JP2002323496A - バイオセンサー用測定チップ - Google Patents

バイオセンサー用測定チップ

Info

Publication number
JP2002323496A
JP2002323496A JP2001130615A JP2001130615A JP2002323496A JP 2002323496 A JP2002323496 A JP 2002323496A JP 2001130615 A JP2001130615 A JP 2001130615A JP 2001130615 A JP2001130615 A JP 2001130615A JP 2002323496 A JP2002323496 A JP 2002323496A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
biosensor
general formula
group
active substance
physiologically active
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001130615A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3944360B2 (ja
Inventor
Masayoshi Kojima
政芳 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2001130615A priority Critical patent/JP3944360B2/ja
Priority to US10/131,027 priority patent/US20020192841A1/en
Publication of JP2002323496A publication Critical patent/JP2002323496A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3944360B2 publication Critical patent/JP3944360B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Immobilizing And Processing Of Enzymes And Microorganisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属表面に容易に生理活性物質を固定化する
ための手段であって、処理過程が簡便で安全性の高い方
法を提供すること。 【解決手段】 下記一般式Iで表される化合物で処理し
た金属表面又は金属膜から成る、バイオセンサー用測定
チップ。 一般式I:X−A−Y (式中、Xは、環内に−C(=O)−NH−C(=S)
−NH−C(=O)−構造を含むヘテロ環またはその互
変異性体の残基を示し、Aは、脂肪族基、芳香族基、ヘ
テロ環基又はこれらの組み合わせから選ばれる2価の連
結基を示し、Yは生理活性物質と共有結合することがで
きる官能基を示す)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生理活性物質と結
合することができるリンカー化合物で処理した金属表面
又は金属膜を有するバイオセンサー用測定チップ、並び
に該リンカー化合物を用いて金属表面又は金属膜に生理
活性物質を固定化する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、臨床検査等で免疫反応を利用した
測定が数多く行われているが、従来法では煩雑な操作や
標識物質を必要とするため、標識物質を必要とすること
なく、リガンドの変化を高感度に検出することのできる
表面プラズモン共鳴(SPR)を利用した免疫センサー
が使用されている。
【0003】このような表面プラズモン共鳴を利用した
測定装置(表面プラズモン共鳴バイオセンサー)で一般
的に使用される測定チップは、、ガラス基板上に成膜さ
れた金属膜の上に、多孔性材料が形成されており、この
多孔性材料の表面及び内部に酵素、抗体等の生理活性物
質が担持又は固定されている。この多孔性材料として
は、例えば合成繊維、天然繊維、無機繊維等からなる織
物、編物、不織布や、多孔性の無機又は有機材料などが
使用される(特開平3-164195号公報参照)。また、市販
品(BIAcore 2000用,ファルマシアバイオセンサー社
製)では、この多孔性材料としてカルボキシメチルデキ
ストランが用いられている。
【0004】しかしながら、測定対象物と実質的にかつ
効率的に相互作用する生理活性物質は、多孔性材料の表
面に存在するものだけであるため、多孔性材料の内部に
担持又は固定されている生理活性物質は有効に機能せ
