JP2002321297A - シート体及びシート体の製造方法 - Google Patents

シート体及びシート体の製造方法

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JP2002321297A
JP2002321297A JP2001127008A JP2001127008A JP2002321297A JP 2002321297 A JP2002321297 A JP 2002321297A JP 2001127008 A JP2001127008 A JP 2001127008A JP 2001127008 A JP2001127008 A JP 2001127008A JP 2002321297 A JP2002321297 A JP 2002321297A
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sheet
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JP2001127008A
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Hideo Hisada
英夫 久田
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Teikoku Printing Inks Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 骨格を有する製品の製造に適した素材となり
得るシート体及びシート体の製造方法を提供する。 【解決手段】 シート体1を、シート本体11と、間隔
をおいて複数固定された可撓性を有する線状の骨格部1
2で構成する。シート本体11を、薄肉のシート状に形
成された基材21と、基材21表面21aに積層された
粘着層22で構成し、骨格部12が形成された部位以外
に粘着層22が露出して成る粘着部31を設ける。骨格
部12間に残存した一般部41にスリット状の開口部4
2を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、骨格を備えた製品
の素材となり得るシート体及びシート体の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、骨格を備えた製品としての提灯を
製造する際には、竹籤を螺旋状に維持して骨格を形成す
るとともに、この骨格に薄紙やビニール等を貼着して形
成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このう
ような従来の場合、螺旋状に成形された竹籤の形状を維
持しながら、薄紙やビニールを貼着しなければならず、
苦労を要した。
【0004】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、骨格を有する製品の製造に適した
素材となり得るシート体及びシート体の製造方法を提供
することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にかかる請求項1のシート体にあっては、薄肉
のシート状に形成された基材と、該基材上に間隔をおい
て複数固定された可撓性を有する線状の骨格部と、を備
えている。
【0006】すなわち、このシート体は、薄肉シート状
の基材に線状の骨格部が間隔をおいて複数固定されてな
る。このため、このシート体を加工するだけで、骨格を
有した製品が製造される。
【0007】このとき、前記骨格部は可撓性を有する線
状に形成されており、当該骨格部を曲げる方向に湾曲す
ることができる。これにより、骨格部の両端を接合させ
るといった加工が可能となる。
【0008】また、請求項2のシート体においては、前
記基材を固定するための粘着部をさらに備えている。
【0009】これにより、粘着部によって、当該シート
体の仮止めや固定が可能となる。
【0010】さらに、請求項3のシート体では、前記骨
格部が設けられる前記基材の表面に粘着層を積層して前
記粘着部を構成した。
【0011】すなわち、基材に粘着層を積層することに
よって、骨格部間に粘着部が形成される。
【0012】また、請求項4のシート体にあっては、前
記各骨格部を、直線状に形成するとともに、略平行に並
設した。
【0013】これにより、骨格部の両端を接合させるよ
うに基材を湾曲することで、リング状の骨格部が形成さ
れる。また、各骨格部間には、薄肉シート状の基材が残
