JP2002311433A - 電気光学装置の製造方法および電気光学装置 - Google Patents

電気光学装置の製造方法および電気光学装置

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JP2002311433A
JP2002311433A JP2001116054A JP2001116054A JP2002311433A JP 2002311433 A JP2002311433 A JP 2002311433A JP 2001116054 A JP2001116054 A JP 2001116054A JP 2001116054 A JP2001116054 A JP 2001116054A JP 2002311433 A JP2002311433 A JP 2002311433A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光源から発せられる光の使用効率が高く、容
易、迅速かつ確実に位置調整し得る電気光学装置の製造
方法および電気光学装置を提供する。 【解決手段】表示装置(電気光学装置)1は、複数の開
口(点光源の投光部)25を備えた光源手段2と、複数
のマイクロレンズ32を配列してなるマイクロレンズア
レイ31を備えたマイクロレンズアレイ板3と、複数の
開口(透光窓部)45を備えた半透過半反射型の液晶パ
ネル4と、光源手段2とマイクロレンズアレイ板3と液
晶パネル4との相対的な位置を調整する位置調整手段と
を有し、マイクロレンズアレイ32により、複数の開口
25からの光が開口45に集光するよう構成されてい
る。位置調整手段7は、2つの位置調整部71および7
2で構成され、各位置調整部71および72は、それぞ
れ、有効光学変調領域10の外側に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気光学装置の製
造方法および電気光学装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュ―タや携帯機器等の
電子機器は、小型・薄型化が求められており、このよう
な電子機器の表示装置(電気光学装置)の光源として、
指向性の高い大がかりな光源を使用するのは非常に不利
である(実際には使用しない)。
【0003】このため、例えば、液晶表示装置では、光
源からの光を導光体によって液晶パネルの裏面に導き、
反射板、散乱板、プリズムシート等を用いて液晶パネル
を裏面から照明する方法を用いている。
【0004】しかしながら、従来の表示装置には、下記
のような問題点がある。例えば、透過型や半透過半反射
型の液晶パネルと、バックライト(光源)とを有する表
示装置の場合は、液晶パネルの駆動回路や反射板(反射
電極)等で光の透過しない部分が形成される。光源から
発せられ、前記光の透過しない部分で反射し、戻ってき
た光は、何れかの部位で吸収されてしまい、使用するこ
とができない。このため、光源からの光の使用効率が低
い。
【0005】また、プリズムシートを使用することによ
り、光の指向性を向上させることができるが、指向性を
向上させたとしても高々±30°程度の範囲である。こ
のため、マイクロレンズアレイを用いても、光源からの
光を液晶パネルの透光窓部に効率良く集光させることは
できない。
【0006】特に、半透過半反射型の液晶パネルでは、
反射板に設けられたピンホール状の開口(透光窓部)を
透過する光で照明する場合があり、この場合には、入射
した外光のうち、反射板で反射する光の比率(以下、単
に「反射率」と言う)と、光源からの光のうち、開口を
透過する光の比率(以下、単に「透過率」と言う)と
は、それぞれ、反射板の面積とその開口の面積との比率
で決まる。このため、透過率を大きくするために開口の
面積を大きくすると、反射板の面積が小さくなり、反射
率が小さくなってしまい、逆に、反射率を大きくするた
めに開口の面積を小さくすると、透過率が小さくなって
しまう(トレードオフの関係になってしまう)。
【0007】このように、従来の表示装置(電気光学装
置)では、光源からの光を透光窓部に効率良く集光させ
ることができず、光源から発せられる光の使用効率が低
い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、光源
から発せられる光の使用効率が高く、容易、迅速かつ確
実に位置調整し得る電気光学装置の製造方法および電気
光学装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(35)の本発明により達成される。
【0010】(1) 複数の点光源と、複数のマイクロ
レンズが配列されたマイクロレンズアレイと、複数の透
光窓部を備えた光変調素子とを有し、前記マイクロレン
ズアレイにより前記複数の点光源からの光が前記透光窓
部に集光するよう構成されている電気光学装置の製造方
法であって、前記複数の点光源、前記マイクロレンズア
レイおよび前記複数の透光窓部を製造するに際し、前記
複数の点光源と、前記マイクロレンズアレイと、前記複
数の透光窓部との相対的な位置を調整する位置調整手段
を設け、前記位置調整手段により、前記複数の点光源
と、前記マイクロレンズアレイと、前記複数の透光窓部
との相対的な位置を調整することを特徴とする電気光学
装置の製造方法。
【0011】(2) 前記調整に際し、前記位置調整手
段により、前記複数の点光源と、前記マイクロレンズア
レイと、前記複数の透光窓部との、前記複数のマイクロ
レンズが配列されている平面内における互いに直交する
X軸およびY軸の方向の位置と、前記X軸および前記Y
軸のそれぞれに直交するZ軸の回りの回転角とを調整す
る上記(1)に記載の電気光学装置の製造方法。
【0012】(3) 前記位置調整手段は、調整用光源
と、調整用透光窓部と、前記調整用光源からの光を前記
調整用透光窓部と同じ平面上に結像させる調整用マイク
ロレンズとを有し、前記調整用光源、前記調整用透光窓
部および前記調整用マイクロレンズは、それぞれ、有効
光学変調領域の外側に設けられている上記(1)または
(2)に記載の電気光学装置の製造方法。
【0013】(4) 複数の点光源と、複数のマイクロ
レンズが配列されたマイクロレンズアレイと、複数の透
光窓部を備えた光変調素子とを製造し、これらを接合し
て、前記マイクロレンズアレイにより前記複数の点光源
からの光が前記透光窓部に集光するよう構成されている
電気光学装置を製造する電気光学装置の製造方法であっ
て、前記複数の点光源を製造する際、有効光学変調領域
の外側に、少なくとも1つの調整用光源を設け、前記複
数の透光窓部を製造する際、有効光学変調領域の外側
に、少なくとも1つの調整用透光窓部を設け、前記マイ
クロレンズアレイを製造する際、有効光学変調領域の外
側に、前記調整用光源からの光を前記調整用透光窓部と
同じ平面上に結像させる少なくとも1つの調整用マイク
ロレンズを設け、前記複数の点光源と、前記マイクロレ
ンズアレイと、前記複数の透光窓部とを接合する際、前
記調整用光源、前記調整用マイクロレンズおよび前記調
整用透光窓部を用いて、前記複数の点光源と、前記マイ
クロレンズアレイと、前記複数の透光窓部との相対的な
位置を調整することを特徴とする電気光学装置の製造方
法。
【0014】(5) 前記位置調整手段は、調整用光源
と、調整用透光窓部と、前記調整用光源からの光を前記
調整用透光窓部と同じ平面上に結像させる調整用マイク
ロレンズとを備えた位置調整部を複数有し、前記調整用
光源、前記調整用透光窓部および前記調整用マイクロレ
ンズは、それぞれ、有効光学変調領域の外側に設けられ
ている上記(1)または(2)に記載の電気光学装置の
製造方法。
【0015】(6) 前記調整に際し、前記複数の位置
調整部のうちの少なくとも2箇所で、前記複数の点光源
と、前記マイクロレンズアレイと、前記複数の透光窓部
との、前記複数のマイクロレンズが配列されている平面
内における互いに直交するX軸およびY軸の方向の位置
を調整することにより、前記X軸および前記Y軸の方向
の位置とともに、前記X軸および前記Y軸のそれぞれに
直交するZ軸の回りの回転角も調整する上記(5)に記
載の電気光学装置の製造方法。
【0016】(7) 平面視での有効光学変調領域の形
状は、略四角形であり、前記位置調整部は、前記有効光
学変調領域の所定の対角線上の2つの角部の近傍にそれ
ぞれ設けられており、該2つの位置調整部において前記
調整を行う上記(5)または(6)に記載の電気光学装
置の製造方法。
【0017】(8) 前記調整用光源は、前記複数の点
光源と同じ平面上に位置し、前記調整用マイクロレンズ
は、前記複数のマイクロレンズと同じ平面上に位置し、
前記調整用透光窓部は、前記複数の透光窓部と同じ平面
上に位置する上記(3)ないし(7)のいずれかに記載
の電気光学装置の製造方法。
【0018】(9) 前記調整用光源は、平面視におい
て互いに垂直な方向に延在する第1の部分と、第2の部
分とを有し、前記調整用透光窓部は、平面視において互
いに垂直な方向に延在する第1の部分と、第2の部分と
を有する上記(3)ないし(8)のいずれかに記載の電
気光学装置の製造方法。
【0019】(10) 平面視での前記調整用光源およ
び前記調整用透光窓部の形状は、それぞれ、略十字状で
ある上記(3)ないし(8)のいずれかに記載の電気光
学装置の製造方法。
【0020】(11) 前記調整に際し、前記調整用光
源の像と前記調整用透光窓部とが重なった部分のパター
ンが所定のパターンとなるように調整する上記(3)な
いし(10)のいずれかに記載の電気光学装置の製造方
法。
【0021】(12) 前記調整に際し、前記調整用光
源の像と前記調整用透光窓部とが略一致するように調整
する上記(3)ないし(10)のいずれかに記載の電気
光学装置の製造方法。
【0022】(13) 前記調整に際し、前記調整用透
光窓部から出射する光の光量が最大になるように調整す
る上記(3)ないし(12)のいずれかに記載の電気光
学装置の製造方法。
