JP2002322325A - オレフィン系エラストマー組成物 - Google Patents
オレフィン系エラストマー組成物Info
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- JP2002322325A JP2002322325A JP2001131647A JP2001131647A JP2002322325A JP 2002322325 A JP2002322325 A JP 2002322325A JP 2001131647 A JP2001131647 A JP 2001131647A JP 2001131647 A JP2001131647 A JP 2001131647A JP 2002322325 A JP2002322325 A JP 2002322325A
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- olefin
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- olefinic elastomer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐摩耗性に優れ、難燃性が十分に高く、しか
も軽量であり、その上、巻き取り時に折れが発生しな
い、自動車用ワイヤーハーネス電線の保護チューブ及び
シート材料として有用なオレフィン系エラストマー組成
物を提供する。 【解決手段】 オレフィン系エラストマー50〜99質
量部、柔軟樹脂1〜50質量部、臭素系難燃剤(臭素元
素重量換算で)少なくとも2質量部、三酸化アンチモン
少なくとも1質量部、および滑剤少なくとも0.2質量
部を含み、0.5〜4MPaの5%モジュラスを有する
オレフィン系エラストマー組成物。
も軽量であり、その上、巻き取り時に折れが発生しな
い、自動車用ワイヤーハーネス電線の保護チューブ及び
シート材料として有用なオレフィン系エラストマー組成
物を提供する。 【解決手段】 オレフィン系エラストマー50〜99質
量部、柔軟樹脂1〜50質量部、臭素系難燃剤(臭素元
素重量換算で)少なくとも2質量部、三酸化アンチモン
少なくとも1質量部、および滑剤少なくとも0.2質量
部を含み、0.5〜4MPaの5%モジュラスを有する
オレフィン系エラストマー組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オレフィン系エラ
ストマー組成物に関し、更に詳しくは、自動車用ワイヤ
ーハーネスに使用される電線の保護チューブ及びシート
の材料として有用なオレフィン系エラストマー組成物に
関する。
ストマー組成物に関し、更に詳しくは、自動車用ワイヤ
ーハーネスに使用される電線の保護チューブ及びシート
の材料として有用なオレフィン系エラストマー組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用ワイヤーハーネス電線用保護チ
ューブ及びシートは、これまで主としてポリ塩化ビニル
から形成され、その厚さは、耐摩耗性を考慮して0.5
mmに設定されている。しかし、最近の地球環境対策を
考慮して、自動車用ワイヤーハーネスの部品材料、例え
ばチューブ、シートなどの製造に、ポリ塩化ビニルに代
えてハロゲンフリー材料が使用されるようになってい
る。従来のハロゲンフリー材料は、耐熱性、耐摩耗性を
重視して、オレフィン系エラストマー、例えばプロピレ
ン−エチレン−プロピレン共重合体に難燃剤として金属
水酸化物を添加し、更に滑剤として脂肪酸塩などを添加
した組成物が使用されている。
ューブ及びシートは、これまで主としてポリ塩化ビニル
から形成され、その厚さは、耐摩耗性を考慮して0.5
mmに設定されている。しかし、最近の地球環境対策を
考慮して、自動車用ワイヤーハーネスの部品材料、例え
ばチューブ、シートなどの製造に、ポリ塩化ビニルに代
えてハロゲンフリー材料が使用されるようになってい
る。従来のハロゲンフリー材料は、耐熱性、耐摩耗性を
重視して、オレフィン系エラストマー、例えばプロピレ
ン−エチレン−プロピレン共重合体に難燃剤として金属
水酸化物を添加し、更に滑剤として脂肪酸塩などを添加
した組成物が使用されている。
【0003】一方、自動車用ワイヤーハーネス電線用保
護材には、近年、益々高い難燃性が要求されるようにな
っているが、上記のオレフィン系エラストマーと金属水
酸化物を含む組成物では、要求される難燃性を満たすこ
とができなくなっている。また、環境対策の一環とし
て、自動車を軽量化して燃費を改善することが提起され
ているが、その為には、ワイヤーハーネスなどの部品の
