JP2002314473A - 列車無線システムの車上局無線機自動中継装置 - Google Patents

列車無線システムの車上局無線機自動中継装置

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JP2002314473A
JP2002314473A JP2001114199A JP2001114199A JP2002314473A JP 2002314473 A JP2002314473 A JP 2002314473A JP 2001114199 A JP2001114199 A JP 2001114199A JP 2001114199 A JP2001114199 A JP 2001114199A JP 2002314473 A JP2002314473 A JP 2002314473A
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frequency
train
station
radio wave
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JP2001114199A
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Yoshihiro Hoshi
良弘 星
Isao Sekino
功夫 関野
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Toshiba Corp
Toshiba Telecommunication System Engineering Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Telecommunication System Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】列車運行時の緊急事態発生時にその事故現場か
ら携帯無線機を用いて指令所との間で無線通話を確実に
行い、緊急事態に敏速に対応できるようにする。 【解決手段】列車無線システムの車上局無線機23は、
指令所側無線機13及び携帯無線機26の間で、携帯無
線機26からの周波数f1の電波を受信したときに周波
数f2の電波に変換して指令所側無線機13に送信する
と共に、指令所側無線機13からの周波数f1の電波を
受信したときに周波数f2の電波に変換して携帯無線機
26に送信する中継手段(受信機の出力側及び送信機の
入力側間の信号線と、その信号線の接続切り換え用のリ
レーと、切換スイッチ21とを含む)を搭載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、列車無線システム
の車上局無線機自動中継装置に係り、とくに列車の乗務
員が用いる携帯無線機とその列車に対し運行指令を与え
る指令所側の指令所無線機との間における無線信号の自
動中継装置として既存の車上局無線機を用いた構成の工
夫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、列車及びその指令所間で無線通話
を行うための列車通信システムが知られている。この従
来の列車通信システムの一例を図7に示す。
【0003】図7に示す列車通信システムは、指令所側
に設置される指令所側無線通信システム100と、列車
TR側に装備される列車側無線通信システム200とを
備え、両システム100、200間で無線通話が可能と
なっている。
【0004】この内、指令所側無線通信システム100
は、指令所側で列車TRの運行指令を与える操作員(担
当員)OP1の操作により無線通話を行うためのハンド
セット101を有する指令台102と、この指令台10
2に接続された無線機(以下、「指令所側無線機」)1
03及びその通信アンテナ104とを含む構成となって
いる。指令所側無線機103は、周波数f1の電波を送
信すると共に周波数f2の電波を受信可能なもので、指
令所のほか、列車TRの線路に沿って各駅毎等の所定間
隔(例えば5〜10km)で複数設置される。
【0005】また、列車側無線通信システム200は、
列車の乗務員(運転手又は車掌)OP2が操作して無線
通話を行うためのハンドセット201を有する運転台の
