JP2002316334A - 充填機取付構造、及び充填機 - Google Patents

充填機取付構造、及び充填機

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JP2002316334A JP2001124123A JP2001124123A JP2002316334A JP 2002316334 A JP2002316334 A JP 2002316334A JP 2001124123 A JP2001124123 A JP 2001124123A JP 2001124123 A JP2001124123 A JP 2001124123A JP 2002316334 A JP2002316334 A JP 2002316334A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型への充填機の取付作業を簡便なものとし
て、金型交換全体の作業効率を向上する手段を提供す
る。 【解決手段】 本充填機100は、金型内に発泡性プラ
スチック原料を供給する主管ノズル部分11と、発泡性
プラスチック原料を主管ノズル11に供給する分岐管部
12、及びプランジャ81を往復動させるシリンダ部1
3からなる基管部分14とを備えた充填機本体101
と、先端側にロック用凹カプラ102が設けられ、接続
フランジ30により充填機本体101に固定されたロッ
ク用シリンダ103と、主管ノズル部分11を半径方向
に拘束するバックプレート用フランジ104と、主管ノ
ズル部分11の金型90への挿入を規制するための主管
ノズルストッパ105とを具備するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形原料、特に発
泡性プラスチックを金型空間内に充填する充填機、及び
その取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、
又は発泡ポリプロピレンその他の発泡性プラスチックを
金型空間内に充填するための充填機は、金型を用いた発
泡性プラスチックの成形工程において用いられ、該充填
機は、一般に、充填機の主管ノズルを金型の蒸気室を構
成するバックプレートに挿通し、更に該主管ノズル先端
が、金型空間を形成する中金型に達するまで挿通した
後、該主管ノズルに予め取り付けられていたフランジを
バックプレートに固定することにより成形機に取り付け
られる。
【0003】充填機を作動させるには、更に、プランジ
ャを往復動させるためのエアシリンダにエア導入用ホー
スを接続する他、成形原料を供給するための原料ホー
ス、成形原料を減圧吸引により金型空間内に送出するた
めの充填エア導入用ホース等をも充填機の所定の箇所に
接続する必要がある。
【0004】成形機の金型は、成形加工により製造され
る成形体の形状により変更されるものであり、また、発
泡性プラスチックの種類や充填方法も多種類なり、これ
らの変更に伴い、充填機も金型や充填方法等に適合した
ものに交換される。ところが、充填機は金型1面に対
し、平均して12乃至20本程度装着されるものであ
り、金型へ各充填機を取り付ける他、各充填機に、前記
エア導入用ホースを開閉夫々について接続し、更に原料
ホース及び充填エア導入用ホースを接続するから、各充
填機当り5回の取付作業が必要となり、例えば金型に充
填機が12本装着される場合であれば、60回の取付作
業が発生するので、充填機の交換には多大な時間と労力
を要していた。
【0005】そこで、従来より充填機の交換作業の簡略
化、交換時間の短縮化が要望されており、特許第303
1914号公報に記載されているように、充填機を、充
填用エアにより金型空間内に成形原料を充填する主管部
分と、主管部分の充填口(金型との接続口)の開閉用プ
ランジャを駆動するシリンダ部等を含む基管部分とに分
割可能とし、主管部分を金型に常時固定しておく一方、
基管部分にエア導入用ホース、原料ホース、及び充填エ
ア導入用ホース等を常時接続しておき、主管部分と基管
部分とをワンタッチ式のカプラにより接続又は分離でき
るようにしたものが考案されている。
【0006】このような充填機によれば、前述したよう
な数十回の取付作業を要する充填機の交換作業を、金型
に固定された主管部分と、成形機に取り付けられ且つ各
種ホース類が接続されている基管部分とをカプラにより
接続する数回の作業に簡略化することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記分割式の充填機に
おける交換作業の簡略化は、主に金型交換の内段取りを
対象とするものである。ここで、金型交換の内段取りと
は、充填機の交換を含む金型交換の際に、成形機の運転
を停止する必要がある作業をいい、前述したような充填
機の主管部分と基管部分とを接続するような作業であ
る。
【0008】これに対し、充填機の交換を含む金型交換
を成形機の運転を停止することなく行う作業を金型交換
の外段取りといい、前記充填機を例にとると、充填機の
主管部分を金型に固定する作業である。従って、前記充
填機は、成形機の稼動率の低下をできる限り防止するた
めに、充填機の交換を含む金型交換を短時間で行うこと
を目的として考案されたものであるといえる。
【0009】しかしながら、充填機の交換を含む金型交
換には金型交換の外段取りも当然必要であり、前記充填
機では、内段取りが簡略されるものの、交換すべき金型
に適合した主管部分を取り付ける外段取りは従来と同様
であるため、金型交換の作業全体としてみれば、作業の
簡略化及び時間の短縮化という効果は半減され、満足で
きるものではない。
【0010】更に、成形体の形状に合わせて金型を交換
すれば、当然、主管部分の外径や長さ寸法を変更しなけ
ればならない場合も生ずる。例えば前記充填機では、基
管部分のシリンダ部に設けられたプランジャの駆動スト
ロークは一定であるため、交換すべき金型に合わせて主
管部分の外径を変更することはできても長さは変更する
ことはできない。
【0011】従って、主管部分の長さまで変更する必要
がある場合には、基管部分をも交換する必要が生ずる。
このような場合には、各主管部分と各基管部分との夫々
について交換作業が必要となるので、主管部分と基管部
分とが分割されていないような従来の充填機に比べて、
却って作業が増えてしまうこととなりかねない。また、
分割式の充填機では、個々の金型に合致するような主管
部分を予め複数種類揃えておく必要もあるので、コスト
の負担が大きいという問題もある。
【0012】本発明はこれらの問題に鑑みてなされたも
のであり、金型への充填機の取付作業を簡便なものとし
て、金型交換全体の作業効率を向上する手段を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
充填機取付構造は、金型に挿通されて金型空間へ成形原
料を供給する主管ノズル部分と、プランジャを主管ノズ
ル部分へ往復動させるシリンダ部、及び成形原料を主管
ノズル部分に供給する分岐管部を有する基管部分と、を
具備してなる充填機が金型に取り付けられた充填機取付
構造において、主管ノズル部分が、主管ノズル部分の挿
