JP2002327972A - 空気調和機用散水装置 - Google Patents

空気調和機用散水装置

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金男 片山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御部本体の室外ユニット上部への取付けが
容易な空気調和機用散水装置の提供。 【解決手段】 室外ユニットの熱交換器に散水や噴霧を
行う空気調和機用散水装置において、前記室外ユニット
の上部に設置される散水や噴霧の実行や停止を制御する
制御部本体と、この制御部本体で制御された水を吐出さ
せる散水スプレーと、散水スプレーが固定されるスプレ
ー取付部材とを備え、前記制御部本体には、室外ユニッ
トの設置位置にて当該室外ユニットの端部へ当接する当
接片を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気調和機の凝
縮器としての熱交換器を冷却するために散水や噴霧を行
なって、熱交換効率を向上させる空気調和機用の散水装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機用の散水装置として
は、例えば実開昭58−47067号公報に示されたも
のがある。これは、冷房時に外気温度や凝縮圧力が増加
した場合、冷房時に凝縮器となる空気調和機の室外ユニ
ットの熱交換器に水の噴霧や散水を行なって凝縮圧力を
低下させて圧縮機入力の低下および圧縮機能力の増大を
図ったもので、特に、この従来の技術は、保水材料より
なる拡散板を設けて散水が均一に熱交換器に滴下するよ
うにしたものであった。
【0003】また、図29〜31は他の従来の空気調和
機の散水装置を示すもので、図29は空気調和機の室外
ユニットに散水装置を取り付けた状態を示す斜視図、図
30は散水スプレー取付部材を示す斜視図、図31は図
29のN−N線断面図である。図29〜31において、
符号1は空気調和機の室外ユニットで、室内に設置され
た室内ユニット(図示せず)と冷媒配管で連絡されてい
る。符号2は部屋の壁で、室外ユニット1が外気を冷却
または加熱のための熱源としてスムーズに取り込めるよ
うに、この壁2から任意の間隔L1’をおいて配置され
ている。
【0004】符号3はこの室外ユニット1の熱交換器
で、冷房時には凝縮器となりまた暖房時には蒸発器とし
て作用するものであり、後方だけでなく、熱交換面積を
広くするように一方の側面まで略L字形状に設けられて
いる。符号4はこの熱交換器3の前方に配置された送風
機で、熱交換器3の熱交換媒体として、冷房時には熱交
換器3を冷やすための、また、暖房時には暖めるための
外気を室外ユニット1の後方及び一方の側面の吸込み口
5,6から吸い込み、前方の吹出し口7へと排出させ
る。
【0005】符合8は室外ユニット1の上部パネルで、
9は室外ユニットの下部を形成する台板である。10は
室外ユニット1の散水装置で、制御部本体11と散水ス
プレー12及びスプレー取付部材13からなるもので、
室外ユニット1の上部に設けられた制御部本体11は上
部パネル8にドリル等で穿設した穴を介して図示しない
ネジ等で上部パネル8に固定されている。上部パネル8
上の制御部本体11の固定位置は、室外ユニット1の左
右や前後端面などの目安となる指定の位置からの寸法を
図29に示す寸法L2’やL3のように測定することで
位置決めがおこなわれていた。この制御部本体11に
は、図示しない制御基板等が収納されるとともに、水道
などからのホース22が接続され、その水を散水スプレ
ー12に導き、また、制御部本体11内の図示しない電
磁弁によりその水路を開閉させたりすることで、散水ス
プレー12からの散水12aの実施や停止を制御してい
た。
【0006】符号13は散水スプレー12を室外ユニッ
ト1の熱交換器3に散水するため、当該室外ユニット1
の側面において、散水スプレー12を丁度よい距離に固
定配置させるために設けられたスプレー取付部材であ
る。このスプレー取付部材13は、針金状の線材により
枠形状に形成されており、左右幅は吸込み口5の幅と同
等寸法に、上下の高さは上部パネル8と台板9との範囲
である吸込み口5の上下高さと同等にして、左右角の四
方には上部パネル8や台板9の縁部分に引っ掛かる鉤部
13aを設け、スプレー取付部材13の弾性変形を利用
してたわませて上下に引っ掛けることで、室外ユニット
の後面に取り付けられている。鉤部13aは吸込み口5
の左右端にそれぞれ当接するため、スプレー取付部材1
3は室外ユニット1に対して、前後、左右、上下に移動
しないように固定され、制御部本体11からの導水管1
1aの先端に設けられた散水スプレー12が図示しない
ネジ等により固定されている。
【0007】次に動作について説明する。夏季等の冷房
時に外気温度や凝縮圧力が増加した場合、図示しない温
度センサーなどによりその温度を検出し、散水装置10
の制御部本体11の電磁弁を開き、散水スプレー12か
ら熱交換器3に散水を行い、凝縮圧力を低下させて圧縮
機入力の低下および圧縮機能力を増大させる。そして、
散水は例えば30秒間などの所定時間幅で行い、外気温
が高い間や凝縮圧力が高い間は再度所定時間の後に散水
を繰り返すなどしていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の空気調和機用の
散水装置は上記のように構成されていたので、散水装置
10の制御部本体11を室外ユニット1の上部に設置す
