JP2002320633A - 腰部矯正器具 - Google Patents

腰部矯正器具

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JP2002320633A JP2002041109A JP2002041109A JP2002320633A JP 2002320633 A JP2002320633 A JP 2002320633A JP 2002041109 A JP2002041109 A JP 2002041109A JP 2002041109 A JP2002041109 A JP 2002041109A JP 2002320633 A JP2002320633 A JP 2002320633A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極めて簡単かつ安価な器具でありながら、腰
部の骨のズレを矯正して、椎間板ヘルニアの予防および
治療に抜群の効果があり、しかも危険を伴うことなしに
家庭で容易に用いることができる腰部矯正器具を提供す
る。 【解決手段】 仰臥した患者Kの腰部を載置する矯正面
2と、患者Kの背部を支持する背凭れ面3とを備え、矯
正面2は、その基端から患者Kの頭部側に向かって水平
面に対して角度αだけ上方へ傾斜して直線的に延設され
た剛体面でなり、背凭れ面3は、矯正面2の上部から水
平面に対して角度αよりも大きい角度βだけ上方に傾斜
している。角度αは5°乃至25°の範囲内に設定さ
れ、角度βは40°乃至85°の範囲内に設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腰部矯正器具に関
し、特に、腰部の骨のズレを矯正して椎間板ヘルニア等
の腰痛の原因となる疾患を予防しかつ治療するための腰
部矯正器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】腰椎の椎体間に存在して背柱に加わる衝
撃を緩和するクッションの役目をする椎間板は、中央の
ゼラチン状の柔らかい髄核と、この髄核の周囲を幾重に
も取り囲む線維輪と呼ばれる比較的堅い軟骨とによって
構成されている。
【0003】20才代になると、椎間板に変性が始ま
り、線維輪の弾力性がなくなり、亀裂が生じ始める。一
方、髄核は未だ水分を十分に含んでいて、弾力性が保た
れているので、椎間板に強い力が加わると、椎間板内の
圧力が一時的に上昇し、線維輪の一部を外側に膨脹させ
たり、線維輪の亀裂から髄核を外部に押し出したりし
て、椎間板ヘルニアを生じさせる。
【0004】線維輪の膨脹および亀裂は、抵抗の弱い後
側方および後方に生じることが多いので、ヘルニアも背
中側に生じ易いが、その部位には脊髄や脊髄から分岐す
る神経根があるために、それらが脱出した髄核によって
圧迫されて、腰痛等の症状が発生することになる。
【0005】また、腰椎間にズレが生じると、椎間板が
炎症を起こして線維輪が柔らかくなり、椎間板ヘルニア
を起こし易くなる。椎間板ヘルニアは、特に第4腰椎と
第5腰椎との間の椎間板、および第5腰椎と骨盤(仙
骨)との間の椎間板に生じ易い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、腰椎のズレ
の矯正や椎間板ヘルニアを治療するために一般に行なわ
れている方法として牽引療法があるが、この牽引療法
は、背骨全体に牽引力が作用し、牽引力を患部に集中し
て作用させることが不可能であるのみでなく、特殊な専
用ベッドを必要とし、しかも医師の指導の下に行なわな
いと危険を伴う虞れがあるため、一般家庭で行なうこと
は困難である。
【0007】また、種々の矯正器具および治療器具が市
販されているが、これらはいずれも高価であったり、効
力の疑わしいものであることが多かった。
【0008】上述の事情に鑑み、本発明は、極めて簡単
かつ安価な器具でありながら、腰部の骨のズレを矯正し
て、椎間板ヘルニアの予防および治療に抜群の効果があ
り、しかも危険を伴うことなしに家庭で容易に用いるこ
とができる腰部矯正器具を提供することを目的とするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明による腰
部矯正器具の基本的な構成を示す説明図である。図示の
ように、この腰部矯正器具1は、仰臥した患者Kの腰部
を載置して腰部の骨のズレを矯正するための矯正面2
と、患者Kの背部を支持する背凭れ面3とを備え、上記
矯正面2は、その基端から患者Kの頭部側に向かって水
平面に対して角度αだけ上方へ傾斜して直線的に延設さ
れた剛体面でなり、上記背凭れ面3は、矯正面2の上部
から水平面に対して上記角度αよりも大きい角度βだけ
上方に傾斜していることを特徴とするものである。
【0010】上記剛体面とは、仰臥した患者Kの体重に
よって実質的に変形しない面であることを意味する。
【0011】この場合、上記傾斜角度αが5°乃至25
°の範囲内に設定され、かつ上記傾斜角度βが40°乃
至85°の範囲内に設定されていることが好ましい。
【0012】さらに、上記傾斜角度αが10°乃至20
°の範囲内に設定され、かつ上記傾斜角度βが45°乃
至80°の範囲内に設定されていることがより好まし
い。
【0013】また、上記背凭れ面3も剛体面であること
が望ましい。