入を規制するストッパ機構により、その先端が金型内面
と面一となるように金型に挿入され、前記基管部分に固
設された固定用シリンダのシリンダシャフトが金型と連
結されるとともに、固定用シリンダにより該シリンダシ
ャフトに後退方向への力が付与されることにより、前記
主管ノズル部分が金型へ押圧されて、充填機が金型に固
定されたものである。
【0014】また、本発明の請求項2に係る充填機は、
金型に挿通されて金型空間へ成形原料を供給する主管ノ
ズル部分と、プランジャを主管ノズル部分へ往復動させ
るシリンダ部、及び成形原料を主管ノズル部分に供給す
る分岐管部を有する基管部分と、を具備してなる充填機
において、金型への主管ノズル部分の挿入を規制するス
トッパ機構が設けられ、前記基管部分に、金型背面と当
接するまで進退動可能なシリンダシャフトを有し、所望
の位置で該シリンダシャフトに後退方向への力を付与す
る固定用シリンダが固定され、該シリンダシャフトの先
端側に、金型背面と着脱自在なジョイント部が設けられ
たものである。
【0015】また、本発明(請求項3)は、請求項2に
記載された充填機において、前記固定用シリンダのシリ
ンダシャフトは、後退方向への力が付与される外筒に、
ロッドが摺動自在に挿通され、該ロッドの先端側に前記
ジョイント部が、基端側にロッドが外筒から脱落するこ
とを防止するストッパ部が設けられたものである。
【0016】また、本発明(請求項4)は、請求項2又
は3に記載された充填機において、前記ジョイント部
は、金型背面に設けられ、係合部を有するジョイント受
けと係合することにより、ワンタッチで着脱されるもの
である。
【0017】また、本発明(請求項5)は、請求項4に
記載された充填機において、前記ジョイント部は、金型
背面側に設けられたジョイント受けに嵌装されるジョイ
ント部本体と、係合方向へ付勢され、前記ジョイント受
けの係合部と係合して、ジョイント部本体が該ジョイン
ト受けから脱離することを防止する係合部材と、脱離状
態で係合部材が係合方向へ移動することを制止し、ジョ
イント部本体がジョイント受けへ嵌装されるに伴って該
制止を解除する係合制止部材と、係合部材が係合方向へ
移動するに伴って、係合部材が係合解除方向へ移動する
ことを制止する係合解除制止部材とを具備してなるもの
である。
【0018】また、本発明(請求項6)は、請求項5に
記載された充填機において、前記ジョイント部の係合解
除制止部材は、前記シリンダシャフトの後退と連動し
て、係合部材の係合解除方向への移動の制止を解除する
ものである。
【0019】また、本発明(請求項7)は、請求項4に
記載された充填機において、前記ジョイント部は、前記
ジョイント部本体に、ジョイント受けが嵌入される嵌入
部が凹設されるとともに、該嵌入部側面に係合部材保持
孔が貫穿され、係合部受け孔に、前記係合部材が嵌入部
内空及び外側へ出没自在に設けられ、嵌入部に、前記係
合制止部材が、嵌入部開口方向へ付勢されるとともに係
合部材が嵌入部内空へ突出することを制止する位置で摺
動が規制されるように内挿され、嵌入部に、前記係合解
除制止部材が、嵌入部開口方向へ付勢されて前記係合部
材が嵌入部内空へ突出するように付勢するとともに係合
部材が嵌入部外側へ突出することを制止する位置で摺動
が規制されるように外嵌されたものである。
【0020】また、本発明(請求項8)は、請求項7に
記載された充填機において、前記係合解除制止部材は、
前記シリンダシャフトの後退と連動して付勢力に逆らっ
て摺動するように、該シリンダシャフトと連結され、前
記ジョイント部本体は、係合解除制止部材の摺動から遅
れて前記シリンダシャフトの後退と連動するように、該
シリンダシャフトと連結されたものである。
【0021】また、本発明(請求項9)は、請求項2乃
至8のいずれかに記載された充填機において、前記充填
機のシリンダ部が多段式に構成され、成形原料の充填時
に、分岐管部から主管ノズル部分への成形原料の供給通
路より後方に、該シリンダ部に設けられたプランジャが
位置するものである。
【0022】また、本発明(請求項10)は、請求項2
乃至8のいずれかに記載された充填機において、前記充
填機のシリンダ部に設けられたプランジャが、主管ノズ
ル先端よりも前方に突出可能なものである。
【0023】また、本発明(請求項11)は、請求項2
乃至10のいずれかに記載された充填機において、前記
ストッパ機構は、主管ノズル部分の先端側と金型の挿通
孔とが係合して、主管ノズルの先端が金型内面と面一と
なるように主管ノズル部分の挿入を規制するものであ
る。
【0024】また、本発明(請求項12)は、請求項2
乃至11のいずれかに記載された充填機において、更
に、主管ノズル部分を握持して主管ノズル部分を半径方
向に拘束する拘束機構が設けられたものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
充填機及びその取付構造について図を用いて具体的に説
明する。図1及び図2は、金型90に取り付けられた状
態の本実施の形態に係る充填機の構成を示す側面図及び
断面図であるが、本充填機100は、金型内に発泡性プ
ラスチック原料(成形原料)を供給する主管ノズル部分
11と、発泡性プラスチック原料を主管ノズル部分11
に供給する分岐管部12、及びプランジャ81を往復動
させるシリンダ部13からなる基管部分14とを備えた
充填機本体101と、先端側にロック用凹カプラ(ジョ
イント部)102が設けられ、接続フランジ30により
充填機本体101に固定されたロック用シリンダ(固定
用シリンダ)103と、主管ノズル部分11を半径方向
に拘束するバックプレート用フランジ(拘束機構)10
4と、主管ノズル部分11の金型90への挿入を規制す
るための主管ノズルストッパ(ストッパ機構)105と
を具備するものである。なお、図に示す金型90は発泡
性プラスチックの成形加工に用いられる一般的な構造の
ものであり、金型空間を形成する中金型91と、蒸気室
となる金型チャンバを形成するバックプレート(金型背
面)92とから構成されている。
【0026】本充填機100は、図1及び図2に示すよ
うに、金型90に挿入された主管ノズル部分11が、前
記バックプレート92に固定されたバックプレート用フ
ランジ104に握持され、更に、前記中金型91に固定
された主管ノズルストッパ105により、中金型91の
内面と面一となるように金型空間と連通され、一方、前
記ロック用凹カプラ102が前記バックプレート用フラ
ンジ104のロック用凸カプラ(ジョイント受け)40
と接続されて、シリンダシャフト32がバックプレート
92と連結されることにより、金型90に取り付けられ
ている。
【0027】更に、図に示す状態において、図示しない
エアホースからロック用シリンダ103に圧縮空気が圧
送されることにより、ロック用シリンダ103が前記シ
リンダシャフト32を後退させようとし、この力が、基
管部分14を介して主管ノズル部分11を金型90に押
圧する力として伝達され、充填機100が金型90に固
定される。
【0028】発泡成形の際には、他のエアホース(図示
せず)がシリンダ部13のエア受入部73a、75aに