る際には、位置を決めるのに前後、左右両方の寸法を測
定しなければならず、手間がかかり、また位置を測り間
違えることもあった。また、スプレー取付部材13は上
下にそれ自体の弾性を利用して引っ掛けられているだけ
なので、通常は問題ないが、暴風などの強風の際には外
れる可能性があった。また、スプレー取付部材13の固
定枠を室外ユニットに取り付ける際、スプレー取付部材
13の取付けられる側から引っ掛ける都合上、取り付け
側に作業者が居て取り付けなければ取り付け作業が行い
にくいため、スプレー取付部材13の在る側には取付け
のための作業空間が必要で、壁2などの障害物があると
スプレー取付部材13の取付けが行いにくく、室外ユニ
ットと障害物との間が広く必要で、据え付け条件が悪く
なるという課題があった。また、スプレー取付部材13
は、室外ユニット1に専有の寸法であるため室外ユニッ
ト1の特に上下高さ寸法の違う種類用にそれぞれ高さの
違うスプレー取付部材13を作る必要があり、スプレー
取付部材13の製品の管理や同一のものを多く作ること
によるコストの削減などの恩恵が少ないという課題があ
った。また、スプレー取付部材13は、室外ユニット1
と同程度の高さで、かつ室外ユニット1の幅の大半を占
める吸込み口5の幅に設けなければならず、大きな物の
ため、包装も大きなものとなり物流コストや保管コスト
などの面で安価なものではないという課題があった。
【0009】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、第1の目的は、スプレー取付部
材を小形にして製品の取り扱いを容易にするとともに包
装が小さく、物流コストや保管コストが安価となる空気
調和機用散水装置の提供を目的とする。
【0010】第2の目的は、スプレー取付部材の室外ユ
ニット上部への固定を確実かつ容易にした空気調和機用
散水装置の提供を目的とする。
【0011】第3の目的は、スプレー取付部材の室外ユ
ニットへの固定が確実かつ容易で、スプレー取付部材側
の室外ユニットと障害物との隙間が小さくても取付けが
できる空気調和機用散水装置の提供を目的とする。
【0012】第4の目的は、取付アングルの上下寸法を
変えられるようにして室外ユニットの高さ寸法が異なっ
ても取付けできるスプレー取付部材を備えた空気調和機
用の散水装置の提供を目的とする。
【0013】第5の目的は、取付アングルの上下寸法を
間違えることなく容易に選択でき、スプレー取付部材の
上下寸法を容易に変えられる空気調和機用散水装置の提
供を目的とする。
【0014】第6の目的は、取付アングルの上部の取付
けを仮固定手段により容易にできる空気調和機用散水装
置の提供を目的とする。
【0015】第7の目的は、制御部本体の室外ユニット
上部への取付けを容易にできる空気調和機用散水装置の
提供を目的とする。
【0016】第8の目的は、室外ユニットの熱交換器の
洗浄が必要な際に、洗浄できる使い勝手のよい機能を備
えた空気調和機用散水装置の提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、空気調和機の
室外ユニットの熱交換器に水の散水や噴霧を行い、熱交
換器の熱交換を促進させる空気調和機の散水装置におい
て、前記室外ユニットの上部に設置される散水や噴霧の
実行と停止の運転を制御する制御部本体と、この制御部
本体で制御された水を吐出させる散水スプレーと、散水
スプレーを固定して散水スプレーを熱交換器に散水や噴
霧が広がる所定の間隔をあけて対向した位置で配置させ
るスプレー取付部材とを備え、前記制御部本体に室外ユ
ニットの設置位置で室外ユニットの端部に当接する当接
片を設けたものである。即ち、本発明は、室外ユニット
の熱交換器に散水や噴霧を行う空気調和機用散水装置に
おいて、前記室外ユニットの上部に設置される散水や噴
霧の実行や停止を制御する制御部本体と、この制御部本
体で制御された水を吐出させる散水スプレーと、散水ス
プレーが固定されるスプレー取付部材とを備え、前記制
御部本体には、室外ユニットの設置位置にて当該室外ユ
ニットの端部へ当接する当接片を設けたことを特徴とす
る。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図14は、
この発明の実施の形態1を示す図で、図1は空気調和機
の散水装置を室外ユニットに取付けた状態を示す斜視
図、図2は図1のF−F線断面図、図3は回路構成図、
図4は制御部本体の室外ユニットへの取付けを説明する
斜視図、図5は図4のG−G線断面図、図6はスプレー
取付部材の組み立てを説明する斜視図、図7はスプレー
取付部材の室外ユニットへの取付を説明する斜視図、図
8は散水装置の制御部本体部分の要部斜視図、図9は図
7のH部分の要部斜視図、図10は図9のI−I線断面
図、図11は取付アングル上部の取付けを説明する要部
斜視図、図12は図8のJ−J線断面図、図13は取付
アングル2本とスプレー取付台を並べた状態の斜視図、
図14は動作を説明するフローチャートである。
【0019】図において、符号1は、空気調和機の室外
ユニット(以下室外ユニットと称す)で、室内に設置し
た図示しない室内ユニットと冷媒配管で連絡している。
符号2は、部屋の壁を示し、室外ユニット1が外気を冷
却または加熱のための熱源としてスムーズに取り込める
ようにこの壁2から任意の間隔L1をおいて配置されて
いる。符号3は、この室外ユニット1の熱交換器で、冷
房時には凝縮器となりまた暖房時には蒸発器として作用
するものであり、後方だけでなく、熱交換面積を広くす
