JP2002311415A - 強誘電性液晶ディスプレイの駆動方法 - Google Patents

強誘電性液晶ディスプレイの駆動方法

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JP2002311415A
JP2002311415A JP2001112118A JP2001112118A JP2002311415A JP 2002311415 A JP2002311415 A JP 2002311415A JP 2001112118 A JP2001112118 A JP 2001112118A JP 2001112118 A JP2001112118 A JP 2001112118A JP 2002311415 A JP2002311415 A JP 2002311415A
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JP2001112118A
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Suzutaro Takahashi
鈴太郎 高橋
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Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画素に書き込みを行ってから次の書き込みを
行うまでの期間が長い静止画像を表示する第1表示領域
と、期間が短い動画を表示する第2表示領域とが隣接す
る場合に、単純なマトリクス構造の電極構造を用いなが
ら、どちらの表示領域においても常に良好な表示が行わ
れるような強誘電性液晶ディスプレイの駆動方法を提供
すること。 【解決手段】 第1表示領域で選択期間(S)とした期
間を除いた期間を休止期間(P)とし、第2表示領域に
おける選択期間(S)を第1表示領域の休止期間(P)
とした期間に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は強誘電性液晶ディス
プレイの駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一対の基板間に強誘電性液晶を狭持し、
複数の画素を備えた強誘電性液晶ディスプレイでは、画
素へ電圧を印加し白状態(透過状態)または黒状態(非
透過状態)のどちらかの状態に書き込んだ後、電圧を印
加しなくとも書き込んだ状態を保持することが出来る。
これを強誘電性液晶のメモリー性と称しているが、この
メモリー性を利用し、最近は情報機器端末として強誘電
性液晶ディスプレイが注目されている。
【0003】例えば本や新聞などの主に静止画像を表示
する表示装置として、強誘電性液晶ディスプレイを用い
れば、強誘電性液晶の持つメモリー性を利用することに
よって、表示を書き込んだ後には、電圧を印加する必要
がなく、少ない消費電力で表示を維持することが出来
る。よって、ゲームやテレビなどの動画表示を主に表示
するのではなく、携帯型情報端末として、書き込みが少
ない静止画像を表示する場合には、強誘電性液晶ディス
プレイは大変好ましい表示装置であると言える。
【0004】しかし、このような携帯型情報端末として
用いられる表示装置では、静止画像を表示する表示領域
の他に、例えば時計を表示する領域、アイコンをクリッ
クする領域、カーソルを移動、点滅する領域など、表示
機能に多様性が求められることが多く、ディスプレイと
して画像の書き込みが絶えず行われる動画領域をも設置
する必要性が生じる。このように、画素に書き込みを行
ってから次の書き込みを行うまでの期間(以後、描画期
間とする。)が長い静止画像を表示する表示領域と、描
画期間が短い動画を表示する表示領域とが隣接する場合
には、それぞれの表示領域をどの様に駆動すればよいか
が問題となる。
【0005】強誘電性液晶ディスプレイを駆動する方法
の一つとして、時分割駆動方法が知られている。強誘電
性液晶を狭持する一方の基板に走査電極を、他方の基板
に信号電極を設置し、それぞれの電極に電圧を印加し
て、走査電極と信号電極が交差する画素に書き込みを行
う。このような駆動方法を用いて、静止画像の表示領域
と動画を表示する表示領域との両方を備えた液晶ディス
プレイの駆動方法について図2を用いて説明する。
【0006】図2において、静止画像を表示する表示領
域を第1表示領域とし、動画を表示する表示領域を第2
