JP2002301672A - 産業用ロボットの位置制御方法 - Google Patents
産業用ロボットの位置制御方法Info
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- JP2002301672A JP2002301672A JP2001105129A JP2001105129A JP2002301672A JP 2002301672 A JP2002301672 A JP 2002301672A JP 2001105129 A JP2001105129 A JP 2001105129A JP 2001105129 A JP2001105129 A JP 2001105129A JP 2002301672 A JP2002301672 A JP 2002301672A
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Abstract
腕が届く範囲が最大限となるように産業用ロボットの位
置、姿勢を制御する。 【解決手段】6軸以上の自由度を持ち、空間上の直交座
標系で目標制御点(マトリックス:oTcp)の位置、姿
勢を与えられたとき、oTcp=oTb bTw wTf fTe(oTb
は3本の基本軸J1、J2、J3で決定される位置マト
リックス;bTwは3本の手首軸でとる姿勢マトリック
ス;wTfは工具の取付けフランジマトリックス;fTeは
工具のエンドエフェクタマトリックス)の関係からロボ
ットの位置を制御する。この場合oTb の取り得る位置
集合である、目標のoTcpの位置を原点としたベクトル
Vの冗長軸方向の点Pvを原点とした円周上で、ロボッ
ト演算原点T0からの距離が最小となる点Pb'を oTbの
直交成分となるように目標oTcpをoTcp'として求め直
し、このoTcp'を逆運動学変換し、導出した各関節座標
系の各軸の位置を動作目標とする。
Description
ットの位置制御方法に関するものであり、特に産業用ロ
ボットにて作業する場合に対象物の円筒物体の把持方向
や溶接トーチ方向など、その方向回りの姿勢に冗長性が
ある場合の産業用ロボットの位置制御に関するものであ
る。
合、目標の直交空間上の位置と姿勢は確定しておく必要
がある。円筒物体の把持方向や溶接トーチ方向などの回
りに冗長な軸がある場合は、有利な近接可能状態に基づ
いて6軸の座標を確定する。しかしそれでも作業対象物
の位置、状態が他の作業対象物と変わっているとその作
業対象物にはロボットの腕が届かなくなり、作業の中断
を招くことがあった。このような事態をなくすため冗長
軸回りに姿勢を調整して作業対象物に届くロボットの姿
勢を有利に人手によって決定しようとすると、そのため
の教示作業は煩瑣となる。これを解決しようとして、コ
ンピュータシュミレーションにより届く姿勢を捜す作業
を自動化することが提案され、実施されている。これは
冗長軸回りの全探索手法であって、時間(数秒から数十
秒)を要するという不都合がある。
ような冗長性を有する作業対象物に対してロボットの腕
が届く範囲が最大限となるようにする産業用ロボットの
位置制御方法を提供することである。
3つの基本軸で定まるロボットの位置、姿勢を、それの
腕を最大限に延ばせる状態に設定することによってなさ
れる。
持ち、空間上の直交座標系で目標制御点(マトリック
ス:oTcp)の位置(X,Y,Z)、姿勢(Rx,Ry,
Rz)を与えられたとき、oTcp=oTb bTw wTf fTe(o
Tbは3本の基本軸J1、J2、J3で決定される位置
マトリックス;bTwは3本の手首軸でとる姿勢マトリッ
クス;wTfは工具の取付けフランジマトリックス;fTe
は工具のエンドエフェクタマトリックス)の関係から目
標の各関節座標系の各軸の位置を導出してロボットの位
置を制御する方法において、oTb の取り得る位置集合
である、目標のoTc pの位置を原点としたベクトルVの
冗長軸方向の点Pvを原点とした円周上で、ロボット演
算原点T0からの距離が最小となる点Pb’をoTb の
直交成分となるように目標oTcpをoTcp’として求め直
し、このoTcp’を逆運動学変換し、導出した各関節座
標系の各軸の位置を動作目標とする。
状態から外れた作業対象物を検知すると3つの基本軸の
作動によって腕を最大限延ばせるようにロボットの基本
姿勢を変更し、その残りの3つの軸の作動によってその
作業対象物に対処できる。また、本発明により冗長軸回
りの全探索は不要となって初期設定に要する時間は実質
的に短縮される。
届かなくなって作業を中断するという事態は回避され
る。
形態を説明する。
産業用ロボットの典型例を示し、図2はこの産業用ロボ
ットの機構構成を示している。このロボットはR−P−
P−R−P−Rの一般的ロボットであり、j1からj6
軸の自由度がある。図3はこの機構構成と座標系の関係
を示す。作業対象物はベクトルVの回りならどの方向か
ら掴んでもよいとし、ベクトルVを冗長軸方向とする。
基本軸(j1−j3)により決定されるマトリックスを
oTb として oTbの直交成分をPbとする。姿勢軸(j
4−j6)により決定されるマトリックス(位置要素は
0)をbTwとし、bTw を平行移動して工具取り付けフ
ランジを決定するマトリックスをwTfとし、フランジか
ら制御点へのエンドエフェクタ (ツール)マトリック
スをfT eとし、目標点マトリックスをoTcpとする。