るように一方の側面まで略L字形状に設けられている。
符号4は、この熱交換器3の前方に配置された送風機
で、熱交換器3の熱交換媒体として冷房時には熱交換器
3を冷やすための、また、暖房時には暖めるための、外
気を室外ユニット1の後方及び一方の側面の吸い込口
5,6から吸い込んで、熱交換器3を通って前方吹出し
口7へと排出させる。
【0020】符号8は、室外ユニット1の上面を形成す
る上部パネルで、通常、鉄板部材等により形成されてい
る。符号9は、室外ユニット1の底面を形成する台板
で、台板9の強度を上げるためや台板の下に手を入れる
さ際にエッジとならないなどのため、吸込み口5側を含
め上方に立ちあがるフランジ9aを形成している。符号
10は、冷房時に外気温の上昇などにより室外ユニット
1が高負荷となった際や、省エネのために熱交換器3に
水の噴霧や散水を行って冷却する空気調和機の散水装置
(以下、散水装置と称す)である。この散水装置の散水
や噴霧は設定により任意に変える事ができ、例えば30
秒間散水し、5分後にまだ高負荷であれば再度30秒間
散水するように作動させることができる。この散水装置
10は、室外ユニット1の上部に固定された散水や噴霧
の実行や停止等の運転を制御する制御部本体11と、こ
の制御部本体11からの導水管11aに接続されて熱交
換器3へ向けて散水や噴霧を吐出させる散水スプレー1
2と、室外ユニット1の背面側に設けられ散水スプレー
12からの散水が熱交換器3の所定の範囲に広がるよう
に熱交換器3から所定間隔をおいて対向するように散水
スプレー12が室外ユニット1の所定の位置に固定配置
されるように設けられたスプレー取付部材13等とによ
り構成されている。
【0021】次に、制御部本体11について説明する。
符号14はこの制御部本体11のベースであって、鋼板
部材より成り、図5に示すように、室外ユニット1への
所定の取付け位置にて、室外ユニット1の上部後端であ
る上部パネル8の後端部に当接する部分である当接片1
5を備えている。この当接片15は、これを室外ユニッ
ト1の後端部に当接するだけで前後方向の寸法は測定す
る必要がなく決められ、左右の方行のみ図4に示すよう
に適当な寸法L2を測定して決めればよく、制御部本体
11の室外ユニット1上部での所定の位置への取り付け
が極めて容易となる。そして、この所定の位置への制御
部本体11の固定は、ベース14のネジ取付部14a
(この実施の形態1では4箇所)に対応する位置に、例
えばドリル等で上部パネル8にネジ用の穴を開け、締結
部材としての例えばネジ16でベース14を締結するこ
とで制御部本体11を室外ユニット1の所定位置に固定
している。
【0022】符号17は、ベース14に形成されたスプ
レー取付部材13の上部を取り付ける固定部であり、当
接片15の左右にそれぞれ形成され、それぞれネジ穴1
8と係止穴19とを備えている。符号20は制御部本体
11のカバーであり、ネジ20aによりベース14に固
定されている。符号21は制御部本体11に設けられた
水道管接続口であり、水道水を導く水道ホース22が接
続される部分である。符号23は水道管接続口22の後
段に設けられた濾過器であり、水道水内のごみ等を取り
除き、散水スプレー12の目詰まり等を防止する。符号
24は濾過器23の後段に設けられた電磁弁であり、こ
の電磁弁24の開閉を制御部本体11により制御するこ
とで、散水スプレー12から吐出させる散水や噴霧の実
施や散水の停止等を行うよう後述の制御基板25により
制御されている。符号25は保護カバー26内に配置し
た散水装置10の運転を制御するマイコン(図示せず)
などを備えた制御基板である。この電源は室外ユニット
1の圧縮機1aに供給する電源に接続して供給されてお
り、室外ユニット1が運転されると散水装置10にも電
源が供給されるようになっている。
【0023】符号44は外気温度を測定する温度センサ
であり、制御基板25に接続されて外気温度データをマ
イコンに取り込んでいる。図示はしていないが、水道管
接続口21の近傍など、外気温度を測定しやすい位置の
制御部本体11内に配置している。符号27は制御基板
25上に設けられた設定スイッチSW1であり、通常の
運転時の散水を行う温度の設定や散水時間の設定等を切
り替えるものである。符号28は同じく制御基板25上
に設けられた試運転スイッチSW2であり、このスイッ
チSW2を押すと、上記の電磁弁24が開閉して、例え
ば、散水と散水停止とを10秒間づつ3回繰り返した
後、通常の運転に戻るように設定できる。この試運転ス
イッチSW2の機能により、散水装置10の散水が正常
に行われるかどうかが確認できる。
【0024】符号29は同じく制御基板25上に設けら
れた洗浄スイッチSW3で、熱交換器3の洗浄手段であ
る。この洗浄スイッチ29を押すと、電磁弁24が開い
て、通常の散水時間より長い時間、例えば、10分間強
制的に電磁弁24が開いて散水状態にさせるスイッチで
ある。この洗浄手段は、熱交換器3が汚れたりした際、
熱交換器3をきれいにして熱交換を促進できるように設
けられたものであり、この実施の形態では、10分以内
に洗浄作業が終わった場合や誤ってこの洗浄スイッチS
W3を押してしまった場合等に、不要な散水を行うこと
がないように、この洗浄スイッチ29を10分以内に再
度押すと、洗浄用の散水が停止して、通常の温度により
散水を行う運転に戻るようにしている。
【0025】次に、スプレー取付部材13の構成と室外
ユニット1への取り付けについて説明する。符号30は
スプレー取付部材13の室外ユニット1への固定部分を
