JP2002312864A - 冊子体の製造流通システム - Google Patents

冊子体の製造流通システム

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JP2002312864A
JP2002312864A JP2001119700A JP2001119700A JP2002312864A JP 2002312864 A JP2002312864 A JP 2002312864A JP 2001119700 A JP2001119700 A JP 2001119700A JP 2001119700 A JP2001119700 A JP 2001119700A JP 2002312864 A JP2002312864 A JP 2002312864A
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Takashi Ishikawa
剛史 石川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】タグが剥離されにくいために、不正持ち出し防
止効果が高く、タグを低コストで取付けることが可能
で、冊子体としての美観を損なわないために、商品価値
を低下させることなく流通させることが可能な冊子体の
製造流通システムを提供する。 【解決手段】 冊子体の製造を発注者から受注した製造
者が、ON状態又はOFF状態を記憶可能なタグをソー
スタギングする段階と、書店が店舗の出口に、前記タグ
がON状態で通過した際に警告を発するゲートを設置す
る段階と、書店が冊子体の製造者から受け取った冊子体
を書店内に、タグがON状態で陳列する段階と、冊子体
を顧客に販売する際に、タグをON状態からOFF状態
に変更する段階とからなる冊子体の製造流通システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冊子体が製造さ
れ、一般消費者である顧客に販売されるまでの冊子体の
製造流通システムに関する。
【0002】
【従来の技術】本に代表される冊子体は、出版社等の発
注者が発注し、印刷会社等の受注者が製造し、取り次ぎ
会社を経由して書店に納入され、一般消費者に販売され
る、という製造流通システムがとられていた。ところ
が、書店では本が盗難にあうことが多く深刻な問題とな
っていた。一方、従来より、商品に磁性材料を取り付
け、その商品を不正に(代金を払わないで)持ち出した
ときにチェックするシステムが知られている。これは、
間に所定周波数の交番磁場が形成されたゲートを、不正
持ち出し商品を携帯した人が通過した際に、磁性材料を
感知するというものである。
【0003】この交番磁場は、尋問磁場とも呼ばれる。
この尋問磁場を不正持ち出しの商品が通過すると、前記
磁性材料から複数の高周波群を含む多数のパルスが発生
し、これを受信アンテナを通してコントロール装置に導
き、アラーム発生や出入り口を閉鎖する等のシステムが
知られている。前記磁性材料は高い透磁率かつ低い保磁
力を有する第一磁性部材と、それよりも低い透磁率かつ
高い保磁力を有する第二磁性部材からなっており、正規
に購入した場合は、第二磁性部材が磁化され前記第一磁
性部材から複数の高周波群を含む多数のパルスが発生し
なくなる。これによって不正持ち出しを防止している。
【0004】前記磁性材料を商品に取り付ける際には、
ラベル化や樹脂成形するなどして、扱いやすい形態にす
ることが行われており、タグと呼ばれている。タグの例
として、図11に示すように、フィルム20の間に第一
磁性部材9及び第二磁性部材10を保持したラベル本体
の下面に接着層19を介して剥離紙21が設けられたラ
ベルを用いるものが知られている。これは商品に剥離紙
を剥がして貼着するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなタ
グは、物品に取付けられ、商品管理等の目的で使用され
るものであるために、高いコストはかけることはできな
かった。本が出来上がってからタグを取り付ける方法は
提案されているが、非常に手間がかかって高コスト化の