【0014】本発明による腰部矯正器具の第1の実施態
様は、上記角度α,βが一定の値に固定され、かつ複数
の板材で組立て・折畳み自在な構成を有するものであ
る。すなわち、ほぼ水平に置かれる板材を含む基台と、
下部を基台の一端に連結された板材でなり、表面が上記
矯正面を形成する矯正面形成部材と、下部をこの矯正面
形成部材の上部に連結された板材でなり、表面が上記背
凭れ面を形成する背凭れ面形成部材と、矯正面形成部材
の上部を基台上に支持する第1支持部材と、下部を基台
の他端に連結され、上部を上記背凭れ面形成部材の上部
に連結されて、この背凭れ面形成部材の上部を基台上に
支持する板材でなる第2支持部材とを備え、上記基台お
よび部材同士が、少なくとも一箇所においては着脱可能
に係止され、かつ残りの箇所においては回動可能に枢着
される態様で連結されていることを特徴とするものであ
る。
【0015】上記構成においては、矯正面形成部材の上
部と背凭れ面形成部材の下部とが、着脱可能に係止され
る態様で連結されていることが好ましい。
【0016】その場合、上記基台の他端に、矯正面形成
部材および背凭れ面形成部材が互いに重なった状態で基
台上に折り畳まれたときのその重合体の高さにほぼ等し
い高さを有する枕木(木製に限らない)が固設され、こ
の枕木上に上記第2の支持部材の下部が枢着されている
ことが好ましい。
【0017】さらに、上記第1の支持部材は、基台上に
起伏可能に下部を枢着されていることが好ましい。
【0018】また、上記傾斜角度αおよび角度βの少な
くとも一方を変更し得る角度調整手段を備えていること
が好ましい。
【0019】本発明による腰部矯正器具の第2の実施態
様は、上記傾斜角度α,βを調整可能で、かつ矯正面形
成部材および背凭れ面形成部材が折畳み可能な構成を有
するものであり、ほぼ水平に置かれる基台と、表面が上
記矯正面を形成する部材であって、基台上に倒伏される
折畳み位置と、前記矯正面が水平面に対して角度α傾斜
した矯正位置との間で回動可能なように、下部を基台の
一端に枢着された矯正面形成部材と、表面が上記背凭れ
面を形成する部材であって、矯正面形成部材上に倒伏さ
れる折畳み位置と、矯正面形成部材が上記矯正位置にあ
る状態で背凭れ面が水平面に対して角度β傾斜した背凭
れ位置との間で回動可能なように、下部を矯正面形成部
材の上部に枢着された背凭れ面形成部材と、矯正面形成
部材をこの矯正面形成部材と基台との枢着部を中心に回
動させて上記傾斜角度αを変更する第1駆動手段と、背
凭れ面形成部材をこの背凭れ面形成部材と矯正面形成部
材との枢着部を中心に回動させて上記傾斜角度βを変更
する第2駆動手段と、を備えていることを特徴とするも
のである。
【0020】ところで、剛体面でなる矯正面2は頭部側
が高くなるように角度αだけ傾斜しており、さらに傾斜
の急な(角度β)背凭れ面3を備えているために、その
ままでは、患者Kの腰部が矯正面2上で滑落する。ま
た、この腰部矯正器具1は患者Kの腰部が下方に凸に湾
曲するように脚部を支持する必要がある。そのため、足
掛け等の支持手段Sが必要になる。特に、矯正効果を高
めるために、上記支持手段Sは、図1に示すように、患
者Kの大腿骨がほぼ鉛直乃至鉛直よりも頭部側に倒れる
ように患者Kを支持する手段であることが好ましい。そ
の場合、この支持手段Sを患者の足を支える壁面または
足乗せ台とすることができるが、患者の脚部を頭部側に
引張って支持するベルトを用いることもできる。
【0021】なお、この支持手段Sは、必ずしもこの腰
部矯正器具1と一体に構成されている必要はなく、図1
から明らかなように、例えば部屋の壁面または家具等で
代用させることが可能である。
【0022】上記矯正面2は一般に平坦面とされるが、
これに代わり、その延長方向(基端から上端に向かう方
向)と垂直な断面形状が、凹面を形成していてもよい。
【0023】さらに治療効果を高めるために、上記矯正
面2上にある患者の患部を暖めるための加熱手段および
/または患部の血流に対して磁気を作用させる手段を併
用することが好ましい。
【0024】
【発明の効果】本発明による腰部矯正器具を使用する場
合は、腰椎のうちの特に第4および第5腰椎近傍を後側
に凸に湾曲させた状態で、剛体面でなる矯正面2に当接
させるとともに、その当接部Pに患者の全体重がかかる
ように患者を支持するすることが肝要である。また、患
部が直接的に矯正面2に当接するように、患部を裸の状
態に露出させ、かつ矯正面2上にシーツ等を敷かないこ
とが望ましい。
【0025】図2(a),(b)は腰椎部分を模式的に
示した図で、T3,T4,T5は腰椎を、Lは背椎をそ
れぞれ示している。ここで腰椎T4が隣接する腰椎T
3,T5に対して後側にずれている場合を想定すると、
背椎Lは前側に凸に湾曲しているので、単に平坦な面上
に仰臥しただけでは、図2(a)に示すように、後側に
ずれている腰椎T4にこれを正規の位置に復帰させるよ
うな力が作用しない。
【0026】しかしながら、背椎Lを後側に凸になるよ
うに湾曲させた場合は、図2(b)から明らかなよう
に、後側にずれた腰椎T4に剛体面である矯正面2が当
接して、後側にずれた腰椎T4を患者の体重によって元
に戻す力が作用することになる。そして本発明では、患
部の背椎Lを後側に凸になるように湾曲させて、図2
(b)に示す状態にするとともに、矯正面2および背凭
れ面3にそれぞれ水平面に対して角度αおよびβ(β>