構成する左右の取付アングルである。この実施の形態1
では、取付アングル30は、左右同一型のものを一対使
用しており、散水範囲が広がるように、散水スプレー1
2が熱交換器3から所定の間隔をおいて設置されるよう
にするため、室外ユニット1の後部側面と間隔をおいて
室外ユニット1の側面側を上下方向に並走する一対の並
走部30aと、この並走部分30aの上下を室外ユニッ
ト1側面の上下に固定するため、並走部30aの上下端
から室外ユニット1側へと屈曲する屈曲部分30bとで
形成されている。この実施の形態1では、直角よりも広
い角度で傾斜して設けることで材料の長さを短く済ま
せ、また、角の部分が外力から変形しないように強度を
も配慮している。符号31は取付アングル30の左右を
室外ユニット側へ折曲げたフランジであり、取付アング
ル30のエッジからの作業者の保護と強度を向上させ
て、取付アングル30の幅を狭くできるようにしてい
る。
【0026】符合32は散水スプレー12が取り付けら
れるスプレー取付台であり、2本の取付アングル30に
その左右がそれぞれ架設されて固定される。取付アング
ル30に設けられた2個づつのネジ穴30c、30cに
合わせてスプレー取付台32の各穴32aを4本のネジ
33で締結することで、スプレー取付台32は固定され
ている。左右一対の取付アングル30の間隔は、このス
プレー取付台32の左右幅で決まるわけであるが、間隔
を広く設けても強度が向上するわけでもなく、また、ス
プレー取付台32を形成する材料が多く必要的になるだ
けのため、従来技術のようにスプレー取付部材13を吸
込み口5のほぼ全幅に設ける必要はない。実施の形態1
では、吸込み口5の幅より半分以下の狭い幅で、また、
制御部本体11の幅よりも若干狭い幅に設けて、コンパ
クトに形成している。
【0027】符合34は取付アングル30の下端部を室
外ユニット1の下部に係止させる係止部であり、図9図
10に示すように、取付アングル30を上方から室外ユ
ニット1の下部に係止させるように、台板9のフランジ
9aを前後に挟む前後の挟持片34a,34bを設けて
いる。この前後の挟持片34a、34bでフランジ9a
を挟持することで、取付アングル30の下端部は室外ユ
ニット1の下部で前後方向に外れないように係止され
る。また、この前後の挟持片34a,34bは、前側の
挟持片34bを後側の挟持片34aの内側をくり貫くよ
うに、フランジ9aの厚み分の間を空けて折り曲げるこ
とで形成されている。また、前後の挟持片34a,34
bの先端には、フランジ9aへ上方から入りやすいにガ
イドとなる案内傾斜部34cがそれぞれ形成されてい
る。
【0028】符合35は取付アングル30の上端部を室
外ユニット1の上部に固定する上部固定部分で、図8,
図11,図12に示すように、係止穴19に上方から挿
入して係止させる仮固定手段である垂下した係止片35
aと、この係止片35aが係止穴19に係止した位置で
ネジ穴18に対応して設けられた穴35bとを備えてい
る。この穴35bとネジ穴18にネジ36を通して締結
することで、取付アングル30の上端部が制御部本体1
1を介して室外ユニット1の上部に固定される。この実
施の形態1によれば、スプレー取付部材13が小形のた
め従来に比べ取り扱いが容易となる。また、スプレー取
付部材13の上部が確実にネジ36で室外ユニット1に
取付けられて固定されるので、強風などの際にもスプレ
ー取付部材13が室外ユニット1から外れる虞がない。
【0029】図13は、スプレー取付部材13である取
付アングル30の2本とスプレー取付台32とを組み立
てていない状態にて並べて観た斜視図であるが、これら
の部材の製品の包装を考えた場合、取付アングル30の
長さL5と幅L4があれば収まってしまうことが分か
り、従来の部材のL5’とL4’とに比べ、制御部本体
11を一緒に包んだとしても、非常に小さな包装で済む
ので、輸送費用や包装材及び保管場所などが少なくて済
み、物流コストが大幅に低減される。
【0030】次に、散水装置10の取付要領について詳
細に説明する。まず、室外に壁2などから所定の間隔L
1をおいて据え付けられた室外ユニット1上の上部パネ
ル8に、制御部本体11を固定する。制御部本体11の
固定は、制御部本体11の当接片15を室外ユニット1
の上部パネル8後端部に突き当て、左右の方行のみ、図
4に示すように、室外ユニット1の左右側からの寸法L
2を測定して制御部本体11の所定位置を決め、その所
定位置のベース14のネジ取付部14a(この実施の形
態1では4箇所)に対応する位置に、例えばドリル等で
上部パネル8にネジ用の穴を開けて、ネジ16でベース
14を締結し制御部本体11を室外ユニット1に固定す
る。当接片15によって、従来のように、制御部本体1
1の位置決めに当たって、室外ユニット1の前後と左右
の両方の寸法を計る必要がなく、片方の寸法のみを測れ
ば良いので作業が簡単になる。また、制御部本体11の
電源を、室外ユニット1の圧縮機1aの電源供給部分へ
接続する。なお、この実施の形態1では、当接片15を
室外ユニット1の後端側である前後方向にのみ設けたも
のを示したが、室外ユニット1の左右側にも設けて、前
後左右どちらの寸法も測定しないで制御部本体11の位
置を決められるようにしてもよい。室外ユニット1の幅
が比較的狭いものであれば、制御部本体11の幅を広く
しなくて実施できる。
【0031】次に、スプレー取付部材13の組み立てと
室外ユニット1への取り付けについて説明する。締結部
材としてのネジ33により、スプレー取付台32を左右
