JP2002312685A - Ｉｐコンテンツ料金代行徴収システム，ｉｐコンテンツ料金代行徴収方法，課金サーバ，課金方法，課金サーバ用のプログラムおよびそのプログラム記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ＩＰ網で提供する各種コンテンツの料金を簡
易にかつ確実に回収できるようにする。 【解決手段】 交換機１からアクセスサーバ３へ渡され
る発信者電話番号，利用者から送信されるユーザアカウ
ント，パスワードと，利用者に割り当てられるＩＰアド
レスの対応情報を収集し，また，利用者がコンテンツを
利用した場合のコンテンツ情報と利用者ＩＰアドレスと
の対応情報を収集する。課金サーバ６は，これら２つの
収集データを組み合わせることで，コンテンツ利用者の
電話番号を導き出し，当該電話番号に対して電話料金と
合わせてコンテンツ料金を請求する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は，ＩＰ網で提供する
各種コンテンツの料金を回収するシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】ネットワークを介して，画像，音楽その
他の電子化された各種コンテンツの提供が行われるよう
になってきている。ネットワークを介して提供されるコ
ンテンツには，無料のものと有料のものとがあり，有料
の場合にコンテンツ提供者が料金を徴収するための従来
技術では，コンテンツ提供者が料金を徴収するための情
報として，住所，電話番号，クレジットカード番号を自
ら利用者より入手し，回収を行うか，通信キャリアが自
らの網内でＩＰアドレスを用いずに電話番号情報を送受
する通信プロトコルを用意し，それを送受することで，
電話番号に基づいた課金を行っていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】以上のような従来技術
では，コンテンツ提供者の料金の回収が煩雑であるとと
もに，利用者にとってもクレジット番号入力などによる
料金の支払い方法が煩雑であり，また，いわゆる利用者
のなりすましによるリスクが伴うという問題があった。

【０００４】本発明は上記問題点の解決を図り，電話網
とは別のＩＰ網（ＩＰアドレスによるルーチング）での
情報提供料金を電話網の料金に包含して請求する料金回
収システムを構築することにより，簡単にかつ確実に有
料コンテンツの料金を回収できるようにすることを目的
とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め，本発明は，ＩＰ網上のコンテンツ料金を電話網課金
するサービスを提供する。そのため，利用者端末のＩＰ
接続時に，アクセスサーバ（ダイヤルアップサーバ）
は，交換機から通知される利用者の電話番号と利用者の
ＩＰアドレスとを課金サーバに送信する。また，利用者
端末がコンテンツサーバから有料コンテンツをダウンロ
ードするとき，コンテンツサーバは，課金サーバに利用
者のＩＰアドレスと課金情報とを送信する。課金サーバ
は，利用者のＩＰアドレスをもとに利用者の電話番号を
特定し，その電話番号に対して電話料金と合わせてコン
テンツ取得料金を課金する。

【０００６】具体的には，以下のとおりである。発信者
がＩＰ網アクセスのため発呼すると，交換機は発信者の
回線番号から発信者の電話番号を特定し，アクセスサー
バに該電話番号を含む呼制御メッセージを転送して電話
接続を行う。

【０００７】アクセスサーバ（または認証サーバ）は，
交換機から受信した発信者電話番号と発信者に割り当て
たＩＰアドレス，発信者から入力されるユーザアカウン
ト，パスワード，また接続開始時間，接続終了時間を保
持したログを出力し，課金サーバへ転送する。

【０００８】発信者は，割り当てられたＩＰアドレスに
てＩＰ網経由でコンテンツを提供するコンテンツサーバ
へアクセスし，コンテンツを利用する。これに対し，コ
ンテンツサーバは，利用者のＩＰアドレスと利用したコ
ンテンツの識別子（例えばＵＲＬやファイル名）と利用
時間をログ出力し，課金サーバへ転送する。

【０００９】課金サーバは，コンテンツサーバおよびア
クセスサーバから送信されたログを分析し，ある時間内
の利用者のＩＰアドレスと電話番号との関係，およびコ
ンテンツ利用者のＩＰアドレスと利用時間とからコンテ
ンツ利用者の電話番号を特定し，コンテンツの識別子か
らコンテンツ料金を決定の上，料金明細センタへ情報を
転送し，電話料金に包含して課金請求する。

【００１０】以上の課金のための手段は，コンピュータ
と，そのコンピュータにインストールされ実行されるソ
フトウェアプログラムとによって実現することができ，
そのプログラムは，コンピュータが読み取り可能な可搬
媒体メモリ，半導体メモリ，ハードディスク等の適当な
記録媒体に格納することができる。

