JP2002305466A - レイク受信装置 - Google Patents

レイク受信装置

Info

Publication number
JP2002305466A
JP2002305466A JP2001108460A JP2001108460A JP2002305466A JP 2002305466 A JP2002305466 A JP 2002305466A JP 2001108460 A JP2001108460 A JP 2001108460A JP 2001108460 A JP2001108460 A JP 2001108460A JP 2002305466 A JP2002305466 A JP 2002305466A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
channel
data
symbol
code
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001108460A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Maruyama
勇一 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Micro Systems Co Ltd
Original Assignee
Renesas Micro Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Micro Systems Co Ltd filed Critical Renesas Micro Systems Co Ltd
Priority to JP2001108460A priority Critical patent/JP2002305466A/ja
Priority to US10/107,173 priority patent/US20020176393A1/en
Priority to DE2002116191 priority patent/DE10216191A1/de
Publication of JP2002305466A publication Critical patent/JP2002305466A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/7097Interference-related aspects
    • H04B1/711Interference-related aspects the interference being multi-path interference
    • H04B1/7115Constructive combining of multi-path signals, i.e. RAKE receivers
    • H04B1/7117Selection, re-selection, allocation or re-allocation of paths to fingers, e.g. timing offset control of allocated fingers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/7097Interference-related aspects
    • H04B1/711Interference-related aspects the interference being multi-path interference
    • H04B1/7115Constructive combining of multi-path signals, i.e. RAKE receivers
    • H04B1/712Weighting of fingers for combining, e.g. amplitude control or phase rotation using an inner loop
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B2201/00Indexing scheme relating to details of transmission systems not covered by a single group of H04B3/00 - H04B13/00
    • H04B2201/69Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general
    • H04B2201/707Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general relating to direct sequence modulation
    • H04B2201/70707Efficiency-related aspects

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチパス環境で多重コードを受信するため
のレイク受信装置において、その回路規模を削減する。 【解決手段】 A/Dコンバータ1は、受信ベースバン
ドデジタル信号を出力する。各チップレートフィンガー
部2−a〜2−cは、A/Dコンバータ1からの受信ベ
ースバンドデジタル信号の逆拡散及びシンボル積分を時
分割で行う。シンボルレートフィンガー/チャネル合成
部3は、各チップレートフィンガー部2−a〜2−cか
らのパイロットデータに基づき各伝搬路の伝搬路推定を
時分割で行い、この伝搬路推定値を用いてチャネルデー
タの伝搬路補償を時分割で行うとともに、伝搬路補償が
行われたチャネルデータを多重コード毎に時分割でレイ
ク合成して出力する。多重回路4は、シンボルレートフ
ィンガー/チャネル合成部3からのチャネルデータを多
重化し、復調データとして出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDMA方式の通
信システムにおけるレイク受信を行うレイク受信装置に
関し、特に、多重コード受信を行うレイク受信装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、CDMA方式の通信システム
においては、マルチパスを積極的に利用するレイク受信
方式が用いられている。
【0003】レイク受信方式とは、屋外の移動通信等に
おいて、直接到来する電波の他に、高層ビル等の建物や
山等で反射・回折して到来する電波を受信し、受信した
電波の位相合わせ等を行う受信方式である。このため、
レイク受信方式は、直接到来する電波のみを受信する受
信方式よりも、全体の受信電力を増大させることがで
き、結果として安定した受信を実現することができる。
【0004】昨今、動画データ等のマルチメディア情報
の通信においては、データ量の増大に伴い、より高速な
