JP2002325896A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002325896A
JP2002325896A JP2001133965A JP2001133965A JP2002325896A JP 2002325896 A JP2002325896 A JP 2002325896A JP 2001133965 A JP2001133965 A JP 2001133965A JP 2001133965 A JP2001133965 A JP 2001133965A JP 2002325896 A JP2002325896 A JP 2002325896A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズ等によって誤って電源断を検知し、リ
セット信号発生手段が働かない場合、遊技機が停止した
状態であることを不具合発生として報知することができ
る遊技機を提供する。 【解決手段】 主電源の電圧が所定電圧以下に降下する
と制御手段に電源断信号を送出する電源断検出手段71
と、主電源の電圧が所定電圧以下に降下すると予め定め
た遅延時間だけ遅れて制御手段にリセット信号を送出す
るリセット信号発生手段72と、報知手段22とを備え
る。制御手段34は、電源断信号を受けた時点から所定
時間リセット信号が入力されなかった場合、報知手段2
2に遊技機が停止した状態であることを報知させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機に配備され
た制御手段と、外部から供給される主電源から所要の電
源を生成して制御手段(前記記憶手段)に供給する電源
手段と、主電源の供給が断たれた場合においても制御手
段の記憶手段にバックアップ用電源を供給するバックア
ップ用電源供給手段とを備え、主電源の供給が断たれた
際には、バックアップ用電源によって制御手段の記憶手
段に記憶されている遊技データを保持し、主電源の供給
が復帰した場合には、遊技データに従って制御手段が遊
技に関わる各種処理を再開するように構成された遊技機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機においては、遊技機に配備
された制御手段と、外部から供給される主電源から所要
の電源を生成して制御手段に供給する電源手段と、主電
源の供給が断たれた場合においても制御手段の記憶手段
にバックアップ用電源を供給するバックアップ用電源供
給手段とを備え、主電源の供給が断たれた際には、バッ
クアップ用電源によって制御手段の記憶手段に記憶され
ている遊技データを保持し、主電源の供給が復帰した場
合には、遊技データに従って制御手段が遊技に関わる各
種処理を再開するように構成された遊技機がある。
【0003】図11は、電源断発生時の電源断信号並び
にリセット信号の応答を示すタイムチャートである。通
常、電源断時にバックアップ制御を行っているシステム
においては、停電や電源スイッチのオフなど電源断があ
ると、制御手段に電源断信号が送出され(主電源の電圧
が所定電圧以下に降下した時点で電源断信号がハイレベ
ルからローレベルに立ち下がる)、応じて制御手段はバ
ックアップ処理を行った後システム停止状態となる。こ
のシステム停止状態において、リセット信号発生手段が
制御手段に対してリセット信号を送出する(主電源の電
圧が所定電圧以下に降下した時点から予め定めた遅延時
間(例えば、70ms程度)だけ遅れてリセット信号が
ハイレベルからローレベルに立ち下がる)。応じて、制
御手段は完全に動作停止となる。
【0004】一方、電源断信号線或いは電源断検出手段
にノイズ等が入り込むと、制御手段にノイズが入力され
る結果、制御手段は電源断信号と誤検出するので、バッ
クアップ処理を行った後システム停止状態となる。図1
2は、ノイズ等が発生した場合の電源断信号並びにリセ
ット信号の応答を示すタイムチャートである。しかし、
ノイズ等が電源断信号線或いは電源断検出手段に入り込
んだ場合には、正規の電源断ではないので、主電源の電
圧降下はなく、したがってリセット信号発生手段はリセ
ット信号を発生しない。リセット信号が制御手段に入力
されないため、制御手段はシステム停止状態となった後
もシステム停止状態のままとなる。よって、外部からは
原因不明な状態で遊技機が停止した状態となり、係員等
が電源をオフ/オンさせないと遊技機を正常に復帰させ
ることができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、電源
断信号線或いは電源断検出手段にノイズ等が入り込み、
誤って電源断を検知し、リセット信号発生手段が働かな
い場合、電源が供給されているのに遊技機が停止した状
態であることを不具合発生として報知することができる
遊技機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の遊技機
は、遊技機に配備された制御手段と、外部から供給され
る主電源から所要の電源を生成して前記制御手段に供給
する電源手段と、前記主電源の供給が断たれた場合にお
いても前記制御手段の記憶手段にバックアップ用電源を
供給するバックアップ用電源供給手段とを備え、前記主
電源の供給が断たれた際には、前記バックアップ用電源
によって前記制御手段の記憶手段に記憶されている遊技
データを保持し、前記主電源の供給が復帰した場合に
は、前記遊技データに従って前記制御手段が遊技に関わ
る各種処理を再開するように構成されたものであって、
上記課題を解決するために、前記主電源の電圧が所定電
圧以下に降下すると前記制御手段に電源断信号を送出す
る一方、前記主電源の電圧が前記所定電圧以上に上昇す
ると前記電源断信号の送出を停止する電源断検出手段
