JP2002315652A - クッション構造体 - Google Patents

クッション構造体

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JP2002315652A
JP2002315652A JP2001126212A JP2001126212A JP2002315652A JP 2002315652 A JP2002315652 A JP 2002315652A JP 2001126212 A JP2001126212 A JP 2001126212A JP 2001126212 A JP2001126212 A JP 2001126212A JP 2002315652 A JP2002315652 A JP 2002315652A
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air
sheet
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cushion structure
fabric
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JP2001126212A
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Nisei Andou
二世 安藤
Shunichi Tani
俊一 谷
Yoshihisa Onoda
祥久 小野田
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Okamoto Industries Inc
Original Assignee
Okamoto Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表裏両面が平坦で、形体保持性がよく、空気漏
れをなくしたクッション構造体を提供する。 【解決手段】相対する表裏2枚の編織物2、3が非伸縮
性繋ぎ糸4によって適宜間隔に連結された立体編織物を
基材とし、該立体編織物の各編織物の表面に合成樹脂又
はゴムの不通気性層6、7を形成し、その各側面を密封
してなり、且つ空気吹込み口を取り付けたクッション構
造体において、上記各側面の密封部が、非伸縮性シート
8を表裏両面の側面端部に接着し、該非伸縮性シートの
外側に透明性不通気性シート13を該不通気性シートの
接着部を覆って各側面の表裏両面端部に接着した構造で
あるクッション構造体である。上記の非伸縮性シート
は、バイヤス織物の両面に合成樹脂又はゴムの不通気性
層を形成しシートが好ましい。また、上記の不通気性シ
ートと透明性不通気性シートを接着させるのが好まし
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表裏両面が平坦で
ある、形状保持性に優れ各種の用途に使用可能なクッシ
ョン構造体に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
ゴムシート、ゴム引き布、合成樹脂シートを所望の形状
の気密性の袋に加工し、その中に空気や水などの流動体
を封入したエアークッションなどのクッションは知られ
ており、各種の用途に用いられている。これらの従来の
流動体を封入したクッションは、局部的に応力を加える
と、この応力の加わった部分が凹み、この凹んだ部分の
流動体が移動し他の部分を膨らます。そのため、従来の
エアークッションは局部的に応力を加えると全体的に変
形する。そして従来、この現象がクッションの特性と考
えられ、この特性を利用して各種の用途に利用されてき
た。
【0003】本出願人らは、相対する表裏2枚の編織物
が多数の非伸縮性繋ぎ糸によって適宜間隔に連結された
立体編織物を基材とし、該立体編織物の表裏の各編織物
の表面に合成樹脂又はゴムの不通気性層を形成し、且つ
その側面を不通気性合成樹脂シートで密封し、且つ流動
体流入口を取り付けたクッション構造体を提案した(特
開平10−248680号公報)。このクッション構造
体は、上記した如き変形を起こさない、すなわち形状保
持性がよく、しかも平坦な面を設けることができる。
【0004】ところで、上記のクッション構造体、すな
