JP2002324642A - Ｃｒｔソケット - Google Patents
ＣｒｔソケットInfo
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- JP2002324642A JP2002324642A JP2001130271A JP2001130271A JP2002324642A JP 2002324642 A JP2002324642 A JP 2002324642A JP 2001130271 A JP2001130271 A JP 2001130271A JP 2001130271 A JP2001130271 A JP 2001130271A JP 2002324642 A JP2002324642 A JP 2002324642A
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J5/00—Details relating to vessels or to leading-in conductors common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
- H01J5/50—Means forming part of the tube or lamps for the purpose of providing electrical connection to it
- H01J5/54—Means forming part of the tube or lamps for the purpose of providing electrical connection to it supported by a separate part, e.g. base
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/92—Means forming part of the tube for the purpose of providing electrical connection to it
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ダブルフォーカス管の２本のフォーカス用端子
ピン間及びフォーカス用端子ピンと周囲の絶縁樹脂壁間
のコロナ電流発生の防止に効果的なＣＲＴソケット構造
の提供を目的とする。 【解決手段】２本のフォーカス用端子ピンの先端部間に
少なくとも二重以上の絶縁壁を設け、必要に応じてフォ
ーカス用端子ピン先端部と外部の間に少なくとも二重以
上のフォーカス用端子ピン収納室絶縁側壁を形成し、又
はフォーカス用端子ピン先端部と基台部フォーカス用端
子ピン収納室側壁及び底部との間に１．０ｍｍ以上の空
間部を設けた。
ピン間及びフォーカス用端子ピンと周囲の絶縁樹脂壁間
のコロナ電流発生の防止に効果的なＣＲＴソケット構造
の提供を目的とする。 【解決手段】２本のフォーカス用端子ピンの先端部間に
少なくとも二重以上の絶縁壁を設け、必要に応じてフォ
ーカス用端子ピン先端部と外部の間に少なくとも二重以
上のフォーカス用端子ピン収納室絶縁側壁を形成し、又
はフォーカス用端子ピン先端部と基台部フォーカス用端
子ピン収納室側壁及び底部との間に１．０ｍｍ以上の空
間部を設けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーテレビやデ
ィスプレー用モニターに用いられるＣＲＴ（陰極線管；
Cathode-Ray-Tube) に接続するＣＲＴソケットのダブ
ルフォーカス管の２本のフォーカス用端子ピン先端部間
