド22および各種電子部品23
が位置し、これらの機器(キーボード21、トラックパ
ッド22および各種電子部品23)が内部ケース3の滑
動時に外内部ケース3と干渉しないようになっている。
更に、各保持アーム33は、差込口24と対応する対応
部分33aの断面形状を細くして干渉しないようにして
いる。この場合、各保持アーム33は、差込口24と対
応する対応部分33aの断面形状を扁平にして干渉しな
いようにしてもよい。
【0033】また、外部ケース2と内部ケース3との間
には、外部ケース2に対する内部ケース3の相対的な滑
動範囲を一定範囲内、つまり機能スペース21を露出さ
せる後側の滑動位置(図1および図3に示す位置)と把
手部32を露出させる前側の滑動位置(図2および図4
に示す位置)との前後の滑動範囲内に制限する制限手段
7を備えている。この制限手段7は、左側の保持アーム
33(図6では手前側)の前部において所定間隔隔てて
それぞれ内方向きに突出する前後一対のストッパピン7
1F,71Rと、この両ストッパピン71F,71R間
に対応する外部ケース2の下面より突設され、外部ケー
ス2に対する内部ケース3の相対的な滑動時に一方のス
トッパピン71F,71Rに対し当接するピン72とを
備えている。そして、内部ケース3は、外部ケース2に
対し前側へ相対的に滑動した際に後側のストッパピン7
1Rが外部ケース2のピン72に当接することでそれ以
上前側への滑動が制限されて前側の滑動位置に位置付け
られる一方、外部ケース2に対し後側へ相対的に滑動し
た際に前側のストッパピン71Fが外部ケース2のピン
72に当接することでそれ以上後側への滑動が制限され
て後側の滑動位置に位置付けられるようになっている。
【0034】従って、本実施形態では、外部ケース2に
対し内部ケース3を後側(表示部ケース4を回動支持す
るヒンジ5側)へ相対的に滑動させた際に内部ケース3
の後部が外部ケース3の後端より露出するようになって
いるので、この内部ケース3の後部付近に、内部で発生
する熱を効率よく外部へ逃がすスペースや、スピーカー
等を装着するスペースなどの機能スペース31を確保す
ることができる。しかも、内部ケース3を外部ケース2
に対し後側へ相対的に滑動させることによって、ノート
パソコン1の使用時に簡単な操作によって機能スペース
31を露出させることができる。
【0035】そして、機能スペース31の中央部寄りの
左右両位置に複数の通気孔61a,…よりなる放熱部6
1,61が設けられているので、外部ケース2内の各種
電子部品23で発生した熱を各通気孔61aを介して円
滑に放散することができる。また、機能スペース31の
左右両側端位置に各放熱部61の外側と連接するスピー
カー62,62が設けられているので、各放熱部61の
空間を有効利用して音質の高い音声を出力することがで
きる。そして、機能スペース31の中央部分後側寄りに
フロントライト63が設けられているので、フロントラ
イト63によるメインディスプレイ41全体の照射によ
って暗い場所でもより鮮明な画像を表示することができ
る。更に、機能スペース31の中央部分前側寄りにサブ
ディスプレイ64が設けられているので、メインディス
プレイ41では表示しきれないメニューなどの情報の
他、時計、インジケータ、バッテリー残量、メールの有
無などの様々な情報を表示することができる。その結
果、ノートパソコン1の使用時に、機能スペース31を
各放熱部61、各スピーカー62、フロントライト63
およびサブディスプレイ64の設置スペースとして有効
利用することができる。しかも、ノートパソコン1の不
使用時には外部ケース2によって各放熱部61、各スピ
ーカー62、フロントライト63およびサブディスプレ
イ64が遮蔽されるので、これらの機器61〜64を簡
単に保護して信頼性の向上を図ることができる。
【0036】一方、内部ケース3は、外部ケース2に対
し前側(ヒンジ5とは反対側)に相対的に滑動させた際
に、その前部が外部ケース2の前端より露出するように
なっているので、内部ケース3を外部ケース2に対し前
側へ相対的に滑動させた際に内部ケース3の機能スペー