【００１１】

【発明の実施の形態】図１は，本発明の一実施形態に係
るシステム構成図である。本システムは，例えば図１に
示すような電話網８の交換機１，その交換機１に接続さ
れる端末２，ＩＰ網９へのゲートウェイとなるアクセス
サーバ３，利用者認証を行う認証サーバ４，ＩＰ網９に
て有料のコンテンツを提供するコンテンツサーバ５，利
用者課金精算を行う課金サーバ６，課金の明細書を発行
する料金明細センタ７からなる。交換機１，アクセスサ
ーバ３は，電話網８で接続され，アクセスサーバ３，認
証サーバ４，コンテンツサーバ５，課金サーバ６は，Ｉ
Ｐ網９で接続される。

【００１２】アクセスサーバ３は，交換機１との電話接
続機能と，交換機１から受け取る発信者の電話番号，発
信者からのユーザアカウント（ＩＰ接続アカウントもし
くはユーザＩＤともいう）およびパスワードを，認証サ
ーバ４へ転送し，認証結果を得る機能を持つ。認証サー
バ４は，利用者の電話番号，ユーザアカウント，パスワ
ードを保持管理し，利用者認証を行う機能と，認証情報
をログ出力し，課金サーバ６へ転送する機能を有する。
なお，認証情報のログ出力を課金サーバ６へ転送する機
能はアクセスサーバ３が持つようにしてもよく，また，
アクセスサーバ３が認証サーバ４の機能を兼ね備えてい
てもよい。

【００１３】コンテンツサーバ５は，有料コンテンツを
提供し，コンテンツ情報をログ出力し，課金サーバ６へ
転送する機能を有する。課金サーバ６は，利用者の電話
番号，氏名，住所およびコンテンツの識別子と料金情報
を保持し，認証サーバ４とコンテンツサーバ５とから転
送されるログから利用者と利用コンテンツ料金を特定
し，課金計算を行い，結果を料金明細センタ７へ転送す
る機能を有する。

【００１４】図２および図３に，本発明の一実施形態を
示す動作フローチャートを示す。利用者（発信者）は，
交換機１に接続される端末２からアクセスサーバ３の電
話番号へ発呼し（Ｓ１），交換機１は，発信者の回線番
号から発信者の電話番号を特定し（Ｓ２），アクセスサ
ーバ３に対して発信者の電話番号情報を含む呼設定メッ
セージを送信し（Ｓ３），電話接続を行う（Ｓ４）。

【００１５】電話接続後，アクセスサーバ３は，ユーザ
アカウント，パスワード，電話番号を認証サーバ４へ送
信する（Ｓ１１）。認証サーバ４は，アクセスサーバ３
から受け取る発信者からのユーザアカウントおよびパス
ワードによる認証を行う。この際，同様にアクセスサー
バ３から受け取る電話番号とユーザアカウントによる認
証も行い，認証サーバ４が保持している情報と相違があ
る場合には，認証ＮＧとする。発信者の電話番号，ユー
ザアカウント，パスワードについて，いずれも整合がと
れた場合，認証ＯＫとし，その旨をアクセスサーバ３に
通知する。

【００１６】アクセスサーバ３は，認証ＯＫを確認し，
発信者に対して付与するＩＰアドレスを決定し（Ｓ１
２），決定されたＩＰアドレスを端末２へ転送し，ＩＰ
接続を開始する（Ｓ１３）。このとき，発信者の電話番
号，ＩＰアドレス，時間，アクセス開始情報を含むアク
セスログを出力する（Ｓ１８）。このアクセスログは課
金サーバ６へ周期的に転送する（Ｓ１９）。この課金サ
ーバ６に対するログの転送は，アクセスサーバ３が行う
のではなく，認証サーバ４が認証情報に従って行っても
よい。上記アクセスサーバ３におけるＩＰアドレスの付
与では，同じ時間に同じＩＰアドレスを持つ利用者は存
在させず，また同じユーザアカウントも存在させない。

【００１７】利用者は，端末２に割当てられたＩＰアド
レスにてＩＰ網９内に設置されたコンテンツを提供する
コンテンツサーバ５へアクセスする（Ｓ１４）。端末２
からコンテンツサーバ５内の有料コンテンツへアクセス
し，有料コンテンツを利用者が取得または利用すると
（Ｓ１５），コンテンツサーバ５は，サーバ識別子（コ
ンテンツサーバＩＤまたはＩＰアドレス等），利用者
（発信者）のＩＰアドレス，アクセスしたコンテンツの
情報（ＵＲＬやファイル名）およびアクセス時間を含む
コンテンツ利用ログを出力する（Ｓ２０）。