及び、フォーカス用端子ピン先端部と周囲の絶縁樹脂壁
との間に、コロナ電流が発生するのを防止するのに有効
な構造に関する。
ィスプレー用モニターに用いられるＣＲＴ（陰極線管；
Cathode-Ray-Tube) に接続するＣＲＴソケットのダブ
ルフォーカス管の２本のフォーカス用端子ピン先端部間
及び、フォーカス用端子ピン先端部と周囲の絶縁樹脂壁
との間に、コロナ電流が発生するのを防止するのに有効
な構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】カラーテレビやディスプレー用モニター
に使用されるＣＲＴは、大型化、高精細化に伴いダブル
フォーカス管が広く使用されている。このダブルフォー
カス管においてもカラーテレビやモニターのセットの大
型化の一方で広角化、薄型化が要求されていてＣＲＴに
印加される電圧が高電圧化するとともに２本のフォーカ
ス用端子ピン間の印加電圧差が増大する傾向にある。さ
らに、画面全域で解像度の高い画像を得るためにフォー
カス用端子ピンの一方に高周波のダイナミック電圧波形
が重複印加されるが、広角大画面フラット化の進展によ
りこのダイナミック電圧のより高電圧化が要求されてい
る。
に使用されるＣＲＴは、大型化、高精細化に伴いダブル
フォーカス管が広く使用されている。このダブルフォー
カス管においてもカラーテレビやモニターのセットの大
型化の一方で広角化、薄型化が要求されていてＣＲＴに
印加される電圧が高電圧化するとともに２本のフォーカ
ス用端子ピン間の印加電圧差が増大する傾向にある。さ
らに、画面全域で解像度の高い画像を得るためにフォー
カス用端子ピンの一方に高周波のダイナミック電圧波形
が重複印加されるが、広角大画面フラット化の進展によ
りこのダイナミック電圧のより高電圧化が要求されてい
る。
【０００３】しかし、従来のＣＲＴソケットの構造を例
えば、図８にて説明するとＣＲＴのネック先端部にはス
テムベース１０３が取り付けられ、このステムベースに
２本のフォーカス用端子ピン１０１ａ、１０１ｂが備え
られている。この端子ピンに電気接続するためにＣＲＴ
ソケットが装着されるが、第１フォーカス用端子ピン１
０１ａの先端部と、第２フォーカス用端子ピン１０１ｂ
の先端部との間に設けた樹脂製の中間壁２３３が一重で
あった。その為に、フォーカス用端子ピンの一方にダイ
ナミック高電圧が印加されると、この一重の樹脂壁が誘
電体として作用し、コロナ電流が発生し、樹脂壁が変色
劣化するという技術的課題があった。また、フォーカス
用端子ピン収納室の側壁２３１ａ、２３１ｂ、２３２
ｂ、２３４が一重であり、フォーカス用端子ピン間との
隙間（最短距離）が０．４ｍｍと小さいためにこの樹脂
製の収納室側壁の外壁にほこり等が付着し、湿気を帯び
るとやはり、樹脂壁が誘電帯として作用し、この樹脂壁
にコロナ電流が流れ樹脂が変色劣化するという技術的課
題があった。
えば、図８にて説明するとＣＲＴのネック先端部にはス
テムベース１０３が取り付けられ、このステムベースに
２本のフォーカス用端子ピン１０１ａ、１０１ｂが備え
られている。この端子ピンに電気接続するためにＣＲＴ
ソケットが装着されるが、第１フォーカス用端子ピン１
０１ａの先端部と、第２フォーカス用端子ピン１０１ｂ
の先端部との間に設けた樹脂製の中間壁２３３が一重で
あった。その為に、フォーカス用端子ピンの一方にダイ
ナミック高電圧が印加されると、この一重の樹脂壁が誘
電体として作用し、コロナ電流が発生し、樹脂壁が変色
劣化するという技術的課題があった。また、フォーカス
用端子ピン収納室の側壁２３１ａ、２３１ｂ、２３２
ｂ、２３４が一重であり、フォーカス用端子ピン間との
隙間（最短距離）が０．４ｍｍと小さいためにこの樹脂
