JP2002322879A - 片引戸施工方法及び片引戸施工構造 - Google Patents
片引戸施工方法及び片引戸施工構造Info
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- JP2002322879A JP2002322879A JP2001125481A JP2001125481A JP2002322879A JP 2002322879 A JP2002322879 A JP 2002322879A JP 2001125481 A JP2001125481 A JP 2001125481A JP 2001125481 A JP2001125481 A JP 2001125481A JP 2002322879 A JP2002322879 A JP 2002322879A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 袖壁を簡単に設営することで施工全体を簡略
化することのできる片引戸施工方法及び片引戸施工構造
を提供する。 【解決手段】 開口を形成する壁本体(1)に建具枠
(2)を取付け、この建具枠(2)の内側にスライド自
在な片引戸(3)を配設する片引戸施工方法において、
壁本体(1)に取付けられた建具枠(2)に、壁本体
(1)の側端より開口側に突出するフラッシュ構造の袖
壁パネル(4)を装着することで片引戸(3)が引込ま
れる袖壁を形成する片引戸施工方法。
化することのできる片引戸施工方法及び片引戸施工構造
を提供する。 【解決手段】 開口を形成する壁本体(1)に建具枠
(2)を取付け、この建具枠(2)の内側にスライド自
在な片引戸(3)を配設する片引戸施工方法において、
壁本体(1)に取付けられた建具枠(2)に、壁本体
(1)の側端より開口側に突出するフラッシュ構造の袖
壁パネル(4)を装着することで片引戸(3)が引込ま
れる袖壁を形成する片引戸施工方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開口を形成する壁
本体に建具枠を取付け、この建具枠の内側にスライド自
在な片引戸を配設する片引戸施工方法及び片引戸施工構
造に関するものである。
本体に建具枠を取付け、この建具枠の内側にスライド自
在な片引戸を配設する片引戸施工方法及び片引戸施工構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、片引戸施工方法は、開口を形
成する壁本体と、壁本体から開口側に突出する袖壁を設
置し、設置された壁本体と袖壁に対して建具枠を取付け
るようにしていた。即ち、壁本体には縦枠を取付け、袖
壁には中帆立を取付けることで建具枠の施工を行うよう
にしていた。次いで、建具枠の内側に片引戸を配設し施
工を完了するようにしていた。
成する壁本体と、壁本体から開口側に突出する袖壁を設
置し、設置された壁本体と袖壁に対して建具枠を取付け
るようにしていた。即ち、壁本体には縦枠を取付け、袖
壁には中帆立を取付けることで建具枠の施工を行うよう
にしていた。次いで、建具枠の内側に片引戸を配設し施
工を完了するようにしていた。
【0003】これにより、開口に建具枠と袖壁と片引戸
が設営されることとなり、部屋と部屋、若しくは通路と
部屋との間を違和感なく仕切ることができた。
が設営されることとなり、部屋と部屋、若しくは通路と
部屋との間を違和感なく仕切ることができた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、袖壁の設営に手間と技術力とが必
要とされ、施工を進める上でなんとか簡略化したいもの
の一つであった。即ち、袖壁は壁本体に対して薄く尚且
つ突出しているので、その施工にはそれ相応の技術力が
必要とされた。即ち、袖壁が薄いことによる問題とし
て、袖壁のフレームを構成する専用サイズの角材が必要
とされる点、或いは薄いが為に倒れやすい点等が上げら
れる。又、壁本体から突出することによって、継目に生
じる表面段差の処理などが問題点として上げられてい
た。
来の技術においては、袖壁の設営に手間と技術力とが必
