JP2002318436A - インスタントフイルムパック - Google Patents

インスタントフイルムパック

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JP2002318436A
JP2002318436A JP2001124576A JP2001124576A JP2002318436A JP 2002318436 A JP2002318436 A JP 2002318436A JP 2001124576 A JP2001124576 A JP 2001124576A JP 2001124576 A JP2001124576 A JP 2001124576A JP 2002318436 A JP2002318436 A JP 2002318436A
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instant film
film
case
instant
pack
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JP2001124576A
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Minoru Ono
実 小野
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インスタントフイルムパックの包装コストを
低減するとともに、包装からの取り出しを容易にする。 【解決手段】 複数枚のインスタントフイルムを収納し
た紙製のインスタントフイルムパック2の外周に、紙材
で略帯状に形成された包装帯40を巻き付けて包装し、
露光開口12と、インスタントフイルムが排出される排
出口と、インスタントフイルムを露光開口12に向けて
押し上げる押圧部材が挿入される挿入開口とを覆う。イ
ンスタントフイルムパック2の表面と包装帯40の内面
とは弱シールにて接着してケース3内のインスタントフ
イルムを密封するとともに、弱シールを剥がすことで容
易に包装帯から取り出せるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数枚のインスタ
ントフイルムを紙製ケースに収納したインスタントフイ
ルムパックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】箱形状のケース内にモノシートタイプの
インスタントフイルムを複数枚収納したインスタントフ
イルムパック(以下、フイルムパックと省略する)が各
種販売されている。ケースは、遮光性を付与されたプラ
スチックで箱形状に形成されており、フイルムユニット
の露光面を露呈させる露光開口と、露光済みのフイルム
ユニットを排出する溝状の排出口と、インスタントフイ
ルムを露光開口に向けて押し上げる押圧部材が挿入され
る挿入開口とが設けられている。
【0003】ケース内には、インスタントフイルムの前
に重ねられて露光開口を内側から塞ぐシート状の前フイ
ルムカバーと、インスタントフイルムの後ろに重ねられ
て挿入開口を内側から塞ぐ後フイルムカバーとが納めら
れている。
【0004】フイルムパックは、インスタントカメラや
カメラバック等に用いられ、これらの機器に設けられた
パック室にケースごとセットされる。パック室を開閉す
る蓋部材には、上述の押圧部材が取り付けられており、
蓋部材を閉じると押圧部材がフイルムパックの挿入開口
に挿入される。そして、カメラの初期動作で前フイルム
カバーが排出される。収納していたインスタントフイル
ムを全て使用し終り、空になったケースは、プラスチッ
クの不燃ゴミとして廃棄される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のインスタントフ
イルムパックは、防湿袋に収納され、更に紙箱に納めら
れて販売されていた。しかしながら、防湿袋と紙箱とを
用いる包装は、包装コストが高くなるという問題があっ
た。また、インスタントフイルムパックを取り出す際
に、紙箱と防湿袋とを開放する必要があり、煩雑であっ
た。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためのも
ので、包装コストを低減するとともに、簡単にインスタ
ントフイルムパックを取り出せるようにすることを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明のインスタントフイルムユニットは、ケー
スの外周に巻き付けられるようにして露光開口及び排出
口及び挿入開口を覆う紙製の包装帯を用いたものであ
る。
【0008】また、包装帯に防湿性を備えるとともに、
この防湿性はポリエチレンのラミネート加工によって付