の取付アングル30に、取付アングル30に設けたネジ
穴30cを介して締結し、固定する。また、導水管11
aが接続された散水スプレー12をスプレー取付台32
に、図示しないネジにて固定する。そして、この左右の
取付アングル30とスプレー取付台32よりなるスプレ
ー取付部材13の室外ユニット1への取り付けは、図7
に示すように、取付アングル30の下端部の係止部34
を、上方から室外ユニット1の下部に係止させるように
台板9のフランジ9aへ差し込むと、前後挟持片34
a、34bでフランジ9aが挟持され、取付アングル3
0の下端部が室外ユニット1の下部で前後方向に外れな
いように係止される。
【0032】また、同時に左右の取付アングル30の上
端部の上部固定部分35に設けられた係止片35aを、
図11に示すように、ベース14のそれぞれの固定部1
7の係止穴19に上方から差し込み、取付アングル30
の上端部も仮固定させる。この状態で、作業者がスプレ
ー取付部材13から手をはなしても、取付アングル30
は上下端で、室外ユニット1から外れることがなく係止
される。重なっている穴35bとネジ穴18に上方より
ネジ36を締結することで、スプレー取付部材13を容
易に室外ユニット1に固定することができる。また、こ
の時、スプレー取付部材13の室外ユニット1への取付
作業が総て上方から行えるため、散水装置10を取り付
ける側である室外ユニット1の側面と壁2などの障害物
との間の隙間が小さくても、その隙間側に従来のように
作業者が入らなくても障害物の無い側から覗き込むこと
で取り付け作業が容易にできる。
【0033】ついで、導水管11aの他方を制御部本体
11の電磁弁24部分へ螺合等により接続し、カバー2
0をベース14にネジ20aで取り付けて、散水装置1
0の取付が完了する。なお、この実施の形態1では、ス
プレー取付部材13を室外ユニット1に固定する前に、
散水スプレー12をスプレー取付部材13に付けたが、
壁2などの障害物があると若干作業が行いにくくなる
が、後から付けてもよい。
【0034】ついで、運転動作を図14のフローチャー
トに基づき説明する。まず、空気調和機が運転される
と、室外ユニット1が運転され、散水装置10へ電源が
供給され、ステップ100で運転が開始される。つい
で、ステップ101で電磁弁24が確実に働くか、また
散水スプレー12が詰まっていないか、等を確認するた
めのスイッチである試運転スイッチ28が押されたかを
確認する。押されていれば、ステップ102で電磁弁2
4を開閉させて散水10秒間と散水停止10秒間を3回
繰り返し、ステップ103で試運転スイッチ28の押さ
れた情報をクリアしてステップ101へ戻る。ステップ
101で試運転スイッチ28が押されていなければ、ス
テップ104へと進み、熱交換器3の洗浄を行うための
スイッチである洗浄手段の洗浄スイッチ29が押された
かを判定する。洗浄スイッチ29が押されていれば、ス
テップ105で散水を開始し、ステップ106では散水
が開始されてから10分以内に洗浄スイッチ29が再度
押されたかを検出し、再度押された場合は、ステップ1
08で散水を停止させる。
【0035】また、ステップ106で再度洗浄スイッチ
29が押されていなければ、ステップ107で散水時間
が10分経過したかを判定し、10分間散水を行ったと
ころでステップ108に移り散水を停止する。すなわ
ち、10分間もう一度洗浄スイッチ29が押されない限
り、洗浄のために継続した散水が行われるわけである。
ついで、ステップ109で洗浄スイッチ29の押された
情報をクリアしステップ101へ戻る。ステップ104
で洗浄スイッチ29が押されていなければ、ステップ1
10へと進んで、設定スイッチ27の運転モードを判断
し、過負荷モードに設定されていれば、ステップ111
で温度センサー44により検出する外気温が過負荷とな
る40℃以上かを判定し、40℃以上であれば、散水の
ためステップ113へ進み、また、40℃より低けれ
ば、ステップ101へと戻る。
【0036】また、ステップ110で省エネモードに設
定されていればステップ112へ進み、外気温が32℃
以上であれば省エネのための散水を行うためステップ1
13へ進み、32℃より低ければ問題がないので、ステ
ップ101へと戻る。そして、ステップ111とステッ
プ112で外気温が設定温度以上で散水が必要と判定さ
れた場合は、ステップ113で前回の散水から5分間が
経過したかを判断し、五分間経過していなければステッ
プ101へ戻る。これは、前回の散水がある程度蒸発し
てから次の散水を行った方が熱交換器3の熱交換効率が
よく、また切水にもなるためである。そして、外気温度
が高ければ5分間おきに散水を行わせるものであり、ス
テップ113で前回の散水から5分が経過していればス
テップ114へ進み設定スイッチ27の散水時間の設定
を判断し、散水時間の設定が30秒間に設定されていれ
ば、ステップ115で電磁弁24を30秒間開けて30
秒間散水を行いステップ101へ戻る。
【0037】また、ステップ114で設定スイッチ27
の散水時間の設定が15秒間に設定されていれば、ステ
ップ116で電磁弁24を15秒間開けて15秒間散水
を行いステップ101へ戻り運転を継続する。なお、ス
テップ115,116の散水継続時間30秒と15秒は
水の水圧の条件の違いによる出水量の調節や室外ユニッ
ト1の熱交換器3の大きさが異なる種類のものに散水す
る場合などの散水量を適切に設定する際に利用する。
【0038】上記実施の形態1では、洗浄用に10分間
継続して散水する洗浄手段を設けているので、散水を熱
