JP2002312251A - データの複製方法及び情報処理システム - Google Patents

データの複製方法及び情報処理システム

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JP2002312251A JP2001117617A JP2001117617A JP2002312251A JP 2002312251 A JP2002312251 A JP 2002312251A JP 2001117617 A JP2001117617 A JP 2001117617A JP 2001117617 A JP2001117617 A JP 2001117617A JP 2002312251 A JP2002312251 A JP 2002312251A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アプリケーションプログラム無停止でディスク
ボリュームの複製を多数作成する際、複製元データへの
アクセス速度が低下するという問題がある。 【解決手段】複製元データをディスクアレイの機能によ
り2つのディスクボリュームに二重化する。複製作成時
に、二重化を中断し、1つのディスクボリュームへのア
クセスを停止する。ディスクアレイの機能により、その
ボリュームから同じディスクアレイ装置内や異なる装置
内の複数の複製先ボリュームに、データをコピーする。
コピー終了後、二重化を再開し、2つのディスクボリュ
ームの内容を一致させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データの複製を行
うコンピュータシステム及びデータ複製の方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムが有するデータに
対して複数の異なる処理が行われる場合、処理対象とな
るデータが、記憶装置システムが有する複数の記憶装置
に複製され、各々の記憶装置の同一内容のデータに対し
て、異なる処理が行われることがある。また、一つの処
理を複数のコンピュータで並列に行う場合、処理の対象
となるデータを複数の記憶装置に複製して、アクセス先
を複数にする。このようにして、コンピュータシステム
におけるデータへのアクセスの負荷を分散し、システム
の処理の高速化を図ることが実用化されている。
【0003】24時間連続して処理を行うシステムで
は、システムで使用されるアプリケーションプログラム
(AP)の実行を中断しないでデータの複製を行う必要
がある。このような場合、従来は、通常のシステム運用
時に複数の記憶装置に同じデータを書き込むことによ
り、データをあらかじめ多重化(ミラーリング)してお
くという技術が使用されてきた。尚、本明細書におい
て、記憶装置とは、物理的な記憶装置及び論理的な記憶
装置(Logical Unit:LU)の両方が含まれる。
【0004】ミラーリングされたデータが格納された複
数の記憶装置の個々を別々の処理に利用する際は、ミラ
ーリングが中止されることにより、個々の記憶装置を独
立して利用可能な状態とする。個々の記憶装置に対する
独立した処理が終了すると、個々の記憶装置の内容が一
致するように、一方の記憶装置のデータを他方の記憶装
置へコピーする(以下、「同期を取る」と言う)。
【0005】このようなデータの多重化は、従来は、A
Pが実行されているコンピュータであるサーバ上のソフ
トウェアや、サーバに接続された記憶装置システムが備
えているデータ多重化機能によって実現されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のデータの多重化
の方法では、ミラーリングが行われる記憶装置の数が多
い場合には、データを多重化するサーバ、又は記憶装置
を有する記憶装置システムに負荷がかかる。したがっ
て、コンピュータシステムの処理能力の多くがミラーリ
ングの処理に使用されることとなり、コンピュータシス
テムで実行されるAPの処理速度が低下する。
【0007】また、一方の記憶装置の内容を常に他方の
記憶装置に同期させる必要があるため、新たな記憶装置
が追加される場合や、複製された記憶装置の論理的な位
置が変更される場合には、対象となるデータを新たに追
加された記憶装置又は位置が変更された記憶装置に複製
する必要がある。
【0008】さらに、ミラーリングされる記憶装置の数
が増加すると、複製領域の管理が複雑となる。この場
合、複製されるべきではない記憶装置に誤ってデータが
複製されてしまい、データの破壊を引き起こす可能性も
ある。
【0009】本発明の第一の目的は、データの複製を多
数作成する場合にも、複製時にコンピュータシステムで
実行されているAPの処理速度の低下を防ぐコンピュー
タシステムを提供することである。
【0010】本発明の第二の目的は、新たなデータの複
製処理を伴わずに、複製先の記憶装置の追加、及び記憶
装置の論理的な位置を変更することができるコンピュー
タシステムを提供することである。
【0011】本発明の第三の目的は、誤った記憶装置に
データの複製を作成することによるデータ破壊を防止す
るコンピュータシステムを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、APから記憶装置システムに転送される
データを、記憶装置システム内で2つの記憶装置にミラ
ーリングして書き込む。複製を作成する際は、記憶装置
システムは、計算機システムからの指示に応じてミラー
リングを中断して1つの記憶装置へのアクセスを停止
し、アクセスが停止された記憶ブロックの内容を複製先
となる記憶ブロックにコピーする。コピーが終了した
ら、記憶装置システムは、中断していたデータ書き込み
のミラーリングを再開し、2つの記憶装置の内容を一致
させるという構成とする。
【0013】また、複製先の記憶装置を定義する際に、
記憶装置が複製先であることを示すマークを複製先の記
憶装置を定義する情報に記録し、実際にデータのコピー
を開始する前に複製元の記憶装置システムが、その定義
情報に含まれるマークを確認して複製を行う構成も考え
られる。
【0014】さらに、複数の記憶装置システムに複製を
作成する場合は、データをあらかじめ定義された複数の
コピー先に書き込む機能を持つコピーモジュールを用い
る構成とすることもできる。複製元の記憶装置システム
は、異なる記憶装置システムの記憶装置に複製を作成す
る場合、データをコピーモジュールに転送し、コピーモ
