JP2002302944A - 橋脚用基礎杭の施工方法 - Google Patents

橋脚用基礎杭の施工方法

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JP2002302944A
JP2002302944A JP2001110020A JP2001110020A JP2002302944A JP 2002302944 A JP2002302944 A JP 2002302944A JP 2001110020 A JP2001110020 A JP 2001110020A JP 2001110020 A JP2001110020 A JP 2001110020A JP 2002302944 A JP2002302944 A JP 2002302944A
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pipe
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Kenji Kawasaki
健志 川崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 橋脚用基礎杭の施工するにあたり、基礎杭と
橋脚との連結強度を高め、地震等によって橋脚が倒壊す
るのを抑制する。 【解決手段】 掘削用のケーシング10を回転させて地面
を所要深さまで掘削する工程と、このケーシング内にお
ける土砂等を除去して基礎杭用の孔12を形成する工程
と、基礎杭用の孔内に鉄筋からなる補強材21を挿入する
と共に硬化剤22を打設して基礎杭20を構築する工程と、
上記のケーシングを地中から引き抜く工程と、構築され
た基礎杭の周囲を覆うように補強管23を地中に挿入させ
る工程と、基礎杭における補強材の上に地上に突出させ
る橋脚用補強材31を連結させると共に上記の補強管の上
に地上に突出させる橋脚用補強管33を連結させる工程と
を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高架道路等を支
える橋脚用基礎杭の施工方法に係り、特に、高架道路等
を支える橋脚の強度を高めて、地震等によって橋脚が倒
壊するのを抑制するようにした点に特徴を有するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、高架道路等を支持する橋脚を施工
するにあたっては、図1(A)に示すように、先端に掘
削用ビット10aが設けられた掘削用のケーシング10
を回転させて地面を所要深さまで掘削した後、図1
(B)に示すように、このケーシング10内における土
砂等をハンマーグラフ11等により除去し、基礎杭用の
孔12を形成するようにしていた。
【0003】そして、このように形成された孔12内
に、図2(A)に示すように、鉄筋からなる補強材21
を挿入させると共にコンクリート等の硬化剤22を注入
し、この硬化剤22が完全に硬化する前に、図2(B)
に示すように、上記のケーシング10を地中から引き抜
いて、地中に基礎杭20を施工するようにしていた。
【0004】また、上記のようにして複数の基礎杭20
を所要間隔を介して施工した後、橋脚30を施工するに
あたっては、図3に示すように、各基礎杭20の上部が
露出するように、その周囲の地面を適当な深さまで掘り
下げた後、適当な位置の基礎杭20(図に示す例では中
央の基礎杭20)における補強材21の上に地上に突出
させる橋脚用補強材31を溶接等によって連結させ、橋
脚30の基礎部30a等に配筋を行って橋脚施工用の型
枠(図示せず)を組み、この型枠内にコンクリート等の
硬化剤32を打設し、図4に示すように、橋脚30及び
その基礎部30aを施工するようにしていた。
【0005】しかし、上記のように基礎杭20における
補強材21と橋脚用補強材31とを溶接等によって連結
させ、その内部や周囲にコンクリート等の硬化剤32を
打設させて橋脚30を施工した場合においても、この橋
脚30における強度が十分ではなく、特に、基礎杭20
における補強材21と橋脚用補強材31とを溶接等によ
って連結させた硬化剤22,32の継ぎ目部分における
強度が十分ではなく、阪神大震災のような大きな地震等
が発生した場合に、この継ぎ目部分の近くで橋脚30が
折れて倒れるという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、高架道路
等を支える橋脚を施工する場合における上記のような問
題を解決することを課題とするものであり、橋脚用基礎
杭を施工するにあたり、基礎杭と橋脚との連結強度を高
め、地震等によって橋脚が倒壊するのを抑制することを
課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明における橋脚用