【0023】(14) 前記調整に際し、前記複数の点
光源と、前記マイクロレンズアレイとの相対的な位置を
調整し、これらを固定し、この後、前記複数の点光源お
よび前記マイクロレンズアレイと、前記複数の透光窓部
との相対的な位置を調整し、これらを固定する上記
(1)ないし(13)のいずれかに記載の電気光学装置
の製造方法。
【0024】(15) 前記位置調整に際し、前記複数
の透光窓部と、前記マイクロレンズアレイとの相対的な
位置を調整し、これらを固定し、この後、前記複数の透
光窓部および前記マイクロレンズアレイと、前記複数の
点光源との相対的な位置を調整し、これらを固定する上
記(1)ないし(13)のいずれかに記載の電気光学装
置の製造方法。
【0025】(16) 前記電気光学装置は、前記点光
源のピッチをPs、前記透光窓部のピッチをPa、前記
マイクロレンズアレイのマイクロレンズのピッチをP
L、前記点光源と前記マイクロレンズアレイとの間の光
学的距離をLs、前記マイクロレンズアレイと前記透光
窓部との間の光学的距離をLaとしたとき、下記式で示
す条件を満たすよう構成されている上記(1)ないし
(15)のいずれかに記載の電気光学装置の製造方法。 PL={Ps・Pa/(Ps+Pa)}・n(但し、nは
自然数) La/Ls=Pa/Ps
【0026】(17) 上記(1)ないし(16)のい
ずれかに記載の電気光学装置の製造方法により製造され
たことを特徴とする電気光学装置。
【0027】(18) 複数の点光源と、複数のマイク
ロレンズが配列されたマイクロレンズアレイと、複数の
透光窓部を備えた光変調素子とを有し、前記マイクロレ
ンズアレイにより、前記複数の点光源からの光が前記透
光窓部に集光するよう構成されている電気光学装置であ
って、前記複数の点光源と、前記マイクロレンズアレイ
と、前記複数の透光窓部との相対的な位置を調整する位
置調整手段を有することを特徴とする電気光学装置。
【0028】(19) 前記位置調整手段により、前記
複数の点光源と、前記マイクロレンズアレイと、前記複
数の透光窓部との、前記複数のマイクロレンズが配列さ
れている平面内における互いに直交するX軸およびY軸
の方向の位置と、前記X軸および前記Y軸のそれぞれに
直交するZ軸の回りの回転角とを調整し得るよう構成さ
れている上記(18)に記載の電気光学装置。
【0029】(20) 前記位置調整手段は、調整用光
源と、調整用透光窓部と、前記調整用光源からの光を前
記調整用透光窓部と同じ平面上に結像させる調整用マイ
クロレンズとを有し、前記調整用光源、前記調整用透光
窓部および前記調整用マイクロレンズは、それぞれ、有
効光学変調領域の外側に設けられている上記(18)ま
たは(19)に記載の電気光学装置。
【0030】(21) 前記位置調整手段は、調整用光
源と、調整用透光窓部と、前記調整用光源からの光を前
記調整用透光窓部と同じ平面上に結像させる調整用マイ
クロレンズとを備えた位置調整部を複数有し、前記調整
用光源、前記調整用透光窓部および前記調整用マイクロ
レンズは、それぞれ、有効光学変調領域の外側に設けら
れている上記(18)または(19)に記載の電気光学
装置。
【0031】(22) 前記複数の位置調整部のうちの
少なくとも2箇所において、前記複数の点光源と、前記
マイクロレンズアレイと、前記複数の透光窓部との、前
記複数のマイクロレンズが配列されている平面内におけ
る互いに直交するX軸およびY軸の方向の位置を調整す
ることにより、前記X軸および前記Y軸のそれぞれに直
交するZ軸の回りの回転角も調整されるよう構成されて
いる上記(21)に記載の電気光学装置。
【0032】(23) 平面視での有効光学変調領域の
形状は、略四角形であり、前記位置調整部は、前記有効
光学変調領域の所定の対角線上の2つの角部の近傍にそ
れぞれ設けられており、該2つの位置調整部において前
記調整を行うよう構成されている上記(21)または
(22)に記載の電気光学装置。
【0033】(24) 前記調整用光源は、前記複数の
点光源と同じ平面上に位置し、前記調整用マイクロレン
ズは、前記複数のマイクロレンズと同じ平面上に位置
し、前記調整用透光窓部は、前記複数の透光窓部と同じ
平面上に位置する上記(20)ないし(23)のいずれ
かに記載の電気光学装置。
【0034】(25) 前記調整用光源は、平面視にお
いて互いに垂直な方向に延在する第1の部分と、第2の
部分とを有し、前記調整用透光窓部は、平面視において
互いに垂直な方向に延在する第1の部分と、第2の部分
とを有する上記(20)ないし(24)のいずれかに記
載の電気光学装置。
【0035】(26) 平面視での前記調整用光源およ
び前記調整用透光窓部の形状は、それぞれ、略十字状で
ある上記(20)ないし(24)のいずれかに記載の電
気光学装置。
【0036】(27) 前記調整用光源の像と前記調整
用透光窓部とが重なった部分のパターンが所定のパター
ンとなるように調整するよう構成されている上記(2
0)ないし(26)のいずれかに記載の電気光学装置。
【0037】(28) 前記調整用光源の像と前記調整
用透光窓部とが略一致するように調整するよう構成され
ている上記(20)ないし(26)のいずれかに記載の
電気光学装置。
【0038】(29) 前記調整用透光窓部から出射す
る光の光量が最大になるように調整するよう構成されて
いる上記(20)ないし(28)のいずれかに記載の電
気光学装置。
【0039】(30) 前記点光源のピッチをPs、前
記透光窓部のピッチをPa、前記マイクロレンズアレイ
のマイクロレンズのピッチをPL、前記点光源と前記マ
イクロレンズアレイとの間の光学的距離をLs、前記マ
イクロレンズアレイと前記透光窓部との間の光学的距離
をLaとしたとき、下記式で示す条件を満たすよう構成
されている上記(18)ないし(29)のいずれかに記
載の電気光学装置。 PL={Ps・Pa/(Ps+Pa)}・n(但し、nは
自然数) La/Ls=Pa/Ps
【0040】(31) 前記点光源のピッチPsは、前
記透光窓部のピッチPaより大きい上記(30)に記載
の電気光学装置。
【0041】(32) 前記点光源のピッチPsと、前
記透光窓部のピッチPaとが等しい上記(30)に記載
の電気光学装置。
【0042】(33) 前記マイクロレンズアレイは、
マイクロフレネルレンズアレイである上記(18)ない
し(32)のいずれかに記載の電気光学装置。
【0043】(34) 前記マイクロレンズアレイは、
射出成形または2P法により成形されたものである上記
(18)ないし(33)のいずれかに記載の電気光学装
置。
【0044】(35) 前記光変調素子は、透過型液晶
パネルまたは半透過半反射型液晶パネルである上記(1
8)ないし(34)のいずれかに記載の電気光学装置。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電気光学装置の製
造方法および電気光学装置を、添付図面に示す好適な実
施の形態に基づき詳細に説明する。
【0046】図1は、本発明の電気光学装置の実施形態
の構成を模式的に示す平面図、図2は、本発明の電気光
学装置の実施形態の構成を模式的に示す縦断面図(図1
中のA−A線での断面図)である。
【0047】なお、図が煩雑になるのを避けるため、図
2中、断面であることを示す斜線は、省略されている。
また、図2では、図が煩雑になるのを避けるため、マイ
クロレンズ32の中心を通過する光の主光軸のみを示
す。
【0048】また、図1、図2および後に示す所定の図
において、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸(X−
Y−Z座標)を想定する。この場合、X−Y平面は、複
数のマイクロレンズ32が配列されている平面と一致ま
たは平行になるように想定される。
【0049】図1および図2に示す表示装置(電気光学
装置)1は、半透過半反射型表示装置であり、バックラ
イトである光源手段(点光源アレイ)2と、マイクロレ
ンズアレイ板3と、複数の透光窓部を備えた半透過半反
射型の液晶パネル(光変調素子)4と、前記光源手段2
と前記マイクロレンズアレイ板3と前記液晶パネル4と
の相対的な位置を調整する位置調整手段7とを有してい
る。
【0050】光源手段2は、図2中下側に位置し、液晶
パネル4は、図2中上側に位置し、マイクロレンズアレ
イ板3は、光源手段2と液晶パネル4との間に位置して
いる。
【0051】光源手段2とマイクロレンズアレイ板3と
は、接着剤層(接着剤)5で接着(接合)されている。
【0052】また、マイクロレンズアレイ板3と液晶パ
ネル4とは、それらの外周部(表示の妨げにならない位
置)において、図示しない接着剤で接着されている。
【0053】位置調整手段7は、2つの位置調整部71
および72で構成されている。各位置調整部71および
72は、それぞれ、液晶パネル4(表示装置1)の有効
光学変調領域10の外側に設けられている。これによ
り、表示に悪影響を及ぼすのを防止することができる。
【0054】ここで、前記有効光学変調領域10とは、
液晶パネル4が光学変調(光変調)を有効に行うことが
できる領域であり、本実施形態では、画面として有効に
機能し得る領域(有効表示領域)である。
【0055】また、本実施形態では、平面視において
(図2中上側から見たとき)、有効光学変調領域10の
形状は、長方形(四角形)であり、位置調整部71およ
び72は、それぞれ、有効光学変調領域10の一方の対
角線上の2つの角部101および102の近傍に設けら
れている。
【0056】これにより、位置調整部71と位置調整部
72との間の距離を比較的長くすることができ、Z軸の
回り(θ方向)の回転角の調整を、より正確に行うこと
ができる。
【0057】また、前記位置調整部71および72は、
それぞれ、有効光学変調領域10の他方の対角線上の2
つの角部103および104の近傍に設けられていても
よく、この場合も前記と同様の効果が得られる。
【0058】なお、各位置調整部71および72が、そ
れぞれ、前記と異なる位置に設けられていてもよいこと
