JP2002321488A - ホットメルト剤をインクとするボールペン - Google Patents
ホットメルト剤をインクとするボールペンInfo
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- JP2002321488A JP2002321488A JP2001124638A JP2001124638A JP2002321488A JP 2002321488 A JP2002321488 A JP 2002321488A JP 2001124638 A JP2001124638 A JP 2001124638A JP 2001124638 A JP2001124638 A JP 2001124638A JP 2002321488 A JP2002321488 A JP 2002321488A
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- Coating Apparatus (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 作業性のよく、宇宙環境においてアウトガス
が発生しない描画,描字用のボールペンを得る。 【解決手段】 先端にカートリッジ式ペン先7を有し内
部にシリンジ20bが挿入される第1の本体1と、前記
シリンジ20bに挿入される金属スペーサ3と、前記第
1の本体1の後端に螺合されるものであって内部に発熱
剤5が投入でき前記発熱剤5の流失を防ぐ蓋6を有する
第2の本体2とを含んで構成される。
が発生しない描画,描字用のボールペンを得る。 【解決手段】 先端にカートリッジ式ペン先7を有し内
部にシリンジ20bが挿入される第1の本体1と、前記
シリンジ20bに挿入される金属スペーサ3と、前記第
1の本体1の後端に螺合されるものであって内部に発熱
剤5が投入でき前記発熱剤5の流失を防ぐ蓋6を有する
第2の本体2とを含んで構成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はホットメルト剤をイ
ンクとするボールペン、特に、商品名エイブルボンド
(日本エイブルスティック社)等の、2液混合冷凍接着
剤をインクとして用いるボール(またはローラ)ペンに
関する。
ンクとするボールペン、特に、商品名エイブルボンド
(日本エイブルスティック社)等の、2液混合冷凍接着
剤をインクとして用いるボール(またはローラ)ペンに
関する。
【0002】
【従来の技術】宇宙環境で使用される機器に描画(また
は描字)するインクは、アウトガスが問題となるので、
特殊な組成のものが選択される。一般には、主材と硬化
剤を混合したもの(熱硬化型樹脂等)を例えば−40℃
で冷凍して硬化を停止させておき、使用時に冷凍庫から
取り出して液化させてから描画,描字あるいは捺印す
る。この液化現象は周囲温度が0℃付近に達すれば充分
認められ、接着剤としての硬化が進行されるが、通常は
室温あるいは室温より幾分高い温度(雰囲気)において
利用されることが多い。
は描字)するインクは、アウトガスが問題となるので、
特殊な組成のものが選択される。一般には、主材と硬化
剤を混合したもの(熱硬化型樹脂等)を例えば−40℃
で冷凍して硬化を停止させておき、使用時に冷凍庫から
取り出して液化させてから描画,描字あるいは捺印す
る。この液化現象は周囲温度が0℃付近に達すれば充分
認められ、接着剤としての硬化が進行されるが、通常は
室温あるいは室温より幾分高い温度(雰囲気)において
利用されることが多い。
【0003】従来のホットメルト剤をインクとする描画
技術について図面を参照して詳細に説明する。
技術について図面を参照して詳細に説明する。
【0004】図3および図4は従来の一例を工程順に示
す斜視図である。図3において、シリンジ(注射器)2
0の中で液状となっている着色接着剤(すなわち目的と
する機器に捺印するためのインク)22aを、専用板2
1の上に適量滴下し、図示省略したドクターブレードま
たはローラ等で平らに延し、ゴム印23を押し付ける。
図4のように、製品24の所要表示上面にゴム印23を
押し付けて、着色接着剤22aを転写し、着色接着剤の
文字列22b(S4321A)を得る。
す斜視図である。図3において、シリンジ(注射器)2
0の中で液状となっている着色接着剤(すなわち目的と
する機器に捺印するためのインク)22aを、専用板2
1の上に適量滴下し、図示省略したドクターブレードま
たはローラ等で平らに延し、ゴム印23を押し付ける。
図4のように、製品24の所要表示上面にゴム印23を
押し付けて、着色接着剤22aを転写し、着色接着剤の
文字列22b(S4321A)を得る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術の
第1の問題点は、製品毎に捺印の記述内容が違う為、製
品毎に捺印用ゴム印を用意する必要があることである。
第2の問題点は、注射器に装填されている冷凍した2液
混合捺印用インクを常温、又は、オ−ブン等で溶かさな
ければならない、わずらわしさや、又、専用台に溶融し
た捺印用インクを適量出し平行に延ばした上で、ゴム印
をつける作業であるため、捺印作業の準備時間に多くの
工数を必要とすることである。
第1の問題点は、製品毎に捺印の記述内容が違う為、製
品毎に捺印用ゴム印を用意する必要があることである。
第2の問題点は、注射器に装填されている冷凍した2液
混合捺印用インクを常温、又は、オ−ブン等で溶かさな
ければならない、わずらわしさや、又、専用台に溶融し
た捺印用インクを適量出し平行に延ばした上で、ゴム印
をつける作業であるため、捺印作業の準備時間に多くの
工数を必要とすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明のホットメル
ト剤をインクとするボールペンは、シリンジの中に冷凍
保存されている着色接着剤を溶解させる発熱剤を含んで
構成される。
ト剤をインクとするボールペンは、シリンジの中に冷凍
保存されている着色接着剤を溶解させる発熱剤を含んで
構成される。
【0007】第2の発明のホットメルト剤をインクとす
るボールペンは、第1発明において、前記発熱剤が鉄
粉,水,食塩,活性炭,バーキュライトの混合物であ
る。
るボールペンは、第1発明において、前記発熱剤が鉄
