JP2002309398A - メッキ処理装置、メッキ処理方法 - Google Patents

メッキ処理装置、メッキ処理方法

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JP2002309398A
JP2002309398A JP2001116969A JP2001116969A JP2002309398A JP 2002309398 A JP2002309398 A JP 2002309398A JP 2001116969 A JP2001116969 A JP 2001116969A JP 2001116969 A JP2001116969 A JP 2001116969A JP 2002309398 A JP2002309398 A JP 2002309398A
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浩 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 添加剤が混合されたメッキ液を使用する必要
がなく、かつ構成要素の簡略化が可能なメッキ処理装置
およびメッキ処理方法を提供すること。 【解決手段】 処理面を上に被処理基板を載置台に載置
し、被処理基板の中央部を囲むシール部材を被処理基板
に起立して接触させる。あるいは、載置台に載置された
被処理基板のへりに下方から流体を吹きつけ流体壁を形
成する。これにより、被処理基板の中央部(処理すべき
部位)とシール部材あるいは流体壁とで液体受けが形成
される。この液体受けに添加剤を供給して、処理部位を
添加剤でコートし、さらに、その上にメッキ液を供給す
る。これにより、メッキ液にあらかじめ添加剤を混合す
る必要がなくなり、かつメッキ液槽が不要となるなど構
成要素の簡略化がなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被処理基板の処理
面にメッキを施すメッキ処理装置およびメッキ処理方法
に係り、特に、構成要素の簡略化に適するメッキ処理装
置およびメッキ処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体デバイスや液晶デバイスの
製造で必要とされる微細加工技術の1つとして、例えば
配線材料では銅の重要性が高まっている。このような銅
配線形成は、反応プロセスとして液処理が用いられ、概
略、次のようなものである。
【0003】被処理基板たるウエハの面に、まず、液処
理により銅メッキを形成する。このような銅メッキ工程
は、ウエハ面の各部にあらかじめ形成されている微細な
溝あるいは孔に銅パターン(銅配線)を形成する工程の
一部としてなされる。ここで、ウエハ面の各部それぞれ
は、多数形成された、単一の半導体デバイス(半導体チ
ップ)とすべき領域である。
【0004】なお、このメッキ形成処理に先立って、ウ
エハ面には、電解メッキのカソードとなって形成される
メッキおよびメッキ液に電気を供給し、かつメッキ形成
の種(シード)となる種付け層が、例えばPVD(phys
ical vapor deposition)などの方法によりあらかじめ
形成されている。
【0005】種付け層は、数nmから200nm程度の
厚さで、後のメッキと違う材質の層と同じ材質の銅層と
を合わせ持つものである。ウエハ面にあらかじめ形成さ
れている微細な溝あるいは孔とのスケール的な関係でい
うと、その側壁の表面、および底面の表面を覆うように
形成されている。そのような種付け層が形成されたウエ
ハの外周を保持しその種付け層に電気導体(コンタク
ト)を接触させメッキのための電気供給を行う。
【0006】電気供給されたウエハは種付け層がカソー
ドとなるべく、メッキ液槽に浸けられる。メッキ液槽に
は、メッキ質とすべき材料を含む電解液である例えば硫
酸銅(CuSO4)水溶液が満たされ、メッキ液槽には
硫酸銅水溶液に接して例えばりんを含む銅のアノード電
極が配される。メッキは、ウエハ面にあらかじめ形成さ
れている微細な溝あるいは孔を埋め、さらにウエハ面を
覆うように形成される。
【0007】メッキ液槽に漬けられたウエハの被処理面
に向けては、メッキ液の槽内均一性を保ちかつ活性な添
加剤を含むメッキ液が常に接触するようメッキ液の流れ
が作られる。このため、メッキ液槽内のウエハの被処理
面に対向する部位にメッキ液の噴出管を設け、噴出管の
根元たる延長上にはメッキ液噴出用のポンプが配設され
る。
【0008】また、通常、メッキ液が噴出されることに
よるメッキ液槽内のメッキ液増加に対応してメッキ液槽
からあふれ出すメッキ液を回収し再びそのメッキ液を噴
出管から噴出させるべく循環を行うメッキ液循環系が形
成される。
【0009】ここで、上記の添加剤は、ウエハ面にあら
かじめ形成されている微細な溝あるいは孔を空隙(ボイ
ド)なく埋めかつそのメッキ形成を促進するため、メッ
キ液に添加されているものである。添加剤には、メッキ
形成を促進する成分(例えば硫黄を含む物質)と、メッ
キ形成を抑制する成分(例えば有機高分子系の物質)と
が配合され、この両者の作用により、高品質で効率的な
メッキ形成を意図する。
【0010】すなわち、溝や孔のある面をこれらを空隙
なく埋めるようにメッキするには、溝や孔についてはメ
ッキ形成速度を相対的に速め、溝や孔でない部分につい
てはメッキ形成速度を相対的に遅くする必要がある。添
加剤の成分のうちメッキ形成を促進する材料である例え
ば硫黄を含む物質は、粒径が比較的小さく溝や孔に容易
に入り込む。これに対して、メッキ形成を抑制する材料
である例えば有機高分子系の物質は粒径が比較的大きく
溝や孔には容易に入り込めない。
