JP2002316941A - Atp合成活性剤 - Google Patents

Atp合成活性剤

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JP2002316941A JP2001117327A JP2001117327A JP2002316941A JP 2002316941 A JP2002316941 A JP 2002316941A JP 2001117327 A JP2001117327 A JP 2001117327A JP 2001117327 A JP2001117327 A JP 2001117327A JP 2002316941 A JP2002316941 A JP 2002316941A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生体内のATP合成活性を促進することがで
き、長期間に亘って生体内ATP量を増大させる 【解決手段】 複数種類のハーブを混合してなり、イオ
ン交換能を有する混合ハーブを有効成分として含むもの
である。複数種類のハーブに含まれる食物繊維がイオン
交換能を有するため、体内における電子の発生を促進す
ることができ、発生した電子によってATP合成活性を
向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体細胞のエネル
ギー源として利用されるATP(アデノシン三リン酸)
の合成を促進するATP合成活性剤に関する。
【0002】
【従来の技術】ATPとは、アデノシンのリボースにお
ける5位の水酸基にリン酸が3分子結合したヌクレオチ
ドで、正式には、アデノシン5′−三リン酸(adenosin
e 5′-triphosphate)と呼ばれる。ATPは、動物の
筋肉や酵母等のいかなる生体中にも広く存在する化合物
であり、1929年Fiskeらによって見出された。
【0003】ATPは、1分子中に2つの高エネルギー
リン酸結合をもっており、中性付近で加水分解されると
約7.3kcal/molの自由エネルギーを放出し、ATP自身
はアデノシン二リン酸(adenosine diphosphate)に変
換される。このように、ATPの加水分解によるエネル
ギーによって、核酸の合成をはじめとし、タンパク質、
糖、脂質等の種々の代謝が行われる。またATPからリ
ン酸エステル結合を付加された化合物は、いわゆる活性
化状態になり、種々の合成反応に関与する。生化学反応
を利用したATPの製造法には、大別して、リン酸化酵素
を利用する酵素法と酵母の解糖系を利用する発酵法とが
ある。
【0004】酵素法において使用される酵素は、アセテ
ートキナーゼ、カルバメートキナーゼ、クレアチンキナ
ーゼ等が用いられ、リン酸供与体として、それぞれアセ
チルリン酸、カルバミルリン酸、クレアチンリン酸が用
いられる。この方法をバイオリアクターに組込んだ例と
しては、耐熱性細菌Bacillus stearothermophilusから
純粋に単離したアセテートキナーゼとアデニレートキナ
ーゼとを用いる方法が開発されている。また、酵母の解
糖系を利用する方法としては、基質レベルのリン酸化に
よって、ATPを製造するもので、1分子のグルコース
が2分子のエタノールと2分子のCO2に代謝されると
2分子のATPを生成できることを利用した方法であ
る。
【0005】ところが、薬剤や食品等の分野において、
生体内におけるATP合成活性を促進するものとしては
特に効果的なものは知られていなかった。生体内におい
てATP合成活性を促進することができれば、体内AT
P量を増幅させるための経口ATP摂取を行う必要がな
く、また当該促進を長期間に亘って維持できれば健康の
維持等に寄与することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記従来の事情に鑑み創出されたものであり、生体内のA
TP合成活性を促進することができ、長期間に亘って生
体内ATP量を増大させることができるATP合成活性
剤を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明者らが鋭意検討した結果、体内における電
子の発生を促進することができ、発生した電子によって
ATP合成を効果的に促進できるといった知見を得るに
至り、本発明を完成した。すなわち、本発明に係るAT
P合成活性剤は、複数種類のハーブを混合してなり、イ
オン交換能を有する混合ハーブを有効成分として含むも
のである。
【0008】本発明に係るATP合成活性剤は、複数種
類のハーブに含まれる食物繊維がイオン交換能を有する
ため、体内における電子の発生を促進することができ、
発生した電子によってATP合成活性を向上させる。ま
た、本発明に係るATP合成活性剤は、体内で−300
mV以下の電子を発生させることが好ましい。さらに、
本発明に係るATP合成活性剤において、上記混合ハー
ブは、タイム、ローズマリー、ウコン、フェンネル、グ
