JP2002309652A - 水洗便器の清浄方法及びその清浄剤 - Google Patents

水洗便器の清浄方法及びその清浄剤

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JP2002309652A
JP2002309652A JP2001112608A JP2001112608A JP2002309652A JP 2002309652 A JP2002309652 A JP 2002309652A JP 2001112608 A JP2001112608 A JP 2001112608A JP 2001112608 A JP2001112608 A JP 2001112608A JP 2002309652 A JP2002309652 A JP 2002309652A
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toilet
soluble
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JP2001112608A
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Hiroyuki Koike
小池博幸
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KARUFA CHEMICAL KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 便器の水洗水を汚染することなく環境にやさ
しく、便器内周壁のスケール付着や水アカ付着を防止す
ること。 【解決手段】 水洗便器に水を流すためのタンク内に清
浄剤を収容し、水洗時に於ける便器への水の供給時に水
中に溶解した清浄剤により便器の内壁面や水洗用水自体
を清浄にする水洗便器の清浄方法に於いて、上記清浄剤
として塊状体,粒状体,粉状体の水溶性非結晶体を用い
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水洗便器の清浄方法及び
それに用いる清浄剤に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、家庭、オフィス、事務所、
工場、その他公共場所での便器は、大便用便器小便用便
器を問わず、水洗式とはいえ、使用経緯に伴い便器の内
壁面にスケールや水アカが付着してくるもので、外観上
は黄ばんだり、うす黒くなったりしてしまうものであ
る。
【0003】そこでこのような不具合を防止する為に、
以前は定期的に柄の先にたわしの如きものを取付けた清
掃用具を用いて便器の内壁面を洗浄し、物理的(機械力
や流水力)にスケールや水アカを落とすようにしてい
た。そして次第に洗浄剤として界面活性剤系のものを併
用するようになった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この界面活性剤は、そ
の成分中の親水性と親油性の両親媒性をもつ有機物質に
よって便器内壁面の表面を活性化し、内壁面に付着して
いるスケールや水アカを除去せんとするものであるが、
便器内壁面の上記汚れは強く付着しているのが実情なの
で、除去が不完全となりがちであった。又、界面活性剤
の使用は、環境の汚濁、具体的には生物分解性や水の富
栄養化をもたらすものであった。
【0005】
【目的】従って本発明の目的とするところは、上記従来
技術の有する問題点を解決すること、即ち便器の内壁面
へスケールや水アカが付着しにくくすることによって便
器内壁面の清浄を図る方法及びその為の清浄剤を提供す
ること、及び既に便器内壁面に付着してしまっているス
ケールや水アカを軟化・剥離させることに勝れている清
浄方法およびその為の清浄剤を提供すること、特に環境
汚染を生ずることなく便器内壁面の汚れを除去すること
のできる清浄方法及びその清浄剤を提供するにある。
【0006】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成する為に本
発明は次の技術的手段を有する。即ち本発明は、水洗便
器に水を流す為のタンク内に清浄剤を収容し、水洗時に
於ける便器への水の供給時に水中に溶解した清浄剤によ
り便器の内壁面や水洗用水自体を清浄にする水洗便器の
清浄方法に於いて、上記洗浄剤として塊状体,粒状体,
粉状体の水溶性非結晶体を用いることを特徴とする水洗
便器の清浄方法である。