ジュールが複数の記憶装置にデータをコピーする構成も
考えられる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した計算機
システムの第一の実施形態の構成を示す図である。
【0016】本計算機システムは、データベースサーバ
110、管理コンソール100、データウエアハウスサ
ーバ120、バックアップサーバ130、FCハブ14
0、ディスクアレイ160、及びディスクアレイ180
を有する。尚、管理コンソール100は独立した計算機
ではなく、データベースサーバ110等がその役目を果
たしても良い。
【0017】データベースサーバ110、データウェア
ハウスサーバ120、及びバックアップサーバ130
は、各々FCインタフェース114、122、132を
有し、FCケーブル141〜145、及びFCハブ14
0を介してそれぞれディスクアレイ160及びディスク
アレイ180と接続される。
【0018】管理コンソール100、データベースサー
バ110、ディスクアレイ160及びディスクアレイ1
80は、各々Local Area Network(以下「LAN」と称す
る。)インタフェース103、113、164、182
を有し、LAN150を介して相互に接続される。LAN15
0は、システムが動作するために必要な制御情報の伝達
に使用される。
【0019】管理コンソール100には、ディスクアレ
イ管理プログラム102及びデータベース連携プログラ
ム101が格納されている。
【0020】ディスクアレイ管理プログラム102は、
ディスクアレイ160及び180の動作を制御するプロ
グラムである。ディスクアレイ管理プログラム102
は、管理コンソール100が有する操作盤等のインタフ
ェースから入力されるユーザの指示に基づいて、LAN1
50を介してディスクアレイ160等と制御情報の送受
信を行い、ディスクアレイ160等内部の情報の取得や
動作の指示を行う。ディスクアレイ管理プログラム10
2は、データベース連携プログラム101を起動する機
能を有する。
【0021】データベース連携プログラム101は、LA
N150を介し、データベースサーバ110内のデータ
ベース制御プログラム111にプログラムの実行開始の
指示等を送信する。
【0022】データベースサーバ110には、データベ
ース制御プログラム111及びデータベースシステム1
12が格納されている。データベース制御プログラム1
11は、データベース連携プログラム101の指示に基
づいて、データベースシステム112の動作を制御す
る。制御の内容には、データベースサーバ110のバッ
ファ内にあるデータをディスクアレイ160に書き込む
(以下「フラッシュする」と称する。)こと、データベ
ースをバックアップモードにする等の、データの複製を
行う際に必要なデータベースシステム固有の動作が含ま
れる。
【0023】データベースシステム112は、ディスク
アレイ160内の論理的な記憶装置であるLU190に
格納されたデータへのアクセスを制御する。データベー
スシステム112は、24時間無停止で動作する。
【0024】データウェアハウスサーバ122には、デ
ータウエアハウスシステム121が格納される。データ
ウェアハウスシステム121は、システムに割り当てら
れたLUに格納されたデータへのアクセスを制御する。
本実施形態では、ディスクアレイ160内のLU192
に保持されたデータへのアクセスを制御する。
【0025】バックアップサーバ130には、バックア
ッププログラム131が格納される。バックアッププロ
グラム131は、バックアップ用のLUに保持されたデ
ータへのアクセスを制御する。本実施形態では、ディス
クアレイ180内のLU193をバックアップ用のLU
とする。
【0026】ディスクアレイ160は、演算処理部(C
PU)163、メモリ170、ディスクコントローラ1
65、ディスク166〜168、FCインターフェース
161、及びLANインターフェース164を有する。
又、ディスクアレイ160は、LU190〜193を有
する。LUは、実際には、ディスク166〜168内で
分散した記憶領域で構成されていても良い。本実施形態
においては、一つのディスクの中に一つのLUが割り当
てられているとする。
【0027】CPU163は、LANインタフェース16
4、FCインタフェース161、及びディスクコントロ
ーラ165を制御する。CPU163は、メモリ170
に記憶されたプログラムを実行する。ディスクコントロ
ーラ165は、ディスク166等の動作、特にディスク
166等へのデータの読み書きの制御を行う。
【0028】メモリ170には、LUミラープログラム
171、LU管理表172、LU複製プログラム17
3、複製管理表174、及び装置ID175が格納され
る。LUミラープログラム171は、LUのミラーリン
グを実行するためのプログラムである。具体的には、L
U管理表172に記録された内容に基づいて、LUへ書
き込まれるデータを異なるLUにミラーリングする処
理、ユーザからの指示に基づいてミラーリングを停止す
る処理、ミラーリングを再開し2つのLUの内容を一致
させる処理等をディスクコントローラ165が実行する
ためのプログラムである。
【0029】LU管理表172には、システム全体に存
在するLUに与えられるLU番号、LUの記憶容量、ミ
ラー先となるLUの情報、二重化動作中のディスクアレ
イ状態など、ディスクアレイのLU管理に必要な情報が
記録される。
【0030】LU複製プログラム173は、ユーザから
の指示及び複製管理表174に記録された内容に基づい
て、複製元となるLU(複製元LU)の内容を複製先と
なるLU(複製先LU)に複製する処理をディスクコン
トローラ165に実行させるプログラムである。複製管
理表174には、ディスクアレイ160内におけるLU
の複製状況が記録される。装置ID175には、各ディ
スクアレイに一意に与えられたIDの情報が格納され
る。
【0031】ディスクアレイ180は、CPU183、
メモリ184、ディスクコントローラ185、ディスク
186、FCインターフェース181、及びLANイン
ターフェース182を有する。又、ディスクアレイ18
0は、LU193を有する。ディスクアレイ180のメ
モリ184に格納されるプログラムは、ディスクアレイ
160と同様なので、説明は省略する。
【0032】本実施形態では、データベースシステム1
12がアクセスするLU190に記録されたデータが、
LU192及びディスクアレイ180のLU193に複