わち、相対する表裏2枚の編織物が非伸縮性繋ぎ糸によ
って適宜間隔に連結された立体編織物を基材とし、該立
体編織物の各編織物の表面に合成樹脂又はゴムの不通気
性層を形成し、その各側面を密封してなり、且つ空気吹
込み口を取り付けたクッション構造体において、その側
面を密封するには種々の方法が考えられる。そして、図
4に示すごとく、各側面の両面端部に不通気性シートを
接着する方法もその一つである。図4はクッション構造
体を空気を封入して膨らませたときの断面図で、不通気
性シートを接着して密封したときの一端部を示す。1は
クッション構造体、2は表側の編織物、3は裏側の編織
物、4は非伸縮性繋ぎ糸、5は非伸縮性繋ぎ糸が表側及
び裏側の編織物に編織成されている部分、6は表側の編
織物2の表面に形成した不通気層、7は裏側の編織物3
の表面に形成した不通気層である。8は不通気性シート
であり、その一端9は表側の不通気層6に接着剤で接着
されている。11はその接着部である。また不通気性シ
ートの他の端10は裏側の不通気層7に接着剤で接着さ
れている。12はその接着部である。上記のクッション
構造体は、膨らました状態、すなわち使用時に応力が加
わったときには、形状変化や内容積変化が殆ど無いた
め、この応力がクッション構造体の内壁にもろにかか
り、普通のクッションに比べてはるかに空気漏れしやす
い。したがって、上記の密封方法によると、手軽にかつ
見栄えがよく密封できるが、通常のクッションなら許容
される接着面積のブレで空気漏れにつながることがあ
る。特に、人が乗ったり、あるいは大きな応力がかかる
用途、例えば自動車用フラットマットに用いる場合には
そうである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
に鑑みなされたもので、上記クッション構造体の側面を
不通気性シートの接着により密封したものにおいて、使
用時に側面が変形するするのを抑制し、また接着不良箇
所を目視で確認できるようにして空気漏れを無くしたク
ッション構造体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、相対する表裏
2枚の編織物が非伸縮性繋ぎ糸によって適宜間隔に連結
された立体編織物を基材とし、該立体編織物の各編織物
の表面に合成樹脂又はゴムの不通気性層を形成し、その
各側面を密封してなり、且つ空気吹込み口を取り付けた
クッション構造体において、上記各側面の密封部が、非
伸縮性シートを表裏両面の側面端部に接着し、該非伸縮
性シートの外側に透明性不通気性シートを該非伸縮性シ
ートの接着部を覆って各側面の表裏両面端部に接着した
構造であることを特徴とするクッション構造体である。
上記の非伸縮性シートは、バイヤス織物の両面に合成樹
脂又はゴムの不通気性層を形成しシートが好ましい。ま
た、上記の非伸縮性シートと透明性不通気性シートを接
着させるのが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明を詳しく説明する。本発明
のクッション構造体は、相対する2枚の編織物が繋ぎ糸
によって適宜間隔に連結された立体織物の特性を利用し
たものである。本発明で基材となる立体編織物は、上面
の編織物と下面の編織物とが数多くの繋ぎ糸によってつ
ながっている。この立体織物自体は周知であり、本発明
では各種の立体織物を使用することができる。本発明に
おいては繋ぎ糸として非伸縮性のものを用いる。繋ぎ糸
が伸縮性であると、膨張させたときに表裏両面が平坦な
クッション構造体が得られない。上面の編織物と下面の
編織物との間隔は任意であるが、普通は5〜60cmで
ある。この間隔が本発明のクッション構造体の使用時の
厚さと略等しくなる。非伸縮性繋ぎ糸の密度は、織物の
組織を適宜変えることによって、所望の密度にすること
が出来る。
【0008】編織物の糸としては、綿繊維、レーヨン繊
維、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、ポリプロピレン
繊維等の天然繊維又は合成繊維からなる糸が用いられ
る。また、化学繊維のモノフィラメント糸を用いると、
製品としたとき、毛細管現象によって糸を伝わって流動
体が漏れるのを防ぐことを容易にすることができる。ま
