JP2002310060A - エネルギー変換システム - Google Patents

エネルギー変換システム

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JP2002310060A
JP2002310060A JP2001116953A JP2001116953A JP2002310060A JP 2002310060 A JP2002310060 A JP 2002310060A JP 2001116953 A JP2001116953 A JP 2001116953A JP 2001116953 A JP2001116953 A JP 2001116953A JP 2002310060 A JP2002310060 A JP 2002310060A
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energy conversion
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Isamu Domoto
勇 堂本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動車の走行時の振動を、各種の装置を作動さ
せる動力に変換するエネルギー変換システムの提供を目
的とする。 【解決手段】本発明のエネルギー変換システムは、車輪
に対する車体の相対移動に連動してピストンがシリンダ
内を往復運動するピストン機構と、ピストンの往復運動
により圧縮された空気の圧力を動力に変換する動力変換
装置とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の走行時に
発生する振動を動力に変換するエネルギー変換システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車に搭載される各種の装置を
作動させるために、エンジンの動力の一部が動力源とし
て使用されている。例えば、自動車に必要な電気は、エ
ンジンの動力の一部を、車体に搭載された発電機を作動
させる動力として使用することにより発電されており、
一旦バッテリーに蓄電されたのち、各電気装置に供給さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
発電機をはじめとする各種の装置を作動させるには、エ
ンジンの動力の一部が取り出されるため、自動車の燃費
が悪くなるという不具合がある。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みて提案されたも
のであって、自動車の走行時の振動を、各種の装置を作
動させる動力に変換するエネルギー変換システムの提供
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、本発明のエネルギー変換システムは、車輪に対す
る車体の相対移動に連動してピストンがシリンダ内を往
復運動するピストン機構と、ピストンの往復運動により
圧縮された空気の圧力を動力に変換する動力変換装置と
を備えたものである。また、ピストンの往復運動により
圧縮された空気を貯留する貯留装置を備えていてもよ
い。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態のエネ
ルギー変換システムS1について詳細に説明する。
【0007】本実施形態のエネルギー変換システムS1
は、基本的には図1に示すように、車輪24に対する車
体1の相対移動に連動して往復運動するピストン機構3
と、ピストン機構3の往復運動により圧縮された空気を
貯留する貯留装置4と、この貯留装置4に貯留された圧
縮空気の圧力を動力に変換する動力変換装置5とから構
成されている。そして、ピストン機構3は、車体1と、
車輪24を支持する車軸2との間に介装されており、貯
留装置4と動力変換装置5とは、車体1に搭載されてい
る。
【0008】ピストン機構3は、シリンダ31とシリン
ダ31内を往復運動するピストン32とを備えており、
シリンダ31は車体1に支持され、ピストン32は、車
体1の下方に配置している車軸2に支持されている。な
お、車軸2は、車体1の下部のサイドメンバー8に懸架
装置9を介して組み付けられており、車軸2の両端部に
は車輪24が組み付けられている。そして、図2に示す
ように、シリンダ31には、ピストン32が吸引動作す
る際に外部からシリンダ31内に空気を供給するための
外気供給管12が、設けられている。また、この管の途
中には、シリンダ31内から大気中への圧縮空気の流れ
を阻止する逆止弁10と、フィルタ11とが介装されて
いる。
【0009】貯留装置4は、安全弁13とドレンコック
14とを有する蓄圧タンク15を備えてなる。安全弁1
3は、一定圧を超えると自動的に開動作してタンク内の
圧縮空気を大気中へ放出するものであり、ドレンコック
14は、蓄圧タンク15内が高圧になり水分が発生した
場合に、その水分を外部へ排出するためのものである。
なお、蓄圧タンク15は、ピストン機構3のシリンダ3
1内と連通管16により連通しており、連通管16の途
中には、蓄圧タンク15からシリンダ31への圧縮空気
の流れを阻止する逆止弁17が配備されている。
【0010】動力変換装置5は、蓄圧タンク15内の圧
力を検知して一定圧以上になると開動作する開閉弁19
と、開閉弁19の開放時に圧縮空気により回転するエア
タービン21と、エアタービン21の回転中心に回転軸
が連結されている発電機22と、発電機22により発電
された電気を一旦蓄電するバッテリー23とを備えた構
成となっている。開閉弁19は、蓄圧タンク15と連通
管18により連通しており、エアタービン21は、開閉
弁19と連通管20により連通している。なお、開閉弁
19には、開閉動作時に弁体の開度に応じて空気の流量
を調節可能なニードル弁を用いるのが好ましい。
【0011】以上のように構成された本実施の形態の自
動車用発電システムS1により、自動車の走行時の振動
を電気的なエネルギーに変換する方法を説明する。
【0012】自動車は、車体1が懸架装置9により車輪
24に懸架されているため、走行中に上下方向の振動や
衝撃を受けると、車体1は車輪24に対して上下方向に
相対移動する。これに伴い、車軸2に支持されているピ
ストン32が、車体1に支持されているシリンダ31内
