JP2002324691A - 放電灯点灯装置、及びこれを用いた照明器具 - Google Patents

放電灯点灯装置、及びこれを用いた照明器具

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JP2002324691A JP2001126431A JP2001126431A JP2002324691A JP 2002324691 A JP2002324691 A JP 2002324691A JP 2001126431 A JP2001126431 A JP 2001126431A JP 2001126431 A JP2001126431 A JP 2001126431A JP 2002324691 A JP2002324691 A JP 2002324691A
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Tadahiro Kono
忠博 河野
Hiroaki Mannami
寛明 万波
Hirohiko Nojiri
博彦 野尻
Katsumi Sato
勝己 佐藤
Yasushi Kanbara
泰 蒲原
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放電灯の種類を適正に自動識別できるように
し、その放電灯の識別結果に基づいて予熱制御や点灯制
御を適切に行ない、1種類の放電灯点灯装置で異種複数
の放電灯を共用化できる信頼性の高い放電灯点灯装置を
提供する。 【解決手段】 放電灯LAを点灯させる場合に少なくと
も予熱モード、始動モード、及び点灯モードに順次移行
する場合に、始動モードにおいて放電灯LAが点灯した
後の電気特性、例えばランプ電圧を検出するランプ電圧
検出手段LVDと、このランプ電圧検出手段LVDの検
出結果に基づいて放電灯LAの種類を識別する放電灯識
別手段DCMとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電灯点灯装置、
及びこれを用いた照明器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】放電灯は、その使用対象の多様さから、
従来より種々の規格品のものが提供されている。例え
ば、4フィートの長さの放電灯(ランプ)をとってみて
も、FHF32(Hf専用ランプ:32W,45Wの2
重定格ランプ)、FLR40S(ラピッド型一般ラン
プ:40W)、FLR40S/36(ラピッド型省電力
ランプ36W)、FL40S(グロー式一般ランプ:4
0W)、FL40SS/37(グロー式省電力ランプ:
37W)といった、数種類のものが存在する。そして、
各々の放電灯は、管径やフィラメント構造、あるいは管
内の封入ガス組成などの構造的な違いがあるばかりか、
フィラメント予熱条件、始動点灯する際に必要な始動電
圧、定常点灯時のランプ電圧、ランプ電流、始動時の始
動電圧、予熱時の予熱電流特性など、各放電灯を最適に
始動、点灯するための条件についても種々の違いがあ
る。
【0003】従来は、ラピッド型のランプのように、同
形状でフィラメント構造も同じであり、また、電気特性
も互いに近似していて略10%程度の違いしかないよう
なタイプの放電灯、例えば、一般ランプ(FLR40
S:ランプ電流=380mA、ランプ電圧=105V、
ランプ電力=40W)と省電力型ランプ(FLR40S
/36:ランプ電流=400mA、ランプ電圧=90
V、ランプ電力=36W)のようなものについては、1
種類の放電灯点灯装置を用いて各放電灯を共用すること
があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
管径やフィラメント構造などの違いや、始動、点灯させ
る際の諸条件が異なる多種類の放電灯の全てを1種類の
放電灯点灯装置で共用させるとなると、次に指摘するよ
うな種々の問題を生じる。
【0005】(1) 例えば、一般的な点灯共振回路で
あるインダクタ、コンデンサ及び放電灯という構成にお
いては、異種複数の放電灯を点灯させた場合に、その点
灯出力差が大きくなり、使用する放電灯によって明る
い、あるいは暗いといった不具合が発生する。 (2) また、フィラメント予熱条件が最適でない場合
には、早期での管端黒化、あるいはフィラメント断線に
至る場合がある。定常点灯時における常時フィラメント
電流についても電流条件によっては早期のランプ(フィ
ラメント)劣化を招く恐れがある。 (3) さらに、ランプの周囲温度が低温状態の場合、
アルゴンガスランプにおいてはランプ管内の水銀の陽イ
オンが直流電界により集中して陰極側に偏り、陽極側の
水銀が少なくなる。その結果として、陰極側が水銀蒸気
による蛍光体の発光がなくなり、アルゴンによって赤く
発光するカタホレシス現象と呼ばれる現象が起こる。ま
た、混合ガスランプにおいては放電が不安定になり、光
出力の低下とチラツキによって、ランプがうねるように
蛇行して縞模様に見える移動縞と呼ばれる現象が起こ
る。
【0006】このように、形状や定格の異なる種々の放
電灯を1種類の放電灯点灯装置で共用する場合には、上
記(1)〜(3)で指摘したような弊害が生じるため、
従来技術では、形状や定格の異なる放電灯毎に専用の放
電灯点灯装置を使用しているのが現状である。そのた
め、放電灯点灯装置も放電灯の種類に応じて各種のもの
を揃えておかねばならず、コストアップを招来してい
た。
【0007】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、第1には放電灯
の種類を適正に自動識別できるようにすること、第2に
はその放電灯の識別結果に基づいてその識別された放電
灯に適合した条件となるように予熱制御や点灯制御を適
切に行うこと、第3にはこれらの結果として1種類の放
電灯点灯装置で異種複数の放電灯を共用化できる信頼性
の高い放電灯点灯装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題点
を解決するために、次の構成を採用している。すなわ
ち、請求項1記載の発明では、商用の交流電源を整流し
て直流に変換する直流電源回路と、この直流電源回路の
出力をスイッチング素子により高周波でオン/オフして
高周波電力に変換するインバータ回路と、このインバー
タ回路からの高周波電力が供給される放電灯を含むイン
バータ負荷回路と、前記インバータ回路のスイッチング
素子を駆動制御する制御回路とを含み、かつ、前記放電
灯を点灯させる場合に少なくとも予熱モード、始動モー
ド、及び点灯モードに順次移行する放電灯点灯装置にお
いて、前記始動モードにおいて放電灯が点灯した後の電
気特性を検出する電気特性検出手段と、この電気特性検
出手段の検出結果に基づいて放電灯の種類を識別する放
電灯識別手段とを備え、前記制御回路はこの放電灯識別
手段の識別結果に基づき放電灯の特性に適合した制御を
行うることを特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構
成において、前記電気特性検出手段は、放電灯の両端に
加わるランプ電圧を検出するものである。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載の構