要とされ、施工を進める上でなんとか簡略化したいもの
の一つであった。即ち、袖壁は壁本体に対して薄く尚且
つ突出しているので、その施工にはそれ相応の技術力が
必要とされた。即ち、袖壁が薄いことによる問題とし
て、袖壁のフレームを構成する専用サイズの角材が必要
とされる点、或いは薄いが為に倒れやすい点等が上げら
れる。又、壁本体から突出することによって、継目に生
じる表面段差の処理などが問題点として上げられてい
た。
【0005】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、袖壁を簡単に設営するこ
とで施工全体を簡略化することのできる片引戸施工方法
及び片引戸施工構造を提供することにある。
で、その目的とするところは、袖壁を簡単に設営するこ
とで施工全体を簡略化することのできる片引戸施工方法
及び片引戸施工構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の片引戸施工方法にあっては、請求項1に記
載したように、開口を形成する壁本体に建具枠を取付
け、この建具枠の内側にスライド自在な片引戸を配設す
る片引戸施工方法において、壁本体に取付けられた建具
枠に、壁本体の側端より開口側に突出するフラッシュ構
造の袖壁パネルを装着することで片引戸が引込まれる袖
壁を形成する。
に、本発明の片引戸施工方法にあっては、請求項1に記
載したように、開口を形成する壁本体に建具枠を取付
け、この建具枠の内側にスライド自在な片引戸を配設す
る片引戸施工方法において、壁本体に取付けられた建具
枠に、壁本体の側端より開口側に突出するフラッシュ構
造の袖壁パネルを装着することで片引戸が引込まれる袖
壁を形成する。
【0007】これにより、施工を簡略化することができ
る。即ち、本発明においては、従来の技術で説明したよ
うに壁本体に対して袖壁を施工する必要がなくなり、壁
工事が簡単なものとなる。袖壁を袖壁パネルで形成する
為に開口を形成する壁工事そのものは壁本体の設営によ
って完了し簡単に済ますことができる。
る。即ち、本発明においては、従来の技術で説明したよ
うに壁本体に対して袖壁を施工する必要がなくなり、壁
工事が簡単なものとなる。袖壁を袖壁パネルで形成する
為に開口を形成する壁工事そのものは壁本体の設営によ
って完了し簡単に済ますことができる。
【0008】又、本発明は壁本体の施工、袖壁の施工、
建具枠の施工という従来の技術からなる順番を、壁本体
の施工、建具枠の施工、袖壁の施工という順番に改良し
ている点にその特徴があるといえる。このようにするこ
とで、袖壁の施工は袖壁パネルを建具枠に対して取付け
ることで行うことが可能となり施工が簡単になる。即
ち、壁本体の開口周縁に取付けられた建具枠の端面に袖
壁パネルを向い合せて取付ることができるようになり施
工が簡単になる。言い換えれば、従来横方向で結合させ
ていたものを、向う合う方向で結合させるようにしたこ
とで施工性の大幅な改善を実現したといえる。従来の技
術では壁本体と袖壁とが横方向に並んでいるのに対し
て、本発明は建具枠と袖壁パネルを向い合う方向で配設
し、この配置を利用して施工するようにした所に大きな
特徴があるといえる。
建具枠の施工という従来の技術からなる順番を、壁本体
の施工、建具枠の施工、袖壁の施工という順番に改良し
ている点にその特徴があるといえる。このようにするこ
とで、袖壁の施工は袖壁パネルを建具枠に対して取付け
ることで行うことが可能となり施工が簡単になる。即
ち、壁本体の開口周縁に取付けられた建具枠の端面に袖
壁パネルを向い合せて取付ることができるようになり施
工が簡単になる。言い換えれば、従来横方向で結合させ
ていたものを、向う合う方向で結合させるようにしたこ
とで施工性の大幅な改善を実現したといえる。従来の技
術では壁本体と袖壁とが横方向に並んでいるのに対し
て、本発明は建具枠と袖壁パネルを向い合う方向で配設
し、この配置を利用して施工するようにした所に大きな
特徴があるといえる。
【0009】又、本発明の片引戸施工構造にあっては、
請求項2に記載したように、開口を形成する壁本体に建
具枠を取付け、この建具枠の内側にスライド自在な片引
