JP2002312290A - イー・メールの方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 送るべきメッセージを正しい受取り人に安全
に送付する。 【解決手段】 改良されたイー・メール方法は、メッセ
ージを生成するメッセージ段階、メッセージを送るため
の封筒をアドレスするアドレス段階、メッセージを送る
ためのスタッフ及びセンド段階を含んで提供され、アド
レス段階は、メッセージが校正されサインされるまで許
可されず、スタッフ及びセンド段階は、アドレスがリス
トされ承認されるまで許可されない。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電子メール又はイ
ー・メールに関連し、更に特定すれば、イー・メールを
生成する新たな方法に関連する。

【０００２】

【従来の技術及びその課題】電子メール又はイー・メー
ルは一つのコンピュータから別のコンピュータへ電子メ
ッセージを転送するサービスである。そのメッセージ
は、短く又は長く、及び、種々の形式にすることができ
る。転送は、隣りのオフィスとの間のような短い距離、
又はグローバル・インターネット・ネットワーク上の長
い距離にわたることができる。

【０００３】一般に、イー・メール・システムを介して
イー・メール・メッセージを送るために、ユーザはイー
・メール・プログラム・モジュールを開き、メッセージ
及び他の情報をイー・メール・フォームにタイプする。
イー・メール・フォームは受取り人のアドレス、メッセ
ージの主題（subject）及びメッセージ自体のためのい
くつかのフィールドから成る。ユーザは又イー・メール
・メッセージに別のファイルを添付し得る。イー・メー
ル・メッセージを送る前に、ユーザは、意図する受取り
人にメッセージを送るためにイー・メール・システムに
よって使用される受取り人のイー・メール・アドレスを
入力しなければならない。

【０００４】イー・メール・メッセージを作り、受取り
人のアドレスを入力した後、ユーザは「送信」命令を行
使することによってメッセージを送る。イー・メール・
システムは受取り人にメッセージを送る。受取り人のコ
ンピュータでは、イー・メール・メッセージが受取り人
の受信トレーに受取られたとき、受取り人は典型的に、
鳴動ベルのような視覚又は聴覚上の合図を受取る。そし
て受取り人はイー・メール・プログラムを開き、受信ト
レーのメッセージのリストを見ることができる。受取り
人はそのメッセージを選択し開くことによってメッセー
ジの完全なテキストを見ることができる。

【０００５】イー・メールは、他人と情報を交換しコミ
ュニケートするための早く便利な簡単な方法であるの
で、ますます流行している。イー・メールはコミュニケ
ーションの他の形式を超える数多くの利点を提供する。
例えば、イー・メール・メッセージの受取り人は、即割
込まれるのではなく、メッセージを受けて応答するのに
都合の良い時まで待つことができるから、電話より押し
つけがましさが少ない。イー・メールの別の利点は多数
の受取り人に単一のイー・メール・メッセージを送るこ
とによって大集団の人達とコミュニケートする能力であ
る。イー・メールの更なる別の利点は電子フォーマット
の書類をイー・メール・メッセージに添付する能力であ
る。

【０００６】イー・メール・メッセージは「フォーム」
のコンテキストで作られる。フォームはメッセージを構
造化されたフォーマットで表示するために使用されるも
のである。イー・メール・フォームは、アドレス・フィ
ールド、「フロム」フィールド、「主題」フィールド、
「ｃｃ」フィールド、及び「本文」フィールドを含む複
数フィールドを典型的に提供する。イー・メール・シス
テムのユーザはそのフォームのフィールドのいくつか又
は全てにデータを入力することによってメッセージを作
る。

【０００７】イー・メール・フォームは、フォームが実
行することができる命令である動詞を典型的に含む。典
型的な動詞は、応答する、転送する、開く及び印刷する
等の命令を含む。例えば、受取り人は応答ボタンをクリ
ックすることによってイー・メール・メッセージに対す
る応答を生成することができる。応答命令に応じて、イ
ー・メール・プログラムは「応答」動詞に関連する指示
を実行する。これは、入力メッセージのアドレス・フィ
ールドのデータを応答の「フロム」フィールドへコピー
すること、入力メッセージの「フロム」フィールドのデ
ータを応答のアドレス・フィールドへコピーすること、
及び、「主題」フィールドのデータの前に「Ｒｅ：」を
付加することを含む。