データ通信を実現することが要求されている。データの
通信速度を向上させる方式としては、複数のコードを1
ユーザが使用することにより、データの通信速度を向上
させるコード多重方式が一般的である。
【0005】特開2000−31938号公報において
は、レイク受信方式及びコード多重方式の両方の通信機
能を備えたCDMA通信用の受信機が開示されている。
この受信機は、レイク受信用の相関器及び検波器に別々
の拡散コードを割り当て、これらの相関器及び検波器を
コード多重用の相関器及び検波器としても用いることを
特徴としている。例えば、屋外で使用する場合と屋内で
使用する場合とで、レイク受信とコード多重受信とを切
り替えて行なうものであり、レイク受信を行わない屋内
ではコード多重受信を行うことで高速通信を実現してい
る。
【0006】なお、特開2000−31938号公報に
おいては、コード多重方式の受信が行われる場合は、移
動停止状態でかつマルチパスがない状態で行われること
を前提としているが、最近では、移動時のマルチパス環
境においても、384kビット/秒程度の高速な伝送レ
ートが要求されている。
【0007】この要求に応えるために、例えば、上述し
た特開2000−31938号公報においては、従来の
レイク受信回路を単純に複数個設け、それらのレイク受
信回路のコード多重制御を行う図10に示すようなレイ
ク受信装置の構成例が従来技術の延長として開示されて
いる。
【0008】図10は、従来のレイク受信装置の一構成
例を示す図である。なお、図10は、フィンガー本数が
3フィンガー、1ユーザが使用する多重コード数が3コ
ードである場合のレイク受信装置の構成を示している。
【0009】図10に示すように本従来例は、A/Dコ
ンバータ100と、多重コード数に対応して設けられ
た、コード1用受信ユニット101、コード2用受信ユ
ニット102及びコード3用受信ユニット103の3個
の受信ユニットと、多重回路104とから構成されてい
る。
【0010】A/Dコンバータ100は、入力される受
信信号をデジタル信号に変換し、受信ベースバンドデジ
タル信号として、コード1用受信ユニット101、コー
ド2用受信ユニット102及びコード3用受信ユニット
103に対して出力する。
【0011】コード1用受信ユニット101は、フィン
ガー数に対応して設けられ、A/Dコンバータ101か
らの受信ベースバンドデジタル信号の逆拡散、シンボル
積分、伝搬路推定及び伝搬路補償を行う3個のフィンガ
ー部105〜107と、各フィンガー部105〜107
からの出力データをレイク合成して出力するチャネル合
成部108とから構成される。なお、コード2用受信ユ
ニット102及びコード3用受信ユニット103の内部
構成は、コード1用受信ユニット101と同様であるも
のとする。
【0012】多重回路104は、コード1用受信ユニッ
ト101、コード2用受信ユニット102及びコード3
用受信ユニット103からの出力データを多重化し、復
調データとして出力する。
【0013】なお、特開2000−31938号公報に
おいては、各フィンガー部105〜107の構成につい
ての詳細な記述は無いが、各フィンガー部105〜10
7の構成は図11に示すような構成と考えられる。
【0014】図11に示すように本従来例におけるフィ
ンガー部は、拡散符号発生部111と、パイロット検波
部(相関器)112,113と、伝搬路推定器114
と、伝搬路補償器115とから構成される。
【0015】拡散符号生成部111は、PNコードを生
成するPN発生器(1,2)111−1,111−2
と、直交コードを生成する直交符号発生器(1)111
−3とから構成される。なお、PN発生器(1,2)1
11−1,111−2及び直交符号発生器(1)111
−3は、サーチャー部(不図示)からの制御信号に基づ
いて動作を行う。
【0016】パイロット検波部(相関器)112は、A
/Dコンバータ100からの受信ベースバンドデジタル
信号に対し、PNコード及び直交コードをそれぞれ用い
て逆拡散を行う逆拡散器(1,2)112−1,112
−2と、シンボル積分を行うシンボル積分器(1)11
2−3とから構成される。
【0017】パイロット検波部(相関器)113は、A
/Dコンバータ100からの受信ベースバンドデジタル
信号に対し、PNコード及び直交コードをそれぞれ用い
て逆拡散を行う逆拡散器(3,4)113−1,113
−2と、シンボル積分を行うシンボル積分器(2)11
3−3とから構成される。
【0018】伝搬路推定器114は、パイロット検波部
(相関器)112からの出力データに基づいて伝搬路推
定を行う。
【0019】伝搬路補償器115は、伝搬路推定器11
4における伝搬路推定結果を用いてパイロット検波部
(相関器)113からの出力データの伝搬路補償を行
う。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
に示したレイク受信装置においては、多重コード数分の
受信ユニットのそれぞれの内部にフィンガー数分のフィ
ンガー部を設けることになり、単純に(多重コード数×
フィンガー数)分のフィンガー部が必要となる。
【0021】その結果、特開2000−31938号公
報においても指摘されているように、マルチパス環境で
多重コードを受信するためのレイク受信装置において
は、その回路規模が非常に大きくなってしまい、移動端
末装置の小型化及び低コスト化を図ることができないと
いという問題点がある。
【0022】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたものであって、マルチパス環
境で多重コードを受信するためのレイク受信装置におい
て、その回路規模を削減することにより、移動端末装置
の小型化及び低コスト化を図ることができるレイク受信
装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、受信データ用のコードを生成するコード発
生部、該コード発生部にて生成されたコードを用いて前
記受信データの逆拡散を行う逆拡散部、該逆拡散部にて
逆拡散が行われた受信データのシンボル積分を行うシン
ボル積分部、前記受信データが通過してきた伝搬路の伝
搬路推定を行う伝搬路推定部、及び該伝搬路推定部にお
ける伝搬路推定結果に基づいて、前記シンボル積分部に
てシンボル積分が行われた受信データの伝搬路補償を行
う伝搬路補償部を具備するフィンガー処理部を有し、C
DMA通信におけるレイク受信を行うとともに多重コー
ド受信を行うレイク受信装置において、前記フィンガー
処理部は、前記コード発生部、前記逆拡散部及び前記シ
ンボル積分部を具備するチップレートフィンガー処理部
と、前記伝搬路推定部及び前記伝搬路補償部を具備する
シンボルレートフィンガー処理部とに分離されているこ
とを特徴とする。
【0024】また、前記チップレートフィンガー処理部
を、フィンガー数に対応して複数設けるとともに、前記
シンボルレートフィンガー処理部を、前記複数のチップ