製の収納室側壁の外壁にほこり等が付着し、湿気を帯び
るとやはり、樹脂壁が誘電帯として作用し、この樹脂壁
にコロナ電流が流れ樹脂が変色劣化するという技術的課
題があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みてダブルフォーカス管の２本のフォーカス用端子ピ
ン間及びフォーカス用端子ピンと周囲の絶縁樹脂壁間の
コロナ電流発生の防止に効果的なＣＲＴソケット構造の
提供を目的とする。
鑑みてダブルフォーカス管の２本のフォーカス用端子ピ
ン間及びフォーカス用端子ピンと周囲の絶縁樹脂壁間の
コロナ電流発生の防止に効果的なＣＲＴソケット構造の
提供を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１記載に係る発明
は、表裏に貫通した円筒状中心孔と当該円筒状中心孔の
外側に略同心円に配置し、ＣＲＴの信号用端子ピンと係
合する信号接続手段を備えたリング状部と、当該信号接
続手段と同じ同心円状に配置したＣＲＴの２本のフォー
カス用端子ピンとそれぞれ係合する高電圧接続手段とを
備えたカバー部及び当該カバー部裏側に対応して設けた
基台部からなるＣＲＴソケットにおいて、２本のフォー
カス用端子ピンの先端部間に少なくとも二重以上の絶縁
壁を設けた。
は、表裏に貫通した円筒状中心孔と当該円筒状中心孔の
外側に略同心円に配置し、ＣＲＴの信号用端子ピンと係
合する信号接続手段を備えたリング状部と、当該信号接
続手段と同じ同心円状に配置したＣＲＴの２本のフォー
カス用端子ピンとそれぞれ係合する高電圧接続手段とを
備えたカバー部及び当該カバー部裏側に対応して設けた
基台部からなるＣＲＴソケットにおいて、２本のフォー
カス用端子ピンの先端部間に少なくとも二重以上の絶縁
壁を設けた。
【０００６】このように、２本のフォーカス用端子ピン
の先端部の間に二重以上の絶縁樹脂壁を設けると、それ
ぞれの樹脂壁の有する誘電率に対して低い誘電率を有す
る空気層が形成されるために２本のフォーカス用端子ピ
ンの一方にダイナミック高電圧を印加してもコロナ電流
が非常に発生しにくくなるように作用する。また、二重
以上に絶縁樹脂壁を形成する手段には各種方法が考えら
れるが図４に示すようにカバー側の中間壁に溝を形成し
て基台部側の中間壁をこの溝に嵌合させて三重構造にす
る方法や、図７に示すように基台部側の中間壁に溝を形
成してカバー側の中間壁を嵌合させて三重構造にする方
法等がある。
の先端部の間に二重以上の絶縁樹脂壁を設けると、それ
ぞれの樹脂壁の有する誘電率に対して低い誘電率を有す
る空気層が形成されるために２本のフォーカス用端子ピ
ンの一方にダイナミック高電圧を印加してもコロナ電流
が非常に発生しにくくなるように作用する。また、二重
以上に絶縁樹脂壁を形成する手段には各種方法が考えら
れるが図４に示すようにカバー側の中間壁に溝を形成し
て基台部側の中間壁をこの溝に嵌合させて三重構造にす
る方法や、図７に示すように基台部側の中間壁に溝を形
成してカバー側の中間壁を嵌合させて三重構造にする方
法等がある。
【０００７】請求項２記載の発明は、表裏に貫通した円
筒状中心孔と当該円筒状中心孔の外側に略同心円に配置
し、ＣＲＴの信号用端子ピンと係合する信号接続手段を
備えたリング状部と、当該信号接続手段と同じ同心円状
に配置したＣＲＴのフォーカス用端子ピンと係合する高
電圧接続手段とを備えたカバー部及び当該カバー部の裏
側に対応して設けた基台部からなるＣＲＴソケットにお
いて、カバー部側にカバー部フォーカス用端子ピン収納
室を設け、当該カバー部フォーカス用端子ピン収納室に
嵌合するように基台部側にも基台部フォーカス用端子ピ
