JP2002316096A - 流動層ガス化炉の不燃物の分離装置および分離方法 - Google Patents
流動層ガス化炉の不燃物の分離装置および分離方法Info
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Abstract
離する流動層ガス化炉の不燃物の分離装置を提供する。 【解決手段】 廃棄物aを熱分解ガス化する流動層ガス
化炉51から排出された第1の不燃物d1を、第1の所
定の粒径以下の粒径を有する第2の不燃物d2と、第1
の所定の粒径より大なる粒径を有する第3の不燃物d3
とに分別する第1の分別機11と、第2の不燃物を、第
1の鉄分fと、第1の鉄分以外の第4の不燃物d4とに
磁選する第1の磁選機14と、第4の不燃物を、第2の
所定の粒径以下の粒径を有する第5の不燃物d5と、第
2の所定の粒径より大なる粒径を有する第6の不燃物d
6とに分別する第2の分別機15と、第5の不燃物を、
第3の所定の粒径以下の粒径を有する第7の不燃物d7
と、第3の所定の粒径より大なる粒径を有する第8の不
燃物d8とに分別する第3の分別機16と、第7の不燃
物を流動層ガス化炉51に戻す流路とを備える分離装置
とする。
Description
ら排出された不燃物を分離する分離装置、および分離方
法に関し、特に都市ごみ、固形化燃料(RDF)、廃プ
ラスチック、廃FRP、バイオマス廃棄物、自動車廃棄
物、廃油等の廃棄物を燃焼処理する装置に含まれる流動
層ガス化炉から排出される不燃物を分離する分離装置、
および分離方法に関するものである。
流動層ガス化炉に備えられ、流動層ガス化炉から排出さ
れる不燃物を粒径に従って分別して分離する。流動層ガ
ス化炉は、炉底に散気板を有し、炉底から燃焼空気が供
給され、散気板上に450〜650℃に保持された硅砂
の流動層が形成される。廃棄物がこの流動層に落下する
と、熱せられた硅砂と燃焼空気に接触して速やかに熱分
解ガス化され、ガス、タール、固形カーボンとなる。
より微粉砕される。流動層ガス化炉に形成されたフリー
ボードにも燃焼空気が吹き込まれ、650〜850℃の
高温にてタールと固形カーボンのガス化が行われる。炉
底からは、不燃物が排出される。不燃物には、鉄、鋼、
アルミニュームといった金属類が含まれるが、炉内が還
元雰囲気であるため、未酸化でクリーンな状態で回収で
きる。
える分離装置によって以下のように分離されていた。振
動篩によって所定のサイズ(例えば、12mm)以下の
ものを分別し、鉄分を除去した後、他の振動篩によっ
て、より小さい所定のサイズ(例えば、3mm)以下の
ものを分別し流動層ガス化炉に戻していた。他の振動篩
によって分別されなかった、例えば粒径3mmから12
mmの不燃物は、埋立処理されていた。最初の振動篩に
よって分別されなかった、例えば粒径12mmの不燃物
は、鉄分、アルミニューム分、銅分が除去された後、同
様に埋立処理されていた。
棄され処分される処分量の急激な増加により、埋立処分
事情が逼迫し、埋立処分地の延命化が大きな社会問題と
なっている。これにより、流動層ガス化炉の不燃物の分
離装置によって分離される不燃物の有効利用率を向上さ
せることが要求されている。そこで本発明は、不燃物の
有効利用の割合を増加させるよう分離することができる
流動層ガス化炉の不燃物の分離装置、分離方法を提供す
ることを目的としている。
に、請求項1に係る発明による流動層ガス化炉61の不
燃物の分離装置1は、例えば図1に示すように、廃棄物
aを低温で熱分解ガス化する流動層ガス化炉61から排
出された第1の不燃物d1を、第1の所定の粒径以下の
粒径を有する第2の不燃物d2と、前記第1の所定の粒
径より大なる粒径を有する第3の不燃物d3とに分別す
る第1の分別機11と;第2の不燃物d2を、第1の鉄
分f1と、該第1の鉄分f1以外の第4の不燃物d4と
に磁選する第1の磁選機14と;第4の不燃物d4を、
第2の所定の粒径以下の粒径を有する第5の不燃物d5
と、前記第2の所定の粒径より大なる粒径を有する第6
