JP2002328741A - 使用権管理方法、使用権管理装置及びその装置での処理をコンピュータに行なわせるためのプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

使用権管理方法、使用権管理装置及びその装置での処理をコンピュータに行なわせるためのプログラムを格納した記憶媒体

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JP2002328741A
JP2002328741A JP2001136477A JP2001136477A JP2002328741A JP 2002328741 A JP2002328741 A JP 2002328741A JP 2001136477 A JP2001136477 A JP 2001136477A JP 2001136477 A JP2001136477 A JP 2001136477A JP 2002328741 A JP2002328741 A JP 2002328741A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、危機発生時において、ソフ
トウェアの使用権の数を拡大する使用権管理方法を提供
することを目的とする。 【解決手段】 本発明の課題は、少なくとも1つ以上の
所定事象の発生時に使用権範囲の拡大が可能となる契約
を締結しているソフトウェアの使用権を管理する使用権
管理方法であって、使用権の使用状況と、使用権範囲と
を示す使用権情報を管理する使用権情報管理手順と、上
記所定事象の発生時に、拡大可能な使用権範囲を示す拡
大可能情報を取得し、取得した拡大可能情報に基づい
て、上記使用権情報管理手順によって管理される使用権
情報を更新する拡大使用権情報取得手順と、上記使用権
情報管理手順によって管理される上記使用権情報に基づ
いて、上記ソフトウェアを実行可能とするソフトウェア
実行手順とを有する使用権管理方法によって達成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、危機発生時におい
て、ソフトウェアの使用権の数を拡大する使用権管理方
法を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ソフトウェアの使用権を管理する
ため、幾つもの使用権管理機構が提案、発表、製品化さ
れてきた。それらは契約された使用権数の管理を目的と
しており、突発的な事象・状況において必要となる使用
権数が変動する場合に柔軟に対応できず、使用権を買い
増すことしかできなかった。
【0003】このような従来の技術に対し、必要使用権
数の変動に対し一時的に対処する方法として使用権を分
割及び移行できる使用権管理方式が提案され商品化され
ている。この技術は、契約済の使用権数を分割すること
によって、使用権の数を変動することを可能とした方式
である。
【0004】一方、ソフトウェアを商品として位置付け
て保険契約をした場合、当所契約に記載された危機状況
が発生した際に、請求及び査定行為が行われて、保険金
が支払われる。また、危機状況が発生した場合、発生直
後に大きな負担が発生することが多いことから、詳細な
査定が行われる前に契約で規定した一時金が支払われ、
詳細な査定後残金が支払われる。ソフトウェアを使用
し、かつ、上記のような保険契約をした契約者は、支払
われた保険金によって必要なソフトウェアの使用権を購
入することができる。
【0005】使用権を管理する従来技術として、例え
ば、ソフトウェアの付加機能の使用権範囲をポイントで
示し、使用量に応じてポイントを減算することによっ
て、必要な時に必要なだけ付加機能を使用できるように
した手法(特開平10−133870号)、ソフトウェ
ア利用者端末から通知されるソフトウェア使用状況をソ
フトウェア管理者側の監視センターにて管理し、所定ラ
イセンス数以上にソフトウェアが実行される場合にはそ
の分のライセンス費用をソフトウェア利用者へ請求する
ようにした手法(特開平2000−305775号)、
及び、ライセンスプログラムの使用可能数以上のライセ
ンスプログラムの使用要求が行なわれた場合、ライセン
スポリシー(ライセンス規約)に基づいて、使用可能数
以上のライセンスの使用を可能とするようにした手法
(特許第3143648号)等があり、使用権の管理を
容易に行なうことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来における使用権管理方法においては、以下に述べる問
題点がある。
【0007】従来の使用権管理方法において、使用権数
を増やすために分割した結果、分割前に比べて使用権の
期間が短くなることから、使用権を買い増す必要が生
じ、年間の使用権予算管理に関する危機回避、購入や契
約手続きの簡素化、回避といった問題にまでは対処でき
ていなかった。
【0008】また、上記従来におけるソフトウェアに対
して保険契約をする方法においては、この保険の仕組み
では金銭的保証であることから、危機状況が発生した場
合、契約者は、購入や契約手続きに関して通常の手順を
踏む必要があり、ソフトウェア使用権の早急な入手に対
して対応できない。また、このようなソフトウェア保険
を提供する保険機関と、ソフトウェア及びその使用権を
販売するソフトウェア販売先が、同一でない場合、契約
者は、保険機関へ危機状況による保険金の支払い要求
と、ソフトウェア版版先への購入手続きを別々で行なわ
なければならない。
【0009】契約者が企業である場合、通常、物品購入
または契約行為を行なう場合、所定の規約に従って手続
きを行なわなければならない。ソフトウェアやその使用
権又はライセンスといった無体物に対しても同様であ
る。
【0010】しかしながら、危機状況下において、対策
に供するものについては、早急さを要する。
【0011】例えば、自然災害発生時には、被災者のた
めの住居及び交通手段等の復旧のために要する工事費用
等を算出する積算システムが必要とされるが、使用権の
拡大を行なうために、組織の規約に従った手続きによっ
て購入や契約を行なうため、時間がかかり、最も早急に
対応しなければならない状況において、時間や労力を要
するという問題があった。
【0012】このような問題に対して、上述の従来技術
(特開平10−133870号、特開平2000−30
5775号及び特許第3143648号)において、緊
急に対策を要するような事象の発生を検知し、事務処理
等による時間や労力を要することなく使用権の範囲を拡
大するような仕組みがない。
【0013】そこで、本発明の課題は、危機発生時にお
いて、ソフトウェアの使用権の数を拡大する使用権管理
方法を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、少なくとも1つ以上の所定事象の発生時
に使用権範囲の拡大が可能となる契約を締結しているソ
フトウェアの使用権を管理する使用権管理方法であっ
て、使用権の使用状況と、使用権範囲とを示す使用権情
報を管理する使用権情報管理手順と、上記所定事象の発
生時に、拡大可能な使用権範囲を示す拡大可能情報を取
得し、取得した拡大可能情報に基づいて、上記使用権情
報管理手順によって管理される使用権情報を更新する拡
大使用権情報取得手順と、上記使用権情報管理手順によ
って管理される上記使用権情報に基づいて、上記ソフト
ウェアを実行可能とするソフトウェア実行手順とを有す
るように構成される。
【0015】このような使用権管理方法では、所定事象
の発生時にソフトウェアの使用権が拡大されるため、ソ
フトウェアの使用権を取得する手続き等を大幅に削減す
ることができる。
【0016】上記使用権範囲は、例えば、使用許諾され
た最大の使用権数、使用可能となる期間等を示す。
【0017】また、上記の課題を解決するため、本発明
は、少なくとも1つ以上の所定事象の発生時に使用権範
囲の拡大が可能となるソフトウェアの使用権に関する契
約内容を示す契約情報を管理する使用権契約管理方法で
あって、契約によって定められた上記事象が発生した場
合に拡大する使用権範囲と、拡大の有効期間とを含む契
約情報を管理する契約情報管理手順と、上記事象の発生
時に、上記契約情報に基づいて、使用権範囲を拡大可能
にする拡大可能情報を生成する拡大可能情報生成手順
と、生成された上記拡大可能情報によって上記ソフトウ
ェアの使用権範囲を拡大する拡大手順とを有するように
構成される。
【0018】このような使用権契約管理方法では、契約
で定められた所定事象が発生した場合、契約情報に基づ
