JP2002303188A - ディーゼルエンジンの燃料噴射方法 - Google Patents
ディーゼルエンジンの燃料噴射方法Info
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Abstract
噴射を行うディーゼルエンジンにおいて、容易かつ効果
的にHCを増量できるようにする。 【解決手段】 運転状態に応じて主噴射量Qm、主噴射
時期Im、後噴射量QF、後噴射時期IFを設定し(S1
03)、触媒温度Tcatを推定して(S104)、H
C増大要求を判断し(S105)、HC増大要求大のと
きは、目標トルクTrに基づき補正した主噴射量Q
mR、主噴射時期ImR、後噴射量QFR、後噴射時期IFR
を設定し(ステップS106)、多段噴射の噴射量Qm
R1〜QmR3、噴射時期ImR1〜ImR3を設定して(S1
07)、噴射する(S108)。後噴射時期IFRは正規
の後噴射時期IFより略10゜(CA)遅角設定とし、
後噴射量QFRは主噴射量QmRの15%以上とする。ま
た、多段噴射の噴射間隔は0.5〜1.0msとする。
Description
れるディーゼルエンジンの燃料噴射方法に関するもので
ある。
るディーゼルエンジン(直噴ディーゼルエンジン)にお
いて、圧縮上死点近傍で燃料の主噴射を行うとともに、
主噴射後、膨張行程前半の所定時期に後噴射(ポスト噴
射、副噴射ともいう)を行うようにしたものが知られて
いる。例えば特開2000ー170585号公報には、
圧縮上死点近傍で燃料の主噴射を行うとともに、圧縮上
死点後10〜20゜CA(クランク角)で副噴射を行う
ものが記載されている。
が比較的低いために、排気系の触媒装置が活性化しにく
いという問題があり、そのため、従来から、温度が低い
ときに膨張行程で後噴射することにより、後燃えによっ
て排気ガス温度を高め、触媒の活性化を促進するとか、
NOx還元触媒を備える場合に、還元剤である炭化水素
(HC)の供給量を増やすため、燃料を膨張行程で後噴
射して、後燃えによりHCを増大させるというようなこ
とを行っているのである。その際、ディーゼルエンジン
では、触媒装置の過熱を抑制しつつ窒素酸化物(NO
x)の浄化率を向上させることが課題であるとともに、
燃焼室で発生した炭素粒子の凝集物からなる煤の放出量
を低減することが課題であり、HC増大および燃費悪化
を抑制しつつそれらの課題を解決することが要求され
る。上記特開2000ー170585号公報記載のもの
は、圧縮上死点後10〜20゜CA(クランク角)で副
噴射を行うことよって、燃費悪化を抑制しつつ煤低減を
図っているのである。
来の技術では、後噴射の時期が固定的で、エンジンの運
転状態によって変化するNOx浄化の条件や煤低減の条
件からずれる場合があり、そのために、NOxおよび煤
の排出量を効果的に低減することができない。特に、後
噴射によって、NOx還元触媒やNOxトラップ触媒の
還元剤としてのHCの供給量の一層の増大を図り、ある
いは、酸化触媒の劣化判定のためのHC増大を図る場合
に、上記従来の技術では、HCを容易かつ効果的に増量
するということができなかった。
おいて、HCを要求に応じて容易かつ効果的に増量でき
る燃料噴射方法を提供することを目的とする。
燃焼室内に燃料を直接噴射するよう配設された燃料噴射
弁により、圧縮行程上死点付近までの所定時期に燃料の
主噴射を行うとともに、該主噴射による燃焼の終了時期
を基準にして、主噴射による燃焼が終了した直後に燃焼
が開始されるよう、主噴射後、膨張行程前半の所定時期
に上記燃料噴射弁により燃料の後噴射を行うディーゼル
エンジンの燃料噴射方法であって、運転状態に基づい
て、排気ガス中の還元剤を増量する条件を設定し、該条
件が成立するか否かを判定して、該条件成立時には、上
記後噴射を行う時期を、後噴射による燃焼が上記主噴射
による燃焼の終了時期より遅角側で開始されるよう、主
噴射による燃焼が終了した直後に燃焼が開始される設定
の正規の後噴射時期より遅角側の設定とするものであ
る。
料の主噴射により燃焼室内で発生した拡散燃焼の終了時
期を基準にして、主噴射による燃焼が終了した直後に燃
焼が開始されるよう燃料の後噴射時期が設定されること
により、火炎が拡がった後の燃焼室内に存在する炭素が
周辺の酸素と旨く混合した状態で、その炭素が後噴射さ
れた燃料とともに燃焼し、炭素の凝縮体からなる煤の排
出量が効果的に低減されることになる。主噴射を複数回
に分割して多段噴射を行う場合も、その燃焼は拡散燃焼
であり、その燃焼終了時期を基準とすることで、同様の
作用により煤の排出量が低減される。また、主噴射が吸
気行程で行われる場合は、予混合燃焼となるが、その場
合でも、一部は拡散燃焼となることから、その拡散燃焼
の終了時期を基準にすることで、同様の作用により煤の
排出量が低減される。
還元剤を増量する条件が設定され、該条件成立時に、後
噴射時期が、主噴射による燃焼が終了した直後に燃焼が
開始される設定の正規の後噴射時期より遅角側の設定と
され、後噴射による燃焼が主噴射による燃焼の終了時期
より遅角側で開始されることにより、NOx還元触媒や
NOxトラップ触媒の還元剤としてのHCの供給量の一
層の増大を図り、あるいは、酸化触媒の劣化判定のため
のHC増大の要求に対応して、後噴射により還元剤(H
C)を容易かつ効果的に増量することができる。
ィーゼルエンジンの燃料噴射方法において、上記遅角側
の設定は、上記正規の後噴射時期よりクランク角にして
略10゜遅角した設定とするものである。
散燃焼が終了した直後に後噴射による燃焼が開始される
設定よりも略10゜遅角した設定とすることにより、少
なくともエンジン低回転あるいは低負荷において、還元
剤(HC)の増量を顕著なものとすることができる。
ィーゼルエンジンの燃料噴射方法において、後噴射によ
る燃料の噴射量は、主噴射による燃料の噴射量の15%
以上とするものである。
射による燃料を噴射量を、主噴射による燃料の噴射量の
15%以上とすることにより、顕著なものとすることが
できる。
ィーゼルエンジンの燃料噴射方法において、後噴射時期
の遅角側設定は、少なくともエンジン低回転または低負
荷時に行うようにするものである。
ンがかなりのリーン状態で運転されていて、HCが少な
い状態にあるため、還元剤(HC)の増量要求に対し、
