JP2000227868A - バックアップ取得方法および計算機システム - Google Patents
バックアップ取得方法および計算機システムInfo
- Publication number
- JP2000227868A JP2000227868A JP11344259A JP34425999A JP2000227868A JP 2000227868 A JP2000227868 A JP 2000227868A JP 11344259 A JP11344259 A JP 11344259A JP 34425999 A JP34425999 A JP 34425999A JP 2000227868 A JP2000227868 A JP 2000227868A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- computer
- backup
- interface
- data
- storage device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】メインフレームなどCKD形式を用いるコンピ
ュータが使用するデータを、パソコンやワークステーシ
ョンなどの固定長ブロック形式を用いる小型コンピュー
タで、高速にバックアップする。 【解決手段】互いに異なる第1と第2のインターフェー
ス320,330を備えた記憶装置300が、第1のイ
ンタフェース110を有するホスト100と第2のイン
タフェース210を有するホスト200とに接続され
る。ホスト100は、第1のインターフェース110を
介して記憶装置300にデータを格納する。ホスト20
0は、第1のインタフェースにおけるデータの格納形式
を第2のインタフェースにおける格納形式におけるデー
タの格納形式に変換し、バックアップするデータの格納
位置情報を獲得し、その格納位置情報に基づいて記憶装
置300からデータを読み出してバックアップ装置29
0に保存する。
ュータが使用するデータを、パソコンやワークステーシ
ョンなどの固定長ブロック形式を用いる小型コンピュー
タで、高速にバックアップする。 【解決手段】互いに異なる第1と第2のインターフェー
ス320,330を備えた記憶装置300が、第1のイ
ンタフェース110を有するホスト100と第2のイン
タフェース210を有するホスト200とに接続され
る。ホスト100は、第1のインターフェース110を
介して記憶装置300にデータを格納する。ホスト20
0は、第1のインタフェースにおけるデータの格納形式
を第2のインタフェースにおける格納形式におけるデー
タの格納形式に変換し、バックアップするデータの格納
位置情報を獲得し、その格納位置情報に基づいて記憶装
置300からデータを読み出してバックアップ装置29
0に保存する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計算機システムに
おけるバックアップの取得方法、および該バックアップ
取得方法を用いた計算機システムに関する。
おけるバックアップの取得方法、および該バックアップ
取得方法を用いた計算機システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来メインフレームで行われてきた業務
をパソコンやワークステーションなどの小型コンピュー
タで行う「ダウンサイジング」などにより、近年、メイ
ンフレーム、パソコン、及びワークステーションなど、
異種のコンピュータやオペレーティングシステムが混在
したコンピュータシステムが構築されるようになってき
た。異種のコンピュータ、あるいは、異種のオペレーテ
ィングシステムの間でデータを交換する技術として、デ
ータをネットワーク経由で転送する、FTP(File Tra
nsfer Protocol)や、分散データベースなどの技術が知
られている。このような技術については、例えば、日経
オープンシステム1998年2月(no.59)p.2
30−p.241に開示がある。
をパソコンやワークステーションなどの小型コンピュー
タで行う「ダウンサイジング」などにより、近年、メイ
ンフレーム、パソコン、及びワークステーションなど、
異種のコンピュータやオペレーティングシステムが混在
したコンピュータシステムが構築されるようになってき
た。異種のコンピュータ、あるいは、異種のオペレーテ
ィングシステムの間でデータを交換する技術として、デ
ータをネットワーク経由で転送する、FTP(File Tra
nsfer Protocol)や、分散データベースなどの技術が知
られている。このような技術については、例えば、日経
オープンシステム1998年2月(no.59)p.2
30−p.241に開示がある。
【0003】特開平9−258908号公報には、メイ
ンフレームのI/Oインターフェース形式であるカウン
トキーデータ形式(CKD形式)と、パソコンやワーク
ステーションなど小型コンピュータのI/Oインターフ
ェース形式である固定長ブロック形式の両形式のインタ
ーフェースを有するディスクサブシステムを使用して、
異種コンピュータ、異種オペレーティングシステム間で
データを共用する方法が示されている。
ンフレームのI/Oインターフェース形式であるカウン
トキーデータ形式(CKD形式)と、パソコンやワーク
ステーションなど小型コンピュータのI/Oインターフ
ェース形式である固定長ブロック形式の両形式のインタ
ーフェースを有するディスクサブシステムを使用して、
異種コンピュータ、異種オペレーティングシステム間で
データを共用する方法が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術によれ
ば、ネットワーク経由のデータ転送によりメインフレー
ムのデータをパソコンやワークステーションなど小型コ
ンピュータに転送し、データを小型コンピュータに接続
したテープ装置などに保存してバックアップを取得する
ことができる。しかし、この場合、ネットワーク経由の
データ転送速度はI/Oデバイスの転送速度と比較して
低速であるため、バックアップ処理時間が大きくなると
いう課題がある。
ば、ネットワーク経由のデータ転送によりメインフレー
ムのデータをパソコンやワークステーションなど小型コ
ンピュータに転送し、データを小型コンピュータに接続
したテープ装置などに保存してバックアップを取得する
ことができる。しかし、この場合、ネットワーク経由の
データ転送速度はI/Oデバイスの転送速度と比較して
低速であるため、バックアップ処理時間が大きくなると
いう課題がある。
【0005】また、ネットワークを経由したバックアッ
プの取得方法においては、メインフレームと小型コンピ
ュータの双方に処理負荷が発生する。特に、データの保
存を行う小型コンピュータ側のみでなくメインフレーム
においても処理負荷が発生するのは問題である。一般に
メインフレームはトランザクション処理など高速処理、
高速応答を要する処理を行うため、バックアップ処理に
よりメインフレームに処理負荷が発生することは好まし
くない。また、この方法では、ネットワークに対し転送
帯域負荷が発生するという課題もある。
プの取得方法においては、メインフレームと小型コンピ
ュータの双方に処理負荷が発生する。特に、データの保
存を行う小型コンピュータ側のみでなくメインフレーム
においても処理負荷が発生するのは問題である。一般に
メインフレームはトランザクション処理など高速処理、
高速応答を要する処理を行うため、バックアップ処理に
よりメインフレームに処理負荷が発生することは好まし
くない。また、この方法では、ネットワークに対し転送
帯域負荷が発生するという課題もある。
【0006】上記特開平9−258908号公報には、
CKD形式および固定長ブロック形式の両形式のインタ
フェースを有するディスクサブシステムに対し、CKD
形式のインターフェースに接続するメインフレームが格
納したデータを、固定長ブロック形式のインターフェー
スに接続するパソコンやワークステーションなどの小型
コンピュータが読み上げ、小型コンピュータ上のアプリ
ケーションプログラムで該データを使用する方法が示さ
れている。しかし、この方法により、メインフレームが
ディスクサブシステムに格納したデータを、小型コンピ
ュータに接続したテープ装置などに保存してバックアッ
プを取得する場合、小型コンピュータ上のアプリケーシ
ョンプログラムには格納したデータのみが得られ、バッ
クアップに係る各種の管理情報は得られない。ここで、
管理情報とは、バックアップの取得処理や管理、および
バックアップデータによるデータの回復処理(リストア
処理)に有用な情報であり、例えばリストアするときに
データを戻す位置情報などを含むものである。管理情報
がなければ、バックアップしたデータをリストアすると
き、元の位置に戻すことができない。従って、特開平9
−258908号公報に開示された技術を用いて、小型
コンピュータによりメインフレームが作成したデータの
バックアップを取得するには無理がある。
CKD形式および固定長ブロック形式の両形式のインタ
フェースを有するディスクサブシステムに対し、CKD
形式のインターフェースに接続するメインフレームが格
納したデータを、固定長ブロック形式のインターフェー
スに接続するパソコンやワークステーションなどの小型
コンピュータが読み上げ、小型コンピュータ上のアプリ
ケーションプログラムで該データを使用する方法が示さ
れている。しかし、この方法により、メインフレームが
ディスクサブシステムに格納したデータを、小型コンピ
ュータに接続したテープ装置などに保存してバックアッ
プを取得する場合、小型コンピュータ上のアプリケーシ
ョンプログラムには格納したデータのみが得られ、バッ
クアップに係る各種の管理情報は得られない。ここで、
管理情報とは、バックアップの取得処理や管理、および
バックアップデータによるデータの回復処理(リストア
処理)に有用な情報であり、例えばリストアするときに
データを戻す位置情報などを含むものである。管理情報
がなければ、バックアップしたデータをリストアすると
き、元の位置に戻すことができない。従って、特開平9
−258908号公報に開示された技術を用いて、小型
コンピュータによりメインフレームが作成したデータの
バックアップを取得するには無理がある。
【0007】本発明の第一の目的は、メインフレームな
どCKD形式を用いるコンピュータが使用するデータの
バックアップを、固定長ブロック形式を用いるコンピュ
ータに接続したテープ装置などに保存して取得する際
に、高速なバックアップ処理を実現してバックアップ処
理時間を削減できるバックアップ取得方法を提供するこ
とである。また、この際に、本発明の第二の目的は、メ
インフレームなどCKD形式を用いるコンピュータが使
用するデータのバックアップを、固定長ブロック形式を
用いるコンピュータに接続したテープ装置などに保存し
て取得する際に、メインフレーム側、あるいは両コンピ
ュータ間を接続するネットワークに発生する処理負荷を
削減できるバックアップ取得方法を提供することであ
る。
どCKD形式を用いるコンピュータが使用するデータの
バックアップを、固定長ブロック形式を用いるコンピュ
ータに接続したテープ装置などに保存して取得する際
に、高速なバックアップ処理を実現してバックアップ処
理時間を削減できるバックアップ取得方法を提供するこ
とである。また、この際に、本発明の第二の目的は、メ
インフレームなどCKD形式を用いるコンピュータが使
用するデータのバックアップを、固定長ブロック形式を
用いるコンピュータに接続したテープ装置などに保存し
て取得する際に、メインフレーム側、あるいは両コンピ
ュータ間を接続するネットワークに発生する処理負荷を
削減できるバックアップ取得方法を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、互いに異なる第一のインターフェースお
よび第二のインターフェースを有する記憶装置と、第一
のインターフェースによって記憶装置に接続する第一の
計算機および第二のインターフェースによって記憶装置
に接続する第二の計算機を備えた計算機システムにおけ
るバックアップ取得方法であって、第一の計算機が第一
のインターフェースにより記憶装置に格納したデータ
を、第二の計算機が第二のインターフェースにより記憶
装置から読み出して保存することを特徴とする。
に、本発明は、互いに異なる第一のインターフェースお
よび第二のインターフェースを有する記憶装置と、第一
のインターフェースによって記憶装置に接続する第一の
計算機および第二のインターフェースによって記憶装置
に接続する第二の計算機を備えた計算機システムにおけ
るバックアップ取得方法であって、第一の計算機が第一
のインターフェースにより記憶装置に格納したデータ
を、第二の計算機が第二のインターフェースにより記憶
装置から読み出して保存することを特徴とする。
【0009】また、他の観点から、本発明による計算機
システムは、互いに異なる第一のインターフェースおよ
び第二のインターフェースを有する記憶装置と、第一の
インターフェースによって記憶装置に接続する第一の計
算機および第二のインターフェースによって記憶装置に
接続する第二の計算機を備えた計算機システムであっ
て、第二の計算機が、第一の計算機により第一のインタ
ーフェースに係る格納形式で記憶装置に格納されたデー
タを、第二のインターフェースによって検出して読み出
す手段と、第二のインターフェースによる読み出しを行
うため、データの格納形式を第一のインターフェースに
係る格納形式に変換する手段と、読み出したデータを保
存することによって、第一の計算機が使用するデータの
バックアップを取得する手段とを備えたことを特徴とす
る。
システムは、互いに異なる第一のインターフェースおよ
び第二のインターフェースを有する記憶装置と、第一の
インターフェースによって記憶装置に接続する第一の計
算機および第二のインターフェースによって記憶装置に
接続する第二の計算機を備えた計算機システムであっ
て、第二の計算機が、第一の計算機により第一のインタ
ーフェースに係る格納形式で記憶装置に格納されたデー
タを、第二のインターフェースによって検出して読み出
す手段と、第二のインターフェースによる読み出しを行
うため、データの格納形式を第一のインターフェースに
係る格納形式に変換する手段と、読み出したデータを保
存することによって、第一の計算機が使用するデータの
バックアップを取得する手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0010】本発明の好ましい一つの態様によれば、第
一のインターフェースとして、カウントキーデータ形式
に従うインターフェースが用いられ、第二のインターフ
ェースとして、固定長ブロック形式に従うインターフェ
ースが用いられる。第一の計算機が記憶装置に格納した
データに関して第一の計算機が記憶装置内に作成した管
理情報は、第二の計算機が記憶装置から検出し読み出し
て保存するようにするとよい。また、第二の計算機は、
第一の計算機が記憶装置に格納したデータに関して、第
一の計算機が記憶装置内に作成した管理情報を記憶装置
から検出して読み出し、バックアップ取得の処理の制御
に用いるようにしてもよい。
一のインターフェースとして、カウントキーデータ形式
に従うインターフェースが用いられ、第二のインターフ
ェースとして、固定長ブロック形式に従うインターフェ
ースが用いられる。第一の計算機が記憶装置に格納した
データに関して第一の計算機が記憶装置内に作成した管
理情報は、第二の計算機が記憶装置から検出し読み出し
て保存するようにするとよい。また、第二の計算機は、
第一の計算機が記憶装置に格納したデータに関して、第
一の計算機が記憶装置内に作成した管理情報を記憶装置
から検出して読み出し、バックアップ取得の処理の制御
に用いるようにしてもよい。
【0011】さらに、本発明の他の態様によれば、互い
に異なる第一のインターフェースおよび第二のインター
フェースを有する記憶装置と、第一のインターフェース
によって記憶装置に接続する第一の計算機と、記憶装置
と前記第二のインタフェースによって接続されたスイッ
チ装置と、スイッチ装置と接続する第二の計算機と、ス
イッチ装置に接続されたバックアップ装置を有する計算
機システムが提供される。
に異なる第一のインターフェースおよび第二のインター
フェースを有する記憶装置と、第一のインターフェース
によって記憶装置に接続する第一の計算機と、記憶装置
と前記第二のインタフェースによって接続されたスイッ
チ装置と、スイッチ装置と接続する第二の計算機と、ス
イッチ装置に接続されたバックアップ装置を有する計算
機システムが提供される。
【0012】第一の計算機は、前記第二の計算機よりバ
ックアップ要求を受領すると、バックアップ対象データ
を格納するボリュームのボリュームIDと該ボリューム
上の物理アドレスを含む格納位置情報を前記第二の計算
機へ通知する。第二の計算機は、格納位置情報を受信
し、格納位置情報に基づいて、スイッチ装置にバックア
ップ対象データをボリュームIDにより識別されるボリ
ュームからバックアップ装置へコピーすることを指示す
るためのコマンドを作成して、発行する。スイッチ装置
は、コマンドの内容にしたがって、ボリュームからバッ
クアップ装置へバックアップ対象データをコピーする。
ックアップ要求を受領すると、バックアップ対象データ
を格納するボリュームのボリュームIDと該ボリューム
上の物理アドレスを含む格納位置情報を前記第二の計算
機へ通知する。第二の計算機は、格納位置情報を受信
し、格納位置情報に基づいて、スイッチ装置にバックア
ップ対象データをボリュームIDにより識別されるボリ
ュームからバックアップ装置へコピーすることを指示す
るためのコマンドを作成して、発行する。スイッチ装置
は、コマンドの内容にしたがって、ボリュームからバッ
クアップ装置へバックアップ対象データをコピーする。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を用いた計算機シ
ステムの第1の実施形態における構成図である。
ステムの第1の実施形態における構成図である。
【0014】本実施形態における計算機システムは、2
台のホストコンピュータ(以降、単にホストと呼ぶ)1
00、200、ホスト100とホスト200の両者に接
続するディスクサブシステム300、及びホスト200
に接続されたテープデバイス290を有している。ホス
ト100とホスト200は、ネットワーク400を介し
て相互に接続されている。
台のホストコンピュータ(以降、単にホストと呼ぶ)1
00、200、ホスト100とホスト200の両者に接
続するディスクサブシステム300、及びホスト200
に接続されたテープデバイス290を有している。ホス
ト100とホスト200は、ネットワーク400を介し
て相互に接続されている。
【0015】ホスト100は、ディスクサブシステム3
00が接続するCKDインタフェース110と、ネット
ワーク400に接続するためのネットワークインタフェ
ース120を有する。CKDインタフェース110は、
カウントキーデータ形式(CKD形式)に従うインター
フェースである。
00が接続するCKDインタフェース110と、ネット
ワーク400に接続するためのネットワークインタフェ
ース120を有する。CKDインタフェース110は、
カウントキーデータ形式(CKD形式)に従うインター
フェースである。
【0016】ホスト100は、その上で動作するプログ
ラムとして、オペレーティングシステム130と、オペ
レーティングシステム130の制御下で動作するアプリ
ケーションプログラム140及びバックアップエージェ
ントプログラム150を有する。これらのプログラム
は、ホスト100が有するメモリ(図示せず)に格納さ
れる。ホスト100による各種の処理は、これらのプロ