存するため、リング状の骨格部の配列方向に伸縮可能で
あるとともに、屈曲も可能な蛇腹状の製品が形成され
る。
【0014】加えて、請求項5のシート体においては、
前記骨格部間に残存する前記基材の一般部に、開口部を
形成した。
【0015】ここで本発明は、総ての骨格部間に開口部
を形成することを限定したものでは無く、例えば一部に
形成しても、総てに形成しても、さらには間欠的に形成
しても良い。
【0016】すなわち、骨格部間に形成された開口部に
より通風性が確保されつつ、各骨格部によって光の透過
が防止される。これにより、例えば直射日光を遮る簾と
して利用される。
【0017】そして、本発明にかかる請求項6のシート
体の製造方法にあっては、薄肉シート状の基材に、定着
後に可撓性を有した骨格部と成り得るインキを、線状に
間隔をおいて複数印刷する印刷工程と、前記インキを定
着して前記基材上に前記骨格部を形成する定着工程と、
を備えている。
【0018】すなわち、シート体を製造する際には、基
材にインキを印刷した後、このインキを定着する。これ
により、薄肉シート状の基材には、可撓性を有した線状
の複数の骨格部が、間隔をおいて固着された状態で一体
的に形成される。このため、このシート体を加工するだ
けで、骨格を有した製品が製造される。
【0019】このとき、前記骨格部は可撓性を有する線
状に形成されており、当該骨格部を曲げる方向に湾曲す
ることができる。これにより、骨格部の両端を接合させ
るといった加工が可能となる。
【0020】また、請求項7のシート体の製造方法にお
いては、前記基材に、当該基材を固定するための粘着力
を有した粘着部と成り得る第2のインキを印刷する粘着
部印刷工程をさらに備えている。
【0021】すなわち、前記シート体には、第2のイン
キが定着されてなる粘着部が形成される。これにより、
前記骨格部と前記粘着部との両者は、印刷によって形成
される。
【0022】そして、この粘着部により、当該シート体
の仮止めや固定が可能となる。
【0023】さらに、請求項8のシート体の製造方法で
は、前記印刷工程を行う前工程で前記粘着部印刷工程を
行い、前記骨格部が設けられる前記基材の表面に前記粘
着部を積層する。
【0024】すなわち、前記粘着部を形成する粘着部印
刷工程は、前記骨格部を形成する印刷工程の前工程で行
われるため、前記基材上への前記粘着部の積層が可能と
なる。これにより、骨格部間への粘着部の形成が容易と
なる。
【0025】また、請求項9のシート体の製造方法にあ
っては、前記印刷工程において、前記インキを、直線状
にかつ略平行に印刷した。
【0026】これにより、基材に、直線状の各骨格部
が、略平行に形成される。
【0027】そして、この骨格部の両端を接合させるよ
うに製造されたシート体を湾曲させることで、リング状
の骨格部が形成される。また、各骨格部間には、薄肉シ
ート状の基材が残存するため、リング状の骨格部の配列
方向に伸縮可能であるとともに、屈曲も可能な蛇腹状の
製品が形成される。
【0028】さらに、請求項10のシート体の製造方法
においては、前記骨格部間に位置する前記基材の一般部
に、開口部を形成する開口部形成工程をさらに備えてい
る。
【0029】ここで本発明は、この開口部形成工程を備
えることを特徴とするものであり、この開口部形成工程
は、前述した各工程の前工程で行われるものであって
も、後工程で行われるものであっても良い。つまり、印
刷工程でインキが印刷される箇所を除く部位に予め開口
部を形成することも可能であり、この場合には、加工の
容易性が高まる。また、総ての骨格部間に開口部を形成
することを限定したものでは無く、例えば一部に形成し
ても、総てに形成しても、さらには間欠的に形成しても
良い。
【0030】これにより、製造されるシート体には、骨
格部間に開口部が形成されるため、この開口部により通
風性が確保されつつ、各骨格部によって光の透過が防止
される。よって、例えば直射日光を遮る簾として利用さ
れる。
【0031】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の第1の実施の形態について図に従って説明する。図
1は、本実施の形態にかかるシート体1を示す図であ
り、(a)には模式図が、(b)には、その模式断面図
が示されている。
【0032】このシート体1は、薄肉の矩形シート状に
形成されたシート本体11と、該シート本体11上に間
隔をおいて複数固定された可撓性を有する線状の骨格部
12,・・・とによって形成されている。該骨格部12