エンジン低回転または低負荷時は、特に後噴射時期の遅
角によりHCを増量する必要があるのである。
ィーゼルエンジンの燃料噴射方法において、後噴射時期
の遅角側設定を行うときに、主噴射は複数回に分割して
行い、その間、燃料噴射弁が閉じてから次に開くまでの
間隔を、0.5〜1.0msとするものである。
噴射とし、特にその噴射間隔を、0.5〜1.0msと
することにより、HCの排出量が増大する特性を利用し
て、後噴射時期の遅角によるHCの増大に加えて、一層
顕著にHCを増大させることができる。
ィーゼルエンジンの燃料噴射方法において、排気通路
に、ゼオライトに触媒金属を担持させ、排気の空燃比が
理論空燃比よりも大きいリーン状態においてもNOxを
還元浄化する機能を持たせたNOx還元触媒を備えたデ
ィーゼルエンジンの場合に、NOx還元触媒のNOx還
元要求が大となる運転状態をもって、排気ガス中の還元
剤を増量する条件とするものである。
媒の温度によって決定され、例えば250〜300゜C
といった所定温度範囲でピークになる。つまり、触媒温
度が所定温度範囲にある状態が、NOx還元要求が大の
運転状態である。そこで、触媒温度が所定温度範囲にあ
る運転状態を判断し、触媒温度が所定温度範囲にあるこ
とを条件に、後噴射時期を、主噴射による燃焼が終了し
た直後に燃焼が開始される設定の正規の後噴射時期より
遅角側の設定として、後噴射による燃焼を主噴射による
燃焼の終了時期より遅角側で開始させるのであり、それ
により、NOx還元触媒の還元剤としてのHCの供給量
の一層の増大を図ることができる。
ィーゼルエンジンの燃料噴射方法において、排気通路
に、排気の空燃比が略理論空燃比付近またはそれより小
さいリッチ状態においてNOxを還元浄化できる触媒材
料と、排気の空燃比が略理論空燃比付近またはそれより
小さいリッチ状態のときにNOxを放出する一方、上記
空燃比がそれより大きいリーン状態においてNOxを吸
収するNOx吸収剤とを有するNOxトラップ触媒を備
えたディーゼルエンジンの場合に、NOxトラップ触媒
のNOx還元要求が大となる運転状態をもって、排気ガ
ス中の還元剤を増量する条件とするものである。
量(NOxトラップ量)が多いときは、空燃比がリッチ
状態のときのNOx放出量が多く、NOx還元要求が大
である。そこで、NOxトラップ量が多い運転状態を、
例えば走行距離や走行時間から判断し、NOxトラップ
量が多いことを条件に、後噴射時期を、主噴射による燃
焼が終了した直後に燃焼が開始される設定の正規の後噴
射時期より遅角側の設定として、後噴射による燃焼を主
噴射による燃焼の終了時期より遅角側で開始させるので
あり、それにより、NOxトラップ触媒の還元剤として
のHCの供給量の一層の増大を図ることができる。
ィーゼルエンジンの燃料噴射方法において、排気通路
に、酸化性能を有する触媒金属からなる酸化触媒を備え
るとともに、所定のモニタ条件成立時に、上記酸化触媒
の劣化判定を行う手段を備えたディーゼルエンジンの場
合に、酸化触媒の劣化判定条件が成立する運転状態をも
って、排気ガス中の還元剤を増量する条件とするもので
ある。
側で、かつ定常時に行うのが普通であり、そのため、例
えば、触媒温度が低温側の所定温度範囲にあり、かつ定
常時であることが、劣化判定条件である。そこで、そう
した劣化判定条件が成立する運転状態を判断し、条件成
立時に、後噴射時期を、主噴射による燃焼が終了した直
後に燃焼が開始される設定の正規の後噴射時期より遅角
側の設定として、後噴射による燃焼を主噴射による燃焼
の終了時期より遅角側で開始させるのであり、それによ
り、酸化触媒の劣化判定のためのHC増大の要求に対応
して、後噴射により還元剤(HC)を容易かつ効果的に
増量することができる。
に基づいて説明する。
1の実施の形態に係る自動車用ディーゼルエンジンの全
体図である。図において1は、エンジン本体で、複数の
気筒2(図には一つの気筒のみを示す)を有し、各気筒
2内にはピストン3が往復動可能に嵌挿され、このピス
トン3によって各気筒2内に燃焼室4が区画されてい
る。そして、各気筒2の燃焼室4には、上面略中央には
燃料噴射弁5が配設され、それら燃料噴射弁5から燃料
が所定のタイミングで各気筒2の燃焼室4内に直接噴射
されるようになっている。また、エンジン本体1のウォ
ータジャケット(図示せず)に臨む位置に、エンジンの
冷却水温度を検出する水温センサ18が設けられてい
る。
るコモンレール6に接続され、このコモンレール6内に
は、内部の燃圧(コモンレール圧)を検出する圧力セン
サ6aが配設されるとともに、クランク軸7により駆動
される高圧供給ポンプ8が接続されている。この高圧供
給ポンプ8は、燃料の供給圧力を制御することにより、
上記圧力センサ6aにより検出されたコモンレール6内
の燃圧を、例えばエンジンのアイドル運転時に約20M
Pa以上に保持し、それ以外の運転時には50MPa以
上に保持するように構成されたものである。
度を検出するクランク角センサ9が設けられている。こ
のクランク角センサ9は、クランク軸7の端部に設けら
れた被検出プレートと、その外周に対向するように配設
された電磁ピックアップとからなり、この電磁ピックア
ップが被検出用プレートの外周部に形成された突起部の
通過を検出してパルス信号を出力するよう構成されたも
のである。
10の下流部は、図示を省略したサージタンクを介して
各気筒2毎の分岐部に分岐し、それら分岐部がそれぞれ
吸気ポートを介して各気筒2の燃焼室4に接続されてい
る。また、上記サージタンクには、各気筒2内に供給さ
れる吸気の圧力を検出する吸気圧センサ10aが設けら
れている。
に、エンジン本体1内に吸入される吸気流量を検出する
エアフローセンサ11と、後述のタービン21により駆
動されて吸気を圧縮するプロワ12と、このプロワ12
により圧縮された空気を冷却するインタークーラー13
と、吸気の流通面積を変化させる吸気絞り弁14とがそ
れぞれ設けられている。
の流通が可能なように切欠きが設けられたバタフライバ
ルブからなり、後述するEGR弁24と同様に、負圧制
御用の電磁弁16によりダイヤフラム式アクチュエータ
15に作用する負圧の大きさが調節されるのに応じて、
弁開度が変更されるように構成されている。また、上記
