JP2002300569A - ネットワークカメラによる監視方法と監視システム - Google Patents

ネットワークカメラによる監視方法と監視システム

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JP2002300569A
JP2002300569A JP2001098606A JP2001098606A JP2002300569A JP 2002300569 A JP2002300569 A JP 2002300569A JP 2001098606 A JP2001098606 A JP 2001098606A JP 2001098606 A JP2001098606 A JP 2001098606A JP 2002300569 A JP2002300569 A JP 2002300569A
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voice
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sensor
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JP2001098606A
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Seiya Honda
誠也 本田
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Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のネットワークカメラ、センサ手段と音声
検出手段とを用いて、センタ監視装置の表示部に音声情
報をビジュアル表示すると共に異常発生時には該当異常
音声を優先的に出力するネットワークカメラによる監視
方法と監視システムの提案を目的とする。 【解決手段】通信回線3と、音声検出手段2Aもしくは
センサ手段2とカメラ手段11と画像データ圧縮手段1
2と画像処理手段14と音声データ入力手段20もしく
は状態検出手段16と異常検出手段15とデータ重畳手
段13とパラメータ設定手段17とデータ記憶手段18
と通信制御手段21とを有するネットワークカメラ1
と、通信制御手段41と受信データ分離手段42と受信
データ記憶手段43と監視制御手段44と音声制御手段
50と音声表示制御手段51と画像表示制御手段45と
多チャンネル記憶手段47と有するセンタ監視装置4と
で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】複数のネットワークカメラに
よる音や音声などの音声信号およびセンサ信号を用いて
異常監視を行う監視システムに関わり、より詳細には、
複数のネットワークカメラとセンタ監視装置を通信回線
で接続し、ネットワークカメラより画像データに異常デ
ータを重畳して送信し、センタ監視装置ではビジュアル
化した異常音声データを表示装置に表示出力するネット
ワークカメラによる監視方法と監視システムに係わる。
【0002】
【従来の技術】図6に示す従来技術のネットワークカメ
ラによる監視システムの要部構成図を用いて、システム
構成および概略動作を説明する。従来の技術による監視
システムは、監視現場を撮像する複数のネットワークカ
メラ1、1’、監視対象物の動作や状態を検出するセン
サ手段2、2’、センタ監視装置4および複数の表示装
置5、5A、5B並びに記録再生装置6と、複数のネッ
トワークカメラ1、1’とセンタ監視装置4を通信接続
する通信回線3などで構成されている。監視対象はカメ
ラ手段11で撮像されデジタル画像データが出力され
る。画像データ圧縮手段12は該画像データを内部の画
像メモリに一旦記憶すると共に画像データの圧縮処理を
施し圧縮画像データを出力する。一方、ネットワークカ
メラ1の撮像エリアに配設されている監視対象の接近を
検出する近接センサや動きを検出する赤外線センサなど
のセンサ手段2は、監視対象の動作をセンサ信号として
出力する。状態検出手段16は、センサ手段を選択する
と共に所定のセンサデータを検出する。異常検出手段1
5は、予め設定されている異常検出閾値と該センサデー
タとを比較演算して、異常データを検出出力する。さら
に、画像データに画像処理演算を行い、画像のレベル、
形状、動きなどの画像特徴抽出データを出力する画像処
理手段14を追加設置した場合、該画像特徴抽出データ
は異常検出手段15のもう一方の入力端子にデータ入力
される。異常検出手段15は、該画像特徴抽出データを
予め設定されている異常検出閾値と比較演算して、画像
異常データを検出する。音声データ入力手段20は、マ
イクロホンや音響センサなどの音声検出手段2Aからの
音声信号よりデジタル形式の音声データを生成出力す
る。データ重畳手段13は、圧縮画像データに異常デー
タ又は画像異常データ、前記音声データ及びカメラID
などを重畳して、通信制御手段22を経由して通信回線
3に送信する。
【0003】 LANやISDNなどのデジタル伝送手
段による通信回線3は、複数のネットワークカメラ1、
1’とセンタ監視装置4間を通信接続している。センタ
監視装置4の通信制御手段41は、複数のネットワーク
カメラ1、1’からのパケット通信様式の送信データを
随時送受信している。受信データ分離手段42は、カメ
ラID毎に、圧縮画像データ、異常データ、画像異常デ
ータ、音声データなどに分離して、受信データ記憶手段
43に記憶入力する。
【0004】 表示制御手段55は、受信データ記憶手
段43に記憶されている圧縮画像データを元の画像デー
タに伸長して、表示画像データを生成出力する。同じく
図示していない音声データ復調手段は受信データ記憶手
段43に記憶されている音声データを音声信号に復調し
て表示装置5に同時出力する。さらに、異常データを表
示画像データに重畳するなどして多チャンネル記憶手段
47に記憶入力する。多チャンネル記憶手段47は、複
数のネットワークカメラ1、1’の表示画像データを多
チャンネルメディア上に並行記憶すると共に、再生表示
データは複数経路から同時に出力する。表示選択手段5
3は、表示制御手段55からの制御指令に基づいて、多
チャンネル記憶手段47の複数出力と複数の表示装置
5、5A、5Bとのマトリクス選択を行い、再生表示画
像データを選択出力する。記憶が必要な場合、表示選択
手段53に記録再生装置6を接続して、所定の表示画像
データおよび音声信号を記録する。
【0005】 監視係員は、多数の表示装置に多画面表
示された監視画像を見ているが、異常が起こっても見過
ごしてしまうと云う問題点がある。又異常画面をフラッ
シュしたり色付けをするなどの異常表示形態もあるが、
異常の内容が判らなかったり、同時複数発生の場合には
処理仕切れないと言う問題が発生する。さらに、多数の
音声が同時に出力されるため通常時には騒々しい状態と
なり、異常発生には聞き分けが出来ないと云う問題もあ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上に説明
した問題点に鑑み、複数のネットワークカメラ、センサ
手段と音声検出手段とを用いて、センタ監視装置の表示
部に音声情報を図形化してビジュアル表示すると共に異
常発生時には該当異常音声を優先的に出力するネットワ
ークカメラによる監視方法と監視システムの提案を目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】LANやISDNなどの