夫々接続されて、原料供給を制御するプランジャを往復
動させ、図示しない原料ホースが分岐管部12の原料受
入部60に接続されるとともにエアホースが分岐管部1
2の原料供給エア受入部62に接続されて、分岐管部1
2から主管ノズル部分11を経て金型空間に発泡性プラ
スチック原料が送出されて充填され、発泡成形が行われ
る。
【0029】以下、本充填機100の各部の構成につい
て詳細に説明する。図3及び図4は、ロック用凹カプラ
102が設けられたロック用シリンダ103の構成を示
す分解斜視図及び断面図であるが、図に示すように、ロ
ック用シリンダ103は、シリンダ本体31にシリンダ
シャフト32が進退自在に設けられて、シリンダ本体3
1内部の空気圧によりシリンダシャフト32の進退動及
びその拘束が行われるものである。
【0030】前記シリンダ本体31は、シリンダ外筒3
3の両端夫々にシリンダ受け部34、シリンダキャップ
35が設けられたものであり、具体的には、シリンダ外
筒33の先端側にシリンダ受け部34がパッキン340
を介して嵌合され、シリンダ外筒33の基端側にシリン
ダキャップ35が嵌合されている。該シリンダ受け部3
4及びシリンダキャップ35の中心には、シリンダシャ
フト32が挿通される貫通孔が夫々穿通されており、該
貫通孔にパッキン341、350を介してシリンダシャ
フト32が摺動自在に支持されるものとなっている。ま
た、シリンダ受け部34には、周側面からシリンダ外筒
33の内部側へエア流通路34aが穿通されており、該
エア流通路34aにより、シリンダ本体31の内部空間
に圧縮空気を流入できるものとなっている。一方、シリ
ンダキャップ35にはシリンダ本体31の内部空間から
圧縮空気を流出するためのエア抜き孔35aが穿通され
ている。前記シリンダ受け部34は、接続フランジ30
にパッキン342を介して嵌合され、接続フランジに設
けられた固定用エア受入部30aとエア流通路34aが
合致するように固定されている。このように構成された
シリンダ本体31は、シリンダシャフト32の進退動を
一定範囲に制限し、また、その内部空間に圧縮空気を封
入できるものとなっている。
【0031】前記シリンダシャフト32は、シャフト外
筒36A、36Bが、シリンダ押し部37により同軸上
に接続された構造のものであり、また、該シリンダ押し
部37の周側面にはパッキン370が嵌装され、これに
より、シリンダ押し部37がシリンダ外筒33に摺動自
在に密嵌されるものとなる。更に、シャフト外筒36
A、36Bには、ロッド38が摺動自在に挿通されてお
り、該ロッド38は、シリンダ押し部37により接続さ
れたシャフト外筒36Aとシャフト外筒36Bの合計長
より若干長いものであり、その両端がシャフト外筒36
A、36Bから夫々若干突出している。ロッド38の基
端側には雄ネジが形成され、該基端部につまみ39が外
嵌されて、ナット390が該雄ネジに螺合されている。
これにより、つまみ39が、シャフト外筒36A、36
Bからロッド38が抜け落ちることを防止するストッパ
の役割をなしている。一方、ロッド38の先端側には、
ロック用凹カプラ102が設けられている。このように
構成されたロック用シリンダ103により、作業者は基
端側に位置するつまみ39を持ってシリンダシャフト3
2を進退させることができ、また、該進退動にかかる負
荷が少ないものとなる。
【0032】図5及び図6は、ロック用凹カプラ102
の分解斜視図、及び脱離状態、即ちロック用凸カプラ4
0に嵌装されていない状態の断面図であるが、図に示す
ように、ロック用凹カプラ102は、ロック用凸カプラ
40が嵌入される嵌入部20を構成するロックボディ2
1及び接続ボディ22と、ロックボディ21の周側に装
填された複数の硬球(係合部材)23と、ロックボディ
21に内挿された押しピストン(係合制止部材)24
と、ロックボディ21に外嵌されたボディカバー(係合
解除制止部材)25とを具備してなる。
【0033】図6に示すように、略円筒状のロックボデ
ィ21の基端側の内周面は若干拡径されており、該基端
側に、先端側が縮径され且つ外周面に凸部22aが形成
された略円筒状の接続ボディ22が、ロックボディ21
の基端側に嵌合して連結されている。このようにしてロ
ックボディ21と接続ボディ22によりジョイント部本
体が構成され、ロックボディ21先端側に形成された凹
部が、ロック用凸カプラ40が嵌入される嵌入部20と
なっている。
【0034】前記ロックボディ21の先端側には、半径
方向に保持孔(係合部材保持孔)21aが、側面円周方
向に複数穿通され、各保持孔21aに前記硬球23が夫
々装填されている。更に、ロックボディ21には、該保
持孔21aの若干先端側の円周方向に沿って溝21bが
形成されており、該溝21bにリング状の止具26が嵌
着されている。
【0035】また、ロックボディ21には、概略円柱状
の押しピストン24が内挿されている。ロックボディ2
1の内周面は先端側で縮径されて、半径方向に段部21
cが形成されており、一方、前記押しピストン24の先
端側には、前記縮径に対応した小径部24aが設けられ
て、小径部24aと大径部24bとの境界に段部24c
が形成されている。これにより、押しピストン24はロ
ックボディ21の内空において摺動自在であるが、ロッ
クボディ21の先端側の段部21cと押しピストン24
の段部24cが当接して、押しピストン24の縮径部2
4aが前記保持孔21aを塞ぐ位置で、押しピストン2
4の先端方向への摺動が規制されるものとなっている。
更に、押しピストン24の後端と前記接続ボディ22の
先端との間にはスプリング27が介在されて、押しピス
トン24を先端側へ付勢しており、これにより、ロック
用凹カプラ102の脱離状態においては、押しピストン
24が、ロックボディ21の先端側の段部21cと押し
ピストン24の段部24cが当接する位置、即ち押しピ
ストン24の縮径部24aが前記保持孔21aを塞ぐ位
置に位置せしめられて、該保持孔21aに装填された硬
球23がロックボディ21の内空方向へ移動することを
制止する。
【0036】更に、ロックボディ21には、略円筒状の
ボディカバー25が摺動自在に外嵌されている。該ボデ
ィカバー25の先端側の内周面には、半径方向に突出し
た膨出部25aが円周方向に沿って形成されており、該
膨出部25aの先端側面は傾斜してテーパ部25bを形
成しており、一方基端側面は直立して段部25cを形成
している。一方、ロックボディ21の外周面も先端側で
縮径して、ロックボディ21の外周面に段部21eが形
成されている。これにより、ボディカバー25の段部2
5cがロックボディ21の段部21eに当接して、ボデ
ィカバー25の基端方向への摺動が規制されるととも
に、ボディカバー25のテーパ部25bがロックボディ
21の溝21bに嵌着された止具26に当接して、ボデ
ィカバー25の先端方向への摺動が規制されるものとな
っている。
【0037】また、ボディカバー25の段部25cとロ
ックボディ21の段部21eとの間にはスプリング28
が介在されて、ボディカバー25を先端方向へ付勢して
いる。これにより、図に示すように、ロック用凹カプラ
102の脱離状態においては、スプリング28により先