原因となっていた。特に本の場合は、週刊誌等安価なも
のが多く、より一層、低コスト化が望まれていた。ま
た、盗難等の不正持ち出しを防ぐという性質上、容易に
剥離されない状態で取付けることが望まれていた。ま
た、本という商品の美観を損なわないように、取付ける
ことが求められていた。
【0006】本発明の課題とするところは、タグが剥離
されにくいために、不正持ち出し防止効果が高く、タグ
を低コストで取付けることが可能で、冊子体としての美
観を損なわないために、商品価値を低下させることなく
流通させることが可能な冊子体の製造流通システムを提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
冊子体の製造を発注者から受注した製造者が、ON状態
又はOFF状態を記憶可能なタグをソースタギングする
段階と、書店が店舗の出口に、前記タグがON状態で通
過した際に警告を発するゲートを設置する段階と、書店
が冊子体の製造者から受け取った冊子体を書店内に、タ
グがON状態で陳列する段階と、冊子体を顧客に販売す
る際に、タグをON状態からOFF状態に変更する段階
とからなる冊子体の製造流通システムである。ここで、
ソースタギングする、とは製造段階で取付けることをい
う。即ちここでは、ON状態又はOFF状態を記憶可能
なタグを、冊子体の製造者が、製造段階で取付けること
を意味し、製本段階で取付けることがあげられる。ま
た、冊子体としては、単行本や雑誌等の本、使用説明
書、カタログ、業務マニュアル、契約書、重要書類を冊
子化したもの等があげられる。特に本文ページと表紙を
接着剤で綴じ合わせた冊子体に好適に用いられ、取付け
る部位としては、冊子体の表紙の内側が好ましく、冊子
体が背を有する場合は、冊子体の表紙の背の内側であ
る。表紙の中に埋め込むことも考えられる。このように
外観から視認できないように、取付けることが好まし
い。美観の面から好ましく、商品価値を低下させない効
果があり、また悪意で剥がされる可能性も少なくなると
いう効果もある。従って、盗難や、無断持ち出しを防止
するためには、極めて優れた構成とすることができる。
【0008】請求項1に記載の「警告」は、ゲートがブ
ザー等の音声を発する、ランプを点灯する等の方法で行
われるが、書店の店員だけに知らせる方法でもよい。現
実には機器の故障等の可能性もあり、誤動作が絶対に起
こり得ない、とも言い切れないために、その場合に、顧
客が他の来店客に視線を向けられるというようなことを
なくすことができる。具体的には、レジ近辺で小さな音
声を発する方法がある。好ましくは、音声を伴わず、レ
ジ近辺で光を発する、という方法がよい。
【0009】請求項2はこのような要求に基づきなされ
たものである。即ち、請求項2記載の発明は、請求項1
記載の冊子体の製造流通システムにおいて、前記警告
が、音声を伴わず、書店の店員だけが視認可能な手段で
行われることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下に説明
する。図1は、本発明の製造流通システムの説明図であ
る。出版社等の冊子体の発注者901が、冊子体の製造
を印刷会社等の受注者に発注する。受注者は、冊子体を
製造する。用紙に印刷を行い、製本を行う。印刷会社が
製本まで行う場合もあれば、製本は製本会社に依頼する
場合もある。また、発注者が製本会社を指定し、印刷が
完了した段階で製本会社に印刷物を製本会社に納品する
ように、印刷会社に指示する場合もある。
【0011】この製本段階で、タグが取付けられる。タ
グについては後述する。取付けは表紙の背の内側が、後
の剥離を行うことが事実上不可能となるため、好まし
い。そして、印刷会社や製本会社等の冊子体の製造者9
02から、冊子体が取り次ぎ会社903に納品される。
さらに書店904に納品され、書店内に陳列される。な
お、取り次ぎ会社を介さず、直接製造者から書店に納品
されてもよい。陳列される段階でタグはON状態にして
おく。タグを取付ける際にON状態にしておく方法が好
ましいが、ゲートを設置しておらず、OFF状態にする
装置を有していない書店で冊子体を購入した顧客が、ゲ
ートを設置した書店に私物として持ち込んだ際に、ゲー
