JP2002322031A - マスカラ用の化粧料 - Google Patents

マスカラ用の化粧料

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボリュームアップタイプのマスカラにおい
て、毛髪上に均一に厚く化粧料組成物を塗布する手段
と、毛髪上の化粧料組成物を長時間安定に存在させる手
段とを提供する。 【解決手段】 綿繊維、麻繊維又は絹繊維などの天然の
ウェーブを有する繊維を含有した形態が好ましい形態で
ある、マスカラ用のアンダーコートと、樹脂エマルジョ
ンなどを含有した形態が好ましい形態である、マスカラ
用のトップコートとを2剤収納型の容器に互いに独立に
収納し化粧料と為す。アンダーコート組成物の容器のふ
たには、植毛チップを塗布具として付し、トップコート
組成物の容器のふたにはコームないしはブラシを付す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスカラーをきれ
いに維持するのに有用な化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】毛髪用の化粧料、即ち、毛髪の形状を装
う化粧料としては、その形態を保つ整髪化粧料、その彩
色性に変化をつけるヘアカラーやヘアブリーチ、そのボ
リュームと色彩に変化をつけるマスカラなどが挙げられ
る。このうち、マスカラには毛髪を長く見せるタイプの
ものとボリュームをアップするタイプのものが存在す
る。ボリュームをアップするタイプのマスカラは、毛髪
に着色剤と樹脂とを含む複合体を塗布し、毛髪の色と太
さを変えてみせるものであり、この様なタイプのマスカ
ラは古くから目元を強調する目的で使用されてきてい
る。この様なタイプの製剤における問題は、マスカラを
均一に毛髪上に塗布しないとその効果はあまり期待でき
ないばかりか、違和感のある印象を形成してしまう可能
性すらある。即ち、この様な製剤においては、マスカラ
において、その存在が目立つほどの量を均一に毛髪上に
塗布することが必要であり、この様な塗布は非常に技術
を要することであった。加えて、この様な塗布した組成
物が汗などで流れた場合には目の周囲に着色物がにじん
で広がる「タヌキ化現象」があり、ボリュームタイプの
マスカラの製剤設計においては、この様な「タヌキ化現
象」の抑制とボリュームアップ効果との調和が常に大き
な課題となっていた。言い換えれば、ボリュームアップ
タイプのマスカラにおいては、毛髪上に均一に厚く化粧
料組成物を塗布する手段と、毛髪上の化粧料組成物を長
時間安定に存在させる手段の開発が大きな課題であると
言うことができる。
【0003】一方、この様なマスカラなどの毛髪化粧料
用のアンダーコート化粧料は全く知られていないし、従
って、ウェーブを有する繊維を含有する毛髪化粧料用の
アンダーコートも知られていない。又、この様なアンダ
ーコートがボリュームアップタイプのマスカラにおいて
は、毛髪上に均一に厚く化粧料組成物を塗布させやすく
する効果と、毛髪上の化粧料組成物を長時間安定に存在
させる効果を有していることも全く知られていない。加
えて、毛髪用化粧料全般においても、直線上のナイロン
繊維を含有する毛髪化粧料は知られていても、ウェーブ
を有する繊維を含有させる技術も全く知られていない。
【0004】更に、マスカラを樹脂エマルジョンを含有
するジェル状のオーバーコートによって、その化粧崩れ
を防ぐ技術は知られているが、上記アンダーコートとの
組合せによってきれいに、長時間維持する技術も勿論全
く知られていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な状
況下為されたものであり、ボリュームアップタイプのマ
スカラにおいて、毛髪上に均一に厚く化粧料組成物を塗
布する手段と、毛髪上の化粧料組成物を長時間安定に存
在させる手段とを提供することを課題とする。
【0006】
【課題の解決手段】この様な状況に鑑みて、ボリューム
アップタイプのマスカラにおいて、毛髪上に均一に厚く
化粧料組成物を塗布する手段と、毛髪上の化粧料組成物
を長時間安定に存在させる手段とを求め、鋭意研究努力
を重ねた結果、マスカラ用のアンダーコートとマスカラ
用のトップコートと言う、2種の異なった化粧料組成物
をそれぞれ混合しない形態で収納した化粧料を用いるこ