ず、その分感度が低下することとなる。
【0005】また、生理活性物質を金属膜に固定する方
法として、LB(Langmuir-Blodgett )法が用いられる
場合もあるが(特開平5-288672号公報参照)、LB膜と
金属膜との結合が弱く、LB膜が生理活性物質と共に脱
落するという問題がある。また、金属表面への結合を目
的とした各種化合物は、S、P、Se等(特表平4−501
605)を含有しており取扱に際し、臭気、毒性等に注
意を払う必要があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は上記した従来技術の問題点を解消することで
ある。即ち、本発明は、金属表面に容易に生理活性物質
を固定化するための手段であって、処理過程が簡便で安
全性の高い方法を提供することを解決すべき課題とし
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するために鋭意検討した結果、金属膜上を本明細書
に定義する一般式Iで表される化合物で処理することに
より、生理活性物質を固定化できる官能基を有する金属
表面を作成できることを見出し、本発明を完成するに至
った。
【0008】即ち、本発明によれば、下記一般式Iで表
される化合物で処理した金属表面又は金属膜から成る、
バイオセンサー用測定チップが提供される。 一般式I:X−A−Y (式中、Xは、環内に−C(=O)−NH−C(=S)
−NH−C(=O)−構造を含むヘテロ環またはその互
変異性体の残基を示し、Aは、脂肪族基、芳香族基、ヘ
テロ環基又はこれらの組み合わせから選ばれる2価の連
結基を示し、Yは生理活性物質と共有結合することがで
きる官能基を示す)
【0009】好ましくは、一般式IにおいてXはチオバ
ルビツル酸残基である。好ましくは、一般式Iにおいて
Yは−OH、−COOH、−NH2、−CHO、−NH
NH2、−NCS、エポキシ基又はビニル基である。好
ましくは、一般式Iで表される化合物は、5-(4-カルボ
キシベンジル)-2-チオバルビツル酸または5-(3-カルボ
キシプロピル) -2-チオバルビツル酸である。
【0010】好ましくは、生理活性物質が一般式Iで示
される化合物に結合している。好ましくは、生理活性物
質は、免疫蛋白質、酵素、微生物、核酸、低分子有機化
合物、非免疫蛋白質、免疫グロブリン結合性蛋白質、糖
結合性蛋白質、糖を認識する糖鎖、脂肪酸もしくは脂肪
酸エステル、あるいはリガンド結合能を有するポリペプ
チドもしくはオリゴペプチドである。
【0011】本発明の別の側面によれば、本発明のバイ
オセンサー用測定チップを含む、バイオセンサーが提供
される。本発明のさらに別の側面によれば、本発明のバ
イオセンサー用測定チップ又は本発明のバイオセンサー
を用いて、該バイオセンサー用測定チップに固定化され
ている生理活性物質と相互作用する物質を検出及び/又
は測定する方法が提供される。
【0012】本発明のさらに別の側面によれば、金属表
面又は金属膜を下記一般式Iで表される化合物で処理す
る工程、及び該一般式Iで表される化合物に直接又は架
橋性化合物を介して生理活性物質を結合させる工程を含
む、金属表面又は金属膜に生理活性物質を固定化する方
法が提供される。 一般式I:X−A−Y (式中、Xは、環内に−C(=O)−NH−C(=S)
−NH−C(=O)−構造を含むヘテロ環またはその互
変異性体の残基を示し、Aは、脂肪族基、芳香族基、ヘ
テロ環基又はこれらの組み合わせから選ばれる2価の連
結基を示し、Yは生理活性物質と共有結合することがで
きる官能基を示す)
【0013】好ましくは、一般式IにおいてXはチオバ
ルビツル酸残基である。好ましくは、一般式Iにおいて
Yは−OH、−COOH、−NH2、−CHO、−NH
NH2、−NCS、エポキシ基又はビニル基である。好
ましくは、一般式Iで表される化合物は5-(4-カルボキ
シベンジル)-2-チオバルビツル酸または5-(3-カルボキ
シプロピル) -2-チオバルビツル酸である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施態様及び実施
方法について詳細に説明する。本発明のバイオセンサー
用測定チップは、下記一般式Iで表される化合物で処理
した金属表面あるいは金属膜から成ることを特徴とす
る。 一般式I:X−A−Y (式中、Xは、環内に−C(=O)−NH−C(=S)
−NH−C(=O)−構造を含むヘテロ環またはその互
変異性体の残基を示し、Aは、脂肪族基、芳香族基、ヘ
テロ環基又はこれらの組み合わせから選ばれる2価の連
結基を示し、Yは生理活性物質と共有結合することがで
きる官能基を示す)
【0015】本発明のバイオセンサー用測定チップは、
例えば、透明基板上に配置される金属膜を備えているこ
とを特徴とする表面プラズモン共鳴バイオセンサー用測
