JP2002312019A - 工程品質管理装置および工程品質管理方法 - Google Patents

工程品質管理装置および工程品質管理方法

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JP2002312019A
JP2002312019A JP2001114375A JP2001114375A JP2002312019A JP 2002312019 A JP2002312019 A JP 2002312019A JP 2001114375 A JP2001114375 A JP 2001114375A JP 2001114375 A JP2001114375 A JP 2001114375A JP 2002312019 A JP2002312019 A JP 2002312019A
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Mitsutaka Kawai
光隆 河合
Katsuto Kanbe
勝人 神戸
Takaaki Sakurai
貴章 櫻井
Koji Hamamoto
浩嗣 浜本
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Toyota Industries Corp
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    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の工程を有する生産ラインにおいて、該
生産ラインで生産される製品の品質を迅速かつ確実に管
理するのに有効な工程品質管理技術を提供する。 【解決手段】 車両の生産ラインにおいて、各工程10
〜40には、不具合データ等の品質情報を入力する入力
端末X10〜X40、製造・検査サーバー100および
解析サーバー120で処理された各種品質情報を受信す
るフィードバック端末Y10〜Y40が設置されてい
る。製造・検査サーバー100は入力された不具合デー
タとその不具合の発生工程とを結び付ける処理を行い、
解析サーバー120は製造・検査サーバー100の各種
品質情報を蓄積する。フィードバック端末Y10〜Y3
0には回転点灯式のランプ部材P10〜P30が接続さ
れており、例えば重要度ランクの高い不具合データを受
信したフィードバック端末に対応するランプ部材が点灯
するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両の生産
ラインで生産される製品の品質の管理を行う工程品質管
理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば車両の生産ラインでは、各
工程で発生する製品不良等の不具合を極力防止するのに
有効な技術に対する要請がある。そこで、例えば、特開
2000−135658号公報には、生産ラインにおけ
る製品不良の発生を防止することを目的とした工程品質
管理装置が開示されている。この工程品質管理装置で
は、入力端末で入力された不具合データを不具合が発生
した箇所の表示端末に送信し、その表示端末に不具合の
内容を表示するようになっている。このような工程品質
管理装置によれば、発生した不具合をその不具合に関連
する工程の表示端末に表示することで、不具合の発生を
抑えることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
工程品質管理装置では、入力された不具合データは、表
示端末から一方的に出力されるため、作業者は表示端末
に表示された不具合データに気付きにくいという問題が
ある。とりわけ、自工程から離れて作業を行う作業者
は、表示端末に不具合データが表示されたにも関わらず
それに気が付かないことがある。これにより作業者は、
実際に不具合が発生したタイミングから遅れて不具合の
発生を認識することとなる。また、表示端末に表示され
る不具合データの数が増えると、表示端末に重要な不具
合データが表示されているにも関わらず作業者は重要な
不具合データを見落とすおそれがある。そして、作業者
が不具合データに気が付かない場合や不具合データを見
落とした場合には、不具合への対応が遅れるという問題
がある。
【0004】そこで本発明は、以上のような点に鑑みて
なされたものであり、その課題とするところは、複数の
工程を有する生産ラインにおいて、該生産ラインで生産
される製品の品質を迅速かつ確実に管理するのに有効な
工程品質管理技術を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の工程品質管理装置は、請求項1〜7に記載
の通りに構成される。また、本発明の工程品質管理方法
は、請求項8〜10に記載の通りである。なお、請求項
1〜10に係る発明は、各工程に品質情報が出力された
ときに、この出力がなされたことを作業者に迅速かつ確
実に報知することで、例えば重要な不具合への対応が遅
れることを極力防止することができるようにした技術で
ある。
【0006】請求項1に記載の工程品質管理装置では、
複数の工程を有する生産ラインで生産される製品に関す
る品質管理を行うようになっている。なお本発明でいう
「製品」とは、素材に対して組立、研削、塗装、検査等
を施すことによって生産される製品、中間製品等を広く
含むものとする。従って、この生産ラインで品質管理の