交換器3の清掃に利用でき、便利にまた熱交換性能を向
上させて省エネに貢献できる。また、実施の形態1では
洗浄用の散水時間を10分間としたが、これに限定され
るものでなく、通常の散水時間30秒間や15秒間より
も長い時間で、頻回に洗浄スイッチ29を押さなくて、
洗浄に一般的に利用できる程度の時間例えば3分程度か
ら20分程度散水を継続させるものでも同様の効果を奏
す。また、実施の形態1のように、洗浄の散水中に再度
洗浄スイッチ29を押すと散水を中止し、通常運転に戻
るようにしてあるので、洗浄が終わりしだい散水を停止
でき、また、誤って洗浄スイッチ29を押してしまった
際にも水を無駄にすることがない。
【0039】実施の形態2.次に、実施の形態2につい
て説明する。図15〜図20は実施の形態2を示すもの
で、図15は実施の形態2の取付アングルの斜視図、図
16は図15のK部分の要部正面図、図17は図16の
M−M線断面図、図18はスプレー取付部材を取り付け
た状態の図1に相等する斜視図、図19はスプレー取付
部材を図18より背の高い室外ユニットに取り付けた状
態の図18に相当する斜視図、図20は図19の取付ア
ングルの図16に相当する要部正面図である。
【0040】図において、上記実施の形態1と同等若し
くは相当部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省
略する。実施の形態1では、取付アングル30の長さ寸
法は一定のものを示し、取り付ける室外ユニット1の高
さ寸法が異なる場合は、制御部本体11やスプレー取付
台32などの取付アングル30以外の散水装置10の部
分は同一のものが使用できるものの、取付アングル30
については、室外ユニット1の高さが異なる場合、それ
ぞれ対応した専用の長さの取付アングル30を用意して
いた。これに対して、この実施の形態2では、取付アン
グル30の長さ寸法を可変でき、高さの異なる室外ユニ
ット1であっても同じ取付アングル30で取り付けがで
きるようにした。
【0041】図において、この例では、取付アングル3
0は、上アングル37と下アングル38との少なくとも
2部材に分割された構成とされている。この上アングル
37と下アングル38とは、上下に配置される上アング
ルと下アングルとの出会部が、出会い方向即ち上下方向
へ摺動自在に重合し、任意の重合位置で上アングルと下
アングルとが固定自在とされている。即ち、並走部30
aの下アングル38の部分が、上アングル37の断面
を、図17に示すように、略凹状に丁度入り込む寸法に
設けて、上下アングル37、38を上下に重合させて、
互いに上下に移動自在であるが他の方行へは移動できな
いよう設けている。上アングルと下アングルとの重合位
置での重合固定手段は、上アングルと下アングルとの何
れか一方に設けられた1つ又は複数の固定用ネジ穴と、
他方に設けられた前記固定用ネジ穴に対応する複数又は
1つの固定用穴と、固定用ネジ穴と固定用穴との任意の
一組を固定する締結部材とで構成されている。これを説
明すると、下アングル38に上アングル37の固定用ネ
ジ穴39を設け、また上アングル37にこの固定用ネジ
穴39に対応する上下に複数(この例では5個)の固定
用穴40を設けている。この固定用ネジ穴39に対し、
上下アングル37,38を上下方向にスライドさせて、
任意の重合位置の固定用穴40とネジ穴39とをネジ4
2で締結することで、上アングル37と下アングル38
とが固定される。このように構成することで、取付アン
グル30の上下の長さ寸法を重合可能な範囲において任
意に変えることができ、同じ取付アングル30で室外ユ
ニット1の高さが異なっても取付できる。また、これに
より、側面の高さの異なる室外ユニット1の種類に応じ
て、長さの異なる専用の取付アングルを幾種類も用意し
ておく必要がない。更に、この実施の形態によれば、同
一形態の量産化による価格低減や、取付け作業に当たっ
て、長さの異なる取付アングルの種類を間違えるといっ
た不具合もなくなる。
【0042】符合41は下アングル38の上方に設けら
れたスリットで、スプレー取付台32を取り付けるネジ
33を避けるためのものである。複数の固定用穴40へ
固定用ネジ穴39が合う位置に、ネジ穴30cが位置す
るよう上下に広く設けている。また、この実施の形態2
では、上アングル37内に下アングル38が入り込むよ
うに設け、重なり合う部分を長めに設けているので、重
なり合うことで並走部30aの強度が向上する。
【0043】固定用穴40にそれぞれ対応して近傍の上
アングル37の表面に、それぞれA〜Eと固定用穴40
を識別する表示としての用途識別表示45を設けた。用
途識別表示45はこの実施の形態では刻印しており、例
えばAの固定用穴は図18のような高さ寸法Aタイプの
室外ユニット、Eの固定用穴は図19,図20のような
高さ寸法Eタイプの室外ユニットのように高さ寸法の異
なる室外ユニット1の機種との対応を分かりやすくして
いる。また、この実施の形態2ではA〜Eの表示を消え
ることがなく加工も簡単な刻印としたが、印刷であって
もよい。
【0044】上記実施の形態2では、下アングル38が
上アングル37内に入り込み上下に重合してスライドす
るものを示したが、下アングル38内に上アングル38
が入り込み、スライドするものであっても良く、上記実
施の形態と同様の効果を奏す。また、上記実施の形態で
は、上下アングル37,38が上下に移動自在で、上下
に外れない限りは上下アングル37,38がばらばらに
ならないものを示したが、上下アングル37,38を添
