JP2002307545A - マット材成形型 - Google Patents

マット材成形型

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JP2002307545A
JP2002307545A JP2001112278A JP2001112278A JP2002307545A JP 2002307545 A JP2002307545 A JP 2002307545A JP 2001112278 A JP2001112278 A JP 2001112278A JP 2001112278 A JP2001112278 A JP 2001112278A JP 2002307545 A JP2002307545 A JP 2002307545A
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JP
Japan
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mold
mat material
gas
mat
vent holes
Prior art date
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Application number
JP2001112278A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Hirano
良典 平野
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Takanichi Co Ltd
Original Assignee
Takanichi Co Ltd
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Publication date
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス抜き効果に優れており高精度にプレス成
形することができるマット材成形型を提供すること。 【解決手段】 マット材をプレス成形するための型本体
1に、プレス成形時に発生するガスを型本体の外部へ放
出するためのガス抜き孔2が多数穿設してあるマット材
成形型において、前記ガス抜き孔2の開口部3が型表面
に設けた溝4により相互に連通されているものとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス抜き効果に優
れており高精度にプレス成形することができるマット材
成形型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車用のドアトリム基材等
には木質マットや天然繊維マット等のマット材が使用さ
れている。また、このようなマット材をプレス成形する
ための成形型として、型本体にプレス成形時に発生する
ガスを型本体の外部へ放出するためのガス抜き孔が多数
穿設してあるマット材成形型が広く用いられている。
【0003】しかしながら、従来のこの種のマット材成
形型においては、十分なガス抜き効果が得られず、ガス
膨れを発生させて高精度にプレス成形することができな
いという問題点があった。即ち、前記ガス抜き孔を穿設
するピッチには強度上や設計上からの制約があり隣接す
る相互のガス抜き孔間には一定の距離を確保せざるを得
ないため、ガス抜き効果が行き渡らない部分が生じガス
膨れを発生させるという現象があったのである。この結
果、十分なガス抜きが行われなかった部分では所定の厚
みよりも大きくなり、寸法とおりの成形精度を確保する
ことができないという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の問題点を解決して、ガス抜き効果に優れており高
精度にプレス成形することができるマット材成形型を提
供することを目的として完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明のマット材成形型は、マット材をプ
レス成形するための型本体に、プレス成形時に発生する
ガスを型本体の外部へ放出するためのガス抜き孔が多数
穿設してあるマット材成形型において、前記ガス抜き孔
の開口部が型表面に設けた溝により相互に連通されてい
ることを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しつつ本発明
の好ましい実施の形態を示す。図面は、自動車用のドア
トリム基材を成形する場合を示すものであって、図中1
は接離自在な一対の雌雄型からなるマット材Wをプレス
成形するための型本体、2は雄型側に設けられたプレス
成形時に発生するガスを型本体1の外部へ放出するため
のガス抜き孔であり、このガス抜き孔2は型表面全体に
わたって一定間隔に多数穿設されたものとなっている点
は、従来のこの種のマット材成形型と基本的に同じであ
る。
【0007】そして、本発明では前記ガス抜き孔2の開
口部3は型表面に設けた溝4により相互に連通されたも
のとなっている。このようにガス抜き孔2の開口部3を
型表面に設けた溝4で相互に連通させることにより、ガ
ス抜き効果が行き渡らない部分を皆無とし、所望寸法と
おりの成形精度を確保するのである。更に詳述すれば、
例えば各ガス抜き孔2が最低40mmの間隔で穿設さ
れ、かつ1個当たりのガス抜き効果を確保できる範囲が
直径25mmの円の範囲であるとすると、中間部の25
mmの範囲はガス抜き効果が十分に行き渡らないために
ガス膨れを発生させるおそれがあるが、前記溝4があれ
ばこの溝4のガス抜き効果によりカバーできるので、結
果として型表面全体に渡ってガス抜き効果が発揮される
こととなる。
【0008】前記溝4は、例えば図3に示されるよう
に、平行に設けたものとして各ガス抜き孔2の開口部3
を相互に連通させることができ、更には図4に示される
ように、格子状に設けたものとして各ガス抜き孔2の開
口部3を相互に連通させることもできる。その他、型設
計の条件に応じて溝4の形状を任意に決定できることは
勿論である。
【0009】また、図示のものでは、前記ガス抜き孔2
を上部において一本のガス流路5に連通させたものとし
てあるため、構造が簡単でかつガスの放出も効率よく行
えるものである。なお、以上の説明では木質マットや天
然繊維マット等からなるマット材をプレス成形する場合
について説明したが、その他、例えば木質チップを綿状
にほぐして成形型に積層後、固化するダイレクト成形の
場合にも適用できるものであり、本発明でいうマット材
には上記木質チップを綿状にほぐしたものも含むことは
勿論である。
【0010】このように構成したものは、マット材をプ
レス成形するための型本体1に、プレス成形時に発生す
るガスを型本体1の外部へ放出するためのガス抜き孔2
が多数穿設してあるマット材成形型において、前記ガス
抜き孔2の開口部3が型表面に設けた溝4により相互に
連通された構造となっているので、マット材のプレス成
形時において、各ガス抜き孔2および溝4により型表面
全体に渡ってガス抜き効果を確保することができ、従っ
て、マット材Wにガス膨れを生じさせることなく、所望
寸法とおりの高精度の製品が成形できることとなる。
【0011】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明はガス抜き効果に優れており高精度にプレス成形する
ことができるものである。よって本発明は従来の問題点
を一掃したマット材成形型として、産業の発展に寄与す
るところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す腰部の断面図であ
る。
【図3】型表面に設けた溝の一例を示す正面図である。
【図4】型表面に設けた溝のその他の例を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1 型本体 2 ガス抜き孔 3 開口部 4 溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マット材をプレス成形するための型本体
    (1) に、プレス成形時に発生するガスを型本体(1) の外
    部へ放出するためのガス抜き孔(2) が多数穿設してある
    マット材成形型において、前記ガス抜き孔(2) の開口部
    (3) が型表面に設けた溝(4) により相互に連通されてい
    ることを特徴とするマット材成形型。
  2. 【請求項2】 ガス抜き孔(2) の開口部(3) が、平行に
    設けた溝(4) により相互に連通されている請求項1に記
    載のマット材成形型。
  3. 【請求項3】 ガス抜き孔(2) の開口部(3) が、格子状
    に設けた溝(4) により相互に連通されている請求項1に
    記載のマット材成形型。
JP2001112278A 2001-04-11 2001-04-11 マット材成形型 Withdrawn JP2002307545A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100343034C (zh) * 2005-09-28 2007-10-17 陈特夫 一种可排气的金属模具
JP2015147312A (ja) * 2014-02-05 2015-08-20 トヨタ紡織株式会社 シートパッドの成形型
CN105082442A (zh) * 2015-07-15 2015-11-25 浙江三箭工贸有限公司 饰板压模设备
CN108162257A (zh) * 2018-03-06 2018-06-15 青岛宇集团有限公司 一种热固成型工艺排气的方法

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Effective date: 20080701