対象となる工程としては、製品を製造する製造工程以外
に、製品を製造する過程で行われる検査工程等がある。
この工程品質管理装置には、入力手段、管理手段、各工
程の端末が設けられている。入力手段は、品質情報をデ
ータとして入力するものであり、好適にはデータ表示機
能を有するコンピュータ端末が用いられる。ここでいう
「品質情報」には、例えば品質変動情報(不具合デー
タ)、作業終了情報、手直し情報、社内監査情報等があ
る。すなわち、例えば車両の生産ラインにおいて不具合
を発見した場合に、この不具合の発生した車体の部位、
現象等を示す内容を入力手段を介して入力することがで
きる。また、管理手段は、入力手段を介して入力された
品質情報、例えば品質変動情報(不具合データ)を端末
に送信するようになっている。管理手段は、品質情報を
特定の端末のみに送信してもよいし、あるいは複数の端
末に送信してもよい。また、品質情報の送信は、特定の
端末からの品質情報要求信号によって送信される場合で
あってもよいし、あるいは、管理手段から一方的に送信
される場合であってよい。この管理手段は、データの処
理および管理を一般に行う管理ホストコンピュータを1
つあるいは複数組み合わせたものを用いることができ
る。各工程の端末として、好適にはデータ表示機能を有
するコンピュータ端末が用いられる。なお、入力手段お
よび各工程の端末(出力手段)として各々固有のコンピ
ュータ端末を用いてもよいし、あるいは一つのコンピュ
ータ端末に入力手段および端末(出力手段)の両機能を
持たせることもできる。そして、各工程の端末は、管理
手段から送信された品質情報を受信した時、管理手段か
ら送信された品質情報を表示するとともに、受信した品
質情報が所定の条件を満足する場合に報知手段に報知信
号を出力するようになっている。すなわち、端末は品質
情報を示す内容を、例えばディスプレイ(表示手段)に
画面表示する一方、自工程の端末に送信される品質情報
のうち所定の条件に適合する品質情報が送信されたとき
にのみ報知手段を作動させるようになっている。ここで
いう「所定の条件」には、例えば品質変動情報(不具合
データ)における不具合の重要度、不具合の発生した部
品位、不具合の現象、不具合の発生件数等がある。例え
ば品質変動情報(不具合データ)に関し、自工程に関す
る不具合のうち所定の条件に適合する不具合、例えば重
要度ランクの高い不具合が発生したとき、この不具合が
入力されたタイミングで直ちに報知手段を作動させるよ
うに設定することができる。これにより、作業者は、所
定の条件に適合する不具合が発生したことをリアルタイ
ムで認識することができる。この不具合は、自工程に関
するものであってもよいし、あるいは他工程に関するも
のであってよい。たとえ、作業者が自工程の端末から離
れた場所で作業をしている場合であっても、この作業者
は所定の条件に適合する不具合が発生したことを容易に
認識することができる。そして、報知手段を確認した作
業者は自工程の端末へ移動し不具合の詳細を確認するこ
とができる。なお、本発明でいう「報知手段」として
は、例えばランプの点滅あるいは点灯によって報知を行
うランプ類を有する構成、音声を出力することで報知を
行うスピーカー類を有する構成、作業者が携帯する振動
部材を振動させることで報知を行う構成、またこれらの
うちの複数を組み合わせた構成等がある。以上のように
請求項1に記載の工程品質管理装置によれば、作業者は
品質変動等の異常にリアルタイムで対処することができ
るため、迅速かつ確実な工程品質管理が可能となる。
【0007】ここで、請求項1に記載の管理手段は、請
求項2に記載のように記憶手段を備え、この記憶手段
に、入力手段を介して入力された品質情報および当該品
質情報に関連する工程を示す工程識別情報を記憶させる
構成であることが好ましい。そして、この管理手段は、
各工程の端末から送信された品質情報要求信号を受信す
ると、当該端末から要求された工程識別情報に対応する
品質情報を記憶手段から読み出して当該端末に送信する
ようになっている。これにより、入力された品質情報
を、管理手段の記憶手段に一旦記憶することができ、必
要に応じて必要な品質情報のみを各工程の端末へ送信す
ることができるため合理的である。以上のように請求項
2に記載の工程品質管理装置によれば、請求項1と同様
に迅速かつ確実な工程品質管理が可能となるうえに、管
理手段に品質情報を記憶する機能を設けたため合理的な
品質管理を行うことができる。
【0008】また、請求項3に記載の工程品質管理装置
では、管理手段は、入力手段を介して入力された品質情
報に基づいて、この品質情報に関連する工程を特定する
機能を有している。そして、この管理手段は、特定した
工程を示す工程識別情報に対応させて当該品質情報を記
憶手段に記憶するようになっている。すなわち、この管
理手段では、例えば所定の品質変動(不具合)と、この
品質変動が発生したと想定される工程、若しくは今後こ
の品質変動が発生すると予想される工程とを結びつける
ものである。そして、この管理手段は、特定した工程の
端末に、この工程に関連する品質情報、例えば品質変動
情報(不具合データ)を送信するようになっている。な
お、管理手段からの品質情報は、特定した工程の端末か
らの品質情報要求信号によって送信されてもよいし、あ
るいは、管理手段から一方的に送信されてもよい。ま
た、所定の品質情報は、その品質情報に関連する特定の
工程のみに対して送信されてもよいし、あるいはその品
質情報に関連する特定の工程を含んだ複数の工程に対し
