JP2002327135A - 帯電防止塗布液及びその製造方法 - Google Patents

帯電防止塗布液及びその製造方法

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JP2002327135A JP2002019784A JP2002019784A JP2002327135A JP 2002327135 A JP2002327135 A JP 2002327135A JP 2002019784 A JP2002019784 A JP 2002019784A JP 2002019784 A JP2002019784 A JP 2002019784A JP 2002327135 A JP2002327135 A JP 2002327135A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】帯電によって汚れが付着する場合の防汚効果を
有し、多種類の対象に塗布でき、かつ安価に製造可能な
帯電防止塗布液を提供する。 【解決手段】揮発性溶媒と、揮発性溶媒中に分散され、
少なくともシリカ及びアルミニウム−マグネシウム複合
酸化物をもつ無機微粒子とを有し、揮発性溶媒100質
量部に対して無機微粒子が0.5〜15質量部含まれて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は帯電防止塗布液に関
する。この帯電防止塗布液は、タイル等の外装材や内装
材等の建材、電気製品、家具、自動車等の機械製品等の
表面の帯電を防止し、建材等の表面の防汚性を高めるた
めに用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】従来、シラン系水性エマルジョンからな
る塗布液が知られている(特開平9−3443号公
報)。この塗布液は、住宅用の建材等の表面に塗布され
ることにより撥水性のある撥水層を形成し、その撥水層
により建材等の表面の防汚効果を発揮することができ
る。
【0003】また、酸性コロイド状シリカと、アミン化
合物と、無機充填材と、水及び/又は親水性有機溶剤と
を主成分とする塗布液も知られている(特開平10−1
58585号公報)。同様に、水分散性シリカと水性ポ
リウレタンとを含む塗布液も知られている(特開平9−
40888号公報)。これらの塗布液は、同様に建材等
の表面に塗布されることにより耐候性のある耐候性塗膜
を形成し、その耐候性塗膜により建材等の表面の防汚効
果を発揮することができる。
【0004】さらに、酸化チタン等の光触媒を含む水性
の塗布液も知られている(特開2000−239565
号公報)。この塗布液は、同様に建材等の表面に塗布さ
れることにより受光によって汚れ成分を分解可能な光触
媒層を形成し、その光触媒層により建材等の表面の防汚
効果を発揮することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の塗
布液では、撥水層、耐候性塗膜又は光触媒層の帯電まで
考慮されておらず、帯電によって汚れが付着する場合の
防汚効果が充分でないおそれがあることが判明した。ま
た、上記酸性コロイド状シリカ等を主成分とする塗布液
では、セメントモルタル、金属等を侵食しやすく、塗布
できる対象が限定されてしまうとともに、製造コストの
低廉化に限界がある。
【0006】本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされ
たものであって、帯電によって汚れが付着する場合の防
汚効果を有し、多種類の対象に塗布でき、かつ安価に製
造可能な帯電防止塗布液を提供することを解決すべき課
題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究を行い、本発明を完成するに至っ
た。
【0008】すなわち、本発明の帯電防止塗布液は、揮
発性溶媒と、該揮発性溶媒中に分散され、少なくともシ
リカ及びアルミニウム−マグネシウム複合酸化物をもつ
無機微粒子とを有し、該揮発性溶媒100質量部に対し
て無機微粒子が0.5〜15質量部含まれていることを
特徴とする。
【0009】本発明の帯電防止塗布液では、揮発性溶媒
中に無機微粒子が分散されているため、対象物の表面に
