JP2002311340A - 拡大鏡 - Google Patents

拡大鏡

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JP2002311340A
JP2002311340A JP2001114746A JP2001114746A JP2002311340A JP 2002311340 A JP2002311340 A JP 2002311340A JP 2001114746 A JP2001114746 A JP 2001114746A JP 2001114746 A JP2001114746 A JP 2001114746A JP 2002311340 A JP2002311340 A JP 2002311340A
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康宏 坂井
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    • G02B27/017Head mounted
    • G02B2027/0178Eyeglass type

Abstract

(57)【要約】 【課題】 両手がフリーな状態で違和感なく用いること
ができる使い勝手の良い拡大鏡を提供する。 【解決手段】 逆U字型の光路18を収納可能なケーシ
ング2を備え、眼鏡フレーム82によって装着できる拡
大鏡1を提供する。この拡大鏡1では、入射窓4と出射
窓3との水平方向の距離を離さずに、拡大光学系12を
設置するための光路長を確保できる。したがって、装着
者にパララックスを殆ど感じさせず、顔92の表情も隠
さない、使い勝手の良い拡大鏡1を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は拡大鏡に関し、特に
弱視者の視覚補助具として適した拡大鏡に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】装着時でも両手が自由になる眼鏡タイプ
の拡大鏡としては、弱視者用に開発されたものが米国特
許第4,704,000号に開示されている。これは、自
動焦点機能を有する単眼式の拡大鏡で眼鏡(眼鏡フレー
ム)に取り付けて使用するようになっており、接眼レン
ズが眼鏡の上部に設置され、装着者は眼を上方に動かし
て利用するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】弱視が進んだ視覚障害
者にとっては、拡大鏡を用いないと日常生活に支障をき
たす恐れがある。したがって、拡大鏡を用いて日常の生
活を送ろうとしたときに、拡大鏡を見ようとするたびに
眼を上方に動かさないといけないのでは不便であり、負
担が大きい。そこで、装着者が眼を上下に動かさなくて
も利用できる拡大鏡が提案されており、その一例を図3
に示してある。
【0004】図3に示した拡大鏡は、ユーザ90が眼鏡
(眼鏡フレーム)81に取り付けて使用する単眼式の拡
大鏡80であり、水平方向に延びた箱型のケーシング
(ハウジング)89を備えており、その内部に、拡大光
学系と、この光学系の自動焦点機能を実現するための電
子機器およびモータと、合焦距離を計測するための光学
機構などが内蔵されている。ケーシング89の前側に
は、光の入射窓4が設けられ、後側(ユーザ90の実眼
91と向かい合う側)の出射窓3には単レンズ3枚構成
による接眼レンズ15が配置されている。さらに、自動
焦点機能を動かす電力は、外部の充電式バッテリーから
ケーブル(不図示)を介して拡大鏡80に供給される。
【0005】この拡大鏡80のケーシング89は眼鏡8
1のフレーム82の前方82aに取り付けられており、
ユーザ90が装着するとケーシング89が額に沿って水
平方向に延びた状態で接眼レンズ15がユーザ90の利
き眼91aの前方にセットされる。そして、眼鏡フレー
ム82を調整することにより、拡大鏡80を常に見やす
い位置および角度に設定することが可能であり、ユーザ
(装着者)は視線を上げる動作を行うことにより拡大鏡
80を利用することができる。さらに、この拡大鏡80
のアイピース(接眼レンズ)15は、キャリアレンズと
呼ばれる眼鏡レンズ83を貫通しており、ユーザ90の
利き眼(本図ではユーザの左眼)91aの前方の所望の
位置に安定して配置されるようになっている。また、ユ
ーザ90が拡大鏡80を装着した際の視線は、遠方を見
るときの視線に合わせて、通常の視線より少し上方にな
るようにすることが望ましい。
【0006】図4に、この拡大鏡80のケーシング89
に内蔵された光学系88を示してある。この光学系88
には、ケーシングの前面に配置された入射窓4と、入射
窓4から入射した光をケーシング89に沿った水平方向