の不燃物d6とに分別する第2の分別機15と;第5の
不燃物d5を、第3の所定の粒径以下の粒径を有する第
7の不燃物d7と、前記第3の所定の粒径より大なる粒
径を有する第8の不燃物d8とに分別する第3の分別機
16と;前記第7の不燃物d7を流動層ガス化炉61に
戻す流路23とを備える。
と、第1の磁選機14と、第2の分別機15と、第3の
分別機16と、流路23とを備えるので、流動層ガス化
炉61から排出された第1の不燃物d1から、第1の分
別機11によって第1の所定の粒径以下の第2の不燃物
d2を分別し、第1の磁選機14によって第2の不燃物
d2から第1の鉄分f1を選別して第4の不燃物d4と
し、第4の不燃物d4から第2の分別機15によって第
2の所定の粒径以下の第5の不燃物d5を分別し、第5
の不燃物d5から第3の分別機16によって第3の所定
の粒径以下の第7の不燃物d7を分別し、第7の不燃物
d7を流路23を通して流動層ガス化炉61に戻して、
流動層を形成する砂として再利用することができる。ま
た、第3の分別機16によって分別されない第8の不燃
物d8、第1の磁選機14によって選別された第1の鉄
分f1を回収し、再利用することができる。第8の不燃
物d8をも再利用することができるので、廃棄処分され
る不燃物の量を減少させ、不燃物の有効利用の割合を増
加させることができる。
61の不燃物の分離装置1は、例えば図1に示すよう
に、第3の不燃物d3を、第2の鉄分f2と、該第2の
鉄分f2以外の第9の不燃物d9とに磁選する第2の磁
選機21と;第9の不燃物d9を、非鉄金属分nと、第
2の鉄分f2と非鉄金属分n以外の第10の不燃物d1
0に選別する選別機22とを備える。
と、選別機22とを備えるので、第2の磁選機21によ
って第3の不燃物d3から第2の鉄分f2を選別して第
9の不燃物d9とし、選別機22によって第9の不燃物
から非鉄金属分nを選別し、第2の鉄分f2と非鉄金属
分n以外の第10の不燃物d10とすることができる。
よって、第3の不燃物d3から第2の鉄分f2、非鉄金
属分nを回収し、再利用することができ資源の有効利用
を図ることができる。
る発明による流動層ガス化炉61の不燃物の分離方法
は、例えば図1に示すように、廃棄物aを低温で熱分解
ガス化する流動層ガス化炉61から排出された第1の不
燃物d1を、第1の所定の粒径以下の粒径を有する第2
の不燃物d2と、前記第1の所定の粒径より大なる粒径
を有する第3の不燃物d3とに分別する第1の工程と;
第2の不燃物d2を、第1の鉄分f1と、該第1の鉄分
f1以外の第4の不燃物d4とに第1の磁選をする第2
の工程と;第4の不燃物d4を、第2の所定の粒径以下
の粒径を有する第5の不燃物d5と、前記第2の所定の
粒径より大なる粒径を有する第6の不燃物d6とに分別
する第3の工程と;前記第5の不燃物d5を、第3の所
定の粒径以下の粒径を有する第7の不燃物d7と、前記
第3の所定の粒径より大なる粒径を有する第8の不燃物
d8とに分別する第4の工程と;第7の不燃物d7を流
動層ガス化炉61に戻す第5の工程とを備える。
61の不燃物の分離方法は、請求項3に記載の流動層ガ
ス化炉の不燃物の分離方法において、例えば図1に示す
ように、第3の不燃物d3を、第2の鉄分と、該第2の
鉄分以外の第9の不燃物とに第2の磁選をする第6の工
程と;第9の不燃物d9を、非鉄金属分nと、第2の鉄
分f2と非鉄金属分n以外の第10の不燃物d10とに
選別する第7の工程とを備える。
て、図面を参照して説明する。なお、各図において互い
に同一あるいは相当する部材には同一符号を付し、重複
した説明は省略する。
明の実施の形態に係る流動層ガス化炉の不燃物の分離装
置1(以下分離装置1)の構成を示すブロック図であ
る。
する流動層ガス化炉61から、流動層ガス化炉61の下
部に設けられた炉下シュート62を経て排出された第1
の不燃物d1は、炉下シュート62の下方に配置された
不燃物搬出装置63によって搬出され、不燃物搬出装置
63の排出端下方に設置されたダブルダンパ64を経