【0007】上記の場合、水溶性非結晶体の1つXは組
成中にナトリウム(Na)を含み、更にけい素(S
i),アルミニウム(Al),ホウ素(B)の1種又は
2種以上を含む水溶性アモルファスの塊状体,粒状体,
粉状体であって、タンク内に投入することにより、水溶
性アモルファスの塊状体,粒状体,粉状体及び水溶性ア
モルファスの塊状体,粒状体,粉状体に含まれる、ナト
リウムイオン及びけい素イオン,アルミニウムイオン,
ホウ素イオンの何れか1つ以上を水洗の為の水中に序々
に溶解させることを特徴とすることができる。
【0008】上記水溶性非結晶体のもう1つYは、ホウ
素(B)成分を含まず、組成中にけい素(Si)と銀
(Ag)を含み、更に少なくともナトリウム(Na),
カルシウム(Ca),カリウム(Ka)の何れか1種以
上を含む水溶性アモルファスの塊状体,粒状体,粉状体
であって、タンク内に投入することにより、水溶性アモ
ルファスの塊状体,粒状体,粉状体及び水溶性アモルフ
ァスの塊状体,粒状体,粉状体に含まれるけい素イオ
ン,銀イオン,少なくともナトリウムイオンとカルシウ
ムイオンとカリウムイオンの内の何れか1種以上のイオ
ンを水洗の為の水中に序々に溶解させることとすること
ができる。
【0009】上記X,Y何れの場合でも、上記水溶性ア
モルファスの塊状体,粒状体,粉状体の水洗の為の水へ
の溶解量は,水洗時ごとに流れる水の流量の0.002
5〜0.003%であることが望ましい。
【0010】従って本発明の上記便器清浄方法を実施す
る為の清浄剤は、水洗便器に水を流す為のタンク内に収
容され、タンク内の水に接触することによってタンク内
の水中に溶解し、水洗時に於ける便器への水の供給時に
便器の内壁面や水洗用水自体を清浄する為の清浄剤に於
いて、上記清浄剤は塊状体,粒状体,粉状体の水溶性非
結晶体であって、この水溶性非結晶体は通水性容器内に
入れられて収容されている水洗便器の清浄剤であるが、
上記Xを実施する為の水溶性非結晶体の1つは、水溶性
アモルファスの塊状体,粒状体,粉状体であって、その
組成中に酸化ナトリウム(NaO)を含み、更に酸化
けい素(SiO),酸化アルミニウム(Al
),酸化ホウ素(B )の1種又は2種以上
を含んで成ることを特徴とする水洗便器の清浄剤であ
る。
【0011】もう1つの上記Yを実施する為の水溶性非
結晶体は、ホウ素(B)成分を含まない水溶性アモルフ
ァスの塊状体,粒状体,粉状体であって、その組成中に
酸化けい素(SiO),酸化銀(AgO)を含み、
更に少なくとも酸化ナトリウム(NaO),酸化カル
シウム(CaO),酸化カリウム(KO)の何れか
1種以上を含んで成るものである。
【0012】そして上記ホウ素(B)成分を含まない水
溶性非結晶体の洗浄剤は、けい素(Si)成分が12〜
60%,ナトリウム(Na)成分が6〜50%,銀(A
g)成分が0.3〜1.8%より成るものとすることが
でき、又上記ホウ素(B)成分を含まない水溶性非結晶
体の洗浄剤は、けい素(Si)成分が12〜60%,カ
ルシウム(Ca)成分が6〜50%,銀(Ag)成分が
0.3〜1.8%より成ることとすることもでき、更に
上記ホウ素(B)成分を含まない水溶性非結晶体の洗浄
剤は、けい素(Si)成分が12〜60%,カリウム
(K)成分が6〜50%,銀(Ag)成分が0.3〜
1.8%より成ることとすることもできる。
【0013】
【作用】本発明は上記技術的手段より成るので、便器に
水を供給するタンク(ロータンク,ハイタンク等)内
に、塊状又は粒状、あるいは粒状の水溶性非結晶体を通
水性容器に収容した状態で浸漬しておく。これによりタ
ンク内の水中に水溶性非結晶体が溶解していくから、水
洗時のタンク内の水の放出により水と共に水中溶解の水
溶性非結晶体成分が便器内壁面に作用する。
【0014】この水溶性非結晶体成分は、スケールや水
アカの付着を事前に防止すると共に、既に付着している
スケール,水アカの軟化,剥離を促進し、便器の内壁面
の汚れを取る。而も水溶性非結晶体は、水を汚染するこ
とがないから、環境にもよい。
【0015】上記Xの清浄方法の場合、組成中にナトリ
ウム(Na),けい素(Si),アルミニウム(A
1),ホウ素(B)を含む水溶性アモルファスの塊状
体,粒状体,粉状体と共に、ナトリウムイオン,けい素
イオン,アルミニウムイオン,ホウ素イオンをタンクの
水中に序々に溶解させることによって便器内周壁の清浄
を行うものであり、この時、上記ナトリウムイオンが水
と反応して水酸化ナトリウムになり、この水酸化ナトリ
ウムはスケール成分のけい素を溶解するので、便器内周
