JP2002327500A - アンカーの設置方法および設置のための装置 - Google Patents

アンカーの設置方法および設置のための装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厚さの比較的薄い石材等にアンカーを取り付
ける際に、穿設した挿入孔内に対して、アンカーを孔外
から叩打することなく、ボルトに螺着したナットを締付
け回転するだけで、ボルト先端部を挿入孔内に拡開係止
することができ、従って、挿入孔を破壊することなくア
ンカーを設置できる方法と、そのための装置を提供す
る。 【解決手段】 挿入孔3の底部に予め掘削装置1により
拡開部4を設けておき、下端に円錐形拡開部20を設け
たボルト18に円筒19を嵌合したアンカー17を、挿
入孔3内に挿入して、ボルト18を回転せず、ナット2
5を回転して円筒19を押し下げることにより、円筒1
9の下端に孔底拡開部4と係合する拡開片19aを設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石材、コンクリー
ト壁面などの建築構造物に、型鋼や係止金具等の金属製
資材を取付けるために使用されるアンカー、詳細には、
挿入孔内で先端部を拡開して孔内に係止することのでき
るアンカーの設置方法およびその設置のために必要な装
置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、石材、コンクリート壁面など
の建築構造物に、型鋼や係止金具等の金属製資材を取付
けるための手段として、石材、コンクリート壁面などに
予めドリルで挿入孔を穿設し、この挿入孔内へボルトの
外側に円筒を嵌合したアンカーを挿着して、円筒の先端
部を挿入孔内で孔の側面方向へ押し拡げることで、ボル
トを挿入孔内に係止固定するアンカーの構造が広く知ら
れている。
【0003】上記のアンカーとして、一般的には、ボル
トの先端に円錐形拡開部を設けて、外周には先端に長さ
方向に沿った複数本の切欠き溝を設けた円筒を嵌合し、
ドリルにより穿設した挿入孔内にこのボルトと円筒とを
挿入したのち、孔の外から円筒の後端部をハンマーで叩
打して円筒を孔内に押し込み、円筒の先端部をボルト先
端の円錐形拡開部の外周方向へ移動することで、切欠き
溝で仕切られた円筒の先端部をボルト先端の円錐形拡開
部により外側へ押し開いて、挿入孔の側壁面へ係止さ
せ、同時に円筒先端の拡開片の内側にボルト先端の円錐
形拡開部を密着させてボルトの空回り防ぎ、ボルトに強
力な引き抜き抵抗力が与えられるようにした構造のもの
が知られている。
【0004】また、別のものとしては、内部を中空とし
たボルトの先端に長さ方向に沿った複数本の切欠き溝を
設けておくとともに、ボルトの後端にピンを突設してお
き、ドリルにより穿設した挿入孔内にこのボルトを挿入
したのち、孔の外からピンの後端部をハンマーで叩打し
て、ピンの先端部をボルト先端の中空部内へ押し込むこ
とで、切欠き溝で仕切られたボルトの先端部を、外側へ
押し開いて挿入孔の側壁面へ係止させ、強力な引き抜き
抵抗力が与えられるようにした構造のものが知られてい
る。
【0005】
【発明が解決すべき課題】上記のように、従来における
この種のアンカーは、石材、コンクリート壁面等の挿入
孔内に挿入したボルトの先端部を孔内に係止させる手段
として、ボルトの外周に嵌合した円筒の後端、あるい
は、ボルトの後端に突設したピンを孔外からハンマーで
叩打して、円筒あるいはボルトの先端部を孔内の底部内
壁面へ拡開させるものであるため、いずれの場合でも、
孔の底部に外部から強力な衝撃力を加えることが必要不
可欠な条件となる。
【0006】そのため、アンカーを設ける対象となる石
材、コンクリート壁面などの厚さが大きくて、挿入孔の
長さを十分に大きく設定できる場合はよいが、石材、コ
ンクリート壁面などの素材の厚さが30乃至80mm程
度のように小さい場合(例えば、厚さ70mm、幅30
0mm、長さ900mm程度の自然石板を擁壁、壁板、
型枠などに使用する場合)には、ボルト挿入孔の深さを
通常の長さに設定すると、挿入孔内に挿入されたボルト
の円筒後端、あるいは、ボルト後端のピンを、ハンマー
で叩打して孔内へ打ち込んだ際に、挿入孔の底の厚さが
足りないために挿入孔が破壊されてしまうという問題点
と、挿入孔内で円筒やボルトの先端部がクサビ状に拡開
することで、孔内に無理な力が作用し、孔が破壊されて
しまうという問題点を有している。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来における