定チップ等として用いることができる。なお、表面プラ
ズモン共鳴バイオセンサー用測定チップとは、表面プラ
ズモン共鳴バイオセンサーに使用されるチップであっ
て、該センサーより照射された光を透過及び反射する部
分、並びに生理活性物質を固定する部分とを含む部材を
言い、該センサーの本体に固着されるものであってもよ
く、また脱着可能なものであってもよい。
【0016】表面プラズモン共鳴の現象は、ガラス等の
光学的に透明な物質と金属薄膜層との境界から反射され
た単色光の強度が、金属の出射側にある試料の屈折率に
依存することによるものであり、従って、反射された単
色光の強度を測定することにより、試料を分析すること
ができる。
【0017】本発明のバイオセンサー用測定チップは、
金属表面又は金属膜を本明細書に定義する一般式Iで表
される化合物で処理することにより製造される。金属膜
は好ましくは基板上に配置されている。ここで、「基板
上に配置される」とは、金属膜が基板上に直接接触する
ように配置されている場合のほか、金属膜が基板に直接
接触することなく、他の層を介して配置されている場合
をも含む意味である。
【0018】金属膜が基板上に配置されている場合、本
発明のバイオセンサー用測定チップは、基板と、基板上
に形成された金属膜と、金属膜上に形成されたリンカー
層(一般式Iで示される化合物から成る)とを有する。
【0019】本発明で使用することができる基板として
は例えば、表面プラズモン共鳴バイオセンサー用を考え
た場合、固定化法に使用されるものであればどのような
ものでもよく、一般的にはガラス、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリカーボネートなどのレーザー光に対して
透明な材料からなるものが使用できる。このような基板
は、好ましくは、偏光に対して異方性を示さずかつ加工
性の優れた材料が望ましい。基板の厚さは特には限定さ
れないが、通常0.1 〜20mm程度である。
【0020】本発明のバイオセンサー用測定チップにお
ける金属膜としては、例えば、表面プラズモン共鳴バイ
オセンサー用を考えた場合、表面プラズモン共鳴が生じ
得るようなものであれば特に限定されない。この金属膜
に使用することのできる金属の種類としては、金、銀、
銅、アルミニウム、白金等が挙げられ、それらを単独又
は組み合わせて使用することができる。また、上記基板
への付着性を考慮して、基板と金、銀等からなる層との
間にクロム等からなる介在層を設けてもよい。
【0021】金属膜の膜厚は任意であるが、例えば、表
面プラズモン共鳴バイオセンサー用を考えた場合、10
0 〜2000オングストロームであるのが好ましく、
特に200〜600オングストロームであるのが好まし
い。3000オングストロームを超えると、媒質の表面
プラズモン現象を十分検出することができない。また、
クロム等からなる介在層を設ける場合、その介在層の厚
さは、5〜50オングストロームであるのが好ましい。
【0022】金属膜の形成は常法によって行えばよく、
例えば、スパッタ法、蒸着法、イオンプレーティング
法、電気めっき法、無電解めっき法等によって行うこと
ができる。
【0023】本発明では、下記一般式Iで表される化合
物を使用する。 一般式I:X−A−Y (式中、Xは、環内に−C(=O)−NH−C(=S)
−NH−C(=O)−構造を含むヘテロ環またはその互
変異性体の残基を示し、Aは、脂肪族基、芳香族基、ヘ
テロ環基又はこれらの組み合わせから選ばれる2価の連
結基を示し、Yは生理活性物質と共有結合することがで
きる官能基を示す)
【0024】一般式Iにおいて、Xは好ましくは、チオ
バルビツル酸残基である。一般式Iにおいて、Aは、脂
肪族基、芳香族基、ヘテロ環基又はこれらの組み合わせ
から選ばれる2価の連結基を示す。
【0025】脂肪族基としては、アルキレン基、アルケ
ニレン基又はアルキニレン基等を包含し、鎖の形態は直
鎖、分岐鎖、環状鎖又はこれらの組み合わせの何れでも
よい。脂肪族基としてはアルキレン基が特に好ましく、
最も好ましくは直鎖のアルキレン基である。脂肪族基の
長さは特に限定されないが、例えば、炭素数1〜20で
あり、より好ましくは炭素数1〜10程度であり、特に
好ましくは炭素数2〜10程度である。芳香族基として
は、アリーレン基などが挙げられ、具体的にはフェニレ
ン基、ナフチレン基などが挙げられる。
【0026】ヘテロ環としては、窒素原子、酸素原子又
は硫黄原子から選ばれる1種以上のヘテロ原子を1個以
上含む5または7員の飽和または不飽和の単環または縮
合環などが挙げられ、具体的には、ピリジン、キノリ
ン、イソキノリン、ピリミジン、ピラジン、ピリダジ
ン、フタラジン、トリアジン、フラン、チオフェン、ピ
ロール、オキサゾール、ベンゾオキサゾール、チアゾー
ル、ベンゾチアゾール、イミダゾール、ベンゾイミダゾ