操作器202と、この操作器202に接続された車上局
無線機203及びその通信アンテナ204とを含む構成
となっている。この内、車上局無線機203は、指令所
側無線機103からの周波数f1の電波を受信すると共
に指令所側無線機103に向けて周波数f2の電波を送
信可能となっている。
【0006】この列車側無線通信システム200には、
車両事故や踏切事故等の緊急時にその事故現場等に持ち
運び可能な可搬型の携帯無線機205も装備される(図
7中の符号206は携帯型無線機205用のアンテナを
示す)。この携帯無線機205は、車上局無線機203
の場合と同様に、指令所側無線機103からの周波数f
1の電波を受信すると共に指令所側無線機103に向け
て周波数f2の電波を送信可能となっている。
【0007】こういった列車無線システムでは、列車T
Rの運行時に車両事故や踏切事故等の緊急事態が発生
(遭遇)して列車TRが緊急停止した場合、その列車T
Rの乗務員OP2が可搬型無線機205を持って車両事
故等の緊急事態が発生した現場に直接駆け寄り、その現
場の状況等について指令所側の操作員OP1との間で無
線通話が行われる。これにより、指令所側の操作員OP
1は、現場に居る乗務員OP2との無線通話によりその
現場の状況や詳細を確認し、今後の対応等を判断し、後
続車両やその他の車両への指令等を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
例の列車無線システムでは、列車の乗務員が用いる可搬
型無線機205は、そのアンテナ206と一体構造で構
成されるものであり、その送信出力についても機動性や
小型軽量性を考慮に入れて通常は1Wであり、しかもハ
イパワー対応のものでもせいぜい10Wであるため、列
車内等の人や障害物が混雑した環境で使用すると、こう
いった人や障害物の影響を受けて電波伝搬状態が悪くな
り、その結果、指令所との間で無線通話が出来なくなっ
てしまう等の不具合があった。
【0009】このような不具合を解決するため、事故現
場の比較的電波伝搬の良い場所にアンテナを設置するこ
とも考えられるが、この場合にはアンテナ設置作業に手
間がかかり、緊急事態に敏速に対応できなくなるといっ
た問題が生じる。
【0010】本発明は、このような従来の事情を考慮に
なされたもので、列車運行時の緊急事態発生時にその事
故現場から携帯無線機を用いて指令所との間で無線通話
を確実に行い、緊急事態に敏速に対応できるようにする
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、携帯無線機と指令所間の自動中継装置とし
て既存の車上局無線機を利用すると共に、携帯無線機で
使用する周波数を既存の指令所周波数を利用することに
着目したものである。車上局無線機は、送信出力が例え
ば10Wであり、その通信アンテナが車両上の比較的見
通しが良い適宜位置に設置されているためである。
【0012】本発明に係る列車無線システムの車上局自
動中継装置は、上記のような着想を元に完成されたもの
で、列車に対し運行指令を与える指令所側に接続され、
且つ、第1周波数の電波を送信すると共に第2周波数の
電波を受信する指令所側無線機と、前記列車側に搭載さ
れ、且つ、前記指令所側無線機からの前記第1周波数の
電波を受信すると共に前記指令所側無線機に前記第2周
波数の電波を送信する車上局無線機と、前記列車側に持
ち運び可能に搭載され、且つ、前記第1周波数の電波を
送信すると共に前記第2周波数の電波を受信する携帯無
線機とを備えた列車無線システムであって、前記車上局
無線機は、前記指令所側無線機及び前記携帯無線機の間
で、前記携帯無線機からの前記第1周波数の電波を受信
したときにその受信信号を前記第2周波数の電波として
前記指令所側無線機に送信すると共に、前記指令所側無
線機からの前記第1周波数の電波を受信したときにその
受信信号を前記第2周波数の電波として前記携帯無線機
に送信する中継手段を備えたことを特徴とする。
【0013】この構成において、前記中継手段は、前記
第1周波数の電波を受信する受信系と、前記第2周波数
の電波を送信する送信系と、前記受信系の出力側及び前
記送信系の入力側間を接続する信号線と、この信号線の
接続をオン/オフ切り換え可能なリレー手段と、このリ
レー手段のオン/オフ切り換えを操作するためのスイッ
