JP2002310266A - 歯車の噛合い調整方法 - Google Patents

歯車の噛合い調整方法

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JP2002310266A JP2001116258A JP2001116258A JP2002310266A JP 2002310266 A JP2002310266 A JP 2002310266A JP 2001116258 A JP2001116258 A JP 2001116258A JP 2001116258 A JP2001116258 A JP 2001116258A JP 2002310266 A JP2002310266 A JP 2002310266A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】2つの歯車を噛合わせ、両歯車回転軸の各調整
方向の噛合い伝達誤差を計測し、この噛合い伝達誤差と
各調整方向の座標(座標系)を求め、噛合い伝達誤差が所
定値以下となる各調整方向の座標点を求め、求めた座標
点に基づいて両歯車回転軸の位置を設定することで、噛
合い伝達誤差の低領域が確実に回転に使用でき、ギヤノ
イズの低減を図ることができる歯車の噛合い調整方法の
提供を目的とする。 【解決手段】第1の歯車と第2の歯車とを噛合わせ、両
歯車回転軸の各調整方向の噛合い伝達誤差を計測する工
程S1と、上記噛合い伝達誤差と各調整方向の少なくと
も2次元座標を求める工程S2と、上記噛合い伝達誤差
が所定値以下となる各調整方向における座標点を求める
工程S3と、上記座標点に基づいて両歯車回転軸の位置
を設定する工程S4とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば車両に搭
載されるトランスミッション内のリングギヤとドライブ
ピニオンギヤのような2つの歯車の噛合いを調整する歯
車の噛合い調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車用最終減速歯車などのハイ
ポイドギヤ(hy poid gear、食い違い歯車の一種)から成
る2つの歯車(例えばリングギヤとドライブピニオンギ
ヤ)を噛み合わせて回転させると、ギヤノイズが発生す
ることがある。上述のギヤノイズは例えば設計された歯
の精度により歯当りが不充分であることが、その一つの
要因である。
【0003】そこで、従来、2つの歯車の相対的な歯形
を評価する方法として所謂V/Hチェック方法が知られ
ている(ここにVはverticalの略で垂直、Hはhorizonta
lの略で水平を意味する)。
【0004】このV/Hチェック方法は、図10に示す
ように駆動歯車および従動歯車に対して相対配置誤差を
与えることにより、同図に示すように従動歯車101の
歯面の外径端側と内径端側とに噛合接触痕102,10
3をつけて、この時の歯当り形状と相対配置誤差量とに
よって評価を行なう方法であるが、この従来方法では上
記歯当りを熟練者の目視により判断するものであるか
ら、判定誤差が生じやすく、また定量的な評価とは成り
得ないことは勿論、ギヤノイズとの相関関係についても
不充分であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、特開平3-10
0434号公報に記載のような歯車の歯当り品質判定方
法が既に発明されている。この方法は、一対の歯車の何
れか一方の歯車の歯面に塗料を塗布し、この一対の歯車
を噛合させて回転させ、撮像手段により上記一方の歯車
の歯面を塗布された塗料の剥離状態または他方の歯車の
歯面に転写された塗料の付着状態に関する画像を撮像
し、得られた画像に基づき上記一対の歯車の歯当り品質
を判定するものである。
【0006】要するに、この従来方法は歯車が正確に製
造されていて、良好な歯当りが得られるか否かを画像処
理によって判定するものであるが、この従来方法におい
てはマスタギヤに対して歯車を噛合させて判定するもの
であるから、実際の製品(部品)としての2つの歯車を噛
合せた場合のギヤノイズ対策とは成り得ない問題点があ
った。そこで、本発明者等は諸種の検討を重ねた結果、
ギヤノイズが発生する原因が2つの歯車を噛合せた時の