グラムがCPU(図示せず)により実行されることで実
現される。
ラムとして、オペレーティングシステム130と、オペ
レーティングシステム130の制御下で動作するアプリ
ケーションプログラム140及びバックアップエージェ
ントプログラム150を有する。これらのプログラム
は、ホスト100が有するメモリ(図示せず)に格納さ
れる。ホスト100による各種の処理は、これらのプロ
グラムがCPU(図示せず)により実行されることで実
現される。
【0017】ホスト200は、ディスクサブシステム3
00が接続する固定長インタフェース210、テープデ
バイス211が接続する固定長インタフェース211、
及びネットワーク400に接続するネットワークインタ
フェース220を有する。固定長インタフェース21
0、及び211は、固定長ブロック形式に従うインター
フェースである。
00が接続する固定長インタフェース210、テープデ
バイス211が接続する固定長インタフェース211、
及びネットワーク400に接続するネットワークインタ
フェース220を有する。固定長インタフェース21
0、及び211は、固定長ブロック形式に従うインター
フェースである。
【0018】ホスト200は、ホスト100は、プログ
ラムとして、オペレーティングシステム230と、オペ
レーティングシステム230の制御下で動作するファイ
ルアクセスプログラム240、形式変換プログラム25
0、及びバックアッププログラム260を有する。これ
らのプログラムは、図示しないメモリに格納され、図示
しないCPUによって実行されることで、所定の機能を
達成する。
ラムとして、オペレーティングシステム230と、オペ
レーティングシステム230の制御下で動作するファイ
ルアクセスプログラム240、形式変換プログラム25
0、及びバックアッププログラム260を有する。これ
らのプログラムは、図示しないメモリに格納され、図示
しないCPUによって実行されることで、所定の機能を
達成する。
【0019】ディスクサブシステム300は、ディスク
310、ホスト100と接続するCKDインタフェース
320、ホスト200と接続する固定長インターフェー
ス330、及びCKDインタフェース変換手段340を
有する。
310、ホスト100と接続するCKDインタフェース
320、ホスト200と接続する固定長インターフェー
ス330、及びCKDインタフェース変換手段340を
有する。
【0020】固定長ブロック形式では、データは、ブロ
ックと呼ばれる、例えば、512バイトの固定長の記憶
領域に格納される形で扱われる。各ブックロの指定は、
各々のブロックに割り当てられたブロック番号(LB
A)を用いて行われる。
ックと呼ばれる、例えば、512バイトの固定長の記憶
領域に格納される形で扱われる。各ブックロの指定は、
各々のブロックに割り当てられたブロック番号(LB
A)を用いて行われる。
【0021】CKD形式では、データは、可変長の記憶
領域であるレコードに格納する形で扱われる。CKD形
式では、シリンダ番号(CC)、ヘッド番号(HH)、
およびレコード番号(R)を指定して、レコードが指定
される。以下、シリンダ番号、ヘッド番号、およびレコ
ード番号で表される、レコードを指定するためのアドレ
スをCCHHRと呼ぶ。シリンダ番号とヘッド番号のみ
で表されるレコードの集合がトラックであり、トラック
を指定するためのアドレスをCCHHと呼ぶ。CKD形
式におけるレコードは、カウント部(C部)、キー部
(K部)、およびデータ部(D部)の3部分からなる。
C部は固定長であり、CCHHRと、K部およびD部の
それぞれの長さが格納される。K部およびD部は可変長
である。
領域であるレコードに格納する形で扱われる。CKD形
式では、シリンダ番号(CC)、ヘッド番号(HH)、
およびレコード番号(R)を指定して、レコードが指定
される。以下、シリンダ番号、ヘッド番号、およびレコ
ード番号で表される、レコードを指定するためのアドレ
スをCCHHRと呼ぶ。シリンダ番号とヘッド番号のみ
で表されるレコードの集合がトラックであり、トラック
を指定するためのアドレスをCCHHと呼ぶ。CKD形
式におけるレコードは、カウント部(C部)、キー部
(K部)、およびデータ部(D部)の3部分からなる。
C部は固定長であり、CCHHRと、K部およびD部の
それぞれの長さが格納される。K部およびD部は可変長
である。
【0022】図2は、CKD形式でのデータ構造と、デ
ィスク上でのディスクは一の関係を示す説明図である。
図において、AはCKD形式のトラック上のデータ配置
を、BはAに示すCKD形式のデータのディスク310
へ格納した状態のデータ配置を示す。本実施形態におい
ては、ディスク310は、物理的には固定長ブロック形
式に従う。ホスト100が用いるCKD形式のデータ
は、CKDインタフェース変換手段340により固定長
ブロック形式に変換された上でディスク310に格納さ
れる。
ィスク上でのディスクは一の関係を示す説明図である。
図において、AはCKD形式のトラック上のデータ配置
を、BはAに示すCKD形式のデータのディスク310
へ格納した状態のデータ配置を示す。本実施形態におい
ては、ディスク310は、物理的には固定長ブロック形
式に従う。ホスト100が用いるCKD形式のデータ
は、CKDインタフェース変換手段340により固定長
ブロック形式に変換された上でディスク310に格納さ
れる。
【0023】図中Aに示すCKD形式において、HA5
10は、ホームアドレスであり、トラックの状態等を示
す。R0C520はレコード番号0のレコード“(R
0”のC部であり、R0D530は、)レコード“R
0”のD部である。R0D530は、管理情報の格納に
用いられ、ユーザのデータを格納することはできない。
R1C540、R1K550、R1D560は、それぞ
れレコード番号1のレコード“R1”のC部、D部、K
部、R2C570、R2K580、R2D590は、そ
れぞれレコード番号2のレコード“R2”のC部、D
部、K部である。ユーザデータは、通常、“R1”以降
のレコードのD部に格納される。
10は、ホームアドレスであり、トラックの状態等を示
す。R0C520はレコード番号0のレコード“(R
0”のC部であり、R0D530は、)レコード“R
0”のD部である。R0D530は、管理情報の格納に
用いられ、ユーザのデータを格納することはできない。
R1C540、R1K550、R1D560は、それぞ
れレコード番号1のレコード“R1”のC部、D部、K
部、R2C570、R2K580、R2D590は、そ
れぞれレコード番号2のレコード“R2”のC部、D
部、K部である。ユーザデータは、通常、“R1”以降
のレコードのD部に格納される。
【0024】本実施形態のディスクサブシステム300
では、全トラックのHA510、R0C520、R0D
530は、R1以降のレコードとは別の領域にまとめて
格納される。“R1”以降のレコードは、例えば、図中
Bに示すように、ディスク310内のLBA0以降のブ
ロックに格納される。ホスト200が固定長インターフ
ェース330を介してLBA0のブロック610を指定
する場合は、CCHHR=(0,0,1)のR1の先頭
を指定する。
では、全トラックのHA510、R0C520、R0D
530は、R1以降のレコードとは別の領域にまとめて
格納される。“R1”以降のレコードは、例えば、図中
Bに示すように、ディスク310内のLBA0以降のブ
ロックに格納される。ホスト200が固定長インターフ
ェース330を介してLBA0のブロック610を指定
する場合は、CCHHR=(0,0,1)のR1の先頭
を指定する。
【0025】CKD形式における1つのレコードの大き
さがディスク310内の1ブロックの大きさを越える場
合、そのレコードは、連続する複数のブロックに分けて
格納される。例えば、図において、レコード“R1”
は、2つのブロックLBA1とLBA2(ブロック61
0、620)に格納されており、続くレコード“R2”
は、後続のブロックであるLBA2(ブロック630)
に格納されている。レコードの長さは固定長ブロックの
長さと必ずしも一致しない。このため、レコードの終端
からブロックの終端までの領域は空白とし値0で埋めら
れる。
さがディスク310内の1ブロックの大きさを越える場
合、そのレコードは、連続する複数のブロックに分けて
格納される。例えば、図において、レコード“R1”
は、2つのブロックLBA1とLBA2(ブロック61
0、620)に格納されており、続くレコード“R2”
は、後続のブロックであるLBA2(ブロック630)
に格納されている。レコードの長さは固定長ブロックの
長さと必ずしも一致しない。このため、レコードの終端
からブロックの終端までの領域は空白とし値0で埋めら
れる。
【0026】本実施形態では、トラックの大きさはブロ
ックの整数倍とする。トラック内レコードの終端がトラ
ックの終端に一致しない場合には、レコードの終端から
トラックの終端まで0で埋められ、全トラックが同じ数
のブロックを持つ。このとき、CCHHR=(c,h,
1)で指定されるレコードの先頭を示すLBAは、 LBA=(c×nh+h)×(nb) … (数1) で算出できる。ここで、nhは、1シリンダ内のヘッド
数、nbは、1トラック内のブロック数である。
ックの整数倍とする。トラック内レコードの終端がトラ
ックの終端に一致しない場合には、レコードの終端から
トラックの終端まで0で埋められ、全トラックが同じ数
のブロックを持つ。このとき、CCHHR=(c,h,
1)で指定されるレコードの先頭を示すLBAは、 LBA=(c×nh+h)×(nb) … (数1) で算出できる。ここで、nhは、1シリンダ内のヘッド
数、nbは、1トラック内のブロック数である。
【0027】図3に、ホスト100がディスクサブシス
テム300に対してCKDインタフェース110とCK
Dインタフェース320を介して作成したCKD形式で
のファイル(データセット)とデータセット管理情報を
示す。
テム300に対してCKDインタフェース110とCK
Dインタフェース320を介して作成したCKD形式で
のファイル(データセット)とデータセット管理情報を
示す。
【0028】ディスクサブシステム300上の特定位置
にはボリュームラベル710が格納される。ボリューム
ラベル710には、VTOC(Volume Table Of Conten
ts)720の位置が保持されている。VTOC720に
は、ディスク310に格納されているデータセットの管
理情報が記録されている。VTOC720は、例えば、
K部44バイト、D部96バイトのレコードの集まりに
なっている。K部にはデータセット名が格納され、D部
にはデータセットの位置情報が格納される。データセッ
トは、エクステントと呼ばれる、複数のトラックからな
る連続領域に格納される。1つのデータセットが、不連
続である複数のエクステントに格納される場合もありう
る。
にはボリュームラベル710が格納される。ボリューム
ラベル710には、VTOC(Volume Table Of Conten
ts)720の位置が保持されている。VTOC720に
は、ディスク310に格納されているデータセットの管
理情報が記録されている。VTOC720は、例えば、
K部44バイト、D部96バイトのレコードの集まりに
なっている。K部にはデータセット名が格納され、D部
にはデータセットの位置情報が格納される。データセッ
トは、エクステントと呼ばれる、複数のトラックからな
る連続領域に格納される。1つのデータセットが、不連
続である複数のエクステントに格納される場合もありう
る。
【0029】ホスト100上のアプリケーションプログ
ラム140が、CKDインタフェース110とCKDイ
ンタフェース320を介してディスクサブシステム30
0上のデータセットにリードライトする際には、以下の
手順で処理が行われる。
ラム140が、CKDインタフェース110とCKDイ
ンタフェース320を介してディスクサブシステム30
0上のデータセットにリードライトする際には、以下の
手順で処理が行われる。
【0030】アプリケーションプログラム140は、対
象となるデータセットを指定してデータセットのオープ
ンをオペレーティングシステム130に要求する。オペ
レーティングシステム130は、VTOC720内のレ
コードを検索して、データセットの格納位置を得る。取
得したデータセットの格納位置から、オペレーションシ
ステム130は、対象となるレコードの相対トラックと
レコード番号を求め、対象レコードへのシーク処理を行
う。相対トラックとは、データセットのエクステントの
先頭を0とした相対的なトラック番号である。
象となるデータセットを指定してデータセットのオープ
ンをオペレーティングシステム130に要求する。オペ
レーティングシステム130は、VTOC720内のレ
コードを検索して、データセットの格納位置を得る。取
得したデータセットの格納位置から、オペレーションシ
ステム130は、対象となるレコードの相対トラックと
レコード番号を求め、対象レコードへのシーク処理を行
う。相対トラックとは、データセットのエクステントの
先頭を0とした相対的なトラック番号である。
【0031】次にリードを行う場合、アプリケーション
プログラム140は、オペレーティングシステム130
のリード処理を呼び出す。リード処理においてオペレー
ティングシステム130は、レコードのD部をホスト1
00上に読み出す。またライトを行う場合、アプリケー
ションプログラム140は、オペレーティングシステム
130のライト処理を呼び出す。ライト処理においてオ
ペレーティングシステム130は、アプリケーションプ
ログラム140が用意したデータをレコードのD部とし
て書き出す。
プログラム140は、オペレーティングシステム130
のリード処理を呼び出す。リード処理においてオペレー
ティングシステム130は、レコードのD部をホスト1
00上に読み出す。またライトを行う場合、アプリケー
ションプログラム140は、オペレーティングシステム
130のライト処理を呼び出す。ライト処理においてオ
ペレーティングシステム130は、アプリケーションプ
ログラム140が用意したデータをレコードのD部とし
て書き出す。
【0032】ホスト200上のバックアッププログラム
260が固定長インタフェース210と固定長インタフ
ェース330を介してディスクサブシステム300上の
データセットにリードライトする際の手順は、以下の通
りである。
260が固定長インタフェース210と固定長インタフ
ェース330を介してディスクサブシステム300上の
データセットにリードライトする際の手順は、以下の通
りである。
【0033】バックアッププログラム260は、ファイ
ルアクセスプログラム240にデータセットのオープ
ン、リード、ライト、クローズ、VTOCリード、およ
びVTOCライトの各処理を要求する。ファイルアクセ
スプログラム240は、バックアッププログラム260
からの要求をレコードとレコードの集合であるトラック
およびデータセットといった単位に従って処理する。ホ
スト200上のオペレーティングシステム230は、C
KD形式のデータセットをリードライトする機能を持っ
ていない。このため、本実施形態では、形式変換プログ
ラム250がファイルアクセスプログラム240とオペ
レーティングシステム230の間に介在して、CKD形
式と固定長ブロック形式の変換を行い、ファイルアクセ
スプログラム250に以下に示すオープン、シーク(位
置付け)、リード、ライト、クローズ、VTOCリー
ド、およびVTOCライトの各処理を提供する。ファイ
ルアクセスプログラム240は、バックアッププログラ
ム260からの要求に従って形式変換プログラム250
にオープン、リード、ライト、クローズ、VTOCリー
ド、およびVTOCライトの各処理を要求する。形式変
換プログラム250によるシーク処理は、リードおよび
ライトの処理に付随して必要に応じて行われる。
ルアクセスプログラム240にデータセットのオープ
ン、リード、ライト、クローズ、VTOCリード、およ
びVTOCライトの各処理を要求する。ファイルアクセ
スプログラム240は、バックアッププログラム260
からの要求をレコードとレコードの集合であるトラック
およびデータセットといった単位に従って処理する。ホ
スト200上のオペレーティングシステム230は、C
KD形式のデータセットをリードライトする機能を持っ
ていない。このため、本実施形態では、形式変換プログ
ラム250がファイルアクセスプログラム240とオペ
レーティングシステム230の間に介在して、CKD形
式と固定長ブロック形式の変換を行い、ファイルアクセ
スプログラム250に以下に示すオープン、シーク(位
置付け)、リード、ライト、クローズ、VTOCリー
ド、およびVTOCライトの各処理を提供する。ファイ
ルアクセスプログラム240は、バックアッププログラ
ム260からの要求に従って形式変換プログラム250
にオープン、リード、ライト、クローズ、VTOCリー
ド、およびVTOCライトの各処理を要求する。形式変
換プログラム250によるシーク処理は、リードおよび
ライトの処理に付随して必要に応じて行われる。
【0034】まず、オープン処理について説明する。図
4は、ファイルアクセスプログラム240によるディス
クサブシステム300上のデータセットのオープン要求
に応答して、形式変換プログラム250により実施され
る処理のフローチャートである。
4は、ファイルアクセスプログラム240によるディス
クサブシステム300上のデータセットのオープン要求
に応答して、形式変換プログラム250により実施され
る処理のフローチャートである。
【0035】形式変換プログラム250は、1トラック
分の内部バッファを持つ。形式変換プログラム250
は、ディスクサブシステム300に格納されているボリ
ュームラベル710を、以下に示すように1トラックご
と内部バッファに読み込み、ボリュームラベル710を
得る。ここで、形式変換プログラム250には、ディス
クサブシステム300上でのボリュームラベル710の
格納位置(CCHHR)があらかじめ与えられているも
のとする。
分の内部バッファを持つ。形式変換プログラム250
は、ディスクサブシステム300に格納されているボリ
ュームラベル710を、以下に示すように1トラックご
と内部バッファに読み込み、ボリュームラベル710を
得る。ここで、形式変換プログラム250には、ディス
クサブシステム300上でのボリュームラベル710の
格納位置(CCHHR)があらかじめ与えられているも
のとする。
【0036】例えば、ボリュームラベル710の格納位
置がCCHHR=(0,0,3)である場合、形式変換
プログラム250は、その位置を探すため具体的に以下
の処理を行う。まず形式変換プログラム250は、CC
HH=(0,0)に相当するLBAすなわちLBA0を
数1から算出し(ステップ1010)、LBA0から1
トラック分のブロックを内部バッファに読み込む(ステ
ップ1020)。図2で説明したように、形式変換プロ
グラム250は、読み込んだブロックの先頭にある“レ
コード1”のC部を参照して“レコード1”のK部およ
びD部の大きさを求め、“レコード2”の格納されてい
るLBAを求める(ステップ1030)。さらに“レコ
ード2”のC部を参照して“レコード3”の格納されて
いるLBAを求め、ボリュームラベル710の存在する
レコード3のD部を得る(ステップ1040)。
置がCCHHR=(0,0,3)である場合、形式変換
プログラム250は、その位置を探すため具体的に以下
の処理を行う。まず形式変換プログラム250は、CC
HH=(0,0)に相当するLBAすなわちLBA0を
数1から算出し(ステップ1010)、LBA0から1
トラック分のブロックを内部バッファに読み込む(ステ
ップ1020)。図2で説明したように、形式変換プロ