チ手段とを備えることが可能である。
【0014】また、前記第1周波数及び前記第2周波数
は、それぞれ1つ又は複数であってもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る列車無線シス
テムの車上局自動中継装置の実施形態を図1〜図6を参
照して具体的に説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施形態に係る車上局
無線機自動中継装置を搭載した列車通信システムの概要
を説明するものである。
【0017】図1に示す列車通信システムは、列車TR
に対し運行指令を与える指令所側に設置される指令所側
無線通信システム10と、列車TR側に装備される列車
側無線通信システム20とを備え、両システム10、2
0間で無線通話が可能となっている。
【0018】指令所側無線通信システム10は、指令所
で運行指令を与える操作員(担当員)OP1の操作によ
り無線通話を行うためにマイクロホン(送話側)及びス
ピーカ(受話側)を内蔵したハンドセット11を有する
指令台12と、この指令台12に接続された無線機(以
下、「指令所側無線機」)13及びその通信アンテナ1
4とを含む構成となっている。
【0019】この内、指令所側無線機13及びその通信
アンテナ14は、周波数f1(第1周波数)の電波を送
信すると共に周波数f2(第2周波数)の電波を受信可
能なもので、指令所(図中ではA駅)のほか、図2に示
すように、列車TRの線路Lに沿って各駅(図中ではB
駅、C駅)毎等の所定間隔(例えば5〜10km)で複
数設置される。
【0020】列車側無線通信システム20は、列車TR
の乗務員(運転手又は車掌)OP2の操作により無線通
話を行うためにマイクロホン(送話側)及びスピーカ
(受話側)を内蔵したハンドセット21を有する運転台
の操作器(スピーカ内蔵)22と、この操作器22に接
続された車上局無線機23及びその通信アンテナ24
と、この車上局無線機23の自動中継機能(本発明の中
継手段)を動作させるために乗務員OP2が操作可能な
切換スイッチ(本発明のスイッチ手段)25とを含む構
成となっている。この内、車上局無線機23は、指令所
側無線機13からの周波数f1の電波を受信すると共に
指令所側無線機13に向けて周波数f2の電波を送信可
能となっている。通信アンテナ24は、列車の車両上の
見通しの良い適宜位置に設置される。
【0021】上記の列車側無線通信システム20には、
車両事故や踏切事故等の緊急時にその事故現場等に持ち
運び可能な可搬型の携帯無線機26も装備される(図中
の符号27は、携帯型無線機26用のアンテナを示
す)。この携帯無線機26は、指令所側無線機13と同
様に、周波数f1の電波を送信すると共に周波数f2の
電波を受信可能となっている。
【0022】ここで、車上局無線機23及び携帯無線機
26の構成例を図3及び図4に基づいて説明する。図3
は車上局無線機23、図4は携帯無線機26のそれぞれ
の構成例を示す。
【0023】図3において、車上局無線機23は、例え
ば送信時にも受信可能な複信方式のもので成り、その通
信アンテナ23に接続される共用器31と、この共用器
31に接続される受信機(本発明の受信系)32及び送
信機(本発明の送信系)33と、この受信機32及び送
信機33に接続される制御部34とを内蔵し、制御部3
4に操作器22が接続されている。この内、制御部34
には、受信機32及び操作器22間に設けられる分配器
35と、送信機33及び操作器22間に設けられる合成
器36と、分配器35及び合成器36間の信号ラインS
L上に設けられるリレー(本発明のリレー手段)37と
が装備される。
【0024】リレー37は、例えばK1リレー等の機械
式リレーで成り、切換スイッチ25に接続されるコイル
(電磁石)等のリレー駆動部38と、このリレー駆動部
38の駆動(制御入力)により分配器35及び合成器3
6間の信号ラインSL上における接点a−b間の接続/
非接続状態を切り換え可能なリレー接点部39とで構成
される。リレー接点部39は、リレー駆動部38の駆動
により、切換スイッチ25のOFF時(通常時)には信
号ラインSL上の接点a−b間を非接続状態に、また切
換スイッチ25のON時(後述の緊急時)には信号ライ
ンSL上の接点a−b間を接続状態に、それぞれ動作可
能となっている。
