JP2002320783A - 回転する刃収容部を有するシェービングカミソリ及びそのための取り替え可能な刃カートリッジ - Google Patents

回転する刃収容部を有するシェービングカミソリ及びそのための取り替え可能な刃カートリッジ

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    • B26B21/00Razors of the open or knife type; Safety razors or other shaving implements of the planing type; Hair-trimming devices involving a razor-blade; Equipment therefor
    • B26B21/08Razors of the open or knife type; Safety razors or other shaving implements of the planing type; Hair-trimming devices involving a razor-blade; Equipment therefor involving changeable blades
    • B26B21/14Safety razors with one or more blades arranged transversely to the handle
    • B26B21/22Safety razors with one or more blades arranged transversely to the handle involving several blades to be used simultaneously
    • B26B21/222Safety razors with one or more blades arranged transversely to the handle involving several blades to be used simultaneously with the blades moulded into, or attached to, a changeable unit

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 回転する刃収容部を有するシェービングカミ
ソリ及びそのための取り替え可能な刃カートリッジの提
供。 【解決手段】 シェービングカミソリは、刃収容部34
を有し、当該刃収容部は、取り替え可能な刃カートリッ
ジ13の一部になることができ、本体部品又はハンドル
組立体32によって回転可能に支持される。本体部品及
び刃収容部は、協動する凸状及び凹状弓形ベアリング面
を有し、凸状及び凹状ベアリング面68、18が、互い
の上を滑動することによって、収容部は、回転軸を中心
に動くことができ、ばね機構は、凸状及び凹状ベアリン
グ面を、互いに係合させて保持しつつ、収容部を、回転
軸を中心に限界位置に向けて一方向に弾性的に付勢す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、細長い刃先を有す
る1つ又は複数の刃を収容する刃収容部を回転可能に支
える本体部品又はハンドル組立体を有するシェービング
カミソリに関し、より詳細には、本体部品と刃収容部と
の間の回転可能な接続の改良、本体部品に対する刃収容
部の回転運動に関して、刃収容部をばね付勢するための
機構の改良、並びに、刃収容部及び1つ又は複数の刃を
含む取り替え可能な刃カートリッジの改良を扱う。
【0002】
【従来の技術】回転可能な刃収容部を有するシェービン
グカミソリに関しては、刃収容部及び本体部品又はハン
ドル組立体の協動する弓状面を使うことによって、収容
部の回転支持を実現することが知られている。そのよう
な公知のカミソリの例が、Richardらによる米国特許第
6,138,361号に記載されている。このRichardらのカミソ
リでは、刃収容部の各端部が、同軸な半径方向に内側及
び外側の弓状面を有する横方向内側に伸びる突起部によ
って、ハンドル組立体と回転可能に接続され、その突起
部は、ハンドル組立体の弓状に形作られた溝に受け入れ
られ、溝の半径方向に内側及び外側の面が、突起部を捕
まえて、ハンドル組立体に対する大まかな回転運動に突
起部を制限する。しかしながら、刃収容部とハンドル組
立体との間の接続は、比較的緩いものであり、収容部と
ハンドル組立体との間の接続における緩みを克服するた
めに、又は、収容部をある限界位置まで動かし、そのよ
うな限界位置から離れる動きに弾力的に抵抗するため
に、刃収容部に付勢力はかけられていない。また、回転
可能な接続構造は、刃収容部を取り替え可能な刃カート
リッジの一部にするのが容易ではないものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の一般
的な目的は、回転可能な刃収容部を有するシェービング
カミソリを提供することにあり、当該シェービングカミ
ソリにおいては、回転可能な刃収容部と本体部品又はハ
ンドル組立体との間の接続構造が、低コストな簡単な構
造のものであり、それにより、刃収容部は、緩みなし
に、しっかりと本体部品に保持され、また、刃収容部
は、回転軸のまわりの本体部品に対する、その動きに関