て送信されてもよい。これにより、作業者は自工程に関
する不具合のうち、所定の条件に適合する不具合が発生
したことをリアルタイムで認識することができる。たと
え、作業者が自工程の端末から離れた場所で作業をして
いる場合であっても、この作業者は所定の条件に適合す
る不具合が自工程で発生したことを容易に認識すること
ができる。そして、報知手段を確認した作業者は自工程
の端末へ移動し不具合の詳細を確認することができる。
以上のように請求項3に記載の工程品質管理装置によれ
ば、品質情報に関連する工程を特定する機能を有してい
るため、更に合理的な工程品質管理が可能となる。
【0009】また、請求項4に記載の工程品質管理装置
では、各工程の端末は、品質情報に対するアラーム設定
を行うことができるようになっている。そして、入力手
段を介して入力された品質情報を受信した時、受信した
品質情報に対応するアラーム設定に基づいて報知手段に
報知信号が出力される。これにより、各端末でアラーム
設定が可能となり、報知手段が作動する条件を各工程の
端末毎に設定することができるため、この条件を例えば
ホストコンピュータ等によって一元管理する場合に比し
て設定変更が容易である。
【0010】ここで、請求項4に記載のアラーム設定
は、請求項5に記載のように、品質情報に対する重要度
に基づいて設定されるのが好ましい。そして、各工程の
端末は、品質情報を受信した時、受信した品質情報に対
応する重要度に基づいて報知手段に報知信号を出力す
る。例えば、所定の端末のディスプレイ(表示手段)に
表示される品質変動情報(不具合データ)のうち、重要
度ランクが高いものが表示されたとき、報知信号が作動
するように設定することができる。これにより、作業者
は重要度ランクが高い品質変動に対する警告がなされた
ことを容易に認識することでき、品質管理に有効であ
る。
【0011】また、請求項4に記載のアラーム設定は、
請求項6に記載のように、品質情報に対する受信回数に
基づいて設定されるのが好ましい。そして、各工程の端
末は、品質情報を受信した時、受信した品質情報に対応
する受信回数に基づいて報知手段に報知信号を出力す
る。例えば、所定の端末のディスプレイ(表示手段)に
表示される品質変動情報(不具合データ)のうち、受信
回数が多いものが表示されたとき、報知信号が作動する
ように設定することができる。これにより、作業者は受
信回数が多い(発生頻度の高い)品質変動に対する警告
がなされたことを容易に認識することでき、品質管理に
有効である。
【0012】また、前記報知手段は、請求項7に記載の
ようにランプ部材を備えているのが好ましい。ここでい
う「ランプ部材」とは報知信号を受信すると点灯あるい
は点滅するランプ類であって、好適には、生産ライン等
で一般的に用いられる回転点灯式ランプを用いることが
できる。これにより、簡便かつ安価な報知手段を実現す
ることができる。なお、このランプ部材は、更に音声を
出力するスピーカーを有し、点灯あるいは点滅にあわせ
てスピーカーから音声を出力するような構成のものであ
ってもよい。
【0013】請求項8に記載の工程品質管理方法におい
て、各ステップを順次実施することによって、作業者は
品質変動等の異常にリアルタイムで対処することができ
るため、迅速かつ確実な工程品質管理が可能となる。
【0014】また、請求項9に記載の工程品質管理方法
において、各ステップを順次実施することによって、請
求項8と同様に迅速かつ確実な工程品質管理が可能とな
るうえに、品質情報を記憶する機能を設けたため合理的
な品質管理を行うことができる。
【0015】また、請求項10に記載の工程品質管理方
法において、各ステップを順次実施することによって、
更に合理的な品質管理を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施の形態の
工程品質情報装置を図面を参照しながら説明する。ここ
で、図1は、本実施の形態の工程品質情報装置の構成を
説明する図である。また、図2は図1の工程品質情報装
置における品質情報の流れを説明する図である。
【0017】図1に示すように、車両が製造される生産
ラインでは、車体が流れる順に上流から、ボデーに関す
る処理を行うボデー工程10、ボデー工程10で処理さ
れた車体の塗装を行う塗装工程20、塗装工程20で処
理された車体に関する組立てを行う組立工程30、組立
て後の車体の検査を行う検査工程40等が設けられてい
る。これら各工程では、塗装や組立の操作以外に、必要
に応じて検査や手直し等が行われるようになっている。
また、これら各工程には、品質情報ネットワークNに接
続された入力端末X10,X20,X30,X40およ
びフィードバック端末Y10,Y20,Y30,Y40
が設置されている。これら入力端末およびフィードバッ
ク端末として、例えば、データの表示機能を有する一
方、画面表示されたキーの位置を触れることによりその
キーに対応する操作を行うことができる、いわゆるタッ
チパネルディスプレイを備えた構成のものを用いること
ができる。なお、入力端末とフィードバック端末は別々
に設けてもよいし1台の端末を共用してもよい。また、
品質情報ネットワークNには、製造・検査サーバー10
0、解析サーバー120、さらに関連部署の解析端末5
0等が適宜接続されている。
【0018】図2に示すように、本発明における入力手
段としての入力端末X10〜X40は、例えば、品質変
動情報(不具合データ)、作業終了情報、手直し情報、
