JP2002322995A - ポンプ装置及び廃液吸引方法 - Google Patents

ポンプ装置及び廃液吸引方法

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JP2002322995A
JP2002322995A JP2001129190A JP2001129190A JP2002322995A JP 2002322995 A JP2002322995 A JP 2002322995A JP 2001129190 A JP2001129190 A JP 2001129190A JP 2001129190 A JP2001129190 A JP 2001129190A JP 2002322995 A JP2002322995 A JP 2002322995A
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waste liquid
water
pump
suction
sucking
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JP2001129190A
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English (en)
Inventor
Isao Masuda
田 伊 三 雄 増
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OKUTO KOGYO KK
Original Assignee
OKUTO KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 石材の切断現場等で廃棄される廃水を吸
引するポンプにおいて、能力の小さいポンプであっても
ヘドロ状の廃液を効率よく吸引することができ、また、
一箇所に配置しただけでタンク全面のヘドロ状の廃液を
吸引することができるようにする。 【解決手段】 吸引ポンプ10には吸引した廃液を脱水
装置へ送る排出パイプ11が連結されている。吸引ポン
プ10の下端には、廃液を吸引する吸引口12が形成さ
れている。吸引ポンプ10の下端周縁、すなわち吸引口
12の周囲には、水噴射手段としての水噴出パイプ20
が設けられており、この噴射パイプ20の中央部及び下
部には、所定間隔で噴射孔21が形成されている。水噴
出パイプ20は、水供給用ポンプ40に連結されてい
る。そして、噴出孔21から吸引ポンプ10の周囲に清
水を噴出しつつ、周囲の廃水を攪拌して切紛濃度を薄め
つつ吸引ポンプ10で吸引する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石材等の切粉が混
入した廃液を吸い上げるポンプ装置及び廃液吸引方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】石材の加工においては、カッターに水を
供給しつつカッターで切断、研削等を行うものである。
したがって、石材の加工現場においては、石材の切粉が
混入した廃液が発生していた。
【0003】従来、このような廃液を処理するには、廃
液を廃液タンクに一旦貯留し、この貯溜した廃液をポン
プで脱水装置に送り込み、脱水装置により廃液中の切粉
を取り出し、切粉と水とを分離してそれぞれ廃棄してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ポンプでは、廃液タンクの廃液を吸引して脱水装置に送
り込む際、大型のポンプを使用しなければならず、ま
た、ポンプを移動させつつ廃液を吸引しなければならな
いものであった。
【0005】すなわち、廃液タンクに貯溜された廃液
は、切粉が沈殿してその下部において極めて濃度が高く
ヘドロ状となっている。したがって、ポンプの能力の大
きいものでないと、効率良く吸引できないものであっ
た。また、ポンプ周辺のヘドロを吸引することはできる
が、ヘドロは流動性が極めて悪いので、ポンプから離れ
た個所のヘドロを吸引することができず、ポンプを移動
させなければ廃液タンクの全面に渡って吸引することが
できないものであった。
【0006】本発明は、以上の問題点を解決するために
なされたもので、ポンプ周辺に水を噴出する手段を設け
ることにより、能力の小さいポンプであってもヘドロ状
の廃液を効率よく吸引することができ、また、一箇所に
配置しただけでタンク全面のヘドロ状の廃液を吸引する
ことができるポンプ装置及び廃液吸引方法を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるポンプ装置
は、微細粒状物が混入した廃液を吸引する吸引ポンプ
と、この吸引ポンプ周辺に水を噴出する水噴出手段と、
この水噴出手段に水を供給する水供給手段とを有するこ
とを特徴として構成されている。
【0008】本発明によるポンプ装置においては、水噴
出手段が吸引ポンプ周辺の廃液に水を噴出し、廃液を攪
拌するとともに、廃液の濃度を小さくする。したがっ
て、廃液の吸引を容易にする。また、吸引ポンプから離
れた廃液の流動性を向上させ、吸引ポンプで容易に吸引
できるようになる。
【0009】本発明による廃液吸引方法は、微細粒状物
の濃度が高くヘドロ状となった廃液を吸引する廃液吸引
方法において、廃液の吸引個所の周辺に水を噴出して廃
液の微細粒状物の濃度を薄めつつ廃液を吸引することを
特徴として構成されている。
【0010】本発明による廃液吸引方法においては、吸
引個所の周辺に水を噴出して廃液の微細粒状物の濃度を
薄めるので、廃液を容易に吸引することができ、また、
流動性を向上させている。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のポンプ装置においては、
吸引ポンプ周辺に水を噴出する水噴出手段が設けられて
いる。この水噴出手段は、水を噴出できる手段であれば
特に限定されず、水の噴出量、噴出数、噴出方向、噴出
圧力等、適宜変更することができる。例えば、タンクの
容積、廃液の量、吸引ポンプの吸引量、吸引ポンプで吸
引できる廃液の濃度等を考慮して、最も少ない水量で、
周囲を効率よく攪拌低濃度化できるように調整する。
【0012】水噴出手段としては、例えば、吸引ポンプ
の下部周縁に設けられた環状のパイプと、このパイプに
形成された噴出孔とで構成したり、複数のパイプを吸引