とにより、この様な技術が実現できることを見いだし発
明を完成させるに至った。即ち、本発明は、以下に示す
技術に関するものである。 (1)2剤収納型の容器に異なる2種の化粧料組成物を
充填した化粧料であって、前記2種の化粧料組成物が、
マスカラ用のアンダーコートとマスカラ用のトップコー
トであることを特徴とする、化粧料。 (2)前記化粧料に於けるマスカラ用のアンダーコート
がウェーブを有する繊維を含有することを特徴とする、
(1)に記載の化粧料。 (3)ウェーブを有する繊維が、天然物由来の繊維であ
ることを特徴とする、(2)に記載の化粧料。 (4)ウェーブを有する繊維が、綿繊維、麻繊維又は絹
繊維であることを特徴とする、(2)又は(3)に記載
の化粧料。 (5)マスカラ用のアンダーコートの塗布具として、コ
ーム及び/又はブラシを有していることを特徴とする、
(1)〜(4)何れか1項に記載の化粧料。 (6)マスカラ用のトップコートがジェル状であること
を特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の化粧
料。 (7)マスカラ用のトップコートの塗布具として、チッ
プを有することを特徴とする、(1)〜(6)何れか1
項に記載の化粧料。 以下、本発明について、実施の形態を中心に更に詳細に
説明を加える。
【0007】
【発明の実施の形態】(1)本発明の化粧料の構成要素
である、マスカラ用のアンダーコート 本発明の化粧料は、その構成要素として、マスカラ用の
アンダーコートを備える。本発明の化粧料の構成要素で
ある、マスカラ用のアンダーコートは、ウエーブを有す
る繊維を含有することを特徴とする。ここでウェーブを
有するとは、100〜300μmの長さであっても直線
に近似できない形状であって、繊維の任意の部分におい
て接線を引いた場合、接線と、繊維の接点と末端とを結
んだ直線とが形成する角が、少なくとも15度以上であ
ることを意味する。この様な繊維の材質としては、特段
の限定はなく、天然の繊維であっても合成繊維であって
も使用することができる。天然繊維としては、例えば、
綿繊維、麻繊維又は絹繊維等が例示できるし、合成繊維
としては、ナイロン、ポリエステル、レーヨン等が例示
できる。合成繊維は通常はウェーブを有さないことか
ら、これら合成繊維にウェーブを付与するためには、紡
糸の際に射出口と巻き取り装置との距離を極めて小さく
し、巻き取り部分の半径をできるだけ小さくすることが
肝要である。天然繊維においては多くがウェーブを有し
ているのでそのまま使用することができる。これらの
内、好ましいものは、その為の措置のいらない天然繊維
であり、中でも綿繊維、麻繊維又は絹繊維が好ましく、
取り分け麻繊維が好ましい。これは、上記のようなアン
ダーコートの効果を発現するためには、前記の繊維にお
いて、適度の親水基と親油基のバランスが必要であり、
その条件を満たすからである。本発明の毛髪用の化粧料
においては、これらの繊維は唯一種を含有させることも
できるし、二種以上を組み合わせて含有させることもで
きる。これらの繊維の好ましい長さは、直線にのばした
状態で、10μm〜10mmが好ましく、50μm〜5
mmが特に好ましい。これは短すぎるとマスカラの均一
塗布効果を損なう場合があり、多すぎると却ってマスカ
ラがムラ付きするような場合があるからである。又、同
様の理由から、その太さは、0.1〜1000μmが好
ましく、0.5〜500μmが特に好ましい。本発明の
マスカラ用のアンダーコートにおける、これら繊維の好
ましい含有量は、総量で、化粧料組成物全量に対して
0.01〜20重量%であり、更に好ましくは、0.1
〜10重量%である。これは、多すぎると塗布がしにく
くなるなどの使用性を損なう場合があり、少なすぎると
上記の効果を発揮しない場合があるからである。
【0008】本発明の化粧料組成物の内、マスカラアン
ダーコートは、上記必須の成分以外に、通常化粧料で使
用される任意の成分を含有することができる。この様な
任意の成分としては、例えば、スクワラン、ワセリン、
マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類、ホホバ
油、カルナウバワックス,オレイン酸オクチルドデシル
等のエステル類、硬化ひまし油、オリーブ油、牛脂、椰
子油等のトリグリセライド類、ステアリン酸、オレイン