て、分離装置1に送られる。
の振動篩11と、砂循環エレベータ12と、第1の磁選
機14と、第2の分別機としての第2の振動篩15と、
第3の分別機としての第3の振動篩16と、流路として
の戻し流路23と、ホッパーと17と、砂供給用コンベ
ヤ18と、砂投入弁19と、第2の磁選機21と、選別
機としてのアルミ選別機22とを備える。ホッパーと1
7と、砂供給用コンベヤ18と、砂投入弁19とは、戻
し流路23に設置されている。
ダブルダンパ64から導入する入口部31と、不図示の
振動機構により振動して粒径が12mm以下の第2の不
燃物d2を分級する篩目を有する篩網32と、分級され
た粒径が12mm以下の第2の不燃物d2を排出する小
粒径側出口部33と、分級されない粒径が12mmより
大きい第3の不燃物d3を排出する大粒径側出口部34
とを有する。ここで12mmが、第1の所定の粒径であ
る。第1の所定の粒径は、約10mmから約50mmの
間の値とするとよい。
33から出た第2の不燃物d2を、後述の第1の磁選機
14の第1の振動コンべヤ13まで鉛直方向上方に搬送
する。
13を有する。第1の振動コンべヤ13には、砂循環エ
レベータ12により搬送された第2の不燃物d2を受け
る入口部35が設けられている。入口部35に入った第
2の不燃物d2は、第1の振動コンべヤ13により搬送
されて、第1の磁選機本体14Aに入り、第1の鉄分f
1と第4の不燃物d4に選別される。第1の磁選機14
は、第1の鉄分f1を排出する鉄分出口部36と、第4
の不燃物d4を排出する不燃物出口部37とを有する。
不燃物出口部37から排出された第4の不燃物d4は、
第2の振動篩15に搬送される。
の第4の不燃物d4を導入する入口部38と、不図示の
振動機構により振動して粒径が6mm以下の第5の不燃
物d5を分別する篩目を有する篩網39と、分別された
粒径が6mm以下の第5の不燃物d5を排出する小粒径
側出口部40と、分別されなかった粒径が6mmより大
きい第6の不燃物d6(粒径6〜12mm)を排出する
大粒径側出口部41とを有する。ここで6mmが、第2
の所定の粒径である。第2の所定の粒径は、分級された
不燃物が系外で例えば砂として有効に利用できる値、す
なわち約5mmから約7mmの間の値とするとよい。
らの第5の不燃物d5を導入する入口部42と、不図示
の振動機構により振動して粒径が3mm以下の第7の不
燃物d7を分別する篩目を有する篩網43と、分別され
た粒径が3mm以下の第7の不燃物d7を排出する小粒
径側出口部44と、分別されなかった粒径が3mmより
大きい第8の不燃物d8(粒径3〜6mm)を排出する
大粒径側出口部45とを有する。ここで3mmが、第3
の所定の粒径である。第3の所定の粒径は、分級された
不燃物が流動層ガス化炉61で流動化に適する値、すな
わち第2の所定の値より小さい値であって約2mmから
約5mmの間の値とするとよい。また、第2の所定の粒
径と、第3の所定の粒径の差は、本実施の形態では3m
mとしており、約2mmから約4mmの間とすることが
望ましい。
戻し流路23が接続され、戻し流路23は流動層ガス化
炉61に接続される。戻し流路23には、ホッパーと1
7と、砂供給用コンベヤ18と、砂投入弁19とが設置
されている。よって、小粒径側出口部44から排出され
た第8の不燃物d8は、戻し流路23を通り、ホッパー
と17と、砂供給用コンベヤ18と、砂投入弁19を経
て、流動層ガス化炉61に戻される。
排出された第7の不燃物d7を集積し、砂供給用コンベ
ヤ18に送る。砂供給用コンベヤ18は、ホッパー17
からの第7の不燃物d7を導入する入口部49と、入口
部49から導入されて搬送された第7の不燃物d7を排
出する出口部50を有する。出口部50から排出された
第7の不燃物d7は、砂投入弁19に導かれる。砂投入
弁19は、導かれた第7の不燃物d7を流動層ガス化炉
61へ投入する。投入された第7の不燃物d7は、粒径
3mm以下の硅砂であり、流動層ガス化炉61内で流動