は、言うまでもない。
【0059】これら位置調整部71および72は、それ
ぞれ、主に、後述する調整用開口26と、調整用開口
(調整用透光窓部)48と、前記調整用開口26からの
光を前記調整用開口48と同じ平面上に結像させる調整
用マイクロレンズ33とで構成されている。
【0060】図2に示すように、光源手段2は、光源部
21と、ハウジング(鏡箱)22とで構成されている。
【0061】ハウジング22内の底面(図2中下側の
面)には、複数の突起23が形成されている。この突起
23の縦断面での形状は、略三角形をなしている。
【0062】また、ハウジング22の図2中上側の壁部
221には、複数の開口(ピンホール)25が行列状に
形成されている。
【0063】さらに、前記壁部221の有効光学変調領
域10の外側には、位置調整部71の調整用開口26
と、図示しない位置調整部72の調整用開口26とがそ
れぞれ形成されている。従って、各調整用開口26は、
複数の開口25と同じ平面上に位置する。なお、調整用
開口26は、前述したように、有効光学変調領域10の
対角線上の2つの角部101および102の近傍にそれ
ぞれ設けられている。
【0064】また、ハウジング22内の表面(内面)の
前記複数の開口25および2つの調整用開口26を除い
た領域と、突起23の表面には、すべて反射膜24が設
けられている。この反射膜24は、例えば、アルミニウ
ム、アルミニウム合金等で構成されている。
【0065】光源部21から発せられた光は、ほぼすべ
て、例えば、図3、図4および図5に示すように、反射
膜24で1回または複数回反射し、各開口25や各調整
用開口26から出射する。
【0066】従って、この光源手段2では、開口25に
より、点光源の投光部(光を発する部分)が構成され、
また、調整用開口26により、調整用光源の投光部(光
を発する部分)が構成される。
【0067】マイクロレンズアレイ板3は、透明な基板
30と、その基板30の図1中上側に設けられたマイク
ロレンズアレイ31、位置調整部71の調整用マイクロ
レンズ33および図示しない位置調整部72の調整用マ
イクロレンズ33とで構成されている。マイクロレンズ
アレイ31と各調整用マイクロレンズ33とは、同じ平
面上に位置する。
【0068】マイクロレンズアレイ31は、正のパワー
を有する複数のマイクロレンズ(集光レンズ)32を有
し、これらのマイクロレンズ32は、マトリックス状、
すなわち、行列状(図2中横方向と、図2の紙面に対し
て垂直な方向)に配置されている。
【0069】各調整用マイクロレンズ33は、正のパワ
ーを有しており、有効光学変調領域10の外側に配置さ
れている。なお、調整用マイクロレンズ33は、前述し
たように、有効光学変調領域10の対角線上の2つの角
部101および102の近傍にそれぞれ設けられてい
る。
【0070】調整用マイクロレンズ33の焦点距離は、
マイクロレンズ32の焦点距離と一致しているのが好ま
しい。これにより、後述する式3で示す条件を満たすよ
うに構成すると、光源手段2の調整用開口26の形状に
対応する像(調整用開口26の像)が調整用マイクロレ
ンズ33により液晶パネル4の調整用開口48と同じ平
面上に結像する。
【0071】前記マイクロレンズ32としては、マイク
ロフレネルレンズ(回折レンズ)を用いるのが好まし
い。すなわち、マイクロレンズアレイ31としては、マ
イクロフレネルレンズアレイを用いるのが好ましい。
【0072】同様に、調整用マイクロレンズ33として
は、マイクロフレネルレンズ(回折レンズ)を用いるの
が好ましい。
【0073】これにより、マイクロレンズアレイ31
(マイクロレンズ32)、調整用マイクロレンズ33の
厚さを薄くすることができ、小型・薄型化に有利であ
る。
【0074】マイクロレンズアレイ31(マイクロレン
ズ32)、調整用マイクロレンズ33の構成材料の屈折
率は、高いほど好ましい。なお、一般的な光学材料の屈
折率は、1.45〜1.65程度である。
【0075】マイクロレンズアレイ31、調整用マイク
ロレンズ33および基板30は、それぞれ、例えば、ア
クリル樹脂、エポキシ樹脂等の各種樹脂や、各種ガラス
で構成されている。
【0076】なお、マイクロレンズアレイ31の構成材
料と、調整用マイクロレンズ33の構成材料と、基板3
0の構成材料とは、同一でもよく、また、異なっていて
もよい。
【0077】また、マイクロレンズアレイ31と、調整
用マイクロレンズ33と、基板30とは、一体的に成形
されてもよく、また、別々に成形されてもよい。
【0078】マイクロレンズアレイ板3の成形方法、す
なわち、マイクロレンズアレイ31、調整用マイクロレ
ンズ33および基板30の成形方法は、特に限定され
ず、例えば、射出成形、2P法(フォトポリマゼーショ
ン)、ドライエッチング、ウエットエッチング等が挙げ
られるが、これらのうちでは、射出成形または2P法が
好ましい。
【0079】マイクロレンズアレイ板3を射出成形また
は2P法により成形することにより、レンズの精度を高
くすることができ、また、製造を容易に行うことがで
き、量産性に優れ、また、コストを低減することができ
る。特に、射出成形の場合には、2P法よりもコストを
低減することができる。
【0080】また、2P法の場合、特に、ガラス基板に
2P法によりパターン形成する場合(ガラス2P法の場
合)には、射出成形よりも使用温度が広範囲となり、好
ましい。
【0081】液晶パネル4は、透明な基板41と、基板
41の図2中下側の表面に形成され、図2中横方向に沿
って並設された複数の帯状の透明電極42と、基板41
の図2中下側に所定距離離間するように配置された透明
な基板46と、基板46の図2中上側の表面に形成され
た反射膜44および図2の紙面に対して垂直な方向に沿
って並設された複数の帯状の透明電極40と、基板41
(透明電極42)と基板46(透明電極40)との間に
設けられ、液晶を含有する液晶層43とを有している。
【0082】透明電極40は、反射膜44の図2中上側
に形成されている。この透明電極40と透明電極42と
は、略直交しており、これらの各交差部(交差部の近傍
の部分も含む)が、それぞれ、1画素に相当する。
【0083】透明電極40と透明電極42との間で充放
電を行うことにより、液晶層43の液晶が駆動される。
【0084】この透明電極40および42は、それぞ
れ、例えば、インジウムティンオキサイド(ITO)等
で構成されている。
【0085】反射膜44には、複数の開口45が行列状
に形成されている。この開口45は、透明電極42と透
明電極40との交差部に位置し、1画素に対応してい
る。
【0086】この開口45により、液晶パネル4の透光
窓部(光が透過し得る部分)が構成される。
【0087】また、反射膜44の有効光学変調領域10
の外側には、位置調整部71の調整用開口48と、図示
しない位置調整部72の調整用開口48とがそれぞれ形
成されている。従って、各調整用開口48は、複数の開
口44と同じ平面上に位置する。なお、調整用開口48
は、前述したように、有効光学変調領域10の対角線上
の2つの角部101および102の近傍にそれぞれ設け
られている。
【0088】この調整用開口48により、液晶パネル4
の調整用透光窓部(光が透過し得る部分)が構成され
る。
【0089】反射膜44は、例えば、アルミニウム、ア
ルミニウム合金等で構成されている。また、基板41、
46は、例えば、各種ガラス等で構成されている。
【0090】基板41の図2中上側には、偏光板471
が接合され、また、基板46の図2中下側には、偏光板
472が接合されている。
【0091】また、前記液晶パネル4の図2中上側であ
って、位置調整部71および位置調整部72に対応する
部分には、遮光膜49が形成されている。この遮光膜4
9により、位置調整部71および72の調整用開口26
から出射した光が遮光される。これにより、位置調整部
71および72のパターンが見えてしまうのを防止する
ことができる。
【0092】なお、一方の基板に1画素に対応してスイ
ッチング素子を設けることができる。スイッチング素子
は、図示しない制御回路に接続され、透明電極40また
は42へ供給する電流を制御する。これにより、透明電
極40または42の充放電が制御される。
【0093】液晶層43は液晶分子(図示せず)を含有
しており、前記透明電極40または42の充放電に対応
して、かかる液晶分子、すなわち液晶の配向が変化す
る。
【0094】これにより、各画素において、それぞれ、
光の透過と遮断との切り替えと、輝度の調節とを任意に
行うことができる。
【0095】なお、スイッチング素子としては、例え
ば、薄膜ダイオード(TFD)、薄膜トランジスタ(T
FT)等を用いることができる。スイッチング素子とし
て薄膜トランジスタを用いる場合、その薄膜トランジス
タが設けられる基板における透明電極は、例えば、1画
素に対応してドット状に設けられ、これに対向する基板
における透明電極は、基板全面に設けられる。
【0096】次に、位置調整手段7について、さらに詳
細に説明する。前述したように、位置調整手段7は、有
効光学変調領域10の外側であって、その有効光学変調
領域10の角部101の近傍に位置する位置調整部71
と、角部102の近傍に位置する位置調整部72とで構
成されている。
【0097】各位置調整部71および72は、それぞ
れ、主に、調整用開口26と、調整用開口48と、調整
用マイクロレンズ33とで構成されている。
【0098】なお、位置調整部71と位置調整部72と
は、同様の構成であるので、以下の説明では、代表的に
位置調整部71について説明する。
【0099】図6は、調整用開口26の構成例を模式的
に示す平面図、図7および図8は、調整用開口26の像
および調整用開口48の構成例を模式的に示す平面図で
ある。
【0100】図6に示すように、平面視での調整用開口
26の形状は、十字状である。すなわち、調整用開口2
6は、平面視において互いに垂直な方向に延在する第1
の部分261と、第2の部分262とを有している。
【0101】この調整用開口26から出射した光は、調