塗布した後、単に放置すれば、その塗布液から揮発性溶
媒が揮発し、その対象物の表面に無機微粒子を含む帯電
防止層を形成することができる。ここで、無機微粒子の
表面には水酸基が存在することにより、無機微粒子同士
が揮発性溶媒の揮発とともに脱水して硬化反応が進行す
ることから、この帯電防止層は緻密で強固なものとなっ
ている。無機微粒子は、その粒径が小さいために単位質
量あたりの水酸基の数が多く、特にその効果が大きい。
【0010】そして、帯電防止層では、無機微粒子の表
面の水酸基が空気中の極性の大きな分子である水分子と
水素結合し、それらの表面に水分子が吸着する。この吸
着した水分子によって帯電防止層は電気抵抗が小さくな
り、表面に存在しようとする電荷を逃がし、ひいては帯
電を防止することができる。このため、例え表面に電荷
をもつ塵や埃等の微粒子が帯電防止層に接近したとして
も、クーロン力によって帯電防止層に強固に付着するこ
とはない。また、重力等の影響でそれらの微粒子が帯電
防止層に付着したとしても、容易にそれらの微粒子を拭
き取ることができる。したがって、本発明の帯電防止塗
布液によれば、帯電によって汚れが付着する場合の防汚
効果を発揮することができる。
【0011】発明者らの試験結果によれば、本発明の帯
電防止塗布液では、無機酸化物微粒子が少なくともシリ
カ及びアルミニウム−マグネシウム複合酸化物をもて
ば、無機微粒子が上記作用効果が大きい。これらの無機
微粒子は表面に多くの水酸基を有しているため、上記効
果を発揮することができると考えられる。なお、シリカ
及びアルミニウム−マグネシウム複合酸化物は水酸物の
形態をなしているものでもよい。
【0012】また、本発明の帯電防止塗布液は、揮発性
溶媒中に無機微粒子が分散されているにすぎず、多種類
の対象に塗布が可能であるとともに、安価に製造可能で
ある。
【0013】さらに、発明者らの試験結果によれば、無
機微粒子は揮発性溶媒100質量部に対して0.5〜1
5質量部の範囲とすることが必要とされる。無機微粒子
の含有量が0.5質量部以上であれば、形成される帯電
防止層が帯電防止効果を発揮するために充分な厚さとな
る。また、15質量部以下であれば、形成される帯電防
止層が透明性を有することとなり、対象物の外観をその
まま残すことができる。
【0014】本発明の帯電防止塗布液を塗布する対象物
としては、特に限定はないが、例えば建築用装飾材、住
宅外装材、外壁リフォーム材、住宅内壁材、住宅内壁リ
フォーム材、天井材、屋根材、屋根下地材、屋根リフォ
ーム材、雨どい、建築用部材(水きり、破風、軒天)、
物干し、住宅エクステリア商品(デッキ、テラス、バル
コニー、バルコニー笠木、手摺、ベランダ壁・床材)、
住宅エクステリアファニチャー、住宅外構(フェンス、
ブロック代替)、プレハブ用壁材、植木鉢等ガーデンフ
ァニチャー、看板、標識、ガードレール、浴室壁材、浴
槽、浴室床材、浴室カウンター、アクセサリー、トイレ
床材、システムトイレ壁材、台所シンク、キッチンバッ
ク、レンジ回りホーロー代替、便器、洗面器等の衛生陶
器、金具、サッシ、止め具、ドアのぶ、扉材、オーディ
オ製品、家電製品(特に、ブラウン管、液晶ディスプレ
イ等を備えた製品)、パソコン、TVアンテナ、パラボ
ラアンテナ、蛍光灯台座・反射板、アウトドア商品(テ
ント、テーブル、イス)、人工観葉植物、ホワイトボー
ド、屋外用ごみ箱、公園ベンチ等に利用することができ
る。
【0015】揮発性溶媒としては、アルコール類、グリ
コール類、ケトン類、エステル類、エーテル類等の親水
性有機溶媒や石油エーテル類、芳香族炭化水素等の非親
水性有機溶媒である揮発性有機溶媒の他、水を採用する
ことができる。水が揮発性溶媒中に含まれておれば、帯
電防止層にその水が残留し、無機微粒子の表面の水酸基
がその水分子と水素結合して帯電を防止することも考え
られる。この意味で、本発明の帯電防止塗布液中には、
揮発性溶媒中に水を有することが好ましいと考えられ
る。
【0016】また、水を揮発性溶媒に含む場合、揮発性
のある有機溶媒としては、アルコール類等の親水性有機
溶媒を採用することが好ましいと考えられる。こうであ
れば、無機微粒子の分散性がよく、ひいては品質の安定
性を確保しやすい。また、例え対象物の表面が撥水性で