レートフィンガー処理部に対して1つだけ設けたことを
特徴とする。
【0025】また、前記シンボルレートフィンガー処理
部は、前記チップレートフィンガー処理部内の前記シン
ボル積分部にてシンボル積分が行われた受信データを前
記伝搬路推定部及び前記伝搬路補償部に時分割で入力す
るための選択回路を有し、前記伝搬路推定部は、前記伝
搬路の伝搬路推定を時分割で行い、前記伝搬路補償部
は、前記受信データの伝搬路補償を時分割で行うことを
特徴とする。
【0026】また、前記コード発生部は、前記コードを
前記逆拡散部に時分割で入力するためのコード選択回路
を有し、前記逆拡散部は、前記受信データの逆拡散を時
分割で行い、前記シンボル積分部は、前記受信データの
シンボル積分を時分割で行うことを特徴とする。
【0027】また、前記シンボル積分部は、前記時分割
数分のレジスタと、前記逆拡散部にて逆拡散が行われた
受信データと前記レジスタの格納データとを加算し、該
加算結果を前記レジスタに格納する加算回路とを有し、
前記レジスタ及び前記加算回路を用いて前記受信データ
を時分割で累積加算することにより、該受信データのシ
ンボル積分を時分割で行うことを特徴とする。
【0028】また、前記シンボルレートフィンガー処理
部は、前記伝搬路補償部にて伝搬路補償が行われた受信
データについて、多重コードが共通する受信データ同士
を多重コード毎に時分割でレイク合成するチャネル合成
部を有することを特徴とする。
【0029】また、前記シンボルレートフィンガー処理
部の後段に配置され、前記チャネル合成部にて多重コー
ド毎にレイク合成された受信データを多重化し、復調デ
ータとして出力する多重回路を有することを特徴とす
る。
【0030】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、フィンガー処理部がチップレートフィンガー
処理部とシンボルレートフィンガー処理部とに分離さ
れ、チップレートフィンガー処理部のみがフィンガー数
に対応して複数設けられ、シンボルレートフィンガー処
理部を複数のチップレートフィンガー処理部に対して1
つだけ設けられ、チップレートフィンガー処理部では、
受信データが時分割処理され、シンボルレートフィンガ
ー処理部では、チップレートフィンガー処理部から出力
された受信データが選択回路により時分割入力された上
で時分割処理される。
【0031】これにより、従来のレイク受信装置と比較
して、逆拡散部、シンボル積分部、伝搬路推定部、伝搬
路補償部、及びチャネル合成部の数が削減されるため、
回路規模を大幅に削減することが可能となる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0033】図1は、本発明のレイク受信装置の実施の
一形態を示す図である。なお、図1は、多重コード数が
3コードで、フィンガー数が3フィンガーである場合の
レイク受信装置を示している。
【0034】図1に示すように本実施形態は、A/Dコ
ンバータ1と、チップレートフィンガー部(1)2−a
と、チップレートフィンガー部(2)2−bと、チップ
レートフィンガー部(3)2−cと、シンボルレートフ
ィンガー/チャネル合成部3と、多重回路4とから構成
される。
【0035】本実施形態は、パイロット検波信号である
パイロットチャネル信号用の1コードと、データ検波信
号であるデータチャネル信号用の3コード(多重コード
数分)との計4コードを時分割で処理することで受信信
号を復調するものである。
【0036】基地局(不図示)から送信されてきたRF
信号は、アンテナ(不図示)にて受信され、所定の回路
にてベースバンド信号に変換された後、A/Dコンバー
タ1に入力される。
【0037】A/Dコンバータ1は、入力されたベース
バンド信号をデジタル信号に変換し、受信ベースバンド
デジタル信号20として3個のチップレートフィンガー
部(1〜3)2−a〜2−cに対して出力する。
【0038】各チップレートフィンガー部(1〜3)2
−a〜2−cは、A/Dコンバータ1から出力された受
信ベースバンドデジタル信号20の逆拡散及びシンボル
積分を行い、パイロットチャネル信号(以下、パイロッ
トデータと称する)19−a〜19−c、及び多重コー
ド毎のデータチャネル信号(以下、チャネルデータと称
する)18−a〜18−cをシンボルレートフィンガー
/チャネル合成部3に対して出力する。
【0039】なお、各チップレートフィンガー部(1〜
3)2−a〜2−cは、複数(本実施形態では3つ)の
伝搬路(マルチパス)を通って到来した別々の受信信号
を受信するために設けられており、各伝搬路が割り当て
られている。
【0040】シンボルレートフィンガー/チャネル合成
部3は、各チップレートフィンガー部(1〜3)2−a
〜2−cから出力されたパイロットデータ19−a〜1
9−cに基づいて、各チップレートフィンガー部(1〜
3)2−a〜2−cに割り当てられた伝搬路の位相回転
を推定し、この伝搬路推定値を用いてチャネルデータ1
8−a〜18−cの伝搬路補償を行う。
【0041】更に、シンボルレートフィンガー/チャネ
ル合成部3は、伝搬路補償が行われたチャネルデータに
ついて、多重コードが共通するチャネルデータ同士を多
重コード毎にレイク合成し、レイク合成したチャネルデ
ータをデータチャネル信号(以下、チャネルデータと称
する)21として多重回路4に対して出力する。
【0042】多重回路4は、シンボルレートフィンガー
/チャネル合成部3から出力されたチャネルデータ21
を多重化し、復調データとして出力する。
【0043】図2は、図1に示したチップレートフィン
ガー部(1〜3)2−a〜2−cの一構成例を示す図で
ある。
【0044】図2に示すように本構成例は、逆拡散部5
と、コード発生部6と、シンボル積分部7と、出力バッ
ファ部8とから構成されている。
【0045】逆拡散部5は、A/Dコンバータ1から出
力された受信ベースバンドデジタル信号20に対し、直
交コード及びPNコードの2つの逆拡散を時分割で行う
ものであり、デコーダー10、補数回路11及び選択回
路12からなる組合せ回路から構成される。逆拡散は、
コードとデータとの複素乗算である。PNコード及び直
交コードは一般的に「+1」と「−1」とで表現できる
ため、逆拡散部5は、回路の簡素化のために、2つの複
素乗算回路を用いることなく実現されている。
【0046】コード発生部6は、チャネルデータ用のP
Nコード(コード1〜3)をそれぞれ生成するPN発生
器(1〜3)14−a〜14−cと、パイロットデータ
用のPNコード(パイロット)を生成するPN発生器
(4)14−dと、直交コードを生成する直交符号発生
器15と、PN発生器(1〜4)14−a〜14−dに
て生成された4つのPNコードを切り替えて時分割で逆
拡散部5に入力するためのコード選択回路13とから構
成される。
【0047】シンボル積分部7は、逆拡散部5から出力
された逆拡散データのシンボル積分を時分割で行うもの
であり、時分割数分の4個のレジスタ(1〜4)17−