いて、ソフトウェアの使用権範囲を拡大することができ
る拡大可能情報が生成されるため、該ソフトウェアの使
用者は、該拡大可能情報によってソフトウェアの使用権
範囲を簡単に拡大することができる。
【0019】更に、上記の課題を解決するため、本発明
に係る使用権管理方法は、上記ソフトウェアの使用権を
特定する使用権識別子と、該使用権識別子の登録状態を
示す使用権登録情報を管理する管理手順と、上記所定事
象の発生時に、上記使用権登録情報に基づいて上記使用
権識別子が登録されているか否かを判断し、その判断結
果に基づいて、上記ソフトウェアを実行可能とするソフ
トウェア実行手順とを有するように構成することができ
る。
【0020】このような使用権管理方法では、ソフトウ
ェアの使用権を特定する使用権識別子の登録情報に基づ
いて、そのソフトウェアを実行することができるため、
所定事象の発生時において、迅速にソフトウェアを実行
することができる。
【0021】更に、上記の課題を解決するため、本発明
に係る使用権契約管理方法は、上記ソフトウェアの使用
権を特定する使用権識別子と、該使用権識別子の登録状
態を示す使用権登録情報を管理する管理手順と、上記所
定事象の発生時に、登録の確認を問い合わせる登録確認
情報の受信に応じて、該登録確認情報で示される使用権
識別子に対する登録状態を判断し、その判断結果を示す
確認結果情報を返答する登録確認返答手順と、返答され
た上記確認結果情報によって上記ソフトウェアの使用権
範囲を拡大する拡大手順とを有するように構成すること
ができる。
【0022】このような使用権契約管理方法では、ソフ
トウェアの使用権を特定する使用権識別子の登録状態の
判断結果に基づいて、受信した登録確認情報に対応する
端末によるソフトウェアの実行を可能とする使用権範囲
を拡大することができる。
【0023】上記課題を解決するための手段として、本
発明は、上記使用権管理方法による処理を実現する使用
権管理装置、及び、上記使用権管理装置による処理をコ
ンピュータに行なわせるためのプログラムを記憶した記
憶媒体とすることもできる。
【0024】上記課題を解決するための手段として、本
発明は、上記使用権契約管理方法による処理を実現する
使用権契約管理装置、及び、上記使用権契約管理装置に
よる処理をコンピュータに行なわせるためのプログラム
を記憶した記憶媒体とすることもできる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 [実施例1]本発明の第一実施例に係る使用権拡大方法
が適用された使用権拡大システムは、例えば、図1に示
すようなシステムを構成する。
【0026】図1は、使用権管理システムの第一の機能
構成例を示す図である。
【0027】図1において、使用権管理システム100
0は、ソフトウェアを使用するユーザ30によって使用
されるソフトウェア使用権管理装置100と、ソフトウ
ェア使用権に関する契約をユーザ30との間で締結する
使用権提供者50によって使用されるソフトウェア契約
管理装置500とで構成される。
【0028】ソフトウェア使用権管理装置100は、ソ
フトウェア102と、使用権要求処理部103と、使用
権照合処理部104と、使用権管理処理部105と、符
号入力処理部110と、符号復元処理部111とを有す
る。
【0029】ソフトウェア102は、ユーザ30による
実行要求に基づいて、使用権要求処理部103を起動
し、使用権の要求を行なう。
【0030】使用権要求処理部103は、ソフトウェア
102からの使用権の要求に応じて、使用権照合処理部
104に対して使用権の取得を要求する。又は、使用権
要求処理部103は、使用権照合処理部104に対して
使用権の解放を要求する。
【0031】使用権照合処理部104は、使用権要求処
理部103からの要求に基づいて、使用権管理処理部1
05で管理される使用権に関する使用権情報テーブルを
検索して、使用権の照合を行なう。
【0032】使用権管理処理部105は、使用権照合処
理部104からの検索指示に応じて、使用権情報テーブ
ルを検索し、検索された使用権情報テーブルを使用権照
合処理部104へ提供する。
【0033】符号入力処理部110は、ユーザ30から
の使用権を拡大するための符号の入力に応じて、入力さ
れた符号を符号復元処理部111に提供する。
【0034】符号復元処理部111は、符号入力処理部
110から提供された符号を復元し、復元した符号に基
づいて、使用権管理処理部105によって検索された使
用権情報テーブルを更新する。
【0035】ソフトウェア契約管理装置500は、契約
照会処理部507と、契約管理処理部508と、拡大使
用権符号化処理部509とを有する。
【0036】契約照会処理部507は、使用権提供者5
0による使用権の符号化要求に応じて、契約管理処理部
508から該使用権の符号化要求に対応する契約を示す
契約情報を検索し、検索結果に基づいて、拡大使用権符
号化処理部509に検索された使用権の有効期間及び使
用権の増加数等を有する契約情報を識別符号に変換させ
る。
【0037】契約管理処理部508は、契約照会処理部
507による使用権の符号化要求に基づく検索要求に応
じて、対応する契約情報を検索して、その検索結果を契
約紹介処理部507に通知する。
【0038】拡大使用権符号化処理部509は、契約照
会処理部507による契約情報に基づいた符号化要求に
応じて、該契約情報を識別符号に変換し、変換された識
別符号を契約紹介処理部507に通知する。
【0039】本発明の第一実施例に係る使用権拡大シス
テム1000を構成するソフトウェア使用権管理装置1
00のハードウェア構成は、例えば、図2に示すように
なっている。
【0040】図2において、このソフトウェア使用権管
理装置100は、コンピュータ装置であって、CPU
(中央演算処理ユニット)11、メモリユニット12、
出力ユニット13、入力ユニット14、表示ユニット1
5、補助記憶装置16、CD−ROMドライブユニット
17及び通信ユニット18を有している。これらの各ユ
ニット11、12、13、14、15、16、17及び
通信ユニット18は、バスBに接続されている。
【0041】CPU11は、メモリユニット12に格納
されたプログラムに従って当該使用権拡大システムを制
御すると共に、後述するような使用権拡大システム10
00での処理を行う。メモリユニット12は、RAM及
びROMにて構成され、CPU11にて実行されるプロ
グラム、CPU11での処理に必要なデータ、CPU1
1での処理にて得られたデータ等を格納する。また、メ
モリユニット12の一部の領域が、CPU11での処理
に利用されるワークエリアとして割り付けられている。
【0042】出力ユニット13は、プリンター等を有
し、処理結果或いは指定された情報を出力する。入力ユ
ニット14は、マウス、キーボード等を有し、利用者が
後述するような使用権拡大システム1000での処理を
行なうための登録や登録したデータの変更等、必要な各
種情報を入力するために用いられる。表示ユニット15
は、CPU11の制御のもとに利用者に必要な各種情報
を表示する。
【0043】補助記憶装置16は、例えば、ハードディ
スクユニットにて構成され、各種ファイル、プログラム
を格納する。
【0044】使用権拡大システム1000での処理に係
るプログラムは、例えば、CD−ROM20によって当
該システムに提供される。即ち、使用権拡大システムで
の処理に係るプログラムが保存されたCD−ROM20
がCD−ROMドライブユニット17にセットされる
と、CD−ROMドライブユニット17がCD−ROM
20から当該プログラムを読み出し、その読み出された
プログラムがバスBを介して補助記憶装置16にインス
トールされる。そして、この使用権拡大システムでの処
理が起動されると、補助記憶装置16にインストールさ
れた当該プログラムに従ってCPU11がその処理を開
始する。尚、当該プログラムを格納する媒体としてCD
−ROM20に限定するものではなく、コンピュータが
読み取り可能な媒体であればよい。
【0045】また、本発明の第一実施例に係る使用権拡
大システム1000を構成するソフトウェア契約管理装
置500のハードウェア構成も同様に、図2に示すよう
になっている。
【0046】次に、ソフトウェア使用権管理装置100
での使用権照合処理について説明する。
【0047】図3は、使用権照合処理を説明するフロー
チャート図である。図3において、ユーザ30がソフト
ウェア102を起動すると、ソフトウェア102が使用