成において、前記電気特性検出手段は、放電灯に流れる
ランプ電流を検出するものである。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1記載の構
成において、前記電気特性検出手段は、放電灯の両端に
加わるランプ電圧と放電灯に流れるランプ電流から求ま
るランプ電力を検出するものである。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1記載の構
成において、前記電気特性検出手段は、前記交流電源か
ら供給される入力電流を検出するものである。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項1記載の構
成において、前記電気特性検出手段は、前記交流電源か
ら供給される入力電力を検出するものである。
【0014】請求項7記載の発明は、商用電源を整流し
て直流に変換する直流電源回路と、この直流電源回路の
出力をスイッチング素子により高周波でオン/オフして
高周波電力に変換するインバータ回路と、このインバー
タ回路からの高周波電力が供給される放電灯を含むイン
バータ負荷回路と、前記インバータ回路のスイッチング
素子を駆動制御する制御回路とを含み、前記放電灯を点
灯させる場合に少なくとも予熱モード、始動モード、及
び点灯モードに順次移行し、かつ、始動モード時に前記
インバータ回路の動作周波数が連続して変化する放電灯
点灯装置において、始動モード時に放電灯が点灯したこ
とを検出する放電灯点灯検出手段と、この放電灯点灯検
出手段の検出出力に基づいて点灯時点の前記インバータ
回路の動作周波数を検出する動作周波数検出手段と、こ
の動作周波数検出手段の検出出力に基づいて放電灯の種
類を判別する放電灯識別手段とを備えることを特徴とし
ている。
【0015】請求項8記載の発明は、商用電源を整流し
て直流に変換する直流電源回路と、この直流電源回路の
出力をスイッチング素子により高周波でオン/オフして
高周波電力に変換するインバータ回路と、このインバー
タ回路からの高周波電力が供給される放電灯を含むイン
バータ負荷回路と、前記インバータ回路のスイッチング
素子を駆動制御する制御回路とを含み、前記放電灯を点
灯させる場合に少なくとも予熱モード、始動モード、及
び点灯モードに順次移行し、かつ、始動モード時に前記
直流電源回路の直流電源電圧値が連続して変化する放電
灯点灯装置において、始動モード時に放電灯が点灯した
ことを検出する放電灯点灯検出手段と、この放電灯点灯
検出手段の検出出力に基づいて点灯時点の前記直流電源
回路の電源電圧を検出する直流電源電圧検出手段と、こ
の直流電源電圧検出手段の検出出力に基づいて放電灯の
種類を判別する放電灯識別手段とを備えることを特徴と
している。
【0016】請求項9記載の発明は、請求項1乃至請求
項8のいずれかに記載の構成において、前記制御回路
は、前記放電灯識別手段の識別結果に基づいて、全点灯
時においてその識別した放電灯に応じた定格ランプ電力
となるように、スイッチング素子の動作周波数、デュー
ティ比、及び前記直流電源回路の出力電圧の内の少なく
とも一つを制御するものである。
【0017】請求項10記載の発明は、請求項1乃至請
求項8のいずれかに記載の構成において、前記制御回路
は、前記放電灯識別手段の識別結果に基づいて、全点灯
時においてその識別した放電灯によらず略一定のランプ
電力となるように、スイッチング素子の動作周波数、デ
ューティ比、及び前記直流電源回路の出力電圧の内の少
なくとも一つを制御するものである。
【0018】請求項11記載の発明は、請求項1乃至請
求項8のいずれかに記載の構成において、前記制御回路
は、前記放電灯識別手段の識別結果に基づいて、全点灯
時においてその識別した放電灯によらず略一定のランプ
電流となるように、スイッチング素子の動作周波数、デ
ューティ比、及び前記直流電源回路の出力電圧の内の少
なくとも一つを制御するものである。
【0019】請求項12記載の発明は、請求項1乃至請
求項8のいずれかに記載の構成において、前記制御回路
は、前記放電灯識別手段の識別結果に基づいて、全点灯
時においてその識別した放電灯によらず略一定の光出力
となるように、スイッチング素子の動作周波数、デュー
ティ比、及び前記直流電源回路の出力電圧の内の少なく
とも一つを制御するものである。
【0020】請求項13記載の発明は、請求項1乃至請
求項12のいずれかに記載の構成において、前記制御回
路は、放電灯識別手段の識別結果に基づいて、全点灯時
においてその識別した放電灯に最も適合したフィラメン
ト電流が流れるように制御するものである。
【0021】請求項14記載の発明は、請求項1乃至請
求項13のいずれかに記載の構成において、前記制御回
路は、放電灯識別手段の識別結果に基づいて、放電灯が
アルゴンガスランプの場合はランプ電圧に直流成分が重
畳されないように制御し、また、放電灯が混合ガスラン
プの場合はランプ電圧に直流成分が重畳されるように制
御するものである。
【0022】請求項15記載の発明は、請求項14記載
の構成において、放電灯がアルゴンガスランプの場合に
おいてランプ電圧に直流成分が重畳されないようにする
制御は、前記インバータ回路のスイッチング素子のオン
/オフのデューティ比が略50%となる制御であり、ま
た、放電灯が混合ガスランプの場合においてランプ電圧
に直流成分が重畳されるようにする制御は、前記インバ
ータ回路のスイッチング素子のオン/オフのデューティ
比がアンバランスとなる制御である。
【0023】請求項16記載の発明は、請求項14記載
の構成において、放電灯がアルゴンガスランプの場合に
おいてランプ電圧に直流成分が重畳されないようにする
制御は、前記インバータ回路のスイッチング素子の周波
数制御であり、また、放電灯が混合ガスランプの場合に
おいてランプ電圧に直流成分が重畳されるようにする制
御は、前記インバータ回路のスイッチング素子のオン/
オフのデューティ比制御である。
【0024】請求項17記載の発明は、請求項1乃至請
求項16のいずれかに記載の構成において、前記放電灯
識別手段で識別された結果を記憶する記憶手段を備え、
前記制御回路は、先行予熱時に前記記憶手段に記憶され
ている識別結果に応じて最適な予熱電流を流すように制
御するものである。
【0025】請求項18記載の発明の照明器具は、請求
項1乃至請求項17のいずれかに記載の1灯用の放電灯
点灯装置の複数台を組み合わせて多灯用としていること
を特徴としている。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて詳細に説明する。 [実施の形態1]図1は、この実施の形態1に係る放電
灯点灯装置の構成を示すブロック図である。この実施の
形態1の放電灯点灯装置DLAは、商用電源VSに全波
整流器DBが接続され、この全波整流器DBには昇圧チ
ョッパ回路などからなる直流電源回路CVが接続されて
おり、これらによって電源部が構成されている。また、
直流電源回路CVには、スイッチング素子のオン/オフ
により直流電圧を高周波の交流電圧に変換して放電灯L
Aに高周波電力を供給するインバータ回路INVが接続
されている。また、このインバータ回路INVには、上