ン収納室を設け、フォーカス用端子ピン先端部と外部の
間に少なくとも二重以上のフォーカス用端子ピン収納室
絶縁側壁を形成した。
筒状中心孔と当該円筒状中心孔の外側に略同心円に配置
し、ＣＲＴの信号用端子ピンと係合する信号接続手段を
備えたリング状部と、当該信号接続手段と同じ同心円状
に配置したＣＲＴのフォーカス用端子ピンと係合する高
電圧接続手段とを備えたカバー部及び当該カバー部の裏
側に対応して設けた基台部からなるＣＲＴソケットにお
いて、カバー部側にカバー部フォーカス用端子ピン収納
室を設け、当該カバー部フォーカス用端子ピン収納室に
嵌合するように基台部側にも基台部フォーカス用端子ピ
ン収納室を設け、フォーカス用端子ピン先端部と外部の
間に少なくとも二重以上のフォーカス用端子ピン収納室
絶縁側壁を形成した。
【０００８】このように、フォーカス用端子ピン先端部
の収納室を形成する側壁とフォーカス用端子ピンの最短
距離の間にもう１つ以上側壁を設けて二重以上にすると
外壁にほこり等が付着して湿気を帯びるようになっても
二重以上の樹脂壁の間に誘電率が小さい空気層が形成さ
れているのでコロナ電流の発生を防止するように作用す
る。上記収納室の側壁を二重以上にする手段としては、
図４に示すようにカバー部側に形成した側壁と基台部側
に形成した側壁を嵌合して二重にしてもよく、図７に示
すように基台部側に一体的に二重壁を設けてもよい。
の収納室を形成する側壁とフォーカス用端子ピンの最短
距離の間にもう１つ以上側壁を設けて二重以上にすると
外壁にほこり等が付着して湿気を帯びるようになっても
二重以上の樹脂壁の間に誘電率が小さい空気層が形成さ
れているのでコロナ電流の発生を防止するように作用す
る。上記収納室の側壁を二重以上にする手段としては、
図４に示すようにカバー部側に形成した側壁と基台部側
に形成した側壁を嵌合して二重にしてもよく、図７に示
すように基台部側に一体的に二重壁を設けてもよい。
【０００９】請求項３記載に係る発明は、表裏に貫通し
た円筒状中心孔と当該円筒状中心孔の外側に略同心円に
配置し、ＣＲＴの信号用端子ピンと係合する信号接続手
段を備えたリング状部と、当該信号接続手段と同じ同心
円状に配置したＣＲＴのフォーカス用端子ピンと係合す
る高電圧接続手段とを備えたカバー部及び当該カバー部
の裏側に対応して設けた基台部からなるＣＲＴソケット
において、基台部に基台部フォーカス用端子ピン収納室
を設け、当該フォーカス用端子ピン先端部と当該基台部
フォーカス用端子ピン収納室側壁及び底部との間に１．
０ｍｍ以上の空間部を設けた。
た円筒状中心孔と当該円筒状中心孔の外側に略同心円に
配置し、ＣＲＴの信号用端子ピンと係合する信号接続手
段を備えたリング状部と、当該信号接続手段と同じ同心
円状に配置したＣＲＴのフォーカス用端子ピンと係合す
る高電圧接続手段とを備えたカバー部及び当該カバー部
の裏側に対応して設けた基台部からなるＣＲＴソケット
において、基台部に基台部フォーカス用端子ピン収納室
を設け、当該フォーカス用端子ピン先端部と当該基台部
フォーカス用端子ピン収納室側壁及び底部との間に１．
０ｍｍ以上の空間部を設けた。
【００１０】従来は、フォーカス用端子ピンの先端部と
収納室側壁の隙間が０．４ｍｍと小さくコロナ電流が発
生しやすかったが、この隙間及び収納室底部との隙間を
１．０ｍｍ以上、望ましくは１．５ｍｍ以上設けること
により空気は誘電率が小さく、コロナ電流の発生を防止
するのに効果的である。
収納室側壁の隙間が０．４ｍｍと小さくコロナ電流が発
生しやすかったが、この隙間及び収納室底部との隙間を
１．０ｍｍ以上、望ましくは１．５ｍｍ以上設けること
により空気は誘電率が小さく、コロナ電流の発生を防止