粉,水,食塩,活性炭,バーキュライトの混合物であ
る。
【0008】第3の発明のホットメルト剤をインクとす
るボールペンは、第1発明において、シリンジに挿入さ
れる心棒に前記発熱剤を収納する。
るボールペンは、第1発明において、シリンジに挿入さ
れる心棒に前記発熱剤を収納する。
【0009】第4の発明のホットメルト剤をインクとす
るボールペンは、第1発明において、前記心棒と前記着
色接着剤との間に金属スベーサを挿入する。
るボールペンは、第1発明において、前記心棒と前記着
色接着剤との間に金属スベーサを挿入する。
【0010】第5の発明のホットメルト剤をインクとす
るボールペンは、第1発明において、前記しシリンジの
吐出部に球体を有するカートリッジ式ペン先を取り付け
る。
るボールペンは、第1発明において、前記しシリンジの
吐出部に球体を有するカートリッジ式ペン先を取り付け
る。
【0011】第6の発明のホットメルト剤をインクとす
るボールペンは、先端にカートリッジ式ペン先を有し内
部にシリンジが挿入される第1の本体と、前記シリンジ
に挿入される金属スペーサと、前記第1の本体の後端に
螺合されるものであって内部に発熱剤が投入でき前記発
熱剤の流失を防ぐ蓋を有する第2の本体とを含んで構成
される。
るボールペンは、先端にカートリッジ式ペン先を有し内
部にシリンジが挿入される第1の本体と、前記シリンジ
に挿入される金属スペーサと、前記第1の本体の後端に
螺合されるものであって内部に発熱剤が投入でき前記発
熱剤の流失を防ぐ蓋を有する第2の本体とを含んで構成
される。
【0012】近年、例えばプリント基板上の所定の塗布
点に自動的に接着剤を塗布し、その後、その塗布点を含
んだ位置に電子部品を自動的に装着する部品実装システ
ムが供されてきている。この部品実装システムの一部を
構成する接着剤塗布装置は、接着剤の塗布作業を行う塗
布ヘッド、基板を作業位置に搬入し,搬出する搬送機
構、前記塗布ヘッドを含むディスペンスユニットを水平
方向に自在に移動させるXY移動機構、塗布データなど
に基づいて各機構を制御する制御装置等から構成されて
いる。前記ディスペンスユニットは、前記塗布ヘッドを
上下動自在に備えると共に、その塗布ヘッドを上下動さ
せるヘッド駆動機構を備えている。
点に自動的に接着剤を塗布し、その後、その塗布点を含
んだ位置に電子部品を自動的に装着する部品実装システ
ムが供されてきている。この部品実装システムの一部を
構成する接着剤塗布装置は、接着剤の塗布作業を行う塗
布ヘッド、基板を作業位置に搬入し,搬出する搬送機
構、前記塗布ヘッドを含むディスペンスユニットを水平
方向に自在に移動させるXY移動機構、塗布データなど
に基づいて各機構を制御する制御装置等から構成されて
いる。前記ディスペンスユニットは、前記塗布ヘッドを
上下動自在に備えると共に、その塗布ヘッドを上下動さ
せるヘッド駆動機構を備えている。
【0013】そして、前記塗布ヘッドは、接着剤が通る
細管部を上下に延びて有するヘッド主部の下端部に、前
記塗布ノズルを袋ナットにより交換可能に備えて構成さ
れている。また、ヘッド主部の上部には、接着剤を収容
したシリンジを交換可能に保持するための円筒状のシリ
ンジホルダが設けられている。
細管部を上下に延びて有するヘッド主部の下端部に、前
記塗布ノズルを袋ナットにより交換可能に備えて構成さ
れている。また、ヘッド主部の上部には、接着剤を収容
したシリンジを交換可能に保持するための円筒状のシリ
ンジホルダが設けられている。
【0014】前記シリンジは、先端(下端)の口部が先
細り状となった円筒状をなし、その口部が前記細管部に
連結された状態で、前記シリンジホルダに着脱可能に取
付けられるようになっている。そして、シリンジ内に
は、接着剤の上面に浮かぶ例えばポリカーボネイトや塩
化ビニール製のフロートが収容されており、また、シリ
ンジの上端部は、エアホースを介して圧力調整機構に連
結されている。この圧力調整機構は、加圧源,電空減圧
弁,切換弁等から構成されている。
細り状となった円筒状をなし、その口部が前記細管部に
連結された状態で、前記シリンジホルダに着脱可能に取
付けられるようになっている。そして、シリンジ内に
は、接着剤の上面に浮かぶ例えばポリカーボネイトや塩
化ビニール製のフロートが収容されており、また、シリ
ンジの上端部は、エアホースを介して圧力調整機構に連
結されている。この圧力調整機構は、加圧源,電空減圧
弁,切換弁等から構成されている。
【0015】このとき、前記フロートは、前記シリンジ
の内径寸法よりもやや小さい外径寸法を有する円形状を
なし、その一部に金属リングが設けられている。一方、
前記ディスペンスユニット側には、前記金属リングの位
置を検出するための近接センサが設けられている。ま
た、前記シリンジは一般にスロウアウェイ方式(使い捨
て方式)が採用されるが、フロートについては、その都
度取出して繰返し使用される。
の内径寸法よりもやや小さい外径寸法を有する円形状を
なし、その一部に金属リングが設けられている。一方、
前記ディスペンスユニット側には、前記金属リングの位
置を検出するための近接センサが設けられている。ま
た、前記シリンジは一般にスロウアウェイ方式(使い捨
て方式)が採用されるが、フロートについては、その都
度取出して繰返し使用される。
【0016】これにて、塗布ヘッドは、基板上の所定の
塗布点の上方に移動され、そこから塗布ノズルが基板上
の塗布点に近接するまで下降され、ここで、前記圧力調
整機構により、シリンジ内のフロートの上部空間が短時
間だけ正圧とされることにより、塗布ノズルから接着剤
が吐出されて塗布点に塗布されるようになっているので
ある。このとき、フロートにより接着剤は均一に加圧さ
れるようになっている。また、この塗布作業が進行して
接着剤が減少するに伴い、フロートもシリンジ内を次第
に下降することになるが、前記近接センサにより、接着
剤の残量が検出されるようになっている。
塗布点の上方に移動され、そこから塗布ノズルが基板上
の塗布点に近接するまで下降され、ここで、前記圧力調
整機構により、シリンジ内のフロートの上部空間が短時
間だけ正圧とされることにより、塗布ノズルから接着剤
が吐出されて塗布点に塗布されるようになっているので
ある。このとき、フロートにより接着剤は均一に加圧さ
れるようになっている。また、この塗布作業が進行して