吸気絞り弁14の設置部には、その弁開度を検出するセ
ンサが設けられている。
路20の上流部は、各気筒2毎の分岐部に分岐し、それ
ら分岐部がそれぞれ排気ポートを介して各気筒2の燃焼
室4に接続されている。そして、排気通路20には、そ
の上流側から順に、排気流により回転駆動されるタービ
ン21と、排気ガス中の少なくともNOxを還元して浄
化するNOx還元触媒からなるNOx浄化触媒22と、
このNOx浄化触媒22を通過した排気ガス中のNOx
濃度を検出するNOxセンサ19とが配設されている。
媒22は、排気の流れ方向に沿って互いに平行に延びる
多数の貫通孔を有するハニカム構造に形成されたコージ
ュライト製坦体を備え、その各貫通孔壁面に触媒層を2
層に形成したものである。具体的には、白金(Pt)
と、ロジウム(Rh)とが、多孔質材であるMFI型ゼ
オライト(ZSM5)等をサポート材として担持される
ことにより上記触媒層が形成されている。
室4内の混合気がリーン状態となって排気ガス中の酸素
濃度が高い場合、例えば酸素濃度が4%以上である場合
に、NOxを還元剤と反応させて還元することにより、
排気ガス中のNOxを浄化するように構成されている。
なお、上記NOx浄化触媒22においては、酸素濃度が
低い場合でも三元触媒機能を持っている。
ワ11と、排気通路20に配設された上記タービン21
とで、ターボ過給機25が構成されている。このターボ
過給機25は、排気通路20のノズル断面積が変化する
構成のバリアブルジオメトリーターボ(VGT)からな
るターボ過給機で、そのノズル断面積を変化させるため
のダイヤフラム式アクチュエータ30と、このダイヤフ
ラム式アクチュエータ30の負圧を制御するための電磁
弁31とが設けられている。
吸気通路10に還流させる排気還流通路(以下EGR通
路という)23が、タービン21の上流側において接続
されている。そして、そのEGR通路23は、下流端が
上記吸気絞り弁14の下流側において吸気通路10に接
続されている。また、そのEGR通路23には、下流側
に、弁開度が調節可能に構成された負圧作動式の排気還
流量調節弁(EGR弁)24が配設され、このEGR弁
24と、上記EGR通路23とにより排気ガス還流手段
33が構成されている。
したスプリングによって閉方向に付勢されるとともに、
ダイヤフラム式アクチュエータ24aにより開方向に駆
動されることにより、EGR通路23の開度をリニアに
調節するように構成されている。すなわち、上記ダイヤ
フラム式アクチュエータ24aには、負圧通路27が接
続されるとともに、この負圧通路27が負圧制御用の電
磁弁28を介してバキュームポンプ(負圧源)29に接
続されている。そして、上記電磁弁28が負圧通路27
を連通または遮断することにより、EGR弁駆動用の負
圧が調節されてEGR弁24が開閉駆動されるようにな
っている。また、上記EGR弁24の設置位置には、そ
の弁本体の位置を検出するリフトセンサ26が設けられ
ている。
気絞り弁14、EGR弁24及びターボ過給機25等
は、後述するエンジンコントロールユニット(ECUと
いう)35から出力される制御信号に応じて作動状態が
制御される。そのため、ECU35には、上記圧力セン
サ6aの出力信号と、クランク角センサ9の出力信号
と、エアフローセンサ11の出力信号と、水温センサ1
8の出力信号と、運転者によって操作されるアクセルペ
ダルの操作量を検出するアクセルセンサ32の出力信号
とが入力される。
応じて上記燃料噴射弁5から主噴射される燃料の噴射状
態を制御する主噴射制御手段40と、主噴射後、膨張行
程の前半の所定時期に上記燃料噴射弁5から燃料を後噴
射するように制御する後噴射制御手段41と、エンジン
の運転状態に応じて上記EGR弁24を駆動して排気還
流量を制御する排気還流制御手段39とを有している。
後の所定時期に後噴射を行うことで、上記主噴射により
発生した煤を低減することが可能である。この場合、燃
焼室4から排出される煤の量が多い傾向にある運転状
態、例えばエンジン負荷が中負荷以上の運転状態、ある
いはエンジン回転数が2000rpm程度の中回転数以
上の運転状態にある場合や、排気通路20にディーゼル
パティキュレートフィルタ(DPF)が設置されたエン
ジンにあっては、このDPFが300°C以下の低温状
態にあることに起因してその浄化機能が低い場合に、燃
料の主噴射による拡散燃料が終了した時点を基準にして
設定された所定時期(エンジン回転数が1500rpm
以上の運転状態では、圧縮行程上死点後の30°〜60
°CAの時期)に、燃料の後噴射を行うことにより、上
記煤の排出を低減することができる。
当する噴射量か、それ以上の量を、吸気行程から膨張行
程初期までの所定時期に行う燃料噴射であり、この主噴
射された燃料の全部または一部が拡散燃焼すると煤が発
生するので、この煤を低減するために上記燃料の後噴射
が行われる。この場合、圧縮行程状死点付近から膨張行
程の初期にかけての所定時期に燃料を主噴射すれば、軽
負荷状態以外では全て拡散燃料となり、軽負荷状態では
予混合燃焼と拡散燃焼との両方が行われる。
に燃料を主噴射すると、予混合燃焼が主体となり、この
燃焼によっては煤が発生することはないが、燃焼室壁面
に付着した燃料が圧縮行程上死点付近で着火することに
より拡散燃焼が行われて煤が発生することがあり、この
ような場合においても、上記燃料の後噴射を行うことで
煤を低減することができる。
圧縮行程上死点までの間の所定時期と、圧縮行程上死点
付近から膨張工程初期までの間の所定時期との少なくと
も二以下に分けて噴射する場合も含むものである。
行程上死点後の例えば30°〜60°(CA)の範囲内
で燃料の後噴射を行うように構成した場合には、燃焼室
4内に主噴射された燃料が予混合燃焼した後に生じる拡
散燃焼が終了した時点で、上記燃料の後噴射による燃焼
が行われることになる。したがって、上記拡散燃焼の終
了時点で燃焼室4内に存在する煤と酸素との混合が促進
され、着火し易い状態で、燃料が後噴射されることによ
る燃焼が始まるため、煤の発生を低減することができる
のである。
に説明する。この拡散燃焼は、熱発生率に基づいて求め
られ、「内燃機関講義」(出版社株式会社養賢堂、著者
長尾不二夫)によれば、上記熱発生率は下記式(1)に
示すように表される。