α)をなす勾配を設けて、患者の体重が図1および図2
(b)の点Pに集中するようにして、点Pに作用する力
を増大させるとともに、支持手段Sによって、患者Kの
腰部の矯正面2上での滑落を阻止し、かつ点Pに作用す
る力をさらに増大させている。
【0027】特に、上記傾斜角度αが10°乃至20°
の範囲内に設定され、かつ上記傾斜角度βが45°乃至
80°の範囲内に設定されているとともに、上記支持手
段Sによって、患者Kの大腿骨がほぼ鉛直乃至鉛直より
も頭部側に倒れるように患者Kの脚部が支持されている
場合、患者Kの体重および支持手段Sによる作用が第4
および第5腰椎近傍に集中して、剛体面である矯正面2
からの大きな反作用を受けることができる。
【0028】このように、外側に凸に湾曲させた患者K
の第4および第5腰椎近傍の部分が、剛体面でなる矯正
面2に自らの体重の反作用で押圧されることにより、腰
椎のズレが矯正され、椎間板ヘルニアを予防することが
できる。また、すでに椎間板ヘルニアが生じている患者
に対しては、上記のような姿勢をとることによって、図
2(b)から明らかなように、椎骨間の間隔が広がるか
ら、はみ出した髄核が引っ込み易くなり炎症が治癒方向
に向かうのを期待することができる。
【0029】また、上記傾斜角度αおよびβの少なくと
も一方を変更し得る調整手段を設けることにより、患者
Kの体格および治療部位ならびに症状に適した姿勢を患
者Kに取らすことができるから、治療効果を高めること
ができる。
【0030】さらに、その姿勢において患者Kが支持手
段Sで支えた足を水平方向に突っ張って腰部を矯正面2
に沿って上方へずり上げる方向の分力を発生させること
により、矯正面2上での腰部の滑落が阻止されるととも
に、矯正面2に対して直角方向に働く分力が矯正面2か
らの反作用を増大させて、矯正効果をより高めることが
できる。
【0031】また、上記傾斜した矯正面2は、平坦面と
することによって、前後方向にズレた腰椎に対して矯正
効果を発揮するが、平坦面に代わり、矯正面2をその延
長方向と垂直な断面形状が凹面となるように形成した場
合、矯正面2上における患者Kの腰部の当接位置を横方
向にズラすことによって、斜め後方向にズレた腰椎に対
しても矯正効果を奏することができる。
【0032】また、患部を暖め筋肉をほぐすことによっ
て、さらに患部に磁気を作用させることによって治療効
果を高めることができる。
【0033】上述した本発明の第1の実施の形態によれ
ば、安価な市販の積層合板によって主要部を構成するこ
とができるので、安価な腰部矯正装置を需要者に提供す
ることができるとともに、折畳み式であるから非使用時
に場所を取らず、販売、保管等の流通に関しても便利で
ある利点がある。そして、支持手段Sは部屋の壁面等を
利用して支持手段Sを構成すればよい。
【0034】また、上述した本発明の第2の実施の形態
によれば、矯正面形成部材および背凭れ面形成部材が折
畳み自在であることに加えて、傾斜角度αおよびβを調
整することが可能な構成を有するから、実用上極めて便
利である。そして、この場合も部屋の壁面等を利用して
支持手段Sを構成すればよい。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基
づいて本発明を詳細に説明する。
【0036】図3〜図8は、本発明の第1の実施の形態
である折畳み自在な腰部矯正器具を示し、図3は腰部矯
正可能な組立て状態を示す側面図、図4は折畳み状態を
示す側面図、図5は折畳み状態の平面図、図6は結合前
の係止部の状態を示す拡大側面図、図7はの結合後の係
止部の状態を示す拡大側面図、図8は折畳み状態から組
立て状態に移行させる中間過程を示す側面図である。
【0037】図3および図4に示すように、本実施の形
態の主たる構成部材は、例えば厚さ18mmの積層合板
からなる6枚の板材と、1本の角材と、ヒンジH1〜H
4をそれぞれ備えた4箇所の枢着部と、1箇所の着脱可
能な係止部とからなり、ヒンジH1〜H4の軸線は互い
に平行(図3および図4の紙面に垂直)である。
【0038】基台Bは、ほぼ水平に床上に置かれる90
5×400mmの寸法を有する基板71と、この基板7
1の右端(図3〜図5)に基板71の端縁に沿って固定
された60×60×400mmの角材からなる枕木75
とによって構成されている。
【0039】矯正面2となる平坦な表面72aを備えた
660×400mmの寸法を有する矯正板(矯正面形成
部材)72の裏面には、520×330mmの寸法を有
する補強板76がその長さ方向の一端縁を矯正板72と
ほぼ一致させて固定され、この補強板76の一端縁がヒ
ンジH1を介して基板71の左端縁に回動可能に枢着さ
れている。したがって、補強板76を裏面に固定した矯
正板72は、その下端部を補強板76を介して基台Bの
一端に枢着されていることになる。
【0040】基板71上には、矯正板72の上部をその
表面が角度αをなすように支持するための、173×3
30mmの寸法を有する支持板77(第1支持部材)
が、その下端部においてヒンジH4を介して枢着され
て、基板71に対し起伏可能に設けられている。
【0041】基板71の右端に固定された枕木75上に
は、600×400mmの寸法を有する支持板74(第
2支持部材)の基端部がヒンジH2を介して枢着され、
この支持板74の上端部に、背凭れ面3となる表面73