端方向へ付勢されたボディカバー25は、膨出部25a
がロックボディ21の外周面から突出した硬球23と当
接して先端方向への摺動が制止されるとともに、テーパ
部25bが硬球23をロックボディ21の内空方向へ付
勢する。
【0038】次に、ロック用凹カプラ102と前記シリ
ンダシャフト32との接続について説明するに、図5及
び図6に示すように、前記接続ボディ22の側面の中間
付近には、シリンダシャフト32の進退方向に長い長孔
22bが対向位置に2箇所設穿通されており、前記ボデ
ィカバー25の側面の基端側には、孔25dが対向位置
に2箇所穿通されている。一方、シリンダシャフト32
のロッド38の先端付近にも径方向に孔38aが穿通さ
れている。図6に示すように、接続ボディ22にロッド
38が挿入されるとともにボディカバー25が外嵌され
た状態で、前記長孔22b、孔25d、及び孔38aに
固定棒29が挿通されて、ロッド38に接続ボディ22
及びボディカバー25が連結される。
【0039】これにより、ボディカバー25はロッド3
8の進退動と概ね完全に連動して摺動するものとなる
が、接続ボディ22は長孔22bの進退方向の長さ分だ
け、ロッド38の進退動に対して自由度を有し、ロッド
38が後退する場合には、ボディカバー25がロッド3
8と連動して基端方向へ摺動し、固定棒29が長孔22
bの基端側と当接して接続ボディ22もロッド38の後
退と連動するものとなる。即ち、接続ボディ22とロッ
ド38の連動は、ボディカバー25とロッド38の連動
から長孔22bの進退方向の長さ分だけ遅れたものとな
る。
【0040】図7及び図8は、バックプレート用フラン
ジ104の分解斜視図及び断面図であるが、図に示すよ
うに、バックプレート用フランジ104は、主管ノズル
部分11が挿通される中空が形成されたフランジ部41
と、該フランジ部41の基端側に固定されたロック用凸
カプラ40とを具備してなるものである。詳細には、前
記フランジ部41の中空内には、リング状のパッキン4
10が内挿され、該パッキン410によりフランジ部4
1の中空に挿通された主管ノズル部分11を摺動自在に
支持するものとなる。また、フランジ部41の中空近傍
には金型接続孔41aが穿通されており、該金型接続孔
41aに図示しない接続ボルトが挿通され、パッキン4
11を介して前記金型90のバックプレート92に固定
される。更に、フランジ部41の基端側の中空近傍には
ロック用凸カプラ接続孔41bが形成されており、該ロ
ック用凸カプラ接続孔41bにロック用凸カプラ40が
挿入されて固定される。ロック用凸カプラ40には、そ
の端部近傍の周側面に、前記ロック用凹カプラ102の
硬球23が係合するための係合部40aが円周方向に凹
設されている。
【0041】図9及び図10は、主管ノズルストッパ1
05の斜視図及び取付断面図であるが、図に示すよう
に、主管ノズルストッパ105は、略円筒状の胴部50
の一端側に半径方向に突出する膨出部51が形成され、
該膨出部51に、金型接続孔51aと固定位置調整用ネ
ジ孔51bとが円周方向に所定間隔で夫々穿通されてい
る。また胴部50には、膨出部51が形成された側の開
口付近の内周面が拡径されており、これにより内周面に
半径方向に直立した段部50aが形成されている。この
ように構成された主管ノズルストッパ105は、前記胴
部50が中金型91に金型チャンバ側から取り付けら
れ、胴部50の先端が中金型91の内面と面一となるよ
うに調整されて接続ボルト52により固定される。
【0042】図11は、中金型91に取り付けられた主
管ノズルストッパ105に、主管ノズル部分11が挿入
された状態を示す断面図であるが、図に示すように、主
管ノズル部分11の先端部11aは縮径されて、外周面
に半径方向に直立する段部11bが形成されている。該
先端部11aは前記胴部51の内周面50bに対して摺
動自在であり、該段部11bと主管ノズルストッパ10
5の段部50aとが当接することにより、前記先端部1
1aが中金型91の内面と面一となるような位置で、主
管ノズル部分11の挿入が規制される。
【0043】図12に示すように、本充填機100の基
管部分14は、シリンダ部13が2段式でプランジャ8
1を主管ノズル部分11内で往復動させる多段式シリン
ダを採用したものであるが、本発明に係る充填機は、基
管部分の構成は特に制限されるものではない。前記基管
部分14は、図に示すように、図示しない原料ホースが
原料受入部60に接続され発泡性プラスチック原料を主
管ノズル部分11に供給するための分岐管部12と、分
岐管部12のシリンダ受入部61に連結されて発泡性プ
ラスチック原料の供給を制御するためのシリンダ部13
とを具備してなり、分岐管部12の原料供給エア受入部
62には図示しないエアホースが接続され、分岐管部1
2の先端側には主管ノズル部分11が連結される。
【0044】図に示すように、シリンダ部13は、外シ
リンダ71及び内シリンダ72からなるシリンダ本体7
0と、先端側にプランジャ81が設けられたシリンダロ
ッド80とを具備してなるものである。更に詳細に説明
するに、前記外シリンダ71は、筒状ホルダ73を介し
て基管部12のシリンダ受入部61に連結されており、
該外シリンダ71に、Oリング740を介して受圧部材
74が摺動自在に内挿されており、その基端には蓋体7
5が嵌合されて受圧部材74の摺動を規制している。該
受圧部材74には、前記内シリンダ72の基端側が固定
され、内シリンダ72の先端は、環状のシール材730
が設けられた筒状ホルダ73の内周面により摺動自在に
支持されている。内シリンダ72には、Oリング820
を介して受圧部材82が摺動自在に内挿されており、該
受圧部材82には、前記シリンダロッド80の基端側が
固定され、シリンダロッド80の先端側は、環状のシー
ル材830が設けられた内ホルダ83の内周面により摺
動自在に支持されている。
【0045】また、前記蓋体75には、外シリンダ71
及び内シリンダ72の内空に前進用圧縮空気を圧入する
ためのエア受入部75aが形成されている。一方、前記
筒状ホルダ73には、外シリンダ71及び内シリンダ7
2の内空に後退用圧縮空気を圧入するためのエア受入部
73aが形成され、筒状ホルダ73と外シリンダ71と
の間は後退用圧縮空気を外シリンダ71と内シリンダ7
2との間に圧送するための僅かな隙間が形成され、更
に、内シリンダ72にも、該エア受入部73aに対応す
る位置にエア受入部72aが形成されている。
【0046】図に示すように、原料供給時においてはシ
リンダ部13は完全に縮退した状態にあり、プランジャ
81は、前記原料受入部60から主管ノズル部分11へ
の原料供給経路より基端側に位置するものとなってい
る。
【0047】原料供給を止めて発泡成形が行われる場合
には、前記蓋体75のエア受入部75aから前進用圧縮
空気が外シリンダ71及び内シリンダ72内に圧送され
ることにより、受圧部材74、82が先端方向へ押され
て内シリンダ72及びロッド80が前進し、図13に示
すように、プランジャ81が主管ノズル部分11の先端
開口が閉塞される。なお、この際には筒状ホルダ73の
エア受入部73aは開放されている。