戸を配設した片引戸施工構造において、建具枠に、壁本
体の側端より開口側に突出するフラッシュ構造の袖壁パ
ネルを装着することで、片引戸が引込まれる袖壁を形成
してなる。
請求項2に記載したように、開口を形成する壁本体に建
具枠を取付け、この建具枠の内側にスライド自在な片引
戸を配設した片引戸施工構造において、建具枠に、壁本
体の側端より開口側に突出するフラッシュ構造の袖壁パ
ネルを装着することで、片引戸が引込まれる袖壁を形成
してなる。
【0010】この場合、請求項に係る作用効果と同等の
作用効果を生み出すことができると共に、従来建築現場
で造作されていた袖壁を袖壁パネルとして建築現場に供
給することができる。即ち、袖壁パネルは片引戸が引込
まれるものなのでその大きさは自ずと片引戸の大きさに
準じることとなる。その結果このものの寸法は容易に特
定でき、工業製品として建築現場に供給することができ
る。
作用効果を生み出すことができると共に、従来建築現場
で造作されていた袖壁を袖壁パネルとして建築現場に供
給することができる。即ち、袖壁パネルは片引戸が引込
まれるものなのでその大きさは自ずと片引戸の大きさに
準じることとなる。その結果このものの寸法は容易に特
定でき、工業製品として建築現場に供給することができ
る。
【0011】又、本発明の片引戸施工構造にあっては、
請求項3に記載したように、袖壁パネルに、袖壁パネル
の表側立面部に設置されるコンセントと、コンセントが
設置される部位から袖壁パネルの側端面に至る配線用貫
通孔と、一方の端部が配線用貫通孔の内部でコンセント
の裏側と接続され他方の端部が配線用貫通孔の側端面側
開口から突出してなるコンセント用電源線と、を設けて
も良い。
請求項3に記載したように、袖壁パネルに、袖壁パネル
の表側立面部に設置されるコンセントと、コンセントが
設置される部位から袖壁パネルの側端面に至る配線用貫
通孔と、一方の端部が配線用貫通孔の内部でコンセント
の裏側と接続され他方の端部が配線用貫通孔の側端面側
開口から突出してなるコンセント用電源線と、を設けて
も良い。
【0012】この場合、袖壁となる部位に簡単にコンセ
ントを配設することができる。即ち、袖壁パネルにコン
セントと、配線用貫通孔と、コンセント用電源線が設け
られているので、建築現場でそれらを用意する必要がな
くなる。又、配線用貫通孔の開口が袖壁パネルの側端に
設けられ、そこからコンセント用電源線が突出している
ので、壁本体の中を通ってきた電源本線と簡単に接続す
ることができる。一般的にコンセントは壁面に設けられ
ることが多いので電源本線は壁本体の中を通ることが多
い。本発明は、このような習慣に基づきコンセント用電
源線を袖壁パネルの側端より突出させることで施工の簡
略化をはかっている。
ントを配設することができる。即ち、袖壁パネルにコン
セントと、配線用貫通孔と、コンセント用電源線が設け
られているので、建築現場でそれらを用意する必要がな
くなる。又、配線用貫通孔の開口が袖壁パネルの側端に
設けられ、そこからコンセント用電源線が突出している
ので、壁本体の中を通ってきた電源本線と簡単に接続す
ることができる。一般的にコンセントは壁面に設けられ
ることが多いので電源本線は壁本体の中を通ることが多
い。本発明は、このような習慣に基づきコンセント用電
源線を袖壁パネルの側端より突出させることで施工の簡
略化をはかっている。
【0013】又、本発明の片引戸施工構造にあっては、
請求項4に記載したように、フラッシュ構造によって形
成される空隙で、配線用貫通孔の一部分を形成しても良
い。
請求項4に記載したように、フラッシュ構造によって形
成される空隙で、配線用貫通孔の一部分を形成しても良
い。
【0014】この場合、フラッシュ構造の特徴である内
部の空隙を有効に活用することで、配線用貫通孔の簡素
化に成功している。即ち、フラッシュ構造内部の空隙は
フラッシュ構造であれば自ずと形成されるものであり、
その特徴を袖壁パネルの特徴の一つである配線用貫通孔
に活用し、生産効率の良い袖壁パネルを実現している。
部の空隙を有効に活用することで、配線用貫通孔の簡素
化に成功している。即ち、フラッシュ構造内部の空隙は