ール、チアジアゾール、トリアゾール等が挙げられる。
ヘテロ環基とは上記したようなヘテロ環から誘導される
2価の基を言う。Aで表される2価の連結基は、上記し
たような脂肪族基、芳香族基又はヘテロ環基の組み合わ
せから構成されるものでもよい。
【0027】一般式Iにおいて、Yは生理活性物質と共
有結合することができる官能基を示し、例えば、−O
H、−COOH、−NH2、−CHO、−NHNH2、−
NCS、エポキシ基又はビニル基であり、特に好ましく
は−COOHである。
【0028】一般式Iの化合物としては、アルコール等
に易溶で、取扱の容易なチオバルビツル酸誘導体を用い
ることが特に好ましい。一般式Iの化合物は、特に好ま
しくは、上記Yで表される基としてカルボキシル基を有
するチオバルビツル酸誘導体である。チオバルビツル酸
誘導体は、金属表面とはチオバルビツル酸部分が下記
(式中、Rは上記した−A−Yで表される基に相当す
る)のように互変異性化して結合し、さらにカルボキシ
ル基を生理活性物質の固定化に効果的に使用することが
できる。
【0029】
【化1】
【0030】なお、チオバルビツル酸誘導体を界面状態
の改質に用いた例として、歯科用金属へのレジン接着性
が報告されている(門磨義則、歯科材料・器械、11巻
(6)、891-898(1992)、門磨義則、歯科材料・器械、1
2巻(5)、630-636(1993))。
【0031】本発明で用いる一般式Iの化合物は当業者
に公知の通常の有機化学合成法により合成することがで
きる。例えば、本発明で好ましく用いられるチオバルビ
ツル酸誘導体は門磨等の方法(門磨義則、今井庸二、歯
科材料・器械、11巻(3)、430-435(1992)、門磨義
則、歯科材料・器械、11巻(6)、891-898(1992))に
基づいて、対応するジエチルマロン酸誘導体とチオ尿素
より合成することができる。
【0032】一般式Iの化合物で金属表面又は金属膜を
処理する方法としては、該化合物を含む溶液中に金属膜
等を一定時間浸漬する方法(浸漬法)、スピンコータを
用いる方法(スピンコーティング法)、グラビア印刷機
を用いる方法(グラビア法)などを例示することができ
る。
【0033】本発明で用いる一般式Iの化合物(リンカ
ー化合物)は、以下のような利点を有する。 (1)生理活性物質を金属膜に極めて近い位置に固定化
することができるので、従来の固定化法を使用する場合
よりも大幅に測定感度を向上させることができる。 (2)表面処理が容易であり、また、一度に大量の表面
処理ができる。 (3)生理活性物質と共有結合することができる官能基
である置換基Yを選択することにより表面改質、他官能
基導入などの化学修飾が可能となる。
【0034】バイオセンサー用測定チップにおいては、
上記した一般式Iの化合物(リンカー化合物)で処理し
た金属表面に対し、直接又は架橋性試薬(例えば、水溶
性多価性試薬等)を介して、生理活性物質を固定して使
用する。
【0035】架橋性試薬としては、例えば、グルタルア
ルデヒド、過ヨウ素酸、N−スクシニミジル−2−マレ
イミド酢酸、N−スクシニミジル−4−マレイミド酪
酸、N−スクシニミジル−6−マレイミドヘキサン酸、
N−スクシニミジル−4−マレイミドメチルシクロヘキ
サン−1−カルボン酸、N−スルホスクシニミジル−4
−マレイミドメチルシクロヘキサン−1−カルボン酸、
N−スクシニミジル−4−マレイミドメチル安息香酸、
N−スクシニミジル−3−マレイミド安息香酸、N−ス
ルホスクシニミジル−3−マレイミド安息香酸、N−ス
クシニミジル−4−マレイミドフェニル−4−酪酸、N
−スルホスクシニミジル−4−マレイミドフェニル−4
−酪酸、NN'−オキシジメチレン−ジマレイミド、N
N'−O-フェニレン−ジマレイミド、N,N'−m-フェ
ニレン−ジマレイミド、N,N'−p-フェニレン−ジマ
レイミド、N,N'−ヘキサメチレン−ジマレイミド、
N−スクシニミジルマレイミドカルボン酸、N−スクシ
ニミジル−S−アセチルメルカプト酢酸、N−スクシニ
ミジル−3−(2−ピリジルジチオ)プロピオネート、
S−アセチルメルカプトスクシニックアンヒドライド、
メチル−3−(4'−ジチオピリジル)プロピオニミデ
ート、メチル−4−メルカプトブチルイミデート、メチ
ル−3−メルカプトプロピオニミデート、イミノチオレ
ン、O−カルボキシメチル−ヒドロキシルアミン、アゾ
ジフェニルビルマレイミド、ビス(スルホサクシニイミ
ジル)スペレイト、4,4'−ジイソチオシアノ−2,2'
−ジスルホン酸スチルベン、4,4'−ジフルオロ−3,
3'−ジニトロジフェニルスルホン、1,5−ジフルオロ
−2,4−ジニトロベンゼン、p−フェニレンジイソチオ
シアネイト、ジメチルアジピミデイト、ジメチルピメル
イミデイト、ジメチルスベルイミデイト、p−アジドフ
ェナアシルブロマイド、p−アジドフェニルグリオキサ