あったとしても、親水性有機溶媒はそれに対する濡れ性
がよいため、はじかれることなく均一に塗布しやすい。
【0017】特に、親水性有機溶媒としてはアルコール
類が好ましい。製造コスト、作業性、安全性等に優れる
からである。アルコール類の種類については特に限定は
ないが、所望の揮発速度、所望の粘度となるようメチル
アルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、n−プロピルアルコール、ブタノール、ペンタノー
ル、ヘキサノール等から選択したり、これらを混合した
りすることができる。
【0018】また、本発明の帯電防止塗布液では、複数
の揮発性溶媒を混合して用いてその混合比を変えたり、
揮発性溶媒の種類を変えたりすることにより、帯電防止
層の形成速度をコントロールすることができる。これに
より、対象物の防汚効果の発揮、帯電防止層の耐久性、
製造コスト等を使用者の要望に応じてバランスさせるこ
とができる。製造のしやすさを考慮し、予め一部の無機
微粒子を揮発性溶媒の一部に分散させておくこともでき
る。揮発性溶媒の量が少ない帯電防止塗布液を製造し、
これを実際の施工現場で揮発性溶媒によって希釈して用
いることもできる。
【0019】発明者らの試験結果によれば、本発明の帯
電防止塗布液では、無機微粒子は、シリカ、アルミニウ
ム−マグネシウム複合酸化物の他に、アルミナ、マグネ
シア等の無機微粒子を加えることもできる。これらの無
機微粒子も表面に多くの水酸基を有しているため、上記
効果を発揮することができると考えられる。なお、シリ
カ、アルミニウム−マグネシウム複合酸化物、アルミナ
及びマグネシアは水酸物の形態をなしているものでもよ
い。
【0020】また、アルミニウム−マグネシウム複合酸
化物は(M2+ 1-X3+ X(OH)2X +(An- X/n・mH2
O)X-(M2+は2価の金属イオン、M3+は3価の金属イ
オン、An-はn価のアニオン、Xは0より大きく0.3
3以下、mは0より大きな数)で示されるハイドロタル
サイト類であることが好ましい。発明者らの試験結果に
よれば、無機微粒子としてハイドロタルサイト類を有す
る場合、帯電防止性及び耐酸性、耐アルカリ性、耐沸騰
水性等の耐候性に優れた帯電防止層が形成される。ハイ
ドロタルサイト類の中でも(Mg2+ 1-XAl3+ X(OH)
2X+(CO3 2- X/2・mH2O)X-が特に帯電防止性及び
耐候性に優れた帯電防止層が形成される。
【0021】また、発明者らの試験結果によれば、本発
明の帯電防止塗布液では、無機微粒子の微粒子径は5〜
30nmであることが好ましい。こうであれば、帯電防
止塗布液を対象物の表面に塗布する際、無機微粒子が沈
降することなく、均一に懸濁させておくことができ、作
業性に優れ、ひいては帯電防止層の品質を安定させるこ
とができる。また、単位質量あたりの表面積も大きくな
るため、表面に存在する水酸基の数も多くなり、単位質
量あたりの水分子の吸着量が増大して帯電防止の効果が
大きくなると考えられる。
【0022】本発明の帯電防止塗布液では、酸化チタン
等の光触媒を含む水性の塗布液のように、光が照射され
ることによって活性酸素が発生し、有機物を分解すると
いうことはない。このため、対象物が有機物の場合であ
っても、その対象物と帯電防止塗布液とを離反する下塗
りを必要としない。このため、この帯電防止塗布液を採
用すれば、対象物に防汚処理をするに際し、工程数の削
減と、処理コストの低減とを実現することができる。但
し、酸化チタン等の光触媒を無機微粒子とすることもで
きる。
【0023】また、壁面に複数枚のタイルを施工し、各
タイル間に目地部を形成したタイル壁において、その目
地部がセメントモルタル等により親水性を有することに
起因してカビを生じやすい場合、タイル壁全体に撥水剤
を塗布してその目地部のカビの発生を防止することがな
され得る。こうして撥水剤を塗布した後のタイル壁は、
撥水剤で形成された撥水層を表面に有し、その撥水層が
帯電することにより汚れを付着しやすい。このため、撥
水剤を塗布した後のタイル壁を対象物とし、本発明の帯
電防止塗布液をそのタイル壁に塗布すれば、その撥水層
の帯電による汚れを防止することができる。
【0024】この際、撥水性を得るために撥水剤を一般