た、非伸縮性繋ぎ糸の「非伸縮性」とは、ここでは全く
伸縮しないという意味ではない。剛性の高いポリエステ
ル糸でも多少伸縮する。クッション構造体を空気圧(相
対圧)150KPaで膨張させたときの伸びが10%以
下のものが好ましい。この非伸縮性繋ぎ糸としては、上
記した繊維糸が用いられる。
【0009】本発明では、この立体編織物の表裏両面の
表面に、それぞれ合成樹脂又はゴムの不通気性層を形成
する。ゴムとしては天然ゴム、又はクロロプレン、ブタ
ジエンゴムなど各種の合成ゴムが用いられる。合成樹脂
としては塩化ビニル系樹脂、オレフィン系樹脂、ウレタ
ン系樹脂などが用いられるが、ウレタン系樹脂が好まし
く、さらに好ましくはポリウレタンエラストマーが用い
られる。ポリウレタンエラストマーは優れた弾性率、耐
荷重性、機械強度、耐油性、耐薬品性、耐摩耗性があり
有利である。ポリウレタンエラストマーは長鎖ポリオー
ルを主成分とするソフトセグメントと、ジイソシアネー
トと鎖延長剤・架橋剤からなるハードセグメントとで構
成されている。また、ポリウレタンエラストマーは、長
鎖ポリオール、ジイソシアネート、鎖延長剤から水酸基
末端の固体のポリウレタンを作り、ゴムの場合と同様に
ロール練し、織物に積層するものが好ましい。織布にポ
リウレタン層を施すには、通常のノリ引法やトッピング
法で行なうことができ、またシート状に成形したポリウ
レタンを織布に加圧接着してもよい。
【0010】上記の表裏両面に不通気層を形成させて立
体織物を、目的とするクッション構造体の用途に応じて
適宜の形状、大きさに裁断し、次いでその各側面を密封
し、また空気吹込み口を取り付けてクッション構造体に
する。本発明は、この各側面を密封部の構造に特徴があ
る。図1は、本発明のクッション構造体に空気を封入し
て膨らませたときのその一端部の断面図を示す。1はク
ッション構造体、2は表側の編織物、3は裏側の編織
物、4は非伸縮性繋ぎ糸、6は表側の編織物2の表面に
形成した不通気層、7は裏側の編織物3の表面に形成し
た不通気層である。8は非伸縮性シートであり、その一
端9は表側の不通気層6に接着剤で接着され、他端10
は裏側の不通気層7に接着剤で接着されている。11、
12はそれぞれの接着部である。13は透明性不通気性
シートであり、その一端14は表側の不通気層6に接着
剤で接着され、他端15は裏側の不通気層7に接着剤で
接着されている。16、17はそれぞれの接着部であ
る。そして、この接着部16、17は、透明性不通気性
シート13が非伸縮性シート8の接着部11、12をそ
れぞれ覆うように設けてある。
【0011】非伸縮性シート8としては、例えば、編織
物の片面に合成樹脂又はゴム層を設けたいわゆるレザ
ー、及び編織物の両面に合成樹脂又はゴム層を設けたい
わゆるターポリンが好ましく用いられる。この合成樹脂
又はゴム層を形成させる合成樹脂やゴムとしては前記し
たものが用いられる。一般のゴムシート、合成樹脂シー
ト、編物、織物、不織布などは、それら単独では十分な
非伸縮性は得られないので、好ましくない。レザーやタ
ーポリンは、立体編織物の不通気性層に接着させるとき
の接着性の観点からも好ましい。上記の非伸縮性シート
の「非伸縮性」とは、全く伸縮しないという意味ではな
い。剛性の高いポリエステル平織物を用いたターポリン
でも多少の伸縮性がある。非伸縮性シートは、クッショ
ン構造体を空気圧(相対圧)150KPaで膨張させた
ときの伸びが5%以下のものが好ましい。
【0012】非伸縮性シート8の基材の織物としてはバ
イヤス織物が特に好ましい。バイヤス織物を用いた場合
は、立体織物の端部に接着したときに織物を構成する全
ての糸が接着部に存在するため、変形しにくく、強度が
優れ、また気密性を良くする。なお、バイヤス織物は伸
縮性があるといわれるが、例えば縦方向に伸長したとき
には横方向は収縮し面積は変化しない。本発明の場合の
ように、縦方向と横方向に同程度の力が掛かる場合は非
伸縮性となる。また、上記の透明性不通気性シート13
としては合成樹脂シートが用いられる。この合成樹脂と
しては塩化ビニル系樹脂、オレフィン系樹脂、ウレタン
系樹脂などが用いられるが、前述のポリウレタンエラス
トマーが好ましい。
【0013】非伸縮性シート8を、表側の不通気層6及
び裏側の不通気層7に接着剤で接着する。本発明のクッ