壁のスケール,水アカの発生を事前に防止すると同時
に、既に便器内周壁に付着しているスケール,水アカを
軟化・剥離させる。そして、けい素を含むけい酸により
水溶液アモルファスの形にしてあるので、即ち無機成分
により非結晶体のかたちにしてあるので、タンクから流
れる季節ごとの水温の温度に左右されることなく安定し
て上記スケール,水アカの発生防止,軟化・剥離が実施
される。更にアルミニウムを含むので、上記安定性がよ
り増す。加えて、上述したように水中に溶出したナトリ
ウムが、水と反応して水酸化ナトリウムになり、この水
酸化ナトリウムが生成された時に、金属がアルカリ腐食
する場合があるが、ホウ素を含むので腐食が防止され
る。
【0016】上記Yの清浄方法の場合、組成中に少なく
ともナトリウム(Na),カルシウム(Ca),カリウ
ム(Ka)の何れかの一つとけい素(Si),銀(A
g)を含む水溶性アモルファスの塊状体,粒状体,粉状
体と共に、ナトリウムイオン,又はカリウムイオンある
いはカルシウムイオンとけい素イオン,銀イオンを水中
に序々に溶解させることによって便器内周壁の清浄を行
うものであり、この時、上記ナトリウムイオン、又はカ
リウムイオンあるいはカルシウムイオンが水と反応して
水酸化ナトリウム、又は水酸化カリウム、あるいは水酸
化カルシウムになり、これはスケール成分のけい素を溶
解するので、便器内周壁でのスケールや水アカの発生を
事前に防止すると同時に、既に付着しているスケールや
水アカを軟化・剥離させる。そして、けい素を含むけい
酸により水溶性アモルファスの形にしてあるので、即ち
無機成分により非結晶体のかたちにしてあるので、水の
温度に左右されることなく安定して上記スケール,水ア
カの発生防止,軟化・剥離が実施される。
【0017】
【実施例】次に本発明の実施例を示す。図1,図2は各
々清浄剤入り容器1の例を示したものである。これらの
形状は、タンク内に吊下げたり、タンクの底に置いた
り、タンクの壁面に取り付けたり、タンクの水受け部に
置いたり等適宣な取り付け態様が考えられるので、それ
らに応じた形状とすることができるし、外的意匠性を自
由に付加できる。そしてその大きさ、容積とタンク内に
収容するに好適なものとすることができる。
【0018】そして、塊状,粒状,又は粉状の水溶性非
結晶体清浄剤2は、まず最初に、ナイロン、PE(ポリ
エチレン)、PET(ポリエチレンテレフタラート)、
PP(ポリプロピレン)質の不織布、網等でできた透水
性布地3に包む。そして、上記透水性布地3に包まれた
水溶性非結晶体清浄剤2をプラスチック製で無数の穴5
が形成されている通水性容器4に入れることにより清浄
剤入り容器1とする。このようにした場合、タンク中の
水と接触させた場合には、内部の水溶性非結晶体清浄剤
2は、上記透水性布地3及び通水性容器4を介して水中
に溶けだし、イオンを放出させるものである。更に、水
溶性非結晶体清浄剤2が、上記水中に溶け出すことによ
り徐々に小さくなった場合であっても、上記水溶性非結
晶体清浄剤2は上記透水性布地3に包まれていることに
より上記通水性容器4から小塊のまま流出する恐れがな
いものである。
【0019】図3〜図5は、洗浄すべき便器及びタンク
の例を示したもので、図3の場合、大便器6のロータン
ク7内に、清浄剤入り容器1を、ひも8で吊るして常時
ロータンク7内の水中に清浄剤2を浸漬した例であり、
図4は大便器6のロータンクの水受け部9に清浄剤入り
容器1を置き、水の供給の都度清浄剤2を水に接触させ
るようにした例であり、図5は小便器6の供給水タンク
であるハイタンク10内に清浄剤入り容器1を収容した
例である。これらは、便器の水洗時に水を供給する態様
に応じて適宣な形とすることができる。要するに水洗水
中に水溶性非結晶体成分が溶解する態様であればよく便
器とタンクの間の配管中に清浄剤入り容器を置いてもよ
い。
【0020】次に本発明の上記Xの便器清浄方法の例
は、水溶性アモルファスの塊状体であって、その組成中
に酸化ナトリウム(NaO)、酸化けい素(Si
),酸化アルミニウム(Al),酸化ホウ素
(B)を含んで成るものであり、この水溶性アモ
ルファスの塊状体,図3のタンク7の水中に投入した際
に、水溶性アモルファスの塊状体,粒状体,粉状体が序
々に溶解すると共に、ナトリウムイオン,けい素イオ
ン,アルミニウムイオン,ホウ素イオンが序々に溶出し
た。所で、この清浄剤の元素成分はナトリウム8%,け
い素15%、ホウ素16%であった。勿論ナトリウム7
%〜13.5%,けい素11%〜18%,ホウ素14.