に沿って延びた光路71に導くミラー5と、可動式の対
物レンズ8と、像を反転するダハプリズム11と、この
ダハプリズム11によって眼91aの方向に曲げられた
光を結像する単レンズ3枚構成の接眼レンズ15、出射
窓3とが順番に配置されている。したがって、この拡大
鏡80では、入射窓4から出射窓3までを結ぶ光路(光
軸)71が平面的に形成されており、外光70はケーシ
ング89の内部を平面的に導かれて利き眼91aに達す
る。
【0007】この拡大鏡80は、両手がフリーな状態で
使える利便性を備え、また、眼を上下に大きく動かさな
くても利用できるのでユーザが常時使用できるものとな
っている。しかしながら、この拡大鏡80では、利き眼
91aの実眼位置と、装着した拡大鏡80の入射窓4の
位置が横方向あるいは水平方向にずれており、殆ど反対
側の眼91bに近い位置になる。このため、特に、近距
離の対象物を見た場合に、この拡大鏡80のユーザ90
は、入射窓(ファインダー)4を通して利き眼91aに
見える範囲と、本来の利き眼91aで見えるはずの範囲
とにズレが生じる、いわゆるパララックスを感じる。
【0008】さらに、拡大鏡80のケーシング89によ
り、ユーザ90の顔の多くの部分が覆われてしまう。特
に、ケーシング89により、眼91aおよび91bの周
辺が隠れるのでユーザの表情が判り難くなるというディ
メリットもある。このため、両手がフリーな状態で使え
る利便性を備えながらも、視覚の面で違和感を与え、ユ
ーザを十分に満足させる拡大鏡を提供しているとは言い
難い。
【0009】ケーシング89の水平方向の長さを削減す
ることにより、これらの問題をある程度は解決すること
ができるが、光学系88を収納するための十分なスペー
スを確保することができない。ケーシングを前後方向に
延ばしてスペースを確保することも可能であるが、ユー
ザの顔92に装着したときに拡大鏡の重心位置が顔から
離れるので不安定になり、像が安定しない。したがっ
て、見やすい拡大鏡を提供することが難しい。
【0010】そこで、本発明においては、近距離の対象
物を見る場合でもパララックスを殆ど感じさせることが
なく、安定して装着することができる使い勝手の良い拡
大鏡を提供することを目的としている。さらに、装着し
たときにユーザの表情をあまり隠すことがなく、できる
だけ自然な感じでユーザに負荷を与えずに使用できる拡
大鏡を提供することも本発明の目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明において
は、拡大鏡の光路を水平な面内ではなく、逆U字型に上
方に曲げることにより、光学系を設置するスペースを確
保すると共に、ユーザの眼の近傍で、さらに略同じ高さ
で受光可能な拡大鏡を提供するようにしている。すなわ
ち、本発明の拡大鏡は、逆U字型の光路を形成するケー
シングと、光路の一方の端に光を入射する入射窓と、光
路の他方の端から入射窓と反対方向に光を出射する出射
窓と、光路を用いて入射窓から入射された映像を拡大し
て出射窓から正立した実像として出力可能な拡大光学系
と、装着者の眼の近傍に出射窓が位置するようにケーシ
ングを装着者に装着する手段とを有する。
【0012】光路を逆U字型に上方に曲げることによ
り、入射窓と出射窓との水平方向の距離を大きくせず
に、拡大光学系を設置するための光路長を確保できる。
したがって、装着者(ユーザ)の利き眼に近い位置に入
射窓を配置できるので、パララックスを殆ど感じさせな
い拡大鏡を提供することができる。さらに、逆U字型の
光路を形成するケーシングであれば、装着したときに眼
の近傍となる部分は逆U字型にすることができるので、
装着者の眼の周辺がケーシングで隠されるのを極力防止
でき、表情が対面者にも見やすい拡大鏡を提供できる。
また、上方に逆U字型のケーシングであれば、装着した
ときにケーシングが額からそれほど離れることがなく、
ケーシングの重心も顔に近い位置になる。したがって、
安定して装着することができ、装着者が動いた場合であ
っても像がぶれたりすることの少ない拡大鏡とすること
ができる。このように、逆U字型の光路を採用すること
により、近距離の対象物を見る場合でもパララックスを
殆ど感じさせることがなく、安定して装着することがで
きる。さらに、ユーザの表情をあまり隠すことがなく、
自然な感じで使用できる拡大鏡を提供することができ
る。
【0013】本発明の拡大鏡であれば、入射窓と出射窓
との距離を近づけることができるので、出射窓を装着者
の一方の眼のほぼ直前に配置しても入射窓で他方の眼が
隠れてしまうことを防止できる。したがって、他方の眼
の視野を犠牲にすることなく、一方の眼のほぼ正面に出
射窓、すなわち、接眼レンズを配置することができ、装
着者は眼を上下に動かさなくても拡大鏡を利用すること
ができる。このため、装着者の負荷のさらに少ない拡大