して、ばね付勢され、また、刃収容部を、本体部品に対
して取り替え可能な使い捨てカートリッジの一部として
容易に作ることができ、また、使い古した刃カートリッ
ジを本体部品から取り外すために、簡単な機構の使用が
可能になる。
【0004】本発明の他の目的及び利点は、以下の本発
明の好ましい実施形態の詳細な説明並びに添付図面及び
特許請求の範囲から明らかになるであろう。
【0005】添付図面において:図1は、本発明に従っ
て作られた刃カートリッジの斜視図である。図2は、図
1のカートリッジの垂直断面図である。図3は、本発明
のシェービングカミソリに使われるばね要素の斜視図で
ある。図4は、図3とは異なる角度から見た、図3のば
ね要素の斜視図である。図5は、図1の刃収容部及び図
3のばね要素を使った、本発明を具体化したシェービン
グカミソリの斜視図であり、他の部品の構造を見えるよ
うにするため、カミソリのいくつかの部品を切り欠いて
示しており、刃カートリッジは、反時計回りの限界位置
に示されている。図6は、図5のシェービングカミソリ
の垂直断面図である。図6aは、図6の線6a−6aで
切った部分断面図である。図6bは、図6のシェービン
グカミソリの本体部品上部の1つのサイドアームの平面
図であり、刃カートリッジを取り除いて、概ね図6の線
6b−6bについて見たものである。図6cは、図6b
の線6c−6cで切った垂直断面図である。図6dは、
図6の線6d−6dについての図である。図7は、図5
に類似した図であるが、刃カートリッジは、時計回りの
限界位置に示されている。図8は、図7に示されたシェ
ービングカミソリを切った垂直断面図である。図9は、
本発明の別の実施形態からなるシェービングカミソリの
図5に類似した図である。図10は、図9のシェービン
グカミソリの垂直断面図である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るシェービン
グカミソリは、細長い刃先を有した少なくとも1つの刃
を収容する刃収容部と、刃収容部を保持する上部を含む
本体部品と、刃収容部と本体部品との間で働くばね機構
とを備え、刃収容部は刃の下に、刃先と平行な軸を中心
とした円状弓形の少なくとも1つのベアリング面を有
し、本体部品の上部は、刃収容部の弓形ベアリング面と
相補的で、刃収容部の弓形ベアリング面と係合可能な、
弓形ベアリング面を有し、前記弓形ベアリング面が互い
に対して滑ることで、前記刃収容部が、前記本体部品の
上部に対して、前記軸を中心に回転し、ばね機構は、刃
収容部を、本体部品に向けて付勢して、弓形ベアリング
面が、互いに係合するように保持し、また、刃収容部
を、本体部品に対して、前記軸を中心に、刃収容部の本
体部品に対する所与の位置へ付勢して、前記軸を中心に
した前記所与の位置から離れる方向への刃収容部の動き
に弾性的に抵抗する。
【0007】この場合において、刃収容部の前記1つの
弓形ベアリング面は、複数のそのような弓形ベアリング
面の1つであり、当該複数の弓形ベアリング面は、前記
軸の長さに沿って、互いに間隔をおいて配置され、本体
部品上部の前記1つの弓形ベアリング面は、複数のその
ような弓形ベアリング面の1つであり、当該複数の弓形
ベアリング面は、それぞれ、刃収容部の複数の弓形ベア
リング面と係合可能であってもよい。
【0008】更に、前記刃収容部は、刃収容部の前記2
つの弓形ベアリング面に隣接して、それぞれ配置される
2つの側壁を有し、前記本体部品上部は、本体部品上部
の2つの弓形ベアリング面に隣接する、2つの側壁面を
有し、前記軸の長さに沿った前記本体部品上部に対す
る、前記刃収容部の横方向の動きを制限するため、刃収
容部の側壁面及び本体部品上部の側壁面は、互いに係合
可能であってもよい。
【0009】更に、前記本体部品の前記上部は、当該上
部の前記2つの弓形ベアリング面に隣接してそれぞれ配
置される、2つの弓形リリーフ面を有し、当該弓形リリ
ーフ面は、前記軸を中心にした円状弓形であり、前記上
部の前記弓形ベアリング面の曲率半径よりやや大きい曲
率半径を有してもよい。
【0010】また、前記本体部品の弓形ベアリング面
は、凹状であり、本体部品に対して、概ね外側かつ上方
を向くようにしてもよい。更に、前記少なくとも1つの
刃は、前記刃収容部の第一の刃であり、前記刃収容部
は、また、前記第一の刃の少し上に配置され、細長い刃
先を有する第二の刃を収容し、前記第二の刃の細長い刃
先は、前記第一の刃の刃先の後方に配置されるようにし
てもよい。
【0011】また、前記刃及び刃収容部は、本体部品の
上部に対して着脱可能な刃カートリッジの一部であり、
刃収容部の前記1つの弓形ベアリング面は、そのような
2つの弓形ベアリング面の1つであり、当該2つの弓形
ベアリング面は、前記軸の長さに沿って互いに間隔をお
いて配置され、本体部品上部の前記1つの弓形ベアリン
グ面は、そのような2つの弓形ベアリング面の1つであ
り、刃収容部の2つの弓形ベアリング面と係合可能であ
り、刃カートリッジの前記刃収容部は、ばね機構の一部
をなし、刃収容部の2つの弓形ベアリング面の間に配置
され、刃先と平行な縦軸を有するピックアップ要素を含
むようにしてもよい。
【0012】更に、前記ピックアップ部品は、ばね機構
の一部をなすばね要素の一部であり、当該ばね要素は、
前記ピックアップ要素が、ピックアップ部品によって保
持されるとき、ピックアップ部品が、刃カートリッジの
弓形ベアリング面を引っ張って、本体部品上部の弓形ベ