は、厚みTが10μm以上の厚肉に形成されており、物
理な性能としては、屈曲に対する弾性と復元力を有し、
形状を保持するアーチアクション性を備えている。この
骨格部12は、直線状に形成されており、各骨格部1
2,・・・は平行に並設されている。
【0033】前記シート本体11は、図1の(b)に示
したように、薄肉のシート状に形成された基材21と、
該基材21表面21aの全面に渡って積層された粘着層
22とによって構成されている。
【0034】前記基材21の材質は、使用する用途や環
境に応じて選択されるものであり、水密性、気密性、断
熱性を有する素材や、意匠性に優れた素材が選択的に用
いられる。その一例として、アルミ箔など屈曲可能な薄
肉に形成された金属素材からなるフィルムや、屈曲可能
な薄肉のプラスチック、ポリエチレン、塩化ビニール、
ナイロン等の石油樹脂からなるフィルムや、各種の紙類
及びその加工フィルムや、布状の繊維製品などが挙げら
れる。また、医療現場において患部の保護及び固定用の
ギプスの代替として用いる場合には、抗菌処理や滅菌処
置を加えても良い。
【0035】前記骨格部12は、この粘着層22上に設
けられており、該骨格部12が形成された部位以外に
は、前記粘着層22が露出して成る粘着部31,・・・
が設けられている。該粘着部31は、基材21を固定す
るための粘着力を有し、当該シート体1を、仮止めした
り、固定できるように構成されている。もちろん、前記
基材21の裏面21bにも貼着して固定できるように構
成されている。
【0036】このシート本体11には、前記骨格部1
2,12間に残存する一般部41,・・・に、スリット
状の開口部42,・・・が形成されている。この開口部
42は、前記骨格部12,・・・に沿って延設されてお
り、細長に形成されている。
【0037】図2は、このシート体1の製造工程を示す
図であり、シート体1を製造する際には、第1の工程
(開口部形成工程)において、図2の(a)に示すよう
に、前記基材21に、前記骨格部12,・・・を形成す
る予定位置51,・・・を予め設定するとともに、その
予定位置51,・・・の間に残存した一般部41,・・
・に、例えばプレス機でスリット状の開口部42,・・
・を開設する。
【0038】第2の工程(粘着部印刷工程)では、この
基材21に、図2の(b)に示すように、定着後に前記
粘着層22と成り得る粘着層形成インキ55を印刷によ
って塗布する。このとき、前記基材21には、開口部4
2,・・・が開設されているため、基材21に粘着層形
成インキ55を塗布した後に開口部42,・・・を打ち
抜く場合と比較して、粘着層形成インキ55の塗布量を
抑えることができる。
【0039】この粘着層形成インキ55としては、定着
後に形成される前記粘着部31が、前記基材21を固定
するための粘着力を発揮できるような組成からなり、前
記粘着部31を構成する材質の一例として、基材21の
裏面21bを含む対象箇所に、貼着剥離を繰り返し行え
る粘着力を有した粘弾性体が挙げられる。ここで、粘弾
性体とは、粘性と弾性とを兼ね備えた物質であって、対
象箇所に密着した状態において粘着力が生じるものであ
り、この粘着力によって貼着できるように構成されてい
る。
【0040】本実施の形態においては、前記粘弾性体を
形成する紫外線硬化型の前記粘着層形成インキ55をス
クリーン印刷によって前記基材21の全面に均一塗布す
るものとする。
【0041】すなわち、この粘着層形成インキ55は、
次に示す成分が各々の割合で混合されてなる。なお、%
は、重量%を示すものとする。
【0042】 ウレタン系オリゴマー・・・・・・・・・・・・・・・ 30.0〜60.0% エポキシ系モノマー・・・・・・・・・・・・・・・・ 8.0〜15.0% エステル系モノマー・・・・・・・・・・・・・・・・ 25.0〜30.0% アセトフェノン系光開始剤・・・・・・・・・・・・・ 3.0〜 8.0% アシルホォスフィンオキサイド・・・・・・・・・・・ 3.0〜 8.0% エラストマー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1.0〜10.0% アクリル系等に代表されるシリコンを含まない消泡剤・ 1.0〜 3.0% 重合禁止剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 0.1%
【0043】第3の工程(粘着層形成インキ定着工程)
では、前記基材21に塗布された前記粘着層形成インキ
55に、図2の(c)に示すように、紫外線61を照射