【0048】一方、再度原料供給が行われる場合には、
前記蓋体75のエア受入部75aが開放されるととも
に、筒状ホルダ73のエア受入部73aから後退用圧縮
空気が圧送される。圧送された後退用圧縮空気は、筒状
ホルダ73と外シリンダ71との隙間から外シリンダ7
1と内シリンダ72との間に充填され、これにより、図
14に示すように、受圧部材74が基端方向へ押され
て、内シリンダ72が後退する。
【0049】内シリンダ72が完全に後退した後、更に
後退用圧縮空気が圧送されて、後退用圧縮空気は、前記
内シリンダ72のエア受入部72aから受圧部材82の
前方へ充填され、これにより、受圧部材82が基端方向
へ押されて、ロッド80が後退して、プランジャ81が
原料供給通路より基端側ヘ後退する。表1は、プランジ
ャが原料供給通路に残る充填機Aと、プランジャを原料
供給通路より後方へ後退させることができる多段式シリ
ンダを採用した充填機Bとの原料供給性能を比較したも
のであるが、表から明らかなように、充填機Bは充填機
Aより原料の供給性能が良い。
【0050】
【表1】
【0051】以下、本充填機100の金型90への取付
方法について説明する。まず、図10に示すように、金
型90の中金型91に、主管ノズルストッパ105を、
胴部50の先端が中金型91の内面と面一となるように
固定位置調整用ネジ孔51bに螺合された調整ボルト
(図示せず)により調整して、接続ボルト52により固
定する。また、図2に示すように、バックプレート92
に、バックプレート用フランジ104を接続ボルト(図
示せず)により固定する。
【0052】次に、主管ノズル部分11を前記バックプ
レート用フランジ104に挿通し、更に主管ノズルスト
ッパ105に当接するまで挿入する。これにより、図1
1に示すように、主管ノズル部分11の先端面が中金型
91の内面と面一となるように、主管ノズル部分11を
金型90に挿入できる。
【0053】主管ノズル部分11を挿入し終えた後、ロ
ック用凹カプラ102とバックプレート用フランジ10
4に設けられたロック用凸カプラ40とが同一直線状に
位置するように、充填機100を回転させて位置合わせ
を行い、ロック用シリンダ103のつまみ39を持っ
て、シリンダシャフト32を前進させることにより、ロ
ック用凹カプラ102をロック用凸カプラ40に嵌装さ
せる。
【0054】図15はロック用凹カプラ102がロック
用凸カプラ40に嵌装される直前の状態を、図16はロ
ック用凹カプラ102がロック用凸カプラ40に嵌装さ
れた状態を示すものであるが、嵌装される前において
は、図15に示すように、押しピストン24が、スプリ
ング27に付勢され、押しピストン24の小径部24a
が保持孔21aを塞ぐ位置に位置せしめられて、該保持
孔21aに装填された硬球23がロックボディ21の内
空方向へ移動することを制止しており、一方、ボディカ
バー25は、スプリング28に付勢されて、膨出部25
aがロックボディ21の外周面から突出した硬球23と
当接して先端方向への摺動が制止されるとともに、テー
パ部25bが硬球23をロックボディ21の内空方向へ
付勢している。
【0055】図15に示す状態から、前記シリンダシャ
フト32を更に前進させて、ロック用凸カプラ40がロ
ック用凹カプラ102の嵌入部20に嵌入されることに
より、ロック用凸カプラ40の端部40bが押しピスト
ン24と当接し、押しピストン24がスプリング27の
付勢に逆らって基端方向へ摺動され、該押しピストン2
4の小径部24aが、硬球23が装填された保持孔21
aより基端側へ後退して、押しピストン24による硬球
23のロックボディ21の内空方向へ移動の制止が解除
される。
【0056】前記硬球23は、前述したように、ボディ
カバー25のテーパ部25bによりロックボディ21の
内空方向へ付勢されているので、前記押しピストン24
の後退に伴ってロックボディ21の内空方向へ移動しよ
うとするが、ロックボディ21の内空、即ち嵌入部20
には、前記押しピストン24に代わってロック用凸カプ
ラ40が嵌入されているので、該ロック用凸カプラ40
の外周面により、更に硬球23のロックボディ21の内
空方向への移動は制止される。
【0057】更に、ロック用凸カプラ40が前記嵌入部
20の奥部にまで嵌入することにより、図16に示すよ
うに、ロック用凸カプラ40に凹設された係合部40a
が、硬球23が装填された保持孔21aの位置にまで達
し、ロックボディ21の内空方向へ付勢されている硬球
23が、係合部40aの凹形に従ってロックボディ21
の内空方向ヘ移動して係合部40aと係合するととも
に、硬球23の移動に伴い硬球23により先端方向への
摺動が制止されていたボディカバー25が、スプリング
28に付勢されて止具26と当接するまで先端側へ移動
する。これにより、ボディカバー25の膨出部25aが
保持孔21aを塞ぐような位置に位置せしめられ、硬球
23のロックボディ21の半径外側方向への移動を制止
する。このようにして、ロック用凹カプラ102のロッ
ク用凸カプラ40への嵌装が終了するとともに、ロック
用凹カプラ102とロック用凸カプラ40は係合され、
更に該係合がロックされた状態となる。従って、作業者
はロック用凹カプラ102の係合、ロックを、シリンダ
シャフト32のつまみ39を持ってロッド38を前進さ
せることのみで行うこととなる。
【0058】以上の手順により、本充填機100は、図
2に示すように、金型90に取り付けられる。更に、前
記ロック用シリンダ103には、エア流通路30aを経
て圧縮空気が流入され、該圧縮空気によりシリンダ受け
部34が押圧されて、シリンダシャフト32のシャフト
外筒36A、36Bには後退する方向への力が付与され
る。これに対し、ロッド38の後端側に設けられたつま
み39がシャフト外筒36Bと当接してロッド38に後
退方向の力を伝達するが、ロッド38の先端側はロック
用凹カプラ102により金型90のバックプレート92
に設けられたロック用フランジ104に固定されている
ので、シャフト外筒36Bはつまみ39と当接した位置
で規制されてシリンダシャフト32は後退することがで
きず、その結果、後退方向への力は、ロック用シリンダ
103から充填機本体101へ前進方向への力、即ち金
型90へ挿入される方向への力として伝達されて、主管
ノズル部分11が主管ノズルストッパ105に押圧さ
れ、これにより、充填機100が金型90に固定され
る。
【0059】本充填機100により金型空間内に発泡性
プラスチック原料を充填して発泡成形を行う際に、発泡
成形による金型空間内の圧力が主管ノズル部分11の先
端に働いて、充填機100には後退する方向、即ち充填
機100が金型90から抜ける方向の力が作用する。し
かしながら、前述したように、ロック用シリンダ103
に充填された圧縮空気により、主管ノズル部分11は、
主管ノズルストッパ105、即ち中金型91に押圧され
ており、該押圧力が金型空間内からの圧力に対抗して、
充填機100が金型90から抜け落ちることを防ぐ。
【0060】次に、本充填機100の取外し方法につい
て説明する。まず、発泡成形が終了した後、ロック用シ
リンダ103に圧送されていた圧縮空気を開放する。そ