記のスイッチング素子をオン/オフ制御する制御回路C
Cが設けられる一方、インバータ回路INVの出力側に
は放電灯LAを含むインバータ負荷回路ILが接続され
ている。
【0027】さらに、この実施の形態1では、放電灯L
Aが後述の始動モードで点灯した直後のランプ電圧を検
出するランプ電圧検出部LVDと、この検出部LVDで
検出されたランプ電圧の値に基づいて放電灯LAの種類
を識別してその結果を制御回路CCに送出する放電灯識
別手段DCMとを備えている。この放電灯識別手段DC
Mには、各放電灯LAの種類ごとにその始動モードの点
灯直後におけるランプ電圧の値が予め基準値として記憶
されている。
【0028】図2は、この放電灯点灯装置DLAにおけ
るインバータ負荷回路ILの共振カーブを示す特性図で
ある。図2には放電灯LAが点灯する前の共振カーブS
1(共振周波数f0)と、放電灯LAが点灯した後の共
振カーブS2とが示されている。ここで、放電灯LAが
点灯するまでに、大きく分けて放電灯LAのフィラメン
トを暖めてエミッタが飛散し易くするための予熱モー
ド、放電灯LAに高い電圧を印加して放電灯LAを点灯
させる始動モード、及び所定の出力で放電灯LAを安定
点灯させる点灯モードの3つのモードが設定されてい
る。そして、制御回路CCは、上記の予熱、始動、点灯
の各モードへと順次移行するように所定のタイミングで
発振周波数が高い方から低い方へf1→f2→f3(f
1>f2>f3)と切り替わるように制御を行う。
【0029】いま、電源が投入されると、最初に予熱モ
ードが開始される。この時、放電灯LAは未点灯なの
で、点灯前の共振カーブS1の点(周波数f1、ラン
プ電圧V1)にあり、放電灯LAのフィラメントは予熱
電流により暖められる。次に、予熱モードから始動モー
ドになると、先ずS1の共振カーブに沿って点(周波
数f2、ランプ電圧V2)まで移行し、発振電圧は一気
に上昇する。そして、放電灯LAの最小始動電圧以上の
発振電圧が放電灯LAに印加されると、放電灯LAが点
灯する。放電灯LAが点灯した後は、共振系が点灯後の
共振カーブS2に移るため、共振カーブS2の点(周
波数f2、ランプ電圧V3)の値まで低下する。この
後、点灯モードに移行するとランプ電圧は共振カーブS
2に沿って点(周波数f3、ランプ電圧V4)へと移
動し、この設計で決めた所定の点灯周波数f3にて動作
する。
【0030】図3は、上記ように予熱、始動、点灯の各
モードへ順次移行していく場合のランプ電圧及び発振周
波数の時間的な変化を示すタイミングチャートである。
ここで電源が投入された場合、図3(b)に示すよう
に、放電灯点灯装置DLAは、所定のタイミングで発振
周波数が高いところから低い周波数に順次切り替えられ
るが、始動時において最初に放電灯LAは未点灯である
から、共振系は負荷のない状態になっている(図2のS
1の共振カーブ)。このため、放電灯LAには高い電圧
が印加される(時刻t1〜t2)。そして、放電灯LA
が点灯した直後(時刻t2)、共振系は負荷時の共振系
(図2のS2の共振カーブ)となり、ランプ電圧が低下
する。この始動時において放電灯LAが点灯した直後の
ランプ電圧(図2の共振カーブS2の点)の値は、表
1に示すように放電灯の種類によって異なる。
【表1】 そこで、この放電灯LAの種類によってランプ電圧が異
なることを利用して、放電灯識別手段DCMは、ランプ
電圧検出部LVDで検出されたランプ電圧に基づいて放
電灯LAの種類を識別する。放電灯識別手段DCMの識
別結果は、制御回路CCに与えられるので、制御回路C
Cは、例えば、次のような制御を行う。
【0031】図4は、異種複数の放電灯(ここでは3灯
分)LAa〜LAcを装着する場合の点灯共振回路の共
振カーブを示している。図4から分かるように、一般的
な点灯共振回路においては、異種複数の放電灯La1〜
LAcを同じ周波数f3で動作させた場合、放電灯LA
a〜LAcによってその定格が異なっているため、「明
るい」、あるいは「暗い」といったように放電灯LAの
種類によってその出力電力Wa〜Wcに差が生じる。そ
こで、制御回路CCは、放電灯識別手段DCMで識別さ
れた放電灯LAの識別結果に基づいて、放電灯LAの種
類に影響されることなく常に一定のランプ電力が得られ
るように、放電灯LAの出力特性に応じてインバータ回
路INVの動作周波数を変化させる定電力制御を行な
う。これにより、1つの放電灯点灯装置DLAで異種複
数の放電灯LAを同電力で点灯させることができる。な
お、放電灯LAの出力を変化させる手段としては、上記
のように動作周波数を変えるほかに、インバータ回路I
NVのスイッチング素子のデューティ比を変化させた
り、直流電源回路CVの直流電圧値を変化させることも
可能である。
【0032】[実施の形態2]図5は、この実施の形態
2に係る放電灯点灯装置の構成を示すブロック図であ
り、図1に示した実施の形態1と対応する構成部分には
同一の符号を付す。この実施の形態2の放電灯点灯装置
DLAは、実施の形態1のランプ電圧検出部LVDに代
えて、放電灯LAが始動モードで点灯した直後に流れる
ランプ電流を検出するランプ電流検出部LCDが設けら
れている。また、ランプ電流検出部LCDで検出された
ランプ電流の値に基づいて放電灯LAの種類を識別して
その結果を制御回路CCに送出する放電灯識別手段DC
Mが設けられている。この放電灯識別手段DCMには、
実施の形態1の場合と同様、各放電灯LAの種類ごとに
始動モードで点灯した直後に流れるランプ電流の値が基
準値として予め記憶されている。その他の構成は、実施
の形態1と基本的に同じであるから、ここでは詳しい説
明は省略する。
【0033】この実施の形態2において、ランプ電流検
出部LCDは、始動モードにおいて放電灯LAが点灯し
た直後のランプ電流を検出するので、放電灯識別手段D
CMは、その検出されたランプ電流に基づいて放電灯L
Aの種類を識別する。すなわち、始動モードにおいて放
電灯LAが点灯した直後のランプ電流の値は、表1から
分かるように放電灯LAの種類によって異なる。従っ
て、このランプ電流の差から放電灯LAの種類を識別す
る。放電灯識別手段DCMの識別結果は、制御回路CC
に与えられるので、制御回路CCは、例えば、次のよう
な制御を行う。前述のように、一般的な点灯共振回路に
おいては、異種複数の放電灯LAを同じ周波数で動作さ
せた場合、放電灯LAにより出力電力に差が発生するこ
とがある。そこで、制御回路CCは、放電灯識別手段D
CMで識別された放電灯LAの識別結果に基づいて、各
々の放電灯LAの定格ランプ電力に合った出力となるよ
うに放電灯LAの出力を変化させる定格電力出力制御を
行なう。これにより、1つの放電灯点灯装置DLAで異
種複数の放電灯LAを定格ランプ電力で点灯させること
ができる。
【0034】なお、放電灯LAの出力を変化させる手段
としては、インバータ回路INVの動作周波数を変える
ほかに、スイッチング素子のデューティ比を変化させた
り、直流電源回路CVの直流電圧値を変化させることも
可能である。また、放電灯の種類を識別後の制御とし
て、ツイン3ランプ(FHT24、FHT32、FHT
42)のように、ランプ電流が同一でランプ電圧が異な
る放電灯については、定格ランプ電力制御ではなく、ラ
ンプ電流を一定にする制御でも定格電力制御は可能であ