製される例を説明する。前提として、LU190に記録
されたデータは、LUミラープログラム171によっ
て、LU191にミラーリングされているとする。
【0033】データの複製を行う前に、複製元LU19
0を有するディスクアレイ160のメモリ170に記録
された複製管理表174に、複製先となるLUのグルー
プ(複製先LUグループ:この場合はLU192及びL
U193)が設定される。
【0034】図2は、複製管理表174の設定エントリ
を示す図である。グループIDエントリ300には、複
製先LUグループに含まれるLU(この場合、LU19
2及びLU193)に一意に指定されるIDの情報が格
納される。複製先LUグループの設定や複製の作成等の
処理を行う場合、処理の対象となる複製先LUグループ
の特定は、すべてグループIDによって行われる。
【0035】グループ状態エントリ301には、処理の
対象となる複製先LUグループについて、複製処理が実
行されている状態であることを示す「コピー中」、又は
複製処理が行われていない状態であることを示す「通
常」のどちらかの情報が保持される。複製元LUエント
リ302には、複製元LU(ここではLU190)の情
報が保持される。コピー位置エントリ303には、複製
作成中のある時点で複製元LU内のどの位置のデータを
コピー中かという情報が、例えばLBA(Logical Block Ad
dress)形式で保持されている。
【0036】複製先LUエントリ304には、種別、F
Cインタフェース(FC I/F)、LU番号(LUN)、状態と
いった情報が記録される。種別とは、複製先LUが複製
元LUと同じディスクアレイ内にあるか否かを示す情報
である。ここでは、「ローカル」が同一ディスクアレイ
内にある場合を指し(本実施形態ではLU192)、そ
れ以外の場合は「リモート」で現される(本実施形態で
はLU193)。
【0037】FC I/Fは、複製先LUの種別が「リモー
ト」の場合に、複製先LUへのアクセスパスとなる複製
元及び複製先ディスクアレイが有するFCインターフェー
スに割り当てられているWorld Wide Nameを表す。LU
Nは、複製先LUに一意に指定される番号であるLU番
号を示す。状態は、LUがアクセス可能か否かを示す情
報である。アクセス可能であれば「通常」、そうでなけ
れば「エラー」という情報が、状態を保持するエントリ
に格納される。複製先LUエントリ304は、複数設定
することができる。
【0038】複製先LUを設定する場合、ユーザは、デ
ィスクアレイ管理プログラム102を介して、複製を作
成したいディスクアレイ(ここでは、ディスクアレイ1
60及び180)に指示を送り、ディスクアレイのLU
管理表172に登録されたLUのリスト及び装置IDを
取得する。
【0039】ユーザは、取得したLUのリストの中か
ら、複製先とするLUを選択(ここではLU192及び
LU193)する。ユーザは、LUN及び装置IDのペ
アからなるすべての複製先LUの情報を、グループID
および複製元LUのLUNの情報とともに、複製グルー
プ定義命令として複製元ディスクアレイ(ここではディ
スクアレイ160)に送る。グループIDは、ユーザが
指定するか、ユーザが識別しやすいものをディスクアレ
イ管理プログラム102が生成する。
【0040】図3は、複製グループ定義命令を受信した
ディスクアレイ160の動作を示すフロー図である。以
下の動作は、LU複製プログラム173に従って、CP
U163によって実行される。
【0041】命令を受信したディスクアレイ160のC
PU163は、指定されたグループIDが複製管理表1
74内の既存のグループIDと重複していないかを確認
する(201)。CPU163は、複製元LUとして指定
されたLUNが、ディスクアレイ160に存在するか調
べる(202)。グループIDが重複する、又は指定され
たLUが存在しない場合、CPU163は、定義エラー
として管理コンソール100にステータスを返信し、処
理を終了する。
【0042】定義エラーがない場合、CPU163は、
ディスクアレイ160が有するFCインタフェース161
等からアクセス可能な全てのLUについて、LUが属す
る装置の装置IDを取得する。装置IDを取得するため
に、CPU163は、FCインタフェース161を介して
各LUに対して装置ID取得のためのModeSense SCSIコ
マンドを発行する。ModeSenseコマンドを受信したディ
スクアレイ180等のLU複製プログラム173は、あ
らかじめ定義されたパラメータページで装置IDを返信
する(203、204)。
【0043】装置IDを取得したCPU163は、複製
管理表174に新たな複製先LUグループのエントリを
作成する。最初は、グループ状態エントリは「通常」と
設定される(205)。CPU163は、指定された複製
先LUを、複製管理表174の新たなエントリに登録す
る。CPU163は、各複製先LUについて、LUの装
置IDが複製元の装置IDと同一かどうかを比較するこ
とにより、複製先LUの種別が「ローカル」か「リモー
ト」か判断し、複製管理表174への登録を行う。
【0044】リモートであった場合には、CPU163
は、ステップ203及び204で得たFCインタフェース
及び接続されている装置IDの情報に基づき、FCインタ
ーフェースの情報を複製管理表174に登録する。対応
するインタフェースがない場合には、CPU163は、
アクセス不可能なLUであると判断し、エラーステータ
スを管理コンソール100に返信する。複製先LUの初
期状態は「通常」と設定される(206〜209)。全て
の複製先LUの登録が終わると、CPU163は、ステ
ータスを管理コンソール100に返信して定義処理を終
了する(210、211)。
【0045】尚、複製先LUグループにLUが追加され
る場合、ディスクアレイ管理プログラム102からLU
を追加する旨の指示を受けた後、ディスクアレイ160
において、図3のステップ201、202及び205を
省略した処理が行われる。複製先LU、又は複製先LU
グループ全体を削除する場合、ディスクアレイ管理プロ
グラム102からLUを削除する旨の指示を受けた後、
CPU163は、グループ状態エントリが「通常」であ
ることを確認し、複製管理表174から該当するエント
リを削除する。
【0046】グループ状態エントリ301が「コピー
中」である場合は、その複製先LUグループ内でデータ
のコピーが行われている途中であるため、削除は実行さ
れず、エラーステータスが返信される。複製先LUの間