ポンプの周面に設け各パイプのノズルから水を噴出する
構成としたりできる。
【0013】水噴出手段に水を供給する水供給手段は、
ある程度の圧力を持って水を供給できる手段であれば特
に限定されず、タンク等の水源にポンプを配置したもの
であっても、上水道にポンプを配置したものであっても
よい。また、噴出する水は、清水である必要はなく、微
細粒状物の濃度が低ければ微細粒状物がが混入したもの
でもよく、例えば、吸引ポンプで吸引する廃液の上澄み
部分を用いてもよい。
【0014】本発明による廃液吸引方法においては、ヘ
ドロ状となった廃液の吸引個所の周辺に水を噴出して廃
液の微細粒状物の濃度を薄めつつ廃液を吸引する。周辺
に水を噴出する方法は、上述したように特に限定されな
い。
【0015】本発明のポンプ装置が利用される廃液とし
ては、微細粒状物が混入した廃液であれば特に限定され
ず、例えば、石材の切粉が混入した廃液、コンクリート
の切粉が混入した廃液、ガラスの切粉が混入した廃液、
陶器の切粉が混入した廃液がある。
【0016】本発明によるポンプ装置及び廃液吸引方法
の一実施形態を図面を参照して説明する。
【0017】図1はポンプ装置の要部の概略正面図、図
2はポンプ装置の要部の概略底面図、図3はポンプ装置
を石材加工現場で使用している状態を示した概略図であ
る。
【0018】図1及び図2において、10は廃液を吸引
する吸引ポンプで、この吸引ポンプ10には吸引した廃
液を脱水装置(図示せず)へ送る排出パイプ11が連結
されている。吸引ポンプ10の下端には、廃液を吸引す
る吸引口12が形成されている。
【0019】吸引ポンプ10の下端周縁、すなわち吸引
口12の周囲には、水噴射手段としての水噴出パイプ2
0が設けられており、この噴射パイプ20の中央部及び
下部には、所定間隔で噴射孔21が形成されている。ま
た、水噴出パイプ20は、連結パイプ30により水供給
手段としての水供給用ポンプ40に連結されている。
【0020】以上のようなポンプ装置を石材加工現場に
使用した場合について図3を参照して説明する。
【0021】図3において、50は廃液タンクで、石材
加工により発生した廃液51が貯溜されており、60は
清水タンクで、清水61が貯溜されている。そして、廃
液タンク50には、石材加工現場から流れてきた切粉を
含有した廃液が送られている。以上のような状態におい
て、廃液タンク50の廃液51中に吸引ポンプ10を配
置するとともに、清水タンク60の清水61中に水供給
用ポンプ40を配置する。また、吸引ポンプ10に連結
された排水パイプ11は脱水装置(図示せず)へ連結す
るとともに、水噴出パイプ20を連結パイプ30により
水供給用ポンプ40に連結している。
【0022】以上のような石材加工現場においてポンプ
装置を使用するには、吸引ポンプ10を廃液タンク50
の略中央においてヘドロ状となっている廃液51まで沈
める。そして、この状態で吸引ポンプ10を駆動させる
とともに、水供給用ポンプ40も駆動させる。すると、
水供給用ポンプ40により清水タンク60中の清水61
が水噴出パイプ20に送られ、この送られて来た清水6
1は噴出孔21から吸引ポンプ10の周囲に噴出され
る。したがって、周囲のヘドロ状の廃液51は、噴出さ
れた清水により攪拌されるとともに薄められる。この切
粉濃度が薄められた廃液51を吸引ポンプ10が吸引
し、脱水装置へ搬送する。また、吸引ポンプ10から遠
くの廃液51も噴出された清水61で攪拌されるととも
に薄められているので、吸引ポンプ10の吸引により吸
引ポンプ10方向へ吸い寄せられ、最終的に吸引ポンプ
10に吸引されて脱水装置に搬送される。したがって、
吸引ポンプ10の位置を変更することなく、廃液タンク
50に貯溜されているヘドロ状の廃液51を全て吸引す
ることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明は、吸引ポンプ周辺の廃液に水を
噴出することにより、ヘドロ状になったものであって
も、攪拌しつつ微細粒状物の濃度を薄くするので、容易
に吸引することができる。したがって、小型で能力の小
さい吸引ポンプであっても、確実に廃液を吸引すること
ができ、また、吸引ポンプから遠くの廃液も流動性が良
く確実に吸引することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるポンプ装置の一実施形態の要部
の概略正面図である。
【図2】 本発明によるポンプ装置の一実施形態の要部
の概略底面図である。
【図3】 本発明によるポンプ装置を石材加工現場に使
用状態を示す概略図である。
【符号の説明】
10…吸引ポンプ 11…排出パイプ 12…吸引口 20…水噴出パイプ 21…噴出孔 30…連結パイプ 40…水供給用ポンプ 50…廃液タンク 51…廃液 60…清水タンク 61…清水

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微細粒状物が混入した廃液を吸引する吸
    引ポンプと、この吸引ポンプ周辺に水を噴出する水噴出
    手段と、この水噴出手段に水を供給する水供給手段とを
    有することを特徴とするポンプ装置。
  2. 【請求項2】 前記水噴射手段が、吸引ポンプの下部周
    縁に設けられた環状の水噴出パイプと、この水噴出パイ
    プに形成され水を噴出する噴出孔とからなる請求項1記
    載のポンプ装置。
  3. 【請求項3】 微細粒状物の濃度が高くヘドロ状となっ
    た廃液を吸引する廃液吸引方法において、廃液の吸引個
    所の周辺に水を噴出して廃液の微細粒状物の濃度を薄め
    つつ廃液を吸引することを特徴とする廃液吸引方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100756659B1 (ko) 2006-11-28 2007-09-10 정지현 폐기물 슬러지 펌핑장치
KR101081986B1 (ko) 2009-02-02 2011-11-10 김충효 오배수장치
EP3117104A1 (en) * 2014-03-11 2017-01-18 Pumpeng Pty Ltd Submersible pump and method of pumping fluid

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