(θ)は行程容積、P(θ)は筒内圧力、θはクランク
角である。
66のマニュアルによれば、上記比熱比K(θ)は、下
記式(2)〜(5)に基づいて表される。
定数、Mは空気の分子量、T(θ)はガス温度、Gはガ
ス重量、ap,b,c,dはその他の定数である。
す熱発生率dQ/dθは、筒内圧力P(θ)と、行程容
積V(θ)との関数f(P(θ),V(θ))になる。
また、上記行程容積V(θ)を、ポア径Bおよびストロ
ークSに基づいて表すと、下記式(6)に示すようにな
るめ、上記熱発生率dQ/dθは、下記式(7)に示す
ようになる。
これに基づいて上記熱発生率を計算することができる。
このようにして求めた熱発生率を図示すると、図2
(a)〜(c)に示すようになり、燃料の主噴射による
燃焼に応じて熱発生率が正の方向に大きな値を示した
後、上記拡散燃焼の終了に応じて熱発生率が0となるた
め、この熱発生率が略0となる時点t1に基づき、上記
拡散燃焼の終了時点が求められる。
にして予め求められた時点t1の近傍で、後噴射による
燃焼が開始されるように、運転状態に基づいて予め設定
された着火遅れ時間(例えば0.4ms〜0.7ms程
度の時間)を考慮して、上記熱発生率が0となる時点t
1よりも上記着火遅れ時間に相当する分だけ、後噴射時
期が早くなるように設定されている。
気量および燃料の噴射圧力に応じて変化するが、100
0cc〜3000ccクラスのエンジンで、噴射圧力が
50MPa〜200MPaの場合には、0.4ms〜
0.7ms程度となる。また、上記着火遅れ時間は、圧
縮行程上死点で行われる主噴射の着火遅れ時間(0.1
ms〜0.3ms)よりも長く、これは圧縮行程上死点
後の筒内温度が比較的低いときに、上記後噴射が行われ
るためである。
出力タイミングとしては、上記の着火遅れ時間に、さら
に噴射弁開閉信号の出力時点から実際の噴射が開始され
るまでの間の無効時間(駆動遅れ時間)も考慮されたも
のがECU35に記憶されている。
制御されるとともに、平均有効圧力Peが0.57Mp
aに制御されたエンジンの中負荷中回転時に、圧縮工程
上死点付近で燃料を主噴射した場合における燃焼室内の
熱発生率を、クランク角に対応したシリンダ内の圧力変
化と、シリンダの容積変化とに基づき、熱力学的に計算
してグラフ化すると、図2(b)に示すように、上記主
噴射時点t0から0.1ms程度の遅れ時間Tmが経過
した後に、主噴射された燃料が予混合燃焼することによ
る熱発生Yと、略同程度の拡散燃焼による熱発生Kが生
じるとともに、圧縮行程上死点後の35°(CA)程度
より、0.6ms遅れた時点t1で上記拡散燃焼が終了
することが確認された。
°(CA)程度の時点tfで燃料の後噴射を行うことに
より、この後噴射された燃料を上記拡散燃焼の終了時点
t1で燃焼させることができる。つまり、上記時点tf
で後噴射された燃料が、約0.6ms程度の着火遅れ時
間(Tf)が経過した時点t1で、燃焼し始めて熱発生
量Aが増大することになる。
pmに制御されるとともに、平均有効圧力Peが0.9
Mpaに制御されたエンジンに高負荷高回転時には、図
2(c)に示すように、上記燃料の予混合燃焼の熱発生
Yに比べて、かなりの長期間に亘り拡散燃焼による熱発
生Kが生じ、この拡散燃焼が圧縮工程上死点後の47°
(CA)程度より0.7ms遅れたかなり遅い時点t1
で終了する傾向があるため、上記圧縮行程上死点後の4
7°(CA)程度の時点tfで、燃料の後噴射を行うこ
とにより、この後噴射された燃料を上記拡散燃焼の終了
時点t1で燃焼させることができる。
制御されるとともに、平均有効圧力Peが0.3Mpa
に制御されたエンジンの低負荷低回転時には、図2
(a)に示すように、燃料の予混合燃焼と拡散燃焼とを
熱発生状態によって区別することは困難であるが、圧縮
行程上死点後の30°(CA)程度より約0.5ms遅
れた比較的に早い時点t1で、上記拡散燃焼が終了して
熱発生率が0となるため、上記圧縮行程上死点後の30
°(CA)程度の時点tfで、燃料の後噴射を行うこと
により、この後噴射された燃料を上記拡散燃焼の終了時
点t1で燃焼させることができる。
て燃料の後噴射時期を設定することによる煤の低減効果
について説明する。すなわち、エンジン回転数が150
0rpmに制御されるとともに、平均有効圧力Peが
0.3Mpaに制御されたエンジンの低負荷低回転時に
おいて、燃料の主噴射後に、燃料の後噴射時期を種々に
変化させて煤の発生量を測定する実験を行ったところ、
図3(a)に示すように、燃料の主噴射後で、拡散燃焼
の終了時点t1より上記着火遅れ時間に相当する時間だ
け進角させた時点tfであると考えられる圧縮行程上死
点後の30°(CA)以降に、燃料の後噴射時期を設定
した場合に、煤の発生量が顕著に低減されることが確認
された。
pmに制御されるとともに、平均有効圧力Peが0.5
7Mpaに制御されたエンジンの中負荷中回転時に、燃
料の主噴射後に、燃料の後噴射時期を種々に変化させて
煤の発生量を測定する実験を行ったところ、図3(b)
に示すように、燃料の主噴射後で、拡散燃焼の終了時点
t1より上記着火遅れ時間に相当する時間だけ進角させ
た時点tfであると考えられる圧縮行程上死点後の35
°(CA)以降に燃料の後噴射時期を設定した場合に、
煤の発生量が顕著に低減されることが確認された。
に制御されるとともに、平均有効圧力Peが0.9Mp
aに制御されたエンジンの高負荷高回転時において、燃
料の主噴射後に、燃料の後噴射時期を種々に変化させて
煤の発生量を測定する実験を行ったところ、図3(c)
に示すように、燃料の主噴射後で、拡散燃焼の終了時点
t1の近傍より上記着火遅れ時間に相当する時間だけ進
角させた時点tfであると考えられる圧縮行程上死点後
の47°(CA)以降に燃料の後噴射時期を設定した場
合に、煤の発生量が顕著に低減されることが確認され
た。なお、上記各実験例では、エンジン負荷を一定に設
定するとともに、燃料の主噴射量に対する後噴射量の比
率を20%に設定した。
後噴射時期が0°(CA)の場合は、燃料の後噴射を実
行することなく、主噴射のみを実行したときのデータを
示している。
制御されるとともに、平均有効圧力Peが0・3Mpa
に制御されたエンジンの低負荷低回転時に、燃料の主噴
射による拡散燃焼の終了時点t1の近傍より上記着火遅