には依存関係が存在しないため、任意の複製先LUを複
製先LUグループから削除することができる。
【0047】図3に示す複製先LUを設定する処理で
は、データベースシステム112は、複製先LUを設定
する処理に何ら関与しない。したがって、複製先LUを
設定する場合でも、データベースシステム112で実行
されるAPの処理速度の低下を抑えることができる。
【0048】また、同一の複製先LUを複数の複製先L
Uグループで指定できるため、必要なLUの数を低減で
きる。例えば、LU-Aの複製を2つ作り、LU-Bの複
製を2つ作る場合、従来の方法では4つの複製先LUが
必要であるが、それぞれの複製を作成・利用する時間帯
が重ならない場合には、複製管理表174の設定を変更
することによって、複製先として同じ2つのLUを利用
できる。
【0049】さらに、同じ複製元LUと異なる複製先L
Uを持つ複製先LUグループをあらかじめ複数定義して
おき、複製作成時に複製先LUの位置を選択することも
可能である。
【0050】複製先LUグループが指定された後、実際
に複製が作成されるときは、データベース連携プログラ
ム101が、LANを介してデータベース制御プログラム
111に指示を送る。データベース制御プログラム11
1は、バッファフラッシュやバックアップモードへの移
行などのデータベースシステム112の前処理を行う。
【0051】その後、ユーザは、ディスクアレイ管理プ
ログラム102を介して、複製元LUの書き込みのミラ
ーリングの停止をディスクアレイ160に指示する。ミ
ラーリングの停止の指示をディスクアレイ160に送信
したディスクアレイ管理プログラム102は、複製を作
成する複製先LUグループのIDを含んだ複製命令を、
複製元LU190を持つディスクアレイ160に送る。
【0052】図4は、複製命令を受信したディスクアレ
イ160の動作を示すフロー図である。本動作は、LU
複製プログラム173に基づき、CPU163によって
制御される。
【0053】複製命令を受信したCPU163は、複製
管理表174を参照し、複製命令に含まれるグループI
Dで指定された複製グループの状態が「コピー中」であ
るか調べる(401)。状態が「コピー中」、又は指定さ
れたグループIDが存在しなかった場合、CPU163
は、エラーステータスを管理コンソール100に返信し
て複製処理を終了する。
【0054】エラー状態ではない場合、CPU163
は、複製管理表174のグループ状態エントリの内容を
「コピー中」に変更する(402)。CPU163は、複
製元LUが二重化処理中でないことを、LU管理表17
2を参照して確認する(403)。CPU163は、LU
管理表172を参照する際に複製元LUの容量を取得し
ておく。CPU163は、複製先LUの容量が複製元L
U以上であることを確認する。複製先LUの容量は、種
別が「ローカル」の複製先LUについてはLU管理表1
72を参照することにより確認される。「リモート」の
複製先LUについては、FCインタフェース161等を介
して、LUに対してReadCapacityコマンドを発行するこ
とによりLUの容量を取得する(404)。
【0055】複製先LUの容量が複製元よりも小さい場
合、CPU163は、複製管理表174の複製先LUエ
ントリの内容を「エラー」に変更する(406)。全ての
複製先LUエントリの状態が「エラー」となった場合、
CPU163は、グループ状態エントリの内容を「通
常」に戻し、管理コンソール100にエラーステータス
を返信して処理を終了する(408、419、420)。
【0056】以上の処理により、CPU163は、複製
処理が実行可能であることを確認する。また、ここまで
の処理(401〜408)のみを行う命令を定義しておけ
ば、複製先LUグループが正しく定義されていることを
確認するプレビュー機能を実現することもできる。
【0057】CPU163は、データの複製を開始す
る。CPU163は、複製管理表174のコピー位置エ
ントリ303のデータを、複製元LU190の先頭アド
レスにセットする(409)。CPU163は、LU19
0の先頭から順番にデータをコピーするよう、ディスク
コントローラ165を制御する。具体的には、ディスク
コントローラ165は、複製管理表174のコピー位置
303に指定された位置から、あらかじめ決められた大
きさのデータを読み出し、グループIDで指定された複
製先LUに書き込む(410)。
【0058】複製先LUエントリ304の状態が「ロー
カル」の場合、CPU163は、ディスクコントローラ
165に書き込みを指示する。複製先LUエントリ30
4の状態が「リモート」の場合、CPU163は、ファ
イバチャネルインタフェース161等からSCSI Writeコ
マンドを発行する(412)。書き込みがエラーとなった
場合は、CPU163は、エラーとなった複製先LUエ
ントリ304の状態を「エラー」に変更する(414)。
【0059】CPU163は、1つのコピー位置でのデ
ータの書き込みの処理を、グループとして指定された全
ての複製先LU(ここではLU192、193)につい
て繰り返すが、状態が「エラー」の複製先については書
き込みを行わずに書き込み処理をスキップする(41
6)。全ての複製先にデータをコピーしたら、CPU1
63は、コピー位置エントリ303のデータを、一回で
書きこむデータの大きさ分インクリメントすることでコ
ピー位置を次のデータの位置に進め(417)、複製元L
U全体のコピーが終了するまで繰り返す(418)。
【0060】最後に、CPU163は、グループの状態
エントリ301の内容を「通常」に戻し、管理コンソー
ル100にステータスを返信する(419、420)。
【0061】複製完了を示すステータスを受信したディ
スクアレイ管理プログラム102は、ディスクアレイ1
60に複製元LUのミラーリングの再開を指示する。デ
ータベース連携プログラム101が、バックアップモー
ドの解除などデータベースシステムの後処理をデータベ
ース制御プログラム111に指示する。指示を受けたデ
ータウェアハウスシステム121及びバックアッププロ
グラム131は、後処理を開始する。
【0062】本実施形態においては、通常のシステム運
用中は、複製先LUの数にかかわらず、データを少なく
とも2つのLUに多重化するだけでよい。したがって、
全ての複製先に多重化する従来の方式に比べ、APから
のデータ書き込みが高速になる。また、複製を行う場
合、複製先LUの追加、及び変更を行う場合、APを実
行しているコンピュータからのデータへのアクセスが伴