aを備えた600×400mmの寸法を有する背凭れ板
73(背凭れ面形成部材)の上部がヒンジH3を介して
枢着されて、背凭れ板73の上部を基台B上に支持して
いる。
【0042】本実施の形態においては、矯正面2が水平
面に対して角度α=16°、背凭れ面3が水平面に対し
て角度β=63°の傾斜を有するように設計されてお
り、そのため、背凭れ面3を形成する背凭れ板表面73
aが、矯正面2を形成する矯正板表面72aに対し、係
止部Cにおいて47°の角度をもって連結されるように
構成されている。したがって、図6および図7から明ら
かなように、背凭れ板73の下端は角度47°をなすよ
うに斜めに切断されているとともに、背凭れ板73の裏
面73bに対し直交するように斜め下方へ突出する鉤部
78aを備えた断面L字状の連結金具78が裏面73b
の先端縁に沿って延設されている。
【0043】一方、矯正板72の上部表面72a上に
は、背凭れ板73側の上記鉤部78aが係入し得るスリ
ット72bが斜めに形成されているとともに、このスリ
ット72bに、その周囲の板材部分72cを補強するた
めの補強金具79が取り付けられている。
【0044】本実施の形態においては、図4に示すよう
に、支持板77が基板71上に倒された後、矯正板72
と一体の補強板76が矯正板72とともに基板71上に
重ねられるとともに、その上に背凭れ板73および支持
板74が乗った態様で折り畳まれる。そして、枕木75
上に支持板74の下端が枢着されているために、この折
畳み状態では、最上部の支持板74がほぼ水平状態に保
たれるように、枕木75の高さ寸法が設定されている。
【0045】この図4および図5に示す折畳み状態か
ら、図1に示す状態に組み立てるときには、先ず支持板
74および背凭れ板73を引き起こし、次いで補強板7
6と一体の矯正板72を引き起こし、背凭れ板73の上
端の鉤部78aを矯正板72のスリット72bに係入さ
せ、かつ矯正板72の表面72aを16°近傍の傾斜角
になるように保持した状態で、支持板77を補強板76
の端面76aに当接するまで引き起こすという手順で行
なえばよい。
【0046】また、支持板77の上部が補強板76の端
面76aに当接している図3に示す状態では、支持板7
7が矯正板72に対し直交する状態で、かつ補強板76
をストッパとして矯正板72を支持するとともに、支持
板77の下端面77aが、基板71の上面に対し全面で
接触するように傾斜して切断されていることにより、矯
正板72に対し直接的に、かつ背凭れ板73を介して間
接的に加わる患者Kの体重を板材77が確実かつ安全に
支持することが可能になる。
【0047】次に、図3に示す組立て状態から図4に示
す折畳み状態に移行させる際には、図8に示すように、
先ず矯正板72を保持して係止部Cを若干上方へ持ち上
げてから、支持板77を基板71上に倒し、次いで係止
部Cにおける矯正板72と背凭れ板73との係止を解除
してから、矯正板72および背凭れ板73を基板71上
に倒して図4に示す状態にすればよい。なお、図示は省
略したが、支持板74の裏面には、図4に示す折畳み状
態で、板材73の先端から上方へ突出する連結金具78
の鉤部78aを収容し得るスリットが形成されている。
【0048】以上の説明で明らかなように、本実施の形
態では、簡単な構成で矯正効果を奏することができ、し
かも図4に示すような平坦な薄い状態(100mm未
満)に折り畳むことができるから、販売、保管等の流通
に関しても極めて便利であり、しかも、図4に示す折畳
み状態と、図3に示す組立て状態との間の移行が、工具
等を必要とすることなく容易に行なうことができるか
ら、需要者にとっても極めて便利である。
【0049】また、板材および角材によって主要部が構
成され、かつ板材のうちの最大面積を有する基板71
が、市販の規格化されたサブロク積層合板から4枚採れ
る寸法になっているから、安価な市販の積層合板を有効
に活用することができ、安価に需要者に提供することが
できる利点がある。そして、部屋の壁面等を利用して支
持手段Sを構成すればよい。
【0050】なお、上記実施の形態においては、基台お
よび各部材間を連結する5箇所の連結部のうちの1箇所
の係止部Cにおいて、矯正板72と背凭れ板73とが着
脱可能に係止されており、残る4箇所の連結部において
は、部材同士がそれぞれヒンジH1〜H4を介して回動
可能に枢着されているが、このような構成に限定される
ものではなく、5箇所の連結部のうちの少なくともいず
れか1箇所において部材同士が着脱可能に係止されるよ
うに構成されていさえすれば、目的を達成することがで
きる。
【0051】例えば、背凭れ板73と支持板74とを、
ヒンジH3による枢着に代えて着脱可能に係止するとと
もに、上記係止部Cにおいて矯正板72と背凭れ板73
とをヒンジH5を介して回動可能に枢着するように構成
した場合、これを折り畳むと図9に示す状態となる。ま
た、矯正板72と背凭れ板73とをヒンジH5を介して
回動可能に枢着するとともに、背凭れ板73と支持板7
4とはヒンジH3を介して回動可能に枢着し、かつ支持
板74の長さを枕木75の高さ分だけ長くして、支持板
74の下端部を直接に基板71の右端に着脱可能に係止
するように構成してもよい。この場合にはこれを折り畳
むと図10に示す状態となり、枕木75は不要になる。
なお、図9および図10においては、係止部Cにおける