表示領域とする。Y1からY5は信号電極であり、1X
1から1X15は第1表示領域の走査電極、および2X
1から2X5は第2表示領域の走査電極を示している。
それぞれが交差する箇所が画素である。また、図2では
第1表示領域の画素に書き込みを行い、「FLC」と表
示している状態を示し、同様に第2表示領域の画素にも
書き込みを行い、「1」を表示している状態を示してい
る。
【0007】第1表示領域に「FLC」と書き込みを行
っている間に、第2表示領域で、「1」、「2」、
「3」と順次書き込む駆動方法として、表示画面の一部
を部分的に書き換える手段が知られている。例えば特開
昭63−163488号公報では、1画面を書き込んで
から、変化のあった画素の走査電極だけを書き換える駆
動方法が開示されている。以下図3を用いて、この駆動
方法を説明する。
【0008】図3はディスプレイ内のそれぞれの表示領
域に何も表示されていない状態から、1X1から2X5
までの20本の走査電極1本毎に電圧が印加され、書き
込みが行われていく過程を示している。図の上段左側か
ら、2段目、3段目の矢印に従って書き込みが行われ
る。しかしながら、この駆動方法では第1表示領域で
「FLC」と書き終わるまで、第2表示領域の「1」が
表示されない。つまり、図3の中段の中頃まで、第1表
示領域の書き込みが行われており、中段の中頃から、よ
うやく第2表示領域の「1」が書き込まれ始める。よっ
て、第1表示領域の書き込みが行われる間、第2表示領
域は何も表示されないという不都合が生じてしまう。
【0009】またディスプレイのそれぞれの表示領域に
すでに表示されている表示途中に注目すると、従来技術
では描画期間が長い表示領域で、表示はされているが書
き込みが行われていない期間においては、描画期間が短
い表示領域では常に書き込みが行われ、それぞれの表示
領域で問題なく表示が行われることになる。しかし描画
期間が長い表示領域で、新たに書き込みが行われ始める
と、その際、描画期間が短い表示領域では、書き込みが
行われなくなり、動画が止まってしまうという不都合な
状態が発生してしまう。例えば描画期間が短い表示領域
で現在時刻などを時計として表示した場合に、描画期間
が長い表示領域で書き込みが行われている間、その間、
時計を表示している表示領域では書き込みが行われず、
結果的に時計が停止してしまう。特に、静止画像などを
表示する領域における走査電極の本数が多くなると、静
止画像の表示領域を走査する時間が長くなり、停止期間
も長くなってしまうという問題が生じる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、画素に書き込みを行ってから次の書き込みを行うま
での期間が長い静止画像を表示する表示領域と、期間が
短い動画を表示する表示領域とが隣接する場合に、単純
なマトリクス構造の電極構造を用いながら、どちらの表
示領域においても常に良好な表示が行われるような強誘
電性液晶ディスプレイの駆動方法を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明における強誘電性液晶ディスプレイの駆動
方法は以下の方法を採用する。
【0012】複数の画素に書き込みを行ってから、次の
書き込みを行うまでを描画期間とし、描画期間の長さが
異なる複数の表示領域を有する強誘電性液晶ディスプレ
イの駆動方法であり、描画期間には画素の書き込みの状
態を決定する選択期間と、画素の強誘電性液晶を同一の
強誘電性状態とするリセット期間とを設定し、複数の表
示領域のうち、一つの表示領域における複数の画素で
は、同時にリセット期間が設定され、かつ選択期間は画
素毎に設定され、また他の表示領域における複数の画素
でも、同時にリセット期間が設定され、かつ先に選択期
間と設定した期間を除いた期間に、複数の画素の選択期
間を画素毎に設定したことを特徴とする。
【0013】または複数の表示領域のうち、一つの表示
領域における複数の画素では、同時にリセット期間が設
定され、かつ選択期間は画素毎に設定し、また他の表示
領域における複数の画素では、画素毎にリセット期間が
設定され、かつ先に選択期間と設定した期間を除いた期
間に、他の表示領域における複数の画素の選択期間を画
素毎に設定したことを特徴とする。
【0014】あるいは複数の表示領域のうち、一つの表
示領域における複数の画素では、リセット期間と選択期