的な対象物に塗布すると、その上から本発明の帯電防止
塗布液を塗布しても、通常、それははじかれ、塗布が困
難となる。しかし、本発明の帯電防止塗布液をタイル壁
に塗布する場合、対象物のシラノール基と反応して対象
物の表面を疎水性に改質する撥水剤を用いるのであれ
ば、目地部は撥水してそれが困難であるが、各タイルの
表面にはそれを塗布することが可能となる。これは、そ
のような撥水剤をタイル壁に塗布した場合、目地部をな
すセメントモルタルはシラノール基の密度が大きいのに
対し、各タイルの表面はシラノール基の密度が小さいこ
とから、各タイルの表面では充分に撥水効果が発揮され
ていない間に本発明の帯電防止塗布液が存在し得るから
である。
【0025】また、本発明の帯電防止塗布液は界面活性
剤を有することが好ましい。こうであれば、上記のよう
な撥水性の基材表面に対しても、はじかれることなく均
一に帯電防止塗布液を塗布することが可能となる。
【0026】本発明の帯電防止塗布液は、以下のように
して製造することができる。すなわち、本発明の製造方
法は、揮発性溶媒に(M2+ 1-X3+ X(OH)2X+(A
n- X/n・mH2O)X-(M2+は2価の金属イオン、M3+
3価の金属イオン、An-はn価のアニオン、Xは0より
大きく0.33以下、mは0より大きな数)で示される
ハイドロタルサイト類を少なくとも分散させてハイドロ
タルサイト分散液とする分散工程と、該ハイドロタルサ
イト分散液中にコロイダルシリカを混合し、該ハイドロ
タルサイト類が0.00067〜0.00084質量%
の範囲であり、該コロイダルシリカが2.0〜5.5質
量%の範囲とされた帯電防止塗布液を得る混合工程とを
備えていることを特徴とする。この製造方法によれば、
本発明の帯電防止塗布液を容易に製造することができ
る。こうして製造された帯電防止塗布液は、帯電によっ
て汚れが付着する場合の防汚効果を有し、多種類の対象
に塗布でき、かつ安価に製造可能である。
【0027】発明者の試験結果によれば、混合工程にお
いて、ハイドロタルサイト類は0.00067〜0.0
0084質量%の範囲であり、コロイダルシリカは2.
0〜5.5質量%の範囲である帯電防止塗布液を得るこ
とが好ましい。特に、ハイドロタルサイト類が0.00
069〜0.00079質量%の範囲であり、コロイダ
ルシリカが3.1〜5.1質量%の範囲である帯電防止
塗布液を得ることが好ましい。
【0028】こうして得られた帯電防止塗布液は、(M
2+ 1-X3+ X(OH)2X+(An- X/n・mH2O)X-(M
2+は2価の金属イオン、M3+は3価の金属イオン、An-
はn価のアニオン、Xは0より大きく0.33以下、m
は0より大きな数)で示されるハイドロタルサイト類を
揮発性溶媒中に少なくとも分散させたハイドロタルサイ
ト分散液と、コロイダルシリカとを有し、ハイドロタル
サイト類が0.00067〜0.00084質量%の範
囲であり、コロイダルシリカが2.0〜5.5質量%の
範囲である。
【0029】ハイドロタルサイト類は(Mg2+ 1-XAl
3+ X(OH)2X+(CO3 2- X/2・mH2O)X-であるこ
とがさらに好ましい。さらに、揮発性溶媒は親水性有機
溶媒と水とからなることが好ましく、分散工程又は混合
工程において界面活性剤を混合することも好ましい。こ
うして得られた帯電防止塗布液は、上記効果を奏するこ
とができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施例
1〜6を比較例1〜6とともに説明する。
【0031】(実施例1) <帯電防止塗布液の調合割合(質量%)> 非晶質シリカ 1.35% アルミニウム−マグネシウム複合酸化物 0.09% 水−エチルアルコール混合液 98.56%
【0032】ここで、非晶質シリカは日産化学工業
(株)製の平均径10nmのものであり、アルミニウム
−マグネシウム複合酸化物はシーアイ化成(株)製の平
均径30nmのものである。また、水−エチルアルコー
ル混合液はエチルアルコールを12質量%含むものであ
る。
【0033】そして、対象物として釉薬層をもつ焼成後
のタイルを用意し、このタイルの表面を清水によって洗
浄した後、乾燥し、上記調合割合の帯電防止塗布液を刷