デジタル伝送手段による通信回線と、複数の監視現場に
設置され、監視対象の音や音声を検出する音声検出手段
および、または監視対象の状態や物の振動などを検出す
るセンサ手段と、監視対象を撮像し画像データを出力す
るカメラ手段と、該画像データに圧縮処理を行い圧縮画
像データを生成する画像データ圧縮手段と、音声検出手
段の音声信号出力を入力し音声データを出力する音声デ
ータ入力手段もしくはセンサ手段のセンサ信号出力を入
力し監視対象の状態や物の振動を検出しセンサデータを
出力する状態検出手段と、音声データもしくはセンサデ
ータのいずれかから異常を検出し異常データを生成出力
する異常検出手段と、圧縮画像データに異常検出手段が
生成出力する異常データ及び音声データ入力手段が出力
する音声データを重畳して送信データを生成するデータ
重畳手段と、音声データ入力手段、状態検出手段、異常
検出手段などの動作パラメータを設定するパラメータ設
定手段と、カメラIDや動作パラメータを記憶している
データ記憶手段と、送信データの通信回線への通信接続
制御を行う通信制御手段とを有するネットワークカメラ
と、通信回線に通信接続する通信制御手段と、異常デー
タが重畳された受信データより圧縮画像データ、異常デ
ータおよび音声データを分離する受信データ分離手段
と、受信した圧縮画像データ、異常データおよび音声デ
ータを一時記憶する受信データ記憶手段と、受信データ
記憶手段に一時記憶されている異常データの発生を監視
し異常処理制御を行う監視制御手段と、音声データの制
御や出力選択などの音声制御を行う音声制御手段と、音
声データをビジュアルのために表示データに変換した音
声表示データを生成する音声表示制御手段と、圧縮画像
データを伸長した画像データに異常表示データおよび音
声表示データを重畳した表示画像データを生成する画像
表示制御手段と、ネットワークカメラ毎の該表示画像デ
ータ並びに音声データを記憶する多チャンネル記憶手段
と、多チャンネル記憶手段に記憶された複数の表示画像
データ並びに音声データを選択出力する表示選択手段
と、音声検出手段の設置位置、種別、性能などの音声検
出設置データや、センサ手段の設置位置、種別、性能な
どのセンサ設置データなどのパラメータ設定データを記
憶している制御データ記憶手段とを有するセンタ監視装
置と、表示画像データおよび音声データを画像表示およ
び音声出力する単独もしくは複数の表示装置とで構成す
る監視システムを用いて、ネットワークカメラのデータ
記憶手段に異常検出条件及びセンサ手段の設置場所、セ
ンサ信号の種別などのセンサ設定データ、前記音声検出
手段の設置場所、音声データの種別などの音声設定デー
タなどを予め記憶登録する段階と、音声検出手段が検出
した音声信号より音声データ入力手段が監視対象の音声
データを出力および、またはセンサ手段が検出したセン
サ信号より前記状態検出手段が監視対象の状態や物の振
動などに基づくセンサデータを出力する段階と、異常検
出手段が予め記憶登録されている異常検出条件に基づい
て該音声データもしくはセンサデータより異常データを
検出する段階と、データ重畳手段が圧縮画像データに異
常検出手段が生成出力する異常データ及び音声データ入
力手段が出力する音声データを重畳して、通信回線に通
信制御手段経由で送出する段階と、センタ監視装置の受
信データ分離手段が受信データより圧縮画像データ、異
常データ及び音声データを分離して受信データ記憶手段
に一時記憶登録する段階と、監視制御手段が新たに記憶
登録された異常データを監視し所定の監視制御指令を出
す段階と、音声表示制御手段が音声表示データを生成
し、画像表示制御手段が圧縮画像データを伸長した画像
データに異常表示データおよ前記音声表示データを重畳
した表示画像データを生成する段階とで構成する。
【0008】 前記ネットワークカメラに、画像データ
に所定の画像処理演算を行い画像の形状や動きなどの特
徴データを抽出する画像処理手段を備えるとともに、異
常検出手段に画像処理手段が演算して画像データから抽
出する特徴データより異常の画像データを検出する画像
異常検出機能と、パラメータ設定手段に画像処理手段の
処理演算関数を設定する画像処理設定機能とをそれぞれ
備え、画像処理手段が、カメラ手段が撮像した画像デー
タを演算処理して特徴データを抽出する段階と、異常検
出手段が予め記憶登録されている異常検出条件に基づい
て特徴データより異常データを検出する段階とを追加す
る。
【0009】 前記センタ監視装置の監視制御手段の監
視制御指令を、音声制御手段に異常検出されたネットワ
ークカメラの系統の音声レベルを上げる音声強調指令と
する、音声制御手段に異常検出されないネットワークカ
メラの系統の音声をミュートする音声ミュート指令とす
る、画像表示制御手段に異常検出されたセンサ位置に異
常箇所マークを重畳表示する異常箇所表示指令とする、
画像表示制御手段に一画面に複数のネットワークカメラ
の系統の音声情報表示を行う一体音声表示データを生成
する音声一体表示指令とする、もしくは、表示選択手段
に異常検出されたネットワークカメラの系統の音声デー
タを所定の表示装置もしくは外部音声出力端子へ優先出
力する優先出力選択指令とする。
【0010】 前記ネットワークカメラの異常検出手段
の異常検出方法を、センサデータもしくは音声データよ
り音源の位置データを検出する音源位置検出機能とす
る、センサデータもしくは音声データの周波数スペクト
ラムより異常を検出するスペクトラム検出機能とする、
音声データの声紋や音声認識データなど特定の音声パタ
ーンに基づいて異常を検出する特定パターン検出機能と
する、センサデータもしくは音声データの特定データの
検出の単位時間当たりの繰返回数に基づいて異常を検出
する繰返回数検出機能とする、もしくは、センサデータ
もしくは音声データの特定データの検出の累積回数に基
づいて異常を検出する累積回数検出機能とする。
【0011】 前記センタ監視装置の画像表示制御手段
に、画像データに異常表示データおよび音声表示データ
を重畳した表示画像データを外部記録再生装置に記録制
御する録再制御機能を追加する、もしくは、異常を検出
した音声データもしくは異常データを外部記録再生装置
に記録制御する録再制御機能を追加する。
【0012】 前記センタ監視装置の画像表示制御手段
に、異常を検出した画像のカメラIDとフレーム番号な
どの異常フレームデータを生成する異常フレームデータ
生成機能を追加する。
【0013】 ネットワークカメラによる監視システム
を、LANやISDNなどのデジタル伝送手段による通
信回線と、複数の監視現場に設置され、監視対象の音や
音声を検出するマイクロホンを有する音声検出手段およ
び、または監視対象の人や移動体の接近や状態や物の振
動などを検出する赤外線センサや電磁センサなどのセン
サ手段と、監視対象を撮像し映像信号を出力するカメラ
部と該映像信号よりデジタル画像データを変換出力する
A/Dとを有するカメラ手段と、該画像データを一時記
憶する画像データメモリと画像データに圧縮処理を行い
圧縮画像データを生成する画像圧縮部とを有する画像デ
ータ圧縮手段と、音声検出手段の音声出力信号よりデジ
タル音声データを変換出力するA/Dとを有する音声デ
ータ入力手段もしくはセンサ手段のセンサ出力信号を入
力しセンサデータを出力する状態検出部とを有する状態
検出手段と、音声データより異常音声データを検出する
音声異常検出部もしくはセンサデータより異常センサデ
ータを検出するセンサ異常検出部と異常音声データおよ
び異常センサデータを合成して異常データを生成する異
常データ生成部とを有する異常検出手段と、圧縮画像デ
ータに音声データ及びカメラIDを重畳する音声データ