アリング面と係合させ、前記回転軸を中心にした、上部
に対するカートリッジの前記所与の位置から離れる本体
部品上部に対するカートリッジの動きに弾性的に抵抗す
るように、本体部品によって収容・支持され、上部に対
するカートリッジの前記所与の位置は、前記カートリッ
ジの前記回転軸を中心にした反時計回りの限界位置であ
り、ばね要素は、前記反時計回りの限界位置から離れる
時計回り方向の、回転軸を中心にした、上部に対するカ
ートリッジの動きに弾性的に抵抗するよう作用するよう
にしてもよい。
【0013】更に、本体部品の上部は中空であり、中空
空間を規定する前壁、後壁及び横方向に間隔をおいて配
置される2つの側壁を有し、ばね要素は、上部の中空空
間に配置される中央部を有し、中央部は、共通の水平軸
を有する横方向、反対側に伸びる2つの突出部を有し、
それぞれ、2つの側壁の2つの溝穴に収容されることに
よって、ばね要素の前記中央部は、本体部品上部に対し
て、突出部の共通軸を中心に回転し、溝穴の長さに沿っ
て、上部に対して、概ね前方及び後方に動くことがで
き、ばね要素は、中央部から概ね前方に伸び、ピックア
ップ部品を支える前端を有する第一のアームを有し、ば
ね要素は、また、中央部から伸び、本体部品の停止面と
滑動可能に係合する外端部を有する第二のアームを有
し、前記第二のアームは、ばね材料で作られ、力を受け
ていないニュートラルな状態を有し、前記第二のアーム
が、停止面によって、前記ニュートラルな状態から離れ
て、力を受けている状態に保持されることで、前記第二
のアームが、ばね要素の中央部を、本体部品の弓形ベア
リング面に対して刃カートリッジの弓形ベアリング面が
しっかりと保持される後方位置へ付勢するようにしても
よい。
【0014】更に、ばね要素の前記第二のアームは、ま
た、中央部及び第一のアームを、突出部の軸に対して時
計回りに、第一のアームの前端の所与の位置へ付勢する
ことで、前記第一のアーム及び第二のアームは共に、第
一のアームの前端の前記所与の位置から離れる、第一の
アームの前記前端の動きに弾性的に抵抗するようにして
もよい。あるいは、ばね要素の前記第二のアームは、ま
た、中央部及び第一のアームを、第一のアームの前端の
ニュートラルな位置へ付勢し、前記第一のアーム及び第
二のアームは共に、ニュートラルな位置から離れる、突
出部の軸を中心とした時計回り及び反時計回りの両方向
の第一のアームの前端の動きに弾性的に抵抗するように
してもよい。
【0015】更に、前記ピックアップ要素は、刃の刃先
と平行に伸びる軸を有するピックアップバーであり、カ
ートリッジの本体部品に対する前記回転軸、ピックアッ
プバーの前記軸及び突出部の前記軸は、互いに平行で、
共通の直線と実質的に交差するようにしてもよい。
【0016】また、前記本体部品は、本体部品の上部の
中を通って伸び、上部に対して直線滑動をするために前
記上部によって支持される細長い取り外し要素を含み、
前記取り外し要素は、上部に対して、上方かつ前方に傾
けられ、上部の後方に配置される後端部を有し、前記取
り外し要素は、使用者が親指又は他の指で後端を前方に
押すことによって、後方位置から前方へ動かされたと
き、本体部品から刃カートリッジを取り外すために、刃
カートリッジと係合可能である前端を有するようにして
もよい。
【0017】本発明に係るシェービングカミソリ用の取
り替え可能な刃カートリッジは、細長い刃先を有する少
なくとも1つの刃を収容する刃収容部と、ピックアップ
バーとを備え、前記刃収容部は刃の下に、刃先と平行な
軸を中心とした円状弓形のベアリング面を少なくとも2
つ有し、前記2つのベアリング面は、刃先の長さに沿っ
て互いに間隔をおいて配置され、前記ピックアップバー
は、2つの弓形ベアリング面の間に配置され、刃先と平
行で、第一の軸から間隔があけられる第二の軸を有す
る。
【0018】
【発明の実施の形態】まず、図5を参照すると、本発明
を具体化したシェービングカミソリが一般的に30で示
されており、基本的に、本体部品又はハンドル組立体3
2と、水平回転軸4を中心に本体部品32に対して回転
可能な刃収容部34と、刃収容部34を本体部品32に
対してしっかりと保持し、かつ、本体部品32に対して
刃収容部34を、回転軸4を中心に一方向(図5及び図
6でわかるように反時計回りの方向)に付勢するばね機
構とから構成される。本体部品32は、中空ハウジング
の形態をとる上部16を含み、それは、下方で、それ自
身がハンドルを構成してもよく、又は、別体のハンドル
に取り付けられる下部36へ移行する。ばね機構は、本
発明のより広い態様から逸脱することなく、様々な異な
る形態をとることができ、複数の別個の部品の組み立て
品からなることもできる。しかしながら、好ましくは、
図示した実施形態に示すように、ばね機構は、以下でよ
り詳細に説明される一体型(one-piece)ばね要素14
から構成される。刃収容部34は、本体部品32と永久
に組み合わされて、刃収容部34の刃が不満足な性能に
まで磨耗した後は、カミソリ30全体が使い捨てにされ
ることがある。しかしながら、好ましくは、図面に示す
ように、刃収容部34及びその刃は、本体部品32に取
り替え可能にはめ込み可能であり、本体部品32から取
り外しができるカートリッジ13の一部であり、逐次取
り替えられる多数の刃カートリッジについて、本体部品
32を連続して使用できるようになる。