接着剤が減少するに伴い、フロートもシリンジ内を次第
に下降することになるが、前記近接センサにより、接着
剤の残量が検出されるようになっている。
【0017】しかしながら、この技術は、次のような欠
点があった。即ち、まず、接着剤の塗布時には、上記の
ようにシリンジ内のフロートの上部空間に圧縮空気が供
給されるのであるが、この空気は高温となるため、その
熱がフロートを介して接着剤に伝達され、接着剤の温度
も上昇してしまうことになる。実験によれば、フロート
の上部の空気の温度は、約80〜90℃となり、また、
これに伴い、接着剤の温度は約45〜50℃に上昇して
いたとの報告がある。
点があった。即ち、まず、接着剤の塗布時には、上記の
ようにシリンジ内のフロートの上部空間に圧縮空気が供
給されるのであるが、この空気は高温となるため、その
熱がフロートを介して接着剤に伝達され、接着剤の温度
も上昇してしまうことになる。実験によれば、フロート
の上部の空気の温度は、約80〜90℃となり、また、
これに伴い、接着剤の温度は約45〜50℃に上昇して
いたとの報告がある。
【0018】ここで、近年では、接着剤として熱硬化性
樹脂が一般に用いられている。このため、接着剤の温度
上昇に伴って、接着剤の一部で硬化反応が開始されてし
まい、接着剤の粘度が上昇してしまうことになる。この
ように接着剤Aの粘度が上昇すると、塗布ノズル内の接
着剤の流れが悪くなって接着剤の吐出量が変化するなど
の不具合を招いていた。
樹脂が一般に用いられている。このため、接着剤の温度
上昇に伴って、接着剤の一部で硬化反応が開始されてし
まい、接着剤の粘度が上昇してしまうことになる。この
ように接着剤Aの粘度が上昇すると、塗布ノズル内の接
着剤の流れが悪くなって接着剤の吐出量が変化するなど
の不具合を招いていた。
【0019】また、フロートとシリンジの内周面との間
に隙間があるため、シリンジの内周面に接着剤が付着し
たままでフロートがその位置から下降することがあり、
シリンジの内周面に接着剤が付着したまま残ると、上記
のような高温の空気によりその接着剤が硬化されてしま
うことになる。このような現象が生ずると、硬化した接
着剤によりシリンジの内径が小さくなって、接着剤を使
い切ったシリンジからフロートを取出そうとしても、取
出せなくなる事態を招いてしまうことになる。
に隙間があるため、シリンジの内周面に接着剤が付着し
たままでフロートがその位置から下降することがあり、
シリンジの内周面に接着剤が付着したまま残ると、上記
のような高温の空気によりその接着剤が硬化されてしま
うことになる。このような現象が生ずると、硬化した接
着剤によりシリンジの内径が小さくなって、接着剤を使
い切ったシリンジからフロートを取出そうとしても、取
出せなくなる事態を招いてしまうことになる。
【0020】図5は第2の従来技術を示す断面図であ
る。(例えば、特開平07−2045585公報参
照)。
る。(例えば、特開平07−2045585公報参
照)。
【0021】図示はしないが、この接着剤塗布装置は、
ベース上に塗布対象物としての基板を作業位置に搬入
し,搬出する搬送機構が設けられている。
ベース上に塗布対象物としての基板を作業位置に搬入
し,搬出する搬送機構が設けられている。
【0022】そして、前記ベース上には、前記作業位置
の上方部に位置して、複数個の塗布ヘッドを備えるディ
スペンスユニット123が設けられていると共に、この
ディスペンスユニット123を水平方向に自在に移動さ
せる周知のXY移動機構(図示せず)が設けられてい
る。また、塗布データなどに基づいて各機構を制御する
マイコン等からなる制御装置が設けられている。
の上方部に位置して、複数個の塗布ヘッドを備えるディ
スペンスユニット123が設けられていると共に、この
ディスペンスユニット123を水平方向に自在に移動さ
せる周知のXY移動機構(図示せず)が設けられてい
る。また、塗布データなどに基づいて各機構を制御する
マイコン等からなる制御装置が設けられている。
【0023】ディスペンスユニット123はフレーム1
24の外壁部に例えば4個(1個のみ図示)の塗布ヘッ
ド122を備えると共に、それら各塗布ヘッド122を
選択的に上下動させて前記基板上の所定の塗布点に接着
剤Aの塗布作業を行うヘッド駆動機構を備えて構成され
ている。この場合、各塗布ヘッド122は、スライダ1
26に支持され、このスライダ126がリニアガイド1
27を介して前記フレーム124の外壁部に上下動自在
に支持されている。
24の外壁部に例えば4個(1個のみ図示)の塗布ヘッ
ド122を備えると共に、それら各塗布ヘッド122を
選択的に上下動させて前記基板上の所定の塗布点に接着
剤Aの塗布作業を行うヘッド駆動機構を備えて構成され
ている。この場合、各塗布ヘッド122は、スライダ1
26に支持され、このスライダ126がリニアガイド1
27を介して前記フレーム124の外壁部に上下動自在
に支持されている。
【0024】前記ヘッド駆動機構は、軸を支点として揺
動するリンクレバーの先端部を、前記スライダ126の
上端に連結させ、そのリンクレバーに設けられたカム受
けローラを、ばねによりカムに常に当接させ、そのカム
を図示しないモータ等により回転させることにより、ス
ライダ126ひいては塗布ヘッド122を上下動させる
ように構成されている。また、前記スライダ126に
は、接着剤Aの残量を検出するための近接センサが設け
られている。
動するリンクレバーの先端部を、前記スライダ126の
上端に連結させ、そのリンクレバーに設けられたカム受
けローラを、ばねによりカムに常に当接させ、そのカム
を図示しないモータ等により回転させることにより、ス
ライダ126ひいては塗布ヘッド122を上下動させる
ように構成されている。また、前記スライダ126に
は、接着剤Aの残量を検出するための近接センサが設け
られている。
【0025】前記塗布ヘッド122は、接着剤Aが通る
細管部34aを上下に延びて有するヘッド主部134の
下端部に、塗布ノズル135を袋ナット136により着
脱可能に備えて構成されている。また、ヘッド主部13
4の上部には、接着剤Aを収容したシリンジ137を交
換可能に保持する円筒状のシリンジホルダ138が設け
られている。
細管部34aを上下に延びて有するヘッド主部134の
下端部に、塗布ノズル135を袋ナット136により着
脱可能に備えて構成されている。また、ヘッド主部13