整用マイクロレンズ33により液晶パネル4の調整用開
口48と同じ平面上に結像する。
【0102】図7に示すように、平面視での調整用開口
26の像27の形状は、その調整用開口26の形状と相
似形状(十字状)となる。すなわち、調整用開口26の
像27は、平面視において互いに垂直な方向に延在する
第1の部分271と、第2の部分272とを有してい
る。
【0103】一方、平面視での調整用開口48の形状
も、十字状である。すなわち、調整用開口48は、平面
視において互いに垂直な方向に延在する第1の部分48
1と、第2の部分482とを有している。第1の部分4
81は、X軸と平行であり、第2の部分482は、Y軸
と平行である。
【0104】これら調整用開口26および調整用開口4
8は、それぞれ、調整用開口26の像27と、調整用開
口48との形状および寸法が等しくなるように形成され
る。
【0105】そして、位置調整部71の調整用開口2
6、調整用マイクロレンズ33および調整用開口48
と、位置調整部72の調整用開口26、調整用マイクロ
レンズ33および調整用開口48とは、それぞれ、位置
調整部71の調整用開口26の像27と調整用開口48
とが一致し、かつ、位置調整部72の調整用開口26の
像27と調整用開口48とが一致したときに、複数の開
口25と、マイクロレンズアレイ31(複数のマイクロ
レンズ32)と、複数の開口45との相対的な位置が適
正(最適)になるように配置される。
【0106】平面視での調整用開口26および調整用開
口48の形状をそれぞれ十字状にすることにより、後述
するX軸方向のずれ量ΔXと、Y軸方向のずれ量ΔYと
をそれぞれ検出することができ、これにより、X軸方向
の位置と、Y軸方向の位置とをそれぞれ調整することが
できる。
【0107】なお、平面視での調整用開口26および4
8の形状は、それぞれ、十字状に限らない。
【0108】例えば、調整用開口26は、第1の部分2
61と、第2の部分262とが、連続的に配置されてい
てもよく、また、断続的に配置されていてもよい。
【0109】同様に、調整用開口48は、第1の部分4
81と、第2の部分482とが、連続的に配置されてい
てもよく、また、断続的に配置されていてもよい。
【0110】図7は、複数の開口25と、マイクロレン
ズアレイ31と、複数の開口45とが相対的にずれてい
るときの調整用開口26の像27および調整用開口48
を示し、図8は、複数の開口25と、マイクロレンズア
レイ31と、複数の開口45との相対的な位置が適正
(最適)であるときの調整用開口26の像27および調
整用開口48を示す。
【0111】複数の開口25と、マイクロレンズアレイ
31と、複数の開口45とが相対的にずれている(ずれ
が生じている)場合には、調整用開口26の像27と調
整用開口48とが一致しておらず、例えば、図7に示す
ように、調整用開口48の2箇所、すなわち、第1の部
分481および第2の部分482に、それぞれ、像27
で形成される明点(図7中の斜線の部位)73および7
4が生じる。
【0112】この明点73および74の位置を検出する
ことにより、X軸方向のずれ量ΔXと、Y軸方向のずれ
量ΔYとを求めることができる。なお、本実施形態で
は、X軸方向のずれ量ΔXは、調整用開口48の中心4
80と明点73との間の距離であり、Y軸方向のずれ量
ΔYは、調整用開口48の中心480と明点74との間
の距離である。
【0113】また、複数の開口25と、マイクロレンズ
アレイ31と、複数の開口45との相対的な位置が適正
(位置関係が適正)である場合には、図8に示すよう
に、調整用開口26の像27と調整用開口48とが一致
して、像27と調整用開口48とが重なった部分(明
点)のパターンが十字状となり、調整用開口48から出
射する光の光量が最大になる。
【0114】前記位置調整手段7を用いて、複数の開口
25と、マイクロレンズアレイ31と、複数の開口45
との相対的な位置を調整する方法としては、例えば、下
記〜の方法が挙げられる。
【0115】 調整用開口26の像27と調整用開口
48とが重なった部分(明点)のパターン(形状や位
置)が所定のパターン(本実施形態の場合は十字状)と
なるように調整する。
【0116】 調整用開口26の像27と調整用開口
48とが略一致するように調整する。この場合、例え
ば、明点73および74がそれぞれ調整用開口48の中
心480に向かって移動するように位置調整する。
【0117】 調整用開口48から出射する光の光量
が最大になるように調整する。 前記〜のうちの任意の2つ、またはすべてを行
う。
【0118】前記調整用開口26の像27と調整用開口
48とが重なった部分のパターンの検出、明点73およ
び74の位置の検出、調整用開口48から出射する光の
光量の検出には、例えば、CCD、ラインセンサー、フ
ォトダイオード等を用いることができる。
【0119】ここで、本実施形態では、2箇所、すなわ
ち、位置調整部71と位置調整部72とのそれぞれで、
X軸方向およびY軸方向の位置調整を行う。これによ
り、X軸方向およびY軸方向の位置とともに、Z軸の回
り(θ方向)の回転角も調整される。
【0120】また、この表示装置1では、図2に示すよ
うに、光源手段2の開口(点光源の投光部)25のピッ
チをPs、液晶パネル4の開口(透光窓部)45のピッ
チをPa、マイクロレンズアレイ31のマイクロレンズ
32のピッチをPL、光源手段2の開口25とマイクロ
レンズアレイ31との間の光学的距離をLs、マイクロ
レンズアレイ31と液晶パネル4の開口45との間の光
学的距離をLaとしたとき、下記式1および式2で示す
条件を満たすように、光源手段2の開口25と、マイク
ロレンズアレイ31のマイクロレンズ32と、液晶パネ
ル4の開口45とを配置する。
【0121】 PL={Ps・Pa/(Ps+Pa)}・n(但し、nは自然数) ・・・式1 La/Ls=Pa/Ps ・・・式2 特に、式1において、nは、2を除く自然数であるのが
好ましい。
【0122】ここで、前記光学的距離は、環境を真空と
仮定したときの距離、すなわち、実際の距離を、光路を
構成する物質の屈折率で徐した値である。
【0123】なお、前記式1および式2で示す条件は、
図2中横方向と、図2の紙面に対して垂直な方向とのそ
れぞれにおいて満たされているものとする。
【0124】また、マイクロレンズ32の焦点距離をf
としたとき、下記式3で示す条件を満たすように構成す
る。この式3は、光源手段2の開口25の形状に対応す
る像(開口25の像)がマイクロレンズ32により液晶
パネル4の開口45の位置に結像するための条件式であ
る。
【0125】1/Ls+1/La=1/f ・・・式3
【0126】前記光源手段2の開口25のピッチPs、
液晶パネル4の開口45のピッチPa、マイクロレンズ
32のピッチPL、光源手段2の開口25とマイクロレ
ンズアレイ31との間の光学的距離Ls、マイクロレン
ズアレイ31と液晶パネル4の開口45との間の光学的
距離La、マイクロレンズ32の焦点距離fは、例え
ば、用途等に応じて、前記式1、式2および式3で示す
条件を満たすように適宜設定される。
【0127】例えば、携帯用電子装置の半透過半反射型
表示装置の場合には、例えば、下記のように設定するの
が好ましい。
【0128】光源手段2の開口(点光源の投光部)25
のピッチPsは、20〜500μm程度であるのが好ま
しい。
【0129】また、液晶パネル4の開口(透光窓部)4
5のピッチPaは、20〜500μm程度であるのが好
ましい。
【0130】また、マイクロレンズ32のピッチPL
は、10〜250μm程度であるのが好ましい。
【0131】また、光源手段2の開口25とマイクロレ
ンズアレイ31との間の光学的距離Lsは、0.1〜2
mm程度であるのが好ましい。
【0132】また、マイクロレンズアレイ31と液晶パ
ネル4の開口45との間の光学的距離Laは、0.1〜
2mm程度であるのが好ましい。
【0133】また、マイクロレンズ32の焦点距離f
は、0.1〜1mm程度であるのが好ましい。
【0134】なお、マイクロレンズ32の平面視での形
状(平面形状)および寸法等は、特に限定されず、例え
ば、液晶パネル4側の画素形状等に応じて適宜設定され
る。
【0135】マイクロレンズ32の平面視での形状とし
ては、液晶パネル4の画素形状の相似形状が好ましく、
例えば、長方形、正方形等の角形や、円形等が挙げられ
る。
【0136】また、表示装置1では、光学的距離Lsと
光学的距離Laとを等しくするか、または、光学的距離
Lsを光学的距離Laよりも大きくするのが好ましい。
すなわち、開口25のピッチPsと開口45のピッチP
aとを等しくするか、または、開口25のピッチPsを
開口45のピッチPaよりも大きくするのが好ましい。
【0137】光学的距離Lsと光学的距離Laとを等し
く設定する場合には、マイクロレンズ32の焦点距離f
を最も長く(開口数NAを最も小さく)設定することが
できる。これにより、マイクロレンズアレイ31の製造
が容易となり、また、精度の向上、収差の減少を図るこ
とができる。
【0138】一方、光学的距離Lsを光学的距離Laよ
りも大きく設定する場合には、光源手段2の開口(点光
源の投光部)25のピッチPsを比較的大きく設定する
ことができるので(開口25の数を比較的少なくするこ
とができるので)、製造が容易になる。
【0139】前記光学的距離LsおよびLaは、それぞ
れ、例えば、マイクロレンズアレイ板3、基板46等の
厚みを所望の値に設定することで調節することができ
る。
【0140】図2は、前記式1において、n=1の場合
を示す。ここで、マイクロレンズ32は、光源手段2の
開口25から出射するあらゆる成分の光(あらゆる光軸
の光)を液晶パネル4の開口45に結像する光学的特性
を有している。
【0141】図2に示すように、光源手段2の所定の開
口25から出射した光は、ほぼすべて、何れかのマイク
ロレンズ32の作用により、何れかの開口45に集光す
る。
【0142】例えば、有効光学変調領域10において、
図2中最も右側の開口25から出射した光のうち、図2