鏡となる。
【0014】さらに、本発明の拡大鏡は、光路を逆U字
型にしているので、入射窓と出射窓との水平方向の配置
は自由に設定できる。したがって、入射窓と出射窓とを
略水平に並んで配置し、装着者の実眼の位置と入射窓と
の高さが変わらないようにすることができ、特に近距離
の対象物を見た場合に感じる上下方向のパララックスも
確実に防止できる。
【0015】また、光路を逆U字型にすることにより、
入射窓と出射窓との距離も調整することができる。した
がって、入射窓を装着者の顔の中央に配置することによ
り、一方の眼で顔の中央で見た画像を得ることができ
る。さらに、出射窓が鼻の付近に位置するので、装着者
の眼の両端あるいはその近傍が見え、顔の表情が分かり
やすい拡大鏡とすることができる。したがって、一方の
眼で両眼で見た場合と略同じ画像を得ることができるの
で、水平方向のパララックスも少ない拡大鏡とすること
ができる。このように、本発明により、入射窓と出射窓
とが略水平に並んで配置され、入射窓が装着者の顔の略
中央に位置するように構成を実現することが可能とな
り、ユーザが見やすく、負荷の少ない拡大鏡を提供でき
る。
【0016】逆U字型の光路は眼の位置から上方に必要
なだけ伸ばすことができる。しかしながら、安定して装
着することを考慮すると、ケーシングの上下方向の寸法
は、装着者の眼から額の範囲内に納まるようにすること
が望ましい。また、本発明の拡大鏡は、ヘルメット、帽
子、ヘアーバンドなどに装着して、頭、額、耳あるいは
鼻で支持するようにすることができる。さらに、一般的
な眼鏡フレームを支持する手段として用いることも可能
であり、一般的な眼鏡と同様に耳と鼻を用いて安定して
装着することができる。
【0017】さらに、拡大鏡において、拡大光学系の焦
点を自動調節可能な機構、すなわち、オートフォーカス
モジュールを付加することにより、近傍から遠方までボ
ケの無い画像を安定して出射窓からユーザの眼に供給す
ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1に、本発明に係る拡大鏡1を
ユーザ90が装着した様子を模式的に示してある。本例
の拡大鏡1は、眼鏡フレーム82の水平に延びた部分8
2aに取り付けられるようになっており、眼鏡と同様に
ユーザ90が装着できるようになっている。本例の拡大
鏡1は、向かって左側がほぼ逆U字型となり、右側が水
平に延びた方形となり、全体が略F字を90度倒して反
転させたようなハウジングあるいはケーシング2を備え
ている。そして、逆U字型の左側のケーシング2aに拡
大鏡1の拡大光学系12を構成する光路18が収納ある
いは形成され、水平に延びた右側のケーシング2bにオ
ートフォーカスモジュール32が収納されている。
【0019】左側の逆U字型のケーシング2aの右端
で、ケーシング2の略中心2cとなる部分に、外光70
が入射されるように前方1aに向いた円形の入射窓4が
配置され、ケーシング2aの左端で、装着したときに入
射窓4と水平に並ぶ部分に後方1bに向いた出射窓3が
配置されている。したがって、本例の拡大鏡1をユーザ
の顔92に装着すると、入射窓4はユーザ90の鼻93
の辺りに配置され、出射窓3は、実眼91aの近傍、ま
たは略接するように配置される。この出射窓3は、眼鏡
フレーム82に取り付けられた眼鏡レンズ83の一部を
貫通しており、出射窓3をユーザ90の一方の眼91a
の前方の所定の位置に安定して支持できるようになって
いる。さらに、左側のケーシング2aの中に、入射窓4
から入射された映像を拡大して、出射窓3から正立した
実像として拡大して出力することができる拡大光学系1
2が配置されている。
【0020】この拡大光学系12の対物レンズ8を駆動
するステッピングモータ31およびオートフォーカスモ
ジュール(AFモジュール)32が、中心の入射窓4の
上方から出射窓3と反対側に延びたケーシング2bに収
納されており、ステッピングモータ31およびAFモジ
ュール32を動かす電力は、外部の充電式バッテリーか
らケーブル(不図示)を介してケーシング2に供給され
る。また、ケーシング2bに小型のバッテリーを収納し
てこれらの機器を駆動できるようにすることも可能であ
る。
【0021】図2に、本例の拡大鏡1の拡大光学系12
の概略構成を示してある。この拡大光学系12は、一点
破線で示す略逆U字型の左側のケーシング2aの中に光
路18を用いて形成されており、入射窓4から順番に、
入射された光70を上方に逆U字型のケーシング2aの
右側の垂直な部分に沿って導くように反射する(跳ね上
げる)第1のミラー5と、垂直方向に導かれた光70を
水平方向に反射する第2のミラー6と、逆U字型のケー
シング2aの水平な部分に沿って導くように反射する第
