JP2002327504A - 耐火目地用装填材 - Google Patents

耐火目地用装填材

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JP2002327504A
JP2002327504A JP2001132648A JP2001132648A JP2002327504A JP 2002327504 A JP2002327504 A JP 2002327504A JP 2001132648 A JP2001132648 A JP 2001132648A JP 2001132648 A JP2001132648 A JP 2001132648A JP 2002327504 A JP2002327504 A JP 2002327504A
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JP
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refractory
joint
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fireproof
filler
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JP2001132648A
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English (en)
Inventor
Junji Honda
純司 本田
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Daiwa House Industry Co Ltd
Daiwa General Research Institute Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
Daiwa General Research Institute Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐火目地構造を得るための作業が行いやす
く、目地内での固定性も向上できる耐火目地用装填材を
提供する。 【構成】 耐火目地用装填材6は、バックアップ材6a
に耐火発泡定形材6bを内包させて一体化して成る。バ
ックアップ材6aは円筒形を有し、その空洞部に円柱形
の耐火発泡定形材6bが埋め込まれている。バックアッ
プ材6aは例えば発泡ポリエチレンから成り、耐火発泡
定形材6bは例えば熱膨張黒鉛を主成分として成る。か
かる構造を有する耐火目地用装填材6は、外壁パネル1
・1間の目地に装填される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建物外壁パネルの目
地に装着されて建物外壁の耐火性を向上させる耐火目地
用装填材に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、隣り合う外壁パネル51・51
間における目地間構造を示している。パネルフレーム5
2の屋外側の面には、外側板と内側板とから成る二重外
装材53が設けられている。また、パネルフレーム52
の室内側の面には、室内側板材54が設けられ、更に、
空間をおいて内装板59が設けられている。二重外装部
53と室内側板材54との間にはロックウール保温材5
5が設けられている。パネルフレーム52・52間に
は、耐火目地材であるガラス繊維不織布マット56が設
けられ、隣り合う二重外装部53の内側板同士の間には
シーリングバックアップ材57が設けられ、隣り合う二
重外装部53の外側板同士の間にはシーリング材58が
設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】耐火目地材であるガラ
ス繊維不織布マット56は、弾力性に乏しく、通常は二
つ折りにして目地内に押し込む作業を行うことになる
が、かかる作業は行いにくく、また、目地内での固定性
もあまり良くない。また、ガラス繊維不織布マット56
を装填した後にシーリングバックアップ材57を装填す
るため、二度の装填作業が必要になる。
【0004】この発明は、上記の事情に鑑み、建物外壁
の耐火目地構造を得るための作業が行いやすく、目地内
での固定性も向上できる耐火目地用装填材を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の耐火目地用装
填材は、上記の課題を解決するために、バックアップ材
に耐火発泡材を内包させて一体化して成ることを特徴と
する。
【0006】上記の構成であれば、バックアップ材と耐
火発泡材とが一体化された構造であるから、一度の装填
作業でバックアップ材と耐火発泡材の両方を目地内に装
填することができる。また、一般にバックアップ材は柔
軟性及び弾力性を有するものが多く、目地内に押し込む
作業も行いやすく、目地内での固定性も良好となる。そ
して、火災時においては、耐火発泡材を包んでいるバッ
クアップ材は消失してしまうことになるが、この火災時
の熱によって耐火発泡材は発泡膨張するから、目地内で
の隙間発生は生じないことになる。
【0007】バックアップ材は円筒形又は角筒形を有
し、その空洞部に円柱形又は角柱形に耐火発泡材が埋め
込まれていてもよい。また、バックアップ材は断面略T
形状を有し且つ所定箇所に空洞部を有し、この空洞部に
円柱形又は角柱形に耐火発泡材が埋め込まれていてもよ
い。また、バックアップ材には、その外表面から前記空
洞部に至る切り込みが形成されてり、この切り込みから
耐火発泡材を入れることができるように構成されていて
もよい。
【0008】また、この発明の耐火目地用装填材は、バ
ックアップ材に定形の耐火発泡材を接着させて一体化し
て成ることを特徴とする。かかる構成においても、耐火
目地構造を得るための作業が行いやすく、目地内での固
定性も向上できる。
【0009】耐火発泡材は熱膨張黒鉛を含んで成るもの
がよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態の耐火
目地用装填材を図1乃至図5に基づいて説明していく。
【0011】図1(a)は、隣り合う外壁パネル1・1
間における目地間構造を示している。パネルフレーム2