ル、N−ヒドロキシサクシニイミジル−4−アジドベン
ゾエイト、4−フルオロ−3−ニトロフェニルアジド、
メチル−4−アジドベンゾイミデイト、N−5−アジド
−2−ニトロベンゾイルオキシスクシイミド、N−スク
シイミジル6−(4'−アジドー2'−ニトロフェニルア
ミノ)ヘキサノエイト、1、4ベンゾキノン、N−スク
シンイミジル−3−(2'-ピリジルジチオ)プロピオネ
ート、N−(4−マレイミドブチリロキシ)スルホスク
シンイミドナトリウム塩、N−(6−マレイミドカプロ
イロキシ)スルホスクシンイミドナトリウム塩、N−
(8−マレイミドカプロイロキシ)スルホスクシンイミ
ドナトリウム塩、N−(11−マレイミドウンデカノイロ
キシ)スルホスクシンイミドナトリウム塩、N−[2−
(1−ピペラジニル)エチル]マレイミド二塩酸、ビス
ジアゾベンジジン、ヘキサメチレンジイソシアネート、
トルエンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソチオ
シアネート、N,N'−エチレンビスマレインイミド、
N,N'−ポリメチレンビスヨードアセトアミド、2、
4−ジニトロベンゼンスルフォネートナトリウム塩、ジ
アゾ化合物あるいは縮合試薬がRN=C=NR(又は
R')で表されるカルボジイミド誘導体、N−ヒドロキ
シスクシイミド、トリ−n−ブチルアミン、ブチルクロ
ロフォルメーテ、イソブチルイソシアニドなどが挙げら
れる。
【0036】本発明のバイオセンサー用測定チップにお
いて固定される生理活性物質としては、測定対象物と相
互作用するものであれば特に限定されず、例えば免疫蛋
白質、酵素、微生物、核酸、低分子有機化合物、非免疫
蛋白質、免疫グロブリン結合性蛋白質、糖結合性蛋白
質、糖を認識する糖鎖、脂肪酸もしくは脂肪酸エステ
ル、あるいはリガンド結合能を有するポリペプチドもし
くはオリゴペプチドなどが挙げられる。
【0037】免疫蛋白質としては、測定対象物を抗原と
する抗体やハプテンなどを例示することができる。抗体
としては、種々の免疫グロブリン、即ちIgG、Ig
M、IgA、IgE、IgDを使用することができる。
具体的には、測定対象物がヒト血清アルブミンであれ
ば、抗体として抗ヒト血清アルブミン抗体を使用するこ
とができる。また、農薬、殺虫剤、メチシリン耐性黄色
ブドウ球菌、抗生物質、麻薬、コカイン、ヘロイン、ク
ラック等を抗原とする場合には、例えば抗アトラジン抗
体、抗カナマイシン抗体、抗メタンフェタミン抗体、あ
るいは病原性大腸菌の中でO抗原26、86、55、111 、15
7 などに対する抗体等を使用することができる。
【0038】酵素としては、測定対象物又は測定対象物
から代謝される物質に対して活性を示すものであれば、
特に限定されることなく、種々の酵素、例えば酸化還元
酵素、加水分解酵素、異性化酵素、脱離酵素、合成酵素
等を使用することができる。具体的には、測定対象物が
グルコースであれば、グルコースオキシダーゼを、測定
対象物がコレステロールであれば、コレステロールオキ
シダーゼを使用することができる。また、農薬、殺虫
剤、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌、抗生物質、麻薬、
コカイン、ヘロイン、クラック等を測定対象物とする場
合には、それらから代謝される物質と特異的反応を示
す、例えばアセチルコリンエステラーゼ、カテコールア
ミンエステラーゼ、ノルアドレナリンエステラーゼ、ド
ーパミンエステラーゼ等の酵素を使用することができ
る。
【0039】微生物としては、特に限定されることな
く、大腸菌をはじめとする種々の微生物を使用すること
ができる。核酸としては、測定の対象とする核酸と相補
的にハイブリダイズするものを使用することができる。
核酸は、DNA(cDNAを含む)、RNAのいずれも
使用できる。DNAの種類は特に限定されず、天然由来
のDNA、遺伝子組換え技術により調製した組換えDN
A、又は化学合成DNAの何れでもよい。低分子有機化
合物としては通常の有機化学合成の方法で合成すること
ができる任意の化合物が挙げられ、好ましくは、本発明
で使用する一般式Iのリンカー化合物と直接又は架橋性
化合物を介して結合することができるような官能基を有
する化合物である。
【0040】非免疫蛋白質としては、特に限定されるこ
となく、例えばアビジン(ストレプトアビジン)、ビオ
チン又はレセプターなどを使用できる。免疫グロブリン
結合性蛋白質としては、例えばプロテインAあるいはプ
ロテインG、リウマチ因子(RF)等を使用することが
できる。糖結合性蛋白質としては、レクチン等が挙げら
れる。脂肪酸あるいは脂肪酸エステルとしては、ステア
リン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、ステアリン酸エチ