グラム250は、読み込んだブロックの先頭にある“レ
コード1”のC部を参照して“レコード1”のK部およ
びD部の大きさを求め、“レコード2”の格納されてい
るLBAを求める(ステップ1030)。さらに“レコ
ード2”のC部を参照して“レコード3”の格納されて
いるLBAを求め、ボリュームラベル710の存在する
レコード3のD部を得る(ステップ1040)。
【0037】形式変換プログラム250は、“レコード
3”のD部に格納されたボリュームラベル710からV
TOC720の格納位置を獲得し(ステップ105
0)、この格納位置に相当するLBAを数1から算出す
る(ステップ1060)。形式変換プログラム250
は、得られたLBAから1トラック分のブロックを読み
込み、VTOC720を取得する(ステップ107
0)。
3”のD部に格納されたボリュームラベル710からV
TOC720の格納位置を獲得し(ステップ105
0)、この格納位置に相当するLBAを数1から算出す
る(ステップ1060)。形式変換プログラム250
は、得られたLBAから1トラック分のブロックを読み
込み、VTOC720を取得する(ステップ107
0)。
【0038】次に、形式変換プログラム250は、カウ
ンタrを用意し、VTOC720内にあるデータセット
名を検索する。具体的には、形式変換プログラム250
は、カウンタrの初期値を1とし(ステップ108
0)、読み込んだトラック内のレコードrのK部を調
べ、処理の対象となるデータセットの名前と一致するか
判定する(ステップ1090)。処理の対象となるデー
タセットの名前を保持するK部を持つレコードが見つか
った場合、形式変換プログラム250は、このレコード
のD部からデータセットの格納位置を得て内部変数に記
憶しておく(ステップ1140)。形式変換プログラム
250は、次にリードライトする相対トラックとレコー
ド番号を記憶するための内部ポインタを持つ。形式変換
プログラム250は、この内部ポインタに相対トラック
0の“レコード1”を指す値を設定してオープン処理を
終了する(ステップ1150)。
ンタrを用意し、VTOC720内にあるデータセット
名を検索する。具体的には、形式変換プログラム250
は、カウンタrの初期値を1とし(ステップ108
0)、読み込んだトラック内のレコードrのK部を調
べ、処理の対象となるデータセットの名前と一致するか
判定する(ステップ1090)。処理の対象となるデー
タセットの名前を保持するK部を持つレコードが見つか
った場合、形式変換プログラム250は、このレコード
のD部からデータセットの格納位置を得て内部変数に記
憶しておく(ステップ1140)。形式変換プログラム
250は、次にリードライトする相対トラックとレコー
ド番号を記憶するための内部ポインタを持つ。形式変換
プログラム250は、この内部ポインタに相対トラック
0の“レコード1”を指す値を設定してオープン処理を
終了する(ステップ1150)。
【0039】ステップ1090の判定において該当する
レコードが見つからない場合、形式変換プログラム25
0は、読み出したトラックの終端まで調べたか否かを判
定する(ステップ1100)。終端まで調べていないと
きは、カウンタrを1増加し(ステップ1130)、ス
テップ1090に戻って次のレコードにある次のVTO
Cが検索される。読み出したトラックの終端まで調べて
も該当するレコードが見つからない場合、形式変換プロ
グラム250は、後続のトラックをディスク310から
読み出し(ステップ1110)、カウンタrを1に初期
化してステップ1090に戻り、後続のトラック内の
“レコード1”から検索を続ける(ステップ112
0)。
レコードが見つからない場合、形式変換プログラム25
0は、読み出したトラックの終端まで調べたか否かを判
定する(ステップ1100)。終端まで調べていないと
きは、カウンタrを1増加し(ステップ1130)、ス
テップ1090に戻って次のレコードにある次のVTO
Cが検索される。読み出したトラックの終端まで調べて
も該当するレコードが見つからない場合、形式変換プロ
グラム250は、後続のトラックをディスク310から
読み出し(ステップ1110)、カウンタrを1に初期
化してステップ1090に戻り、後続のトラック内の
“レコード1”から検索を続ける(ステップ112
0)。
【0040】次に、形式変換プログラム250によるシ
ーク処理について説明する。形式変換プログラム250
の内部ポインタは、前述のようにデータセットのオープ
ン直後は相対トラック0の“レコード1”を示してい
る。ファイルアクセスプログラム240は、形式変換プ
ログラム250に対して、対象の相対トラックを指定し
て処理を要求する。形式変換プログラム250は、相対
トラックからCCHHを算出し、さらにLBAを求め
て、データセット内のレコード位置に内部ポインタを移
動する。相対トラックは、データセットにおける先頭ト
ラックからの相対的な位置を示す。データセットに関す
るエクステントが全て連続領域ならば、先頭トラックの
CCHHを(c1,h1)とすると、CCHH=(c,
h)の相対トラックTTは TT=(c−c1)×(nt)+h−h1 … (数2) となる。ここで、ntは、1シリンダ内のトラックの数
を示す。逆にTTからCCHHを求めることもできる。
本実施形態では、簡単のためエクステントは全て連続領
域であるとするが、エクステントが全て連続領域ではな
くても、TTとCCHHの対応関係を求めて相互に算出
することは可能である。
ーク処理について説明する。形式変換プログラム250
の内部ポインタは、前述のようにデータセットのオープ
ン直後は相対トラック0の“レコード1”を示してい
る。ファイルアクセスプログラム240は、形式変換プ
ログラム250に対して、対象の相対トラックを指定し
て処理を要求する。形式変換プログラム250は、相対
トラックからCCHHを算出し、さらにLBAを求め
て、データセット内のレコード位置に内部ポインタを移
動する。相対トラックは、データセットにおける先頭ト
ラックからの相対的な位置を示す。データセットに関す
るエクステントが全て連続領域ならば、先頭トラックの
CCHHを(c1,h1)とすると、CCHH=(c,
h)の相対トラックTTは TT=(c−c1)×(nt)+h−h1 … (数2) となる。ここで、ntは、1シリンダ内のトラックの数
を示す。逆にTTからCCHHを求めることもできる。
本実施形態では、簡単のためエクステントは全て連続領
域であるとするが、エクステントが全て連続領域ではな
くても、TTとCCHHの対応関係を求めて相互に算出
することは可能である。
【0041】図5は、リード処理のフローチャートであ
る。形式変換プログラム250の内部ポインタ(バッフ
ァポインタ)には、前述のシーク処理によって処理対象
となるデータセットの相対トラック、レコード番号、及
び内部バッファにおけるリードライト位置が保持され
る。ファイルアクセスプログラム240からのリード処
理要求を受けた形式変換プログラム250は、内部ポイ
ンタにより指定されるトラックが既に内部バッファに読
み込まれているか調べる(ステップ2010)。指定さ
れるトラックが読み込まれていない場合には、内部ポイ
ンタにより示される相対トラックからCCHHが計算さ
れ、この値からLBAが算出される(ステップ202
0)。形式変換プログラム250は、算出したLBAか
ら1トラック分のブロックを内部バッファに読み込む
(ステップ2030)。ステップ2010において既に
トラックが読み込まれている場合、ステップ2020、
2030の処理は行われない。
る。形式変換プログラム250の内部ポインタ(バッフ
ァポインタ)には、前述のシーク処理によって処理対象
となるデータセットの相対トラック、レコード番号、及
び内部バッファにおけるリードライト位置が保持され
る。ファイルアクセスプログラム240からのリード処
理要求を受けた形式変換プログラム250は、内部ポイ
ンタにより指定されるトラックが既に内部バッファに読
み込まれているか調べる(ステップ2010)。指定さ
れるトラックが読み込まれていない場合には、内部ポイ
ンタにより示される相対トラックからCCHHが計算さ
れ、この値からLBAが算出される(ステップ202
0)。形式変換プログラム250は、算出したLBAか
ら1トラック分のブロックを内部バッファに読み込む
(ステップ2030)。ステップ2010において既に
トラックが読み込まれている場合、ステップ2020、
2030の処理は行われない。
【0042】次に形式変換プログラム250は、内部バ
ッファに読み込んだレコードからD部のみをファイルア
クセスプログラム240に渡し(ステップ2040)、
トラック内の最終レコードまでリード処理を行ったか否
か判定する(ステップ2050)。トラック内の最終レ
コードまで読んでいなかったら、内部ポインタを次のレ
コードに移して処理を終了する(ステップ2070)。
次レコードの先頭は、現在のレコードのC部を参照して
求められる。トラック内の最終レコードまでリード処理
が行われている場合は、内部ポインタを次のトラックの
レコード番号1のレコードに移動して処理を終了する
(ステップ2060)。
ッファに読み込んだレコードからD部のみをファイルア
クセスプログラム240に渡し(ステップ2040)、
トラック内の最終レコードまでリード処理を行ったか否
か判定する(ステップ2050)。トラック内の最終レ
コードまで読んでいなかったら、内部ポインタを次のレ
コードに移して処理を終了する(ステップ2070)。
次レコードの先頭は、現在のレコードのC部を参照して
求められる。トラック内の最終レコードまでリード処理
が行われている場合は、内部ポインタを次のトラックの
レコード番号1のレコードに移動して処理を終了する
(ステップ2060)。
【0043】図6は、ライト処理のフローチャートであ
る。ライト処理において、形式変換プログラム250
は、内部バッファに1トラック分のCKD形式の内容を
作成し、ディスクサブシステム300に1トラック単位
で書き出す。
る。ライト処理において、形式変換プログラム250
は、内部バッファに1トラック分のCKD形式の内容を
作成し、ディスクサブシステム300に1トラック単位
で書き出す。
【0044】ライト処理要求に伴いファイルアクセスプ
ログラム240は、形式変換プログラム250にライト
データおよびライトデータ長を渡す。形式変換プログラ
ム250は、ライトデータおよびライトデータ長、前述
のシーク処理によって保持している処理対象相対トラッ
クおよびレコード番号、及びVTOCから得ているレコ
ード長から、レコードのC部を作成できる。
ログラム240は、形式変換プログラム250にライト
データおよびライトデータ長を渡す。形式変換プログラ
ム250は、ライトデータおよびライトデータ長、前述
のシーク処理によって保持している処理対象相対トラッ
クおよびレコード番号、及びVTOCから得ているレコ
ード長から、レコードのC部を作成できる。
【0045】ライト処理において形式変換プログラム2
50は、C部の情報としてCCHHRを算出する(ステ
ップ3010)。このCCHHRとレコード長からC部
を作成して内部バッファに書き込み(ステップ302
0)、ライトデータをレコードのD部として続いて書き
込む(ステップ3030)。次のレコードは次のブロッ
クの先頭から始まるため、書き込んだデータがブロック
の終端まで達していない場合には次のブロックの先頭ま
で0を書き込む(ステップ3040)。
50は、C部の情報としてCCHHRを算出する(ステ
ップ3010)。このCCHHRとレコード長からC部
を作成して内部バッファに書き込み(ステップ302
0)、ライトデータをレコードのD部として続いて書き
込む(ステップ3030)。次のレコードは次のブロッ
クの先頭から始まるため、書き込んだデータがブロック
の終端まで達していない場合には次のブロックの先頭ま
で0を書き込む(ステップ3040)。
【0046】ステップ3050では、現在のトラックに
次のレコードが書けるか判定する。
次のレコードが書けるか判定する。
【0047】本実施形態では、使用するデータセットは
固定長レコードであるため、レコード長などの情報から
ステップ3050の判定が可能である。ステップ305
0において次レコードが書けると判断した場合、内部ポ
インタを次レコードの先頭位置に移し、ライト処理を終
了する(ステップ3060)。書けない場合には、内部
バッファの現在の書き込み位置から現在のトラックの終
端まで0を書きこみ(ステップ3070)、内部バッフ
ァの内容を1トラック分の内容としてディスクサブシス
テム300に書き出す(ステップ3080)。そして、
内部ポインタを次トラックのレコード番号1のレコード
に移して、ライト処理を終了する(ステップ309
0)。
固定長レコードであるため、レコード長などの情報から
ステップ3050の判定が可能である。ステップ305
0において次レコードが書けると判断した場合、内部ポ
インタを次レコードの先頭位置に移し、ライト処理を終
了する(ステップ3060)。書けない場合には、内部
バッファの現在の書き込み位置から現在のトラックの終
端まで0を書きこみ(ステップ3070)、内部バッフ
ァの内容を1トラック分の内容としてディスクサブシス
テム300に書き出す(ステップ3080)。そして、
内部ポインタを次トラックのレコード番号1のレコード
に移して、ライト処理を終了する(ステップ309
0)。
【0048】次に、形式変換プログラム250により行
われるVTOCリードおよびVTOCライトの処理につ
いて説明する。
われるVTOCリードおよびVTOCライトの処理につ
いて説明する。
【0049】図7に、VTOCリードおよびVTOCラ
イト処理のフローチャートを示す。
イト処理のフローチャートを示す。
【0050】ファイルアクセスプログラム240からV
TOCリード、またはVTOCライトの要求を受けた形
式変換プログラム250は、データセットのオープン処
理におけるステップ1010からステップ1130と同
様の処理を行い、与えられた処理対象データセット名か
ら、VTOCのデータセットに関するレコードの内部バ
ッファでの位置およびディスクサブシステム300での
格納位置(LBA)を取得し検索して、レコードを内部
バッファに得る(ステップ4010から4130)。こ
こではオープン処理と同様に、格納位置がCCHHR=
(0,0,3)で与えられているとする。
TOCリード、またはVTOCライトの要求を受けた形
式変換プログラム250は、データセットのオープン処
理におけるステップ1010からステップ1130と同
様の処理を行い、与えられた処理対象データセット名か
ら、VTOCのデータセットに関するレコードの内部バ
ッファでの位置およびディスクサブシステム300での
格納位置(LBA)を取得し検索して、レコードを内部
バッファに得る(ステップ4010から4130)。こ
こではオープン処理と同様に、格納位置がCCHHR=
(0,0,3)で与えられているとする。
【0051】上記の処理の後、行う処理がVTOCリー
ドかVTOCライトかを判定する(ステップ414
0)。ファイルアクセスプログラム240からのVTO
Cリードの要求に対して、形式変換プログラム250
は、内部バッファ内のレコードの内容をファイルアクセ
スプログラム240に渡して、VTOCリード処理を終
了する(ステップ4150)。
ドかVTOCライトかを判定する(ステップ414
0)。ファイルアクセスプログラム240からのVTO
Cリードの要求に対して、形式変換プログラム250
は、内部バッファ内のレコードの内容をファイルアクセ
スプログラム240に渡して、VTOCリード処理を終
了する(ステップ4150)。
【0052】ファイルアクセスプログラム240からの
VTOCライトの要求に対して、形式変換プログラム2
50は、VTOCを示す形式のレコード内容をファイル
アクセスプログラム240から受け取り、内部バッファ
上にレコードを含むトラックの内容を作成する(ステッ
プ4160)。そして、内部バッファの内容を1トラッ
ク分の内容としてディスクサブシステム300に書き戻
し、VTOCライト処理を終了する(ステップ417
0)。なお、VTOCについて、書き戻しの前と後で構
成に変化はなく、VTOCの大きさも変わらないとす
る。
VTOCライトの要求に対して、形式変換プログラム2
50は、VTOCを示す形式のレコード内容をファイル
アクセスプログラム240から受け取り、内部バッファ
上にレコードを含むトラックの内容を作成する(ステッ
プ4160)。そして、内部バッファの内容を1トラッ
ク分の内容としてディスクサブシステム300に書き戻
し、VTOCライト処理を終了する(ステップ417
0)。なお、VTOCについて、書き戻しの前と後で構
成に変化はなく、VTOCの大きさも変わらないとす
る。
【0053】以上説明した形式変換プログラム250お
よびファイルアクセスプログラム240のVTOCリー
ドおよびVTOCライトの処理により、バックアッププ
ログラム260は、VTOCリードをファイルアクセス
プログラム240に要求してVTOC内容を得ることが
できる。また、VTOCを格納している形式のレコード
内容をファイルアクセスプログラム240に渡してVT
OCライトを要求することにより、VTOCを書き換え
ることができる。
よびファイルアクセスプログラム240のVTOCリー
ドおよびVTOCライトの処理により、バックアッププ
ログラム260は、VTOCリードをファイルアクセス
プログラム240に要求してVTOC内容を得ることが
できる。また、VTOCを格納している形式のレコード
内容をファイルアクセスプログラム240に渡してVT
OCライトを要求することにより、VTOCを書き換え
ることができる。
【0054】クローズ処理では、ファイルアクセスプロ
グラム240からのクローズ処理要求に応じて、形式変
換プログラム250が、シーク処理で設定した処理対象
データセットについての内部変数などを解放する。
グラム240からのクローズ処理要求に応じて、形式変
換プログラム250が、シーク処理で設定した処理対象
データセットについての内部変数などを解放する。
【0055】図8は、ホスト200上のバックアッププ
ログラム260が行うバックアップ処理のフローチャー
トである。バックアップ処理の対象は、ホスト100が
CKDインターフェース320を介して使用するディス
クサブシステム300上のデータセットである。
ログラム260が行うバックアップ処理のフローチャー
トである。バックアップ処理の対象は、ホスト100が
CKDインターフェース320を介して使用するディス
クサブシステム300上のデータセットである。
【0056】バックアッププログラム260はまず、ユ
ーザから設定されたデータセット名など対象データセッ
トを特定できる情報を、ネットワーク400を介してホ
スト100上のバックアップエージェントプログラム1
50に渡す(ステップ5010)。バックアップエージ
ェントプログラム150は、この情報に基づき当該デー
タセットの状態をホスト100上のオペレーティングシ
ステム130に確認する(ステップ5020)。例え
ば、確認によりデータセットが使用中である(オープン
されている)などの状態を取得できる。バックアップエ
ージェントプログラム150は、取得した状態をネット
ワーク400を介してバックアッププログラム260に
渡す(ステップ5030)。バックアッププログラム2
60は、受け取った状態に基づいて、データセットに対
するバックアップを行う/行わない/延期する等の制
御、判定、スケジューリングを行うことができる。ここ
では、が、本実施形態では、バックアッププログラム2
60は、バックアップ処理を続行するものとする。
ーザから設定されたデータセット名など対象データセッ
トを特定できる情報を、ネットワーク400を介してホ
スト100上のバックアップエージェントプログラム1