与するものである。
【0009】更に、包装帯の内面とケースの表面とを弱
シールすることで、ケース内の密閉性を向上させたもの
である。また、包装帯に吊り下げ陳列用の穴を設けるこ
とで、販売時のアピール性を向上させたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1〜図3に示すフイルムパック
2は、略箱形状のケース3と、このケース3内に重ねた
状態で収納される複数枚のインスタントフイルム4と、
これらインスタントフイルム4を挟み込むようにケース
3内に組み込まれる前フイルムカバー5及び後フイルム
カバー6とからなる。ケース3と、前フイルムカバー5
及び後フイルムカバー6は、紙材によって形成されてい
る。
【0011】インスタントフイルム4は、周知のモノシ
ートタイプの自己現像型フイルムユニットで、露光によ
り潜像が形成される感光シートと、この潜像から現像処
理液を介してポジ画像が転写される受像シートとが重ね
合わされており、その端部には、ポッド部8とトラップ
部9とが設けられている。ポッド部8には、現像処理液
が内包された現像液ポッドが、トラップ部9には展開処
理後における余剰分の現像処理液を吸収する吸収材がそ
れぞれ内蔵されている。このインスタントフイルム4
は、露光面10に露光が行なわれた後に、一対の展開ロ
ーラによって現像液ポッドが押しつぶされ、現像処理液
が両シートの間に流出してその展開処理が行われる。展
開処理の後、所定の現像,定着時間が経過すると、露光
面10と反対側の面にポジ画像が現れる。
【0012】ケース3は、一方の面にインスタントフイ
ルム4の露光面10を露呈させる露光開口12が形成さ
れ、この露光開口12に対面する面13が開放されたト
レイ状のケース本体14と、このケース本体14の開放
面13を塞ぐ底板15とからなる。露光開口12の下方
には、インスタントカメラに設けられたクロー爪が入り
込むクロー用切欠16と、前フイルムカバー5をケース
本体14に係合させるための係合用切欠17とが形成さ
れている。
【0013】ケース本体14は、図4に示す形状に打ち
抜かれた紙材18を、一点鎖線で内側に、破線で外側に
折り込むとともに、四隅の折込み部18aを外側に折り
込んで所要部分を接着することでトレイ状に形成したも
のである。ケース本体14の開放面13の外周には、紙
材18の端縁18bが折り込まれて外側に突出されたフ
ランジ19が形成されている。
【0014】図5に示すように、ケース本体14を形成
する紙材18は、表面に装飾的な印刷が施される白紙2
1と、カーボンブラックなどを混入して遮光性を高め、
白紙21に張り合わされる黒紙22と、白紙21と黒紙
22の表面を覆って防湿性と熱シール性とを付与するポ
リエチレン(PE)層23,24とからなる。なお、黒
紙22を覆うPE層24にも遮光物質を混入して黒色に
し、遮光性を付与してもよい。
【0015】白紙21と黒紙22とは丸網多層抄紙機で
1工程でも得られるし、別々の白紙と黒紙とを貼り合わ
せてもよい。また、白紙と黒紙とを貼り合わせる接着剤
にカーボンブラックを添加して遮光を補ってもよい。更
に、PE層23,24は、防湿性とヒートシール性を兼
ね備えるので両面に設けたほうがパックを形成するため
には好ましい。しかし、接着剤によってシールすること
もできるので、いずれか一方の片面にのみPE層を設け
てもよい。また、PEの代わりに、OPP(オリエンテ
ッドポリプロピレン)を用いてもよい。
【0016】ケース3の底板15は、ケース本体14の
紙材18と同質の紙材、あるいは紙材18よりも白紙,
黒紙が若干厚くされた紙材で形成されている。また、紙
材18と同じ厚みの紙材を2枚重ねにして形成してもよ
い。底板15には、収納したインスタントフイルム4を
露光開口に向けて押し上げる押圧部材が挿入される挿入
開口26が2個形成されている。この底板15は、図中
クロスハッチングが施された接着部15aがケース本体
14のフランジ19に接着され、ケース本体14の開放
面13を塞ぐ。
【0017】ケース本体14の一側面には、前フイルム
カバー5及びインスタントフイルム4をケース3外に排
出する排出口28が形成されている。この排出口28
は、ケース本体14の幅方向に沿って形成された横スリ
ット28aと、この横スリット28aの両端部に連なっ
て該横スリット28aに垂直に形成された短い縦スリッ
ト28bとからなり、略コ字形状となっている。前フイ
ルムカバー5やインスタントフイルム4は、縦スリット
28bに沿ってケース本体14の側面を押し曲げて排出
口28を開通させ、ケース3から排出される。
【0018】従来のプラスチック製のケースでは、排出
口としてインスタントフイルム4の厚み程度の幅の狭い
開口が形成されていた。しかしながら、剛性の低い紙材