層を形成する。なお、砂供給用コンベヤ18、砂投入弁
19が、ガスシール機能を有するように構成されてい
る。
20を有する。第2の振動コンべヤ20には、第1の振
動篩11の大粒径側出口部34より排出された第3の不
燃物d3を導入する入口部51が設けられている。入口
部51に入った第3の不燃物d3は、第2の振動コンべ
ヤ20により搬送されて、第2の磁選機本体21Aに入
り、第2の鉄分f2と第9の不燃物d9に選別される。
第2の磁選機21は、第2の鉄分f2を排出する鉄分出
口部53と、第9の不燃物d9を排出する不燃物出口部
54とを有する。不燃物出口部54から排出された第9
の不燃物d9は、アルミ選別機22に搬送される。
ら排出された第9の不燃物d9を導入する入口部55
と、選別された非鉄金属分としてのアルミニューム、銅
を排出する非鉄金属出口部56と、選別されなかった第
10の不燃物d10を排出する不燃物出口部57とを有
する。
説明する。流動層ガス化炉61から、炉下シュート62
を経て排出された第1の不燃物d1は、不燃物搬出装置
63によって搬出され、ダブルダンパ64を経て、分離
装置1の第1の振動篩11に送られる。第1の振動篩
は、第1の不燃物d1を、粒径が12mm以下の第2の
不燃物d2と、粒径が12mmより大きい第3の不燃物
d3とに分別する。第2の不燃物d2は、砂循環エレベ
ータ12へ送られ、第3の不燃物d3は第2の磁選機2
1へ送られる。
3を第1の磁選機14に搬送する。第1の磁選機14
は、第3の不燃物d3を、第1の鉄分f1と、第1の鉄
分f1以外の第4の不燃物d4に選別する。第1の鉄分
f1は回収され、第4の不燃物d4は第2振動篩15へ
送られる。第2振動篩15は、第4の不燃物d4を、粒
径が6mm以下の第5の不燃物d5と、粒径が6mmよ
り大きい第6の不燃物d6(粒径6〜12mm)とに分
別する。第5の不燃物d5は、第3の振動篩16に送ら
れ、第6の不燃物d6は、回収され、さらに埋立処分さ
れる。
粒径が3mm以下の第7の不燃物d7と、粒径が3mm
より大きい第8の不燃物d8(粒径3〜6mm)とに分
別する。第7の不燃物d7は、戻し流路23を経て、流
動層ガス化炉61に戻される。戻し流路23には、ホッ
パー17と、砂供給用コンベヤ18と、砂投入弁19と
が設置されているので、第7の不燃物d7はホッパー1
7に送られ、さらに砂供給用コンベヤ18により搬送さ
れ、砂投入弁19に送られ、砂投入弁19によって、流
動層ガス化炉61に投入される。第8の不燃物d8(粒
径3〜6mm)は、回収され、流動層ガス化炉61外で
有効利用することができる。例えば、砂としてアスファ
ルトと共に道路等の舗装材として利用することができ
る。
を、第2の鉄分f2と、第2の鉄分f2以外の第9の不
燃物d9に選別する。第2の鉄分f2は回収され、第9
の不燃物d9はアルミ選別機22へ送られる。アルミ選
別機22、第9の不燃物d9を、銅、アルミニューム分
nと、銅、アルミニューム分n以外の第10の不燃物d
10に選別する。銅、アルミニューム分nは回収され、
第10の不燃物d10は回収され、さらに埋立処分され
る。
し、得られる可燃ガスを溶融炉で燃焼して灰分をスラグ
化するガス化溶融装置においては、第10の不燃物d1
0、第6の不燃物d6、第8の不燃物d8等の流動層ガ
ス化炉より排出されるガラス、陶磁器、ガレキ等を主と
した不燃物は、そのまま、あるいは破砕、粒度調整して
溶融炉に直接投入し、あるいは流動層ガス化炉に投入し
て、流動層ガス化炉から溶融炉に気流で運ばせて、スラ
グとして回収し、再利用することもできる。
15を備え、粒径が3〜6mmの間の不燃物を分別する
ことができるので、当該不燃物を流動層ガス化炉外で有
効利用することができ、不燃物の有効利用の割合を増加
させるよう分離することができる。
別機と、第1の磁選機と、第2の分別機と、第3の分別
機と、流路とを設けたので、流動層ガス化炉から排出さ
れた第1の不燃物から、第1の分別機によって第1の所
定の粒径以下の第2の不燃物を分別し、第1の磁選機に