重畳部と異常データを重畳して送信データを生成するデ
ータ重畳部とを有するデータ重畳手段と、音声データ入
力手段及び状態検出手段の動作パラメータを設定するセ
ンサ設定部と異常検出手段の動作パラメータを設定する
異常検出設定部とを有するパラメータ設定手段と、カメ
ラIDを記憶しているIDメモリと音声検出手段の設置
場所、音声データの種別などの音声設定データを記憶し
ている音声設定データメモリとセンサ手段の設置場所、
センサ信号の種別などのセンサ設定データを記憶してい
るセンサ設定データメモリと異常検出手段の異常検出演
算の異常検出関数を記憶している異常検出関数メモリと
異常検出演算結果を異常と判断する異常検出閾値を記憶
している異常検出閾値メモリとを有するデータ記憶手段
と、送信データの通信回線への通信接続制御を行う通信
制御手段とでなるネットワークカメラと、通信回線に通
信接続する通信制御手段と、受信データよりカメラID
を分離するカメラID分離部と該受信データの種別を判
断するデータ種別判断部とデータ種別判断に基づいて圧
縮画像データ、音声データおよび異常データを分離する
受信データ分離部とを有する受信データ分離手段と、圧
縮画像データ一時記憶する画像データ記憶部と音声デー
タを一時記憶する音声データ記憶部と異常データを一時
記憶する異常データ記憶部とを有する受信データ記憶手
段と、受信データ記憶手段に一時記憶されている異常デ
ータの発生を監視し異常発生判断を行う異常検出判断部
と異常検出判断に基づいて異常処理制御を行う監視制御
部とを有する監視制御手段と、音声データを選択入力す
る音声データ選択部と音声データの入切制御や音量制御
など音声制御を行う音声制御部と出力音声データを選択
する音声出力選択部とを有する音声制御手段と、異常デ
ータを図形化した異常表示データを生成する異常表示生
成部と圧縮画像データを伸長した画像データに該異常表
示データを重畳した表示画像データを生成する表示画像
重畳部とを有する画像表示制御手段と、カメラID毎の
該表示画像データ並びに音声データを記憶する半導体デ
ィスクやHDDなどの多チャンネル記憶手段と、該多チ
ャンネル記憶手段に記憶された複数の表示画像データ並
びに音声データを複数の画像出力端子および音声出力端
子に選択出力する表示選択手段と、全ての音声検出手段
の設置位置、種別、性能などの音声検出設置データを記
憶している音声検出設置データメモリと全てのセンサ手
段の設置位置、種別、性能などのセンサ設置データを記
憶しているセンサ設置データメモリと異常種別に監視処
理制御を行う監視処理関数(制御プログラム又は制御命
令プログラム)を記憶している監視処理関数メモリとを
有する制御データ記憶手段とでなるセンタ監視装置と、
表示画像データおよび音声データを画像表示および音声
出力する単独もしくは複数の表示装置とで構成する。
【0014】 前記ネットワークカメラに、画像データ
に所定の画像処理演算を行い画像処理データを演算出力
する画像処理部と該画像処理データより画像の形状や動
きなどの特徴データを抽出する特徴抽出部とを有する画
像処理手段と、異常検出手段に特徴データより異常の画
像データを検出する画像異常検出部と、パラメータ設定
手段に画像処理部の処理演算関数を設定する画像処理設
定部とを追加設置する。
【0015】 前記音声検出手段もしくはセンサ手段
に、音源位置の演算計測が可能なステレオ又は3Dマイ
クロホンを追加設置する。構造物や物体に密接もしくは
固定した接触型音響センサを追加設置する、音の入力指
向性の選択が可能なアレイ型音響センサを追加設置す
る、もしくは、超音波の直接音又は反射音を検出する超
音波センサを追加設置する。
【0016】 前記音声検出手段は複数の検出手段を接
続可能とするとともに、音声データ入力手段に検出手段
から出力するいずれかの音声信号を選択入力する音声入
力選択部を追加設置し、センサ手段は複数のセンサを接
続可能とするとともに、状態検出手段にセンサから出力
するいずれかのセンサ信号を選択入力するセンサ選択部
を追加設置する。
【0017】 前記センタ監視装置の画像表示制御手段
に、複数のカメラ画像を分割配置した監視画像データを
生成し、多チャンネル記憶手段に記憶入力する監視画像
生成部と、該多チャンネル記憶手段から監視画像データ
を読み出し所定の表示装置への選択出指令を出す表示画
像選択部とを追加設置する。
【0018】 前記センタ監視装置に、音声データを音
声演算関数メモリに記憶されている音声演算関数に基づ
き音声演算データを演算出力する音声演算処理部と、該
音声演算データをグラフ表示やヒストラム表示などの音
声表示データを生成する音声表示データ生成部とを有す
る音声表示制御手段を追加設置する、もしくは、音声デ
ータを音声演算関数メモリに記憶されている音声演算関
数に基づき音声演算データを演算出力する音声演算処理
部と、該音声演算データに基づき図形やテキスト形式の
警報表示データを生成する警報データ生成部と、該警報
表示データの画面上の表示位置データを生成する表示位
置データ生成部とを有する音声表示制御手段を追加設置
する。
【0019】 前記センタ監視装置の画像表示制御手段
に、外部記録再生装置の記録再生制御を行う録再制御部
を追加設置して、異常データ記憶部に記憶される異常デ
ータを所定の記録再生装置に記録制御する。
【0020】 前記センタ監視装置に、任意のネットワ
ークカメラの制御指令を出すカメラ制御部と該ネットワ
ークカメラの前記センサ設定メモリの記憶データを更新
設定するセンサ設定部とを有するカメラ制御手段と、ネ
ットワークカメラへの送信データを生成する送信データ
生成部と任意カメラIDの送信先アドレスを指定する送
信先指定部と送信データを該送信先アドレスに送出する
データ送信部とを有する送信制御手段を追加設置する。
【0021】
【発明の実施の形態】図1に示す本発明よるネットワー
クカメラによる監視システムの第一の実施例のシステム
構成図を用いて、本願システムの概略構成を説明する。
第一の実施例の監視システムは、LANやISDNなど
のデジタル伝送手段による通信回線3と、複数の監視現
場に設置され、監視対象の音や音声を検出する音声検出
手段2Aおよび、または監視対象の状態や物の振動など
を検出するセンサ手段2と、監視対象を撮像し画像デー
タを出力するカメラ手段11と、該画像データに圧縮処
理を行い圧縮画像データを生成する画像データ圧縮手段
12と、画像データを画像処理して画像の特徴データを
抽出する画像処理手段14と、音声検出手段2Aの音声
信号出力を入力し音声データを出力する音声データ入力
手段20もしくはセンサ手段2のセンサ信号出力を入力
し監視対象の状態や物の振動などを検出しセンサデータ
を出力する状態検出手段16と、音声データ、センサデ
ータもしくは特徴データのいずれかから異常を検出し異
常データを生成出力する異常検出手段15と、圧縮画像
データに異常検出手段15が生成出力する異常データ及
び音声データ入力手段20が出力する音声データを重畳
して送信データを生成するデータ重畳手段13と、音声
データ入力手段20、状態検出手段16、異常検出手段
15などの動作パラメータを設定するパラメータ設定手
段17と、カメラIDや動作パラメータを記憶している
データ記憶手段18と、送信データの通信回線3への通
信接続制御を行う通信制御手段21とを有するネットワ
ークカメラ1と、通信回線3に通信接続する通信制御手
段41と、異常データが重畳された受信データより圧縮
画像データ、異常データおよび音声データを分離する受
信データ分離手段42と、受信した圧縮画像データ、異