と、前記主電源の電圧が前記所定電圧以下に降下すると
予め定めた遅延時間だけ遅れて前記制御手段にリセット
信号を送出する一方、前記主電源の電圧が前記所定電圧
以上に上昇すると前記リセット信号の送出を停止するリ
セット信号発生手段と、報知手段とを備え、前記制御手
段は、前記電源断信号を受けた時点から所定時間前記リ
セット信号が入力されなかった場合、前記報知手段に、
電源が供給されているにも拘らず遊技機が停止した状態
であることを報知させることを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の遊技機は、請求項1に記
載のものにおいて、前記報知手段が、文字表示又は絵柄
表示が可能である表示手段により構成されていることを
特徴とするものである。
【0008】請求項3に記載の遊技機は、請求項1又は
2に記載のものにおいて、前記報知手段が装飾発光手段
により構成されていることを特徴とするものである。請
求項4に記載の遊技機は、請求項1乃至3のうちのいず
れか1つに記載のものにおいて、前記報知手段が音声発
生手段により構成されていることを特徴とするものであ
る。
【0009】請求項5に記載の遊技機は、請求項1乃至
4のうちのいずれか1つに記載のものにおいて、前記制
御手段の各記憶手段に記憶された前記遊技データを初期
状態にするための手動操作式の初期化手段を備えたこと
を特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、本実施形態では、遊技機の
一態様としてカード式パチンコ遊技機を用いて説明する
が、本発明はカード式パチンコ遊技機に限らず、遊技機
に配備された制御手段と、外部から供給される主電源か
ら所要の電源を生成して制御手段(記憶手段を含む)に
供給する電源手段と、主電源の供給が断たれた場合にお
いても制御手段の記憶手段にバックアップ用電源を供給
するバックアップ用電源供給手段とを備え、主電源の供
給が断たれた際には、バックアップ用電源によって制御
手段の記憶手段に記憶されている遊技データを保持し、
主電源の供給が復帰した場合には、前記遊技データに従
って制御手段が遊技に関わる各種処理を再開するように
構成された遊技機であれば、すべて対象となる。
【0011】以下、実施形態の遊技機について説明す
る。図1は、実施形態のカード式パチンコ遊技機の正面
図である。図1に示すように、カード式パチンコ遊技機
1は、パチンコ遊技機2とパチンコ遊技機の正面左方に
隣接して配置されるカードユニット3により構成されて
いる。カードユニット3の中央には、金銭と同様の有価
価値を有するプリペイドカードが縦方向に挿入されるカ
ード挿入口4が配備されている。
【0012】パチンコ遊技機2の前面枠5には金枠6が
設けられ、金枠6にはガラス扉7が開閉自在に設けら
れ、ガラス扉7を通して視認される遊技盤8が前面枠5
の上部に装着されている。金枠6の前面下部には打球発
射装置(後述)に供給する遊技球(パチンコ球)を貯留
する上球受皿9が設けられ、前面枠5の下部には、上球
受皿9の下方に該上球受皿9から溢れたパチンコ球を貯
留する下球受皿10が設けられ、下球受皿10の右側部
には打球発射装置の打球ハンドル11が設けられてい
る。上球受皿9の前面中央には球貸操作部12が設けら
れ、球貸操作部12には球貸し時に操作する貸球スイッ
チ13、カードの残高を表示するカード残高表示器14
及びカードの返却時に操作するカード返却スイッチ15
が設けられている。
【0013】遊技盤8面には、略中央に図柄表示ユニッ
ト16が配備され、図柄表示ユニット16の左方と右方
とにそれぞれ左右ゲート17,18が設けられ、図柄表
示ユニット16の下方にはチャッカにより構成された特
別図柄に関する始動入賞口19が設けられ、該始動入賞
口19の直下には普通電動役物20が設けられ、遊技盤
面の下部には役物ユニット21が配設されている。
【0014】図柄表示ユニット16は、中央にカラー液
晶表示装置により構成された特別図柄表示装置22が組
み付けられ、図柄表示ユニット16の上部にはセグメン
ト形式の表示器からなる普通図柄表示装置23が配設さ
れている。なお、始動入賞口19及び普通電動役物20
の可変入賞口20aが特別図柄表示装置22における特
別図柄の図柄変動の開始に関わる始動入賞口に設定され
ている。また、左右ゲート17,18が普通図表示装置
23における普通図柄変動の開始に関わる始動ゲートに
設定されている。
【0015】また、役物ユニット21の中央には、開閉
扉24により開成される大入賞口25が配備されてい
る。大入賞口25の内部の一部には、特別入賞領域であ
る特定領域(図示せず)が設けられ、該特定領域には特
定領域を開閉する特定領域扉(図示せず)が設けられて
いる。前記大入賞口25は、特別図柄表示装置22にお
いて図柄の変動停止が行われた結果が大当りとなった場
合に、特別遊技状態(大当り遊技状態)となり、所定時
間にわたって開放される。但し、大入賞口25は開放中
に所定個数(例えば、10個)の入賞があった場合、又
は、所定時間経過した時点で閉鎖される。
【0016】また、大入賞口25の開放中に前記特定領
域を遊技球が通過した場合には継続条件が成立し、この
回に開成されている大入賞口が閉鎖された後、新たに大
入賞口が開放される。特定領域を遊技球が通過したこと
に基く大入賞口の連続開放動作は、上限回数が設けられ
ており、例えば、最初の開放を含めて最高16回までと
なっている。また、大当り遊技状態は、大入賞口の開放
中に特定領域への遊技球の通過がなかった場合には、こ
の回の大入賞口が閉鎖した時点で大当り遊技状態の終了
となる。また、大入賞口の連続開放動作が16回目まで
続いた場合には、16回目の大入賞口が閉鎖した時点で
大当り遊技状態の終了となる。