の後、ロッド38の後端に設けられたつまみ39を引い
て、ロッド38を後退させて、ロック用凸カプラ40か
らロック用凹カプラ102を脱着させる。
【0061】更に詳細に説明するに、図16に示した状
態から、ロッド38を後退させれば、固定棒29で連結
されたボディカバー25も連動して基端方向へ移動する
が、固定棒29は接続ボディ22に対して長孔22bの
長さ分だけ自由度を有しているため、ロッド38の後退
当初においては接続ボディ22は連動せず、ロックボデ
ィ21及び接続ボディ22は図16に示した位置に残
る。従って、ボディカバー25は、スプリング28の付
勢に逆らってロックボディ21の外周面を基端方向へ摺
動する。ボディカバー25の膨出部25aが、保持孔2
1aを塞ぐ位置より基端側へ移動されることによち硬球
23の制止は解除され、更に膨出部25aのテーパ部2
5bと硬球23とが離間されることにより、硬球23の
内空方向への付勢も解除されて、硬球23はロックボデ
ィ21の半径外側方向へ移動できるようになる。
【0062】更にロッド38を後退させれば、スプリン
グ28を完全に縮退するか、固定棒29が長孔22bの
基端側と当接する。これにより、ボディカバー25は、
ロックボディ21及び接続ボディ22もロッド38の後
退と連動して基端側へ移動し始め、ロック用凸カプラ4
0から脱着される。このとき、ロック用凸カプラ40の
係合部40aと係合している硬球23は制止又は付勢さ
れていないので、該係合部40aの形状に沿ってロック
ボディ21の半径外側方向へ移動する。
【0063】一方、押しピストン24はスプリング27
により先端方向へ付勢されているので、ロックボディ2
1及び接続ボディ22が基端方向へ移動し始めても、押
しピストン24の先端はロック用凸カプラ40の端部4
0bと当接した状態のままである。従って、ロックボデ
ィ21及び接続ボディ22が基端方向へ移動するに伴
い、押しピストン24はロックボディ21の先端方向へ
摺動されて、保持孔21aを塞ぐ位置に位置せしめら
れ、該保持孔21aに装填された硬球23がロックボデ
ィ21の内空方向へ移動することを制止し、更にロッド
38を後退させることにより、図15に示す脱離状態と
なる。
【0064】このように、作業者は、つまみ39を持っ
てロッド38を後退させるだけで、ロック用凹カプラ1
02がバックプレート用フランジ104に固設されたロ
ック用凸カプラ40を脱着することができ、その後、主
管ノズル部分11を金型90から引き抜くことにより、
充填機100が金型90から取り外される。
【0065】以上説明したように、本充填機取付構造に
よれば、主管ノズルストッパ105により、主管ノズル
部分11を、規制されるまで金型90に挿入するだけ
で、その先端を中金型91の内面と面一となるように位
置合わせを行うことができ、ロック用凹カプラ102に
より、シリンダシャフト32のつまみ39を持ってロッ
ド38を進退させるだけで、バックプレート92とロッ
ク用凹カプラ102との着脱を行うことができ、ロック
用シリンダ103により、主管ノズル部分11を金型9
0へ押圧して充填機100を金型90に固定し、充填機
に取り付けられた各種ホースを脱着させることなく充填
機全体を金型に挿入して、成形中の金型空間からの圧力
にも対抗して充填機の脱落を防止することができる。こ
れにより、充填機の取付作業が飛躍的に簡便化され。金
型交換の作業時間が大幅に短縮される。また、主管ノズ
ル部分11を挿入すべき長さが異なる多種の金型に柔軟
に対応することができ、汎用性が向上される。
【0066】なお、本実施の形態においては、多種多様
な金型に適合するように、主管ノズル部分11のノズル
長を長く設定できる多段式のシリンダを採用したが、本
発明に係る充填機取付構造は、例えばプランジャとエジ
ェクトピンを兼用する所謂エジェクトピン兼用充填機
等、その他の構造の充填機においても利用できることは
勿論である。
【0067】図17は、前記エジェクトピン兼用充填機
の概略構成及びその動作を示したものであるが、エジェ
クトピン兼用充填機は前後2室に分割されたシリンダ部
84に2種類の受圧部材85、86が摺動自在に内挿さ
れており、シリンダ後室84Rに内挿された受圧部材8
5には前方へ突出部85aが形成され、該突出部85a
がシリンダ前室84Fに内挿された受圧部材86と当接
することにより両受圧部材85、86は一定距離以上に
近づくことができないように規制されている。一方、受
圧部材86は、シリンダ後室84Rの先端側と当接して
シリンダ後室84Rへの摺動が規制されている。更に、
先端側にプランジャ87が設けられたシリンダロッド8
8が、その基端側において受圧部材85に固定されると
ともに、受圧部材86に摺動自在に支持されている。ま
た、図に示すように、シリンダ部84には3箇所にエア
受入部84a、84b、84cが形成されている。この
ように構成されたエジェクトピン兼用充填機は中金型9
1、バックプレート92に挿入されて固定されている。
【0068】原料充填時には、図17(a)に示すよう
に、エア受入部84aが開放され、エア受入部84b、
84cからシリンダ前室84F及びシリンダ後室84R
に圧縮空気が圧送されて、受圧部材85、86はともに
基端側ヘ後退し、これにより、プランジャ87は原料供
給通路より基端側へ後退されて、原料供給通路が開放さ
れる。
【0069】原料充填が完了して発泡成形を行う際に
は、図17(b)に示すように、エア受入部84bが開放
され、エア受入部84a、84cから圧縮空気が圧送さ
れて、受圧部材85は先端側へ前進するが、受圧部材8
6はシリンダ部前室84Fの基端側に後退したままであ
り、シリンダロッド88が固定された受圧部材85は、
その突出部85aが受圧部材86と当接する位置で前進
が規制され、これにより、シリンダロッド88の先端の
プランジャ87が本充填機の先端開口に位置せしめられ
て原料供給通路を閉塞する。
【0070】発泡成形が完了した後、成形体93を取り
出す際には、図17(c)に示すように、エア受入部84
cが開放され、エア受入部84a、84bから圧縮空気
が圧送されて、受圧部材85、86はともに先端側へ前
進する。これにより、突出部85aにより前進が規制さ
れていた受圧部材85は更に前進して、シリンダロッド
88の先端のプランジャ87が成形体93を中金型91
から押し出す。本発明に係る充填機取付構造の充填機と
して前記エジェクトピン兼用充填機を採用すれば、金型
にエジェクトピンを取り付ける手間も省かれるので、金
型交換作業が更に簡便なものとなる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る充填
機取付構造によれば、主管ノズル部分が、主管ノズル部
分の挿入を規制するストッパ機構により、その先端が金
型内面と面一となるように金型に挿入され、前記基管部
分に固設された固定用シリンダのシリンダシャフトが金
型と連結されるとともに、固定用シリンダにより該シリ
ンダシャフトに後退方向への力が付与されることによ
り、前記主管ノズル部分が金型へ押圧されて、充填機を
金型に固定するので、充填機に取り付けられた各種ホー
スを脱着させることなく充填機全体を金型に挿入して、