常データおよび音声データを一時記憶する受信データ記
憶手段43と、受信データ記憶手段43に一時記憶され
ている異常データの発生を監視し異常処理制御を行う監
視制御手段44と、音声データの制御や出力選択などの
音声制御を行う音声制御手段50と、音声データをビジ
ュアル化のために表示データに変換した音声表示データ
を生成する音声表示制御手段51と、圧縮画像データを
伸長した画像データに異常表示データおよび音声表示デ
ータを重畳した表示画像データを生成する画像表示制御
手段45と、ネットワークカメラ毎の該表示画像データ
並びに音声データを記憶する多チャンネル記憶手段47
と、多チャンネル記憶手段47に記憶された複数の表示
画像データ並びに音声データを選択出力する表示選択手
段53と、音声検出手段2Aの設置位置、種別、性能等
の音声検出設置データや、センサ手段2の設置位置、種
別、性能等のセンサ設置データなどのパラメータ設定デ
ータを記憶している制御データ記憶手段46とを有する
センタ監視装置4と、表示画像データおよび音声データ
を画像表示および音声出力する単独もしくは複数の表示
装置5、5A、5Bとで構成されている。
【0022】 [基本の監視方法]図5に示す本発明に
よる監視方法の動作フロー図を加えて、本願システムに
於ける監視方法の基本を説明する。実施例のネットワー
クカメラによる監視方法は、ネットワークカメラ1のデ
ータ記憶手段18に異常検出条件及びセンサ手段2の設
置場所、センサ信号の種別などのセンサ設定データ、音
声検出手段2Aの設置場所、音声データの種別などの音
声設定データなどを予め記憶登録する段階(ST1)
と、音声検出手段2Aが検出した音声信号より音声デー
タ入力手段20が監視対象の音声データを出力および、
またはセンサ手段2が検出したセンサ信号より状態検出
手段16が監視対象の状態や物の振動などに基づくセン
サデータを出力する段階(ST2)と、異常検出手段1
5が予め記憶登録されている異常検出条件に基づいて該
音声データもしくはセンサデータより異常データを検出
する段階(ST3)と、データ重畳手段13が圧縮画像
データに異常検出手段15が生成出力する異常データ及
び音声データ入力手段20が出力する音声データを重畳
して、通信回線3に通信制御手段21経由で送出する段
階(ST4)と、センタ監視装置4の受信データ分離手
段42が受信データより圧縮画像データ、異常データ及
び音声データを分離して受信データ記憶手段43に一時
記憶登録する段階(ST5)と、監視制御手段44が新
たに記憶登録された異常データを監視し所定の監視制御
指令を出す段階(ST6)と、音声表示制御手段51が
音声表示データを生成し、画像表示制御手段45が圧縮
画像データを伸長した画像データに異常表示データおよ
び音声表示データを重畳した表示画像データを生成する
段階(ST7)とで基本構成され、さらに、表示画像デ
ータ及び音声データがネットワークカメラ毎に多チャン
ネル記憶手段47に記憶再生する段階(ST8)があ
る。記憶再生されたネットワークカメラ毎の表示画像デ
ータ及び音声データは、表示選択手段53で複数の音声
出力付の表示装置5、5A、5Bに出力される。
【0023】なお、画像処理手段14の画像処理部14
aにより、画像データに所定の画像処理演算を行い画像
処理データを演算出力し、特徴抽出部14bにより該画
像処理データより画像の形状や動きなどの特徴データを
抽出する段階(ST12)と、異常検出手段15の画像
異常検出部15bが、画像データから抽出する特徴デー
タより異常データを検出する段階(ST13)とを追加
する異常検出方法もある。監視制御手段44からの制御
指令として音声制御手段50を介して該当ネットワーク
カメラ1の系統からの音声信号レベルを上げる強調もし
くは他の系統の音声をミュートする段階(ST14)
と、音声表示制御手段51は音声レベル表示データを生
成し、画像表示制御手段45は複数の画像圧縮データを
伸長するとともに、複数の音声レベル表示データを重畳
して表示画像データを生成する段階(ST15)との組
み合わせも可能である。
【0024】 [システムの詳細構成]図2に示す本発
明によるネットワークカメラによる監視システムの第二
の実施例の要部ブロック図と、図3に示す本発明による
ネットワークカメラによる監視システムの第三の実施例
の要部ブロック図を用いて、本願システムの詳細構成を
説明する。第二および第三の実施例の監視システムは、
複数の監視現場に設置され、監視対象の音や音声を検出
するマイクロホンを有する音声検出手段2Aおよび、ま
たは監視対象の人や移動体の接近や状態や物の振動など
を検出する赤外線センサや電磁センサなどのセンサ手段
2と、監視対象を撮像し映像信号を出力するカメラ部1
1aと該映像信号よりデジタル画像データを変換出力す
るA/D11bとを有するカメラ手段11と、該画像デ
ータを一時記憶する画像データメモリ12bと画像デー
タに圧縮処理を行い圧縮画像データを生成する画像圧縮
部12aとを有する画像データ圧縮手段12と、音声検
出手段2Aの音声出力信号よりデジタル音声データを変
換出力するA/D20bとを有する音声データ入力手段
20もしくはセンサ手段2のセンサ出力信号を入力しセ
ンサデータを出力する状態検出部16bとを有する状態
検出手段16と、音声データより異常音声データを検出
する音声異常検出部15cもしくはセンサデータより異
常センサデータを検出するセンサ異常検出部15dと異
常音声データおよび異常センサデータを合成して異常デ
ータを生成する異常データ生成部15aとを有する異常
検出手段15と、圧縮画像データに音声データ及びカメ
ラIDを重畳する音声データ重畳部13bと異常データ
を重畳して送信データを生成するデータ重畳部13aと
を有するデータ重畳手段13と、音声データ入力手段2
0及び状態検出手段16の動作パラメータを設定するセ
ンサ設定部17bと異常検出手段15の動作パラメータ
を設定する異常検出設定部17cとを有するパラメータ
設定手段17と、カメラIDを記憶しているIDメモリ
18aと音声検出手段2Aの設置場所、音声データの種
別などの音声設定データを記憶している音声設定データ
メモリ18bとセンサ手段2の設置場所、センサ信号の
種別などのセンサ設定データを記憶しているセンサ設定
データメモリ18cと異常検出手段15の異常検出演算
の異常検出関数を記憶している異常検出関数メモリ18
dと異常検出演算結果を異常と判断する異常検出閾値を
記憶している異常検出閾値メモリ18eとを有するデー
タ記憶手段18と、送信データの通信回線3への通信接
続制御を行う通信制御手段21とでなるネットワークカ
メラ1と、通信回線3に通信接続する通信制御手段41
と、受信データよりカメラIDを分離するカメラID分
離部42aと該受信データの種別を判断するデータ種別
判断部42cとデータ種別判断に基づいて圧縮画像デー
タ、音声データおよび異常データを分離する受信データ
分離部42bとを有する受信データ分離手段42と、圧
縮画像データを一時記憶する画像データ記憶部43aと
音声データを一時記憶する音声データ記憶部43cと異
常データを一時記憶する異常データ記憶部43dとを有
する受信データ記憶手段43と、受信データ記憶手段4
3に一時記憶されている異常データの発生を監視し異常
発生判断を行う異常検出判断部44aと異常検出判断に
基づいて異常処理制御を行う監視制御部44bとを有す
る監視制御手段44と、音声データを選択入力する音声
データ選択部50aと音声データの入切制御や音量制御
など音声制御を行う音声制御部50bと出力音声データ
を選択する音声出力選択部50cとを有する音声制御手