【0017】なお、始動入賞口19及び普通電動役物2
0の可変入賞口20aへの遊技球の入賞に対する払出し
数は、例えば、7個に設定されている。また、大入賞口
25への遊技球の入賞に対する払出し数は、例えば、1
5個に設定されている。
【0018】図2は、図1のカード式パチンコ遊技機2
の裏面図である。パチンコ遊技機2の基枠44の裏面上
部には球タンク27が取付けられ、該球タンク27内に
は賞品球あるいは貸球として排出するためのパチンコ球
が貯留されている。球タンク27の下部から基枠44の
右側に向けて傾斜が掛けられて前後方向に3条の球誘導
樋(図示せず)を有するタンクレール28が設けられ、
球タンク27内のパチンコ球がタンクレール28内に設
けられた3条の球誘導樋のそれぞれに導かれる。
【0019】前記3条の球誘導樋は、基枠44の右側に
至って後、左側下方に向けて斜めに屈曲され、図示して
いないが前後に2条の球誘導樋と1条の球誘導樋との2
つに分岐する。なお、前記各2条の球誘導樋内には、こ
れらの球誘導樋内のパチンコ球を検出する空切り防止ス
イッチ29(29a〜29c)が配設されている。な
お、空切り防止スイッチ29a〜29cは、パチンコ球
がない場合にオフとなる。
【0020】また、基枠44の裏面の右方寄りには賞球
払出装置30が配設され、該賞球払出装置30の下方に
貸球払出装置31が配設されており、前後に2条の球誘
導樋の一方の終端が賞球払出装置30に連結され、1条
の球誘導樋の他方の終端が貸球払出装置31に連結され
ている。
【0021】また、パチンコ遊技機2の裏面中央には、
ランプ制御基板(ランプ制御装置)32、音声制御基板
(音声制御装置)33が配設され、ランプ制御基板32
の下方にはメイン制御基板(メイン制御装置)34を収
納した主制御基板収納ボックス35が設けられ、主制御
基板収納ボックス35の裏側(遊技機前面側)に発射装
置制御基板36が配設され、主制御基板収納ボックスの
右方上部には電源装置37が配設され、該電源装置37
の下方に賞球払出制御基板(払出制御装置)38が配設
されている。
【0022】前記電源装置37には、RAMクリアスイ
ッチ39が設けられている。パチンコ遊技機2の裏面上
部の右寄りには、枠用外部出力端子基板40が設けら
れ、枠用外部出力端子基板40の右方にはAC24V用
の受電基板41が配設されている。さらに、賞球払出装
置30の上方には盤面用外部出力端子基板42が設けら
れ、貸球払出装置31の側方にはフォト分配基板43が
配設されている。
【0023】図3は、実施形態のカード式パチンコ遊技
機に配備された制御系統の要部ブロック図である。請求
項1に記載された制御手段を構成するメイン制御装置3
4は、ワンチップマイクロコンピュータ45と、入出力
回路46及び入出力回路47等により構成されている。
ワンチップマイクロコンピュータ45は、その内部にC
PU48,RAM49,ROM50を備えている。ワン
チップマイクロコンピュータ45は、入出力回路45を
介して各種制御回路、各種駆動装置及び各種スイッチ等
に結ばれている。
【0024】すなわち、入出力回路46には、前述の始
動入賞口及び普通電動役物の入賞口に対して設けられた
始動口センサ51、その他入賞センサ類(例えば、左右
ゲート17,18への遊技球の通過を検出する普通図柄
始動スイッチ)が接続されている。
【0025】また、入出力回路46には中継回路52が
接続され、中継回路52には各ソレノイド(大入賞口2
5を開放動作するためのソレノイド及び特定領域に対し
て設けられた扉を開閉するためのソレノイド)53、大
入賞口25へ入賞した遊技球を検出するカウントセンサ
54、大入賞口25内に設けられた特定領域への遊技球
の通過を検出する特定領域センサ55が接続されてい
る。さらに、入出力回路46には、枠飾りランプ26、
賞球LED71(図1参照)、左サイドランプ、右サイ
ドランプ、遊技機に配備されている各種表示ランプやL
ED等を点灯制御するランプ制御装置32、スピーカよ
り各種の効果音を拡声させるための音声制御を行う音声
制御装置33及びその他ソレノイド類(例えば、普通電
動役物を拡開動作させるソレノイド)が接続されてい
る。
【0026】また、入出力回路47には払出制御装置3
8及び表示制御装置56が接続されている。表示制御装
置56は、メイン制御装置34からの表示制御用コマン
ドに応じて特別図柄表示装置22及び普通図柄表示装置
23を各々表示制御するもので、入出力回路47を介し
てメイン制御装置34と接続された入力回路57、液表
示制御用CPUと、画像データ及び前記CPUによる作
業領域等を備えたRAMと、各コマンドに対応した表示
制御データ及びキャラクタや図柄が記憶されたROMな
どを備えた制御回路58及び出力回路59を備えてい
る。表示制御装置56は、メイン制御装置34からスト
ローブ信号が入力されると、前記表示制御用CPUは前
記信号により表示制御用コマンドを認識する。なお、前
記表示制御用コマンドは、特別図柄用のものと普通図柄
用のものとがある。特別図柄用の表示制御用コマンドの
場合、前記表示制御用CPUは該表示制御用コマンドに
対応するデータエリアから表示制御データ及びキャラク
タや図柄が前記ROMから読み出され、前記画像データ
を記憶するRAMに格納される。前記格納された画像デ
ータは表示順がくるとRAMから画像データが読み出さ
れ、液晶表示画面に表示される。
【0027】払出制御装置38は、賞球払出制御、球貸
操作に応じた貸球払出制御、打球発射装置の動作停止/
動作停止解除の制御を行うもので、内部に制御用CPU
(図示せず)、前記CPUによる作業領域や各賞球コマ
ンドに対応した賞品球数等を保持記憶するための記憶エ
リアを備えたRAM及び制御データ及び賞球払出しや貸
球払出しのための制御プログラム等が記憶されたROM
