JP2002327876A - 継手とバルブの接合構造並びに薄肉管継手 - Google Patents

継手とバルブの接合構造並びに薄肉管継手

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JP2002327876A
JP2002327876A JP2002056228A JP2002056228A JP2002327876A JP 2002327876 A JP2002327876 A JP 2002327876A JP 2002056228 A JP2002056228 A JP 2002056228A JP 2002056228 A JP2002056228 A JP 2002056228A JP 2002327876 A JP2002327876 A JP 2002327876A
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joint
grip
cap nut
disc spring
pipe
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JP2002056228A
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Shigeo Kitazawa
茂男 北澤
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Kitz Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 継手とバルブのパイプ接合作業が簡易に行な
われ、接合後は、確実な方式で接合完了の確認を行うこ
とができるようにし、パイプの接合において、密封シー
ル性が良好で、パイプの引抜き阻止力が長期に亘ってそ
の機能を確実に発揮できるようにすること。 【解決手段】 継手本体1のおねじ部1dに引抜き防止
機構13を収納した袋ナット7を螺合して締付け固定し
た薄肉管継手であって、この引抜き防止機構13は、リ
ング状のグリップ14と皿ばね15´と平座金16から
成り、このグリップ14の内周側をパイプの挿入方向に
傾斜させ、皿ばね15´をグリップ14とは反対側に傾
斜させてグリップ14と皿ばね15´を隣接配置し、か
つグリップ14の外周側を平座金16に接触配置すると
共に、引抜き防止機構13を仮固定するための仮止めリ
ング21を袋ナット7に装着し、この仮止めリング21
に皿ばね15´の外周側を接触させた継手である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体や気体の流体
を流すパイプを継手やバルブに接続するための接合構造
と薄肉管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、パイプ接合には各種の手段が
知られているが、特に、JIS G3448 一般配管
用ステンレス鋼管やJWWA G115 水道用ステン
レス鋼管に規定されている薄肉ステンレスパイプ等のよ
うに薄肉管を継手に接合するには、袋ナットの締付に伴
いゴムパッキンが継手内に押込まれ、シール性を保持
し、内部部品により管に抜け出し阻止力を与えるように
した伸縮可撓式継手による接合方法、或は、継手の受口
へ管を差込み、継手と管の隙間にはんだを充填するはん
だ式継手による接合方法がある。
【0003】また、Oリングが充填されている継手の受
口へ管を差込み、プレス機を用いて、受口の外面を差込
部中央より受口端部までプレスして継手と管を接合させ
るプレス式継手による接合方法、或は、管の端部を拡管
して継手と特殊ナットにより接合する拡管方式による接
合方法が知られている。また、袋ナット内に、内周に食
込爪を有する環状の食込部材を設け、継手に袋ナットを
締付けることによって、食込部材をパイプに食い込ませ
てパイプの引抜き阻止力を与えるようにしたグリップ式
接合方法(例えば、特許第3044224号、特開平9
−166252号、特開昭62−22878号公報等参
照)も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
接合方法は、パイプ径の大小や流体の性質或は使用目的
に応じてそれぞれの特長を有しているが、継手とパイプ
との接合作業に熟練を要し、配管作業のミスが要因とな
って脱管現象やシール性の機能低下、或は継手の接合手
段に要するコストがかかってしまう等の課題を有してい
た。
【0005】また、グリップ式接合方法のうち、特許第
3044224号公報の場合は、締付けナット内に、シー
ル押さえ板(皿ばね)と絞りワッシャ(グリップ)を平
行状態に傾斜させて配置しているので、ナットの締付ト