酸、リチノレイン酸等の脂肪酸、オレイルアルコール、
ステアリルアルコール、オクチルドデカノール等の高級
アルコール、1,2−ペンタンジオール、1,3−ブタ
ンジオール、イソプレングリコール、ポリエチレングリ
コール、グリセリン、ジグリセリン、ジプロピレングリ
コール、ソルビトール、マルチトール、縮合度3以上の
ポリグリセリンなどの多価アルコール、スルホコハク酸
エステルやポリオキシエチレンアルキル硫酸ナトリウム
等のアニオン界面活性剤類、アルキルベタイン塩等の両
性界面活性剤類、ジアルキルアンモニウム塩等のカチオ
ン界面活性剤類、ソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸モ
ノグリセライド、これらのポリオキシエチレン付加物、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチ
レン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤類、ポリエ
チレングリコール、グリセリン、1,3−ブタンジオー
ル等の多価アルコール類、酢酸ビニールポリマーエマル
ジョン、アクリル樹脂エマルジョン、コア・シェルタイ
プのアクリル樹脂エマルジョンなどの樹脂類、増粘・ゲ
ル化剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、二酸化チタンや酸
化亜鉛、ベンガラ、黄色酸化鉄、紺青、群青等の色剤、
防腐剤、シリカ、メチルシロキサン網状重合体、架橋型
メチルシロキサン樹脂、珪酸カルシウム、タルク、マイ
カ、チタンマイカ、セリサイト、チタンセリサイト、着
色チタンマイカ、虹彩箔などの粉体等を好ましく例示で
きる。本発明のマスカラ用のアンダーコートは、上記必
須の成分と任意の成分とを常法に従って処理することに
より製造することができる。かかるアンダーコートにつ
いては、コーム及び/又はブラシなどの隙間の比較的大
きい塗布具で塗布されることが好ましい。これは睫毛の
上に均一にアンダーコートが塗布できるためである。
【0009】(2)本発明の化粧料の構成要素であるマ
スカラ用のトップコート 本発明の化粧料は、マスカラ用のトップコートを構成要
素として備える。本発明の化粧料の構成要素であるマス
カラ用のトップコートは、塗布したマスカラが汗などに
より流れないよう、塗布されたマスカラの表面をコート
し、マスカラが直接汗などと接触するのを防ぐ作用を有
する。この様なトップコートの形態としては、樹脂エマ
ルジョンを水性液状媒体或いは水性ジェル状媒体に希釈
分散させたタイプのもの、樹脂、樹脂エマルジョン或い
はワックスなどを含有するクリーム状などのものが好ま
しく例示でき、何れも使用可能であるが、オーバーコー
トの塗布のためには樹脂エマルジョンを水性ジェル状媒
体に希釈分散させたジェル製剤が特に好ましく例示でき
る。これは、液状であると組成物が流れることがあり、
クリーム状であると一様な厚さで延びにくい場合がある
からである。このものは睫毛にのったマスカラ上に塗布
するため、そのマスカラの上を均一な保護皮膜が形成さ
れるようにチップを用いて塗布することが好ましい。こ
こでチップとしては、例えばウレタンの様な弾力のある
高分子製の紡錘状の加工品や軸に1〜5mmの微細な直
毛状の繊維を密に植毛した植毛チップなどが好適に例示
できる。これらの内では植毛チップが特に好ましい。か
かるオーバーコートは上記の成分以外に、アンダーコー
トと同様に化粧料組成物で使用される任意の成分を含有
させることができる。本発明のマスカラ用のトップコー
トはこれらの成分を常法に従って処理することにより製
造することが出来る。
【0010】(3)本発明の化粧料 本発明の化粧料は、上記マスカラ用のアンダーコートと
マスカラ用のトップコートとを個々別々に混合しない形
態で同一容器に充填されていることを特徴とする。この
様な形態を取ることにより、アンダーコートとトップコ
ートとをともに忘れることなく行うことが出来、以て優
れたマスカラの維持が具現化できる。又、コンパクトに
必要なセットが収納されているため、携帯性にも優れ
る。この時、同時に本発明の化粧料は、これらの2種の
化粧料組成物を塗布するのに好適な小道具を具備するこ
とが好ましく、アンダーコート用の塗布具としてはコー
ム及び/又はブラシを備えることが好ましく、トップコ