フラッシュ構造であれば自ずと形成されるものであり、
その特徴を袖壁パネルの特徴の一つである配線用貫通孔
に活用し、生産効率の良い袖壁パネルを実現している。
【0015】
【発明の実施の形態】図1、2は、本発明の請求項1乃
至4に対応する一実施の片引戸施工構造を示す説明図で
ある。本発明の実施の形態としては片引戸施工構造を説
明することで片引戸施工方法の説明を兼ねることとす
る。
至4に対応する一実施の片引戸施工構造を示す説明図で
ある。本発明の実施の形態としては片引戸施工構造を説
明することで片引戸施工方法の説明を兼ねることとす
る。
【0016】本実施の形態の片引戸施工方法は、請求項
1に記載したように、開口を形成する壁本体(1)に建
具枠(2)を取付け、この建具枠(2)の内側にスライ
ド自在な片引戸(3)を配設する片引戸施工方法におい
て、壁本体(1)に取付けられた建具枠(2)に、壁本
体(1)の側端より開口側に突出するフラッシュ構造の
袖壁パネル(4)を装着することで片引戸(3)が引込
まれる袖壁を形成する。
1に記載したように、開口を形成する壁本体(1)に建
具枠(2)を取付け、この建具枠(2)の内側にスライ
ド自在な片引戸(3)を配設する片引戸施工方法におい
て、壁本体(1)に取付けられた建具枠(2)に、壁本
体(1)の側端より開口側に突出するフラッシュ構造の
袖壁パネル(4)を装着することで片引戸(3)が引込
まれる袖壁を形成する。
【0017】又、該実施の形態の片引戸施工構造は、請
求項2に記載したように、開口を形成する壁本体(1)
に建具枠(2)を取付け、この建具枠(2)の内側にス
ライド自在な片引戸(3)を配設した片引戸施工構造に
おいて、建具枠(2)に、壁本体(1)の側端より開口
側に突出するフラッシュ構造の袖壁パネル(4)を装着
することで、片引戸(3)が引込まれる袖壁を形成して
なる。
求項2に記載したように、開口を形成する壁本体(1)
に建具枠(2)を取付け、この建具枠(2)の内側にス
ライド自在な片引戸(3)を配設した片引戸施工構造に
おいて、建具枠(2)に、壁本体(1)の側端より開口
側に突出するフラッシュ構造の袖壁パネル(4)を装着
することで、片引戸(3)が引込まれる袖壁を形成して
なる。
【0018】又、該実施の形態の片引戸施工構造は、請
求項3に記載したように、袖壁パネル(4)に、袖壁パ
ネル(4)の立面部に設置されるコンセント(5)と、
コンセント(5)が設置される部位から袖壁パネル
(4)の側端面に至る配線用貫通孔(6)と、一方の端
部が配線用貫通孔(6)の内部でコンセント(5)の裏
側と接続され他方の端部が配線用貫通孔(6)の側端面
側開口から突出してなるコンセント用電源線(7)と、
を設けてもいる。
求項3に記載したように、袖壁パネル(4)に、袖壁パ
ネル(4)の立面部に設置されるコンセント(5)と、
コンセント(5)が設置される部位から袖壁パネル
(4)の側端面に至る配線用貫通孔(6)と、一方の端
部が配線用貫通孔(6)の内部でコンセント(5)の裏
側と接続され他方の端部が配線用貫通孔(6)の側端面
側開口から突出してなるコンセント用電源線(7)と、
を設けてもいる。
【0019】又、該実施の形態の片引戸施工構造は、請
求項4に記載したように、フラッシュ構造によって形成
される空隙で、配線用貫通孔(6)の一部分を形成して
もいる。
求項4に記載したように、フラッシュ構造によって形成
される空隙で、配線用貫通孔(6)の一部分を形成して
もいる。
【0020】本実施の形態の片引戸施工構造は、壁本体
(1)と、建具枠(2)と、袖壁パネル(4)と、片引
戸(3)とからなる。又、本願は、主として洗面所と廊
下との通用口に設けられる。この他に廊下と部屋若しく
は部屋と部屋を仕切るものであれば住宅の各部位におい
て活用されるものとする。尚、本実施の形態は木質系の
片引戸施工構造とし、浴室ドア、玄関ドアに関するもの
ではない。
(1)と、建具枠(2)と、袖壁パネル(4)と、片引
戸(3)とからなる。又、本願は、主として洗面所と廊
下との通用口に設けられる。この他に廊下と部屋若しく
は部屋と部屋を仕切るものであれば住宅の各部位におい