【００１８】利用者がＩＰ接続を解除すると（Ｓ１
６），アクセスサーバ３（または認証サーバ４）は，発
信者の電話番号，ＩＰアドレス，時間，アクセス終了情
報を含むアクセスログを出力する（Ｓ１８）。その後，
アクセスサーバ３は，ＩＰアドレスを開放する。利用者
（発信者）はＩＰ接続解除後，電話を切断する（Ｓ１
７）。

【００１９】アクセスサーバ３（または認証サーバ４）
およびコンテンツサーバ５は，それぞれ出力したログ
を，課金サーバ６へ周期的に自律で転送を行う（Ｓ１
９，Ｓ２１）。なお，課金サーバ６が，周期的にまたは
必要なときにアクセスサーバ３およびコンテンツサーバ
５にアクセスし，アクセスサーバ３およびコンテンツサ
ーバ５からログを収集するようにしてもよい。

【００２０】課金サーバ６では，転送されたアクセスサ
ーバ３（または認証サーバ４）のアクセスログから，ど
の電話番号の利用者が何時から何時の間，どのＩＰアド
レスにてＩＰ網９へアクセスしていたかを特定し，さら
にコンテンツサーバ５のログからどのＩＰアドレスを持
った利用者（発信者）がどのコンテンツを何時に利用し
たかを特定し，これらの情報を照らし合わせ，利用者の
電話番号を特定する。また，コンテンツサーバＩＤとコ
ンテンツ識別子からコンテンツを特定し，料金を決定す
る（Ｓ２２）。

【００２１】課金計算を終えた課金サーバ６は，料金明
細センタ７へ情報を転送する。料金明細センタ７では，
コンテンツ料金を該電話番号に対して課金し，電話料金
とともに請求書を発行する（Ｓ２３）。さらにコンテン
ツ提供者向けの精算を行い，手数料を除く料金をコンテ
ンツ提供者に支払う。

【００２２】以上により，本システムを実現する。な
お，利用者は，ＩＰ網９経由にて自分の利用状況をＷｅ
ｂブラウザにて確認することができる。また，コンテン
ツサーバ３は，利用者（発信者）のＩＰアドレスと利用
時間とをキーとして，課金サーバ６または認証サーバ４
から利用者の電話番号，住所のみならず，氏名の情報を
入手することができる。そのため，Ｗｅｂサーバとして
の機能を課金サーバ６または認証サーバ４に設ける。前
述のように，アクセスサーバ３が認証サーバ４の機能を
含むことも可能である。

【００２３】

【実施例】実施の形態と同様，図１および図２，図３を
用いて本発明の一実施例を説明する。

【００２４】交換機１に収容される端末２からＩＰ網９
への接続を行うため，ＩＰ網９へのゲートウェイである
アクセスサーバ３の電話番号へ発呼する（Ｓ１）。交換
機１は発信者の回線番号を認識し，その発信者回線の電
話番号を特定し（Ｓ２），アクセスサーバ３へ発信者の
電話番号を含む呼設定メッセージ（Ｑ９３１のＳＥＴＵ
Ｐ信号）を転送し（Ｓ３），電話接続を行う（Ｓ４）。
アクセスサーバ３は，交換機１からの着信時に，端末２
の電話番号を受け取る。

【００２５】電話接続完了後，端末２はＰＰＰ(point-t
o-point protocol) の認証プロトコルＰＡＰ (password
authentication protocol) によるＩＰ接続のために，
ユーザアカウント，パスワードをアクセスサーバ３へ転
送する（Ｓ１１）。アクセスサーバ３は，ＲＡＤｌＵＳ
(remote authentication dial in user service) プロ
トコルによる認証を行うため，転送されたユーザアカウ
ント，パスワードと，電話接続時に受け取る発信者の電
話番号とを認証サーバ４へ転送する。

【００２６】認証サーバ４は，受信データをもとに認証
を行い，認証がＯＫであれば，アクセスサーバ３は，端
末２へＩＰアドレスを払い出す（Ｓ１２）。割当てたＩ
Ｐアドレスを端末２へ転送し，ＩＰ接続を開始する（Ｓ
１３）。電話番号とユーザアカウントに相違がある場合
や，ユーザアカウントとパスワードに相違がある場合，
また同じユーザアカウントで既にＩＰ網９へ接続されて
いる場合には，認証ＮＧとする。