権要求処理部103を起動し、使用権の要求を行なう
(S100)。
【0048】使用権照合処理部104は、使用権管理処
理部105を検索し(S101)、実行当日で有効なソ
フトウェア102の同時実行最大ユーザ数と実行中のユ
ーザ数の差より求められる空使用権数の値により使用可
能な空使用権があるか否かを判断する(S102)。空
使用権がある場合、使用権を獲得して(S103)、ソ
フトウェア102が使用許可される(S104)。空使
用権がない場合、ソフトウェア102の使用が不許可と
なり(S105)、ユーザ30によるソフトウェア10
2の使用が禁止される。
【0049】ユーザ30と使用権提供者50との間で締
結された契約事項に記載される1つ又は複数の事象が発
生した際に使用権を拡大する使用権拡大処理について説
明する。
【0050】先ず、使用権提供者50は、契約照会処理
部507に拡大使用権の符号化を要求する。契約照会処
理部507は、契約管理処理部508から当該契約の情
報を検索し、その検索結果に基づいて、拡大使用権符号
化処理部509を用いて当該契約情報を識別符号に変換
する。契約照会処理部507は、変換された識別符号を
出力する。使用権提供者50は、出力された識別符号を
ユーザ30に伝える。
【0051】次に、ユーザ30側での使用権拡大処理に
ついて説明する。
【0052】図4は、使用権拡大処理について説明する
フローチャート図である。図4において、ユーザ30に
よって受け取った符号を符号入力処理部110に入力さ
れた識別符号は、符号復元処理部111によって復元さ
れ、使用権を拡大するライセンスソフトウェア名、期
間、数等の情報を取得する(S110)。
【0053】符号復元処理部111は、復元された情報
が正しい情報、つまり、復元された情報が必要な情報を
含んでいるか否かを判断する(S111)。正しい情報
でなかった場合、更新を不許可としユーザ30によるソ
フトウェア102の使用を禁止する。
【0054】一方、正しい情報であった場合、符号復元
処理部111は、使用権管理処理部105を検索し(S
112)、使用権管理処理部105で管理される使用権
情報を更新する。先ず、ソフトウェア102の現在の使
用権情報を検索して、拡大期間開始日の前日を有効期間
終了日に設定し、データを更新する(S113)。続け
て、符号復元処理部111は、拡大期間中のデータを追
加する(S114)。更に、拡大期間終了日の翌日から
終了日未設定とする元の使用権数のデータを追加する
(S115)。
【0055】上記処理によって、使用権要求装置103
が起動し、使用権の要求が行なわれた場合、当該期間内
で有効な拡大された使用権数の基で、空使用権が計算さ
れる。
【0056】ソフトウェア使用権管理装置100の使用
権管理処理部105で管理される使用権情報テーブル
は、例えば、図5に示されるように構成される。
【0057】図5は、使用権情報テーブルの構成例を示
す図である。図5において、使用権情報テーブル120
は、使用権許諾されたソフトウェア名称を示すライセン
スソフトウェアと、ソフトウェアの使用が有効な期間の
開始を示す有効期限開始と、ソフトウェアの使用が有効
な期間の終了を示す有効期限終了と、ソフトウェアが同
時に実行可能な最大ユーザ数を示す同時実行最大ユーザ
数と、ソフトウェアを実行中のユーザ数を示す実行中ユ
ーザ数と、使用可能な空使用権の数を示す空使用権数等
の項目を有する。
【0058】使用権情報テーブル120において、例え
ば、ライセンスソフトウェアには「LS1」のように示
され、有効期限開始及び有効期限終了を示す日付には、
「YYYYMMDD」(YYYYは西暦、MMは月、D
Dは日を示す)のように示される。また、同時実行最大
ユーザ数として「5」が設定され、かつ、実行中ユーザ
数が「3」の場合、空使用件数は「2」のように示され
る。
【0059】このように、使用権情報テーブル120を
構成することによって、使用権拡大の有効期間が終了し
た場合に、本来の使用権数へ自動的に戻ることができ
る。 [実施例2]契約条項を満たす状況が発生した場合、ユ
ーザ30へ通知するようにした使用権管理システムにつ
いて説明する。
【0060】図6は、使用権管理システムの第二の機能
構成例を示す図である。図6中、図1と同一機能構成部
分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0061】図6において、使用権管理システム120
0は、ソフトウェアを使用するユーザ30によって使用
されるソフトウェア使用権管理装置130と、ソフトウ
ェア使用権に関する契約をユーザ30との間で締結する
使用権提供者50によって使用されるソフトウェア契約
管理装置500とで構成される。
【0062】ソフトウェア使用権管理装置130のハー
ドウェアは、ソフトウェア使用権管理装置100のハー
ドウェアと同様に、図2に示すように構成される。
【0063】ソフトウェア使用権管理装置130は、ソ
フトウェア102と、使用権要求処理部103と、使用
権照合処理部104と、使用権管理処理部105と、符
号入力処理部110と、符号復元処理部111と、通知
出力処理部131と、トリガー処理部132とを有す
る。
【0064】通知出力処理部131は、トリガー処理部
132から事象の通知があった場合、図2に示す表示ユ
ニット15に契約条項に示される事象が発生したことを
表示してユーザ30に通知する。
【0065】トリガー処理部132は、契約された1つ
または複数の事象が発生した場合、その事象を検出して
通知出力処理部131に通知する。
【0066】ソフトウェア契約管理装置500は、契約
照会処理部507と、契約管理処理部508と、拡大使
用権符号化処理部509とを有する。各処理部の機能
は、図1に示されるソフトウェア契約管理装置500で
の各処理部と同様である。
【0067】上記第二実施例において、図4にて説明し
た使用権拡大処理を実行することによって、第一実施例
同様に使用権を拡大することができる。
【0068】また、第一実施例同様に、図5に示される
使用権情報テーブル120が使用され、使用権拡大の有
効期間が終了した場合に、本来の使用権数へ自動的に戻
ることができる。 [実施例3]契約条項を満たす状況が発生した場合、使
用権提供者50へ通知するようにした使用権管理システ
ムの例について説明する。
【0069】図7は、使用権管理システムの第三の機能
構成例を示す図である。図7中、図1と同一機能構成部
分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0070】図7において、使用権管理システム130
0は、ソフトウェアを使用するユーザ30によって使用
されるソフトウェア使用権管理装置140と、ソフトウ
ェア使用権に関する契約をユーザ30との間で締結する
使用権提供者50によって使用されるソフトウェア契約
管理装置510とで構成される。
【0071】ソフトウェア使用権管理装置140及びソ
フトウェア契約管理装置510のハードウェアは、ソフ
トウェア使用権管理装置100及びソフトウェア契約管
理装置500のハードウェアと同様に、図2に示すよう
に構成される。
【0072】ソフトウェア使用権管理装置140は、ソ
フトウェア102と、使用権要求処理部103と、使用
権照合処理部104と、使用権管理処理部105と、符
号入力処理部110と、符号復元処理部111と、トリ
ガー処理部142とを有する。
【0073】トリガー処理部142は、契約された1つ
または複数の事象が発生した場合、その事象を検出し
て、ソフトウェア契約管理装置510に備えられた通知
出力装置511に通知する。
【0074】ソフトウェア契約管理装置510は、契約
照会処理部507と、契約管理処理部508と、拡大使
用権符号化処理部509と、通知出力処理部511とを
有する。
【0075】通知出力処理部511は、ソフトウェア使
用権管理装置140のトリガー処理部142から事象発
生の通知を受信すると、契約条項に基づく事象が発生し
たことを表示ユニット15に表示させて、使用権提供者
50に通知する。
【0076】通知出力処理部511によって表示された
情報に基づいて、使用権提供者50は、契約照会処理部
507に拡大使用権の符号化を要求する。契約照会処理
部507は、契約管理処理部508から対応する契約に
関する契約情報を検索し、契約情報を識別符号に変換す
るモジュールとして実装される拡大使用権符号化処理部
509を用いて該契約情報を識別符号に変換し、出力す
る。使用権提供者50は出力された符号をユーザ30に
伝える。