て活用されるものとする。尚、本実施の形態は木質系の
片引戸施工構造とし、浴室ドア、玄関ドアに関するもの
ではない。
【0021】壁本体(1)は住宅の仕切りとなるもの
で、床面から背丈を越える程度の高さに至る開口を形成
する。開口は天井迄届くことは少なく開口の上側に垂れ
壁を備えた状態で施工される。又、壁本体(1)が仕切
る部屋はリビング、キッチン、寝室等の一般的な部屋と
する。又、壁本体(1)は木軸の柱の両側にパネル材を
貼着して形成されるものや、軽量鉄骨の柱に石膏ボード
を貼着して形成されるものがあり、建築現場によって様
々な構成のものが考案され使用されている。
で、床面から背丈を越える程度の高さに至る開口を形成
する。開口は天井迄届くことは少なく開口の上側に垂れ
壁を備えた状態で施工される。又、壁本体(1)が仕切
る部屋はリビング、キッチン、寝室等の一般的な部屋と
する。又、壁本体(1)は木軸の柱の両側にパネル材を
貼着して形成されるものや、軽量鉄骨の柱に石膏ボード
を貼着して形成されるものがあり、建築現場によって様
々な構成のものが考案され使用されている。
【0022】建具枠(2)はケーシング(2a)を備え
たもので、開口両端に取付けられる縦枠(2b)と、前
述した垂れ壁の下端に取付けられる上枠(2c)と、開
口中程に略直立して施工される中帆立(2d)と、本実
施の形態においては備えられていないものの場合によっ
ては床面に取付けられる下枠とで形成される。ケーシン
グ(2a)は、縦枠(2b)、中帆立(2d)、上枠
(2c)の端面に設けられるL型断面のもので壁本体
(1)の厚みに応じて進退自在にスライドし、建築現場
によって様々な厚さとなる壁本体(1)の端部を覆うよ
うに化粧する。これにより壁本体(1)の厚みよりも建
具枠(2)の見込み寸法が幅広となり、一般的に所望さ
れる納まりとなる。
たもので、開口両端に取付けられる縦枠(2b)と、前
述した垂れ壁の下端に取付けられる上枠(2c)と、開
口中程に略直立して施工される中帆立(2d)と、本実
施の形態においては備えられていないものの場合によっ
ては床面に取付けられる下枠とで形成される。ケーシン
グ(2a)は、縦枠(2b)、中帆立(2d)、上枠
(2c)の端面に設けられるL型断面のもので壁本体
(1)の厚みに応じて進退自在にスライドし、建築現場
によって様々な厚さとなる壁本体(1)の端部を覆うよ
うに化粧する。これにより壁本体(1)の厚みよりも建
具枠(2)の見込み寸法が幅広となり、一般的に所望さ
れる納まりとなる。
【0023】袖壁パネル(4)は、表側立面部にコンセ
ント(5)を有し、内部に配線用貫通孔(6)を有し、
側端面にその配線用貫通孔(6)の開口を有すると共
に、配線用貫通孔(6)の中でコンセント(5)に一端
を接続され他端を前記開口から突出されてなるコンセン
ト用電源線(7)を有している。
ント(5)を有し、内部に配線用貫通孔(6)を有し、
側端面にその配線用貫通孔(6)の開口を有すると共
に、配線用貫通孔(6)の中でコンセント(5)に一端
を接続され他端を前記開口から突出されてなるコンセン
ト用電源線(7)を有している。
【0024】又、袖壁パネル(4)はフラッシュ構造の
もので、配線用貫通孔(6)はフラッシュ構造により形
成される空隙をその一部として活用している。又、配線
用貫通孔(6)の開口とコンセント(5)とは袖壁パネ
ル(4)の下側に設けられており、これによりコンセン
ト用電源線(7)は略直線状に袖壁パネル(4)の内部
を横断することなる。その結果コンセント用電源線
(7)は短い寸法でその用を足すことができる。
もので、配線用貫通孔(6)はフラッシュ構造により形
成される空隙をその一部として活用している。又、配線
用貫通孔(6)の開口とコンセント(5)とは袖壁パネ
ル(4)の下側に設けられており、これによりコンセン
ト用電源線(7)は略直線状に袖壁パネル(4)の内部
を横断することなる。その結果コンセント用電源線
(7)は短い寸法でその用を足すことができる。
【0025】又、コンセント(5)が設置される表側立
面部は、片引戸(3)と反対側の面を指す。一般的に、
コンセント(5)は片引戸(3)が引込まれる側に設け