【0019】図1及び図2を参照すると、刃カートリッ
ジ13は、刃収容部34を含み、刃収容部34は、プラ
スチック・インサート成形品として、又は、積層プラス
チック部品の組立品として作ることができる。図2に示
すように、刃収容部34は、細長くまっすぐな刃先42
及び44をそれぞれ有する水平金属下刃38及び水平金
属上刃40を含む。下刃38は、刃収容部34のシート
部46上に載っていて、2つの刃は、スペーサー板48
によって、互いから垂直に隔てられており、上刃40
は、シェービングエイド52を収容するキャップ50に
よって覆われ、所定位置に保持される。刃収容部34の
端には、側壁54及び56がある。シート部46、スペ
ーサー48及びキャップ50は、側壁54と側壁56と
の間を水平に伸び、シート部46の前縁には、ガード要
素60を収容する段付き前壁部58があり、前壁部58
及びガード要素60も、側壁54と側壁56との間に伸
びる。
【0020】カートリッジ13を本体部品32へ回転可
能に接続できるようにするため、図1で最もよくわかる
ように、収容部34は、下刃38の刃先42と平行に伸
び、図示されるように、刃先42のやや前方、ガード6
0及びキャップ50に接する線70のほぼ上に位置する
水平軸4と同軸の凸状弓形ベアリング面66及び68を
有する2つの突起部62及び64も含む。2つの突起部
62及び64は、軸4の長さに沿って互いに間隔をおい
て配置され、カートリッジの長さの中間点から等しい距
離に対称に置かれる。
【0021】カートリッジ13をばね機構の他の部品に
接続するため、以下でより詳細に説明するように、カー
トリッジ13の収容部34は、また、刃先42及び回転
軸4と平行に伸び、刃先42の下、充分に離されて、刃
先42を含む垂直面73内又は付近に位置する水平軸5
のまわりに、360°フルに広がる円柱状外面71を有
し、突起部62と突起部64の間に伸びるピックアップ
バー3の形態を採るピックアップ要素を含む。
【0022】図5及び図6を参照すると、両図とも、は
め込まれた取り替え可能な刃カートリッジ13を本体部
品32が支えている、完全に組み立てられた状態のシェ
ービングカミソリ30を示している。各図において、カ
ートリッジ13は、ばね要素14のアーム9が本体部品
32の上部16の停止面27に対して作用することで、
カートリッジ13がアーム9によって保持される前方限
界位置にある。
【0023】刃カートリッジ13を受け入れて、保持す
るため、本体部品32の上部16は、左側に伸びる2つ
のアーム72(同図では、1つのみ示されている)を有
し、各アーム72は、刃カートリッジ13の関連する弓
形ベアリング面68と相補的な凹状弓形ベアリング面1
8を有し、本体部品の2つのベアリング面18が、収容
部34の相補的なベアリング面68を受け入れて係合
し、ベアリング面68が、ベアリング面18上を弓形に
滑動することによって、刃カートリッジは、本体部品に
対して、回転軸4を中心に回転できる。本体部品32に
対して、カートリッジ13を長さ中央に置くため、本体
部品の各サイドアーム72は、付随する弓形ベアリング
面18の外側に置かれる垂直壁74を有し、当該壁74
は、長さ方向の動きに対して、一方向にカートリッジ1
3を制限するように、カートリッジ13の関連する突起
部62又は64と係合可能であり、それによって、本体
部品の2つの側壁74は共に、反対方向に、刃カートリ
ッジの長さ方向の動きを拘束して、刃カートリッジを本
体部品32の長さ中央に保つ。
【0024】好ましくは、図6b及び図6cに示すよう
に、各サイドアーム72の幅は、ベアリング面18の幅
より充分に厚く、また、ベアリング面18を相対的に狭
く保って、刃カートリッジの関連するベアリング面68
との間のすべり摩擦を低減させるため、各アーム72
は、軸4と同軸であるが、隣接するベアリング面18の
半径R1よりやや大きい半径R2を有するリリーフ面76
をも含む。
【0025】前述したカミソリのばね機構は、刃収容部
の凸状ベアリング面68を、本体部品32の凹状ベアリ
ング面18と契合させるため、円柱部分3をつかみ、当
該部分を概ね後方に(図6における右側に)引っ張るこ
とによって、刃収容部34と協動するものであり、ばね
機構は、また、図6に示すように、円柱状ピックアップ
バー3を、回転軸4を中心に反時計回りに付勢する。こ
のようなばね機構は、様々な異なる形態を採ることがで
き、時には、互いに組み合わされる複数の異なる部品か
ら構成することもできるが、図示された好ましい場合
は、刃収容部34のピックアップバー3に加えて、ばね
機構は、基本的に、図3及び図4に最もよく示されるば
ね要素14などの単一ばね要素から構成される。
【0026】図3及び図4並びに図5及び図6を参照す
ると、ばね要素14は、反対側に伸び、共通軸82と同
軸な2つの円柱状突出部6を持つ中央部80を有し、円
柱状突出部6は、本体部品32の上部16の2つの側壁
の2つの傾いた溝穴17に収容される。なお、上部16
は中空であり、2つの側壁84、前壁86及び後壁88
によって形作られ、図6には、一方の側壁84及び一方
の溝穴17のみが示されている。ばね要素14は、概ね
前方かつ上方に、中央部80から、前壁86の開口部を
介して、刃収容部34の円柱状ピックアップバー3へ伸
びる第一のアーム9を含む。図4で最もよくわかるよう
に、アーム9は、実際は、3つの異なるフィンガー7、