段50と、異常データを図形化した異常表示データを生
成する異常表示生成部45aと圧縮画像データを伸長し
た画像データに該異常表示データを重畳した表示画像デ
ータを生成する表示画像重畳部45bとを有する画像表
示制御手段45と、カメラID毎の該表示画像データ並
びに音声データを記憶する半導体ディスクやHDDなど
の多チャンネル記憶手段47と、該多チャンネル記憶手
段47に記憶された複数の表示画像データ並びに音声デ
ータを複数の画像出力端子および音声出力端子に選択出
力する表示選択手段53と、全ての音声検出手段2Aの
設置位置、種別、性能などの音声検出設置データを記憶
している音声検出設置データメモリ46fと全てのセン
サ手段の設置位置、種別、性能などのセンサ設置データ
を記憶しているセンサ設置データメモリ46eと異常種
別に監視処理制御を行う監視処理関数(制御プログラム
又は制御命令プログラム)を記憶している監視処理関数
メモリ46cとを有する制御データ記憶手段46とでな
るセンタ監視装置4と、表示画像データおよび音声デー
タを画像表示および音声出力する単独もしくは複数の表
示装置5、5A、5Bとで標準構成されている。
【0025】 ネットワークカメラ1には、画像データ
に所定の画像処理演算を行い画像処理データを演算出力
する画像処理部14aと該画像処理データより画像の形
状や動きなどの特徴データを抽出する特徴抽出部14b
とを有する画像処理手段14と、異常検出手段15に特
徴データより異常の画像データを検出する画像異常検出
部15bと、パラメータ設定手段17に画像処理部14
aの処理演算関数を設定する画像処理設定部17aとが
追加設置されている。また、音声検出手段2Aは複数の
検出手段を接続可能とするとともに、音声データ入力手
段20に複数の検出手段から出力する音声信号のいずれ
かを選択入力する音声入力選択部20aを追加設置し、
センサ手段2は複数のセンサを接続可能とするととも
に、状態検出手段16に複数のセンサから出力するセン
サ信号のいずれかを選択入力するセンサ選択部が追加設
置されている。
【0026】 センタ監視装置4の画像表示制御手段4
5には、複数のカメラ画像を分割配置した監視画像デー
タを生成し、多チャンネル記憶手段47に記憶入力する
監視画像生成部45cと、該多チャンネル記憶手段47
から監視画像データを読み出し所定の表示装置5、5
A、5Bへの選択出力指令を出す表示画像選択部45
d、外部記録再生装置6の記録再生制御を行う録再制御
部45eなどが追加設置されている。画像表示制御手段
45の録再制御部45eは、画像データに異常表示デー
タおよび音声表示データを重畳した表示画像データを外
部記録再生装置に記録制御する録再制御機能を備え、表
示画像データを記録管理することができる。また、異常
を検出した音声データもしくは異常データを外部記録再
生装置に記録制御する録再制御機能も備え、音声データ
を記録管理することができる。これらの表示画像デー
タ、音声データをそれぞれ個別に、あるいは関連づけて
記録再生管理することもいずれも可能である。また、セ
ンタ監視装置4の画像表示制御手段45に、異常を検出
した画像のカメラIDとフレーム番号などの異常フレー
ムデータを生成する異常フレームデータ生成機能を備
え、異常箇所の記録再生管理も可能となっている。
【0027】 センタ監視装置4には、音声データを音
声演算関数メモリ46aに記憶されているの音声演算関
数に基づき音声演算データを演算出力する音声演算処理
部51eと該音声演算データをグラフ表示やヒストグラ
ム表示などの音声表示データを生成する音声表示データ
生成部51aと該音声演算データに基づき図形やテキス
ト形式の警報表示データを生成する警報データ生成部5
1bと該警報表示データの画面上の表示位置データを生
成する表示位置データ生成部51cとを有する音声表示
制御手段51と、任意のネットワークカメラ1の制御指
令を出すカメラ制御部48aと該ネットワークカメラ1
のセンサ設定メモリの記憶データを更新設定するセンサ
設定部48cとを有するカメラ制御手段48と、ネット
ワークカメラ1への送信データを生成する送信データ生
成部49bと任意カメラIDの送信先アドレスを指定す
る送信先指定部49aと送信データを該送信先アドレス
に送出するデータ送信部49cとを有する送信制御手段
49とが追加設置されている。
【0028】 [監視システムの表示画像及び音声出
力]図4に示す本発明による監視システムの監視画像の
説明図を加えて、実施例の監視方法を説明する。図4
(イ)は、パーティ会場画面P1に多数設置された音響
センサからの入力の信号レベルをセンサ毎に図形表示し
たものである。ネットワークカメラ1のセンサ入力部に
は多数のセンサ(設置位置は監視画像のM1、M2、・
・・M6・・・)が設置され、センタ監視装置4に送信
された音声データ(もしくはセンサデータ)は、音声演
算処理部51eでレベル演算され、演算結果に基づいて
棒グラフ形状の音声表示データが生成され、表示画像重
畳部45bで伸長された画像データに重畳された表示画
像データが生成される。四角形で表示されているセンサ
M1、M2、・・・M6・・・は、センサ設置データメ
モリ46eに記憶されているセンサの位置データを基に
画面上の表示位置を表示位置データ生成部51cが演算
生成したものである。ネットワークカメラ1からの音源
位置データを受信した場合は、位置データ記憶部43e
に一時記憶した上で、表示位置データ生成部51cに転
用される。
【0029】 図4(ロ)は、最終的には、監視画像生
成部45cが生成した監視画像データを表示装置5に表
示した四画面監視画像である。第一画面P21は前述の
パーティ会場画面で左上にカメラ番号”C01 ”M21が
表示され、第二画面は街路監視画像P22が表示され、
第三画面には”C01 〜C06 〜C12 ”のセンサデータの図
形表示データが一画面に重畳表示されている。第四画面
は、第三画面の図形表示データで異常を検出された”C1
0 ”M240の画像P24で工事現場の監視画像で異常
音源部分にマーク表示があり、監視制御部44bが表示
選択手段53に異常箇所表示の優先表示指令を出した事
により優先的に画像表示がなされた。このように、監視
制御部44bの監視制御指令として優先出力選択指令が
あり、表示選択手段53に異常検出されたネットワーク
カメラ1の系統の音声データを所定の表示装置5、5
A、5Bもしくは外部音声出力端子へ優先出力する。同
時に、監視制御部44bの音声強調指令により、音声デ
ータ選択部50aは音声データ記憶部43cより”C10
”ネットワークカメラからの音声データを選択入力
し、音声制御部50bは音声レベルを上げるように音声
データを強調(データ加算)して、表示選択手段53を
経由して音声出力選択部50cが選択した外部音声出力
手段7に音声出力する。一方、異常検出レベルに達しな
い他のネットワークカメラ1の音声データは、音声制御
部50bがミュート制御を行い音声の出力を事実上停止
して、相互妨害を防ぎ、異常発生箇所を際立たせる。図
4のように、一画面に複数のネットワークカメラ1の音
声情報表示を行う音声一体表示指令により一画面に情報
が集約されるので、見易くなっている。
【0030】 [音声信号もしくはセンサ信号の検出]
音声信号もしくはセンサ信号の検出手段として一般的マ
イクロホン、赤外線センサおよび電磁センサなどに加
え、音源位置の計測用としてステレオ又は3Dマイクロ
ホンを用いて音源の位置の計測を可能としている。ま
た、ピッキング音や衝撃音の検出用として構造物や物体
に密接もしくは固定した接触型音響センサを備え、侵入