ス31(後部付近)が外部ケース2によって遮蔽され、
携帯性に優れたコンパクト化を実践することができる。
【0037】また、内部ケース3前端部の左右両端より
それぞれ前方へ延びる保持アーム33,33の前端に連
結された把手部32は、内部ケース3を後側に滑動させ
たノートパソコン1の使用時に外部ケース2に接近し、
ノートパソコン1の使用時に把手部32が邪魔になるこ
とを防止できる上、広々と使用することができる。一
方、把手部32は、内部ケース3を外部ケース2に対し
前側へ相対的に滑動させた携帯時(ノートパソコン1の
不使用時)にのみ露出し、内部ケース3の前側部分を有
効利用することができ、携帯性を図る上で非常に有利な
ものとなる。
【0038】更に、外部ケース2に対し内部ケース3が
後側へ相対的に滑動した際に前側のストッパピン71F
が外部ケース2のピン72に当接することで機能スペー
ス31を露出させる後側の滑動位置(図1および図3に
示す位置)に内部ケース3を位置付ける一方、外部ケー
ス2に対し内部ケース3が前側へ相対的に滑動した際に
後側のストッパピン71Rが外部ケース2のピン72に
当接することで把手部32を露出させる前側の滑動位置
(図2および図4に示す位置)に内部ケース3を位置付
けるように滑動範囲を制限する制限手段7を備えている
ので、ノートパソコン1の使用時には内部ケース3の機
能スペース31を円滑に露出させることができる一方、
ノートパソコン1の携帯時には内部ケース3の機能スペ
ース31を円滑に遮蔽することができる。しかも、内部
ケース3の滑動時に外部ケース2からの抜け落ちも確実
に防止することができる。
【0039】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、その他種々の変形例を包含している。例
えば、本実施形態では、内部ケース3前端部の左右両端
よりそれぞれ前方へ延びる保持アーム33,33の前端
に把手部32を連結したが、図7に示すように、内部ケ
ース3前端部下端位置の略中央部より前方へ延びるパネ
ル状の保持部材81の前端に、略矩形枠状に形成された
把手部82が連結されるようにしてもよい。この場合、
内部ケース3の前後の滑動範囲を制限する制限手段9
は、保持部材81の略中央に開設された略矩形状の孔部
91と、この孔部91内に対応する外部ケース2の下面
より突設され、内部ケース3の滑動時に孔部91の前縁
または後縁に対し当接するピン92とを備えてなる。
【0040】また、上記実施形態では、表示部ケース4
を閉じて携帯可能な状態に変換する際に内部ケース3を
前側に滑動させて把手部32を露出させるようにした
が、表示部ケースの閉じ動作に連動して外部ケースに対
し内部ケースが前側へ相対的に滑動するように構成され
ていてもよい。具体的には、ヒンジに駆動ギヤを備え、
内部ケースがそのヒンジ駆動ギアを受ける形状とし、受
けたギアの運動を外部ケースに連動させる駆動軸をさら
に備える構成とする。このとき、ノートパソコンの使用
状態から表示部ケースを閉める回転運動を行うと、その
回転運動がヒンジ駆動ギアを介して水平方向の運動に変
換され、その水平方向の運動によって外部ケースが駆動
軸を介して内部ケースに対し後側へ相対的に滑動し、表
示部ケースを閉じたときには把手部のみを露出させるよ
うにすることができる。また、表示部ケースの開き動作
に連動して内部ケースに対し外部ケースが前側へ相対的
に滑動するように構成することも可能である。
【0041】そして、上記実施形態では、機能スペース
31に複数の通気孔61a,…よりなる放熱部61,6
1を設けたが、機能スペースに対応する内部ケース3の
後側部分を熱伝導性の高い素材で放熱部を構成し、外部
ケース内の各種電子部品で発生した熱を放散できるよう
にしてもよい。
【0042】更に、上記実施形態では、内部ケース後端
部の機能スペース31に各放熱部61、各スピーカー6
2、フロントライト63およびサブディスプレイ64を
それぞれ設置したが、各放熱部、各スピーカー、フロン
トライトおよびサブディスプレイの他の機器がどのよう
な組合せで設置されていてもよい。