れ時間に相当する時間だけ進角させた時点tfであると
考えられる圧縮行程上死点後(ATDC)の30°(C
A)の時点で、燃料の後噴射を行い、燃料の主噴射量に
対する後噴射量の比率(P/T)を10%〜45%の範
囲内で種々に変化させて煤の発生量を測定する実験を行
ったところ、図4(a)の実線で示すように、上記後噴
射量の比率(P/T)の増大に応じて煤発生量が減少し
た。これに対して上記時点tfよりも前であると考えら
れる圧縮行程上死点後(ATDC)の8°(CA)の時
点で、燃料の後噴射を行った場合には、図4(a)の破
線で示すように、上記後噴射量の比率(P/T)の増大
に応じて煤の発生量が増加した。
に制御されるとともに、平均有効圧力Peが0.57M
paに制御されたエンジンの中負荷中回転時に、燃料の
主噴射による拡散燃焼の終了時点t1の近傍より上記着
火遅れ時間に相当する時間だけ進角させた時点tfであ
ると考えられる圧縮行程上死点後(ATDC)の35°
(CA)の時点および上記時点tfよりも前であると考
えられる圧縮行程上死点後(ATDC)の20°(C
A)の時点で、燃料を後噴射して煤の発生量を測定する
実験を行い、かつエンジン回転数が2500rpmに制
御されるとともに、平均有効圧力Peが0.9Mpaに
制御された高負荷高回転時に、燃料の主噴射による拡散
燃焼の終了時点t1より上記着火遅れ時間に相当する時
間だけ進角させた時点tf以降であると考えられる圧縮
行程上死点後(ATDC)の48°(CA)の時点およ
び上記時点tfよりも前であると考えられる圧縮行程上
死点(ATDC)の20°(CA)の時点で、燃料を後
噴射して煤の発生量を測定する実験を行った場合におい
ても、図4(b),(c)に示すように、上記低負荷低
回転時と同様のデータが得られた。
より燃焼室4内で発生した拡散燃焼の終了時点を基準に
して燃料の後噴射時期を設定し、上記拡散燃焼の終了時
点、またはその前後近傍に後噴射された燃料を着火させ
ることにより、拡散燃焼の終了に応じてエンジンの燃焼
室4内に存在する炭素と酸素とを充分に混合した状態
で、燃料の後噴射により炭素を効果的に燃焼させること
ができ、燃焼室4内から排気通路20に導出される煤の
排出量を低減できることがわかる。
/TとHC量との関係については、エンジン回転数が1
500rpmに制御されるとともに、平均有効圧力Pe
が0・3Mpaに制御されたエンジンの低負荷低回転時
に、燃料の主噴射による拡散燃焼の終了時点t1の近傍
より上記着火遅れ時間に相当する時間だけ進角させた時
点tfであると考えられる圧縮行程上死点後(ATD
C)の30°(CA)の時点で燃料の後噴射を行い、燃
料の主噴射量に対する後噴射量の比率(P/T)を10
%〜45%の範囲内で種々に変化させてHCの発生量を
測定する実験を行ったところ、図5(a)の実線で示す
ように、上記後噴射量の比率(P/T)の増大に応じて
HC量が増加した。図5(a)の破線は、上記時点tf
よりも前であると考えられる圧縮行程上死点後(ATD
C)の8°(CA)の時点で燃料の後噴射を行った場合
のデータを示す。
制御されるとともに、平均有効圧力Peが0.57Mp
aに制御されたエンジンの中負荷中回転時に、燃料の主
噴射による拡散燃焼の終了時点t1の近傍より上記着火
遅れ時間に相当する時間だけ進角させた時点tfである
と考えられる圧縮行程上死点後(ATDC)の35°
(CA)の時点で燃料の後噴射を行い、燃料の主噴射量
に対する後噴射量の比率(P/T)を10%〜45%の
範囲内で種々に変化させてHCの発生量を測定する実験
を行ったところ、図5(b)の実線で示すように、上記
後噴射量の比率(P/T)の増大に応じてHC量が増加
した。図5(b)の破線は、上記時点tfよりも前であ
ると考えられる圧縮行程上死点後(ATDC)の20°
(CA)の時点で燃料の後噴射を行った場合のデータを
示す。
に制御されるとともに、平均有効圧力Peが0.9Mp
aに制御された高負荷高回転時に、燃料の主噴射による
拡散燃焼の終了時点t1より上記着火遅れ時間に相当す
る時間だけ進角させた時点tf以降であると考えられる
圧縮行程上死点後(ATDC)の48°(CA)の時点
で、燃料を後噴射して、HCの発生量を測定する実験を
行ったところ、図5(c)の実線で示すように、上記後
噴射量の比率(P/T)の増大に応じてHC量は変動す
るが、顕著に増大も減少もしなかった。図5(c)の破
線は、上記時点tfよりも前であると考えられる圧縮行
程上死点後(ATDC)の20°(CA)の時点で燃料
の後噴射を行った場合のデータを示す。
料の噴射量は、主噴射による燃料の噴射量の15%以上
とすることにより、特に低負荷低回転時に還元剤(H
C)の増量が顕著となることが確認された。
荷および回転数等に応じて変化するため、例えば上記図
2(a)〜(c)に示すように、拡散燃焼による熱発生
率が0となる時点t1を、エンジンの運転状態において
行った種々の実験データに基づいてマップ化し、このマ
ップから読み出すことにより設定することができる。
ンサの検出信号、燃焼光センサの検出信号、または燃焼
室4内に存在する電荷が偏った反応性の高い水素や炭化
水素等の量を検出するセンサの検出信号等に応じて上記
拡散燃焼状態を判別する燃焼状態判別手段を設け、この
燃焼状態判別手段において、燃料の主噴射後の温度が所
定温度以下の低温となった否か、燃焼光の発光がなくな
ったか否か、または水素や炭化水素の量が急減したか否
か等を判別することにより、上記拡散燃焼の終了時点を
求め、この時点を基準にして次の燃焼サイクルにおける
燃料の後噴射時期を設定するように構成してもよい。さ
らに、温度センサによって検出された気筒内温度から断
熱膨張温度を減算した値の微分値を求め、この微分値が
ーの値から0になった時点を検出することによって上記
拡散燃焼の終了時期を判別するようにしてもよい。
転状態に基づいて判別された拡散燃焼の終了時点に基づ
き、この拡散燃焼の終了時点付近(クランク角にして±
5°)の時期、好ましくは上記拡散燃焼の終了直後に後
噴射による燃焼が開始されるように、それぞれの運転状
態の応じて燃料の後噴射の開始時期を設定するように構
成することにより、エンジンの運転状態に対応した最適
時期に燃料を後噴射して上記煤の排出量を効果的に低減
することができる。