者の不法行為を検出することができる。また、侵入者や
浸入物の検出用として超音波の直接音又は反射音を検出
する超音波センサを備え、音源の位置や移動方向を検出
可能としている。特に、移動物体の検知および音源方向
検出用として音の入力指向性の選択が可能なアレイ型音
響センサを備え、侵入者や浸入物の正確な検出を可能と
している。
【0031】 [異常検出手段]本願実施例に於ける異
常検出方法は、三種類に分類される。第一は音声データ
より音声異常検出部15cが検出、第二はセンサデータ
よりセンサ異常検出部15dが検出、第三は画像の特徴
データより画像異常検出部15bが検出である。第一の
異常検出方法に於いて、マイクロホン、集音機などから
の音声信号はA/D20bでデジタルの音声データに変
換される。この音声データは音声データ重畳部13bに
入力され、圧縮画像データに重畳してセンタ監視装置4
に送出される一方、音声異常検出部15cにも入力され
る。
【0032】 第二の異常検出方法に於いては、複数の
センサ手段2からのセンサ信号はセンサ選択部16aで
循環的に選択入力され、状態検出部16bに出力され
る。状態検出部16bは、センサ信号をノルマライズさ
れた信号レベルとした後、A/D変換され内部の検出演
算器でセンサ設定部17bが設定した検出演算関数を用
いて検出演算され、センサデータとして出力する。この
検出演算関数およびセンサの選択データはセンサ設定デ
ータメモリ18cに予め記憶登録されている。
【0033】 音声異常検出部15cとセンサ異常検出
部15dは、若干構成が異なるが共通の異常検出演算器
と異常判定器が内蔵されており、異常検出演算器が入力
された音声データもしくはセンサデータを所定の異常検
出演算関数に基づいて検出演算し、異常判定器は異常判
定の閾値と比較演算して異常判定を行う。異常検出設定
部17c が設定した異常検出演算関数および異常判定の
閾値は、異常検出関数メモリ18dおよび異常検出閾値
メモリ18eに予め登録されている。さらに、センサ設
定データメモリ18cには、センサ手段2の設置位置デ
ータも記憶登録されており、センサの位置データが必要
な場合に利用される。異常判定器は、異常判定機能の
他、異常検出演算関数によっては異常検出演算結果のデ
ータを直接出力する機能を有している。
【0034】 第三の異常検出方法に於いては、追加設
置された画像処理手段14の特徴抽出部14bからの画
像処理演算された特徴データが画像異常検出部15bに
入力される。画像処理設定部17aが設定した画像処理
および特徴抽出の演算関数は、画像処理関数メモリ18
fに予め記憶登録されている。特徴データは、カメラ手
段11が撮像出力した画像データから、対象物の形
状、、色、光の強弱、対象物の動き量と方向などを示す
画像検出データと対象物の画面上の位置データが添付さ
れている。
【0035】 画像異常検出部15bは、異常検出演算
器および異常判定器を内蔵しており、入力された特徴デ
ータを異常検出演算関数に基づいて異常検出演算し、異
常判定器は異常判定の閾値と比較演算して異常判定を行
う。異常検出設定部17cが設定した異常検出演算関数
および異常判定の閾値は、異常検出関数メモリ18dお
よび異常検出閾値メモリ18eに予め登録されている。
【0036】 異常データ生成部15aは、前述の三種
類の異常検出演算器および異常判定器からの異常判定デ
ータに、異常検出演算関数、異常の種別、センサの番号
などのデータを添付した異常データを生成出力する。こ
の異常データは、必ずしも一般的な異常状態のデータだ
けでは無く、異常検出演算結果のデータを直接出力する
こともある。
【0037】 [異常検出方法]異常検出演算器に設定
された異常検出演算関数(異常検出処理プログラムを含
む)により検出される異常検出種別もしくは異常検出機
能が決まる。実施例のネットワークカメラ1には、以下
に説明する、(1)信号の時間差演算関数を設定して、
センサデータもしくは音声データの時間差データ及びマ
イクロホンもしくは集音機や音響センサの距離データよ
り音源位置データを検出演算する音源位置検出機能、
(2)信号波形を演算抽出する波形演算関数を設定し
て、ピッキング音、衝撃音、警笛音など音の音色を検出
して異常を検出する音色検出機能、(3)周波数スペク
トラム演算関数を設定して、音声データの周波数スペク
トラムより異常を検出するスペクトラム検出機能、
(4)音声パターン演算関数を設定して、声紋や音声認
識データなど特定の音声パターンに基づいて異常を検出
する特定パターン検出機能、(5)特定データの発生計
数する計数演算関数を設定して、特定データの単位時間
当たりの繰返回数に基づいて異常を検出する繰返回数検
出機能および累積回数に基づいて異常を検出する累積回
数検出機能などの異常検出機能が設定されている。
【0038】 [ネットワークカメラのリモート管理]
任意のネットワークカメラ1の動作パラメータは、セン
タ監視装置4の操作手段54に動作パラメータの設定入
力を行うことにより、適時再設定することが出来る。カ
メラ設定部48bおよびセンサ設定部48cは、設定入
力データに基づいて、制御データ記憶手段46に記憶登
録されているカメラ設定データ及びセンサ設定データ
を、送信データ生成部49bに選択転送する。送信デー
タ生成部49bは指定カメラIDを添付した送信データ
を生成し、データ送信部49cは送信先指定部49aが
指定する送信先アドレスに送信データを送出する。
【0039】 該当ネットワークカメラ1の通信制御手
段21は、前述の送信データを受信復調し、受信データ
を出力する。受信制御手段19では、受信データ分離部
19aが、受信データの種別に分離受信して、音声設定
データメモリ18b、センサ設定データメモリ18c、
異常検出関数メモリ18d、異常検出閾値メモリ18
e、画像処理関数メモリ18fの記憶データの更新入力
し、さらに、カメラ制御部19bはパラメータ設定手段
17に再設定の制御指令を出す。
【0040】 以上の説明はデータ記憶手段18に予め
登録されている記憶データの更新を前提としたが、新た
にネットワークカメラ1を追加設置した場合にも利用さ
れる。日常的な変更の場合、カメラ制御部48aがデー
タ記憶手段18に記憶登録されている該当データの選択
指令を出すことにより、パラメータの設定を容易に行う
事が出来る。この機能により、時間帯、天候、夜間照
明、監視目的などの変化に対応した異常検出条件を設定
することが出来る。
【0041】
【発明の効果】本発明は以上に説明した内容で実施さ
れ、以下に述べる効果を奏する。ネットワークカメラの
データ記憶手段に異常検出条件及びセンサ設定データ、
音声設定データなどを予め記憶登録する段階と、音声デ
ータ入力手段が音声データを出力もしくは状態検出手段
がセンサデータを出力する段階と、異常検出手段が予め
記憶登録されている異常検出条件に基づいて該音声デー
タもしくはセンサデータより異常データを検出する段階
と、データ重畳手段が圧縮画像データに異常データ及び
音声データを重畳して、通信回線に通信制御手段経由で
送出する段階と、センタ監視装置の受信データ分離手段
が受信データより圧縮画像データ、異常データ及び音声
データを分離して受信データ記憶手段に一時記憶登録す
る段階と、監視制御手段が新たに記憶登録された異常デ
ータを監視し所定の監視制御指令を出す段階と、音声表
示制御手段が音声表示データを生成し、画像表示制御手
段が圧縮画像データを伸長した画像データに異常表示デ
ータおよび音声表示データを重畳した表示画像データを
生成する段階とで構成したので、複数のネットワークカ
メラ、センサ手段と音声検出手段とを用いて、センタ監