50に渡す(ステップ5010)。バックアップエージ
ェントプログラム150は、この情報に基づき当該デー
タセットの状態をホスト100上のオペレーティングシ
ステム130に確認する(ステップ5020)。例え
ば、確認によりデータセットが使用中である(オープン
されている)などの状態を取得できる。バックアップエ
ージェントプログラム150は、取得した状態をネット
ワーク400を介してバックアッププログラム260に
渡す(ステップ5030)。バックアッププログラム2
60は、受け取った状態に基づいて、データセットに対
するバックアップを行う/行わない/延期する等の制
御、判定、スケジューリングを行うことができる。ここ
では、が、本実施形態では、バックアッププログラム2
60は、バックアップ処理を続行するものとする。
【0057】バックアッププログラム260は、ファイ
ルアクセスプログラム240に対しデータセットのオー
プンを要求する(ステップ5040)。ファイルアクセ
スプログラム240および形式変換プログラム250
は、この要求に応答してオープン処理を行う(ステップ
5050)。バックアッププログラム260は、ファイ
ルアクセスプログラム240に対しデータセットに関す
るVTOCリードを要求し(ステップ5060)、ファ
イルアクセスプログラム240および形式変換プログラ
ム250によるVTOCリード処理の結果としてVTO
Cのレコードを得る(ステップ5070)。バックアッ
ププログラム260は、このVTOCのレコードをホス
ト200に接続するテープデバイス290に保存する
(ステップ5080)。保存の際にバックアッププログ
ラム260は、バックアップ取得日時などの情報を付加
することもありうる。
ルアクセスプログラム240に対しデータセットのオー
プンを要求する(ステップ5040)。ファイルアクセ
スプログラム240および形式変換プログラム250
は、この要求に応答してオープン処理を行う(ステップ
5050)。バックアッププログラム260は、ファイ
ルアクセスプログラム240に対しデータセットに関す
るVTOCリードを要求し(ステップ5060)、ファ
イルアクセスプログラム240および形式変換プログラ
ム250によるVTOCリード処理の結果としてVTO
Cのレコードを得る(ステップ5070)。バックアッ
ププログラム260は、このVTOCのレコードをホス
ト200に接続するテープデバイス290に保存する
(ステップ5080)。保存の際にバックアッププログ
ラム260は、バックアップ取得日時などの情報を付加
することもありうる。
【0058】さらにバックアッププログラム260は、
ファイルアクセスプログラム240に対しデータセット
のリードを要求し(ステップ5090)、ファイルアク
セスプログラム240および形式変換プログラム250
によるシーク処理およびリード処理の結果としてデータ
セットの内容を得る(ステップ5100)。バックアッ
ププログラム260は、データセットの内容をテープデ
バイス290に保存する(ステップ5110)。保存の
際にバックアッププログラム260は、バックアップ取
得日時などの情報を付加することもありうる。
ファイルアクセスプログラム240に対しデータセット
のリードを要求し(ステップ5090)、ファイルアク
セスプログラム240および形式変換プログラム250
によるシーク処理およびリード処理の結果としてデータ
セットの内容を得る(ステップ5100)。バックアッ
ププログラム260は、データセットの内容をテープデ
バイス290に保存する(ステップ5110)。保存の
際にバックアッププログラム260は、バックアップ取
得日時などの情報を付加することもありうる。
【0059】なおVTOCを後述のように管理情報とし
て利用することなく単にデータセットの内容を取得して
保存することのみを処理の目的とするときは、ステップ
5060、5070、5080は行わなくてもよい。
て利用することなく単にデータセットの内容を取得して
保存することのみを処理の目的とするときは、ステップ
5060、5070、5080は行わなくてもよい。
【0060】次に、ホスト200上のバックアッププロ
グラム260が行うリストア処理(バックアップデータ
によるデータ回復処理)について説明する。
グラム260が行うリストア処理(バックアップデータ
によるデータ回復処理)について説明する。
【0061】リストア処理の対象は、ホスト100がC
KDインターフェース320を介して使用するディスク
サブシステム300上のデータセットであって、バック
アップ処理によりテープデバイス290に既にバックア
ップが取得されているデータセットである。リストア処
理による回復先の1つの例として、ディスクサブシステ
ム300でのバックアップを取得したデータセットにそ
のまま回復することが考えられる。
KDインターフェース320を介して使用するディスク
サブシステム300上のデータセットであって、バック
アップ処理によりテープデバイス290に既にバックア
ップが取得されているデータセットである。リストア処
理による回復先の1つの例として、ディスクサブシステ
ム300でのバックアップを取得したデータセットにそ
のまま回復することが考えられる。
【0062】図9に、ディスクサブシステム300のデ
ータセットにそのまま回復する場合のリストア処理のフ
ローチャートを示す。
ータセットにそのまま回復する場合のリストア処理のフ
ローチャートを示す。
【0063】バックアッププログラム260は、ユーザ
から設定されたデータセット名などの対象データセット
を特定できる情報を、ネットワーク400を介してホス
ト100上のバックアップエージェントプログラム15
0に渡す(ステップ6010)。バックアップエージェ
ントプログラム150は、受け取った情報に基づき、ホ
スト100上の他のプロセスがデータセットをアクセス
しないようにオペレーティングシステム130を使用し
てロックする(ステップ6020)。バックアップエー
ジェントプログラム150は、ネットワーク400を介
してロックの完了をバックアッププログラム260に通
知する(ステップ6030)。
から設定されたデータセット名などの対象データセット
を特定できる情報を、ネットワーク400を介してホス
ト100上のバックアップエージェントプログラム15
0に渡す(ステップ6010)。バックアップエージェ
ントプログラム150は、受け取った情報に基づき、ホ
スト100上の他のプロセスがデータセットをアクセス
しないようにオペレーティングシステム130を使用し
てロックする(ステップ6020)。バックアップエー
ジェントプログラム150は、ネットワーク400を介
してロックの完了をバックアッププログラム260に通
知する(ステップ6030)。
【0064】次に、バックアッププログラム260は、
ファイルアクセスプログラム240に対しデータセット
のオープンを要求する(ステップ6040)。ファイル
アクセスプログラム240および形式変換プログラム2
50は、この要求を受けてオープン処理を行う(ステッ
プ6050)。バックアッププログラム260は、バッ
クアップしてあったデータセットのVTOCのレコード
をテープデバイス290から読み出す(ステップ606
0)。バックアッププログラム260は、ファイルアク
セスプログラム240に対し読み出したVTOC、すな
わちデータセットに関するVTOCのライト処理を要求
し(ステップ6070)、ファイルアクセスプログラム
240および形式変換プログラム250によるVTOC
ライト処理の結果としてデータセットに関するディスク
サブシステム300上のVTOCをテープデバイスから
読み出したVTOCのレコードで変更する(ステップ6
080)。
ファイルアクセスプログラム240に対しデータセット
のオープンを要求する(ステップ6040)。ファイル
アクセスプログラム240および形式変換プログラム2
50は、この要求を受けてオープン処理を行う(ステッ
プ6050)。バックアッププログラム260は、バッ
クアップしてあったデータセットのVTOCのレコード
をテープデバイス290から読み出す(ステップ606
0)。バックアッププログラム260は、ファイルアク
セスプログラム240に対し読み出したVTOC、すな
わちデータセットに関するVTOCのライト処理を要求
し(ステップ6070)、ファイルアクセスプログラム
240および形式変換プログラム250によるVTOC
ライト処理の結果としてデータセットに関するディスク
サブシステム300上のVTOCをテープデバイスから
読み出したVTOCのレコードで変更する(ステップ6
080)。
【0065】さらにバックアッププログラム260は、
バックアップしてあったデータセットの内容をテープデ
バイス290から読み出す(ステップ6090)。バッ
クアッププログラム260は、ファイルアクセスプログ
ラム240に対し、データセットへの読み出した内容の
ライトを要求し(ステップ6100)、ファイルアクセ
スプログラム240および形式変換プログラム250に
よるシーク処理およびライト処理の結果として、ディス
ク上のデータセットの格納位置に内容を書き戻す(ステ
ップ6110)。
バックアップしてあったデータセットの内容をテープデ
バイス290から読み出す(ステップ6090)。バッ
クアッププログラム260は、ファイルアクセスプログ
ラム240に対し、データセットへの読み出した内容の
ライトを要求し(ステップ6100)、ファイルアクセ
スプログラム240および形式変換プログラム250に
よるシーク処理およびライト処理の結果として、ディス
ク上のデータセットの格納位置に内容を書き戻す(ステ
ップ6110)。
【0066】その後、バックアッププログラム260
は、ネットワーク400を介してバックアップエージェ
ントプログラム150にロックの解除を許可する(ステ
ップ6120)。バックアップエージェントプログラム
150は、これを受けてロックの解除を行う(ステップ
6130)。上記の処理によりデータセットのリストア
処理が行える。
は、ネットワーク400を介してバックアップエージェ
ントプログラム150にロックの解除を許可する(ステ
ップ6120)。バックアップエージェントプログラム
150は、これを受けてロックの解除を行う(ステップ
6130)。上記の処理によりデータセットのリストア
処理が行える。
【0067】リストア処理による回復先の他の例とし
て、バックアップ時とリストア時でディスクサブシステ
ム300内でのデータセットの配置や構成が変化してい
る場合などに、バックアップを取得したデータセットと
は別のデータセットを用意してそのデータセットに内容
を回復するようにしてもよい。この場合のリストア処理
のフローチャートを図10に示す。
て、バックアップ時とリストア時でディスクサブシステ
ム300内でのデータセットの配置や構成が変化してい
る場合などに、バックアップを取得したデータセットと
は別のデータセットを用意してそのデータセットに内容
を回復するようにしてもよい。この場合のリストア処理
のフローチャートを図10に示す。
【0068】まずバックアッププログラム260は、ユ
ーザから設定された対象データセットについて、バック
アップしてあったデータセットのVTOCのレコードを
テープデバイス290から読み出して、レコード長など
のデータセットの構成情報を取得する(ステップ701
0)。バックアッププログラム260は、ネットワーク
400を介して取得した構成情報をホスト100上のバ
ックアップエージェントプログラム150に渡す(ステ
ップ7020)。バックアップエージェントプログラム
150は、構成情報に基づき、ホスト100上のオペレ
ーティングシステム130を使用してディスクサブシス
テム300上に適当な他のデータセットを用意する(ス
テップ7030)。バックアップエージェントプログラ
ム150は、ネットワーク400を介してデータセット
名など他のデータセットを特定できる情報をバックアッ
ププログラム260に渡す(ステップ7040)。
ーザから設定された対象データセットについて、バック
アップしてあったデータセットのVTOCのレコードを
テープデバイス290から読み出して、レコード長など
のデータセットの構成情報を取得する(ステップ701
0)。バックアッププログラム260は、ネットワーク
400を介して取得した構成情報をホスト100上のバ
ックアップエージェントプログラム150に渡す(ステ
ップ7020)。バックアップエージェントプログラム
150は、構成情報に基づき、ホスト100上のオペレ
ーティングシステム130を使用してディスクサブシス
テム300上に適当な他のデータセットを用意する(ス
テップ7030)。バックアップエージェントプログラ
ム150は、ネットワーク400を介してデータセット
名など他のデータセットを特定できる情報をバックアッ
ププログラム260に渡す(ステップ7040)。
【0069】次に、バックアッププログラム260は、
ファイルアクセスプログラム240に対し他のデータセ
ットのオープンを要求する(ステップ7050)。ファ
イルアクセスプログラム240および形式変換プログラ
ム250は、この要求に応じてオープン処理を行う(ス
テップ7060)。バックアッププログラム260は、
バックアップしてあったデータセットの内容をテープデ
バイス290から読み出す(ステップ7070)。バッ
クアッププログラム260は、ファイルアクセスプログ
ラム240に対し他のデータセットへの読み出した内容
のライト処理を要求し(ステップ7080)、ファイル
アクセスプログラム240および形式変換プログラム2
50によるシーク処理およびライト処理の結果として他
のデータセットの格納位置に内容を書き戻す(ステップ
7090)。
ファイルアクセスプログラム240に対し他のデータセ
ットのオープンを要求する(ステップ7050)。ファ
イルアクセスプログラム240および形式変換プログラ
ム250は、この要求に応じてオープン処理を行う(ス
テップ7060)。バックアッププログラム260は、
バックアップしてあったデータセットの内容をテープデ
バイス290から読み出す(ステップ7070)。バッ
クアッププログラム260は、ファイルアクセスプログ
ラム240に対し他のデータセットへの読み出した内容
のライト処理を要求し(ステップ7080)、ファイル
アクセスプログラム240および形式変換プログラム2
50によるシーク処理およびライト処理の結果として他
のデータセットの格納位置に内容を書き戻す(ステップ
7090)。
【0070】上記の処理により、他のデータセットへの
リストア処理が行える。ユーザは、バックアッププログ
ラム260やバックアップエージェントプログラム15
0から、他のデータセットのデータセット名などを知る
ことができる。
リストア処理が行える。ユーザは、バックアッププログ
ラム260やバックアップエージェントプログラム15
0から、他のデータセットのデータセット名などを知る
ことができる。
【0071】上述した実施形態では、バックアッププロ
グラム260とファイルアクセスプログラム240を別
個のプログラムとして説明したが、バックアッププログ
ラム260とファイルアクセスプログラム240を合わ
せて、両者の処理を形式変換プログラム250を使用し
て行う1つのプログラムとして実現してもよい。
グラム260とファイルアクセスプログラム240を別
個のプログラムとして説明したが、バックアッププログ
ラム260とファイルアクセスプログラム240を合わ
せて、両者の処理を形式変換プログラム250を使用し
て行う1つのプログラムとして実現してもよい。
【0072】上記のように処理することによって、ホス
ト100がCKDインターフェース320を介して使用
するディスクサブシステム300上のデータセットのバ
ックアップ処理およびリストア処理を、ホスト200が
テープデバイス290を用いて行う際に、高速に行うこ
とができ、バックアップ処理およびリストア処理に要す
る時間を削減することができる。また、ホスト100が
バックアップ処理、あるいは、リスト処理におけるデー
タの転送処理を行わないで済むため、ホスト100の処
理負荷を削減することができる。さらに、ホスト100
とホスト200との間でネットワークを介したデータ転
送が発生しないので、ネットワークの転送帯域負荷の増
大を抑止することができる。さらにまた、ホスト100
がディスクサブシステム300上に作成した管理情報
を、バックアップ処理における管理情報として利用し
て、バックアップ処理およびリストア処理を簡易に効率
的に行うことができる。
ト100がCKDインターフェース320を介して使用
するディスクサブシステム300上のデータセットのバ
ックアップ処理およびリストア処理を、ホスト200が
テープデバイス290を用いて行う際に、高速に行うこ
とができ、バックアップ処理およびリストア処理に要す
る時間を削減することができる。また、ホスト100が
バックアップ処理、あるいは、リスト処理におけるデー
タの転送処理を行わないで済むため、ホスト100の処
理負荷を削減することができる。さらに、ホスト100
とホスト200との間でネットワークを介したデータ転
送が発生しないので、ネットワークの転送帯域負荷の増
大を抑止することができる。さらにまた、ホスト100
がディスクサブシステム300上に作成した管理情報
を、バックアップ処理における管理情報として利用し
て、バックアップ処理およびリストア処理を簡易に効率
的に行うことができる。
【0073】図11は、本発明の第2の実施形態に係る
計算機システムの構成図である。本実施形態が上述した
第1の実施形態と異なる点は、ディスクサブシステム3
00に、CKDインターフェース変換手段340がな
く、固定長インタフェース変換手段350がある点であ
る。本実施形態において、ディスク310は物理的にC
KD形式に従い、ホスト200が固定長インタフェース
210および固定長インタフェース330を介してディ
スク310のデータをリードライトする場合には、固定
長インタフェース変換手段350が、CKD形式と固定
長ブロック形式との間の変換を行う。
計算機システムの構成図である。本実施形態が上述した
第1の実施形態と異なる点は、ディスクサブシステム3
00に、CKDインターフェース変換手段340がな
く、固定長インタフェース変換手段350がある点であ
る。本実施形態において、ディスク310は物理的にC
KD形式に従い、ホスト200が固定長インタフェース
210および固定長インタフェース330を介してディ
スク310のデータをリードライトする場合には、固定
長インタフェース変換手段350が、CKD形式と固定
長ブロック形式との間の変換を行う。
【0074】固定長インタフェース変換手段350によ
り変換されるCKD形式と固定長ブロック形式の対応
は、第一の実施形態において図2で説明したものと等し
い。本実施形態では、図2に示すAがディスク310に
おけるCKD形式の実際のデータ配置であり、図2のB
は、固定長インタフェース変換手段350により変換さ
れ、固定長インターフェース210と固定長インタフェ
ース330の間の転送に使われる固定長ブロック形式で
のデータ配置となる。固定長インタフェース変換手段3
50は、第1の実施形態における場合と同様にして、C
KD形式と固定長ブロック形式との間の変換を行う。
り変換されるCKD形式と固定長ブロック形式の対応
は、第一の実施形態において図2で説明したものと等し
い。本実施形態では、図2に示すAがディスク310に
おけるCKD形式の実際のデータ配置であり、図2のB
は、固定長インタフェース変換手段350により変換さ
れ、固定長インターフェース210と固定長インタフェ
ース330の間の転送に使われる固定長ブロック形式で
のデータ配置となる。固定長インタフェース変換手段3
50は、第1の実施形態における場合と同様にして、C
KD形式と固定長ブロック形式との間の変換を行う。