中最も右側のマイクロレンズ32に入射した光61は、
そのマイクロレンズ32により、図2中最も右側の開口
45に集光し、図2中右から2番目のマイクロレンズ3
2に入射した光62は、そのマイクロレンズ32によ
り、図2中右から2番目の開口45に集光し、以下、同
様に、その次の光は、対応するマイクロレンズ32によ
り、対応する開口45に集光する。
【0143】同様に、図2中右から2番目の開口25か
ら出射した光のうち、図2中右から2番目のマイクロレ
ンズ32に入射した光63は、そのマイクロレンズ32
により、図2中最も右側の開口45に集光し、図2中右
から3番目のマイクロレンズ32に入射した光64は、
そのマイクロレンズ32により、図2中右から2番目の
開口45に集光し、以下、同様に、各光は、それぞれ、
対応するマイクロレンズ32により、対応する開口45
に集光する。
【0144】以下、同様に、図2中右から3番目以降の
開口25から出射した光についても、それぞれ、対応す
るマイクロレンズ32により、対応する開口45に集光
する。
【0145】すなわち、所定の開口45に着目すると、
複数の開口25から出射した光は、マイクロレンズアレ
イ31により、その開口45に集光する。
【0146】また、所定のマイクロレンズ32に着目す
ると、そのマイクロレンズ32は、複数の開口25から
出射した光を複数の開口45に集光させる。
【0147】このように、この表示装置1では、光源手
段2(各開口25)から発せられる光を効率良く開口4
5に集光させることができ、これにより、光源手段2か
ら発せられる光の使用効率を向上させることができる。
【0148】また、この表示装置1では、1つの開口4
5には、複数(多く)の開口25からの光が集光するの
で、明るさが平均化される利点がある。すなわち、各開
口25からの光の光量、各開口25の位置等にばらつき
があったとしても、開口45に集まる光は、複数の開口
25からの光の平均値となるので、画素間の光量差は、
ほとんどなくなる。これにより、より均一性の高い表示
を行うことができる。
【0149】また、n=1とすることにより、n>1の
場合に比べ、マイクロレンズ32のピッチPLを小さく
設定することができ、これにより、マイクロレンズ32
の焦点距離fを長く、すなわち、マイクロレンズ32の
開口数NAを小さく設定することができる。これによ
り、マイクロレンズアレイ31の製造が容易となり、ま
た、精度の向上、収差の減少を図ることができる。
【0150】また、この表示装置1では、平面視におい
て(図2中上側から見たとき)、光源手段2の開口(点
光源の投光部)25の形状と、液晶パネル4の開口(透
光窓部)45の形状とが、相似形状となっているのが好
ましい。
【0151】そして、開口25の面積(大きさ)S25
と開口45の面積(大きさ)S45との比(S25/S
45)が、開口25のピッチPsと開口45のピッチP
aとの比(Ps/Pa)と等しく、すなわち、光学的距
離Lsと光学的距離Laとの比(Ls/La)と等しく
設定されているのが好ましい。
【0152】これにより、光源手段2(各開口25)か
ら発せられる光をより効率良く開口45に集光させるこ
とができ、光源手段2から発せられる光の使用効率をさ
らに向上させることができる。
【0153】開口25の面積S25は、例えば、半透過
半反射型表示装置の場合には、1画素の面積の3〜50
%程度であるのが好ましい。
【0154】次に、表示装置(電気光学装置)1の製造
方法を説明する。前述した表示装置1は、例えば以下の
ようにして製造することができる。
【0155】<1>表示装置1を製造する際には、ま
ず、前述した光源手段(点光源アレイ)2と、マイクロ
レンズアレイ板3と、液晶パネル(光変調素子)4とを
それぞれ製造する。
【0156】光源手段2は、例えば、従来公知の方法で
製造することができ、この光源手段2の製造の際、調整
用開口26を形成する。
【0157】調整用開口26および開口25は、それぞ
れ、例えば、フォトエッチング等により形成することが
できる。
【0158】また、マイクロレンズアレイ板3は、例え
ば、射出成形、2P法(フォトポリマゼーション)、ド
ライエッチング、ウエットエッチング等の方法を用いて
製造することができ、このマイクロレンズアレイ板3の
製造の際、前記と同様の方法で調整用マイクロレンズ3
3を形成する。
【0159】また、液晶パネル4は、例えば、従来公知
の方法で各構成要素を順次形成して製造し、この液晶パ
ネル4の製造の際、調整用開口48を形成する。
【0160】調整用開口48および開口45は、それぞ
れ、例えば、フォトエッチング等により形成することが
できる。
【0161】このようにして、光源手段2、マイクロレ
ンズアレイ板3および液晶パネル4を製造し、その際、
位置調整部71および72を設ける。
【0162】<2>次に、前記位置調整部71および7
2を用いて、光源手段2と、マイクロレンズアレイ板3
と、液晶パネルとの相対的な位置を調整する(位置決め
を行う)。
【0163】この場合、まず、光源手段2と、マイクロ
レンズアレイ板3と、液晶パネル4とのうちの任意の2
つの相対的な位置を調整し、これらを固定し、この後、
それと、残りの1つとの相対的な位置を調整し、これら
を固定する。
【0164】この場合、初めに位置調整されるのは、光
源手段2とマイクロレンズアレイ板3とであるか、また
は、マイクロレンズアレイ板3と液晶パネル4とである
のが好ましい。
【0165】また、位置調整には、粗調整用の位置調整
装置と、微調整用の位置調整装置とを使用する。
【0166】各位置調整装置は、それぞれ、3軸テーブ
ルと、固定テーブルと、2つのCCDと、メモリーを備
えた制御手段とを有している。3軸テーブルは、固定テ
ーブルに対し、X軸用モータの駆動によりX軸方向に移
動し、Y軸用モータの駆動によりY軸方向に移動し、θ
用モータの駆動によりθ方向(Z軸の回り)に両方向に
回転し得るように構成されている。
【0167】以下、図9および図10に示す模式図と、
図11および図12に示すフローチャートとに基づい
て、代表的に、光源手段2と、マイクロレンズアレイ板
3との相対的な位置を調整し、これらを固定し、この
後、光源手段2およびマイクロレンズアレイ板3と、液
晶パネル4との相対的な位置を調整し、これらを固定す
る場合を説明する。
【0168】<3>まず、粗調整用の位置調整装置を用
いて、光源手段2と、マイクロレンズアレイ板3との位
置調整(位置決め)を行う(図11に示す工程1)。こ
の位置調整は、粗く行ってもよい。
【0169】図9および図11に示すように、粗調整用
の位置調整装置の治具(3軸テーブル、固定テーブル)
に、光源手段2と、マイクロレンズアレイ板3とをセッ
トする(ステップS101)。
【0170】これにより、3軸テーブルの駆動によっ
て、光源手段2とマイクロレンズアレイ板3とは、相対
的に、X軸方向およびY軸方向に移動し得るとともに、
θ方向(Z軸の回り)に両方向に回転し得る。
【0171】次いで、平面視における位置調整部71の
調整用開口26の位置とその調整用開口26の像27の
位置との差(ΔX11、ΔY11)、位置調整部72の
調整用開口26の位置とその調整用開口26の像27の
位置との差(ΔX12、ΔY12)を検出する(ステッ
プS102)。
【0172】このステップS102では、光源手段2の
光源部21を点灯させ、2つのCCD81のうちの一方
により、位置調整部71の調整用開口26およびその近
傍を撮像し、その情報に基づいて、前記調整用開口26
のX軸方向およびY軸方向の位置(X、Y)を検出する
とともに、位置調整部71の調整用開口48およびその
近傍を撮像し、その情報に基づいて、前記調整用開口4
8のX軸方向およびY軸方向の位置(X、Y)を検出
し、これらから、前記調整用開口26のX軸方向および
Y軸方向の位置と、その像27のX軸方向およびY軸方
向の位置との差(ΔX11、ΔY11)を求める。
【0173】同様に、2つのCCD81のうちの他方に
より、位置調整部72の調整用開口26およびその近傍
を撮像し、その情報に基づいて、前記調整用開口26の
X軸方向およびY軸方向の位置(X、Y)を検出すると
ともに、位置調整部72の調整用開口48およびその近
傍を撮像し、その情報に基づいて、前記調整用開口48
のX軸方向およびY軸方向の位置(X、Y)を検出し、
これらから、前記調整用開口26のX軸方向およびY軸
方向の位置と、その像27のX軸方向およびY軸方向の
位置との差(ΔX12、ΔY12)を求める。
【0174】次いで、前記ステップS102で求めた差
(ΔX11、ΔY11)、差(ΔX12、ΔY12)が
許容値以下であるか否かが判断され(ステップS10
3)、差(ΔX11、ΔY11)、差(ΔX12、ΔY
12)が許容値より大きい場合には、差(ΔX11、Δ
Y11)、差(ΔX12、ΔY12)に基づいて、これ
らの差(ΔX11、ΔY11)および(ΔX12、ΔY
12)が0になるか、または0に接近するためのX軸用
モータ、Y軸用モータおよびθ用モータの駆動量を計算
する(ステップS104)。なお、前記差(ΔX11、
ΔY11)および(ΔX12、ΔY12)と、X軸用モ
ータ、Y軸用モータおよびθ用モータの駆動量との関係
は、予め、演算式またはテーブルとして、制御手段に内
蔵されたメモリーに記憶されており、前記ステップS1
04では、その演算式またはテーブルを用いてX軸用モ
ータ、Y軸用モータおよびθ用モータの駆動量を求め
る。
【0175】次いで、X軸用モータ、Y軸用モータおよ
びθ用モータをそれぞれステップS104で求めた駆動
量分だけ駆動する(ステップS105)。これにより、
3軸テーブルが、固定テーブルに対し、X軸方向、Y軸
方向およびθ方向のうちの所定の方向に所定量移動また
は所定角度回転する。すなわち、光源手段2とマイクロ
レンズアレイ板3とが、相対的に、X軸方向、Y軸方向
およびθ方向のうちの所定の方向に所定量移動または所
定角度回転し、これにより、前記差(ΔX11、ΔY1
1)および(ΔX12、ΔY12)が0になるか、また