ル、アラキジン酸エチル、ベヘン酸エチル等が挙げられ
る。
【0041】生理活性物質が抗体や酵素などの蛋白質又
は核酸である場合、その固定化は、生理活性物質のアミ
ノ基、チオール基等を利用し、金属表面の官能基に共有
結合させることで行うことができる。例えば、金属膜表
面をチオバルビツル酸誘導体で処理し、N‐ヒドロキシ
スクシンイミドとWSCで活性エステルとし、一定量の
生理活性物質を所定時間(所定量)接触することによっ
て固定化できる。また、一般的な、アビジンまたはビオ
チンを固定化したアビジン‐ビオチン系の生理活性物質
固定化方法を構成することも容易であるが、これらに限
定されるわけではない。このように該リンカーを介して
生理活性物質を強固に固定化することにより、当該固定
化法を洗浄しても生理活性物質の固定化を維持できるた
め、繰り返し測定に使用することができるという利点が
得られる。以下の実施例により本発明をより具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
【0042】
【実施例】実施例で用いたチオバルビツル酸誘導体であ
る、5-(4-カルボキシベンジル)-2-チオバルビツル酸
(化合物I)または5-(3-カルボキシエチル) -2-チオバ
ルビツル酸(化合物II)は、門磨等の方法(門磨義
則、今井庸二、歯科材料・器械、11巻(3)、430-435
(1992)、門磨義則、歯科材料・器械、11巻(6)、89
1-898(1992))に基づいて、対応するジエチルマロン酸
誘導体とチオ尿素より合成した。化合物I及び化合物I
Iの構造を以下に示す。
【0043】
【化2】
【0044】実施例1:金表面へのカルボキシル化リン
カーの結合 約300オングストロームの厚さに金蒸着した1.5cm×1.5c
mのカバーガラスをオゾンクリーナーで洗浄した後、化
合物I或いは化合物IIの1mMエタノール溶液に浸漬
し、37℃で1時間表面処理を行う。また、他の金蒸着カ
バーガラスも同様に200mMメルカプト酢酸-エタノール溶
液に浸漬し、40℃、3時間処理(ドラフト内で作業)す
る。各処理ガラスの金蒸着面をエタノール及び純水で2
回洗浄後風乾し、次いで金蒸着面に5mm径の穴をあけた
マスクを接着し以下の抗体結合面積を規定した。
【0045】実施例2:金蒸着表面への抗CRP抗体の結
合と検出 金蒸着ガラス表面に結合した各種リンカーを経由して共
有結合させた抗CRP抗体を、抗IgG-POD抗体とABTSとの反
応で検出した。尚、金蒸着表面は5mm径の円形に表面積
を規定したマスクを用い実験に供した。
【0046】操作: 1)4mg/mlの濃度となるように水溶性カルボジイミド(E
DC)をPBS(pH6.0)に溶解し、100μlを金表面に分注す
る。37℃で2時間静置した後、純水、PBSで2回表面を洗
浄する。 2)抗CRP抗体のpH6.4PBS溶液(1.0μg/ml)を、各表面に
100μl分注し4℃で一晩静置する。 3)純水、PBSで2回表面を洗浄した後、3%BSAを100μ
l分注し37℃で2時間ブロッキングする。 4)純水、PBSで2回表面を洗浄した後、抗IgG-POD抗体
(1.0μg/ml, pH7.4)PBS溶液を分注し、37℃、2時間反応
させる。 5)純水、PBSで2回表面を洗浄した後、50μlのABTS溶
液を分注し、室温で15分反応させる。 6)発色した液の40μlを分取し、純水60μlを加え分光
光度計で415nmの吸光度を測定する。
【0047】結果:上記の測定結果を以下の表1に示
す。
【0048】
【表1】
【0049】表1の結果から分かるように、5-(4-カル
ボキシベンジル)-2-チオバルビツル酸(I)または5-(3
-カルボキシプロピル) -2-チオバルビツル酸(II)を
使用した金属表面への生理活性物質の固定化方法は、一
般のチオールカルボン酸と同等以上に効果的であること
を示している。従って、チオバルビツル酸誘導体処理が
金表面の活性化方法として非常に有用であることが明ら
かとなった。
【0050】
【発明の効果】本発明のバイオセンサー用測定チップ
は、製造が容易であり、また、固定化する生理活性物質
が少量であっても、良好な感度で測定対象物質を測定す
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 21/27 C12N 15/00 F Fターム(参考) 2G059 AA01 AA05 BB12 CC16 DD03 EE02 EE04 EE05 GG01 GG04 HH02 HH06 JJ01 JJ19 KK01 4B024 AA11 AA20 CA09 HA14 4B029 AA23 BB16 BB20 CC03 4B033 NA11 NA22 NA45 NB22 NC03 ND05 ND16 4B063 QA01 QA13 QA18 QQ42 QQ52 QR55 QS34