3のミラー7と、逆U字型の水平な部分を左右の方向
(光路上の前後)に移動可能なように配置された対物レ
ンズ8と、光70を水平方向に曲げて逆U字型のケーシ
ング2aの左側の垂直な部分に配置されたプリズム10
に導く第4のミラー9と、垂直な部分に配置されて像反
転する直角プリズム10と、この直角プリズム10から
水平方向に出射された光70を出射窓3から実眼(観察
眼)91aで見える像として出射するための接眼レンズ
15とが配置されている。
【0022】対物レンズ8は、第3のミラー7と第4の
ミラー9の間で水平な光軸72に沿って左右に移動でき
るようになっており、AFモジュール32の制御に基づ
きステッピングモータ31により移動し、入射窓4の先
にある対象物の距離に応じて自動的に焦点を合わすこと
ができるようになっている。そして、拡大光学系12で
拡大された正立の実像が出射窓3から出力される。
【0023】このように、本例の拡大鏡1では、ケーシ
ング2の内部に略逆U字型の光路18を設けることによ
り、実眼91aと同じ高さの入射窓4で受光した光線7
0の光軸72を、実眼91aの高さより高い位置に一旦
シフトさせ横移動させてから、再び元の高さに戻して、
出射窓3である接眼レンズ15に導くという光学系12
を配置している。したがって、光路18の一方の端(入
口)となる入射窓4と、他方の一方の端(出口)となる
出射窓3との水平方向の距離を延ばさずに、拡大光学系
12を設置するための光路長を十分に確保できる。この
ため、拡大鏡1として要求される拡大光学系12に必要
な光路の全長が両眼91aおよび91bの間隔の半分よ
りも長くても、入射窓4を顔92の中央付近に配置する
ことができる。したがって、出射窓3と対面する利き眼
91aで通常見る位置あるいは角度とそれほど変わりな
い位置に、入射窓4を配置することが可能であり、パラ
ラックスを感じないですむ画像であって拡大された画像
を出射窓3から出力することができる。特に、近距離の
対象物を見る場合は、右眼91aに入る画像が、本来の
左眼91bに入る画像に近いと大きなパララックスを感
じ、疲労の要因となる。これに対し、本例の拡大鏡1で
あれば、利き眼である右眼91aに本来入るべき画像に
近い画像を入力できるので、パララックスを殆ど感じさ
せずに済み、見やすく、負荷の少ない拡大鏡として提供
できる。
【0024】入射窓4の上下の位置は、光路18の配置
により調整することができるが、本例の拡大鏡1のよう
に、装着したときに入射窓4と出射窓3とが略水平に並
ぶように配置することにより、実眼91aに入力される
画像と、実眼91aで本来見る画像との角度の差も殆ど
なくすことができる。したがって、本例の拡大鏡1は、
さらに見やすく、ユーザの負担の少ないものとなってい
る。
【0025】また、入射窓4は、光路18の水平方向の
長さを短くすることによりさらに出射窓3に近い位置に
配置することも可能であるが、本例の拡大鏡1では、装
着者であるユーザ90の顔92に装着したときに入射窓
4が顔92の中央、すなわち、鼻筋93に沿った位置に
配置されるようにしている。入射窓4を顔92の中央に
配置することにより、入射窓4と出射窓3とを接続する
逆U字型のケーシング2aの隙間から眼91aの鼻側が
見えるようになる。したがって、実眼91aの周辺が拡
大鏡1で隠されるのを極力避けることができるため、装
着したユーザ90の表情が対面者によく判るようにな
る。さらに、顔の表情を隠さない構成となっているの
で、出射窓3をユーザ90の眼91aのほぼ正面に配置
して日常生活に支障は少なく、眼91aを上下させなく
ても拡大された画像を容易に見ることができるストレス
の少ない拡大鏡1とすることができる。
【0026】さらに、入射窓4を顔92の略中央に配置
することにより、逆U字型の光路18の水平な方向の距
離を確保することができる。したがって、必要な光路長
を確保するために光路18が上下方向に延びて、額から
離れてしまうようなデザインにならず、逆U字型であり
ながら顔92の額に略フィットするケーシング2aを備
えた拡大鏡1を提供できる。このため、本例の拡大鏡1
は、装着したときに、見栄えが良く、また、ケーシング
2aが額からそれほど離れず、額にほぼ沿って延びた状
態となるので安定性も良い。このため、ユーザが体や顔
を動かしても出射窓3から得られる画像がぶれることが
なく、この点でも非常に見やすい拡大鏡となっている。
【0027】なお、本例の拡大鏡1は、ケーシング2を
ヘルメット、帽子、ヘアーバンド等に取り付けて、頭、
耳あるいは鼻を用いて顔92に装着することも可能であ
る。これに対し、本例の拡大鏡は眼鏡フレーム82に搭
載することにより、眼鏡と同様に違和感なく装着するこ
とができる拡大鏡1となっている。また、ケーシング2
の全体的な形状は本例に限定されることはなく、略逆U