4の上部には、接着剤Aを収容したシリンジ137を交
換可能に保持する円筒状のシリンジホルダ138が設け
られている。
【0026】また、塗布ヘッド122(ヘッド主部13
4)は、前記スライダ126に軸受け139,139を
介して水平方向に回動可能に支持されている。そして、
前記ヘッド主部134の下部にはギア140が設けら
れ、このギア140が前記ディスペンスユニット123
に設けられた図示しない回転角度調整機構に連結されて
いることにより、塗布ヘッド122が回転され、以て、
塗布ノズル135の回転角度が自在に変更されるように
なっている。
4)は、前記スライダ126に軸受け139,139を
介して水平方向に回動可能に支持されている。そして、
前記ヘッド主部134の下部にはギア140が設けら
れ、このギア140が前記ディスペンスユニット123
に設けられた図示しない回転角度調整機構に連結されて
いることにより、塗布ヘッド122が回転され、以て、
塗布ノズル135の回転角度が自在に変更されるように
なっている。
【0027】そして、前記シリンジ137は、例えばプ
ラスチック材料からなり、先端(下端)の口部が先細り
状となった円筒状をなし、その内部に例えば熱硬化性樹
脂からなる接着剤Aが収容されている。この場合、シリ
ンジ137はいわゆるスロウアウェイ方式(使い捨て方
式)とされている。このシリンジ137は、下端の口部
が前記細管部134aに連結された状態で、前記シリン
ジホルダ138により着脱可能に取付けられるようにな
っている。そして、後述するように、シリンジ137内
には、接着剤Aの上面に浮かぶフロート141が収容さ
れている。
ラスチック材料からなり、先端(下端)の口部が先細り
状となった円筒状をなし、その内部に例えば熱硬化性樹
脂からなる接着剤Aが収容されている。この場合、シリ
ンジ137はいわゆるスロウアウェイ方式(使い捨て方
式)とされている。このシリンジ137は、下端の口部
が前記細管部134aに連結された状態で、前記シリン
ジホルダ138により着脱可能に取付けられるようにな
っている。そして、後述するように、シリンジ137内
には、接着剤Aの上面に浮かぶフロート141が収容さ
れている。
【0028】さらに、前記シリンジ137の上端部は、
エアホース142を介して圧力調整機構143に連結さ
れている。この圧力調整機構143は、加圧源144,
電空減圧弁145,切換弁146等から構成されてい
る。この圧力調整機構143により、シリンジ137内
のフロート141の上部空間の圧力が調整され、その空
間に圧縮空気が供給されて正圧とされることにより、塗
布ノズル135から接着剤Aが吐出されるようになって
いるのである。
エアホース142を介して圧力調整機構143に連結さ
れている。この圧力調整機構143は、加圧源144,
電空減圧弁145,切換弁146等から構成されてい
る。この圧力調整機構143により、シリンジ137内
のフロート141の上部空間の圧力が調整され、その空
間に圧縮空気が供給されて正圧とされることにより、塗
布ノズル135から接着剤Aが吐出されるようになって
いるのである。
【0029】このフロート141は、熱伝導率の小さい
材料例えば硬質ウレタンフォームから、前記シリンジ1
37の内径寸法よりも若干小さい外径寸法を有する円筒
状に形成されている。そして、その中間部には、金属リ
ングが設けられている。この金属リングにより、前記近
接センサがフロート141の高さ位置ひいては接着剤A
の残量が検出可能とされるようになっている。
材料例えば硬質ウレタンフォームから、前記シリンジ1
37の内径寸法よりも若干小さい外径寸法を有する円筒
状に形成されている。そして、その中間部には、金属リ
ングが設けられている。この金属リングにより、前記近
接センサがフロート141の高さ位置ひいては接着剤A
の残量が検出可能とされるようになっている。
【0030】フロート41の上部には、凹溝部が外周面
全体に渡ってリング状に形成されていると共に、その凹
溝部に、Oリングが嵌め込まれている。このOリング
は、その外周部が前記シリンジ137の内周部に軽く接
触するように構成されている。尚、このフロート141
は、接着剤Aを使い切ったシリンジ137から取出さ
れ、新たなシリンジ137を取付ける際に、そのシリン
ジ137内に収容されるようになっている。
全体に渡ってリング状に形成されていると共に、その凹
溝部に、Oリングが嵌め込まれている。このOリング
は、その外周部が前記シリンジ137の内周部に軽く接
触するように構成されている。尚、このフロート141
は、接着剤Aを使い切ったシリンジ137から取出さ
れ、新たなシリンジ137を取付ける際に、そのシリン
ジ137内に収容されるようになっている。
【0031】次に作用について述べる。前記制御装置に
は、予め基板上の接着剤塗布点の座標や、使用する塗布
ヘッド122(塗布ノズル135)等を指定した接着剤
塗布データが入力される。制御装置は、前記接着剤塗布
データ及び制御プログラムに基づいて、次のようにして
基板に対する接着剤Aの塗布作業を実行する。
は、予め基板上の接着剤塗布点の座標や、使用する塗布
ヘッド122(塗布ノズル135)等を指定した接着剤
塗布データが入力される。制御装置は、前記接着剤塗布
データ及び制御プログラムに基づいて、次のようにして
基板に対する接着剤Aの塗布作業を実行する。
【0032】即ち、まず、搬送機構により基板が作業位
置に搬送され停止される。そして、この基板に対し、デ
ィスペンスユニット123による接着剤Aの塗布作業が
行われるのであるが、この作業は、所定の塗布ヘッド1
25(塗布ノズル135)が接着剤塗布点の上方に来る
ように、XY移動機構によりディスペンスユニット12
3が基板の上方をXY方向に移動される。また、塗布ヘ
ッドは回転角度調整機構により所定の回転角度とされ
る。
置に搬送され停止される。そして、この基板に対し、デ
ィスペンスユニット123による接着剤Aの塗布作業が
行われるのであるが、この作業は、所定の塗布ヘッド1
25(塗布ノズル135)が接着剤塗布点の上方に来る
ように、XY移動機構によりディスペンスユニット12
3が基板の上方をXY方向に移動される。また、塗布ヘ
ッドは回転角度調整機構により所定の回転角度とされ
る。
【0033】ディスペンスユニット23が停止される