ション構造体に、使用時に応力が掛かると、この応力は
もろにクッション構造体の内壁に掛かり、接着部にも掛
かる。そのため、接着部は強固な接着を必要とする。ま
た、この接着は気密性になるまで充分に接着するのが好
ましいが、本発明のクッション構造体では、上記の理由
で空気漏れを起こす恐れがある。そこで、本発明では、
非伸縮性シート8の外側に透明性不通気性シート13
を、非伸縮性シート8の接着部11、12を覆って、各
側面の表裏両面端部に接着した。これらの接着は、接着
剤、溶着などで行う。透明性不通気性シート13は透明
であるので、その接着部16、17は目視で確認するこ
とができるため、接着幅が設定より不足していたり、接
着不完全な箇所があった場合には、容易に見い出して補
修することができる。斯くの如く、本発明の各側面の密
封部の構造は、非伸縮性シート8によって、クッション
構造物を膨らませたときに側面が外側に膨出するのを抑
制し、透明性不通気性シート13によって空気漏れ防止
の改善をしたものである。
【0014】また、非伸縮性シート8の接着部11、1
2から空気漏れした場合、漏れた空気は非伸縮性シート
8と透明性不通気性シート13との間に溜り、透明性不
通気性シート13を膨らます恐れがある。そのため、非
伸縮性シート8と透明性不通気性シート13とを接着剤
で接着させておくか、熱圧着させておくのが好ましい。
なお、透明性不通気性シートに織物をラミネートして非
伸縮性シートに用いれば、効率的であるが、この場合、
強固な織物をラミネートして必要な透明性を確保するこ
とはできない。
【0015】各側面の密封操作は、例えば次のようにす
る。編織物に合成樹脂又はゴム層を設けてなる非伸縮性
シート8を所定の幅に切断し、その表面に透明性不通気
性シート13を接着剤で貼着して貼着シートを作成す
る。このとき、透明性不通気性シート13は、上記の非
伸縮性シート8の幅より、幅広にしておく。不通気性立
体織物1を扁平な状態で所定の大きさの四角形に裁断
し、この四角形の不通気性立体織物1の表側の周辺部に
適宜の幅で接着剤を塗布する。上記の非伸縮性シート8
と透明性不通気性シート13の貼着シートの一方の端
部、すなわち非伸縮性シート8の端部9、透明性不通気
性シートの端部14を、図2に示すごとく、それぞれ接
着剤を塗布した不通気性立体織物1の表側の周辺部に接
着する。11は非伸縮性シート8の接着部、16は透明
性不通気性シート13の接着部である。次いで不通気性
立体織物1を、その状態のまま裏返し、その裏側の周辺
部11に適宜の幅で接着剤12を塗布する。その後、非
伸縮性シート8と透明性不通気性シートの貼着シートを
折り曲げ、該貼着シートの他の端部、すなわち非伸縮性
シート8の端部10、透明な斑通気性シートの端部15
を、図3に示すごとく、それぞれ接着剤を塗布した不通
気性立体織物1の表側の周辺部に接着する。12は非伸
縮性シート8の接着部、17は透明性不通気性シート1
3の接着部である。
【0016】上記の接着剤としては、酢酸ビニル系接着
剤、エポキシ系接着剤、ポリウレタン系接着剤が用いら
れる。透明性不通気性シートがウレタン系材料の場合は
ポリウレタン系接着剤が好ましい。特に、自動車用フラ
ットマットのように車中で高温になる場合、接着剤が軟
化すると空気漏れを起こしやすいので、硬化型接着剤が
好ましい。上記の如くして各側面部を密封し、任意の個
所、例えば表側の端部に孔をあけ、これに空気吹き込み
口を設けることによって、本発明のクッション構造体を
得る。空気吹き込み口は、自動車のタイヤのチューブに
使用されている如き空気バルブなど従来既知のものが使
用できる。
【0017】本発明のクッション構造体は、例えば、自
動車用フラットマットに好ましく用いられる。本発明の
クッション構造体のその他の用途例を次に列挙する。 ・エアーシリンダー(空気を吹き込んで膨張させ、この
膨張によって物品を抑え付けるのに用いる。) ・エアージャッキ(荷の下に挿入し、その後膨らませて
荷を持ち上げる。) ・ダンネージバッグ(積荷と積荷の間に挿入し、その後
膨らませて積荷を安定にし、荷崩れしないようにす
る。) ・コンクリート型枠(膨らませて、コンクリートの型枠
に用いる。) ・ビル工事用などのダメ穴の成形(膨らませて成形用の
