JP2002315124A - 結線状況提示 - Google Patents

結線状況提示

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JP2002315124A
JP2002315124A JP2001114233A JP2001114233A JP2002315124A JP 2002315124 A JP2002315124 A JP 2002315124A JP 2001114233 A JP2001114233 A JP 2001114233A JP 2001114233 A JP2001114233 A JP 2001114233A JP 2002315124 A JP2002315124 A JP 2002315124A
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Yoshiyuki Kato
義幸 加藤
Katsumi Nakamura
勝實 中村
Kaoru Iida
薫 飯田
Mamoru Yamaguchi
守 山口
Hiroyuki Muta
浩行 牟田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 システムの結線状況の把握を簡略化する。 【解決手段】 ユーザーが検索元となるコネクタとピン
番号を指示すると、その指示された検索元ピンと接続さ
れるピンを有する接続先コネクタを特定する。そして、
この検索元コネクタの外観図と接続先コネクタの外観図
を並べて表示すると共に、各外観図には、ユーザーが指
示したピンの番号と接続先ピンの番号とをハイライト表
示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の電装品を有
するシステムにおける結線状況提示に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両では、エンジン制御の向
上、ブレーキ制御の向上等を図るためシステムが複雑化
している。ブレーキ制御では、ブレーキロックを回避し
て制動性を高めるABSが導入され、このABSシステ
ムは、各輪ごとのブレーキ用アクチュエータやスピード
センサ等の電装品を複数備える。なお、エンジン制御で
は、排ガス循環システムやアンチノッキングシステム、
アイドルスピードコントロールシステムなど、種々のも
のがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】こうした各システムで
は、システムの機能向上を図るためにより複雑化し電装
品数も増加する傾向にあり、電装品の接続に用いる配線
も増えている。また、配線の際には車両構成機器(例え
ば、エンジン、ラジエター等)を避けたりして、接続対
象となる電装品まで配線されている。
【0004】ところで、各システムの保守・点検時に
は、電装品間の配線状況を調べる必要があり、この際に
は、システムの設計回路を配線とこの配線を電装品に接
続するための種々のコネクターとを用いた回路図に書き
換えたものが使われている。しかしながら、上記したよ
うにシステムの複雑化や電装品数増加により、この書き
換え回路図にあっても、当然に複雑化し、その回路図も
一つのシステムについて数ページに亘る冊子状のものと
なっている。このため、電装品間の信号伝達の状態を測
定するに当たっては、その電装品に接続されているコネ
クタを回路図冊子で探し当て、当該電装品と接続されて
いる電装品についてのコネクタを当該冊子を参照しつつ
その都度特定したりする必要があった。こうした作業に
は十分な注意力を要すると共に、煩雑であった。特に、
ある電装品と他の電装品との接続が数頁の回路図に亘っ
て示されているようなこともあり、こうした場合にはよ
り煩雑であった。なお、車両を例に挙げ説明したが、船
舶や航空機、工作機械、工場設備等にあっても同様であ
る。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためにな
され、システムの結線状況の把握を簡略化することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】か
かる課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の第
1の結線状況提示装置は、複数の電装品を有するシステ
ムにおける結線状況を提示する装置であって、前記電装
品と実装配線とを接続する接続部のデータを記憶する接
続データ記憶手段と、前記接続部のうち少なくとも一つ
を指定するための接続部指定手段と、該指定された接続
部のデータを前記接続データ記憶手段から抽出し、該抽
出した接続データから、前記指定された接続部に接続さ
れた実装配線の他方で接続された接続部を特定する接続
対象特定手段と、前記指定された接続部と接続対象とし
て特定された接続部とを表示する表示手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0007】上記構成を有する本発明の第1の結線状況
提示装置では、接続部のうち少なくとも一つがユーザー
等により指定されると、この指定された接続部のデータ
から、当該指定接続部と実装配線で接続された他の接続
部を特定する。そして、この指定接続部と特定した他の
接続部を表示する。この結果、ユーザーは、ある接続部
を指定するだけで、この接続部とその接続相手である他
の接続部を、視覚を通して容易に認知することができ
る。よって、システムの結線状況を容易に把握でき、保
守・点検作業の労力軽減を図ることができる。
【0008】上記の構成を有する本発明の第1の結線状
況提示装置は、以下の態様を採ることもできる。即ち、
前記接続データ記憶手段を、前記接続部を有する配線接
続部材ごとに前記接続データを記憶したものとし、前記
表示手段を、表示すべき接続部を有する前記配線接続部
材を表示するものとすることができる。こうすれば、表
示すべき接続部に加え、これを有する配線接続部材まで
表示できるので、保守・点検作業の労力をより軽減でき
る。
【0009】また、前記表示手段は、表示すべき接続部
を、該接続部を有する前記配線接続部材が有する他の接
続部と区別して明示するようにすることもできる。こう
すれば、指定した接続部と他の接続部の関係をユーザー
は視認できるので、労力軽減の点でより好ましい。
【0010】また、前記配線接続部材とこれに接続され
た実装配線とを併せて表示するようにすれば、接続部や
これを有する配線接続部材に加えて実装配線をも表示の
上で視認できるので、労力軽減の点でより好ましい。
【0011】更に、前記システムにおける前記電装品の
位置情報を反映させたレイアウト描画像に前記配線接続
部材を含ませて表示すると共に、表示すべき前記配線接
続部材を前記レイアウト描画像に含まれる他の配線接続
部材と区別して明示するようにすることもできる。こう
すれば、実際のシステムと表示されたレイアウト描画像
とを対比することで、ユーザー指定の接続部を有する配
線接続部材とこれに対応する配線接続部材を実際のシス
テムにおいて容易に認知できる。このため、保守・点検
作業の労力をより一層軽減できる。
【0012】また、上記課題の少なくとも一部を解決す
るため、本発明の第1のプログラムは、複数の電装品を
有するシステムにおける結線状況をコンピュータを用い
て提示するプログラムであって、前記コンピュータは、
前記電装品と実装配線とを接続する接続部のデータを記
憶し、前記コンピュータに、前記接続部のうち少なくと
も一つがユーザーから指定されると、該指定された接続
部のデータを前記接続データ記憶手段から抽出し、該抽
出した接続データから、前記指定された接続部に接続さ
れた実装配線の他方で接続された接続部を特定する接続
対象特定手段と、前記指定された接続部と接続対象とし
て特定された接続部とを表示する表示手段としての機能
を実現させることを特徴としている。
【0013】この場合、前記コンピュータを前記表示手
段として機能させる際、表示すべき接続部を有する前記
配線接続部材を表示する機能を実現するためのプログラ
ムとしたり、表示すべき接続部を、該接続部を有する前
記配線接続部材が有する他の接続部と区別して明示する
機能を実現するためのプログラムとすることもできる。
また、前記コンピュータに、前記配線接続部材とこれに
接続された実装配線とを併せて表示する回路表示手段と
しての機能を実現するためのプログラムや、前記システ
ムにおける前記電装品の位置情報を反映させたレイアウ
ト描画像に前記配線接続部材を含ませて表示しつつ、表
示すべき前記配線接続部材を前記レイアウト描画像に含
まれる他の配線接続部材と区別して明示するシステム表
示手段しての機能を実現するためのプログラムとするこ
ともできる。そして、こうしたプログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体とすることもでき
る。なお、こうしたプログラムを含むことで搬送路内に
具現化されたデータ信号の態様とすることもできる。他
の態様としては、こうしたプログラムを通信経路を介し
て供給するプログラム供給装置としての態様とすること
もできる。この態様では、プログラムをネットワーク上
のサーバーなどに置き、通信経路を介して、必要なプロ
グラムをコンピュータにダウンロードし、これを実行す
ることで、上記の結線状況提示を実現することができ
る。
【0014】上記構成を有する本発明の第1のプログラ
ムおよび記録媒体でも、上記した本発明の結線状況提示
装置と同様な作用・効果を奏することができ、保守・点
検作業の労力軽減を図ることができる。