と、基板の接着剤塗布点上に塗布ノズル135が来るよ
うに、ヘッド駆動機構により所定の塗布ヘッドのみが下
降される。ここで、圧力調整機構143が駆動され、シ
リンジ137内のフロート141の上部空間に圧縮空気
が供給されて短時間だけ正圧となり、フロート141を
介して接着剤Aが下方への圧力を受け、以て塗布ノズル
135から所定量の接着剤Aが吐出されて基板に塗布さ
れるのである。その後、シリンジ137内のフロート1
41の上部空間は、常圧(大気圧)に戻され、塗布ヘッ
ドは上昇され、次の接着剤塗布点に対する塗布作業が繰
返される。
と、基板の接着剤塗布点上に塗布ノズル135が来るよ
うに、ヘッド駆動機構により所定の塗布ヘッドのみが下
降される。ここで、圧力調整機構143が駆動され、シ
リンジ137内のフロート141の上部空間に圧縮空気
が供給されて短時間だけ正圧となり、フロート141を
介して接着剤Aが下方への圧力を受け、以て塗布ノズル
135から所定量の接着剤Aが吐出されて基板に塗布さ
れるのである。その後、シリンジ137内のフロート1
41の上部空間は、常圧(大気圧)に戻され、塗布ヘッ
ドは上昇され、次の接着剤塗布点に対する塗布作業が繰
返される。
【0034】而して、上記のようにシリンジ137内の
フロート141の上部空間に圧縮空気が供給されるとき
に、この空気は高温(約80〜90℃)となるため、そ
の熱がフロート141を介して接着剤Aに伝達され、接
着剤Aの温度も上昇してしまうことになる。ところが、
フロート141を熱伝導率の小さい硬質ウレタンフォー
ムから構成したので、高温の圧縮空気の熱が下方の接着
剤Aに伝達されることが抑えられ、接着剤Aの温度上昇
が抑えられるのである。実験によれば、従来では接着剤
Aの温度が約45〜50℃となっていたものが、接着剤
Aの温度を約35℃程度に抑えることができる。
フロート141の上部空間に圧縮空気が供給されるとき
に、この空気は高温(約80〜90℃)となるため、そ
の熱がフロート141を介して接着剤Aに伝達され、接
着剤Aの温度も上昇してしまうことになる。ところが、
フロート141を熱伝導率の小さい硬質ウレタンフォー
ムから構成したので、高温の圧縮空気の熱が下方の接着
剤Aに伝達されることが抑えられ、接着剤Aの温度上昇
が抑えられるのである。実験によれば、従来では接着剤
Aの温度が約45〜50℃となっていたものが、接着剤
Aの温度を約35℃程度に抑えることができる。
【0035】従って、熱硬化性樹脂からなる接着剤Aに
あっても、シリンジ137内で硬化反応が開始されるこ
とを未然に防止することができ、接着剤Aの粘度が一定
に保たれ、塗布ノズル135内の接着剤Aの流れが安定
して、接着剤Aの吐出量を安定させることができるもの
である。
あっても、シリンジ137内で硬化反応が開始されるこ
とを未然に防止することができ、接着剤Aの粘度が一定
に保たれ、塗布ノズル135内の接着剤Aの流れが安定
して、接着剤Aの吐出量を安定させることができるもの
である。
【0036】また、この塗布作業が進行して接着剤Aが
減少するに伴い、フロート141もシリンジ137内を
次第に下降するようになるが、このとき、シリンジ13
7の内周面に接着剤Aが付着したまま残ると、それが硬
化してしまう現象が生ずる。ところが、本例では、フロ
ート141の外周部にOリングが設けられているので、
フロート141の下降に伴いOリングがシリンジ137
の内周部に摺接しながら下降し、シリンジ137の内周
部に付着しようとする接着剤Aが、そのOリングにより
掻き取られるようになる。
減少するに伴い、フロート141もシリンジ137内を
次第に下降するようになるが、このとき、シリンジ13
7の内周面に接着剤Aが付着したまま残ると、それが硬
化してしまう現象が生ずる。ところが、本例では、フロ
ート141の外周部にOリングが設けられているので、
フロート141の下降に伴いOリングがシリンジ137
の内周部に摺接しながら下降し、シリンジ137の内周
部に付着しようとする接着剤Aが、そのOリングにより
掻き取られるようになる。
【0037】従って、接着剤Aを無駄なく使用すること
ができると共に、シリンジ137の内周面に接着剤Aが
付着して硬化することを防止することができ、接着剤A
を使い切ったシリンジ137からフロート141を取出
す際の邪魔となることもない。
ができると共に、シリンジ137の内周面に接着剤Aが
付着して硬化することを防止することができ、接着剤A
を使い切ったシリンジ137からフロート141を取出
す際の邪魔となることもない。
【0038】なお、実開平01−00461号公報に
は、シリンジの側壁からの熱の侵入を遮断する断熱機構
が開示されている。また、シリンジをロホットアームに
装着する技術については例えば、特開平05−2934
13号公報に示されている。
は、シリンジの側壁からの熱の侵入を遮断する断熱機構
が開示されている。また、シリンジをロホットアームに
装着する技術については例えば、特開平05−2934
13号公報に示されている。
【0039】図6は第3の従来技術を示す断面図であ
る。(例えば、特開平05−161863号公報参
照)。図6に示す塗布装置は、ロータリバルブの筒状弁
体について、弁開区間のモータ回転速度と弁閉区間のモ
ータ回転速度を、塗布面搬送速度検出装置より塗布ライ
ンを移送中の被塗布物品の搬送速度およびマイコン記憶
データにもとづきマイコン制御することで、被塗布物品
の搬送と同期して、弁開タイムと弁閉タイムを任意に自
動制御し、供給帰還切替弁の弁室を介してロータリバル
ブに塗布剤を供給することにより、被塗布面に、塗布剤
の塗布パターン(塗布始点および塗布長)を選択自在と
し、且つ高速塗布作業を可能として作業効率を高めるも
のである。
る。(例えば、特開平05−161863号公報参
照)。図6に示す塗布装置は、ロータリバルブの筒状弁
体について、弁開区間のモータ回転速度と弁閉区間のモ
ータ回転速度を、塗布面搬送速度検出装置より塗布ライ
ンを移送中の被塗布物品の搬送速度およびマイコン記憶
データにもとづきマイコン制御することで、被塗布物品
の搬送と同期して、弁開タイムと弁閉タイムを任意に自
動制御し、供給帰還切替弁の弁室を介してロータリバル
ブに塗布剤を供給することにより、被塗布面に、塗布剤
の塗布パターン(塗布始点および塗布長)を選択自在と
し、且つ高速塗布作業を可能として作業効率を高めるも