【0077】上記第三実施例において、図4にて説明し
た使用権拡大処理を実行することによって、第一実施例
同様に使用権を拡大することができる。
【0078】また、第一実施例同様に、図5に示される
使用権情報テーブル120が使用され、使用権拡大の有
効期間が終了した場合に、本来の使用権数へ自動的に戻
ることができる。 [実施例4]契約条項を満たす状況が発生した場合、ソ
フトウェア契約管理装置を介してユーザ30へ通知する
ようにした使用権管理システムの例について説明する。
【0079】図8は、使用権管理システムの第四の機能
構成例を示す図である。図8中、図7と同一機能構成部
分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0080】図8において、使用権管理システム140
0は、ソフトウェアを使用するユーザ30によって使用
されるソフトウェア使用権管理装置150と、ユーザ3
0との間で締結されたソフトウェア使用権に関する契約
を管理するソフトウェア契約管理装置520とで構成さ
れる。
【0081】ソフトウェア使用権管理装置150及びソ
フトウェア契約管理装置520のハードウェアは、ソフ
トウェア使用権管理装置100及びソフトウェア契約管
理装置500のハードウェアと同様に、図2に示すよう
に構成される。
【0082】ソフトウェア使用権管理装置150は、ソ
フトウェア102と、使用権要求処理部103と、使用
権照合処理部104と、使用権管理処理部105と、符
号入力処理部110と、符号復元処理部111と、トリ
ガー処理部152とを有する。
【0083】トリガー処理部152は、契約された1つ
または複数の事象が発生した場合、その事象を検出し
て、ソフトウェア契約管理装置520の使用権拡大要求
受付処理部528に通知する。
【0084】ソフトウェア契約管理装置520は、使用
権拡大要求受付処理部528と、契約管理処理部508
と、拡大使用権符号化処理部509とを有する。
【0085】使用権拡大要求受付処理部528は、トリ
ガー処理部152から事象発生の通知を受信すると、契
約管理処理部508から対応する契約に関する契約情報
を検索し、契約情報を識別符号に変換するモジュールと
して実装される拡大使用権符号化処理部509を用いて
該契約情報を識別符号に変換し、変換された識別符号を
ユーザ30に通知する。
【0086】上記第四実施例において、図4にて説明し
た使用権拡大処理を実行することによって、第一実施例
同様に使用権を拡大することができる。
【0087】また、第一実施例同様に、図5に示される
使用権情報テーブル120が使用され、使用権拡大の有
効期間が終了した場合に、本来の使用権数へ自動的に戻
ることができる。 [実施例5]使用権提供者50又はソフトウェア契約管
理装置がソフトウェア使用権管理装置へアクセス可能な
場合、ユーザ30が特別な操作を行なわなくても使用権
の拡大を行なうことができる使用権管理システムについ
て説明する。
【0088】図9は、使用権管理システムの第五の機能
構成例を示す図である。図9中、図1と同一機能構成部
分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0089】図9において、使用権管理システム150
0は、ソフトウェアを使用するユーザ30によって使用
されるソフトウェア使用権管理装置160と、ソフトウ
ェア使用権に関する契約をユーザ30との間で締結する
使用権提供者50によって使用されるソフトウェア契約
管理装置530とで構成される。
【0090】ソフトウェア使用権管理装置160及びソ
フトウェア契約管理装置530のハードウェアは、ソフ
トウェア使用権管理装置100及びソフトウェア契約管
理装置500のハードウェアと同様に、図2に示すよう
に構成される。
【0091】ソフトウェア使用権管理装置160は、ソ
フトウェア102と、使用権要求処理部103と、使用
権照合処理部164と、使用権管理処理部105と、拡
大使用権管理処理部162とを有する。
【0092】使用権照合処理部164は、使用権要求処
理部103から使用権の取得要求を受け、かつ、使用権
管理処理部105によって検索された使用権情報テーブ
ルに基づいて、ソフトウェア102に対応する使用権を
取得できなかった場合、拡大使用権管理処理部162を
検索して、空き拡大使用権を取得する。
【0093】拡大使用権管理処理部162は、追加され
た拡大使用権に関する情報を管理する。拡大使用権管理
処理部162は、例えば、ネットワークを介して送信さ
れる使用権提供者50側のソフトウェア契約管理装置5
30から拡大使用権に関する情報を受信すると、その拡
大使用権情報を追加する。
【0094】ソフトウェア契約管理装置530は、契約
照会処理部537と、契約管理処理部508とを有す
る。
【0095】契約照会処理部537は、使用権提供者5
0による使用権拡大指示に応じて、契約管理処理部50
8から対応する契約情報を検索して、追加が可能な場
合、拡大使用権管理処理部162に拡大使用権の情報を
追加する。例えば、契約照会処理部537は、通信ユニ
ット18からネットワーク等を介して、拡大使用権情報
を拡大使用権管理処理部162に提供する。
【0096】上記第五の機能構成例において、ユーザ3
0は、拡大使用権を取得するための操作を行なう必要が
ない。
【0097】次に、第五の機能構成における使用権の獲
得処理について説明する。
【0098】図10は、第五の機能構成における使用権
の獲得処理を説明するフローチャート図である。
【0099】図10において、ユーザ30がソフトウェ
ア102起動すると、ソフトウェア2が使用権要求処理
部103を起動し、使用権の要求を行なう(S20
0)。
【0100】使用権照合処理部164は使用権管理処理
部105を検索し(S201)、実行当日で有効な当該
ソフトウェア102の同時実行最大ユーザ数と実行中の
ユーザ数の差より求められる空使用権数の値により使用
可能な空使用権があるか否かを判断する(S202)。
空使用権がある場合、使用権を獲得したことが使用権要
求処理部103に通知される(S203)。使用権要求
処理部103は、ソフトウェア102の使用を許可する
(S204)。
【0101】一方、空使用権がない場合、使用権照合処
理部164は、更に、拡大使用権管理処理部162を検
索し(S220)、実行当日で有効なソフトウェア10
2の拡大使用権情報があり、同時実行最大ユーザ数と実
行中のユーザ数の差より求められる空使用権数の値によ
り使用可能な空使用権があるか否かを判断する(S22
1)。空使用権がある場合、拡大使用権を獲得し、使用
権要求処理部103に通知する(S222)。使用権要
求処理部103によって、ソフトウェア102の使用が
許可される(S204)。一方、空き使用権がない場
合、ソフトウェア102の使用が禁止される(S20
5)。
【0102】図11は、第五の機能構成における使用権
情報テーブルの例を示す図である。図11において、使
用権情報テーブル165は、ライセンスソフトウェア使
用権許諾されたソフトウェア名称を示すライセンスソフ
トウェアと、ソフトウェアが同時に実行可能な最大ユー
ザ数を示す同時実行最大ユーザ数と、ソフトウェアを実
行中のユーザ数を示す実行中ユーザ数と、使用可能な空
使用権の数を示す空使用権数等の項目を有する。
【0103】使用権情報テーブル165において、例え
ば、ライセンスソフトウェアには「LS1」のように示
される。また、同時実行最大ユーザ数として「5」が設
定され、かつ、実行中ユーザ数が「3」の場合、空使用
件数は「2」のように示される。
【0104】図12は、第五の機能構成における拡大使
用権情報テーブルの例を示す図である。図12におい
て、拡大使用権情報テーブル166は、使用権許諾され
たソフトウェア名称を示すライセンスソフトウェアと、
拡大使用権を利用した回数を示す拡大回数と、有効な拡
大使用権数と、ソフトウェアの使用が有効な期間の終了
を示す有効期限終了と、ソフトウェアを実行中のユーザ
数を示す実行中ユーザ数と、使用可能な空使用権の数を
示す空使用権数等の項目を有する。
【0105】拡大使用権情報テーブル166において、
ライセンスソフトウェア「LS1」は、拡大使用権を拡
大回数「1」回利用し、有効期限終了まで拡大使用件数
「90」が有効であることが示される。また、実行ユー
ザ数は「0」ユーザであって、空使用権数が「90」あ
ることが示される。有効期限終了を示す日付には、「Y
YYYMMDD」(YYYYは西暦、MMは月、DDは