【0011】したがって、溝や孔についてはメッキ形成
が促進され、それ以外についてはメッキ形成が抑制され
る。これにより、溝や孔に空隙なく高品質にかつ全体と
して効率的にメッキ形成がなされる。
【0012】なお、添加剤は、メッキ液がメッキ処理に
使用されるごとに消耗、消失する。消耗、消失には、具
体的には、アノード電極との接触による化学変化や電気
的な分解、自然的な分解などがある。このような添加剤
の消耗、消失に対しては、メッキ液へ添加剤を追加供給
することにより対応することがある程度は可能であるも
のの、残留する化学変化物、分解物により、添加剤追加
ごとにメッキ液の品質としては劣化するので、現状で
は、このようにして一定期間メッキ液を使用したのちま
とめて廃棄される。
【0013】メッキ形成されたウエハは、洗浄されたあ
と、ウエハ面を覆うように形成されたメッキ層の部分が
例えば化学的機械的研磨により除去され、微細な溝や孔
にのみ銅を残して銅パターン(銅配線)を有するものと
なる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記で述べたメッキ形
成工程では、メッキ形成のウエハ面内均一性を得るた
め、多くの負担を要する。主要な原因はメッキ液への添
加剤の混合にあり、これによりメッキ液中の添加剤濃度
の管理、メッキ液のかくはんと循環、メッキ液のまとめ
ての交換などが必要となる。さらに、これに付帯してメ
ッキ液槽を始め大掛かりなハードウエハを必要とするこ
とにより、半導体等の製造コストの低減が妨げられる。
【0015】本発明は、これらの点を考慮してなされた
もので、被処理基板の処理面にメッキを施すメッキ処理
装置およびメッキ処理方法において、添加剤が混合され
たメッキ液を使用する必要がなく、かつ構成要素の簡略
化が可能なメッキ処理装置およびメッキ処理方法を提供
することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係るメッキ処理装置は、処理される側の面
(処理面)を上方に向けて被処理基板を載置可能な載置
台と、前記載置された被処理基板の前記処理面のうち周
縁部と前記周縁部を除く部位(中央部)との境界線に接
して起立して設けられ得、前記周縁部と前記中央部との
液体シール性を確立するシール部材と、前記載置された
被処理基板の前記周縁部または前記処理面の反対面に電
気的接触するコンタクト部材と、前記載置台の上方に設
けられ、前記載置された被処理基板の前記中央部にメッ
キ形成を促進する成分とメッキ形成を抑制する成分とを
含有する添加剤を供給する添加剤供給部と、前記載置台
の上方に設けられ、前記載置された被処理基板の前記中
央部にメッキ質とすべき材料を含有するメッキ液を供給
するメッキ液供給部とを有することを特徴とする(請求
項1)。
【0017】処理面を上に被処理基板を載置台に載置
し、被処理基板の中央部を囲むシール部材を被処理基板
に起立して接触させる。これにより、被処理基板の中央
部(処理すべき部位)とシール部材とで液体受けが形成
される。この液体受けに添加剤を供給して、処理部位を
添加剤でコートし、さらに、その上にメッキ液を供給す
る。
【0018】これにより、メッキ液にあらかじめ添加剤
を混合する必要がなくなり、かつメッキ液槽が不要とな
るなど構成要素の簡略化がなされる。なお、メッキ液に
あらかじめ正電荷を帯電させておいて、メッキ液を被処
理基板の処理部位に供給し、その正電荷を被処理基板を
通してコンタクト部材から放電させることにより、メッ
キ質析出のための電流路が確立する。
【0019】また、本発明に係るメッキ処理装置は、処
理される側の面(処理面)を上方に向けて被処理基板を
載置可能な載置台と、前記載置された被処理基板の前記
処理面の反対面に電気的接触するコンタクト部材と、前
記載置台の下方に設けられ、前記載置された被処理基板
のへりの下方から前記へりに向けて流体を供給し前記へ
りに沿って流体壁を形成させる流体供給部と、前記載置
台の上方に設けられ、前記載置された被処理基板の前記
処理面にメッキ形成を促進する成分とメッキ形成を抑制
する成分とを含有する添加剤を供給する添加剤供給部
と、前記載置台の上方に設けられ、前記載置された被処
理基板の前記処理面にメッキ質とすべき材料を含有する
メッキ液を供給するメッキ液供給部とを有することを特
徴とする。
【0020】処理面を上に被処理基板を載置台に載置
し、被処理基板のへりに下方から流体を供給する。これ
により、被処理基板のへりに沿って流体壁を形成させ、
被処理基板の処理面とこの流体壁とで液体受けを形成す
る。この液体受けに添加剤を供給して、処理部位を添加
剤でコートし、さらに、その上にメッキ液を供給する
(請求項7)。
【0021】これにより、メッキ液にあらかじめ添加剤
を混合する必要がなくなり、かつメッキ液槽が不要とな
るなど構成要素の簡略化がなされる。なお、メッキ液に
あらかじめ正電荷を帯電させておいて、メッキ液を被処
理基板の処理部位に供給し、その正電荷を被処理基板を
通してコンタクト部材から放電させることにより、メッ
キ質析出のための電流路が確立する。また、流体壁を形
成するための流体には、窒素ガスや純水を用いることが
できる。
【0022】また、本発明に係るメッキ処理方法は、処
理される側の面(処理面)を上方に向けて被処理基板を
載置台に載置するステップと、前記載置された被処理基
板の前記処理面のうち周縁部と前記周縁部を除く部位
(中央部)との境界線に接して起立するようにシール部
材を接触させ、前記周縁部と前記中央部との液体シール
性を確立するするステップと、前記載置された被処理基
板の前記周縁部または前記処理面の反対面にコンタクト
部材を電気的接触するステップと、前記載置された被処