係止手段は省略してある。
【0052】図11〜図14は、折畳み自在であること
に加えて、傾斜角度αおよびβを調整することが可能な
本発明の第2の実施の形態の腰部矯正器具を示し、図1
1は腰部矯正可能状態を示す側面図、図12は折畳み状
態を示す側面図、図13は折畳み状態の平面図、図14
は図11の状態と図12の状態との間の中間状態を示す
側面図である。なお、図11〜図14においては、構造
を明らかにするために一部を切除して、かつ一部を省略
して示してある。
【0053】本実施の形態は、金属製角パイプの溶接に
より枠状に形成されてほぼ水平に置かれる基台81と、
この基台81の一端上にヒンジH6(複数)を介して下
端部を回動自在に枢着された金属製第1フレーム82
と、矯正面2となる剛体表面(平面、または延長方向と
垂直な断面が凹面)83aを備えて第1フレーム82上
に固定された、木材または強化硬質プラスチック材料か
らなる矯正板83と、第1フレーム82の上端にヒンジ
H7(複数)を介して回動自在に枢着された細長い金属
板からなる第2フレーム84と、背凭れ面3となる表面
85aを備えて背面下部を第2フレーム84に固定され
た、木材または強化硬質プラスチック材料からなる背凭
れ板85と、矯正板83の傾斜角度αを変更するために
基台81と第1フレーム82との間に設けられた第1駆
動手段M1と、背凭れ板85の傾斜角度βを変更するた
めに第1フレーム82と第2フレーム84との間に設け
られた第2駆動手段M2とから構成されている。
【0054】本実施の形態では、上記第1フレーム82
と上記矯正板83とによって矯正面形成部材が構成さ
れ、上記第2フレーム84と上記背凭れ板85とによっ
て背凭れ面形成部材が構成されている。また、ヒンジH
6,H7の軸線ならびに各枢着部の軸線は全て図11お
よび図12の紙面に対し垂直である。
【0055】矯正面形成部材をヒンジH6の周りで回動
させるための第1駆動手段M1は、図13に示すよう
に、一端に操作ノブ91を備えてヒンジH6の軸線と平
行な方向に延びる1本の操作軸92から、この操作軸9
2と直交する一対のネジ軸94,94にそれぞれはす歯
ギア93を介して回転を伝達するための一対のギアボッ
クス90,90をヒンジH6の近傍に備えており、これ
らギアボックス90,90は、基台81に固定された一
対のブラケット87a,87aに揺動可能に枢着された
細長い連結板89の両端に固定されている。
【0056】各ネジ軸94は、細長い円筒状のナット9
6にそれぞれ螺挿されており、ナット96のネジ軸94
側とは反対側の端部には、2個のリンク98,99の一
端がそれぞれ枢着され、一方のリンク98の他端は、基
台81に固定されたブラケット87bに枢着され、他方
のリンク99の他端は第1フレーム82に固定されたブ
ラケット87cに枢着されている。したがって、図12
に示す折畳み状態から操作ノブ91を時計方向に回動す
ると、2本のナット96,96がネジ軸94,94に沿
って図12の右方に移動し、これにより図11および図
14に示すようにリンク98,99が開き、矯正板83
をヒンジH6の周りで図の反時計方向に回動させる。そ
して矯正板83の上面83aが水平面に対して角度α傾
斜した状態になり、この状態から操作ノブ91を時計方
向または反時計方向に回動することにより、傾斜角度α
を最大25°まで変更することが可能になる。
【0057】一方、図13から明らかなように、細長い
板状の第2フレーム84は、この第2フレーム84の板
上から図の右方へ互いに平行に延び、かつ先端が下方へ
直角に折曲された形状を有する4本の短いアーム100
と、第2フレーム84の中央部においてアーム100よ
りもさらに図の右方へ延び、かつ先端が斜め下方へ折曲
された形状を有する2本の長いアーム102とを備えて
いる。4本の短いアーム100の先端は、第1フレーム
82にその上端縁に沿って間隔をおいて固定された4個
のブラケット104に枢着されてヒンジH7を構成して
いる。
【0058】背凭れ面形成部材をヒンジH7の周りで回
動させるための第2駆動手段M2は、第1フレーム82
の底面に固定されたブラケット87dに基端を枢着され
た細長い円筒状のナット106(右ネジ)と、左ネジ部
を部分的に備えた細長い円筒状の左ネジナット110
と、一端に操作ノブ111を備え、かつ上記左ネジナッ
ト110内を貫通して右ネジナット106に螺合する操
作軸112とを備えている。左ネジナット110上に
は、四角形の板体107が左ネジナット110に沿って
固定され、図12および図13に示す折畳み状態では、
操作軸112がほぼ水平に延びているため、上記板体1
07もほぼ水平になっている。そして、この板体107
の両端から上方へ直角に折曲された板片109,109
が軸108を介して2本のアーム102,102の先端
にそれぞれ枢着されていることにより、左ネジナット1
10がアーム102,102に連結されている。
【0059】上記操作軸112は、図13に示すよう
に、左ネジナット110を貫通して先端部の右ネジ部1
12aが右ネジナット106に螺合しているとともに、
この右ネジ部112aよりも操作ノブ111側に離れた
部位に短い左ネジ部112bを備えており、この左ネジ
部112bは、図12〜図14に示す状態では右ネジナ
ット106と左ネジナット110との間に露出した軸部