毛によって15g/m2(湿式重量)塗布し、室温にお
いて7日間放置したものを実施例の試料とした。
【0034】この際、実施例では、無機微粒子として平
均粒径10nmの非晶質シリカと平均粒径30nmのア
ルミニウム−マグネシウム複合酸化物とを用いているた
め、帯電防止塗布液をタイルに塗布する際、無機微粒子
が沈降することなく均一に懸濁させておくことができ
た。また、実施例の試料では、水とエチルアルコールと
を混合してなる揮発性溶媒中に非晶質シリカとアルミニ
ウム−マグネシウム複合酸化物とが分散されているた
め、塗布後、単に放置するだけでエチルアルコールが揮
発するとともに水がほとんど揮発し、非晶質シリカとア
ルミニウム−マグネシウム複合酸化物とからなる帯電防
止層を形成することができた。
【0035】(比較例1)上記と同種のタイルを清水に
よって洗浄した後、乾燥したものを比較例1の試料とし
た。
【0036】(比較例2)上記と同種のタイルを清水に
よって洗浄した後、乾燥し、高級アルキルアルコキシシ
ランモノマの水性液((株)東亜合成製、商品名「アク
アプルーフ」)を刷毛によって15g/m2(湿式重
量)塗布し、室温において7日間乾燥したものを比較例
2の試料とした。
【0037】(評価)上記実施例、比較例1及び2の試
料に対し、JIS L−1094の摩擦帯電放電曲線測
定法に準じた測定法を行った。測定装置は「モンロー・
エレクトロニクス社(米国ニューヨーク)製の静電表面
電位計モデル244」である。プローブと試料間との距
離は2mmとし、試料表面をアクリル布で20回摩擦し
た後、直ちに測定を行った。試験の温度は20°Cであ
り、湿度は40%の場合と60%の場合とである。結果
を図1〜3に示す。
【0038】実施例の試料では、図1に示すように、測
定開始時点から表面電位が3mVであり、極僅かしか帯
電していないことがわかる。このため、例え表面に電荷
を有する塵や埃等の微粒子が帯電防止層に接近したとし
ても、クーロン力によって帯電防止層に強固に付着する
ことはなく、例え重力等の影響でそれらの微粒子が帯電
防止層に付着したとしても、容易に拭き取ることができ
ることがわかる。
【0039】一方、比較例1の試料では、図2に示すよ
うに、湿度40%では測定開始時点において約−320
mVの表面電位を示し、その後時間の経過とともに0m
Vに漸近していく結果となった。このことから、比較例
1の試料では、帯電が生じていることがわかる。
【0040】なお、湿度60%の条件では、測定開始直
後の電位は約−80mVであり、湿度が40%の場合よ
りも帯電の程度が低い。また、その後急速に0mVに漸
近する。これらのことから、比較例1の試料では、湿度
が低いほど帯電が起こりやすいことがわかる。
【0041】また、比較例2の試料では、図3に示すよ
うに、湿度40%では比較例1の場合とほぼ同様の結果
となることから、ほぼ同様に帯電が生じていることがわ
かる。一方、湿度60%の条件では、測定開始直後の電
位は約−160mVで比較例1の場合よりも帯電が大き
く、その後の帯電が減衰する速度も比較例1より遅い結
果となった。このことから、湿度が低い場合において
は、比較例2の試料は比較例1の試料よりも帯電が起こ
りやすいことが分かる。この原因は、比較例2の試料の
場合、高級アルキルアルコキシシランモノマによる処理
によって、タイルの表面の水酸基がなくなり、水分子の
吸着がされにくくなるためであると考えられる。
【0042】(実施例2〜6)以下の各工程により実施
例2〜6の帯電防止塗布液を調製する。
【0043】<分散工程>(Mg2+ 1-XAl3+ X(OH)
2X+(CO3 2- X/2・mH2O)X-(以下、「ハイドロタ
ルサイト」という。)0.025gを1リットルの蒸留
水に加えて攪拌し、ハイドロタルサイト原液とする。一
方、コロイダルシリカ原液を用意する。コロイダルシリ
カ原液は、イソプロピルアルコールと蒸留水との混合溶
媒中にコロイダルシリカ(シーアイ化成(株)製 商品
名「SIPA」)を2.5質量%の割合で分散させたも
のである。そして、ハイドロタルサイト原液にコロイダ
ルシリカ原液を20mL加えて攪拌し、ハイドロタルサ
イトとコロイダルシリカとが分散したハイドロタルサイ
ト分散液を得る。
