JP2002323007A - ベルト固定機構 - Google Patents

ベルト固定機構

Info

Publication number
JP2002323007A
JP2002323007A JP2001128361A JP2001128361A JP2002323007A JP 2002323007 A JP2002323007 A JP 2002323007A JP 2001128361 A JP2001128361 A JP 2001128361A JP 2001128361 A JP2001128361 A JP 2001128361A JP 2002323007 A JP2002323007 A JP 2002323007A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
fixing
fixing mechanism
fixing member
arc portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001128361A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3704294B2 (ja
Inventor
Junya Kaneko
純也 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SMC Corp
Original Assignee
SMC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SMC Corp filed Critical SMC Corp
Priority to JP2001128361A priority Critical patent/JP3704294B2/ja
Priority to DE10217973A priority patent/DE10217973B4/de
Priority to US10/131,093 priority patent/US6647859B2/en
Publication of JP2002323007A publication Critical patent/JP2002323007A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3704294B2 publication Critical patent/JP3704294B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B15/00Fluid-actuated devices for displacing a member from one position to another; Gearing associated therewith
    • F15B15/08Characterised by the construction of the motor unit
    • F15B15/082Characterised by the construction of the motor unit the motor being of the slotted cylinder type
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G25/00Conveyors comprising a cyclically-moving, e.g. reciprocating, carrier or impeller which is disengaged from the load during the return part of its movement
    • B65G25/04Conveyors comprising a cyclically-moving, e.g. reciprocating, carrier or impeller which is disengaged from the load during the return part of its movement the carrier or impeller having identical forward and return paths of movement, e.g. reciprocating conveyors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Actuator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ベルトの高さ方向の位置を任意に調整し、ベル
トの固定面とベルトの当接面の高さ位置が同一となるよ