するのに効果的である。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明の望ましい実施の形態を以
下図に基づいて説明する。図１に本発明に係るＣＲＴソ
ケット１の表側外観斜視図、図２に裏側外観斜視図、図
３に平面図を示し、図６に要部断面側面図を示す。ＣＲ
Ｔソケットは、ＣＲＴのネック先端部１００のガラス真
空封印部１０４を覆うように形成したステムベース１０
３に装着できるように表裏に貫通した円筒状中心孔５を
有し、これとほぼ同心円状に表側に複数の信号コンタク
ト孔６を配設し裏側に信号コンタクト６１を配設し、こ
れと対向して所定の放電ギャップを設けてアース金属６
２が配設されたリング状部２と、これら信号コンタクト
孔とほぼ同心円状に表側にフォーカスコンタクト孔７
ａ、７ｂを配設し、裏側にフォーカスコンタクト７１
ａ、７１ｂを配設したカバー部３及びこのカバー部の裏
側に対応して設けた基台部４にて構成されている。
下図に基づいて説明する。図１に本発明に係るＣＲＴソ
ケット１の表側外観斜視図、図２に裏側外観斜視図、図
３に平面図を示し、図６に要部断面側面図を示す。ＣＲ
Ｔソケットは、ＣＲＴのネック先端部１００のガラス真
空封印部１０４を覆うように形成したステムベース１０
３に装着できるように表裏に貫通した円筒状中心孔５を
有し、これとほぼ同心円状に表側に複数の信号コンタク
ト孔６を配設し裏側に信号コンタクト６１を配設し、こ
れと対向して所定の放電ギャップを設けてアース金属６
２が配設されたリング状部２と、これら信号コンタクト
孔とほぼ同心円状に表側にフォーカスコンタクト孔７
ａ、７ｂを配設し、裏側にフォーカスコンタクト７１
ａ、７１ｂを配設したカバー部３及びこのカバー部の裏
側に対応して設けた基台部４にて構成されている。
【００１２】図３の平面図Ａ−Ａ断面図及びＢ−Ｂ断面
図を図４に示し、図５にフォーカス用端子ピンをフォー
カスコンタクト孔７ａ、７ｂから挿入し、ＣＲＴソケッ
ト内のフォーカスコンタクト７１ａ、７１ｂに接続する
とともに収納する収納室の外観斜視図を示す。カバー部
３側に、カバー第１側壁３１ａ、カバー中心孔第１側壁
３２ａ、カバー第１中間壁３３ａにて第１フォーカス用
端子ピン１０１ａのカバー第１収納室３０ａを形成し、
カバー第２側壁３１ｂ、カバー中心孔第２側壁３２ｂ、
カバー第２中間壁３３ｂにて第２フォーカス用端子ピン
１０１ｂのカバー第２収納室３０ｂを形成している。基
台部４側には、上記カバー部側収納室が納まるように基
台第１側壁４１ａ、基台中心孔側壁４２、基台第２側壁
４１ｂ及びその基台中間壁４３にて基台第１収納室４０
ａ及び基台第２収納室が形成されている。このカバー部
と基台部を嵌合組立てることにより図４に示すように第
１フォーカス用端子ピン１０１ａと第２フォーカス用端
子ピン１０１ｂの間にはカバー第１中間壁３３ａ、基台
中間壁４３、カバー第２中間壁３３ｂの三重構造が形成
される。また、収納室側壁（３１ａ、４１ａ）（３１
ｂ、４１ｂ）及び中心孔側壁（３２ａ、４２）（３２
ｂ、４２）は図４に示すように二重構造に形成され、フ
ォーカス用端子ピン先端部と外周壁４４の間の隙間Ｗ１
及び基台部第１及び第２収納室底部４５ａ、４５ｂの間
の隙間Ｗ２は１．５ｍｍに設定されている。ここで図６
に示すように、基台第１及び第２収納室は、回路基板２
００の裏側に突出して設けられているのでＣＲＴの端子
ピンの長さを短くすることなく、回路基板からのＣＲＴ
ソケット嵌合高さＨを低くできるので、その分だけ、Ｃ
ＲＴソケットを薄くすることができ、図４に示す隙間Ｗ
２を大きく取ることが出来る。
図を図４に示し、図５にフォーカス用端子ピンをフォー