ート用の塗布具としては「チップ」を備えることが好ま
しい。備える形態としては、化粧料組成物の蓋部に装備
し、チップ、コーム或いはブラシが、密閉状態におい
て、組成物に浸漬した状態であることが好ましい。
【0011】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明について更に
詳細に説明を加えるが、本発明が、これら実施例にのみ
限定されないことは言うまでもない。
【0012】<実施例1>以下に示す処方に従って、本
発明の化粧料の構成要素の化粧料組成物の1つであるマ
スカラ用のアンダーコート作成した。即ち、イ、ロに示
す処方成分を90℃に加熱し、イにロを攪拌下徐々に加
えて乳化し、これにハの成分を加え混合し、続いてニの
成分を加えて混合し、攪拌冷却した後、ロールがけして
アンダーコートを得た。更に、別途、ホ、ヘをそれぞれ
80℃に加熱し、ホにヘを攪拌下加え、攪拌冷却し、マ
スカラ用のトップコートを得た。これを図1に示すデュ
ワル容器に充填し、アンダーコートにはウレタンチップ
を装着した蓋で密閉し、トップコートにはブラシを装着
した蓋で密閉して、本発明の化粧料を得た。ここで、図
1に於いて、1はトップコート用の収納部分を示し、2
は安打コート用の収納部分を示し、3シゴキ栓を示し、
4は植毛チップを示し、5は植毛チップの支持部を示
し、6は収納部を密閉する蓋部を示し、7はアンダーコ
ート用のコームを示す。 (マスカラ用のアンダーコート組成物) イ マイクロクリスタリンワックス 15 重量 部 カルナウバワックス 5 重量 部 硬化ヒマシ油 5 重量 部 ステアリン酸 5 重量 部 ソルビタンセスキステアレート 2 重量 部 ロ モルホリン 5 重量 部 1,2−ペンタンジオール 10 重量 部 水 22 重量 部 ハ 麻(500×10μm) 1 重量 部 ニ アクリル酸アルキル共重合体エマルジョン 30 重量 部 (マスカラ用のトップコート用の組成物) ホ 1,2−ペンタンジオール 5 重量 部 フェノキシエタノール 0.5重量 部 アクリル酸アルキル共重合体エマルジョン 30 重量 部 カルボキシビニルポリマー 0.4重量 部 アクリル酸・メタクリル酸アルキル(C10〜30)コポリマー 0.1重量 部 水 50 重量 部 ヘ 水酸化カリウム 0.4重量 部 水 13.6重量 部
【0013】<実施例2>実施例1の本発明の化粧料を
用いて、マスカラの化粧持ち試験を行った。即ち、下記
に処方を示すマスカラを用いて、無作為に抽出した女性
パネラー5名に実施例1のアンダーコートの上にマスカ
ラを塗布し、更にオーバーコートを塗布して、サウナ3
0分でのマスカラの状態を専門パネラーが観察、判定し
た。観察項目は、タヌキ化現象の有無・程度と睫毛の見
え方の美しさで、判定基準は、タヌキ化現象がスコア
5:タヌキ化現象無し、スコア4:ややタヌキ化現象が
見られるが良く見ないと判らない、スコア3:少しタヌ
キ化現象が検知できる、スコア2:明確にタヌキ化現象
が観察される、スコア1:タヌキ化現象が著しいの基準
であり、見え方の美しさが、スコア5:非常に美しく見
える、スコア4:美しく見える、スコア3:普通、スコ
ア2:やや美しくない、スコア1:美しくない軒順であ
った。同時に、アンダーコートもトップコートも行わな
い(ブランク)、アンダーコートのみ(比較例1)及び
トップコートのみ(比較例2)の場合も検討した。結果
を表1に示す。これより、本発明の化粧料を用いてアン
ダーコートとトップコートをすることにより、マスカラ
の持ちが格段に向上することが判る。 (マスカラの処方) イ マイクロクリスタリンワックス 15 重量 部 カルナウバワックス 5 重量 部 硬化ヒマシ油 5 重量 部 ステアリン酸 5 重量 部 ソルビタンセスキステアレート 2 重量 部 ロ モルホリン 5 重量 部 1,2−ペンタンジオール 10 重量 部 水 13 重量 部 ハ 鉄グロ 10 重量 部 ニ アクリル酸アルキル共重合体エマルジョン 30 重量 部
【0014】
【表1】
【0015】<実施例3>上記実施例1の本発明の化粧
料を用いて、使用テストを行った。即ち、無作為に抽出
した1群20名のパネラーを用い、1群には本発明の化
粧料と上記のマスカラを渡し(実施例1使用群)、1群
にはアンダーコートのみを容器に詰めたものと、オーバ
ーコートのみを容器に詰めたものとマスカラとを渡し