理基板の前記中央部にメッキ形成を促進する成分とメッ
キ形成を抑制する成分とを含有する添加剤を供給するス
テップと、前記載置された被処理基板の前記中央部にメ
ッキ質とすべき材料を含有するメッキ液を供給するステ
ップとを有することを特徴とする(請求項13)。
【0023】また、本発明に係るメッキ処理方法は、処
理される側の面(処理面)を上方に向けて被処理基板を
載置台に載置するステップと、前記載置された被処理基
板の前記処理面の反対面にコンタクト部材を電気的接触
するステップと、前記載置された被処理基板のへりの下
方から前記へりに向けて流体を供給し前記へりに沿って
流体壁を形成するステップと、前記載置された被処理基
板の前記処理面にメッキ形成を促進する成分とメッキ形
成を抑制する成分とを含有する添加剤を供給するステッ
プと、前記載置された被処理基板の前記処理面にメッキ
質とすべき材料を含有するメッキ液を供給するステップ
とを有することを特徴とする(請求項14)。
【0024】以上のメッキ処理方法は、それぞれ、すで
にメッキ処理装置の説明として述べたものと同様の作用
および効果を有する。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態とし
て、請求項1記載のメッキ処理装置は、前記載置された
被処理基板の前記中央部に供給されるべき前記メッキ液
をあらかじめ帯電させるメッキ液帯電部をさらに有す
る。メッキ液帯電部をメッキ処理装置に含めることによ
りメッキ処理をより円滑に行うことができる。
【0026】また、好ましい実施の形態として、請求項
1記載のメッキ処理装置は、前記載置台をほぼ垂直な軸
を回転中心として回転させる載置台回転部をさらに有
し、前記被処理基板の前記中央部への前記添加剤供給部
による添加剤の供給および/または前記被処理基板の前
記中央部への前記メッキ液供給部によるメッキ液の供給
において前記載置台回転部により前記載置された被処理
基板を回転させる。これにより、処理部位への添加剤や
メッキ液の拡がりをより均一にすることができ、したが
って、メッキ処理としても被処理基板内でより均一なメ
ッキ形成が可能となる。
【0027】また、好ましい実施の形態として、請求項
1記載のメッキ処理装置において、前記添加剤供給部
は、複数のスルーホールが形成された噴出板を有し、前
記噴出板を前記載置された被処理基板に対向配置させ前
記複数のスルーホールを通して前記添加剤を前記被処理
基板の前記中央部に供給する。これにより、処理部位へ
の添加剤の供給をより均一にすることができ、したがっ
て、メッキ処理としても被処理基板内でより均一なメッ
キ形成が可能となる。
【0028】また、好ましい実施の形態として、請求項
1記載のメッキ処理装置において、前記メッキ液供給部
は、複数のスルーホールが形成された噴出板を有し、前
記噴出板を前記載置された被処理基板に対向配置させ前
記複数のスルーホールを通して前記メッキ液を前記被処
理基板の前記中央部に供給する。これにより、処理部位
へのメッキ液の供給をより均一にすることができ、した
がって、メッキ処理としても被処理基板内でより均一な
メッキ形成が可能となる。
【0029】また、好ましい実施の形態として、請求項
1記載のメッキ処理装置は、前記載置台の上方に設けら
れ、前記載置された被処理基板の前記処理面に洗浄液を
供給する洗浄液供給部と、前記載置台の上方に設けら
れ、前記載置された被処理基板の前記処理面の前記周縁
部にメッキエッチング液を供給するエッチング液供給部
とをさらに有する。これにより、メッキ形成後の被処理
基板の洗浄がメッキ形成の載置台と同一のもので実行で
きる。
【0030】以上の好ましい実施の形態は、請求項7記
載のメッキ処理装置でもほぼ同様のことが言える。すな
わち、以下のようである。
【0031】本発明の好ましい実施の形態として、請求
項7記載のメッキ処理装置は、前記載置された被処理基
板の前記処理面に供給されるべき前記メッキ液をあらか
じめ帯電させるメッキ液帯電部をさらに有する。
【0032】また、好ましい実施の形態として、請求項
7記載のメッキ処理装置は、前記載置台をほぼ垂直な軸
を回転中心として回転させる載置台回転部をさらに有
し、前記被処理基板の前記処理面への前記添加剤供給部
による添加剤の供給および/または前記被処理基板の前
記処理面への前記メッキ液供給部によるメッキ液の供給
において前記載置台回転部により前記載置された被処理
基板を回転させる。
【0033】また、好ましい実施の形態として、請求項
7記載のメッキ処理装置において、前記添加剤供給部
は、複数のスルーホールが形成された噴出板を有し、前
記噴出板を前記載置された被処理基板に対向配置させ前
記複数のスルーホールを通して前記添加剤を前記被処理
基板の前記処理面に供給する。
【0034】また、好ましい実施の形態として、請求項
7記載のメッキ処理装置において、前記メッキ液供給部
は、複数のスルーホールが形成された噴出板を有し、前
記噴出板を前記載置された被処理基板に対向配置させ前
記複数のスルーホールを通して前記メッキ液を前記被処
理基板の前記処理面に供給する。
【0035】また、好ましい実施の形態として、請求項
7記載のメッキ処理装置は、前記載置台の上方に設けら
れ、前記載置された被処理基板の前記処理面に洗浄液を
供給する洗浄液供給部と、前記載置台の上方に設けら
れ、前記載置された被処理基板の前記処理面のうちの周
縁部にメッキエッチング液を供給するエッチング液供給
部とをさらに有する。
【0036】以下では本発明の実施形態を図面を参照し
ながら説明する。
【0037】図1は、本発明の一実施形態たるメッキ処
理装置の構成を示す正面図(図1(a))、およびその
A−Aa断面の矢視図(図1(b))である。図1に示