ルクは、シール押さえ板と絞りワッシャが起き上がりに
要する押圧力の和となるため、締付けナットの締付力が
重くなる欠点がある。また、ワッシャと押さえ板の起立
に伴って、ワッシャとシール押さえ板との隙間と、シー
ル押さえ板と継手本体との隙間の和の分だけワッシャと
パイプとの接触点が移動してパイプがみだりに移動した
り、また、ワッシャが、内周端を外形側に傾斜させて配
置されているので、パイプに引抜き力が加わった場合、パ
イプが抜けやすくなる欠点を有している。また、この場
合も、パイプの挿入とナットの締付けを目視で確認する
ことができないばかりでなく、絞りワッシャとシール押
さえ板は組み込み位置が不均一であるため、継手内部に
各部品を組み込み難い等の欠点を有している。
【0006】本発明は従来の接合方法が有していた各種
の課題点を解決するために開発に至ったものであり、継
手とバルブのパイプ接合作業が簡易に行なわれ、接合後
は、確実な方式で接合完了の確認を行うことができるよ
うにし、パイプの接合において、密封シール性が良好で
あると共に、パイプの引抜き阻止力が長期に亘ってその
機能を確実に発揮できるようにし、更には、従来方法に
比してコスト的にも有効な経済性に富んだ継手とバルブ
の接合構造と薄肉管継手を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、接合本体のおねじ部に、引
抜き防止機構を収納した袋ナットを螺合して締付け固定
した継手とバルブの接合構造であって、袋ナット内に設
けたシール部材で挿入パイプを周面シールし、一方、接
合本体側に確認シールリングを装着し、袋ナットの締付
固定時に、この袋ナットで確認シールリングを被覆して
袋ナットの締付け施工確認と当該部位の密封シールを行
なうようにした継手とバルブの接合構造である。
【0008】請求項2に係る発明は、接合本体のおねじ
部の肉厚部に確認穴を形成し、この確認穴によりパイプ
挿入状態を確認するようにした継手とバルブの接合構造
である。
【0009】請求項3に係る発明は、接合本体のねじ部
に、引抜き防止機構を収納した被接合部材を螺合して締
付け固定した継手とバルブの接合構造であって、この引
抜き防止機構は、リング状のグリップと皿ばねから成
り、このグリップの内周側をパイプの挿入方向に傾斜さ
せると共に、皿ばねをグリップとは反対側に傾斜させ
て、グリップと皿ばねを隣接配置した継手とバルブの接
合構造である。
【0010】請求項4に係る発明は、装着傾斜方向を異
ならしめた上記グリップと皿ばねを起立させるために必
要とする両者の荷重を略等しくするように構成した継手
とバルブの接合構造である。
【0011】請求項5に係る発明は、接合本体のおねじ
部に、上記グリップと皿ばねを収納した袋ナットを螺合
し、袋ナット側の接合本体の外端内周位置に装着段部を
形成し、この装着段部に装着したシールリングを、起立
したときの前記皿ばねで押圧するようにした継手とバル
ブの接合構造である。
【0012】請求項6に係る発明は、グリップには、袋
ナット内でスラストベアリング機能を有する平座金を当
接させた継手とバルブの接合構造である。
【0013】請求項7に係る発明は、グリップと皿ばね
と平座金に、グリップ>皿ばね≧平座金とするように硬
度差をつけた継手とバルブの接合構造である。
【0014】請求項8に係る発明は、接合本体のおねじ
部に、引抜き防止機構を収納した袋ナットを螺合して締
付け固定した継手とバルブの接合構造であって、この引
抜き防止機構を仮固定するための仮止めリングを袋ナッ
トに装着した継手とバルブの接合構造である。
【0015】請求項9に係る発明は、継手本体のおねじ
部に引抜き防止機構を収納した袋ナットを螺合して締付
け固定した薄肉管継手であって、この引抜き防止機構
は、リング状のグリップと皿ばねと平座金から成り、こ
のグリップの内周側をパイプの挿入方向に傾斜させ、皿
ばねをグリップとは反対側に傾斜させてグリップと皿ば
ねを隣接配置し、かつグリップの外周側を平座金に接触
配置すると共に、引抜き防止機構を仮固定するための仮
止めリングを袋ナットに装着し、この仮止めリングに
は、皿ばねの外周側を接触配置させた薄肉管継手であ
る。
【0016】請求項10に係る発明は、袋ナット側の継
手本体の外端内周位置に装着段部を形成し、この装着段
部にシールリングを装着し、このシールリングを起立さ
せたときの皿ばねで押圧するようにした薄肉管継手であ
る。
【0017】請求項11に係る発明は、継手本体に形成
した胴着面の隣接位置に確認リングを装着し、袋ナット
の先端に形成した当接面を前記胴着面に当接させたとき
に前記確認リングを袋ナットで被覆するようにした薄肉
管継手である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明における継手とバ