充填機を金型に取り付けることができる。これにより、
金型交換の作業が簡便なものとなり、作業時間を短縮す
ることができる。また、固定用シリンダにより充填機を
金型へ押圧して固定するので、金型の種類等により金型
へ挿入される主管ノズル長の変化に柔軟に対応すること
ができ、更に成形中の金型空間からの圧力にも対抗して
充填機の脱落を防止することができる。
【0072】また、本発明に係る充填機によれば、金型
への主管ノズル部分の挿入を規制するストッパ機構が設
けるとともに、基管部分に、金型背面と当接するまで進
退動可能なシリンダシャフトを有し、所望の位置で該シ
リンダシャフトに後退方向への力を付与する固定用シリ
ンダを固定し、該シリンダシャフトの先端側に、金型背
面と着脱自在なジョイント部を設けたので、既存の充填
機の構造を著しく変更することなく、前記充填機取付構
造を達成する充填機を得ることができ、該充填機取付構
造を採用するためのコスト負担を抑えることができる。
【0073】また、本発明によれば、前記固定用シリン
ダのシリンダシャフトを、後退方向への力が付与される
外筒に、ロッドが摺動自在に挿通され、該ロッドの先端
側に前記ジョイント部が、基端側にロッドが外筒から脱
落することを防止するストッパ部が設けられたものとし
たので、シリンダシャフトの進退をストッパ部を把持し
て行うことができ、また、シリンダシャフトを手動で後
退させるときの負荷を減らすことができる。これによ
り、充填機の取付作業を更に簡便化できる。
【0074】また、本発明によれば、前記ジョイント部
は、金型背面に設けられ、係合部を有するジョイント受
けと係合することにより、ワンタッチで着脱されるの
で、充填機の取付作業を更に簡便化できる。
【0075】また、本発明によれば、前記ジョイント部
は、金型背面側に設けられたジョイント受けに嵌装され
るジョイント部本体と、係合方向へ付勢され、前記ジョ
イント受けの係合部と係合して、ジョイント部本体が該
ジョイント受けから脱離することを防止する係合部材
と、脱離状態で係合部材が係合方向へ移動することを制
止し、ジョイント部本体がジョイント受けへ嵌装される
に伴って該制止を解除する係合制止部材と、係合部材が
係合方向へ移動するに伴って、係合部材が係合解除方向
へ移動することを制止する係合解除制止部材とを具備す
るので、ジョイント部を前進させてジョイント受けに嵌
装させることにより、ジョイント部とジョイント受けの
係合、及びその固定を行うことができる。これにより、
ジョイント部を金型へ連結させる作業を簡便化すること
ができる。
【0076】また、本発明によれば、前記ジョイント部
の係合解除制止部材は、前記シリンダシャフトの後退と
連動して、係合部材の係合解除方向への移動の制止を解
除するので、シリンダシャフトを後退させるだけでジョ
イント部を脱着することができ、更に作業を簡便化する
ことができる。
【0077】また、本発明によれば、前記ジョイント部
を、前記ジョイント部本体に、ジョイント受けが嵌入さ
れる嵌入部が凹設されるとともに、該嵌入部側面に係合
部材保持孔が貫穿され、係合部受け孔に、前記係合部材
が嵌入部内空及び外側へ出没自在に設けられ、嵌入部
に、前記係合制止部材が、嵌入部開口方向へ付勢される
とともに係合部材が嵌入部内空へ突出することを制止す
る位置で摺動が規制されるように内挿され、嵌入部に、
前記係合解除制止部材が、嵌入部開口方向へ付勢されて
前記係合部材が嵌入部内空へ突出するように付勢すると
ともに係合部材が嵌入部外側へ突出することを制止する
位置で摺動が規制されるように外嵌されたものとしたの
で、前記効果を簡易な構造により達成することができ
る。
【0078】また、本発明によれば、前記係合解除制止
部材を、前記シリンダシャフトの後退と連動して付勢力
に逆らって摺動するように、該シリンダシャフトと連結
され、前記ジョイント部本体は、係合解除制止部材の摺
動から遅れて前記シリンダシャフトの後退と連動するよ
うに、該シリンダシャフトと連結されたものとしたの
で、前記効果を簡易な構造により達成することができ
る。
【0079】また、本発明によれば、前記充填機のシリ
ンダ部が多段式に構成され、成形原料の充填時に、分岐
管部から主管ノズル部分への成形原料の供給通路より後
方に、該シリンダ部に設けられたプランジャが位置する
ものとしたので、シリンダ部の長さに対して主管ノズル
部分のノズル長を長く設定することができ、主管ノズル
部分の挿入長が異なる多種の金型に対応することがで
き、また、充填機全長を短くできるので取り扱いが容易
となる。更に、プランジャが供給通路より後方に位置で
きるので、原料の供給性能を向上させることができる。
【0080】また、本発明によれば、前記充填機のシリ
ンダ部に設けられたプランジャが、主管ノズル先端より
も前方に突出可能なものとしたので、エジェクトピンを
省略することができ、金型を構成する部品数を減らすこ
とができ、且つ、金型交換作業をより簡便なものとする
ことができる。
【0081】また、本発明によれば、前記ストッパ機構
を、主管ノズル部分の先端側と金型の挿通孔とが係合し
て、主管ノズルの先端が金型内面と面一となるように主
管ノズル部分の挿入を規制するものとしたので、主管ノ
ズル部分を金型へ規制されるまで挿入するだけでノズル
先端の位置合わせを行うことができ、充填機の取付作業
を更に簡便化することができる。
【0082】また、本発明によれば、主管ノズル部分を
握持して主管ノズル部分を半径方向に拘束する拘束機構
を設けらたので、主管ノズル部分の位置ずれを防ぐこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る充填機100の構成
を示す側面図である。
【図2】金型90に取り付けられた状態の充填機100
の構成を示す断面図である。
【図3】ロック用凹カプラ102が設けられたロック用
シリンダ103の構成を示す分解斜視図である。
【図4】ロック用凹カプラ102が設けられたロック用
シリンダ103の構成を示す断面図である。
【図5】ロック用凹カプラ102の分解斜視図である。
【図6】脱離状態におけるロック用凹カプラ102の断
面図である。
【図7】バックプレート用フランジ104の分解斜視図
である。
【図8】バックプレート用フランジ104の断面図であ
る。
【図9】主管ノズルストッパ105の斜視図である。
【図10】中金型91に取り付けた状態における主管ノ
ズルストッパ105の断面図である。
【図11】中金型91に取り付けられた主管ノズルスト
ッパ105に、主管ノズル部分11が挿入された状態を
示す断面図である。
【図12】基管部分14の構成を示す断面図である。
【図13】プランジャ81が主管ノズル部分11の先端
開口を閉塞した状態を示す断面図である。
【図14】プランジャ81が主管ノズル部分11内に後
退された状態を示す断面図である。
【図15】ロック用凹カプラ102がロック用凸カプラ
40に嵌装される直前の状態を示す断面図である。
【図16】ロック用凹カプラ102がロック用凸カプラ
40に嵌装された状態を示す断面図である。
【図17】エジェクトピン兼用充填機の概略構成及びそ
の動作を示した模式図である。