すように、このメッキ処理装置は、被処理基板(半導体
ウエハ)10を載置する載置台11、リング状シール部
材12、コンタクト部材13、載置台回転モータ21、
添加剤ノズル14、添加剤供給路16、添加剤タンク1
7、メッキ液ノズル15、メッキ液帯電部19、メッキ
液供給路18、メッキ液タンク20を有する。
【0038】載置台11は、ウエハ10をその処理面の
上に向けてほぼ水平に載置するものである。載置台11
の載置されたウエハ10の上には、リング状シール部材
12がウエハ10の円周に沿ってそのやや内側に載せら
れる。このリング状シール部材12をウエハ10の上に
載せることで、ウエハ10の被処理部とリング状シール
部材12とが液体受けを形成する。なお、リング状シー
ル部材12は、例えば、ある程度の剛性と重量とを有す
るリング状芯材を、液体シール性を発揮する軟質のゴム
で囲み覆ったものを用いることができる。
【0039】ウエハ10の処理面のうちリング状シール
部材12の外側になるウエハ周縁部には、複数のコンタ
クト部材13がウエハ10の処理面に接触する。このコ
ンタクト部材13によるウエハ10への接触は、ウエハ
10の表面に形成された種付け層に電気的に接触するも
のであり、コンタクト部材13は導電性である。
【0040】コンタクト部材13は、例えば、図示のよ
うに、載置台11に突出して上下動可能、かつ載置台1
1の突出位置を中心に回転可能に設けて、載置台11に
載置されたウエハ10の処理面に接触可能およびウエハ
10の載置位置から退避可能にすることができる。な
お、すべてのコンタクト部材13は、アース22に接続
されて接地され、これにより、ウエハ10の処理面に形
成された種付け層を接地電位とすることができる。ま
た、コンタクト部材13の数については、図示のような
8つから適当に増減させてもよい。一般的には、数が多
いほど電気の流れがウエハ10面上で一様化しメッキ形
成の均一性に寄与する。
【0041】載置台11の上方には添加剤供給ノズル1
4が設けられ、添加剤供給ノズル14には添加剤供給路
16を介して添加剤タンク17から添加剤が送出され
る。添加剤ノズル14から噴出される添加剤は、載置台
11に載置されリング状シール部材12により液体受け
を形成されたウエハ10の被処理部に供給される。載置
台11は、このとき載置台回転モータ21によりほぼ水
平面内で回転され、これにより、ウエハ10上に供給さ
れた添加剤は、ウエハ10上に一様に広がる。
【0042】なお、添加剤は、すでに述べたように、メ
ッキ形成を促進する成分とメッキ形成を抑制する成分と
を含むものである。また、ここでは、添加剤をウエハ1
0上に一様に塗布するため載置台11を回転させるよう
にしたが、これ以外の方法によってもよい。例えば、添
加剤ノズル14を水平面内で移動させながらウエハ10
上に添加剤を供給するなどの方法である。
【0043】このように、添加剤をメッキ処理に先立ち
ウエハ10の面に供給することにより、メッキ液に添加
剤を混合する必要がなくなり、メッキ液の管理労力を軽
減することができる。
【0044】載置台11の上方には、また、メッキ液ノ
ズル15が設けられ、メッキ液ノズル15には、メッキ
液タンク20からメッキ液供給路18、メッキ液帯電部
19を介してメッキ液が送出される。メッキ液ノズル1
5から噴出されるメッキ液は、添加剤を塗布されたウエ
ハ10の被処理部に供給される。載置台11は、このと
き載置台回転モータ21によりほぼ水平面内で回転さ
れ、これにより、ウエハ10上に供給されたメッキ液
は、ウエハ10上に一様に広がる。
【0045】メッキ液は、すでに述べたように、例え
ば、CuSO4水溶液(導電性を増すためにH2SO4
を混合してもよい。)である。なお、メッキ液のウエハ
10上への供給においても、載置台11を回転する代わ
りに、メッキ液ノズル15を水平面内で移動させながら
ウエハ10上に供給するようにしてもよい。
【0046】メッキ液の供給は、ウエハ10の被処理部
とリング状シール部材12とで形成された液体受け内に
ごく少量行うだけでよい。したがって、メッキ形成反応
を行うメッキ液槽が不要となり、大掛かりなハードウエ
アと大量のメッキ液とを必要とすることがなくなる。
【0047】メッキ液ノズル15からウエハ10上に供
給されるメッキ液は、あらかじめ正に帯電させておく。
このため、メッキ液供給路18からメッキ液帯電部19
にメッキ液が送られ、メッキ液帯電部19では、例え
ば、メッキ液を霧状にして正電荷を与える。このような
正に帯電させたメッキ液をメッキ液ノズル15からウエ
ハ10の被処理部に供給する。
【0048】ウエハ10の被処理部に達したメッキ液
は、その被処理部が接地電位であることから正電荷が除
電される(すなわち、大地アース22から電子が供給さ
れ電気的に中和する)。このとき、メッキ液中の銅イオ
ンが電子を受け取り、メッキ質たる銅としてウエハ10
の被処理部に析出する。したがって、ウエハ10上にメ
ッキを形成することができる。よって、従来メッキ液槽
に必要であったアノード電極も不要になる。
【0049】なお、メッキ液帯電部19は、必ずしもメ
ッキ液ノズル15の直前に設ける必要はなく、メッキ液
がウエハ10の被処理部に供給されるに先だって帯電さ
せればよいので、例えばメッキ液タンク20側に設けれ
ば、ハードウエアとしてコンパクトである必要もない。
また、メッキ液タンク20からメッキ液ノズル15への
送出は、液体として流動させて送出する方法のみでな
く、霧状にして送出するようにしてもよい。
【0050】次に、図1に示したメッキ処理装置の動作
について図2をも参照して説明する。図2は、図1に示
したメッキ処理装置の動作フローを示す流れ図である。