社内監査情報等の工程の品質情報に関するデータの入力
を行うものである。各工程において、作業者は品質のチ
ェック、手直し等を行い、その情報を入力端末から入力
する。すなわち、各工程の作業者は、例えば不具合を発
見したとき、検査等の作業が終了したとき、不具合に対
する手直しが終了したとき、最終的な社内監査が終了し
たときに、それらに関する情報を入力するようになって
いる。
【0019】製造・検査サーバー100は、品質情報の
一つである品質変動情報(不具合データ)と、その品質
変動情報に関連する不具合発生工程(担当工程あるいは
責任工程)とを結び付けるデータベースを有している。
このデータベースには、想定し得る不具合を全て網羅す
るように品質変動情報が予め設定されている。製造・検
査サーバー100は、入力端末X10〜X40から所定
の不具合データが入力されたとき、このデータベースを
用いて、入力された不具合データに関連する工程を特定
することができる。例えば、「右フェンダのブツ(塗装
不良)」という不具合データが入力されると、その不具
合データに関連する工程(担当工程あるいは責任工程)
は「塗装工程」であることを特定する。これにより、不
具合が発見されたとき、その不具合が発生したと想定さ
れる工程、若しくは今後その不具合が発生すると予想さ
れる工程を特定することができる。また、この製造・検
査サーバー100は、不具合データに関連する工程を示
す工程情報および入力端末X10〜X40から入力され
た品質変動情報(不具合データ)等の各種品質情報を解
析サーバー120へ出力するようになっている。
【0020】解析サーバー120は、製造・検査サーバ
ー100から出力された各種品質情報を蓄積するように
なっている。すなわち、解析サーバー120はデータ記
憶手段を有している。解析サーバー120に蓄積された
各種品質情報は、所定期間、例えば1〜2年の間保管さ
れるようになっている。なお、この解析サーバー120
の機能を製造・検査サーバー100に付与するように構
成することもできる。なお、これら製造・検査サーバー
100、解析サーバー120等によって本発明の管理手
段が構成されている。
【0021】フィードバック端末Y10〜Y40(本発
明における端末に対応している)は、各種品質情報を蓄
積している解析サーバー120に対し情報の要求信号を
送信し、解析サーバー120から送信された各種品質情
報を受信して記憶する。そして、受信した各種品質情報
を適宜出力するようになっている。フィードバック端末
Y10〜Y40は、例えば2〜3分毎に要求信号を解析
サーバー120へ送信し、その都度最新の情報を記憶
し、更新あるいは追加するようになっている。例えば、
フィードバック端末Y10〜Y40は、入力端末X10
〜X40から入力された品質変動情報(不具合データ)
を、入力されたタイミングで遅滞なくディスプレイ(表
示手段)に表示することができるようになっている。な
おディスプレイに表示された情報と同様の情報をプリン
タで印刷するように構成してもよい。
【0022】また、フィードバック端末Y10〜Y30
には、本発明における報知手段としての回転点灯式のラ
ンプ部材P10〜P30が接続されている。そして、こ
れら各ランプ部材P10〜P30を構成するランプ部材
は、対応するフィードバック端末Y10〜Y30から出
力される点灯信号によって点灯するように構成されてい
る。なお、フィードバック端末Y10〜Y30は、所定
の条件が成立したときにのみ、各ランプ部材P10〜P
30に点灯信号を出力するように設定されている。この
所定の条件はフィードバック端末Y10〜Y30側で設
定される。ここでいう「所定の条件」には、例えば不具
合の内容を安全上、法規上、クレーム性等の観点から分
類した重要度、不具合の発生した部品位、不具合の現
象、不具合の発生件数等がある。そして、これらの項目
のうちの少なくとも1つが予め設定された状態になった
場合に所定の条件が成立したことになる。すなわち、解
析サーバー120から受信された品質情報が所定の条件
を満足することをいう。例えば重要度ランクが高い不具
合が発生した場合には発生回数に関わらずランプ部材を
直ちに点灯するように設定することができる。また、特
定の部品位の不具合が予め定められた回数以上発生した
ときにランプ部材を点灯するように設定することができ
る。なお、この所定の条件は、上記以外の項目であって
もよく必要に応じて種々設定可能である。なお、入力端
末X10〜X40および製造・検査サーバー100は一
般に検査系と称され、解析サーバー120およびフィー
ドバック端末Y10〜Y40は一般に解析系と称され
る。
【0023】次に、上記した工程品質管理装置を用いて
各工程における品質を管理する工程品質管理方法を説明
する。各工程の作業者は、例えば、作業時に不具合を発
見した場合には、自工程に配置されている入力端末X1
0〜X40からその不具合を示す不具合データを入力す
る。この時、不具合データとして、例えば、不具合が発
生した車両を特定する情報(例えば、車両型式や車両番
号)、不具合が発生した個所(部品位)、さらに詳細な
個所(補助)、不具合の内容(現象)等を入力する。な
お、本実施の形態では、「部品位」、「補助」、「現
象」等の各入力項目を予め記憶手段に記憶させておき、
作業者が、それらの項目の中から該当する項目を選択す
ることによって入力する方法を用いている。各入力項目
の入力方法は、これ以外にも、例えば、入力項目を直接
入力(文章入力)する方法を用いることもできる。入力