アンカーボルトの上記のような問題点を解消して、石
材、コンクリート壁面などの素材の厚さが30乃至80
mm程度のように小さい場合であっても、アンカーボル
トを挿入孔内へ叩打することなく、従って、挿入孔を破
壊することなく、ボルトに螺着したナットを締付け回転
するだけで、ボルト先端部を挿入孔内に拡開係止するこ
とができるアンカーの設置方法と挿入孔の掘削装置等の
提供を目的としたものである。
【0008】本発明の請求項1は、アンカーの設置方法
に関するものであり、その具体的手段としては、アンカ
ーを挿入孔内へ叩打せず、ボルトに螺着したナットの締
付け回転により挿入孔内へ拡開係止することのできるア
ンカーの設置方法であって、アンカーの設置部にドリル
による挿入孔を穿設し、次いで、この挿入孔内で、下端
に円錐形切削刃を備えた回転軸を、挿入孔上方部分を支
点として前記円錐形切削刃が孔内で挿入孔中心軸の回り
を旋回するように回転させて、挿入孔の孔底に拡開部を
形成し、次に、先端に円錐形拡開部を設けたボルトに前
記挿入孔の深さよりも長さの短い円筒と、この円筒上に
補助円筒とを嵌合して、上端にはナットを螺着したアン
カーを前記挿入孔内に挿着し、次いで、前記ボルトの回
転を止めた状態で前記ナットを回転して、前記円筒と補
助円筒とを押し下げることにより、円筒の下端部をボル
トの円錐形拡開部で拡開して孔底拡開部へ係止させ、次
に、いったんナットを外して補助円筒をボルトから外し
た状態で、ボルトの回転止めを維持しつつナットを回転
してボルトを上昇させ、ボルトの円錐形拡開部で円筒の
下端拡開片を孔底拡開部に圧着係止させることを特徴と
するものである。
【0009】請求項2の発明は、このアンカーの設置方
法に使用する挿入孔の掘削装置に関するものであり、ア
ンカーを挿入孔内へ叩打せず、ボルトに螺着したナット
の締付け回転によりアンカーを挿入孔内へ係止できるア
ンカーの設置方法に使用するためのアンカー挿入孔の掘
削装置であり、アンカー設置部の予めドリルにより穿設
された挿入孔の上方に、上端に案内開口部、内側には軸
受け台座とこの台座に回動自在に支持される球面滑り軸
受とを備える器枠がアンカー挿入孔と同軸的に配置さ
れ、前記器枠には、上方のモーターから前記球面滑り軸
受内を貫通して下端が挿入孔内に延びる回転軸を備えて
いて、この回転軸の下端には円錐形切削刃が設けられて
おり、前記モーターと前記球面滑り軸受との間には回転
軸の回転を受けない外管を設けて、この外管に外周面が
前記器枠の上端案内開口部と接触して回転軸の旋回運動
を制御するための傾斜調整盤とを備えていることを特徴
とする。
【0010】この挿入孔の掘削装置については、モータ
ーと球面滑り軸受との間の外管に設けられた傾斜調整盤
が、前記外管に対して上下方向へ摺動自在なるように取
付けられているような構成が好ましい。
【0011】請求項4は、アンカーを挿入孔内へ叩打せ
ず、ボルトに螺着したナットの締付け回転によりアンカ
ーを挿入孔内へ係止できるアンカーの設置方法に使用す
るためのアンカーに関するものであって、下端に円錐形
拡開部を備え、上端には工具により挟着して回転を止め
るための係止部を備えるボルトと、このボルトの外周に
は前記挿入孔の深さよりも長さが短く、下端に長さ方向
に沿った複数本の切欠き溝と、この切欠き溝と直交する
ように円周方向に設けられた折れ溝とを設けた円筒と、
この円筒上に、該円筒よりも長さの短い補助円筒とを嵌
合して、上端にナットを螺着したことを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明では、まず、対象となる石材、コンクリ
ート壁面などのアンカーの設置部に、ドリルによる挿入
孔が穿設される。次に、掘削装置を使用して挿入孔内の
下端に円錐形の孔底拡開部を形成し、次いで、先端に円
錐形拡開部を設けたボルトに円筒と補助円筒とを嵌合し
て、上端にはナットを螺着したアンカーを前記挿入孔内
に挿着する。
【0013】この状態で、レンチ等により前記ボルトが
回転しないように止めながら前記ナットを回転すると、
円筒と補助円筒とが挿入孔内へ押し下げられて、円筒の
下端部がボルトの円錐形拡開部で拡開し、挿入孔の孔底
拡開部へ係止される。次に、補助円筒をボルトから外し
た状態で、ボルトの回転止めを維持しつつ、ナットを回
転すると、ボルトが上昇して、最終的に、ボルト円錐形
拡開部によって円筒の下端拡開片を孔底拡開部に向けて
圧着係止することができる。従って、この方法によれ
ば、挿入孔内で円筒やボルトの後端を叩打することなし