などを備えている。払出制御装置38は、メイン制御装
置34から指令される賞球コマンドに従って賞球払出装
置30を駆動制御し、賞品球の払出制御を行う。また、
払出制御装置38には球貸し操作に応じて貸球要求信号
を払出制御装置38に送るカードユニット3が接続され
ている。払出制御装置38は、カードユニット3からの
貸球要求信号に応じて貸球ソレノイドを駆動制御し、貸
球の払出制御を行う。さらに、払出制御装置38には、
発射制御回路60を介して遊技盤面に向けてパチンコ球
を弾発するための打球発射装置61が接続されており、
打球発射装置61の動作停止/動作停止解除を制御す
る。
【0028】賞球払出装置30は、例えば、賞球モータ
M1を回転駆動することにより、回転球受体(例えば、
スクリュー形式のもの)を回転し、回転球受体の球受部
に受け入れたパチンコ球を回転球受体の回転により球送
りして1球ずつ排出する公知ものである。また、賞球払
出装置30は、排出する賞球を実際に検出するために、
当該賞球払出装置30に設けられた前後2条の賞球用排
出路にそれぞれ臨ませて配置した賞球センサ62a,6
2b(図示せず、例えば、フォトセンサにより構成)を
有している。該賞球センサ62a,62bの検出信号
は、フォト分配回路63によって2つに分配され、払出
制御装置38及びメイン制御装置34の両方に入力され
る。
【0029】貸玉払出装置31は、例えば、貸玉ソレノ
イド64を励磁駆動することにより、装置ケースに設け
られた球通路の途中を回動可能な貸球ストッパ(図示せ
ず)で開閉して球を排出すると共に、払出遊技球の数を
貸球センサ65で検出する公知のものである。
【0030】なお、図3において示されている電源装置
37については、図4及び図5を参照して説明する。図
4は、電源装置37を含む電源供給系統のブロック図で
あり、図5は、電源装置37と、メイン制御装置34、
払出制御装置38、ランプ制御装置32、音声制御装置
33及び表示制御装置56との電源供給並びに制御信号
の関係を示すブロック図である。
【0031】図4に示すように、電源装置37は、電源
回路66、バックアップ用電源回路67及び電源監視回
路68を備える他、RAMクリアスイッチ信号発生回路
69を備えている。電源回路66は、受電回路(図2の
受電基板に配備される)40を経由して供給される主電
源AC24Vを基にして、各制御対象や駆動要素の作動
電源(例えば、DC34V,全波24V,DC12V,
DC5V)を生成して供給する。なお、受電回路40に
は、当該受電回路40から電源回路66への主電源AC
24Vの供給を導通/非導通にオンオフさせる手動操作
式の電源スイッチ70が接続されている。
【0032】バックアップ用電源回路67は、電源回路
66で生成されたDC5Vを充電し、バックアップ対象
にバックアップ用電源(DC5V)として供給するもの
である。電源監視回路68は、図5に示すように、主電
源の電圧(24V)が所定電圧(例えば、12V)以下
に降下すると前記制御手段に電源断信号を送出する(ハ
イレベルからローレベルに立ち下がる)一方、前記主電
源の電圧が前記所定電圧(12V)以上に上昇すると電
源断信号の送出を停止する(ローレベルからハイレベル
に立ち上がる)電源断検出手段71と、主電源の電圧が
所定電圧(12V)以下に降下した時点から予め定めた
遅延時間(例えば、70ms)だけ遅れてリセット信号
を送出する(ハイレベルからローレベルに立ち下がる)
一方、主電源の電圧が所定電圧(12V)以上に上昇す
るとリセット信号の送出を停止する(ローレベルからハ
イレベルに立ち上がる)リセット信号発生手段72とを
備える。なお、本実施形態では、電源断信号はローレベ
ルでアクティブであり、リセット信号はローレベルでア
クティブである。
【0033】RAMクリアスイッチ信号発生回路69
は、手動操作式のRAMクリアスイッチ39の操作に応
じてRAMクリアスイッチ信号を出力する。なお、RA
Mクリアスイッチ信号発生回路69は、必ずしも電源装
置37に設けていなくともよい。
【0034】図5に示すように、電源装置37は、メイ
ン制御装置34及び払出制御装置38に対して作動電源
(DC5V)及びバックアップ用電源(DC5V)を供
給する。また、電源装置37は、ランプ制御装置32、
音声制御装置33および特別図柄表示装置22及び普通
図柄表示装置23を表示制御する表示制御装置56に対
して作動電源(DC5V)を供給する。電源装置37の
電源断検出手段71は、メイン制御装置34及び払出制
御装置38に接続されており、電源断検出手段71の電
源断信号がメイン制御装置34及び払出制御装置38に
入力されるように構成されている。また、電源装置37
のリセット信号発生手段72は、メイン制御装置34、
払出制御装置38、ランプ制御装置32、音声制御装置
33および表示制御装置56の各々に接続されており、
リセット信号発生手段72から出力されたリセット信号
が、メイン制御装置34、払出制御装置38、ランプ制
御装置32、音声制御装置33および表示制御装置56
に入力されるように構成されている。
【0035】以上のように構成された実施形態のパチン
コ遊技機における主電源(AC24V)の供給が断たれ
た場合(電源断となった場合)のメイン制御装置34及
び払出制御装置38が行う処理について説明する。図1
1に示すように、電源断となる場合、主電源の電圧(2
4V)が降下し、所定電圧(12V)以下となると、電
源断検出手段71が電源断信号を出力する(ハイレベル
からローレベルに立ち下がる)。この電源断信号は、メ
イン制御装置34及び払出制御装置38に入力され、メ
イン制御装置34及び払出制御装置38においてNMI
割込みによる電源断処理が行われる。
【0036】また、主電源の電圧が所定電圧(12V)
以下に降下した時点から予め定めた遅延時間(例えば、