日を示す)のように示される。 [実施例6]ソフトウェア契約管理装置がソフトウェア
使用権管理装置へアクセス可能な場合であって、契約条
項を満たす状況の発生を該ソフトウェア契約管理装置へ
通知するようにした使用権管理システムについて説明す
る。
【0106】図13は、使用権管理システムの第六の機
能構成例を示す図である。図13中、図8及び図9と同
一機能構成部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。
【0107】図13において、使用権管理システム16
00は、ソフトウェアを使用するユーザ30によって使
用されるソフトウェア使用権管理装置170と、ユーザ
30との間で締結されたソフトウェア使用権に関する契
約を管理するソフトウェア契約管理装置540とで構成
される。
【0108】ソフトウェア使用権管理装置170及びソ
フトウェア契約管理装置540のハードウェアは、ソフ
トウェア使用権管理装置100及びソフトウェア契約管
理装置500のハードウェアと同様に、図2に示すよう
に構成される。
【0109】ソフトウェア使用権管理装置170は、ソ
フトウェア102と、使用権要求処理部103と、使用
権照合処理部164と、使用権管理処理部105と、拡
大使用権管理処理部162と、トリガー処理部152と
を有する。
【0110】ソフトウェア契約管理装置540は、使用
権拡大要求受付処理部548と、契約管理処理部508
とを有する。
【0111】第六の機能構成例において、トリガー処理
部152は、契約された1つまたは複数の事象が発生し
た場合、その事象を検出して、ソフトウェア契約管理装
置540の使用権拡大要求受付処理部548に通知す
る。例えば、トリガー処理部152は、ソフトウェア使
用権管理装置170の通信ユニット18からネットワー
ク等を介して、事象発生を使用権拡大要求受付処理部5
48に通知する。
【0112】使用権拡大要求受付処理部548は、トリ
ガー処理部152から事象発生通知を受信すると、契約
管理処理部508から対応する契約情報を検索して、追
加が可能な場合、ソフトウェア使用権管理装置170の
拡大使用権管理処理部162に拡大使用権の情報を追加
する。例えば、使用権拡大要求受付処理部548は、ソ
フトウェア契約管理装置540の通信ユニット18から
ネットワーク等を介して、拡大使用権情報を拡大使用権
管理処理部162に提供する。
【0113】よって、ユーザ30側のソフトウェア使用
権管理装置170の使用権要求装置103が起動して、
使用権の要求を行なった場合、拡大使用権管理処理部1
62から期間内で有効な拡大使用権情報が検索される。
期間内で有効な拡大使用権情報が検索された場合、拡大
使用権の使用件数及び空き使用権が計算され、拡大使用
権情報テーブル166が更新される。
【0114】第六実施例において、契約条項を満たす状
況の発生から使用権を拡大までの処理が自動的に行われ
る。 [実施例7]契約時に、使用権拡大を可能とする識別情
報を使用権管理処理部に設定することによって、契約さ
れた1つまたは複数の事象が発生した場合、この識別情
報によって使用権の拡大が行われるように構成すること
ができる。
【0115】図14は、使用権管理システムの第七の機
能構成例を示す図である。図14中、図1と同一機能構
成部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0116】図14において、使用権管理システム17
00は、ソフトウェアを使用するユーザ30によって使
用されるソフトウェア使用権管理装置180と、ソフト
ウェア使用権に関する契約をユーザ30との間で締結す
る使用権提供者50によって使用されるソフトウェア契
約管理装置550とで構成される。
【0117】ソフトウェア使用権管理装置180及びソ
フトウェア契約管理装置550のハードウェアは、ソフ
トウェア使用権管理装置100及びソフトウェア契約管
理装置500のハードウェアと同様に、図2に示すよう
に構成される。
【0118】ソフトウェア使用権管理装置180は、ソ
フトウェア102と、使用権要求処理部103と、使用
権照合処理部104と、使用権管理処理部105と、使
用権入力処理部185と、識別入力処理部186と、識
別照合使用権情報更新処理部187とを有する。
【0119】ソフトウェア契約管理装置550は、使用
権情報作成処理部551と、識別生成処理部552と、
契約照会処理部557と、契約管理処理部508とを有
する。
【0120】ユーザ30がソフトウェア102の導入時
若しくは使用権の追加購入に際して、使用権提供者50
は、使用権情報作成処理部551に対して契約情報の入
力を行なう。
【0121】使用権情報作成処理部551は、識別生成
処理部552に対し契約固有の識別情報の生成を依頼す
る。
【0122】識別生成処理部552は、固有の識別情報
を生成し、使用権情報作成処理部551に生成した識別
情報を返す。
【0123】使用権情報作成処理部551は、入力され
た契約情報と識別生成処理部552から通知された識別
情報を契約管理処理部508に格納する。使用権情報作
成処理部551は、当該識別情報から使用権情報を編集
し、出力する。
【0124】使用権提供者50は、出力された使用権情
報をユーザ30に通知する。ユーザ30は、使用権入力
処理部185に通知された使用権情報を入力する。使用
権入力処理部185は、入力された使用権情報を使用権
管理処理部105に格納して管理させる。
【0125】図15は、第七の機能構成における使用権
照合処理を説明するフローチャート図である。図15に
おいて、ユーザ30がソフトウェア102を起動する
と、ソフトウェア102が使用権要求処理部103を起
動し、使用権の要求を行なう(S300)。
【0126】使用権照合処理部104は、使用権管理処
理部105を検索し(S301)、実行当日で有効なソ
フトウェア102の同時実行最大ユーザ数と実行中のユ
ーザ数の差より求められる空使用権数の値によって、使
用可能な空使用権があるか否かを判断する(S30
2)。使用可能な空使用権がある場合、使用権を獲得し
たことが使用権要求処理部103に通知される(S20
3)。使用権要求処理部103は、ソフトウェア102
の使用を許可する(S204)。
【0127】一方、空使用権がない場合、ソフトウェア
102の使用が不許可となり(S105)、ユーザ30
によるソフトウェア102の使用が禁止される。
【0128】契約された1つまたは複数の事象が発生し
た場合の処理について説明する。
【0129】図16は、第七の機能構成における事象発
生時の処理について説明するフローチャート図である。
図16において、契約された1つまたは複数の事象が発
生すると、使用権提供者50は、契約照会処理部557
に当該契約の内容表示を指示する。契約照会処理部55
7は、契約管理処理部508を検索して、識別情報を含
む契約情報を表示ユニット16に表示させる。使用権提
供者50は、識別情報をユーザ30に通知する。ユーザ
30は、使用権提供者50から通知された識別情報を識
別入力処理部186に入力する(S330)。
【0130】識別入力処理部186は、入力された識別
情報を識別照合使用権情報更新処理部187に通知す
る。識別照合使用権情報更新処理部187は、使用権管
理処理部105からソフトウェア102に関する使用権
情報を検索し(S331)、入力された識別情報が正し
いかを照合する(S332)。不正な場合は、拡大使用
権の使用を不許可とする(S334)。
【0131】一方、識別情報が正しいと判定した場合、
識別照合使用権情報更新処理部187は、使用権拡大数
を同時実行最大ユーザ数に加え、拡大済みを示す所定の
識別情報に変更して、使用権管理処理部105のソフト
ウェア102に関する使用権情報を更新する(S33
3)。
【0132】よって、使用権要求処理部103が起動
し、使用権の要求を行なって拡大された使用権数を取得
した場合、空使用権が計算される。
【0133】図17は、第七の機能構成における拡大使
用権情報テーブルの例を示す図である。図17におい
て、使用権管理処理部105によって管理される拡大使
用権情報テーブル189は、使用権許諾されたソフトウ
ェア名称を示すライセンスソフトウェアと、利用可能な
ユーザを特定するユーザ識別子を示すユーザと、ソフト
ウェアが同時に実行可能な最大ユーザ数を示す同時実行
最大ユーザ数と、ソフトウェアを実行中のユーザ数を示
す実行中ユーザ数と、使用可能な空使用権の数を示す空
使用権数と、使用権拡大を有効とする識別情報と、可能
な拡大使用権数等の項目を有する。