ては、エンジンの低負荷低回転時には、図6(a)に示
すように、後噴射時期が圧縮行程上死点後の30°(C
A)付近までの設定では、HCの生成量が顕著に増加す
ることはなく、中負荷中回転時には、図6(b)に示す
ように、圧縮行程上死点後の35°(CA)付近まで
は、HCの生成量が顕著の増加することはなく、さら
に、高負荷高回転時には、図6(c)に示すように、圧
縮行程上死点後の45°(CA)付近までは、HCの生
成量が顕著に増加することはないことが確認された。
ては、エンジンの低負荷低回転時、中負荷中回転時およ
び高負荷高回転時に、燃料の後噴射時期を種々に変化さ
せて燃費率を測定したところ、いずれも燃料の後噴射時
期が遅くなるほど燃費率が悪化するが、低負荷低回転時
には、圧縮行程上死点後の30°(CA)付近までは、
燃費率は顕著に悪化することはなく、同様に、中負荷中
回転時には、圧縮行程上死点後の35°(CA)付近ま
では、燃費率がが顕著に悪化することはなく、さらに、
高負荷高回転時には、圧縮行程上死点後の45°(C
A)付近までは、燃費率が顕著に悪化することはないこ
とが確認された。
ついては、低負荷低回転時、中負荷中回転時および高負
荷高回転時に、燃料の後噴射時期を種々に変化させてN
Oxの排出量を測定する実験を行ったところ、低負荷低
回転時に、圧縮行程上死点後の30°(CA)付近でN
Ox量が増加することはなく、中負荷中回転時に、圧縮
行程上死点後の35°(CA)付近でNOx量が増加す
ることはなく、高負荷高回転時にも、圧縮行程上死点後
の45°(CA)付近でNOx量が増加することはない
ことが確認された。
給するターボ過給機25を備えたディーゼルエンジンで
は、上記のように燃料の主噴射後に所定量の燃料が後噴
射されると、排気ガス圧力が上昇して上記ターボ過給機
25の過給作用が高められる。この結果、燃焼室4内に
導入される新気量が増大されることにより、燃焼室4内
に残存する炭素の燃焼が促進されて煤の発生が効果的に
抑制されるという効果が得られる。そして、上記ターボ
過給機25の過給作用により吸入空気量が増大すると、
上記主噴射された燃料の拡散燃焼の終了時期が早くなる
傾向があるので、この拡散燃焼の終了時期に対応させて
上記燃料の後噴射時期を補正することにより、煤の発生
を効果的に抑制して排気通路20に導出される煤の導出
量を、より低減することができる。
ーゼルエンジンにおいて、排気ガスの一部を吸気系に還
流させる排気ガス還流手段33を設けるとともに、上記
ECU35に設けられた排気還流制御手段39により排
気ガスの還流率が目標値となるようにフィードバック制
御するように構成した場合には、上記ターボ過給機25
の過給作用に応じて吸入空気量が増大すると、これに対
応して吸気系に還流される排気ガスが増量されるため、
燃焼室4内から排気通路20に導出されるNOx量が、
さらに効果的に低減されるという利点がある。
は、主噴射による拡散燃焼の終了時期を基準にして、主
噴射による燃焼が終了した直後に燃焼が開始されるよう
後噴射時期を設定するものであり、それにより、煤の排
出量を効果的に低減することができ、しかも、HC量は
増大せず、燃費は悪化せず、また、NOx量も増大しな
いようにできる。
還元要求が大となる運転状態においては、上記通常時の
後噴射時期を正規の後噴射時期(最適時期)として、還
元剤であるHC供給量の一層の増大を図るため、後噴射
時期を、上記正規の後噴射時期より、好ましくはクラン
ク角にして略10゜(10゜±5゜(CA))遅角側に
設定し、それにより、還元剤(HC)の増量を図ってい
る。その際、後噴射による燃料の噴射量は、主噴射によ
る燃料の噴射量の15%以上とすることにより、還元剤
(HC)の増量が顕著となる。
媒の温度によって決定され、例えば250〜300゜C
でピークになる。つまり、触媒温度が所定温度範囲にあ
る状態が、NOx還元要求が大の運転状態である。そこ
で、触媒温度がこの温度範囲にあることを条件に、後噴
射時期を、主噴射による燃焼が終了した直後に燃焼が開
始される設定の正規の後噴射時期より遅角側の設定とし
て、後噴射による燃焼を主噴射による燃焼の終了時期よ
り遅角側で開始させるのであり、それにより、NOx還
元触媒の還元剤としてのHCの供給量の一層の増大を図
ることができる。
行うときには、主噴射を複数回に分割して行い、その
間、燃料噴射弁が閉じてから次に開くまでの間隔を、
0.5〜1.0msとする。このように主噴射を複数回
に分割した多段噴射とし、特にその噴射間隔を、0.5
〜1.0msとすることにより、一層顕著にHCを増大
させることができる。
噴射することで、燃料の微粒化を促進して燃焼状態を大
幅に改善するとともに、有効な燃焼時間を延長して機械
効率を改善しかつ排気エネルギーも高めることができる
が、その噴射間隔(燃料噴射弁5が一旦閉じてから、次
に開くまでの間隔)が、0.3msを越えると、HC量
が増え、0.5〜1.0msでは、HC量が顕著に増大
する。
制御動作を示すフローチャートである。この制御動作
は、まず、ステップS101で、各種データを入力し、
ステップS102で、エンジンの目標トルクTrを設定
する。目標トルクTrは、例えばエンジン回転数とアク
セル開度のマップによって設定するものである。
じた基本設定として、主噴射量Qmおよび主噴射時期I
mと、後噴射量QFおよび後噴射時期IFを設定する。
atを推定し、ステップS105で、触媒温度Tcat
が、NOx浄化率の高い温度範囲(Tcat1≦Tca
t≦Tcat2)にあるか否かによって、HC増大要求
(NOx還元要求)を判断する。
S」で、HC増大要求(NOx還元要求)が大と判断し
たときは、ステップS106で、上記正規の設定値を目
標トルクTrに基づいて補正した主噴射量QmRおよび
主噴射時期ImRと、後噴射量QFRおよび後噴射時期I
FRを設定する。
量QmRおよび主噴射時期ImRに基づいて、多段噴射の
各噴射量QmR1〜QmR3および噴射時期ImR1〜ImR3
を設定する。なお、多段噴射は、低回転・低トルク側で
は燃焼緩慢化による排気ガス温度の上昇を図るよう、3
段に設定し、高回転・高トルク側では2段に設定するす
る。
ングに基づいて噴射を実行する。
C増大要求(NOx還元要求)が大でないときは、その