に、ボルトもしくは円筒の下端拡開片を孔底拡開部に確
実に係止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るアンカーの設
置方法を、図面に示す実施例について説明すると、図1
は、このアンカー設置方法において使用する挿入孔の掘
削装置1を示しているが、図1に示す掘削装置1による
穿孔に先立って、まず、図4に示すように、石材等のア
ンカーの設置部2に、ドリル16によって所定の深さま
で挿入孔3が穿設され、次いで、この挿入孔3の孔底に
掘削装置1によって拡開部4が形成される。
【0015】前記掘削装置1は、アンカー設置部2にお
けるドリル挿入孔3の上方に、上端内周に傾斜面6aを
もった案内開口部6、内側に軸受け台座7とこの台座7
に回動自在に支持される球面滑り軸受8とを備える器枠
5が、アンカー挿入孔3に嵌合される接続端9を介して
同軸的に配置されている。
【0016】また、器枠5の上方には、モーター10が
配置されていて、このモーター10から前記球面滑り軸
受8内を貫通して下端が挿入孔3内へ延びる回転軸11
を備えていて、この回転軸11の下端にはダイヤモンド
チップなどからなる円錐形切削刃12が設けられてい
る。
【0017】前記モーター10と球面滑り軸受8との間
には回転軸11の回転を受けない外管13が設けられて
いて、この外管13には、外周に前記器枠5の上端案内
開口部6と接触する傾斜面14をもった、回転軸11の
旋回運動を制御するための傾斜調整盤15が、外管13
に沿って上下動可能なるように設けられている。
【0018】挿入孔3内の回転軸11は、挿入孔3の上
方部分における球面滑り軸受8内を支点Bとして、下端
の円錐形切削刃12が孔内で挿入孔中心軸Aの回りを旋
回するように設けられており、図2に示すように、モー
ター10により回転軸11を回転しつつ、傾斜調整盤1
5の外周の傾斜面14を器枠5の上端案内開口部6に接
触させて、球面滑り軸受8内の支点Bを軸にして旋回す
ると、回転軸11の下端の円錐形切削刃12によって挿
入孔3の孔底に拡開部4が形成される。
【0019】傾斜調整盤15を外管13に沿って上下方
向に摺動すると、傾斜調整盤15の傾斜面14と器枠上
端案内開口部6の傾斜面6aとの接触角度を可変して回
転軸11の傾きが調整され、拡開部4の深さを変えるこ
とができる。
【0020】図3は、挿入孔3内に挿入されるアンカー
17の形状を示しており、このアンカー17は、基本的
にボルト18と円筒19とからなっていて、ボルト18
は下端に円錐形拡開部20を備えるとともに、上端にレ
ンチなどの工具により挟着されて回転を止めるための係
止部21とを備えている。
【0021】一方このボルト18の外周には、前記挿入
孔3の深さよりも長さが短い円筒19と、この円筒19
よりも長さの短い補助円筒24とが嵌合されており、前
記円筒19の下端に長さ方向に沿った複数本の切欠き溝
22と、この切欠き溝22と直交するように円周方向に
設けられた折れ溝23とが設けられている。さらに、こ
のボルト18にはワッシャ26とナット25が螺着され
ている。
【0022】図2に示すように、アンカー設置部2の上
に配置した掘削装置1によって挿入孔3内に拡開部4を
形成したのち、図5に示すように、挿入孔3内にエポキ
シ樹脂系接着剤27を注入してから、図6のようにアン
カー17を挿入する。なお、挿入孔3の内径は、アンカ
ー17の円筒19の外径があまり余裕をもつことなく挿
入できるような大きさに設定さている。
【0023】図6のように、挿入孔3内にアンカー17
が挿入されたのち、ボルト18の上端に設けられた係止
部21を、レンチのような工具で挟着して回転しないよ
うに固定した状態で、ナット25を回転すると、円筒1
9および補助円筒24が挿入孔3内へ押し下げられ、そ
の結果、図7のように、円筒19の下端が、ボルト18
の円錐形拡開部20により円錐形に押し広げられて拡開
片19aとなり、この拡開片19aが挿入孔3の底部の
拡開部4内へ係合する。
【0024】この状態では、円錐形に押し広げられた円
筒19の下端拡開片19aが挿入孔3の底部拡開部4内
へ係合することと、ボルト18の下端の円錐形拡開部2
0が円筒下端拡開片19aの内側へ係合することで、ボ
ルト18は挿入孔3内に確実に固定されることになる
が、さらに、図8に示すように、最終的な締め付け処理
を行う。
【0025】図7のように、円筒19と補助円筒24と
をナット25で押し下げたのち、その状態で、いったん
ナット25をボルト18から外して、円筒19の上の補