8及び9からなっており、フィンガー9は、フィンガー
7及び8と向かい合わせにされ、3つのフィンガーすべ
てが、共通軸10を中心とした、ピックアップバー3の
外面71と相補的な弓形の切れ込みを有し、また、各フ
ィンガーは、それぞれ、傾けられた導入面24、25及
び26を有する。フィンガーは、弾性的に可撓性があ
り、その結果、刃収容部34の円柱状ピックアップバー
3を、パチンとぴったりに押し込み、フィンガー7、8
及び9と組み合すこと、及び、アーム9から外に向かっ
てピックアップバーを動かす力によって、フィンガー
7、8及び9から、パチンと取り外すことを可能にする
のに必要な程度、広がるように曲がることができる。ま
た、ばね要素14は、図3及び図4に示すように、中央
部80から概ね後方かつ下方に伸びる第二のアーム11
を有する。
【0027】ばね要素14は、降伏(yield)前の高い
許容ひずみ及び良好な潤滑性を有する熱可塑性材料から
作られる。好ましい材料は、ポリアミド及びポリオキシ
メチレンである。図3及び図4では、力が加えられてい
ないニュートラルな状態のばね要素14が示されてい
る。図6を参照すると、ばね要素14が本体部品32と
組み合わされた状態において、ばね要素の第二のアーム
11は、本体部品32の停止面(この場合、後壁88)
とすべるように係合し、後壁によって力が加えられた状
態に保たれ、図6の破線は、後壁88がなかった場合に
アーム11がとるであろう、力が加えられていないニュ
ートラルな状態を示している。アーム11が図6に示さ
れた力を加えられている状態に保たれることにより、ア
ーム11は、中央部80の突出部6を、図6に示す位置
まで、溝穴17に対して後方に(右に)動かし、その際
に、アーム9に刃カートリッジのピックアップ部品3を
右へ引っ張らせて、刃カートリッジと本体部品との間に
遊びが生じることなく、カートリッジのベアリング面6
8を本体部品のベアリング面18に対して保持するが、
それにもかかわらず、刃カートリッジは、カートリッジ
のベアリング面68が本体部品のベアリング面18に対
して滑動することにより、本体部品に対して、軸4を中
心に回転できる。同時に、図6でわかるように、第二の
アーム11の力が加えられた状態では、ばね要素の中央
部80は、軸82を中心に時計回りに付勢され、アーム
9が停止面27に対して保持される。また、円柱状突出
部6が溝穴17の右端へ係合することにより、中央部8
0の動きの右側限界が規定されることに留意されたい。
アーム9の弓形切れ込み面90は、刃収容部34のピッ
クアップバー3にパチンとはめ込まれる際に、切れ込み
面90とピックアップバー3の表面71と間のカム動作
により、アーム9が図6の左側に少し引っ張られ、同じ
く、突出部6を、溝穴17の右端から少し離すように動
かして、アーム11の右方向の付勢力が、刃収容部のベ
アリング面68を本体部品32の協動するベアリング面
18に対して動かすのに有効になるように、アーム9に
配置される。アーム9は、それ自身、ある程度の弾性を
有し、その結果、アーム11と共に、アーム9の前端の
付勢に効果を生ずるように設計してもよいが、好ましく
は、アーム9は、アーム11と比較して、相対的に硬
い。
【0028】図7及び図8は、刃カートリッジ13が、
図5及び図6の位置から、図8で最もよくわかるように
刃カートリッジが本体部品32のサイドアーム72と係
合可能な時計回り限界位置まで、時計回りに回転された
カミソリ30を示す。図7及び図8の状態では、ばね中
央部80の突出部6は、溝穴17の左側部分に位置して
おり、図7及び図8に示した状態、並びに、図5及び図
6の状態と、図7及び図8の状態との間に現れる他のす
べての状態において、ばね要素14は常に、カートリッ
ジ13のピックアップバー3を後方(図8の右側)に引
っ張っており、カートリッジを本体部品32に対して固
定しつつ、カートリッジを回転軸4を中心に反時計回り
に付勢する。
【0029】本体部品32に対するばね要素の位置を安
定させるため、ばね要素の第二のアーム11の下端は、
好ましくは、図6dに示すように本体部品32の後壁8
8の鍵穴形スロット94を通って伸びる、キノコ形頭部
12を有する柄92を含む。
【0030】前述のシェービングカミソリ30の構造の
特徴は、カートリッジが図6の限界位置にある時に、カ
ートリッジのピックアップバー3に外向きに押す力を加
えることによって、取り替え可能なカートリッジ13
を、カミソリから容易に取り外すことができるというこ
とである。このような取り外す力をピックアップバー3
に加えるために、様々な適当な機構を使うことができ、
図示した好ましい実施形態では、この取り外し機構は、
細長い取り外し部材15を備え、本部材15は、図6に
最もよく示されるように、本体部品32の上部16の中
空空間内に収容され、後壁88から上方かつ前方へ傾斜
するように置かれる。部材15は、更に、図6aでわか
るように、取り外し部材15の対応する縦縁部22a及
び22bを収容する上部16の側壁84の溝21a及び
21bによって、滑るように支持される。取り外し部材
15が図6に示した後方位置にあって、刃カートリッジ
13が図6に示したニュートラルな位置にある場合、取
り外し部材の前方上端は、ピックアップバー3の近く、
後方に置かれ、部材15は、この位置から、親指又は他
の指で部材15の後端98を押すことによって、前方
(図6の左側)へ押され、ピックアップバー3と係合