【0075】ホスト100およびホスト200は、本実
施形態においても、ディスクサブシステム300に格納
されたデータセットに対し、第一の実施形態において説
明した処理と同じ処理を行うことができる。ホスト10
0上のオペレーティングシステム130とバックアップ
エージェントプログラム150、及び、ホスト200上
のオペレーティングシステム230、ファイルアクセス
プログラム240、形式変換プログラム250、並びに
バックアッププログラム260は、第一の実施形態で説
明した各処理と同じ処理を行い、データセットに対する
バックアップ処理とリストア処理を実現する。これらの
プログラムによる具体的な処理の内容については、第1
の実施形態と変わるところはなく説明を省略する。
施形態においても、ディスクサブシステム300に格納
されたデータセットに対し、第一の実施形態において説
明した処理と同じ処理を行うことができる。ホスト10
0上のオペレーティングシステム130とバックアップ
エージェントプログラム150、及び、ホスト200上
のオペレーティングシステム230、ファイルアクセス
プログラム240、形式変換プログラム250、並びに
バックアッププログラム260は、第一の実施形態で説
明した各処理と同じ処理を行い、データセットに対する
バックアップ処理とリストア処理を実現する。これらの
プログラムによる具体的な処理の内容については、第1
の実施形態と変わるところはなく説明を省略する。
【0076】以上説明した第2の実施形態によっても第
1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0077】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。本実施形態における計算機システムの構成は、
図1で示した第1の実施形態での構成と同様である。本
実施形態では、第1の実施形態において図8により説明
したバックアップ処理が、第1の実施形態とは異なる。
明する。本実施形態における計算機システムの構成は、
図1で示した第1の実施形態での構成と同様である。本
実施形態では、第1の実施形態において図8により説明
したバックアップ処理が、第1の実施形態とは異なる。
【0078】図12は、本実施形態においてホスト20
0上のバックアッププログラム260が行うバックアッ
プ処理のフローチャートである。バックアップ処理の対
象は、ホスト100がCKDインターフェース320を
介して使用するディスクサブシステム300上のデータ
セットである。
0上のバックアッププログラム260が行うバックアッ
プ処理のフローチャートである。バックアップ処理の対
象は、ホスト100がCKDインターフェース320を
介して使用するディスクサブシステム300上のデータ
セットである。
【0079】ホスト200上のバックアッププログラム
260は、ユーザから設定されたデータセット名などの
対象データセットを特定できる情報を、ネットワーク4
00を介してホスト100上のバックアップエージェン
トプログラム150に渡す(ステップ8010)。バッ
クアップエージェントプログラム150は、この情報に
基づき当該データセットの状態をホスト100上のオペ
レーティングシステム130に確認する(ステップ80
20)。この確認によりデータセットが使用中である
(オープンされている)かどうかといった状態を取得で
きる。
260は、ユーザから設定されたデータセット名などの
対象データセットを特定できる情報を、ネットワーク4
00を介してホスト100上のバックアップエージェン
トプログラム150に渡す(ステップ8010)。バッ
クアップエージェントプログラム150は、この情報に
基づき当該データセットの状態をホスト100上のオペ
レーティングシステム130に確認する(ステップ80
20)。この確認によりデータセットが使用中である
(オープンされている)かどうかといった状態を取得で
きる。
【0080】バックアップエージェントプログラム15
0は、取得した状態をネットワークインタフェース12
0を介してバックアッププログラム260に渡す(ステ
ップ8030)。バックアッププログラム260は、受
け取った状態に基づいて、データセットに対するバック
アップを行う/行わない/延期する、等の制御や判定、
あるいは、スケジューリングを行うことができる。ここ
ではバックアップ処理を続行するものとする。
0は、取得した状態をネットワークインタフェース12
0を介してバックアッププログラム260に渡す(ステ
ップ8030)。バックアッププログラム260は、受
け取った状態に基づいて、データセットに対するバック
アップを行う/行わない/延期する、等の制御や判定、
あるいは、スケジューリングを行うことができる。ここ
ではバックアップ処理を続行するものとする。
【0081】バックアッププログラム260は、ファイ
ルアクセスプログラム240に対しデータセットのオー
プンを要求する(ステップ8040)。ファイルアクセ
スプログラム240および形式変換プログラム250
は、この要求に応答してオープン処理を行う(ステップ
8050)。バックアッププログラム260は、ファイ
ルアクセスプログラム240に対しデータセットに関す
るVTOCリードを要求し(ステップ8060)、ファ
イルアクセスプログラム240および形式変換プログラ
ム250によるVTOCリード処理の結果としてVTO
Cのレコードを得る(ステップ8070)。
ルアクセスプログラム240に対しデータセットのオー
プンを要求する(ステップ8040)。ファイルアクセ
スプログラム240および形式変換プログラム250
は、この要求に応答してオープン処理を行う(ステップ
8050)。バックアッププログラム260は、ファイ
ルアクセスプログラム240に対しデータセットに関す
るVTOCリードを要求し(ステップ8060)、ファ
イルアクセスプログラム240および形式変換プログラ
ム250によるVTOCリード処理の結果としてVTO
Cのレコードを得る(ステップ8070)。
【0082】バックアッププログラム260は、VTO
Cのレコードに記録されているデータセットの最終参照
日付を、あらかじめユーザから設定された日付と比較し
(ステップ8080)、その前後関係を判別する(ステ
ップ8090)。最終参照日付が設定日付より前の日付
であれば、バックアッププログラム260は、データセ
ットに対するバックアップ処理を中止する(ステップ8
100)。ステップ8090において最終参照日付が前
記設定日付より後かまたは等しい場合、バックアッププ
ログラム260は、データセットに対するバックアップ
処理を続行する。
Cのレコードに記録されているデータセットの最終参照
日付を、あらかじめユーザから設定された日付と比較し
(ステップ8080)、その前後関係を判別する(ステ
ップ8090)。最終参照日付が設定日付より前の日付
であれば、バックアッププログラム260は、データセ
ットに対するバックアップ処理を中止する(ステップ8
100)。ステップ8090において最終参照日付が前
記設定日付より後かまたは等しい場合、バックアッププ
ログラム260は、データセットに対するバックアップ
処理を続行する。
【0083】バックアップ処理を続行する場合、バック
アッププログラム260は、VTOCのレコードをホス
ト200に接続するテープデバイス290に保存する
(ステップ8110)。保存の際にバックアップ取得日
時などの情報が付加されてもよい。さらにバックアップ
プログラム260は、ファイルアクセスプログラム24
0に対しデータセットのリードを要求し(ステップ81
20)、ファイルアクセスプログラム240および形式
変換プログラム250によるシーク処理およびリード処
理の結果としてデータセットの内容を得る(ステップ8
130)。バックアッププログラム260は、データセ
ットの内容をテープデバイス290に保存する(ステッ
プ8140)。保存の際にバックアップ取得日時などの
情報が付加されてもよい。
アッププログラム260は、VTOCのレコードをホス
ト200に接続するテープデバイス290に保存する
(ステップ8110)。保存の際にバックアップ取得日
時などの情報が付加されてもよい。さらにバックアップ
プログラム260は、ファイルアクセスプログラム24
0に対しデータセットのリードを要求し(ステップ81
20)、ファイルアクセスプログラム240および形式
変換プログラム250によるシーク処理およびリード処
理の結果としてデータセットの内容を得る(ステップ8
130)。バックアッププログラム260は、データセ
ットの内容をテープデバイス290に保存する(ステッ
プ8140)。保存の際にバックアップ取得日時などの
情報が付加されてもよい。
【0084】本実施形態におけるバックアップ処理以外
の処理は、上述した第1の実施形態と同様に行われる。
の処理は、上述した第1の実施形態と同様に行われる。
【0085】本実施形態で説明したバックアップ処理に
おいて、最終参照日付の他に、作成日付などのVTOC
に格納されている情報を用いて、バックアップ処理の制
御を行うようにしてもよい。設定日付は、ユーザが指定
する代わりに、前回のバックアップ処理時にバックアッ
ププログラム260が記録しておいた前回のバックアッ
プ処理の日付を使用しても良い。また、ここで説明した
バックアップ処理は、上述した第2の実施形態の構成に
対しても、同様にして適用することができる。
おいて、最終参照日付の他に、作成日付などのVTOC
に格納されている情報を用いて、バックアップ処理の制
御を行うようにしてもよい。設定日付は、ユーザが指定
する代わりに、前回のバックアップ処理時にバックアッ
ププログラム260が記録しておいた前回のバックアッ
プ処理の日付を使用しても良い。また、ここで説明した
バックアップ処理は、上述した第2の実施形態の構成に
対しても、同様にして適用することができる。
【0086】本実施形態においても、第1及び第2の実
施形態と同様の効果を得ることができる。
施形態と同様の効果を得ることができる。
【0087】図13は、本発明の第4の実施形態おける
計算機システムの構成及びその概略動作を示す概要図で
ある。図において、1は、ワークステーション、あるい
はパーソナルコンピュータなどの、オープン系のコンピ
ュータにより構成されるオープンサーバである。
計算機システムの構成及びその概略動作を示す概要図で
ある。図において、1は、ワークステーション、あるい
はパーソナルコンピュータなどの、オープン系のコンピ
ュータにより構成されるオープンサーバである。
【0088】オープンサーバ1は、上述した第1乃至第
3の実施形態におけるホスト200に相当し、FBA形
式のインタフェースに従ったディスク装置のアクセスを
行う。オープンサーバ1は、ファイバチャネル7により
スイッチ3に接続されている。スイッチ3は、送信パケ
ットのルーティングを行う装置である。オープンサーバ
1からディスクシステム4へのアクセスは、スイッチ3
を経由して行われる。また,スイッチ3を経由しない接
続方法も存在する。スイッチ3は、ファイバチャネル7
によりディスクシステム4に接続される。オープンサー
バ1は、従来のSCSI上でのプロトコルをファイバチ
ャネル上で実装したFCPと呼ばれるプロトコルによっ
てディスクシステム4にアクセスする。
3の実施形態におけるホスト200に相当し、FBA形
式のインタフェースに従ったディスク装置のアクセスを
行う。オープンサーバ1は、ファイバチャネル7により
スイッチ3に接続されている。スイッチ3は、送信パケ
ットのルーティングを行う装置である。オープンサーバ
1からディスクシステム4へのアクセスは、スイッチ3
を経由して行われる。また,スイッチ3を経由しない接
続方法も存在する。スイッチ3は、ファイバチャネル7
によりディスクシステム4に接続される。オープンサー
バ1は、従来のSCSI上でのプロトコルをファイバチ
ャネル上で実装したFCPと呼ばれるプロトコルによっ
てディスクシステム4にアクセスする。
【0089】一方、2は、いわゆるメインフレームコン
ピュータ(以下、メインフレームと略す)である。メイ
ンフレーム2は、上述した第1乃至第3の実施形態にお
けるホスト100に相当し、CKD形式のインタフェー
スに従ったディスク装置のアクセスを行う。メインフレ
ーム2は、チャネルインタフェース6によってディスク
システム4に接続される。メインフレーム2とディスク
システム4の間には、例えば、ディレクタと呼ばれるル
ーティング装置を介在させてもよい。
ピュータ(以下、メインフレームと略す)である。メイ
ンフレーム2は、上述した第1乃至第3の実施形態にお
けるホスト100に相当し、CKD形式のインタフェー
スに従ったディスク装置のアクセスを行う。メインフレ
ーム2は、チャネルインタフェース6によってディスク
システム4に接続される。メインフレーム2とディスク
システム4の間には、例えば、ディレクタと呼ばれるル
ーティング装置を介在させてもよい。
【0090】ディスク装置4は、ユーザのデータが格納
されるボリューム8を有する。ディスク装置4は、CK
Dインタフェース9とFBAインタフェース10を有
し、これらインタフェースを介して同一のボリューム8
へアクセスすることが可能である。
されるボリューム8を有する。ディスク装置4は、CK
Dインタフェース9とFBAインタフェース10を有
し、これらインタフェースを介して同一のボリューム8
へアクセスすることが可能である。
【0091】オープンサーバ1は、ユーザからバックア
ップ指示に従い、あるいは、あらかじめ定められた時刻
に到達すると、メインフレーム1へネットワーク14経
由で目的のデータセットをバックアップするよう指示す
る。このとき、オープンサーバ1は、バックアップ対象
となるデータセットの名称をメインフレーム1へ通知す
る()。
ップ指示に従い、あるいは、あらかじめ定められた時刻
に到達すると、メインフレーム1へネットワーク14経
由で目的のデータセットをバックアップするよう指示す
る。このとき、オープンサーバ1は、バックアップ対象
となるデータセットの名称をメインフレーム1へ通知す
る()。
【0092】データセット位置検出プログラム12は、
目的のデータセットがどのボリューム8のどのアドレス
に存在するかを検出し、この情報をデータセット位置情
報として、オープンシステム1へ通知する()。な
お、本実施形態及び以降説明する実施形態では、データ
セット位置情報はメインフレーム2で取得し、オープン
サーバ1へ送信されものとするが、オープンサーバ1が
ボリューム8からカタログ情報やVTOC情報を参照す
ることによりデータセット位置を把握するようにしても
よい。この場合、データセットや関連するカタログを格
納しているボリューム8については、あらかじめユーザ
が与えておいても良いし、メインフレーム2から教えて
もらってもよい。あるいは第1乃至第3の実施形態のよ
うに、オープンサーバ1で全ての共用ボリュームのVT
OC情報を読出してデータセット位置情報を取得するこ
ともできる。
目的のデータセットがどのボリューム8のどのアドレス
に存在するかを検出し、この情報をデータセット位置情
報として、オープンシステム1へ通知する()。な
お、本実施形態及び以降説明する実施形態では、データ
セット位置情報はメインフレーム2で取得し、オープン
サーバ1へ送信されものとするが、オープンサーバ1が
ボリューム8からカタログ情報やVTOC情報を参照す
ることによりデータセット位置を把握するようにしても
よい。この場合、データセットや関連するカタログを格
納しているボリューム8については、あらかじめユーザ
が与えておいても良いし、メインフレーム2から教えて
もらってもよい。あるいは第1乃至第3の実施形態のよ
うに、オープンサーバ1で全ての共用ボリュームのVT
OC情報を読出してデータセット位置情報を取得するこ
ともできる。
【0093】オープンシステム1は、コピーコマンド作
成・発行プログラム11により、メインフレーム2から
与えられたデータセット位置情報に基づいてコマンド
(CCOPYコマンドと呼ぶ)を作成し、スイッチ3に
対して発行する(、)。CCOPYコマンドには、
コピー元のボリューム番号とコピーアドレス、コピー先
のテープ番号などが格納されている。スイッチ3は、こ
れらの情報を元にボリューム8からデータを読出し、テ
ープ装置5へデータをバックアップする()。以下に
このようなバックアップ処理について詳細について説明
する。
成・発行プログラム11により、メインフレーム2から
与えられたデータセット位置情報に基づいてコマンド
(CCOPYコマンドと呼ぶ)を作成し、スイッチ3に
対して発行する(、)。CCOPYコマンドには、
コピー元のボリューム番号とコピーアドレス、コピー先
のテープ番号などが格納されている。スイッチ3は、こ
れらの情報を元にボリューム8からデータを読出し、テ
ープ装置5へデータをバックアップする()。以下に
このようなバックアップ処理について詳細について説明
する。
【0094】図14は、データセット位置情報の詳細を
示す説明図である。
示す説明図である。
【0095】サブシステム数16は、当該データセット
を格納する論理的なディスクシステムの個数を表す。近
年のディスクシステム4では、物理的に1台のディスク
システムを、論理的に複数個のディスクシステムとして
メインフレーム2あるいはオープンサーバ1に見せるこ
とがある。この論理的なディスクシステムをここではサ
ブシステムと呼ぶ。ディスクシステム製造番号17は、
ディスクシステム4を一意に識別するための番号であ
る。サブシステムID18は、当該ディスクシステム4
に付与されたIDである。ボリュームID19は、バッ
クアップ対象のデータセットを格納したボリューム8の
IDで、サブシステム毎に一意の番号である。
を格納する論理的なディスクシステムの個数を表す。近
年のディスクシステム4では、物理的に1台のディスク
システムを、論理的に複数個のディスクシステムとして
メインフレーム2あるいはオープンサーバ1に見せるこ
とがある。この論理的なディスクシステムをここではサ
ブシステムと呼ぶ。ディスクシステム製造番号17は、
ディスクシステム4を一意に識別するための番号であ
る。サブシステムID18は、当該ディスクシステム4
に付与されたIDである。ボリュームID19は、バッ
クアップ対象のデータセットを格納したボリューム8の
IDで、サブシステム毎に一意の番号である。
【0096】エクステント数20は、当該データセット
を格納している連続領域の個数を示す。エクステント数
20で示された分だけ、エクステント開始CCHH21
とエクステント終了CCHH22のエントリが出現す
る。図では、3個のエクステント開始および終了CCH
Hが示されている。データセットが複数のボリューム
8、サブシステム、およびディスクシステムに渡って格
納されていた場合、サブシステム数16には2以上の値
が格納され、ディスクシステム製造番号17からエクス
テント終了CCHH22までのエントリが繰り返され
る。メインフレーム2は、データセット位置情報をこの
形式によってオープンサーバ1へ送信する。
を格納している連続領域の個数を示す。エクステント数
20で示された分だけ、エクステント開始CCHH21
とエクステント終了CCHH22のエントリが出現す
る。図では、3個のエクステント開始および終了CCH
Hが示されている。データセットが複数のボリューム
8、サブシステム、およびディスクシステムに渡って格
納されていた場合、サブシステム数16には2以上の値
が格納され、ディスクシステム製造番号17からエクス
テント終了CCHH22までのエントリが繰り返され
る。メインフレーム2は、データセット位置情報をこの
形式によってオープンサーバ1へ送信する。
【0097】オープンサーバ1は、データセット位置情
報のボリュームID19で示されたボリューム8がどの