枠に用いる。)やダメ穴不使用時の封鎖(膨らませて穴
の一時的な封鎖に用いる。) ・ふとん(表面に多数の波形や凹凸を形成させ床ずれ防
止ふとんや無圧ふとんに用いる。) ・アウトドア用グラウンドマット(膨らませて地面など
への敷物に用いる。薄くても底ずきしない。) ・アウトドア用テーブル又は椅子(膨らませて、テーブ
ルや台や椅子に利用する。) ・間仕切り(膨らませて間仕切りに用いる。自立性があ
り、防音性がよい。) ・エアフェンス(膨らませてフェンスに用いる。) ・衝撃吸収用保護マット(膨らませて、床や壁に貼着す
る。) ・仮設貯水層、簡易浴槽、仮設プール或は活け州など
(膨らまして、水を入れて使用する。)
【0018】・アドバルーン(膨らませて空中に浮き上
がらせる。) ・広告柱、広告板(膨らませると柱状や板状になるよう
に形成し、広告に利用する。) ・エアーシューター(非常時に膨らませて、航空機から
脱出するときなどに用いる。) ・ダクト(配管として用いる。) ・仮設建築物、エアーテント(膨らませて、居住空間を
つくる。) ・ボート用桟橋の浮体、舟の補助フロート、筏、仮橋、
ボート(水に浮く性質を利用する。) ・オイルフェンス(膨らませて河川、池、海などに張
り、油の拡散を防ぐ) ・自動車用のエアーバッグ(緊急時に膨張して人体を保
護するものであるが、膨らみ過ぎの反動により生じる二
次災害を防げる。) ・建物内の地震対策用エアーバッグ(上表面を平坦な形
状にすることができるから、支えた落下物がエアーバッ
グから更に落下して二次災害を起こす可能性が減少す
る。)
【0019】
【発明の効果】本発明のごとき立体編織物を基材にした
クッション構造体は、膨らまして使用するが、この膨ら
ました状態でクッション構造体に応力が掛かると、この
応力はもろにクッション構造体内壁に作用する。そのた
め、クッション構造体の各側面が外側に突出する変形を
起こしやすく、また接着部から空気漏れする恐れがあ
る。本発明のクッション構造体は各側面の密封部を前述
の如く特定の構造にしたから、各側面が外側に突出する
変形が少なく、また空気漏れすることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクッション構造体の周辺部の密封部の
断面図
【図2】本発明のクッション構造体の周辺部の密封過程
を示す断面図
【図3】本発明のクッション構造体の周辺部の密封過程
を示す断面図
【図4】従来のクッション構造体の周辺部の密封部の断
面図
【符号の説明】
1 立体織物、2 表側の織物、3 裏側の織物、4、
非伸縮性繋ぎ糸、5 非伸縮性繋ぎ糸の織込み部、
6,7 合成樹脂層、8 非伸縮性シート、11,12
非伸縮性シートの接着部、13 透明性不通気性シー
ト、16,17透明性不通気性シートの接着部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野田 祥久 静岡県榛原郡吉田町神戸1番地 オカモト 株式会社静岡工場内 Fターム(参考) 3B096 AB08 AB10 AB11 AD03 AD04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対する表裏2枚の編織物が非伸縮性繋ぎ
    糸によって適宜間隔に連結された立体編織物を基材と
    し、該立体編織物の各編織物の表面に合成樹脂又はゴム
    の不通気性層を形成し、その各側面を密封してなり、且
    つ空気吹込み口を取り付けたクッション構造体におい
    て、上記各側面の密封部が、非伸縮性シートを表裏両面
    の側面端部に接着し、該非伸縮性シートの外側に透明性
    不通気性シートを該非伸縮性シートの接着部を覆って各
    側面の表裏両面端部に接着した構造であることを特徴と
    するクッション構造体。
  2. 【請求項2】非伸縮性シートが、バイヤス織物の両面に
    合成樹脂又はゴムの不通気性層を形成したシートである
    ことを特徴とする請求項1記載のクッション構造体。
  3. 【請求項3】非伸縮性シートと透明性不通気性シートを
    接着したことを特徴とする請求項1又は2記載のクッシ
    ョン構造体。
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