基礎杭の施工方法においては、上記のような課題を解決
するため、掘削用のケーシングを回転させて地面を所要
深さまで掘削する工程と、上記のケーシング内における
土砂等を除去して基礎杭用の孔を形成する工程と、上記
の基礎杭用の孔内に鉄筋からなる補強材を挿入すると共
に硬化剤を打設して基礎杭を構築する工程と、上記のケ
ーシングを地中から引き抜く工程と、構築された上記の
基礎杭の周囲を覆うように補強管を地中に挿入させる工
程と、上記の基礎杭における補強材の上に地上に突出さ
せる橋脚用補強材を連結させると共に上記の補強管の上
に地上に突出させる橋脚用補強管を連結させる工程とを
行うようにしたのである。
【0008】そして、この発明における橋脚用基礎杭の
施工方法においては、従来の場合と同様にして、地中に
基礎杭を構築し、上記の掘削用のケーシングを地中から
引き抜いた後、上記の基礎杭の周囲を覆うように補強管
を地中に挿入させ、基礎杭における補強材の上に地上に
突出させる橋脚用補強材を連結させると共に、上記の補
強管の上に地上に突出させる橋脚用補強管を連結させる
ようにしたため、橋脚を施工した場合に、基礎杭におけ
る補強材と橋脚用補強材との連結及び上記の補強管と橋
脚用補強管との連結によって橋脚と基礎杭とが一体とな
り、基礎杭と橋脚との連結強度が著しく高くなって、地
震等により橋脚が倒壊するのが抑制される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態に係
る橋脚用基礎杭の施工方法を添付図面に基づいて具体的
に説明する。
【0010】この実施形態における橋脚用基礎杭の施工
方法においても、図1(A),(B)及び図2(A),
(B)に示す従来の場合と同様に、先端に掘削用ビット
10aが設けられた掘削用のケーシング10を回転させ
て地面を所要深さまで掘削した後、このケーシング10
内における土砂等をハンマーグラフ11等により除去し
て基礎杭用の孔12を形成し、この孔12内に鉄筋から
なる補強材21を挿入させると共にコンクリート等の硬
化剤22を注入し、この硬化剤22が完全に硬化する前
に、上記のケーシング10を地中から引き抜いて、地中
に基礎杭20を構築する。
【0011】そして、この実施形態においては、上記の
ようにケーシング10を地中から引き抜いた後、上記の
硬化剤22が完全に硬化する前に、図5(A)に示すよ
うに、上記の基礎杭20の周囲を覆うように補強管23
を地中に押し込み、ヤットコ(図示せず)等を用いて、
図5(B)に示すように、この補強管23を所定深さま
で地中に挿入させる。ここで、この実施形態において
は、上記の基礎杭20の上端よりも補強管23を地中に
深く押し込むようにしている。
【0012】そして、橋脚30を施工するにあたって
は、上記のように補強管23によって周囲が覆われた基
礎杭20の周りに、従来のようにして周囲が補強管23
で覆われていない基礎杭20を複数本構築し、図6に示
すように、各基礎杭20の上部及び補強管23によって
周囲が覆われた基礎杭20においては補強管23の部分
が露出するように、その周囲の地面を適当な深さまで掘
り下げる。
【0013】次いで、図7に示すように、補強管23の
部分が露出した基礎杭20において、その補強材21の
上に地上に突出させる橋脚用補強材31を溶接等によっ
て連結させると共に、上記のように露出した補強管23
の上に地上に突出させる橋脚用補強管33を溶接等によ
って連結させ、橋脚30の基礎部30a等に配筋を行っ
て橋脚施工用の型枠(図示せず)を組み、この型枠内及
び上記の橋脚用補強管33内にコンクリート等の硬化剤
32を打設し、図8に示すように、橋脚30及びその基
礎部30aを施工する。
【0014】そして、このように橋脚30及びその基礎
部30aを施工すると、基礎杭20における補強材21
と橋脚用補強材31とが連結されると共に補強管23と
橋脚用補強管33とが連結された状態で上記の硬化剤3
2が硬化し、橋脚30と基礎杭20とが一体となって橋
脚20の強度が著しく向上し、地震等によって橋脚20
が倒壊するのが抑制されるようになる。
【0015】ここで、この実施形態においては、上記の
橋脚用補強管33の周囲にもコンクリート等の硬化剤3
2を打設して橋脚30を施工するようにしたが、橋脚用
補強管33の周囲にコンクリート等の硬化剤32を打設
せずに、橋脚用補強管33自体を橋脚30として使用す
ることも可能である。
【0016】また、この実施形態においては、補強管2
3によって周囲が覆われた基礎杭20を中央に1本設
け、この基礎杭20における補強材21の上に橋脚用補
強材31を溶接等によって連結させると共に、上記の補
強管23の上に地上に突出させる橋脚用補強管33を溶