レープ種子、蒲公英及びエゾウコギから選ばれる少なく
とも1種以上からなることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るATP合成活
性剤を詳細に説明する。ATP合成活性剤は、複数種類
のハーブを混合してなるものである。複数種類のハーブ
としては、イオン交換能を有する食物繊維を含有するも
のであればいかなるハーブを使用しても良い。使用可能
なハーブとしては、例えば、タイム、ローズマリー、ウ
コン、フェンネル、グレープ種子、蒲公英及びエゾウコ
ギを挙げることができる。特に、これらのハーブから少
なくとも1種類以上を選択し、複数種類のハーブを混合
して使用する。
【0010】具体的に、タイム、ローズマリー、ウコ
ン、フェンネル、グレープ種子、蒲公英及びエゾウコギ
の全てを用いた場合、合計が100重量%となる範囲で、
タイムが8〜12重量%、ローズマリーが8〜12重量%、ウ
コンが8〜12重量%、フェンネルが13〜17重量%、グレ
ープ種子が13〜17重量%、蒲公英が8〜12重量%及びエ
ゾウコギが25〜35重量%となるように混合することが好
ましい。
【0011】また、このATP合成活性剤は、体内に投
与されると、ハーブに含まれる食物繊維により陽イオン
交換能が発揮され、体内に電子を発生させる。具体的に
は、ATP合成活性剤は、体内において、−300mV
以下の電子を発生させることが好ましい。−300mV
以下の電子を発生させることによって、体内におけるA
TP合成を活性化することができる。ATP合成を活性
化するとは、ATP合成活性剤投与群における体内AT
P量が、ATP合成活性剤非投与群における体内ATP
量よりも有意に増加していることを意味する。生体内に
おけるATP量は、例えば、ATP測定器(株式会社マ
イクロテック・ニチオン社製、商品名HACCP-LIGHT38)
を用いて定量することができる。
【0012】ATP合成活性剤は、これら複数種類のハ
ーブを、例えば、160℃で乾燥殺菌した後に混合し、そ
の後、製粉機で粉末状に加工し、粉末状の混合ハーブを
所定の形状に成形して製造することができる。本発明の
ATP合成活性剤は、生体を構成する細胞内のミトコン
ドリアにおけるATP合成活性を向上させることができ
る。このATP合成活性剤によれば、ミトコンドリアに
おけるATP合成活性が促進されるため、老廃物や毒素
の蓄積を防止することができる。このため、ATP合成
活性剤は、細胞の老化や壊死を防止することができる。
【0013】また、本発明のATP合成活性剤は、血中
水素イオン濃度を所定の値に維持するように作用し、そ
の結果、血液のpHを7.4±0.2に維持することができる。
ATP合成活性剤は、血液のpHを7.4±0.2に維持するこ
とができるため、体内におけるATP合成活性を向上さ
せることができる。
【0014】本発明のATP合成活性剤は、例えば、体
内におけるATP合成活性が低下することに起因する症
状を改善する目的で使用することができる。体内におけ
るATP合成活性が低下することに起因する症状として
は、癌、リウマチ、アトピー性皮膚炎、膠原病、喘息、
花粉症等の免疫不全や、糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞等の
成人病、痴呆、アルツハイマー、パーキンソン病等を挙
げることができる。ATP合成活性剤は、ATP合成活
性の低下に起因する症状であればこれらに限定されず、
いかなる症状をも改善することができる。また、ATP
合成活性剤は、上記症状のいずれか1種に対して、ある
いは複数種が合併した症状を改善することができる。
【0015】本発明のATP合成活性剤は、経口、非経
口投与のいずれでも可能であるが、好ましくは経口投与
である。経口投与に際して、ATP合成活性剤は、錠剤
状、顆粒状、カプセル状及び粉末状等いかなる形状であ
ってもよい。ATP合成活性剤の投与量は、患者の年
齢、症状により適宜選択することができる。有効投与量
は、1日につき体重1kgあたり5.5mg から17.5mgの範囲
で選ばれる。あるいは、患者あたり400〜600mg/body、
好ましくは600〜800mg/body、さらに好ましくは800〜12
00mg/bodyの投与量を選ぶことができる。しかしなが
ら、本発明のATP合成活性剤はこれらの投与量に制限
されるものではない。
【0016】また、投与時期としては、ATP合成活性
の低下の前後を問わず投与してもよく、あるいは、上記
症状が現れたとき又は当該症状が予測される時に投与し
てもよい。本発明のATP合成活性剤は、常法にしたが
って製剤化することができ(Remington's Pharmaceutic
al Science, latest edition, Mark Publishing Compan
y,Easton,米国)、医薬的に許容される担体や添加物を
共に含むものであってもよい。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係るATP合成活性剤を用い