で形成された本実施形態のケース3では、排出口部分に
開口を形成するとその開口部分でケースが変形してしま
い、露光開口12等の他の開口から外光がケース3内に
入り込むことがある。そのため、本実施形態では、ケー
ス3に略コ字型のスリットを形成するだけにして、未使
用時の排出口近口傍の強度低下を防止している。
【0019】排出口28の外側には、遮光性が付与され
た紙材で形成されたフラップシート30が弱シールされ
る。このフラップシート30は、排出口28を光密に塞
ぐとともに、直角に折り曲げられたことによって、ケー
ス本体14の排出口近傍の剛性向上にも寄与する。この
フラップシート30は、排出時の前フイルムカバー5に
押圧されてケース本体14から剥がれ、排出口28を露
呈させる。なお、フラップシート30とは別に、ケース
本体14の内側から排出口28の近傍に紙製の補強シー
トを貼付してもよい。
【0020】図6に示すように、前フイルムカバー5
は、紙材と同様に白紙及び黒紙とPE層とからなる長方
形の紙材32を二つ折りにし、その内側のクロスハッチ
ング部分32aを接着して形成されている。
【0021】図7に示すように、前フイルムカバー5の
後端の未接着部分は、袋状のスロット部33として成形
される。このスロット部33に、切欠16,17によっ
て突出片状にされた露光開口12の下片12aが挿入さ
れる。これにより、露光開口12に対する前フイルムカ
バー5の密着度が向上し、ケース本体14の露光開口1
2周辺の剛性が向上するので、ケース本体14の歪み等
によって、露光開口12から外光が進入するのを防止す
ることができる。また、前フイルムカバー5の下端に
は、クロー用切欠16を内側から塞ぐ紙製の遮光シート
34が貼着されている。
【0022】図8に示すように、後フイルムカバー6
は、ケース3の内側から底板15の挿入開口26を塞ぐ
カバー板36と、このカバー板36の前面中央に貼付さ
れる略三角形の押圧片37とからなる。カバー板36
は、紙材18と同様に白紙及び黒紙とPE層とで構成さ
れた紙材からなり、図2中にハッチングで示す弱シール
部15bで底板15に弱シールされて挿入開口26を塞
ぎ、ケース3の剛性と密閉性とを向上させる。カバー板
36の一方の角部には、インスタントカメラ等のクロー
爪との干渉を避けるために切欠36aが形成されてい
る。押圧片37は、インスタントフイルム4の中央部分
を押圧して露光開口12に押しつけ、露光開口12と前
フイルムカバー5との間に隙間が生じるのを防止する。
【0023】図9に示すように、フイルムパック2は、
ケース3の側面が外部に露呈された状態で包装されて出
荷される。フイルムパック2を包装する包装帯40は、
上部に販売店等においてハンガーに掛けられる穴41が
形成された突出片42が設けられている。
【0024】包装帯40は、図10に示す形状に打ち抜
かれた帯状の紙材44を、一点鎖線で内側に、破線で外
側に折り込むとともに、クロスハッチング部分を接着す
ることで、図11に示すような形態の包装帯40に形成
される。フイルムパック2は、下端から包装帯40内に
挿入され、包装帯40はフイルムパック2の外周に巻き
付けられるようにして包装する。包装帯40の内面側の
ハッチングを施した部位には、弱シール材がパターンコ
ートされており、フイルムパック2を収納した際にケー
ス3の表面に接着して、フイルムパック3の露光開口1
2,排出口28,挿入開口26等を密閉する。これによ
り、ケース3内にゴミや塵が入り込むことはない。
【0025】紙材44は、ケース本体14の紙材18と
同様に、表面に装飾的な印刷が施される白紙と、カーボ
ンブラックなどを混入して遮光性を高め、白紙に張り合
わされる黒紙と、白紙と黒紙の表面を覆って防湿性と熱
シール性とを付与するPE層とからなる。包装帯40に
よる包装では、ケース3の一部が外部に露呈されるが、
ケース3の紙材18にも包装帯40と同様に防湿のため
のPE層が設けられているので、湿度によってインスタ
ントフイルム4が変質することはない。なお、ケース3
自体に遮光性が付与されているので、紙材44には、遮
光性を付与する黒紙を用いなくてもよい。
【0026】フイルムパック2は、インスタントカメラ
やカメラバック等に設けられたパック装填室に装填され
て用いられる。図12に示すように、パック装填室47
にフイルムパック2を装填すると、フイルムパック2の
ケース3の露光開口12が形成された前面が受け面48
に当接して位置決めされる。なお、フイルムパック2に
は、ケース本体14と底板15との接着のためのフラン
ジ19が外側に突き出しているため、パック装填室47
に底板15側から装填してしまうような誤装填は発生し
ない。
【0027】パック装填室47の受け面48には、露光
開口12と対面する部分に、インスタントフイルム4へ