して当該粘着層形成インキ55を基材21表面21aに
定着する。
【0044】なお、本実施の形態では、前記粘着層形成
インキ55を、基材21全面に均一塗布して、基材21
の全面に前記粘着層22を形成した場合を例に挙げて説
明したが、これに限定されるものではなく、前記骨格部
12,・・・上を含む必要な箇所に前記粘着部31を形
成しても良い。また、この粘着部31は、スポット状に
形成されるものであっても良い。
【0045】そして、第4の工程(骨格部印刷工程)
で、図2の(d)に示すように、前記骨格部12,・・
・と成り得る紫外線硬化型の骨格部形成インキ65を、
前記基材21及び粘着層22からなるシート本体11の
前記予定位置51,・・・に沿って直線状に間隔をおい
て平行に複数厚盛りに印刷する。この印刷は、一回に限
らず、複数回行って多層構造の厚肉にしても良い。ま
た、印刷方法としては、厚肉の印刷に適したスクリーン
印刷が挙げられ、本実施の形態では、前記骨格部形成イ
ンキ65をスクリーン印刷するものとする。
【0046】ここで、本実施の形態では、スクリーン印
刷する場合を例に挙げて説明したが、これに限定される
ものではなく、グラビア印刷、フレキリ印刷、インキジ
ェット印刷、ロールコーティング、アプリケーターなど
の他の印刷方法により形成しても良い。
【0047】前記骨格部形成インキ65は、定着後に前
記骨格部12と成り得る組成からなり、次に示す成分が
各々の割合で混合されてなる。
【0048】 ウレタンアクリレート ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 54重量 部 アクリレートモノマー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30重量 部 体質顔料 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10重量 部 光開始剤 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5重量 部 消泡剤 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1重量 部
【0049】なお、これらの割合は、実験により求めら
れた最適値であり、形成される骨格部12の堅さを決定
する前記ウレタンアクリレートが占める割合は、45〜
60重量部の範囲内で変更可能であることが実験により
求められている。また、前記アクリレートモノマーは、
前記ウレタンアクリレートの硬化を抑制するものであ
り、形成される骨格部12に弾性及び可撓性の付与する
ための最適値が実験により求められている。さらに、前
記体質顔料は、印刷時の目詰まりを防止する為の流動性
を確保するものであり、その含有率は、スクリーン印刷
する際の最適値が実験により求められている。
【0050】また、本実施の形態では、紫外線で硬化す
る骨格部形成インキ65を用いたが、これに限定される
ものではなく、例えば、溶剤型、水溶性、紫外線硬化型
の一液又は二液反応硬化型など他のインキを用いても良
い。
【0051】第5の工程(骨格部形成インキ定着工程)
では、前記シート本体11に塗布された前記骨格部形成
インキ65,・・・に、図2の(e)に示すように、紫
外線71を照射して当該骨格部形成インキ65,・・・
をシート本体11表面に定着する。
【0052】これにより、接着剤等を用いること無く、
骨格部12,・・・をシート本体11に固定することが
できる。また、骨格部形成インキ65を紫外線71で硬
化させるため、定着時間の短縮化を図ることができる。
さらに、熱を加えて定着する場合のように、薄肉シート
状の基材21の熱による変形を防止することができる。
【0053】以上の構成からなる本実施の形態におい
て、シート本体11に骨格部形成インキ65,・・・を
印刷して定着するだけで、薄肉シート状のシート本体1
1に、可撓性を有した線状の複数の骨格部12,・・・
を、間隔をおいて固着された状態で一体的に形成するこ
とができる。このため、シート本体11に骨格部12を
接着する等の作業が不要となり、印刷技術を用いた量産
が可能となる。
【0054】そして、このシート体1を加工するだけ
で、骨格を有した製品を製造することができる。このた
め、骨格を所定の形状に組み合わせるとともに、この状
態を維持しながら薄紙やビニール等のシートを貼着して
製品を形成する従来と比較して、作業性を格段に向上す
ることができる。したがって、骨格を有する製品の製造