トが警告を発してしまうという問題があるため、本発明
のシステムの普及が不十分な段階では、採用しにくい方
法である。
【0012】そのため、現実的にはタグをOFF状態で
取り付け、あるいはON状態で取付けた後にいったんO
FF状態にする等して、OFF状態で書店まで納品さ
れ、書店でON状態にしてから陳列することが好まし
い。ついで、一般消費者905、即ち顧客に販売され、
書店で売れなかった本は取り次ぎ会社903に返本され
る。この際は、顧客が書店に陳列されている本をレジに
持参し、レジで支払いをする際に書店の店員がタグをO
FF状態にする。本を受け取った顧客は、書店が書店が
店舗の出口に設置したゲートを通って店舗の外に出る。
このゲートはタグがON状態の時に、警告を発する。ま
た、売れなかった本は、書店でOFF状態にしてから取
り次ぎ会社に返本されることが好ましい。再度流通する
場合もあり、混乱を避けるためである。また、返本され
た取り次ぎ会社で一括してOFF状態にすることも考え
られる。
【0013】付言すれば、書店という立場からみれば、
文房具、ビデオ、CD、DVD等を商品として販売して
いる書店が多くなっているため、このような商品にも取
り付けておけば、レジで同じ処理を行えば本同様に盗難
防止を図ることができる。上記商品には、本と異なり、
値札を貼り付けることも多いため、タグに消費者でも判
別可能なように価格を印刷して接着するという方法で取
付けることができる。また、CDのジャケット部等、上
記商品に製造段階で取付けてももちろんよい。そのよう
な理由から、本発明の冊子体の製造流通システムは、書
店用盗難防止システムとして、極めて優れている。
【0014】また、本という立場からみれば、本は販売
されるだけでなく、図書館での貸し出しや、閲覧に供さ
れる場合もあり、この場合には、本発明の製造流通シス
テムを経て、OFF状態のタグを本を購入した図書館
が、再びON状態にしてから、図書館内に陳列し、貸し
出し時にOFF状態にすることにより、貸し出し手続を
経ない無断持ち出しや、貸し出し禁止の本の無断持ち出
しを防止できる。なお、貸し出し、閲覧に供される本で
あっても、タグが容易に剥がされてしまっては無断持ち
出しを防止することができないため、表紙の背の内側に
取付けられていれば、非常に好ましい。
【0015】(ゲートの実施形態)図2は、本発明の冊
子体の製造流通システムにおいて、書店の出口に設置さ
れるゲートの説明図である。ゲート枠703が配置さ
れ、ゲート枠間に交番磁場が形成される。ON状態のタ
グがゲート枠間を通過すると感知する。感知すると、警
告を発する。例えば、天井等に支持部705によって支
持された表示手段701が点灯する。音声を伴ってもよ
い。なお、表示手段は、店員だけが認知できるように設
置することが好ましい。例えばレジ近辺である。
【0016】次にタグについて説明するが、タグの磁気
層に着磁し、ゲートに反応しない状態をOFF状態、タ
グの磁気層を消磁し、ゲートに反応する状態をON状態
として説明する。
【0017】(タグの実施形態)図3、図4を用いて説
明する。まず、フィルム11を用意する。フィルムとし
ては、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエス
テルフィルム、ナイロンフィルム、ポリイミドフィルム
等が使用できる。厚さは10μmから50μm程度が適
当であり、例えば25μmが適当である。なお、製造に
あたっては、上記フィルムとして、リール状に巻かれた
フィルムを用意し、巻き出しながら下記の工程を行う、
という連続工程で行うことが好ましい。そのような工程
で行うことにより、非常に高い生産性で製造することが
できる。
【0018】次に磁気層を形成する。フィルム11上に
シルクスクリーン印刷で大きさは長さ5mm、幅3mm
で磁気層12を印刷した。厚さは10μmから70μm
程度が適当である。なお、印刷の版式は、好ましくはス
クリーン印刷であり、特に好ましくは、シルク版がロー
ル状になっていて、連続印刷に適するロータリーシルク
印刷である。リール状に巻かれたフィルムを巻き出しな
がら製造する方法において特に適する。なお、これらに