端子X10〜X40に入力された不具合データは、入力
端子X10〜X40の時刻情報とともに製造・検査サー
バ−100に送信される。製造・検査サーバー100
は、入力端子X10〜X40から不具合データとともに
送信された時刻情報を、その不具合データの指摘時刻
(発生時刻)とする。なお、製造・検査サーバ100で
不具合データを受信した時刻をその不具合データの指摘
時刻(発生時刻)としてもよい。あるいは、入力端子X
10〜X40に、不具合データを入力する際に指定時刻
も入力するようにしてもよい。
【0024】製造・検査サーバー100は、入力端子X
10〜X40から送信された不具合データを受信する
と、前記したデータベースに基づいて、その不具合デー
タに関連する工程(担当工程)を判別する。そして、製
造・検査サーバー100は、受信した不具合データと、
その不具合データに関連する工程(担当工程)を示す担
当工程識別情報(工程名や工程番号を含む工程識別情
報)を解析サーバー120に送信する。解析サーバー1
20は、製造・検査サーバー100から送信された不具
合データ及び担当工程識別情報を順次記憶手段に記憶す
る。そして、解析サーバー120は、フィードバック端
末Y10〜Y40から不具合データ要求信号(本発明に
おける品質情報要求信号に対応している)を受信する
と、フィードバック端末Y10〜Y40から送信された
不具合データ要求信号に含まれている指摘工程識別情報
(不具合を指摘した工程を示す情報)、担当工程識別情
報(不具合が発生したと想定される工程を示す情報)、
対象区分識別情報(不具合の発生箇所の分類を示す情
報)に対応する不具合データを記憶手段から読み出して
送信する。例えば、不具合データ要求信号に「全指摘工
程識別情報」、「全担当工程識別情報」、「全対象区分
識別情報」が含まれている場合には、すべての工程で指
摘された、すべての担当工程に関係する不具合データを
フィードバック端末に送信する。また、不具合データ要
求信号に「全指摘工程識別情報」、「塗装工程識別情
報」、「全対象区分識別情報」が含まれている場合に
は、すべての工程で指摘された不具合データのうち、塗
装工程に関係するすべての不具合データをフィードバッ
ク端末に送信する。
【0025】次に、フィードバック端末Y10〜Y40
に表示される表示例について図3および図4を参照しな
がら説明する。ここで、図3はフィードバック端末に表
示される表示画面の一例を示す図である。また、図4は
フィードバック端末に表示されるアラーム設定画面の一
例を示す図である。
【0026】図3に示す表示画面は、フィードバック端
末に、指摘工程として「すべて」が設定され、担当工程
として「すべて」が設定された場合の表示画面を示して
いる。フィードバック端末Y10〜Y40のディスプレ
イ(表示手段)に表示させる不具合データの条件設定
は、例えば、ディスプレイに表示されている表示画面の
「条件設定」部を選択し、表示手段に「条件設定画面」
が表示させて行うことができる。この「条件設定画面」
では、不具合を指摘した工程、不具合データに関連する
担当工程、不具合データの内容(対象区分)等を設定す
ることができる。フィードバック端末Y10〜Y40
は、この条件設画面で設定された条件を含む不具合デー
タ要求信号を解析サーバー120に送信する。例えば、
「条件設定画面」で、指摘工程として「すべて」、担当
工程として「すべて」、対象区分として「すべて」が設
定された場合には、フィードバック端末Y10〜Y40
は、指摘工程情報としてすべての指摘工程を示す「全指
摘工程識別情報」、担当工程識別情報としてすべての担
当工程を示す「全担当工程識別情報」、対象区分情報と
してすべての不具合データを示す「全対象区分識別情
報」を含む不具合データ要求信号を解析サーバー120
に送信する。そして、この場合、解析サーバー120
は、すべての指摘工程の入力端末X10〜X40から入
力された、すべての担当工程に関係する不具合データを
フィードバック端末Y10〜Y40に送信する。図3で
は、すべての不具合データが指摘時刻順に表示されてい
る状態を示している。なお、図3中の不具合現象の欄で
は、白抜きが製造部門(ボデー工程10、塗装工程2
0、組立工程30)による指摘であり、斜線が検査部門
(検査工程40)による指摘であることを示している。
なお、図3では白抜きと斜線とを用いて指摘部門の分類
を行っているが、このような分類は、画面上の色分け等
を用いることによって適宜行うことができる。
【0027】図3に示す表示画面から、NO.A−00
1の車体は、右フェンダのブツ(塗装不良)が、10:
00に製造部門から指摘されており、この不具合(不具
合NO.1)の担当は塗装工程20であることが判る。
この場合、この塗装工程20が本発明における「特定さ
れた工程」に対応している。また同様に、NO.C−0
03の車体は、左フロントドアPモール後側のキズが、
10:10に検査部門から指摘されており、この不具合
(不具合NO.2)の担当は組立工程30であることが
判る。また、NO.E−005の車体は、A/C(エア
コン)チャージパイプに液付着が確認されたことが、1
0:20に検査部門から指摘されており、この不具合
(不具合NO.3)の担当は組立工程30であることが
判る。また、NO.G−007の車体は、右フロントド
ア内のタレ(塗装不良)が、10:30に製造部門から
指摘されており、この不具合(不具合NO.4)の担当
は塗装工程20であることが判る。また、不具合NO.