る。このため、放電灯識別手段DCMにて放電灯LAの
種類を識別した後、ランプ電流が一定となるように出力
を変化させる定格ランプ電流制御を行なってもよい。こ
のような手段を採用することによっても、1つの放電灯
点灯装置で異種複数のランプを各々のランプの定格電力
で点灯させることができる。
【0035】[実施の形態3]図6は、この実施の形態
3に係る放電灯点灯装置の構成を示すブロック図であ
り、図1に示した実施の形態1と対応する構成部分には
同一の符号を付す。この実施の形態3の放電灯点灯装置
DLAは、実施の形態1のランプ電圧検出部LVD、及
び、放電灯LAが始動モードで点灯した直後に流れるラ
ンプ電流を検出するランプ電流検出部LCDが共に設け
られ、さらに、両検出部LVD,LCDの検出出力に基
づいてランプ電力を検出するランプ電力検出部LPDが
設けられている。また、このランプ電力検出部LPDで
検出されたランプ電力の値に基づいて放電灯LAの種類
を識別してその結果を制御回路CCに送出する放電灯識
別手段DCMが設けられている。この放電灯識別手段D
CMには、各放電灯LAの種類ごとに始動モードで点灯
した直後のランプ電力の値が基準値として予め記憶され
ている。その他の構成は、実施の形態1と基本的に同じ
であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
【0036】この実施の形態3において、ランプ電圧検
出部LVDは始動モードにおいて放電灯LAが点灯した
直後のランプ電圧を、また、ランプ電流検出部LCDは
始動モードにおいて放電灯LAが点灯した直後のランプ
電流をそれぞれ検出するので、続いて、ランプ電力検出
部LPDは両検出部LVD,LCDの検出出力に基づい
てランプ電力を検出する。放電灯識別手段DCMは、そ
の検出されたランプ電力に基づいて放電灯LAの種類を
識別する。すなわち、始動モードにおいて放電灯LAが
点灯した直後のランプ電力の値は、表1から分かるよう
に放電灯LAの種類によって異なる。従って、このラン
プ電力の差から放電灯LAの種類を識別する。放電灯識
別手段DCMの識別結果は、制御回路CCに与えられる
ので、制御回路CCは、例えば、次のような制御を行
う。
【0037】前述と同様、一般的な点灯共振回路におい
ては、異種複数の放電灯LAを同じ周波数で動作させた
場合、放電灯LAにより光出力に差が生じる。このた
め、制御回路CCは、放電灯識別手段DCMで識別され
た放電灯LAの識別結果に基づいて、放電灯LAの種類
に影響されることなく常に一定の光出力となるように、
定光出力制御を行なう。これにより、1つの放電灯点灯
装置DLAで異種複数の放電灯LAを一定の光出力で点
灯させることができ、放電灯LAの種類によって光出力
に斑が出るといった問題を解決することができる。な
お、放電灯LAの出力を変化させる手段としては、イン
バータ回路INVの動作周波数を変えるほかに、そのス
イッチング素子のデューティ比を変化させたり、直流電
源回路CVの直流電圧値を変化させることも可能であ
る。
【0038】[実施の形態4]図7は、この実施の形態
4に係る放電灯点灯装置の構成を示すブロック図であ
り、図1に示した実施の形態1と対応する構成部分には
同一の符号を付す。この実施の形態4の放電灯点灯装置
DLAは、電源部である交流電源VAと全波整流器DB
との間に、入力電流や入力電力などの入力特性を検出す
る入力特性検出部ICDが設けられている。さらに、こ
の検出部ICDで検出された入力特性値によって、放電
灯LAの種類を識別してその結果を制御回路CCに送出
する放電灯識別手段DCMが設けられている。この放電
灯識別手段DCMには、各放電灯LAの種類ごとに始動
モードで点灯した直後の入力特性の値が基準値として予
め記憶されている。その他の構成は、実施の形態1と基
本的に同じであるから、ここでは詳しい説明は省略す
る。
【0039】この実施の形態4において、入力特性検出
部ICDは始動モードにおいて放電灯LAが点灯した直
後の入力特性を検出する。放電灯識別手段DCMは、そ
の検出された入力特性の値に基づいて放電灯LAの種類
を識別する。すなわち、始動モードにおいて放電灯LA
が点灯した直後の入力特性の値は、表1から分かるよう
に放電灯LAの種類によって異なる。従って、この入力
特性の値から放電灯LAの種類を識別する。放電灯識別
手段DCMの識別結果は、制御回路CCに与えられるの
で、制御回路CCは、例えば、次のような制御を行う。
一般的に、放電灯LAの定格寿命を満足させるために
は、フィラメントが常に最適なスポット温度となるよう
にランプ電流とフィラメント電流を流す必要がある。放
電灯LAの点灯時のフィラメント温度は、ランプ電流と
フィラメント電流の合成電流によって決まるため、調光
して点灯させる場合、ランプ電流が減少するので、それ
を補うようにフィラメント電流を増加させる必要があ
る。放電灯LAの種類によってフィラメントの構造が変
わるので、フィラメント電流の大きさも放電灯LAの種
類によって異なりそれぞれ最適な値がある。従って、フ
ィラメント電流は、各々の放電灯LAの種類に応じて制
御することが望ましい。
【0040】そこで、この実施の形態4では、放電灯識
別手段DCMで放電灯LAの種類を識別した後は、その
識別結果に基づいてフィラメント電流を変化可能な手段
を別途設け、各放電灯LAの調光特性に合わせたフィラ
メント電流を流すように制御する。これにより、放電灯
LAの寿命を損なうことなく、1つの放電灯点灯装置D
LAで異種複数の放電灯LAを一定の光出力で点灯させ
ることができる。
【0041】なお、全点灯時には、放電灯LAの種類を
問わずフィラメント電流の流れを遮断するような機能を
付加してもよい。全点灯時にはランプ電流が多いので、
フィラメント温度も比較的高く保つことができ、また、
フィラメント電流による電力損失も少なくなるため、省
エネに寄与することができる。
【0042】[実施の形態5]図8は、この実施の形態
5に係る放電灯点灯装置の構成を示すブロック図であ
り、図1に示した実施の形態1と対応する構成部分には
同一の符号を付す。この実施の形態5において、インバ
ータ回路INVは、始動モードにおいて動作周波数が連
続して変化できるように構成されている。また、始動モ
ードで放電灯LAが点灯したことを検出する放電灯点灯
検出手段DLDと、この放電灯点灯検出手段DLDの検
出出力に応答してインバータ回路INVの動作周波数を
検出する動作周波数検出手段FDと、が設けられてい
る。さらに、上記の動作周波数検出部FDで検出された
動作周波数の値によって、放電灯LAの種類を識別して
その結果を制御回路CCに送出する放電灯識別手段DC
Mが設けられている。この放電灯識別手段DCMには、
各放電灯LAの種類ごとに始動モードで点灯した直後の
動作周波数の値が基準値として予め記憶されている。そ
の他の構成は、実施の形態1と基本的に同じであるか
ら、ここでは詳しい説明は省略する。
【0043】放電灯LAが点灯するために必要な最小始
動電圧は、放電灯LAの種類によって異なる。すなわ
ち、図9に示すように、ある一つの放電灯LAaについ
ては、周波数がfaで最小始動電圧Vaのときに点灯
し、他の放電灯LAbについては、周波数がfbで最小
始動電圧Vbのときに点灯する。これは見方を変えれ