本発明の処理を行うことによりoTc pを求め直し、
oTcp’とし、oTcp’を逆運動学変換して各軸の関節角
度を求める。図4にoTcpを制御点としたロボットの座
標系と円Cの座標系関連図を、図5に新たな、oTcp’
を求める処理に関連した座標系説明図を、図6に
oTcp’を求める処理フローを示す。以下に、その処理
を詳述する。尚、この処理の前に既知なデータは
oTcp、V、wTf、 fTeである。
bを以下のように求める。
bTw は末知であるが、直交位置要素は0であるためo
Tb bTwの直交要素がPbである。このため oTb bTw=oTcp fTe −1wTf −1 …1) によりPbを導出できる。
して直交要素が円の中心位置Pv姿勢行列のx方向がPv
Pbの単位ベクトル、z方向がVの単位ベクトルである
マトリックス0Tvを求める。
トルVへ垂線を降ろしPv[Pvx,Pvy,Pvz]とす
る。
Vxとする。
Vx 2−5)Pvを原点として、Vx,Vy,Vzを姿勢行列要
素としたマトリックスをoTvとする。
をPb’とし、Pb’へ基本軸が動作できるoTcp’を求
める。oTcp’はoTcpと同じ直交位置で姿勢行列要素が
異なる。
へ垂線を降ろした点を求める。oTvから見たロボット
原点Toの座標vToを求める。
が円Cを含む平面へ垂線を降ろした点のoTv から見た
座標値P1である。
トルをVx’とする Vx’=P1/|P1| …6) 3−2)VxからVx’への角度θを求める。
スをoTcp’として求める。
せたマトリックスであるが、wTf fTe は固定値であ
り、bTw は直交位置要素が0のマトリックスであるた
めoTb’の直交位置要素Pb’は円C上にPbをVz回り
にθだけ回転させた位置となりロボット原点から最も近
く且つ、円C上の点となる。
来の逆運動学変換を行い、各軸の関節角度を導出し、そ
の位置への位置制御を行う。
となって初期設定に要する時間は実質的に短縮される。
また、作業中にロボットの腕が届かなくなって作業を中
断するという事態は回避される。
の座標関連図。
説明図。
Claims (1)
- 【請求項1】6軸J1−J6以上の自由度を持ち、空間
上の直交座標系で目標制御点(マトリックス:oTcp)
の位置(X,Y,Z)、姿勢(Rx,Ry,Rz)を与え
られたとき、oTcp=oTb bTw wTf fTe(oTbは3本の
基本軸J1、J2、J3で決定される位置マトリック
ス;bTwは3本の手首軸でとる姿勢マトリックス;wTf
は工具の取付けフランジマトリックス;fTeは工具のエ
ンドエフェクタマトリックス)の関係から目標の各関節
座標系の各軸の位置を導出してロボットの位置を制御す
る方法において、oTb の取り得る位置集合である、目
標の oTcpの位置を原点としたベクトルVの冗長軸方向
の点Pvを原点とした円周上で、ロボット演算原点T0
からの距離が最小となる点Pb’をoTb の直交成分と
なるように目標oTcpをoTcp’として求め直し、このo
Tcp’を逆運動学変換し、導出した各関節座標系の各軸
の位置を動作目標とすることを特徴とする産業用ロボッ
トの位置制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001105129A JP4600796B2 (ja) | 2001-04-03 | 2001-04-03 | 産業用ロボットの位置制御方法および位置制御装置 |
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JP2001105129A JP4600796B2 (ja) | 2001-04-03 | 2001-04-03 | 産業用ロボットの位置制御方法および位置制御装置 |
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JP4600796B2 JP4600796B2 (ja) | 2010-12-15 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111890366A (zh) * | 2020-08-05 | 2020-11-06 | 北京航空航天大学 | 一种机械臂物品抓取规划原理及基于ros的实现方法 |
CN113223071A (zh) * | 2021-05-18 | 2021-08-06 | 哈尔滨工业大学 | 一种基于点云重建的工件焊缝定位的方法 |
CN115741672A (zh) * | 2022-10-21 | 2023-03-07 | 杭州邦杰星医疗科技有限公司 | 一种基于刚体变换的dh推导方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02212085A (ja) * | 1989-02-09 | 1990-08-23 | Toshiba Corp | マニピュレータの姿勢決定方法 |
-
2001
- 2001-04-03 JP JP2001105129A patent/JP4600796B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115741672B (zh) * | 2022-10-21 | 2024-04-19 | 杭州邦杰星医疗科技有限公司 | 一种基于刚体变换的dh推导方法 |
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