助円筒24を取り外すと、円筒19は長さが挿入孔3の
深さよりも短く設定されているので、円筒19の上端は
挿入孔3の開口端よりも下方に位置しており、ナット2
5をさらに締め付けることができる。
【0026】従って、図8のように、ナット25をアン
カー設置部2の上面に接触する位置まで締め付けた状態
で、前記と同様に、ボルト18の上端の係止部21を工
具で挟着して回転しないように固定し、ナット25を回
転すると、ボルト18が上昇して、最終的に、引き上げ
られるボルト18の円錐形拡開部20によって、円筒1
9の下端拡開片19aが孔底拡開部4に対し、しっかり
と圧着係止されることになる。
【0027】
【発明の効果】アンカーの設置方法についての発明で
は、挿入孔の底部に予め拡開部を設けておくので、挿入
孔内に挿入したアンカーのボルトを回転しないように固
定させておいて、ナットを回転すれば、円筒が押し下げ
られることで、簡単に円筒の下端に拡開片を設けること
ができ、従って、この円筒の下端拡開片が挿入孔の孔底
拡開部に係合することによって、強力な引き抜き抵抗を
発揮するアンカーを得ることができる。
【0028】また、この方法では、挿入孔の底部に予め
拡開部を設けておくので、アンカーを挿入孔の外側から
叩打する必要がなく、叩打することにより挿入孔の底部
を破壊することがないので、厚さの大きくない石材など
にアンカーを設けるための手段として最適なものとする
ことができる。
【0029】挿入孔を設けるための掘削装置についての
発明では、器枠内に設けた球面滑り軸受と傾斜調整盤と
によって、モーターからの回転軸を挿入孔内の中心軸に
対して旋回できるように設けたので、挿入孔の孔底に所
望の傾斜角度の拡開部を簡単に設けることができる。
【0030】さらに、アンカーの発明では、ボルトの上
端に工具の挟着により回転を停止できる係止部を設け、
ボルトを回転せずに固定して、ナットの回転により円筒
と補助円筒とを孔内に押し下げることで円筒の下端に拡
開片が設けられるようにしたので、円筒の叩打による挿
入孔の破壊を確実に解消することができる。
【0031】また、このアンカーは、円筒の長さを挿入
孔よりも短くして、補助円筒とともに使用し、ナットの
回転により円筒と補助円筒とを押し下げて、円筒の下端
に拡開片を設けるが、この拡開片を設けた後は、補助円
筒を外してナットの回転によりボルトを上昇させること
で、ボルト下端の円錐形拡開部を円筒下端の拡開片の内
側へしっかりと係合するように引き上げられるため、ナ
ットが最終的に締め付けられることによって、円筒下端
の拡開片が孔底拡開部内へきちんと係止した状態で納ま
っている否かを確認することができ、安全性を高めるこ
とができる。
【0032】また、ナットの回転によりボルトを上昇さ
せることで、円筒下端の拡開片を孔底拡開部へ確実に係
止できるとともに、ボルトを円筒下端の拡開片へ密着さ
せることができるので、ボルトの空回りを確実に防止し
て、引張り強度の高いアンカーを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のアンカー設置方法に使用する挿入孔
掘削装置の構成を示す側面図。
【図2】 挿入孔掘削装置の使用状態を示す側面図。
【図3】 本発明のアンカー設置方法に使用するアンカ
ーの構成を示す側面図。
【図4】 掘削装置による挿入孔の穿設に先立って行わ
れるドリル孔の側面図。
【図5】 アンカー設置部に設けられた挿入孔とアンカ
ーの構成を示す側面図。
【図6】 挿入孔内にアンカーが挿入された第1の工程
を示す側面図。
【図7】 同じく第2の工程を示す側面図。
【図8】 同じく第3の工程を示す側面図。
【符号の説明】
1:掘削装置、 2:アンカー設置部、 3:挿入孔、 4:拡開部、 5:器枠、 6:案内開口部、 7:軸受け台座、 8:球面滑り軸受、 9:接続端、 10:モーター、 11:回転軸、 12:円錐形切削刃、 13:外管、 14:傾斜面、 15:傾斜調整盤、 16:ドリル、 17:アンカー、 18:ボルト、 19:円筒、 19a:円筒下端拡開片、 20:円錐形拡開部、 21:係止部、 22:切欠き溝、 23:折り溝、 24:補助円筒、 25:ナット、 26:ワッシャ、 27:接着剤、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D041 GA03 2E125 AA48 AA53 AB02 AC15 AE01 AE11 AG01 AG06 AG12 AG13 BA17 BA22 BB08 BB19 BB25 BB28 BB30 BC09 BE07 BE08 BF06 CA04 CA09 CA14 EA00 EB01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンカーを挿入孔内へ叩打せず、ボルト