わせるだけでネジ42を締結すれば固定されるものであ
っても良く、上下アングル37,38がネジ42を締結
するまで離れないように手などで支える必要があるが、
取付アングル30の長さを調節できる点では同様の効果
がある。また、この実施の形態では、上アングル37に
複数の固定用穴40を設け下アングル38に固定用ネジ
穴39を設けたものを示したが、この場合も含め、上ア
ングル37と下アングル38の任意の重合位置での固定
を、上アングル37と下アングル38の一方に固定用ネ
ジ穴39、またはこの固定用ネジ穴39に対応して締結
するネジ42を通す固定用穴40を設け、他方に固定用
ネジ穴39に対応する複数の固定用穴40または固定用
穴40に対応する複数の固定用ネジ穴39を設け、この
上アングル37と下アングル38の他方側に設けた複数
の固定用穴40または複数の固定用ネジ穴39の近傍
に、各固定用穴40または各固定用ネジ穴39を識別す
る表示45を設けるようにしてもよく、同様の効果があ
る。
【0045】また、上記実施の形態2では、取付アング
ル30を上下アングル37,38に二分割したものを示
したが、上中下の三分割などもっとたくさんに分割して
も作ることができる。また、この実施の形態では、スプ
レー取付台32を取付けるネジ穴30cを上下4箇所に
設けてスプレー取付台32を上下に位置を変えられるよ
うにしてあるので、散水スプレー12の上下位置を調節
して散水位置を適切にすることができる。なお、この実
施の形態では、上下2段階であるが、もっと多くの段階
の上下位置に調整できるようにしてもよい。
【0046】実施の形態3.次に実施の形態3について
説明する。図21は実施の形態3を示す図1に相当する
斜視図である。上記実施の形態では、比較的背の低い室
外ユニット1に散水装置10を取り付けるものを示した
が、図21のように背の高い室外ユニット1に散水装置
10を取り付けてもよい。この場合の取付アングル30
は、上記実施の形態2のものよりもかなり長くなるた
め、上下のアングル37,38の長さをそれぞれ実施の
形態2のものと異なるように設けてもよいが、この実施
の形態3では、上アングル37は実施の形態2のものと
同一のものを使用し、下アングル38を実施の形態2よ
り長いものを使用している。これによると、一方の部品
を共通に使用することができ、量産によるコスト低減を
図ることができる。また、この実施の形態3では、散水
スプレーを12を上下に2基設けて散水範囲を広くさせ
ている。また、この実施の形態3のものにおいても上ア
ングル37と下アングル38をばらばらな状態で収納す
れば包装も小さなものとなる。
【0047】実施の形態4.図22はこの発明の実施の
形態4を示す図8に相当する要部斜視図である。上記実
施の形態1〜3では、取付アングル30の上部の室外ユ
ニット1上部への固定は制御部本体11に取り付けるこ
とで、容易に取り付けできるものを示したが、図22に
示すように、室外ユニット1上部に直接穴などを開けて
ネジ36で取付アングル30の上部を固定するようにし
てもよく、穴開けなどの作業が増えて固定作業の時間が
増えるもののその他は上記実施の形態と同様の効果を奏
する。
【0048】実施の形態5.図23はこの発明の実施の
形態5を示す図8に相当する要部斜視図である。上記実
施の形態1〜4では、取付アングル30の上部の室外ユ
ニット1上部への固定を、ネジ36などにより上方から
行うようにして、室外ユニット1の散水スプレー12を
設置する側に作業者が入る必要がなく、室外ユニット1
の散水スプレー12を設置した側の反対側の面から覗き
込めば取付できるなど、壁2などの障害物があっても取
付アングル30の上部固定がやりやすいものを示した。
これに対して、この実施の形態5は、図23のように取
付アングル30の上部を後方から取り付ける構成とし
た。これによれば、壁2などの障害物があると取り付け
作業がやりにくくなるものの、他の効果は上記実施の形
態と同様のものがえられる。
【0049】実施の形態6.図24は実施の形態6を示
す図12に相当する要部断面図である。上記実施の形態
1〜5では、取付アングル30の上部の固定位置を所定
の位置としたものを示したが、図24に示すようにネジ
穴18と係止穴19とを前後に2個所ずつ設け、取付ア
ングル30の上部の取付位置を前後に変えられるように
設けてもよい。このようにすると、散水スプレー12と
熱交換器3との間隔が変えられるので、散水の広がる範
囲を調整できる。なお、この実施の形態では前後2段階
の調整としたが、もっと複数段に調整できる構成として
もよい。
【0050】実施の形態7.図25は実施の形態7を示
す図12に相当する要部断面図である。上記実施の形態
1では取付アングル30の上部を係止穴19と係止片3
5aで係止させたものを示したが、図25に示すよう
に、実施の形態1のように係止穴19と係止片35aは
なくても良い。これによれば、ネジ36で固定する際、
取付アングル30がずれる可能性があり若干組み立て性
が劣るものの、他の効果は実施の形態1と同様である。
【0051】実施の形態8.図26は実施の形態8を示
す図10に相当する要部断面図である。上記実施の形態
1では、取付アングル30の下部の室外ユニット1への
固定を前後の挟持片34a,34bで上方から差込み、
上方から係止を行うようにして、室外ユニット1の散水
スプレー12を設置する側に作業者が入る必要をなく
し、室外ユニット1の散水スプレー12を設置した側の
反対側の面や側面から覗き込んで取付できるなど、壁2
などの障害物があっても取付アングル30の下部の固定