は0に接近する。
【0176】前記ステップS105の後、前記ステップ
S102に戻り、再度、ステップS102以降を実行す
る。
【0177】前記ステップS102において、差(ΔX
11、ΔY11)、差(ΔX12、ΔY12)が許容値
以下であると判断された場合には、ステップS106へ
進む。
【0178】そして、光源手段2と、マイクロレンズア
レイ板3とを接着剤で接着(固定)する(ステップS1
06)。これにより、図10に示す光源・MLAユニッ
ト(接合体)91が得られる。
【0179】次いで、前記光源・MLAユニット91を
粗調整用の位置調整装置から取り外す(ステップS10
7)。以上で、工程1を終了し、工程2へ移行する。
【0180】<4>次に、微調整用の位置調整装置を用
いて、光源・MLAユニット91と、液晶パネル4との
位置調整(位置決め)を行う(図12に示す工程2)。
この位置調整は、密に行う。
【0181】図10および図12に示すように、微調整
用の位置調整装置の治具(3軸テーブル、固定テーブ
ル)に、光源・MLAユニット91と、液晶パネル4と
をセットする(ステップS201)。
【0182】これにより、3軸テーブルの駆動によっ
て、光源・MLAユニット91と液晶パネル4とは、相
対的に、X軸方向およびY軸方向に移動し得るととも
に、θ方向(Z軸の回り)に両方向に回転し得る。
【0183】なお、位置調整部71の調整用開口48の
中心480のX軸方向およびY軸方向の位置と、位置調
整部72の調整用開口48の中心480のX軸方向およ
びY軸方向の位置とは、それぞれ、既知である。
【0184】次いで、位置調整部71の調整用開口26
の像27とその調整用開口48とのX軸方向およびY軸
方向のずれ量(ΔX21、ΔY21)、位置調整部72
の調整用開口26の像27とその調整用開口48とのX
軸方向およびY軸方向のずれ量(ΔX22、ΔY22)
を検出する(ステップS202)。
【0185】このステップS202では、光源手段2の
光源部21を点灯させ、2つのCCD81のうちの一方
により、位置調整部71の調整用開口48およびその近
傍を撮像し、その情報に基づいて、明点73および74
(図7参照)のX軸方向およびY軸方向の位置(X、
Y)を検出し、これと、既知である位置調整部71の調
整用開口48の中心480のX軸方向およびY軸方向の
位置とから、像27と調整用開口48とのX軸方向およ
びY軸方向のずれ量(ΔX21、ΔY21)を求める。
【0186】同様に、2つのCCD81のうちの他方に
より、位置調整部72の調整用開口48およびその近傍
を撮像し、その情報に基づいて、明点73および74
(図7参照)のX軸方向およびY軸方向の位置(X、
Y)を検出し、これと、既知である位置調整部72の調
整用開口48の中心480のX軸方向およびY軸方向の
位置とから、像27と調整用開口48とのX軸方向およ
びY軸方向のずれ量(ΔX22、ΔY22)を求める。
【0187】次いで、前記ステップS202で求めたず
れ量(ΔX21、ΔY21)、ずれ量(ΔX22、ΔY
22)が許容値以下であるか否かが判断され(ステップ
S203)、ずれ量(ΔX21、ΔY21)、ずれ量
(ΔX22、ΔY22)が許容値より大きい場合には、
ずれ量(ΔX21、ΔY21)、ずれ量(ΔX22、Δ
Y22)に基づいて、これらのずれ量(ΔX21、ΔY
21)および(ΔX22、ΔY22)が0になるか、ま
たは0に接近するためのX軸用モータ、Y軸用モータお
よびθ用モータの駆動量を計算する(ステップS20
4)。なお、前記ずれ量(ΔX21、ΔY21)および
(ΔX22、ΔY22)と、X軸用モータ、Y軸用モー
タおよびθ用モータの駆動量との関係は、予め、演算式
またはテーブルとして、制御手段に内蔵されたメモリー
に記憶されており、前記ステップS204では、その演
算式またはテーブルを用いてX軸用モータ、Y軸用モー
タおよびθ用モータの駆動量を求める。
【0188】次いで、X軸用モータ、Y軸用モータおよ
びθ用モータをそれぞれステップS204で求めた駆動
量分だけ駆動する(ステップS205)。これにより、
3軸テーブルが、固定テーブルに対し、X軸方向、Y軸
方向およびθ方向のうちの所定の方向に所定量移動また
は所定角度回転する。すなわち、光源・MLAユニット
91と液晶パネル4とが、相対的に、X軸方向、Y軸方
向およびθ方向のうちの所定の方向に所定量移動または
所定角度回転し、これにより、前記ずれ量(ΔX21、
ΔY21)および(ΔX22、ΔY22)が0になる
か、または0に接近する。
【0189】前記ステップS205の後、前記ステップ
S202に戻り、再度、ステップS202以降を実行す
る。
【0190】前記ステップS202において、ずれ量
(ΔX21、ΔY21)、ずれ量(ΔX22、ΔY2
2)が許容値以下であると判断された場合には、ステッ
プS206へ進む。
【0191】そして、光源・MLAユニット91と、液
晶パネル4とを接着剤で接着(固定)する(ステップS
206)。これにより、表示装置1が得られる。
【0192】次いで、前記表示装置1を微調整用の位置
調整装置から取り外す(ステップS207)。以上で、
工程2を終了する。
【0193】前記位置調整が終了した後、液晶パネル4
の上側であって、位置調整部71および位置調整部72
に対応する部分に、遮光膜49を形成する。
【0194】このようにして、複数の開口25と、マイ
クロレンズアレイ31と、複数の開口45との相対的な
位置が適正(最適)になるよう位置調整された表示装置
1を得ることができる。
【0195】次に、表示装置1の作用を説明する。図2
に示すように、表示装置1の光源部21から発せられた
光は、各開口25から出射し、接着剤層5および基板3
0を透過した後、マイクロレンズアレイ31の各マイク
ロレンズ32に入射し、前述したように、マイクロレン
ズ32の作用により、開口45に集光するようにマイク
ロレンズ32から出射する。
【0196】マイクロレンズ32から出射した光は、偏
光板472で偏光され、基板46を透過した後、開口4
5に集光し、その開口45を透過(通過)する。なお、
本発明では、表示装置1に、図示しない位相差板を設け
てもよい。
【0197】開口45を透過した光は、透明電極42と
透明電極40との間に印加されている電圧により配向が
制御された液晶層43の液晶により強度変調される。そ
してその光は、基板41を透過し、偏光板471で偏光
され、外部に出射する。
【0198】このようにして、表示装置1の画面に、所
定の画像(電子画像)が表示される。
【0199】また、この表示装置1の液晶パネル4は、
半透過半反射型であるので、外部が比較的明るい場合に
は、外部からの光を反射膜44で反射させて表示を行う
ことができる。
【0200】また、外部が比較的暗い場合には、前述し
たように、光源手段2を駆動させ、その光源手段2から
の光を反射膜44の開口45を透過させて表示を行うこ
とができる。
【0201】以上述べたように、この表示装置1および
その製造方法によれば、複数の開口25と、マイクロレ
ンズアレイ31と、複数の開口45との相対的な位置を
容易、迅速かつ確実に調整(位置合わせ)することがで
きる。
【0202】そして、前記位置調整がなされているの
で、開口45間(画素間)の明るさのばらつきを低減、
または無くすことができ、これにより、表示ムラを低
減、または無くすことができる。すなわち、均質な表示
を行うことができる。
【0203】また、この表示装置1によれば、光源手段
2(各開口25)から発せられる光を効率良く開口45
に集光させることができ、これにより、光源手段2から
発せられる光の使用効率を向上させることができる。
【0204】すなわち、反射膜44の面積を大きくし、
その反射膜44に設けられた開口45の面積を小さくし
ても、光源手段2からの光を効率良く開口45に集光さ
せることができるので、開口45を透過する光の光量を
大きくすることができ、これにより、外光の反射率、光
源手段2からの光の透過率がともに高い半透過半反射型
の液晶表示装置(直視型液晶表示装置)を実現すること
ができる。
【0205】また、この表示装置1では、高価なプリズ
ムシートを用いる必要がないので、部品点数を削減する
ことができ、また、コストを低減することができる。
【0206】なお、本発明では、点光源は、前述した構
成に限らず、例えば、発光ダイオード(LED)、レー
ザダイオード、有機EL(Electro Luminescence)素
子、無機EL素子等であってもよい。
【0207】同様に、本発明では、調整用光源は、前述
した構成に限らず、例えば、発光ダイオード、レーザダ
イオード、有機EL素子、無機EL素子等であってもよ
い。
【0208】点光源としてレーザダイオードを用い、光
変調素子として液晶パネルを用いる場合には、偏光板を
省略することができる。これにより、点光源からの光の
使用効率をさらに向上させることができ、また、部品点
数を削減することができる。
【0209】以上、本発明の電気光学装置を、図示の実
施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任
意の構成のものに置換することができる。
【0210】例えば、前記実施形態では、位置調整手段
は、電気光学装置の製造の際に利用されるように構成さ
れているが、本発明では、これに限らず、位置調整手段
が、例えば、電気光学装置が製造された後に利用される
ように構成されていてもよく、また、電気光学装置が製
造される際および製造された後の両方で利用されるよう
に構成されていてもよい。
【0211】前記位置調整手段を電気光学装置が製造さ
れた後に利用する場合には、例えば、電気光学装置に位
置調整用の所定の操作手段(例えば、操作ボタンやダイ
ヤル等)を設け、その操作手段を操作することにより、
手動または自動的に位置調整がなされるように構成する
ことができる。
【0212】また、前記実施形態では、位置調整部が2
つ設けられているが、本発明では、位置調整部の数は、
これに限定されず、例えば、1つでもよく、また、3つ