    に螺着したナットの締付け回転により挿入孔内へ拡開係
    止することのできるアンカーの設置方法であって、アン
    カーの設置部にドリルによる挿入孔を穿設し、次いで、
    この挿入孔内で、下端に円錐形切削刃を備えた回転軸
    を、挿入孔上方部分を支点として前記円錐形切削刃が孔
    内で挿入孔中心軸の回りを旋回するように回転させて、
    挿入孔の孔底に拡開部を形成し、次に、先端に円錐形拡
    開部を設けたボルトに前記挿入孔の深さよりも長さの短
    い円筒と、この円筒上に補助円筒とを嵌合して、上端に
    はナットを螺着したアンカーを前記挿入孔内に挿着し、
    次いで、前記ボルトの回転を止めた状態で前記ナットを
    回転して、前記円筒と補助円筒とを押し下げることによ
    り、円筒の下端部をボルトの円錐形拡開部で拡開して孔
    底拡開部へ係止させ、次に、いったんナットを外して補
    助円筒をボルトから外した状態で、ボルトの回転止めを
    維持しつつナットを回転してボルトを上昇させ、ボルト
    の円錐形拡開部で円筒の下端拡開片を孔底拡開部に圧着
    係止させることを特徴とするアンカーの設置方法。
  2. 【請求項2】 アンカーを挿入孔内へ叩打せず、ボルト
    に螺着したナットの締付け回転によりアンカーを挿入孔
    内へ係止できるアンカーの設置方法に使用するためのア
    ンカー挿入孔の掘削装置であり、アンカー設置部の予め
    ドリルにより穿設された挿入孔の上方に、上端に案内開
    口部、内側には軸受け台座とこの台座に回動自在に支持
    される球面滑り軸受とを備える器枠がアンカー挿入孔と
    同軸的に配置され、前記器枠には、上方のモーターから
    前記球面滑り軸受内を貫通して下端が挿入孔内に延びる
    回転軸を備えていて、この回転軸の下端には円錐形切削
    刃が設けられており、前記モーターと前記球面滑り軸受
    との間には回転軸の回転を受けない外管を設けて、この
    外管に外周面が前記器枠の上端案内開口部と接触して回
    転軸の旋回運動を制御するための傾斜調整盤とを備えて
    いるアンカー挿入孔の掘削装置。
  3. 【請求項3】 モーターと球面滑り軸受との間の外管に
    設けられた傾斜調整盤が、前記外管に対して上下方向へ
    摺動自在なるように取付けられている請求項2のアンカ
    ー挿入孔の掘削装置。
  4. 【請求項4】 アンカーを挿入孔内へ叩打せず、ボルト
    に螺着したナットの締付け回転によりアンカーを挿入孔
    内へ係止できるアンカーの設置方法に使用するためのア
    ンカーであって、下端に円錐形拡開部を備え、上端には
    工具により挟着して回転を止めるための係止部を備える
    ボルトと、このボルトの外周には前記挿入孔の深さより
    も長さが短く、下端に長さ方向に沿った複数本の切欠き
    溝と、この切欠き溝と直交するように円周方向に設けら
    れた折れ溝とを設けた円筒と、この円筒上に、該円筒よ
    りも長さの短い補助円筒とを嵌合して、上端にナットを
    螺着したことを特徴とするアンカー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110397033A (zh) * 2019-07-26 2019-11-01 安徽理工大学 一种成栓工具及用成栓工具制备的多横栓土锚
EP3561190A4 (en) * 2017-01-19 2020-08-26 Topin (Shanghai) International Trader Co., Ltd. THREADED ANCHOR BOLT AND PROCESS FOR INSTALLING A CURTAIN WALL AND PANEL WITH THE LATTER

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110397033B (zh) * 2019-07-26 2024-01-26 安徽理工大学 一种成栓工具及用成栓工具制备的多横栓土锚

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