軽量化も重要である。けれども、ポリ塩化ビニルや、オ
レフィン系エラストマーと金属水酸化物を含む組成物の
比重は1.3以上あり、軽量化の妨げとなっている。さ
らに、このようなオレフィン系エラストマー組成物で
は、チューブに成形した場合に比較的硬く、巻き取り時
に折れてしまうなどの問題もある。
護材には、近年、益々高い難燃性が要求されるようにな
っているが、上記のオレフィン系エラストマーと金属水
酸化物を含む組成物では、要求される難燃性を満たすこ
とができなくなっている。また、環境対策の一環とし
て、自動車を軽量化して燃費を改善することが提起され
ているが、その為には、ワイヤーハーネスなどの部品の
軽量化も重要である。けれども、ポリ塩化ビニルや、オ
レフィン系エラストマーと金属水酸化物を含む組成物の
比重は1.3以上あり、軽量化の妨げとなっている。さ
らに、このようなオレフィン系エラストマー組成物で
は、チューブに成形した場合に比較的硬く、巻き取り時
に折れてしまうなどの問題もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、耐摩耗性に
優れ、難燃性が十分に高く、しかも軽量であり、その
上、巻き取り時に折れが発生しない、自動車用ワイヤー
ハーネス電線の保護チューブ及びシート材料として有用
なオレフィン系エラストマー組成物を提供しようとする
ものである。
優れ、難燃性が十分に高く、しかも軽量であり、その
上、巻き取り時に折れが発生しない、自動車用ワイヤー
ハーネス電線の保護チューブ及びシート材料として有用
なオレフィン系エラストマー組成物を提供しようとする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、オレフィン系エラストマー50〜99質
量部、柔軟樹脂1〜50質量部、臭素系難燃剤(臭素元
素重量換算で)少なくとも2質量部、三酸化アンチモン
少なくとも1質量部、および滑剤少なくとも0.2質量
部を含んでなり、0.5〜4MPaの5%モジュラスを
有するオレフィン系エラストマー組成物を提供する。
決するために、オレフィン系エラストマー50〜99質
量部、柔軟樹脂1〜50質量部、臭素系難燃剤(臭素元
素重量換算で)少なくとも2質量部、三酸化アンチモン
少なくとも1質量部、および滑剤少なくとも0.2質量
部を含んでなり、0.5〜4MPaの5%モジュラスを
有するオレフィン系エラストマー組成物を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の組成物に含まれる
各成分について説明する。本発明において、オレフィン
系エラストマーとは、オレフィンを主成分として(即ち
繰返単位の50重量%以上)有するエラストマーであ
る。オレフィンとしては、炭素数2〜6、好ましくは炭
素数2〜4のオレフィン、例えばエチレン、プロピレ
ン、ブチレンなどが好ましい。オレフィン系エラストマ
ーは、単独重合体であっても、共重合体であってもよ
く、共重合体の種類も制限されないが、プロピレン−エ
チレン−プロピレン共重合体が好ましい。
各成分について説明する。本発明において、オレフィン
系エラストマーとは、オレフィンを主成分として(即ち
繰返単位の50重量%以上)有するエラストマーであ
る。オレフィンとしては、炭素数2〜6、好ましくは炭
素数2〜4のオレフィン、例えばエチレン、プロピレ
ン、ブチレンなどが好ましい。オレフィン系エラストマ
ーは、単独重合体であっても、共重合体であってもよ
く、共重合体の種類も制限されないが、プロピレン−エ
チレン−プロピレン共重合体が好ましい。
【0007】このようなオレフィン系エラストマーの市
販品としては、モンテル製キャタロイKS−353P、
キャタロイKS−081P、キャタロイKS−021P
や、トクヤマ製PER T310Eなどがある。
販品としては、モンテル製キャタロイKS−353P、
キャタロイKS−081P、キャタロイKS−021P
や、トクヤマ製PER T310Eなどがある。
【0008】オレフィン系エラストマーの配合量は、通
常50〜99質量部、好ましくは80〜99質量部であ
る。
常50〜99質量部、好ましくは80〜99質量部であ
る。
【0009】軟質樹脂としては、エチレン−酢酸ビニル
共重合体(EVA)が好ましく使用できる。軟質樹脂
は、オレフィン系エラストマー組成物に柔軟性を与え、
組成物の折れを防止する。ここで、「軟質樹脂」とは、
JIS-A硬度が80以下の樹脂を意味する。本発明では、
柔軟樹脂として、オレフィン系エラストマーとの相溶性
が良好なものを選択するのが好ましい。
共重合体(EVA)が好ましく使用できる。軟質樹脂
は、オレフィン系エラストマー組成物に柔軟性を与え、
組成物の折れを防止する。ここで、「軟質樹脂」とは、