られることは少なく、片引戸(3)と反対側に設けられ
ることが多いので、本実施の形態においてもそのように
している。
面部は、片引戸(3)と反対側の面を指す。一般的に、
コンセント(5)は片引戸(3)が引込まれる側に設け
られることは少なく、片引戸(3)と反対側に設けられ
ることが多いので、本実施の形態においてもそのように
している。
【0026】又、配線用貫通孔(6)は小さな孔とす
る。
る。
【0027】又、コンセント用電源線(7)の配線用貫
通孔(6)から突出した部分の先端には接続具が設けら
れることもある。この場合、壁本体(1)の中を通って
きた電源本線との接続が容易なものとなる。
通孔(6)から突出した部分の先端には接続具が設けら
れることもある。この場合、壁本体(1)の中を通って
きた電源本線との接続が容易なものとなる。
【0028】又、このものは建具枠(2)の縦枠(2
b)と上枠(2c)に対して取付けてなる。取付けは主
として木ネジ、釘等を用いる。
b)と上枠(2c)に対して取付けてなる。取付けは主
として木ネジ、釘等を用いる。
【0029】片引戸(3)は中帆立(2d)を間に挟ん
で袖壁パネル(4)の反対側に配設される。このものは
建具枠(2)の枠内でスライド自在となり、通用の際に
は袖壁に引き込まれ開口を開放する。
で袖壁パネル(4)の反対側に配設される。このものは
建具枠(2)の枠内でスライド自在となり、通用の際に
は袖壁に引き込まれ開口を開放する。
【0030】このように、以上説明した片引戸施工方法
によると、施工を簡略化することができる。即ち、本発
明においては、従来の技術で説明したように壁本体
(1)に対して袖壁を施工する必要がなくなり、壁工事
が簡単なものとなる。袖壁を袖壁パネル(4)で形成す
る為に開口を形成する壁工事そのものは壁本体の設営に
よって完了し簡単に済ますことができる。
によると、施工を簡略化することができる。即ち、本発
明においては、従来の技術で説明したように壁本体
(1)に対して袖壁を施工する必要がなくなり、壁工事
が簡単なものとなる。袖壁を袖壁パネル(4)で形成す
る為に開口を形成する壁工事そのものは壁本体の設営に
よって完了し簡単に済ますことができる。
【0031】又、本発明は壁本体(1)の施工、袖壁の
施工、建具枠(2)の施工という従来の技術からなる順
番を、壁本体(1)の施工、建具枠(2)の施工、袖壁
の施工という順番に改良している点にその特徴があると
いえる。このようにすることで、袖壁の施工は袖壁パネ
ル(4)を建具枠(2)に対して取付けることで行うこ
とが可能となり施工が簡単になる。即ち、壁本体(1)
の開口周縁に取付けられた建具枠(2)の端面に袖壁パ
ネル(4)を向い合せて取付ることができるようになり
施工が簡単になる。言い換えれば、従来の技術では壁本
体と袖壁とが横方向に並んでいるのに対して、本発明は
建具枠(2)と袖壁パネル(4)を向い合う方向で配設
し、この配置を利用して施工するようにした所に大きな
特徴があるといえる。
施工、建具枠(2)の施工という従来の技術からなる順
番を、壁本体(1)の施工、建具枠(2)の施工、袖壁
の施工という順番に改良している点にその特徴があると
いえる。このようにすることで、袖壁の施工は袖壁パネ
ル(4)を建具枠(2)に対して取付けることで行うこ
とが可能となり施工が簡単になる。即ち、壁本体(1)
の開口周縁に取付けられた建具枠(2)の端面に袖壁パ
ネル(4)を向い合せて取付ることができるようになり
施工が簡単になる。言い換えれば、従来の技術では壁本
体と袖壁とが横方向に並んでいるのに対して、本発明は
建具枠(2)と袖壁パネル(4)を向い合う方向で配設
し、この配置を利用して施工するようにした所に大きな
特徴があるといえる。
【0032】又、以上説明した片引戸施工構造による
と、請求項に係る作用効果と同等の作用効果を生み出す
ことができると共に、従来建築現場で造作されていた袖
壁を袖壁パネル(4)として建築現場に供給することが
できる。即ち、袖壁パネル(4)は片引戸(3)が引込
まれるものなのでその大きさは自ずと片引戸(3)の大
きさに準じることとなる。その結果このものの寸法は容