【0025】図4において、携帯無線機26は、例えば
送話時(プレストーク時)に受信を断とする単信方式の
もので成り、全体動作の制御中枢としての制御部40の
ほか、乗務員OP2の受話用マイクロホン41及び送話
用スピーカ42と、受話用マイクロホン41により入力
された音声信号によって所定周波数(車上局無線機23
の受信周波数f1に相当する)の高周波信号(搬送波)
を変調し、その変調された高周波信号(被変調波)を通
信アンテナ27から周波数f1の電波として放射させる
送信機43と、通信アンテナ27により受信された周波
数f2の電波に相当する受信信号から搬送波成分を除去
して元の音声信号を復調し、その音声信号を送話用スピ
ーカ42から出力させる受信機44とを備える。
【0026】また、この携帯無線機26には、乗務員O
P2によるON(送話時)/OFF(送話時)操作が可
能なプレストークスイッチ45と、制御部40による制
御の元でプレストークスイッチ45のON時(送話時)
に通信アンテナ27及び送信機43間の接点a−c間を
接続し(接点b−c間は非接続)、そのプレストークス
イッチ45のOFF時(受話時)に通信アンテナ27及
び受信機44間の接点b−c間を接続する(接点a−c
間は非接続)ように切り換えるプレストーク用接点部4
6とが搭載される。
【0027】ここで、本実施形態の全体動作を図1〜図
4に基づいて説明する。
【0028】まず、通常時には、列車TRの乗務員OP
2と指令所の操作員OP1間で、指令所側無線通信シス
テム10の指令所側無線機13と列車側無線通信システ
ム20の車上局無線機23とを介して無線通話が行われ
る。この無線通話の際には、列車側無線通信システム2
0の切換スイッチ25はOFF状態のままである。従っ
て、車上局無線機23では、リレー37が動作せず、受
信機32及び送信機33間の接点a−b間が非接続状態
を保ったままとなる。
【0029】これにより、車上局無線機23による送話
時には、列車の乗務員OP2の音声がハンドセット21
の送話側(マイクロホン)から操作器22を介して入力
され、送信機33にてその音声信号によって所定周波数
(指令所側無線機13の受信周波数f2に相当する)に
応じた高周波信号(搬送波)が変調され、その変調され
た高周波信号(被変調波)が共用器31を経て通信アン
テナ23から周波数f2の電波として放射される。
【0030】また、車上局無線機23による受話時に
は、指令所側無線機13からの周波数f1の電波が通信
アンテナ23にて受信され、その受信信号が共用器31
経由で受信機32に送られ、この受信機32によりその
受信信号から搬送波成分が除去されて元の音声信号が復
調され、この復調された音声信号が操作器22を介して
ハンドセット21の受話側(スピーカ)から出力され
る。
【0031】これに対し、列車TRの運行時に車両事故
や踏切事故等の緊急事態が発生(遭遇)して列車TRが
緊急停止した場合、列車TRの乗務員OP2が携帯無線
機26を持って車両事故等の緊急事態が発生した現場に
直接駆け寄り、その現場に出向いた乗務員OP2と指令
所の操作員OP1との間で、列車側無線通信システム2
0の携帯無線機26とを介して無線通話が行われる。こ
の際、乗務員OP2が運転席を離れる際等に列車側無線
通信システム20の切換スイッチ25がON状態に切り
換えられる。従って、車上局無線機23では、リレー3
7が動作し、受信機32及び送信機間33の接点a−b
間が接続状態となる。
【0032】これにより、停止した列車TRから現場に
出向いた乗務員OP2の送話時には、車上局無線機23
により、その乗務員OP2が保持している携帯無線機2
6から送信されてくる周波数f1の電波が通信アンテナ
24で受信される。この受信信号は、共用器31経由で
受信機32に送られ、この受信機32により前述と同様
に復調された元の音声信号が出力され、その信号が分配
器35を経てリレー39経由で合成器36から送信機3
3に送られる。
【0033】そこで、送信機33にて前述した場合と同
様にその音声信号によって変調された高周波信号が出力
され、その信号が共用器31を経て通信アンテナ23か
ら周波数f2の電波として放射される。従って、この周
波数f2の電波が指令所無線機13にて受信可能とな
る。
【0034】また、停止した列車TRから現場に出向い
た乗務員OP2の送話時には、車上局無線機23によ
