JP2002306920A - 分離膜式気体発生装置 - Google Patents

分離膜式気体発生装置

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JP2002306920A
JP2002306920A JP2001115476A JP2001115476A JP2002306920A JP 2002306920 A JP2002306920 A JP 2002306920A JP 2001115476 A JP2001115476 A JP 2001115476A JP 2001115476 A JP2001115476 A JP 2001115476A JP 2002306920 A JP2002306920 A JP 2002306920A
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JP
Japan
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separation membrane
filter
gas generator
type gas
membrane type
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001115476A
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English (en)
Inventor
Toshikazu Shijo
敏和 紙上
Shinsuke Toyoda
晋輔 豊田
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Nishishiba Electric Co Ltd
Original Assignee
Nishishiba Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】錆を発生させることがなく、フィルタエレメン
トの交換インターバルを大幅に長くし環境に配慮した分
離膜式気体発生装置を提供する。 【解決手段】分離膜式気体発生装置は、圧縮空気を排出
する無給油式空気圧縮機と、圧縮空気を入力とし清浄空
気を出力する非腐食性フィルタと、この非腐食性フィル
タから出力される清浄空気を入力とし乾燥空気を出力す
るドライヤと、このドライヤから出力される乾燥空気を
入力とし特定気体を濃縮分離して出力する気体分離膜と
より構成されているので、錆の発生による水錆混合ドレ
ンを発生させることがなく、これによりフィルタエレメ
ントの交換インターバルを大幅に長くし、かつ軽量化可
能な環境に配慮されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は気体分離膜によって
大気より特定気体を濃縮分離する分離膜式気体発生装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の分離膜式気体発生装置を図4を参
照して説明する。同図に示すように、従来の分離膜式気
体発生装置は、無給油式空気圧縮機1より排出される圧
縮空気を、圧縮空気用タンク8、フィルタ2を経てドラ
イヤ4に流入し、さらに気体分離膜5に供給すること
で、大気より特定気体を濃縮分離するように構成したも
のである。
【0003】ところで、従来の分離膜式気体発生装置に
おいて、無給油式空気圧縮機1より排出される圧縮空気
は、無給油式空気圧縮機1が断熱圧縮に近いポリトロー
プ圧縮を行うため、高温でしかも高圧のため湿度も高い
状態となっている。この高温高圧の圧縮空気は、圧縮空
気用タンク8に入るが、この時、タンク内壁と接触して
温度が下がり、湿度は100%となって結露し、水分が
圧縮空気用タンク8内に溜まる。圧縮空気は湿度100
%のまま流れて行き、さらに温度が下がって結露し、そ
の水分はフィルタ2内に溜まる。
【0004】一方、気体分離膜5は、圧縮空気を供給す
ることにより、膜の透過速度の早い気体は分離膜を透過
し、膜の透過速度の遅い気体のみ出口まで到達する。こ
れによって、膜の透過速度の遅い気体の分離することが
可能となる。この気体分離膜5は水分や細かい塵埃に極
端に弱く、非常に清浄な圧縮空気を供給しなければなら
ないためフィルタ2とドライヤ4を前段に備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の圧縮空
気用タンク8は鋼製であり、かなりの重量がある。ま
た、内部に水分が溜まるため酸化して錆が発生し、水と
錆の混じったドレンがタンクのドレン抜きから外部に流
れ出る。さらに、圧縮空気はそのドレンを含んで流れる
ため後段のフィルタ2内部のフィルタエレメント3に次
々錆が溜まるので、フィルタ2がすぐ詰まってしまい、
頻繁にフィルタエレメント3を交換しなければならない
という問題があった。
【0006】本発明は、上記状況に鑑みてなされたもの
で、その目的は、錆を発生させることがない、すなわち
水錆混合ドレンを発生させることがなく、フィルタエレ
メントの交換インターバルを大幅に長くし、かつ軽量化
可能な環境に配慮した分離膜式気体発生装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の分離膜式気体発生装置は、圧縮
空気を排出する無給油式空気圧縮機と、前記圧縮空気を
入力とし清浄空気を出力する非腐食性フィルタと、前記
非腐食性フィルタから出力される清浄空気を入力とし乾
燥空気を出力するドライヤと、前記ドライヤから出力さ
れる乾燥空気を入力とし特定気体を濃縮分離して出力す
る気体分離膜とより構成されたことを特徴とする。
【0008】請求項1記載の発明によれば、非腐食性フ
ィルタであるので錆によるフィルタエレメントが詰まる
ことがなく、フィルタエレメントの交換インターバルを
大幅に長くすることができる。
【0009】本発明の請求項2は、請求項1記載の分離
膜式気体発生装置において、前記非腐食性フィルタを複
数個用いて直列に接続したことを特徴とする。本発明の
請求項3は、請求項1記載の分離膜式気体発生装置にお
いて、前記非腐食性フィルタを複数個用いて並列に接続
したことを特徴とする。
【0010】請求項2記載または請求項3記載の発明に
よれば、必要な空気溜め容量を満たすことで圧力脈動を
防いでおり、また水錆混合ドレンを発生させることがな
く、フィルタエレメントの交換インターバルを大幅に長
くすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図1は、本発明の一実施例(請求項
1対応)である分離膜式気体発生装置の構成図である。
【0012】図に示すように、本実施例は、無給油式空
気圧縮機1より排出される圧縮空気を、非腐食性フィル
タ2aを経てドライヤ4に流入し、さらに気体分離膜5
に供給することで、大気より特定気体を濃縮分離するよ
うに構成されている。
【0013】次に、本実施例の作用について説明する。
無給油式空気圧縮機1より排出される圧縮空気は、無給
油式空気圧縮機1が断熱圧縮に近いポリトロープ圧縮を
行うため、高温でしかも高圧のため湿度も高い状態とな
っている。この高温高圧の圧縮空気は非腐食性フィルタ
2aに順次入るが、この時、フィルタ内壁と接触して温
度が下がり、湿度は100%となって結露し、水分がフ
ィルタ内に順次溜まる。このフィルタ2aは非腐食性材
料例えばアルミニゥムやプラスチックで構成されてお
り、従来の鋼製タンクのように重量は重くない。また、
水分が溜まっても酸化することがなく、従って錆は発生
しない。フィルタ2aにはオートドレン機構が付いてお
り、溜まった水分を自動的に外部へ排出するが、錆が発
生しないため排出するのは水分のみであり、環境には全
く負荷を与えない。また、錆が発生しないため、フィル
タ2a内部のフィルタエレメント3には全く錆は溜まら
ない。従って、フィルタ2aは詰まることがなく、フィ
ルタエレメント3の交換インターバルは、エレメントが
水と経年によって劣化することのみを考慮した期間とな
る。
【0014】従って、錆を発生させることがない。すな
わち、水錆混合ドレンを発生させることがなく、フィル
タエレメントの交換インターバルを大幅に長くし、かつ
軽量化可能な環境に配慮した分離膜式気体発生装置を提
供することができる。
【0015】図2は、本発明の第2実施例(請求項2対
応)である分離膜式気体発生装置の構成図である。図に
示すように、本実施例は、非腐食性フィルタ2aが直列
に複数個接続されており、その他の構成は図1の第1実
施例と同様の構成とし、同一構成部分には同一符号を付
して説明する。
【0016】本実施例においては、非腐食性フィルタ2
aを複数個直列に接続した直列フィルタ連6で空気溜め
を構成している。これは圧力脈動を防ぐ条件として下記
の式が知られている。 Vr >100V/γ ここで、Vr :空気溜め容量、V:圧縮機排気量、γ:
圧力比
【0017】本実施例では直列フィルタ連6で必要な空
気溜め容量を満たすことで圧力脈動を防いでいる。この
点以外は図1の第1実施例と全く同じ構成であり、第1
実施例と同様な効果が得られるので、水錆混合ドレンを
発生させることがなく、フィルタエレメントの交換イン
ターバルを大幅に長くし、かつ軽量化可能な環境に配慮
した分離膜式気体発生装置を提供することができる。
【0018】図3は、本発明の第3実施例(請求項3対
応)である分離膜式気体発生装置の構成図である。図に
示すように、本実施例は、非腐食性フィルタ2aが並列
に複数個接続されており、その他の構成は図1の第1実
施例と同様の構成とし、同一構成部分には同一符号を付
して説明する。
【0019】本実施例においては、非腐食性フィルタ2
aを複数個並列に接続した並列フィルタ連7で空気溜め
を構成している。本実施例も図2の第2実施例と同様に
並列フィルタ連7で必要な空気溜め容量を満たすことで
圧力脈動を防いでおり、この点以外は図1の第1実施例
と全く同じ構成であり、第1実施例と同様な効果が得ら
れるので、水錆混合ドレンを発生させることがなく、フ
ィルタエレメントの交換インターバルを大幅に長くし、
かつ軽量化可能な環境に配慮した分離膜式気体発生装置
を提供することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明(請求項1
ないし請求項3対応)によれば、非腐食性フィルタを用
いているので、錆の発生による水錆混合ドレンを発生さ
せることがなく、これによりフィルタエレメントの交換
インターバルを大幅に長くし、かつ軽量化可能な環境に
配慮した分離膜式気体発生装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の分離膜式気体発生装置の
構成図。
【図2】本発明の第2実施例の分離膜式気体発生装置の
構成図。
【図3】本発明の第3実施例の分離膜式気体発生装置の
構成図。
【図4】従来の分離膜式気体発生装置の構成図。
【符号の説明】
1…無給油式空気圧縮機、2…フィルタ、2a…非腐食
性フィルタ、3…フィルタエレメント、4…ドライヤ、
5…気体分離膜、6…直列フィルタ連、7…並列フィル
タ連、8…タンク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D006 GA41 JA52A JA67A KA02 KB14 PA01 PA05 PB17 4D052 AA01 EA01 4D058 KB05 KB12 QA03 QA30 SA16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮空気を排出する無給油式空気圧縮機
    と、前記圧縮空気を入力とし清浄空気を出力する非腐食
    性フィルタと、前記非腐食性フィルタから出力される清
    浄空気を入力とし乾燥空気を出力するドライヤと、前記
    ドライヤから出力される乾燥空気を入力とし特定気体を
    濃縮分離して出力する気体分離膜とより構成されたこと
    を特徴とする分離膜式気体発生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の分離膜式気体発生装置に
    おいて、前記非腐食性フィルタを複数個用いて直列に接
    続したことを特徴とする分離膜式気体発生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の分離膜式気体発生装置に
    おいて、前記非腐食性フィルタを複数個用いて並列に接
    続したことを特徴とする分離膜式気体発生装置。
JP2001115476A 2001-04-13 2001-04-13 分離膜式気体発生装置 Pending JP2002306920A (ja)

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Effective date: 20040302