以上でもよい。
【0213】但し、位置調整部は、複数設けられるのが
好ましい。位置調整部を複数設けることにより、位置調
整部が1つの場合に比べ、容易、迅速、確実かつ正確に
位置調整することができる。
【0214】また、前記実施形態では、光変調素子とし
て、半透過半反射型の液晶パネルを用いているが、本発
明では、光変調素子は、液晶パネルには限定されない。
【0215】また、本発明の電気光学装置は、透過型の
液晶パネル等の透過型の光変調素子を有する透過型表示
装置であってもよい。
【0216】また、本発明の電気光学装置は、複数色を
表示し得る電気光学装置、例えば、フルカラーの電気光
学装置であってもよく、また、モノクロの電気光学装置
であってもよい。
【0217】本発明は、例えば、ラップトップ型パーソ
ナルコンピュータ、ノート型パーソナルコンピュータ等
のパーソナルコンピュータのモニタ(ディスプレイ)、
テレビジョンのモニタ、テレビ電話のモニタ、携帯電話
(PHSを含む)、電子手帳、電子辞書、電子カメラ
(デジタルカメラ)、ビデオカメラ等の携帯用電子装置
のモニタ等の各種電子装置の直視型表示装置や、プロジ
ェクター等の投射型表示装置等に適用することができ
る。
【0218】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、複
数の点光源と、マイクロレンズアレイと、複数の透光窓
部との相対的な位置を容易、迅速かつ確実に調整するこ
とができる。
【0219】そして、前記位置調整がなされているの
で、画素(透光窓部)間の光量差を小さく、または無く
すことができ、これにより、均質な表示を行うことがで
きる。
【0220】また、光源から発せられる光を効率良く透
光窓部に集光させることができ、これにより、光源から
発せられる光の使用効率を向上させることができる。
【0221】特に、光源からの光の使用効率が極めて高
い、バックライト方式の表示装置(直視型表示装置)を
実現することができる。
【0222】また、光変調素子を半透過半反射型液晶パ
ネルで構成した場合には、反射膜(反射板)の面積を大
きくし、その反射膜に設けられた開口(透光窓部)の面
積を小さくしても、光源からの光を効率良く前記開口に
集光させることができるので、前記開口を透過する光の
光量を大きくすることができ、これにより、外光の反射
率、光源からの光の透過率がともに高い、半透過半反射
型の液晶表示装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気光学装置の実施形態の構成を模式
的に示す平面図である。
【図2】本発明の電気光学装置の実施形態の構成を模式
的に示す縦断面図(図1中のA−A線での断面図)であ
る。
【図3】図1および図2に示す表示装置において、光源
部から発せられた光が、ハウジングの開口から出射する
までの経路(1回反射で出射)を模式的に示す図であ
る。
【図4】図1および図2に示す表示装置において、光源
部から発せられた光が、ハウジングの開口から出射する
までの経路(3回反射で出射)を模式的に示す図であ
る。
【図5】図1および図2に示す表示装置において、光源
部から発せられた光が、ハウジングの開口から出射する
までの経路(4回反射で出射)を模式的に示す図であ
る。
【図6】本発明における光源手段の調整用開口の構成例
を模式的に示す平面図である。
【図7】本発明における光源手段の調整用開口の像およ
び液晶パネル調整用開口の構成例を模式的に示す平面図
である。
【図8】本発明における光源手段の調整用開口の像およ
び液晶パネル調整用開口の構成例を模式的に示す平面図
である。
【図9】本発明における位置調整(工程1)を説明する
ための模式図である。
【図10】本発明における位置調整(工程2)を説明す
るための模式図である。
【図11】本発明における位置調整(工程1)の際の制
御動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明における位置調整(工程2)の際の制
御動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 表示装置(電気光学装置) 2 光源手段 21 光源部 22 ハウジング 221 壁部 23 突起 24 反射膜 25 開口 26 調整用開口 261 第1の部分 262 第2の部分 27 像 271 第1の部分 272 第2の部分 3 マイクロレンズアレイ板 30 基板 31 マイクロレンズアレイ 32 マイクロレンズ 33 調整用マイクロレンズ 4 液晶パネル 40 透明電極 41 基板 42 透明電極 43 液晶層 44 反射膜 45 開口 46 基板 471、472 偏光板 48 調整用開口 480 中心 481 第1の部分 482 第2の部分 49 遮光膜 5 接着剤層 61〜64 光 7 位置調整手段 71、72 位置調整部 73、74 明点 81 CCD 91 光源・MLAユニット 10 有効光学変調領域 101〜104 角部 S101〜S107 ステップ S201〜S207 ステップ
フロントページの続き Fターム(参考) 2H091 FA08X FA08Z FA21Z FA27X FA29X FA41Z FA44Z FA45Z FB08 GA01 LA30 5G435 AA03 BB12 BB15 CC09 EE23 EE25 GG02 KK03 KK05 KK07 KK10

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の点光源と、複数のマイクロレンズ
    が配列されたマイクロレンズアレイと、複数の透光窓部
    を備えた光変調素子とを有し、前記マイクロレンズアレ
    イにより前記複数の点光源からの光が前記透光窓部に集
    光するよう構成されている電気光学装置の製造方法であ
    って、 前記複数の点光源、前記マイクロレンズアレイおよび前
    記複数の透光窓部を製造するに際し、前記複数の点光源
    と、前記マイクロレンズアレイと、前記複数の透光窓部
    との相対的な位置を調整する位置調整手段を設け、 前記位置調整手段により、前記複数の点光源と、前記マ
    イクロレンズアレイと、前記複数の透光窓部との相対的
    な位置を調整することを特徴とする電気光学装置の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 前記調整に際し、前記位置調整手段によ
    り、前記複数の点光源と、前記マイクロレンズアレイ
    と、前記複数の透光窓部との、前記複数のマイクロレン
    ズが配列されている平面内における互いに直交するX軸
    およびY軸の方向の位置と、前記X軸および前記Y軸の
    それぞれに直交するZ軸の回りの回転角とを調整する請
    求項1に記載の電気光学装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記位置調整手段は、調整用光源と、調
    整用透光窓部と、前記調整用光源からの光を前記調整用
    透光窓部と同じ平面上に結像させる調整用マイクロレン
    ズとを有し、前記調整用光源、前記調整用透光窓部およ
    び前記調整用マイクロレンズは、それぞれ、有効光学変
    調領域の外側に設けられている請求項1または2に記載
    の電気光学装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 複数の点光源と、複数のマイクロレンズ
    が配列されたマイクロレンズアレイと、複数の透光窓部
    を備えた光変調素子とを製造し、これらを接合して、前
    記マイクロレンズアレイにより前記複数の点光源からの
    光が前記透光窓部に集光するよう構成されている電気光
    学装置を製造する電気光学装置の製造方法であって、 前記複数の点光源を製造する際、有効光学変調領域の外
    側に、少なくとも1つの調整用光源を設け、前記複数の
    透光窓部を製造する際、有効光学変調領域の外側に、少
    なくとも1つの調整用透光窓部を設け、前記マイクロレ
    ンズアレイを製造する際、有効光学変調領域の外側に、
    前記調整用光源からの光を前記調整用透光窓部と同じ平
    面上に結像させる少なくとも1つの調整用マイクロレン
    ズを設け、 前記複数の点光源と、前記マイクロレンズアレイと、前
    記複数の透光窓部とを接合する際、前記調整用光源、前
    記調整用マイクロレンズおよび前記調整用透光窓部を用
    いて、前記複数の点光源と、前記マイクロレンズアレイ
    と、前記複数の透光窓部との相対的な位置を調整するこ
    とを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記位置調整手段は、調整用光源と、調
    整用透光窓部と、前記調整用光源からの光を前記調整用
    透光窓部と同じ平面上に結像させる調整用マイクロレン
    ズとを備えた位置調整部を複数有し、前記調整用光源、
    前記調整用透光窓部および前記調整用マイクロレンズ
    は、それぞれ、有効光学変調領域の外側に設けられてい
    る請求項1または2に記載の電気光学装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記調整に際し、前記複数の位置調整部
    のうちの少なくとも2箇所で、前記複数の点光源と、前
    記マイクロレンズアレイと、前記複数の透光窓部との、
    前記複数のマイクロレンズが配列されている平面内にお
    ける互いに直交するX軸およびY軸の方向の位置を調整
    することにより、前記X軸および前記Y軸の方向の位置
    とともに、前記X軸および前記Y軸のそれぞれに直交す
    るZ軸の回りの回転角も調整する請求項5に記載の電気
    光学装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 平面視での有効光学変調領域の形状は、