ままステップS108へ進み、ステップS103の設定
による噴射を実行する。
形態として、NOxトラップ触媒を備えたディーゼルエ
ンジンの場合を説明する。
の実施の形態で説明した図1のものと同様で、その排気
通路に、NOxトラップ触媒からなるNOx浄化触媒が
配設されている。
理論空燃比付近またはそれより小さいリッチ状態におい
てNOxを還元浄化できる触媒材料と、排気の空燃比が
略理論空燃比付近またはそれより小さいリッチ状態(O
2濃度が1%以下)のときにNOxを放出する一方、上
記空燃比がそれより大きいリーン状態(O2濃度が3%
以上)においてNOxを吸収するNOx吸収剤とを有す
るものであり、具体的には、担体の壁表面に、白金Pt
とNOx吸収剤であるバリウムBa等のアルカリ土類金
属、アルカリ金属又は、希土類金属のうち少なくとも一
種とを担持したアルミナやセリアが担持された内側触媒
層と、白金Pt等の貴金属を担持したゼオライトが担持
された外側外側触媒層とを形成した2層コートタイプの
ものが用いられている。なお、触媒の構成は上記のもの
に限らず、排気の空燃比が略理論空燃比付近であるか又
は理論空燃比よりも小さいリッチ状態においてNOxを
還元浄化できる触媒材料とNOx吸収剤とを有するもの
であればよい。
を備えたディーゼルエンジンにおいて、NOxトラップ
触媒のNOx還元要求が大となる運転状態をもって、排
気ガス中の還元剤を増量する条件とするものあり、NO
xトラップ触媒に吸収されたNOxの量(NOxトラッ
プ量)が多いときは、空燃比がリッチ状態のときのNO
x放出量が多く、NOx還元要求が大であることから、
NOxトラップ量が多い運転状態を、例えば走行距離や
走行時間から判断し、NOxトラップ量が多いことを条
件に、後噴射時期を、主噴射による燃焼が終了した直後
に燃焼が開始される設定の正規の後噴射時期より遅角側
の設定として、後噴射による燃焼を主噴射による燃焼の
終了時期より遅角側で開始させ、NOxトラップ触媒の
還元剤としてのHCの供給量の一層の増大を図るように
している。
と同様であり、後噴射時期の遅角側設定を行うときの多
段噴射についても第1の実施の形態と同様である。
制御動作を示すフローチャートである。この制御動作
は、まず、ステップS201で、各種データを入力し、
ステップS202で、エンジンの目標トルクTrを設定
する。目標トルクTrは、例えばエンジン回転数とアク
セル開度のマップによって設定するものである。
じた基本設定として、主噴射量Qmおよび主噴射時期I
mと、後噴射量QFおよび後噴射時期IFを設定する。
いは時間から、NOxトラップ量NOを推定し、ステッ
プS205で、NOxトラップ量NOが、しきい値NO
0より多いか否かによって、HC増大要求(NOx還元
要求)を判断する。
S」で、HC増大要求(NOx還元要求)が大と判断し
たときは、ステップS206で、タイマー値Tを1だけ
加算し、次いで、ステップS207で、タイマー値Tが
設定値T0を越えた否かを判断する。
ていなければ、ステップS208で、上記正規の設定値
を目標トルクTrに基づいて補正した主噴射量QmRお
よび主噴射時期ImRと、後噴射量QFRおよび後噴射時
期IFRを設定する。
量QmRおよび主噴射時期ImRに基づいて、多段噴射の
各噴射量QmR1〜QmR3および噴射時期ImR1〜ImR3
を設定する。なお、多段噴射は、低回転・低トルク側で
は燃焼緩慢化による排気ガス温度の上昇を図るよう、3
段に設定し、高回転・高トルク側では2段に設定するす
る。
ングに基づいて噴射を実行する。
値Tが設定値T0を越えたというときは、ステップS2
11で、タイマー値Tをリセットし、ステップS212
でNOxトラップ量NOの推定値をリセットする。そし
て、そのままステップS210へ進み、ステップS20
3の設定による噴射を実行する。
で、HC増大要求(NOx還元要求)が大でないとき
は、そのままステップS210へ進み、ステップS20
3の設定による噴射を実行する。
形態として、排気通路に、酸化性能を有する触媒金属か
らなる酸化触媒を備えるとともに、所定のモニタ条件成
立時に、上記酸化触媒の劣化判定を行う手段を備えたデ
ィーゼルエンジンの場合を説明する。
の実施の形態で説明した図1のものと同様で、その排気
通路に、酸化触媒と、上記第1の実施の形態と同様のN
Ox浄化触媒(NOx還元触媒)とが上流側と下流側に
直列的に配設されている。
数の貫通孔を有するハニカム構造のコージェライト製担
体の各貫通孔壁面に触媒層を形成したもので、その触媒
層は、アルミナ及びセリアにPtを担持させてなる触媒
粉をバインダによって上記担体に担持させることによっ
て形成したものである。
ジンにおいて、所定のモニタ条件成立時に、上記酸化触
媒の劣化判定が行われる。そして、その酸化触媒の劣化
判定は、触媒温度が低く、浄化率の低い領域で、かつ定
常時であることを条件に行われ、その条件が成立する
と、劣化判定のために、後噴射によってHCを増大させ
る。つまり、劣化判定条件が成立する運転状態を判断
し、条件成立時に、後噴射時期を、主噴射による燃焼が
終了した直後に燃焼が開始される設定の正規の後噴射時
期より遅角側の設定として、後噴射による燃焼を主噴射
による燃焼の終了時期より遅角側で開始させるのであ
り、それにより、酸化触媒の劣化判定のためのHC増大
の要求に対応して、後噴射により還元剤(HC)を容易
かつ効果的に増量することができる。
の実施の形態と同様であり、後噴射時期の遅角側設定を
行うときの多段噴射についても第1の実施の形態と同様
である。
制御動作を示すフローチャートである。この制御動作
は、まず、ステップS301で、各種データを入力し、
ステップS302で、エンジンの目標トルクTrを設定
する。目標トルクTrは、例えばエンジン回転数とアク
セル開度のマップによって設定するものである。
じた基本設定として、主噴射量Qmおよび主噴射時期I
mと、後噴射量QFおよび後噴射時期IFを設定する。
atを推定し、ステップS305で、触媒温度Tcat
が、劣化判定に適した温度範囲(TcatA≦Tcat
≦TcatB)にあるか否かによって、HC増大要求を
判断する。
S」で、HC増大要求(NOx還元要求)が大と判断し
たときは、さらに、ステップS306で、エンジン運転
状態が定常(劣化モニタ条件成立)か否かを判定し、定