噛合い伝達誤差によるものであることを見い出した。
【0007】本発明は、2つの歯車を噛合わせ、両歯車
回転軸の各調整方向の噛合い伝達誤差を計測し、この噛
合い伝達誤差と各調整方向の座標(座標系)を求め、噛合
い伝達誤差が所定値以下となる各調整方向の座標点を求
め、求めた座標点に基づいて両歯車回転軸の位置を設定
することで、噛合い伝達誤差の低領域が確実に回転に使
用でき、ギヤノイズの低減を図ることができる歯車の噛
合い調整方法の提供を目的とする。
【0008】本発明はまた、2つの歯車を噛合わせ、両
歯車回転軸の各調整方向の噛合い伝達誤差を計測し、こ
の歯合い伝達誤差と各調整方向の座標(座標系)を求め、
各歯車の所定組付け位置における噛合い伝達誤差が所定
の値より大きい時に、両歯車歯面の噛合い面積を大きく
することで、レイアウト上、2つの歯車を噛合い伝達誤
差が低い座標点位置に設置できない時、歯面加工によっ
て噛合い伝達誤差を低減して、ギヤノイズの低下を図る
ことができる歯車の歯合い調整方法の提供を目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明による歯車の歯
合い調整方法は、第1の歯車と第2の歯車とを噛合わ
せ、両歯車回転軸の各調整方向の噛合い伝達誤差を計測
する工程と、上記噛合い伝達誤差と各調整方向の少なく
とも2次元座標を求める工程と、上記噛合い伝達誤差が
所定値以下となる各調整方向における座標点を求める工
程と、上記座標点に基づいて両歯車回転軸の位置を設定
する工程とを備えたものである。
【0010】上記構成の第1、第2の各歯車は、実際の
製品(部品)としての歯車に設定することができる。ま
た、上記調整方向は、V方向(verticalの略で垂直方
向、詳しくはギヤ・マウント・ディスタンスとしてのG
MD方向)とH方向(horizontalの略で水平方向、詳しく
はピニオン・マウント・ディスタンスとしてのPMD方
向)とに設定することができる。
【0011】さらに上記構成の座標は、2次元座標(2
次元マップ)、望ましくは3次元座標(3次元マップ)に
設定することができ、噛合い伝達誤差が所定値以下につ
いては最小値が望ましい。
【0012】上記構成によると、まず、第1の歯車と第
2の歯車とを噛合わせ、両歯車回転軸の各調整方向の噛
合い伝達誤差が計測され、次の工程で、上述の噛合い伝
達誤差と各調整方向の少なくとも2次元座標が求めら
れ、次の工程で、噛合い伝達誤差が所定値以下となる各
調整方向における座標点が求められ、次の工程で、求め
られた座標点に基づいて両歯車回転軸の位置が設定(設
置)される。
【0013】このように、上述の座標店に基づいて両歯
車が設置されるので、噛合い伝達誤差の低領域が実際の
歯車回転に確実に使用でき、この結果、ギヤノイズの低
減を図ることができる。
【0014】この発明による歯車の噛合い調整方法はま
た、第1の歯車と第2の歯車とを噛合わせ、両歯車回転
軸の各調整方向の噛合い伝達誤差を計測する工程と、上
記噛合い伝達誤差と各調整方向の少なくとも2次元座標
を求める工程と、上記各歯車の所定組付け位置における
噛合い伝達誤差が所定の値より大きい時、上記両歯車歯
面の噛合い面積を大きくする工程とを備えたものであ
る。上記構成の両歯車歯面の噛合い面積を大きくする工
程は、噛合い伝達誤差が小さくなるように歯面を加工す
る加工工程に設定することができる。
【0015】上記構成によると、まず、第1の歯車と第
2の歯車とを噛合わせ、両歯車回転軸の各調整方向の噛
合い伝達誤差が計測され、次の工程で、上述の噛合い伝
達誤差と各調整方向の少なくとも2次元座標が求めら
れ、次の工程で、各歯車の所定組付け位置における噛合
い伝達誤差が所定の値よりも大きい時には、両歯車歯面
の噛合い面積を大きくして、噛合い伝達誤差を小さくす
る。
【0016】この結果、第1および第2の歯車のレイア
ウト上、これらの歯車の少なくとも何れか一方が噛合い
伝達誤差が低くなる座標点位置に設置できない場合に
は、歯面加工によって歯合い伝達誤差を小さくするの
で、ギヤノイズの低減を図ることができる。
【0017】この発明の一実施態様においては、上記各
歯車の所定組付け位置は所定の調整範囲を有し、上記座
標点に基づく両歯車回転軸の位置設定が上記所定の調整