【0051】まず、被処理基板(半導体ウエハ)10を
載置台11に載置する(ステップ25)。このとき、リ
ング状シール部材12は、例えば載置台11の上方向に
離隔して待機させておく。また、コンタクト部材13
は、載置台11上のウエハ10の載置位置に重ならない
ように、載置台11の突出位置を中心に回転させて退避
させておく。
【0052】次に、載置台11に載置されたウエハ10
上にリング状シール部材12を載せる(ステップ2
6)。これにより、リング状シール部材12の内側とウ
エハ10の被処理部とで液体受けが形成される。
【0053】次に、ウエハ10に形成された種付け層と
コンタクト部材13とを接触させる(ステップ27)。
これにより、種付け層は接地電位に固定される。なお、
ステップ26とステップ27とは、順序を逆にしてもよ
い。さらには、同時に行ってもよい。
【0054】次に、リング状シール部材12の内側とウ
エハ10の被処理部とで形成された液体受けに添加剤ノ
ズル14により添加剤を供給する(ステップ28)。こ
のとき載置台11を載置台回転モータ21により回転さ
せる。
【0055】次に、リング状シール部材12の内側とウ
エハ10の被処理部とで形成された液体受け(ここに
は、添加剤が供給されている。)にメッキ液ノズル15
によりメッキ液を供給する(ステップ29)。このと
き、載置台11を載置台回転モータ21により回転させ
る。
【0056】以上により、ウエハ10の被処理部にはメ
ッキ層を形成することができる。メッキ層の形成処理を
終えたら、コンタクト部材13をウエハ10から退避
し、リング状シール部材12をウエハ10上から取り除
く。このとき、使用済みのメッキ液が廃棄される。ウエ
ハ10は、載置台11から除かれ、このあと、ウエハ1
0の洗浄を別途行ってもよい。
【0057】以上説明のように、この実施形態のメッキ
処理装置では、処理面を上に被処理基板たるウエハ10
を載置台11に載置し、ウエハ10の中央部を囲むリン
グ状シール部材12をウエハ10に起立して接触させ
る。これにより、ウエハ10の中央部(処理すべき部
位)とリング状シール部材12とで液体受けが形成され
る。この液体受けに添加剤を供給して、処理部位を添加
剤でコートし、さらに、その上にメッキ液を供給する。
これにより、メッキ液にあらかじめ添加剤を混合する必
要がなくなり、かつメッキ液槽が不要となるなど構成要
素の簡素化がなされる。
【0058】次に、上記で説明したメッキ処理装置のコ
ンタクト部材13に代えて用いることができるその変形
例について図3を参照して説明する。同図は、ウエハ1
0の種付け層と電気的接触するコンタクト部材であっ
て、図1中に示したものとは異なるものを示すための図
である。なお、図3において、すでに説明した構成要素
には同一番号を付しその詳しい説明は省略する。
【0059】この場合のコンタクト部材13aは、図示
のように、載置台11aに突起として設けられる。この
突起状のコンタクト部材13aは、載置台11aの周方
向に複数設けられ、ウエハ10の周縁部であって裏面側
との接触を行う。ウエハ10にあらかじめ形成される種
付け層10aは、図示のように、その処理面側に形成さ
れ、さらに、これに連続してウエハ10の裏面側にも周
縁部に形成されている。
【0060】このような種付け層10aが形成されたウ
エハ10によれば、載置台11aへウエハ10を載置す
ること自体により、載置台11aに突起として設けられ
たコンタクト部材13aへの、ウエハ10の種付け層1
0aの電気的接触が確立される。したがって、コンタク
ト部材の移動・操作をする必要がなくなり、なお単純な
メッキ処理装置を得ることができる。なお、載置台11
aの大きさは、図示のようにウエハ10と同じ程度、あ
るいはやや小さくすることが可能であるが、図1中に示
した載置台11と同様にウエハ10より大きくしてもよ
い。
【0061】次に、上記で説明したコンタクト部材1
3、13aに代えて用いることができるその変形例につ
いて図4を参照して説明する。同図は、ウエハ10の種
付け層と電気的接触するコンタクト部材であって、図1
中に示したものおよび図3に示したものとは異なるもの
を示すための図である。なお、図4において、すでに説
明した構成要素には同一番号を付しその詳しい説明は省
略する。
【0062】この場合のコンタクト部材13bは、図示
のように、ウエハ10のエッジをはさむように設けられ
る。このクリップ状のコンタクト部材13bは、載置台
11の周方向に複数設けられ、ウエハ10の周縁部であ
って処理面側または裏面側と接触を行う。
【0063】図4においては、ウエハ10にあらかじめ
形成される種付け層10aは、その処理面側に形成さ
れ、さらに、これに連続してウエハ10の裏面側にも周
縁部に形成されている。これにより、種付け層10aの
処理面側および裏面側でコンタクト部材13bにより電
気的接触がなされる。なお、種付け層10aが処理面側
のみに形成されている場合であっても、コンタクト部材
13bは、種付け層10aとの電気的接触をなすことが
できる。したがって、ウエハ10としては、種付け層1
0aの事前の形成を裏面に及んで施す必要はない。
【0064】次に、図1に示したメッキ処理装置に用い
られるメッキ液ノズル15に代えて用いることができる
その変形例について図5を参照して説明する。図5は、
ウエハ上にメッキ液を供給するメッキ液ノズルであっ
て、図1中に示したものとは異なるものを示す図であ
る。なお、図5において、すでに説明した構成要素には
同一番号を付しその詳しい説明は省略する。
【0065】このメッキ液ノズル15aは、シャワーヘ
ッドを有するものであって、これにより、ノズル15a
から噴出されたメッキ液は、より広範囲に一様にウエハ