うに調整する。 【解決手段】エンドプレート18の一端面に形成された
係合孔44に、固定部材46とともに上ベルト38と下
ベルト40を挿入するとともに、エンドプレート18の
上面に第1および第2調整ねじ部材66、68が螺合さ
れ、第2調整ねじ部材68と固定部材46との間に上ベ
ルト38を挟持して、第1調整ねじ部材66および第2
調整ねじ部材68を螺回することにより、固定部材46
の下側円弧部58を支点とした揺動作用下に上ベルト3
8の高さ方向の固定位置を変位させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルト固定機構に
関し、一層詳細には、駆動機器等に形成されたスリット
をシールするベルト部材の端部を固定するベルト固定機
構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ワークの搬送手段としてロッ
ドレスシリンダ等の流体圧駆動機器が利用されている。
このロッドレスシリンダには、外部からスリットを通じ
て塵埃等が進入することを阻止するシールベルト(上ベ
ルト)を固定するためのベルト固定機構が設けられてい
る。
【0003】前記ベルト固定機構には、例えば、金属製
材料より形成される前記シールベルトに固定部材を押圧
して、摩擦力の作用下に固定する方法が用いられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば、流
体圧駆動機器の一つであるロッドレスシリンダに用いら
れる従来技術に係るベルト固定機構においては、前記シ
ールベルトの両端部をシリンダチューブの両端部に連結
される係止部材と前記固定部材との間に挟持する方法に
よって固定している。
【0005】前記シールベルトの摩擦力の作用下に固定
する方法は、係止部材の内面に固定部材を押圧してシー
ルベルトを固定する構造としているため、係止部材、固
定部材およびシールベルト等の各部材の寸法誤差によ
り、固定されているシールベルトの高さ方向の位置精度
が低下するという問題がある。
【0006】また、前記の問題により、係止部材におけ
るシールベルトの固定面の位置とシリンダチューブ上面
のシールベルトの敷設面の位置との間に高低差が生じる
ため、係止部材の近傍においてシールベルトが屈曲して
シールベルトの敷設面より浮き上がり、シールベルトと
敷設面との間に生じたクリアランスから塵埃等が進入す
るというおそれがある。
【0007】さらに、従来のロッドレスシリンダでは、
シールベルトが敷設面より浮き上がった場合において
は、係止部材、固定部材およびシールベルト等を分解し
て調整作業を行った後、再度組み付けを行うという煩雑
な作業が発生するため、作業効率が低下するという問題
がある。
【0008】本発明は、前記の問題を考慮してなされた
ものであり、係止部材に設けられた固定部材およびねじ
部材によりベルト部材の高さ方向の位置を簡便に調整す
ることができるため、周辺の各部材の寸法誤差に影響さ
れることがなく、ベルト部材によるシール性をより一層
向上させることができるとともに、煩雑な調整作業が不
要となるため、組み付け作業性および作業効率を向上さ
せることができるベルト固定機構を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、駆動機器のボディに軸線方向に沿って
延在するスリットが形成され、前記スリットを閉塞する
ベルト部材を固定するための機構であって、前記ボディ
の端部に連結される係止部材と、前記係止部材に形成さ
れた孔部に挿入され、前記ベルト部材を固定する固定部
材と、前記固定部材を揺動させて前記ベルト部材が固定
される高さ方向の位置を調整する固定位置調整手段と、
を備えることを特徴とする。
【0010】また、前記固定位置調整手段は、前記係止
部材に螺合されることにより前記固定部材を押圧する複
数のねじ部材を含むようにするとよい。
【0011】さらに、前記固定部材には、一側面に略等
長に形成される複数の第1円弧部と、他側面に形成さ
れ、前記第1円弧部よりも曲率半径が大なる単一の第2
円弧部とを設けるとよい。
【0012】さらに、前記ベルト部材は、金属製材料に
よって形成するとよい。
【0013】さらに、前記ねじ部材は、前記第1円弧部
の数に対応して設けるとよい。
【0014】本発明では、固定部材により固定されたベ
ルト部材を、固定位置調整手段によって固定部材と一体
的に揺動させて、ベルト部材の高さ方向の固定位置を変
位させる。
【0015】本発明によれば、固定位置調整手段によっ
て前記固定部材を揺動させて、ベルト部材の位置を変位
させることにより、各部材の寸法誤差がある場合におい
て、簡便にベルト部材の高さ方向における位置を調整す
ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係るベルト固定機構につ
いて好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しなが
ら以下詳細に説明する。
【0017】図1において、参照符号10は、本発明の
実施の形態に係るベルト固定機構12が適用されたロッ
ドレスシリンダを示す。
【0018】ロッドレスシリンダ10は、シリンダチュ
ーブ14と、該シリンダチューブ14に取り付けられ、
長手方向に沿って変位自在なスライドテーブル16と、
シリンダチューブ14の両端部に取り付けられたエンド
プレート(係止部材)18と、エンドプレート18に設
けられるベルト固定機構12とを備えている。
【0019】図2に示されるように、シリンダチューブ
14の内部には、長手方向に沿って断面略菱形状のボア
部20が形成されている。また、シリンダチューブ14
の上面部には、長手方向に沿ってスリット22が形成さ
れており、このスリット22によって、ボア部20が外
部と連通している。さらに、シリンダチューブ14の内
部における、ボア部20の両側部の下側近傍部分には、
ボア部20に沿って、集中配管用の流体バイパス用通路
24a、24bが形成されている。
【0020】また、シリンダチューブ14の上面部にお
ける、スリット22の両側には、後述する上ベルト(ベ
ルト部材)38が当接されるベルト当接面26が形成さ
れ、該ベルト当接面26には、上ベルト38を密着させ
るために磁性体が装着されている。
【0021】図3に示されるように、シリンダチューブ
14のボア部20には、該ボア部20に対応した断面形
状を有するピストン28が進退自在に挿入されている。
【0022】ピストン28の長手方向に沿った両端部に
は、突部30がそれぞれ形成されており、前記突部30
には、シール部材32が取り付けられている。
【0023】ピストン28には、その上部側に突出する
ようにピストンヨーク34が装着されており、このピス
トンヨーク34の上部側の両端部には、ベルトセパレー
タ36が取り付けられている。そして、ピストン28に
は、これらピストンヨーク34およびベルトセパレータ
36を覆うようにスライドテーブル16が連結されてい
る。
【0024】図2および図3に示されるように、シリン
ダチューブ14のスリット22には、該スリット22を
上下方向から塞ぐようにシール用の上ベルト38および
下ベルト40が取り付けられている。上ベルト38は、
例えば、金属製材料から形成されており、下ベルト40
は、例えば、樹脂製材料から形成されている。また、図
4に示されるように、下ベルト40の一端面には、一組
のリップ部42a、42bが設けられている。
【0025】ベルト固定機構12は、図2および図3に
示されるように、エンドプレート18に形成される係合
孔44に挿入される固定部材46と、エンドプレート1
8の上面に形成されるねじ孔48a、48bにそれぞれ
螺合される一組の調整ねじ部材(固定位置調整手段)5
0とから構成される。
【0026】前記固定部材46は、断面略T字状に形成
され、一端部には、略長方形状のフランジ部52が形成
され、前記フランジ部52と略鉛直に形成される一端面
には略均等の長さの円弧状に形成される第1上側円弧部
54(第1円弧部)および第2上側円弧部56(第1円
弧部)と、図3および図5乃至図7に示されるように、
他端面には前記第1および第2上側円弧部54、56よ
りも曲率半径が大きな円弧状に形成される下側円弧部5
8(第2円弧部)とを有する。なお、フランジ部52側
に形成される上側円弧部を第1上側円弧部54としてい
る。
【0027】また、図4に示されるように、固定部材4
6の下側円弧部58には、断面略M字状の係合溝60
a、60bが形成され、前記係合溝60a、60bに下
ベルト40のリップ部42a、42bが係合され、さら
に下側円弧部58の下端部が下ベルト40の中央部およ
び両端部を押圧することにより下ベルト40を固定して
いる。
【0028】係合孔44は、図5乃至図7に示されるよ
うに、エンドプレート18の一端面に略長方形状に形成
される第1開口部62と、該第1開口部62に対して若
干小さく形成され、且つエンドプレート18の一端面に
対して所定距離窪んだ位置に形成される第2開口部64
とを有する。すなわち、第1開口部62と第2開口部6
4との間には段差が形成されている。また、固定部材4
6のフランジ部52が第2開口部64を塞ぐように前記
段差に係合されるとともに、固定部材46の上側円弧部
54、56および下側円弧部58が第2開口部64に挿
入されている。
【0029】ねじ孔48a、48bは、エンドプレート
18の上面の略中央に所定間隔離間して2箇所形成され
ており、また、ねじ孔48a、48bはエンドプレート