範囲外の時、上記両歯車歯面の噛合い面積を大きくし
て、噛合い伝達誤差を低減するものである。
【0018】上記構成によると、座標点(つまり噛合い
伝達誤差が所定値以下、望ましくは最小値となる各調整
方向における座標点)に基づく両歯車回転軸の位置設定
が上述の所定調整範囲外にあり、この位置調整が困難な
時に、2つの歯車の歯面の噛合い面積を大きくして、噛
合い伝達誤差を低減するので、ギヤノイズの低減を図る
ことができる。
【0019】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は歯車の噛合い調整方法を示すが、まず図
1を参照して2つの歯車の配置について説明する。
【0020】図1においてハイポイドギヤから成る第1
の歯車としてのリングギヤ1(従動歯車)と、第2の歯車
としてのドライブピニオンギヤ2(駆動歯車)とを設け、
これら両ギヤ1,2をリングギヤ1のセンタPに対して
ドライブピニオンギヤ2の回転軸軸芯線Lが所定量GM
Dオフセットするように傘歯車対を噛合わせている。
【0021】これら一対のギヤ1,2のH方向(horizon
talの略で水平方向、詳しくはピニオン・マウント・デ
ィスタンスとしてのPMD方向)およびV方向(vertical
の略で垂直方向、詳しくはギヤ・マウント・ディスタン
スとしてのGMD方向またはピニオン・オフセット方
向)の相対位置変化により、図2に示す噛合接触痕(つま
り歯当り)3が移動することが知られている。
【0022】次に、図3を参照して、2つのギヤ1,2
を噛合わせ、かつ両ギヤ軸を各調整方向つまりH方向、
V方向に1ポイントづつずらせながら、それぞれの噛合
い伝達誤差を計測する計測装置Aの構成について説明す
る。
【0023】図3に示すように、上述のリングギヤ1は
回転軸4、ロータリエンコーダ5、動力伝達機構6を介
してモータ7に連結される一方、これら各要素4〜7は
V方向およびH方向に移動可能なギヤアーバコラム8に
組付けられている。
【0024】またドライブピニオンギヤ2は回転軸9、
ロータリエンコーダ10、動力伝達機構11を介してモ
ータ12に連結される一方、これら各要素9〜12はV
方向およびH方向に移動可能なピニオンアーバコラム1
3に組付けられている。
【0025】モータ制御部14はモータ7,12、H軸
送り機構15、H軸送りモータ16を駆動するが、一方
のモータ12の駆動時に、他方のモータ7はブレーキと
して作用して、リングギヤ1にトルクを付勢する。
【0026】ロータリエンコーダ5,10は噛合い伝達
誤差を得るために必要なパルス信号を次段の補正部17
に出力する。上述の補正部17は増幅器18,19、逓
倍部20,21、歯数比補正部22,23を備え、ドラ
イブピニオンギヤ2側のロータリエンコーダ10の出力
は増幅器18で増幅された後に、逓倍部20で逓倍処理
され、次の歯数比補正部22でリングギヤ1の歯数Z2
の逆数つまり(1/Z2)が乗算される。
【0027】リングギヤ1側のロータリエンコーダ5の
出力は増幅器19で増幅された後に、逓倍部21で逓倍
処理され、次の歯数比補正部23でドライブピニオンギ
ヤ2の歯数Z1の逆数つまり(1/Z1)が乗算され
る。このようにして、パルスが揃えられた信号は位相差
演算部24に入力され、この位相差演算部24にてドラ
イブピニオンギヤ回転角とリングギヤ回転角との位相差
が演算される。つまり、理想とする位相に対して、ずれ
ている量が演算される。
【0028】上述の位相差演算部24の次段にはFFT
アナライザ25(ファースト・フーリエ・トランスファ
・アナライザのことで高速フーリエ変換器)が接続さ
れ、このFFTアナライザ25ではモータ12が一定回
転しないことに起因して生ずる噛み合い一次成分を高速
フーリエ変換して、ドライブピニオンギヤ回転角に対す
るリングギヤ回転角の特性を直線化すべく構成し、この
FFTアナライザ25の出力段に噛合伝達誤差に相当す
る信号を得る。この噛合い伝達誤差の信号はCPU30
に入力される。一方、ドライブピニオンギヤ2の軸の近
傍には加速度検出器26を配置し、その出力を増幅器2
7を介してFFTアナライザ25と打痕演算部28に出
力すべく構成している。
【0029】上述のCPU30は噛合い伝達誤差の信号