【００２７】アクセスサーバ３は，端末２のアクセス情
報をログとしてファイル出力する（Ｓ１８）。図４
（Ａ）に，アクセスサーバ３が出力するログの例を示
す。ログファイルに出力する情報は，アクセスした日
時，端末２の電話番号，アクセスサーバ３のＩＰアドレ
ス，ユーザアカウント，端末２へ払い出したＩＰアドレ
ス，「接続開始」が判断できる情報(start) などの情報
を含む。

【００２８】利用者は，端末２に割当てられたＩＰアド
レスを用いてＩＰ網９内のコンテンツサーバ５へアクセ
スすることが可能となり，コンテンツサーバ５に用意さ
れた有料コンテンツヘアクセスする（Ｓ１４）。コンテ
ンツサーバ５は，コンテンツを利用したユーザのＩＰア
ドレスとコンテンツ識別子（ＵＲＬやファイル名等），
時間，コンテンツサーバＩＤを含むアクセス情報をログ
としてファイル出力する（Ｓ２０）。コンテンツサーバ
５が出力するログの例を図４（Ｂ）に示す。コンテンツ
サーバ５のログは，ログ収集の日時，コンテンツを利用
した端末２のＩＰアドレス，コンテンツサーバ５のＩＰ
アドレス，利用の状態，コンテンツ識別子，送信バイト
数などの情報を含む。

【００２９】コンテンツの利用を終えた利用者がＩＰ接
続を解除すると（Ｓ１６），アクセスサーバ３は，端末
２のアクセス情報をログとしてファイル出力する（Ｓ１
８）。なお，出力する情報として日時，端末２の電話番
号，アクセスサーバ３のＩＰアドレス，ユーザアカウン
ト，端末２へ払い出したＩＰアドレス，「接続終了」が
判断できる情報（stop）などの情報を含む（図４（Ａ）
参照）。

【００３０】また，利用者はＩＰ接続を解除後，電話を
切断する（Ｓ１７）。アクセスサーバ３およびコンテン
ツサーバ５は，それぞれファイル出力したログ情報を課
金サーバ５へ通信リンクを介してＦＴＰ (file transfe
r protocol) により自律かつ周期的に課金サーバ６の特
定のディレクトリへ転送を行う（Ｓ１９およびＳ２
１）。なお，ここで課金サーバ６側からのアクセスによ
って，アクセスサーバ３およびコンテンツサーバ５がロ
グを送信する実施も可能である。

【００３１】課金サーバ６は，ログの転送を契機にアク
セスサーバ３のログからある時間帯のＩＰアドレスと利
用者名，電話番号の対応を抽出し，コンテンツサーバ５
のログから利用時間，利用者ＩＰアドレス，コンテンツ
サーバＩＤ，コンテンツ識別子を抽出して，両情報から
コンテンツの料金と課金対象の電話番号を求める（Ｓ２
２）。

【００３２】課金サーバ６は，該電話番号に対して課金
処理を行い，料金明細センタ７へ通信リンクを介して情
報を転送する。料金明細センタ７は，電話料金の請求処
理に包含し，請求書を発行する（Ｓ２３）。また，コン
テンツ提供者に対し精算を行う。

【００３３】図５に，課金サーバ６の処理フローチャー
トを示す。課金サーバ６は，アクセスサーバ３からのア
クセスログと，コンテンツサーバ５からのコンテンツ利
用ログとを蓄積しておき，ある一定期間ごとにまたはロ
グの受け取りを契機として図５に示す処理を行う。

【００３４】まず，コンテンツサーバ５から得たコンテ
ンツ利用ログを１レコードずつ読み出す（Ｓ３０）。そ
のコンテンツ利用ログ中の「ユーザのＩＰアドレス」と
同じ「ユーザのＩＰアドレス」を持つアクセスログ（複
数）を検索し，そのアクセスログの中でコンテンツ利用
ログ中の「日時」がアクセスログの接続開始から接続終
了までの時間に含まれるものを検索する（Ｓ３１）。検
索したアクセスログから課金対象の電話番号を抽出する
（Ｓ３２）。また，コンテンツ利用ログ中のコンテンツ
識別子や送信バイト数などから，あらかじめコンテンツ
毎に設定されている料金情報を用いてコンテンツの利用
料金を計算し（Ｓ３３），その利用料金を抽出した電話
番号に対して課金する（Ｓ３４）。以上の処理をコンテ
ンツ利用ログが終了するまで繰り返す（Ｓ３５）。すべ
てのコンテンツ利用ログに対する課金処理が終了したな
らば，課金情報を料金明細センタ７へ送り，処理を終了
する。