18の上面より係合孔44の内部まで貫通されている。
【0030】さらに、前記ねじ孔48a、48bに工具
により調整自在に螺合される調整ねじ部材50は、一方
の第1調整ねじ部材66が固定部材46の第1上側円弧
部54に当接し、他方の第2調整ねじ部材68が固定部
材46の第2上側円弧部56に当接するように設けら
れ、第2調整ねじ部材68と第2上側円弧部56との間
に上ベルト38の端部が挟持され固定されている。
【0031】すなわち、第1調整ねじ部材66を工具の
締結作用下に下方側に螺回させ、第2調整ねじ部材68
を上方側に螺回させると、第1調整ねじ部材66に当接
されている第1上側円弧部54が一体的に下方に変位
し、下側円弧部58と下ベルト40との接触面を支点と
した揺動作用下に第2上側円弧部56が上方に変位し、
第2調整ねじ部材68と第2上側円弧部56との間に挟
持された上ベルト38が第2上側円弧部56と一体的に
上方に変位する(図5参照)。
【0032】また、反対に第2調整ねじ部材68を工具
の締結作用下に下方側に螺回させ、第1調整ねじ部材6
6を上方側に螺回させると、第2調整ねじ部材68に当
接されている第2上側円弧部56が一体的に下方に変位
され、下側円弧部58と下ベルト40との接触面を支点
とした揺動作用下に第1上側円弧部54が上方に変位
し、第2調整ねじ部材68と第2上側円弧部56との間
に挟持された上ベルト38が第2上側円弧部56と一体
的に下方に変位する(図6参照)。
【0033】上記のように、上ベルト38の両端部がエ
ンドプレート18と第2調整ねじ部材68との間に固定
され、下ベルト40の両端部が、第2開口部64の下面
と下側円弧部58との間に固定されている。
【0034】図3に示されるように、ベルトセパレータ
36は、上下に引き離された上ベルト38および下ベル
ト40の間に挟まれている。この場合、上ベルト38
は、ベルトセパレータ36とスライドテーブル16との
間に形成された空間に通され、下ベルト40は、ベルト
セパレータ36とピストン28との間に形成された空間
に通されている。
【0035】また、スライドテーブル16の両端部側に
は、押え部材70が設けられており、前記押え部材70
によって、上ベルト38がシリンダチューブ14側に押
えつけられている。
【0036】さらに、スライドテーブル16の両端部に
は、上ベルト38と接するようにスクレーパ72が設け
られており、該スクレーパ72によってスライドテーブ
ル16と上ベルト38との間に塵埃等が進入することが
阻止される。
【0037】図1乃至図3に示されるように、エンドプ
レート18は、ボア部20の開口部を塞ぐように、シリ
ンダチューブ14の両端部に取り付けられている。この
場合、図1および図2に示されるように、エンドプレー
ト18には、ねじ装着孔74が形成されており、該ねじ
装着孔74を介してねじ部材76をシリンダチューブ1
4のねじ孔78に装着することによって、シリンダチュ
ーブ14に一体的に組み付けられる。
【0038】図3に示されるように、エンドプレート1
8とボア部20の間は、ゴム材料等で形成されたガスケ
ット80によって気密に塞がれている。また、ボア部2
0におけるエンドプレート18とピストン28の間に
は、それぞれシリンダ室81a、81bが形成される。
【0039】ガスケット80の略中央には、エンドプレ
ート18の他端面に連結される中空形状の円筒部材82
が挿通されており、スライドテーブル16が端部に到達
した際、ピストン28の突部30がガスケット80のダ
ンパ部83に当接して停止する。
【0040】図1および図2に示されるように、エンド
プレート18の側面部には、ポート84a、84bがそ
れぞれ形成されている。該ポート84a、84bは、エ
ンドプレート18内の図示しない通路を介して、シリン
ダチューブ14内のシリンダ室81a、81bとそれぞ
れ連通状態にある。
【0041】そして、前記ポート84a、84bには、
例えば、図示しない切換弁を介して、圧力流体供給源が
接続されており、該圧力流体供給源からの圧力流体が、
ポート84a、84bに選択的に供給される。
【0042】また、図2に示されるように、エンドプレ
ート18の一端面には、外側ポート86が形成されてお
り、前記外部ポート86は、エンドプレート18の図示
しない通路および流体バイパス用通路24a、24bを
介して、シリンダチューブ14内の室に連通されてい
る。なお、外側ポート86には、封止ねじ88が螺合さ
れて塞がれている。
【0043】本発明の実施の形態に係るベルト固定機構
12が適用されたロッドレスシリンダ10は、基本的に
は以上のように構成されるものであり、次にその動作並
びに作用効果について説明する。先ず、ベルト固定機構
12の組み付けおよび調整方法について説明する。