10上に広がる。シャワーヘッドは、例えば、複数のス
ルーホールが形成された噴出板により実現できる。
【0066】このようなメッキ液ノズル15aによれ
ば、一様にメッキ液をウエハ10上に供給することがで
きるので、メッキ層の形成を面内で均一性のより高いも
のとすることができる。
【0067】次に、図1に示したメッキ処理装置に用い
られる添加剤ノズル14に代えて用いることができるそ
の変形例について図6を参照して説明する。図6は、ウ
エハ上に添加剤を供給する添加剤ノズルであって、図1
中に示したものとは異なるものを示す図である。なお、
図6において、すでに説明した構成要素には同一番号を
付しその詳しい説明は省略する。
【0068】この添加剤ノズル14aは、シャワーヘッ
ドを有するものであって、これにより、ノズル14aか
ら噴出された添加剤は、より広範囲に一様にウエハ10
上に広がる。シャワーヘッドは、例えば、複数のスルー
ホールが形成された噴出板により実現できる。
【0069】このような添加剤ノズル14aによれば、
一様にメッキ液をウエハ10上に供給することができる
ので、メッキ層の形成を面内で均一性のより高いものと
することができる。
【0070】次に、図1に示したものとは異なる本発明
の実施形態について図7を参照して説明する。図7は、
本発明の他の実施形態たるメッキ処理装置の構成を示す
正面図である。なお、図7において、すでに説明した構
成要素には同一番号を付しその詳しい説明は省略する。
【0071】このメッキ処理装置は、図1に示したメッ
キ処理装置に、ウエハ10にメッキ処理を施した後にウ
エハ10を洗浄する機能を付加したものである。このた
め、洗浄水ノズル71が載置台10の上方に設けられ、
さらに、ウエハ10の周縁部の種付け層を除去するため
の薬液(例えばリン酸溶液)を噴出する薬液ノズル72
が、載置台11の上方からウエハ10の周縁部に向けて
設けられる。薬液ノズル72は、ウエハ10の周方向に
複数設けてもよい。
【0072】ウエハ10の洗浄は、図2に示したような
動作フローを行った後に行われる。洗浄時は、図7に示
すように、コンタクト部材13をウエハ10から退避さ
せ、リング状シール部材12もウエハ10上から取り除
く。そして、載置台回転モータ21により載置台11を
回転させつつ洗浄液ノズル71から洗浄液(例えば純
水)を供給し、ウエハ10の処理面のほぼ中心から外周
に洗浄液を流すことにより行うことができる。
【0073】同時に、薬液ノズル72から薬液を噴出し
てウエハ10の周縁部に残る種付け層を溶解・除去す
る。種付け層はごく薄く、ウエハ10の搬送時に、搬送
機構と接触してはがれたりすると汚染の原因になるので
これを防止するためである。
【0074】なお、ウエハ10の洗浄後にノズル71か
ら窒素ガスのような不活性ガスを噴出してウエハ10を
乾燥するようにしてもよい。さらには、ウエハ10の載
置されていない状態で、ノズル71により載置台11の
洗浄および乾燥をするようにしてもよい。
【0075】この実施形態によれば、図1に示したもの
が有する効果に加えて、ウエハ10に対して必要となる
洗浄を簡潔な構成により実現することができる。
【0076】次に、図1、図7に示したものとは異なる
本発明の実施形態について図8を参照して説明する。図
8は、本発明のさらに他の実施形態たるメッキ処理装置
の構成を示す正面図である。なお、図8において、すで
に説明した構成要素には同一番号を付しその詳しい説明
は省略する。
【0077】この実施形態のメッキ処理装置は、リング
状シール部材12(図1)を用いずにウエハ10上に液
体受けを形成することが、図1に示した実施形態と大き
く異なるところである。液体受けは、図8に示すよう
に、ウエハ10の周全体に向けて下方から流体ノズル8
1で流体を流すことにより形成される。すなわち、ウエ
ハ10のエッジから流体が吹きあがって流体壁が形成さ
れ、この流体壁とウエハ10の処理面とで液体受けが形
づくられるものである。
【0078】流体ノズル81から噴出される流体は、例
えば純水のような液体でも窒素ガスのような気体でもよ
い。また、その流量は、ウエハ10上に供給される少量
の添加剤およびメッキ液をウエハ10のへりから滴下さ
せないような量にする。これは、添加剤およびメッキ液
が少量であることからさほどの量ではない。このことか
ら、ウエハ10が流体ノズル81から噴出される流体に
より浮き上がることは、ウエハ10に上方からかかる大
気圧を考慮するとほとんど考えられない。(しかしなが
ら、ウエハ10の固定性をより確実にするには、例え
ば、載置台11に真空チャック機能を設けることができ
る。)
【0079】また、ウエハ10の外周には、通常、1箇
所のノッチ(へこみ)があり円形状が乱れている部位が
存在するが、添加剤およびメッキ液を滴下させない流体
壁の形成という点では問題にはならない。
【0080】なお、ウエハ10の下方からそのへりに向
かって流体を流す関係上、載置台11は、図示するよう
に、ウエハ10の大きさと同等またはそれより小さくす
る。また、コンタクト部材としては、例えば、図3にお
いてすでに説明したコンタクト部材13aを用いること
ができる。
【0081】次に、図8に示したメッキ処理装置の動作
について図9をも参照して説明する。図9は、図8に示
したメッキ処理装置の動作フローを示す流れ図である。
【0082】まず、被処理基板(半導体ウエハ)10を
載置台11に載置する(ステップ91)。これにより、
ウエハ10の裏面に回り込んで形成された種付け層とコ
ンタクト部材13aとの電気的接触もなされる。
【0083】次に、流体を流体ノズル81でウエハ10
のへりに吹き付け、ウエハ10のエッジに流体壁を形成
する(ステップ92)。これにより、この流体壁とウエ