ルブの接合構造並びに薄肉管継手の各種の実施形態を図
面に従って説明する。図1から図9は、本発明における
第1の実施形態を示したものである。図面において、1
は継手用の継手本体又はバルブボディ1aに設けたパイ
プ接続部である接合本体であり、まず、図1〜図7に基
づいて継手構造の例を説明する。図1において、接合本
体(継手本体)は、外周締付部1bを有し、その両端に
おねじ部1c,1dを設けている。このおねじ部1c
は、おねじ部1dと同一のねじ構造とするか、或は本例
と同一の継手構造でも良く、又はその他の接合手段で配
管接続するようにしても良い。
【0019】また、おねじ部1dの奥側位置に設けた装
着面又は溝状の装着部2に確認シールリング(本例では
Oリング)3を装着し、更に、おねじ部1dの肉厚部に
複数個(本例では3個)の視認用又は漏れ確認用の確認
穴4を放射状に形成すると共に、おねじ部1dの外方端
部面に段部5と内方端部面に切欠きテーパ部(約5〜3
0度の範囲)6をそれぞれ形成している。この確認穴4
は、その長辺が継手本体1のパイプ当接部1eと一致す
るように設けられており、パイプ先端部を確実に視認で
きる。
【0020】また、図中7は袋ナットであり、この袋ナ
ット7のパイプ挿入穴7a側(後端側)の内周に、図1
に示すようなテーパ部8a、或は図9に示すような装着
段部8bを形成し、このテーパ部8a又は装着段部8b
にシール部材(本例ではOリング)9を装着する。ま
た、袋ナット7の先端には、接合本体1の外周締付部1
bに設けた胴着面10に胴着させる当接面11を設け、
先端内周位置には、接合本体1と袋ナット7を螺合した
際に、前述の確認シールリング3を密封シールし、かつ
締付け施工を確認するための接合段部12を設けてい
る。
【0021】また、袋ナット7の内周には、めねじ部7
bを設け、このめねじ部7bの位置に引抜き防止機構1
3を内装している。この引抜き防止機構13は、内周に
保持爪14aを有する環状のグリップ14と皿ばね15
と平座金16より成り、これらの引抜き防止機構13を
めねじ部7bに仮止めした樹脂製の仮止めリング17に
より袋ナット7内に収納保持するようにしている。この
仮止めリング17は、袋ナット7を接合本体1に接合し
たときに、皿ばね15等に過度の押圧力を与えて、皿ば
ね15等の変形や損傷等が発生してしまうことのないよ
うに、段部5に収納される。
【0022】また、上記のグリップ14は、図1に示す
ように、外力を与えずに袋ナット7を締付けない状態の
とき、その内周側を接合本体1側に向け、かつその外周
側を袋ナット7の後端側に向けた傾斜状態に取付け、一
方、皿ばね15は、このグリップ14とは反対側に傾斜
させた状態で取付けている。また、平座金16は、袋ナ
ット7のスラスト面7cに接触してスラストワッシャ機
能とOリング9を保持する保持機能を発揮している。
【0023】また、グリップ14、皿ばね15並びに平
座金16は、それぞれ硬度差を有し、摩擦抵抗を小さく
しており、グリップ14は、パイプ18への食込み力を
保持するために変形しない程度の硬度を有し、本例で
は、グリップの材質をばね性を持つ冷間圧延材であるS
US301−Hとし、硬度は約HV430としている。
また、皿ばね15は、グリップ14を変形させないため
に、グリップ14よりも硬度差を小さくしており、本例
では、皿ばねの材質をSUS304とし、硬度約HV2
00としてグリップの約半分の硬度としている。平座金
16は、余分な荷重がかからない部品が好ましく、本例
では、材質をSUS304としている。本例における三
者の硬度差は、グリップ>皿ばね≧平座金の関係であ
る。
【0024】図8は、ボールバルブ、ゲートバルブやグ
ローブバルブ等のバルブ用ボディ1aのパイプ接続部
(接合本体)1に設けた接合構造を示したものであり、
上記の継手に適用した構造と同一構造を成しているの
で、同一部分は同一符号で示してその説明を省略する。
上記に示した継手とバルブに接合するパイプ18は、金
属製、樹脂製のパイプであるが、特に、薄肉の銅合金や
ステンレス鋼のねじ加工をすることができない薄肉パイ
プの接合構造に好適である。
【0025】次に、上記実施形態の作用を説明する。図
1に示すように、仮止めリング17を介して引抜き防止
機構13を収納した袋ナット7にパイプ18を挿入し、
この状態で、パイプ18の先端面が接合本体(継手本
体)1内のパイプ当接部1eに突き当てるまで挿入し、
確認穴4よりパイプ18の先端面が適正位置に挿入され
たことを目視確認する。この場合、確認穴4の長辺が接
合本体1のパイプ当接部1eと一致している構造である
から、適正位置の挿入状態を確実に確認することがで
き、パイプ挿入不足による脱管現象や機能低下を防ぐこ
とができる。