【0015】また、かかる課題の少なくとも一部を解決
するため、本発明の第2の結線状況提示装置は、複数の
電装品を有するシステムにおける結線状況を提示する装
置であって、表示機器を有しユーザー端末となるコンピ
ュータとの間でデータの送受信可能とされたサーバーを
備え、前記サーバーは、前記システムの設計回路に基づ
いて前記電装品間で実装した配線の実装配線データを記
憶する実装データ記憶手段と、前記電装品に配線を実装
するために用いられ前記電装品の接続端子と実装配線と
を接続する接続部を有する配線接続部材に関しての接続
部データであって、前記接続部と前記実装配線との接続
状況データと、前記接続部を含む配線接続部材の描画デ
ータと、前記配線接続部材を特定するための特定データ
とを有する前記接続部データを前記配線接続部材ごとに
記憶する接続データ記憶手段と、前記コンピュータがユ
ーザーから入力を受けた前記特定データを、前記コンピ
ュータから受信する受信手段と、前記受信した特定デー
タに対応する前記配線接続部材の前記描画データを前記
接続データ記憶手段から抽出し、該抽出した描画データ
に基づく前記配線接続部材の描画像を前記接続部を含ん
だ第1描画像として表示機器に表示する描画データを、
前記コンピュータからの要求に応じて前記コンピュータ
に送信する第1送信手段と、前記抽出した描画データに
基づく前記配線接続部材の描画像に含まれる接続部のう
ち前記コンピュータにより指示された接続部に接続され
た前記実装配線を前記接続状況データから特定し、該特
定した実装配線の他の接続先である前記電装品を前記実
装データ記憶手段の前記実装配線データから特定し、該
特定した電装品と前記特定済み実装配線との接続を図る
前記接続部を有する前記配線接続部材を、前記接続状況
データに基づいて特定する接続対象特定手段と、該特定
済み配線接続部材の描画像を該配線接続部が有する接続
部を含んだ第2描画像とし、該第2描画像と前記第1描
画像とを含んだ画像を前記表示機器に表示する描画デー
タを、前記コンピュータからの要求に応じて前記コンピ
ュータに送信する第2送信手段とを備えることを特徴と
する。
【0016】上記構成を有する本発明の第2の結線状況
提示装置では、サーバーは、ユーザー端末のコンピュー
タがユーザーから入力を受けた特定データを受信して、
この特定データに対応する配線接続部材の描画像を第1
描画像として表示機器に表示する描画データを、コンピ
ュータからの要求に応じてコンピュータに送信する。
【0017】次に、特定した配線接続部材のうちの接続
部がユーザー端末のコンピュータから指示されると、サ
ーバーは、その指示されたその接続部に接続された実装
配線を、接続状況データから特定し、該特定した実装配
線の他の接続先である電装品を実装配線データから特定
する。そして、この特定した電装品と特定済み実装配線
との接続を図る接続部を有する別の配線接続部材を、接
続状況データに基づいて新たに特定する。こうして新た
に特定された配線接続部材の描画像をその配線接続部が
有する接続部を含んだ第2描画像とし、該第2描画像と
第1描画像とを含んだ画像を表示機器に表示する描画デ
ータを、コンピュータからの要求に応じてコンピュータ
に送信する。
【0018】これにより、ユーザーが接続状況の把握を
求めるある配線接続部材と接続部とを、この接続部の接
続対象となる新たな配線接続部材とその接続部と共に表
示することが可能となる。この結果、ユーザーは、ある
配線接続部材とそれに含まれる接続部を特定するだけ
で、この配線接続部材と接続部の接続相手である新たな
配線接続部材並びに接続部を、視覚を通して容易に認知
することができる。よって、システムの結線状況を容易
に把握でき、保守・点検作業の労力軽減を図ることがで
きる。
【0019】このように、本発明の第2の結線状況提示
装置では、サーバーを、コンピュータからの要求に応じ
て配線接続部材の特定処理やその描画データの記憶・送
信を行うものとしたのであり、コンピュータの側で、描
画データ等に基づく画像を表示するようにするようにし
た。よって、この結線状況提示装置にあっては、サーバ
ーとユーザー端末のコンピュータの分散処理を図ること
ができる。
【0020】また、上記課題の少なくとも一部を解決す
るため、本発明の第3の結線状況提示装置は、複数の電
装品を有するシステムにおける結線状況を提示する装置
であって、前記結線状況の提示に必要な処理を行うサー
バーとの間でデータの送受信可能とされ、ユーザー端末
となるコンピュータを備え、前記コンピュータは、前記
電装品の接続端子と実装配線とを接続する接続部を特定
するための特定データがユーザーから入力されると、該
特定データを前記サーバーに送信する送信手段と、前記
特定データに対応する前記特定済み接続部を有する第1
配線接続部材と、前記特定済み接続部に接続された実装
配線の他方で接続された接続部を有する第2配線接続部
材とを、前記サーバーが前記特定データに応じて特定す
ると、前記サーバーが特定した前記第1、第2の配線接
続部材を前記接続部を含んでそれぞれ描画するための描
画データを、前記サーバーから受信し、該受信した描画
データに基づいて前記第1、第2の配線接続部材の描画
像を前記接続部を含んで表示する表示手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0021】上記構成を有する本発明の第3の結線状況
提示装置であっても、上記した本発明の第2の結線状況
提示装置と同様な作用・効果を奏することができ、保守
・点検作業の労力軽減を図ることができる。そして、こ
の結線状況提示装置にあっても、サーバーを結線状況の
提示に必要な処理や描画データの記憶・送信を行うもの
として、サーバーとユーザー端末のコンピュータの分散
処理を図るので、ユーザーコンピュータでの処理負荷軽
減を通して、ユーザーコンピュータの低処理能力機化や
特化を推進することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る結線状況提示
の実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は本発明
を車両の各電装品間の結線状況を表示するものに適用し
た第1実施例の結線表示システム10の概略構成を示す
ブロック図、図2はこの結線表示システム10を用いた
概念図である。
【0023】図示するように、この結線表示システム1
0は、表示機器としてのCRTディスプレイ12と、入
出力機器としてのキーボード14と、マウス16とを有
する。また、結線表示システム10は、データを記憶す
るハードディスクドライブ(以下、HDDと呼ぶ)18
と、CD−ROM20の内容を読み取るCDドライブ2
2とを備え、これらを統括制御する中央演算処理装置と
してのCPU24を、上記各機器並びにRAM26、R
OM28と相互にバスに接続して備える。結線表示シス
テム10は、こうした構成を備えることから、この第1
実施例ではコンピュータ単独で構成され、検査車両周囲
で移動できるよう、図示しない架台に設置されている。
なお、図中に示すよう、コンピュータ11をサーバー3
0にネットワーク(例えば、インターネット)を介して
接続し、このコンピュータ11とサーバー30とで、結
線表示システムを構成するようにすることもでき、この
場合には、ネットワーク制御回路32が付加される。サ
ーバー30を用いた結線表示システムについては、第2
実施例として後述する。
【0024】CPU24は、HDD18に格納されてい
る後述の結線状況表示プログラムを実行し、その際に、
HDD18やCDドライブ22のデータの読み込み、R
AM26への一時的なデータの書き込みや読み出し、C
RTディスプレイ12の表示制御等を行う。CD−RO
M20は、HDD18に転送すべき結線状況プログラム
や後述の各種データを予め格納しており、これらプログ
ラム・データは、CDドライブ22を介してHDD18
に転送される。なお、結線状況プログラムやデータは、
CD−ROM20に格納されたものに替えて、フロッピ
ィディスク、光磁気ディスクのほか、ICカード等の種
々の携帯型記録媒体(可搬型記録媒体)から転送するよ
うに構成することもできる。また、コンピュータ11を
ネットワーク制御回路32を有するものとし、このネッ
トワーク制御回路32とこれが接続されたネットワーク
(例えば、インターネット、イントラネット等)を介し
て、結線状況プログラムやデータを外部のサーバーから
転送するように構成することもできる。こうしたサーバ
ーからの転送は、結線状況表示実行の都度に当該処理実
行に先立ち行うようにしたり、結線状況表示を最初に行
う場合にのみ行い、その転送時にプログラムやデータを
HDD18に格納するようにすることもできる。
【0025】次に、結線表示システム10におけるデー
タについて説明する。図3はこの結線表示システム10
で用いる結線データを説明するための説明図、図4はこ
の結線データに含まれているワイヤールーティングデー
タを説明するための説明図、図5は同じく結線データに
含まれるコネクタ描画データを説明する説明図、図6は
同じく結線データに含まれるシステム回路図データを説
明するためその一部を表す説明図、図7は図6に示す回
路図データの続きを示す説明図である。
【0026】図3に示すように、結線データには、種々
のアクチュエータとその制御装置、例えば、エンジン関
係であれば、エンジン気筒ごとのインジェクタや、ノッ
キングセンサ、エンジン回転数等とそれらを制御する電
子制御装置を接続するためのコネクタに関するコネクタ
データと、コネクタを使った配線状況を示すシステム回
路図データと、各コネクタに接続された配線に関するワ