り、指令所側無線機13からの周波数f1の電波が通信
アンテナ23にて受信される。この受信信号は、共用器
31経由で受信機32に送られ、この受信機32により
前述と同様に復調された元の音声信号が出力され、その
信号が分配器35を経てリレー39経由で合成器36か
ら送信機33に送られる。
【0035】そこで、送信機33にて前述した場合と同
様にその音声信号によって変調された高周波信号が出力
され、その信号が共用器31を経て通信アンテナ23か
ら周波数f2の電波として放射される。従って、この周
波数f2の電波が現場に居る乗務員OP2が保持してい
る携帯無線機26にて受信可能となる。なお、この場合
でも、前述した指令所無線機13及び車上局無線機23
間の無線通話はそのまま可能である。
【0036】従って、本実施形態によれば、切換スイッ
チをONに切り換えるだけで、車上局無線機のリレーに
よりその受信機及び送信機間の信号ラインを接続するこ
とにより、車上局無線機に自動中継装置の機能を持たせ
ることが可能となる。
【0037】このため、乗務員が携帯無線機を持ってい
れば、車上局無線機を中継して指令所との間の無線回線
をいつでも構築できる。すなわち、携帯無線機の通信ア
ンテナや送信出力等の制約に関わらず、電波伝搬状態の
悪い場所でも、車上局無線機との通信が可能である限
り、携帯無線機を指令所との間の緊急用連絡手段として
活用することが可能となる。
【0038】しかも、本実施形態によれば、指令所側無
線機との間で用いる電波の周波数f1、f2は、既存の
ものをそのまま利用できるため、システム全体を安価に
構築できる利点もある。
【0039】なお、本実施形態は、列車無線システムの
指令所側無線通信システムとして線路上に設置される複
数の指令所側無線機で使用する周波数が1つ(送信周波
数f1及び受信周波数f2)の場合に適用してあるが、
本発明は必ずしもこれに限定されるものではなく、例え
ば、図5に示す指令所側無線通信システム10aのよう
に指令所無線機13aの通信アンテナ14aから送受信
される電波の送信周波数及び受信周波数が線路L上の通
信エリアに沿ってそれぞれ異なる場合(デジタル無線方
式)にも適用可能である。この場合の車上局無線機の構
成例を図6に示す。なお、前述と同一又は同等の構成要
素については、同一又は同等の符号を付し、その説明を
省略又は簡略する。
【0040】図6に示す車上局無線機23aは、その通
信アンテナ24aに共用器31aを介しその受信側に分
配器32aを経由して接続される複数の受信機32b
と、同じく通信アンテナ24aに共用器31aを介しそ
の送信側に接続される送信機33aと、これら各部の全
体動作を制御する制御部34aとを備える。制御部34
aには、前述と同様の分配器35a、リレー37a(リ
レー駆動部38a、リレー接点部39a)、及び合成器
36aのほか、周波数制御部50が搭載される。
【0041】周波数制御部50は、機能上、複数の受信
機32bからの受信信号の周波数成分を検出する周波数
検出部51と、ここで検出された受信信号の周波数成分
を元に受信された電波の周波数を判定する周波数判定部
52と、ここで判定された周波数を元に送信機33aの
送信周波数を選定する周波数選定部53とを含む構成と
なっている。ここでの周波数判定部52にて判定された
受信周波数は、携帯無線機26用の置台等の設置部60
内に設けられた周波数設定部61に供給され、これによ
り、携帯無線機26で使用する送信周波数及び受信周波
数の可変設定が可能となっている。
【0042】従って、本例によれば、指令所無線機から
送受信される電波の送信周波数及び受信周波数が複数あ
る場合でも、その各周波数に応じて車上局無線機及び携
帯無線機の周波数条件を可変設定でき、これにより、上
記と同様の効果を発揮させることが可能となる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
列車運行時の緊急事態発生時にその事故現場から携帯無
線機を用いて指令所との間で無線通話を確実に行い、緊
急事態に敏速に対応できる列車無線システムの車上局無
線機自動中継装置を提供できる。これにより、既存の周
波数を利用して車上局無線機を自動中継機能として使用
でき、乗務員が携帯無線機を持っていれば、車上局無線
機を中継して指令所との間の無線回線を構築でき、列車