【0026】次いで、袋ナット7を接合本体1のおねじ
部1dに螺合した後に、スパナ等の汎用工具により袋ナ
ット7を接合させて、袋ナット7の回転進行方向の当接
面11が外周締付部1bの胴着面10に胴着するまで締
め込むと、接合本体1の装着部2に装着している確認シ
ールリング(Oリング)3が袋ナット7の接合段部12
に被覆されて確認シールリング3が見えなくなるので、
袋ナット7が確実に締め込まれたかを目視確認できると
共に、この確認シールリング3によって、接合本体1と
袋ナット7をシールし、接合本体1とパイプ18から漏
水する内部流体(液体又は気体)を確実にシールする。
なお、前述の胴着面10と当接面11を密封胴着するこ
とにより、この部位を二重にシールするようにしてもよ
い。
【0027】仮に、パイプ挿入後の袋ナット7の締付時
に、施工ミスや締め忘れにより適正位置まで締め込まな
い状態のときは、接合本体1の外部に内部流体が確認穴
4より漏れ出す構造としたから、パイプ結合作業の確認
が目視だけでなく漏水現象によっても判断できるように
している。
【0028】また、袋ナット7が締め込まれることによ
り、接合本体1の軸方向側に移動して、平座金16、グ
リップ14並びに皿ばね15より成る引抜き防止機構1
3が袋ナット7の内径端面により順次圧縮されて起き上
がる。その際、袋ナット7の回転応力(ねじり応力)が
伝達されないよう、前後の皿ばね15や平座金16がベ
アリング機能を発揮するので、グリップ14の食込爪1
4aがパイプ18の外表面に確実に食い込む。
【0029】ここで、皿ばね15とグリップ14が従来
例のようにあらかじめ平行に袋ナット7内に配置されて
いる場合には、皿ばね15の起き上がりに要する押圧力
とグリップ14の起き上がりに要する押圧力の和が袋ナ
ット7の締付トルクとして加わることになる。しかし、
本例では皿ばね15とグリップ14とを反対側に傾斜さ
せた状態で袋ナット7に配置しているので、袋ナット7
には、皿ばね15の起き上がりに要する押圧力とグリッ
プ14の起き上がりに要する押圧力の差しか作用せず、
軽い締付トルクで袋ナット7を締め込むことができる。
具体的には、継手サイズ20Aにおいて、皿ばね15と
グリップ14を平行に配置した従来の場合の締付トルク
1300Kg-cmに対し、本例では630Kg-cmと
約半分の締付トルクで袋ナット7を締め付けることがで
きた。なお、パイプの引抜き阻止力は、従来例の863
Kgfに対し、本例では1375Kgfと約1.6倍の
阻止力が得られた。
【0030】また、グリップ14、皿ばね15及び平座
金16に硬度差を設けているので、上述のようにグリッ
プ14は、皿ばね15に沿って滑りながらパイプ18に
食い込む。この場合、グリップ14をパイプ18の挿入
方向に傾斜させて袋ナット7の内部に設け、皿ばね15
を接合本体1側に一旦傾斜させて配置したから、皿ばね
15がグリップ14と共に起き上がるとき、図6に示す
ように、皿ばね15の下方面側が切欠きテーパ部6に逃
げるので、グリップ14の干渉が回避でき、本来の適正
な締付トルク値や機能を維持できるため、グリップ14
は、皿ばね15に沿って滑りながら図7に示すように、
パイプ18に食い込む状態になる。テーパ部6がなけれ
ば、グリップ14の保持爪14aの角部と皿ばね15が
干渉して、袋ナット7の締付トルクが上昇するのに加
え、保持爪14aの角部が変形し、パイプの引抜き阻止
力が低下する一因となる。このことから明らかなよう
に、テーパ部6は、皿ばね6を介して保持爪14aを保
護する機能を有する。
【0031】また、袋ナット7の内径部に引抜き防止機
構13を適正かつ脱落しないように仮止めリング17を
設けたので、例えば、配管作業時に作業者が袋ナット7
を外したとき、内部に収納されている部品類が脱落、紛
失、挿入違い等の要因で本来の継手機能を損なう事態を
確実に回避できる。この場合、仮止めリング17は、袋
ナット7を締付け後、この仮止めリング17が接合本体
1の段部5に収容されるので、グリップ14等の内部部
品に影響を与えない。
【0032】更に、袋ナット7のパイプ挿入穴7a側の
内部には、図1に示すような、テーパ部7a或は図9に
示すような、装着段部8bにOリング9を装着し、この
Oリング9を平座金16により保持しているので、パイ
プを挿入する際、クサビ効果が生じるので、Oリングの
劣化が起こりにくく、長期間の使用に亘ってパイプ18
の周面によるシール機能が発揮される。また、本発明
は、継手とバルブの接合構造であるから、ストレーナと
パイプとの接合構造にも応用できることは勿論である。
【0033】本発明における継手とバルブの接合構造並
びに薄肉管継手の第2の実施形態を図10〜図19に従
って説明する。図面において、上記の第1の実施形態と
同一部分は同一符合を使用し、その説明を省略する。