易に特定でき、工業製品として建築現場に供給すること
ができる。
と、請求項に係る作用効果と同等の作用効果を生み出す
ことができると共に、従来建築現場で造作されていた袖
壁を袖壁パネル(4)として建築現場に供給することが
できる。即ち、袖壁パネル(4)は片引戸(3)が引込
まれるものなのでその大きさは自ずと片引戸(3)の大
きさに準じることとなる。その結果このものの寸法は容
易に特定でき、工業製品として建築現場に供給すること
ができる。
【0033】又、袖壁となる部位に簡単にコンセント
(5)を配設することができる。即ち、袖壁パネル
(4)にコンセント(5)と、配線用貫通孔(6)と、
コンセント用電源線(7)が設けられているので、建築
現場でそれらを用意する必要がなくなる。又、配線用貫
通孔(6)の開口が袖壁パネル(4)の側端に設けら
れ、そこからコンセント用電源線(7)が突出している
ので、壁本体(1)の中を通ってきた電源本線と簡単に
接続することができる。一般的にコンセント(5)は壁
面に設けられることが多いので電源本線は壁本体の中を
通ることが多い。本発明は、このような習慣に基づきコ
ンセント用電源線(7)を袖壁パネル(4)の側端より
突出させることで施工の簡略化をはかっている。
(5)を配設することができる。即ち、袖壁パネル
(4)にコンセント(5)と、配線用貫通孔(6)と、
コンセント用電源線(7)が設けられているので、建築
現場でそれらを用意する必要がなくなる。又、配線用貫
通孔(6)の開口が袖壁パネル(4)の側端に設けら
れ、そこからコンセント用電源線(7)が突出している
ので、壁本体(1)の中を通ってきた電源本線と簡単に
接続することができる。一般的にコンセント(5)は壁
面に設けられることが多いので電源本線は壁本体の中を
通ることが多い。本発明は、このような習慣に基づきコ
ンセント用電源線(7)を袖壁パネル(4)の側端より
突出させることで施工の簡略化をはかっている。
【0034】又、フラッシュ構造の特徴である内部の空
隙を有効に活用することで、配線用貫通孔(6)の簡素
化に成功している。即ち、フラッシュ構造内部の空隙は
フラッシュ構造であれば自ずと形成されるものであり、
その特徴を袖壁パネル(4)の特徴の一つである配線用
貫通孔(6)に活用し、生産効率の良い袖壁パネル
(4)を実現している。
隙を有効に活用することで、配線用貫通孔(6)の簡素
化に成功している。即ち、フラッシュ構造内部の空隙は
フラッシュ構造であれば自ずと形成されるものであり、
その特徴を袖壁パネル(4)の特徴の一つである配線用
貫通孔(6)に活用し、生産効率の良い袖壁パネル
(4)を実現している。
【0035】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、袖壁を袖壁パネルで形成する為に矩形状の開口を形
成する壁工事そのものは壁本体の設営によって完了し簡
単に済ますことができる。又、壁本体の開口周縁に取付
けられた建具枠の端面に袖壁パネルを向い合せて取付る
ことができるようになり施工が簡単になる。
ば、袖壁を袖壁パネルで形成する為に矩形状の開口を形
成する壁工事そのものは壁本体の設営によって完了し簡
単に済ますことができる。又、壁本体の開口周縁に取付
けられた建具枠の端面に袖壁パネルを向い合せて取付る
ことができるようになり施工が簡単になる。
【0036】そして、請求項2記載の発明によれば、従
来建築現場で造作されていた袖壁を袖壁パネルとして建
築現場に供給することができる。
来建築現場で造作されていた袖壁を袖壁パネルとして建
築現場に供給することができる。
【0037】そして、請求項3記載の発明によれば、袖
壁となる部位に簡単にコンセントを配設することができ
る。
壁となる部位に簡単にコンセントを配設することができ
る。
【0038】そして、請求項4記載の発明によれば、フ
ラッシュ構造の特徴である内部の空隙を有効に活用する
ことで、配線用貫通孔の簡素化に成功している。
ラッシュ構造の特徴である内部の空隙を有効に活用する
ことで、配線用貫通孔の簡素化に成功している。
【図1】本発明の一実施の形態である片引戸施工方法及