デバイスファイルとして登録されているか調べる必要が
ある。オープンサーバ1では、プログラムはデバイスフ
ァイルを介してボリューム8にアクセスする。このため
に、オープンサーバ1は、各デバイスファイルに対して
Inquiryコマンドを発行する。
報のボリュームID19で示されたボリューム8がどの
デバイスファイルとして登録されているか調べる必要が
ある。オープンサーバ1では、プログラムはデバイスフ
ァイルを介してボリューム8にアクセスする。このため
に、オープンサーバ1は、各デバイスファイルに対して
Inquiryコマンドを発行する。
【0098】Inquiryコマンドのリターン値を図15に
示す。Inquiryコマンドのリターン値の一部は、ベンダ
が独自に定義することができ、図15は本実施形態の実
現のために定義した部分のみを表している。ディスクシ
ステム製造番号25およびサブシステムID26は、In
quiryコマンドを処理したディスクシステム4の製造番
号およびサブシステムのIDを示す。ボリュームID2
7は、Inquiryコマンドを発行したデバイスファイル名
に対応するボリュームのIDである。エミュレーション
タイプ28は、メインフレーム専用、共用、オープン専
用の3種類と、メインフレーム専用および共用の場合に
は、特定のディスクシステムのタイプが設定される。そ
れぞれのタイプによって、トラックフォーマットや容量
が異なる。ボリューム容量29は、当該ボリューム8の
容量をMB単位に表す。
示す。Inquiryコマンドのリターン値の一部は、ベンダ
が独自に定義することができ、図15は本実施形態の実
現のために定義した部分のみを表している。ディスクシ
ステム製造番号25およびサブシステムID26は、In
quiryコマンドを処理したディスクシステム4の製造番
号およびサブシステムのIDを示す。ボリュームID2
7は、Inquiryコマンドを発行したデバイスファイル名
に対応するボリュームのIDである。エミュレーション
タイプ28は、メインフレーム専用、共用、オープン専
用の3種類と、メインフレーム専用および共用の場合に
は、特定のディスクシステムのタイプが設定される。そ
れぞれのタイプによって、トラックフォーマットや容量
が異なる。ボリューム容量29は、当該ボリューム8の
容量をMB単位に表す。
【0099】Inquiryコマンドはオープンサーバ1の全
てのデバイスファイルに対して発行されるために時間が
かかる。このため、Inquiryコマンドの発行は、システ
ムブート時に一度だけ行い、そのリターン値を保持して
おくのが良い。最近のOSでは、システムをブートせず
にボリュームを組込むことができるものがある。このよ
うなOSでは、ボリューム8を組込んだ際に、当該ボリ
ューム8に対してのみInquiryコマンドを実行し、その
リターン値を取得するのが良い。Inquiryコマンドのリ
ターン値とデータセット位置情報を比較することによっ
て、デバイスファイル名に対応したボリュームIDを見
つけ出すことができる。すなわち、それぞれのディスク
システム製造番号、サブシステムID、及びボリューム
IDを比較する。これらがもし一致していたらInquiry
コマンドを発行したデバイスファイルが、データセット
位置情報で与えられたボリュームIDを有することが分
かる。
てのデバイスファイルに対して発行されるために時間が
かかる。このため、Inquiryコマンドの発行は、システ
ムブート時に一度だけ行い、そのリターン値を保持して
おくのが良い。最近のOSでは、システムをブートせず
にボリュームを組込むことができるものがある。このよ
うなOSでは、ボリューム8を組込んだ際に、当該ボリ
ューム8に対してのみInquiryコマンドを実行し、その
リターン値を取得するのが良い。Inquiryコマンドのリ
ターン値とデータセット位置情報を比較することによっ
て、デバイスファイル名に対応したボリュームIDを見
つけ出すことができる。すなわち、それぞれのディスク
システム製造番号、サブシステムID、及びボリューム
IDを比較する。これらがもし一致していたらInquiry
コマンドを発行したデバイスファイルが、データセット
位置情報で与えられたボリュームIDを有することが分
かる。
【0100】このようにしてデバイスファイルを割り出
すと、オープンサーバ1は、次にデータセット位置が、
当該デバイスファイル上のどのアドレスになるかを求め
る。
すと、オープンサーバ1は、次にデータセット位置が、
当該デバイスファイル上のどのアドレスになるかを求め
る。
【0101】デバイスファイル上のアドレスは、CKD
形式におけるボリューム8の論理的な構成、すなわち、
CKD形式におけるボリューム8のトラック長、シリン
ダあたりのトラック数、及び、FBA形式でのブロック
サイズに基づいて(数1)により求めることができる。
CKD形式におけるボリュームの論理的な構成は、エミ
ュレーションタイプによって異なり、Inquiryコマンド
で獲得したエミュレーションタイプ28に基づいて認識
される。
形式におけるボリューム8の論理的な構成、すなわち、
CKD形式におけるボリューム8のトラック長、シリン
ダあたりのトラック数、及び、FBA形式でのブロック
サイズに基づいて(数1)により求めることができる。
CKD形式におけるボリュームの論理的な構成は、エミ
ュレーションタイプによって異なり、Inquiryコマンド
で獲得したエミュレーションタイプ28に基づいて認識
される。
【0102】これらの情報を元に、オープンシステム1
はコピーコマンドを作成する。図16にコピーコマンド
のフォーマットの一例を示す。図に示すコピーコマンド
は、ボリューム8のアドレス0から0x10ブロック、
およびアドレス100から0x10ブロックを一つのC
COPYコマンドによりテープ装置5へコピーする場合
を想定している。
はコピーコマンドを作成する。図16にコピーコマンド
のフォーマットの一例を示す。図に示すコピーコマンド
は、ボリューム8のアドレス0から0x10ブロック、
およびアドレス100から0x10ブロックを一つのC
COPYコマンドによりテープ装置5へコピーする場合
を想定している。
【0103】オープンサーバ1は、CDB(Command Descri
ptor Block)に続いて、パラメータリストをスイッチ3
に対して送信する。パラメータリストは可変であり、そ
の長さはCDBのParameter List Length32に格納され
る。
ptor Block)に続いて、パラメータリストをスイッチ3
に対して送信する。パラメータリストは可変であり、そ
の長さはCDBのParameter List Length32に格納され
る。
【0104】パラメータリストは、コピー元および先の
装置アドレスが格納されているTarget Descriptor List
35およびコピーするデータが格納されている装置上の
アドレスに関する情報が格納されているSegment Descri
ptor List36から構成される。これらのリストの長さ
は可変であり、その長さは、それぞれTarget Descripto
r Length33およびSegment Descriptor Length34に
格納される。
装置アドレスが格納されているTarget Descriptor List
35およびコピーするデータが格納されている装置上の
アドレスに関する情報が格納されているSegment Descri
ptor List36から構成される。これらのリストの長さ
は可変であり、その長さは、それぞれTarget Descripto
r Length33およびSegment Descriptor Length34に
格納される。
【0105】Target Descriptor List35は、複数のTa
rget Descriptorから構成される。図では、コピー元で
あるディスク装置と、コピー先であるテープ装置のTarg
et Descriptorが示されている。一方、Segment Descrip
tor Listは、アドレス0から0x10ブロックをコピー
するパラメータと、アドレス100から0x10ブロッ
クをコピーするパラメータの2つのSegment Descriptor
を有する。
rget Descriptorから構成される。図では、コピー元で
あるディスク装置と、コピー先であるテープ装置のTarg
et Descriptorが示されている。一方、Segment Descrip
tor Listは、アドレス0から0x10ブロックをコピー
するパラメータと、アドレス100から0x10ブロッ
クをコピーするパラメータの2つのSegment Descriptor
を有する。
【0106】オープンサーバ1が、上述したようなCC
OPYコマンドをスイッチ3に対して発行すると、スイ
ッチ3は、このコマンドに従ってボリューム8からテー
プ5にデータをコピーする。
OPYコマンドをスイッチ3に対して発行すると、スイ
ッチ3は、このコマンドに従ってボリューム8からテー
プ5にデータをコピーする。
【0107】バックアップが完了すると、データセット
情報記録プログラム23により、図17に示すデータセ
ット情報がバックアップディレクトリ、すなわちバック
アップの管理ファイルに登録される()。登録される
内容は、データセットを所有するメインフレーム2のホ
スト名称40、データセットを格納するディスクシステ
ム製造番号41、サブシステムID42、ボリュームI
D43であり、これらはデータセット位置情報に含まれ
る。さらにバックアップ日時44、データセット名称4
5、データセットサイズ46、データセットのエクステ
ント範囲(エクステント開始CCHH55およびエクス
テント終了CCHH56)などが登録される。図のよう
にデータセットを構成するエクステントが複数個あれ
ば、複数のエクステント範囲が記録される。
情報記録プログラム23により、図17に示すデータセ
ット情報がバックアップディレクトリ、すなわちバック
アップの管理ファイルに登録される()。登録される
内容は、データセットを所有するメインフレーム2のホ
スト名称40、データセットを格納するディスクシステ
ム製造番号41、サブシステムID42、ボリュームI
D43であり、これらはデータセット位置情報に含まれ
る。さらにバックアップ日時44、データセット名称4
5、データセットサイズ46、データセットのエクステ
ント範囲(エクステント開始CCHH55およびエクス
テント終了CCHH56)などが登録される。図のよう
にデータセットを構成するエクステントが複数個あれ
ば、複数のエクステント範囲が記録される。
【0108】これらの情報は、一つのテーブルとして登
録しても構わないが、図18に示すように、ホスト名4
0とデータセット名称45をキーとしてディレクトリを
構成した方が管理は容易になる。この例では、バックア
ップディレクトリ“backDir”から、バックアップファ
イルを所有するホスト名をたどる。図では、“MFDB2MAI
N”が目的のデータセット“DB2SYS”を所有していて、
子ディレクトリとして登録されている。さらに“DB2SY
S”から当該データセットをバックアップした時刻をそ
の子ディレクトリ“1999.8,7.00:12”として登録されて
いる。例えば、同一のデータセットを周期的にバックア
ップしている場合、複数の子ディレクトリが存在するこ
とになる。そして、その子ディレクトリにバックアップ
の詳細情報を格納したファイルが格納される。
録しても構わないが、図18に示すように、ホスト名4
0とデータセット名称45をキーとしてディレクトリを
構成した方が管理は容易になる。この例では、バックア
ップディレクトリ“backDir”から、バックアップファ
イルを所有するホスト名をたどる。図では、“MFDB2MAI
N”が目的のデータセット“DB2SYS”を所有していて、
子ディレクトリとして登録されている。さらに“DB2SY
S”から当該データセットをバックアップした時刻をそ
の子ディレクトリ“1999.8,7.00:12”として登録されて
いる。例えば、同一のデータセットを周期的にバックア
ップしている場合、複数の子ディレクトリが存在するこ
とになる。そして、その子ディレクトリにバックアップ
の詳細情報を格納したファイルが格納される。
【0109】通常、ユーザはメインフレーム2の名称と
ファイル名を元にリカバリを行うケースが多い。さら
に、いつバックアップしたか、いつの時点へ回復可能か
を検討する。このような場合に、図18に示したディレ
クトリ構造は有効である。さらに同様のしくみによりオ
ープンシステムのバックアップ情報も管理されるため、
管理が統合でき好都合である。
ファイル名を元にリカバリを行うケースが多い。さら
に、いつバックアップしたか、いつの時点へ回復可能か
を検討する。このような場合に、図18に示したディレ
クトリ構造は有効である。さらに同様のしくみによりオ
ープンシステムのバックアップ情報も管理されるため、
管理が統合でき好都合である。
【0110】図19は、本発明の第5の実施形態おける
計算機システムの構成及びその概略動作を示す概要図で
ある。本実施形態では、ディスクシステム4が有する公
知のボリューム二重化機能を使用してバックアップが実
行される。
計算機システムの構成及びその概略動作を示す概要図で
ある。本実施形態では、ディスクシステム4が有する公
知のボリューム二重化機能を使用してバックアップが実
行される。
【0111】オープンサーバ1からバックアップ要求が
発行されると、メインフレーム2は、バックアップを要
求されたデータセットの物理位置、すなわちデータセッ
ト格納ボリューム8やエクステントを得る。次に、ボリ
ューム二重化制御プログラム49により、ボリューム8
が二重化状態となっているかどうかを調べる。二重化状
態であれば、ボリューム二重化制御プログラム49は、
ディスクシステム4に対してペア分割要求を発行する
(′)。
発行されると、メインフレーム2は、バックアップを要
求されたデータセットの物理位置、すなわちデータセッ
ト格納ボリューム8やエクステントを得る。次に、ボリ
ューム二重化制御プログラム49により、ボリューム8
が二重化状態となっているかどうかを調べる。二重化状
態であれば、ボリューム二重化制御プログラム49は、
ディスクシステム4に対してペア分割要求を発行する
(′)。
【0112】ペア分割が成功すると、メインフレーム1
は、オープンサーバ2が副ボリューム8bからバックア
ップを行うよう、データセット位置情報を報告する。し
たがって、図14に示したデータセット位置情報のう
ち、サブシステムID18とボリュームID19は副ボ
リューム8bのものが格納される。以降の処理は第四の
実施形態と同様であり、説明を省略する。
は、オープンサーバ2が副ボリューム8bからバックア
ップを行うよう、データセット位置情報を報告する。し
たがって、図14に示したデータセット位置情報のう
ち、サブシステムID18とボリュームID19は副ボ
リューム8bのものが格納される。以降の処理は第四の
実施形態と同様であり、説明を省略する。
【0113】本実施例によれば、データベース(DB)
などのアプリケーションを静止化(quiesche)した後、副
ボリューム8bを凍結することによって、アプリケーシ
ョンから見て無矛盾な状態のバックアップが取得でき
る。また、ペアを分割するコマンドが完了するまでの間
静止化状態を保持すれば良いので、静止化状態が非常に
短時間である。さらに、バックアップを行うボリューム
8bとメインフレーム2がアクセスするボリューム8a
が異なるので、メインフレーム2での通常業務に対する
性能的な影響を少なくできる。
などのアプリケーションを静止化(quiesche)した後、副
ボリューム8bを凍結することによって、アプリケーシ
ョンから見て無矛盾な状態のバックアップが取得でき
る。また、ペアを分割するコマンドが完了するまでの間
静止化状態を保持すれば良いので、静止化状態が非常に
短時間である。さらに、バックアップを行うボリューム
8bとメインフレーム2がアクセスするボリューム8a
が異なるので、メインフレーム2での通常業務に対する
性能的な影響を少なくできる。
【0114】図20は、本発明の第6の実施形態おける
計算機システムの構成及びその概略動作を示す概要図で
ある。本実施形態では、ボリューム二重化機能が異なる
ディスクシステム4aおよび4bの間で実現され、ディ
スクシステム4bからバックアップが行われる。
計算機システムの構成及びその概略動作を示す概要図で
ある。本実施形態では、ボリューム二重化機能が異なる
ディスクシステム4aおよび4bの間で実現され、ディ
スクシステム4bからバックアップが行われる。
【0115】ディスクシステム4aと4b間は、ファイ
バチャネル7で接続される。データは、ファイバチャネ
ル7を介してディスクシステム4aのボリューム8aか
らディスクシステム4bのボリューム8bへ転送され、
二重化状態が保持される。
バチャネル7で接続される。データは、ファイバチャネ
ル7を介してディスクシステム4aのボリューム8aか
らディスクシステム4bのボリューム8bへ転送され、
二重化状態が保持される。
【0116】本実施形態における基本的な処理は、第5
の実施形態と同様である。バックアップを行うとき、メ
インフレームホスト2のボリューム二重化制御49は、
ディスクシステム4aに対してペア分割指示を行い、こ
れにより二重化状態がサスペンドされる。その後、デー
タセット位置情報がオープンサーバ1へ送信される。図
14に示したデータセット位置情報のうち、ディスクシ
ステム製造番号17にはディスクシステム4bのものが
格納され、サブシステムID18およびボリュームID
19には、副ボリューム8bのものが格納される。以降
の処理は第4あるいは第5の実施形態と同様なので説明
を省略する。
の実施形態と同様である。バックアップを行うとき、メ
インフレームホスト2のボリューム二重化制御49は、
ディスクシステム4aに対してペア分割指示を行い、こ
れにより二重化状態がサスペンドされる。その後、デー
タセット位置情報がオープンサーバ1へ送信される。図
14に示したデータセット位置情報のうち、ディスクシ
ステム製造番号17にはディスクシステム4bのものが
格納され、サブシステムID18およびボリュームID
19には、副ボリューム8bのものが格納される。以降
の処理は第4あるいは第5の実施形態と同様なので説明
を省略する。
【0117】本実施形態によれば、ディスクシステム4
aとバックアップ4bを互いに遠隔地に設置することで
よりデータ保護性の高いバックアップシステムを提供す
ることができる。例えば地震などの広範囲にわたる災害
では、ディスクシステム4とバックアップ5の距離が近
いと、両方が損害を受けデータが消失する可能性があ
る。しかし本実施形態のように、遠隔地にバックアップ
装置5を設置することで、そのような危険を免れること
ができる。
aとバックアップ4bを互いに遠隔地に設置することで
よりデータ保護性の高いバックアップシステムを提供す
ることができる。例えば地震などの広範囲にわたる災害
では、ディスクシステム4とバックアップ5の距離が近
いと、両方が損害を受けデータが消失する可能性があ
る。しかし本実施形態のように、遠隔地にバックアップ
装置5を設置することで、そのような危険を免れること
ができる。
【0118】図21は、本発明の第7の実施形態であ
る、バックアップされたデータのリストア処理の概要図
である。リストア処理では、データセットが元の格納位
置にリストアされるとは限らない。データセットを構成
するレコードには、レコードの物理位置などを格納した
フィールドであるカウント部が存在するため、リストア
位置がバックアップした時の位置と異なる場合には、こ
れを書きかえる必要がある。本実施形態では、この処理
をオープンサーバ1が実行する。
る、バックアップされたデータのリストア処理の概要図