ハ10の被処理部とで液体受けが形成される。
【0084】次に、流体壁とウエハ10の被処理部とで
形成された液体受けに添加剤ノズル14により添加剤を
供給する(ステップ93)。このとき載置台11を載置
台回転モータ21により回転させる。
【0085】次に、流体壁とウエハ10の被処理部とで
形成された液体受け(ここには、添加剤が供給されてい
る。)にメッキ液ノズル15によりメッキ液を供給する
(ステップ94)。このとき、載置台11を載置台回転
モータ21により回転させる。
【0086】以上により、ウエハ10の被処理部にはメ
ッキ層を形成することができる。メッキ層の形成処理を
終えたら、流体ノズル81による流体の吹き付けを停止
し、使用済みのメッキ液を廃棄する。ウエハ10は、載
置台11から除かれ、このあと、ウエハ10の洗浄を別
途行ってもよい。あるいは、ウエハ10の洗浄は、図7
に示したように洗浄ノズル71をさらに備えるようにす
ると、載置台11の上にメッキ処理済みのウエハ10を
載置したまま行うことができる。
【0087】以上説明のように、この実施形態のメッキ
処理装置では、処理面を上に被処理基板たるウエハ10
を載置台11に載置し、ウエハ10のへりに向けて下方
から流体を吹き付け流体壁を形成する。これにより、ウ
エハ10の処理すべき部位と流体壁とで液体受けが形成
される。この液体受けに添加剤を供給して、処理部位を
添加剤でコートし、さらに、その上にメッキ液を供給す
る。これにより、メッキ液にあらかじめ添加剤を混合す
る必要がなくなり、かつメッキ液槽が不要となるなど構
成要素の簡略化がなされる。
【0088】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
被処理基板の処理すべき部位とシール部材または流体壁
とで液体受けが形成され、この液体受けに添加剤を供給
して、処理部位を添加剤でコートし、さらに、その上に
メッキ液を供給する。これにより、メッキ液にあらかじ
め添加剤を混合する必要がなくなり、かつメッキ液槽が
不要となるなど構成要素の簡略化がなされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態たるメッキ処理装置の構成
を示す正面図(図1(a))、およびそのA−Aa断面
の矢視図(図1(b))。
【図2】図1に示したメッキ処理装置の動作フローを示
す流れ図。
【図3】ウエハ10の種付け層と電気的接触するコンタ
クト部材であって、図1中に示したものとは異なるもの
を示すための図。
【図4】ウエハ10の種付け層と電気的接触するコンタ
クト部材であって、図1中に示したものおよび図3に示
したものとは異なるものを示すための図。
【図5】ウエハ上にメッキ液を供給するメッキ液ノズル
であって、図1中に示したものとは異なるものを示す
図。
【図6】ウエハ上に添加剤を供給する添加剤ノズルであ
って、図1中に示したものとは異なるものを示す図。
【図7】本発明の他の実施形態たるメッキ処理装置の構
成を示す正面図。
【図8】本発明のさらに他の実施形態たるメッキ処理装
置の構成を示す正面図。
【図9】図8に示したメッキ処理装置の動作フローを示
す流れ図。
【符号の説明】
10…ウエハ(被処理基板) 10a…種付け層(シー
ド層) 11、11a…載置台 12…リング状シール
部材 13、13a、13b…コンタクト部材14、1
4a…添加剤ノズル 15、15a…メッキ液ノズル
16…メッキ液供給路 17…添加剤タンク 18…メ
ッキ液供給路 19…メッキ液帯電部20…メッキ液タ
ンク 21…載置台回転モータ 71…洗浄水ノズル
72…薬液ノズル 81…流体ノズル

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理される側の面(処理面)を上方に向
    けて被処理基板を載置可能な載置台と、 前記載置された被処理基板の前記処理面のうち周縁部と
    前記周縁部を除く部位(中央部)との境界線に接して起
    立して設けられ得、前記周縁部と前記中央部との液体シ
    ール性を確立するシール部材と、 前記載置された被処理基板の前記周縁部または前記処理
    面の反対面に電気的接触するコンタクト部材と、 前記載置台の上方に設けられ、前記載置された被処理基
    板の前記中央部にメッキ形成を促進する成分とメッキ形
    成を抑制する成分とを含有する添加剤を供給する添加剤
    供給部と、 前記載置台の上方に設けられ、前記載置された被処理基
    板の前記中央部にメッキ質とすべき材料を含有するメッ
    キ液を供給するメッキ液供給部とを有することを特徴と
    するメッキ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記載置された被処理基板の前記中央部
    に供給されるべき前記メッキ液をあらかじめ帯電させる
    メッキ液帯電部をさらに有することを特徴とする請求項
    1記載のメッキ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記載置台をほぼ垂直な軸を回転中心と
    して回転させる載置台回転部をさらに有し、 前記被処理基板の前記中央部への前記添加剤供給部によ
    る添加剤の供給および/または前記被処理基板の前記中
    央部への前記メッキ液供給部によるメッキ液の供給にお
    いて前記載置台回転部により前記載置された被処理基板
    を回転させることを特徴とする請求項1記載のメッキ処
    理装置。
  4. 【請求項4】 前記添加剤供給部は、複数のスルーホー
    ルが形成された噴出板を有し、前記噴出板を前記載置さ