a〜17−dからなるレジスタ17と、加算回路16と
から構成される。
【0048】出力バッファ部8は、シンボル積分部7か
ら出力される、時分割数分の4つのコード毎のシンボル
データをそれぞれラッチ出力するための4個のラッチ回
路(1〜4)9−a〜9−dから構成される。なお、ラ
ッチ回路(1〜3)9−a〜9−cからラッチ出力され
るシンボルデータは、チャネルデータ18としてシンボ
ルレートフィンガー部/チャンネル合成部3に入力さ
れ、ラッチ回路(4)9−dからラッチ出力されるシン
ボルデータは、パイロットデータ19としてシンボルレ
ートフィンガー部/チャンネル合成部3に入力される。
【0049】図3は、図1に示したシンボルレートフィ
ンガー部/チャンネル合成部3の一構成例を示す図であ
る。
【0050】図3に示すように本構成例は、パイロット
データ選択回路24、チャネルデータ選択回路25、伝
搬路推定部26、伝搬路補償値用バッファ部27及び伝
搬路補償部28からなるシンボルレートフィンガー部2
2と、レイク合成部29及び出力バッファ部30からな
るチャネル合成部23とから構成される。
【0051】パイロットデータ選択回路24は、各チッ
プレートフィンガー部(1〜3)2−a〜2−cから出
力されたパイロットデータ19−a〜19−cを切り替
えて時分割で伝搬路推定部26に入力する。
【0052】同様に、チャネルデータ選択回路25は、
各チップレートフィンガー部(1〜3)2−a〜2−c
から出力されたチャネルデータ18−a〜18−cを切
り替えて時分割で伝搬路補償部27に入力する。
【0053】伝搬路推定部26は、パイロットデータ選
択回路24を介して入力されたパイロットデータ19−
a〜19−cに基づいて、各チップレートフィンガー部
(1〜3)2−a〜2−cに割り当てられた伝搬路の位
相回転の推定を時分割で行うものであり、補数回路3
8、選択回路39、デコーダー31及びパイロットパタ
ーン発生器32からなる組合せ回路から構成される。パ
イロットパターン発生器32にて生成される理想パイロ
ットデータは一般的に「+1」と「−1」で表現できる
ため、伝搬路推定部26は、回路の簡素化のために、各
チップレートフィンガー部(1〜3)2−a〜2−c内
の逆拡散部5(図2参照)と同様に、特に複素乗算回路
を用いることなく実現されている。
【0054】伝搬路補償値用バッファ部27は、伝搬路
推定部26にて推定された、各チップレートフィンガー
部(1〜3)2−a〜2−c用の伝搬路推定値をそれぞ
れ格納するための3個の伝搬路補償レジスター(1〜
3)35−a〜35−cから構成される。
【0055】伝搬路補償部28は、伝搬路補償レジスタ
ー(1〜3)35−a〜35−cにそれぞれ格納された
伝搬路推定値を用いて、チャネルデータ選択回路25を
介して入力されたチャネルデータ18−a〜18−cの
伝搬路補償を時分割で行うものであり、複素乗算器33
及び選択回路34から構成される。
【0056】レイク合成部29は、伝搬路補償部28に
て伝搬路補償されたチャネルデータ18−a〜18−c
について、多重コードが共通するチャネルデータ同士を
多重コード毎に時分割でレイク合成を行うものであり、
多重コード数分の3個のレジスタ(1〜3)36−a〜
36−cからなるレジスタ36と、加算回路40とから
構成される。
【0057】出力バッファ部30は、レイク合成部29
から出力される、多重コード毎にレイク合成が行われた
チャネルデータをそれぞれラッチ出力するための3個の
ラッチ回路(1〜3)37−a〜37−dから構成され
る。なお、ラッチ回路(1〜3)37−a〜37−dか
らラッチ出力されるチャネルデータは、チャネルデータ
21として多重回路4に入力される。
【0058】以下に、上記のように構成されたレイク受
信装置の動作についてタイミングチャートを参照して説
明する。
【0059】まず、図2に示したチップレートフィンガ
ー部の動作について説明する。
【0060】図4は、図2に示したチップレートフィン
ガー部の動作タイミングの一例を示すタイミングチャー
トである。なお、各チップレートフィンガー部(1〜
3)2−a〜2−cには、A/Dコンバータ1から出力
された受信ベースバンドデジタル信号20(入力デー
タ)が、チップレートクロックに同期して1チップ毎に
入力されている。
【0061】コード発生部6においては、1チップ毎
に、チャネルデータ用のPNコード(コード1〜3)が
それぞれPN発生器(1〜3)14−a〜14−cにて
生成され、パイロットデータ用のPNコード(パイロッ
ト)がPN発生器(4)14−dにて生成される。
【0062】本実施形態においては、時分割で処理され
るコード数が4個であるため、コード選択回路13にお
いては、チップレートクロックの4倍のクロックにて、
PN発生器(1〜4)14−a〜14−cにて生成され
たPNコードが順次切り替えられて選択され、選択され
たPNコードが逆拡散部5に対して出力される。
【0063】また、直交符号発生器15においては、1
チップ毎に直交コードが生成されて逆拡散部5に対して
出力される。
【0064】逆拡散部5においては、A/Dコンバータ
1から出力された受信ベースバンドデジタル信号20に
対し、直交符号発生器15及びコード選択回路13から
それぞれ出力されデコーダ10にて復号化処理された直
交コード及びPNコードの逆拡散が選択回路12にて行
われ、この逆拡散結果が順次出力される。
【0065】なお、A/Dコンバータ1から出力された
受信ベースバンドデジタル信号20のうち「−1」のデ
ータについては補数回路11にて補数処理が行われた
後、選択回路12に入力される。
【0066】次に、シンボル積分部7において、逆拡散
部5から順次出力される逆拡散データと、レジスタ
(4)17−dに格納されているデータとが加算回路1
6にて加算され、この加算結果が相関値としてレジスタ
(1)17−aに格納される。なお、図4においては、
パイロットデータの逆拡散データ(パイロット)の加算
結果が相関値1であり、チャネルデータの逆拡散データ
(コード1〜3)の加算結果がそれぞれ相関値2〜4で
ある。
【0067】ここで、レジスタ17は、4つのレジスタ
(1〜4)17−a〜17−dからなるシフトレジスタ
として構成されている。本実施形態では時分割で処理さ
れるコード数が4個であるため、レジスタ17は、チッ
プレートの4倍クロックで格納データをシフトする。こ
のため、逆拡散部5から出力された4コード分の逆拡散
データは、コード毎にチップレートクロック周期で累積
加算されることになる。
【0068】更に、シンボル積分部7においては、逆拡
散部5から出力された逆拡散データが、コード毎に予め
決められたチップ数分累積加算された後、コード毎のシ
ンボルデータとして出力される。このとき、レジスタ
(1)17−aに「0」を書き込むことにより、次のシ
ンボルデータの積算が連続的に実行される。
【0069】その後、シンボル積分部7から出力された
コード毎のシンボルデータが、出力バッファ部8内の各