【0034】図10は接合前の状態を示したものであ
り、同図において、接合本体1のねじ部に、引抜き防止
機構13を収納した被接合部材を螺合して締付け固定し
た継手とバルブの接合構造である。ねじ部は、おねじ部
1dまたはめねじ部であり、このねじ部に袋ナット7或
はブッシュ等の被接続部材をねじ込んで構成する。本例
では、接合本体1のおねじ部1dに袋ナット7をねじ込
んで構成している。
【0035】本例における引抜き防止機構13は、リン
グ状で、内周に保持爪14aを有するグリップ14と皿
ばね15´及び平座金16から成り、このグリップ14
の内周側をパイプ18の挿入方向に傾斜させると共に、
皿ばね15´をグリップ14とは反対側に傾斜させて、
グリップ14と皿ばね15´を隣接配置している。この
引抜き防止機構13は、袋ナット7の締付け時に、パイ
プ18が挿入方向或は引抜き方向にみだりに移動しない
ように作用することが必要である。
【0036】上述のように、パイプ18が移動しないた
めには、グリップ14の板厚tと皿ばね15´の最大
たわみ量δdが略等しいこと、グリップ14と皿ばね
15´の起立にそれぞれ必要とする荷重が略等しいこと
を条件とする。この場合、皿ばね15´とグリップ14
とは、相反する方向へ広がろうとするので、袋ナット7
と接合本体1は緩みにくく、確実に接合状態が保持され
る。
【0037】の条件を図18に基づいて説明すると、
同図(a)において、ナット締付前の状態で、グリップ
14の内径14aはパイプ18に接していない。同図
(b)において、袋ナット7の締付によって、グリップ
14が皿ばね15´と平座金16のベアリング作用を利
用しながら、起立を始め、グリップ14の保持爪14a
は皿ばね15´のグリップ14側の側面に沿ってすべ
る。即ち、同図におけるB点がパイプ18側に移動し、
保持爪14aの端部Aがパイプ18に接触する。更に、
ナット7を締め込むと、同図(c)に示すように、グリ
ップ14はA点を支点に起立し、パイプ18には、グリ
ップ14の板厚t分だけ、抜ける方向に移動しようとす
る力がはたらき、A点が右に移動しようとする。しか
し、皿ばね15´も同時に起立することから、パイプ1
8には皿ばね15´の最大たわみ量δd分だけ、挿入方
向に移動しようとする力が働き、A点が左に移動しよう
とする。
【0038】従って、パイプ18に働く力は相殺され、
袋ナット7の締め付け、グリップ14の起立に伴うパイ
プ18の移動は生じない。即ち、同図(d)において、
グリップ14の起立によるパイプ18の移動を皿ばね1
5´の起立によって吸収し、ナット締付時におけるパイ
プ18の移動を阻止することができる。また、第1の実
施形態と同様に袋ナット7の締付トルクも軽く、しかも
グリップ14がその内周側をパイプ18の挿入方向に傾
斜して配置されているため、パイプ18に引き抜き力が
加わっても、グリップ14のパイプ18への食い込みと
くさび作用により、第1の実施形態と同様にパイプ18
の抜けに強い接合構造を得ることができる。なお、グリ
ップ14は起立に伴って内径が縮径し、保持爪14aが
パイプ18にくい込む。本例において、δd(皿ばねの
最大たわみ量)≒t(グリップの板厚)=0.5〜1.
0mm(継手サイズ13SU〜80SU共通)である。
【0039】次にの条件を具体的に説明すると、グリ
ップ14と皿ばね15´の起立にそれぞれ必要とする荷
重が異なる場合、何れかが先に起立する。荷重は、F=
K(ばね定数)×δ(最大たわみ量)で算出されるが、
ばね定数は、グリップ14や皿ばね15´のそれぞれの
材料特性、形状、寸法に応じて求まる定数であるので、
グリップ14と皿ばね15´の起立にそれぞれ必要とす
る荷重を略等しくするためには、各部品の最大たわみ量
δを調整する。皿ばね15´の最大たわみ量δdは、上
述のようにグリップ14の板厚tとの関係で設定される
ため、グリップ14の最大たわみ量δrを調整により荷
重を略等しくする。ここで、δrをグリップの傾斜角β
として置き換えてみると、本実施例においては45°<
β<55°の範囲で設定されている(この場合、継手サ
イズ13SU〜80SU)。なお、δdを皿ばねの傾斜
角αとして置き換えてみると、本実施例においては74
°<α<82°の範囲となっており、α>βの関係が成
り立っている。
【0040】上記接合本体1のおねじ1d部に、上記グ
リップ14と皿ばね15´、及び平座金16を収納した
袋ナット7を螺合し、袋ナット7側の接合本体1の外端
内周位置に装着段部19を形成し、この装着段部19に
パイプ18内の流体を外部に漏らさないための密封用の
シールリング20を装着し、このシールリング(Oリン
グ)20を、起立したときの前記皿ばねで押圧するよう
にしている。
【0041】即ち、接合本体1の先端面に設けた装着段