である。リストア処理では、データセットが元の格納位
置にリストアされるとは限らない。データセットを構成
するレコードには、レコードの物理位置などを格納した
フィールドであるカウント部が存在するため、リストア
位置がバックアップした時の位置と異なる場合には、こ
れを書きかえる必要がある。本実施形態では、この処理
をオープンサーバ1が実行する。
【0119】オープンシステム1は、メインフレーム2
に対してリストア要求をネットワーク14経由で発行す
る。リストア要求に付属するパラメータとして、データ
セット名、データセットサイズ、リストア先のディスク
システム製造番号、サブシステムID、ボリュームI
D、などが含まれる。データセット名、リストア先のデ
ィスクシステム製造番号、サブシステムID、ボリュー
ムIDは、ユーザから指定されるものとする。データセ
ットサイズは、バックアップ時に作成されたバックアッ
プディレクトリのファイルより取得する。
に対してリストア要求をネットワーク14経由で発行す
る。リストア要求に付属するパラメータとして、データ
セット名、データセットサイズ、リストア先のディスク
システム製造番号、サブシステムID、ボリュームI
D、などが含まれる。データセット名、リストア先のデ
ィスクシステム製造番号、サブシステムID、ボリュー
ムIDは、ユーザから指定されるものとする。データセ
ットサイズは、バックアップ時に作成されたバックアッ
プディレクトリのファイルより取得する。
【0120】場合によってはリストアを行うメインフレ
ーム2がバックアップ時とは異なる場合がある。例え
ば、データセットを所有していたメインフレーム2がダ
ウンして復旧不可能な場合などである。したがって、リ
ストア要求がファイルを所有していたメインフレーム2
に発行されるとは限らない。
ーム2がバックアップ時とは異なる場合がある。例え
ば、データセットを所有していたメインフレーム2がダ
ウンして復旧不可能な場合などである。したがって、リ
ストア要求がファイルを所有していたメインフレーム2
に発行されるとは限らない。
【0121】メインフレーム2は、続いて、データセッ
ト領域確保処理50により、指定されたディスクシステ
ム2、サブシステムID、ボリュームIDで特定される
ボリューム8上に、データセット領域を確保する。そし
て、その物理位置情報、すなわちエクステント位置を得
る。メインフレーム2は、この物理位置情報をオープン
サーバ1へ報告する。エクステント位置は、図14によ
り説明したように、エクステント開始CCHHと終了C
CHHの組から構成される。
ト領域確保処理50により、指定されたディスクシステ
ム2、サブシステムID、ボリュームIDで特定される
ボリューム8上に、データセット領域を確保する。そし
て、その物理位置情報、すなわちエクステント位置を得
る。メインフレーム2は、この物理位置情報をオープン
サーバ1へ報告する。エクステント位置は、図14によ
り説明したように、エクステント開始CCHHと終了C
CHHの組から構成される。
【0122】オープンサーバ1は、バックアップ装置製
造番号47とバックアップメディア名称48で特定され
るバックアップメディアからリストアするデータを読み
出す。そして、カウント部変更処理51によりメインフ
レーム2から報告されたエクステント情報を元にカウン
ト部を更新する。その後、エクステント情報からブロッ
クアドレスを算出して、該当するブロックへリストアデ
ータを書きこむ。
造番号47とバックアップメディア名称48で特定され
るバックアップメディアからリストアするデータを読み
出す。そして、カウント部変更処理51によりメインフ
レーム2から報告されたエクステント情報を元にカウン
ト部を更新する。その後、エクステント情報からブロッ
クアドレスを算出して、該当するブロックへリストアデ
ータを書きこむ。
【0123】図22は、本発明の第8の実施形態による
他のリストア処理の概要図である。本実施形態は、図に
示すように、オープンサーバ1がバックアップ装置5か
らリストアデータを読出し、必要なデータ整形処理を施
した後、ネットワーク14経由でリストアデータをメイ
ンフレーム2へ転送する。メインフレーム2では、指定
されたサイズのデータセット領域を確保した後、データ
を当該データセット領域へ格納する。
他のリストア処理の概要図である。本実施形態は、図に
示すように、オープンサーバ1がバックアップ装置5か
らリストアデータを読出し、必要なデータ整形処理を施
した後、ネットワーク14経由でリストアデータをメイ
ンフレーム2へ転送する。メインフレーム2では、指定
されたサイズのデータセット領域を確保した後、データ
を当該データセット領域へ格納する。
【0124】これまで説明した実施形態では、本来不要
なギャップやパディングデータも含めてデータセットが
バックアップされる。リストア処理では、これらのデー
タを含んだままリストアデータをメインフレーム2へ送
っても良いが、ネットワーク負荷が増大し、リストア時
間も増大する。
なギャップやパディングデータも含めてデータセットが
バックアップされる。リストア処理では、これらのデー
タを含んだままリストアデータをメインフレーム2へ送
っても良いが、ネットワーク負荷が増大し、リストア時
間も増大する。
【0125】データ整形処理53は、これら、不要なデ
ータを取り除く処理を実行する。オープンサーバ1は、
トラックフォーマットを知っているので、どこに何バイ
トのギャップが存在するか、レコード終端を検出してト
ラックの残り何バイトがパディングされているかといっ
たことが分かり、データ整形処理を行うことが可能であ
る。
ータを取り除く処理を実行する。オープンサーバ1は、
トラックフォーマットを知っているので、どこに何バイ
トのギャップが存在するか、レコード終端を検出してト
ラックの残り何バイトがパディングされているかといっ
たことが分かり、データ整形処理を行うことが可能であ
る。
【0126】本実施形態は、第7の実施例に比べると、
データをネットワーク経由でメインフレーム2へ転送し
ているため、ネットワーク負荷が増大し、リストア時間
がより大きくなるというデメリットがある。
データをネットワーク経由でメインフレーム2へ転送し
ているため、ネットワーク負荷が増大し、リストア時間
がより大きくなるというデメリットがある。
【0127】図23は、本発明の第9の実施形態におけ
る、さらに他のリストア処理の概要図である。第7、ま
たは第8の実施形態は、リストア対象ボリュームがバッ
クアップボリュームと異なる場合、オープンサーバ1が
テープ装置5からリストアデータを読出し、カウント部
を更新してリストアする。リストアボリュームがバック
アップボリュームと同一であれば、カウント部の更新は
必要ない。本実施形態では、この条件が成立する場合
に、オープンサーバ1を経由せずにバックアップする。
る、さらに他のリストア処理の概要図である。第7、ま
たは第8の実施形態は、リストア対象ボリュームがバッ
クアップボリュームと異なる場合、オープンサーバ1が
テープ装置5からリストアデータを読出し、カウント部
を更新してリストアする。リストアボリュームがバック
アップボリュームと同一であれば、カウント部の更新は
必要ない。本実施形態では、この条件が成立する場合
に、オープンサーバ1を経由せずにバックアップする。
【0128】本実施形態において、オープンサーバ1
は、ダイレクトリストア可否判定処理54を有する。こ
の処理は、メインフレーム1からリストア先のデータセ
ット位置を受領すると、バックアップディレクトリの内
容に基づいて、リストア先のボリュームおよびデータセ
ット位置が、バックアップを行ったボリュームおよびデ
ータセット位置と一致しているかどうかを判定する。も
し一致していたら、カウント部の変更は不要であると判
断し、制御をコピー処理11へ渡して、CCOPYコマ
ンドによりテープ装置5からリストア先のボリューム8
へ直接リストアを行う。
は、ダイレクトリストア可否判定処理54を有する。こ
の処理は、メインフレーム1からリストア先のデータセ
ット位置を受領すると、バックアップディレクトリの内
容に基づいて、リストア先のボリュームおよびデータセ
ット位置が、バックアップを行ったボリュームおよびデ
ータセット位置と一致しているかどうかを判定する。も
し一致していたら、カウント部の変更は不要であると判
断し、制御をコピー処理11へ渡して、CCOPYコマ
ンドによりテープ装置5からリストア先のボリューム8
へ直接リストアを行う。
【0129】リストアボリュームのエミュレーションタ
イプが、バックアップ時のものと異なっていた場合、リ
ストアはできない。そこで、第7乃至第9の実施形態に
おけるリストア処理では、オープンサーバ1がメインフ
レーム2からデータセット位置情報を受け取ると、リス
トアボリュームのエミュレーションタイプがバックアッ
プ時のものと一致しているかどうかをチェックする。こ
のために、オープンサーバ1は、Inquiryコマンドを使
用してデータセット位置情報に格納されたボリュームの
エミュレーションタイプを読出す。そして、バックアッ
プディレクトリに格納されたバックアップボリュームの
エミュレーションタイプ57と比較し、一致しているか
どうか調べる。もし一致していなければ、オープンサー
バ1は、ユーザへエラーを報告してリストア処理を中止
する。
イプが、バックアップ時のものと異なっていた場合、リ
ストアはできない。そこで、第7乃至第9の実施形態に
おけるリストア処理では、オープンサーバ1がメインフ
レーム2からデータセット位置情報を受け取ると、リス
トアボリュームのエミュレーションタイプがバックアッ
プ時のものと一致しているかどうかをチェックする。こ
のために、オープンサーバ1は、Inquiryコマンドを使
用してデータセット位置情報に格納されたボリュームの
エミュレーションタイプを読出す。そして、バックアッ
プディレクトリに格納されたバックアップボリュームの
エミュレーションタイプ57と比較し、一致しているか
どうか調べる。もし一致していなければ、オープンサー
バ1は、ユーザへエラーを報告してリストア処理を中止
する。
【0130】図24は、本発明の第10の実施形態であ
るデータベースのリカバリ処理の概要図である。データ
ベースシステムにおいて、データベースをリカバリする
場合は,必要に応じてデータベース本体とそのログがリ
ストアされる。ユーザは、リストアするバックアップデ
ータを選択することができ、選択した時点のデータが復
元される。ここからさらに最近の状態にデータベースを
回復するために、リストアデータにログを適用すること
ができる。
るデータベースのリカバリ処理の概要図である。データ
ベースシステムにおいて、データベースをリカバリする
場合は,必要に応じてデータベース本体とそのログがリ
ストアされる。ユーザは、リストアするバックアップデ
ータを選択することができ、選択した時点のデータが復
元される。ここからさらに最近の状態にデータベースを
回復するために、リストアデータにログを適用すること
ができる。
【0131】本実施形態では、まず第7乃至第9の実施
形態のいずれかにおけるリストア処理によりデータベー
ス本体およびログを回復する。その後、メインフレーム
2によって回復したデータベースにログを適用する。以
下の説明では、ボリューム8へのリストア処理が完了し
た状態から説明を行う。
形態のいずれかにおけるリストア処理によりデータベー
ス本体およびログを回復する。その後、メインフレーム
2によって回復したデータベースにログを適用する。以
下の説明では、ボリューム8へのリストア処理が完了し
た状態から説明を行う。
【0132】オープンサーバ1は、DBリカバリマネー
ジャ61を有する。DBリカバリマネージャ61は、主
にユーザインタフェースを司る。すなわち、リカバリ候
補のデータセットの表示、リカバリ結果の表示、リカバ
リ対象ファイルおよびリカバリ時刻の入力などを実行す
る。
ジャ61を有する。DBリカバリマネージャ61は、主
にユーザインタフェースを司る。すなわち、リカバリ候
補のデータセットの表示、リカバリ結果の表示、リカバ
リ対象ファイルおよびリカバリ時刻の入力などを実行す
る。
【0133】データベース管理システムは、データセッ
トをリカバリするためのDBリカバリプログラム63を
提供する。DBリカバリプログラム63は、ログボリュ
ーム8eの中からリカバリ対象のデータセットを更新し
たトランザクションを探し出し、このログを使ってデー
タセットへの更新を反映し(ロールフォワード)、ある
いは元に戻す(ロールバック)処理を行う。DBリカバ
リプログラム63は、一般的にリカバリ対象データセッ
ト名と時刻を受け取り、リカバリを実行するためのAP
Iを提供する。DBリカバリエージェント60は、この
APIを使ってリカバリ処理を実行する。
トをリカバリするためのDBリカバリプログラム63を
提供する。DBリカバリプログラム63は、ログボリュ
ーム8eの中からリカバリ対象のデータセットを更新し
たトランザクションを探し出し、このログを使ってデー
タセットへの更新を反映し(ロールフォワード)、ある
いは元に戻す(ロールバック)処理を行う。DBリカバ
リプログラム63は、一般的にリカバリ対象データセッ
ト名と時刻を受け取り、リカバリを実行するためのAP
Iを提供する。DBリカバリエージェント60は、この
APIを使ってリカバリ処理を実行する。
【0134】これらの機構を利用して、ユーザからデー
タセット名、時刻とともにリカバリ要求が発行される
と、これら3つの処理プログラムが連携してリカバリ処
理が実行される。
タセット名、時刻とともにリカバリ要求が発行される
と、これら3つの処理プログラムが連携してリカバリ処
理が実行される。
【0135】以上の処理によって、メインフレーム2が
所有するデータベースのリカバリをオープンサーバ1側
から実行することができる。
所有するデータベースのリカバリをオープンサーバ1側
から実行することができる。
【0136】以上説明した実施形態によれば、メインフ
レームおよびオープンシステムの区別なくバックアップ
ファイルの管理を一元化でき、バックアップ・リストア
に関するユーザのコストを低減することができる。
レームおよびオープンシステムの区別なくバックアップ
ファイルの管理を一元化でき、バックアップ・リストア
に関するユーザのコストを低減することができる。
【0137】さらに、メインフレームのデータをオープ
ンサーバを介さずにテープ装置へコピーするでき、メイ
ンフレームならびにオープンサーバのCPU負荷を低減
するとともに、バックアップ・リストアにかかる時間を
短縮することができる。
ンサーバを介さずにテープ装置へコピーするでき、メイ
ンフレームならびにオープンサーバのCPU負荷を低減
するとともに、バックアップ・リストアにかかる時間を
短縮することができる。
【0138】
【発明の効果】本発明によれば、例えばCKD形式を用
いるメインフレームなどのコンピュータが使用するデー
タのバックアップを、固定長ブロック形式を用いるコン
ピュータに接続したテープ装置などに保存して取得する
際に、高速なバックアップ処理を実現してバックアップ
処理時間を削減できる。
いるメインフレームなどのコンピュータが使用するデー
タのバックアップを、固定長ブロック形式を用いるコン
ピュータに接続したテープ装置などに保存して取得する
際に、高速なバックアップ処理を実現してバックアップ
処理時間を削減できる。
【0139】また、CKD形式を用いるメインフレーム
などのコンピュータが使用するデータのバックアップ
を、固定長ブロック形式を用いるコンピュータに接続し
たテープ装置などに保存して取得する際に、メインフレ
ームなどのコンピュータに発生する処理負荷を削減でき
る。
などのコンピュータが使用するデータのバックアップ
を、固定長ブロック形式を用いるコンピュータに接続し
たテープ装置などに保存して取得する際に、メインフレ
ームなどのコンピュータに発生する処理負荷を削減でき
る。
【0140】さらに、CKD形式を用いるメインフレー
ムなどのコンピュータが使用するデータのバックアップ
を、固定長ブロック形式を用いるコンピュータに接続し
たテープ装置などに保存して取得する際に、メインフレ
ームなどのコンピュータがデータに対して作成した管理
情報を、固定長ブロック形式を用いるコンピュータが取
得し利用できるバックアップ処理およびリストア処理を
実現できる。
ムなどのコンピュータが使用するデータのバックアップ
を、固定長ブロック形式を用いるコンピュータに接続し
たテープ装置などに保存して取得する際に、メインフレ
ームなどのコンピュータがデータに対して作成した管理
情報を、固定長ブロック形式を用いるコンピュータが取
得し利用できるバックアップ処理およびリストア処理を
実現できる。
【図1】本発明の第1の実施形態における計算機システ
ムの構成図である。
ムの構成図である。
【図2】CKD形式でのデータ構造と、ディスク上での
ディスクは一の関係を示す説明図である
ディスクは一の関係を示す説明図である
【図3】ホストが作成したCKD形式でのデータセット
とデータセット管理情報を示す説明図である。
とデータセット管理情報を示す説明図である。
【図4】データセットのオープン要求に応答して、形式
変換プログラム250により実施される処理のフローチ
ャートである。
変換プログラム250により実施される処理のフローチ
ャートである。
【図5】形式変換プログラム250によるデータセット
リード処理のフローチャートである。
リード処理のフローチャートである。
【図6】形式変換プログラム250によるデータセット
ライト処理のフローチャートである。
ライト処理のフローチャートである。
【図7】形式変換プログラム250によるVTOCリー
ド処理およびVTOCライト処理のフローチャートであ
る。
ド処理およびVTOCライト処理のフローチャートであ
る。
【図8】バックアップ処理のフローチャートである。
【図9】本発明の第1の実施形態によるリストア処理の
一例のフローチャートである。
一例のフローチャートである。
【図10】本発明の第1の実施形態によるリストア処理
の他の例のフローチャートである。
の他の例のフローチャートである。
【図11】本発明の第2の実施形態における計算機シス
テムの構成図である。
テムの構成図である。
【図12】本発明の第3の実施形態によるバックアップ
処理のフローチャートである。
処理のフローチャートである。
【図13】本発明の第4の実施形態おける計算機システ
ムの構成及びその概略動作を示す概要図である。
ムの構成及びその概略動作を示す概要図である。
【図14】データセット位置情報の詳細を示す説明図で
ある。
ある。
【図15】Inquiryコマンドのリターン値を示すフォー
マット図である。
マット図である。
【図16】コピーコマンドのフォーマットの一例を示す
説明図である。
説明図である。
【図17】データセット情報の構成を示すデータフォー
マット図である。
マット図である。
【図18】データセット情報を格納する際のディレクト
リ構造の説明図である。
リ構造の説明図である。
【図19】第5の実施形態おける計算機システムの構成
及びその概略動作を示す概要図である。
及びその概略動作を示す概要図である。
【図20】第6の実施形態おける計算機システムの構成
及びその概略動作を示す概要図である。
及びその概略動作を示す概要図である。
【図21】第7の実施形態である、バックアップされた
データのリストア処理の概要図である。
データのリストア処理の概要図である。
【図22】第8の実施形態におけるリストア処理の概要
図である。
図である。
【図23】第9の実施形態におけるリストア処理の概要
図である。
図である。
【図24】第10の実施形態であるデータベースのリカ
バリ処理の概要図である。
バリ処理の概要図である。
100…ホスト、110…CKDインタフェース、12
0、220…ネットワークインタフェース、130、2