ラッチ回路(1〜4)9−a〜9−dに格納され、各ラ
ッチ回路(1〜4)9−a〜9−dによりラッチ出力さ
れる。
【0070】なお、各チップレートフィンガー部(1〜
3)2−a〜2−cの出力は、チャネルデータ18−a
〜18−c或いはパイロットデータ19−a〜19−c
としてシンボルレートフィンガー部/チャンネル合成部
3に入力される。
【0071】次に、図3に示したシンボルレートフィン
ガー/チャネル合成部の動作について説明する。
【0072】図5は、図3に示したシンボルレートフィ
ンガー/チャネル合成部の動作タイミングの一例を示す
タイミングチャートである。
【0073】本実施形態においては、3個のチップレー
トフィンガー部(1〜3)2−a〜2−cが設けられて
いる。各チップレートフィンガー部(1〜3)2−a〜
2−cは、上述したように、3つの伝搬路を通って到来
した別々の信号を受信するために設けられているため、
動作タイミングが互いに異なっている。このため、図5
においては、各チップレートフィンガー部(1〜3)2
−a〜2−cからのデータ入力のタイミングも各々で異
なるものとして説明する。
【0074】各チップレートフィンガー部(1〜3)2
−a〜2−cの動作タイミングは特に本発明には関係が
ないので図1に図示していないが、一般的なレイク受信
装置では、サーチャー部と呼ばれる機能ブロックから通
知される。本発明においても、図示していない別に設け
られたサーチャー部から各チップレートフィンガー部
(1〜3)2−a〜2−cに動作タイミングが通知され
るものとする。
【0075】また、図5においては、チップレートフィ
ンガー部(1)2−aに割り当てられた伝搬路(パス)
を通る受信信号が最も早く到達し、その1チップ後にチ
ップレートフィンガー部(3)2−cに割り当てられた
パスを通る受信信号が到達し、更に1チップ後にチップ
レートフィンガー部(2)2−bに割り当てられたパス
を通る受信信号が到達する例が示されている。
【0076】図3に示したシンボルレートフィンガー/
チャネル合成部は、最も遅く受信信号が到達するパスが
割り当てられているチップレートフィンガー部の動作タ
イミングを基準として動作を開始する。このため、図5
においては、チップレートフィンガー部(2)2−bか
らのデータ入力のタイミングを基準として動作を開始す
るものとして説明する。
【0077】また、図3に示したシンボルレートフィン
ガー/チャネル合成部は、各チップレートフィンガー部
(1〜3)2−a〜2−cの処理順序は任意であるが、
図5においては、最も速く受信信号が到達するパスが割
り当てられているチップレートフィンガー部(1)2−
aの処理から開始するものとして説明する。
【0078】まず、パイロットデータ選択回路24にお
いて、チップレートフィンガー部(2)2−bからのパ
イロットデータ(F2PL)の入力タイミングを基準と
して、チップレートフィンガー部(1)2−aからのパ
イロットデータ(F1PL)が選択されて伝搬路推定部
26に対して出力される。
【0079】次に、伝搬路推定部26において、パイロ
ットデータ選択回路24から出力された受信パイロット
データ(F1PL)と、パイロットパターン発生器32
にて生成されデコーダ31にて復号化処理された理想パ
イロットデータとが選択回路39にて比較され(理想パ
イロットデータの複素共役と受信パイロットデータとを
複素乗算することで)、チップレートフィンガー部
(1)2−aに割り当てられた伝搬路の位相回転が推定
される。この推定結果(本例では演算結果の複素共役)
は、伝搬路補償レジスタ(1)35−aに格納される。
【0080】なお、パイロットデータ選択回路24から
出力されるパイロットデータのうち「−1」のデータに
ついては補数回路38にて補数処理が行われた後、選択
回路39に入力される。
【0081】チップレートの4倍クロックの次のタイミ
ングでは、パイロットデータ選択回路24において、チ
ップレートフィンガー部(2)2−bからのパイロット
データ(F2PL)が選択されて出力される。
【0082】このため、伝搬路推定部26においては、
パイロットデータ選択回路24から出力されたパイロッ
トデータ(F2PL)を用いてチップレートフィンガー
部(2)2−bに割り当てられた伝搬路の位相回転が推
定され、この推定結果が伝搬路補償レジスタ(2)35
−bに格納される。
【0083】上記の処理をフィンガー数分(本実施形態
では3回分)繰り返すことで、伝搬路推定処理が終了す
る。
【0084】一方、チャネルデータ選択回路25におい
ては、チップレートフィンガー部(2)2−bからの最
初のチャネルデータ(F2C1)の入力タイミングを基
準として、まず、チップレートフィンガー部(1)2−
aからのコード1用のチャネルデータ(F1C1)が選
択されて伝搬路補償部28に対して出力される。
【0085】このとき、伝搬路補償部28内の選択回路
34においては、チャネルデータ選択回路25から出力
されたチャネルデータ(F1C1)に対応するように、
伝搬路補償レジスタ(1)35−aに格納されているチ
ップレートフィンガー部(1)2−a用の伝搬路補償デ
ータが選択されて出力される。
【0086】次に、複素乗算器33において、チャネル
データ選択回路25から出力されたコード1用のチャネ
ルデータ(F1C1)と、選択回路34から出力された
チップレートフィンガー部(1)2−a用の伝搬路補償
データとが複素乗算されることで伝搬路補償が行われ、
伝搬路補償されたチャネルデータが出力される。
【0087】以降、チャネルデータ選択回路25におい
ては、チップレートフィンガー部(1)2−aのコード
2及びコード3用のチャネルデータ(F1C2,F1C
3)が順次選択されて出力され、チップレートフィンガ
ー部(1)2−aのチャネルデータの出力が終了する
と、チップレートフィンガー部(2)2−bのコード1
〜コード3用のチャネルデータ(F2C1,F2C2,
F2C3)が順次選択されて出力され、チップレートフ
ィンガー部(2)2−bのチャネルデータの出力が終了
すると、チップレートフィンガー部(3)のコード1〜
コード3用のチャネルデータ(F3C1,F3C2,F
3C3)が順次選択されて出力される。
【0088】また、選択回路34においては、伝搬路補
償レジスタ(1〜3)35−a〜35−cに格納されて
いる伝搬路補償データのうち、チャネルデータ選択回路
25から順次出力されるチャネルデータに対応する伝搬
路補償データが選択されて出力される。
【0089】また、複素乗算器33においては、チャネ
ルデータ選択回路25から順次出力されるチャネルデー
タと、選択回路34から出力される伝搬路補償データと
が複素乗算されることで伝搬路補償が行われ、伝搬路補
償されたチャネルデータが順次出力される。
【0090】上記の処理により、伝搬路補償部28にお
いては、伝搬路補償されたチャネルデータが順次出力可
能になる。
【0091】レイク合成部29においては、伝搬路補償