【０００８】イー・メールはしばしば間違いアドレスに
送られたり、終了していないレターが送られる。これに
より、メッセージを送るべきでない間違いの当事者へレ
ター又はメッセージが行くという深刻な結果を生ずるこ
とがある。多くの「ウープス」メッセージが送られる。
現在のシステムは間違いのアドレスを容易に追加し、又
は未了のレター又はメッセージを容易に送ってしまう。
本発明の目的は、この問題を有しにくいイー・メール・
システム及び方法を提供することである。

【０００９】

【課題を達成するための手段及び作用】本発明の一実施
例に従って、イー・メールが送られるとき、主題ライン
とメッセージ・テキストを書き、添付物をリストにする
（もし有れば）ためのメッセージ・ペーパ・スクリーン
の第１段階、受取り人の名前を書くためのアドレシング
・ツー・エンベロープの第２段階、及び、スタッフ及び
センド・エンベロープ段階の別個の段階がある。

【００１０】

【実施例】本発明は好ましくは、図１に示されるローカ
ル・ネットワーク１２又は広域ネットワーク１３によっ
て遠隔コンピュータとコミュニケートする通常のコンピ
ュータ・システムにおいて使用され得る。コンピュータ
１０は、カルフォルニア、サンタクララのインテル社に
よって製造される「ペンティアム（登録商標）」プロセ
ッサのような中央処理ユニット（ＣＰＵ）１４を含む。
コンピュータは、システム・バス１８によってプロセッ
サ１４に接続されたシステム・メモリ１５、リード・オ
ンリ・メモリ１６及びランダム・アクセス・メモリ１７
を含む。メモリ・システム１５は、パーソナル・コンピ
ュータの要素間の情報転送をアシストする一組の基本ル
ーチンを有するＲＯＭ１６にストアされたＢＩＯＳを含
む。

【００１１】パーソナル・コンピュータ１０は、バス１
８に接続されたローカル・ドライブ２０、フロッピー
（登録商標）・ディスク・ドライブ２２及びＣＤ−ＲＯ
Ｍドライブ・ユニット２５を含む。キーボード２８又は
マウスあるいはポインティング・デバイスのような他の
ものが同様にバス１８に接続され、ユーザが命令及びデ
ータをシステム１０に入力することを可能にする。

【００１２】遠隔コンピュータ１１は遠隔記憶デバイス
３３に接続される。パーソナル・コンピュータ１０はネ
ットワーク・インタフェース３４によってローカル・ネ
ットワーク１２に接続されて遠隔プロセッサにコミュニ
ケートし、又はシリアル・ポートを介して遠隔コンピュ
ータ１１への広域ネットワークへモデム３５を介して接
続される。モデム３５は公衆交換電話ネットワーク（Ｐ
ＴＳＮ）又はＣＡＴＶネットワークに接続することがで
きる。オペレーティング・システム３６、アプリケーシ
ョン・プログラム及びデータのようなプログラム・モジ
ュールは、ハード・ドライブ２０、フロッピー（登録商
標）・ディスク２３、ＲＯＭ１７、ＲＡＭ１６及びＣＤ
−ＲＯＭを経由してＣＰＵ１０に提供され、メモリ・シ
ステム１５に格納される。パーソナル・コンピュータが
作動すると、ＢＩＯＳはＣＰＵに命令をし、例えばＲＡ
Ｍ１７へハード・ドライブからオペレーティング・シス
テムをロードする。

【００１３】ＣＰＵ１４はオペレーティング・システム
３６を実行し、モニタ３１に表示される視覚上及び音響
上の効果を生成する。オペレーティング・システム３６
は、アプリケーション・プログラム３７が種々のタイプ
の入力／出力で作動することを可能にするよう機能を提
供する。アプリケーション・プログラム３７は、例え
ば、オペレーティング・システムがモニタ上の表示テキ
スト又は取り付けたプリンタ上の印刷テキストのような
種々のタスクにステップを実行せしめるよう機能コール
を出す。イー・メール用の衆知のプログラムはマイクロ
ソフトのアウトルック・プログラムである。「マイクロ
ソフト・アウトルック」の記述はワシントン、レッドモ
ンドのマイクロソフト・コーポレーションによって発せ
られた発表物で入手可能である。記述は又、グッドハン
ド他の米国特許第５，９２３，８４８号、サーロウ他の
米国特許第６，０５７，８４１号、及びケネディの米国
特許第６，１３４，５８２号のような特許においても見
出される。これらの特許を参照によってここに含める。