分に形成され、操作軸112の左ネジ部と操作ノブ11
1との間の部分は、単に左ネジナット110内に遊嵌さ
れているのみとなっている。そして、左ネジナット11
0が操作ノブ111に寄った部分のみにネジ部を備えて
いることにより、背凭れ板85が傾斜した矯正板83上
に折り畳まれた図14に示す状態と、ほぼ鉛直に起立し
た状態との間では、アーム102,102がヒンジH7
を中心にして回動しても左ネジナット110と操作軸1
12とは螺合せず、左ネジナット110は単に操作軸1
12に沿って摺動するだけとなり、背凭れ板85を図1
4に示す状態からほぼ鉛直に起立した状態まで手で引き
起こすことができるように構成されている。
【0060】そして、背凭れ板85をほぼ鉛直になるま
で起立させると、左ネジナット110内のネジ部が操作
軸112の左ネジ部112bの右端に当接することによ
っての背凭れ板85の手によるヒンジH7周りのこれ以
上回動は阻止されるから、ここで操作ノブ111を時計
方向に回動することにより、操作軸112が右ネジナッ
ト106内に螺入して行くと同時に、左ネジナット11
0が操作軸112に螺合して、左ネジナット110が操
作軸112に沿って右ネジナット106に接近する方向
に移動するから、右ネジナット106に枢着されたアー
ム102,102が背凭れ板85をヒンジH7の周りで
図14の時計方向に急速に回動させる。したがって、背
凭れ板85の表面85aが水平面に対し角度β傾斜した
背凭れ面3を形成する図11に示す状態になるとととも
に、さらにこの状態から操作ノブ111を時計方向また
は反時計方向に回動することにより、傾斜角度βの変更
が可能になる。
【0061】本実施の形態では、矯正板83に対する背
凭れ板85の最大開き角度が約120°に設定されてお
り、傾斜角度βの最小値は180°+α−120°=α
+60°となり、傾斜角度αの変更範囲を5°乃至25
°とした場合、傾斜角度βの最小値は65°乃至85°
の範囲内となり、傾斜角度αを15°に設定した場合に
は、傾斜角度βの最小値は75°となる。
【0062】このように、本実施の形態においては、2
個の操作ノブ91,111を回動するだけで、矯正面2
の傾斜角度αおよび背凭れ面3の傾斜角度βを任意に調
整することが可能であるから、実用上極めて便利であ
る。そしてこの場合も、部屋の壁面等を利用して支持手
段Sを構成すればよい。
【0063】そして、矯正板83を折畳み状態(傾斜角
度ゼロ)からその矯正面2の傾斜角度がαになるまでの
操作ノブ91による矯正板83の回動角度は15°前後
であり、また、背凭れ板85を矯正板83上に折り畳ま
れた状態から背凭れ面3の傾斜角度がβになるまで回動
させる場合に、背凭れ板85が折畳み状態からほぼ垂直
に起立した状態になるまでは、操作軸112と左ネジナ
ット110とが上記のように非螺合状態にあることによ
って、手で背凭れ板85を引き起こすことができるか
ら、操作ノブ111による背凭れ板85の回動角度も1
5°前後で済む。したがって、矯正板83および背凭れ
板85を図12に示す折畳み状態から迅速に図11に示
す腰部矯正可能状態にすることができる。
【0064】次の図15は、本発明による腰部矯正器具
の第3の実施の形態を示す概略的側面図である。床上に
おいて複数の脚部材4によって所定の高さに支持されて
略水平に延びる基台6上には、この基台6の略半分の長
さを有する可動フレーム8が設けられている。この可動
フレーム8は、紙面に対して垂直方向に延びる軸10を
基端部に備え、この軸10が基台6の略中央位置におい
て軸支されて、可動フレーム8は軸10の周りで傾動可
能に支持されている。
【0065】基台6の下面の2カ所には、紙面に対し垂
直方向に延びる回転軸12,14が設けられ、各回転軸
12,14の両端にはそれぞれレバー16,18の基端
部が固定されている。一方の回転軸12は、基台6の一
端側から延びるハンドル付き調整軸20を回動すること
によって、図示しないウォーム減速機を介して紙面と平
行な面内で回動されるように構成されている。また、他
方の回転軸14も同様に、基台6の一端側から調整軸2
0と平行に延びるハンドル付き調整軸23を回動するこ
とによって、図示しないウォーム減速機を介して紙面と
平行な面内で回動されるように構成されている。
【0066】レバー16の先端部は、リンク22を介し
て可動フレーム8の側面に連結され、これにより、調整
軸20のハンドル21を回転させることにより、可動フ
レーム8が軸10の周りで傾動されてその傾斜角度が変
更されるようになっている。
【0067】可動フレーム8上には、この可動フレーム
8の軸10の位置から可動フレーム8の長さ方向の中間
位置に亘って可動フレーム8の上面と平行に延びる矯正
板24が固定されている。この矯正板24は木材、強化
硬質プラスチック等で作成され、直線的に延びる平坦な
剛体面からなる上面が、図1に示された矯正面2を形成
し、この矯正面2の水平面に対してなす傾斜角度αが、
ハンドル21の回動によって5°乃至25°の範囲内で
変更可能に構成されている。
【0068】可動フレーム8上には、矯正板24と同様
の剛体からなる平坦な背凭れ板26が設けられている。
この背凭れ板26は紙面に対して垂直方向に延びる軸2
8を基端部に備え、この軸28が可動フレーム8上の矯
正板24の上端近傍位置において軸支されて、背凭れ板