常であれば、ステップS307で、タイマー値Tが設定
値T1oを越えた否かを判断する。
ていなければ、ステップS308で、上記正規の設定値
を目標トルクTrに基づいて補正した主噴射量QmRお
よび主噴射時期ImRと、後噴射量QFRおよび後噴射時
期IFRを設定する。
量QmRおよび主噴射時期ImRに基づいて、多段噴射の
各噴射量QmR1〜QmR3および噴射時期ImR1〜ImR3
を設定する。なお、多段噴射は、低回転・低トルク側で
は燃焼緩慢化による排気ガス温度の上昇を図るよう、3
段に設定し、高回転・高トルク側では2段に設定するす
る。
ングに基づいて噴射を実行する。
値Tが設定値T0を越えたというときは、ステップS3
11で、タイマー値Tをリセットし、そのままステップ
S310へ進み、ステップS303の設定による噴射を
実行する。
で、定常でなければ、ステップS311で、タイマー値
Tをリセットし、そのままステップS310へ進んで、
ステップS203の設定による噴射を実行する。
で、HC増大要求が大でないときは、やはり、ステップ
S311で、タイマー値Tをリセットし、そのままステ
ップS310へ進んで、ステップS203の設定による
噴射を実行する。
ートを示すとおりで、スタートすると、ステップM1
で、各種データを入力し、ステップM2で、触媒劣化モ
ニタ条件を判定する。
ば、ステップM3で、触媒温度Tcatをメモリ済みか
否かを判定し、メモリ済みでなければ、その時点の触媒
温度をモニタ開始直後の触媒温度Tcatfとしてメモ
リし、ステップM5へ進む。また、メモリ済みであれ
ば、そのままステップM5へ進む。
イムアップしたか否かを判断して、タイムアップするま
でステップM1〜M5を繰り返す。
ら、ステップM6で、その時点の触媒温度Tcateを
メモリし、ステップM7で、その間の触媒温度変化ΔT
cat(Tcate−Tcatf=ΔTcat)を演算
する。
Tcatが所定値ΔTcatoを越えたか否かを判断
し、ΔTcatがΔTcatoを越えた場合は、ステッ
プM9で正常判定を出力し、ΔTcatがΔTcato
を越えない場合は、ステップM10で異常ワーニングを
出力する。
によれば、燃焼室内に燃料を直接噴射するよう配設され
た燃料噴射弁により、圧縮行程上死点付近までの所定時
期に燃料の主噴射を行うとともに、該主噴射による燃焼
の終了時期を基準にして、主噴射による燃焼が終了した
直後に燃焼が開始されるよう後噴射を行うディーゼルエ
ンジンにおいて、排気通路にNOx還元触媒やNOxト
ラップ触媒を備える場合や、酸化触媒の劣化判定を行う
場合等のHC増大要求に応じて、容易かつ効果的にHC
を増量するようにできる。
の全体図である。
チャートである。
ある。
の関係を示すグラフである。
関係を示すグラフである。
る。
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
すフローチャートである。
理を示すフローチャートである。
Claims (8)
- 【請求項1】 燃焼室内に燃料を直接噴射するよう配設
された燃料噴射弁により、圧縮行程上死点付近までの所
定時期に燃料の主噴射を行うとともに、該主噴射による
燃焼の終了時期を基準にして、主噴射による燃焼が終了
した直後に燃焼が開始されるよう、主噴射後、膨張行程
前半の所定時期に上記燃料噴射弁により燃料の後噴射を
行うディーゼルエンジンの燃料噴射方法であって、 運転状態に基づいて、排気ガス中の還元剤を増量する条
件を設定し、 該条件が成立するか否かを判定して、 該条件成立時には、上記後噴射を行う時期を、後噴射に
よる燃焼が上記主噴射による燃焼の終了時期より遅角側
で開始されるよう、主噴射による燃焼が終了した直後に
燃焼が開始される設定の正規の後噴射時期より遅角側の
設定とすることを特徴とするディーゼルエンジンの燃料
噴射方法。 - 【請求項2】 上記遅角側の設定は、上記正規の後噴射
時期よりクランク角にして略10゜遅角した設定とする
ことを特徴とする請求項1記載のディーゼルエンジンの
燃料噴射方法。 - 【請求項3】 後噴射による燃料の噴射量は、主噴射に
よる燃料の噴射量の15%以上とすることを特徴とする
請求項1記載のディーゼルエンジンの燃料噴射方法。 - 【請求項4】 上記後噴射時期の遅角側設定は、少なく
ともエンジン低回転または低負荷時に行うことを特徴と
する請求項1記載のディーゼルエンジンの燃料噴射方
法。 - 【請求項5】 上記後噴射時期の遅角側設定を行うとき
に、上記主噴射は複数回に分割して行い、その間、燃料
噴射弁が閉じてから次に開くまでの間隔を、0.5〜
1.0msとすることを特徴とする請求項1記載のディ
ーゼルエンジンの燃料噴射方法。 - 【請求項6】 排気通路に、ゼオライトに触媒金属を担
持させ、排気の空燃比が理論空燃比よりも大きいリーン
状態においてNOxを還元浄化する機能を持たせたNO
x還元触媒を備えたディーゼルエンジンにおいて、 上記NOx還元触媒のNOx還元要求が大となる運転状
態をもって、排気ガス中の還元剤を増量する条件とする
ことを特徴とする請求項1記載のディーゼルエンジンの
燃料噴射方法。 - 【請求項7】 排気通路に、排気の空燃比が略理論空燃
比付近またはそれより小さいリッチ状態においてNOx
を還元浄化できる触媒材料と、排気の空燃比が略理論空
燃比付近またはそれより小さいリッチ状態のときにNO
xを放出する一方、上記空燃比がそれより大きいリーン
状態においてNOxを吸収するNOx吸収剤とを有する
NOxトラップ触媒を備えたディーゼルエンジンにおい
て、 上記NOxトラップ触媒のNOx還元要求が大となる運
転状態をもって、排気ガス中の還元剤を増量する条件と
することを特徴とする請求項1記載のディーゼルエンジ
ンの燃料噴射方法。 - 【請求項8】 排気通路に、酸化性能を有する触媒金属
からなる酸化触媒を備えるとともに、所定のモニタ条件
成立時に、上記酸化触媒の劣化判定を行う手段を備えた
ディーゼルエンジンにおいて、 上記酸化触媒の劣化判定条件が成立する運転状態をもっ
て、排気ガス中の還元剤を増量する条件とすることを特
徴とする請求項1記載のディーゼルエンジンの燃料噴射
方法。
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