    れた被処理基板に対向配置させ前記複数のスルーホール
    を通して前記添加剤を前記被処理基板の前記中央部に供
    給することを特徴とする請求項1記載のメッキ処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記メッキ液供給部は、複数のスルーホ
    ールが形成された噴出板を有し、前記噴出板を前記載置
    された被処理基板に対向配置させ前記複数のスルーホー
    ルを通して前記メッキ液を前記被処理基板の前記中央部
    に供給することを特徴とする請求項1記載のメッキ処理
    装置。
  6. 【請求項6】 前記載置台の上方に設けられ、前記載置
    された被処理基板の前記処理面に洗浄液を供給する洗浄
    液供給部と、 前記載置台の上方に設けられ、前記載置された被処理基
    板の前記処理面の前記周縁部にメッキエッチング液を供
    給するエッチング液供給部とをさらに有することを特徴
    とする請求項1記載のメッキ処理装置。
  7. 【請求項7】 処理される側の面(処理面)を上方に向
    けて被処理基板を載置可能な載置台と、 前記載置された被処理基板の前記処理面の反対面に電気
    的接触するコンタクト部材と、 前記載置台の下方に設けられ、前記載置された被処理基
    板のへりの下方から前記へりに向けて流体を供給し前記
    へりに沿って流体壁を形成させる流体供給部と、 前記載置台の上方に設けられ、前記載置された被処理基
    板の前記処理面にメッキ形成を促進する成分とメッキ形
    成を抑制する成分とを含有する添加剤を供給する添加剤
    供給部と、 前記載置台の上方に設けられ、前記載置された被処理基
    板の前記処理面にメッキ質とすべき材料を含有するメッ
    キ液を供給するメッキ液供給部とを有することを特徴と
    するメッキ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記載置された被処理基板の前記処理面
    に供給されるべき前記メッキ液をあらかじめ帯電させる
    メッキ液帯電部をさらに有することを特徴とする請求項
    7記載のメッキ処理装置。
  9. 【請求項9】 前記載置台をほぼ垂直な軸を回転中心と
    して回転させる載置台回転部をさらに有し、 前記被処理基板の前記処理面への前記添加剤供給部によ
    る添加剤の供給および/または前記被処理基板の前記処
    理面への前記メッキ液供給部によるメッキ液の供給にお
    いて前記載置台回転部により前記載置された被処理基板
    を回転させることを特徴とする請求項7記載のメッキ処
    理装置。
  10. 【請求項10】 前記添加剤供給部は、複数のスルーホ
    ールが形成された噴出板を有し、前記噴出板を前記載置
    された被処理基板に対向配置させ前記複数のスルーホー
    ルを通して前記添加剤を前記被処理基板の前記処理面に
    供給することを特徴とする請求項7記載のメッキ処理装
    置。
  11. 【請求項11】 前記メッキ液供給部は、複数のスルー
    ホールが形成された噴出板を有し、前記噴出板を前記載
    置された被処理基板に対向配置させ前記複数のスルーホ
    ールを通して前記メッキ液を前記被処理基板の前記処理
    面に供給することを特徴とする請求項7記載のメッキ処
    理装置。
  12. 【請求項12】 前記載置台の上方に設けられ、前記載
    置された被処理基板の前記処理面に洗浄液を供給する洗
    浄液供給部と、 前記載置台の上方に設けられ、前記載置された被処理基
    板の前記処理面のうちの周縁部にメッキエッチング液を
    供給するエッチング液供給部とをさらに有することを特
    徴とする請求項7記載のメッキ処理装置。
  13. 【請求項13】 処理される側の面(処理面)を上方に
    向けて被処理基板を載置台に載置するステップと、 前記載置された被処理基板の前記処理面のうち周縁部と
    前記周縁部を除く部位(中央部)との境界線に接して起
    立するようにシール部材を接触させ、前記周縁部と前記
    中央部との液体シール性を確立するするステップと、 前記載置された被処理基板の前記周縁部または前記処理
    面の反対面にコンタクト部材を電気的接触するステップ
    と、 前記載置された被処理基板の前記中央部にメッキ形成を
    促進する成分とメッキ形成を抑制する成分とを含有する
    添加剤を供給するステップと、 前記載置された被処理基板の前記中央部にメッキ質とす
    べき材料を含有するメッキ液を供給するステップとを有
    することを特徴とするメッキ処理方法。
  14. 【請求項14】 処理される側の面(処理面)を上方に
    向けて被処理基板を載置台に載置するステップと、 前記載置された被処理基板の前記処理面の反対面にコン
    タクト部材を電気的接触するステップと、 前記載置された被処理基板のへりの下方から前記へりに
    向けて流体を供給し前記へりに沿って流体壁を形成する
    ステップと、 前記載置された被処理基板の前記処理面にメッキ形成を
    促進する成分とメッキ形成を抑制する成分とを含有する
    添加剤を供給するステップと、 前記載置された被処理基板の前記処理面にメッキ質とす
    べき材料を含有するメッキ液を供給するステップとを有
    することを特徴とするメッキ処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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