【符号の説明】
100 充填機 102 ロック用凹カプラ(ジョイント部) 103 ロック用シリンダ(固定用シリンダ) 104 バックプレート用フランジ(拘束機構) 105 主管ノズルストッパ(ストッパ機構) 11 主管ノズル部分 12 分岐管部 13 シリンダ部 14 基管部分 20 嵌入部 21 ロックボディ(ジョイント部本体) 21a 保持孔(係合部材保持孔) 22 接続ボディ(ジョイント部本体) 23 硬球(係合部材) 24 押しピストン(係合制止部材) 25 ボディカバー(係合解除制止部材) 32 シリンダシャフト 36a、36B シリンダ外筒(外筒) 38 ロッド 39 つまみ(ストッパ部) 40 ロック用凸カプラ(ジョイント受け) 40a 係合部 81 プランジャ 90 金型 91 中金型 92 バックプレート(金型背面)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 白行 大阪府大阪市北区中之島3丁目2番4号 鐘淵化学工業株式会社内 (72)発明者 幸脇 利幸 岐阜県中津川市千旦林808番地の25 興進 工業株式会社内 Fターム(参考) 4F212 AA03 AG20 AL09 UA01 UB01 UF01 UF34

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型に挿通されて金型空間へ成形原料を
    供給する主管ノズル部分と、プランジャを主管ノズル部
    分へ往復動させるシリンダ部、及び成形原料を主管ノズ
    ル部分に供給する分岐管部を有する基管部分と、を具備
    してなる充填機が金型に取り付けられた充填機取付構造
    において、 主管ノズル部分が、主管ノズル部分の挿入を規制するス
    トッパ機構により、その先端が金型内面と面一となるよ
    うに金型に挿入され、 前記基管部分に固設された固定用シリンダのシリンダシ
    ャフトが金型と連結されるとともに、固定用シリンダに
    より該シリンダシャフトに後退方向への力が付与される
    ことにより、前記主管ノズル部分が金型へ押圧されて、
    充填機が金型に固定されたことを特徴とする充填機取付
    構造。
  2. 【請求項2】 金型に挿通されて金型空間へ成形原料を
    供給する主管ノズル部分と、プランジャを主管ノズル部
    分へ往復動させるシリンダ部、及び成形原料を主管ノズ
    ル部分に供給する分岐管部を有する基管部分と、を具備
    してなる充填機において、 金型への主管ノズル部分の挿入を規制するストッパ機構
    が設けられ、 前記基管部分に、金型背面と当接するまで進退動可能な
    シリンダシャフトを有し、所望の位置で該シリンダシャ
    フトに後退方向への力を付与する固定用シリンダが固定
    され、 該シリンダシャフトの先端側に、金型背面と着脱自在な
    ジョイント部が設けられたことを特徴とする充填機。
  3. 【請求項3】 前記固定用シリンダのシリンダシャフト
    は、 後退方向への力が付与される外筒に、ロッドが摺動自在
    に挿通され、該ロッドの先端側に前記ジョイント部が、
    基端側にロッドが外筒から脱落することを防止するスト
    ッパ部が設けられたものであることを特徴とする請求項
    2に記載の充填機。
  4. 【請求項4】 前記ジョイント部は、金型背面に設けら
    れ、係合部を有するジョイント受けと係合することによ
    り、ワンタッチで着脱されるものであることを特徴とす
    る請求項2又は3に記載の充填機。
  5. 【請求項5】 前記ジョイント部は、 金型背面側に設けられたジョイント受けに嵌装されるジ
    ョイント部本体と、 係合方向へ付勢され、前記ジョイント受けの係合部と係
    合して、ジョイント部本体が該ジョイント受けから脱離
    することを防止する係合部材と、 脱離状態で係合部材が係合方向へ移動することを制止
    し、ジョイント部本体がジョイント受けへ嵌装されるに
    伴って該制止を解除する係合制止部材と、 係合部材が係合方向へ移動するに伴って、係合部材が係
    合解除方向へ移動することを制止する係合解除制止部材
    とを具備してなるものであることを特徴とする請求項4
    に記載の充填機。
  6. 【請求項6】 前記ジョイント部の係合解除制止部材
    は、前記シリンダシャフトの後退と連動して、係合部材
    の係合解除方向への移動の制止を解除するものであるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の充填機。
  7. 【請求項7】 前記ジョイント部は、 前記ジョイント部本体に、ジョイント受けが嵌入される
    嵌入部が凹設されるとともに、該嵌入部側面に係合部材
    保持孔が貫穿され、 係合部受け孔に、前記係合部材が嵌入部内空及び外側へ
    出没自在に設けられ、 嵌入部に、前記係合制止部材が、嵌入部開口方向へ付勢
    されるとともに係合部材が嵌入部内空へ突出することを
    制止する位置で摺動が規制されるように内挿され、 嵌入部に、前記係合解除制止部材が、嵌入部開口方向へ
    付勢されて前記係合部材が嵌入部内空へ突出するように
    付勢するとともに係合部材が嵌入部外側へ突出すること
    を制止する位置で摺動が規制されるように外嵌されたも
    のであることを特徴とする請求項4に記載の充填機。
  8. 【請求項8】 前記係合解除制止部材は、前記シリンダ
    シャフトの後退と連動して付勢力に逆らって摺動するよ
    うに、該シリンダシャフトと連結され、 前記ジョイント部本体は、係合解除制止部材の摺動から
    遅れて前記シリンダシャフトの後退と連動するように、
    該シリンダシャフトと連結されたことを特徴とする請求
    項7に記載の充填機。
  9. 【請求項9】 前記充填機のシリンダ部が多段式に構成
    され、成形原料の充填時に、分岐管部から主管ノズル部
    分への成形原料の供給通路より後方に、該シリンダ部に
    設けられたプランジャが位置するものであることを特徴
    とする請求項2乃至8のいずれかに記載の充填機。
  10. 【請求項10】 前記充填機のシリンダ部に設けられた
    プランジャが、主管ノズル先端よりも前方に突出可能な
    ものであることを特徴とする請求項2乃至8のいずれか
    に記載の充填機。
  11. 【請求項11】 前記ストッパ機構は、主管ノズル部分
    の先端側と金型の挿通孔とが係合して、主管ノズルの先
    端が金型内面と面一となるように主管ノズル部分の挿入
    を規制するものであることを特徴とする請求項2乃至1
    0のいずれかに記載の充填機。
  12. 【請求項12】 更に、主管ノズル部分を握持して主管
    ノズル部分を半径方向に拘束する拘束機構が設けられた
    ことを特徴とする請求項2乃至11のいずれかに記載の
    充填機。
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