【００３５】なお，利用者は，課金サーバ６へＩＰ網９
経由でアクセスすることが可能であり，ユーザアカウン
トとパスワードを改めて投入することで利用状況（その
時点までの使用料金）を確認することができる。さらに
コンテンツサーバ５は，課金サーバ６へＩＰ網９経由で
アクセスすることが可能であり，コンテンツサーバＩＤ
とパスワードを投入することで，利用時間，ユーザ端末
のＩＰアドレスから利用者（発信者）の電話番号，住所
を確認することができる。この仕組を用いることで，利
用者がコンテンツサーバ５へアクセスし買い物をすると
購入証明を利用者に送信し，コンテンツ提供者は後から
利用者宅へ商品を郵送するオンラインショッピングに対
応することが可能である。

【００３６】

【発明の効果】本発明によれば，電話料金による料金徴
収のため，コンテンツ提供者は確実な料金回収が行え
る。また，発信者の電話番号を交換機が保証し，アクセ
スサーバへ通知することとアクセスサーバにて電話番号
とユーザアカウント・パスワードの対応を保証すること
で，利用者の契約電話番号以外からのアクセスを制限す
ることができる。このため，利用者のなりすましにも強
く，セキュリティの面でも優れる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態に係るシステム構成図であ
る。

【図２】交換機による電話接続動作のフローチャートで
ある。

【図３】ＩＰ接続動作のフローチャートである。

【図４】アクセスサーバとコンテンツサーバのログの例
を示す図である。

【図５】課金サーバの処理フローチャートである。

【符号の説明】

１ 交換機 ２ 端末 ３ アクセスサーバ ４ 認証サーバ ５ コンテンツサーバ ６ 課金サーバ ７ 料金明細センタ ８ 電話網 ９ ＩＰ網

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｍ 15/00 Ｈ０４Ｍ 15/00 Ｚ Ｆターム(参考） 5B085 AA08 AC04 BA00 5K025 BB10 5K030 GA15 GA16 HA01 HA08 HB08 HC02 KA01 KA04 KA06 KA07 KA13