限定されず、例えば凹版印刷でも可能である。
【0019】磁気層の材料としては、磁性部材が、磁気
層よりも高い透磁率かつ低い保磁力を有することが求め
られる。ON状態の際には磁性部材がパルスを発生する
ため、より磁性部材の材料選択を優先し、磁性部材より
も低い透磁率かつ高い保磁力を有する材料から磁気層の
材料として適当なものを選択する。例として、保磁力は
約10〜1000エルステッドで材料としては、Fe−
Co−Mn−Si系、Fe−Co−V系、Fe−Co−
Ni系、Fe−Ni系、Fe−Cr−Co系、Cu−N
i−Fe系、Cu−Ni−Co系、Pt−Co系あるい
はステンレス等が使用できる。そして、これらの材料を
印刷可能なようにペースト化したものがあげられる。例
えばステンレス粉をペースト材料に混入したものがあげ
られる。
【0020】印刷で形成するため、厚さや大きさの制御
を容易に行うことができる。厚さにあわせてステンレス
粉として、どの程度の粒径を選択すればよいかも決定さ
れる。ステンレス以外の材料を選択したとしても、印刷
で形成する場合にはあまり影響がない。従って材料の選
択の自由度が非常に高い。また、他の方法として、ステ
ンレス板を載置する、という方法がある。そして、フィ
ルム11上の全面に接着剤を塗布し、接着層52を形成
した。フィルム11は、支持体としての機能を果たして
いる。接着層の材料としては、特に限定されない。後述
するような接着層の機能によって選択される。一般的な
接着剤の材料であれば、磁気的に影響を与えるものは考
えにくいためである。例えば、ラベルのように物品に取
り付けられる機能のために強い接着力を発揮する接着
剤、仮固定の機能のために非常に弱い接着力である接着
剤、ホットメルト性のものや熱硬化性、光硬化性のもの
があげられる。そのような材料を選択することで、仮固
定の際には接着力を発揮するが、その後の工程では接着
力がないもの、あるいは弱い接着力であるために、輸送
時に他の部分や接着層同士で接着されたとしても容易に
剥離でき、取り付けに支障のないもの、のような求めら
れる機能に応じた接着層とすることが可能である。この
弱い接着力である場合は、タグを長尺状のフィルムに連
続した形態で製造しておき、リール状に巻き取ってお
き、タグを取付ける際に、巻き出しながら、取付けると
いう生産効率に優れる方法が可能となる点で非常に好ま
しい。
【0021】さらに例示すれば、接着層は、タグの使用
のされかたによって、代表的には次のような機能を果た
すことが可能である。第一は、タグを物品に取り付ける
際に接着層として働くものである。この場合は、さらに
強固な手段で取付けられる前の段階としての仮止めや仮
固定としての接着層という機能である場合も含む。第二
には、上記の磁性部材を固定する機能を果たす場合であ
る。もちろんこれら二つの場合をあわせた機能として働
く場合もある。
【0022】本実施形態ではアクリル系の接着剤を厚さ
25μmで塗布した。そして、その上に磁性部材13を
載置した。磁性部材は自重で接着剤に多少沈み込む形に
なった。また場合によっては、完全に接着剤中に入り込
む形になる場合や、逆に全く沈み込まない場合も考えら
れるが、いずれも場合も使用できる。好ましい磁性部材
としては、アモルファス合金であり、保磁力は0.1〜
1.0エルステッドのものがあげられる。組成として
は、Fe、Co、Niのうち少なくとも1種を65原子
%以上含むものがあげられる。アモルファス形成を促進
する元素として、B、P、C、Si、Al、Ga、Z
r、Nb、Taから選ばれる少なくとも1種の元素を1
0原子%以上35原子%以下含むことが好ましい。例え
ば、Fe−Si系、Fe−Cr−Co−Ni−Mo系、
Co−Si−Mn−Fe系等が使用できる。また、上記
に他の金属を含有してもよい。さらに具体例をあげれ
ば、Fe77.5Si7.515、Fe78Si913、(Co50
Fe5078Si913、Fe39Co39Si913、Fe78
137Cr2、Fe83Zr76Cu1Nb3等があげられ
る。形状としてはワイヤ状のものが好ましい。以上のよ
うにして、タグが完成した。
【0023】(冊子体の実施形態)図5は、本発明の製