部28から順次出力されるチャネルデータと、レジスタ
(3)36−cに格納されたデータとが加算回路40に
て加算され、この加算結果がレジスタ(1)36−aに
格納され、この処理がフィンガー数分(本実施形態では
3回分)繰り返される。これにより、多重コードが共通
するチャネルデータ同士が多重コード毎にレイク合成さ
れ、レイク合成されたチャネルデータが出力される。
【0092】その後、レイク合成部29から出力された
チャネルデータが、出力バッファ部30内の各ラッチ回
路(1〜3)37−a〜37−cに出力データとして格
納され、処理が終了する。
【0093】なお、シンボルレートフィンガー/チャネ
ル合成部3の出力は、チャネルデータ21として多重回
路4に入力される。
【0094】本実施形態においては、図2に示すシンボ
ル積分部7内のレジスタ17、及び図3に示すレイク合
成部29内のレジスタ36が、シフトレジスタとして構
成されているが、シフトレジスタは消費電流が大きいと
いう問題がある。
【0095】このため、上述したレジスタ17及びレジ
スタ36を、図6に示すようなレジスタ構成とし、デー
タを入力する場合は、必要なレジスタに必要な時にデー
タをロードし、データを出力する場合は、データ選択回
路にてデータを選択して出力する構成に変更すること
で、消費電流を削減することができる。
【0096】なお、データを入力する際に必要なレジス
タに必要な時にデータをロードするために、レジスタの
前段にデータ選択回路を設け、このデータ選択回路にて
入力データを選択して必要なレジスタにロードする構成
や、各レジスタにクロック回路を接続し、各レジスタが
クロック回路のクロックに応じて動作し、必要な時にデ
ータをロードするような構成等とすることも可能であ
る。
【0097】また、本実施形態においては、コード1〜
コード3のチャネルデータのシンボルレート(シンボル
積分を行う周期)が互いに同一であることを前提として
説明したが、各コードのシンボルレートは特に同じであ
る必要はない。各コードのシンボルレートが互いに異な
る場合は、チップレートフィンガー部のシンボル積分部
7におけるレジスタ17のクリアーのタイミングとシン
ボルデータ出力タイミングとを変更することで対応でき
る。本実施形態中のパイロットシンボルデータと同様な
処理をすれば良く、同時にチャネル合成部23では、シ
ンボルレートが一番速い(シンボル積分を行う周期が最
も短い)コードでレイク合成部29を動作させ、出力バ
ッファ部30へのデータラッチのタイミングのみ変更す
れば、容易に実現可能である。
【0098】また、本実施形態においては、多重コード
が3コードである場合を例に挙げて説明したが、更に多
くの多重化に対応するためには、チップレートフィンガ
ー部内のコード発生部6のPN発生器、及びシンボル積
分部7のレジスタを増設するとともに、シンボルレート
フィンガー/チャネル合成部内のレイク合成部29のレ
ジスタを増設し、かつ、チップレートクロックの4倍の
クロックを採用しているところを更に高速のクロックを
採用することで簡単に対応できる。
【0099】例えば、多重コードを4コードとし、パイ
ロットデータ用の1コードと、チャネルデータ用の多重
コード分の4コードとの計5コードを時分割で処理する
場合における、チップレートフィンガー部の回路例を図
7に、シンボルレートフィンガー/チャネル合成部の回
路例を図8に示す。なお、図7及び図8においては、図
2及び図3と同様に、フィンガー数が3フィンガーであ
るものとする。
【0100】図7に示すチップレートフィンガー部は、
図2に示したチップレートフィンガー部に対して、コー
ド発生部6内のPN発生器、及びシンボル積分部7内の
レジスタをそれぞれ4個から5個に増設し、チップレー
トクロックの5倍のクロックを採用している点が異な
る。
【0101】図8に示すシンボルレートフィンガー/チ
ャネル合成部は、図3に示したシンボルレートフィンガ
ー/チャネル合成部に対して、レイク合成部29内のレ
ジスタを3個から4個に増設し、チップレートクロック
の5倍のクロックを採用している点が異なる。
【0102】また、本実施形態においては、フィンガー
数が3フィンガーであり、3個のチップレートフィンガ
ー部を設けた場合を例に挙げて説明したが、フィンガー
数が増えた場合には、増えたフィンガー分のチップレー
トフィンガー部を増設する。
【0103】このとき、シンボルレートフィンガー/チ
ャネル合成部は、パイロットデータ選択回路24及びチ
ャネルデータ選択回路25の入力数が増えることになる
が、これに対応するためには、伝搬路推定部26では増
えたフィンガー分の伝搬路推定を行い、伝搬路補償部2
8では増えたフィンガー分の伝搬路補償を行うだけで良
く、回路の追加としては、伝搬路補償値用バッファ部2
7内の伝搬路補償レジスタを、増えたフィンガー分だけ
増設するのみである。
【0104】例えば、フィンガーを4フィンガーとし、
チップレートフィンガー部を3個から4個に増設した場
合における、シンボルレートフィンガー/チャネル合成
部の回路例を図9に示す。なお、図9においては、図3
と同様に、多重コード数が3コードであるものとする。
【0105】図9に示すシンボルレートフィンガー/チ
ャネル合成部は、図3に示したシンボルレートフィンガ
ー/チャネル合成部に対して、伝搬路補償値用バッファ
部27内の伝搬路補償レジスタを3個から4個に増設
し、伝搬路推定部26では4フィンガー分の伝搬路推定
を行い、伝搬路補償部28では4フィンガー分の伝搬路
補償を行っている点が異なる。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように本発明のレイク受信
装置は、フィンガー処理部をチップレートフィンガー処
理部とシンボルレートフィンガー処理部とに分離し、チ
ップレートフィンガー処理部のみをマルチパス受信のた
めにフィンガー数に対応して複数設け、シンボルレート
フィンガー処理部を複数のチップレートフィンガー処理
部に対して1つだけ設けた構成とし、チップレートフィ
ンガー処理部では、受信データを時分割処理し、シンボ
ルレートフィンガー処理部では、チップレートフィンガ
ー処理部から出力された受信データを選択回路により時
分割入力した上で時分割処理する。
【0107】このため、本発明のレイク受信装置を、例
えば、フィンガー数が3フィンガー、多重コード数が3
コードであるものとして構成した場合には、図10に示
す従来のレイク受信装置と比較して、逆拡散部、シンボ
ル積分部、伝搬路推定部、伝搬路補償部、及びチャネル
合成部の数を1/3に削減することができるため、回路
規模を大幅に削減することが可能となる。これにより、
移動端末装置の小型化及び低コスト化を図ることができ
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレイク受信装置の実施の一形態を示す
図である。
【図2】図1に示したチップレートフィンガー部の一構
成例を示す図である。