70ms)だけ遅れて前述のリセット信号発生手段72
がリセット信号を出力する(ハイレベルからローレベル
に立ち下がる)。該リセット信号は、メイン制御装置3
4、払出制御装置38、ランプ制御装置32、音声制御
装置33および表示制御装置56に入力される。
【0037】図6は、メインCPUが実行する電源断処
理のフローチャートである。メインCPUは、まず、各
レジスタ及びスタックポインタを保存し(ステップS0
1)、RAM49の使用領域を全て加算した結果の1バ
イト値を全ビット反転してバックアップ検証値を算出し
(ステップS02)、算出したバックアップ検証値をR
AM49に設定されたバックアップ検証値記憶エリアに
記憶し(ステップS03)、同じくRAM49に設定さ
れた電源断処理フラグをセットして電源断処理が行われ
たことを記憶し(ステップS04)、RAM49をアク
セス禁止にする(ステップS05)。
【0038】次いで、メインCPUは、リセット信号監
視タイマに監視時間Trに相当する値をセットし(ステ
ップS06)、リセット信号監視タイマに関するタイマ
減算処理を行い(ステップS07)、リセット信号監視
タイマがタイムアップしたか否かを判別する(ステップ
S08)。なお、リセット信号監視タイマにセットされ
る監視時間Trは、電源断発生時に、電源断信号が入力
されてからリセット信号が入力されるまでの時間に比べ
て長い時間(例えば、70ms)であり、該監視時間T
r内にリセット信号の入力がない場合には、正規の電源
断ではなく、ノイズ等により電源断検出手段だけが電圧
降下を検出したり、電源断信号線にノイズが入り込んで
電源断を検出した場合などに起きる電源断誤認識である
と判断する。
【0039】メインCPUは、リセット信号監視タイマ
がタイムアップしていなければ、ステップS07のタイ
マ減算処理とステップS08のリセット信号監視タイマ
がタイムアップしたか否かの判別処理を繰り返す。正規
の電源断発生である場合には、監視時間Trが経過する
前に前述のリセット信号がメイン制御装置34に入力さ
れ、これに応じて、メインCPUは完全に動作停止とな
る。
【0040】図7は、払出CPUが実行する電源断処理
のフローチャートである。払出CPUは、まず、各レジ
スタ及びスタックポインタを保存する(ステップA0
1)。なお、RAMの使用領域の払出情報(賞球コマン
ド記憶エリア、賞球コマンド数カウンタj及び払出数減
算カウンタC2により構成されている)は、バックアッ
プ用電源によって保持される。そして、払出CPUは、
RAMの使用領域を全て加算した結果の1バイト値を全
ビット反転してバックアップ検証値を算出し(ステップ
A02)、算出したバックアップ検証値をRAMに設定
されたバックアップ検証値記憶エリアに記憶し(ステッ
プA03)、同じくRAMに設定された電源断処理フラ
グをセットして電源断処理が行われたことを記憶し(ス
テップA04)、RAMをアクセス禁止にする(ステッ
プA05)。
【0041】次いで、払出CPUは、リセット信号監視
タイマに監視時間Trに相当する値をセットし(ステッ
プA06)、リセット信号監視タイマに関するタイマ減
算処理を行い(ステップA07)、リセット信号監視タ
イマがタイムアップしたか否かを判別する(ステップA
08)。なお、リセット信号監視タイマにセットされる
監視時間Trは、電源断発生時に、電源断信号が入力さ
れてからリセット信号が入力されるまでの時間に比べて
長い時間(例えば、70ms)であり、該監視時間Tr
内にリセット信号の入力がない場合には、正規の電源断
ではなく、ノイズ等により電源断検出手段だけが電圧降
下を検出したり、電源断信号線にノイズが入り込んで電
源断を検出した場合などに起きる電源断誤認識であると
判断する。
【0042】払出CPUは、リセット信号監視タイマが
タイムアップしていなければ、ステップA07のタイマ
減算処理とステップA08のリセット信号監視タイマが
タイムアップしたか否かの判別処理を繰り返す。正規の
電源断発生である場合には、監視時間Trが経過する前
に前述のリセット信号が払出制御装置38に入力され、
これに応じて、払出CPUは完全に動作停止となる。
【0043】次に、電源断信号線にノイズ等が入り込む
ことによって誤って電源断を検出した場合のメイン制御
装置34及び払出制御装置38が行う処理について説明
する。図12に示すように、この場合、ノイズ等が電源
断信号線を通じて制御手段の1つであるメイン制御装置
34及び払出制御装置38に入力され、メイン制御装置
34及び払出制御装置38が電源断信号として誤検出す
ることにより、NMI割込みによる電源断処理が行われ
る。しかし、ノイズ等の場合には、前述のようにリセッ
ト信号発生手段72はリセット信号を出力しない。
【0044】メイン制御装置34において電源断処理が
行われる結果、メインCPUは前述のステップS01乃
至ステップS08を実行すると、ステップS07のタイ
マ減算処理とステップS08のリセット信号監視タイマ
がタイムアップしたか否かの判別処理を繰り返す。しか
し、ノイズ等が電源断信号線を通じて入力された場合に
はリセット信号の入力がないので、監視時間Trが経過
した時点でリセット信号監視タイマがタイムアップす
る。
【0045】メインCPUは、リセット信号監視タイマ
がタイムアップすると、システム停止状態(電源が供給
されているのに遊技機が稼動しない停止状態であること
を報知する)の報知コマンドを、表示制御装置56、ラ
ンプ制御装置32及び音声制御装置33に送信し(ステ
ップS09)、無限ループとなる。したがって、メイン
制御装置34は、システム停止状態の報知コマンドを送
信すると、システム停止状態となる。
【0046】ステップS09によりをシステム停止状態
を報知させるための報知コマンドが表示制御装置56に