入力に基づいてプロッタ29(plotter 、直線グラフや
図形を描く装置で、この実施例では3次元マップの作成
に用いる)、プリンタ31を駆動制御すると共に、この
CPU30はインタフェース32に接続され、このイン
タフェース32はモータ制御部14からの信号を受け
て、H軸位置表示部33、回転数表示部34、トルク表
示部35を駆動制御する。
【0030】なお、V軸方向への移動については作業者
が手動で操作するか、或はV軸送り機構(図示せず)を設
けて操作する。この場合、手動での操作量はリニアスケ
ール等の検出手段を介してインタフェース32に入力さ
れ、またV軸送り機構はモータ制御部14にて駆動する
ように構成すればよい。
【0031】要するに、図3に示す計測装置Aを用いる
ことで、リングギヤ1とドライブピニオンギヤ2とを噛
合させた条件下における両歯車の回転軸4,9の各調整
方向(つまり、V方向およびH方向)の噛合い伝達誤差
を、V方向、H方向に1ポイント(図4に示すマップの
V方向、H方向の各目盛参照)ずつずらせながらサンプ
リングして計測することができると共に、その噛合い伝
達誤差と各調整方向の3次元マップM1(図4参照)をプ
ロッタ29で作成することができる。なお、3次元マッ
プM1をプロッタ29で目視可能に作成する構成に代え
て、このマップデータを一旦記憶手段に記憶させ、ディ
スプレイ装置にて記憶手段から読み出したマップデータ
を可視表示すべく構成してもよい。
【0032】図4は上述のプロッタ29が作成した噛合
い伝達誤差を示す3次元マップ(詳しくは噛合い伝達誤
差と各調整方向との相関関係を示す3次元マップ)で、
一方の横軸にV方向の移動量をとり、他方の横軸にH方
向の移動量をとり、縦軸に噛合い伝達誤差(単位はマイ
クロラジアンで、角度のずれを示す)をとって、実際の
製品(部品)としての2つのギヤ(リングギヤ1、ドライ
ブピニオンギヤ2参照)に関する3次元座標である。な
お、図5に示す3次元マップM0は計算で求められる理
論上のマップであって、実際のギヤ1,2による3次元
マップM1(図4参照)と理論上の3次元マップM0との
間には製作精度や噛合わせ条件等に起因して図示のよう
な差異が発生する。
【0033】次に図6を参照して、歯車の噛合い調整方
法について説明する。第1の工程S1で、噛合い伝達誤
差を計測する。つまり、リングギヤ1とドライブピニオ
ンギヤ2とを図3の装置Aを用いて噛合わせ、かつ両ギ
ヤ1,2の回転軸4,9の各調整方向(V方向、H方向)
の噛合い伝達誤差を、V方向,H方向に1ポイントずつ
ずらせながらサンプリングして計測する。
【0034】次に第2の工程S2で、図3の計測装置A
のCPU30の出力でプロッタ29を駆動して、噛合い
伝達誤差と各調整方向の3次元マップM1(図4参照)を
作成する。この3次元マップM1を作成すると、2次元
マップに対して、噛合い伝達誤差が低い部分を求める際
の視認性が向上する。
【0035】次に第3の工程S3で、噛合い伝達誤差が
所定値以下、望ましくは最小値となる各調整方向におけ
る座標点を求める。この実施例では図4に示すように、
Vプラス方向に約50、Hマイナス方向に約12の座標
点が噛合い伝達誤差が最小となる。
【0036】次に第4の工程S4で、上述の座標点(つ
まりVプラス≒50、Hマイナス≒12)に基づいてリ
ングギヤ1およびドライブピニオンギヤ2の回転軸の位
置が上述の座標点と一致するように、これらギヤ1,2
を実車のトランスミッションケースの所定部に組付ける
ものである。
【0037】このように図1〜図6で示した実施例の歯
車の歯合い調整方法は、第1の歯車(リングギヤ1参照)
と第2の歯車(ドライブピニオンギヤ2参照)とを噛合わ
せ、両ギヤ1,2の回転軸の各調整方向(V方向、H方
向参照)の噛合い伝達誤差を計測する工程S1と、上記
噛合い伝達誤差と各調整方向の3次元マップM1を求め
る工程S2と、上記噛合い伝達誤差が所定値以下、望ま
しくは最小値となる各調整方向における座標点(V+≒
50、H−≒12参照)を求める工程S3と、上記座標
点に基づいて両ギヤ1,2の回転軸の位置を設定する工
程S4とを備えたものである。
【0038】この構成によると、まず、工程S1で第1
の歯車(リングギヤ1参照)と第2の歯車(ドライブピニ
オンギヤ2参照)とを噛合わせ、両ギヤ1,2回転軸の