30…オペレーティングシステム、140…アプリケー
ションプログラム、150…バックアップエージェント
プログラム、200…ホスト、210、211…固定長
インタフェース、240…ファイルアクセスプログラ
ム、250…形式変換プログラム、260…バックアッ
ププログラム、290…テープデバイス、300…ディ
スクサブシステム、310…ディスク、320…CKD
インタフェース、330…固定長インタフェース、34
0…CKDインタフェース変換手段、350…固定長イ
ンタフェース変換手段、400…ネットワーク、710
…ボリュームラベル、720…VTOC。
0、220…ネットワークインタフェース、130、2
30…オペレーティングシステム、140…アプリケー
ションプログラム、150…バックアップエージェント
プログラム、200…ホスト、210、211…固定長
インタフェース、240…ファイルアクセスプログラ
ム、250…形式変換プログラム、260…バックアッ
ププログラム、290…テープデバイス、300…ディ
スクサブシステム、310…ディスク、320…CKD
インタフェース、330…固定長インタフェース、34
0…CKDインタフェース変換手段、350…固定長イ
ンタフェース変換手段、400…ネットワーク、710
…ボリュームラベル、720…VTOC。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本間 繁雄 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 北村 学 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内
Claims (15)
- 【請求項1】互いに異なる第一のインターフェースおよ
び第二のインターフェースを有する記憶装置と、前記第
一のインターフェースによって前記記憶装置に接続する
第一の計算機および前記第二のインターフェースによっ
て前記記憶装置に接続する第二の計算機を備えた計算機
システムにおけるバックアップ取得方法であって、前記
第一の計算機が前記第一のインターフェースにより前記
記憶装置に格納したデータを、前記第二の計算機が前記
第二のインターフェースにより前記記憶装置から検出し
読み出して保存することによって、前記第一の計算機が
使用するデータのバックアップを取得することを特徴と
するバックアップ取得方法。 - 【請求項2】前記第一のインターフェースがカウントキ
ーデータ形式に従うインターフェースであり、前記第二
のインターフェースが固定長ブロック形式に従うインタ
ーフェースであることを特徴とする請求項1記載のバッ
クアップ取得方法。 - 【請求項3】前記第一の計算機が前記記憶装置に格納し
た前記データに関して前記第一の計算機が前記記憶装置
内に作成した管理情報を、前記第二の計算機が前記記憶
装置から検出し読み出して保存することを特徴とする請
求項1または2に記載のバックアップ取得方法。 - 【請求項4】前記第一の計算機が前記記憶装置に格納し
た前記データに関して前記第一の計算機が前記記憶装置
内に作成した管理情報を、前記第二の計算機が前記記憶
装置から検出して読み出し、前記バックアップ取得の処
理の制御に用いることを特徴とする請求項1から3の何
れかに記載のバックアップ取得方法。 - 【請求項5】前記第一の計算機が前記記憶装置に格納し
た前記データに関して前記第一の計算機が前記記憶装置
内に作成した管理情報を、前記第二の計算機が前記記憶
装置から検出して読み出し、前記管理情報に記録されて
いる前記データに関する日付情報に基づき、前記データ
のバックアップ取得の可否を決定することを特徴とする
請求項4記載のバックアップ取得方法。 - 【請求項6】互いに異なる第一のインターフェースおよ
び第二のインターフェースを有する記憶装置と、前記第
一のインターフェースによって前記記憶装置に接続する
第一の計算機および前記第二のインターフェースによっ
て前記記憶装置に接続する第二の計算機の少なくとも2
台の計算機を備えた計算機システムであって、 前記第
二の計算機が、前記第一の計算機が前記第一のインター
フェースに係る格納形式で前記記憶装置に格納したデー
タを、前記第二のインターフェースによって検出して読
み出す手段と、前記第二のインターフェースによる読み
出しを行うため、前記データの格納形式を前記第一のイ
ンターフェースに係る格納形式に変換する手段と、該読
み出したデータを保存することによって、前記第一の計
算機が使用するデータのバックアップを取得する手段と
を備えたことを特徴とする計算機システム。 - 【請求項7】前記第一のインターフェースがカウントキ
ーデータ形式に従うインターフェースであり、前記第二
のインターフェースが固定長ブロック形式に従うインタ
ーフェースであることを特徴とする請求項6記載の計算
機システム。 - 【請求項8】前記第二の計算機は、前記第一の計算機が
前記記憶装置に格納した前記データに関して前記第一の
計算機が前記記憶装置内に作成した管理情報を、前記記
憶装置から検出して読み出す手段と、読み出した管理情
報を保存する手段とをさらに備えたことを特徴とする請
求項6または7に記載の計算機システム。 - 【請求項9】前記第二の計算機は、前記第一の計算機が
前記記憶装置に格納した前記データに関して前記第一の
計算機が前記記憶装置内に作成した管理情報を、前記記
憶装置から検出して読み出す手段と、読み出した管理情
報によって前記データの読み出しおよび保存の可否を決
定する手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項6
から8の何れかに記載の計算機システム。 - 【請求項10】前記記憶装置がディスクサブシステムで
あることを特徴とする請求項6から9の何れかに記載の
計算機システム。 - 【請求項11】互いに異なる第一のインターフェースお
よび第二のインターフェースを有する記憶装置と、前記
第一のインターフェースによって前記記憶装置に接続す
る第一の計算機および前記第二のインターフェースによ
って前記記憶装置に接続する第二の計算機と、前記第二
の計算機に接続されたバックアップ装置を有する計算機
システムにおけるバックアップの取得方法において、 前記第一の計算機が前記第二の計算機よりバックアップ
要求を受領すると、前記第一の計算機は、バックアップ
対象データを格納するボリュームID、ならびに該ボリ
ュームIDにより識別されるボリューム上の物理アドレ
スを前記第二の計算機へ通知し、 前記第二の計算機は、前記物理位置に基づいて前記第二
のアクセスインタフェースによってアクセス可能なアド
レスを算出し、算出されたアドレスに基づいて前記ボリ
ュームからデータを読出し、 読出したデータを前記バックアップ装置へ格納すること
を特徴とするバックアップ取得方法。 - 【請求項12】前記第一のインターフェースがカウント
キーデータ形式に従うインターフェースであり、前記第
二のインターフェースが固定長ブロック形式に従うイン
ターフェースであることを特徴とする請求項11記載の
バックアップ取得方法。 - 【請求項13】請求項12記載のバックアップ取得方法
において、前記第二の計算機により前記バックアップ装
置からデータを読出し、読み出したデータ内のカウント
部を変更した後に前記記憶装置へ書込むことを特徴とす
るバックアップ取得方法。 - 【請求項14】互いに異なる第一のインターフェースお
よび第二のインターフェースを有する記憶装置と、前記
第一のインターフェースによって前記記憶装置に接続す
る第一の計算機と、前記記憶装置と前記第二のインタフ
ェースによって接続されたスイッチ装置と、前記スイッ
チ装置と接続する第二の計算機と、前記スイッチ装置に
接続されたバックアップ装置を有する計算機システムに
おいて、 前記第一の計算機が前記第二の計算機よりバックアップ
要求を受領すると、前記第一の計算機は、バックアップ
対象データを格納するボリュームのボリュームIDと該
ボリューム上の物理アドレスを含む格納位置情報を前記
第二の計算機へ通知し、 前記第二の計算機は、前記格納位置情報を受信し、前記
格納位置情報に基づいて、前記スイッチ装置に前記バッ
クアップ対象データを前記ボリュームIDにより識別さ
れるボリュームから前記バックアップ装置へコピーする
ことを指示するためのコマンドを作成して前記スイッチ
装置に発行し、 前記スイッチ装置は、前記コマンドの内容にしたがっ
て、前記ボリュームから前記バックアップ装置へデータ
をコピーすることを特徴とするバックアップ取得方法。 - 【請求項15】請求項14記載のバックアップ取得方法
において、前記第二の計算機によりリストア先の記憶装
置がバックアップ取得時における前記記憶装置と同じか
どうかを調べ、同じであることが確認できた場合に、前
記バックアップ装置から前記記憶装置へデータをコピー
するコマンドを作成して前記スイッチ装置に発行し、前
記スイッチ装置は、前記コマンドに従って、前記バック
アップ装置から前記記憶装置へデータをリストアするこ
とを特徴とするバックアップ取得方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11344259A JP2000227868A (ja) | 1998-12-04 | 1999-12-03 | バックアップ取得方法および計算機システム |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10-345286 | 1998-12-04 | ||
JP34528698 | 1998-12-04 | ||
JP11344259A JP2000227868A (ja) | 1998-12-04 | 1999-12-03 | バックアップ取得方法および計算機システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000227868A true JP2000227868A (ja) | 2000-08-15 |
Family
ID=26577729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11344259A Pending JP2000227868A (ja) | 1998-12-04 | 1999-12-03 | バックアップ取得方法および計算機システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000227868A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007086905A (ja) * | 2005-09-20 | 2007-04-05 | Brother Ind Ltd | 通信システム、情報処理装置、周辺装置、及び通信方法 |
JP2010510564A (ja) * | 2006-11-16 | 2010-04-02 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション | ミラー・ボリューム内の不一致を検出するための装置、システム、および方法(メタデータを使用して連続リモート・コピー内の不一致を検出するための装置、システム、および方法) |
US7797398B2 (en) | 2005-09-20 | 2010-09-14 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Communication system, and peripheral device having trigger generating device and computer program product that monitors whether a trigger has been generated |
US7869074B2 (en) | 2005-09-20 | 2011-01-11 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Communication system, information processing device, peripheral device and communication method |
JP7503406B2 (ja) | 2020-03-27 | 2024-06-20 | 株式会社コンテック | 情報処理装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1078851A (ja) * | 1996-09-02 | 1998-03-24 | Hitachi Ltd | 互いに異なるインタフェースを介して記憶装置を共用する方法及びシステム |
-
1999
- 1999-12-03 JP JP11344259A patent/JP2000227868A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1078851A (ja) * | 1996-09-02 | 1998-03-24 | Hitachi Ltd | 互いに異なるインタフェースを介して記憶装置を共用する方法及びシステム |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007086905A (ja) * | 2005-09-20 | 2007-04-05 | Brother Ind Ltd | 通信システム、情報処理装置、周辺装置、及び通信方法 |
US7797398B2 (en) | 2005-09-20 | 2010-09-14 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Communication system, and peripheral device having trigger generating device and computer program product that monitors whether a trigger has been generated |
US7869074B2 (en) | 2005-09-20 | 2011-01-11 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Communication system, information processing device, peripheral device and communication method |
JP4622770B2 (ja) * | 2005-09-20 | 2011-02-02 | ブラザー工業株式会社 | 通信システム、情報処理装置、周辺装置、及び通信方法 |
US8051221B2 (en) | 2005-09-20 | 2011-11-01 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Communication system, information processing device, peripheral device and communication method |
JP2010510564A (ja) * | 2006-11-16 | 2010-04-02 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション | ミラー・ボリューム内の不一致を検出するための装置、システム、および方法(メタデータを使用して連続リモート・コピー内の不一致を検出するための装置、システム、および方法) |
JP7503406B2 (ja) | 2020-03-27 | 2024-06-20 | 株式会社コンテック | 情報処理装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9606740B2 (en) | System, method and computer program product for synchronizing data written to tape including writing an index into a data partition | |
US8478729B2 (en) | System and method for controlling the storage of redundant electronic files to increase storage reliability and space efficiency | |
JP4559046B2 (ja) | 仮想テープライブラリ装置 | |
JP3974538B2 (ja) | 情報処理システム | |
JP3726559B2 (ja) | ダイレクトバックアップ方法および記憶装置システム | |
US6457109B1 (en) | Method and apparatus for copying data from one storage system to another storage system | |
EP1148416B1 (en) | Computer system and snapshot data management method | |
JP4108973B2 (ja) | バックアップシステム | |
US7185048B2 (en) | Backup processing method | |
US20070214384A1 (en) | Method for backing up data in a clustered file system | |
JP2003280964A (ja) | スナップショット取得方法、ストレージシステム及びディスク装置 | |
WO2004047078A2 (en) | Fast backup storage and fast recovery of data (fbsrd) | |
JP2003518659A (ja) | コンピュータ・ストレージ・システムを操作するための装置および方法 | |
JP2007226347A (ja) | 計算機システム、計算機システムの管理装置、及びデータのリカバリー管理方法 | |
JP4278452B2 (ja) | 計算機システム | |
EP1636690B1 (en) | Managing a relationship between one target volume and one source volume | |
US12019521B2 (en) | Logical backup using a storage system | |
JP2001125815A (ja) | バックアップデータ管理システム | |
JP2001273242A (ja) | レプリケーションによるホスト間データ共有方式 | |
JP2000227868A (ja) | バックアップ取得方法および計算機システム | |
JP2005215940A (ja) | ストレージシステム、サーバ装置及び先行コピーデータ生成方法 | |
US7587466B2 (en) | Method and computer system for information notification | |
US20070124366A1 (en) | Storage control method for managing access environment enabling host to access data | |
JP4294692B2 (ja) | 情報処理システム | |
JP4122724B2 (ja) | データの複製方法及び情報処理システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040622 |