に適したシート体1を製造することができる。
【0055】また、前記骨格部12,・・・は可撓性を
有した線状に形成されるため、当該骨格部12,・・・
を、図3に示したように、曲げる方向に湾曲することが
できる。これにより、各骨格部12,・・・の両端を接
合させるといった加工が可能となるため、シート本体1
1に、硬質の骨格部12を設けただけでは、決して得る
ことができない、後加工が容易なシート体1を製造する
ことができるといった特有の効果をも得ることができ
る。
【0056】そして、前記シート本体11に粘着部形成
インキ55を印刷して定着することで、当該シート本体
11を固定するための粘着力を有した粘着部31,・・
・を形成することができる。このように、前記骨格部1
2,・・・と前記粘着部31,・・・との両者を、印刷
で形成することができるため、両者を異なる方法で形成
する場合と比較して、作業性が向上するとともに、製造
コストを抑えることができる。
【0057】また、製造されたシート体1にあっては、
この粘着部31,・・・を利用することで、当該シート
体1の仮止めや固定が可能となる。その例として、図3
に示したように、シート本体11の一端部を、他端部に
重ねるだけで、両端を接合することができる。よって、
当該シート体1加工時に、仮止テープや接着剤を要する
場合と比較して、作業性の高い素材となり得る。
【0058】さらに、粘着部31,・・・を形成する第
2の工程(粘着部印刷工程)を、骨格部12,・・・を
形成する第4の工程(骨格部印刷工程)の前工程で行う
ことにより、前記基材21への粘着部31,・・・の形
成が可能となる。これにより、厚肉に形成された各骨格
部12,・・・間への粘着部31,・・・の形成を容易
に行うことができる。
【0059】この場合の効果としては、シート体1の仮
止めや固定のみに留まらず、当該シート体1で覆ったも
のや、包んだものに貼着することができ、その状態を維
持することができる。よって、保護材やギプスの代替品
などの製品に応用することができる。
【0060】加えて、前記第4の工程(骨格部印刷工
程)で、骨格部形成インキ65,・・・を直線状にかつ
略平行に印刷することで、シート本体11に、直線状の
骨格部31,・・・を平行に形成することができる。こ
のとき、前記骨格部形成インキ65,・・・は、印刷技
術を用いて直線状に平行して塗布されるため、その成形
精度を高めることができ、隣接した骨格部12,・・・
同士の不用意な接触を防止することができる。
【0061】そして、図3に示したように、この骨格部
31,・・・の両端を接合させるように、製造されたシ
ート体1を湾曲させることで、リング状の骨格部31,
・・・を形成することができる。このとき、各骨格部3
1,・・・間には、薄肉シート状のシート本体11が残
存するため、リング状の骨格部31,・・・の配列方向
に伸縮可能であるとともに、L字状に屈曲も可能な蛇腹
状の製品を形成することができる。したがって、円筒の
蛇腹状の製品を製造することができ、上下をに板体を設
けることで、上下に伸縮可能な提灯を形成することもで
きる。
【0062】また、製造されるシート体1には、骨格部
12,・・・間にスリット状の開口部42,・・・が形
成されるため、この開口部42,・・・により一面と他
面との通風性を確保することができる。また、各骨格部
12,・・・及び骨格部12が形成された部位を不透明
にすることで、光の透過を防止することができる。この
ため、平坦な状態のシート体1を、例えば直射日光を遮
る簾やブラインドとして利用することができる。
【0063】なお、本実施の形態にあっては、各骨格部
12,・・・間に残存した一般部41,・・・にスリッ
ト状の開口部42,・・・が開設されたシート本体1を
例に挙げて説明したが、これに限定されるものではな
い。
【0064】(第2の実施の形態)図4は、本発明の第
2の実施の形態に係るシート体101を示す図であり、
(a)には模式図が、(b)には、その模式断面図が示
されている。なお、第1の実施の形態と同一の箇所は、
同一の符号を付して説明を割愛し、異なる部分について
のみ説明する。
【0065】すなわち、このシート体101は、第1の
実施の形態における開口部42,・・・が廃止されたも
のであり、各骨格部12,・・・間には、シート本体1
1の一般部41のみが残存している。
【0066】また、このシート体101の製造工程は、
図2の(a)に示した第1の工程が廃止されたものであ
り、図2の(b)に示した第2の工程(粘着部印刷工
程)から開始されるものとする。