のである。
【0040】供給帰還切替弁202は、加圧ホース22
4aを介して加圧ポンプ225,加圧塗布剤源(接着剤
タンク)226に接続される入口ポート221と、加圧
ホース224bを介して接着剤タンク226に接続され
る戻りポート(帰還ポート)222と、下方に向け開口
する供給ポート223とを有し、弁室227内の弁体2
28をエヤー操作部229へのエヤーの供給により上下
動させ、入口ポート221との連通するポートを供給ポ
ート223,戻りポート222に択一的に変更すること
で、加圧塗布剤(接着剤)の供給とタンクへの帰還とを
切替自在として構成する。塗布ノズル203は、ノズル
孔230を有し下端より加圧塗布剤(接着剤)を噴霧状
態または流下状態で吐出するところの、一般的な塗布用
ノズルである。
4aを介して加圧ポンプ225,加圧塗布剤源(接着剤
タンク)226に接続される入口ポート221と、加圧
ホース224bを介して接着剤タンク226に接続され
る戻りポート(帰還ポート)222と、下方に向け開口
する供給ポート223とを有し、弁室227内の弁体2
28をエヤー操作部229へのエヤーの供給により上下
動させ、入口ポート221との連通するポートを供給ポ
ート223,戻りポート222に択一的に変更すること
で、加圧塗布剤(接着剤)の供給とタンクへの帰還とを
切替自在として構成する。塗布ノズル203は、ノズル
孔230を有し下端より加圧塗布剤(接着剤)を噴霧状
態または流下状態で吐出するところの、一般的な塗布用
ノズルである。
【0041】前記供給帰還切替弁202の供給ポート2
23に通じる入力ポート211と前記塗布ノズル203
に通じる出力ポート212とを有する弁ハウジング20
4と、入力ポートと出力ポートとを連通遮断するための
弁孔207を有する円筒弁体205と、円筒弁体を回転
させるためのサーボモータ206とを含むロータリバル
ブ201を設ける。塗布ラインを移送中の被塗布物品の
搬送速度を検出するための塗布面搬送速度検出装置20
8を設け、該ロータリバルブ201のサーボモータ20
6の回転を被塗布物品の搬送速度と同期して制御するマ
イコン制御装置210を設ける。塗布面搬送速度検出装
置208は、被塗布物品が切断線を介して互いに連続し
た帯状である場合は、塗布ラインの搬送ベルトに対する
駆動プーリーの回転数を測定することで搬送速度を検出
できる。また、塗布ラインの搬送ベルトの上方にセンサ
ーを設けることで被塗布物品Wの搬送間隔を検出するこ
とでも搬送速度を検出できる(帯状の被塗布物品に等間
隔で存在する切断線、個々の製品の基準位置マーク等の
検出信号の信号間隔により搬送速度をマイコンで算出す
る)。前記マイコン制御装置210は、弁開区間におけ
る円筒弁体の弁開回転速度制御手段213と、弁閉区間
における円筒弁体の弁開回転速度制御手段214として
の機能するマイコンを有し、弁開区間のモータ回転速度
と弁閉区間のモータ回転速度を被塗布物品の搬送速度と
同期してマイコン制御で自動制御することにより、弁開
タイムと弁閉タイムを任意に設定自在とする。
23に通じる入力ポート211と前記塗布ノズル203
に通じる出力ポート212とを有する弁ハウジング20
4と、入力ポートと出力ポートとを連通遮断するための
弁孔207を有する円筒弁体205と、円筒弁体を回転
させるためのサーボモータ206とを含むロータリバル
ブ201を設ける。塗布ラインを移送中の被塗布物品の
搬送速度を検出するための塗布面搬送速度検出装置20
8を設け、該ロータリバルブ201のサーボモータ20
6の回転を被塗布物品の搬送速度と同期して制御するマ
イコン制御装置210を設ける。塗布面搬送速度検出装
置208は、被塗布物品が切断線を介して互いに連続し
た帯状である場合は、塗布ラインの搬送ベルトに対する
駆動プーリーの回転数を測定することで搬送速度を検出
できる。また、塗布ラインの搬送ベルトの上方にセンサ
ーを設けることで被塗布物品Wの搬送間隔を検出するこ
とでも搬送速度を検出できる(帯状の被塗布物品に等間
隔で存在する切断線、個々の製品の基準位置マーク等の
検出信号の信号間隔により搬送速度をマイコンで算出す
る)。前記マイコン制御装置210は、弁開区間におけ
る円筒弁体の弁開回転速度制御手段213と、弁閉区間
における円筒弁体の弁開回転速度制御手段214として
の機能するマイコンを有し、弁開区間のモータ回転速度
と弁閉区間のモータ回転速度を被塗布物品の搬送速度と
同期してマイコン制御で自動制御することにより、弁開
タイムと弁閉タイムを任意に設定自在とする。
【0042】ロータリバルブ201は、円筒弁体205
のαの回動範囲で弁開状態(入力ポート211と出力ポ
ート212とを連通)となり、β=180−αの回動範
囲で弁閉状態(入力ポート211と出力ポート212と
を遮断)となる。弁開タイムに対応するαの角度範囲と
弁閉タイムに対応するβ=360−αの角度範囲を円筒
弁体205の一回転につき交互にそれぞれ二回とする。
のαの回動範囲で弁開状態(入力ポート211と出力ポ
ート212とを連通)となり、β=180−αの回動範
囲で弁閉状態(入力ポート211と出力ポート212と
を遮断)となる。弁開タイムに対応するαの角度範囲と
弁閉タイムに対応するβ=360−αの角度範囲を円筒
弁体205の一回転につき交互にそれぞれ二回とする。
【0043】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して詳細に説明する。
して詳細に説明する。
【0044】図1は本発明の一実施形態を示す断面図で
ある。図1に示すホットメルト剤をインクとするボール
ペンは、先端にカートリッジ式ペン先7を有し内部にシ
リンジ20bが挿入される第1の本体1と、前記シリン
ジ20bに挿入される金属スペーサ3と、前記第1の本
体1の後端に螺合されるものであって内部に発熱剤5が
投入できる心棒4を有し前記発熱剤5の流失を防ぐ蓋6
を有する第2の本体2とを含んで構成される。
ある。図1に示すホットメルト剤をインクとするボール
ペンは、先端にカートリッジ式ペン先7を有し内部にシ
リンジ20bが挿入される第1の本体1と、前記シリン
ジ20bに挿入される金属スペーサ3と、前記第1の本
体1の後端に螺合されるものであって内部に発熱剤5が
投入できる心棒4を有し前記発熱剤5の流失を防ぐ蓋6
を有する第2の本体2とを含んで構成される。