26が軸28の周りで傾動可能に支持されている。
【0069】可動フレーム8の下面には、紙面に対し垂
直方向に延びる回転軸30が設けられ、この回転軸30
の両端にはレバー32の基端部が固定されている。ま
た、回転軸30は、可動フレーム8の一端側から延びる
ハンドル付き調整軸34を回動することによって、図示
しないウォーム減速機を介して紙面と平行な面内で回動
されるように構成されている。そして、レバー32の先
端部は、リンク36を介して背凭れ板26の側面に連結
され、これにより、調整軸34のハンドル35を回転さ
せることにより、背凭れ板26が傾動されてその上面、
すなわち図1に示された背凭れ面3の水平面に対してな
す傾斜角度βが40°乃至85°の範囲内で変更可能に
構成されている。
【0070】一方、基台6上には、その可動フレーム8
側とは反対側の部位に足乗せ板38が設けられている。
この足乗せ板38は紙面に対して垂直方向に延びる軸4
0を基端部に備え、この軸40が基台6の略中央位置に
おける軸10に隣接した位置において軸支されて、足乗
せ板38が軸40の周りで傾動可能に支持されている。
この足乗せ板38は、前記したレバー18の先端部にリ
ンク42を介して連結され、角度調整用ハンドル25に
よって調整軸23を回動することによって傾斜角度が変
更されるようになっている。この足乗せ板38は、図1
に示された支持手段Sを構成し、患者Kが膝を曲げてこ
の足乗せ板38上に足を乗せて突っ張ることにより、図
1に示すように、患者Kの大腿骨がほぼ垂直乃至垂直よ
りも頭部側に倒れるように支持され、かつ患者Kの腰部
が矯正面2上で滑落しないようになっている。
【0071】次の図16は、本発明による腰部矯正器具
の第4の実施の形態を示す概略的側面図である。
【0072】本実施の形態も上述した第3の実施の形態
と同様に、矯正面2の傾斜角度αおよび背凭れ面3の傾
斜角度βを変更し得る調整手段を備えているが、本実施
の形態においては、床に対する占有面積が狭められてお
り、矯正面形成部材24は、2個のリンク46,48を
介して基台50に連結され、かつこれらリンク46,4
8の連結部のボス52に操作ノブ付き調整軸54が螺合
され、操作ノブ55の回動によってボス52が調整軸5
4に沿って進退することにより、矯正板24の傾斜角度
が変更されるように構成されている。
【0073】また、背凭れ板26は、自動車のリクライ
ニングシートと同様のリクライニング角度調整機構56
を介して本体50に取り付けられたフレーム58に、適
当な部材59を介して固定されている。
【0074】さらに、本体50の傾斜角度調整機構56
側とは反対側において略水平に突出するブラケット60
に対して、このブラケット60に沿って移動可能に、か
つ複数の位置の一つに固定可能に設けられたL字状のア
ーム62を備え、このアーム62の上端に、アーム62
に沿って移動可能に、かつ複数の位置の一つに固定可能
に設けられたブラケット64の上端に足乗せ台66が固
定されている。図15から明らかなように、これらブラ
ケット60,64はその長さ方向に沿って複数の孔60
a,64aをそれぞれ備え、これら孔60a,64a
と、アーム62の両端にそれぞれ設けられて孔60a,
64aの各一つにそれぞれ選択的に挿通固定されるつま
み付き位置決めピン68,70にとよって、足乗せ台6
6の水平方向および垂直方向の位置が調整可能なように
構成されている。
【0075】以上の説明で明らかなように、上述した第
3および第4の実施の形態によれば、患者Kに図1に示
したような姿勢を取らすことができ、特に椎間板ヘルニ
アの予防と治療に優れた効果を期待することができる。
【0076】そして、上記第3および第4の実施の形態
においては、矯正面2の傾斜角度αおよび背凭れ面3の
傾斜角度βをそれぞれ調整することが可能なことに加え
て、患者Kの足を支持する位置も調整可能であるから、
患者Kの体格および治療部位ならびに症状に適した姿勢
を患者Kに取らすことができ、これによって治療効果を
高めることができる。
【0077】なお、図示は省略するが、上述の実施の形
態において、上記矯正面2上にある患者Kの患部を暖め
るための電気ヒ−タ等加熱手段および/または患部の血
流に対して磁気を作用させる手段を併用することによっ
て、さらに治療効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による腰部矯正器具の基本的な構成を示
す説明図
【図2】本発明による腰部矯正器具の効果の説明に供す
る模式図
【図3】本発明の第1の実施の形態における組立て状態
を示す側面図
【図4】図3の装置の折畳み状態を示す側面図
【図5】図3の装置の折畳み状態を示す平面図
【図6】図3の装置の係止部の結合前の状態を示す拡大
側面図
【図7】図3の装置の係止部の結合後の状態を示す拡大
側面図
【図8】図3の装置の組立て状態から折畳み状態へ移行
させる場合の中間過程を示す側面図
【図9】本発明の第1の実施の形態の変形構成を図4に
対応する折畳み状態で示す側面図
【図10】本発明の第1の実施の形態のさらなる変形構
成を図4,図9に対応する折畳み状態で示す側面図
【図11】本発明の第2の実施の形態の腰部矯正が可能
な状態を示す側面図
【図12】図11の実施の形態の折畳み状態を示す側面
【図13】図11の実施の形態の折畳み状態を示す一部
を省略して示す平面図