ば、動作周波数が放電灯の種類によって異なることを意
味する。そこで、制御回路CCは、始動時にインバータ
回路INVの動作周波数を、最初は高いところから(つ
まり、ランプ電圧が低いところから)開始した後、徐々
に動作周波数を下げていき(つまり、次第にランプ電圧
が高くなるようにしていき)、放電灯LAが点灯した瞬
間を放電灯点灯検出手段DLDで検出し、その検出出力
に応答して動作周波数検出手段FDはインバータ回路I
NVの動作周波数を検出する。そして、この放電灯点灯
検出手段DLDで検出した動作周波数の値に基づいて、
放電灯識別手段DCMで放電灯LAの種類を識別する。
放電灯識別手段DCMの識別結果は、制御回路CCに与
えられるので、制御回路CCは、例えば、次のような制
御を行う。
【0044】一般的に、グロースタータ式銅鉄安定器で
は、常時フィラメント電流を流さない。このため、FL
40、FL40/37のようなグロースタータ式ランプ
をラピッドスタート型安定器やインバータ安定器に接続
した場合、ランプのフィラメントが常時予熱されるた
め、エミッターの蒸発が増えて短寿命になるという問題
があった。そのため、この実施の形態5では、異種複数
の放電灯LAを共用する場合には、点灯モードでのフィ
ラメント電流の扱いが問題になる。このため、動作周波
数検出手段FDで放電灯LAの種類を識別した後、グロ
ースターター式ランプのような常時フィラメント電流を
必要としない放電灯LAが接続されている場合は、点灯
モードに移行後、フィラメント電流の流れを遮断するよ
うな制御を行う。これにより、1つの放電灯点灯装置で
常時フィラメント電流の異なる異種複数のランプを用い
ることができる。
【0045】[実施の形態6]図10は、この実施の形
態6に係る放電灯点灯装置の構成を示すブロック図であ
り、図1に示した実施の形態1と対応する構成部分には
同一の符号を付す。この実施の形態6において、インバ
ータ回路INVは、始動モードにおいて直流電源回路C
Vの直流電源電圧が連続して変化できるように構成され
ている。また、始動モードで放電灯LAが点灯したこと
を検出する放電灯点灯検出手段DLDと、この放電灯点
灯検出手段DLDの検出出力に応答して直流電源回路C
Vの直流電源電圧を検出する直流電源電圧検出手段DD
とが設けられている。さらに、上記の直流電源電圧検出
部DDで検出された直流電源電圧の値によって、放電灯
LAの種類を識別してその結果を制御回路CCに送出す
る放電灯識別手段DCMが設けられている。この放電灯
識別手段DCMには、各放電灯LAの種類ごとに始動モ
ードで点灯した直後の直流電源電圧の値が基準値として
予め記憶されている。その他の構成は、実施の形態1と
基本的に同じであるから、ここでは詳しい説明は省略す
る。
【0046】上記の実施の形態5で説明したように、一
般に放電灯LAが点灯するために必要な最小始動電圧
は、放電灯LAの種類によって異なる(図9)。図11
には、横軸に直流電源回路CVの直流電源電圧出力を、
縦軸にランプ電圧をとって、直流電源電圧を次第に増加
させた場合の2つの放電灯LAa,LAbの点灯時の最
小始動電圧Va,Vbの関係を示している。この図11
からも分かるように、ある一つの放電灯LAaについて
は、直流電源電圧がVDCaになって最小始動電圧がV
a(点a1)のときに点灯し、他の放電灯LAbについ
ては、直流電源電圧がVDCbになって最小始動電圧が
Vb(点b1)のときに点灯する。つまり、これは見方
を変えれば、始動モードにおける点灯時の直流電源電圧
の値が放電灯の種類で異なることを意味する。そこで、
制御回路CCは、始動後、徐々に直流電源回路CVの出
力である直流電源電圧の値を上げていく。そして、放電
灯LAが点灯したことが放電灯点灯検出手段DLDで検
出されると、その検出出力に応答して直流電源電圧検出
手段DDは、その放電灯LAが点灯した瞬間の直流電源
回路CVの出力電圧の値を読み取る。続いて、放電灯識
別手段DCMは、この検出された出力電圧の値に基づい
て放電灯LA灯の種類を識別する。
【0047】前述のごとく、放電灯LAの周囲温度が低
温状態の場合、アルゴンガスランプにおいてはカタホレ
シス現象が起こり易く、他方、アルゴンガスの他にクリ
プトンやキセノンのような原子量の大きな不活性ガスを
含む混合ガスランプの場合は移動縞現象が発生する可能
性がある。このような対策としては、カタホレシス現象
の場合には、放電灯のランプ電圧に直流成分が含まれな
いようにすればよく、そのためにはスイッチング素子の
オン/オフ駆動する信号のデューティ比を略50%とす
ればよい。一方、移動縞現象の場合には、逆に放電灯の
ランプ電圧に直流成分が重畳されるようにすればよく、
そのためにはスイッチング素子のオン/オフ駆動のデュ
ーティ比をアンバランスになるように、つまり、デュー
ティ比が50%からずれるようにすればよい。このよう
に、両現象の対策は放電灯LAの種類で相反する。
【0048】そこで、この実施の形態6では、制御回路
CCは、放電灯識別手段DCMで識別された放電灯LA
の種類に応じて、つまり放電灯LAがアルゴンガスラン
プの場合は、図12(a)に示すように、インバータ回
路INVを構成する例えば2つのスイッチング素子の駆
動信号VDSQ1,VDSQ2のオン/オフのデューテ
ィ比を略50%に設定する。また、放電灯LAが混合ガ
スランプの場合は、図12(b)に示すように、インバ
ータ回路INVの2つのスイッチング素子の駆動信号V
DSQ1,VDSQ2のオン/オフのデューティ比をア
ンバランスになるように(デューティ比が50%から外
れるように)制御をおこなう。これにより、放電灯点灯
装置DLAに装着されている放電灯LAの管内封入ガス
の違いに影響されることなく、低温時に上記2つの現象
が発生するのをいずれも回避することができる。
【0049】[実施の形態7]図13は、この実施の形
態7に係る放電灯点灯装置の構成を示すブロック図であ
り、上記の実施の形態1〜6と対応する構成部分には同
一の符号を付す。この実施の形態7の放電灯点灯装置D
LAは、実施の形態1〜6で示したような出力特性検出
手段OCD(前述のランプ電流検出手段LCD、ランプ
電圧検出手段LVD、ランプ電力検出手段LPDの内の
一つ)、入力特性検出手段ID、放電灯点灯検出手段D
LD、直流電源電圧検出手段DD、動作周波数検出手段
FDの全てを設けるとともに、さらに、放電灯LAの周
囲の温度を検出する感温素子を有する周囲温度補正手段
TCが設けられている。
【0050】これまでも述べてきたように、放電灯LA
の各電気特性、例えば点灯時の入出力特性や放電灯LA
の各々の最小始動電圧などは、周囲温度によって大きく
変化する。そこで、この実施の形態7では、放電灯識別
手段DCMが出力特性検出手段OCD、入力特性検出手
段ID、直流電源電圧検出手段DD、及び動作周波数検
出手段FDに検出出力に基づいて放電灯LAの種類を識
別する際に、周囲温度補正手段TCに内蔵されている感
温素子で検出される放電灯LAの周囲温度に応じて、上
記の各検出手段で検出される電気特性に対してある一定
の補正係数をかけて温度の影響を補正する。これによ
り、これまでよりもさらに精度の高い放電灯LAの識別
が可能になる。
【0051】[実施の形態8]図14は、この実施の形