【0045】カートリッジ式ペン先7にはテフロン球8
が取り付けてある。冷凍化している2液混合型(熱硬化
型タイプ)捺印用インク入り注射器をそのまま熱伝導性
が悪い材料で出来ている本体1に装着し、熱伝導性が良
い材料で出来ている本体2を本体1にネジ込むことによ
り本体2と一体の心棒が注射器内を押す構造である。熱
伝導が良い材料で出来ている心棒の中に装填されている
鉄粉、水、食塩、活性炭、バ−ミキュライトを使用時、
本体1を振ることによって起こる化学反応熱を利用し、
その熱を熱伝導が良い材料で出来ている金属スペ−サに
伝える。注射器内の2液混合型(熱硬化型タイプ)捺印
用インクは、その熱によって、溶かされ、本体1先端に
装着されているカ−トリッジ式ペン先の中央部のテフロ
ン球に伝わり、テフロン球を製品に当てると溶けたイン
クで文字等が記入出来る。
が取り付けてある。冷凍化している2液混合型(熱硬化
型タイプ)捺印用インク入り注射器をそのまま熱伝導性
が悪い材料で出来ている本体1に装着し、熱伝導性が良
い材料で出来ている本体2を本体1にネジ込むことによ
り本体2と一体の心棒が注射器内を押す構造である。熱
伝導が良い材料で出来ている心棒の中に装填されている
鉄粉、水、食塩、活性炭、バ−ミキュライトを使用時、
本体1を振ることによって起こる化学反応熱を利用し、
その熱を熱伝導が良い材料で出来ている金属スペ−サに
伝える。注射器内の2液混合型(熱硬化型タイプ)捺印
用インクは、その熱によって、溶かされ、本体1先端に
装着されているカ−トリッジ式ペン先の中央部のテフロ
ン球に伝わり、テフロン球を製品に当てると溶けたイン
クで文字等が記入出来る。
【0046】冷凍した、2液混合型(熱硬化型タイプ)
捺印用インクをオ−ブン等で溶融せず、直接、装着し、
且つ、 ゴム印を使用せず、直接、文字、数字を書くこ
とができる。本発明は、従来、使用していた冷凍されて
いる2液混合型(熱硬化型タイプ)のインク入り注射器
をそのまま、本体1に装着後、本体2の熱伝導が良い材
料 で出来ている心棒に鉄粉、水、食塩、活性炭、バ−
ミキュライトを装填し、蓋で止 め、使用時、本体1を
振り、そのときの化学反応熱を利用し冷凍してある2液
混合型(熱硬化型タイプ)捺印用インクを溶融させ、カ
−トリッジ式ペン先7の先端に位置するテフロン球8に
送り込み、テフロン球が回転することで文字、数字を簡
に書くことができる。
捺印用インクをオ−ブン等で溶融せず、直接、装着し、
且つ、 ゴム印を使用せず、直接、文字、数字を書くこ
とができる。本発明は、従来、使用していた冷凍されて
いる2液混合型(熱硬化型タイプ)のインク入り注射器
をそのまま、本体1に装着後、本体2の熱伝導が良い材
料 で出来ている心棒に鉄粉、水、食塩、活性炭、バ−
ミキュライトを装填し、蓋で止 め、使用時、本体1を
振り、そのときの化学反応熱を利用し冷凍してある2液
混合型(熱硬化型タイプ)捺印用インクを溶融させ、カ
−トリッジ式ペン先7の先端に位置するテフロン球8に
送り込み、テフロン球が回転することで文字、数字を簡
に書くことができる。
【0047】2液混合型(熱硬化型タイプ)捺印インク
の供給は、本体1のメネジ部に本体2のネジを勘合させ
ネジ込むことによって本体2と一体の心棒4が熱伝導の
良い材料で出来いる金属スペ−サ3を押し、2液混合型
捺印インク入り注射器内のインクを溶融させ、洗浄、又
は、インクが硬化した場合に交換可能なカ−トリッジ式
ペン先7の先端に位置するテフロン球8へ供給される。
従って、本発明は、2液混合型(熱型タイプ)捺印イン
クの硬化時間(以下、ポットライフと呼ぶ。)の範囲内
での使用ンクがなくならい限り、どこでも、描画作業を
行うことができる。
の供給は、本体1のメネジ部に本体2のネジを勘合させ
ネジ込むことによって本体2と一体の心棒4が熱伝導の
良い材料で出来いる金属スペ−サ3を押し、2液混合型
捺印インク入り注射器内のインクを溶融させ、洗浄、又
は、インクが硬化した場合に交換可能なカ−トリッジ式
ペン先7の先端に位置するテフロン球8へ供給される。
従って、本発明は、2液混合型(熱型タイプ)捺印イン
クの硬化時間(以下、ポットライフと呼ぶ。)の範囲内
での使用ンクがなくならい限り、どこでも、描画作業を
行うことができる。
【0048】本発明は、使用時、熱伝導が悪い材料で出
きている本体1を振ることによって、熱伝導が良い材料
で出来ている本体2と一体の心棒内に装填される鉄粉、
水、食塩、活性炭、バ−ミキュライトの材料が化学反応
を起こし、本体2と一体の心棒4の表面に熱が伝えられ
る。心棒4内の材料は流出しないよう蓋6のネジ部と本
体2のネジ部を勘合させ密封する。心棒4は、本体2ネ
ジ部を本体1ネジ部に勘合させ、ネジ込むことにより、
シリンジ20b上部の熱伝導が良い材料で出来ている金
属スペ−サ3に伝わり、シリンジ20bの冷凍してある
2液混合型捺印用インクを溶融させる。溶融したインク
は、本体1下部の着脱可能なカ−トリッジ式ペン先7の
先端のテフロン球8へ流れる。製品24にテフロン球を
あて文字等を書きこむとテフロン球8が回転しインクが
供給され、簡便な描画作業が容易に出来る。(図2参
照)なお、製品が金属の筐体等であり、その表面に製品
番号等を記入する場合は、テフロン球が(軟らかな紙を
へこませて接触して、テフロン球の直径に近い幅の線を
描画できるのと異なり)硬い金属表面と点接触するだけ
てあるから、描画線幅が細くなる。
きている本体1を振ることによって、熱伝導が良い材料
で出来ている本体2と一体の心棒内に装填される鉄粉、
水、食塩、活性炭、バ−ミキュライトの材料が化学反応
を起こし、本体2と一体の心棒4の表面に熱が伝えられ
る。心棒4内の材料は流出しないよう蓋6のネジ部と本
体2のネジ部を勘合させ密封する。心棒4は、本体2ネ
ジ部を本体1ネジ部に勘合させ、ネジ込むことにより、
シリンジ20b上部の熱伝導が良い材料で出来ている金
属スペ−サ3に伝わり、シリンジ20bの冷凍してある
2液混合型捺印用インクを溶融させる。溶融したインク
は、本体1下部の着脱可能なカ−トリッジ式ペン先7の
先端のテフロン球8へ流れる。製品24にテフロン球を
あて文字等を書きこむとテフロン球8が回転しインクが
供給され、簡便な描画作業が容易に出来る。(図2参
照)なお、製品が金属の筐体等であり、その表面に製品
番号等を記入する場合は、テフロン球が(軟らかな紙を