の露光範囲を画定するアパーチャ開口50が形成されて
いる。また、ケース3の切欠16には、周知のクロー機
構を構成するクロー爪51が入り込み、前フイルムカバ
ー5及びインスタントフイルム4の排出時に、前フイル
ムカバー5及びインスタントフイルム4の下端を引っ掛
けて上昇し、ケース3から掻き出す。
【0028】パック装填室47を開閉するためのパック
装填蓋53は、ヒンジ部54を介して回動自在とされて
いる。このパック装填蓋53の内面には、フイルムパッ
ク2の挿入開口26に進入して後フイルムカバー6を押
圧する押圧部材55が設けられている。この押圧部材5
5は、挿入開口26からフイルムパック2の内部に進入
して後フイルムカバー6に直接接触する押圧突起56
と、この押圧突起56を付勢するバネ57と、押圧突起
56とバネ57とを保持する保持枠58とから構成され
ている。
【0029】パック装填室47の上方には、展開ローラ
60が設けられている。露光が与えられた後に、クロー
爪51によってケース3から掻き出されたインスタント
フイルム4は、この展開ローラ60によって現像液ポッ
ドが押し潰されながら、インスタントカメラのフイルム
取り出し口に向けて搬送される。現像液ポッドから流出
した現像処理液は、感光シートと受像シートとの間に展
開され、所定の現像,定着処理を行なう。
【0030】次に、上記実施形態のフイルムパックをイ
ンスタントカメラにセットする際の作用について説明す
る。フイルムパック2は、図9に示すように、ケース3
の側面が外部に露呈された状態で包装帯40に収納され
て出荷されている。フイルムパック2が販売される店頭
等では、突出片41に形成された穴42をハンガーに掛
ける等して、吊り下げ販売している。
【0031】フイルムパック2を購入したユーザは、図
11に示すように、包装帯40の端部の接着を引き剥が
し、包装帯40からフイルムパック2を取り出す。その
際に、包装帯40の内面とケース3の表面とを接着して
いた弱シールが剥がされる。
【0032】取り出されたフイルムパックは、排出口2
8がフラップシート30に、露光開口12は前フイルム
カバー5に、また挿入開口26は後フイルムカバー6に
よってそれぞれ覆われているので、外光がケース3内に
進入してインスタントフイルム4を露光させてしまうこ
とはない。
【0033】なお、ケース3は紙材によって形成されて
いるため剛性が低いが、排出口28は、ケース3の側面
に設けたスリットであるため、ケースへの剛性低下の影
響は少なく、フラップシート30が排出口28近傍の剛
性を向上させているので、排出口28近傍のケース3の
歪みによって露光開口12から外光が進入することはな
い。更に、図3及び図7に示すように、前フイルムカバ
ー5の後端のスロット部が露光開口12の下片12aを
挟み込んでいるので、露光開口12の下方においても剛
性低下は発生しない。
【0034】パック装填蓋53を開放し、受け面47に
露光開口12が対面する方向でフイルムパック2をパッ
ク装填室47にセットする。なお、ケース3には外側に
突出したフランジ19が存在しているため、底板15側
からフイルムパック2を装填するよな誤装填は発生しな
い。
【0035】その後、パック装填蓋47を閉じていく
と、押圧突起56が挿入開口26からフイルムパック2
の内部に進入し、後フイルムカバー6を2個所から押圧
する。押圧された後フイルムカバー6は、挿入開口26
の周辺の弱シールが剥がされ、ケース3内でインスタン
トフイルム4に向かって移動する。後フイルムカバー6
は、押圧片37でインスタントフイルム4の中央部分を
押し上げ、屈曲された両端部でインスタントフイルム4
の端部を押し上げる。
【0036】パック装填蓋53が閉じられると、前フイ
ルムカバー5の排出作業が行われる。クロー爪51は、
切欠16から入り込むとともに、前フイルムカバー5の
一端と係合し、これを排出口28に向けて掻き出す。こ
の時、前フイルムカバー5は、排出口28ケース本体1
4の側面を切欠に沿って押し曲げ、排出口28を形成す
る。そして、フラップシート30の一端を押し剥がし、
排出口28からケース3の外に排出される。
【0037】前フイルムカバー5が取り除かれることに
より、露光開口12にインスタントフイルム4の露光面
10が対面して露光準備が完了する。インスタントフイ
ルム4は、後フイルムカバー6により、その背面側から
露光開口12に向けて押し付けられるので、露光開口1
2に対面した最前列のインスタントフイルム4はその露
光範囲が画定される。
【0038】最前列のインスタントフイルム4に対して
露光が行われると、前フイルムカバー5の排出作業と同
様にその排出処理が行われる。クロー爪51が、露光済
みのインスタントフイルム4の下端に係合し、排出口2
8からこれを排出する。そして、ポッド部8が展開ロー