造流通システムの冊子体の例である。本1の背4の内側
に、第一の実施形態で製造したタグを取り付けたもので
ある。タグのうち、磁性部材の位置を説明するため、磁
性部材13のみを図示してある。また、磁性部材13
は、本の天地方向に設けてあるが、磁性部材のサイズが
許せば、左右方向でもよい。磁性部材は、実際には背4
の内側に取り付けられるため、この図のような観察方法
では、視認することはできない。この本1は無線綴じ本
であるが、平綴じ本、網代綴じ本、上製本等、表紙3を
本文ページ2と接着剤5を用いて製本する形態の本に特
に好適に使用できるものである。
【0024】図6は、図5のA−A断面説明図である。
タグのうち、磁性部材13と接着層7を図示している。
タグを背の内側に、タグの接着層7を用いて貼着したも
ので、さらに本文ページ2を、表紙3の背4に接着剤5
を用いて接着して製本したものである。
【0025】図7は、無線綴じ製本機の表紙貼着の説明
図である。本文頁2が各折丁ホッパーから供給され、積
み重ねられたものを折丁保持部111で把持し、背を切
断されガリ処理(糊が付きやすいように凹凸を付ける)
され接着剤5を塗布され、これに表紙3の背4を貼着す
る。この後、三方断裁等必要に応じて行われる。図8は
表紙フィーダー112から搬送ベルト113で挟まれて
表紙3が送られる状態の説明図である。この表紙フィー
ダー112から表紙3が送られ本文頁に貼着される間
で、表紙3の背4の内側にタグを貼着する。
【0026】このようにタグを取付けることにより、外
観上は視認できなくなり、美観上も非常に優れ、悪意で
あっても、剥離することは事実上不可能な状態となり、
盗難や、無断持ち出しを防止するためには、極めて優れ
た構成とすることができる。図9はタグ貼着装置及び貼
着方法の説明図である。3は表紙、5は接着剤、14は
タグ供給装置、15は糊付装置、18はカッター装置、
16はガイド、17はコロである。合紙(図示せず)が
間に入るように巻き取ったタグ101を供給し、表紙フ
ィーダー12より送り出された表紙3の内側の背に、本
文頁と貼り合わせる途中で貼着するものである。表紙3
が送られてくるスピードに同期をとり、糊付装置15よ
り接着剤5を供給し、その接着剤5の供給部分がくるの
にタイミングを合わせて、タグ101をガイド16とコ
ロ17により送り出し、カッター装置18でタグ101
をカットして貼着する。この後、図7のように貼着され
る。そして無線綴じ本は完成する。
【0027】(販売方法の実施形態)図10は本発明の
製造流通システムにおける冊子体の販売方法の一実施形
態を示す説明図である。1は本、30は入力装置、31
は中央処理装置、32は記憶装置、33はリーダ、34
は着磁機である。入力装置30はキーボード、マウス、
スキャナ、光学・磁気等の記録媒体リーダ等である。中
央演算処理装置31及び記憶装置32は市販のコンピュ
ータが使用できる。出力機35はCRT、プリンター等
市販の機器が使用できる。棚に陳列され、価格情報のバ
ーコードが付与された本を、購入希望者がレジに持参す
る。リーダ33は本1のバーコードデータを読み、中央
処理装置31から、バーコードに対応する価格が記憶さ
れた記憶装置32へ情報を送り、価格データを読み出
す。なお、バーコードに対応する価格は、予め入力装置
30から入力されている。さらに価格を対応させた出力
装置35であるレジの表示部に価格を表示する。そして
販売代金が支払われ、着磁機34でタグの磁気層を着磁
する。この処理により、タグはOFF状態となり、ゲー
トを通過しても警告を発しなくなる。
【0028】着磁機34は独立していてもよいが、一度
のリーダの通過に対して一度しか着磁できないように、
中央処理装置からデータを送るようにしてもよい。着磁
処理の後に本を所持した購入者がゲートを通過し、ゲー
トが反応しないことによって、販売代金が支払われたこ
とが確認できる。着磁機での着磁は、販売代金の支払が
行われたことを確認するためであり、購入者がゲートを
通過する前に行われればよく、販売代金の支払い行為と
厳密な意味での前後関係は求められないことはもちろん
である。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、冊子体の