各調整方向の噛合い伝達誤差が計測され、次の工程S2
で、上述の噛合い伝達誤差と各調整方向の3次元マップ
M1(図4参照)が求められ、次の工程S3で、噛合い伝
達誤差が所定値以下、望ましくは最小値となる各調整方
向における座標点が求められ、次の工程S4で、求めら
れた座標点に基づいて両ギヤ1,2回転軸の位置が上記
座標点と一致するように設定(設置)される。
【0039】このように、上述の座標店に基づいて両ギ
ヤ1,2が設置されるので、噛合い伝達誤差の低領域
(座標点として最小値を求めた場合には、最小の領域)が
実際の歯車回転に確実に使用でき、この結果、ギヤノイ
ズの低減を図ることができる。
【0040】図7は歯車の噛合い調整方法の他の実施例
を示し、この実施例においても、図1、図3の回路装置
を用いる。図7に示すこの実施例では、第1の工程Q1
で、噛合い伝達誤差を計測する。つまり、リングギヤ1
とドライブピニオンギヤ2とを図3の装置Aを用いて噛
合わせ、かつ両ギヤ1,2の回転軸4,9の各調整方向
(V方向、H方向)の噛合い伝達誤差を、V方向,H方向
に1ポイントずつずらせながらサンプリングして計測す
る。
【0041】次に第2の工程Q2で、図3の計測装置A
のCPU30の出力でプロッタ29を駆動して、噛合い
伝達誤差と各調整方向の3次元マップM1(図4参照)を
作成する。
【0042】次に第3の工程Q3で、噛合い伝達誤差が
所定値以下となる各調整方向における座標点を求めて、
上述の各ギヤ1,2を実際のトランスミッションの所定
部に組付けるが、この所定組付け位置における噛合い伝
達誤差が所定の値よりも大きい時には、各ギヤ1,2の
噛合い面積を大きくして、噛合い伝達誤差が小さくなる
ように、少なくとも一方のギヤの歯面加工を行ない、こ
の歯面加工の後に、ギヤ1,2をトランスミッションの
所定部に組付ける。
【0043】このように図7に示す実施例の歯車の噛合
い調整方法はまた、第1の歯車(リングギヤ1参照)と第
2の歯車(ドライブピニオンギヤ2参照)とを噛合わせ、
両ギヤ1,2の回転軸の各調整方向(V方向、H方向参
照)の噛合い伝達誤差を計測する工程Q1と、上記噛合
い伝達誤差と各調整方向の3次元マップM1(図4参照)
を求める工程Q2と、上記各ギヤ1,2の所定組付け位
置における噛合い伝達誤差が所定の値より大きい時、上
記両ギヤ1,2の歯面の噛合い面積を大きくする工程Q
3とを備えたものである。この構成によると、まず、工
程Q1で第1の歯車(リングギヤ1参照)と第2の歯車
(ドライブピニオンギヤ2参照)とを噛合わせ、両ギヤ
1,2の回転軸の各調整方向の噛合い伝達誤差が計測さ
れ、次の工程Q2で、上述の噛合い伝達誤差と各調整方
向の3次元マップM1(図4参照)が求められ、次の工程
Q3で、各ギヤ1,2の所定組付け位置における噛合い
伝達誤差が所定の値よりも大きい時には、両ギヤ1,2
歯面の噛合い面積を大きくして、噛合い伝達誤差を小さ
くするように歯面加工を施すものである。
【0044】この結果、第1および第2のギヤ1,2の
レイアウト上、これらのギヤ1,2の少なくとも何れか
一方が噛合い伝達誤差が低くなる座標点位置に設置でき
ない場合には、歯面加工によって歯合い伝達誤差を小さ
くするので、レイアウト上制約を受けるような場合にお
いてもギヤノイズの低減を図ることができる。
【0045】図8は歯車の噛合い調整方法のさらに他の
実施例を示し、この実施例においても、図1、図3の回
路装置を用いる。図8に示すこの実施例では、第1の工
程U1で、噛合い伝達誤差を計測する。つまり、リング
ギヤ1とドライブピニオンギヤ2とを図3の装置Aを用
いて噛合わせ、かつ両ギヤ1,2の回転軸4,9の各調
整方向(V方向、H方向)の噛合い伝達誤差を、V方向,
H方向に1ポイントずつずらせながらサンプリングして
計測する。
【0046】次に第2の工程U2で、図3の計測装置A
のCPU30の出力でプロッタ29を駆動して、噛合い
伝達誤差と各調整方向の3次元マップM1(図4参照)を
作成する。次に第3の工程U3で、噛合い伝達誤差が所
定値以下、望ましくは最小値となる各調整方向における
座標点を求める。
【0047】この実施例では図4で既に示したように、
Vプラス方向に約50、Hマイナス方向に約12の座標