JIS-A硬度が80以下の樹脂を意味する。本発明では、
柔軟樹脂として、オレフィン系エラストマーとの相溶性
が良好なものを選択するのが好ましい。
【0010】EVAの配合量は、通常1〜50質量部、
好ましくは5〜40質量部である。EVAの配合量が1
質量部未満であると、組成物に十分な柔軟性を与えるこ
とができず、チューブ等の巻き取り時に折れやすくな
る。一方、EVAの配合量が50質量部を越えると、組
成物全体が柔らかくなり、耐摩耗性が低下するおそれが
ある。
好ましくは5〜40質量部である。EVAの配合量が1
質量部未満であると、組成物に十分な柔軟性を与えるこ
とができず、チューブ等の巻き取り時に折れやすくな
る。一方、EVAの配合量が50質量部を越えると、組
成物全体が柔らかくなり、耐摩耗性が低下するおそれが
ある。
【0011】臭素系難燃剤の種類は特に限定されず、従
来樹脂やゴム等の難燃剤として使用されている臭素系難
燃剤が使用できる。難燃剤として使用できる臭素含有化
合物の好ましい例は、テトラブロモビスフェノールAの
誘導体などである。市販されている難燃剤としては、帝
人化成株式会社製ファイヤガード3100(臭素元素含
有率68重量%)、東ソー株式会社製フレームカット1
21R(臭素元素含有率67重量%)などが挙げられ
る。
来樹脂やゴム等の難燃剤として使用されている臭素系難
燃剤が使用できる。難燃剤として使用できる臭素含有化
合物の好ましい例は、テトラブロモビスフェノールAの
誘導体などである。市販されている難燃剤としては、帝
人化成株式会社製ファイヤガード3100(臭素元素含
有率68重量%)、東ソー株式会社製フレームカット1
21R(臭素元素含有率67重量%)などが挙げられ
る。
【0012】臭素系難燃剤の配合量は、臭素元素重量に
換算して、通常少なくとも2質量部、好ましくは2〜2
0質量部である。臭素系難燃剤の量が上記下限より少な
いと、組成物に十分な難燃効果を与えることができな
い。上限は特に限定されないが、臭素系難燃剤の量が多
すぎると、組成物の比重が大きくなり、組成物の軽量化
ができない恐れがある。
換算して、通常少なくとも2質量部、好ましくは2〜2
0質量部である。臭素系難燃剤の量が上記下限より少な
いと、組成物に十分な難燃効果を与えることができな
い。上限は特に限定されないが、臭素系難燃剤の量が多
すぎると、組成物の比重が大きくなり、組成物の軽量化
ができない恐れがある。
【0013】三酸化アンチモンの配合量は、通常少なく
とも1質量部、好ましくは1〜10質量部である。三酸
化アンチモンの量が、1質量部より少ないと、やはり十
分な難燃性が付与できない。上限は特に限定されない
が、三酸化アンチモンが多すぎると、組成物の比重が大
きくなる。
とも1質量部、好ましくは1〜10質量部である。三酸
化アンチモンの量が、1質量部より少ないと、やはり十
分な難燃性が付与できない。上限は特に限定されない
が、三酸化アンチモンが多すぎると、組成物の比重が大
きくなる。
【0014】本発明のオレフィン系エラストマー組成物
には、成形性をよくするために、滑剤が配合される。滑
剤としては、例えば、脂肪酸、脂肪酸金属塩、脂肪酸ア
ミドなどが挙げられる。滑剤の配合量は、通常少なくと
も0.2質量部、好ましくは0.2〜5質量部である。
には、成形性をよくするために、滑剤が配合される。滑
剤としては、例えば、脂肪酸、脂肪酸金属塩、脂肪酸ア
ミドなどが挙げられる。滑剤の配合量は、通常少なくと
も0.2質量部、好ましくは0.2〜5質量部である。
【0015】本発明のオレフィン系エラストマー組成物
は、0.5〜4MPaの5%モジュラスを有する。5%
モジュラスが4MPaを越えると樹脂が硬くなり、チュ
ーブ等の巻き取り時に折れが発生しやすくなる。
は、0.5〜4MPaの5%モジュラスを有する。5%
モジュラスが4MPaを越えると樹脂が硬くなり、チュ
ーブ等の巻き取り時に折れが発生しやすくなる。
【0016】本発明の組成物には、従来ワイヤーハーネ
スの部品材料等として用いられているエラストマー組成
物に通常配合される添加剤ならいずれも配合できる。そ
のような添加剤の例は、各種着色剤、帯電防止剤等であ
る。添加剤の量は、添加剤の種類に応じて適宜選択すれ
ばよい。
スの部品材料等として用いられているエラストマー組成
物に通常配合される添加剤ならいずれも配合できる。そ
のような添加剤の例は、各種着色剤、帯電防止剤等であ
る。添加剤の量は、添加剤の種類に応じて適宜選択すれ
ばよい。
【0017】オレフィン系エラストマーは、柔軟で低比
重であり、かつ耐摩耗性に優れている。また、EVA等
の軟質樹脂が配合されているのでさらに組成物の柔軟性
が改良され、耐折れ性が向上する。本発明では、オレフ