がやりやすいものを示した。これに対して、実施の形態
8は、図26に示すように、ネジ43などでフランジ9
aと取付アングル30の下部を締結してもよい。これに
よれば、壁2などの障害物があると取り付け作業がやり
にくくなるものの、他の効果は上記実施の形態と同様の
ものがえられる。
【0052】実施の形態9.図27は実施の形態9を示
す図10に相当する要部断面図である。上記実施の形態
1では、取付アングル30の下部の室外ユニット1への
固定手段としてを前後の挟持片34a,34bを切り起
こして形成したものを示したが、加工が少し複雑になる
ものの、図27のように折り返した構造に形成してもよ
い。
【0053】実施の形態10.図28は実施の形態10
を示す図10に相当する要部断面図である。上記実施の
形態1では、取付アングル30の下部の室外ユニット1
への固定を前後の挟持片34a,34bで上方から差込
み、上方から行うようにして室外ユニット1の散水スプ
レー12を設置する側に作業者が入る必要がなく、室外
ユニット1の散水スプレー12を設置した側の反対側の
面や側面から覗き込むなどで取付できるなど、壁2など
の障害物があっても取付アングル30の下部の固定がや
りやすいものを示したが、図28のように、フランジ9
aに穴46を開け、取付アングル30の下部を差し込む
ように設けてもよい。こうすると、取付アングル30の
取り付け作業がやりにくくなるものの、他の効果は上記
実施の形態と同様のものがえられる。
【0054】
【発明の効果】本発明は、室外ユニットの熱交換器に散
水や噴霧を行う空気調和機用散水装置において、前記室
外ユニットの上部に設置される散水や噴霧の実行や停止
を制御する制御部本体と、この制御部本体で制御された
水を吐出させる散水スプレーと、散水スプレーが固定さ
れるスプレー取付部材とを備え、前記制御部本体には、
室外ユニットの設置位置にて当該室外ユニットの端部へ
当接する当接片を設けたので、制御部本体の室外ユニッ
ト上部への取付けが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1を示す斜視図である。
【図2】 図1のF−F線断面図である。
【図3】 回路構成図である。
【図4】 散水装置制御部本体の斜視図である。
【図5】 図4のG−G線断面図である。
【図6】 スプレー取付部材の斜視図である。
【図7】 スプレー取付部材の取付を説明する斜視図で
ある。
【図8】 制御部本体部分の要部斜視図である。
【図9】 図7のH部分の要部斜視図である。
【図10】 図9のI−I線断面図である。
【図11】 取付アングル上部の取付けを説明する要部
斜視図である。
【図12】 図8のJ−J線断面図である。
【図13】 取付アングル2本とスプレー取付台を並べ
た状態の斜視図である。
【図14】 実施の形態1の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図15】 実施の形態2の取付アングルの重合と分離
状態を示す斜視図である。
【図16】 図15のK部分の要部正面図である。
【図17】 図16のM−M線断面図である。
【図18】 実施の形態2のスプレー取付部材を取り付
けた状態の斜視図である。
【図19】 実施の形態2のスプレー取付部材の取付状
態の斜視図である。
【図20】 取付アングルの要部正面図である。
【図21】 実施の形態3を示す斜視図である。
【図22】 実施の形態4を示す要部斜視図である。
【図23】 実施の形態5を示す要部斜視図である。
【図24】 実施の形態6を示す要部断面図である。
【図25】 実施の形態7を示す要部断面図である。
【図26】 実施の形態8を示す要部断面図である。
【図27】 実施の形態9を示す要部断面図である。
【図28】 実施の形態10を示す要部断面図である。
【図29】 従来の散水装置を示す斜視図である。
【図30】 従来の散水スプレー取り付け枠の斜視図で
ある。
【図31】 図29のN−N線断面図である。
【符号の説明】
1 室外ユニット、3 熱交換器、9 台板、9a フ
ランジ、10 散水装置、11 制御部本体、12 散
水スプレー、13 スプレー取付部材、15当接片、1
9 係止穴、24 電磁弁、29 洗浄手段(洗浄スイ
ッチ)、30取付アングル、30a 並走部、30b
屈曲部、32 スプレー取付台、34 係止部、35a
係止片、37 上アングル、38 下アングル、39
固定用ネジ穴、40 固定用穴、42 ネジ、45
用途識別表示。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小幡 久修 静岡県静岡市昭和町9番地の5 株式会社 金菱エンジニアリング静岡事業所内 Fターム(参考) 3L054 BA05 BB03

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外ユニットの熱交換器に散水や噴霧を
    行う空気調和機用散水装置において、 前記室外ユニットの上部に設置される散水や噴霧の実行
    や停止を制御する制御部本体と、この制御部本体で制御
    された水を吐出させる散水スプレーと、散水スプレーが
    固定されるスプレー取付部材とを備え、 前記制御部本体には、室外ユニットの設置位置にて当該
    室外ユニットの端部へ当接する当接片を設けたことを特
    徴とする空気調和機用散水装置。
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