点が噛合い伝達誤差が最小となる。次に第4の工程U4
で、2つのギヤ1,2をトランスミッションの所定部に
設置するが、次の第5の工程U5で、上述の座標点(V
+≒50、H−≒12参照)に基づく両ギヤ1,2の回
転軸の位置設定が予め設定された所定の調整範囲内か否
かを判定し、所定の調整範囲内において調整が可能なY
ES判定時には、次の第6工程U6でギヤ1,2の位置
が上記座標点と一致するように調整されるが、上記座標
点に一致させようとした場合に両ギヤ1,2の回転軸の
位置設定が予め設定された所定の調整範囲外となる場合
(第5の工程U5でのNO判定時)には、別の第7工程U
7で両ギヤ1,2の噛面の噛合い面積を大きくして、噛
合い伝達誤差が小さくなるように、2つのギヤ1,2の
少なくとも何れか一方のギヤを歯面加工し、この歯面加
工の後において、2つのギヤ1,2をトランスミッショ
ンの所定部に組付ける。
【0048】このように、図8に示す実施例の歯車の噛
合い調整方法は、上記各ギヤ1,2の所定組付け位置は
所定の調整範囲(第5の工程U5参照)を有し、上記座標
点に基づく両ギヤ1,2の回転軸の位置設定が上記所定
の調整範囲外の時、第7の工程U7で、上記両ギヤ1,
2歯面の噛合い面積を大きくして、噛合い伝達誤差を低
減すべく歯面加工を施すものである。
【0049】この構成によると、座標点(つまり噛合い
伝達誤差が所定値以下、望ましくは最小値となる各調整
方向における座標点)に基づく両ギヤ1,2の回転軸の
位置設定が上述の所定調整範囲外にあり、この位置調整
が困難な時に、2つのギヤ1,2の歯面の噛合い面積を
大きくして、噛合い伝達誤差を低減するので、ギヤノイ
ズの低減を図ることができる。
【0050】図9は歯車の噛合い調整方法のさらに他の
実施例を示し、この実施例においても、図1、図3の回
路装置を用いる。図9に示すこの実施例は、第1の工程
C1で、噛合い伝達誤差を計測する。つまり、リングギ
ヤ1とドライブピニオンギヤ2とを図3の装置Aを用い
て噛合わせ、かつ両ギヤ1,2の回転軸4,9の各調整
方向(V方向、H方向)の噛合い伝達誤差を、V方向,H
方向に1ポイントずつずらせながらサンプリングして計
測する。
【0051】次に第2の工程C2で、図3の計測装置A
のCPU30の出力でプロッタ29を駆動して、噛合い
伝達誤差と各調整方向の3次元マップM1(図4参照)を
作成する。
【0052】次に第3の工程C3で、噛合い伝達誤差が
所定値以下、望ましくは最小値となる各調整方向におけ
る座標点を求める。この実施例では図4に示すように、
Vプラス方向に約50、Hマイナス方向に約12の座標
点が噛合い伝達誤差が最小となる。
【0053】次に第4の工程C4で、上記座標点の近傍
にピーク部(噛合い伝達誤差の大きい所謂山部)が存在す
るか否かを判定し、NO判定時には第6の工程C6に移
行する一方、ピーク部が存在するYES判定時には別の
第5の工程C5に移行する。
【0054】この第5の工程C5で、噛合い伝達誤差が
最小値となる上記座標点から、ピーク部を避けるように
該最小値よりも噛合い伝達誤差が若干大きくなるものの
特性がなだらかな領域となるように座標点を変更する。
【0055】次に第6の工程C6で、2つのギヤ1,2
をトランスミッションの所定部に設置するが、次の第7
の工程C7で、上述の座標点(第3の工程C3で求めた
座標点または第5の工程C5で変更した座標点)に基づ
く両ギヤ1,2の回転軸の位置設定が予め設定された所
定の調整範囲内か否かを判定し、所定の調整範囲内にお
いて調整が可能なYES判定時には、次の第8工程C8
でギヤ1,2の位置が上記座標点と一致するように調整
されるが、上記座標点に一致させようとした場合に両ギ
ヤ1,2の回転軸の位置設定が予め設定された所定の調
整範囲外となる場合(第7の工程C7でのNO判定時)に
は、別の第9工程C9で両ギヤ1,2の噛面の噛合い面
積を大きくして、噛合い伝達誤差が小さくなるように、
2つのギヤ1,2の少なくとも何れか一方のギヤを歯面
加工し、この歯面加工の後において、2つのギヤ1,2
をトランスミッションの所定部に組付ける。
【0056】このように構成すると、噛合い伝達誤差の
最小値近傍にピーク部が存在しても、このピーク部を回
避した変更座標点に2つのギヤ1,2を設置することが