1〜NO.4で不具合が発生した累計は、それぞれ1
回、1回、2回、1回であることが判る。この累計は、
例えば、該当時間内、該当日、月間、週間等の所定期間
における累計を表示することができる。
【0028】なお、フィードバック端末10Y〜40Y
は、画面の表示形式が種々選択可能となっている。図3
では「指摘順」に不具合データを表示する形式を示した
が、「指摘順」の表示形式以外に、例えば、「指摘数の
多い順」、「工程別」、「工程に属するグループ別」、
「期間別」等で表示するように設定することもできる。
例えば、図3中の担当工程の欄を「すべて」から例えば
「塗装」に変更することによって、塗装工程に関する不
具合NO.1およびNO.4のみを表示するように設定
することができる。塗装工程20のフィードバック端末
Y20において予めこのように設定しておけば、フィー
ドバック端末Y20は自工程についてのみの不具合デー
タを表示することができる。
【0029】本実施の形態では、各フィードバック端末
Y10〜Y30は、アラーム設定を行うことができる。
アラーム設定は、フィードバック端末Y10〜Y30
が、解析サーバー120から送信された不具合データを
受信した時に、報知信号を出力して報知手段を作動させ
るか否か、例えばランプ部材P10〜P30を点灯ある
いは点滅させるか否かの条件を設定するものである。ア
ラーム設定を行う場合には、例えば、フィードバック端
末Y10〜Y30のディスプレイ(表示手段)に表示さ
れている表示画面の「アラーム設定」部を選択する。こ
れにより、フィードバック端末Y10〜Y30は、解析
サーバー120にアラーム設定画面要求信号を送信す
る。解析サーバー120は、フィードバック端末Y10
〜Y30からアラーム設定画面要求信号を受信すると、
フィードバック端末Y10〜Y30にアラーム設定画面
情報を送信する。これにより、フィードバック端末Y1
0〜Y30は、受信したアラーム設定画面情報に対応す
る「アラーム設定画面」をディスプレイに表示する。フ
ィードバック端末Y10〜Y30のディスプレイに表示
される「アラーム設定画面」には、例えば、当該フィー
ドバック端末Y10〜Y30の工程に関係する不具合デ
ータ(部品位、補助、現象)の一欄が表示される。作業
者は、フィードバック端末Y10〜Y30の表示手段に
表示されている「アラーム設定画面」で、各不具合デー
タに対してアラーム設定を行う。各フィードバック端末
Y10〜Y30は、「アラーム設定画面」で設定された
「アラーム設定情報」を記憶し、必要に応じて追加、削
除等の変更が可能となっている。なお、各フィードバッ
ク端末Y10〜Y30に、各フィードバック端末Y10
〜Y30のディスプレイに表示させる「アラーム設定画
面情報」を記憶させておいてもよい。また、各フィード
バック端末Y10〜Y30の表示手段に表示させる「ア
ラーム設定画面」の内容や形態は適宜変更可能である。
【0030】図4は、例えば、塗装工程20のフィード
バック端末Y20におけるアラーム設定の1例を示して
いる。図4に示すアラーム設定では、フィードバック端
末Y20は、解析サーバー120から重要度がAランク
の不具合データを受信した場合には、これらの不具合デ
ータを受信する毎にランプ部材P20にアラーム信号
(報知信号)を出力し、このランプ部材P20を点灯あ
るいは点滅させるように設定されている。なお、図4で
は、右ロッカ及び左ロッカのブラックアウトの欠品に関
する不具合が、重要度がAランクの不具合に設定されて
いる。また、解析サーバー120から重要度がBランク
の不具合データを受信した場合には、これらの不具合デ
ータを所定回数受信すると、ランプ部材P20にアラー
ム信号(報知信号)を出力し、このランプ部材P20を
点灯あるいは点滅させるように設定されている。図4で
は、右リアドアのブツ(塗装不良)、左ドアの修正不良
に関する不具合が、重要度がBランクの不具合に設定さ
れており、設定回数が5回に設定されている。従って、
これらの不具合が5回発見された時にランプ部材P20
を点灯あるいは点滅させるように設定されている。この
ように、本実施の形態のランプ部材は、自工程(図4で
は塗装工程20)のフィードバック端末に出力される自
工程に関する不具合データのうち、アラーム設定に適合
する不具合データが出力されたことを報知するようにな
っている。
【0031】なお、アラーム設定としては、例えば不具
合データの重要度のみを設定することもできる。例え
ば、重要度がAランクに設定されている不具合データに
関しては受信する毎にアラーム信号を出力し、重要度が
Bランクに設定されている不具合データに関しては3回
受信するとアラーム信号を出力し、重要度がCランクに
設定されている不具合データに関しては5回受信すると
アラーム信号を出力し、重要度がDランクに設定されて
いる不具合データに関しては受信してもアラーム信号を
出力しない、という設定をする。また、設定件数のみを
設定することもできる。例えば、設定件数が「1」に設
定されている不具合データに関しては受信する毎にアラ
ーム信号を受信し、設定件数が「3」に設定されている
不具合データに関しては3回受信するとアラーム信号を
出力し、設定件数が「5」に設定されている不具合デー
タに関しては5回受信するとアラーム信号を出力し、設
定件数が「0」に設定されている不具合データに関して
は受信してもアラーム信号を出力しない。
【0032】なお、例えば、図3に示す不具合データ表
示画面では、アラーム設定で設定した各不具合データの
重要度に応じた表示を行うのが好ましい。例えば、不具
合データの重要度に応じて異なる色で表示する。例え
ば、重要度がAランクの不具合データを受信した場合に
は、その不具合データを赤色で表示する。これにより、
重要度の高い不具合が発生したことを、表示画面上で容
易に判別することができる。また、不具合の状況を判別
できるように表示するのが好ましい。例えば、不具合デ
ータの状況に応じて異なる色で表示する。例えば、重要
度がAランクの不具合データを受信した場合には、その
不具合データを赤色で表示する。そして、その不具合が
処置されたことが入力端末X10〜X40で入力された
場合には、その不具合データを青色で表示する。これに
より、発生した不具合が、未処置であるか、処理済であ
るかを表示画面上で容易に判別することができる。
【0033】このようにしてランプ部材P20が点灯す
ることで、塗装工程20の作業者は異常が発生したこと
を容易に認識することができる。そして、ランプ部材P
20の点灯を認識した作業者は、その異常に対し早急に
対処することができる。従って、とりわけ作業者がフィ