【0044】図2に示されるように、係合孔44の第2
開口部64の内部に上ベルト38の端部、固定部材4
6、下ベルト40の端部をそれぞれ挿入して、固定部材
46の下部に形成される係合溝60a、60bに下ベル
ト40のリップ部42a、42bを係合させるととも
に、エンドプレート18の上面に形成されたねじ孔48
a、48bに第1調整ねじ部材66および第2調整ねじ
部材68を螺合する。
【0045】次に、第2調整ねじ部材68の先端部と第
2上側円弧部56との間に上ベルト38の端部を挟持し
て固定する。そして、第1調整ねじ部材66の先端部を
第1上側円弧部54に当接させると、固定部材46と上
ベルト38および下ベルト40とが固定された状態とな
る。
【0046】さらに、固定部材46による上ベルト38
の固定面とシリンダチューブ14の上面のベルト当接面
26における上ベルト38との間に高低差が生じている
際において、上ベルト38の固定面がベルト当接面26
に対して上方に位置している場合、第2調整ねじ部材6
8を締め込んで下方側に螺回させるとともに、第1調整
ねじ部材66を弛緩させて上方側に螺回させることによ
り、上ベルト38が下方に変位するため、ベルト当接面
26と上ベルト38の固定面における高さ位置を同一と
することができる。
【0047】また、上ベルト38の固定面がベルト当接
面26に対して下方に位置している場合、第1調整ねじ
部材66を締め込んで下方側に螺回させるとともに、第
2調整ねじ部材68を弛緩させて上方側に螺回させるこ
とにより、上ベルト38が上方に変位するため、ベルト
当接面26と上ベルト38の固定面における高さ位置を
同一とすることができる。
【0048】以上により本実施の形態では、固定部材4
6とエンドプレート18のねじ孔48a、48bに螺合
される一組の調整ねじ部材50との間に上ベルト38を
挟持させ、第1調整ねじ部材66および第2調整ねじ部
材68のいずれか一方、あるいは、その両方を締め付け
または弛緩することにより、上ベルト38が固定される
高さ位置を簡便に調整することができる。
【0049】このようにして組み付けおよび調整された
ベルト固定機構12を有するロッドレスシリンダ10
は、図3に示されるように、一方のポート84aに圧力
流体(例えば、圧縮空気)が供給されると、この圧力流
体は、図示しない通路を介してシリンダチューブ14内
のシリンダ室81aに導入される。そして、この圧力流
体によって、ピストン28が、図3に示す矢印A方向に
押圧されると、このピストン28とともに、スライドテ
ーブル16が矢印A方向に移動する。
【0050】このとき、押え部材70によって閉じられ
ているスライドテーブル16の右側の上ベルト38と下
ベルト40は、スライドテーブル16の移動とともに、
ベルトセパレータ36によって開かれる。
【0051】そして、スライドテーブル16がさらに移
動してピストン28の突部30がガスケット80のダン
パ部83に当接すると、スライドテーブル16は、この
位置に停止する。
【0052】次に、図示しない切換弁を切り換えてポー
ト84bに圧力流体を供給すると、この圧力流体は、図
示しない通路を介して、シリンダチューブ14内のシリ
ンダ室81bに導入される。そして、この圧力流体によ
って、ピストン28が、図3に示す矢印B方向に押圧さ
れると、このピストン28とともに、スライドテーブル
16が矢印B方向に移動する。
【0053】このとき、スライドテーブル16が矢印A
方向に移動する場合とは逆に、押え部材70によって閉
じられていた上ベルト38と下ベルト40は、ベルトセ
パレータ36によって開かれ、また、ベルトセパレータ
36によって開かれていた上ベルト38と下ベルト40
は、押え部材70によって閉じられる。
【0054】そして、スライドテーブル16がシリンダ
チューブ14の左側端部に到達すると、スライドテーブ
ル16は、ピストン28の突部30がガスケット80の
ダンパ部83に当接することにより停止する。
【0055】以上により本実施の形態では、エンドプレ
ート18、係合孔44、固定部材46、上ベルト38等
の各部材の寸法誤差により上ベルト38の高さ方向の位
置に高低差が生じている際、第1調整ねじ部材66およ
び第2調整ねじ部材68のいずれか一方、あるいはその
両方を螺回することにより固定部材46を揺動作用下に
変位させ、上ベルト38の高さ方向の位置を調整するこ
とができる。
【0056】その結果、各部材の寸法誤差に応じて上ベ
ルト38の高さ方向の位置を調整することができるた
め、上ベルト38がシリンダチューブ14のベルト当接
面26より離間することがなく、上ベルト38によりス
リット22をより確実にシールできるとともに、調整ね
じ部材50を介して簡便に調整することができるため、