の携帯無線機を緊急用連絡手段として用いることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る列車無線システムの車
上局無線機自動中継装置の概要及びその運用を説明する
概念図。
【図2】指令所側無線通信システムの構成例を説明する
図。
【図3】列車側無線通信システムの車上局無線機の構成
例を説明する概略ブロック図。
【図4】携帯無線機の構成例を説明する概略ブロック
図。
【図5】指令所側無線通信システムのその他の構成例を
説明する図。
【図6】図5に示す場合の車上局無線機の構成例を説明
する概略ブロック図。
【図7】従来例の列車無線システムの概要及びその運用
を説明する概念図。
【符号の説明】
10 指令所側無線通信システム 11 ハンドセット(指令所) 12 指令台 13 指令所側無線機 14 通信アンテナ(指令所側無線機) 20 列車側無線通信システム 21 ハンドセット(列車) 22 操作器 23、23a 車上局無線機 24、24a 通信アンテナ(車上局無線機) 25、25a 切換スイッチ 26 携帯無線機 27 通信アンテナ(携帯無線機) 31、31a 共用器 32、32b 受信機 32a 分配器(複数の受信機用) 33、33a 送信機 34、34a 制御部 35、35a 分配器 36、35a 合成器 37、37a リレー 38、38a リレー駆動部 39、39a リレー接点部 40 制御部(携帯無線機) 41 送話用マイクロホン 42 受話用スピーカ 43 送信部 44 受信部 45 プレストークスイッチ 46 プレストーク用接点部 50 周波数制御部 51 周波数検出部 52 周波数判定部 53 周波数選定部 60 設置台 61 周波数設定部 SL 信号ライン OP1 指令所側の操作員 OP2 列車の乗務員
フロントページの続き (72)発明者 関野 功夫 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 東 芝通信システムエンジニアリング株式会社 内 Fターム(参考) 5K067 AA21 BB12 BB41 EE02 EE06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 列車に対し運行指令を与える指令所側に
    接続され、且つ、第1周波数の電波を送信すると共に第
    2周波数の電波を受信する指令所側無線機と、 前記列車側に搭載され、且つ、前記指令所側無線機から
    の前記第1周波数の電波を受信すると共に前記指令所側
    無線機に前記第2周波数の電波を送信する車上局無線機
    と、 前記列車側に持ち運び可能に搭載され、且つ、前記第1
    周波数の電波を送信すると共に前記第2周波数の電波を
    受信する携帯無線機とを備えた列車無線システムであっ
    て、 前記車上局無線機は、前記指令所側無線機及び前記携帯
    無線機の間で、前記携帯無線機からの前記第1周波数の
    電波を受信したときにその受信信号を前記第2周波数の
    電波として前記指令所側無線機に送信すると共に、前記
    指令所側無線機からの前記第1周波数の電波を受信した
    ときにその受信信号を前記第2周波数の電波として前記
    携帯無線機に送信する中継手段を備えたことを特徴とす
    る列車無線システムの車上局無線機自動中継装置。
  2. 【請求項2】 前記中継手段は、前記第1周波数の電波
    を受信する受信系と、前記第2周波数の電波を送信する
    送信系と、前記受信系の出力側及び前記送信系の入力側
    間を接続する信号線と、この信号線の接続をオン/オフ
    切り換え可能なリレー手段と、このリレー手段のオン/
    オフ切り換えを操作するためのスイッチ手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の列車無線システムの車
    上局無線機自動中継装置。
  3. 【請求項3】 前記第1周波数及び前記第2周波数は、
    それぞれ1つ又は複数であることを特徴とする請求項1
    又は2記載の列車無線システムの車上局無線機自動中継
    装置。
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