の屋外側の面には、外側板と内側板とから成る二重外装
材3が設けられている。また、パネルフレーム2の室内
側の面には、室内側板材4が設けられ、更に、空間をお
いて内装板9が設けられている。二重外装部3と室内側
板材4との間にはロックウール保温材5が設けられてい
る。隣り合う二重外装部3の内側板同士の間及びパネル
フレーム2・2間に渡って、この実施形態の耐火目地用
装填材6が設けられ、隣り合う二重外装部3の外側板同
士の間にはシーリング材7が設けられている。
【0012】耐火目地用装填材6は、同図(b)に示す
ように、バックアップ材6aに耐火発泡定形材6bを内
包させて一体化したものである。バックアップ材6aは
例えば発泡ポリエチレンから成り、耐火発泡定形材6b
は例えば熱膨張黒鉛を主成分として成る。この熱膨張黒
鉛は、熱膨張性に優れており、例えば、火災時の熱で1
5倍以上に発泡膨張するものがある。また、火災時の熱
で含有樹脂が炭化・固化して隙間を塞ぐことで高い耐火
性を発揮し、更に、柔軟性(曲げても折れにくいもの)
や耐水性に優れるものも存在しており、このような優れ
た性能を有するものを用いるのがよい。
【0013】バックアップ材6aである発泡ポリエチレ
ンは、柔軟性及び弾力性を有するものであるから、当該
耐火目地用装填材6を目地内に押し込む作業も行いやす
く、目地内での固定性も良好となる。そして、火災時に
おいては、耐火目地用装填材6を包んでいるバックアッ
プ材6aは消失してしまうことになるが、この火災時の
熱によって耐火発泡定形材6bは発泡膨張するから、目
地内での隙間発生は生じず、十分に耐火性を発揮する。
しかも、バックアップ材6aと耐火発泡定形材6bとが
一体化された構造であるから、一度の装填作業でバック
アップ材6aと耐火発泡定形材6bの両方を目地内に装
填することができ、作業時間を短縮することができる。
【0014】耐火目地用装填材6は、より具体的には、
そのバックアップ材6aを、図2(a)(b)に示すよ
うに、円筒形とし、その円形空洞部に円柱形の耐火発泡
定形材6bを埋め込んだ構造である。バックアップ材6
aには、その外表面から前記空洞部に至る切り込みAが
形成されてり、この切り込みAから耐火発泡定形材6b
を入れることができるようになっている。耐火発泡定形
材6bを空洞部内へ直に差し込んで入れていくことで当
該耐火目地用装填材6を作製することに比べ、切り込み
Aから耐火発泡定形材6bを埋め込む方が容易である。
【0015】図3は、耐火目地用装填材の変形例を示し
ている。この耐火目地用装填材61は、そのバックアッ
プ材61aを角筒形とし、その角形空洞部に角柱形の耐
火発泡定形材61bを埋め込んだ構造を有する。そし
て、バックアップ材61aには、その外表面から前記空
洞部に至る切り込みAが形成されてり、この切り込みA
から耐火発泡定形材61bを埋め込むことができるよう
になっている。
【0016】図4は、耐火目地用装填材の変形例を示し
ている。この耐火目地用装填材62は、そのバックアッ
プ材62aを断面略T形とし、先端側に形成した円形空
洞部に円柱形の耐火発泡定形材62bを埋め込んだ構造
を有する。そして、バックアップ材62aの先端側に
は、その外表面から前記空洞部に至る切り込みAが形成
されてり、この切り込みAから耐火発泡定形材62bを
埋め込むことができるようになっている。
【0017】図5は、耐火目地用装填材の変形例を示し
ている。同図(a)に示す耐火目地用装填材63は、そ
のバックアップ材63aを角柱形とし、その先端側(目
地内側)に板状の耐火発泡定形材63bを接着材にて接
着した構造を有する。かかる構造においても、耐火目地
構造を得るための作業が行いやすく、目地内での固定性
も向上できる。また、同図(b)に示す耐火目地用装填
材64は、同様に接着材にて一体化した構成であるが、
そのバックアップ材64aを耐火発泡定形材64bより
も幾分大きめとし、全体として断面略T形としたもので
あり、目地内での固定性を更に向上させている。なお、
耐火発泡定形材63b・64bは、テープ状の耐火発泡
定形材とすることもできる。
【0018】また、以上の実施形態では、二重外装材3
の内側板同士の間隔とパネルフレーム2・2間の間隔が
同じである構造を示したが、二重外装材3の内側板同士
の間隔がパネルフレーム2・2間の間隔よりも狭い構造
或いは二重外装材の外側板同士の間隔がパネルフレーム
2・2間と同じ構造においても耐火目地用装填材を用い
ることができ、また、かかる構造に対応させて耐火目地
用装填材の形状を適宜変形することができるものであ
る。また、耐火発泡材として定形のものを示したが、不
定形のものを空洞部に注入充填するようにしてもよい。
また、以上の例では、バックアップが発泡ポリエチレン
から成り、耐火発泡定形材が熱膨張黒鉛を主成分として
成るものを示したが、これらの素材に限定されるもので
はない。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の耐火目
地用装填材によれば、バックアップ材と耐火発泡定形材
とが一体化された構造であるから、一度の装填作業でバ
ックアップ材と耐火発泡定形材の両方を目地内に装填す
ることができる。また、バックアップ材としては柔軟性
及び弾力性を有するものを使用できるので、目地内に押
し込む作業も行いやすく、目地内での固定性も良好にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】同図(a)はこの発明の耐火目地用装填材が設
けられた目地構造を示した断面図であり、同図(b)は
主要部の拡大図である。
【図2】図1に示した耐火目地用装填材の断面図であっ
て、同図(a)は切り込みを開いた状態を示した図であ
り、同図(b)は切り込みから耐火発泡定形材を差し込
んだ状態を示した図である。
【図3】耐火目地用装填材の変形例を示した断面図であ
る。
【図4】耐火目地用装填材の変形例を示した断面図であ
る。
【図5】同図(a)及び同図(b)は各々耐火目地用装
填材の変形例を示した断面図である。
【図6】従来例の目地構造を示した断面図である。
【符号の説明】 1 外壁パネル 2 パネルフレーム 3 二重外装部 6 61 62 63 64 耐火目地用装填材 6a 61a 62a 63a 64a バックアップ
材 6b 61b 62b 63b 64b 耐火発泡定形