【図14】図11の状態と図12との間の中間状態を示
す側面
【図15】本発明の第3の実施の形態の概略的側面図
【図16】本発明の第4の実施の形態を示す概略的側面
【符号の説明】
1 腰部矯正器具 2 矯正面 3 背凭れ面 6,81 基台 8 可動フレーム 24,72,83 矯正板 26,73,85 背凭れ板 38 足乗せ板 56 リクライニング角度調整機構 66 足乗せ台 71 基板 74,77 支持板 75 枕木 76 補強板 82 第1フレーム 84 第2フレーム 91,111 操作ノブ H1〜H7 ヒンジ C 係止部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仰臥した患者の腰部を載置する矯正面
    と、患者の背部を支持する背凭れ面とを備え、 前記矯正面は、その基端から前記患者の頭部側に向かっ
    て水平面に対して角度αだけ上方へ傾斜して直線的に延
    長された剛体面でなり、 前記背凭れ面は、前記矯正面の上部から水平面に対して
    前記角度αよりも大きい角度βだけ上方に傾斜している
    ことを特徴とする腰部矯正器具。
  2. 【請求項2】 前記傾斜角度αが5°乃至25°の範囲
    内に設定され、かつ前記傾斜角度βが40°乃至85°
    の範囲内に設定されていることを特徴とする請求項1記
    載の腰部矯正器具。
  3. 【請求項3】 ほぼ水平に置かれる板材を含む基台と、 下部を前記基台の一端に連結された板材でなり、表面が
    前記矯正面を形成する矯正面形成部材と、 下部を該矯正面形成部材の上部に連結された板材でな
    り、表面が前記背凭れ面を形成する背凭れ面形成部材
    と、 前記矯正面形成部材の上部を前記基台上に支持する第1
    支持部材と、 下部を前記基台の他端に連結され、上部を前記背凭れ面
    形成部材の上部に連結されて、該背凭れ面形成部材の上
    部を前記基台上に支持する板材でなる第2支持部材とを
    備え、 前記基台および部材同士が、少なくとも一箇所において
    は着脱可能に係止され、かつ残りの箇所においては回動
    可能に枢着される態様で連結されていることを特徴とす
    る請求項1または2記載の腰部矯正器具。
  4. 【請求項4】 前記矯正面形成部材の上部と前記背凭れ
    面形成部材の下部とが、着脱可能に係止される態様で連
    結されていることを特徴とする請求項3記載の腰部矯正
    器具。
  5. 【請求項5】 前記傾斜角度αおよびβの少なくとも一
    方を変更することが可能な調整手段を有することを特徴
    とする請求項1または2記載の腰部矯正器具。
  6. 【請求項6】 ほぼ水平に置かれる基台と、 表面が前記矯正面を形成する部材であって、前記基台上
    に倒伏される折畳み位置と、前記矯正面が水平面に対し
    て角度α傾斜した矯正位置との間で回動可能なように、
    下部を前記基台の一端に枢着された矯正面形成部材と、 表面が前記背凭れ面を形成する部材であって、前記矯正
    面形成部材上に倒伏される折畳み位置と、該矯正面形成
    部材が前記矯正位置にある状態で前記背凭れ面が水平面
    に対して角度β傾斜した背凭れ位置との間で回動可能な
    ように、下部を前記矯正面形成部材の上部に枢着された
    背凭れ面形成部材と、 前記矯正面形成部材を該矯正面形成部材と前記基台との
    枢着部を中心に回動させて前記傾斜角度αを変更する第
    1駆動手段と、 前記背凭れ面形成部材を該背凭れ面形成部材と前記矯正
    面形成部材との枢着部を中心に回動させて前記傾斜角度
    βを変更する第2駆動手段と、を備えていることを特徴
    とする請求項5記載の腰部矯正器具。
  7. 【請求項7】 前記矯正面が平坦面であることを特徴と
    する請求項1乃至6のいずれか1項記載の腰部矯正器
    具。
  8. 【請求項8】 前記矯正面は、その延長方向と垂直な断
    面が凹面を形成していることを特徴とする請求項1乃至
    6のいずれか1項記載の腰部矯正器具。
  9. 【請求項9】 前記腰部の前記矯正面上での滑落を阻止
    し、かつ前記腰部が下方に凸に湾曲するように前記患者
    の脚部を支持する支持手段をさらに備えていることを特
    徴とする請求項1または2記載の腰部矯正器具。
  10. 【請求項10】 前記支持手段は、前記患者の大腿骨が
    ほぼ鉛直乃至鉛直よりも頭部側に倒れるように患者の脚
    部を支持する手段であることを特徴とする請求項9記載
    の腰部矯正器具。
  11. 【請求項11】 前記支持手段が、前記患者の足を支え
    る足乗せ台であることを特徴とする請求項10記載の腰
    部矯正器具。
  12. 【請求項12】 前記支持手段が、前記患者の脚部を頭
    部側に引張って支持するベルトであることを特徴とする
    請求項10記載の腰部矯正器具。
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CN115887136A (zh) * 2022-12-30 2023-04-04 贵州锐诚翔科技发展有限公司 一种康复枕

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