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 コンテンツ利用者がネットワークを介し
   て有料コンテンツを取得または利用するシステムにおい
   て，利用者端末のネットワークへの接続時に，交換機か
   ら通知される利用者の電話番号と利用者端末に付与した
   利用者のＩＰアドレスとの対応情報を課金サーバへ送信
   する第１のサーバと，利用者端末へのコンテンツ送信時
   に課金サーバに対して利用者のＩＰアドレスと課金情報
   とを送信する第２のサーバと，前記第１のサーバから送
   られた利用者の電話番号と利用者のＩＰアドレスとの対
   応情報および前記第２のサーバから送られた利用者のＩ
   Ｐアドレスと課金情報とを組み合わせて，課金すべき利
   用者の電話番号を特定し，コンテンツ料金を電話料金に
   包含させて課金する課金サーバとを有することを特徴と
   するＩＰコンテンツ料金代行徴収システム。
2. 【請求項２】 請求項１記載のＩＰコンテンツ料金代行
   徴収システムにおいて，利用者の電話番号とユーザアカ
   ウントとパスワードとを保持管理し，前記第１のサーバ
   からの認証依頼に対し利用者を認証する認証サーバを有
   し，前記第１のサーバは，前記認証サーバへ利用者の電
   話番号とユーザアカウントとパスワードとを送信して認
   証を依頼することより，前記認証サーバにおいてあらか
   じめ保持管理する利用者の電話番号とユーザアカウント
   とパスワードとの照合によって利用者が正当な利用者で
   あるか否かをチェックし，なりすましを防止することを
   特徴とするＩＰコンテンツ料金代行徴収システム。
3. 【請求項３】 請求項１記載のＩＰコンテンツ料金代行
   徴収システムにおいて，前記課金サーバは，コンテンツ
   提供者に対し利用者の住所，電話番号情報および氏名を
   通知する手段を持つことを特徴とするＩＰコンテンツ料
   金代行徴収システム。
4. 【請求項４】 利用者端末がネットワークへの接続のた
   めにアクセスする第１のサーバと，コンテンツを提供す
   る第２のサーバと，電話料金に対する課金処理を行う課
   金サーバとを有し，コンテンツ利用者がネットワークを
   介して有料コンテンツを取得または利用するシステムに
   おけるＩＰコンテンツ料金代行徴収方法であって，前記
   第１のサーバは，利用者端末のネットワークへの接続時
   に，交換機から通知される利用者の電話番号と利用者端
   末に付与した利用者のＩＰアドレスとの対応情報を前記
   課金サーバへ送信し，前記第２のサーバは，利用者端末
   へのコンテンツ送信時に前記課金サーバに対して利用者
   のＩＰアドレスと課金情報とを送信し，前記課金サーバ
   は，前記第１のサーバから送られた利用者の電話番号と
   利用者のＩＰアドレスとの対応情報および前記第２のサ
   ーバから送られた利用者のＩＰアドレスと課金情報とを
   組み合わせて，課金すべき利用者の電話番号を特定し，
   コンテンツ料金を電話料金に包含させて課金することを
   特徴とするＩＰコンテンツ料金代行徴収方法。
5. 【請求項５】 コンテンツ利用者がネットワークを介し
   て有料コンテンツを取得または利用するシステムにおけ
   る課金サーバであって，利用者端末のネットワークへの
   接続時に，利用者の電話番号と利用者のＩＰアドレスと
   の対応情報を受け取り，その情報を蓄積する手段と，利
   用者端末へのコンテンツ送信時に利用者のＩＰアドレス
   と課金情報との組の情報を受け取り，その情報を蓄積す
   る手段と，前記蓄積した利用者の電話番号と利用者のＩ
   Ｐアドレスとの対応情報および前記蓄積した利用者のＩ
   Ｐアドレスと課金情報との組の情報から，課金すべき利
   用者の電話番号を特定し，コンテンツ料金を電話料金に
   包含させて課金する手段とを有することを特徴とする課
   金サーバ。
6. 【請求項６】 コンテンツ利用者がネットワークを介し
   て有料コンテンツを取得または利用するシステムにおけ
   る課金サーバの課金方法であって，利用者端末のネット
   ワークへの接続時に，利用者の電話番号と利用者のＩＰ
   アドレスとの対応情報を受け取り，その情報を蓄積する
   過程と，利用者端末へのコンテンツ送信時に利用者のＩ
   Ｐアドレスと課金情報との組の情報を受け取り，その情
   報を蓄積する過程と，前記蓄積した利用者の電話番号と
   利用者のＩＰアドレスとの対応情報および前記蓄積した
   利用者のＩＰアドレスと課金情報との組の情報から，課
   金すべき利用者の電話番号を特定し，コンテンツ料金を
   電話料金に包含させて課金する過程とを有することを特
   徴とする課金方法。
7. 【請求項７】 コンテンツ利用者がネットワークを介し
   て有料コンテンツを取得または利用するシステムにおけ
   る課金サーバが実行するためのプログラムであって，利
   用者端末のネットワークへの接続時に，利用者の電話番
   号と利用者のＩＰアドレスとの対応情報を受け取り，そ
   の情報を蓄積する処理と，利用者端末へのコンテンツ送
   信時に利用者のＩＰアドレスと課金情報との組の情報を
   受け取り，その情報を蓄積する処理と，前記蓄積した利
   用者の電話番号と利用者のＩＰアドレスとの対応情報お
   よび利用者のＩＰアドレスと課金情報との組の情報か
   ら，課金すべき利用者の電話番号を特定し，コンテンツ
   料金を電話料金に包含させて課金する処理とを，コンピ
   ュータに実行させるための課金サーバ用のプログラム。
8. 【請求項８】 コンテンツ利用者がネットワークを介し
   て有料コンテンツを取得または利用するシステムにおけ
   る課金サーバが実行するためのプログラムを記録した記
   録媒体であって，利用者端末のネットワークへの接続時
   に，利用者の電話番号と利用者のＩＰアドレスとの対応
   情報を受け取り，その情報を蓄積する処理と，利用者端
   末へのコンテンツ送信時に利用者のＩＰアドレスと課金
   情報との組の情報を受け取り，その情報を蓄積する処理
   と，前記蓄積した利用者の電話番号と利用者のＩＰアド
   レスとの対応情報および利用者のＩＰアドレスと課金情
   報との組の情報から，課金すべき利用者の電話番号を特
   定し，コンテンツ料金を電話料金に包含させて課金する
   処理とを，コンピュータに実行させるためのプログラム
   を記録したことを特徴とする課金サーバ用のプログラム
   記録媒体。