【図3】図1に示したシンボルレートフィンガー部/チ
ャンネル合成部の一構成例を示す図である。
【図4】図2に示したチップレートフィンガー部の動作
タイミングの一例を示すタイミングチャートである。
【図5】図3に示したシンボルレートフィンガー部/チ
ャンネル合成部の動作タイミングの一例を示すタイミン
グチャートである。
【図6】図2に示したレジスタ17、及び図3に示した
レジスタ36の他の構成例を示す図である。
【図7】本発明のレイク受信装置に用いられるチップレ
ートフィンガー部の他の構成例を示す図である。
【図8】本発明のレイク受信装置に用いられるシンボル
レートフィンガー部/チャンネル合成部の他の構成例を
示す図である。
【図9】本発明のレイク受信装置に用いられるシンボル
レートフィンガー部/チャンネル合成部の他の構成例を
示す図である。
【図10】従来のレイク受信装置の一構成例を示す図で
ある。
【図11】図10に示したフィンガー部の一構成例を示
す図である。
【符号の説明】
1 A/Dコンバータ 2−a〜2−c チップレートフィンガー部 3 シンボルレートフィンガー/チャネル合成部 4 多重回路 5 逆拡散部 6 コード発生部 7 シンボル積分部 8 出力バッファ部 9−a〜9−d ラッチ回路 10 デコーダー 11 補数回路 12 選択回路 13 コード選択回路 14−a〜14−d PN発生器 15 直交符号発生器 16 加算回路 17 レジスタ 18 データチャネル信号 19 パイロットチャネル信号 20 受信ベースバンドデジタル信号 21 データチャネル信号 22 シンボルレートフィンガー部 23 チャネル合成部 24 パイロットデータ選択回路 25 チャネルデータ選択回路 26 伝搬路推定部 27 伝搬路補償値用バッファ部 28 伝搬路補償部 29 レイク合成部 30 出力バッファ部 31 デコーダー 32 パイロットパターン発生器 33 複素乗算器 34 選択回路 35−a〜35−c 伝搬路補償レジスタ 36 レジスタ 37−a〜37−c ラッチ回路 38 補数回路 39 選択回路 40 加算回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信データ用のコードを生成するコード
    発生部、該コード発生部にて生成されたコードを用いて
    前記受信データの逆拡散を行う逆拡散部、該逆拡散部に
    て逆拡散が行われた受信データのシンボル積分を行うシ
    ンボル積分部、前記受信データが通過してきた伝搬路の
    伝搬路推定を行う伝搬路推定部、及び該伝搬路推定部に
    おける伝搬路推定結果に基づいて、前記シンボル積分部
    にてシンボル積分が行われた受信データの伝搬路補償を
    行う伝搬路補償部を具備するフィンガー処理部を有し、
    CDMA通信におけるレイク受信を行うとともに多重コ
    ード受信を行うレイク受信装置において、 前記フィンガー処理部は、前記コード発生部、前記逆拡
    散部及び前記シンボル積分部を具備するチップレートフ
    ィンガー処理部と、前記伝搬路推定部及び前記伝搬路補
    償部を具備するシンボルレートフィンガー処理部とに分
    離されていることを特徴とするレイク受信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のレイク受信装置におい
    て、 前記チップレートフィンガー処理部を、フィンガー数に
    対応して複数設けるとともに、前記シンボルレートフィ
    ンガー処理部を、前記複数のチップレートフィンガー処
    理部に対して1つだけ設けたことを特徴とするレイク受
    信装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のレイク受信装置におい
    て、 前記シンボルレートフィンガー処理部は、前記チップレ
    ートフィンガー処理部内の前記シンボル積分部にてシン
    ボル積分が行われた受信データを前記伝搬路推定部及び
    前記伝搬路補償部に時分割で入力するための選択回路を
    有し、 前記伝搬路推定部は、前記伝搬路の伝搬路推定を時分割
    で行い、 前記伝搬路補償部は、前記受信データの伝搬路補償を時
    分割で行うことを特徴とするレイク受信装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のレイク受信装置におい
    て、 前記コード発生部は、前記コードを前記逆拡散部に時分
    割で入力するためのコード選択回路を有し、 前記逆拡散部は、前記受信データの逆拡散を時分割で行
    い、 前記シンボル積分部は、前記受信データのシンボル積分
    を時分割で行うことを特徴とするレイク受信装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のレイク受信装置におい
    て、 前記シンボル積分部は、 前記時分割数分のレジスタと、 前記逆拡散部にて逆拡散が行われた受信データと前記レ
    ジスタの格納データとを加算し、該加算結果を前記レジ
    スタに格納する加算回路とを有し、 前記レジスタ及び前記加算回路を用いて前記受信データ
    を時分割で累積加算することにより、該受信データのシ
    ンボル積分を時分割で行うことを特徴とするレイク受信
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のレイク受信装置におい
    て、 前記シンボルレートフィンガー処理部は、前記伝搬路補
    償部にて伝搬路補償が行われた受信データについて、多
    重コードが共通する受信データ同士を多重コード毎に時
    分割でレイク合成するチャネル合成部を有することを特
    徴とするレイク受信装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のレイク受信装置におい
    て、 前記シンボルレートフィンガー処理部の後段に配置さ
    れ、前記チャネル合成部にて多重コード毎にレイク合成
    された受信データを多重化し、復調データとして出力す
    る多重回路を有することを特徴とするレイク受信装置。
JP2001108460A 2001-04-06 2001-04-06 レイク受信装置 Pending JP2002305466A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001108460A JP2002305466A (ja) 2001-04-06 2001-04-06 レイク受信装置
US10/107,173 US20020176393A1 (en) 2001-04-06 2002-03-28 Reduction in circuit scale of RAKE receiver in CDMA communication system