ィン系エラストマーに少量で高い難燃性を付与できる臭
素系難燃剤を添加することにより、オレフィン系エラス
トマーの特性を損なうことなく、高い難燃性を有するオ
レフィン系エラストマー組成物が得られる。また、本発
明の組成物のハロゲン含有量(重量基準)は、ポリ塩化
ビニルに比べて約1/10以下となる。さらに、ポリ塩
化ビニルから成形されたワイヤーハーネス用チューブの
肉厚は0.5mmであるが、本発明のオレフィン系エラ
ストマー組成物を用いれば、肉厚0.3mmにまで低減
しても実用上十分な耐摩耗性を達成することができる。
重であり、かつ耐摩耗性に優れている。また、EVA等
の軟質樹脂が配合されているのでさらに組成物の柔軟性
が改良され、耐折れ性が向上する。本発明では、オレフ
ィン系エラストマーに少量で高い難燃性を付与できる臭
素系難燃剤を添加することにより、オレフィン系エラス
トマーの特性を損なうことなく、高い難燃性を有するオ
レフィン系エラストマー組成物が得られる。また、本発
明の組成物のハロゲン含有量(重量基準)は、ポリ塩化
ビニルに比べて約1/10以下となる。さらに、ポリ塩
化ビニルから成形されたワイヤーハーネス用チューブの
肉厚は0.5mmであるが、本発明のオレフィン系エラ
ストマー組成物を用いれば、肉厚0.3mmにまで低減
しても実用上十分な耐摩耗性を達成することができる。
【0018】
【実施例】実施例1〜6 加圧ニーダー(容量:20リットル)を用い、表1に示
す成分を、180℃で10分間混練し、ペレタイザーで
ペレット化した。なお、表中の成分の量は「質量部」で
ある。このペレットを用いて、直径50mmの押出機に
より、ダイス温度195℃、線速35m/分で、押出成
形して、肉厚0.4mm、内径10mmのチューブを得
た。
す成分を、180℃で10分間混練し、ペレタイザーで
ペレット化した。なお、表中の成分の量は「質量部」で
ある。このペレットを用いて、直径50mmの押出機に
より、ダイス温度195℃、線速35m/分で、押出成
形して、肉厚0.4mm、内径10mmのチューブを得
た。
【0019】得られたチューブについて、5%モジュラ
ス、難燃性および耐摩耗性を以下の方法で試験した。5%モジュラス JIS K 6251の引張試験に準拠して測定した。難燃性 JIS K 7201に準拠して、酸素指数を測定し、
難燃性を評価した。耐摩耗性(スクレープ試験) :図1に示す刃(焼き入れ
した鋼製)を用い、図2に示すように刃を試料に荷重
7.4Nで押し付け、温度23℃において、振幅10m
mで1秒に1往復させる。試料が完全に磨耗して消滅す
るまでの往復回数を記録する。500回以上が合格であ
る。結果を表1に示す。
ス、難燃性および耐摩耗性を以下の方法で試験した。5%モジュラス JIS K 6251の引張試験に準拠して測定した。難燃性 JIS K 7201に準拠して、酸素指数を測定し、
難燃性を評価した。耐摩耗性(スクレープ試験) :図1に示す刃(焼き入れ
した鋼製)を用い、図2に示すように刃を試料に荷重
7.4Nで押し付け、温度23℃において、振幅10m
mで1秒に1往復させる。試料が完全に磨耗して消滅す
るまでの往復回数を記録する。500回以上が合格であ
る。結果を表1に示す。
【0020】
【表1】 注:1)モンテル製キャタロイ KS−081P。 2)三井デュポンポリケミカル製(酢酸ビニル含有量3
3重量%;JIS‐A硬度67)。 3)三井デュポンポリケミカル製(酢酸ビニル含有量2
8重量%;JIS‐A硬度76)。 4)帝人化成株式会社製ファイヤガード3100(臭素
含有率68重量%)。 5)三国精錬株式会社製。 6),7)堺化学株式会社製。 8)同体積のPVCを100とした時の重量比。
3重量%;JIS‐A硬度67)。 3)三井デュポンポリケミカル製(酢酸ビニル含有量2
8重量%;JIS‐A硬度76)。 4)帝人化成株式会社製ファイヤガード3100(臭素
含有率68重量%)。 5)三国精錬株式会社製。 6),7)堺化学株式会社製。 8)同体積のPVCを100とした時の重量比。
【0021】比較例1〜3 表2に示す量で各成分を用いた以外は実施例1〜6と同
様の手順で保護チューブを製造し、特性を評価した。結
果を表2に示す。 比較例4 肉厚0.5mmのポリ塩化ビニルチューブを用いた。
様の手順で保護チューブを製造し、特性を評価した。結
果を表2に示す。 比較例4 肉厚0.5mmのポリ塩化ビニルチューブを用いた。
【0022】
【表2】 注:1)〜8)表1の注1)〜8)参照。
【図1】 スクレープ試験で用いる刃の概略図。
【図2】 スクレープ試験における刃と試料との配置を
示す図。