部19にOリング20を装着した後、ナット7側に装着
された皿ばね15´が起立する際にOリング20をパイ
プ18外径と接合本体1の装着段部19に密着させるだ
けではなく、皿ばね15´の面がOリング20を圧縮さ
せてシール機能を向上させることができる。
【0042】特に、本実施例においては、Oリング20
の装着段部19の有効断面積に対するOリング20自身
の有効断面積の比率を通常よりも1割〜1割5分程度高
い85〜95%にしている。対象パイプ18は肉厚が薄
いことから、輸送中、積載高さによる荷重または外的力
が負荷された際、変形して真円度が得られない場合があ
るが、本実施例のように装着段部19に対するOリング
の充填率を高めることにより、真円度がずれて対象パイ
プ18の表面に多少の扁平や突起があってもOリングの
強い弾性力によりシール機能を得られる構造としてい
る。更に、上述のようにOリングの充填率を高めること
により、Oリング20の圧縮抵抗力を利用して、逆に皿
ばね15´をパイプ18の軸心に対して、ほぼ垂直に起
き上がらせる効果も有する。なお、装着段部19にはテ
ーパ部を有していないため、Oリングは逃げることな
く、確実にパイプ18外径や皿ばね15´に押圧してシ
ール性を確保することができる。
【0043】また、引抜き防止機構13を仮固定するた
めの仮止めリング21を袋ナット7に内装している。引
抜き防止機構13をめねじ部7bに仮止めした樹脂製の
仮止めリング21により袋ナット7内に収納保持するよ
うにしている。この仮止め用リング21を用いて、パイ
プ引抜き防止機構13の各部品を仮固定し、その位置関
係がずれないようにして、所定の引抜き性能を発揮でき
るようにしている。組立て時は、後述するように、上向
き円柱状治具23を用いて、各部品を調芯して配置の
上、袋ナット7を押し込むことにより、ナット7内部へ
の引抜き防止機構13の組み込みが完了する。
【0044】次に、図16と図17に従って、仮止めリ
ング21を具体的に説明する。同図において、仮止めリ
ング21の外径に形成した外周凸部21aは、その外周
寸法を袋ナット7のめねじ7bの有効径と等しくし、仮
止めリング21の外周凸部21aをナット7のめねじ7
bに押し込んで係止させる。また、仮止めリング21の
内周段部21bに皿ばね15´の外周を保持するように
し、内周凸部21cは、皿ばね15´の起立を補助し、
その厚みは皿ばね15´が起立した際、皿ばね15´と
継手本体1とOリング20が接触するのに支障のない厚
さとする。
【0045】図19は、袋ナット7内へ引抜き防止機構
13を組み込む手法の一例を示している。同図(a)の
ように、各部品が調芯されながら組立治具23の仮止め
載置部23aに挿入され、図17に示すように仮止めリ
ング21の内周段部21bに皿ばね15´が位置決めさ
れる。次いで、同図(b)のように、ナット7を治具2
3の上方から挿入し、ナット7は、仮止めリング21の
外周凸部21aとナット7のめねじ7bとの接触抵抗に
抗して、治具23のナット載置部23bまで挿入され、
各部品は隣接配置されると共に、その位置関係が均一に
保たれた状態で仮止めリング21により仮止めされる。
そして、袋ナット7を持ち上げて同図(c)のように組
立てを完了する。
【0046】図12は、ボールバルブ、ゲートバルブや
グローブバルブ等のバルブ用ボディ1bのパイプ接続部
(接合本体)1に設けた接合構造を示したものであり、
上記の継手に適用した構造と同一構造を成しているの
で、同一部分は同一符号で示し、その説明を省略する。
【0047】図10、図11において、22は確認リン
グであり、この確認リング22は、所望の色彩を有し、
金属や樹脂で形成されており、この確認リング22を、
継手本体1に形成した胴着面10の隣接位置に装着し、
袋ナット7の先端に形成した当接面11を前記胴着面1
0に当接させたときに前記確認リング22を袋ナット7
の環状切欠部7cで被覆するようにしている。
【0048】図10に示すように、仮止めリング21を
介して引抜き防止機構13を収納した袋ナット7にパイ
プ18を挿入し、この状態で、パイプ18の先端面が接
合本体(継手本体)1内のパイプ当接部1eに突き当て
るまで挿入する。次いで、袋ナット7を接合本体1のお
ねじ部1dに螺合した後に、スパナ等の汎用工具により
袋ナット7を接合させて、図11に示すように、袋ナッ
ト7の回転進行方向の当接面11が外周締付部1bの胴
着面10に胴着するまで締め込むと、確認リング22が
袋ナット7によって被覆されるので、確実に締め込まれ
たか否かを目視確認できる。
【0049】図11は、上述のように袋ナット7を締め
込み、施工が完了した状態の本発明におけるステンレス
パイプ等の薄肉管用の管継手であり、継手本体1の一例