送信されると、表示制御装置56は、報知コマンドを受
信すると共に受信した報知コマンドに応じてシステムエ
ラー発生中(システム停止状態の意味)の報知表示を行
う。図10は、特別図柄表示装置22の液晶表示画面に
おいて表示されるシステム停止中の報知表示の一態様を
示す図である。画面にて「システムエラー発生中!店員
をお呼び下さい。」の内容が文字表示される。
【0047】また、システム停止中を報知させるための
報知コマンドがランプ制御装置32に送信されると、ラ
ンプ制御装置32は、報知コマンドを受信すると共に受
信した報知コマンドに応じてシステム停止状態の報知表
示として所定のランプの点灯や点滅を行う。例えば、シ
ステム停止状態中、賞球LED71等予め定めておいた
所定のランプやLEDを点灯または点滅する。
【0048】システム停止中を報知させるための報知コ
マンドが音声制御装置33に送信されると、音声制御装
置33は、報知コマンドを受信すると共に受信した報知
コマンドに応じてシステム停止中の報知音声の発音を行
う。例えば、システム停止中「システムエラー発生中で
す。」というセリフを発生する。または、「ピッピッ」
音などのアラーム音を発生する。
【0049】以上のように、ノイズ等により電源断信号
を誤検出することに起因したシステム停止中は、遊技機
が停止した状態にある不具合発生中を報知する。上記報
知を確認した係員等が、遊技機本体裏面から電源オフ→
電源オン(電源スイッチ70による)するのに伴ってR
AMクリアスイッチ39をオンする。
【0050】また、電源装置37から払出制御装置38
への電源断信号線にノイズが入り、払出制御装置38だ
けが停止状態となる場合がある。この場合も、払出制御
装置38において電源断処理が行われる結果、払出CP
Uは前述のステップA01乃至ステップA08を実行す
ると、ステップA07のタイマ減算処理とステップA0
8のリセット信号監視タイマがタイムアップしたか否か
の判別処理を繰り返す。しかし、ノイズ等が電源断信号
線を通じて入力された場合にはリセット信号の入力がな
いので、監視時間Trが経過した時点でリセット信号監
視タイマがタイムアップする。
【0051】払出CPUは、リセット信号監視タイマが
タイムアップすると、システム停止状態(電源が供給さ
れているのに払出装置が稼動しない停止状態であること
を報知する)の報知コマンドを、表示制御装置56、ラ
ンプ制御装置32及び音声制御装置33に送信し(ステ
ップA09)、無限ループとなる。したがって、払出制
御装置38は、システム停止状態の報知コマンドを送信
すると、システム停止状態となる。
【0052】前述のように報知コマンドが表示制御装置
56に送信されると、表示制御装置56は、報知コマン
ドを受信すると共に受信した報知コマンドに応じてシス
テムエラー発生中(システム停止状態の意味)の報知表
示を行う。また、システム停止中を報知させるための報
知コマンドがランプ制御装置32に送信されると、ラン
プ制御装置32は、システム停止状態の報知表示として
所定のランプの点灯や点滅を行う。さらに、システム停
止中を報知させるための報知コマンドが音声制御装置3
3に送信されると、音声制御装置33は、システム停止
中の報知音声の発音を行う。上記報知を確認した係員等
が、遊技機本体裏面から電源オフ→電源オン(電源スイ
ッチ70による)するのに伴ってRAMクリアスイッチ
39をオンする。
【0053】図11に示すように、主電源が電源断から
復帰すると、主電源の電圧が上昇し所定電圧以上となる
と、これに応じて電源断信号がハイレベルに復帰し(電
源断信号がオフとなり)、リセット信号がハイレベルに
復帰し(リセット信号がオフとなり)、メインCPU及
び払出CPUも復帰して動作を開始する。
【0054】次に、主電源が電源断から復帰した場合の
メイン制御装置34が行う処理について説明する。図8
は、メインCPUが実行する電源投入時処理のフローチ
ャートである。電源投入時、メインCPUは、まず、R
AMクリアスイッチ39がオンであるか否かを判別する
(ステップS10)。なお、RAMクリアスイッチ39
は、開店時、或いは上述のシステム停止中からの復旧時
に係員等により手動でオン操作されるもので、RAMク
リアスイッチ39がオンである場合には初回の電源投入
時と見做し、ステップS11の初期化処理(全RAM領
域のクリア、作業領域の初期設定等)を行い、初期化処
理を終えるとタイマ割込みを待つ。そして、メインCP
Uはタイマ割込みが発生すると、ステップS12の遊技
制御処理に移行する。
【0055】一方、正規の電源断からの復帰時には、R
AMクリアスイッチ39がオンではないので、メインC
PUは、ステップS10を偽と判別し、ステップS13
に移行する。ステップS13に移行したメインCPU
は、電源断処理フラグがオンであるか否かを判別する。
電源断時に行われた電源断処理により電源断処理フラグ
がオンである結果、メインCPUは、ステップS13を
真と判別し、ステップS14に移行する。ステップS1
4において、メインCPUは、バックアップにより保持
されているRAM49の内容が正しいか否かを判別す
る。すなわち、メインCPUは、RAM49の使用領域
を全て加算した結果の1バイト値を全ビット反転した結
果が、電源断時に保管したバックアップ検証値と比較し
て同じ場合は、バックアップにより保持しているRAM
の内容が正常と判断し、ステップS15に移行する。ま
た、前記比較結果が異なる場合は、バックアップにより
保持しているRAMの内容が異常と判断し、初回の電源
投入時と見做してステップS11の初期化処理に移行す
る。
【0056】バックアップにより保持しているRAMの
内容が正常と判断した場合、メインCPUは、電源断フ
ラグをクリアし(ステップS15)、各レジスタを電源