DE2002116191 DE10216191A1 (de) 2001-04-06 2002-04-05 Schaltungsmaßstabverringerung von RAKE-Empfängern in CDMA-Kommunikationssystemen

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001108460A JP2002305466A (ja) 2001-04-06 2001-04-06 レイク受信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002305466A true JP2002305466A (ja) 2002-10-18

Family

ID=18960590

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001108460A Pending JP2002305466A (ja) 2001-04-06 2001-04-06 レイク受信装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20020176393A1 (ja)
JP (1) JP2002305466A (ja)
DE (1) DE10216191A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100380849C (zh) * 2003-09-16 2008-04-09 三星电子株式会社 移动通信系统中用于搜索小区和多径的装置和方法
JP2008544689A (ja) * 2005-06-22 2008-12-04 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 1つ以上の受信信号処理の工程のなかでチップサンプル相関を用いるための方法と装置

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE60009052T2 (de) * 2000-07-21 2004-10-21 St Microelectronics Nv RAKE-Empfänger für ein CDMA System, insbesondere in einem zellularen Mobiltelefon
US7349461B2 (en) * 2003-02-13 2008-03-25 Qualcomm Incorporated Efficient back-end channel matched filter (CMF)
JP2004320317A (ja) * 2003-04-15 2004-11-11 Nec Corp レイク受信装置およびレイク受信方法
US8064494B2 (en) * 2003-05-28 2011-11-22 Qualcomm Incorporated Last finger polling for rake receivers
US9276778B2 (en) * 2014-01-31 2016-03-01 Qualcomm Incorporated Instruction and method for fused rake-finger operation on a vector processor

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100380849C (zh) * 2003-09-16 2008-04-09 三星电子株式会社 移动通信系统中用于搜索小区和多径的装置和方法
JP2008544689A (ja) * 2005-06-22 2008-12-04 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 1つ以上の受信信号処理の工程のなかでチップサンプル相関を用いるための方法と装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20020176393A1 (en) 2002-11-28
DE10216191A1 (de) 2002-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4213752B2 (ja) Rake受信機
JP4642264B2 (ja) スペクトル拡散通信用相関回路
JPH10190528A (ja) スペクトル拡散受信機
JPH118568A (ja) Cdma通信システムにおける信号受信装置
KR100647937B1 (ko) 확산 스펙트럼 수신기, 확산 스펙트럼 신호 수신 방법 및광대역 코드 분할 다중 접속 수신기
EP1279239A2 (en) Matched filter and receiver for mobile radio communication system
CN1157074C (zh) 移动无线通信系统中的基带信号解调装置与方法
KR101157108B1 (ko) 메모리 아키텍처를 사용하여 1차 셀을 검색하기 위한 상관기
JP2002305466A (ja) レイク受信装置
EP1133067B1 (en) Spreading code generation apparatus and CDMA receiver
JP3869674B2 (ja) スペクトラム拡散通信用スライディングコリレータ
JPH11154931A (ja) レイク受信機とそれを用いた携帯電話の移動機及び基地局
JP2000209124A (ja) スペクトラム拡散通信用相関回路
US6834074B2 (en) Method of time tracking in a vector correlator based rake receiver
JP2000244378A (ja) スペクトラム拡散通信用相関回路及び復調回路及び受信装置
JP4205868B2 (ja) Ds−cdmaシステムにおける信号受信装置
JPH11191896A (ja) Cdmaセルラーシステムの受信装置
US7903722B2 (en) Hardware-efficient searcher architecture for code division multiple access (CDMA) cellular receivers
JP2000312166A (ja) Cdma通信方式における相関器及び復調回路
JP4180448B2 (ja) 受信装置
JP2930585B1 (ja) Ds−cdmaシステムにおける信号受信装置
Fazal et al. Evaluation of WCDMA receiver baseband processing on a Multi-Processor System-On-Chip
JP2008527910A (ja) Cdmaシステム用の効率的な最大比合成器
JP2002141830A (ja) マッチトフィルタ
JP2003078450A (ja) 相関検出器