【0044】<混合工程>次に、ハイドロタルサイト分
散液100重量部に対し、コロイダルシリカ(シーアイ
化成(株)製 商品名「SIPA」)を20質量%の割
合で分散させたコロイダルシリカ分散液を30〜100
重量部、水150重量部、エチルアルコール20重量部
を加えて攪拌する。こうして表1に示す実施例2〜6の
帯電防止塗布液を得る。
【0045】
【表1】
【0046】また、こうして得られた実施例2〜6の帯
電防止塗布液について、揮発性溶媒100質量部に対す
る無機微粒子の質量部数、ハイドロタルサイトの質量%
及びコロイダルシリカの質量%を表2に示す。
【0047】
【表2】
【0048】そして、対象物として釉薬層をもつ焼成後
のタイルを用意し、上記実施例2〜6の帯電防止塗布液
を実施例1の場合と同様の方法によって塗布し、これを
実施例2〜6の試料とした。
【0049】この際、実施例2〜6の帯電防止塗布液で
は、水とイソプロピルアルコールとエチルアルコールと
を混合してなる揮発性溶媒中にハイドロタルサイトとコ
ロイダルシリカとが分散されているため、塗布後、単に
放置するだけでイソプロピルアルコールとエチルアルコ
ールとが揮発するとともに水がほとんど揮発し、ハイド
ロタルサイトとコロイダルシリカとからなる帯電防止層
を形成することができた。
【0050】(比較例3)比較例3では、混合工程にお
いてハイドロタルサイト分散液100重量部に対し、水
150重量部及びエチルアルコール20重量部を加えて
攪拌した。なお、コロイダルシリカ分散液は加えていな
い。他の条件は実施例2〜6と同様である。こうして、
比較例3の混合溶液を調製した。この比較例3の混合溶
液を用い、同様の塗布方法により比較例3の試料とし
た。
【0051】(比較例4)比較例4では、混合工程にお
いてハイドロタルサイト分散液100重量部に対し、上
記コロイダルシリカ分散液120重量部、水150重量
部及びエチルアルコール20重量部を加えて攪拌した。
他の条件は実施例2〜6と同様である。こうして、比較
例4の混合溶液を調製した。この比較例4の混合溶液を
用い、同様の塗布方法により比較例4の試料とした。
【0052】(比較例5)比較例5では、混合工程にお
いて、コロイダルシリカ分散液の替わりに、シリカゾル
分散液を70重量部加えた。ここで、シリカゾル分散液
は、イソプロピルアルコールと蒸留水との混合溶媒中に
シリカゾル(日産化学(株)製 商品名「PC−50
0」)を20質量%の割合で分散させたものである。他
の条件は実施例2〜6と同様である。こうして、比較例
5の混合溶液を調製した。この比較例5の混合溶液を用
い、同様の塗布方法により比較例5の試料とした。
【0053】(比較例6)比較例6では、混合工程にお
いて、コロイダリシリカ分散液の替わりに、アルミナゾ
ル分散液を70重量部加えた。ここで、アルミナゾル分
散液は、イソプロピルアルコールと蒸留水との混合溶媒
中にアルミナゾル(日産化学(株)製 商品名「アルミ
ナゾル200」)を20質量%の割合で分散させたもの
である。他の条件は実施例2〜6と同様である。こうし
て、比較例6の混合溶液を調製した。この比較例6の混
合溶液を用い、同様の塗布方法により比較例6の試料と
した。
【0054】(評価)以下のように、上記実施例2〜6
及び比較例3〜6の試料に対し、帯電防止性試験及び耐
候性試験(耐煮沸試験、耐酸性試験、耐アルカリ性試
験)を行った。また、上記実施例2〜6の帯電防止塗布
液及び比較例3〜6の混合溶液を用い、防汚性試験を行
った。
【0055】<帯電防止性試験>実施例2〜6及び比較
例3、4の各試料に対し、実施例1と同様の方法により
摩擦帯電放電曲線を測定した。帯電防止性の評価は、放
電時間の短い順に◎、○、△及び×の4段階で行なっ
た。
【0056】<耐煮沸試験>実施例2〜6及び比較例3
〜6の各試料を沸騰水中に8時間浸漬した後、各試料を
引き上げて評価を行った。評価は、目視による表面観察
により、耐煮沸性が優れている順に◎、○、△及び×の
4段階で行なった。
【0057】<耐酸性試験>実施例2〜6及び比較例3
〜6の各試料を5質量%の硫酸水溶液中に24時間浸漬
した後、各試料を引き上げ、水洗してから評価を行っ
た。評価は、目視による表面観察により、耐酸性が優れ
ている順に◎、○、△及び×の4段階で行なった。