断となった時点に戻し(ステップS16)、電源断時の
割込み設定状態に設定し(ステップS17)、電源断と
なったアドレスの次のアドレスへ戻って制御処理を再開
する。
【0057】次に、主電源が電源断から復帰した場合の
払出制御装置38が行う処理について説明する。図9
は、払出CPUが実行する電源投入時処理のフローチャ
ートである。電源投入時、払出CPUは、まず、RAM
クリアスイッチ39がオンであるか否かを判別する(ス
テップA10)。RAMクリアスイッチ39がオンであ
る場合には初回の電源投入時と見做し、ステップA11
の初期化処理(全RAM領域のクリア、作業領域の初期
設定等)を行い、初期化処理を終えるとタイマ割込みを
待つ。
【0058】そして、タイマ割込みが発生すると、ステ
ップA12の通常の制御処理(賞球コマンドの受信処
理、賞球の払出処理、貸球の払出処理等)に移行する。
払出CPUは、ステップA12の通常の制御処理を終え
ると、再び、タイマ割込みを待ちとなる。従って、払出
CPUは、タイマ割込みが発生する毎に、ステップA1
2の通常の制御処理を繰り返し実行する。
【0059】一方、電源断からの復帰時には、RAMク
リアスイッチ39がオンではないので、払出CPUは、
ステップA10を偽と判別し、ステップA13に移行す
る。ステップA13に移行した払出CPUは、電源断処
理フラグがオンであるか否かを判別する。電源断時に行
われた電源断処理により電源断処理フラグがオンである
結果、払出CPUは、ステップA13を真と判別し、ス
テップA14に移行する。ステップA146において、
払出CPUは、バックアップにより保持されているRA
Mの内容が正しいか否かを判別する。すなわち、払出C
PUは、RAMの使用領域を全て加算した結果の1バイ
ト値を全ビット反転した結果が、電源断時に保管したバ
ックアップ検証値と比較して同じ場合は、バックアップ
により保持しているRAMの内容が正常と判断し、ステ
ップA15に移行する。また、前記比較結果が異なる場
合は、バックアップにより保持しているRAMの内容が
異常と判断し、初回の電源投入時と見做してステップA
11の初期化処理に移行する。
【0060】ステップA14において、バックアップに
より保持しているRAMの内容が正常と判断した場合、
払出CPUは、電源断フラグをクリアし(ステップA1
5)、各レジスタを電源断となった時点に戻し(ステッ
プA16)、電源断時の割込み設定状態に設定し(ステ
ップA17)、電源断となったアドレスの次のアドレス
へ戻って制御処理を再開する。従って、賞球コマンドの
受信処理、賞球の払出処理、貸球の払出処理等が再開さ
れ、バックアップ用電源によって保持されたRAMの使
用領域の払出情報に基いて賞球の払出動作が再開され
る。
【0061】以上、実施形態の遊技機について説明した
が、本発明は、上述した実施形態に限定されるものでな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可
能である。上記実施形態では、カード式のパチンコ遊技
機としいるが、通常のパチンコ遊技機としても本発明は
成立する。
【0062】上記実施形態では、報知手段として文字表
示又は絵柄表示が可能である表示手段を用いる形態とし
て液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置に限ら
ず、例えば、CRT表示装置、プラズマディスプレイ、
EL(エレクトロ ルミネッセンス)、7セグメント式
のLED表示器、ドットマトリクス式等のLED表示装
置等による表示手段を用いることができる。また、上記
実施形態では、報知内容を文字表示で行っているが、文
字表示に限らず、図柄、色等によって報知する構成とす
ることができる。
【0063】さらに、上記実施形態では、報知手段とし
て装飾発光手段を用いる形態として賞球ランプ26を採
用しているが、これに限らず、例えば、大当りランプ、
サイドランプ、ランプ風車、入賞口用ランプ等のランプ
類やLEDを用いて報知する構成としてもよい。また、
報知手段をパチンコ遊技機に既存の遊技目的のために配
備されている図柄表示装置や装飾発光手段や音声表示の
ためのスピーカで兼ねた構成としているが、これらに関
係なく、システム停止中を報知する専用の報知手段とし
て設けてもよい。前記専用の報知手段を別途設ける場
合、払出制御装置38からの制御指令によって報知させ
る構成としてもよい。
【0064】
【発明の効果】請求項1に記載の構成によれば、ノイズ
等によって誤って電源断を検知し、リセット信号発生手
段が働かない場合、遊技機が停止した状態であることを
不具合発生として報知するので、遊技客や遊技店関係者
が異常状態の発生を速やかに確認することができ、迅速
に復旧作業を行うことができる。
【0065】請求項2に記載の構成によれば、報知手段
が、文字表示又は絵柄表示が可能である表示手段により
構成されているので、遊技客や遊技店関係者に遊技機が
停止した状態にあって不具合発生であることを視覚的に
分かりやすく、容易に把握させることができる。
【0066】請求項3に記載の構成によれば、報知手段
が装飾発光手段により構成されているので、装飾発光手
段を点灯あるいは点滅させることにより、遊技客や遊技
店関係者に遊技機が停止した状態にあって不具合発生で
あることを視覚的かつ装飾的に把握させることができ
る。
【0067】請求項4に記載の構成によれば、報知手段
が音声発生手段により構成されているので、遊技客や遊
技店関係者に遊技機が停止した状態にあって不具合発生
であることを聴覚的に分かりやすく、容易に把握させる
ことができる。
【0068】請求項5に記載の構成によれば、制御手段
の各記憶手段に記憶された遊技データを初期状態にする
ための手動操作式の初期化手段を備えているので、異常
状態の発生に対応して遊技客や遊技店関係者が初期化手