【0134】使用権情報テーブル189において、例え
ば、ライセンスソフトウェア「LS1」は、ユーザ「U
1」、「U2」、...「Un」で特定されるユーザに
よって使用可能であることを示している。また、同時実
行最大ユーザ数は「5」ユーザであり、実行中ユーザ数
は「3」で、空使用権数は「2」であることが示され
る。更に、識別情報「XXXXX」が照合の結果、正し
い識別情報である場合、拡大使用権数「90」が同時実
行最大ユーザ数「5」に加えられ「95」ユーザまでラ
イセンスソフトウェア「LS1」の使用が可能となる。
【0135】上記第七実施例において、契約時に、使用
権拡大を可能とする識別情報を使用権管理処理部に設定
することによって、契約された1つまたは複数の事象が
発生した場合、この識別情報によって使用権の拡大が行
われるように構成することができるため、使用権拡大の
有効期間を設定しなくても、ソフトウェア102の使用
を止めるまで拡大した使用権分の使用を可能にするよう
な契約を実現することができる。 [実施例8]ソフトウェア102の導入時に使用権番号
を用い、ソフトウェア使用権管理装置から、導入時また
は初回起動時に使用権提供者60のソフトウェア契約管
理装置に使用権番号を登録し、契約された1つまたは複
数の事象が発生した場合に使用権を拡大するようにした
使用権管理システムについて説明する。
【0136】図18は、使用権管理システムの第八の機
能構成例を示す図である。図18中、図1と同一機能構
成部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0137】図18において、使用権管理システム18
00は、ソフトウェアを使用するユーザ30によって使
用されるソフトウェア使用権管理装置190と、ソフト
ウェア使用権に関する契約をユーザ30との間で締結す
る使用権提供者50によって使用されるソフトウェア契
約管理装置560とで構成される。
【0138】ソフトウェア使用権管理装置190及びソ
フトウェア契約管理装置560のハードウェアは、ソフ
トウェア使用権管理装置100及びソフトウェア契約管
理装置500のハードウェアと同様に、図2に示すよう
に構成される。
【0139】ソフトウェア使用権管理装置190は、ソ
フトウェア102と、トリガー処理部152と、使用権
確認処理部194と、使用権番号入力処理部199と、
使用権番号管理処理部200とを有する。
【0140】ソフトウェア契約管理装置560は、契約
管理処理部508と、使用権番号確認処理部561と、
使用権番号使用状況管理部562と、使用権番号取得処
理部563と、契約情報入力処理部570と、使用権拡
大要求受付処理部578とを有する。
【0141】ユーザ102が当該ソフトウェアの導入時
若しくは使用権の追加購入の際、使用権提供者50は、
契約情報入力処理部570に対して契約情報の入力を行
う。
【0142】契約情報入力処理部570は、契約内容を
契約管理処理部508に登録すると同時に、ソフトウェ
ア102の交付未了使用権番号の取得を、使用権番号取
得処理部563に依頼する。
【0143】使用権番号取得処理部563は、使用権番
号使用状況管理処理部562を検索して、ソフトウェア
102の交付未了使用権番号を取得し、使用権番号使用
状況管理処理部562の当該使用権番号の交付済フラグ
を更新する。
【0144】使用権番号取得処理部563が、取得した
使用権番号を契約情報入力処理部570に通知すると、
契約情報入力処理部570は、当該使用権番号を使用権
提供者50に出力する。
【0145】使用権提供者50は、出力された使用権番
号をユーザ30に通知する。
【0146】ユーザ30は、ソフトウェア102を端末
にインストールする際、通知された使用権番号を使用権
番号入力処理部199に入力する。使用権番号入力処理
部199は、入力された使用権番号を使用権番号管理処
理部200に格納して管理する。
【0147】図19は、第八の機能構成における使用権
の照合処理について説明するフローチャートである。図
19において、ユーザ30がソフトウェア102を起動
すると、ソフトウェア102が使用権確認処理部194
を起動し、使用権の要求を行なう(S410)。
【0148】使用権確認処理部194は、使用権番号管
理処理部200を検索し、ソフトウェア102の登録確
認フラグを取得する。更に、使用権確認処理部194
は、登録確認フラグが確認済かを判断する(S41
1)。確認済の場合、ソフトウェア102の使用を許可
する(S416)。
【0149】一方、ステップS411での判断処理にて
ソフトウェア102の登録確認フラグが未確認の場合、
使用権確認処理部194はネットワークを介して、ソフ
トウェア契約管理装置560の使用権番号確認処理部5
61に対して当該使用権番号の登録要求を行う(S41
2)。
【0150】登録が正常に行われた場合、使用権確認処
理部194は、使用権番号管理処理部200の登録確認
フラグを登録済に更新し(S414)、ソフトウェア1
02の使用が許可される(S416)。
【0151】登録が正常に行われなかった場合、ソフト
ウェア102の使用が禁止される(S415)。
【0152】図20は、第八の機能構成における使用権
番号の登録処理について説明するフローチャート図であ
る。図19のステップS411での判断処理にて、ソフ
トウェア102の登録確認フラグが未確認の場合、使用
権確認処理部194は、ソフトウェア契約管理装置56
0側の使用権番号確認処理561に対して、使用権番号
の登録要求を行なう(S401)。
【0153】使用権番号確認処理部561は、使用権番
号使用状況管理処理部562を検索し(S402)、当
該使用権番号が存在するか否かを判断する(S40
3)。当該使用権番号が存在しない場合、ソフトウェア
使用権管理装置190へ登録不許可を返信する(S40
8)。
【0154】一方、当該使用権番号が存在する場合、当
該使用権番号が配布済か否かを判断する(S404)。
当該使用権番号が配布済でない場合、ソフトウェア使用
権管理装置190へ登録不許可を返信する(S40
8)。
【0155】一方、当該使用権番号が配布済の場合、当
該使用権番号が既に使用登録されているか否かを判断す
る(S405)。当該使用権番号が既に使用登録されて
いる場合、ソフトウェア使用権管理装置190へ登録不
許可を返信する(S408)。
【0156】一方、当該使用権番号が既に使用登録され
ていない場合、使用権番号確認処理部561は、使用権
番号使用状況管理処理部562の当該使用権番号の登録
済フラグを使用済に更新し(S406)、使用権確認処
理部194に登録完了を返信する(S407)。
【0157】上記第八実施例において、契約された1つ
または複数の事象が発生した場合、トリガー処理部15
2がそれを検出し、使用権提供者50側の使用権拡大要
求受付処理部578に通知する。
【0158】使用権拡大要求受付処理部578は、契約
管理処理部508から当該契約の情報を検索し、必要な
ソフトの必要な使用権番号数を取得する。使用権拡大要
求受付処理部578は、使用権番号取得処理部563に
対して、当該ソフトウェアの交付未了使用権番号の取得
を依頼する。
【0159】使用権番号取得処理部563は、使用権番
号使用状況管理処理部562を検索して、まだ当該ソフ
トウェアの交付未了使用権番号の取得し、使用権番号使
用状況管理処理部562の当該使用権番号の交付済フラ
グを更新する。
【0160】使用権番号取得処理部563は、取得した
使用権番号を使用権拡大要求処理部578に伝える。使
用権拡大要求受付処理部578は、取得した拡大使用権
分の使用権番号をユーザ30に送付する。
【0161】拡大分の使用権番号を入手したユーザ30
は、その使用権番号を使用して、導入台数の追加即ち使
用権の拡大を行なうことができる。
【0162】図21は、第八の機能構成における使用権
番号テーブルの例を示す図である。図21において、使
用権番号管理処理部200によって管理される使用権番
号テーブル201は、使用権許諾されたソフトウェア名
称を示すライセンスソフトウェアと、使用権番号と、登
録済みを示す確認フラグ等の項目を有する。
【0163】使用権番号テーブル201において、例え
ば、ライセンスソフトウェア「LS1」の使用権番号
「XXXXX」に対する登録確認フラグは「0」(未登
録)であることが示される。
【0164】図22は、第八の機能構成における使用権
登録テーブルの例を示す図である。図22において、使
用権番号使用状況管理処理部562によって管理される
使用権登録テーブル569は、使用権許諾されたソフト