わないため、APの処理速度を低下させることなく複製
先LUグループの編成を変更することができる。さら
に、複数の異なるLUの複製先LUとして同一のLUを
指定できるため、複製先LUとして必要な記憶装置の数
を低減することができる。
【0063】本発明の第二の実施形態について説明す
る。第一の実施形態では、複製管理表174によって、
複製先LUがあらかじめ指定される。しかし、LUは、
独立に複製管理表174から削除・登録される。従っ
て、最初に複製先LUとして指定されたLUが削除さ
れ、削除されたLUに対応するLUNが別のデータを持
つLUに割り当てられた場合、複製を作成することを意
図していないLUにデータがコピーされ、格納されてい
たデータが破壊されてしまう。
【0064】本実施形態は、誤操作によるデータ破壊を
防止する仕組みを第一の実施形態に追加したものであ
る。全体のシステム構成は図1と同様である。以下、第
一の実施形態と異なる点のみ説明する。
【0065】第一の実施形態では、ディスクアレイ管理
プログラム102が、ユーザの複製グループ定義命令を
複製元ディスクアレイ160に送信した。本実施形態で
は、複製グループ定義命令の送信前に、ディスクアレイ
管理プログラム102が、複製先LUグループ毎にシス
テム全体で一意に定まる「マーク」を生成する。マーク
としては、例えば「グループID + 複製元LUを持つ
ディスクアレイの装置ID」のようなものを用いる。
【0066】ディスクアレイ管理プログラム102は、
生成したマークを複製先LUを持つ各ディスクアレイに
送り、複製先LUにマークを付加するよう指示する。マ
ークを指示する命令を受信したディスクアレイは、自己
のLU管理表172に、マークを登録する。
【0067】図7は、本実施形態におけるLU管理表1
72の内、本実施形態で使用される部分を示す図であ
る。LU番号700には、LUを特定するためのLU番
号が登録される。コピー状態エントリ701には、LU
番号700で指定されるLUが複製作成処理で使用され
ているときには複製作成処理で用いられる複製先LUグ
ループに与えられるマークが登録される。それ以外の場
合、「無し」が登録される。コピー状態エントリ701
の初期値は「無し」である。
【0068】LUマークエントリ702には、LUが所
属する複製先LUグループに付加されたマークが登録さ
れる。LUが複数の複製先LUグループで複製先LUと
して指定された場合は、LUマークエントリ702も各
グループに対応して複数個設定される。また、本図で示
される表は、LU番号の数だけ設定される。
【0069】LUが削除される場合、削除されたLUが
属するディスクアレイのLU管理表172のLUのエン
トリが削除されるため、登録されていたマークも削除さ
れる。
【0070】複製先LUのマークの作成が完了した後、
ディスクアレイ管理プログラム102が、複製元ディス
クアレイ160に複製グループ定義命令を送信する。そ
の際、ディスクアレイ管理プログラム102が生成した
マークも一緒に送信される。複製管理表174には、グ
ループに割り当てられたマークを記録するためのエント
リが追加されている。複製元ディスクアレイ160は、
図2のステップ205の処理において、複製管理表17
4の追加されたエントリに、受信したマークを記録す
る。
【0071】複製先LUグループに複製先LUを追加す
る場合、ディスクアレイ管理プログラム102は、第一
の実施形態と同様の操作の他に、複製先LUグループに
割り当てられたマークを複製元ディスクアレイ160の
複製管理表174から取得する処理を行う。ディスクア
レイ管理プログラム102は、新しい複製先LUを持つ
ディスクアレイに、該ディスクアレイが有するLU管理
表172に複製先LUグループのマークを登録するよう
指示する。
【0072】また、複製先LUグループから複製先LU
を削除する場合は、ディスクアレイ管理プログラム10
2は、該当する複製先LUを持つディスクアレイに対し
て、LU管理表172からのマークの削除を指示する。
複製先LUグループ全体を削除する場合は、該当するグ
ループに含まれる全ての複製先LUに対して同様の操作
を行う。
【0073】複製を作成する処理は、第一実施形態とほ
ぼ同様である。本実施形態においては、複製を行う前
に、複製先LUが定義時に意図したLUと同一であるか
否かを、LU複製プログラム173がマークを用いて確
認する処理が行われる。また、LU複製プログラム17
3は、複製先LUが複数のコピー処理で同時に使用され
ていないか確認する。
【0074】具体的には、本実施形態では、図4のステ
ップ403〜407の処理を、図5のように変更する。
【0075】LU複製プログラム173は、複製先LU
エントリの種別が「リモート」であれば、複製先LUを
有するディスクアレイ180に対し、複製先LUグルー
プのマークをパラメータページに持つあらかじめ定義さ
れたModeSelectコマンドを発行する。ModeSelectコマン
ドを受信したディスクアレイ180は、自己のLU管理
表172を参照し、パラメータページが示すマークと同
一のマークが記録されているかを確認する。また、ディ
スクアレイ160は、コピー状態エントリ701が「無
し」であるか確認し、「無し」であればマークを記録す
る。そしてその結果をModeSelectコマンドのステータス
として複製元のディスクアレイ160に返送する(50
0)。
【0076】ステータスを受信した複製元ディスクアレ
イ160は、ステータスがエラーであった場合(50
1)、マークが存在しない、すなわち意図しないLUが
複製先になっている、あるいはLUが他の複製を作成す
るために使用中であると判断し、複製管理表174内の
複製先LUの状態を「エラー」に変更する(406)。
【0077】これにより、意図しないLUへの複製作成
や複数の複製作成処理の重複を防止することができる。
複製先LUエントリの種別が「ローカル」であれば、デ
ィスクアレイ160は、ModeSelectコマンドを発行せ
ず、直接自己のLU管理表172を参照してマークの有
無を確認する。そして、コピー状態エントリ701が
「無し」であればマークを記録する。
【0078】複製処理の終了後、複製先ディスクアレイ
のLU管理表172に記録されたコピー状態エントリ7
01の内容を「無し」に戻す必要がある。本実施形態で
は、図4のステップ419の処理を、図6のステップ6
02、601、及び419の処理に変更する。
【0079】複製先LUエントリの種別が「リモート」
