JP2002302133A - ボトル用キャップ - Google Patents

ボトル用キャップ

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JP2002302133A
JP2002302133A JP2001107266A JP2001107266A JP2002302133A JP 2002302133 A JP2002302133 A JP 2002302133A JP 2001107266 A JP2001107266 A JP 2001107266A JP 2001107266 A JP2001107266 A JP 2001107266A JP 2002302133 A JP2002302133 A JP 2002302133A
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cap
bottle
welded
present
bottle cap
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JP2001107266A
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English (en)
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Nori Yoshihara
法 葭原
Katsuhisa Yamashita
勝久 山下
Akio Tange
章男 丹下
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ペットボトル回収品の再利用時キャップの分離
工程を不要にしたり、再生品の異物混入を防止するとと
もに、開栓が明示できる機構にすること。 【解決手段】エチレンテレフタレート単位を70モル
%以上含むポリエチレンテレフタレート系樹脂からな
り、ボトル本体に一部分溶着されていることを特徴とす
るボトル用キャップ。超音波溶着及び/または熱板溶
着によりボトルに一部分溶着された前記記載のボトル
用キャップ。溶着部、または切り欠き部を破壊するこ
とにより開栓されたことが判断し得る前記記載のボト
ル用キャップ。破壊トルクが1〜25kg―cmであ
る前記記載のボトル用キャップ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボトルと同系の材
料であるポリエチレンテレフタレート系樹脂からなり、
ボトル口頚部(以下注ぎ口、口金、口部天端ともいう場
合がある)と一部溶着されて、密栓後溶着部または切り
欠き部が破壊されて開封済みを表すことができるペット
ボトル用キャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ポリエチレンテレフタレート
樹脂製ボトル(以下ペットボトルという)のキャップに
は、ポリプロピレン製やポリエチレン製が使用されてい
る。この場合、ペットボトルを回収して繊維や成形品と
して他用途に利用しようとした場合、ボトルとキャップ
を分離しなければならず、また少量の混入が避けられず
紡糸時の糸切れや物性低下や品位が低下する問題があっ
た。また、ボトルと同じポリエチレンテレフタレート系
樹脂製のキャップの場合、成形性や強度やシール性に劣
り実用化されなかった。またライナー材に柔軟な他材料
を使用した場合は、やはり分離工程が必要で再利用には
課題があった。また、ポリエチレンテレフタレート樹脂
製のキャップの場合、強度が高くせん断破壊によるキャ
ップの上下分離により開栓済みを表示する機構が応用出
来なかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ペットボト
ルとポリエチレンテレフタレート系樹脂製ボトルキャッ
プの溶着部または切り欠き部の破壊により開栓が明示で
きる機構にすることが本発明の課題である。この課題達
成によりポリエチレンテレフタレート系樹脂製ボトルキ
ャップを実用化し、ペットボトル回収品の再利用時キャ
ップの分離工程を不要にしたり、再生品の異物混入を防
止することを可能とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため鋭意検討した結果、遂に本発明を完成す
るに到った。すなわち本発明はエチレンテレフタレー
ト単位を70モル%以上含むポリエチレンテレフタレー
ト系樹脂からなり、ボトル本体に一部分溶着されている
ことを特徴とするボトル用キャップ。超音波溶着及び
/または熱板溶着によりボトルに一部分溶着された前記
記載のボトル用キャップ。溶着部、または切り欠き
部を破壊することにより開栓されたことが判断し得る前
記記載のボトル用キャップ。破壊トルクが1〜25
kg―cmである前記記載のボトル用キャップであ
る。
【0005】本発明において、ポリエチレンテレフタレ
ート系樹脂からなるボトル用キャップは、成形性・強度
のうえボトル本体と同じ成形収縮でありネジ部の寸法精
度が向上しシール性も達成することでできる。またボト
ル本体とキャップが同一材質であるので超音波や熱板に
より容易にまた瞬時に溶着でき、その破壊により開栓表
示が可能になった。このようにボトル本体と同じ材質で
あるために本発明は達成された。
【0006】本発明において用いられるポリエチレンテ
レフタレート系樹脂とは、エチレンテレフタレート単位
を80モル%以上有するポリマーであり、極限粘度は
0.6dl/g以上が好ましく、特に0.7dl/g以
上が望ましい。極限粘度が0.6dl/g未満では、落
下衝撃で破壊するので好ましくない。なお前記極限粘度
は、重量比6対4のフェノールとテトラクロエタンの混
合溶媒を用いて、0.4g/dlの溶液について30℃
で測定した値である。
【0007】また、本発明において用いられるポリエチ
レンテレフタレート系樹脂は、耐熱性や透明性や柔軟性
が必要な場合、グリコール成分や酸成分が共重合され
る。目的により、共重合のグリコール成分としては、プ
ロピレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、ポリエチレングリコー
ル、ポリテトラメチレングリコール、ポリラクトン、長
鎖グリコールが使用される。また酸成分としては、ナフ
タレンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、ダイマ
ー酸などが使用される。30モル%以上を超えると強度
や成形の生産性が低下し、また再生材を利用する場合再
生品の強度が低下するので好ましくない。
【0008】本発明に使用されるボトル本体とキャップ
の溶着方法としては、特に限定されないが、溶着時間が
短時間であり、また局所溶着ができる超音波溶着や熱板
溶着が好ましい。超音波溶着を採用する際、円周方向に
外側から加圧力0.5〜10kg/cm2、好ましくは
1〜4kg/cm2、発振時間0.5〜5秒好ましくは
1〜4秒超音波を発振して溶着することが好ましい。ま
た熱板溶着を採用する際、260〜320℃、好ましく
は260〜300℃に加熱された熱板に、0.5〜12
秒、好ましくは2〜8秒当てて溶着することが好まし
い。
【0009】なお、溶着のためのジョイントはボトル本
体でもキャップ側どちらでもよく、本発明が達成され
る。ジョイントの形状は特に限定されなく、共に平面で
も可能だが、ビートジョイントやシェアージョイントや
スカーフジョイントが好ましい。
【0010】ボトル本体とキャップの溶着は、キャップ
の下部と本体のツバ部、キャップの下部と本体の首部が
好ましい。溶着部としては口金の円周に対して30〜1
00%、好ましくは60〜95%である。溶着部の幅
は、0.5〜8mm、好ましくは1〜4mmである。溶
着部の面積は、せん断破壊トルクで決定される。溶着部
が小さいと搬送中の衝撃で破壊するので好ましくない。
また大き過ぎると開栓しにくいので好ましくない。開栓
時、破壊は溶着部または切り欠く部で起こるように設計
される。この場合破壊トルクが1〜25kg−cm、好
ましくは3〜10kg−cmになるように設計される。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明を図面を用いて具体的
に説明するが、本発明は以下の実施態様例に限定される
ものではない。図1は本発明に関わるボトルキャップと
ボトル口金の斜視図である。図1において、スクリュー
ボトルキャップは、ポリエチレンテレフタレート製であ
る。キャップの底面とツバ部が円周に破線状に溶着され
ている。
【0012】図2は本発明に関わる溶着用ボトルキャッ
プと本体の断面図である。キャップ下部とツバ部が溶着
される。溶着部は破線状に円周の65%、幅2mmにな
っている。円周方向に外側から加圧力3kg/cm2
発振時間1秒超音波を発振して溶着した。この破壊トル
クは8kg−cmであった。
【0013】図3は本発明に関わるボトルキャップとボ
トル口金の斜視図である。キャップと口金胴部とが溶着
されている。開栓時溶着上部の破線部が破壊し、溶着部
は口金部に残る。
【0014】図4は、本発明のキャップと本体の口金部
が溶着されたボトルの断面図である。
【0015】本発明において、キャップの形状としては
種々のものが採用できるが、特にスクリューキャップで
あることが、締め付け力により、よりよく嵌合するので
好ましい。
【0016】なお、本発明においては、多少の異種材料
のライナーを用いても良いが、本発明キャップは、異種
材料のライナーを全く使用しない方が好ましく、異種材
料のライナーなしで密閉し、また開封後の再密閉にも使
用することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上のようにポリエチレンテレ
フタレート樹脂製ボトルキャップを使用することによ
り、ボトルとキャップを分離することなく粉砕し再押し
出し加工が可能であり、ポリエチレンテレフタレート樹
脂が再利用できる。また、ボトル本体とキャップを溶着
することにより搬送時の緩みが防止され、また開封済み
の識別ができるので、産業界に寄与すること大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ツバ部と溶着された本発明に関わるボトルキャ
ップとボトル口金部の斜視図
【図2】ツバ部と溶着された本発明に関わるボトルキャ
ップとボトル口金部の断面図
【図3】本発明に関わる溶着したボトルキャップとボト
ル口金部の斜視図
【図4】本発明に関わる溶着したボトルキャップとボト
ル口金部の断面図
【符号の説明】
1:本発明ボトル用キャップ 2:溶着部 3:ペットボトル口金部 4:切り欠き部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AA04 AA12 AA24 BA01 CA01 CC03 DA01 DB12 DC03 FA09 FB01 FD13 GA04 GB04 GB08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エチレンテレフタレート単位を70モル%
    以上含むポリエチレンテレフタレート系樹脂からなり、
    ボトル本体に一部分溶着されていることを特徴とするボ
    トル用キャップ。
  2. 【請求項2】超音波溶着及び/または熱板溶着によりボ
    トルに一部分溶着された請求項1記載のボトル用キャッ
    プ。
  3. 【請求項3】溶着部、または切り欠き部を破壊すること
    により開栓されたことが判断し得る請求項1記載のボト
    ル用キャップ。
  4. 【請求項4】破壊トルクが1〜25kg―cmである請
    求項3記載のボトル用キャップ。
JP2001107266A 2001-04-05 2001-04-05 ボトル用キャップ Withdrawn JP2002302133A (ja)

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