製造を製造者が発注者から受注し、製造する際に、製本
工程でON状態又はOFF状態を記憶可能なタグを取付
ける段階と、書店が店舗の出口に、前記タグがON状態
で通過した際に警告を発するゲートを設置する段階と、
書店が冊子体の製造者から受け取った冊子体を書店内
に、タグがON状態で陳列する段階と、冊子体を顧客に
販売する際に、タグをON状態からOFF状態に変更す
る段階とからなる冊子体の製造流通システムであるた
め、タグが剥離されにくいために、不正持ち出し防止効
果が高く、タグを低コストで取付けることが可能で、冊
子体としての美観を損なわないために、商品価値を低下
させることなく流通させることが可能な冊子体の製造流
通システムを提供することが可能となる。
【0030】請求項2記載の発明によれば、前記警告
が、音声を伴わず、書店の店員だけが視認可能な手段で
行われるため、店員だけが警告されたことを知ることが
でき、警告に対し適切な対応ができる。
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冊子体の製造流通システムに係る説明
【図2】本発明の冊子体の製造流通システムに用いるゲ
ートの説明図
【図3】本発明の冊子体の製造流通システムに用いるタ
グの上面図
【図4】本発明の冊子体の製造流通システムに用いるタ
グの断面図
【図5】本発明の冊子体の製造流通システムに用いる冊
子体に係る説明図
【図6】本発明の冊子体の製造流通システムに用いる冊
子体の断面図
【図7】本発明の冊子体の製造流通システムに用いる冊
子体の表紙貼着に係る説明図
【図8】本発明の冊子体の製造流通システムに用いる冊
子体の表紙貼着に係る説明図
【図9】本発明の冊子体の製造流通システムに用いるタ
グの貼着装置、貼着方法に係る説明図
【図10】本発明の冊子体の製造流通システムにおける
冊子体の販売方法の説明図
【図11】従来技術に係るタグの説明図
【符号の説明】
1…本 2…本文ページ 3…表紙 4…背 5…接着
剤 9…第一磁性部材 10…第二磁性部材 11…表紙
12…磁気層 13…磁性部材 14…タグ供給装置 15…糊付装置
16…ガイド 17…コロ 18…カッター装置 19…接着層 20
…フィルム 21…剥離紙 30…入力装置 31…中央処理装置
32…記憶装置 33…リーダ 34…着磁機 35…出力装置 52…
接着層 101…磁性部材 111…折丁保持部 112…表紙
フィーダー 113…搬送ベルト 701…表示手段 703…ゲート枠 705…支持部 901…冊子体の発注者 902…冊子体の製造者 9
03…取り次ぎ会社 904…書店 905…一般消費者

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冊子体の製造を発注者から受注した製造者
    が、ON状態又はOFF状態を記憶可能なタグをソース
    タギングする段階と、書店が店舗の出口に、前記タグが
    ON状態で通過した際に警告を発するゲートを設置する
    段階と、書店が冊子体の製造者から受け取った冊子体を
    書店内に、タグがON状態で陳列する段階と、冊子体を
    顧客に販売する際に、タグをON状態からOFF状態に
    変更する段階とからなる冊子体の製造流通システム。
  2. 【請求項2】前記警告が、音声を伴わず、書店の店員だ
    けが視認可能な手段で行われることを特徴とする請求項
    1記載の冊子体の製造流通システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107256609A (zh) * 2017-07-27 2017-10-17 成都巨盛科技有限公司 防止图书被盗的系统

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CN107256609A (zh) * 2017-07-27 2017-10-17 成都巨盛科技有限公司 防止图书被盗的系统

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