態8に係る放電灯点灯装置の構成を示すブロック図であ
り、図13に示した実施の形態7と対応する構成部分に
は同一の符号を付す。この実施の形態8の放電灯点灯装
置DLAは、実施の形態7(図13)の構成に加えて、
放電灯識別手段DCMが識別した放電灯LAの種類を記
憶する放電灯種類記憶手段MRが設けられている。な
お、この実施の形態8の場合、入力特性検出手段IDは
全波整流器DBと直流電源回路CVとの間に設けられて
いる。その他の構成は、実施の形態7と基本的に同じで
あるから、ここでは詳しい説明は省略する。
【0052】上記の各実施の形態1〜7では、放電灯L
Aの種類を識別するのは始動モードで行うため、放電灯
LAは始動モード以降の制御しか行なえなかった。これ
に対して、この実施の形態8のように、放電灯種類記憶
手段MRを設けた場合には、放電灯LAの種類を識別し
た後から次の電源投入時までは放電灯LAの種類を記憶
できるため、電源を再投入した際に予熱モードでの制御
を行うことが可能になる。この場合の予熱モードでの制
御としては、具体的に次のような制御が挙げられる。
【0053】一般的に、先行予熱は、放電灯LAに与え
る予熱電流と予熱時間とによって変ってくる。例えば、
図15に示すように、種類の異なる3つの放電灯LA
a,LAb,LAcについて、予熱電流を一定値、例え
ばIbに固定したときには、各放電灯LAa,LAb,
LAcについて各々の予熱時間をta,tb,tc(t
a<tb<tc)に設定せねばならず、放電灯LAの種
類によって予熱時間の差が大きくなる。つまり、電源投
入後から放電灯LAが点灯するまでの時間に大きな差が
出るため、違和感を覚えることになる。
【0054】これに対して、ランプ識別後、予熱時間が
略一定t1となるように、各放電灯LAa,LAb,L
Acごとに予熱電流の大きさをそれぞれIa,Ib,I
c(Ia<Ib<Ic)と変えれば、電源投入後から放
電灯LAが点灯するまでの時間差が無くなり、従来のよ
うな点灯までの時間差による違和感が解消される。放電
灯LAの種類に応じて予熱電流を変更するための具体的
な手段は、例えば、図16に示すように、先行予熱時の
動作周波数を放電灯LAa,LAb,LAcの種類に応
じてそれぞれfa,fb,fc(fa>fb>fc)に
設定することにより可能である。
【0055】[実施の形態9]図17は、施設用照明器
具として一般的な2灯用富士形器具の斜視図、図18は
同照明器具の平面図、図19はこの照明器具における放
電灯と放電灯点灯装置との接続状態を示す結線図であ
る。この実施の形態9の照明器具は、2つの放電灯LA
1,LA2が点灯可能なように、富士形のフレーム10
0に反射板101が設けられ、この反射板101の左右
にそれぞれ一対のソケット102が取り付けられてい
る。
【0056】ここで、多灯用の照明器具においては、異
種複数の放電灯が装着される場合、その放電灯ごとに出
力特性や予熱条件等が異なるため、それらの要件を満足
させるためには、各放電灯ごとに個別に放電灯点灯装置
を用意する方が適合し易い。従って、この実施の形態9
では、図19に示すように、2つの放電灯LA1,LA
2に対して、それぞれ個別に放電灯点灯装置DLA1,
DLA2が設けられている。この場合の各放電灯点灯装
置DLA1,DLA2は、上記の各実施の形態1〜8で
示したような放電灯点灯装置の構成が採用されている。
【0057】そして、これらの放電灯点灯装置DLA
1,DLA2はフレーム100内に搭載されるととも
に、各放電灯点灯装置DLA1,DLA2の入力端子I
Nには商用の交流電源VSが、また、出力端子OUT
1,OUT2には各放電灯LA1,LA2が接続されて
いる。なお、103はランプピン接触穴、104はばね
である。これにより、照明器具に同時に異種複数の放電
灯が使用される場合でも放電灯の識別に対して支障なく
共用点灯が可能となる。なお、この実施の形態9では2
灯用の照明器具にて説明したが、3灯用あるいはさらに
n灯用の照明器具であってもよく、その場合には、放電
灯の灯数分だけ放電灯点灯装置が搭載される。
【0058】上記の各実施の形態1〜9の中で述べたよ
うな放電灯識別手段DCMや放電灯LAの種類を識別し
た後の制御は、各実施の形態1〜9ごとに限定されたも
のではない。放電灯識別手段DCMについては、放電灯
LAの種類が識別できる最適な識別方式を採用すればよ
く、また、放電灯LAの種類を識別した後の制御につい
ても、上記の実施の形態1〜9に限定されるものではな
く、その状況に応じて最適の制御方法を採用することが
できる。例えば、放電灯LAが点灯した後の制御方法と
して調光点灯があるが、この調光点灯の制御方式とし
て、(1)インバータ回路のスイッチング素子の駆動周
波数を制御する、(2)インバータ回路のスイッチング
素子のオン/オフのデューティ比を制御する、(3)直
流電源回路の出力電圧を制御する、などの方式がある。
【0059】また、このような調光点灯では、放電灯で
消費している電力が低いために管壁温度も全点灯時に比
べて低くなる。このことは、つまり管内の水銀蒸気圧が
下がる傾向にあるので、前述のカタホレシス現象や移動
縞現象が発生し易くなる。従って、調光点灯を行う場合
には各放電灯の種類に応じた制御方式を採用する必要性
がある。例えば、識別した放電灯がアルゴンガスランプ
であった場合は、前述のように低温時のカタホレシス現
象が生じないようにするため、インバータ回路INVの
スイッチング素子のオン/オフのデューティ比を略50
%に維持した状態を保ってランプ電圧に直流成分が含ま
れないようにした上で、上記(1)あるいは(3)つま
り周波数制御、あるいは直流電源電圧制御を行う(図2
0参照)。
【0060】また、識別した放電灯が混合ガスランプの
場合には、ランプ電圧に直流成分が重畳されるようスイ
ッチング素子のオン/オフのデューティ比をアンバラン
スにする(デューティ比が50%から外れるような)制
御を行なう(図21参照)。これにより、調光点灯時に
おいても管内封入ガスの異なる放電灯に対して、低温時
の上記2つの現象をいずれも回避することができる。
【0061】なお、実施の形態6の説明及び上記の調光
点灯制御の説明では、低温時においてアルゴンガスラン
プではカタホレシス現象が、混合ガスランプについて移
動縞現象が生じないようにするため、スイッチング素子
のオン/オフのデューティ比を制御しているが、特にデ
ューティ比を制御しなくても、アルゴンガスランプに対
しては直流成分が含まれないように、また、混合ガスラ
ンプに対しては直流成分が重畳されるようにすることも
可能である。例えば、図22に示すように、インバータ
回路INVからリーケージトランスT1を介して直流阻
止用のコンデンサC2、共振用のコンデンサC1及び放
電灯LAが順次接続されている放電灯点灯装置DLAに
おいて、直流阻止用のコンデンサC2の両端にスイッチ
SWを接続する。
【0062】いま、インバータ回路INVのスイッチン
グ素子のオン/オフのデューティ比がアンバランスな状
態で動作しているとする。このとき、識別した放電灯L
Aがアルゴンガスランプの場合には、スイッチSWをオ
フにする。すると、スイッチング素子のオン/オフのデ
ューティ比がアンバランスな状態であっても、コンデン
サCで直流成分が阻止されるため、ランプ電圧には直流