である場合、LU複製プログラム173は、複製先LU
グループのマークをパラメータページに持つあらかじめ
定義されたModeSelectコマンドを、各複製先LUを有す
るディスクアレイ180に送信する。ModeSelectコマン
ドを受信したディスクアレイ180は、LU管理表17
2のコピー状態エントリ701にマークが記録されてい
るか確認し、記録されていればコピー状態エントリの内
容を「無し」に戻す。
【0080】パラメータページで指定された以外のマー
クが記録されていた場合は、他のコピー処理がLUを使
用中であることを示すので、コマンドを受信したディス
クアレイ180は何もしない。複製先LUエントリ30
4の種別が「ローカル」である場合は、ディスクアレイ
160は、直接LU管理表172のコピー状態エントリ
701にマークが記録されているか確認し、記録されて
いればコピー状態エントリ701の内容を「無し」に戻
す(602)。
【0081】本実施形態によれば、LUの構成を変更す
る場合等に、複製先LUグループを定義した時のLUと
複製作成時に使用するLUが一致するかどうかを確認
し、一致していなかった場合にはそのLUに対する複製
データ書き込みを行わないことにより、既存のデータを
保護することができる。また、1つのLUが同時に複数
の複製を作成する処理で使用されることを防止すること
ができる。
【0082】第三の実施形態について説明する。第一、
第二実施形態では、複製元のディスクアレイのCPU1
63及び183が、各複製先にデータを複製する処理を
行った。しかし、複製先が多い場合にはコピー中におけ
るCPU163等の負荷が高くなり、APに提供できる
性能が低下する。
【0083】本実施形態では、複製元ディスクアレイの
外部へのデータの複製を、コピー処理用の外部モジュー
ルで行うことにより、CPUへの負荷を低減する。以
下、第一、第二実施形態と異なる点のみ説明する。
【0084】図8は、外部モジュール800の構成を示
す図である。
【0085】外部モジュール800は、CPU802、
ファイバチャネルインタフェース803、804、LAN
インタフェース801、及びメモリ805を有する。フ
ァイバチャネルインタフェース803、804は、図1
のファイバチャネルハブ140に接続される。また、LA
Nインタフェース801は、図1のLAN150に接続され
る。
【0086】メモリ805には、データコピープログラ
ム806、仮想LU管理表807、及び装置ID808
が格納される。データコピープログラム806は、管理
コンソール100及びディスクアレイ160等との通信
並びにデータコピー処理を行う。仮想LU管理表807
は、複製管理表174に相当し、複製先LUなどを管理
する。装置ID808は、装置ID175と同様であ
る。
【0087】外部モジュール800は、複製元のLUを
有するディスクアレイから受信した指示及びデータを各
複製先LUに中継する機能を持つ。外部モジュール80
0は、仮想LUと呼ぶ複数のLUを、外部モジュール8
00に接続されるディスクアレイに提供する。
【0088】仮想LUは、それ自身のLUNを持ち、フ
ァイバチャネルネットワーク142等で接続された他の
装置からは通常のLU、すなわち論理的な記憶装置とし
て認識される。しかし、実際には記憶装置は持たず、仮
想LUへのアクセスはすべて複製先LUに中継される。
仮想LUは、複製元のLUを有するディスクアレイから
は、複製先LUの1つとして認識される。
【0089】外部モジュール800が使用される場合、
ディスクアレイ管理プログラム102は、外部モジュー
ル800に対して、マーク及び複製先LUエントリ30
4の種別が「リモート」となる複製先LUを指定する複
製先グループ定義命令を送信する。定義命令を受信した
外部モジュール800のデータコピープログラム806
は、図2と同様の処理を行う。ただし、ステップ20
1、202は省略され、ステップ205では、データコ
ピープログラム806は、図9に示される仮想LU管理
表807のエントリを設定する。
【0090】仮想LU管理表807は、図1の複製管理
表174のうち、グループ状態、複製元LU、コピー位
置、及び複製先LUエントリ内の種別情報が省略され、
グループIDの代わりに仮想LUのLUNが割り当てら
れたものである。割り当てられる仮想LUのLUNは、
他のグループ定義で使用されていないものが用いられ
る。割り当てられたLUNの情報は、ディスクアレイ管
理プログラム102に返送される。この処理により、仮
想LUに割り当てられる転送先LUの情報が、仮想LU
管理表807に登録されることとなる。
【0091】次に、ディスクアレイ管理プログラム10
2は、第一及び第二実施形態と同様に、複製元ディスク
アレイ160に複製グループ定義命令を送る。ただし、
複製先LUとして、複製元ディスクアレイ内のLU及び
先の処理で得られた外部モジュール800の仮想LUが
指定される。すなわち、複製管理表174の複製先エン
トリにおいて、外部モジュール800の仮想LUのみが
「リモート」の種別を持つ。
【0092】複製元ディスクアレイ160は、第一及び
第二実施形態と全く同様の処理を行う。外部モジュール
800は、図2のステップ203において複製元ディス
クアレイ160から装置IDを要求されると、他のディ
スクアレイと同様に自身の装置IDを返送する。
【0093】複製先LUの追加・削除命令も第一、第二
実施形態と同様に処理される。ただし、ディスクアレイ
管理プログラム102から発行される命令は、指定され
る複製先LUが他のディスクアレイ内のLUであれば、
外部モジュール800に送られる。外部モジュール80
0は、受信した追加・削除命令に応じて、仮想LU管理
表807の複製先LUエントリを追加・削除する。
【0094】ディスクアレイ管理プログラム102から
複製先LUへのマーク命令の送信は、第二実施形態と同
様に行われる。
【0095】複製元ディスクアレイ160および複製先
ディスクアレイは、第一および第二実施形態と全く同様
の処理を行う。
【0096】外部モジュール800の動作を、図4〜6
のフローチャートに沿って説明する。ステップ404
で、複製元ディスクアレイ160からReadCapacityコマ
ンドを受信すると、外部モジュール800は、仮想LU
管理表807に記録されている全ての複製先LUにRead
Capacityコマンドを送信し、もっとも小さい容量を複製
元ディスクアレイ160に返信する。また、ステップ5
00及びステップ602でModeSelectコマンドを受信す