でき、ギヤノイズの可及的低減を図ることができる。な
お、図9の実施例に代えて、上記ピーク部が存在する場
合に、このピーク部をなくすように歯面加工を施す構成
を採用してもよい。
【0057】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の第1の歯車は、実施例のリングギ
ヤ1に対応し、以下同様に、第2の歯車は、ドライブピ
ニオンギヤ2に対応し、調整方向は、V方向およびH方
向に対応し、座標は、3次元マップM1に対応し、両歯
車歯面の噛合い面積を大きくする工程は、歯面を加工す
る工程に対応するも、この発明は、上述の実施例の構成
のみに限定されるものではない。
【0058】例えば、プロッタ29にて作成する座標は
3次元マップM1に代えて、2次元マップいわゆる図表
であってもよく、2つのギヤとしては例示したリングギ
ヤ1、ドライブピニオンギヤ2以外の他の歯車であって
もよい。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、2つの歯車を噛合わ
せ、両歯車回転軸の各調整方向の噛合い伝達誤差を計測
し、この噛合い伝達誤差と各調整方向の座標(座標系)を
求め、噛合い伝達誤差が所定値以下となる各調整方向の
座標点を求め、求めた座標点に基づいて両歯車回転軸の
位置を設定する方法であるから、噛合い伝達誤差の低領
域が確実に回転に使用でき、ギヤノイズの低減を図るこ
とができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 2つの歯車の配置状態を示す斜視図。
【図2】 調整方向を示す説明図。
【図3】 噛合い伝達誤差を計測する計測装置のブロッ
ク図。
【図4】 実測された3次元マップの説明図。
【図5】 理論上の3次元マップを示す説明図。
【図6】 本発明の歯車の噛合い調整方法を示す工程
図。
【図7】 歯車の噛合い調整方法の他の実施例を示す工
程図。
【図8】 歯車の噛合い調整方法のさらに他の実施例を
示す工程図。
【図9】 歯車の噛合い調整方法のさらに他の実施例を
示す工程図。
【図10】 従来の歯形評価方法の説明図。
【符号の説明】
1…リングギヤ(第1の歯車) 2…ドライブピニオンギヤ(第2の歯車) M1…3次元マップ(座標)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 真司 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 坂東 武夫 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 Fターム(参考) 2G024 AB03 BA04 BA07 BA11 CA01 CA09 CA12 DA09 FA02 3J030 AA08 AB01 BA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の歯車と第2の歯車とを噛合わせ、両
    歯車回転軸の各調整方向の噛合い伝達誤差を計測する工
    程と、上記噛合い伝達誤差と各調整方向の少なくとも2
    次元座標を求める工程と、上記噛合い伝達誤差が所定値
    以下となる各調整方向における座標点を求める工程と、
    上記座標点に基づいて両歯車回転軸の位置を設定する工
    程とを備えた歯車の噛合い調整方法。
  2. 【請求項2】第1の歯車と第2の歯車とを噛合わせ、両
    歯車回転軸の各調整方向の噛合い伝達誤差を計測する工
    程と、上記噛合い伝達誤差と各調整方向の少なくとも2
    次元座標を求める工程と、上記各歯車の所定組付け位置
    における噛合い伝達誤差が所定の値より大きい時、上記
    両歯車歯面の噛合い面積を大きくする工程とを備えた歯
    車の噛合い調整方法。
  3. 【請求項3】上記各歯車の所定組付け位置は所定の調整
    範囲を有し、上記座標点に基づく両歯車回転軸の位置設
    定が上記所定の調整範囲外の時、上記両歯車歯面の噛合
    い面積を大きくして、噛合い伝達誤差を低減する請求項
    1記載の歯車の噛合い調整方法。
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