を上下に移動する。ピストン32が圧縮動作すると、シ
リンダ31内の空気が圧縮されて、連通管16に圧縮空
気が送り込まれる。連通管16に送り込まれた圧縮空気
は、逆止弁17を介して蓄圧タンク15に向かって一方
向に流れ、蓄圧タンク15内に送り込まれて、貯留され
る。
【0013】一方、ピストン32が吸引動作する際に
は、外部からフィルタ11、逆止弁10を介してシリン
ダ31内に大気を取り込む。
【0014】ピストン32による以上の圧縮動作と吸引
動作を繰り返すことにより、蓄圧タンク15内の内圧は
高まり、やがて所定の圧力に達する。開閉弁19は、蓄
圧タンク15内の圧力と同圧に保たれている連通管18
内の圧力を検知して、連通管18内の圧力が所定の圧力
に達すると開動作する。開閉弁19の開動作により、蓄
圧タンク15内に貯留されている高圧の空気が連通管1
8、20内に流出し、エアタービン21は一方向に回転
を開始する。開閉弁19は、蓄圧タンク15内の圧力が
所定の圧力に低下するまで開放されており、所定の圧力
まで低下すると閉動作して、蓄圧タンク15内の空気の
流出が停止する。
【0015】開閉弁19の開放中は、蓄圧タンク15内
の空気がエアタービン21にほぼ一定の圧力で送り込ま
れ、エアタービン21は、連続的に送り込まれる空気に
より回転しつづける。エアタービン21の回転力は、発
電機22の回転軸に伝達され、発電機22の回転軸が回
転し、発電機22が作動する。発電機22により発電さ
れた電気は、一旦バッテリー23に蓄電され、各電気装
置へと供給される。
【0016】なお、蓄圧タンク15の内圧が急激に高く
なり、開閉弁19による調節が間に合わない場合、例え
ば、地面から強い衝撃を受けてピストン機構3の圧縮動
作が頻繁に行われた場合などは、安全弁13が作動して
安全な圧力に低下するまで、外部に高圧の圧縮空気を放
出する。
【0017】以上のエネルギー変換システムS1によれ
ば、車輪24に対する車体1の相対移動にピストン機構
3を連動させて空気を圧縮し、この圧縮空気によりエア
タービン21を回転させて発電する構成であるので、自
動車が走行中に受ける振動や衝撃を、発電機を作動させ
る動力として変換することができ、排出されるエネルギ
ーを有効に利用できる。
【0018】したがって、エンジンの動力の一部を、発
電機22を作動させる動力として充当させる必要がない
ので、自動車の燃費が向上し、その結果、省エネルギー
化を図ることができる。
【0019】さらに、ピストン機構3は小型であるた
め、車体1と車軸2との間隔の広い後輪部分だけでな
く、後輪部分に比べて間隔の狭い前輪部分にも取り付け
ることができる。したがって、全部の車輪部分にピスト
ン機構3を設けて、得られた圧縮空気を蓄圧タンク15
に貯留すれば、発電機22を作動させる動力を短時間に
効率よく得ることができる。
【0020】また、開閉弁19にニードル弁を用いたの
で、蓄圧タンク15内の圧縮空気は、開閉弁19が全開
となるまで開度に応じて流出する。そのため、圧縮空気
のエネルギーは、エアタービン21の回転開始時の回転
力として効率よく消費され、エネルギーの損失が少な
い。
【0021】なお、本実施の形態のエネルギー変換シス
テムS1は、走行中の車体の振動を利用して圧縮空気に
よりエアタービン21を回転させて発電するものである
が、圧縮空気のエネルギーの利用方法は発電に限定され
るものではなく、例えば、エアタービン21の回転力を
車輪の駆動軸に伝達して、補助動力として利用してもよ
い。
【0022】さらに、動力変換装置5としては、圧縮空
気のエネルギーをエアタービン21による回転力へ変換
させるものでなくてもよく、圧縮空気を別のピストン機
構のシリンダ内に送り込んで、再度往復運動に変換し、
ワイパーやパワーウインドーを動作させてもよい。
【0023】また、本実施の形態においては、貯留装置
4として蓄圧タンク15を設けた構成としたが、必ずし
も貯留装置4は必要ではなく、ピストン機構3により圧
縮された圧縮空気を直接動力変換装置5に送り込んでも
よい。
【0024】また、本実施の形態においては、ピストン
機構3を、車体1と車輪24を支持する車軸2との間に
介装させたが、これに限定されることはなく、車体1と
懸架装置9との間に介装させてもよい。
【0025】また、本実施の形態においては、エネルギ
ー変換システムS1をリーフスプリング式の懸架装置を
備えた自動車に設けた例を示したが、これに限定される
ことはなく、例えばコイルスプリング式やダブルウイッ
シュボーン式の懸架装置を備えた自動車に設けてもよ
い。
【0026】
【発明の効果】以上のごとく本発明のエネルギー変換シ
ステムによれば、車軸に対する車体の相対移動に連動し
てピストンがエアシリンダ内を往復運動するピストン機
構と、ピストンの往復運動により圧縮された空気の圧力
を動力に変換する動力変換装置とを備えたものであるの
で、自動車の走行時の振動や衝撃を動力に変換して、各
種の装置を作動させることができる。したがって、排出
されるエネルギーを有効に利用することができる。ま
た、請求項2記載の発明によれば、ピストンの往復運動
により圧縮された空気を貯留する貯留装置を備えている
ので、発生する動力が大きくなるため、大きな動力を必
要とする装置にも使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のエネルギー変換システムを
自動車に搭載した状態を示す説明図
【図2】本実施形態のエネルギー変換システムの空気回
路を示す説明図
【符号の説明】 S1 エネルギー変換システム 1 車体 24 車輪 3 ピストン機構 4 動力変換装置 5 貯留装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪に対する車体の相対移動に連動してピ
    ストンがシリンダ内を往復運動するピストン機構と、ピ
    ストンの往復運動により圧縮された空気の圧力を動力に
    変換する動力変換装置とを備えたエネルギー変換システ
    ム。
  2. 【請求項2】ピストンの往復運動により圧縮された空気
    を貯留する貯留装置を備えた請求項1記載のエネルギー
    変換システム。
JP2001116953A 2001-04-16 2001-04-16 エネルギー変換システム Pending JP2002310060A (ja)

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