間とが画素毎に設定され、また他の表示領域における複
数の画素では、先に選択期間と設定した期間を除いた期
間に、リセット期間と選択期間とを画素毎に設定したこ
とを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】強誘電性液晶は印加する電圧が閾
値を超えると第1の強誘電状態に、また逆極性の閾値を
超えると第2の強誘電状態となる。また前述したよう
に、一度閾値以上の電圧を印加すれば、電圧を印加し続
けなくとも次に逆極性の電圧が印加されるまで、一度書
き込まれた状態は変化しないというメモリー性を有して
いる。
【0016】このような強誘電性液晶を用いた強誘電性
液晶ディスプレイについて、複数の走査電極と複数の信
号電極とに、それぞれ電圧を印加し、マトリクス表示を
行う時分割駆動を採用するには、一般に画素に書き込み
を行うための描画期間中に、画素の強誘電性液晶を同一
の強誘電性状態とするリセット期間を設け、画素を一
旦、必ず黒状態(非透過状態)か白状態(透過状態)に
してから、書き込みを行う。そして、リセット期間の後
に、白表示か、黒表示かの必要な表示データが書き込ま
れる。また選択期間において書き込まれる状態を決定す
る。選択期間において、走査電極へある電圧が印加さ
れ、表示データによって走査電極との合成電極が閾値を
超える、あるいは超えないように、信号電極にも電圧が
印加される。
【0017】本発明は、このような走査電極と信号電極
とを用いた時分割駆動方法を採用しながら、画素に書き
込みを行ってから次の書き込みを行うまでの期間が長い
静止画像を表示する表示領域と、期間が短い動画を表示
する表示領域とが隣接する場合に、それぞれの表示領域
において、それぞれのリセット期間と選択期間との設定
について検討し、いずれの表示領域においても良好な表
示を実行できる駆動方法を示唆するものである。
【0018】特に、複数の表示領域のうち、一つの表示
領域の選択期間に注目し、一つ表示領域で、リセット期
間と選択期間とを除いた期間を休止期間とし、この休止
期間に他の表示領域の選択期間を設定した。そうするこ
とによって、静止画像の書き込みを行っている最中に、
動画を表示する表示領域に書き込みをすることが可能と
なった。
【0019】
【実施例】(実施例1)次に本実施例において、本発明
の駆動方法を具体的に説明する。本実施例では、一対の
基板間に強誘電性液晶を狭持し、一方の基板に1000
本の走査電極を、他方の基板に2000本の信号電極を
備え、走査電極と信号電極との交差部を画素とした。各
画素については先に記載した図2のように配置した。説
明を簡略化するため、図2では走査電極は20本、信号
電極は5本のみ図示している。
【0020】走査電極に印加される電圧と信号電極に印
加される電圧との合成電圧が、画素に印加されて書き込
みが行われる。画素に書き込みを行ってから、次の書き
込みを行うまでを描画期間とし、この描画期間の長さが
異なる複数の表示領域を備えている。本実施例では2つ
の表示領域を用いたが、3つ以上の表示領域を備えてい
ても構わない。この2つの表示領域として、描画期間が
長い、つまり画素に書き込みが行われてから、次の画素
に書き込みが行われるまでの期間が長い静止画像を表示
する領域を第1表示領域とし、期間が短く動画などの表
示を行う表示領域を第2表示領域とした。
【0021】図1に本発明の駆動方法を用いた駆動波形
を示す。図1では、それぞれの走査電極に印加される電
圧の駆動波形のみを示している。第1表示領域における
走査電極を1X1〜1X15とし、第2表示領域におけ
る走査電極を2X1〜2X5とした。第1表示領域にお
いて、画素に表示データを1回書き込むための期間とし
て、第1表示領域描画期間を設定し、第2表示領域にお
いて、画素に書き込みを行うための期間として、第2表
示領域描画期間を設定した。1回の第1表示領域描画期
間の間に、複数の第2表示領域描画期間を設定してい
る。図1では、1回の第1表示領域描画期間の間に、3
回の第2表示領域描画期間1〜3のみを図示し、残りの
第2表示領域描画期間は図示せず省略した。
【0022】第1表示領域描画期間は書き込みを実行す
る第1書き込み期間と、書き込んだ表示が保持される第
1保持期間を備えている。そして、1個の画素、つまり
1本の走査電極に注目すると、第1表示領域の全画素は
同時に最初の期間で、画素の強誘電性液晶を同一の強誘
電性状態とするリセット期間(R)を設定し、このリセ