へこませて接触して、テフロン球の直径に近い幅の線を
描画できるのと異なり)硬い金属表面と点接触するだけ
てあるから、描画線幅が細くなる。
【0049】このときは、テフロン球の代りに円筒状の
塗布ローラを用いてもよい。
塗布ローラを用いてもよい。
【0050】
【発明の効果】本発明のホットメルト剤をインクとする
ボールペンの第1の効果は、従来、使用していた2液混
合型冷凍捺印用インク入り注射器をそのまま流用できる
ことである。第2の効果として、従来、使用していた捺
印用ゴム印が不要となることである。その理由は、本発
明がペンタイプであるため、文字等を思いどうり、自由
に記入できるからである。第3の効果として、冷凍保存
されている2液混合型捺印インクを早く、簡単に溶かし
描画作業時間の短縮が図れることである。その理由は、
本体2と一体の心棒内の鉄粉、水、食塩、活性炭、バ−
ミキュライトが振れ混じり合うことで、化学反応が起こ
り、熱が得られる。熱は心棒表面を通して、注器内の金
属スペ−サに伝わり、注射器内の捺印用インクを溶融さ
せるからである。
ボールペンの第1の効果は、従来、使用していた2液混
合型冷凍捺印用インク入り注射器をそのまま流用できる
ことである。第2の効果として、従来、使用していた捺
印用ゴム印が不要となることである。その理由は、本発
明がペンタイプであるため、文字等を思いどうり、自由
に記入できるからである。第3の効果として、冷凍保存
されている2液混合型捺印インクを早く、簡単に溶かし
描画作業時間の短縮が図れることである。その理由は、
本体2と一体の心棒内の鉄粉、水、食塩、活性炭、バ−
ミキュライトが振れ混じり合うことで、化学反応が起こ
り、熱が得られる。熱は心棒表面を通して、注器内の金
属スペ−サに伝わり、注射器内の捺印用インクを溶融さ
せるからである。
【図1】本発明の一実施形態を示す断面図である。
【図2】本発明の一使用例を示す斜視図である。
【図3】従来の一例を説明するための斜視図である。
【図4】第1の従来例を説明するための斜視図である。
【図5】第2の従来例を示す断面図である。
【図6】第3の従来例を示す断面図である。
1 本体 2 本体 3 金属スペーサ 4 心棒 5 発熱剤 6 蓋 7 カートリッジ式ペン先 8 テフロン球 20b シリンジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C350 GA03 GA12 HA09 KC05 NA19 NC01 NC09 4F042 AA01 AB00 BA19 CA08 CB03 CB05 CB24 FA21 FA22 FA27 FA30 FA33 FA43 FA60 4J039 BA02 BA10 BA26 BA29 BA37 BE09 BE33 CA09 GA27
Claims (6)
- 【請求項1】 シリンジの中に冷凍保存されている着色
接着剤を溶解させる発熱剤を含むことを特徴とするホッ
トメルト剤をインクとするボールペン。 - 【請求項2】 前記発熱剤が鉄粉,水,食塩,活性炭,
バーキュライトの混合物である請求項1記載のホットメ
ルト剤をインクとするボールペン。 - 【請求項3】 シリンジに挿入される心棒に前記発熱剤
を収納した請求項1記載のホットメルト剤をインクとす
るボールペン。 - 【請求項4】 前記心棒と前記着色接着剤との間に金属
スベーサを挿入した請求項1記載のホットメルト剤をイ
ンクとするボールペン。 - 【請求項5】 前記しシリンジの吐出部に球体を有する
カートリッジ式ペン先を取り付けた請求項1記載のホッ
トメルト剤をインクとするボールペン。 - 【請求項6】 先端にカートリッジ式ペン先を有し内部
にシリンジが挿入される第1の本体と、前記シリンジに
挿入される金属スペーサと、前記第1の本体の後端に螺
合されるものであって内部に発熱剤が投入でき前記発熱
剤の流失を防ぐ蓋を有する第2の本体とを含むことを特
徴とするホットメルト剤をインクとするボールペン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001124638A JP2002321488A (ja) | 2001-04-23 | 2001-04-23 | ホットメルト剤をインクとするボールペン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001124638A JP2002321488A (ja) | 2001-04-23 | 2001-04-23 | ホットメルト剤をインクとするボールペン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002321488A true JP2002321488A (ja) | 2002-11-05 |
Family
ID=18973994
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001124638A Withdrawn JP2002321488A (ja) | 2001-04-23 | 2001-04-23 | ホットメルト剤をインクとするボールペン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002321488A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2399789A (en) * | 2003-03-24 | 2004-09-29 | Martin Lister | Syringe quill pen |
GB2400584A (en) * | 2003-04-14 | 2004-10-20 | Martin Lister | Cartographers syringe quill pen |
JP2006007126A (ja) * | 2004-06-28 | 2006-01-12 | V Technology Co Ltd | 塗布装置 |
-
2001
- 2001-04-23 JP JP2001124638A patent/JP2002321488A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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