成分が重畳されない。一方、混合ガスランプの場合に
は、スイッチSWをオンにすると、スイッチング素子の
オン/オフのデューティ比がアンバランスな状態である
ので、ランプ電圧に直流成分が重畳されるようになる。
これにより、デューティ比制御の場合と同様に、管内封
入ガスの異なる放電灯に対して、低温時の不具合発生を
回避することができる。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、放電灯の種類を適正に
自動識別することが可能になる。また、その放電灯の識
別結果に基づいてその識別された放電灯に適合した条件
となるように予熱制御や点灯制御を適切に行うことがで
きる。従って、今までは放電灯の形状毎、定格毎に対し
て専用の放電灯点灯装置を使用していたのに対して、本
発明では、1種類の放電灯点灯装置にで異種複数の放電
灯を共用化することができ、信頼性の高い放電灯点灯装
置を提供することが可能となる。さらにまた、放電灯を
識別するタイミングを始動モードで行なうので、放電灯
が点灯モード移行した時には、最初から所定の制御をか
けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る放電灯点灯装置の
全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1の放電灯点灯装置において、予熱、始動、
点灯の各モードに移行する場合のインバータ負荷回路の
共振カーブを示す特性図である。
【図3】この実施の形態1に係る放電灯点灯装置におい
て、予熱、始動、点灯の各モードへ移行していく場合の
ランプ電圧及び発振周波数の時間的な変化を示すタイミ
ングチャートである。
【図4】種類の異なる放電灯を同じ周波数で動作させた
場合の定格の違いに基づく出力電力の差を示す特性図で
ある。
【図5】本発明の実施の形態2に係る放電灯点灯装置の
構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態3に係る放電灯点灯装置の
構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施の形態4に係る放電灯点灯装置の
構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施の形態5に係る放電灯点灯装置の
構成を示すブロック図である。
【図9】放電灯が点灯するために必要な最小始動電圧が
放電灯の種類によって異なることを示すインバータ負荷
回路の共振カーブを示す特性図である。
【図10】本発明の実施の形態6に係る放電灯点灯装置
の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の実施の形態6において、直流電源電
圧の変化に伴う点灯時の最小始動電圧の放電灯の種類に
よる違いを示す特性図である。
【図12】本発明の実施の形態6において、放電灯の種
類に応じてインバータ回路のスイッチング素子のオン/
オフのデューティ比を変更する場合の説明に供するタイ
ミングチャートである。
【図13】本発明の実施の形態7における放電灯点灯装
置の構成を示すブロック図である。
【図14】本発明の実施の形態8における放電灯点灯装
置の構成を示すブロック図である。
【図15】種類の異なる複数の放電灯を先行予熱する場
合において、放電灯に与える予熱時間を一定にするため
の予熱電流の関係を示す説明図である。
【図16】放電灯の種類に応じて予熱電流を変更するた
めの方法の説明図である。
【図17】本発明の実施の形態9における2灯用富士形
の照明器具の斜視図である。
【図18】同照明器具の平面図である。
【図19】同照明器具における放電灯と放電灯点灯装置
との接続状態を示す結線図である。
【図20】放電灯がアルゴンガスランプの場合の調光点
灯の制御の仕方を示すタイミングチャートである。
【図21】放電灯が混合ガスランプの場合の調光点灯の
制御の仕方を示すタイミングチャートである。
【図22】デューティ比を制御せずに放電灯のランプ電
圧に対して直流成分の重畳の有無を選択できるようにし
た放電灯点灯装置の変形例を示す回路図である。
【符号の説明】
DLA 放電灯点灯装置 VS 交流電源 DV 全波整流器 CV 直流電源回路 INV インバータ回路 IL インバータ負荷回路 CC 制御回路 LA 放電灯 DCM 放電灯識別手段 LVD ランプ電圧検出手段 LCD ランプ電流検出手段 LPD ランプ電力検出手段 DLD 放電灯点灯検出手段 ICD 入力特性検出手段 OCD 出力特性検出手段 FD 動作周波数検出手段 DD 直流電源電圧検出手段 MR 放電灯種類記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野尻 博彦 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 佐藤 勝己 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 蒲原 泰 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3K072 AA02 AB09 CA16 DE02 DE04 EA01 GC04 HA04 HA10

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用の交流電源を整流して直流に変換す
    る直流電源回路と、この直流電源回路の出力をスイッチ
    ング素子により高周波でオン/オフして高周波電力に変
    換するインバータ回路と、このインバータ回路からの高
    周波電力が供給される放電灯を含むインバータ負荷回路
    と、前記インバータ回路のスイッチング素子を駆動制御
    する制御回路とを含み、かつ、前記放電灯を点灯させる
    場合に少なくとも予熱モード、始動モード、及び点灯モ
    ードに順次移行する放電灯点灯装置において、 前記始動モードにおいて放電灯が点灯した後の電気特性
    を検出する電気特性検出手段と、この電気特性検出手段
    の検出結果に基づいて放電灯の種類を識別する放電灯識
    別手段とを備え、前記制御回路はこの放電灯識別手段の
    識別結果に基づき放電灯の特性に適合した制御を行うこ
    とを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 前記電気特性検出手段は、放電灯の両端
    に加わるランプ電圧を検出するものである請求項1記載
    の放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 前記電気特性検出手段は、放電灯に流れ
    るランプ電流を検出するものである請求項1記載の放電
    灯点灯装置。
  4. 【請求項4】 前記電気特性検出手段は、放電灯の両端
    に加わるランプ電圧と放電灯に流れるランプ電流から求
    まるランプ電力を検出するものである請求項1記載の放
    電灯点灯装置。
  5. 【請求項5】 前記電気特性検出手段は、前記交流電源
    から供給される入力電流を検出するものである請求項1
    記載の放電灯点灯装置。