3%〜17.2%の範囲で用いることができた。勿論水
溶性アモルファスは粒状体や粉状体でもよい。
【0021】さらに、上記容器1に収容される清浄剤2
は、水への溶解量が、水洗時、便器へ流れる水の流量の
0.0025%〜0.003%となるようにその量を調
整することが好ましいものであり、清浄剤2の効果を最
大限に引き出すことができるものであった。
【0022】そして、水溶性アモルファスの塊状体,又
は粒状体,あるいは粉状体よりなる清浄剤2がタンク7
の水中に序々に溶解していったことにより、水溶性アモ
ルファスの塊状体,粒状体,粉状体に含まれているナト
リウムイオン,けい素イオン,アルミニウムイオン,ホ
ウ素イオンがタンク7の水中に序々に溶解していくこと
となり、この内ナトリウムイオンの働きによって、便器
内壁面でのスケールや水アカの発生が事前に防止された
と同時に、既に内壁面に付着しているスケールや水アカ
が軟化・剥離された。
【0023】次に、タンク内の水に溶解した清浄剤2に
よる便器6の内壁面でのナトリウムイオンによるスケー
ルの除去のメカニズムについて説明する。先ず、内壁面
とスケールは、主にけい素(Si),カルシウム(C
a),マグネシウム(Mg),鉄(Fe)等の元素から
成り立っている。他方、水溶性アモルファスの塊状体,
粒状体、粉状体が水洗水に溶解することによって、水中
に溶出したナトリウム(Na)が、水と反応して水酸化
ナトリウム(2NaOH)になり、この水酸化ナトリウ
ムは、スケール成分のけい素(Si)を溶解させる。そ
して、スケール成分の内のバインダーであるけい素(S
i)が溶解して水に溶け出してしまうため、この他のス
ケール成分である、カルシウム(Ca),マグネシウム
(Mg)等も一緒に水の中に脱落する。この時カルシウ
ム(Ca)やマグネシウム(Mg)等は水酸化ナトリウ
ムによって溶解しないが、細かい結晶物のまま脱落して
行く。従って、便器内周壁に生成したスケールが徐々に
除去されるものである。
【0024】そしてこの清浄剤2は、全て無機の成分だ
けで出来ており、温度に左右されず安定して長時間水に
溶解させる方法としてけい酸を利用してアモルファス
(非結晶体)のかたちにしたものなので、季節変化の温
度に左右されずに安定して使用できる。且つ、アルミニ
ウム(水酸化物)が入っているので、更に安定して溶解
する(けい酸アルミニウム)。加えてホウ素(B)を入
れないでも上述したようにスケールの除去ができるが、
水酸化ナトリウムが生成された時に、配管金属がアルカ
リ腐食する場合がある。これを防ぐために、ホウ素
(B)を入れることによって腐食を防止する。即ち、ホ
ウ素イオンは配管の金属内面にホウ素イオンの膜を形成
することによって、腐食から金属を守る。
【0025】所で以上は、既に便器内周壁に付着したス
ケールの除去について述べたものであるが、水と反応し
てできた水酸化ナトリウムは、水に含まれるスケール成
分に対して以下の様な反応を起こし新たなスケールの生
成を防止する。即ち水に含まれるスケール成分は主とし
てカルシウム,マグネシウム等の元素から成り立ってい
る。これらの無機元素は炭酸や水素等に結合した状態で
水に溶けている。水酸化ナトリウムは水の中のカルシウ
ムやマグネシウムに反応すると、凝集させてしまう為、
便器内周壁にスケールを生成させず、凝集した後にコロ
イド状になって最後はスラッジになり排出してしまう。
【0026】そしてこの実施例の清浄剤2は、アモルフ
ァスの塊状体,粒状体,粉状体の組成中に酸化ナトリウ
ムを含み、更に酸化けい素,酸化アルミニウム,酸化ホ
ウ素の1種類又は2種類以上を含有させることによって
成されており、これらの材料は、無機化合物よりなるも
のであるので、水洗水の汚染その他に悪影響を及ぼす心
配がない。
【0027】次に、もう一つの上記Yを実施する為の実
施例を示す。これはホウ素(B)成分を含まない水溶性
アモルファスの塊状体,又は粒状体,あるいは粉状体で
あって、その組成中に酸化けい素(SiO),酸化銀
(AgO)を含み、更に少なくとも酸化ナトリウム
(NaO),酸化カルシウム(CaO),酸化カリ
ウム(KO)の何れか1種以上を含んで成るものを用
いた。
【0028】この中の一つの例は、上記ホウ素(B)成
分を含まない水溶性非結晶体の洗浄剤は、けい素(S
i)成分が40%,ナトリウム(Na)成分が30%,