    略四角形であり、前記位置調整部は、前記有効光学変調
    領域の所定の対角線上の2つの角部の近傍にそれぞれ設
    けられており、該2つの位置調整部において前記調整を
    行う請求項5または6に記載の電気光学装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 前記調整用光源は、前記複数の点光源と
    同じ平面上に位置し、前記調整用マイクロレンズは、前
    記複数のマイクロレンズと同じ平面上に位置し、前記調
    整用透光窓部は、前記複数の透光窓部と同じ平面上に位
    置する請求項3ないし7のいずれかに記載の電気光学装
    置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記調整用光源は、平面視において互い
    に垂直な方向に延在する第1の部分と、第2の部分とを
    有し、前記調整用透光窓部は、平面視において互いに垂
    直な方向に延在する第1の部分と、第2の部分とを有す
    る請求項3ないし8のいずれかに記載の電気光学装置の
    製造方法。
  10. 【請求項10】 平面視での前記調整用光源および前記
    調整用透光窓部の形状は、それぞれ、略十字状である請
    求項3ないし8のいずれかに記載の電気光学装置の製造
    方法。
  11. 【請求項11】 前記調整に際し、前記調整用光源の像
    と前記調整用透光窓部とが重なった部分のパターンが所
    定のパターンとなるように調整する請求項3ないし10
    のいずれかに記載の電気光学装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記調整に際し、前記調整用光源の像
    と前記調整用透光窓部とが略一致するように調整する請
    求項3ないし10のいずれかに記載の電気光学装置の製
    造方法。
  13. 【請求項13】 前記調整に際し、前記調整用透光窓部
    から出射する光の光量が最大になるように調整する請求
    項3ないし12のいずれかに記載の電気光学装置の製造
    方法。
  14. 【請求項14】 前記調整に際し、前記複数の点光源
    と、前記マイクロレンズアレイとの相対的な位置を調整
    し、これらを固定し、この後、前記複数の点光源および
    前記マイクロレンズアレイと、前記複数の透光窓部との
    相対的な位置を調整し、これらを固定する請求項1ない
    し13のいずれかに記載の電気光学装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記位置調整に際し、前記複数の透光
    窓部と、前記マイクロレンズアレイとの相対的な位置を
    調整し、これらを固定し、この後、前記複数の透光窓部
    および前記マイクロレンズアレイと、前記複数の点光源
    との相対的な位置を調整し、これらを固定する請求項1
    ないし13のいずれかに記載の電気光学装置の製造方
    法。
  16. 【請求項16】 前記電気光学装置は、前記点光源のピ
    ッチをPs、前記透光窓部のピッチをPa、前記マイク
    ロレンズアレイのマイクロレンズのピッチをPL、前記
    点光源と前記マイクロレンズアレイとの間の光学的距離
    をLs、前記マイクロレンズアレイと前記透光窓部との
    間の光学的距離をLaとしたとき、下記式で示す条件を
    満たすよう構成されている請求項1ないし15のいずれ
    かに記載の電気光学装置の製造方法。 PL={Ps・Pa/(Ps+Pa)}・n(但し、nは
    自然数) La/Ls=Pa/Ps
  17. 【請求項17】 請求項1ないし16のいずれかに記載
    の電気光学装置の製造方法により製造されたことを特徴
    とする電気光学装置。
  18. 【請求項18】 複数の点光源と、複数のマイクロレン
    ズが配列されたマイクロレンズアレイと、複数の透光窓
    部を備えた光変調素子とを有し、前記マイクロレンズア
    レイにより、前記複数の点光源からの光が前記透光窓部
    に集光するよう構成されている電気光学装置であって、 前記複数の点光源と、前記マイクロレンズアレイと、前
    記複数の透光窓部との相対的な位置を調整する位置調整
    手段を有することを特徴とする電気光学装置。
  19. 【請求項19】 前記位置調整手段により、前記複数の
    点光源と、前記マイクロレンズアレイと、前記複数の透
    光窓部との、前記複数のマイクロレンズが配列されてい
    る平面内における互いに直交するX軸およびY軸の方向
    の位置と、前記X軸および前記Y軸のそれぞれに直交す
    るZ軸の回りの回転角とを調整し得るよう構成されてい
    る請求項18に記載の電気光学装置。
  20. 【請求項20】 前記位置調整手段は、調整用光源と、
    調整用透光窓部と、前記調整用光源からの光を前記調整
    用透光窓部と同じ平面上に結像させる調整用マイクロレ
    ンズとを有し、前記調整用光源、前記調整用透光窓部お
    よび前記調整用マイクロレンズは、それぞれ、有効光学
    変調領域の外側に設けられている請求項18または19
    に記載の電気光学装置。
  21. 【請求項21】 前記位置調整手段は、調整用光源と、
    調整用透光窓部と、前記調整用光源からの光を前記調整
    用透光窓部と同じ平面上に結像させる調整用マイクロレ
    ンズとを備えた位置調整部を複数有し、前記調整用光
    源、前記調整用透光窓部および前記調整用マイクロレン
    ズは、それぞれ、有効光学変調領域の外側に設けられて
    いる請求項18または19に記載の電気光学装置。
  22. 【請求項22】 前記複数の位置調整部のうちの少なく
    とも2箇所において、前記複数の点光源と、前記マイク
    ロレンズアレイと、前記複数の透光窓部との、前記複数
    のマイクロレンズが配列されている平面内における互い
    に直交するX軸およびY軸の方向の位置を調整すること
    により、前記X軸および前記Y軸のそれぞれに直交する
    Z軸の回りの回転角も調整されるよう構成されている請
    求項21に記載の電気光学装置。
  23. 【請求項23】 平面視での有効光学変調領域の形状
    は、略四角形であり、前記位置調整部は、前記有効光学
    変調領域の所定の対角線上の2つの角部の近傍にそれぞ
    れ設けられており、該2つの位置調整部において前記調
    整を行うよう構成されている請求項21または22に記
    載の電気光学装置。
  24. 【請求項24】 前記調整用光源は、前記複数の点光源
    と同じ平面上に位置し、前記調整用マイクロレンズは、
    前記複数のマイクロレンズと同じ平面上に位置し、前記
    調整用透光窓部は、前記複数の透光窓部と同じ平面上に
    位置する請求項20ないし23のいずれかに記載の電気
    光学装置。
  25. 【請求項25】 前記調整用光源は、平面視において互
    いに垂直な方向に延在する第1の部分と、第2の部分と
    を有し、前記調整用透光窓部は、平面視において互いに
    垂直な方向に延在する第1の部分と、第2の部分とを有
    する請求項20ないし24のいずれかに記載の電気光学
    装置。
  26. 【請求項26】 平面視での前記調整用光源および前記
    調整用透光窓部の形状は、それぞれ、略十字状である請
    求項20ないし24のいずれかに記載の電気光学装置。
  27. 【請求項27】 前記調整用光源の像と前記調整用透光
    窓部とが重なった部分のパターンが所定のパターンとな
    るように調整するよう構成されている請求項20ないし
    26のいずれかに記載の電気光学装置。
  28. 【請求項28】 前記調整用光源の像と前記調整用透光
    窓部とが略一致するように調整するよう構成されている
    請求項20ないし26のいずれかに記載の電気光学装
    置。
  29. 【請求項29】 前記調整用透光窓部から出射する光の
    光量が最大になるように調整するよう構成されている請
    求項20ないし28のいずれかに記載の電気光学装置。
  30. 【請求項30】 前記点光源のピッチをPs、前記透光
    窓部のピッチをPa、前記マイクロレンズアレイのマイ
    クロレンズのピッチをPL、前記点光源と前記マイクロ
    レンズアレイとの間の光学的距離をLs、前記マイクロ
    レンズアレイと前記透光窓部との間の光学的距離をLa
    としたとき、下記式で示す条件を満たすよう構成されて
    いる請求項18ないし29のいずれかに記載の電気光学
    装置。 PL={Ps・Pa/(Ps+Pa)}・n(但し、nは
    自然数) La/Ls=Pa/Ps
  31. 【請求項31】 前記点光源のピッチPsは、前記透光
    窓部のピッチPaより大きい請求項30に記載の電気光
    学装置。
  32. 【請求項32】 前記点光源のピッチPsと、前記透光
    窓部のピッチPaとが等しい請求項30に記載の電気光
    学装置。
  33. 【請求項33】 前記マイクロレンズアレイは、マイク
    ロフレネルレンズアレイである請求項18ないし32の
    いずれかに記載の電気光学装置。
  34. 【請求項34】 前記マイクロレンズアレイは、射出成
    形または2P法により成形されたものである請求項18
    ないし33のいずれかに記載の電気光学装置。
  35. 【請求項35】 前記光変調素子は、透過型液晶パネル
    または半透過半反射型液晶パネルである請求項18ない
    し34のいずれかに記載の電気光学装置。
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