し、それをばねアーム9のフィンガー7,8及び9から
パチンと取り外す。必要であれば、取り外し部材をその
後方位置(図6の位置)に戻すため、追加のばね構成部
品(不図示)を、取り外し部材15と本体部品32との
間に加えてもよい。
【0031】カミソリのばね機構は、部品の組立体から
構成することもできるが、当該機構を基本的に一体型の
部材(ばね要素14)として形成することによって、カ
ミソリの製造は、ばね要素を1つの工程で作ることがで
き、カミソリの本体部品の他の部品と容易に手早く組み
合わせることができるという点で、非常に簡略化され
る。更に、突起部62及び64の形態をとるカートリッ
ジ取付部品は、取り替え可能な刃カートリッジで通常見
られるものより相対的に大きい。従って、使用者の視認
性が向上し、総体的なカートリッジ取付機能が改善され
る。
【0032】図1〜図8に示した本発明の実施形態で
は、刃カートリッジ又は他の刃収容体を、その回転軸を
中心に本体部品に対して付勢するばね要素は、刃収容部
を所定の限界位置まで付勢し、その所定の位置から離れ
る一方向の刃収容部の回転運動に弾性的に抵抗する。し
かしながら、本発明は、そのより広い態様においては、
ばね機構のこのような動作に限定されず、その代わり
に、必要であれば、刃収容部又はカートリッジを、所与
のニュートラルな位置へ付勢するとともに、その所与の
位置からの関連回転軸を中心にした、本体部品に対する
刃収容体のいずれの方向の回転運動にも弾性的に抵抗す
るように、ばね機構を設計してもよい。例として、この
ようなばね機構を有するシェービングカミソリが図9及
び図10に示されており、本図では、図1〜図8のカミ
ソリの対応部品に概ね類似するカミソリの部品には、図
1〜8と同じ参照符号をダッシュ付きで付与して、更に
詳細な説明はしない。
【0033】図9及び図10を参照すると、そこに示さ
れたシェービングカミソリ30´は、ばね要素14´を
含み、刃カートリッジ13´が、ばねアーム9´の前端
に取り付けられた際、図10に実線で示すように、回転
軸4´を中心にした、対応するニュートラルな位置にカ
ートリッジ13´が保持されるニュートラルな位置にア
ーム9´があるように、ばね要素14´は構成され、本
体部品32´と関係づけられる。図10に実線で示され
るように、アーム9´及び刃カートリッジ13´のニュ
ートラルな位置は、軸4´を中心にカートリッジを回転
させる傾向があるシェービング力又は他の外力がカート
リッジに加えられていないときに、アーム9´及びカー
トリッジ13´によってとられる位置である。しかしな
がら、シェービング力がカートリッジ13´に加えられ
たときは、カートリッジは、図10に点線で示されてい
るように、回転軸4´を中心に、時計回りと反時計回り
のいずれの方向にも回転でき、ばね要素14´は、この
ようなニュートラルな位置から離れるいずれの方向のカ
ートリッジの動きにも弾性的に抵抗する。図10では、
角度aは、カートリッジのニュートラルな位置から離れ
る時計回り方向でのカートリッジの許容移動範囲を表
し、角度bは、カートリッジのニュートラルな位置から
離れる反時計回り方向でのカートリッジの許容移動範囲
を表す。好ましくは、回転軸4´を中心にカートリッジ
のニュートラルな位置から離れる時計回り方向及び反時
計回り方向の各々におけるカートリッジの許容移動範囲
は、およそ20°である。
【0034】また、図9及び図10で注目されなければ
ならないのは、ばね要素14´及び本体部品32´は、
ばねアーム9´及びカートリッジ13´が、本体部品3
2´に対して、ニュートラルな位置から離れるいずれの
方向にも相当量、自由に動けるよう設計されるというこ
とである。更に、必要であれば、ばねアーム9´又はカ
ートリッジ13´のいずれかと係合させるために、適当
な停止部(不図示)を本体部品32´に設けて、カート
リッジ13´がニュートラルな位置から離れる一方向又
は両方向に回転できる程度を明確に制限してもよい。
【0035】ばね付勢力に逆らって、ニュートラルな位
置から離れるいずれの方向にも刃収容部又はカートリッ
ジが回転できる図9及び図10などの配置は、カミソリ
30´がそうであるように、好ましくは、刃収容体又は
カートリッジの本体部品に対する運動のための回転軸4
´が、刃収容部又はカートリッジのカートリッジガード
60´及びシェービングエイド52´又は他のキャップ
皮膚係合要素と接する線の中点付近に置かれる場合に使
われる。刃収容体又はカートリッジの本体部品に対する
運動のための回転軸が、ガード若しくはリーディング刃
の刃先の付近又はガードの前方に置かれるときは、刃収
容体又は刃カートリッジは、図1〜図8の実施形態のよ
うに、所与の限界位置から離れる一方向にのみ回転する
のが好ましい。
【0036】図面においては、カートリッジ13及び1
3´は、例示のために、それぞれが2つの刃を有すると
して示されているが、本発明では、1カートリッジ又は
1刃収容部当たりの刃の数は、いかなる特定数にも限定
されず、代わりに、本発明のより広い態様においては、
各カートリッジ又は刃収容部は、1つの刃のみ有するこ
ともできるし、5つまで又はそれ以上の実際的な数の、
より多くの刃を有することもできる。また、本発明のよ
り広い態様における刃カートリッジ又は刃収容体のピッ
クアップ要素は、バー(棒)の形になっている必要はな
く、他の形状、例えば、球の形状にすることも可能で、