カスコンタクト孔７ａ、７ｂから挿入し、ＣＲＴソケッ
ト内のフォーカスコンタクト７１ａ、７１ｂに接続する
とともに収納する収納室の外観斜視図を示す。カバー部
３側に、カバー第１側壁３１ａ、カバー中心孔第１側壁
３２ａ、カバー第１中間壁３３ａにて第１フォーカス用
端子ピン１０１ａのカバー第１収納室３０ａを形成し、
カバー第２側壁３１ｂ、カバー中心孔第２側壁３２ｂ、
カバー第２中間壁３３ｂにて第２フォーカス用端子ピン
１０１ｂのカバー第２収納室３０ｂを形成している。基
台部４側には、上記カバー部側収納室が納まるように基
台第１側壁４１ａ、基台中心孔側壁４２、基台第２側壁
４１ｂ及びその基台中間壁４３にて基台第１収納室４０
ａ及び基台第２収納室が形成されている。このカバー部
と基台部を嵌合組立てることにより図４に示すように第
１フォーカス用端子ピン１０１ａと第２フォーカス用端
子ピン１０１ｂの間にはカバー第１中間壁３３ａ、基台
中間壁４３、カバー第２中間壁３３ｂの三重構造が形成
される。また、収納室側壁（３１ａ、４１ａ）（３１
ｂ、４１ｂ）及び中心孔側壁（３２ａ、４２）（３２
ｂ、４２）は図４に示すように二重構造に形成され、フ
ォーカス用端子ピン先端部と外周壁４４の間の隙間Ｗ１
及び基台部第１及び第２収納室底部４５ａ、４５ｂの間
の隙間Ｗ２は１．５ｍｍに設定されている。ここで図６
に示すように、基台第１及び第２収納室は、回路基板２
００の裏側に突出して設けられているのでＣＲＴの端子
ピンの長さを短くすることなく、回路基板からのＣＲＴ
ソケット嵌合高さＨを低くできるので、その分だけ、Ｃ
ＲＴソケットを薄くすることができ、図４に示す隙間Ｗ
２を大きく取ることが出来る。
【００１３】本発明の他の適用例として、収納室の二重
構造を基台部側に設けた場合を図７に示す。基台部側に
基台第１中間壁４３ａ、基台第２中間壁４３ｂを設けて
その間にカバー中間壁３３を嵌合させ三重構造を形成
し、また基台第１側壁４０ａと第１フォーカス用端子ピ
ン１０１ａとの最短距離の間に基台第１内側側壁４０ａ
２、基台第２側壁４０ｂと第２フォーカス用端子ピン１
０１ｂとの最短距離の間に基台第２内側側壁４０ｂ２を
それぞれ設け、外周壁４４と第１及び第２フォーカス用
端子ピン（１０１ａ、１０１ｂ）の最短距離の間にそれ
ぞれ内側外周壁４４２を設けて二重構造としている。
構造を基台部側に設けた場合を図７に示す。基台部側に
基台第１中間壁４３ａ、基台第２中間壁４３ｂを設けて
その間にカバー中間壁３３を嵌合させ三重構造を形成
し、また基台第１側壁４０ａと第１フォーカス用端子ピ
ン１０１ａとの最短距離の間に基台第１内側側壁４０ａ
２、基台第２側壁４０ｂと第２フォーカス用端子ピン１
０１ｂとの最短距離の間に基台第２内側側壁４０ｂ２を
それぞれ設け、外周壁４４と第１及び第２フォーカス用
端子ピン（１０１ａ、１０１ｂ）の最短距離の間にそれ
ぞれ内側外周壁４４２を設けて二重構造としている。
【００１４】
【発明の効果】従来、フォーカス用端子ピン先端部を囲
む絶縁壁が一重の樹脂壁であったためにフォーカス用端
子ピンにダイナミック高電圧が印加されると樹脂壁にコ
ロナ電流が流れ、樹脂壁が変色劣化する技術的課題があ
ったが本発明によれば、まず請求項１記載の発明にて、
２本のフォーカス用端子ピン間に二重以上の樹脂壁を設
けたことによりこの間のコロナ電流の発生を防止でき
る。請求項２記載の発明にて、フォーカス用端子ピンを
囲む収納室側壁を二重以上にしたことにより外壁にほこ
り等が付着して湿気を帯びてもコロナ電流の発生を防止
でき、請求項３記載の発明は、絶縁樹脂壁を二重以上に
する代わりに誘電率の小さい空気層を１．０ｍｍ以上に