ウェア名称を示すライセンスソフトウェアと、使用権番
号と、交付済みを示す交付済みフラグと、登録済みを示
す確認フラグと、登録先情報等の項目を有する。
【0165】使用権登録テーブル569において、ライ
センスソフトウェア「LS1」の使用権の登録先「XX
X.XXX.XXX.XXX」の使用権番号「XXXX
X」に対する交付フラグは「0」(未交付)で、かつ、
登録確認フラグは「0」(未登録)であることが示され
る。
【0166】上記実施例において、ソフトウェア契約管
理装置560にて、使用権提供者50とユーザ30との
間で締結された契約内容と使用権とが管理され、ソフト
ウェア使用権管理装置190に、所定の符号又は識別情
報を入力、或いは、そのデータを受信するのみで、使用
権の拡大が可能となる。よって、例えば、自然災害発生
時において、使用権の拡大を行なうために、組織の規約
に従った手続きによって購入や契約を行なう必要がない
ため、早急にソフトウェアの使用を可能とすることがで
きる。
【0167】付記を記す。 (付記1) 少なくとも1つ以上の所定事象の発生時に
使用権範囲の拡大が可能となる契約を締結しているソフ
トウェアの使用権を管理する使用権管理方法であって、
使用権の使用状況と、使用権範囲とを示す使用権情報を
管理する使用権情報管理手順と、上記所定事象の発生時
に、拡大可能な使用権範囲を示す拡大可能情報を取得
し、取得した拡大可能情報に基づいて、上記使用権情報
管理手順によって管理される使用権情報を更新する拡大
使用権情報取得手順と、上記使用権情報管理手順によっ
て管理される上記使用権情報に基づいて、上記ソフトウ
ェアを実行可能とするソフトウェア実行手順とを有する
使用権管理方法。 (付記2) 付記1記載の使用権管理方法であって、上
記拡大使用権情報取得手順は、上記ソフトウェアを使用
する使用者によって入力された上記拡大可能情報を復元
する復元手順を有し、復元した拡大可能情報に基づい
て、上記使用権情報を更新するようにした使用権管理方
法。 (付記3) 付記1又は2記載の使用権管理方法であっ
て、上記契約によって定められた少なくとも1つ以上の
所定事象の発生を検出し、所定通知先へ該所定事象の発
生を通知する検出手順を有するようにした使用権管理方
法。 (付記4) 付記1記載の使用権管理方法であって、上
記拡大使用権情報取得手順は、上記拡大可能情報と予め
設定された該拡大可能情報の適正を判断するための照合
情報とを照合する照合手順を有し、上記照合手順による
照合判断に基づいて、上記使用権情報管理手順によって
管理される使用権情報を更新するようにした使用権管理
方法。 (付記5) 少なくとも1つ以上の所定事象の発生時に
使用権範囲の拡大が可能となるソフトウェアの使用権に
関する契約内容を示す契約情報を管理する使用権契約管
理方法であって、契約によって定められた上記事象が発
生した場合に拡大する使用権範囲と、拡大の有効期間と
を含む契約情報を管理する契約情報管理手順と、上記事
象の発生時に、上記契約情報に基づいて、使用権範囲を
拡大可能にする拡大可能情報を生成する拡大可能情報生
成手順と、生成された上記拡大可能情報によって上記ソ
フトウェアの使用権範囲を拡大する拡大手順とを有する
使用権契約管理方法。 (付記6) 少なくとも1つ以上の所定事象の発生時に
使用権範囲の拡大が可能となる契約を締結しているソフ
トウェアの使用権を管理する使用権管理方法であって、
上記ソフトウェアの使用権を特定する使用権識別子と、
該使用権識別子の登録状態を示す使用権登録情報を管理
する管理手順と、上記所定事象の発生時に、上記使用権
登録情報に基づいて上記使用権識別子が登録されている
か否かを判断し、その判断結果に基づいて、上記ソフト
ウェアを実行可能とするソフトウェア実行手順とを有す
る使用権管理方法。 (付記7) 少なくとも1つ以上の所定事象の発生時に
使用権範囲の拡大が可能となるソフトウェアの使用権に
関する契約内容を示す契約情報を管理する使用権契約管
理方法であって、上記ソフトウェアの使用権を特定する
使用権識別子と、該使用権識別子の登録状態を示す使用
権登録情報を管理する管理手順と、上記所定事象の発生
時に、登録の確認を問い合わせる登録確認情報の受信に
応じて、該登録確認情報で示される使用権識別子に対す
る登録状態を判断し、その判断結果を示す確認結果情報
を返答する登録確認返答手順と、返答された上記確認結
果情報によって上記ソフトウェアの使用権範囲を拡大す
る拡大手順とを有する使用権契約管理方法。 (付記8)少なくとも1つ以上の所定事象の発生時に使
用権範囲の拡大が可能となる契約を締結しているソフト
ウェアの使用権を管理する使用権管理装置であって、使
用権の使用状況と、使用権範囲とを示す使用権情報を管
理する使用権情報管理手段と、上記所定事象の発生時
に、拡大可能な使用権範囲を示す拡大可能情報を取得
し、取得した拡大可能情報に基づいて、上記使用権情報
管理手段によって管理される使用権情報を更新する拡大
使用権情報取得手段と、上記使用権情報管理手段によっ
て管理される上記使用権情報に基づいて、上記ソフトウ
ェアを実行可能とするソフトウェア実行手段とを有する
使用権管理装置。 (付記9)少なくとも1つ以上の所定事象の発生時に使
用権範囲の拡大が可能となる契約を締結しているソフト
ウェアの使用権を管理する使用権管理装置であって、上
記ソフトウェアの使用権を特定する使用権識別子と、該
使用権識別子の登録状態を示す使用権登録情報を管理す
る管理手段と、上記所定事象の発生時に、上記使用権登
録情報に基づいて上記使用権識別子が登録されているか
否かを判断し、その判断結果に基づいて、上記ソフトウ
ェアを実行可能とするソフトウェア実行手段とを有する
使用権管理装置。 (付記10)少なくとも1つ以上の所定事象の発生時に
使用権範囲の拡大が可能となるソフトウェアの使用権に
関する契約内容を示す契約情報を管理する使用権契約管
理装置であって、契約によって定められた上記事象が発
生した場合に拡大する使用権範囲と、拡大の有効期間と
を含む契約情報を管理する契約情報管理手段と、上記事
象の発生時に、上記契約情報に基づいて、使用権範囲を
拡大可能にする拡大可能情報を生成する拡大可能情報生
成手段と、生成された上記拡大可能情報によって上記ソ
フトウェアの使用権範囲を拡大する拡大手段とを有する
使用権契約管理装置。 (付記11)少なくとも1つ以上の所定事象の発生時に
使用権範囲の拡大が可能となるソフトウェアの使用権に
関する契約内容を示す契約情報を管理する使用権契約管
理装置であって、上記ソフトウェアの使用権を特定する
使用権識別子と、該使用権識別子の登録状態を示す使用
権登録情報を管理する管理手段と、上記所定事象の発生
時に、登録の確認を問い合わせる登録確認情報の受信に
応じて、該登録確認情報で示される使用権識別子に対す
る登録状態を判断し、その判断結果を示す確認結果情報
を返答する登録確認返答手段と、返答された上記確認結
果情報によって上記ソフトウェアの使用権範囲を拡大す
る拡大手段とを有する使用権契約管理装置。 (付記12)少なくとも1つ以上の所定事象の発生時に
使用権範囲の拡大が可能となる契約を締結しているソフ
トウェアの使用権を管理する使用権管理装置での処理を
コンピュータに行なわせるためのプログラムを格納した
記憶媒体であって、使用権の使用状況と、使用権範囲と
を示す使用権情報を管理する使用権情報管理手順と、上
記所定事象の発生時に、拡大可能な使用権範囲を示す拡
大可能情報を取得し、取得した拡大可能情報に基づい
て、上記使用権情報管理手順によって管理される使用権
情報を更新する拡大使用権情報取得手順と、上記使用権
情報管理手順によって管理される上記使用権情報に基づ
いて、上記ソフトウェアを実行可能とするソフトウェア
実行手順とを有するプログラムを格納した記憶媒体。 (付記13)少なくとも1つ以上の所定事象の発生時に
使用権範囲の拡大が可能となる契約を締結しているソフ
トウェアの使用権を管理する使用権管理装置での処理を
コンピュータに行なわせるためのプログラムを格納した
記憶媒体であって、上記ソフトウェアの使用権を特定す
る使用権識別子と、該使用権識別子の登録状態を示す使
用権登録情報を管理する管理手順と、上記所定事象の発
生時に、上記使用権登録情報に基づいて上記使用権識別
子が登録されているか否かを判断し、その判断結果に基
づいて、上記ソフトウェアを実行可能とするソフトウェ
ア実行手順とを有するプログラムを格納した記憶媒体。 (付記14)少なくとも1つ以上の所定事象の発生時に
使用権範囲の拡大が可能となるソフトウェアの使用権に