た実施例について説明するが、本発明の技術的範囲は、
これらの実施例に限定されるものではない。 〔実施例1〕ATP合成活性剤の調製 本例では、以下の組成に従って複数種類のハーブを混合
してATP合成活性剤を調製した。
【0018】 タイム …10重量% ローズマリー …10重量% ウコン …10重量% フェンネル …15重量% グレープ種子 …15重量% 簿公英 …10重量% エゾウコギ …30重量%
【0019】ATP合成活性剤を調製する際には、先
ず、上記各ハーブを水道水により洗浄し、160℃に設定
したスプレードライヤーで乾燥殺菌を行った。次に、上
記配合比となるように各ハーブを秤量し、V型混合器を
用いて混合した。次に、混合したハーブを、粉砕機(パ
ワーミルP-7型昭和化学機械工作社製)を用いて粉末状
に加工した。そして、粉末状にした混合ハーブを打錠機
((株)畑製作所 製)を用いて錠剤に成形することに
よって、ATP合成活性剤を調製した。
【0020】試験名A この試験では、上述したように調製したATP合成活性
剤を用いて、ヒトにおけるATP合成活性化試験を行っ
た。年齢48才〜62才の男性5名で試験をおこなっ
た。平均年齢は55才であった。本試験では、上記5名
に対してATP合成活性剤を投与した。ATP合成活性
剤は、10g/日用量を1日2回に分け、ミネラルウォー
ター100ccと共に3日間連続で経口にて摂取した。
【0021】ATP量の測定は、ATP合成活性剤摂取
前と摂取開始3日後に、ATP測定器HACCP−LIGHT38
((株)マイクロテック・ニチオン社製)を用いて行っ
た。測定方法は、ATP合成活性剤摂取前及び摂取開始
3日後共に、歯磨きをし、次にうがいを3回行い、口内
を洗浄後、さらにあらかじめATPが無い事を確認した市
販のミネラルウォーターでうがいをする。このうがい水
約20mlをきれいなコップに移し、サンプルとした。この
サンプルから100μlを測定チューブに採取し、測定器専
用発光試薬2滴を加え、測定器で測定を行った。
【0022】ATP合成活性剤を摂取する前(摂取前
群)と摂取開始3日後群とにおけるATP量を比較した
結果を図1に示す。ATP量の測定では、図1に示すよ
うに、個体差がみられるものの平均値で摂取前1161
5RLU、ATP合成活性剤摂取後16319RLUであり、
摂取の前後で有意差が現れた。この結果から、ATP合
成活性剤の摂取によって、ヒトにおいてATP合成活性
を向上させる効果を奏することを確認することができ
た。
【0023】試験名B この試験では、上述したように調製したATP合成活性
剤の酸化還元電位特性を評価した。先ず、錆びた銅製10
円玉と、ATP合成活性剤400mg×10粒を水道水(東
京都港区)100ccに溶解させてなる溶液とを準備した。
そして、当該10円玉の一方の面に上記溶液を接触させた
状態で20時間放置した。20時間の放置後、当該10円玉に
おける溶液と接触した面を観察した。その結果、実験開
始時には一面に錆があったが、20時間後に溶液を取り除
き観察すると、銅本来の耀きを取り戻していた。
【0024】また、溶液を調製する前の水道水の酸化還
元電位を測定して補正電位とし、上記溶液の酸化還元電
位及びpHと20時間放置後の溶液の酸化還元電位及びpHと
を測定した。酸化還元電位の測定は、ORP計(商品
名:RM−12P、東亜電波興業株式会社製)を使用
し、pHの測定は、pH計(商品名:PICCOLO HI 1280、H
ANNA社製)を使用した。結果を表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】表1から判るように、酸化還元電位とpH
の変化は、実験開始時には、+476mv、pHは7.1であ
ったが、20時間後には-318mv、pHは7.4であった。
以上より、上記溶液を用いることで、pHが中性にもか
かわらず錆を落とすことができ、ATP合成活性剤を溶
解すると時間の経過に従って水溶液中に電子が発生し、
それが金属の錆を還元したものと推察される。
【0027】試験名C このATP合成活性剤を用いて、Colon26結腸癌
担癌モデルマウスの抗腫瘍効果試験を行った。Colo
n26結腸癌担癌モデルマウスは、日本クレア株式会社
から購入したBALB/C系統、雄、8週齢、微生物的
グレードがSPFであるマウスを用いた。このマウスを
用いて、マウス結腸癌細胞株Colon26を腹部皮下
投与にて移植したColon26坦癌マウスを作製し
た。マウス結腸癌細胞株Colon26は、BALB/
C系統のマウス直腸内にN−methy1−N−nit
roso−uretanを繰り返し投与することにより
発生した癌細胞株に由来するものである。
【0028】そして、皮下移植21日目のColon2
6坦癌マウスより腫瘍部を摘出し、分離させた細胞を滅
菌生理食塩水に浮遊させ、癌細胞数を1×105/10
0μl/匹として、6匹の上記マウスに対して腹部皮下
投与にて移植した。なお、マウスは以下の条件で飼育し
た。