字型の光路を収納できる形状であれば良い。しかしなが
ら、上述したように、ケーシング自体は、額に沿って装
着する形状が装着したときに見栄え良く安定する。した
がって、AFモジュール等を含めた仕様としては、上記
のように逆U字型の光路を実現する部分と、それから水
平方向に延びてAFモジュール等を収納できる部分とを
備えた形状のケーシングが1つの好ましい形態である。
【0028】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の拡大鏡
は、両手がフリーな状態で用いることができ、使い勝手
の良い拡大鏡であり、略逆U字型の光路を採用すること
により出射窓と入射窓との距離を近づけて、入射窓が利
き眼に近い位置、たとえば、装着者の顔のほぼ中央に配
置できる。このため、近距離の物体を見た場合にも視線
位置の利き眼からのズレが少なく、パララックスなどの
違和感が殆どない拡大鏡を提供することができる。
【0029】さらに、逆U字型の光路を採用することに
より、装着した際に出射窓を眼の前に配置しても、使用
者の眼の近傍の大部分が拡大鏡自体で隠れてしまうこと
はなく、眼を上下させなくても使用できる拡大鏡であっ
て、装着者の表情も隠さない拡大鏡を提供することがで
きる。したがって、本発明に係る拡大鏡を装着すること
により、拡大された画像をストレスなく見ることがで
き、また、対面者に与える違和感も少ない、使い勝手の
良い拡大鏡を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る拡大鏡をユーザが装着している様
子を模式的に示す図である。
【図2】図1に示す拡大鏡の光路を模式的に示す図であ
る。
【図3】拡大鏡の一例をユーザが装着している様子を模
式的に示す図である。
【図4】図3に示す拡大鏡の光路を模式的に示す図であ
る。
【符号の説明】
1、80 拡大鏡 2 ケーシング 3 出射窓 4 入射窓 5、6、7、9 ミラー 8 可動式の対物レンズ 10 直角プリズム 12 拡大光学系 15 接眼レンズ 18 光路 31 ステッピングモータ 32 オートフォーカスモジュール 70 入射光 72 光軸 81 眼鏡、82 眼鏡フレーム、83 眼鏡レ
ンズ 90 ユーザ(装着者) 91 実眼 92 顔 93 鼻
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 一長 長野県諏訪市大字湖南4529番地 日東光学 株式会社内 (72)発明者 小泉 文明 長野県諏訪市大字湖南4529番地 日東光学 株式会社内 (72)発明者 坂井 康宏 長野県諏訪市大字湖南4529番地 日東光学 株式会社内 Fターム(参考) 2H087 KA23 MA12 PA03 PA17 PB03 RA41 TA05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 逆U字型の光路を形成するケーシング
    と、 前記光路の一方の端に光を入射する入射窓と、 前記光路の他方の端から前記入射窓と反対方向に光を出
    射する出射窓と、 前記光路を用いて前記入射窓から入射された映像を拡大
    して前記出射窓から正立した実像として出力可能な拡大
    光学系と、 装着者の眼の近傍に前記出射窓が位置するように前記ケ
    ーシングを前記装着者に装着する手段とを有する拡大
    鏡。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記出射窓が前記装
    着者の眼の正面に配置される拡大鏡。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記入射窓と前記出
    射窓とが略水平に並んで配置されている拡大鏡。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記入射窓が前記装
    着者の顔の中央部に配置される拡大鏡。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記入射窓と前記出
    射窓とが略水平に並んで配置され、前記出射窓が前記装
    着者の顔の略中央に位置する拡大鏡。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記ケーシングは前
    記装着者の眼から額の範囲内に納まる拡大鏡。
  7. 【請求項7】 請求項1において、前記装着する手段は
    眼鏡フレームである拡大鏡。
  8. 【請求項8】 請求項1において、前記拡大光学系の焦
    点を自動調節可能な機構を有する拡大鏡。
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