【００１４】好ましいオペレーティング・システム３６
は、メッセージ作動アプリケーションを書くことをプロ
グラマにとって容易にするメッセージ・アプリケーショ
ン・プログラミング・インターフェース（ＭＡＰＩ）を
使用することができる。コードはメッセージを送付し、
受取り、及びアドレスするための機能を提供する。図２
はＭＡＰＩサブシステムを図示する。スプレッドシー
ト、ワード・プロセシング、イー・メール及びワーク・
フローのようなクライアント・アプリケーション３００
はＭＡＰＩサブシステムを使用する。スプーラ３１０は
別のインターフェースであり、メッセージ・システムか
らメッセージを送り、受取る責任を負う。共通のユーザ
・インターフェースは一組のダイアログ・ボックスであ
り、一貫した外観をクライアント・アプリケーションに
与え、タスクを実行するために一貫した方法を用いる。
ＭＡＰＩプログラミング・インターフェースとしてここ
で参照した主要なプログラミング・インターフェースは
ＯＬＥコンポーネント・オブジェクト・モデルに基き得
る。クライアント・アプリケーションも同様に単一のＭ
ＡＰＩ、コモン・メッセージング・コール（ＣＭＣ）及
びＯＬＥメッシング・ライブラリを使用し得る。スプー
ラ３１０はバックグラウンド・プロセスとして作動し、
同様に、新しいメッセージの配布時にクライアントに知
らせ、メッセージ処理及び過去の処理を発動し、配布メ
ッセージを表示するレポートを生成するようなメッセー
ジング機能を作動させる。ＭＡＰＩサービス・プロバイ
ダ３２５及びドライバはクライアント・アプリケーショ
ン３００をメッセージング・システム３２０に接続す
る。メッセージング・システムは、メッセージ・ストア
・プロバイダ３３０、アドレス・ブック又はディレクト
リ・プロバイダ３３５、及びメッセージ・トランスポー
ト・プロバイダを含む。メッセージは、特定のタイプ又
は分類のメッセージ用に適切なフォームを用いて作成さ
れる。完成したメッセージは一人又はそれより多い受取
り人へアドレスされる。クライアントがメッセージを送
るとき、ストア・プロバイダ３３０は各受取り人が固有
のかつ有効なアドレスを有しており、そのメッセージが
転送に必要な全ての情報を有することをチェックする。
メッセージはその後アウトバウンド・キューに置かれ
る。ここで教示したクライアント・イー・メール・プロ
グラムはＭＡＰＩ又は類似のプログラムで作動すること
ができる。フォームは用意されるか単に空白シートであ
り得る。

【００１５】図３に第１又はレター・ステップ４０１が
ある。これはメッセージの起草である。システムは例え
ば、黄色のペーパでスクリーンを、及び、紺色インクと
して表示テキストを表示し得る。この段階４０１でレタ
ー又はメッセージが挨拶、主題及び本文で起草される。
挨拶、主題及び本文のブロック・アウトラインはフォー
ム・プログラムによって生成される。同様に添付物が入
力される。ユーザは例えばキーボードによって、例えば
紺色印字で、黄色のスクリーン上にレターを起草する。
起草は音声認識のような他の手段によっても行い得る。

【００１６】レター又はメッセージは起草者によってサ
インされるまで完成ではない。サインは、メッセージを
完成すること、及び完成し校正されたことを確認するこ
とである。起草者は、サインの前にステップ４０２で終
了及び校正を確認するよう促される。サインされるまで
は次の段階に更に進まない。ステップ４０３はサインさ
れているかの確認を提供する。サイン及び校正がされて
いないならば起草ステップ４０１に戻る。サインは、
「署名」と呼ばれるフォーム上のスポットにタイプする
ことによって、又は起草フォーム上にチェックマークを
配することでも成し得る。

【００１７】レターにサインすると（ステップ４０
３）、システムは自動的に次に進みアドレスすることに
よってメッセージを終了にする。封筒スクリーンが生成
されディスプレイ上に提示され（ステップ４０４）、名
前のリストに書込む。これは封筒用の黄色いスクリーン
でもあり得る。封筒及びアドレスのリストはレター又は
メッセージがサインされ終了するまでは提示されない。
アドレスは名前の格納リストから持ってくるか、新たな
初めての名前を入力することができる。