よって第2の不燃物から第1の鉄分を選別して第4の不
燃物とし、第4の不燃物から第2の分別機によって第2
の所定の粒径以下の第5の不燃物を分別し、第5の不燃
物から第3の分別機によって第3の所定の粒径以下の第
7の不燃物を分別し、第7の不燃物を流路を通して流動
層ガス化炉に戻して、流動層を形成する砂として再利用
することができる。また、第3の分別機によって分別さ
れない第8の不燃物、第1の磁選機によって選別された
第1の鉄分を回収し、再利用することができる。第8の
不燃物をも再利用することができるので、廃棄処分され
る不燃物すなわち第6の不燃物の量を減少させ、不燃物
の有効利用の割合を増加させることができる。
装置との構成を示すブロック図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 廃棄物を低温で熱分解ガス化する流動層
ガス化炉から排出された第1の不燃物を、第1の所定の
粒径以下の粒径を有する第2の不燃物と、前記第1の所
定の粒径より大なる粒径を有する第3の不燃物とに分別
する第1の分別機と;前記第2の不燃物を、第1の鉄分
と、該第1の鉄分以外の第4の不燃物とに磁選する第1
の磁選機と;前記第4の不燃物を、第2の所定の粒径以
下の粒径を有する第5の不燃物と、前記第2の所定の粒
径より大なる粒径を有する第6の不燃物とに分別する第
2の分別機と;前記第5の不燃物を、第3の所定の粒径
以下の粒径を有する第7の不燃物と、前記第3の所定の
粒径より大なる粒径を有する第8の不燃物とに分別する
第3の分別機と;前記第7の不燃物を前記流動層ガス化
炉に戻す流路とを備える;流動層ガス化炉の不燃物の分
離装置。 - 【請求項2】前記第3不燃物を、第2の鉄分と、該第2
の鉄分以外の第9の不燃物とに磁選する第2の磁選機
と;前記第9の不燃物を、非鉄金属分と、前記第2の鉄
分と前記非鉄金属分以外の第10の不燃物に選別する選
別機とを備える;請求項1に記載の流動層ガス化炉の不
燃物の分離装置。 - 【請求項3】 廃棄物を低温で熱分解ガス化する流動層
ガス化炉から排出された第1の不燃物を、第1の所定の
粒径以下の粒径を有する第2の不燃物と、前記第1の所
定の粒径より大なる粒径を有する第3の不燃物とに分別
する第1の工程と;前記第2の不燃物を、第1の鉄分
と、該第1の鉄分以外の第4の不燃物とに第1の磁選を
する第2の工程と;前記第4の不燃物を、第2の所定の
粒径以下の粒径を有する第5の不燃物と、前記第2の所
定の粒径より大なる粒径を有する第6の不燃物とに分別
する第3の工程と;前記第5の不燃物を、第3の所定の
粒径以下の粒径を有する第7の不燃物と、前記第3の所
定の粒径より大なる粒径を有する第8の不燃物とに分別
する第4の工程と;前記第7の不燃物を前記流動層ガス
化炉に戻す第5の工程とを備える;流動層ガス化炉の不
燃物の分離方法。 - 【請求項4】 前記第3の不燃物を、第2の鉄分と、該
第2の鉄分以外の第9の不燃物とに第2の磁選をする第
6の工程と;前記第9の不燃物を、非鉄金属分と、前記
第2の鉄分と前記非鉄金属分以外の第10の不燃物とに
選別する第7の工程とを備える;請求項3に記載の流動
層ガス化炉の不燃物の分離方法。
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JP2009270814A (ja) * | 2008-04-11 | 2009-11-19 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 燃焼設備及び燃焼設備の運転方法 |
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- 2001-04-18 JP JP2001120391A patent/JP3635041B2/ja not_active Expired - Fee Related
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