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式Iで表される化合物で処理し
    た金属表面又は金属膜から成る、バイオセンサー用測定
    チップ。 一般式I:X−A−Y (式中、Xは、環内に−C(=O)−NH−C(=S)
    −NH−C(=O)−構造を含むヘテロ環またはその互
    変異性体の残基を示し、 Aは、脂肪族基、芳香族基、ヘテロ環基又はこれらの組
    み合わせから選ばれる2価の連結基を示し、 Yは生理活性物質と共有結合することができる官能基を
    示す)
  2. 【請求項2】 一般式IにおいてXがチオバルビツル酸
    残基である、請求項1に記載のバイオセンサー用測定チ
    ップ。
  3. 【請求項3】 一般式IにおいてYが−OH、−COO
    H、−NH2、−CHO、−NHNH2、−NCS、エポ
    キシ基又はビニル基である、請求項1または2に記載の
    バイオセンサー用測定チップ。
  4. 【請求項4】 一般式Iで表される化合物が5-(4-カル
    ボキシベンジル)-2-チオバルビツル酸または5-(3-カル
    ボキシプロピル) -2-チオバルビツル酸である、請求項
    1から3の何れか1項に記載のバイオセンサー用測定チ
    ップ。
  5. 【請求項5】 生理活性物質が一般式Iで示される化合
    物に結合していることを特徴とする、請求項1から4の
    何れか1項に記載のバイオセンサー用測定チップ。
  6. 【請求項6】 生理活性物質が、免疫蛋白質、酵素、微
    生物、核酸、低分子有機化合物、非免疫蛋白質、免疫グ
    ロブリン結合性蛋白質、糖結合性蛋白質、糖を認識する
    糖鎖、脂肪酸もしくは脂肪酸エステル、あるいはリガン
    ド結合能を有するポリペプチドもしくはオリゴペプチド
    である、請求項5に記載のバイオセンサー用測定チッ
    プ。
  7. 【請求項7】 請求項1から6の何れか1項に記載のバ
    イオセンサー用測定チップを含む、バイオセンサー。
  8. 【請求項8】 請求項1から6の何れか1項に記載のバ
    イオセンサー用測定チップ又は請求項7に記載のバイオ
    センサーを用いて、該バイオセンサー用測定チップに固
    定化されている生理活性物質と相互作用する物質を検出
    及び/又は測定する方法。
  9. 【請求項9】 金属表面又は金属膜を下記一般式Iで表
    される化合物で処理する工程、及び該一般式Iで表され
    る化合物に直接又は架橋性化合物を介して生理活性物質
    を結合させる工程を含む、金属表面又は金属膜に生理活
    性物質を固定化する方法。 一般式I:X−A−Y (式中、Xは、環内に−C(=O)−NH−C(=S)
    −NH−C(=O)−構造を含むヘテロ環またはその互
    変異性体の残基を示し、 Aは、脂肪族基、芳香族基、ヘテロ環基又はこれらの組
    み合わせから選ばれる2価の連結基を示し、 Yは生理活性物質と共有結合することができる官能基を
    示す)
  10. 【請求項10】 一般式IにおいてXがチオバルビツル
    酸残基である、請求項9に記載の生理活性物質を固定化
    する方法。
  11. 【請求項11】 一般式IにおいてYが−OH、−CO
    OH、−NH2、−CHO、−NHNH2、−NCS、エ
    ポキシ基又はビニル基である、請求項9または請求項1
    0に記載の生理活性物質を固定化する方法。
  12. 【請求項12】 一般式Iで表される化合物が5-(4-カ
    ルボキシベンジル)-2-チオバルビツル酸または5-(3-カ
    ルボキシプロピル) -2-チオバルビツル酸である、請求
    項9から11の何れか1項に記載の生理活性物質を固定
    化する方法。
JP2001130615A 2001-04-27 2001-04-27 バイオセンサー用測定チップ Expired - Lifetime JP3944360B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001130615A JP3944360B2 (ja) 2001-04-27 2001-04-27 バイオセンサー用測定チップ
US10/131,027 US20020192841A1 (en) 2001-04-27 2002-04-25 Measurement chip for biosensor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001130615A JP3944360B2 (ja) 2001-04-27 2001-04-27 バイオセンサー用測定チップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002323496A true JP2002323496A (ja) 2002-11-08
JP3944360B2 JP3944360B2 (ja) 2007-07-11