に継手構造を有しているが、外周締付部1bの両側に継
手構造を設けるものであっても良く、各種の継手構造に
応用可能である。同図において、継手本体1のおねじ部
1dに引抜き防止機構13を収納した袋ナット7を螺合
して締付け固定した薄肉管継手であって、この引抜き防
止機構13は、リング状のグリップ14と皿ばね15´
と平座金16から成り、このグリップ14の内周側をパ
イプの挿入方向に傾斜させ、皿ばね15´をグリップ1
4とは反対側に傾斜させてグリップ14と皿ばね15´
を隣接配置し、かつグリップ14の外周側を平座金16
に接触配置すると共に、引抜き防止機構13を仮固定す
るための仮止めリング21を袋ナット7に装着し、この
仮止めリング21に皿ばね15´の外周側を接触させて
いる。
【0050】同図において、袋ナット7側の継手本体1
の外端内周位置に装着段部19を形成し、この装着段部
19にシールリング(Oリング)20を装着している。
また、継手本体1に形成した胴着面10の隣接位置に確
認リング22を装着し、袋ナット7の先端に形成した当
接面10を胴着面11に当接させたときに、確認リング
22を袋ナット7の環状切欠部7cで被覆することによ
って、接合の完了状態を視認して確認することができ
る。
【0051】なお、いずれの実施例においても、平座金
16を用いることによってグリップ14の起立を促すベ
アリング作用を得ているが、ナット7の内周面7dがそ
の材質自体や、コーティング等を施すことによりベアリ
ング作用を得ることができる場合には、必ずしも平座金
16を用いなくともよい。
【0052】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、本発明
によると、接合本体と袋ナットとの間を確実に密封シー
ルすると共に、袋ナットの締付け施工を目視確認するこ
とが可能となる。また、パイプ挿入時に挿入不足による
配管作業ミスが要因となる脱管現象や機能低下を防ぐこ
とができ、接合本体と袋ナットとが確実に接合され、パ
イプの引抜き阻止力が有効に発揮されて長期に亘って接
合状態が確実に保持される。
【0053】更に、グリップとの干渉が回避でき、本来
の適正な締付トルク値を維持し、グリップは、皿ばねに
沿って滑りながらパイプに確実に食い込まれる。平座金
がスラストベアリング効果を発揮すると共に、Oリング
等のシール部材を保持する働きをする効果を有してい
る。
【0054】また、本発明によると、引抜き防止機構の
それぞれの部品に硬度差をつけて摩擦抵抗が小さくなる
ようにしたから、グリップは皿ばねに沿って滑りながら
パイプに食い込む効果を有し、また、仮止めリングによ
り配管作業時に内部部品が脱落、紛失、或は挿入違い等
の要因で継手機能を損なう事態を確実に防ぐことができ
る。
【0055】また、袋ナットの締付力は従来に比して軽
くなるので、操作性、作業性が良好であり、薄肉管(パ
イプ)を挿入して袋ナットを締付けてもパイプがみだり
に移動することなく、脱管したり漏水のおそれがなく、
確実に密封接合される。更に、パイプに引抜き力が加わ
った場合でも、パイプが抜けやすくなるおそれがなく、
接合強度は極めて大きく、長期間の使用に耐えることが
できる。
【0056】更に、袋ナット内の引抜き防止機構は、所
定の作業により迅速にかつ確実に組み込むことができ、
各部品の位置関係が均一であるため、パイプ接合時に、
引抜き防止機構が発揮されて、薄肉管の接合作業が確実
に行い得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における継手の接合構造の一例を示した
断面図である。
【図2】図1の接合状態を示す断面図である。
【図3】図1の一部切欠き平面図である。
【図4】図2の一部切欠き平面図である。
【図5】図1に示した引抜き防止機構の概略説明図であ
る。
【図6】図5の作動状態を示す説明図である。
【図7】図6の状態からグリップの食込み機能が発揮さ
れる状態を示す説明図である。
【図8】本発明におけるバルブ接続部とパイプの接合構
造の一例を示す断面図である。
【図9】本発明における袋ナットの他例を示した断面図
である。
【図10】本発明における薄肉管継手の袋ナット締付前
の接合構造の一例を示した断面図である。
【図11】図1の袋ナット接合後の状態を示す断面図で
ある。
【図12】本発明におけるバルブ接続部とパイプの接合
構造の一例を示す断面図である。
【図13】図10における継手構造の引抜き防止機構を
示した分離斜視図である。
【図14】図10に示したグリップの正面図である。
【図15】図14のX−X線断面図である。
【図16】図10に示した仮止めリングの正面図であ
る。
【図17】図16のY−Y線断面図である。
【図18】(a)〜(d)は継手の袋ナット締付け時に