示す図。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01B 17/60 H01B 17/60 F //(C08L 23/02 C08L 101:00 101:00) 23:08 (C08L 53/00 23:08) Fターム(参考) 4J002 AA012 BB011 BB062 BB141 BB151 BB171 BP021 DE127 EF018 EG018 EG048 EJ056 EP018 FD136 FD137 FD178 GN00 GQ01 5G333 AA03 AA10 AB16 AB22 CB12 CB13 DA14 DA21 FA01
Claims (6)
- 【請求項1】 オレフィン系エラストマー50〜99質
量部、 柔軟樹脂1〜50質量部、 臭素系難燃剤(臭素元素重量換算で)少なくとも2質量
部、 三酸化アンチモン少なくとも1質量部、および滑剤少な
くとも0.2質量部を含んでなり、0.5〜4MPaの
5%モジュラスを有するオレフィン系エラストマー組成
物。 - 【請求項2】 耐摩耗性が、スクレープ試験回数で50
0回以上である請求項1に記載のオレフィン系エラスト
マー組成物。 - 【請求項3】 柔軟樹脂が、80のJIS-A硬度を有する
樹脂である請求項1または2に記載のオレフィン系エラ
ストマー組成物。 - 【請求項4】 オレフィン系エラストマーは、プロピレ
ン−エチレン−プロピレン共重合体エラストマーである
請求項1に記載のオレフィン系エラストマー組成物。 - 【請求項5】 柔軟樹脂が、エチレン−酢酸ビニル共重
合体樹脂である請求項1に記載のオレフィン系エラスト
マー組成物。 - 【請求項6】 滑剤が、脂肪酸塩である請求項1に記載
のオレフィン系エラストマー組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001131647A JP2002322325A (ja) | 2001-04-27 | 2001-04-27 | オレフィン系エラストマー組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001131647A JP2002322325A (ja) | 2001-04-27 | 2001-04-27 | オレフィン系エラストマー組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002322325A true JP2002322325A (ja) | 2002-11-08 |
Family
ID=18979799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001131647A Abandoned JP2002322325A (ja) | 2001-04-27 | 2001-04-27 | オレフィン系エラストマー組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002322325A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005092975A1 (ja) * | 2004-03-25 | 2005-10-06 | Mitsui Chemicals, Inc. | 難燃性エチレン系樹脂組成物およびその用途 |
-
2001
- 2001-04-27 JP JP2001131647A patent/JP2002322325A/ja not_active Abandoned
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005092975A1 (ja) * | 2004-03-25 | 2005-10-06 | Mitsui Chemicals, Inc. | 難燃性エチレン系樹脂組成物およびその用途 |
KR100807764B1 (ko) * | 2004-03-25 | 2008-02-28 | 미쓰이 가가쿠 가부시키가이샤 | 난연성 에틸렌계 수지 조성물 및 그 용도 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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|
A131 | Notification of reasons for refusal |
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A762 | Written abandonment of application |
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