厚くすることによりコロナ電流の発生を防止できるもの
である。なお、請求項２と請求項３の発明は、単独のみ
ならず組み合わせてもよい。
む絶縁壁が一重の樹脂壁であったためにフォーカス用端
子ピンにダイナミック高電圧が印加されると樹脂壁にコ
ロナ電流が流れ、樹脂壁が変色劣化する技術的課題があ
ったが本発明によれば、まず請求項１記載の発明にて、
２本のフォーカス用端子ピン間に二重以上の樹脂壁を設
けたことによりこの間のコロナ電流の発生を防止でき
る。請求項２記載の発明にて、フォーカス用端子ピンを
囲む収納室側壁を二重以上にしたことにより外壁にほこ
り等が付着して湿気を帯びてもコロナ電流の発生を防止
でき、請求項３記載の発明は、絶縁樹脂壁を二重以上に
する代わりに誘電率の小さい空気層を１．０ｍｍ以上に
厚くすることによりコロナ電流の発生を防止できるもの
である。なお、請求項２と請求項３の発明は、単独のみ
ならず組み合わせてもよい。
【図１】 本発明に係るＣＲＴソケット１の表側外観斜
視図を示す。
視図を示す。
【図２】 本発明に係るＣＲＴソケット１の裏側外観斜
視図を示す。
視図を示す。
【図３】 本発明に係るＣＲＴソケット１の平面図を示
す。
す。
【図４】 図３のＡ−Ａ拡大断面図及びＢ−Ｂ拡大断面
図を示す。
図を示す。
【図５】 収納室の外観斜視図を示す。
【図６】 本発明に係るＣＲＴソケット１の要部断面側
面図を示す。
面図を示す。
【図７】 本発明に係るＣＲＴソケットの他の適用例を
示す。
示す。
【図８】 従来の収納室の構造例を示す。
１ ＣＲＴソケット ２ リング状部 ３ カバー部 ３０ａ カバー部第１収納室 ３０ｂ カバー
部第２収納室 ３１ａ カバー第１側壁 ３１ｂ カバー
第２側壁 ３２ａ カバー中心孔第１側壁 ３２ｂ カバー
中心孔第２側壁 ３３ａ カバー第１中間壁 ３３ｂ カバー
第２中間壁 ４ 基台部 ４０ａ 基台部第１収納室 ４０ｂ 基台部
第２収納室 ４１ａ 基台第１側壁 ４１ｂ 基台第
２側壁 ４２ 基台中心孔側壁 ４３ 基台中間壁 ４４ 外周壁 ４５ 基台部底部 ４５ａ 基台部第１収納室底部 ４５ｂ 基台部
第２収納室底部 ５ 円筒状中心孔 ６ 信号コンタクト孔 ６１ 信号コンタクト ６２ アース金属 ７ａ 第１フォーカスコンタクト孔 ７ｂ 第２フ
ォーカスコンタクト孔 ７１ａ 第１フォーカスコンタクト ７１ｂ第２フ
ォーカスコンタクト １００ ＣＲＴのネック先端部 １０１ａ第１フォーカス用端子ピン １０１ｂ第１フ
ォーカス用端子ピン １０２ 信号用端子ピン １０３ ステムベース １０４ ＣＲＴの真空封印部 ２００ 回路基板 Ｈ ＣＲＴソケットの嵌合高さ
部第２収納室 ３１ａ カバー第１側壁 ３１ｂ カバー
第２側壁 ３２ａ カバー中心孔第１側壁 ３２ｂ カバー
中心孔第２側壁 ３３ａ カバー第１中間壁 ３３ｂ カバー
第２中間壁 ４ 基台部 ４０ａ 基台部第１収納室 ４０ｂ 基台部
第２収納室 ４１ａ 基台第１側壁 ４１ｂ 基台第
２側壁 ４２ 基台中心孔側壁 ４３ 基台中間壁 ４４ 外周壁 ４５ 基台部底部 ４５ａ 基台部第１収納室底部 ４５ｂ 基台部
第２収納室底部 ５ 円筒状中心孔 ６ 信号コンタクト孔 ６１ 信号コンタクト ６２ アース金属 ７ａ 第１フォーカスコンタクト孔 ７ｂ 第２フ
ォーカスコンタクト孔 ７１ａ 第１フォーカスコンタクト ７１ｂ第２フ
ォーカスコンタクト １００ ＣＲＴのネック先端部 １０１ａ第１フォーカス用端子ピン １０１ｂ第１フ
ォーカス用端子ピン １０２ 信号用端子ピン １０３ ステムベース １０４ ＣＲＴの真空封印部 ２００ 回路基板 Ｈ ＣＲＴソケットの嵌合高さ
Claims (3)
- 【請求項１】表裏に貫通した円筒状中心孔と当該円筒状