【0067】このような工程で製造されたシート体10
1であっても、第1の実施の形態と同様の効果を得るこ
とができる。
【0068】(第3の実施の形態)図5は、本発明の第
3の実施の形態に係るシート体201を示す図であり、
第2の実施の形態と同一の箇所は、同一の符号を付して
説明を割愛し、異なる部分についてのみ説明する。
【0069】すなわち、このシート体201は、第2の
実施の形態における粘着層22及び粘着部31,・・・
が廃止されたものであり、基材21上に、直接骨格部1
2,・・・が固着されている。
【0070】また、このシート体201の製造工程は、
図2の(a)から(c)に示した第1の工程から第3の
工程が廃止されたものであり、図2の(d)に示した第
4の工程(粘着部印刷工程)から開始されるものとす
る。
【0071】このような工程で製造されたシート体20
1であっても、第1の実施の形態と同様の効果を得るこ
とができる。
【0072】ここで、前述した各実施の形態におけるシ
ート体1,101,201で製造できる製品例を分野別
に列記する。
【0073】「医療分野」
【0074】膝、肘、肩などの関節部の治療に際し、患
部の固定や保護、保温などを目的として従来は包帯や保
護具などを使用していたが、前記シート体1,101,
201を巻き付ける等して使用することで、患部への処
置が格段に容易になり、且つ医療上の効果も極めて高く
なる。
【0075】また、前記シート体1,101,201を
自由な大きさ及び形状に切断して使用することができる
ため、使用部位や個人差に関係なく広範囲の治療に供す
ることが出来る。よって、医療費の低減に寄与すること
も可能である。
【0076】「建設関連分野」
【0077】各種の配管、ダクト、継手部分、エルボな
どのシールや保護、保温を目的として多くの蛇腹製品が
使用されているが、夫々が用途別やサイズ別に製造され
ている。このため、応用や転用が利かないことや、緊急
時に資材の調達に時間を要するなどの問題があった。
【0078】しかし、前記シート体1,101,201
を携帯し、各種の配管、ダクト、継手部分、エルボ等巻
き付けられる対象部位に合わせて切断することで、現場
での加工が可能となる。また、新設に際しても、既設の
緊急修繕に際しても、容易に蛇腹を現場制作することが
できる。したがって、蛇腹の在庫の削減、及び現場工程
の削減を図ることができ、工事費用をより安価にするこ
とが可能となる。
【0079】「包装分野」
【0080】ガラス製品や精密機器の輸送時の梱包資材
として前記シート体1,101,201を使用すること
で、従来に無いコストダウンと安全性を確保することが
できる。すなわち、シート体1,101,201の骨格
部12,・・・をクッション層として利用することも、
蛇腹を組み立てて梱包物の外周部に配置することで、必
要な空気層を梱包物の外周部に確保することもできる。
また、梱包物そのものを、包囲することで、空気層に封
じ込めることも出来る。よって、経済的で安全な新しい
包装資材として利用することができる。
【0081】「家具・インテリア分野」
【0082】前記シート体1,101,201は、常時
は平滑な骨格部12,・・・付きのシート本体11を、
例えば巻物状にした状態で保管及び輸送することができ
る。しかし、図3に示したように、円筒状に形成した場
合、骨格部12,・・・の弾性及び復元力を利用するこ
とによって、枕、クッション、肘掛として利用すること
ができる。また、ブラインド、簾などとして使用するこ
ともできる。さらに、必要に応じて粘着部31による粘
着や接着の機能を用いて、任意の形状に組み立て加工す
ることもできる。よって、家具・インテリアとして独自
性のあるものを成形することができる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1の
シート体にあっては、薄肉シート状の基材に線状の骨格
部が間隔をおいて複数固定されてなる。このため、この
シート体を加工するだけで、骨格を有した製品を製造す
ることができる。
【0084】よって、骨格を所定の形状に組み合わせる
とともに、この状態を維持しながら薄紙やビニール等の
シートを貼着して製品を形成する従来と比較して、作業
性を格段に向上することができる。したがって、骨格を
有する製品の製造に適した素材となり得る。
【0085】そして、前記骨格部は可撓性を有した線状
に形成されており、当該骨格部を曲げる方向に湾曲する
ことができる。これにより、骨格部の両端を接合させる
といった加工が可能となるため、シート状の基材に、硬