段を操作することで、遊技機を迅速に復旧することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るカード式パチンコ遊技
機の正面図
【図2】図1のカード式パチンコ遊技機2の裏面図
【図3】同上の実施形態のカード式パチンコ遊技機に配
備された制御系統の要部ブロック図
【図4】電源装置を含む電源供給系統のブロック図
【図5】同実施形態における電源装置と、メイン制御装
置、払出制御装置、ランプ制御装置、音声制御装置及び
表示制御装置との電源供給並びに制御信号の関係を示す
ブロック図
【図6】メインCPUが実行する電源断処理のフローチ
ャート
【図7】払出CPUが実行する電源断処理のフローチャ
ート
【図8】メインCPUが実行する電源投入時処理を示す
フローチャート
【図9】払出CPUが実行する電源投入時処理のフロー
チャート
【図10】特別図柄表示装置の液晶表示画面において表
示されるシステム停止中の報知表示の一態様を示す図
【図11】電源断発生時の電源断信号並びにリセット信
号の応答を示すタイムチャート
【図12】電源断信号線にノイズ等が発生した場合の電
源断信号並びにリセット信号の応答を示すタイムチャー
【符号の説明】
1 カード式パチンコ機 2 パチンコ遊技機 3 カードユニット 4 カード挿入口 5 前面枠 6 金枠 7 ガラス扉 8 遊技盤 9 上球受皿 10 下球受皿 11 打球ハンドル 12 球貸操作部 13 貸球スイッチ 14 カード残高表示器 15 カード返却スイッチ 16 図柄表示ユニット 17 左ゲート 18 右ゲート 19 始動入賞口 20 普通電動役物 20a 可変入賞口 21 役物ユニット 22 特別図柄表示装置 23 普通図柄表示装置 24 開閉扉 25 大入賞口 26 枠飾りランプ 27 球タンク 28 タンクレール 29 空切り防止スイッチ 30 賞球払出装置 31 貸球払出装置 32 ランプ制御基板(ランプ制御装置) 33 音声制御基板(音声制御装置) 34 メイン制御基板(メイン制御装置) 35 主制御基板収納ボックス 36 発射装置制御基板 37 電源装置 38 払出制御装置 39 RAMクリアスイッチ 40 枠用外部出力端子基板 41 受電基板 42 盤面用外部出力端子基板 43 フォト分配基板 44 基枠 45 ワンチップマイクロコンピュータ 46 入出力回路 47 入出力回路 48 CPU 49 RAM 50 ROM 51 始動口センサ 52 中継回路 53 ソレノイド 54 カウントセンサ 55 特定領域センサ 56 表示制御装置 57 入力回路 58 制御回路 59 出力回路 60 発射制御回路 61 打球発射装置 62 賞球センサ 63 フォト分配回路 64 貸玉ソレノイド 65 貸玉センサ 66 電源回路 67 バックアップ用電源回路 68 電源監視回路 69 RAMクリアスイッチ信号発生回路 70 電源スイッチ 71 賞球LED

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機に配備された制御手段と、外部か
    ら供給される主電源から所要の電源を生成して前記制御
    手段に供給する電源手段と、前記主電源の供給が断たれ
    た場合においても前記制御手段の記憶手段にバックアッ
    プ用電源を供給するバックアップ用電源供給手段とを備
    え、前記主電源の供給が断たれた際には、前記バックア
    ップ用電源によって前記制御手段の記憶手段に記憶され
    ている遊技データを保持し、前記主電源の供給が復帰し
    た場合には、前記遊技データに従って前記制御手段が遊
    技に関わる各種処理を再開するように構成された遊技機
    において、 前記主電源の電圧が所定電圧以下に降下すると前記制御
    手段に電源断信号を送出する一方、前記主電源の電圧が
    前記所定電圧以上に上昇すると前記電源断信号の送出を
    停止する電源断検出手段と、前記主電源の電圧が前記所
    定電圧以下に降下すると予め定めた遅延時間だけ遅れて
    前記制御手段にリセット信号を送出する一方、前記主電
    源の電圧が前記所定電圧以上に上昇すると前記リセット
    信号の送出を停止するリセット信号発生手段と、報知手
    段とを備え、前記制御手段は、前記電源断信号を受けた
    時点から所定時間前記リセット信号が入力されなかった
    場合、前記報知手段に、電源が供給されているにも拘ら
    ず遊技機が停止した状態であることを報知させることを
    特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記報知手段は、文字表示又は絵柄表示
    が可能である表示手段により構成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記報知手段は装飾発光手段により構成
    されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊
    技機。
  4. 【請求項4】 前記報知手段は音声発生手段により構成
    されていることを特徴とする請求項1乃至3のうちのい
    ずれか1つに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記制御手段の各記憶手段に記憶された
    前記遊技データを初期状態にするための手動操作式の初
    期化手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のう
    ちのいずれか1つに記載の遊技機。
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