Family

ID=18978951

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001130615A Expired - Lifetime JP3944360B2 (ja) 2001-04-27 2001-04-27 バイオセンサー用測定チップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3944360B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109001460A (zh) * 2018-06-13 2018-12-14 爱必信(上海)生物科技有限公司 一种蛋白质芯片筛选生物标志方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109001460A (zh) * 2018-06-13 2018-12-14 爱必信(上海)生物科技有限公司 一种蛋白质芯片筛选生物标志方法
CN109001460B (zh) * 2018-06-13 2021-05-11 爱必信(上海)生物科技有限公司 一种蛋白质芯片筛选生物标志方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3944360B2 (ja) 2007-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Samanta et al. Immobilization of bio-macromolecules on self-assembled monolayers: methods and sensor applications
Schmid et al. Site-directed antibody immobilization on gold substrate for surface plasmon resonance sensors
US20030073245A1 (en) Measurement chip for surface plasmon resonance biosensor
Shankaran et al. Trends in interfacial design for surface plasmon resonance based immunoassays
US20030059821A1 (en) Biosenor surface
JP2009075016A (ja) バイオセンサーの製造方法及びバイオセンサー
KR100244202B1 (ko) 생물전자소자의 인터페이스 감지막 및 그 제조방법
JP4087471B2 (ja) 表面プラズモン共鳴バイオセンサー用測定チップ及びその製造方法
JP2003194820A (ja) バイオセンサー用表面
US20020192841A1 (en) Measurement chip for biosensor
JP3657790B2 (ja) Sprセンサー用金属薄膜、その製法およびそれを用いた測定方法
Su et al. Determination of monoenzyme-and bienzyme-stimulated precipitation by a cuvette-based surface plasmon resonance instrument
US20060246512A1 (en) Biosensor
JP2002014099A (ja) バイオセンサー用測定チップ
JP2002323496A (ja) バイオセンサー用測定チップ
JP2002323497A (ja) バイオセンサー用測定チップ
JP5929752B2 (ja) 保存センサ基板,並びに、保存センサ基板および乾燥センサ基板の製造方法
JP2008185494A (ja) 生理活性物質固定化基板
JP4046484B2 (ja) バイオセンサー用測定チップ
US8580571B2 (en) Method for producing a biosensor
JP5021408B2 (ja) バイオセンサー
JP4372142B2 (ja) バイオセンサーの製造方法
Goode Development of biosensors using novel bioreceptors; Investigation and optimisation of fundamental parameters at the nanoscale
Zhavnerko et al. Oriented immobilization of C-reactive protein on solid surface for biosensor applications
Kyprianou Development of novel matrices for biomolecule immobilisation on sensor surfaces

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050920

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061108

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20061215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070313

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070409

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3944360

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110413

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120413

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130413

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130413

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140413

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250