組み付け作業性の向上を図ることができる。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が得られ
る。
【0058】すなわち、本発明では、固定部材によりベ
ルト部材を固定し、固定位置調整手段によって前記固定
部材を前記ベルト部材と一体的に揺動させることによ
り、ベルト部材の位置が変位するため、部材の寸法誤差
によりベルト部材の位置に高低差が生じた場合において
も、ベルト部材の高さ方向の位置を簡便に調整すること
ができる。また、係止部材、固定部材およびベルト部材
を分解して調整するという煩雑な作業が不要となるた
め、組み付け作業性および作業効率を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るベルト固定機構を有
するロッドレスシリンダの斜視図である。
【図2】前記ロッドレスシリンダの一部省略分解斜視図
である。
【図3】前記ロッドレスシリンダの横断面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿った縦断面図である。
【図5】前記ロッドレスシリンダの固定部材近傍の上ベ
ルトを上方へ調整した状態における拡大縦断面図であ
る。
【図6】前記ロッドレスシリンダの固定部材近傍の上ベ
ルトを下方へ調整した状態における拡大縦断面図であ
る。
【図7】前記ロッドレスシリンダの固定部材近傍の上ベ
ルトを中間高さに調整した状態における拡大縦断面図で
ある。
【符号の説明】
10…ロッドレスシリンダ 12…ベルト固定
機構 14…シリンダチューブ 16…スライドテ
ーブル 18…エンドプレート 22…スリット 28…ピストン 30…突部 32…シール部材 34…ピストンヨ
ーク 36…ベルトセパレータ 38…上ベルト 40…下ベルト 44…係合孔 46…固定部材 48a、48b…
ねじ孔 50…調整ねじ部材 52…フランジ部 54…第1上側円弧部 56…第2上側円
弧部 58…下側円弧部 60a、60b…
係合溝 66…第1調整ねじ部材 68…第2調整ね
じ部材 81a、81b…シリンダ室 83…ダンパ部 84a、84b…ポート 86…外側ポート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動機器のボディに軸線方向に沿って延在
    するスリットが形成され、前記スリットを閉塞するベル
    ト部材を固定するためのベルト固定機構であって、 前記ボディの端部に連結される係止部材と、 前記係止部材に形成された孔部に挿入され、前記ベルト
    部材を固定する固定部材と、 前記固定部材を揺動させて前記ベルト部材が固定される
    高さ方向の位置を調整する固定位置調整手段と、 を備えることを特徴とするベルト固定機構。
  2. 【請求項2】請求項1記載のベルト固定機構において、 前記固定位置調整手段は、前記係止部材に螺合されるこ
    とにより前記固定部材を押圧する複数のねじ部材を含む
    ことを特徴とするベルト固定機構。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のベルト固定機構に
    おいて、 前記固定部材には、一側面に略等長に形成される複数の
    第1円弧部と、他側面に形成され前記第1円弧部よりも
    曲率半径が大なる単一の第2円弧部とが設けられること
    を特徴とするベルト固定機構。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれか1項に記載のベ
    ルト固定機構において、 前記ベルト部材は、金属製材料によって形成されること
    を特徴とするベルト固定機構。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれか1項に記載のベ
    ルト固定機構において、 前記ねじ部材は、前記第1円弧部の数に対応して設けら
    れることを特徴とするベルト固定機構。
JP2001128361A 2001-04-25 2001-04-25 ベルト固定機構 Expired - Fee Related JP3704294B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001128361A JP3704294B2 (ja) 2001-04-25 2001-04-25 ベルト固定機構
DE10217973A DE10217973B4 (de) 2001-04-25 2002-04-22 Riemenbefestigungsmechanismus
US10/131,093 US6647859B2 (en) 2001-04-25 2002-04-25 Belt-fixing mechanism