銀(Ag)成分が1%より成るものとした。又上記ホウ
素(B)成分を含まない水溶性非結晶体の洗浄剤は、け
い素(Si)成分が35%,カルシウム(Ca)成分が
27%,銀(Ag)成分が1.1%より成るものとし
た。更に、上記ホウ素(B)成分を含まない水溶性非結
晶体の清浄剤は、けい素(Si)成分が28%、カリウ
ム(K)成分が19%,銀(Ag)成分が1.7%より
成るものとした。
【0029】このYの清浄方法の場合でも、組成中に少
なくともナトリウム(Na)カルシウム(Ca),カリ
ウム(Ka)の何れか一つとけい素(Si),銀(A
g)を含む水溶性アモルファスの塊状体,粒状体,粉状
体と共に、ナトリウムイオン、又はカリウムイオン,あ
るいはカルシウムイオンと,けい素イオン,銀イオンを
水中に序々に溶解させることによって便器内周壁の清浄
を行うことができた。且つ、上記ナトリウムイオン、又
はカリウムイオンあるいはカルシウムイオンが水と反応
して水酸化ナトリウム、又は水酸化カリウムあるいは、
水酸化カルシウムになり、これはスケール成分のけい素
を溶解するので、便器内周壁でのスケールや水アカの発
生を事前に防止すると同時に、既に付着しているスケー
ルや水アカを軟化・剥離させた。そして、けい素を含む
けい酸により水溶性アモルファスの形にしてあるので、
即ち無機成分により非結晶体のかたちにしてあるので、
水の温度に左右されることなく安定して上記スケール,
水アカの発生防止,軟化・剥離された。
【0030】上記に示した他に、上記ホウ素(B)成分
を含まない水溶性非結晶体の洗浄剤は、けい素(Si)
成分が12〜60%,ナトリウム(Na)成分が6〜5
0%,銀(Ag)成分が0.3〜1.8%より成るもの
とすることができ、又上記ホウ素(B)成分を含まない
水溶性非結晶体の洗浄剤は、けい素(Si)成分が12
〜60%,カルシウム(Ca)成分が6〜50%,銀
(Ag)成分が0.3〜1.8%より成ることとするこ
ともでき、更に上記ホウ素(B)成分を含まない水溶性
非結晶体の清浄剤は、けい素(Si)成分が12〜60
%,カリウム(K)成分が6〜50%,銀(Ag)成分
が0.3〜1.8%より成ることとすることもできる。
【0031】
【効果】以上詳述した如く本発明によると、便器の内壁
面へスケールや水アカが付着しにくくすることによって
便器内壁面の清浄を図る方法及びその為の清浄剤を提供
できる。及び既に便器内壁面に付着してしまっているス
ケールや水アカを軟化・剥離させることに勝れている清
浄方法及びその為の清浄剤を提供でき、特に環境汚染を
生ずることなく便器内壁面の汚れを除去することのでき
る清浄方法及びその洗浄剤を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の便器清浄方法に用いる清浄剤入り容器
の一例を示す断面を含む斜視図である。
【図2】本発明の便器清浄方法に用いる清浄剤入り容器
の他例を示す側面図である。
【図3】本発明の便器清浄方法によって清浄される便器
の一例を示す一部断面を含む側面図である。
【図4】本発明の便器清浄方法によって清浄される便器
の他例を示す一部断面を含む図である。
【図5】本発明の便器清浄方法によって清浄される便器
の更にもう一つの例を示す一部断面を含む図である。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水洗便器に水を流す為のタンク内に清浄
    剤を収容し、水洗時に於ける便器への水の供給時に水中
    に溶解した清浄剤により便器の内壁面や水洗用水自体を
    清浄にする水洗便器の清浄方法に於いて、上記洗浄剤と
    して塊状体,粒状体,粉状体の水溶性非結晶体を用いる
    ことを特徴とする水洗便器の清浄方法。
  2. 【請求項2】 上記水溶性非結晶体は組成中にナトリウ
    ム(Na)を含み、更にけい素(Si),アルミニウム
    (Al),ホウ素(B)の1種又は2種以上を含む水溶
    性アモルファスの塊状体,粒状体,粉状体であってタン
    ク内に投入することにより、水溶性アモルファスの塊状
    体,粒状体,粉状体及び水溶性アモルファスの塊状体,
    粒状体,粉状体に含まれるナトリウムイオン及び,けい
    素イオン,アルミニウムイオン,ホウ素イオンの何れか
    1つ以上を水洗の為の水中に序々に溶解させることを特