【0043】さらにまた、上記実施形態では、携帯型情
報処理装置としてノートパソコン1を適用した場合につ
いて述べたが、電子手帳や各種端末装置など携帯可能な
サイズのものであれば、これに限定されるものではな
い。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、以下の
ような効果が発揮される。まず、外部ケースに対し内部
ケースを回動機構側へ相対的に滑動させた際に内部ケー
スの回動機構付近を外部ケースから露出させるようにす
ることで、内部ケースの回動機構付近に機能スペースを
確保することができ、外部ケース一側の面積を広げて広
々と使用することができる上、携帯型情報処理装置の使
用時に簡単な操作によって機能スペースを露出させるこ
とができる。一方、外部ケースに対し内部ケースを反回
動機構側へ相対的に滑動させた際に内部ケースの反回動
機構側部分を外部ケースから露出させることで、携帯型
情報処理装置の不使用時に内部ケースの機能スペースを
外部ケースによって遮蔽でき、携帯性に優れたコンパク
ト化を実践することができる。
【0045】また、外部ケースに対する内部ケースの相
対的な滑動範囲を一定範囲内に制限する制限手段を備え
ることで、携帯型情報処理装置の使用時に内部ケースの
機能スペースを円滑に露出させることができる一方、携
帯型情報処理装置の携帯時に内部ケースの機能スペース
を円滑に遮蔽することができる。
【0046】更に、外部ケースに対し内部ケースを滑動
方向他側へ相対的に滑動させた際に内部ケースの滑動方
向他側の把手部を外部ケースから突出させることで、携
帯型情報処理装置の使用時に把手部を外部ケースに接近
させて広々と使用することができる一方、携帯時にのみ
把手部を露出させて内部ケースの滑動方向他側部分を有
効利用でき、携帯性を図る上で非常に有利なものとな
る。
【0047】特に、内部ケースの滑動方向一側部分に放
熱部を設けることで、携帯型情報処理装置の使用時に内
部で発生する熱を効率よく外部へ逃がす放熱部として機
能スペースを有効利用することができる。しかも、携帯
型情報処理装置の不使用時に外部ケースによって放熱部
を遮蔽し、放熱部を簡単に保護して信頼性の向上を図る
ことができる。
【0048】また、内部ケースの滑動方向一側部分に音
声出力部を設けることで、携帯型情報処理装置の使用時
に音声を出力する音声出力部として機能スペースを有効
利用することができる上、外部ケースに対し内部ケース
を滑動方向一側へ相対的に滑動させる簡単な操作のみで
音声出力部を露出させることができる。しかも、携帯型
情報処理装置の不使用時に外部ケースによって音声出力
部を遮蔽し、音声出力部を簡単に保護して信頼性の向上
を図ることができる。
【0049】そして、内部ケースの滑動方向一側部分に
照明部を設けることで、携帯型情報処理装置の使用時に
表示部に対し光を照射する照明部として機能スペースを
有効利用することができる。しかも、携帯型情報処理装
置の不使用時に外部ケースによって照明部を遮蔽し、照
明部を簡単に保護して信頼性の向上を図ることができ
る。
【0050】更に、内部ケースの滑動方向一側部分に補
助表示部を設けることで、携帯型情報処理装置の使用時
に補助的な表示を行う補助表示部として機能スペースを
有効利用することができる。しかも、携帯型情報処理装
置の不使用時に外部ケースによって補助表示部を遮蔽
し、補助表示部を簡単に保護して信頼性の向上を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わるノート型パーソナル
コンピュータの内部ケースを後側に滑動させた状態を示
す概観図である。
【図2】同ノート型パーソナルコンピュータの内部ケー
スを前側に滑動させた状態を示す概観図である。
【図3】同内部ケースを後側に滑動させた状態でノート
型パーソナルコンピュータを前後方向の切断線により切
断した概略断面図である。
【図4】同内部ケースを前側に滑動させた状態でノート
型パーソナルコンピュータを前後方向の切断線により切
断した概略断面図である。
【図5】同ノート型パーソナルコンピュータの携帯状態