た。(対照群)使用期間は1ヶ月として、専門パネラー
が無作為にこの使用期間中の適当な時に尋ね、そのマス
カラの状況を観察判定した。観察、判定は実施例2の方
法に従って行った。又、試験終了後パネラーにマスカラ
の持ちをアンケートで評価してもらった。評価基準は、
スコア5:非常に持ちがよい、スコア4:持ちがよい、
スコア3:普通、スコア2:持ちがやや悪い、スコア
1:持ちが悪いであった。結果を平均評点として表2に
示す。これより、同じ化粧料組成物が使用可能な状態に
ありながら、2群間に明らかに差があることが判る。こ
れは、1つの容器にアンダーコートとトップコートが収
納されていることにより、どちらかの使用の欠落を防ぐ
ことが出来るためであると思われる。即ち、両組成物が
一体の容器に収納されていることの思いがけない効果が
証明された。
【0016】
【表2】
【0017】<実施例4>上記実施例1の本発明の化粧
料を構成する化粧料組成物(マスカラ用のアンダーコー
ト)の組成を下記の如く変えて、本発明の化粧料を作成
した。このものも実施例1ほどではないが、優れたマス
カラ維持効果を有していた。 イ マイクロクリスタリンワックス 15 重量 部 カルナウバワックス 5 重量 部 硬化ヒマシ油 5 重量 部 ステアリン酸 5 重量 部 ソルビタンセスキステアレート 2 重量 部 ロ モルホリン 5 重量 部 1,2−ペンタンジオール 10 重量 部 水 22 重量 部 ハ 綿繊維(500×10μm) 1 重量 部 ニ アクリル酸アルキル共重合体エマルジョン 30 重量 部
【0018】<実施例5>上記実施例1の本発明の化粧
料を構成する化粧料組成物(マスカラ用のアンダーコー
ト)の組成を下記の如く変えて、本発明の化粧料を作成
した。このものも実施例1ほどではないが、優れたマス
カラ維持効果を有していた。 イ マイクロクリスタリンワックス 15 重量 部 カルナウバワックス 5 重量 部 硬化ヒマシ油 5 重量 部 ステアリン酸 5 重量 部 ソルビタンセスキステアレート 2 重量 部 ロ モルホリン 5 重量 部 1,2−ペンタンジオール 10 重量 部 水 22 重量 部 ハ 絹繊維(500×10μm) 1 重量 部 ニ アクリル酸アルキル共重合体エマルジョン 30 重量 部
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、ボリュームアップタイ
プのマスカラにおいて、毛髪上に均一に厚く化粧料組成
物を塗布する手段と、毛髪上の化粧料組成物を長時間安
定に存在させる手段とを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の本発明の化粧料を構成する容器を
示す図である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2剤収納型の容器に異なる2種の化粧料
    組成物を充填した化粧料であって、前記2種の化粧料組
    成物が、マスカラ用のアンダーコートとマスカラ用のト
    ップコートであることを特徴とする、化粧料。
  2. 【請求項2】 前記化粧料に於けるマスカラ用のアンダ
    ーコートがウェーブを有する繊維を含有することを特徴
    とする、請求項1に記載の化粧料。
  3. 【請求項3】 ウェーブを有する繊維が、天然物由来の
    繊維であることを特徴とする、請求項2に記載の化粧
    料。
  4. 【請求項4】 ウェーブを有する繊維が、綿繊維、麻繊
    維又は絹繊維であることを特徴とする、請求項2又は3
    に記載の化粧料。
  5. 【請求項5】 マスカラ用のアンダーコートの塗布具と
    して、コーム及び/又はブラシを有していることを特徴
    とする、請求項1〜4何れか1項に記載の化粧料。
  6. 【請求項6】 マスカラ用のトップコートがジェル状で
    あることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載
    の化粧料。
  7. 【請求項7】 マスカラ用のトップコートの塗布具とし
    て、チップを有することを特徴とする、請求項1〜6何
    れか1項に記載の化粧料。
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