ラ60の間に巻き込まれると、現像液ポッドの押し潰し
と現像処理液の展開処理が行われ、クロー爪51は退避
する。
【0039】引き続き、現像処理液の展開処理が行われ
ていき、これと同時にインスタントフイルム4がカメラ
外に搬送されていく。そして、露光済みフイルムが排出
口28から完全に排出されると、押し上げ部材55によ
って、次列のインスタントフイルム4が露光開口12に
対面し、次の撮影準備が完了する。一方、カメラ外に搬
送された露光済みフイルムは、所定の現像,定着時間が
経過すると、ポジ画像が転写されて、所望のプリント写
真として利用される。
【0040】このようにして、撮影を順次行っていき、
やがてインスタントフイルム4を全て使い切った後は、
パック装填蓋53を開放し、空になったケース3を取り
出す。取り出されたケース3は、可燃物として廃棄した
り、古紙回収に出してリサイクルを行う。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインスタ
ントフイルムパックによれば、ケースに紙製の包装帯を
巻き付けるだけの包装を行なうようにしたので、包装コ
ストを低減することができる。また、包装状態からのイ
ンスタントフイルムパックの取り出しを容易にすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したインスタントフイルムパック
の外観斜視図である。
【図2】インスタントフイルムパックの構成を示す分解
斜視図である。
【図3】インスタントフイルムパックの要部断面図であ
る。
【図4】ケース本体の展開図である。
【図5】ケース本体の紙材の構成を示す要部断面図であ
る。
【図6】前フイルムカバーの展開図である。
【図7】ケース本体と前フイルムカバーとの係合状態を
示す説明図である。
【図8】後フイルムカバーの構成を示す分解斜視図であ
る。
【図9】包装帯で包装されたインスタントフイルムパッ
クの外観斜視図である。
【図10】包装帯の展開図である。
【図11】包装帯とインスタントフイルムパックの外観
斜視図である。
【図12】インスタントカメラのパック装填室の要部断
面図である。
【符号の説明】
2 インスタントフイルムパック 3 ケース 4 インスタントフイルム 5 前フイルムカバー 6 後フイルムカバー 12 露光開口 14 ケース本体 15 底板 18 紙材 19 フランジ 40 包装帯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 65/40 B65D 65/40 A 75/02 75/02 77/26 77/26 S G03B 17/52 G03B 17/52 F Fターム(参考) 2H104 CE01 3E067 AA12 AC03 AC11 BA06B BA20C BB01B BB01C BB15B BB15C BB25B BB25C BC04C BC06B CA05 CA12 EA04 EC32 EE15 FA02 FC01 3E086 AC31 AC32 AD28 BA04 BA14 BA35 BB22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のインスタントフイルムと、これ
    らのインスタントフイルムを積み重ねて収納するととも
    に、該インスタントフイルムの露光面を露呈させる露光
    開口と、露光済みのインスタントフイルムを排出する排
    出口と、露光開口に向けてインスタントフイルムを押し
    上げる押圧部材が挿入される挿入開口とが設けられた箱
    形状のケースとからなるインスタントフイルムパックに
    おいて、 前記ケースの外周に巻き付けられるようにして、露光開
    口及び排出口及び挿入開口を覆う紙製の包装帯で包装し
    たことを特徴とするインスタントフイルムパック。
  2. 【請求項2】 前記包装帯は、防湿性を備えていること
    を特徴とする請求項1記載のインスタントフイルムパッ
    ク。
  3. 【請求項3】 前記包装帯は、少なくとも一方の面にポ
    リエチレンがラミネート加工されていることを特徴とす
    る請求項1または2記載のインスタントフイルムユニッ
    ト。
  4. 【請求項4】 前記包装帯の内面とケースの表面とを弱
    シールすることを特徴とする請求項1ないし3いずれか
    記載のインスタントフイルムパック。
  5. 【請求項5】 前記包装帯に、吊り下げ陳列用の穴を設
    けたことを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載の
    インスタントフイルムパック。
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