ると、外部モジュール800は、全ての複製先LUにMo
deSelectコマンドを転送し、1つでもエラーがある場合
はエラーステータスを複製元ディスクアレイ160に返
信する。
【0097】ステップ412で仮想LUに対するWrite
コマンドを受信すると、外部モジュール800は、Writ
eコマンドで指定されたLBAとデータを用いて、全ての複
製先LUにWriteコマンドを送信する。送信されたWrite
コマンドに対して、エラーステータスが1つでも返され
た場合は、複製元ディスクアレイ160にエラーステー
タスを返す。
【0098】本実施形態に拠れば、複製元ディスクアレ
イ160の外部にあるLUへのデータコピーを外部モジ
ュール800が行うため、複製元ディスクアレイ160
のCPUの負荷が軽減される。
【0099】なお、本発明はデータベースシステムに限
定されるものではなく、その他の連続運転システム、例
えば工場監視システム等にも適用することができる。
又、必ずしも無停止のシステムでなくても良い。
【0100】
【発明の効果】本発明によれば、通常の運用において、
記憶装置システムが書き込みをミラーリングするのは2
つの記憶装置で十分なので、複製する記憶装置の数が増
えた場合にも記憶装置システムの通常の運用時の負荷は
変わらず、APの処理速度低下を防ぐことができる。
【0101】また、複製先の追加や変更には、APを実
行しているコンピュータからのアクセスが伴わないた
め、アプリケーションプログラムの処理速度を低下させ
ることなく複製先を追加・変更することができる。複数
の異なるデータの複製先として同一の複製先LUを指定
できるため、複製先LUとして必要な記憶装置の数を低
減することができる。また、複製先定義時に意図したL
Uと複製作成時に使用するLUが一致するかどうかを確
認することにより、意図しないLUへの複製作成と既存
のデータ破壊を防ぐことができる。
【0102】また、1つのLUが同時に複数の複製作成
処理で使用されることを防止できる。さらに、外部モジ
ュールが、複製元ディスクアレイの外部にあるLUへの
データコピーを行うことにより、複製元ディスクアレイ
のCPU負荷を軽減することができる。
【0103】また、複製先LUの内容を、通常の運用時
に複製元LUの内容に一致させる必要がないため、その
位置や数を変更した場合にもデータのコピー処理は不要
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の構成を示す図である。
【図2】本発明の第一実施形態における複製管理表17
4のエントリ構成を示す図である。
【図3】本発明の第一実施形態における複製グループ定
義処理のフローチャートである。
【図4】本発明の第一実施形態における複製作成処理の
フローチャートである。
【図5】本発明の第二実施形態における複製先確認処理
のフローチャートである。
【図6】本発明の第二実施形態におけるコピー状態リセ
ット処理のフローチャートである。
【図7】本発明の第二実施形態におけるLU管理表17
2のエントリ構成を示す図である。
【図8】本発明の第三実施形態における外部コピーモジ
ュールの構成を示す図である。
【図9】本発明の第三実施形態における外部コピーモジ
ュールの複製管理表エントリ構成を示す図である。
【符号の説明】
100…管理コンソール、102…ディスクアレイ管理
プログラム、110…データベースサーバ、120…デ
ータウェアハウスサーバ、130…バックアップサー
バ、160…ディスクアレイ、171…LUミラープロ
グラム、172…LU管理表、173…LU複製プログ
ラム、174…複製管理表、175…装置ID。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水野 陽一 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 村岡 健司 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージ事業部内 Fターム(参考) 5B018 GA04 HA04 HA05 MA12 5B065 BA06 CA30 EA02 EA31 EA33 ZA15 5B082 DE03 DE04 GB06 5D044 BC01 CC04 DE02 DE03 DE96

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の記憶装置を有する記憶装置システ
    ム、及び前記記憶装置システムに接続された計算機シス
    テムを有する情報処理システムにおいてデータを複製す
    る方法であって、前記記憶装置システムが、前記計算機
    システムから送信されるデータを前記複数の記憶装置の
    うちの第一の記憶装置及び前記複数の記憶装置のうちの
    第二の記憶装置に記憶し、前記計算機システムが、前記
    複数の記憶装置のうちの第三の記憶装置に関する情報
    を、前記記憶装置システムに送信し、前記第一の記憶装
    置及び前記第二の記憶装置システムへデータを格納する
    処理の停止を前記記憶装置システムに指示し、前記記憶
    装置システムが、前記第一の記憶装置に格納されている
    データを、前記送信された情報に基づいて、前記第三の
    記憶装置に複写することを特徴とするデータ複製方法。
  2. 【請求項2】前記複数の記憶装置とは、論理的な記憶装
    置であることを特徴とする請求項1記載のデータ複製方
    法。
  3. 【請求項3】前記送信される情報とは、前記記憶装置シ
    ステムに一意に割り当てられたID及び前記論理的な記
    憶装置に一意に割り当てられた番号であることを特徴と
    する請求項2記載のデータ複製方法。
  4. 【請求項4】複数の記憶装置を有する記憶装置システ
    ム、前記記憶装置システムに接続された第一の計算機シ
    ステム、及び前記記憶装置システムに接続された第二の
    計算機システムを有する情報処理システムにおいてデー
    タを複製する方法であって、前記記憶装置システムが、
    前記第一の計算機システムから送信されるデータを前記
    複数の記憶装置のうちの第一の記憶装置及び第二の記憶
    装置に記憶し、前記第二の計算機システムが、前記記憶
    装置システムが有する複数の記憶装置のうちの第三の記
    憶装置に関する情報を前記記憶装置システムに送信し、
    前記第一の記憶装置及び第二の記憶装置へのデータの格