ット期間(R)では、正負の極性を持った電圧を印加し
た。その後1X1の走査電極から順に、画素の書き込み
の状態を決定する選択期間(S)を設定し、この選択期
間(S)においても正負の極性を持った選択電圧を印加
した。また選択期間(S)を除く期間を休止期間(P)
とし、走査電極に印加される電圧を0とした。さらに1
本の走査電極に電圧を印加する時間は1msecとし、走査
電極は1000本あるので、第1表示領域を走査するの
に1secとした。
【0023】そして第2表示領域では、一つの第2表示
領域描画期間において、第2表示領域の全画素は同時に
リセット期間(R)を持ち、さらに画素毎に、第1表示
領域描画期間にて選択期間と設定した期間を除いた期間
に、第2表示領域描画期間の選択期間(S)を設定し
た。つまり、第1表示領域描画期間で休止期間(P)と
したところに、第2表示領域描画期間の選択期間(S)
を設定した。
【0024】このような図1の駆動方法を用いて、実際
に強誘電性液晶ディスプレイの表示を行い、書き込んで
いく過程について図4を用いて説明する。図4は1X1
から2X5までの20本の走査電極1本毎に電圧が印加
され、書き込みが行われていく過程を示している。図の
上段左側から、2段目、3段目の矢印に示した順で書き
込みが行われる。リセット期間では各画素は黒表示とな
る電圧を印加している。図4に示すとおり、上段一番最
初の第1表示領域で「FLC」と書き込み始めようとし
ているとき、すでに第2表示領域では「1」を書き込み
始め、また第1表示領域で「F」と書き込みが終わった
中段の最初では、第2表示領域では「2」の書き込みが
行われ、さらに第1表示領域で「FL」と書き込みが終
わった下段の最初では、第2表示領域で「3」の書き込
みが始まっている。
【0025】図4で図示したように、第1表示領域に書
き込まれている最中に、第2表示領域では次々と書き込
みが行われ、それぞれの表示領域において、良好なディ
スプレイを実行することが出来た。従来技術にあったよ
うな、第1表示領域で書き込みを実行している間に、第
2表示領域には何も表示されない、あるいは第2表示領
域の表示が止まってしまう等の不都合は生じなかった。
【0026】(実施例2)次に本発明の別の実施例を具
体的に説明する。本実施例では、実施例1と同様の電極
配置およびパネル構成とした。図5に本実施例の駆動方
法を用いた駆動波形を示す。図5では、図1と同様にそ
れぞれの走査電極に印加される電圧の駆動波形のみを示
している。図5でも、第1表示領域における駆動波形は
図1と同様な駆動方法とした。つまり1本の走査電極に
注目すると、第1表示領域の全画素は同時に最初の期間
で、画素の強誘電性液晶を同一の強誘電性状態とするリ
セット期間(R)を設定し、このリセット期間(R)で
は、正負の極性を持った電圧を印加した。その後1X1
の走査電極から順に、画素の書き込みの状態を決定する
選択期間(S)を設定し、この選択期間(S)において
も正負の極性を持った選択電圧を印加した。また選択期
間(S)を除く期間を休止期間(P)とし、走査電極に
印加される電圧を0とした。さらに1本の走査電極に電
圧を印加する時間は1msecとし、走査電極は1000本
あるので、第1表示領域を走査するのに1secとした。
【0027】そして第2表示領域では、一つの第2表示
領域描画期間において、画素毎にリセット期間(R)を
持ち、さらに第1表示領域描画期間にて選択期間と設定
した期間を除いた期間に、画素毎に第2表示領域描画期
間の選択期間(S)を設定した。つまり、第1表示領域
描画期間で休止期間(P)としたところに、第2表示領
域描画期間の選択期間(S)を設定した。
【0028】このような図5の駆動方法を用いて、実際
に強誘電性液晶ディスプレイの表示を行い、書き込んで
いく過程について図6を用いて説明する。図6は1X1
から2X5までの20本の走査電極1本毎に電圧が印加
され、書き込みが行われていく過程を示している。図の
上段左側から、2段目、3段目の矢印に示した順で書き
込みが行われる。リセット期間では各画素は黒表示とな
る電圧を印加している。図6に示すとおり、上段一番最
初の第1表示領域で「FLC」と書き込み始めようとし
ているとき、すでに第2表示領域では「1」を書き込み
始め、また第1表示領域で「F」と書き込みが終わった
中段の最初では、第2表示領域では「2」の書き込みが
行われ、さらに第1表示領域で「FL」と書き込みが終
わった下段の最初では、第2表示領域で「3」の書き込