その際、ばねアーム9の外端は、ピックアップ要素のそ
のような他の形状と連結協動するのに適当な形状にされ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って作られた刃カートリッジの斜視
図である。
【図2】図1のカートリッジの垂直断面図である。
【図3】本発明のシェービングカミソリに使われるばね
要素の斜視図である。
【図4】図3とは異なる角度から見た、図3のばね要素
の斜視図である。
【図5】図1の刃収容部及び図3のばね要素を使った、
本発明を具体化したシェービングカミソリの斜視図であ
り、他の部品の構造を見えるようにするため、カミソリ
のいくつかの部品を切り欠いて示しており、刃カートリ
ッジは、反時計回りの限界位置に示されている。
【図6】図5のシェービングカミソリの垂直断面図であ
り、そして6aは線6a−6aで切った部分断面図、6
bはシェービングカミソリの本体部品上部の1つのサイ
ドアームの平面図であり、刃カートリッジを取り除い
て、線6b−6bについて見たもので、6cは6bの線
6c−6cで切った垂直断面図で、6dは線6d−6d
についての図である。
【図7】図5に類似した図であるが、刃カートリッジ
は、時計回りの限界位置に示されている。
【図8】図7に示されたシェービングカミソリを切った
垂直断面図である。
【図9】本発明の別の実施形態からなるシェービングカ
ミソリの図5に類似した図である。
【図10】図9のシェービングカミソリの垂直断面図で
ある。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長い刃先を有した少なくとも1つの刃
    を収容する刃収容部と、 刃収容部を保持する上部を含む本体部品と、 刃収容部と本体部品との間で働くばね機構とを備え、 刃収容部は刃の下に、刃先と平行な軸を中心とした円状
    弓形の少なくとも1つのベアリング面を有し、 本体部品の上部は、刃収容部の弓形ベアリング面と相補
    的で、刃収容部の弓形ベアリング面と係合可能な弓形ベ
    アリング面を有し、前記弓形ベアリング面が互いに対し
    て滑ることで、前記刃収容部が前記本体部品の上部に対
    して前記軸を中心に回転し、 ばね機構は、刃収容部を本体部品に向けて付勢して、弓
    形ベアリング面が互いに係合するように保持し、また、
    刃収容部を本体部品に対して前記軸を中心に刃収容部の
    本体部品に対する所与の位置へ付勢して、前記軸を中心
    にした前記所与の位置から離れる方向への刃収容部の動
    きに弾性的に抵抗する、シェービングカミソリ。
  2. 【請求項2】 刃収容部の前記1つの弓形ベアリング面
    は、複数のそのような弓形ベアリング面の1つであり、
    当該複数の弓形ベアリング面は前記軸の長さに沿って互
    いに間隔をおいて配置され、 本体部品上部の前記1つの弓形ベアリング面は、複数の
    そのような弓形ベアリング面の1つであり、当該複数の
    弓形ベアリング面は、それぞれ刃収容部の複数の弓形ベ
    アリング面と係合可能である、請求項1に記載のシェー
    ビングカミソリ。
  3. 【請求項3】 前記刃収容部は、刃収容部の前記2つの
    弓形ベアリング面に隣接して、それぞれ配置される2つ
    の側壁を有し、 前記本体部品上部は、本体部品上部の2つの弓形ベアリ
    ング面に隣接する2つの側壁面を有し、前記軸の長さに
    沿った前記本体部品上部に対する前記刃収容部の横方向
    の動きを制限するため、刃収容部の側壁面及び本体部品
    上部の側壁面は、互いに係合可能である、請求項2に記
    載のシェービングカミソリ。
  4. 【請求項4】 前記本体部品の前記上部は、当該上部の
    前記2つの弓形ベアリング面に隣接してそれぞれ配置さ
    れる2つの弓形リリーフ面を有し、当該弓形リリーフ面
    は、前記軸を中心にした円状弓形であり、前記上部の前
    記弓形ベアリング面の曲率半径よりやや大きい曲率半径
    を有する、請求項3に記載のシェービングカミソリ。
  5. 【請求項5】 前記本体部品の弓形ベアリング面は凹状
    であり、本体部品に対して概ね外側かつ上方を向く、請
    求項1に記載のシェービングカミソリ。
  6. 【請求項6】 前記少なくとも1つの刃は前記刃収容部
    の第一の刃であり、 前記刃収容部は、また、前記第一の刃の少し上に配置さ
    れ、細長い刃先を有する第二の刃を収容し、 前記第二の刃の細長い刃先は前記第一の刃の刃先の後方
    に配置される、請求項5に記載のシェービングカミソ
    リ。
  7. 【請求項7】 前記刃及び刃収容部は本体部品の上部に
    対して着脱可能な刃カートリッジの一部であり、 刃収容部の前記1つの弓形ベアリング面は、そのような
    2つの弓形ベアリング面の1つであり、当該2つの弓形
    ベアリング面は、前記軸の長さに沿って互いに間隔をお
    いて配置され、 本体部品上部の前記1つの弓形ベアリング面は、そのよ
    うな2つの弓形ベアリング面の1つであり、刃収容部の
    2つの弓形ベアリング面と係合可能であり、 刃カートリッジの前記刃収容部は、ばね機構の一部をな
    し、刃収容部の2つの弓形ベアリング面の間に配置さ
    れ、刃先と平行な縦軸を有するピックアップ要素を含