イヤールーティングデータとが含まれる。
【0027】コネクタに関するデータは、図5に示すよ
うに、各コネクタの端面形状とコネクタに含まれるピン
番号とを描画するための画像データと、各コネクタの部
品リストデータ、ピン番号の位置情報データと、結線情
報データが含まれている。
【0028】画像データは、図5に示すようにコネクタ
外観(輪郭)並びにピンナンバをCRTディスプレイ1
2に描画するための画像データである。そして、この画
像データは、図中に示すように、コネクタを特定するコ
ードナンバデータと、そのコネクタの色を特定する色デ
ータとを関連付けて、コネクタごとに記憶されている。
【0029】部品リストデータは、各コネクタがどの部
品に装着されているかを示すデータであり、後述の検索
の際のキーとして用いられる。例えば、6気筒エンジン
の第3気筒目のインジェクタには、I8というコードナ
ンバデータで特定されるコネクタ(図5参照)が使用さ
れるが、このコネクタにはインジェクタ#3という名称
を付けて、これを部品リスト名とした。そして、この部
品リスト名(インジェクタ#3)をコネクタのコードナ
ンバデータ(I8)に対応付けて、部品リストデータが
構築されている。
【0030】ピン番号の位置情報データは、コネクタが
有しているピンの位置、例えばI8のコネクタであれ
が、ピン1、ピン2の位置(この場合は、左右位置)を
特定するデータである。結線情報データは、コネクタが
有する各ピンとこれに接続された配線の情報(例えば、
配線を区別する番号や色データ)と、この配線を介した
接続先ピン番号と、このピンを有するコネクタを特定す
るための上記のコードナンバデータと、そのコネクタの
部品リスト名とを対応付けたデータである。この場合、
コネクタは、コードナンバデータと部品リスト名(例え
ば、上記のインジェクタ#3)で特定可能であることか
ら、結線情報データ構築に当たり、コードナンバデータ
と部品リスト名のいずれか一方のデータ記憶とすること
もできる。なお、こうした結線情報データは、後述のシ
ステム回路図データに含んで構築することもできる。
【0031】システム回路図データは、車両に含まれる
システム、例えばエンジン制御システム、ABSシステ
ム、ライト制御システム、室内照明システム等の各シス
テムごとに用意され、各システムについてのシステム回
路図を描画するための画像データと、その回路図のシス
テムのタイトルを示すタイトルリストデータが含まれて
いる。そして、このシステム回路図データは、各システ
ムにおけるアクチュエータ・センサ・その電子制御装置
等の設計回路に基づくものであり、これら電装品間の配
線の実装状態を表す。例えば、図6、図7に示すよう
に、エンジンコントロールシステムでは、上記のI8で
示されるコネクタが装着されたインジェクタ#3は、一
方の端子が電源と、フューズボックス、イグニッション
スイッチを介して接続され、他方の端子がエンジンコン
トロールモジュールの第30番ピンと接続されているこ
とを示している。この場合、この第30番ピンは、E1
5で特定されるコネクタのピン1に相当することも示さ
れている。また、こうした接続機器を含む回路部分を切
り出して表示するため、この回路部分を読み出すための
タグとなるコネクタの位置情報も、システム回路図デー
タに含まれている。
【0032】画像データは、図6や図7に示すようなシ
ステム回路図をCRTディスプレイ12に描画するため
の画像データである。なお、図には、回路中の電装品名
称とこれに装着されたコネクタのコードナンバデータ、
ピン番号、配線色等を併記させているが、コネクタをコ
ードナンバデータで特定するので、このコードナンバデ
ータに基づいて、上記のコネクタデータから電装品名称
やピン番号等を表示するようにしてもよい。この画像デ
ータにあっても、システムごとに記憶されている。そし
て、システム回路図をCRTディスプレイ12に表示す
るに際しては、スクロール表示等の表示手法を採る。
【0033】タイトルリストデータは、各システムの名
称を示すデータであり、後述の検索の際のキーとしても
利用可能である。
【0034】ワイヤールーティングデータは、図4に示
すように、各電装品間に亘る配線状況のイラストを、各
電装品の配置位置を反映させて描画するための画像デー
タと、各コネクタの部品リストデータが含まれている。
【0035】画像データは、図4に示すようなイラスト
画像をCRTディスプレイ12に描画するための画像デ
ータであり、該当するシステムの構成電装品、機械部
品、コネクタ接続位置、実装配線状況並びにコネクタを
特定するコードナンバデータを含んでいる。そして、こ
の画像データは、システムごとに記憶されている。な
お、この画像データにあっても、システムごとに記憶さ
れている。また、描画レイアウトのうち、該当するコネ
クタとこれに接続された配線並びにコネクタのコードナ
ンバデータをハイライト表示(例えば、フラッシュ表示
や別の色での表示)を行うため、これらをレイアウト画
像から読み出すためのタグとなる位置情報も、ワイヤー
ルーティングデータに含まれている。
【0036】部品リストデータは、各システムの名称を
示すデータであり、後述の検索の際のキーとしても利用
可能である。
【0037】上記した各データは、車両のグレード、オ
プション、エンジンタイプ等によって異なるものである
ことから、検査対象となる車両ごとに、予めCD−RO
M20から読み込んだり、車両ごとのデータを記録した
CD−ROM20を交換使用する。もしくは、後述する
ように、こうしたデータはサーバに準備し、必要の都
度、読み込むようにしたり、サーバーからは結果のみを
受け取るようにすることもできる。
【0038】次に、本実施例の結線表示システム10で
行う結線表示処理について説明する。図8は結線表示シ
ステム10が構築する結線検索・表示処理の機能ブロッ
ク図、図9は結線検索・表示処理を示すフローチャート
である。
【0039】これら図面に示すように、結線表示システ
ム10は、これを構成するコンピュータ11がCPU2
4やRAM26等を用いて、検索の元となる画面や検索
途中の種々の画面並びに結果画面を表示する検索画面表
示部40と、検索のためのデータ処理とその結果の描画
画面操作のための処理を行うデータ処理・表示制御部4
2と、上記した種々のデータを記憶するデータ部44と
を構成し、次のようにして結線検索・表示処理を実行す
る。
【0040】図9に示すように、まず、ユーザー(保守
点検者)からの検索キー入力を待機する(ステップS1
00)。図10は検索キー入力待機画面の様子を説明す
るための説明図、図11はまた別の検索キー入力待機画
面と検索キー入力後の表示画面を説明するための説明図
である。
【0041】所定の操作(例えば、結線検索の開始キー
の操作)があると、図10や図11に示す入力待機画面
が検索画面表示部40により表示される。この待機画面
では、その上部にメニューバーが表示され、このメニュ
ーバーのタグ選択により処理が進むようになっている。
【0042】図10は、メニューバーのコネクターリス
トタグM1を選択した場合に表示される待機画面であ
り、当該タグの選択により、画面左に、検索元のコネク
タ名称(コネクタ装着対象品)の総てが順次(例えば、
アルファベット順)一覧表示される。ユーザーは、この
一覧表示されたリストから、検索元となるコネクター名
称をマウス等を操作して選択する。なお、図中の全コネ
クタ表示ボタンABを操作してもよい。
【0043】この他、システムサーキットタグM2を用
いることもできる。この場合は、システムサーキットタ
グM2の選択により、検査対象車両が備えるシステムが
一覧表示され(例えば、エンジンコントロールシステ
ム、エアコン制御システム等)、その一覧表示のシステ
ムから検査対象コネクタを含むシステムを選択すると、
当該選択システムに含まれるコネクタ名称(コネクタタ
イプ)が上記したように表示される。よって、このコネ
クタ名称一覧から検索元コネクタを選択する。また、図
面左上には、コネクタ名称を入力する入力欄とサーチボ
タンSBが用意されており、次のようにしてコネクタを
選択することもできる。
【0044】図11に示すように、まず、コネクタ名称
の一部を入力し、サーチボタンSBを操作する。する
と、入力コネクタ名称を一部に含むコネクタ名称が列記
されるので(injector No.1〜No.
6)、検索対象元のコネクタ名称を選択する。
【0045】こうしてユーザーによりコネクタ名称が検
索元パーツ名として選択されると、そのデータ(検索元
パーツコード)はデータ処理・表示制御部42に渡さ
れ、データ処理・表示制御部42は、この検索元パーツ
コードをキーに、検索元パーツを特定すると共に、その
パーツの表示に必要な処理を行う(ステップS11
0)。つまり、データ処理・表示制御部42は、入力検
索元パーツコードをデータ部44のコネクタデータの部
品リストデータに照合し、一致する部品リスト名に対応
するコネクタの画像データを特定する。そして、この画
像データに基づいた画像を検索画面表示部40によりC
RTディスプレイ12に表示させる。
【0046】図12は検索元として入力・特定されたコ
ネクタの描画像を示す説明図である。図示するように、
検索元パーツの特定が済むと、そのパーツの外観図(輪
郭図)がピン番号数字と共に画像表示され、部品名称
(コネクタ装着対象部品の名称)が名称欄に、そのコネ
クタのコードナンバがコード欄に、パーツナンバーとコ
ネクタの色がそれぞれの表示欄にテキスト表示される。
図では、インジェクタ#3が左側リストで選択(反転表
示)されたので、これに該当するコネクタI8(図5参
照)の外観図と部品名称(Injector No.
3)とコードナンバ(I8)とその他の上記テキストが
表示される。なお、パーツナンバーデータは、部品リス
トデータとは別のデータ或いは部品リストデータの一部
データとして、コネクタデータに含まれている。
【0047】この図12に示す画面は、次の検索キーの
入力待機画面となり、この画面で、ユーザー(保守点検
者)からの検索キー入力を待機する(ステップS12
0)。ユーザーは、この画面に表示されたピン番号数字
を選択することで、検索キー(検索元ピン番号)を入力
する。この検索元ピン番号の入力があると、まず、検索
画面表示部40或いはデータ処理・表示制御部42は、
その入力があったピン番号数字をハイライト表示する
(ステップS130)。このハイライト表示には、種々
の表示手法を採用することができ、○で囲んだ表示とし
たり、番号をフラッシュさせりできる。
【0048】次いで、入力検索元ピン番号と入力済み検
索元パーツをキーに、検索元パーツ(コネクタ)の入力
検索元ピン番号のピンと接続されたピンとそのピンを有
する検索先パーツ(コネクタ)を検索・特定する(ステ
ップS140)。つまり、データ処理・表示制御部42
は、上記のように特定済みの検索元コネクタについての
入力検索元ピン番号をデータ部44の結線情報データ等
に照合し、一致する接続先ピン番号とこのピンを有する
コネクタ(接続先コネクタ)の部品リスト名を検索・特
定し、これに対応するコネクタの画像データを特定す
る。
【0049】次に、データ処理・表示制御部42は、継
続検索を行う必要があるか否かを判断する(ステップS
150)。例えば、ある部品と他の部品を接続配線する
に際し、回路構成の簡略化等のために配線を分岐したり
合流したりする場合がある。こうした場合は、電装品に
は直接装着されない分岐コネクタや継電コネクタが用い
られ、これらを配線中に介在させて電装品間を結線す
る。こうした回路構成を採る場合、コネクタデータの結
線情報データは配線とこの配線の接続先であるコネクタ
・ピンのデータを含むようにされている都合から、接続
対象となる電装品(即ち、電装品装着コネクタ)を特定
できない。よって、ステップS140で検索・特定した
接続先パーツがこうした分岐コネクタや継電コネクタで
ある場合には、これらコネクタが更に接続されている電
装品に装着されるコネクタをも検索する。従って、ステ
ップS150で肯定判断した場合は、最終的な接続先で
あるコネクタを検索・特定するよう、上記のステップS
140の処理を繰り返す。なお、ステップS100にお
ける検索キー入力待機の際に直接、これら分岐コネクタ
や継電コネクタが入力された場合は、その入力コネクタ
並びにピンの描画を行い(ステップS110)、ステッ
プS120での検索元ピン番号の入力、ステップS13
0でのピン区分表示を経て、ステップS140では、当
初から複数接続先の検索・特定がなされる。
【0050】ステップS150の継続検索に続いては、
接続先のコネクタが複数検索されたか否かを判断する
(ステップS160)。これは、分岐コネクタを用いた
ような場合は、一つの検索元コネクタの検索元ピンが複
数のコネクタのピンに接続されている状況に備えてのも
のである。
【0051】このステップS160で肯定判断した場合
は、即ち、接続先コネクタが複数とされた場合は、次の
ようにして接続先コネクタの特定を行う。つまり、検索
された複数の接続先コネクタに関する各コネクタのパー
ツ情報をコネクタデータの結線情報データ、部品リスト
データ等から収集して、これを表示する(ステップS1
70)。図13は分岐コネクタ(Junctionコネ
クタ)が配線間に介在する場合或いはこのコネクタが検
索元コネクタとして入力された場合の画面表示の様子を
説明する説明図である。
【0052】図示するように、この場合には、該当する
分岐コネクタの外観図と、ピン番号数字並びに入力済み
ピン番号(○囲い表示)が描画され、この描画と共に、
複数の接続対象となっているコネクタに関するパーツ情
報が画面左上に一覧表示される。この画面によれば、分
岐コネクタのピン番号1,6,7のピンはコネクタ内で
短絡結線されており、このピンのいずれかを介して、コ
ードナンバE5のコネクタのピン番号2のピンと、コー
ドナンバEDのアース接点端子、コードナンバI1のコ
ネクタのピン番号3のピンに分岐接続されていることが
判る。
【0053】この画面は、複数の接続先の選定のための
入力待機画面となり、この画面で、ユーザーからのコー
ド特定キー入力を待機する(ステップS180)。ユー
ザーは、この画面に表示されたコードナンバを選択する
ことで、接続先コネクタを入力する。この接続先コネク
タの入力があると、検索画面表示部40は、入力コード
ナンバをデータ部44におけるコネクタデータの結線情
報データ、部品リストデータ等に照合し、一致するコネ
クタを最終的なコネクタとして、当該コネクタと接続先
ピン番号を特定し、これに対応するコネクタの画像デー
タを特定して、この画像データに基づいて検索画面表示
部40に画像を表示させる(ステップS190)。図1
4は接続先が複数有った場合の最終的な接続先コネクタ
を特定・表示した描画の様子を説明する説明図である。
【0054】図示するように、この画面では、最終的な
接続先としてユーザーが入力・特定したコネクタの外観
図がピン番号数字と共に表示され、接続先のピン番号に
ついては、○で囲ったハイライト表示とされている。し
かも、この接続先コネクタは、これを検索する元となっ
た分岐コネクタ或いは検索の途中結果としての分岐コネ
クタと共に、並んで表示されている。この場合、検索元
となったコネクタを、上記の分岐コネクタ、最終的な接
続先コネクタと共に表示するようにすることもできる。
【0055】一方、ステップS160で否定判断した場
合、即ち、接続先コネクタが一つである場合は、それ以
前のステップS140で接続先のコネクタを特定済みで
あるので、そのコネクタを表示すべく上記したステップ
S190に移行する。図15は接続先が一つであった場
合の画像表示の様子を説明する説明図である。この場合
には、図示するように、検索元のコネクタと接続先のコ
ネクタとを並べて表示し、検索元・接続先のピンについ
てもハイライト表示を行っている。
【0056】この図15に示すように、検索元コネクタ
と接続先コネクタとを表示した検索結果画面において、
更に上記した接続検索を継続することができる。つま
り、図15に示す画面をステップS120におけるピン
番号数字選択のための検索キー入力待機画面とし、ユー
ザー(保守点検者)からのピン番号数字(検索元ピン番
号)の入力を待つ。そして、図中左側のコネクタ(E1
5)が有する1〜31のうち、それまでの検索結果のピ
ン番号(この場合は、1)以外のピン番号の入力がある
と、この入力ピン番号数字を新たな検索元ピン番号とし
てステップS130以降の処理を実行する。これによ
り、新たな検索元ピン番号に基づき得られた新たな接続
先コネクタの画像がコネクタ(E15)と並んで表示さ
れる。また、この新たな接続先コネクタにおける接続先
ピン番号も上記のように区別表示される。この場合、新
たな接続先コネクタ画像は、それまでの検索元コネクタ
画像(I8)に変わって表示される。
【0057】なお、上記の検索継続は、それまでの検索
結果画面における接続先コネクタのピン番号入力のみな
らず、当該画面における検索元コネクタのピン番号(図
15では、ピン番号2)の入力が有った場合も実行され
る。つまり、検索結果画面における検索元・接続先のい
ずれのコネクタについても、新たなピン番号入力によ
り、継続検索が実行される。
【0058】上記した表示画像のうち、図14や図15
に示した検索元コネクタと接続先コネクタを並んで描画
した画面は、コンピュータ11とネットワークにて接続
された図示しないプリンターにて印刷するよう構成する
こともできる。
【0059】次に、この結線表示システム10がなす他
の機能について説明する。上記した画面表示を行う際
に、結線表示システム10は、検索画面表示部40によ
り或いはデータ処理・表示制御部42を介して、画面上
にシステムサーキット表示ボタンHSとワイヤールーテ
ィング表示ボタンHWをコネクタ外観図に並べて表示さ
せる。これらは、コネクタ外観図が表示されると操作可
能となり、システムサーキット表示ボタンHSが操作さ
れると、次のようにしてシステムサーキットを表示す
る。図16は図15に示す画像においてインジェクタ#
3のシステムサーキット表示ボタンHSを操作した場合
の画面表示の様子を説明する説明図、図17は同じくイ
ンジェクタ#3のワイヤールーティング表示ボタンHW
を操作した場合の画面表示の様子を説明する説明図であ
る。
【0060】このシステムサーキット表示ボタンHSが
操作されると、検索画面表示部40からデータ処理・表
示制御部42にボタン操作の旨が伝わる。データ処理・
表示制御部42は、操作対象となったコネクタ(インジ
ェクタ#3)についてのコードナンバデータをデータ部
44のシステム回路図データに照合し、このコネクタ
(インジェクタ#3)を含む回路部分をシステム回路図
の画像データから切り出して該当する回路部分を表示す
る(図16参照)。この場合、切り出し回路部分が含ま
れるシステム回路の特定や切り出し部分の特定には、こ
のコネクタ(インジェクタ#3)についての位置情報が
用いられる。こうした回路表示に当たり、接続されてい
る配線についての情報、例えば配線色をカラー表示した
り記号表示することもできる。なお、図6や図7に示し
たシステム回路図のうち、コネクタ(インジェクタ#
3)の周辺のコネクタ、例えば同種のコネクタ(インジ
ェクタ#1〜#6)を含む分を切り出し、コネクタ(イ
ンジェクタ#3)に関連する回路部分のみをハイライト
表示等するようにすることもできる。
【0061】ワイヤールーティング表示ボタンHWが操
作されると、検索画面表示部40からデータ処理・表示
制御部42にボタン操作の旨が伝わる。データ処理・表
示制御部42は、操作対象となったコネクタ(インジェ
クタ#3)についてのコードナンバデータをデータ部4
4のワイヤールーティングデータに照合し、このコネク
タ(インジェクタ#3)を含むシステムについてのイラ
スト画像を図17に示すように表示すると共に、コネク
タ(インジェクタ#3)に接続されている配線軌跡(レ
イアウト)を区別してこれらをハイライト表示する。こ
の場合、検索元コネクタ(インジェクタ#3)が含まれ
るシステムのワイヤールーティングの特定やハイライト
表示部分の特定には、このコネクタ(インジェクタ#
3)についての位置情報が用いられる。
【0062】以上説明したように本実施例の結線表示シ
ステム10では、保守・点検等の作業に際して、その作
業者(ユーザー)が検索元のコネクタとそのピンを指定
するだけで、このユーザーに、保守・点検作業の対象と
なる接続先コネクタとピンを容易に認知させることがで
きる。よって、作業の簡略化や効率向上を図ることがで
きるほか、保守・点検の信頼性を高めることができる。
しかも、認知に際しては、検索元・接続先の両コネクタ
をその外観を並べて提示するので、作業対象となる両コ
ネクタを誤認してしまうようなことも有効に回避するこ
とができる。
【0063】また、コネクタ・ピンの画像提示に際し、
検索元のピンと接続先のピンを共にハイライト表示する
ので、より視認性を高めて誤認回避に有効である。
【0064】更に、ユーザーからの要求に応じて検索元
・接続先の両コネクタを含んだ回路部分を表示するの
で、回路における両コネクタとピンへの配線接続状況な
どを容易に把握させることができ、労力軽減に寄与する
ことができる。この際、実装されている配線の色情報デ
ータを記憶しておき、この色情報に基づいて配線色や色
記号を表示するので、配線状況把握がより容易とでき
る。
【0065】また、図17に示すように、コネクタの装
着対象となる電装品とそのコネクタ位置、配線の実装状
況を、これらの位置関係を含むレイアウト図で示し、こ
の図面において検索元(または接続先)のコネクタと実
装配線をハイライト表示する。よって、より実物に即し
た配線状況を確実に視認でき、保守・点検作業の労力を
より一層軽減できる。
【0066】次に、第2実施例について説明する。この
第2実施例は、ユーザー端末となるクライアントコンピ
ュータと、当該コンピュータと通信可能に接続されたサ
ーバーで結線表示システムを構成している点に特徴があ
る。つまり、この第2実施例では、図2に示したよう
に、コンピュータ11をクライアントコンピュータとし
て備え、このコンピュータ11をサーバー30にネット
ワークを介して接続して有する。この場合には、コンピ
ュータ11は、図1に示すようにネットワーク制御回路
32を有する。
【0067】図18は第2実施例の結線表示システム5
0の概略構成を示すブロック図である。図示するよう
に、サーバー30は、CRTディスプレイ32と、キー
ボード34と、マウス36と、HDD38と、ネットワ
ーク制御回路39と、CD−ROM20の内容を読み取
るCDドライブ40とを備え、これらをRAM42、R
OM44と共にCPU46に相互に接続して備える。そ
して、結線表示システム50は、このサーバー30とコ
ンピュータ11とを、インターネット、イントラネッ
ト、ローカルエリアネットワーク(LAN)等のネット
ワークを介して接続して有する。
【0068】なお、プログラム・データのHDD38へ
の転送は、既述したように、CDドライブ22を介して
HDD18に転送する他、フロッピィディスク、光磁気
ディスク、ICカード等の種々の携帯型記録媒体(可搬
型記録媒体)から転送するようにしたりすることもでき
る。
【0069】図19はサーバー30とコンピュータ11
とを有する結線表示システム50が構築する結線検索・
表示処理の機能プロック図である。図示するように、結
線表示システム50は、上記した第1実施例が行う検索
・表示処理をコンピュータ11とサーバー30で分散処
理するよう構成され、コンピュータ11は、ウェブブラ
ウザ11aと表示制御部11bとを有する。よって、コ
ンピュータ11は、ウェブブラウザ11aよりインター
ネットを介して画像情報を取り込み、その情報に基づく
画像を表示制御部11bによりCRTディスプレイ12
に表示する。
【0070】サーバー30は、httpサーバー30a
を備え、接続されたコンピュータのOSに依存しない汎
用性の高いサーバー環境を有する。つまり、サーバー3
0は、ジャバサーブレットインターフェース(Java
Servlet Interface)30bと、ジ
ャバサーブレット実行環境30cと、ジャバ実行環境3
0cと、検索処理実行部30eと、第1実施例で説明し
たコネクタデータ等を記憶する各種情報記憶部30fと
を有し、ウェブブラウザ(コンピュータ11)からの要
求に応じて後述の検索処理を実行し、その結果をhtm
lファイルとしてウェブコンテンツ30gに蓄えつつ要
求元のウェブブラウザ(コンピュータ11)に送信す
る。なお、処理の汎用性を高めるためにジャバサーブレ
ットを用いたが、クライアントコンピュータが固定され
ているのであれば、そのコンピュータとのみの間で分散
処理が可能な実行環境とすることもできる。
【0071】次に、この第2実施例の結線表示システム
50で行う結線表示処理について説明する。図20は結
線表示システム50における結線検索・表示処理を示す
フローチャートである。
【0072】図示するように、まず、コンピュータ11
がユーザーに操作され、処理開始が指示されると、その
指示はコンピュータ11からインターネットを介してサ
ーバー30のhttpサーバー30aに送られる。サー
バー30は、これを受けて検索処理実行部30e等によ
り、ユーザーからの検索キー入力待機画面コンテンツを
作成し、これをコンピュータ11に送信する(ステップ
S200)。コンピュータ11は、この待機画面をCR
Tディスプレイ12にブラウザ画面として表示し、検索
キー入力を待機する(ステップS300)。図21は検
索キー入力待機画面の様子を説明するための説明図であ
り、表示画面は、図10で説明したとおりである。
【0073】この図21の画面表示の状態で、コンピュ
ータ11にて、コネクタ名称入力欄にコネクタ名称の一
部が入力されたとする。図22はコネクタ名称入力後の
画面表示の様子を説明する説明図である。すると、図示
するように、コンピュータ11は、入力文字を表示し、
その後のサーチボタンSB操作により、入力コネクタ名
称を一部に含むコネクタ名称を列記表示する(inje
ctor No.1〜No.6)。ユーザーは、この列
記されたコネクタ名称を検索対象元のコネクタとして選
択する。コンピュータ11での名称列記表示は、検索処
理開始時において、コネクタ名称一覧のデータをサーバ
ー30からコンピュータ11のHDD18に転送した
り、コンピュータ11の側でCDドライブ22を介して
読み込んでおくことで、実行される。
【0074】なお、図21に示す待機画面において、メ
ニューバーのコネクターリストタグM1やシステムサー
キットタグM2が操作された場合は、第1実施例と同様
の表示制御が、コンピュータ11の側で実行される。こ
の場合でも、システム名やコネクタ名称の表示にあって
も、コンピュータ11がその名称データのみを記憶して
おくことで容易に実行できる。
【0075】図22の画面において、ユーザーによりコ
ネクタ名称(例えば、インジェクタ#3)が検索元パー
ツ名として入力されると、コンピュータ11は、パーツ
名からパーツコードを引き当て、そのコードデータをサ
ーバー30に送信する(ステップS310)。サーバー
30は、このデータを受信すると、この検索元パーツコ
ードをキーに、検索処理実行部30eにより検索元パー
ツを特定すると共に、そのパーツの表示に必要な処理を
行う(ステップS210)。この検索処理は、第1実施
例における処理と同じであり、サーバー30は、特定し
たコネクタの外観をピンと共に表示する検索中間結果の
画面コンテンツを作成し、これをコンピュータ11に送
信する(ステップS210)。コンピュータ11は、こ
の中間結果画面をCRTディスプレイ12に表示し、検
索キー(ピン番号)入力を待機する(ステップS32
0)。図23は特定したコネクタの外観をピンと共に表
示する検索中間結果の画面の様子を説明するための説明
図であり、表示画面は、図12で説明したとおりであ
る。
【0076】図23の画面は、図12で説明したように
次の検索元キー(ピン番号)の入力待機画面となり、こ
の画面でユーザーによりピン番号数字が検索元ピン番号
として入力されると、コンピュータ11は、そのデータ
(検索元ピン番号)をサーバー30に送信する(ステッ
プS330)。なお、ピン番号選択に伴い、コンピュー
タ11は、その選択されたピン番号数字をハイライト表
示する。
【0077】サーバー30は、このデータを受信する
と、入力検索元ピン番号と入力済み検索元パーツをキー
に、検索元パーツ(コネクタ)の入力検索元ピン番号の
ピンと接続されたピンとそのピンを有する検索先パーツ
(接続先コネクタ)を検索・特定する(ステップS22
0)。次いで、この接続先コネクタの表示に必要な処理
を行う(ステップS230)。この検索・特定処理は、
第1実施例における処理と同じであり、サーバー30
は、特定した接続先コネクタの外観をピンと共に表示す
る検索中間結果の画面コンテンツを作成する。この画像
コンテンツでは、接続先コネクタの外観図と当該コネク
タが有する総てのピン番号数字とを表示しつつ、検索元
ピンと接続されたピンのピン番号数字をハイライト表示
させるものである。
【0078】そして、サーバー30は、特定済み接続先
コネクタについて作成済みの結果画像コンテンツをコン
ピュータ11に送信する(ステップS230)。この結
果画面コンテンツは、図24に示すように、検索元コネ
クタの外観図にハイライト表示する検索元ピン番号を含
ませた検索元コネクタ画像と、接続先コネクタの外観図
にハイライト表示する接続先ピン番号を含ませた接続先
コネクタ画像を並べて含むものである。コンピュータ1
1は、この結果画面をCRTディスプレイ12に表示す
る(ステップS340)。これにより、処理は終了す
る。
【0079】なお、第1実施例で説明したように、配線
分岐・合流により継続検索を行う必要がある場合には、
第1実施例におけるステップS150〜180までの処
理がコンピュータ11とサーバー30で繰り返され、そ
の都度、画面コンテンツの作成・画面表示が分担処理さ
れる。つまり、サーバー30は、図25に示すように、
まず、継電コネクタ等をその外観とピン番号を表示する
画像コンテンツを、検索元コネクタに関する情報から作
成して、コンピュータ11に表示させる。また、サーバ
ー30は、複数接続先からの選択を促す一覧形式の画面
コンテンツCLWを作成し、コンピュータ11に、継電
コネクタ外観図画面に重ねて表示させる。そして、コン
ピュータ11は、選択されたコネクタデータをサーバー
30に送信し、サーバー30は、図26に示すように、
選択コネクタデータに基づき特定した最終接続先コネク
タと検索元コネクタとを並べて表示する画像コンテンツ
を作成し、これをコンピュータ11に表示させる。
【0080】なお、上記したコンピュータ11における
各画面において、システムサーキット表示ボタンHS或
いはワイヤールーティング表示ボタンHWが操作される
と、コンピュータ11は、サーバー30に各表示要求の
信号を送信する。サーバー30は、これを受け、第1実
施例と同様にして、システムサーキット表示のための画
像コンテンツやワイヤールーティング表示のための画像
コンテンツを作成し、これをコンピュータ11に送信す
る。従って、コンピュータ11は、図16や図17に示
した画像を表示する。
【0081】以上説明したように第2実施例の結線表示
システム50にあっても、ユーザーは、手元のコンピュ
ータ11で検索元のコネクタとそのピンを指定するだけ
で、保守・点検作業の対象となる接続先コネクタとピン
を容易に認知(視認)できる。よって、作業の簡略化や
効率向上を図ることができるほか、保守・点検の信頼性
を高めることができるといった第1実施例と同様の効果
を奏することができる。
【0082】また、第2実施例では、クライアントコン
ピュータをウェブブラウズが可能な構成とすればよいこ
とから、コンピュータ11をウェブブラウズとコンテン
ツ表示に特化した軽量・小型のものとできる。よって、
図27に示すように、コンピュータ11を身体装着可能
なものとし、表示装置を頭部装着型で透過型画面を有す
るものとして、作業者が保守点検作業を行いつつ、上記
した検索元・接続先コネクタを視認できるようにするこ
ともできる。
【0083】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明は上記の実施例や実施形態になんら限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種
々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、上
記の実施例では、車両に適用した例を説明したが、航空
機、船舶、列車や工作機械等の保守点検に適用すること
もできる。
【0084】また、上記の実施例では、検索元のコネク
タを含むシステム回路図をシステム毎に用意したが、こ
れに替えて、図28や図29に示すような送配全図デー
タを用いることもできる。この総配線図データであって
も、既述したシステム回路図データと同様、アクチュエ
ータ・センサ・その電子制御装置等の設計回路に基づく
ものであり、これら電装品間の配線状態を表し、回路図
描画用の画像データや、コネクタの装着対象電装品名
称、回路部分の読み出しのためのコネクタ位置情報を含
んでいる。
【0085】更に、先に説明した本発明の第2の結線状
況提示装置では、次のような形態を採ることもできる。
まず、サーバーがコンピュータから特定データを受信す
るに当たっては、配線接続部材がユーザー端末のコンピ
ュータにおいてユーザーによる特定データの入力を経て
特定されるようにすることができる。そして、サーバー
から描画データの送信を受けたコンピュータでは、この
描画データにより、ユーザー特定すみの配線接続部材
を、当該配線接続部材が有する接続部を含んだものとし
て表示機器に表示するようにできる。この際、当該描画
像を表示するための描画データを2次元的描画、3次元
的描画が可能のものとすることで、表示機器における描
画像、引いてはユーザーが特定した配線接続部材表示の
視認性を高めることができる。
【0086】次に、特定した配線接続部材のうちの接続
部をユーザー端末のコンピュータからサーバーに指示す
るに当たっては、ユーザー端末のコンピュータにおける
ユーザーの操作、例えば描画像における接続部のクリッ
ク、接続部のキー入力等により、コンピュータはその結
果をサーバーに指示するようにできる。その後、コンピ
ュータは、サーバーから既述した第1、第2の描画像を
含んだ描画データを入力し、この描画データにより、配
線接続部材と接続部を表示機器に表示する。この場合で
あっても、当該描画像を表示するための描画データを2
次元的描画、3次元的描画が可能のものとすることで、
表示機器における新たな配線接続部材表示の視認性を高
めることができる。
【0087】このように、本発明の第2の結線状況提示
装置では、サーバーとユーザー端末のコンピュータの分
散処理を図って、ユーザーコンピュータでの処理負荷を
軽減できる。よって、このユーザーコンピュータを軽量
で低処理能力機のものとしたり、特化したコンピュータ
(例えば、コンピュータ本体をユーザーのベルトやポケ
ットに装着でき、表示機器を透過型のものとして眼前に
装着するようなウェアラブルコンピュータ)とできる。
こうすれば、実際の保守・点検作業を結線状況の表示結
果を見ながら行うことができ、作業効率の向上を図るこ
とができる。
【0088】この結線状況提示装置にあっては、サーバ
ーからコンピュータに送られた表示データに基づいて、
コンピュータにて、特定データの入力可能な入力画像を
表示機器に表示するようにすることもできる。つまり、
処理の当初に置いて、サーバからのデータ送信によりコ
ンピュータで入力画面を表示するようにすることもでき
る。
【0089】そして、サーバー或いはコンピュータに、
第2、第3の結線状況提示装置で既述したような各手段
として機能を実現させるプログラムや、こうしたプログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体と
することもできる。なお、こうしたプログラムを含むこ
とで搬送路内に具現化されたデータ信号の態様とするこ
ともできる。他の態様としては、こうしたプログラムを
通信経路を介して供給するプログラム供給装置としての
態様とすることもできる。この態様では、プログラムを
ネットワーク上のサーバーなどに置き、通信経路を介し
て、必要なプログラムをコンピュータにダウンロード
し、これを実行することで、上記の結線状況提示を実現
することができる。
【0090】このようなプログラムおよび記録媒体で
も、上記した本発明の結線状況提示装置と同様な作用・
効果を奏することができ、保守・点検作業の労力軽減を
図ることができる。
【0091】
【発明の他の態様】また、本発明は、次のような他の態
様で実現することもできる。即ち、複数の電装品を有す
るシステムにおける結線状況を提示する装置であって、
前記システムの設計回路に基づいて前記電装品間で実装
した配線の実装配線データを記憶する実装データ記憶手
段と、前記電装品に配線を実装するために用いられ前記
電装品の接続端子と実装配線とを接続する接続部を有す
る配線接続部材に関しての接続部データであって、前記
接続部と前記実装配線との接続状況データと、前記接続
部を含む配線接続部材の描画データと、前記配線接続部
材を特定するための特定データとを有する前記接続部デ
ータを前記配線接続部材ごとに記憶する接続データ記憶
手段と、前記特定データがユーザーに入力されると、該
入力された特定データに対応する前記配線接続部材の前
記描画データを前記接続データ記憶手段から抽出し、該
抽出した描画データに基づく前記配線接続部材の描画像
を、前記接続部を含んだ第1描画像として表示機器に表
示する第1表示手段と、該表示した接続部のうちある接
続部がユーザーに特定されると、該特定された接続部に
接続された前記実装配線を前記接続状況データから特定
し、該特定した実装配線の他の接続先である前記電装品
を前記実装データ記憶手段の前記実装配線データから特
定し、該特定した電装品と前記特定済み実装配線との接
続を図る前記接続部を有する前記配線接続部材を、前記
接続状況データに基づいて特定する接続対象特定手段
と、該特定済み配線接続部材の描画像を、前記特定済み
配線接続部材についての前記描画データに基づいて、前
記接続部と共に前記表示機器に表示する第2表示手段と
を備えることを特徴とする。
【0092】上記構成を有する本発明の他の態様の結線
状況提示装置では、配線接続部材がユーザーによる特定
データの入力を経て特定されると、この特定データに対
応する配線接続部材の描画像を、当該配線接続部材が有
する接続部を含んだものとして表示機器に表示する。こ
の際、当該描画像を表示するための描画データを2次元
的描画、3次元的描画が可能のものとすることで、表示
機器における描画像、引いてはユーザーが特定した配線
接続部材表示の視認性を高めることができる。
【0093】次に、特定した配線接続部材のうちの接続
部がユーザーにより特定されると、例えば描画像におけ
る接続部のクリック、接続部のキー入力等がなされる
と、その接続部に接続された実装配線を、接続状況デー
タから特定し、該特定した実装配線の他の接続先である
電装品を実装配線データから特定する。そして、この特
定した電装品と特定済み実装配線との接続を図る接続部
を有する別の配線接続部材を、接続状況データに基づい
て新たに特定する。こうして新たに特定された配線接続
部材の描画像を、当該配線接続部材が有する接続部と共
に表示機器に表示する。この場合であっても、当該描画
像を表示するための描画データを2次元的描画、3次元
的描画が可能のものとすることで、表示機器における新
たな配線接続部材表示の視認性を高めることができる。
【0094】こうしたユーザーが接続状況の把握を求め
るある配線接続部材と接続部とを、この接続部の接続対
象となる新たな配線接続部材とその接続部を表示して、
その画像をユーザーに表示によって提示できる。この結
果、ユーザーは、ある配線接続部材とそれに含まれる接
続部を特定するだけで、この配線接続部材と接続部の接
続相手である新たな配線接続部材並びに接続部を、視覚
を通して容易に認知することができる。よって、システ
ムの結線状況を容易に把握でき、保守・点検作業の労力
軽減を図ることができる。
【0095】上記の態様の結線状況提示装置は、次のよ
うにすることもできる。即ち、前記第1表示手段により
表示された接続部のうち、ユーザーにより特定された前
記接続部を特定済みであることを明示して前記表示機器
に表示する第3表示手段と、前記第2表示手段により表
示された接続部のうち、前記特定済み実装配線が接続さ
れている接続部を区別して前記表示機器に表示する第4
表示手段とを有するものとすることができる。こうすれ
ば、次の利点がある。
【0096】上記したように、特定した配線接続部材の
うちの接続部がクリック操作等を経てユーザーにより特
定されると、その接続部は、ユーザーにより特定済みで
あることを明示して表示機器に表示される。これによ
り、ユーザーは、自身で特定した接続部を容易に視認で
きる。
【0097】また、新たに特定された配線接続部材とそ
の接続部の表示に当たり、前記の特定済み実装配線が接
続されている接続部を区別して表示機器に表示する。こ
れにより、ユーザーには、ユーザーが特定した配線接続
部材の描画像とこの接続部材に実装配線を介して接続さ
れた新たな配線接続部材の描画像とを同時に表示機器に
て提示できる。しかも、ユーザーが特定した接続部を明
示しつつ、この接続部に実装配線を介して直接接続され
た新たな接続部をも区別表示でき、両接続部同士の対応
関係をユーザーに表示機器にて提示できる。この場合、
ユーザーが特定した配線接続部材と新たな配線接続部材
とを、左右或いは上下に並べて表示することが好まし
い。
【0098】これらの結果、ユーザーは、ある配線接続
部材とそれに含まれる接続部を特定するだけで、この配
線接続部材と接続部の接続相手である新たな配線接続部
材並びに接続部を、視覚を通して容易に認知することが
できる。よって、システムの結線状況を容易に把握で
き、保守・点検作業の労力軽減を図ることができる。
【0099】また、次にような態様を採ることもでき
る。即ち、ユーザーが特定した接続部や新たな接続部
を、表示機器における配線接続部材の描画像において表
示するものとすることができる。こうすれば、配線接続
部材における接続部の位置関係を容易に認知でき、保守
・点検作業の労力軽減をより促進することができる。
【0100】また、表示機器に表示した配線接続部材を
含む実装配線回路を、シンボル化した該配線接続部材と
これに接続された実装配線とを含むよう、実装配線デー
タに基づいて表示機器に表示するようにすることもでき
る。こうすれば、回路上でも配線状況を確認でき好まし
い。
【0101】更に、システムにおける電装品と配線接続
部材と実装配線とを、その電装品の配置位置を反映させ
たレイアウト描画像に含ませて表示機器に表示すると共
に、表示機器に表示していた配線接続部材(即ち、ユー
ザー特定の配線接続部材とこれに対応する配線接続部
材)をレイアウト描画像において他の配線接続部材から
区別して明示するようにすることもできる。こうすれ
ば、実際のシステムと表示されたレイアウト描画像とを
対比することで、ユーザー特定の配線接続部材とこれに
対応する配線接続部材を実際のシステムにおいて容易に
認知できる。このため、保守・点検作業の労力をより一
層軽減できる。
【0102】また、本発明の他の態様のプログラムは、
複数の電装品を有するシステムにおける結線状況をコン
ピュータを用いて表示するプログラムであって、前記コ
ンピュータは、前記システムの設計回路に基づいて前記
電装品間で実装した配線の実装配線データを記憶し、前
記電装品に配線を実装するために用いられ前記電装品の
接続端子と実装配線とを接続する接続部を有する配線接
続部材に関しての接続部データであって、前記接続部と
前記実装配線との接続状況データと、前記接続部を含む
配線接続部材の描画データと、前記配線接続部材を特定
するための特定データとを有する前記接続部データを前
記配線接続部材ごとに記憶し、前記コンピュータに、前
記特定データがユーザーに入力されると、該入力された
特定データに対応する前記配線接続部材の前記描画デー
タを前記接続データ記憶手段から抽出し、該抽出した描
画データに基づく前記配線接続部材の描画像を、前記接
続部を含んだ第1描画像として表示機器に表示する第1
表示手段と、該表示した接続部のうちある接続部がユー
ザーに特定されると、該特定された接続部を特定済みで
あることを明示して前記表示機器に表示する第2表示手
段と、前記特定された接続部に接続された前記実装配線
を前記接続状況データから特定し、該特定した実装配線
の他の接続先である前記電装品を前記実装データ記憶手
段の前記実装配線データから特定し、該特定した電装品
と前記特定済み実装配線との接続を図る前記接続部を有
する前記配線接続部材を、前記接続状況データに基づい
て特定する接続対象特定手段と、該特定済み配線接続部
材の描画像を、前記特定済み配線接続部材についての前
記描画データに基づいて、前記接続部と共に前記表示機
器に表示する第3表示手段と、該表示した接続部のう
ち、前記特定済み実装配線が接続されている接続部を区
別して前記表示機器に表示する第4表示手段としての機
能を実現させることを特徴としている。
【0103】この場合、前記コンピュータを前記第2表
示手段や第4表示手段として機能させる際、前記特定済
み接続部や新たな接続部を、前記第1表示手段、第3表
示手段が表示した配線接続部材の描画像において表示す
る機能を実現させるためのプログラムとすることもでき
る。また、プログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体とすることもできる。なお、こうしたプ
ログラムを含むことで搬送路内に具現化されたデータ信
号の態様とすることもできる。他の態様としては、こう
したプログラムを通信経路を介して供給するプログラム
供給装置としての態様とすることもできる。この態様で
は、プログラムをネットワーク上のサーバーなどに置
き、通信経路を介して、必要なプログラムをコンピュー
タにダウンロードし、これを実行することで、上記の結
線状況提示を実現することができる。
【0104】上記構成を有するプログラムおよび記録媒
体でも、上記した本発明の結線状況提示装置と同様な作
用・効果を奏することができ、保守・点検作業の労力軽
減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を車両の各電装品間の結線状況を表示す
るものに適用した第1実施例の結線表示システム10の
概略構成を示すブロック図である。
【図2】この結線表示システム10を用いた概念図であ
る。
【図3】この結線表示システム10で用いる結線データ
を説明するための説明図である。
【図4】この結線データに含まれているワイヤールーテ
ィングデータを説明するための説明図である。
【図5】同じく結線データに含まれるコネクタ描画デー
タを説明する説明図である。
【図6】同じく結線データに含まれるシステム回路図デ
ータを説明するためその一部を表す説明図である。
【図7】図6に示す回路図データの続きを示す説明図で
ある。
【図8】結線表示システム10が構築する結線検索・表
示処理の機能ブロック図である。
【図9】結線検索・表示処理を示すフローチャートであ
る。
【図10】検索キー入力待機画面の様子を説明するため
の説明図である。
【図11】また別の検索キー入力待機画面と検索キー入
力後の表示画面を説明するための説明図である。
【図12】検索元として入力・特定されたコネクタの描
画像を示す説明図である。
【図13】分岐コネクタ(Junctionコネクタ)
が配線間に介在する場合或いはこのコネクタが検索元コ
ネクタとして入力された場合の画面表示の様子を説明す
る説明図である。
【図14】接続先が複数有った場合の最終的な接続先コ
ネクタを特定・表示した描画の様子を説明する説明図で
ある。
【図15】接続先が一つであった場合の画像表示の様子
を説明する説明図である。
【図16】図15に示す画像においてインジェクタ#3
のシステムサーキット表示ボタンHSを操作した場合の
画面表示の様子を説明する説明図である。
【図17】同じくインジェクタ#3のワイヤールーティ
ング表示ボタンHWを操作した場合の画面表示の様子を
説明する説明図である。
【図18】第2実施例の結線表示システム50の概略構
成を示すブロック図である。
【図19】サーバー30とコンピュータ11とを有する
結線表示システム50が構築する結線検索・表示処理の
機能プロック図である。
【図20】結線表示システム50における結線検索・表
示処理を示すフローチャートである。
【図21】検索キー入力待機画面の様子を説明するため
の説明図である。
【図22】コネクタ名称入力後の画面表示の様子を説明
する説明図である。
【図23】特定したコネクタの外観をピンと共に表示す
る検索中間結果の画面の様子を説明するための説明図で
ある。
【図24】第1実施例の図15に相当する画面表示の様
子を説明する説明図である。
【図25】第1実施例の図13に相当する画面表示の様
子を説明する説明図である。
【図26】第1実施例の図14に相当する画面表示の様
子を説明する説明図である。
【図27】コンピュータ11を身体装着可能なものと
し、表示装置を頭部装着型で透過型画面を有するものと
した場合の概念図である。
【図28】システム回路図データに替わる送配全図デー
タの一部を表す説明図である。
【図29】この送配全図データの他の部分を表す説明図
である。
【符号の説明】
10…結線表示システム 11…コンピュータ 11a…ウェブブラウザ 11b…表示制御部 12…CRTディスプレイ 14…キーボード 16…マウス 18…ハードディスクドライブ(HDD) 20…CD−ROM 22…CDドライブ 30…サーバー 32…ネットワーク制御回路 34…キーボード 36…マウス 39…ネットワーク制御回路 40…検索画面表示部 42…データ処理・表示制御部 44…データ部 50…結線表示システム AB…全コネクタ表示ボタン M1…コネクターリストタグ M2…システムサーキットタグ SB…サーチボタン HS…システムサーキット表示ボタン HW…ワイヤールーティング表示ボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 世古 吉生 愛知県豊田市幸町隣松寺169番地 株式会 社シンテックホズミ内 (72)発明者 加藤 義幸 愛知県豊田市幸町隣松寺169番地 株式会 社シンテックホズミ内 (72)発明者 中村 勝實 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 飯田 薫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 山口 守 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 牟田 浩行 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 5G363 AA16 BA02 DC02

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電装品を有するシステムにおける
    結線状況を提示する装置であって、 前記電装品と実装配線とを接続する接続部のデータを記
    憶する接続データ記憶手段と、 前記接続部のうち少なくとも一つを指定するための接続
    部指定手段と、 該指定された接続部のデータを前記接続データ記憶手段
    から抽出し、該抽出した接続データから、前記指定され
    た接続部に接続された実装配線の他方で接続された接続
    部を特定する接続対象特定手段と、 前記指定された接続部と接続対象として特定された接続
    部とを表示する表示手段とを備えることを特徴とする結
    線状況提示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の結線状況提示装置であっ
    て、 前記接続データ記憶手段は、前記接続部を有する配線接
    続部材ごとに前記接続データを記憶しており、 前記表示手段は、表示すべき接続部を有する前記配線接
    続部材を表示する、結線状況提示装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の結線状況提示装置であっ
    て、 前記表示手段は、表示すべき接続部を、該接続部を有す
    る前記配線接続部材が有する他の接続部と区別して明示
    する、結線状況提示装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載の結線状
    況提示装置であって、 前記配線接続部材とこれに接続された実装配線とを併せ
    て表示する回路表示手段を有する、結線状況提示装置。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし請求項4いずれか記載の
    結線状況提示装置であって、 前記システムにおける前記電装品の位置情報を反映させ
    たレイアウト描画像に前記配線接続部材を含ませて表示
    すると共に、表示すべき前記配線接続部材を前記レイア
    ウト描画像に含まれる他の配線接続部材と区別して明示
    するシステム表示手段を有する、結線状況提示装置。
  6. 【請求項6】 複数の電装品を有するシステムにおける
    結線状況をコンピュータを用いて提示するプログラムで
    あって、 前記コンピュータは、 前記電装品と実装配線とを接続する接続部のデータを記
    憶し、 前記コンピュータに、 前記接続部のうち少なくとも一つがユーザーから指定さ
    れると、該指定された接続部のデータを前記接続データ
    記憶手段から抽出し、該抽出した接続データから、前記
    指定された接続部に接続された実装配線の他方で接続さ
    れた接続部を特定する接続対象特定手段と、 前記指定された接続部と接続対象として特定された接続
    部とを表示する表示手段としての機能を実現させるため
    のプログラム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のプログラムであって、 前記コンピュータを前記表示手段として機能させる際、
    表示すべき接続部を有する前記配線接続部材を表示する
    機能を実現するためのプログラム。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のプログラムであって、 前記コンピュータを前記表示手段として機能させる際、
    表示すべき接続部を、該接続部を有する前記配線接続部
    材が有する他の接続部と区別して明示する機能を実現す
    るためのプログラム。
  9. 【請求項9】 請求項7または請求項8に記載のプログ
    ラムであって、 前記コンピュータに、前記配線接続部材とこれに接続さ
    れた実装配線とを併せて表示する回路表示手段としての
    機能を実現するためのプログラム。
  10. 【請求項10】 請求項7ないし請求項9いずれか記載
    のプログラムであって、 前記コンピュータに、 前記システムにおける前記電装品の位置情報を反映させ
    たレイアウト描画像に前記配線接続部材を含ませて表示
    すると共に、表示すべき前記配線接続部材を前記レイア
    ウト描画像に含まれる他の配線接続部材と区別して明示
    するシステム表示手段しての機能を実現するためのプロ
    グラム。
  11. 【請求項11】 請求項6ないし請求項10いずれか記
    載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
    記憶媒体。
  12. 【請求項12】 複数の電装品を有するシステムにおけ
    る結線状況を提示する装置であって、 表示機器を有しユーザー端末となるコンピュータとの間
    でデータの送受信可能とされたサーバーを備え、 前記サーバーは、 前記システムの設計回路に基づいて前記電装品間で実装
    した配線の実装配線データを記憶する実装データ記憶手
    段と、 前記電装品に配線を実装するために用いられ前記電装品
    の接続端子と実装配線とを接続する接続部を有する配線
    接続部材に関しての接続部データであって、前記接続部
    と前記実装配線との接続状況データと、前記接続部を含
    む配線接続部材の描画データと、前記配線接続部材を特
    定するための特定データとを有する前記接続部データを
    前記配線接続部材ごとに記憶する接続データ記憶手段
    と、 前記コンピュータがユーザーから入力を受けた前記特定
    データを、前記コンピュータから受信する受信手段と、 前記受信した特定データに対応する前記配線接続部材の
    前記描画データを前記接続データ記憶手段から抽出し、
    該抽出した描画データに基づく前記配線接続部材の描画
    像を前記接続部を含んだ第1描画像として表示機器に表
    示する描画データを、前記コンピュータからの要求に応
    じて前記コンピュータに送信する第1送信手段と、 前記抽出した描画データに基づく前記配線接続部材の描
    画像に含まれる接続部のうち前記コンピュータにより指
    示された接続部に接続された前記実装配線を前記接続状
    況データから特定し、該特定した実装配線の他の接続先
    である前記電装品を前記実装データ記憶手段の前記実装
    配線データから特定し、該特定した電装品と前記特定済
    み実装配線との接続を図る前記接続部を有する前記配線
    接続部材を、前記接続状況データに基づいて特定する接
    続対象特定手段と、 該特定済み配線接続部材の描画像を該配線接続部が有す
    る接続部を含んだ第2描画像とし、該第2描画像と前記
    第1描画像とを含んだ画像を前記表示機器に表示する描
    画データを、前記コンピュータからの要求に応じて前記
    コンピュータに送信する第2送信手段とを備えることを
    特徴とする結線状況提示装置。
  13. 【請求項13】 複数の電装品を有するシステムにおけ
    る結線状況を提示する装置であって、 前記結線状況の提示に必要な処理を行うサーバーとの間
    でデータの送受信可能とされ、ユーザー端末となるコン
    ピュータを備え、 前記コンピュータは、 前記電装品の接続端子と実装配線とを接続する接続部を
    特定するための特定データがユーザーから入力される
    と、該特定データを前記サーバーに送信する送信手段
    と、 前記特定データに対応する前記特定済み接続部を有する
    第1配線接続部材と、前記特定済み接続部に接続された
    実装配線の他方で接続された接続部を有する第2配線接
    続部材とを、前記サーバーが前記特定データに応じて特
    定すると、前記サーバーが特定した前記第1、第2の配
    線接続部材を前記接続部を含んでそれぞれ描画するため
    の描画データを、前記サーバーから受信し、該受信した
    描画データに基づいて前記第1、第2の配線接続部材の
    描画像を前記接続部を含んで表示する表示手段とを備え
    ることを特徴とする結線状況提示装置。
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