を示す概観図である。
【図6】同内部ケースの概観図である。
【図7】その他の実施形態に係わる内部ケースの概観図
である。
【符号の説明】
2 外部ケース 21 キーボード(入力部) 22 トラックパッド(入力部) 3 内部ケース 31 機能スペース(内部ケースの滑動方向一
側部分) 32 把手部(内部ケースの滑動方向他側部
分) 4 表示部ケース 41 メインディスプレイ(表示部) 5 ヒンジ(回動機構) 61 放熱部 62 スピーカー(音声出力部) 63 フロントライト(照明部) 64 サブディスプレイ(補助表示部) 7,9 制限手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力部が設けられた外部ケースと、 この外部ケース内に滑動可能に支持され、外部ケースに
    対し相対的に滑動する内部ケースと、 表示部が設けられ、上記内部ケースの滑動方向一側に回
    動機構を介して回動自在に支持された表示部ケースとを
    備え、 上記内部ケースは、外部ケースに対し滑動方向一側へ相
    対的に滑動させた際にその滑動方向一側部分が外部ケー
    スから露出する一方、外部ケースに対し滑動方向他側へ
    相対的に滑動させた際にその滑動方向他側部分が外部ケ
    ースから露出するようになっていることを特徴とする携
    帯型情報処理装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の携帯型情報処理装
    置において、 外部ケースに対する内部ケースの相対的な滑動範囲を一
    定範囲内に制限する制限手段を備えていることを特徴と
    する携帯型情報処理装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2に記載の携
    帯型情報処理装置において、 内部ケースの滑動方向他側部分には把手部が設けられて
    おり、 この把手部は、外部ケースに対し内部ケースを滑動方向
    他側へ相対的に滑動させた際に外部ケースから突出する
    ようになっていることを特徴とする携帯型情報処理装
    置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれか1つ
    に記載の携帯型情報処理装置において、 内部ケースの滑動方向一側部分には放熱部が設けられて
    おり、 この放熱部は、外部ケースに対し内部ケースを滑動方向
    一側へ相対的に滑動させた際に外部ケースから露出する
    ようになっていることを特徴とする携帯型情報処理装
    置。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜請求項4のいずれか1つ
    に記載の携帯型情報処理装置において、 内部ケースの滑動方向一側部分には音声出力部が設けら
    れており、 この音声出力部は、外部ケースに対し内部ケースを滑動
    方向一側へ相対的に滑動させた際に外部ケースから露出
    するようになっていることを特徴とする携帯型情報処理
    装置。
  6. 【請求項6】 上記請求項1〜請求項5のいずれか1つ
    に記載の携帯型情報処理装置において、 内部ケースの滑動方向一側部分には照明部が設けられて
    おり、 この照明部は、外部ケースに対し内部ケースを滑動方向
    一側へ相対的に滑動させた際に外部ケースから露出する
    ようになっていることを特徴とする携帯型情報処理装
    置。
  7. 【請求項7】 上記請求項1〜請求項6のいずれか1つ
    に記載の携帯型情報処理装置において、 内部ケースの滑動方向一側部分には補助表示部が設けら
    れており、 この補助表示部は、外部ケースに対し内部ケースを滑動
    方向一側へ相対的に滑動させた際に外部ケースから露出
    するようになっていることを特徴とする携帯型情報処理
    装置。
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