【0058】<耐アルカリ性試験>実施例2〜6及び比
較例3〜6の各試料を水酸化カルシウムの飽和水溶液中
に24時間浸漬した後、試料を引き上げ、水洗してから
評価を行った。評価は、目視による表面観察により、耐
アルカリ性が優れている順に◎、○、△及び×の4段階
で行なった。
【0059】<防汚性試験>釉薬層をもつ焼成後のタイ
ル複数枚を壁面に施工し、各タイル間にシリコーンシー
リング剤(セメダイン(株)製)を充填して目地部を形
成したタイル壁を調製する。このタイル壁の表面を清水
によって洗浄した後、乾燥し、上記実施例2〜6の帯電
防止塗布液及び比較例3〜6の混合溶液を刷毛によって
15g/m2(湿式重量)塗布する。こうして得られた
壁面を愛知県知多市内の屋外に曝露し、180日間放置
した後、タイル壁の汚れ具合を評価した。評価は、目視
による表面観察により、防汚性が優れている順に◎、
○、△及び×の4段階で行なった。
【0060】上記のように行った帯電防止性試験、耐煮
沸試験、耐酸性試験、耐アルカリ性試験及び防汚性試験
の結果を表3に示す。
【0061】
【表3】
【0062】表3から、水とアルコールとの混合溶媒1
00質量部に対して無機微粒子の質量部が2.0質量部
以上含まれている実施例2〜6の試料では、全ての評価
において×はなく、△の評価も2個以下と少なく、帯電
し難いとともに優れた耐候性を有することが分かる。こ
れに対して、無機微粒子が0.018質量部しか含まれ
ていない比較例3の試料では、△の評価が3個となり、
帯電しやすく、耐アルカリ性及び防汚性に劣っているこ
とが分かる。
【0063】また、ハイドロタルサイトの質量%が0.
00067〜0.00084の範囲であり、コロイダル
シリカの質量%が2.0〜5.5の範囲である実施例2
〜6の試料では、全ての評価において×はなく、△の評
価も2個以下と少なく、帯電し難いとともに優れた耐候
性を有することが分かる。特に、ハイドロタルサイトの
質量%が0.00069〜0.00079の範囲であ
り、コロイダルシリカの質量%が3.1〜5.1の範囲
である実施例3〜5の試料については、全ての評価で○
以上となり、帯電し難いとともに、耐候性に優れている
ことが分かる。これに対し、それらの範囲から外れてい
る比較例3〜比較例6では、△と×の評価の総計が3個
以上となり、特に耐候性について劣っていることが分か
る。
【0064】さらに、帯電防止性試験の評価と防汚性試
験の評価とは密接な相関関係があり、帯電防止性に優れ
る実施例2〜6の試料は、防汚性においても優れている
ことが分かる。このことから、実施例2〜6の帯電防止
塗布液によってタイル等に帯電防止層を形成することに
より、クーロン力による汚れの強固な吸着を防止できる
ことが分かる。
【0065】また、実施例2〜6の帯電防止塗布液は、
親水性有機溶媒としてエチルアルコール及びイソプロピ
ルアルコールを含むため、無機微粒子の分散性がよく、
ひいては品質の安定性を確保しやすい。また、例え対象
物の表面が撥水性であったとしても、はじかれることな
く均一に塗布しやすい。
【0066】さらに、実施例2〜6の帯電防止塗布液を
製造する場合、分散工程又は混合工程において、ジオク
チルスルホコハク酸ナトリウム等の界面活性剤を加える
こともできる。こうすることにより、フッ素系塗料やア
クリル系塗料を塗布した基材、ステンレスカーブミラー
のように鏡面仕上げをした基材のように、撥水性の高い
基材に対しても、さらに容易に帯電防止塗布液を塗布す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の試料による摩擦帯電放電曲線であ
る。
【図2】比較例1の試料による摩擦帯電放電曲線であ
る。
【図3】比較例2の試料による摩擦帯電放電曲線であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 CA22 CA32 CA34 CA44 DB01 DB11 DB31 DC02 DC03 DC05 DC11 DC15 DC18 DC38 EA06 EA07 EC02 EC03 EC10 EC30 4J038 HA216 HA446 KA06 KA09 NA20