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001128361A JP3704294B2 (ja) 2001-04-25 2001-04-25 ベルト固定機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002323007A true JP2002323007A (ja) 2002-11-08
JP3704294B2 JP3704294B2 (ja) 2005-10-12

Family

ID=18977066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001128361A Expired - Fee Related JP3704294B2 (ja) 2001-04-25 2001-04-25 ベルト固定機構

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6647859B2 (ja)
JP (1) JP3704294B2 (ja)
DE (1) DE10217973B4 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010523905A (ja) * 2007-04-03 2010-07-15 ノルグレン・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング ロッドレスシリンダのためのクランプレバー及びエンドキャップ
KR200468974Y1 (ko) 2011-07-05 2013-09-10 (주) 티피씨 메카트로닉스 로드레스 실린더의 엔드 커버 조립 구조

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE202005006791U1 (de) * 2005-04-25 2006-09-07 Schunk Gmbh & Co. Kg Fabrik Für Spann- Und Greifwerkzeuge Befestigungseinrichtung für einen biegeweichen Riemen an einem Maschinenelement
US20080304773A1 (en) * 2007-06-05 2008-12-11 Hiwin Technologies Corp. Linear motion guide apparatus
CN116624825B (zh) * 2023-07-25 2023-09-26 常州星宇车灯股份有限公司 三个方向可调的固定结构

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE8107724L (sv) * 1981-12-22 1983-06-23 Mecman Ab Anordning vid en kolvstangslos tryckmediecylinder
US4852465A (en) * 1985-12-18 1989-08-01 Tol-O-Matic, Inc. Carrier bracket for power cylinder
JPH0730765B2 (ja) * 1989-05-31 1995-04-10 シーケーデイ株式会社 ロツドレスシリンダ
DE9320135U1 (de) * 1993-12-23 1994-02-17 Mannesmann AG, 40213 Düsseldorf Druckmittelbetriebener Arbeitszylinder
AT402543B (de) * 1994-11-30 1997-06-25 Hygrama Ag Kolbenstangenloser druckmittelzylinder
DE4445132C1 (de) * 1994-12-17 1996-01-18 Neff Antriebstech Automation Führungseinrichtung
TW308628B (en) * 1995-12-27 1997-06-21 Toyowa Kogyo Kk A rodless power cylinder
JPH1089357A (ja) * 1996-09-10 1998-04-07 Nippon Thompson Co Ltd 直動案内装置用の制動装置
SE510854C2 (sv) * 1997-10-29 1999-06-28 Mecman Ab Rexroth Anordning vid gavel till en tryckfluidcylinder samt tryckfluidcylinder innefattande en eller två dylika anordningar

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010523905A (ja) * 2007-04-03 2010-07-15 ノルグレン・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング ロッドレスシリンダのためのクランプレバー及びエンドキャップ
KR200468974Y1 (ko) 2011-07-05 2013-09-10 (주) 티피씨 메카트로닉스 로드레스 실린더의 엔드 커버 조립 구조

Also Published As

Publication number Publication date
US6647859B2 (en) 2003-11-18
DE10217973B4 (de) 2009-04-09
US20020157923A1 (en) 2002-10-31
JP3704294B2 (ja) 2005-10-12
DE10217973A1 (de) 2002-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100347910B1 (ko) 클램프장치
US5996984A (en) Cylinder apparatus
KR100393540B1 (ko) 클램프장치
US6435494B2 (en) Clamp apparatus
KR100335391B1 (ko) 실린더장치
JP3568851B2 (ja) クランプ装置
KR100483692B1 (ko) 벨트 가이드기구
EP0908929B1 (en) Method of fixing a plurality of lower members each having reference bore for installing upper member, and fixing jigs
JP4910167B2 (ja) 流体圧機器のシール構造
US20020063371A1 (en) Clamp apparatus
US6098521A (en) Rodless cylinder
JPS6026865A (ja) モジユラ−方向弁
JP2002323007A (ja) ベルト固定機構
US6481334B1 (en) Rodless cylinder
JP3644882B2 (ja) クランプ装置
KR100382345B1 (ko) 로드리스실린더
US6286413B1 (en) Diaphragm actuator
JP2000042851A (ja) シリンダ装置
US5927177A (en) Multi-diaphragm actuator
JP2582687Y2 (ja) プレスブレーキの上型固定装置
KR20140018096A (ko) 제어 밸브
JPH11168287A (ja) ケーブル保持装置
JP2001304203A (ja) 流体圧アクチュエータ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050628

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050722

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3704294

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080729

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090729

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100729

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110729

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120729

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130729

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees