JP2004118484A - リンク表示位置変更方法、リンク表示位置変更プログラム、文書表示装置、入出力装置及び計算機 - Google Patents
リンク表示位置変更方法、リンク表示位置変更プログラム、文書表示装置、入出力装置及び計算機 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】文書をハイパーテキストとして表示したときのハイパーリンクの表示位置を抽出し、抽出したハイパーリンク同士の距離を計算し、この距離が所定の距離よりも小さい場合には所定の距離よりも大きくなるように、文書のハイパーリンクの周囲に空白を表示する記述に編集することでハイパーリンクの表示位置を変更した文書を作成する。
【選択図】 図9
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハイパーテキスト上のハイパーリンクの表示位置を選択指示しやすい様に接近し過ぎない位置に変更して表示させる方法、プログラム、表示装置及び計算機であって、特にマークアップ言語で書かれた文書を編集する方法、プログラム、表示装置、入出力装置及び計算機に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットなどで行われる文書交換に、文書に位置情報を含むリンク情報を埋め込み、文書上から任意の文書を相互参照する文書システムとしてハイパーテキストが用いられている。たとえばWorld Wide Webもハイパーテキストの一種である。ハイパーテキストでは、埋め込まれたリンク情報をハイパーリンクと呼んでいる。
【0003】
ハイパーテキストを記述する言語は一般にマークアップ言語と呼ばれる。マークアップ言語の中で、Webのホームページを記述するために広く用いられているHTML(Hyper Text Markup Language)では、ハイパーリンクを実現するためにリンクタグ(たとえば、<A HREF= ・・・>といったもの)が規定されている。リンクタグが記述されたHTML文書をMicrosoft(TM) Internet Explorer(TM)などのWebブラウザと呼ばれるプログラムで表示させると、リンクタグが記述された部分に当たる画面上の表示、つまりハイパーリンクが張られた領域がマウスなどのポインティングデバイスで操作することが可能な状態となる。たとえばマウスでこの領域をクリックすると、この領域に対応するリンクタグのリンク情報に応じた文書へジャンプすることができる。HTMLであればリンク情報がURL(Uniform Resource
Locator)形式で記述される。
【0004】
一方、PDA(Personal Digital Assistance)などの情報端末が急速に普及し、Webブラウザの機能を搭載するものも現れてきた。PDAでは携帯に便利なように小型化が図られる反面、表示画面も小さくならざるを得ない。小型化のために操作にはキーボードといった比較的大きな入力装置を用意することはなく、先の細いスタイラスなどの特殊なペンを、表示画面に直接押し当ててハイパーリンクを選択指示する方法によるものが多い。だがこの場合にはPDAを操作する度にスタイラスに持ち替えるのが煩わしい、あるいはスタイラスそのものを紛失するなどの使い勝手の面での問題がある。このためスタイラスの代わりに手指で指した位置を検出すことができるタッチパネルと組み合わせて用いられているものもある。
【0005】
しかしながら表示画面が小さいPDAなどの情報端末では、一度に表示される情報の制約からハイパーリンクの張られた領域(以降、リンク領域と呼ぶ)も小さくならざるを得ない。するとハイパーリンクが密集しているような文書を表示したとき、密集して表示されたリンク領域から目的とするリンク領域を、手指で間違いなく選択指示することは困難となる。
【0006】
このためリンク領域とその周辺を含む画面上の一部を、表示するときに一時的にその一部の領域全体を拡大して表示し、手指による選択指示を容易にしたものが知られている(たとえば、特許文献1を参照)。
【0007】
あるいはリンク領域を抽出して、別の表示域に列挙して選択しやすくしたものもある(たとえば、特許文献2を参照)。
【0008】
しかしながらHTMLなどで記述されたハイパーテキストの画面は、そこに表示される画や文章が意図したデザインで、意図した配置位置に表示されることを期待している。
【0009】
たとえば「○○と思う人は次のリンクをクリック」とあり、その右側近傍に「Push」と表記されたリンク領域が表示されている画面があるとする。この場合、「○○と思う人」に該当する人はこのコメントのすぐ右側に表示された「Push」と表記されたリンク領域を選択指示する。このとき、この「Push」と表記されたリンク領域は「○○と思う人は次のリンクをクリック」というコメントの右側近傍に表示されることをもって関係付けられているのである。
【0010】
もしも特許文献2のように「Push」と表記されたリンク領域のみを本来表示されるべき位置(つまりコメントの右側近傍)以外の場所に表示されていても、「○○と思う人」に該当する人は別の場所に表示された「Push」と表記されたリンク領域を選択指示するものとは連想できない。リンク領域の「Push」との表記が適切なコメント、たとえば「○○」となっていればある程度判別がつくが、すべての文書がこのように判別可能なコメントが与えられているとは限らない。
【0011】
上記したように、このリンク領域は表示位置によっても関連を示しているものであるから、特許文献1のように指示しようとするリンク領域を含む画面の一部を拡大表示しても、「○○と思う人は次のリンクをクリック」というコメントとその右側近傍に表示された「Push」と表記されたリンク領域が、拡大表示された画面内に同じ位置関係で同時に表示されていない限り、本来意図した画面内容を表現しているとはいえない。
【0012】
ひいてはHTMLなどで記述されたハイパーテキストの画面で表現したい内容が、特許文献1及び2の文書の見せ方によっては利用者に分かりにくい画面となることもあり、画面に表示されたリンク領域が持つ意味が分からない、あるいは表示されたリンク領域の意味を誤認するなどの問題がある。
【0013】
近接するリンク領域との間隔を表示段階で変更して表示する方法も提案されている(特許文献3を参照)。しかしながら特許文献1乃至3に開示されている表示方法は、表示の際に表示そのものを変形させるものでマークアップ言語の規定に従った表示の方法ではなく、一般のハイパーテキストの表示と互換性がないことも問題である。
【0014】
【特許文献1】特開平10−269022号公報
【0015】
【特許文献2】特開2002−149679公報
【0016】
【特許文献3】特開平11−232004号公報
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
マークアップ言語で記述された文書を画面の配置関係が変わらないように編集し、リンク領域同士の間を空けることによりハイパーテキスト画面上でハイパーテキストのハイパーリンクを容易に選択指示することを可能とするリンク領域の表示位置を変更する方法、プログラム、表示装置、入出力装置及び計算機を提供する。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明の方法によれば、
マークアップ言語で記述された文書における、該文書のハイパーテキスト上のハイパーリンク表示位置変更方法であって、
前記文書をハイパーテキストとして表示したときの、前記文書に記述されたハイパーリンクの表示位置を抽出し、
抽出した1つのハイパーリンクの表示位置と他のハイパーリンクとの表示位置から、これらハイパーリンク間の距離を計算し、
この計算した距離が所定の距離よりも近い場合には、
前記他のハイパーリンクとの距離が前記所定の距離よりも離れて表示されるように、前記文書を、画面に表示されるべき他の項目との配置関係を保ったまま前記他のハイパーリンクの周囲に間隙を表示する記述に編集する
ことを特徴とするリンク表示位置変更方法
が提供される。
【0019】
また本発明の方法に即したプログラムが提供される。
【0020】
本発明にかかる文書表示装置とすれば、
ハイパーテキストを表示する表示装置において、
マークアップ言語で記述された第1の文書を記憶する記憶手段と、
前記第1の文書をハイパーテキストとして表示したときの、前記第1の文書に記述されたハイパーリンクの表示位置を抽出し
抽出した1つのハイパーリンクの表示位置と他のハイパーリンクとの表示位置から、これらハイパーリンク間の距離を計算し、
この計算した距離が所定の距離よりも近い場合には、
前記第1の文書の記述を、前記他のハイパーリンクとの距離が前記所定の距離よりも離れて表示されるように、画面に表示されるべき他の項目との配置関係を保ったまま前記他のハイパーリンクの周囲に間隙を表示する記述に編集して第2の文書を作成する編集手段とを備え、
マークアップ言語で記述された前記第2の文書を表示することを特徴とする文書表示装置
が提供される。
【0021】
加えて本発明の文書表示装置を備えた入出力装置が提供される。
さらに、
マークアップ言語で記述された第1の文書をハイパーテキストとして表示したときの、前記第1の文書に記述されたハイパーリンクの表示位置を抽出し、
抽出した1つのハイパーリンクの表示位置と他のハイパーリンクとの表示位置から、これらハイパーリンク間の距離を計算し、
この計算した距離が所定の距離よりも近い場合には、
前記第1の文書の記述を、前記他のハイパーリンクとの距離が前記所定の距離よりも離れて表示されるように、画面に表示されるべき他の項目との配置関係を保ったまま前記他のハイパーリンクの周囲に間隙を表示する記述に編集して第2の文書を作成する編集手段を備え、
ハイパーテキスト上でのハイパーリンクの表示位置を変更した後の、マークアップ言語で記述された前記第2の文書を提供する計算機
が提供される。
【0022】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1に本発明の第1の実施形態におけるシステム構成図の一例を示す。図1はPDAや携帯端末が、インターネット上のサーバからHTMLなどのマークアップ言語を受信して表示し、利用者は表示された画面に埋め込まれているハイパーリンクを指定してネットサーフィンを行うような簡単な例を示したものである。
【0023】
図1には入出力部101、通信部102、サーバ計算機103及びネットワーク104が示されている。
【0024】
入出力部101は通信部102を介することにより、サーバ計算機103が接続されたネットワーク104と接続されている。そして入出力部101はサーバ計算機103と通信が可能なように構成されている。入出力部101がPDAなどの形態端末、通信部102がネットワークインターフェースなどの通信インターフェースにあたる。
【0025】
通信部102はネットワーク104を介してサーバ計算機103と通信を行い、入出力部101からの指示によりサーバ計算機103から情報を取得し、入出力部101に出力する機能を持つ。
【0026】
サーバ計算機103は通信部102と通信を行い、通信部102に対して情報を提供する。HTML文書を提供するWebサーバなどがこれにあたる。
【0027】
図2に本発明の第1の実施形態における入出力部101のブロック図の一例を示す。図2には制御部201、記憶部202、編集部203、表示部204及び入力部205から構成される。
【0028】
制御部201は、通信部102と情報をやり取りする機能を有する。やり取りする情報には、マークアップ言語で記述された表示部204に表示する文書の情報がある。また入出力部101の全体の制御は制御部201によって行われる。
【0029】
記憶部202は、制御部201が通信部102を介してサーバ計算機103から受け取ったマークアップ言語で記述された文書の情報を記憶する。ここで記憶された文書情報は、編集部203によって編集作業が施された後、表示部204によって表示される文書である。
【0030】
編集部203は、記憶部202から記憶されたマークアップ言語で記述された文書情報を読み出し、文書中に記述された表示すべき画や文字などからなる表示オブジェクトと、ハイパーリンクが張られた領域であるリンク領域などの表示すべきオブジェクトの情報を取得する。マークアップ言語で記述された文書では必ずしも表示すべきオブジェクトに、これが表示される位置情報が記述されているとは限らない。このため1つの文書に含まれる表示すべきオブジェクトの表示位置を確定するためにはこれら表示すべきオブジェクトを、左上を基点として1つの仮想画面に順次配置してみなければ分からない。編集部203は含まれる表示すべきオブジェクトを仮想的に1つの画面に構成して、画面に表示したと仮定したときのそれぞれの表示すべきオブジェクトの画面上での表示位置を確定する。解析後、含まれるリンク領域とその確定した表示位置情報を抽出する。
【0031】
次に抽出した表示位置情報から画面上におけるリンク領域同士の距離を求め、所定の距離以内に存在するリンク領域同士を“接近し過ぎている”と評価する。接近し過ぎているものがある場合には、各々の表示領域同士が表示部204に表示したときに接近して表示されないように、記憶部202に記憶された文書情報を編集する。編集後は再び記憶部202に書き戻される。
【0032】
表示部204は、編集部203が編集し、記憶部202が記憶している文書情報に含まれる表示すべきオブジェクトを、その文書を記述したマークアップ言語の規定に従い一枚の仮想平面上に配置したものを、表示部204が備える表示装置に表示する。
【0033】
入力部205は平面形状をしており、手指により圧力を加えられたとき、少なくともその圧力が加えられた座標位置を出力する機能を有している。また、入力部205は下に配置した画が見えるような素材で作成され、表示部204が備える表示装置の上に重ねて配置されている。このように構成することで、表示装置に表示される画や文字列、リンク領域に直接手指にて圧力を加え、そのオブジェクトの座標位置を出力することができる。出力された座標情報は制御部201に入力される。
【0034】
出力された座標情報を用いれば表示装置のオブジェクト表示位置と比較することで、手指にて選択指示するオブジェクトを直接求めることができる。
【0035】
図3はハイパーテキストの画面に表示された、近接するリンク領域を選択する場合の一例を示している。分かりやすいように、入出力部101に設けられた表示窓105の一部を拡大したものが拡大図106である。拡大図106の中には、近接して表示されるリンク領域301が2つ示されている。利用者は選択指示するために、手指107にてリンク領域301−1か301−2を押すものとする。ことのき、リンク領域301−1を押したつもりがリンク領域301−2を誤って押してしまうことがある。これは手指107の人差し指がある程度の面積を有することと、画面に手指を置いたときにリンク領域301を含む画面の一部が手指の下に隠れてしまうことによって起こる。
【0036】
上記したような問題を回避する簡便な方法には、図4に示すように近接するリンク領域301の間を間隔401隔てて表示されるようにすればよい。間隔401はリンク領域301の大きさにも関係するが、手指107が触れても同時に両方の領域に架かることのない間隔とするのが好ましい。手指107の幅に相当する間隔があればおよそ選択を誤ることはない。間隔を置くことが困難な場合であっても、両方のリンク領域の領域に当たる入力部205に、同時には押したことを感知されない程度の間隔、たとえば手指の幅の1/2程度以上を設ける方がよい。
【0037】
リンク領域同士の距離を空けてハイパーリンクの選択をしやすくする本発明の方法は、マークアップ言語で記述された文書の表示画面の構成をほとんど変えることなくハイパーリンクの確実な選択を実現できる好適な方法である。
【0038】
たとえば一部を拡大して見せるといった特許文献1のような方法では、画面の一部が拡大されるのに伴い画面全体の構成が見渡し難くなってしまう。画面の構成に意味を持つハイパーテキストの文書では表示位置関係が乱されることで、表示されている内容の意味が不明瞭となり、利用者にとってはかえって扱い難い場面もある。さらには画面拡大のタイミングやその拡大位置を指定するのに、拡大場所の指定、選択、標準表示に戻すなどといった2ステップ、3ステップの操作が必要となり煩わしい。また手指を遠方から近づけるだけでその場所が拡大するようにも構成できるが、このような装置では本発明で用いるような簡易な接触センサは使用できない。遠方からの接近を察知できるようなセンサは、コスト高となり、また動作不安定となりやすい。
【0039】
同様に、リンク領域を別の表示領域に表示させるという特許文献2のような方法も、それぞれのリンク領域が表示内容との関連が不明瞭になってしまうという欠点がある。たとえば設問に対してリンク領域を指定することで回答をするような画面を表示する文書があるとき、設問を複数含む文書であったならば別の領域に表示されている回答のためのリンク領域が、はたしてどの設問に対する回答についてのものであるかが分からなくなってしまう。これは設問と回答という画面上での関連が失われてしまうことによって起こる問題である。
【0040】
図5に編集部203が行う近接するリンク領域間の間隔を求める方法の一例を示す。編集部203が文書を仮想画面に展開したときに、図5に示すようなリンク領域301が矩形領域で縦方向あるいは横方向に並んで配置される場合には、それぞれ隣り合う辺を考慮すれば足りる。しかしながらリンク領域301同士は斜め位置にも配置される場合もあれば、矩形領域以外の様々な図形領域を当てることができる場合もある。単に矩形領域の対向する側面同士の距離を測定する方法では、リンク領域間の距離を測定するには十分ではない。
【0041】
図5(A)はリンク領域間の間隔を、矩形領域を例としてそれぞれの重心から求める方法を示したものである。リンク領域301−1の重心は501−1であり、リンク領域301−2の重心は501−2であるとする。するとリンク領域301−1と301−2との距離はそれぞれの重心間の距離となるので、距離502をリンク領域間の距離とすることができる。
【0042】
図5(B)はリンク領域間の間隔を、矩形領域を例として各頂点からの距離をもとに求める方法を示したものである。リンク領域301−2の頂点eからリンク領域301−1の頂点a、b、c、dの各点までの距離を計算する。これを頂点f、g、hの各点についても行い、計算した合計16の距離のうちもっとも小さい値を示した点間をリンク領域301−1及び301−2の間の距離とするものである。図5(B)では、頂点dと頂点eの間の距離が採用される。
【0043】
図6、図7、図8には近接すると判断されたリンク領域同士の表示上の距離を広げるために編集部203が行う編集方法についての例を示す。
【0044】
図6(a)はリンク領域301が、A、B、Cの3つがあり、それぞれが表示窓105内に図示するように表示されている例を示している。一方、図6(b)は図6(a)に示した配置のときの、A、B、Cそれぞれの間の距離を示したものである。AB間、AC間及びBC間の距離をそれぞれdAB、dAC及びdBCとしている。さらにこれらの距離について編集部203が保持するdREFという所定の値に対する大小を明らかにしている。ここでいうdREFは、近接するリンク領域を、入力部205を手指にて操作したときに誤り無く選択指示するために必要な、リンク領域同士の最小の距離を示している。つまりdREFよりも近接する複数のリンク領域がある場合は、目的とするリンク領域以外のリンク領域を選択指示する可能性が高くなると判断されるしきい値である。dREF値は経験的に決定する方法でも良いし、あるいは使用する者の手指の大きさに応じて修正されるようになっていても良い。入出力部101によってdREFの値を修正するには、使用する者の手指を表示窓105に押し付けた際に入力部205が手指の接触範囲を出力し、この結果に基づいて制御部201が決定し編集部203に通知するようにすれば良い。
【0045】
図6(b)を見ると、dBCがdREFよりも大きな値を示しているものの、dAB、dACの値はdREFよりも小さいことが分かる。つまりこの表示のまま手指にてリンク領域301を選択すると、Aを選択しようとしたときにBやCを誤って選択してしまう可能性があることを意味している。
【0046】
図7(a)にリンク領域301のAとB、AとCの間の距離、dAB、dACの値を大きくする方法の一例を示す。図7(a)では、AとBの間の距離dABを広げるために空白701が表示されるように、この表示の元となっているマークアップ言語で記述された文書を編集している。AとCの間の距離dACについてはCの前に空白701を3つ表示させ、実質的にAとの距離が保てるようにしている。このときCの前に不必要に空白701を加えると、逆にBとCの間の距離dBCが短くなってしまうことに注意する必要がある。このように一つのリンク領域の表示位置を変更することにより、他のリンク領域との距離が変化する場合がある。よって好ましくは一つのリンク領域の表示位置の変更をするごとに、すべてのリンク領域について距離が保たれているかどうかを何度も再計算し表示位置の変更を施すべきである。
【0047】
本実施形態では文書が表示されたときの画面の見え方に影響が無いように、空白をリンク領域同士の距離を保つために挿入している。結果的にリンク領域同士の距離が保てれば良いので、表示画面に影響がなく、またマークアップ言語内で表現できる文字であれば空白で無くともかまわない。
【0048】
図7(b)には図7(a)で説明したような内容の、リンク領域の表示位置の変更を行った後の、リンク領域301のA、B、Cそれぞれの間の距離dAB、dAC及びdBCのすべてが、dREFに示した値以上になったことを示している。図7(b)に示した状態になったところで、マークアップ言語で記述された文書の編集を終了する。
【0049】
図8は図7で示したようなリンク領域の表示位置の変更によっても十分な距離が保てない場合の修正例を示している。図8(a)のように、Cの左側にDというリンク領域が存在すると、図7(a)に示した方法ではCが表示窓105の左端を越えてしまうため、CとAとの間の距離dACが保てない。この場合にはAとCとの間に空白701を設けるように行間を空ける方法、たとえば改行するなどの方法を採用することができる。
【0050】
リンク領域301の表示位置の変更のための編集方法は上記したものに限られない。近接する他のリンク領域の状況、及びその他の画や文章の配置も考慮して編集の方法を決定しなければならない。
【0051】
図9に本発明の第1の実施形態における入出力部101の画面表示についての動作フローの一例を示す。
【0052】
まずサーバ計算機103からネットワーク104と通信部102を介して、マークアップ言語で記述された文書を取得する(ステップS1)。取得した文書は記憶部202に記憶しておく。
【0053】
次に編集部203によって、取得した文書に示された表示オブジェクトの配置位置を、文書に示されたタグ情報などを解析し決定する(ステップS2)。決定に際しては文書を記述したHTMLといったマークアップ言語の規格に従って行われる。
【0054】
編集部203は決定された配置位置情報から、含まれるリンク領域の位置を検索する(ステップS3)。複数のリンク領域が抽出されたならば、その1つについてその他のリンク領域との距離を計算する(ステップS4)。このとき抽出されたリンク領域が、配置位置情報から表示部204が備える表示装置の範囲外に位置すると分かっているものについては、処理の簡略化のためそのリンク領域を抽出対象とせず、以降の処理を行わないようにしても良い。画面に表示されないリンク領域が選択されることはないからである。リンク領域同士の距離の計算には、既に説明したようにリンク領域の領域の重心によって求める方法、頂点間の距離から求める方法などが考えられる。
【0055】
次に編集部203は、求めた距離が予め定めた距離dREFよりも短い距離を示すリンク領域の組を抽出する(ステップS5)。
【0056】
ステップS5で抽出した際にdREFよりも近い距離にあるリンク領域の組があったかどうかを判断する(ステップS6)。このとき該当するリンク領域がある場合には、記憶部202に記憶されているマークアップ言語で記述された文書を編集し、リンク領域の表示される表示位置を変更する(ステップS7)。リンク領域の表示位置の変更は既述したように、空白が表示されるように文書を編集する方法などによって対処する。
【0057】
次にステップS5で抽出したリンク領域の組のすべてについてステップS7の変更処理を行ったかどうかを判断する(ステップS8)。残りがある場合には残りのリンク領域について再びステップS7を処理する。抽出したすべてのリンク領域について処理を完了したら、再びすべてのリンク領域について近接した組み合わせが無いかを計算する(ステップS3)。
【0058】
ステップS5の処理後、ステップS6でdREFよりも小さい値を持つものが無い場合、つまりすべてのリンク領域がdREF以上の距離を保って表示されるように変更された場合は、記憶部202に記憶されている編集部203によって編集されたマークアップ言語で記述された文書の情報を表示部204へ出力し、表示部204が備える表示装置に表示する。
【0059】
このように構成することにより、ハイパーテキストで表示する画面の構成を崩さずに、手指にてハイパーテキストのハイパーリンクを容易に選択指示ができるようにリンク領域の配置を変更することができる。
【0060】
(第1の実施形態の変形例1)
本変形例は、図10に示すような、第1の実施形態における動作フローについての変形例である。これは第1の実施形態における入出力部101の動作フローに示す処理を一部簡略化する方法である。一つのリンク領域と、これに近接すると判断されたその他のすべてのリンク領域との間の表示位置変更が終わった後に、再びすべてのリンク領域一つ一つについて近接するリンク領域があるかどうかを再計算する図9に示した処理のうち、再計算する部分の処理を省略することを特徴としている。
【0061】
リンク領域の配置関係が比較的簡単な場合には、上記した方法で簡易的に変更処理を行っても表示には問題とならないことが多い。
【0062】
ステップS1からS6までの最初の処理で近接する他のリンク領域があると判断したリンク領域についてのみ順に変更処理を行う。該当したリンク領域についての処理が終わったことを判断すると(ステップS8)、編集後の文書を表示(ステップS9)する。
この構成によれば変更後のリンク領域の再配置によって再び近接するようになったリンク領域が残る可能性があるものの、繰り返し処理を廃し大幅な処理量の削減が期待できる。
【0063】
(第1の実施形態の変形例2)
入出力部101の構成要素である編集部203を備えたサーバ計算機103とすることができる。本実施形態のシステムでは入出力部101で編集、表示するマークアップ言語で記述された文書はサーバ計算機103より供給される。このとき、編集部203の構成を備えたサーバ計算機103とすれば入出力部101に文書を送信する前にサーバ計算機103内部で変更処理が可能となる。入出力部101を備えるような携帯情報端末は、サーバ計算機103よりも処理能力が低いことが多い。変更処理を能力の高いサーバ計算機103で行えば、より効率の良い処理が期待できる。
【0064】
またサーバ計算機103で文書の編集を行えば、この文書を表示する情報端末の側には一般的なマークアップ言語で記述された文書を表示する機能さえあれば、近接したリンク領域同士を選択指示しやすい表示画面を利用者に提供することが可能となる。このようにすると一般に使用されているハイパーテキストでもなんら変更を加えることなく、本発明の効果を享受することができる。
【0065】
サーバ計算機103は、入出力部101からネットワークを介して文書要求がされるときに編集部203によって文章を編集して送信しても良いし、あるいは自らが蓄積する文書を編集部203によって事前に編集したものを蓄積するようにしても良い。
【0066】
さらにサーバ計算機103をネットワークで接続された携帯情報端末と他のサーバ計算機との中間に配し、他のサーバ計算機から提供されたマークアップ言語で記述された文書を編集部203によって編集し、編集後の文書を携帯情報端末に提供する形態であっても良い。このような構成とすれば、一般的なマークアップ言語で記述された文書を提供する他のサーバ計算機が複数配置されていても、サーバ計算機103を経由することによって編集部203を備えていないすべての他のサーバ計算機が提供する文書について本発明の効果を享受することができる。
【0067】
(第1の実施形態の変形例3)
本変形例の入出力部101は、第1の実施形態の入出力部101のブロック図の一例で示した、入力部205に編集部203が行う文書の編集機能を有効とするか、あるいは無効とするかを利用者に選択させる機能を備えるものである。
【0068】
編集機能の有効、無効の指示は、たとえば入力部205の所定の場所を有効、無効の指示を与える領域として割り当てる方法が考えられる。
【0069】
リンク領域301の表示上の配置位置の変更は、好ましくは手指によるリンク領域の選択指示が別のハイパーリンクを選択しない程度の範囲に留め、変更前の画面との相違が最小限になるようにすべきである。
【0070】
しかしながらリンク領域の表示位置を変更することによって、他の表示オブジェクトとの関係が著しく損なわれ、利用者にとって使いづらい表示となってしまう場合も考えられる。このような場合に、利用者の意思で上記したように入力部205の無効を指示するために割り当てられた領域を手指で指し、制御部201から編集部203に文書の編集を行わないよう指示することができる。
【0071】
このように構成すると、リンク領域の表示位置変更処理の結果によって編集された文書の表示が利用者自身で見にくいと判断したとき、利用者の意思でリンク領域の表示位置変更処理を無効とし、編集されない本来の文書が示す配置の文書を表示し、編集前の表示の状態を確認することができる。
【0072】
(第1の実施形態の変形例4)
図11に本変形例の入出力部101の動作フローの一例を示す。図9に示した動作フローとの相違は、変更結果の再調整を行うステップS10が追加されていることである。
【0073】
ステップS10は文書を表示したときに存在するリンク領域のすべてが所定の距離を保って配置されるように変更された後に、編集済みの文書に含まれる不要となる空白や改行を削除する機能を有する。
【0074】
ステップS7で行われるリンク領域の表示位置の変更処理は、既述したように基本的には文書に空白が表示されるように編集を加える操作によって実現される。この処理を文書に繰り返し行うと、表示上不要な空白が挿入された表示画面となることがある。不要な空白が過度に挿入されると、本来の文書の表示画面とかけ離れた表示画面となる場合が多く好ましくない。ステップS7は、リンク領域301同士の最小距離dREFを下回らないように、編集部203によって挿入された空白701や改行の範囲で余分なものを削除する。
【0075】
ステップS10のステップを加えることにより、リンク領域の配置位置を変更した後の文書を、本来の文書の表示画面により近い表示画面とすることができる。
【0076】
(第1の実施形態の変形例5)
本変形例は第1の実施形態におけるリンク領域同士の距離を広げる方法とともに、リンク領域の領域を拡大するものである。
【0077】
編集部203は、手指にて確実に選択指示できるように、近接するリンク領域間の距離が広がるようにマークアップ言語で記述された文書を編集する。このときリンク領域の領域自体が手指と比較して極度に小さいものであった場合には、いくらリンク領域間の間隔が空いていたとしても、小さな範囲を確実に指さねばならず手指による選択指示が困難なことがある。
【0078】
このような場合にリンク領域同士の間隔を広げるとともに、リンク領域についての手指による操作を検出可能な領域を拡大し、手指による指示を行いやすくする。
【0079】
リンク領域の検出領域の拡大方法としては、1)変更のために挿入した空白のいくつかを、リンク領域に張られたハイパーリンクが持つ領域に加える方法、2)リンク領域の領域が、そのリンク領域に表示される文字列の長さによって増加するハイパーテキストであった場合に、リンク領域に表示される文字列の文字間隔を空白の挿入などにより増加させ、全体としてリンク領域を拡大する方法、あるいは3)リンク領域に表示される文字列の文字の大きさをより大きなものとする方法、などが考えられる。
【0080】
リンク領域の拡大方法は上記したものに限られないが、編集部203によってマークアップ言語で記述された文書を編集することでリンク領域を拡大する方法であればどのような方法であっても良い。
【0081】
この構成によれば、手指にて選択指示しにくい極端に小さいリンク領域があっても、選択指示に適した大きさのリンク領域とすることができる。
【0082】
なお、上記した実施形態および変形例に示した構成は、等価な特性を持った構成に置き換えても本発明の効果には何ら違いは無い。
【0083】
また、記述した動作フローに従った計算機が読み取り可能なコード(プログラム)として表現し、計算機に処理させたとしても同様の効果を得ることができる。
【0084】
【発明の効果】
マークアップ言語で記述された文書を画面の配置関係が変わらないように編集し、リンク領域同士の間を空けることによりハイパーテキスト画面上でハイパーテキストのハイパーリンクを容易に選択指示することを可能とするリンク領域の表示位置を変更する方法、プログラム、表示装置、入出力装置及び計算機とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかるシステム構成図の一例を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態にかかる入出力部のブロック図の一例を示す図である。
【図3】リンク領域の選択方法について説明した図である。
【図4】本発明の第1の実施形態におけるリンク領域の選択方法について説明した図である。
【図5】本発明の第1の実施形態におけるリンク領域同士の距離の計算について説明した図である。
【図6】リンク領域の配置について説明した図である。
【図7】本発明の第1の実施形態におけるリンク領域の表示位置の変更について説明した図である。
【図8】本発明の第1の実施形態におけるリンク領域の表示位置の変更について説明した図である。
【図9】本発明の第1の実施形態にかかる入出力部の動作フローの一例を示す図である。
【図10】本発明の第1の実施形態にかかる入出力部の動作フローの変形例を示す図である。
【図11】本発明の第1の実施形態にかかる入出力部の動作フローの変形例を示す図である。
【符号の説明】
101 入出力部
102 通信部
103 サーバ計算機
104 ネットワーク
105 表示窓
201 制御部
202 記憶部
203 編集部
204 表示部
205 入力部
301 リンク領域
701 空白
Claims (12)
- マークアップ言語で記述された文書における、該文書のハイパーテキスト上のハイパーリンク表示位置変更方法であって、
前記文書をハイパーテキストとして表示したときの、前記文書に記述されたハイパーリンクの表示位置を抽出し、
抽出した1つのハイパーリンクの表示位置と他のハイパーリンクとの表示位置から、これらハイパーリンク間の距離を計算し、
この計算した距離が所定の距離よりも近い場合には、
前記他のハイパーリンクとの距離が前記所定の距離よりも離れて表示されるように、前記文書を、画面に表示されるべき他の項目との配置関係を保ったまま前記他のハイパーリンクの周囲に間隙を表示する記述に編集する
ことを特徴とするリンク表示位置変更方法。 - 前記所定の距離は、表示された前記ハイパーリンクを手指で選択するときに、該ハイパーリンクと近接して表示された前記他のハイパーリンクと区別して選択をするのに必要な距離であることを特徴とする請求項1に記載のリンク表示位置変更方法。
- マークアップ言語で記述された文書のハイパーテキストとして表示したときのハイパーリンク表示位置を変更するために、該文書を編集するプログラムであって、
前記文書をハイパーテキストとして表示したときに、前記文書に記述されたハイパーリンクが表示される位置を予測し、
1つのハイパーリンクが表示される位置と他のハイパーリンクが表示される位置の情報から、これらハイパーリンク間の距離を計算し、
この計算した距離が所定の距離よりも近いと判断された場合には、
前記文書を編集して、前記他のハイパーリンクとの距離が前記所定の距離よりも離れて表示されるように、画面に表示される他の項目との配置関係を保ったまま前記他のハイパーリンクの周囲に間隙を表示する
ことを特徴とするリンク表示位置変更プログラム。 - 前記所定の距離は、表示された前記ハイパーリンクを手指で選択するときに、該ハイパーリンクと近接して表示された前記他のハイパーリンクと区別して選択をするのに必要な距離であることを特徴とする請求項3に記載のリンク表示位置変更プログラム。
- ハイパーテキストを表示する表示装置において、
マークアップ言語で記述された第1の文書を記憶する記憶手段と、
前記第1の文書をハイパーテキストとして表示したときの、前記第1の文書に記述されたハイパーリンクの表示位置を抽出し
抽出した1つのハイパーリンクの表示位置と他のハイパーリンクとの表示位置から、これらハイパーリンク間の距離を計算し、
この計算した距離が所定の距離よりも近い場合には、
前記第1の文書の記述を、前記他のハイパーリンクとの距離が前記所定の距離よりも離れて表示されるように、画面に表示されるべき他の項目との配置関係を保ったまま前記他のハイパーリンクの周囲に間隙を表示する記述に編集して第2の文書を作成する編集手段とを備え、
マークアップ言語で記述された前記第2の文書を表示することを特徴とする文書表示装置。 - 前記編集手段が保持する前記所定の距離は、表示された前記ハイパーリンクを手指で選択するときに、該ハイパーリンクと近接して表示された前記他のハイパーリンクと区別して選択をするのに必要な距離であることを特徴とする請求項5に記載の文書表示装置。
- 前記文書が記述されたマークアップ言語はHyper Text Markup Languageであることを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
- 前記編集手段が行う前記距離の計算は、ハイパーテキストとして表示したときの1つのハイパーリンクが張られた領域の重心と、前記他のハイパーリンクが張られた領域の重心の配置関係をもとに計算することを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
- 前記編集手段が計算するハイパーリンク間の距離は、ハイパーテキストとして表示したときの、1つのハイパーリンクの張られた領域の各頂点と他のハイパーリンクの張られた領域との各頂点とを結んだ線分が示す距離のうちの、もっとも小さい値とすることを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
- ハイパーテキストを表示する入出力装置において、
マークアップ言語で記述された第1の文書を記憶する記憶手段と、
前記第1の文書をハイパーテキストとして表示したときの、前記第1の文書に記述されたハイパーリンクの表示位置を抽出し
抽出した1つのハイパーリンクの表示位置と他のハイパーリンクとの表示位置から、これらハイパーリンク間の距離を計算し、
この計算した距離が所定の距離よりも近い場合には、
前記第1の文書の記述を、前記他のハイパーリンクとの距離が前記所定の距離よりも離れて表示されるように、画面に表示されるべき他の項目との配置関係を保ったまま前記他のハイパーリンクの周囲に間隙を表示する記述に編集して第2の文書を作成する編集手段と、
前記第2の文書をハイパーテキストとして表示する表示手段と、
前記表示手段に表示された前記ハイパーリンクの領域に接触することで、この表示されたハイパーリンクを選択したことを入力するための、前記表示手段の表示面を覆うように載置された接触センサと
を備えたことを特徴とする入出力装置。 - 前記編集手段が保持する前記所定の距離は、前記接触センサに手指を押し当てたときの該手指の接触面の大きさに基づいて決定されることを特徴とする請求項10に記載の入出力装置。
- マークアップ言語で記述された第1の文書をハイパーテキストとして表示したときの、前記第1の文書に記述されたハイパーリンクの表示位置を抽出し、
抽出した1つのハイパーリンクの表示位置と他のハイパーリンクとの表示位置から、これらハイパーリンク間の距離を計算し、
この計算した距離が所定の距離よりも近い場合には、
前記第1の文書の記述を、前記他のハイパーリンクとの距離が前記所定の距離よりも離れて表示されるように、画面に表示されるべき他の項目との配置関係を保ったまま前記他のハイパーリンクの周囲に間隙を表示する記述に編集して第2の文書を作成する編集手段を備え、
ハイパーテキスト上でのハイパーリンクの表示位置を変更した後の、マークアップ言語で記述された前記第2の文書を提供する計算機。
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