ードバック端末から離れて作業をする場合に有効であ
る。なお、本実施の形態では、塗装工程20におけるア
ラーム設定について記載したが、これと同様のアラーム
設定は他の工程のフィードバック端末によっても行うこ
とができる。
【0034】以上のように、本実施の形態によれば、ラ
ンプ部材P10〜P30を用いた報知態様によって、作
業者は不具合等の異常にリアルタイムで対処することが
でき、迅速かつ確実な工程品質管理が可能となる。ま
た、入力端末を介して入力された品質情報を、解析サー
バー120に一旦記憶することができ、必要に応じて必
要な品質情報のみを各工程のフィードバック端末Y10
〜Y40へ送信することができるため合理的な品質管理
が可能となる。また、ランプ部材P10〜P30が作動
する条件を各工程のフィードバック端末毎に設定するこ
とができるため、この条件を例えばホストコンピュータ
等によって一元管理する場合に比して設定変更が容易で
ある。また、不具合データを重要度によってランク分け
する等の処理を行うように構成したため、不具合データ
が煩雑になるのを回避し、作業者に判り易い表示態様で
情報を提供することができる。また、フィードバック端
末は、自工程に関する不具合データのうち、例えば重要
度ランクが高いものを受信したとき自工程のランプ部材
を点灯させるため、作業者は重要度ランクが高い不具合
に対する警告がなされたことを容易に認識することで
き、品質管理に有効である。そのうえ、重要度のランク
が高い(ランクA)の不具合データを他の不具合データ
とは異なる赤色で表示することで、作業者は重要度のラ
ンクが高い不具合データが発生したことを端末上で容易
に認識することできる。また、フィードバック端末は、
自工程に関する不具合データのうち、例えば受信回数が
多いものを受信したとき自工程のランプ部材を点灯させ
るため、作業者は受信回数が多い(発生頻度の高い)不
具合に対する警告がなされたことを容易に認識すること
でき、品質管理に有効である。また、報知手段としてラ
ンプ部材を用いたため、簡便かつ安価な報知手段を実現
することができる。
【0035】なお、本発明は上記の実施の形態のみに限
定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられ
る。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実
施することもできる。
【0036】上記実施の形態では、解析サーバー120
に蓄積された不具合データは、フィードバック端末から
の不具合データ要求信号によって、このフィードバック
端末へ送信される場合について記載したが、解析サーバ
ー120の不具合データを特定の工程のィードバック端
末へ一方的に送信するように構成することもできる。
【0037】また、上記実施の形態では、ランプ部材P
10〜P30を用いることによって不具合が発生したこ
とを報知する場合について記載したが、報知手段は、不
具合が発生したことをフィードバック端末から離れた作
業者に報知することができる構成であればよく、ランプ
部材P10〜P30等のランプ類に限定されない。例え
ば、ランプ部材等のランプ類以外に、音声を出力するこ
とで報知を行うスピーカー類を有する構成、作業者が携
帯する振動部材を振動させることで報知を行う構成、ま
たこれらのうちの複数を組み合わせた構成等を報知手段
として用いることもできる。
【0038】また、上記実施の形態では、製造・検査サ
ーバー100と解析サーバー120を別々に設ける場合
について記載したが、両サーバーの機能を備えた1つの
サーバーを用いることもできる。
【0039】また、上記実施の形態では、車両の生産ラ
インにおける品質管理について記載したが、車両以外の
製品を製造する生産ラインに本発明を適用することもで
きる。
【0040】以上説明してきた実施の形態や様々な変更
例の説明に鑑みた場合、本発明では以下の構成を採り得
る。すなわち、「複数の工程を有する生産ラインで生産
される製品の品質を管理する工程品質管理装置であっ
て、品質情報を入力する入力手段と、工程特定手段と、
解析手段と、各工程に設けられる端末とを備え、前記工
程特定手段は、前記入力手段を介して入力された品質情
報に関連する工程を特定し、特定した工程を示す工程識
別情報と当該品質情報を解析手段に送信し、前記解析手
段は、前記工程特定手段から送信された品質情報と工程
識別情報を受信すると、受信した工程識別情報に対応さ
せて受信した品質情報を記憶手段に記憶し、各工程の端
末から送信された品質情報要求信号を受信すると、当該
端末の工程を示す工程識別情報に対応する品質情報を前
記記憶手段から読み出して当該端末に送信し、前記端末
は、品質情報要求信号を前記解析手段に送信し、該解析
手段から送信された品質情報を受信した時受信した品質
情報が所定の条件を満足する場合に報知手段に報知信号
を出力するように構成されていることを特徴とする工程
品質管理装置。」という構成が考えられる。なお、ここ
でいう工程特定手段は本実施の形態の製造・検査サーバ
ー100に対応し、解析手段は本実施の形態の解析サー
バー120に対応している。このような構成によれば、
作業者は品質変動等の異常にリアルタイムで対処するこ
とができるため、迅速かつ確実な工程品質管理が可能と
なるうえに、品質情報に関連する工程を特定する機能を
有する工程特定手段、品質情報を記憶する機能を有する
解析手段を設けたため合理的な品質管理を行うことがで
きる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の工程を有する生産ラインにおいて、該生産ライン
で生産される製品の品質を迅速かつ確実に管理するのに
有効な工程品質管理技術を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の工程品質情報装置の構成を説明
する図である。
【図2】図1の工程品質情報装置における品質情報の流
れを説明する図である。
【図3】フィードバック端末に表示される表示画面の一
例を示す図である。
【図4】フィードバック端末に表示されるアラーム設定
画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
10…ボデー工程 20…塗装工程 30…組立工程 40…検査工程 100…製造・検査サーバー 120…解析サーバー N…品質情報ネットワーク P10,P20,P30…ランプ部材(報知手段) X10,X20,X30,X40…入力端末(入力手