    む、請求項1に記載のシェービングカミソリ。
  8. 【請求項8】 本体部品の上部にばね機構の一部を形成
    するピックアップ部品を有し、刃カートリッジのピック
    アップ要素をスナップ取りつけで収容するための向かい
    合ったばねフィンガーを有する、請求項7に記載のシェ
    ービングカミソリ。
  9. 【請求項9】 前記ピックアップ部品は、ばね機構の一
    部をなすばね要素の一部であり、当該ばね要素は、前記
    ピックアップ要素が、ピックアップ部品によって保持さ
    れるとき、ピックアップ部品が、刃カートリッジの弓形
    ベアリング面を引っ張って、本体部品上部の弓形ベアリ
    ング面と係合させ、前記回転軸を中心にした、上部に対
    するカートリッジの前記所与の位置から離れる本体部品
    上部に対するカートリッジの動きに弾性的に抵抗するよ
    うに、本体部品によって収容・支持され、 上部に対するカートリッジの前記所与の位置は、前記カ
    ートリッジの前記回転軸を中心にした反時計回りの限界
    位置であり、ばね要素は、前記反時計回りの限界位置か
    ら離れる時計回り方向の、回転軸を中心にした、上部に
    対するカートリッジの動きに弾性的に抵抗するよう作用
    する、請求項8に記載のシェービングカミソリ。
  10. 【請求項10】 本体部品の上部は中空であり、中空空
    間を規定する前壁、後壁及び横方向に間隔をおいて配置
    される2つの側壁を有し、 ばね要素は、上部の中空空間に配置される中央部を有
    し、 中央部は、共通の水平軸を有する横方向、反対側に伸び
    る2つの突出部を有し、それぞれ2つの側壁の2つの溝
    穴に収容されることによって、ばね要素の前記中央部
    は、本体部品上部に対して、突出部の共通軸を中心に回
    転し、溝穴の長さに沿って、上部に対して、概ね前方及
    び後方に動くことができ、 ばね要素は、中央部から概ね前方に伸び、ピックアップ
    部品を支える前端を有する第一のアームを有し、 ばね要素は、また、中央部から伸び、本体部品の停止面
    と滑動可能に係合する外端部を有する第二のアームを有
    し、 前記第二のアームは、ばね材料で作られ、力を受けてい
    ないニュートラルな状態を有し、前記第二のアームが、
    停止面によって、前記ニュートラルな状態から離れて、
    力を受けている状態に保持されることで、前記第二のア
    ームが、ばね要素の中央部を、本体部品の弓形ベアリン
    グ面に対して刃カートリッジの弓形ベアリング面がしっ
    かりと保持される後方位置へ付勢する、請求項9に記載
    のシェービングカミソリ。
  11. 【請求項11】 ばね要素の前記第二のアームは、ま
    た、中央部及び第一のアームを、突出部の軸に対して時
    計回りに、第一のアームの前端の所与の位置へ付勢する
    ことで、前記第一のアーム及び第二のアームは共に、第
    一のアームの前端の前記所与の位置から離れる、第一の
    アームの前記前端の動きに弾性的に抵抗する、請求項1
    0に記載のシェービングカミソリ。
  12. 【請求項12】 ばね要素の前記第二のアームは、ま
    た、中央部及び第一のアームを、第一のアームの前端の
    ニュートラルな位置へ付勢し、前記第一のアーム及び第
    二のアームは共に、ニュートラルな位置から離れる、突
    出部の軸を中心とした時計回り及び反時計回りの両方向
    の第一のアームの前端の動きに弾性的に抵抗する、請求
    項10に記載のシェービングカミソリ。
  13. 【請求項13】 前記ピックアップ要素は刃の刃先と平
    行に伸びる軸を有するピックアップバーであり、カート
    リッジの本体部品に対する前記回転軸、ピックアップバ
    ーの前記軸及び突出部の前記軸は、互いに平行で、共通
    の直線と実質的に交差する、請求項12に記載のシェー
    ビングカミソリ。
  14. 【請求項14】 前記本体部品は本体部品の上部の中を
    通って伸び、上部に対して直線滑動をするために前記上
    部によって支持される細長い取り外し要素を含み、前記
    取り外し要素は、上部に対して、上方かつ前方に傾けら
    れ、上部の後方に配置される後端部を有し、 前記取り外し要素は、使用者が親指又は他の指で後端を
    前方に押すことによって、後方位置から前方へ動かされ
    たとき本体部品から刃カートリッジを取り外すために刃
    カートリッジと係合可能である前端を有する、請求項9
    に記載のシェービングカミソリ。
  15. 【請求項15】 細長い刃先を有する少なくとも1つの
    刃を収容する刃収容部とピックアップバーとを備え、 前記刃収容部は刃の下に、刃先と平行な軸を中心とした
    円状弓形のベアリング面を少なくとも2つ有し、 前記2つのベアリング面は刃先の長さに沿って互いに間
    隔をおいて配置され、 前記ピックアップバーは2つの弓形ベアリング面の間に
    配置され、刃先と平行で、第一の軸から間隔があけられ
    る第二の軸を有する、シェービングカミソリ用の取り替
    え可能な刃カートリッジ。
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