    徴とする請求項1記載の水洗便器の清浄方法。
  3. 【請求項3】 上記水溶性アモルファスの塊状体,粒状
    体,粉状体の水洗の為の水への溶解量は、水洗時ごとに
    流れる水の流量の0.0025〜0.003%であるこ
    とを特徴とする請求項2記載の水洗便器の清浄方法。
  4. 【請求項4】 上記水溶性非結晶体は、ホウ素(B)成
    分を含まず、組成中にけい素(Si)と銀(Ag)を含
    み、更に少なくともナトリウム(Na),カルシウム
    (Ca),カリウム(Ka)の何れか1種以上を含む水
    溶性アモルファスの塊状体,粒状体,粉状体であって、
    タンク内に投入することにより、水溶性アモルファスの
    塊状体,粒状体,粉状体及び水溶性アモルファスの塊状
    体,粒状体,粉状体に含まれるけい素イオン,銀イオ
    ン,少なくともナトリウムイオンとカルシウムイオンと
    カリウムイオンの内の何れか1種以上のイオンを水洗の
    為の水中に序々に溶解させることを特徴とする請求項1
    記載の水洗便器の清浄方法。
  5. 【請求項5】 上記水溶性アモルファスの塊状体,粒状
    体,粉状体の水洗の為の水への溶解量は、水洗時ごとに
    流れる水の流量の0.0025〜0.003%であるこ
    とを特徴とする請求項4記載の水洗便器の清浄方法。
  6. 【請求項6】 水洗便器に水を流す為のタンク内に収容
    され、タンク内の水に接触することによってタンク内の
    水中に溶解し、水洗時に於ける便器への水の供給時に便
    器の内壁面や水洗用水自体を清浄する為の清浄剤に於い
    て、上記清浄剤は塊状体,粒状体,粉状体の水溶性非結
    晶体であって、この水溶性非結晶体は通水性容器内に入
    れられて収容されていることを特徴とする水洗便器の清
    浄剤。
  7. 【請求項7】 上記水溶性非結晶体は、水溶性アモルフ
    ァスの塊状体,粒状体,粉状体であって、その組成中に
    酸化ナトリウム(NaO)を含み、更に酸化けい素
    (SiO),酸化アルミニウム(Al),酸化
    ホウ素(B)の1種又は2種以上を含んで成るこ
    とを特徴とする請求項4記載の水洗便器の清浄剤。
  8. 【請求項8】 上記水溶性非結晶体はホウ素(B)成分
    を含まない水溶性アモルファスの塊状体,粒状体,粉状
    体であって、その組成中に酸化けい素(SiO ),酸
    化銀(AgO)を含み、更に少なくとも酸化ナトリウ
    ム(NaO),酸化カルシウム(CaO),酸化カ
    リウム(KO)の何れか1種以上を含んで成ることを
    特徴とする請求項6記載の水洗便器の清浄剤。
  9. 【請求項9】 上記ホウ素(B)成分を含まない水溶性
    非結晶体の洗浄剤は、けい素(Si)成分が12〜60
    %,ナトリウム(Na)成分が6〜50%,銀(Ag)
    成分が0.3〜1.8%より成ることを特徴とする請求
    項8記載の水洗便器の清浄剤。
  10. 【請求項10】 上記ホウ素(B)成分を含まない水溶
    性非結晶体の洗浄剤は、けい素(Si)成分が12〜6
    0%,カルシウム(Ca)成分が6〜50%,銀(A
    g)成分が0.3〜1.8%より成ることを特徴とする
    請求項8記載の水洗便器の清浄剤。
  11. 【請求項11】 上記ホウ素(B)成分を含まない水溶
    性非結晶体の洗浄剤は、けい素(Si)成分が12〜6
    0%,カリウム(K)成分が6〜50%,銀(Ag)成
    分が0.3〜1.8%より成ることを特徴とする請求項
    8記載の水洗便器の清浄剤。
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JP2013208572A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Toto Ltd 金属イオン水生成装置およびトイレ装置
JP2013220364A (ja) * 2012-04-12 2013-10-28 Toto Ltd 金属イオン酸性水生成装置および水回り機器

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