みが始まっている。
【0029】図6で図示したように、第2表示領域にお
いて、画素毎にリセット期間を備えても、第1表示領域
に書き込まれている最中に、第2表示領域では次々と書
き込みが行われ、それぞれの表示領域において、良好な
ディスプレイを実行することが出来た。従来技術にあっ
たような、第1表示領域で書き込みを実行している間
に、第2表示領域には何も表示されない、あるいは第2
表示領域の表示が止まってしまう等の不都合は生じなか
った。
【0030】(実施例3)次に本発明の別の実施例を具
体的に説明する。本実施例では、実施例1と同様の電極
配置およびパネル構成とした。図7に本実施例の駆動方
法を用いた駆動波形を示す。図7では、図1と同様にそ
れぞれの走査電極に印加される電圧の駆動波形のみを示
している。図7では、第1表示領域における駆動波形と
して、1本の走査電極に注目すると、第1表示領域では
画素毎にリセット期間(R)を設定し、このリセット期
間(R)では、正負の極性を持った電圧を印加した。そ
の後1X1の走査電極から順に、画素の書き込みの状態
を決定する選択期間(S)を設定し、この選択期間
(S)においても正負の極性を持った選択電圧を印加し
た。また選択期間(S)を除く期間を休止期間(P)と
し(ただし、図7では(P)を図示せず。)、走査電極
に印加される電圧を0とした。さらに1本の走査電極に
電圧を印加する時間は1msecとし、走査電極は1000
本あるので、第1表示領域を走査するのに1secとし
た。
【0031】そして、一つの第2表示領域描画期間にお
いても、画素毎にリセット期間(R)を持ち、さらに第
1表示領域描画期間にて選択期間と設定した期間を除い
た期間に、画素毎に第2表示領域描画期間の選択期間
(S)を設定した。つまり、第1表示領域描画期間で休
止期間(P)(ただし、図7では(P)は図中に図示せ
ず。)としたところに、第2表示領域描画期間の選択期
間(S)を設定した。
【0032】このような図7の駆動方法を用いて、実際
に強誘電性液晶ディスプレイの表示を行い、書き込んで
いく過程について図8を用いて説明する。図8は1X1
から2X5までの20本の走査電極1本毎に電圧が印加
され、書き込みが行われていく過程を示している。図の
上段左側から、2段目、3段目の矢印に示した順で書き
込みが行われる。リセット期間では各画素は黒表示とな
る電圧を印加している。図8に示すとおり、上段一番最
初の第1表示領域で「FLC」と書き込み始めようとし
ているとき、すでに第2表示領域では「1」を書き込み
始め、また第1表示領域で「F」と書き込みが終わった
中段の最初では、第2表示領域では「2」の書き込みが
行われ、さらに第1表示領域で「FL」と書き込みが終
わった下段の最初では、第2表示領域で「3」の書き込
みが始まっている。
【0033】図8で図示したように、第1表示領域にお
いて、画素毎にリセット期間を備えても、第1表示領域
に書き込まれている最中に、第2表示領域では次々と書
き込みが行われ、それぞれの表示領域において、良好な
ディスプレイを実行することが出来た。従来技術にあっ
たような、第1表示領域で書き込みを実行している間
に、第2表示領域には何も表示されない、あるいは第2
表示領域の表示が止まってしまう等の不都合は生じなか
った。
【0034】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
駆動方法を用いることによって、第1表示領域におい
て、選択期間と設定した期間を除いた期間、つまり休止
期間に、第2表示領域の選択期間を設定したことによ
り、第1表示領域に書き込みが行われている最中にも、
次々と第2表示領域において書き込みが行われ、それぞ
れの表示領域で良好な表示を行うことが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の駆動方法による駆動波形を示す図であ
る。
【図2】本発明の強誘電性液晶ディスプレイの電極配置
を示す図である。
【図3】従来技術による強誘電性液晶ディスプレイの書
き込みの過程を示す図である。
【図4】本発明による強誘電性液晶ディスプレイの書き
込みの過程を示す図である。
【図5】本発明の駆動方法による駆動波形を示す図であ
る。
【図6】本発明による強誘電性液晶ディスプレイの書き
込みの過程を示す図である。
【図7】本発明の駆動方法による駆動波形を示す図であ
る。