質の骨格部を設けただけでは、決して得ることができな
い、後加工が容易となるといった特有の効果をも得るこ
とができる。
【0086】また、請求項2のシート体においては、前
記基材を固定するための粘着部を備えているため、この
粘着部によって、当該シート体の仮止めや固定が可能と
なる。よって、当該シート体加工時に、仮止テープや接
着剤を要する場合と比較して、作業性の高い素材となり
得る。
【0087】さらに、請求項3のシート体では、前記基
材に粘着層を積層することにより、骨格部間に粘着部を
形成することができる。この場合の効果としては、シー
ト体の仮止めや固定のみに留まらず、当該シート体で覆
ったものや、包んだものに貼着することができ、その状
態を維持することができる。よって、保護材やギプスの
代替品などの製品に応用することができる。
【0088】また、請求項4のシート体にあっては、各
骨格部を直線状に形成して略平行に並設したため、当該
骨格部の両端を接合させるように基材を湾曲すること
で、リング状の骨格部を形成することができる。また、
各骨格部間には、薄肉シート状の基材が残存するため、
リング状の骨格部の配列方向に伸縮可能であるととも
に、屈曲も可能な蛇腹状の製品を形成することができ
る。
【0089】加えて、請求項5のシート体においては、
前記骨格部間に残存する前記基材の一般部に開口部を形
成することで、この開口部により一面と他面との通風性
を確保することができる。また、各骨格部によって光の
透過を防止することができるため、例えば直射日光を遮
る簾やブラインドとして利用することができる。
【0090】そして、本発明にかかる請求項6のシート
体の製造方法にあっては、基材にインキを印刷した後、
このインキを定着することで、薄肉シート状の基材に、
可撓性を有した線状の複数の骨格部を、間隔をおいて固
着された状態で一体的に形成することができる。このた
め、基材に骨格部を接着する等の作業が不要となり、印
刷技術を用いた量産が可能となる。
【0091】そして、このシート体を加工するだけで、
骨格を有した製品を製造することができるため、骨格を
所定の形状に組み合わせるとともに、この状態を維持し
ながら薄紙やビニール等のシートを貼着して製品を形成
する従来と比較して、作業性を格段に向上することがで
きる。したがって、骨格を有する製品の製造に適した素
材の製造方法となり得る。
【0092】加えて、前記骨格部は可撓性を有した線状
に形成されるため、当該骨格部を曲げる方向に湾曲する
ことができる。これにより、骨格部の両端を接合させる
といった加工が可能となるため、シート状の基材に、硬
質の骨格部を設けただけでは、決して得ることができな
い、後加工が容易なシート体を製造することができると
いった特有の効果をも得ることができる。
【0093】また、請求項7のシート体の製造方法にお
いては、前記基材に第2のインキを印刷して定着するこ
とで、当該基材を固定するための粘着力を有した粘着部
を形成することができる。このように、前記骨格部と前
記粘着部との両者を、印刷で形成することができるた
め、両者を異なる方法で形成する場合と比較して、作業
性が向上するとともに、製造コストを抑えることができ
る。
【0094】そして、製造されたシート体にあっては、
この粘着部を利用することで、当該シート体の仮止めや
固定が可能となる。よって、当該シート体加工時に、仮
止テープや接着剤を要する場合と比較して、作業性の高
い素材となり得る。
【0095】さらに、請求項8のシート体の製造方法で
は、粘着部を形成する粘着部印刷工程を、骨格部を形成
する印刷工程の前工程で行うことにより、前記基材への
粘着部の形成が可能となる。これにより、骨格部間に粘
着部を容易に形成することができる。
【0096】この場合の効果としては、シート体の仮止
めや固定のみに留まらず、当該シート体で覆ったもの
や、包んだものに貼着することができ、その状態を維持
することができる。よって、保護材やギプスの代替品な
どの製品に応用することができる。
【0097】また、請求項9のシート体の製造方法にあ
っては、印刷工程で、インキを直線状にかつ略平行に印
刷することで、基材に、直線状の各骨格部を略平行に形
成することができる。このとき、前記インキは、印刷技
術を用いて直線状に略平行して塗布されるため、その精
度を高めることができる。
【0098】そして、この骨格部の両端を接合させるよ
うに、製造されたシート体を湾曲させることで、リング
状の骨格部を形成することができる。また、各骨格部間
には、薄肉シート状の基材が残存するため、リング状の