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】揮発性溶媒と、該揮発性溶媒中に分散さ
    れ、少なくともシリカ及びアルミニウム−マグネシウム
    複合酸化物をもつ無機微粒子とを有し、該揮発性溶媒1
    00質量部に対して該無機微粒子が0.5〜15質量部
    含まれていることを特徴とする帯電防止塗布液。
  2. 【請求項2】アルミニウム−マグネシウム複合酸化物は
    (M2+ 1-X3+ X(OH)2X+(An - X/n・mH2O)X-
    (M2+は2価の金属イオン、M3+は3価の金属イオン、
    n-はn価のアニオン、Xは0より大きく0.33以
    下、mは0より大きな数)で示されるハイドロタルサイ
    ト類であることを特徴とする請求項1記載の帯電防止塗
    布液。
  3. 【請求項3】(M2+ 1-X3+ X(OH)2X+(An- X/n
    mH2O)X-(M2+は2価の金属イオン、M3+は3価の
    金属イオン、An-はn価のアニオン、Xは0より大きく
    0.33以下、mは0より大きな数)で示されるハイド
    ロタルサイト類を揮発性溶媒中に少なくとも分散させた
    ハイドロタルサイト分散液と、コロイダルシリカとを有
    し、該ハイドロタルサイト類が0.00067〜0.0
    0084質量%の範囲であり、該コロイダルシリカが
    2.0〜5.5質量%の範囲であることを特徴とする請
    求項2記載の帯電防止塗布液。
  4. 【請求項4】ハイドロタルサイト類が0.00069〜
    0.00079質量%の範囲であり、該コロイダルシリ
    カが3.1〜5.1質量%の範囲であることを特徴とす
    る請求項3記載の帯電防止塗布液。
  5. 【請求項5】ハイドロタルサイト類は(Mg2+ 1-XAl
    3+ X(OH)2X+(CO3 2- X/2・mH2O)X-であるこ
    とを特徴とする請求項2、3又は4記載の帯電防止塗布
    液。
  6. 【請求項6】揮発性溶媒は親水性有機溶媒と水とからな
    ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載
    の帯電防止塗布液。
  7. 【請求項7】界面活性剤を有することを特徴とする請求
    項1乃至6のいずれか1項記載の帯電防止塗布液。
  8. 【請求項8】揮発性溶媒に(M2+ 1-X3+ X(OH)2
    X+(An- X/n・mH2O)X-(M2+は2価の金属イオン、
    3+は3価の金属イオン、An-はn価のアニオン、Xは
    0より大きく0.33以下、mは0より大きな数)で示
    されるハイドロタルサイト類を少なくとも分散させてハ
    イドロタルサイト分散液とする分散工程と、該ハイドロ
    タルサイト分散液中にコロイダルシリカを混合し、該ハ
    イドロタルサイト類が0.00067〜0.00084
    質量%の範囲であり、該コロイダルシリカが2.0〜
    5.5質量%の範囲である帯電防止塗布液を得る混合工
    程とを備えていることを特徴とする帯電防止塗布液の製
    造方法。
  9. 【請求項9】混合工程によって、ハイドロタルサイト類
    が0.00069〜0.00079質量%の範囲であ
    り、コロイダルシリカが3.1〜5.1質量%の範囲で
    ある帯電防止塗布液を得ることを特徴とする請求項8記
    載の帯電防止塗布液の製造方法。
  10. 【請求項10】ハイドロタルサイト類は(Mg2+ 1-X
    3+ X(OH)2X+(CO3 2- X/2・mH2O)X-である
    ことを特徴とする請求項8又は9記載の帯電防止塗布液
    の製造方法。
  11. 【請求項11】揮発性溶媒は親水性有機溶媒と水とから
    なることを特徴とする請求項8、9又は10記載の帯電
    防止塗布液の製造方法。
  12. 【請求項12】分散工程又は混合工程において界面活性
    剤を混合することを特徴とする請求項8乃至11のいず
    れか1項記載の帯電防止塗布液の製造方法。
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