【0029】設定温湿度;24士1℃、66士6% 空調方式;70%リターンエア方式 照明時間;12時間自動点灯、消灯方式(午前8時〜午
後8時) 飼育設備;プラスチックケージ 飼料;固形飼料CA−1(日本クレア(株))を滅菌処
理 給水;蒸留水
【0030】本試験では、上記6匹のマウスのうち3匹を
対照群とし、3匹に対してATP合成活性剤を投与し
た。マウスに対しては、ATP合成活性剤を蒸留水で溶
解したのち、胃ゾンデを用いて200mg/kg用量を
14日間連続経口法にて投与した。なお、対照群におい
ては蒸留水を投与した。ATP合成活性剤の投与は、坦
癌マウスを作製した翌日より開始した。なお、癌細胞を
移植したマウスは、移植後から4日までは各群において
移植部位の肉眼及び触診による変化はみられなかった
が、6日以降からは癌細胞の増殖に伴う腹部皮膚の隆起
が確認されるようになった。14日では削痩及び体毛の
立毛、腫瘍の大きな担癌マウスでは行動も不活発になり
うずくまりが観察された。
【0031】飼育御15日目に頸椎脱臼にて屠殺後、腫
瘍体積の測定並びにIL−12及びTNF−αの測定を
行った。腫瘍体積は、腫瘍径をノギス(プレートリーダ
M−2300、NUNK社製)で測定し、腫瘍体積(m
3)=腫瘍の長径×短径2×0.4の数式に従って算出
した。IL−12及びTNF−αは、摘出した脾臓を浮
遊細胞液とし、10%FC8添加RPMI−1640培
地で細胞数を調整した後、2×108個/m1あたりの
脾臓細胞にConA5μg/ml加え、37℃、5%C
2インキュベータ(YAMATO社製)内で24時間
培養し、培養液の上清中に含まれるIL−12及びTN
F−αをCytescreenキット(BIOSOUR
CE社製)を用いて測定した。なお、これらの実験を行
った際の施設環境は、70%リターンエア方式の空調方
式を用いて、設定温度を26±1℃とし、設定湿度を6
6±6%とした。
【0032】ATP合成活性剤を投与したマウス群(投
与群)と対照群とにおける腫瘍体積を比較した結果を図
2に示す。また、ATP合成活性剤を投与したマウス群
(投与群)と対照群とにおけるIL−12濃度及びTN
F−α濃度を比較した結果を図3に示す。
【0033】腫瘍体積の測定では、図2に示すように、
個体差がみられるものの平均値で対照群626.38m
3、ATP合成活性剤投与群330.02mm3であ
り、各群間に有意差が現れた。この結果から、ATP合
成活性剤の投与によって、腫瘍体積増加抑制効果を確認
することができた。
【0034】また、図3に示すように、アポトーシス誘
発因子であるIL−12においては対照群との有意差が
認められなかった。一方、腫瘍壊死因子であるTNF−
α濃度については、対照群20.45pg/mlに対し
て、ATP合成活性剤投与群37.46pg/mlであ
り、各群間に有意差が現れた。この結果から、ATP合
成活性剤の投与によって、Colon26結腸担癌マウ
スに対してTNF−α産生能の上昇促進作用により腫瘍
増殖を抑制したものと推測された。
【0035】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
係るATP合成活性剤は、複数種類のハーブを混合して
なり、イオン交換能を有する混合ハーブを有効成分とし
て含むため、体内におけるATPの合成を促進すること
ができる。したがって、このATP合成活性剤によれ
ば、ATPの欠乏に起因する症状を改善することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ATP合成活性剤摂取前群と摂取3日後群とに
おけるATP量を示す特性図である。
【図2】ATP合成活性剤投与群と対照群とにおける腫
瘍体積を示す特性図である。
【図3】ATP合成活性剤投与群と対照群とにおけるI
L−12濃度及びTHF−α濃度を示す特性図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 35/78 A61K 35/78 T A61P 3/00 A61P 3/00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類のハーブを混合してなり、イオ
    ン交換能を有する混合ハーブを有効成分として含むAT
    P合成活性剤。
  2. 【請求項2】 体内で−300mV以下の電子を発生さ
    せることを特徴とする請求項1記載のATP合成活性
    剤。
  3. 【請求項3】 上記混合ハーブは、タイム、ローズマリ
    ー、ウコン、フェンネル、グレープ種子、蒲公英及びエ
    ゾウコギから選ばれる少なくとも1種以上からなること
    を特徴とする請求項1記載のATP合成活性剤。
JP2001117327A 2001-04-16 2001-04-16 Atp合成活性剤 Pending JP2002316941A (ja)

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