中心孔の外側に略同心円に配置し、ＣＲＴの信号用端子
ピンと係合する信号接続手段を備えたリング状部と、当
該信号接続手段と同じ同心円状に配置したＣＲＴの２本
のフォーカス用端子ピンとそれぞれ係合する高電圧接続
手段とを備えたカバー部及び当該カバー部の裏側に対応
して設けた基台部からなるＣＲＴソケットにおいて、２
本のフォーカス用端子ピンの先端部間に少なくとも二重
以上の絶縁壁を設けたことを特徴とするＣＲＴソケッ
ト。 - 【請求項２】表裏に貫通した円筒状中心孔と当該円筒状
中心孔の外側に略同心円に配置し、ＣＲＴの信号用端子
ピンと係合する信号接続手段を備えたリング状部と、当
該信号接続手段と同じ同心円状に配置したＣＲＴのフォ
ーカス用端子ピンと係合する高電圧接続手段とを備えた
カバー部及び当該カバー部の裏側に対応して設けた基台
部からなるＣＲＴソケットにおいて、カバー部側にカバ
ー部フォーカス用端子ピン収納室を設け、当該カバー部
フォーカス用端子ピン収納室に嵌合するように基台部側
にも基台部フォーカス用端子ピン収納室を設け、フォー
カス用端子ピン先端部と外部の間に少なくとも二重以上
のフォーカス用端子ピン収納室絶縁側壁を形成したこと
を特徴とするＣＲＴソケット。 - 【請求項３】表裏に貫通した円筒状中心孔と当該円筒状
中心孔の外側に略同心円に配置し、ＣＲＴの信号用端子
ピンと係合する信号接続手段を備えたリング状部と、当
該信号接続手段と同じ同心円状に配置したＣＲＴのフォ
ーカス用端子ピンと係合する高電圧接続手段とを備えた
カバー部及び当該カバー部の裏側に対応して設けた基台
部からなるＣＲＴソケットにおいて、基台部に基台部フ
ォーカス用端子ピン収納室を設け、当該フォーカス用端
子ピン先端部と当該基台部フォーカス用端子ピン収納室
側壁及び底部との間に１．０ｍｍ以上の空間部を設けた
ことを特徴とするＣＲＴソケット。
Priority Applications (3)
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|---|---|---|---|
| JP2001130271A JP2002324642A (ja) | 2001-04-26 | 2001-04-26 | Ｃｒｔソケット |
| KR10-2001-0071109A KR100399878B1 (ko) | 2001-04-26 | 2001-11-15 | Ｃｒｔ소켓 |
| US10/117,661 US6570331B2 (en) | 2001-04-26 | 2002-04-04 | CRT socket |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001130271A JP2002324642A (ja) | 2001-04-26 | 2001-04-26 | Ｃｒｔソケット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002324642A true JP2002324642A (ja) | 2002-11-08 |
Family
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001130271A Pending JP2002324642A (ja) | 2001-04-26 | 2001-04-26 | Ｃｒｔソケット |
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2002
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050818 |