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックアップ材に耐火発泡材を内包させ
    て一体化して成ることを特徴とする耐火目地用装填材。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の耐火目地用装填材にお
    いて、バックアップ材は円筒形又は角筒形を有し、その
    空洞部に円柱形又は角柱形に耐火発泡材が埋め込まれて
    いることを特徴とする耐火目地用装填材。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の耐火目地用装填材にお
    いて、バックアップ材は断面略T形状を有し且つ所定箇
    所には空洞部を有し、この空洞部に円柱形又は角柱形に
    耐火発泡材が埋め込まれていることを特徴とする耐火目
    地用装填材。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載の耐火目地
    用装填材において、バックアップ材には、その外表面か
    ら前記空洞部に至る切り込みが形成されており、この切
    り込みから耐火発泡材を入れることができることを特徴
    とする耐火目地用装填材。
  5. 【請求項5】 バックアップ材に定形の耐火発泡材を接
    着させて一体化して成ることを特徴とする耐火目地用装
    填材。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の耐火目地用装填材において、耐火発泡材は熱膨張黒鉛
    を含んで成ることを特徴とする耐火目地用装填材。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004316082A (ja) * 2003-04-11 2004-11-11 Nishikawa Rubber Co Ltd 耐火目地ガスケット
JP2015121012A (ja) * 2013-11-21 2015-07-02 積水化学工業株式会社 意匠性を付与した熱膨張材

Cited By (3)

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JP2015121012A (ja) * 2013-11-21 2015-07-02 積水化学工業株式会社 意匠性を付与した熱膨張材
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