【００１８】チェック・ステップ４０５はアドレスをチ
ェックし正しいか確認する。アドレスのリスト及びフル
又はブラインドのコピーか否かが提供される。リスト
は、もし有れば添付物を得る人及び得ない人の名前のリ
ストを含む。同様に、アドレスが挨拶とマッチするかを
確認するためにチェックがなされる。正しくない場合は
システムはアドレスのためのステップ４０４又は挨拶を
訂正するためのステップ４０１に戻る。ユーザがレビュ
ーの後「イエス」条件によってアドレスとの一致をみた
場合、システムは次のステップ４０６に進む。選択ステ
ップ４０６では、レター又はメッセージ及び封筒は、サ
インされ、封筒が全て正しくアドレスされた後、ｃｃと
ｂｃｃを白色にする。ステップ４０７は、メールを送る
べきかどうか起草者に質問するために提供され得る。

【００１９】最後の段階４０８はスタッフ及びメール段
階であり、サイン後に、封筒の全てが正しくアドレスさ
れ、ステップ４０７で起草者がメッセージ又はレターを
送るよう質問に対し肯定的に答えた後に発生する。

【００２０】返答（新しいレター又はメッセージへ対す
るものとして）が作られる場合、全封筒上のアドレスの
リストは自動的にインポートされ、又は再アレンジ（例
えば同じオリジナルの「ｔｏ」をｃｃにする等）され、
変更又は補強され得る。ステップ４０３乃至４０８は、
返答がサインされたこと、アドレスが正しいこと、添付
物のフル・コピーを誰が得て誰が得ないかについて確認
する。

【００２１】システムは又、ステップ４０９で更なるメ
ッセージがあるかどうかを質問し、そうであればプログ
ラムは終了せずにステップ４０１へサイクル・バックす
る。

【００２２】以上の説明に関し、更に以下の項目を開示
する。 （１） イー・メール・メッセージを生成する方法であ
って、メッセージの草案を生成し、草案を校正し、草案
にサインし、草案にサインした後のみ、メッセージのア
ドレスを可能にし、メッセージのアドレス及び草案のサ
イン後のみ、イー・メールを送ることを可能にするステ
ップを含む方法。 （２） 第１項に記載の方法であって、草案のサイン後
アドレスが終了後のみ、イー・メールを送るステップを
含む方法。 （３） 第１項に記載の方法であって、前記草案は草案
のサイン後色を変える着色スクリーン上に配される方
法。 （４） 第３項に記載の方法であって、前記草案は封筒
のアドレス後に色を変える方法。 （５） 第１項に記載の方法であって、前記サインする
ことはサインされたことの確認を含む方法。 （６） 第１項に記載の方法であって、確認することは
署名を表すラベルを配することを含む方法。 （７） 第６項に記載の方法であって、前記ラベルはフ
ォーム上のマーキングを含む方法。 （８） 第１項に記載の方法であって、前記アドレスす
ることはアドレスのリスト、及び誰がフル・コピーを得
て誰が得ないかの表示を提供するチェック・ステップを
含む方法。

【００２３】（９） 改良されたイー・メール方法は、
メッセージを生成するメッセージ段階、メッセージを送
るための封筒をアドレスするアドレス段階、メッセージ
を送るためのスタッフ及びセンド段階を含んで提供さ
れ、アドレス段階は、メッセージが校正されサインされ
るまで許可されず、スタッフ及びセンド段階は、アドレ
スがリストされ承認されるまで許可されない。

【図面の簡単な説明】

【図１】イー・メールを送り受取るために有用なハード
ウェア・システムのブロック・ダイヤグラムを示す図。

【図２】メッセージング・アプリケーション・プログラ
ミング・インターフェース（ＭＡＰＩ）によって定義さ
れるモジュレータ・アーキテクチュアを示す図。

【図３】本発明の一実施例に従ったイー・メール・シス
テムのフロー・チャートを示す図。

【符号の説明】

４０１ 起草するステップ ４０２ 完成及び校正を確認するステップ ４０３ サインを確認するステップ ４０４ アドレスするステップ ４０５ アドレスを確認するステップ ４０７ メール送信を確認するステップ ４０９ 更なるメッセージを確認するステップ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 イー・メール・メッセージを生成する方
   法であって、 メッセージの草案を生成し、 草案を校正し、 草案にサインし、 草案にサインした後のみ、メッセージのアドレスを可能
   にし、 メッセージのアドレス及び草案のサイン後のみ、イー・
   メールを送ることを可能にするステップを含む方法。