【図8】本発明による強誘電性液晶ディスプレイの書き
込みの過程を示す図である。
【符号の説明】
1X1〜15 走査電極 2X1〜5 走査電極 Y1〜Y5 信号電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 G09G 3/20 660V 3/36 3/36

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画素に書き込みを行ってから、次の書き
    込みを行うまでを描画期間とし、前記描画期間の長さが
    異なる複数の表示領域を有する強誘電性液晶ディスプレ
    イの駆動方法であって、前記複数の表示領域のうち、一
    つの表示領域は画素に書き込みを行うために、一つの描
    画期間を備え、前記一つの描画期間の期間内には、他の
    表示領域では複数の描画期間を備え、それぞれの描画期
    間では、画素の書き込みの状態を決定する選択期間を備
    え、前記一つの表示領域において選択期間と設定した期
    間を除いた期間に、他の表示領域において選択期間を設
    定したことを特徴とする強誘電性液晶ディスプレイの駆
    動方法。
  2. 【請求項2】 それぞれの前記描画期間には、画素の強
    誘電性液晶を同一の強誘電性状態とするリセット期間を
    有し、前記一つの表示領域において、リセット期間また
    は選択期間と設定した期間を除いた期間に、他の表示領
    域において選択期間を設定したことを特徴とする請求項
    1に記載の強誘電性液晶ディスプレイの駆動方法。
  3. 【請求項3】 それぞれの前記描画期間には、画素の強
    誘電性液晶を同一の強誘電性状態とするリセット期間を
    有し、前記複数の表示領域のうち、一つの表示領域にお
    ける複数の画素では、前記描画期間中に、同時にリセッ
    ト期間が設定され、かつ選択期間は画素毎に設定され、
    また他の表示領域における複数の画素では、同時にリセ
    ット期間が設定され、かつ選択期間を画素毎に設定した
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の強誘
    電性液晶ディスプレイの駆動方法。
  4. 【請求項4】 それぞれの前記描画期間には、画素の強
    誘電性液晶を同一の強誘電性状態とするリセット期間を
    有し、前記複数の表示領域のうち、一つの表示領域にお
    ける複数の画素では、前記描画期間中に、同時にリセッ
    ト期間が設定され、かつ選択期間は画素毎に設定され、
    また他の表示領域における複数の画素では、画素毎にリ
    セット期間が設定され、かつ選択期間を画素毎に設定し
    たことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の強
    誘電性液晶ディスプレイの駆動方法。
  5. 【請求項5】 それぞれの前記描画期間には、画素の強
    誘電性液晶を同一の強誘電性状態とするリセット期間を
    有し、前記複数の表示領域のうち、一つの表示領域にお
    ける複数の画素では、リセット期間と選択期間とが画素
    毎に設定され、また他の表示領域における複数の画素で
    も、リセット期間と選択期間とを画素毎に設定したこと
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の強誘電性
    液晶ディスプレイの駆動方法。
  6. 【請求項6】 前記複数の表示領域とは、2つの表示領
    域であることを特徴とする請求項1から請求項5のいず
    れか1項に記載の強誘電性液晶ディスプレイの駆動方
    法。
  7. 【請求項7】 一対の基板間に強誘電性液晶を狭持し、
    一方の基板に複数の走査電極を、他方の基板に複数の信
    号電極を備え、前記走査電極と前記信号電極との交差部
    が画素であり、前記走査電極に印加される電圧と前記信
    号電極に印加される電圧との合成電圧が、画素に印加さ
    れる電圧であり、合成電圧を印加することによって画素
    に書き込みを行うことを特徴とする請求項1から請求項
    5のいずれか1項に記載の強誘電性液晶ディスプレイの
    駆動方法。
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