パイプが移動しない状態を説明した説明図である。
【図19】(a)〜(c)は袋ナット内へ引抜き防止機
構を組み立てる順序を説明した説明図である。
【符号の説明】 1 接合本体(継手本体、パイプ接続部) 1b 外周締付部 1d おねじ部 2 装着部 3 確認シールリング 4 確認穴 5 段部 6 切欠きテーパ部 7 袋ナット 7c 環状切欠部 9 シール部材(Oリング) 10 胴着面 11 当接面 12 接合段部 13 引抜き防止機構 14 グリップ 15、15´ 皿ばね 16 平座金 17 仮止めリング 18 パイプ 19 装着段部 20 シールリング 21 仮止めリング 22 確認リング 23 組立治具

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接合本体のおねじ部に、引抜き防止機構
    を収納した袋ナットを螺合して締付け固定した継手とバ
    ルブの接合構造であって、袋ナット内に設けたシール部
    材で挿入パイプを周面シールし、一方、接合本体側に確
    認シールリングを装着し、袋ナットの締付固定時に、こ
    の袋ナットで確認シールリングを被覆して袋ナットの締
    付け施工確認と当該部位の密封シールを行なうようにし
    たことを特徴とする継手とバルブの接合構造。
  2. 【請求項2】 上記接合本体のおねじ部の肉厚部に確認
    穴を形成し、この確認穴によりパイプ挿入状態を確認す
    るようにした請求項1に記載の継手とバルブの接合構
    造。
  3. 【請求項3】 接合本体のねじ部に、引抜き防止機構を
    収納した被接合部材を螺合して締付け固定した継手とバ
    ルブの接合構造であって、この引抜き防止機構は、リン
    グ状のグリップと皿ばねから成り、このグリップの内周
    側をパイプの挿入方向に傾斜させると共に、皿ばねをグ
    リップとは反対側に傾斜させて、グリップと皿ばねを隣
    接配置したことを特徴とする継手とバルブの接合構造。
  4. 【請求項4】 請求項3において、装着傾斜方向を異な
    らしめた上記グリップと皿ばねとを起立させるために必
    要とする両者の荷重を略等しくするように構成した継手
    とバルブの接合構造。
  5. 【請求項5】 上記接合本体のおねじ部に、上記グリッ
    プと皿ばねを収納した袋ナットを螺合し、袋ナット側の
    接合本体の外端内周位置に装着段部を形成し、この装着
    段部に装着したシールリングを、起立したときの前記皿
    ばねで押圧するようにした請求項3又は4に記載の継手
    とバルブの接合構造。
  6. 【請求項6】 上記グリップには、袋ナット内でスラス
    トベアリング機能を有する平座金を当接させた請求項1
    乃至5の何れか1項に記載の継手とバルブの接合構造。
  7. 【請求項7】 上記グリップと皿ばねと平座金に、グリ
    ップ>皿ばね≧平座金とするように硬度差をつけた請求
    項1乃至6の何れか1項に記載の継手とバルブの接合構
    造。
  8. 【請求項8】 接合本体のおねじ部に、引抜き防止機構
    を収納した袋ナットを螺合して締付け固定した継手とバ
    ルブの接合構造であって、この引抜き防止機構を仮固定
    するための仮止めリングを袋ナットに装着したことを特
    徴とする継手とバルブの接合構造。
  9. 【請求項9】 継手本体のおねじ部に引抜き防止機構を
    収納した袋ナットを螺合して締付け固定した薄肉管継手
    であって、この引抜き防止機構は、リング状のグリップ
    と皿ばねと平座金から成り、このグリップの内周側をパ
    イプの挿入方向に傾斜させ、皿ばねをグリップとは反対
    側に傾斜させてグリップと皿ばねを隣接配置し、かつグ
    リップの外周側を平座金に接触配置すると共に、引抜き
    防止機構を仮固定するための仮止めリングを袋ナットに
    装着し、この仮止めリングには、皿ばねの外周側を接触
    配置させたことを特徴とする薄肉管継手。
  10. 【請求項10】 上記袋ナット側の継手本体の外端内周
    位置に装着段部を形成し、この装着段部にシールリング
    を装着し、このシールリングを起立させたときの皿ばね
    で押圧するようにした請求項9に記載の薄肉管継手。
  11. 【請求項11】 継手本体に形成した胴着面の隣接位置
    に確認リングを装着し、袋ナットの先端に形成した当接
    面を前記胴着面に当接させたときに前記確認リングを袋
    ナットで被覆するようにした請求項9又は10に記載の
    薄肉管継手。
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