骨格部の配列方向に伸縮可能であるとともに、屈曲も可
能な蛇腹状の製品を形成することができる。
【0099】さらに、請求項10のシート体の製造方法
において、製造されるシート体には、骨格部間に開口部
が形成されるため、この開口部により一面と他面との通
風性を確保することができる。また、各骨格部によって
光の透過を防止することができるため、例えば直射日光
を遮る簾やブラインドとして利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図で、(a)
は模式平面図であり、(b)は模式断面図である。
【図2】同実施の形態の製造工程を示す説明図である。
【図3】同実施の形態の利用形態を示す斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す図で、(a)
は模式平面図であり、(b)は模式断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態を示す図である。
【符号の説明】
1 シート体 12 骨格部 21 基材 22 粘着層 31 粘着部 41 一般部 42 開口部 101 シート体 201 シート体

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄肉のシート状に形成された基材と、 該基材上に間隔をおいて複数固定された可撓性を有する
    線状の骨格部と、 を備えたことを特徴とするシート体。
  2. 【請求項2】 前記基材を固定するための粘着部をさら
    に備えたことを特徴とする請求項1記載のシート体。
  3. 【請求項3】 前記骨格部が設けられる前記基材の表面
    に粘着層を積層して前記粘着部を構成したことを特徴と
    する請求項2記載のシート体。
  4. 【請求項4】 前記各骨格部を、直線状に形成するとと
    もに、略平行に並設したことを特徴とする請求項1、2
    又は3記載のシート体。
  5. 【請求項5】 前記骨格部間に残存する前記基材の一般
    部に、開口部を形成したことを特徴とする請求項1から
    4にいずれか記載のシート体。
  6. 【請求項6】 薄肉シート状の基材に、定着後に可撓性
    を有した骨格部と成り得るインキを、線状に間隔をおい
    て複数印刷する印刷工程と、 前記インキを定着して前記基材上に前記骨格部を形成す
    る定着工程と、 を備えたことを特徴とするシート体の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記基材に、当該基材を固定するための
    粘着力を有した粘着部と成り得る第2のインキを印刷す
    る粘着部印刷工程をさらに備えたことを特徴とする請求
    項6記載のシート体の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記印刷工程を行う前工程で前記粘着部
    印刷工程を行い、前記骨格部が設けられる前記基材の表
    面に前記粘着部を積層することを特徴とする請求項7記
    載のシート体の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記印刷工程において、前記インキを、
    直線状にかつ略平行に印刷したことを特徴とする請求項
    6、7又は8記載のシート体の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記骨格部間に位置する前記基材の一
    般部に、開口部を形成する開口部形成工程をさらに備え
    たことを特徴とする請求項6から9にいずれか記載のシ
    ート体の製造方法。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55111002A (en) * 1979-02-19 1980-08-27 Matsushita Electric Works Ltd Method of manufacturing shade of illuminator
JPS5844601A (ja) * 1981-09-09 1983-03-15 秋江織物株式会社 提燈とその製作方法
JPH07237273A (ja) * 1994-02-25 1995-09-12 Pentel Kk 滑り止めパタ−ンの印刷を施したシ−ト

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