視装置の表示部に音声情報を図形化してビジュアル表示
すると共に異常発生時には該当異常音声を優先的に出力
することにより、監視精度の向上につながるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発明よるネットワークカメラによる監視シス
テムの第一の実施例のシステム構成図である。
【図2】 本発明によるネットワークカメラによる監視
システムの第二の実施例の要部ブロック図である。
【図3】 本発明によるネットワークカメラによる監視
システムの第三の実施例の要部ブロック図である。
【図4】 本発明によるネットワークカメラによる監視
システムの監視画像の説明図である。
【図5】 本発明によるネットワークカメラによる監視
方法の動作フロー図である。
【図6】 従来技術のネットワークカメラによる監視シ
ステムの要部構成図である。
【符号の説明】
1、1’ ネットワークカメラ 2、2’ センサ手段 2A、2A’、2A1、2A2 音声検出手段 3 通信回線 4 センタ監視装置 5、5A、5B 表示装置 6 記録再生装置 7 音声出力手段 11 カメラ手段 11a カメラ部 11b、20b A/D 12 画像データ圧縮手段 12a 画像圧縮部 12b 画像データメモリ 13 データ重畳手段 13a データ重畳部 13b 音声データ重畳部 14 画像処理手段 14a 画像処理部 14b 特徴抽出部 15 異常検出手段 15a 異常データ生成部 15b 画像異常検出部 15c 音声異常検出部 15d センサ異常検出部 16 状態検出手段 16a センサ選択部 16b 状態検出部 17 パラメータ設定手段 17a 画像処理設定部 17b センサ設定部 17c 異常検出設定部 18 データ記憶手段 18a IDメモリ 18b 音声設定データメモリ 18c センサ設定データメモリ 18d 異常検出関数メモリ 18e 異常検出閾値メモリ 18f 画像処理関数メモリ 19 受信制御手段 19a 受信データ分離部 19b カメラ制御部 20 音声データ入力手段 20a 音声入力選択部 21、41 通信制御手段 42 受信データ分離手段 42a カメラID分離部 42b 受信データ分離部 42c データ種別判断部 43 受信データ記憶手段 43a 画像データ記憶部 43c 音声データ記憶部 43d 異常データ記憶部 43e 位置データ記憶部 44 監視制御手段 44a 異常検出判断部 44b 監視制御部 45 画像表示制御手段 45a 異常表示生成部 45b 表示画像重畳部 45c 監視画像生成部 45d 表示画像選択部 45e 録再制御部 46 制御データ記憶手段 46a 音声演算関数メモリ 46c 監視処理関数メモリ 46e センサ設置データメモリ 46f 音声検出設置データメモリ 47 多チャンネル記憶手段 48 カメラ制御手段 48a カメラ制御部 48b カメラ設定部 48c センサ設定部 49 送信制御手段 49a 送信先指定部 49b 送信データ生成部 49c データ送信部 50 音声制御手段 50a 音声データ選択部 50b 音声制御部 50c 音声出力選択部 51 音声表示制御手段 51a 音声表示データ生成部 51b 警報データ生成部 51c 表示位置データ生成部 51d 音声認識部 51e 音声演算処理部 53 表示選択手段 54 操作手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 321 H04Q 9/00 321E Fターム(参考) 5C054 AA01 CH01 CH08 DA01 DA08 EB05 FC11 FE13 FE23 FF06 HA00 5C087 AA03 AA09 AA37 BB11 BB65 BB74 DD05 DD23 EE05 EE07 FF01 FF02 FF04 FF19 GG02 GG83 GG90 5K048 CA05 DA02 EB13 EB14 EB15 FB04 FB05 HA01 HA02

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークカメラを利用した画像およ
    び音や音声による異常監視を目的として、 LAN(Local Area Network)やISDN(Integrated
    Service Digital Network)などのデジタル伝送手段に
    よる通信回線と、 複数の監視現場に設置され、監視対象の音や音声を検出
    する音声検出手段および、または監視対象の状態や物の
    振動などを検出するセンサ手段と、 監視対象を撮像し画像データを出力するカメラ手段と、
    該画像データに圧縮処理を行い圧縮画像データを生成す
    る画像データ圧縮手段と、前記音声検出手段の音声信号
    出力を入力し音声データを出力する音声データ入力手段
    もしくは前記センサ手段のセンサ信号出力を入力し前記
    監視対象の状態や物の振動などを検出しセンサデータを
    出力する状態検出手段と、前記音声データもしくは前記
    センサデータのいずれかから異常を検出し異常データを
    生成出力する異常検出手段と、前記圧縮画像データに前
    記異常検出手段が生成出力する前記異常データ及び前記
    音声データ入力手段が出力する前記音声データを重畳し
    て送信データを生成するデータ重畳手段と、前記音声デ
    ータ入力手段、状態検出手段、異常検出手段などの動作
    パラメータを設定するパラメータ設定手段と、カメラI
    D(番号)や前記動作パラメータを記憶しているデータ
    記憶手段と、前記送信データの前記通信回線への通信接
    続制御を行う通信制御手段とを有するネットワークカメ
    ラと、 前記通信回線に通信接続する通信制御手段と、前記異常
    データが重畳された受信データより圧縮画像データ、異
    常データおよび音声データを分離する受信データ分離手
    段と、受信した前記圧縮画像データ、異常データおよび
    音声データを一時記憶する受信データ記憶手段と、前記
    受信データ記憶手段に一時記憶されている前記異常デー
    タの発生を監視し異常処理制御を行う監視制御手段と、
    前記音声データの制御や出力選択などの音声制御を行う
    音声制御手段と、前記音声データをビジュアル化のため
    に表示データに変換した音声表示データを生成する音声
    表示制御手段と、前記圧縮画像データを伸長した画像デ
    ータに異常表示データおよび音声表示データを重畳した
    表示画像データを生成する画像表示制御手段と、ネット
    ワークカメラ毎の該表示画像データ並びに音声データを
    記憶する多チャンネル記憶手段と、前記多チャンネル記
    憶手段に記憶された複数の表示画像データ並びに音声デ
    ータを選択出力する表示選択手段と、音声検出手段の設
    置位置、種別、性能などの音声検出設置データや、セン
    サ手段の設置位置、種別、性能などのセンサ設置データ
    などのパラメータ設定データを記憶している制御データ
    記憶手段とを有するセンタ監視装置と、 前記表示画像データおよび音声データを画像表示および
    音声出力する単独もしくは複数の表示装置とで構成する
    監視システムを用いて、 前記ネットワークカメラのデータ記憶手段に異常検出条
    件及び前記センサ手段の設置場所、センサ信号の種別な
    どのセンサ設定データ、前記音声検出手段の設置場所、
    音声データの種別などの音声設定データなどを予め記憶