関する契約内容を示す契約情報を管理する使用権契約管
理装置での処理をコンピュータに行なわせるためのプロ
グラムを格納した記憶媒体であって、契約によって定め
られた上記事象が発生した場合に拡大する使用権範囲
と、拡大の有効期間とを含む契約情報を管理する契約情
報管理手順と、上記事象の発生時に、上記契約情報に基
づいて、使用権範囲を拡大可能にする拡大可能情報を生
成する拡大可能情報生成手順と、生成された上記拡大可
能情報によって上記ソフトウェアの使用権範囲を拡大す
る拡大手順とを有するプログラムを格納した記憶媒体。 (付記15)少なくとも1つ以上の所定事象の発生時に
使用権範囲の拡大が可能となるソフトウェアの使用権に
関する契約内容を示す契約情報を管理する使用権契約管
理装置での処理をコンピュータに行なわせるためのプロ
グラムを格納した記憶媒体であって、上記ソフトウェア
の使用権を特定する使用権識別子と、該使用権識別子の
登録状態を示す使用権登録情報を管理する管理手順と、
上記所定事象の発生時に、登録の確認を問い合わせる登
録確認情報の受信に応じて、該登録確認情報で示される
使用権識別子に対する登録状態を判断し、その判断結果
を示す確認結果情報を返答する登録確認返答手順とを有
し、上記ソフトウェアを使用する使用者は、返答された
上記確認結果情報によって上記ソフトウェアの使用権範
囲を拡大する拡大手順とを有するプログラムを格納した
記憶媒体。
【0168】
【発明の効果】以上、説明してきたように、本願発明に
よれば、ソフトウェアを使用できるユーザ数または装置
数の上限を定めたソフトウエアの使用権契約において、
危機発生時にソフトウェアの使用権を購入や新しい契約
によらず拡大できるので、組織の規約に従った手続きを
経ずに迅速に必要なソフトを必要なだけ使用することが
できるようになり、危機対処の運用が円滑に行なえる。
【0169】
【図面の簡単な説明】
【図1】使用権管理システムの第一の機能構成例を示す
図である。
【図2】ハードウェア構成を示す図である。
【図3】使用権照合処理を説明するフローチャート図で
ある。
【図4】使用権拡大処理について説明するフローチャー
ト図である。
【図5】使用権情報テーブルの構成例を示す図である。
【図6】使用権管理システムの第二の機能構成例を示す
図である。
【図7】使用権管理システムの第三の機能構成例を示す
図である。
【図8】使用権管理システムの第四の機能構成例を示す
図である。
【図9】使用権管理システムの第五の機能構成例を示す
図である。
【図10】第五の機能構成における使用権の獲得処理を
説明するフローチャート図である。
【図11】第五の機能構成における使用権情報テーブル
の例を示す図である。
【図12】第五の機能構成における拡大使用権情報テー
ブルの例を示す図である。
【図13】使用権管理システムの第六の機能構成例を示
す図である。
【図14】使用権管理システムの第七の機能構成例を示
す図である。
【図15】第七の機能構成における使用権照合処理を説
明するフローチャート図である。
【図16】第七の機能構成における事象発生時の処理に
ついて説明するフローチャート図である。
【図17】第七の機能構成における拡大使用権情報テー
ブルの例を示す図である。
【図18】使用権管理システムの第八の機能構成例を示
す図である。
【図19】第八の機能構成における使用権の照合処理に
ついて説明するフローチャートである。
【図20】第八の機能構成における使用権番号の登録処
理について説明するフローチャート図である。
【図21】第八の機能構成における使用権番号テーブル
の例を示す図である。
【図22】第八機能構成における使用権登録テーブルの
例を示す図である。
【符号の説明】
11 CPU 12 メモリユニット 13 出力ユニット 14 入力ユニット 15 表示ユニット 16 補助記憶装置 17 CD−ROMドライバ 20 CD−ROM B バス 1000、1200、1300、1400 使用権管理
システム 1500、1600、1700、1800 使用権管理
システム 100、130、140、150 ソフトウェ
ア使用権管理装置 160、170、180,190 ソフトウェ
ア使用権管理装置 500、510、520、530 ソフトウェ
ア契約管理装置 540,550、560 ソフトウェ
ア契約管理装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つ以上の所定事象の発生時
    に使用権範囲の拡大が可能となる契約を締結しているソ
    フトウェアの使用権を管理する使用権管理方法であっ
    て、 使用権の使用状況と、使用権範囲とを示す使用権情報を
    管理する使用権情報管理手順と、 上記所定事象の発生時に、拡大可能な使用権範囲を示す
    拡大可能情報を取得し、取得した拡大可能情報に基づい
    て、上記使用権情報管理手順によって管理される使用権
    情報を更新する拡大使用権情報取得手順と、 上記使用権情報管理手順によって管理される上記使用権
    情報に基づいて、上記ソフトウェアを実行可能とするソ
    フトウェア実行手順とを有する使用権管理方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つ以上の所定事象の発生時
    に使用権範囲の拡大が可能となるソフトウェアの使用権
    に関する契約内容を示す契約情報を管理する使用権契約
    管理方法であって、 契約によって定められた上記事象が発生した場合に拡大
    する使用権範囲と、拡大の有効期間とを含む契約情報を
    管理する契約情報管理手順と、 上記事象の発生時に、上記契約情報に基づいて、使用権
    範囲を拡大可能にする拡大可能情報を生成する拡大可能
    情報生成手順と、 生成された上記拡大可能情報によって上記ソフトウェア
    の使用権範囲を拡大する拡大手順とを有する使用権契約
    管理方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つ以上の所定事象の発生時
    に使用権範囲の拡大が可能となる契約を締結しているソ
    フトウェアの使用権を管理する使用権管理方法であっ
    て、 上記ソフトウェアの使用権を特定する使用権識別子と、
    該使用権識別子の登録状態を示す使用権登録情報を管理
    する管理手順と、 上記所定事象の発生時に、上記使用権登録情報に基づい
    て上記使用権識別子が登録されているか否かを判断し、
    その判断結果に基づいて、上記ソフトウェアを実行可能
    とするソフトウェア実行手順とを有する使用権管理方
    法。
  4. 【請求項4】 少なくとも1つ以上の所定事象の発生時
    に使用権範囲の拡大が可能となるソフトウェアの使用権
    に関する契約内容を示す契約情報を管理する使用権契約
    管理方法であって、 上記ソフトウェアの使用権を特定する使用権識別子と、
    該使用権識別子の登録状態を示す使用権登録情報を管理
    する管理手順と、 上記所定事象の発生時に、登録の確認を問い合わせる登
    録確認情報の受信に応じて、該登録確認情報で示される
    使用権識別子に対する登録状態を判断し、その判断結果
    を示す確認結果情報を返答する登録確認返答手順と、 返答された上記確認結果情報によって上記ソフトウェア
    の使用権範囲を拡大する拡大手順とを有する使用権契約
    管理方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも1つ以上の所定事象の発生時
    に使用権範囲の拡大が可能となる契約を締結しているソ
    フトウェアの使用権を管理する使用権管理装置での処理
    をコンピュータに行なわせるためのプログラムを格納し
    た記憶媒体であって、 使用権の使用状況と、使用権範囲とを示す使用権情報を
    管理する使用権情報管理手順と、 上記所定事象の発生時に、拡大可能な使用権範囲を示す
    拡大可能情報を取得し、取得した拡大可能情報に基づい
    て、上記使用権情報管理手順によって管理される使用権
    情報を更新する拡大使用権情報取得手順と、 上記使用権情報管理手順によって管理される上記使用権
    情報に基づいて、上記ソフトウェアを実行可能とするソ
    フトウェア実行手順とを有するプログラムを格納した記
    憶媒体。
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