    納の処理を停止するよう、前記記憶装置システムに指示
    し、前記記憶装置システムが、前記第一の記憶装置に記
    憶されているデータを、前記送信された情報に基づい
    て、前記第三の記憶装置へ複写することを特徴とするデ
    ータ複製方法。
  5. 【請求項5】前記第三の記憶装置に関する情報を前記記
    憶装置システムに送信するステップでは、前記複数の記
    憶装置のうちの第四の記憶装置に関する情報も前記記憶
    装置システムに送信され、前記複写するステップでは、
    前記第三の記憶装置及び前記第四の記憶装置に前記第一
    の記憶装置に格納されたデータが複写されることを特徴
    とする請求項1又は請求項4記載のデータ複製方法。
  6. 【請求項6】前記複写するステップは、前記第二の記憶
    装置への前記第一の計算機システムからのアクセスと重
    複して行われることを特徴とする請求項5記載の記憶領
    域複製方法。
  7. 【請求項7】演算処理部と、複数の記憶装置と、前記複
    数の記憶装置を制御する制御部と、前記複数の記憶装置
    のうちの第一の記憶装置を特定する情報が登録されたメ
    モリを有し、前記演算処理部は、前記メモリに格納され
    ている情報に基づいて、前記特定された第一の記憶装置
    に、前記複数の記憶装置のうちの第二の記憶装置に格納
    されている情報を複製するように前記制御部を制御する
    ことを特徴とする記憶装置システム。
  8. 【請求項8】前記メモリには、前記複数の記憶装置のう
    ち第三の記憶装置を指定する情報も登録され、前記制御
    手段は、指定された前記第一の記憶装置及び第三の記憶
    装置に、前記第二の記憶装置のデータを複製することを
    特徴とする請求項7記載の記憶装置システム。
  9. 【請求項9】複数の記憶装置を有する記憶装置システム
    と、前記記憶装置システムと接続された第一の計算機、
    及び前記記憶装置システムに接続された第二の計算機を
    有する情報処理システムであって、前記記憶装置システ
    ムは、前記第一の計算機から入力されるデータを前記複
    数の記憶装置のうちの第一の記憶装置及び第二の記憶装
    置に記憶する二重化記憶手段と、前記第二の計算機から
    入力される信号に応答して、前記二重化記憶手段を停止
    する手段と、前記第一の記憶装置に記憶されたデータを
    該記憶記憶装置システムが有する第三の記憶装置に複製
    する複製手段とを有することを特徴とする情報処理シス
    テム。
  10. 【請求項10】前記第二の計算機は、前記記憶装置シス
    テムに対して、前記第三の記憶装置を指定する指定手段
    を有し、前記記憶装置システムは、前記指定手段によっ
    て指定された前記第三の記憶装置に関する情報を保持す
    る情報保持手段を有し、前記複製手段は、前記情報保持
    手段に保持された前記情報に基づいて、前記第三の記憶
    装置に前記第一の記憶装置に記憶されたデータを複製す
    ることを特徴とする請求項9記載の情報処理システム。
  11. 【請求項11】前記第二の計算機は、前記指定手段によ
    って指定された第三の記憶装置とは別の第四の記憶装置
    を指示する追加指示手段を有し、前記記憶装置システム
    は、前記追加指示手段によって追加が指示された前記第
    四の記憶装置の情報に基づいて、前記複製手段によって
    複製が行われた前記第三の記憶装置から前記第四の記憶
    装置にデータを複写する手段とを有することを特徴とす
    る請求項10記載の情報処理システム。
  12. 【請求項12】前記第二の計算機は、前記第三の記憶装
    置の削除を指示する削除指示手段を有し、前記記憶装置
    システムは、前記情報保持手段から、前記削除指定手段
    によって指定された前記第三の記憶装置の情報を削除す
    る手段を有することを特徴とする請求項11記載の情報
    処理システム。
  13. 【請求項13】前記記憶装置システムに接続され、複数
    の記憶装置を有する第二の記憶装置システムを有し、前
    記指定手段は前記第二の記憶装置システムが有する第五
    の記憶装置を指定し、前記複製手段は、前記指定手段で
    指定される前記第五の記憶装置に前記第一の記憶装置か
    らデータを複製することを特徴とする請求項10記載の
    情報処理システム。
  14. 【請求項14】前記記憶装置システム及び前記第二の記
    憶装置システムとに接続され、前記指定手段によって指
    定される前記第五の記憶装置に関する情報を保持する保
    持手段と、前記記憶装置システムから転送された情報を
    前記保持手段に保持された情報に基づいて前記第二の記
    憶装置システムに転送する転送手段と、を有する外部モ
    ジュールを有することを特徴とする請求項13記載の情
    報処理システム。
  15. 【請求項15】複数の記憶装置を有する記憶装置システ
    ムと、前記記憶装置システムと接続された第一の計算
    機、及び前記記憶装置システムに接続された第二の計算
    機を有する情報処理システムであって、前記第二の計算
    機は、前記記憶装置システムに対して、第三及び第四の
    記憶装置を指定する指定手段と、前記第三及び第四の記
    憶装置に共通する第一の符号を生成する生成手段とを有
    し、前記記憶装置システムは、第二の符号を格納する格
    納手段と、前記第一の計算機から入力されるデータを前
    記複数の記憶装置のうちの第一の記憶装置及び第二の記
    憶装置に記憶する二重化記憶手段と、前記第二の計算機
    から入力される信号に応答して、前記二重化記憶手段を
    停止する手段と、前記指定手段によって指定された前記
    第三及び第四の記憶装置に関する情報及び前記第一の符
    号の情報を保持する情報保持手段と、前記第一の記憶装
    置に記憶されたデータを、前記格納手段に格納された第
    二の符号及び前記情報保持手段に格納された前記第一の
    符号が同一である場合のみ、前記第三及び第四の記憶装
    置に複製する複製手段とを有することを特徴とする情報
    処理システム。
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