  6. 【請求項6】 前記電気特性検出手段は、前記交流電源
    から供給される入力電力を検出するものである請求項1
    記載の放電灯点灯装置。
  7. 【請求項7】 商用電源を整流して直流に変換する直流
    電源回路と、この直流電源回路の出力をスイッチング素
    子により高周波でオン/オフして高周波電力に変換する
    インバータ回路と、このインバータ回路からの高周波電
    力が供給される放電灯を含むインバータ負荷回路と、前
    記インバータ回路のスイッチング素子を駆動制御する制
    御回路とを含み、前記放電灯を点灯させる場合に少なく
    とも予熱モード、始動モード、及び点灯モードに順次移
    行し、かつ、始動モード時に前記インバータ回路の動作
    周波数が連続して変化する放電灯点灯装置において、 始動モード時に放電灯が点灯したことを検出する放電灯
    点灯検出手段と、この放電灯点灯検出手段の検出出力に
    基づいて点灯時点の前記インバータ回路の動作周波数を
    検出する動作周波数検出手段と、この動作周波数検出手
    段の検出出力に基づいて放電灯の種類を識別する放電灯
    識別手段とを備えることを特徴とする放電灯点灯装置。
  8. 【請求項8】 商用電源を整流して直流に変換する直流
    電源回路と、この直流電源回路の出力をスイッチング素
    子により高周波でオン/オフして高周波電力に変換する
    インバータ回路と、このインバータ回路からの高周波電
    力が供給される放電灯を含むインバータ負荷回路と、前
    記インバータ回路のスイッチング素子を駆動制御する制
    御回路とを含み、前記放電灯を点灯させる場合に少なく
    とも予熱モード、始動モード、及び点灯モードに順次移
    行し、かつ、始動モード時に前記直流電源回路の直流電
    源電圧値が連続して変化する放電灯点灯装置において、 始動モード時に放電灯が点灯したことを検出する放電灯
    点灯検出手段と、この放電灯点灯検出手段の検出出力に
    基づいて点灯時点の前記直流電源回路の直流電源電圧を
    検出する直流電源電圧検出手段と、この直流電源電圧検
    出手段の検出出力に基づいて放電灯の種類を識別する放
    電灯識別手段とを備えることを特徴とする放電灯点灯装
    置。
  9. 【請求項9】 前記制御回路は、前記放電灯識別手段の
    識別結果に基づいて、全点灯時においてその識別した放
    電灯に応じた定格ランプ電力となるように、スイッチン
    グ素子の動作周波数、デューティ比、及び前記直流電源
    回路の出力電圧の内の少なくとも一つを制御するもので
    ある請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の放電灯点
    灯装置。
  10. 【請求項10】 前記制御回路は、前記放電灯識別手段
    の識別結果に基づいて、全点灯時においてその識別した
    放電灯によらず略一定のランプ電力となるように、スイ
    ッチング素子の動作周波数、デューティ比、及び前記直
    流電源回路の出力電圧の内の少なくとも一つを制御する
    ものである請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の放
    電灯点灯装置。
  11. 【請求項11】 前記制御回路は、前記放電灯識別手段
    の識別結果に基づいて、全点灯時においてその識別した
    放電灯によらず略一定のランプ電流となるように、スイ
    ッチング素子の動作周波数、デューティ比、及び前記直
    流電源回路の出力電圧の内の少なくとも一つを制御する
    ものである前記請求項1乃至請求項8のいずれかに記載
    の放電灯点灯装置。
  12. 【請求項12】 前記制御回路は、前記放電灯識別手段
    の識別結果に基づいて、全点灯時においてその識別した
    放電灯によらず略一定の光出力となるように、スイッチ
    ング素子の動作周波数、デューティ比、及び前記直流電
    源回路の出力電圧の内の少なくとも一つを制御するもの
    である請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の放電灯
    点灯装置。
  13. 【請求項13】 前記制御回路は、放電灯識別手段の識
    別結果に基づいて、全点灯時においてその識別した放電
    灯に最も適合したフィラメント電流が流れるように制御
    するものである請求項1乃至請求項12のいずれかに記
    載の放電灯点灯装置。
  14. 【請求項14】 前記制御回路は、放電灯識別手段の識
    別結果に基づいて、前記放電灯がアルゴンガスランプの
    場合はランプ電圧に直流成分が重畳されないように制御
    し、また、放電灯が混合ガスランプの場合はランプ電圧
    に直流成分が重畳されるように制御するものである請求
    項1乃至請求項13のいずれかに記載の放電灯点灯装
    置。
  15. 【請求項15】 前記放電灯がアルゴンガスランプの場
    合においてランプ電圧に直流成分が重畳されないように
    する制御は、前記インバータ回路のスイッチング素子の
    オン/オフのデューティ比が略50%となる制御であ
    り、また、前記放電灯が混合ガスランプの場合において
    ランプ電圧に直流成分が重畳されるようにする制御は、
    前記インバータ回路のスイッチング素子のオン/オフの
    デューティ比がアンバランスとなる制御である請求項1
    4記載の放電灯点灯装置。
  16. 【請求項16】 前記放電灯がアルゴンガスランプの場
    合においてランプ電圧に直流成分が重畳されないように
    する制御は、前記インバータ回路のスイッチング素子の
    周波数制御であり、また、前記放電灯が混合ガスランプ
    の場合においてランプ電圧に直流成分が重畳されるよう
    にする制御は、前記インバータ回路のスイッチング素子
    のオン/オフのデューティ比制御である請求項14記載
    の放電灯点灯装置。
  17. 【請求項17】 前記放電灯識別手段で識別された結果
    を記憶する記憶手段を備え、前記制御回路は、先行予熱
    時に前記記憶手段に記憶されている識別結果に応じて最
    適な予熱電流を流すように制御するものである請求項1
    乃至請求項16のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  18. 【請求項18】 請求項1乃至請求項17のいずれかに
    記載の1灯用の放電灯点灯装置の複数台を組み合わせて
    多灯用としていることを特徴とする照明器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009503798A (ja) * 2005-08-03 2009-01-29 アクセス ビジネス グループ インターナショナル リミテッド ライアビリティ カンパニー 誘導給電式ガス放電ランプ

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