接等によって連結させて、橋脚30を施工するようにし
ただけであるが、橋脚30の強度をさらに高めるため、
補強管23によって周囲が覆われた基礎杭20を複数本
設け、各基礎杭20における補強材21の上に橋脚用補
強材31を溶接等によって連結させると共に、各補強管
23の上に地上に突出させる橋脚用補強管33を溶接等
によって連結させて、橋脚30を施工することも可能で
ある。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明における
橋脚用基礎杭の施工方法においては、掘削用のケーシン
グを回転させて地面を所要深さまで掘削し、このケーシ
ング内における土砂等を除去して基礎杭用の孔を形成し
た後、この基礎杭用の孔内に鉄筋からなる補強材を挿入
すると共に硬化剤を打設して基礎杭を構築する地中に基
礎杭を構築し、上記のケーシングを地中から引き抜いた
後、基礎杭の周囲を覆うように補強管を地中に挿入さ
せ、上記の基礎杭における補強材の上に地上に突出させ
る橋脚用補強材を連結させると共に、上記の補強管の上
に地上に突出させる橋脚用補強管を連結させるようにし
たため、橋脚を施工した場合に、基礎杭における補強材
と橋脚用補強材との連結及び上記の補強管と橋脚用補強
管との連結によって橋脚と基礎杭とが一体となり、基礎
杭と橋脚との連結強度が著しく高くなり、地震等によっ
て橋脚が倒壊するのが抑制されるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】基礎杭用の孔を形成する工程を示した概略説明
図である。
【図2】基礎杭用の孔に基礎杭を構築する工程を示した
概略説明図である。
【図3】橋脚を施工するにあたって、構築された各基礎
杭の上部が露出するように、その周囲の地面を適当な深
さまで掘り下げて、中央の基礎杭における補強材の上に
橋脚用補強材を連結させた状態を示した従来例の概略説
明図である。
【図4】従来の方法によって施工された橋脚の状態を示
した概略説明図である。
【図5】この発明の一実施形態において、構築された基
礎杭の周囲を覆うように補強管を地中に挿入させる工程
を示した概略説明図である。
【図6】同実施形態において、構築された各基礎杭の上
部及び補強管によって周囲が覆われた基礎杭の補強管の
部分が露出するようにその周囲の地面を掘り下げた後、
補強管によって周囲が覆われた基礎杭における補強材の
上に橋脚用補強材を連結させると共に、補強管の上に橋
脚用補強管を連結させた状態を示した概略説明図であ
る。
【図7】同実施形態において、図6に示すように基礎杭
における補強材の上に地上に突出させる橋脚用補強材を
連結させると共に補強管の上に地上に突出させる橋脚用
補強管を連結させた後、橋脚を施工した状態を示した概
略説明図である。
【符号の説明】 10 掘削用のケーシング 12 基礎杭用の孔 20 基礎杭 21 補強材 22,32 硬化剤 23 補強管 30 橋脚 31 橋脚用補強材 33 橋脚用補強管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D041 AA01 BA19 CA01 CB06 DA03 EA02 EB10 2D046 CA01 DA03 DA11

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘削用のケーシングを回転させて地面を
    所要深さまで掘削する工程と、上記のケーシング内にお
    ける土砂等を除去して基礎杭用の孔を形成する工程と、
    上記の基礎杭用の孔内に鉄筋からなる補強材を挿入する
    と共に硬化剤を打設して基礎杭を構築する工程と、上記
    のケーシングを地中から引き抜く工程と、構築された上
    記の基礎杭の周囲を覆うように補強管を地中に挿入させ
    る工程と、上記の基礎杭における補強材の上に地上に突
    出させる橋脚用補強材を連結させると共に上記の補強管
    の上に地上に突出させる橋脚用補強管を連結させる工程
    とを備えたことを特徴とする橋脚用基礎杭の施工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105464073A (zh) * 2015-12-25 2016-04-06 苏州汤始建华管桩有限公司 一种增强型实心预制桩结构及其与基础连接固定方法

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CN105464073A (zh) * 2015-12-25 2016-04-06 苏州汤始建华管桩有限公司 一种增强型实心预制桩结构及其与基础连接固定方法

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