び片引戸施工構造を示す斜視図である。
び片引戸施工構造を示す斜視図である。
【図2】該実施の形態である片引戸施工方法及び片引戸
施工構造を示す断面図である。
施工構造を示す断面図である。
1 壁本体 2 建具枠 3 片引戸 4 袖壁パネル 5 コンセント 6 配線用貫通孔 7 コンセント用電源線
Claims (4)
- 【請求項1】 開口を形成する壁本体に建具枠を取付
け、この建具枠の内側にスライド自在な片引戸を配設す
る片引戸施工方法において、壁本体に取付けられた建具
枠に、壁本体の側端より開口側に突出するフラッシュ構
造の袖壁パネルを装着することで片引戸が引込まれる袖
壁を形成することを特徴とする片引戸施工方法。 - 【請求項2】 開口を形成する壁本体に建具枠を取付
け、この建具枠の内側にスライド自在な片引戸を配設し
た片引戸施工構造において、建具枠に、壁本体の側端よ
り開口側に突出するフラッシュ構造の袖壁パネルを装着
することで、片引戸が引込まれる袖壁を形成したことを
特徴とする片引戸施工構造。 - 【請求項3】 袖壁パネルに、袖壁パネルの表側立面部
に設置されるコンセントと、コンセントが設置される部
位から袖壁パネルの側端面に至る配線用貫通孔と、一方
の端部が配線用貫通孔の内部でコンセントの裏側と接続
され他方の端部が配線用貫通孔の側端面側開口から突出
してなるコンセント用電源線と、を設けたことを特徴と
する請求項2記載の片引戸施工構造。 - 【請求項4】 フラッシュ構造によって形成される空隙
で、配線用貫通孔の一部分を形成したことを特徴とする
請求項3記載の片引戸施工構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001125481A JP2002322879A (ja) | 2001-04-24 | 2001-04-24 | 片引戸施工方法及び片引戸施工構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001125481A JP2002322879A (ja) | 2001-04-24 | 2001-04-24 | 片引戸施工方法及び片引戸施工構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002322879A true JP2002322879A (ja) | 2002-11-08 |
Family
ID=18974697
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001125481A Pending JP2002322879A (ja) | 2001-04-24 | 2001-04-24 | 片引戸施工方法及び片引戸施工構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002322879A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005220661A (ja) * | 2004-02-06 | 2005-08-18 | Matsushita Electric Works Ltd | 引き戸装置 |
JP2007247150A (ja) * | 2006-03-13 | 2007-09-27 | Eidai Co Ltd | 引戸構造施工方法及び引戸構造 |
-
2001
- 2001-04-24 JP JP2001125481A patent/JP2002322879A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005220661A (ja) * | 2004-02-06 | 2005-08-18 | Matsushita Electric Works Ltd | 引き戸装置 |
JP2007247150A (ja) * | 2006-03-13 | 2007-09-27 | Eidai Co Ltd | 引戸構造施工方法及び引戸構造 |
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