段) Y10,Y20,Y30,Y40…フィードバック端末
(端末)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 櫻井 貴章 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 浜本 浩嗣 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 Fターム(参考) 3C100 AA56 AA62 BB27 CC08 EE01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の工程を有する生産ラインで生産さ
    れる製品の品質を管理する工程品質管理装置であって、 品質情報を入力する入力手段と、管理手段と、各工程に
    設けられる端末とを備え、 前記管理手段は、前記入力手段を介して入力された品質
    情報を前記端末に送信し、 前記端末は、前記管理手段から送信された品質情報を表
    示するとともに、受信した品質情報が所定の条件を満足
    する場合には更に報知手段に報知信号を出力するように
    構成されていることを特徴とする工程品質管理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した工程品質管理装置で
    あって、 前記管理手段は、前記入力手段を介して入力された品質
    情報および当該品質情報に関連する工程を示す工程識別
    情報を記憶手段に記憶し、各工程の端末から送信された
    品質情報要求信号を受信すると、当該端末から要求され
    た工程識別情報に対応する品質情報を前記記憶手段から
    読み出して当該端末に送信するように構成されているこ
    とを特徴とする工程品質管理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載した工程品質管理装置で
    あって、 前記管理手段は、前記入力手段を介して入力された品質
    情報に関連する工程を特定し、特定した工程を示す工程
    識別情報に対応させて当該品質情報を前記記憶手段に記
    憶するように構成されていることを特徴とする工程品質
    管理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の工程品
    質管理装置であって、 各工程の端末は、品質情報に対するアラーム設定が可能
    であり、品質情報を受信した時、受信した品質情報に対
    応するアラーム設定に基づいて前記報知手段に報知信号
    を出力するように構成されていることを特徴とする工程
    品質管理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の工程品質管理装置であ
    って、 前記アラーム設定は、品質情報に対する重要度に基づい
    て設定され、各工程の端末は、品質情報を受信した時、
    受信した品質情報に対応する重要度に基づいて前記報知
    手段に報知信号を出力するように構成されていることを
    特徴とする工程品質管理装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の工程品質管理装置であ
    って、 前記アラーム設定は、品質情報に対する受信回数に基づ
    いて設定され、各工程の端末は、品質情報を受信した
    時、受信した品質情報の受信回数に基づいて前記報知手
    段に報知信号を出力するように構成されていることを特
    徴とする工程品質管理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の工程品
    質管理装置であって、 前記報知手段は、ランプ部材を備えていることを特徴と
    する工程品質管理装置。
  8. 【請求項8】 複数の工程を有する生産ラインで生産さ
    れる製品の品質を管理する工程品質管理方法であって、 入力手段を介して品質情報を入力し、 当該品質情報を前記工程の端末に送信し、 前記端末に当該品質情報を表示するとともに、当該品質
    情報が所定の条件を満足する場合には更に報知手段に報
    知信号を出力する、ことを特徴とする工程品質管理方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載した工程品質管理方法で
    あって、 前記入力手段を介して入力された品質情報および当該品
    質情報に関連する工程を示す工程識別情報を記憶手段に
    記憶させ、 各工程の端末から送信された品質情報要求信号を受信す
    ると、当該端末から要求された工程識別情報に対応する
    品質情報を前記記憶手段から読み出し、 当該端末に送信する、ことを特徴とする工程品質管理方
    法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載した工程品質管理方法
    であって、 前記入力手段を介して入力された品質情報に関連する工
    程を特定し、 特定した工程を示す工程識別情報に対応させて当該品質
    情報を前記記憶手段に記憶させる、ことを特徴とする工
    程品質管理方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006058957A (ja) * 2004-08-17 2006-03-02 Akio Noguchi 品質コスト管理システム
JP2007157061A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Ricoh Co Ltd 製品の生産システム及び製品の生産方法
JP2007241874A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Fuji Electric Systems Co Ltd 業務支援システム、及びプログラム
JP2007299149A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Fujitsu Ltd 作業指示システム、作業指示器、作業指示プログラム、および、作業指示方法
JP2020135570A (ja) * 2019-02-22 2020-08-31 中村留精密工業株式会社 工作機械の製作及び組立作業管理システム

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