    登録する段階と、前記音声検出手段が検出した音声信号
    より前記音声データ入力手段が監視対象の音声データを
    出力および、または前記センサ手段が検出したセンサ信
    号より前記状態検出手段が監視対象の状態や物の振動な
    どに基づくセンサデータを出力する段階と、前記異常検
    出手段が予め記憶登録されている異常検出条件に基づい
    て該音声データもしくはセンサデータより異常データを
    検出する段階と、前記データ重畳手段が前記圧縮画像デ
    ータに前記異常検出手段が生成出力する前記異常データ
    及び前記音声データ入力手段が出力する前記音声データ
    を重畳して、前記通信回線に通信制御手段経由で送出す
    る段階と、前記センタ監視装置の受信データ分離手段が
    受信データより前記圧縮画像データ、異常データ及び音
    声データを分離して前記受信データ記憶手段に一時記憶
    登録する段階と、前記監視制御手段が新たに記憶登録さ
    れた異常データを監視し所定の監視制御指令を出す段階
    と、前記音声表示制御手段が音声表示データを生成し、
    前記画像表示制御手段が前記圧縮画像データを伸長した
    画像データに前記異常表示データおよび音声表示データ
    を重畳した表示画像データを生成する段階とで構成する
    ことを特徴とするネットワークカメラによる監視方法。
  2. 【請求項2】 前記ネットワークカメラに、前記画像デ
    ータに所定の画像処理演算を行い画像の形状や動きなど
    の特徴データを抽出する画像処理手段を備えるととも
    に、前記異常検出手段に前記画像処理手段が演算して前
    記画像データから抽出する前記特徴データより異常の画
    像データを検出する画像異常検出機能と、前記パラメー
    タ設定手段に前記画像処理手段の処理演算関数を設定す
    る画像処理設定機能とをそれぞれ備え、 前記画像処理手段が、前記カメラ手段が撮像した前記画
    像データを演算処理して特徴データを抽出する段階と、
    前記異常検出手段が予め記憶登録されている異常検出条
    件に基づいて該特徴データより異常データを検出する段
    階とを追加することを特徴とする請求項1に記載のネッ
    トワークカメラによる監視方法。
  3. 【請求項3】 前記センタ監視装置の監視制御手段の監
    視制御指令を、前記音声制御手段に異常検出されたネッ
    トワークカメラの系統の音声レベルを上げる音声強調指
    令とする、または、前記センタ監視装置の監視制御手段
    の監視制御指令を、前記音声制御手段に異常検出されな
    いネットワークカメラの系統の音声をミュート(レベル
    抑制)する音声ミュート指令とすることを特徴とする請
    求項1に記載のネットワークカメラによる監視方法。
  4. 【請求項4】 前記センタ監視装置の監視制御手段の監
    視制御指令を、前記画像表示制御手段に異常検出された
    センサ位置に異常箇所マークを重畳表示する異常箇所表
    示指令とすることを特徴とする請求項1に記載のネット
    ワークカメラによる監視方法。
  5. 【請求項5】 前記センタ監視装置の監視制御手段の監
    視制御指令を、前記画像表示制御手段に一画面に複数の
    ネットワークカメラの系統の音声情報表示を行う一体音
    声表示データを生成する音声一体表示指令とすることを
    特徴とする請求項1に記載のネットワークカメラによる
    監視方法。
  6. 【請求項6】 前記センタ監視装置の監視制御手段の監
    視制御指令を、前記表示選択手段に異常検出されたネッ
    トワークカメラの系統の音声データを所定の表示装置も
    しくは外部音声出力端子へ優先出力する優先出力選択指
    令とすることを特徴とする請求項1に記載のネットワー
    クカメラによる監視方法。
  7. 【請求項7】 前記ネットワークカメラの異常検出手段
    の異常検出方法を、前記センサデータもしくは音声デー
    タより音源の位置データを検出する音源位置検出機能と
    することを特徴とする請求項1に記載のネットワークカ
    メラによる監視方法。
  8. 【請求項8】 前記ネットワークカメラの異常検出手段
    の異常検出方法を、前記センサデータもしくは音声デー
    タの周波数スペクトラムより異常を検出するスペクトラ
    ム検出機能とすることを特徴とする請求項1に記載のネ
    ットワークカメラによる監視方法。
  9. 【請求項9】 前記ネットワークカメラの異常検出手段
    の異常検出方法を、前記音声データの声紋や音声認識デ
    ータなど特定の音声パターンに基づいて異常を検出する
    特定パターン検出機能とすることを特徴とする請求項1
    に記載のネットワークカメラによる監視方法。
  10. 【請求項10】 前記ネットワークカメラの異常検出手
    段の異常検出方法を、前記センサデータもしくは音声デ
    ータの特定データの検出の単位時間当たりの繰返回数に
    基づいて異常を検出する繰返回数検出機能とすることを
    特徴とする請求項1に記載のネットワークカメラによる
    監視方法。
  11. 【請求項11】 前記ネットワークカメラの異常検出手
    段の異常検出方法を、前記センサデータもしくは音声デ
    ータの特定データの検出の累積回数に基づいて異常を検
    出する累積回数検出機能とすることを特徴とする請求項
    1に記載のネットワークカメラによる監視方法。
  12. 【請求項12】 前記センタ監視装置の画像表示制御手
    段に、前記画像データに異常表示データおよび音声表示
    データを重畳した表示画像データを外部記録再生装置に
    記録制御する録再制御機能を追加することを特徴とする
    請求項1に記載のネットワークカメラによる監視方法。
  13. 【請求項13】 前記センタ監視装置の画像表示制御手
    段に、異常を検出した音声データもしくは異常データを
    外部記録再生装置に記録制御する録再制御機能を追加す
    ることを特徴とする請求項1に記載のネットワークカメ
    ラによる監視方法。
  14. 【請求項14】 前記センタ監視装置の画像表示制御手
    段に、異常を検出した画像のカメラIDとフレーム番号
    などの異常フレームデータを生成する異常フレームデー
    タ生成機能を追加することを特徴とする請求項1に記載
    のネットワークカメラによる監視方法。
  15. 【請求項15】 ネットワークカメラを利用した画像お
    よび音や音声による異常監視を目的として、 LANやISDNなどのデジタル伝送手段による通信回
    線と、 複数の監視現場に設置され、監視対象の音や音声を検出
    するマイクロホンを有する音声検出手段および、または
    監視対象の人や移動体の接近や状態や物の振動などを検
    出する赤外線センサや電磁センサなどのセンサ手段と、 監視対象を撮像し映像信号を出力するカメラ部と該映像
    信号よりデジタル画像データを変換出力するA/D(An
    alog Digital converter)とを有するカメラ手段と、該
    画像データを一時記憶する画像データメモリと画像デー
    タに圧縮処理を行い圧縮画像データを生成する画像圧縮
    部とを有する画像データ圧縮手段と、前記音声検出手段
    の音声出力信号よりデジタル音声データを変換出力する
    A/Dとを有する音声データ入力手段もしくは前記セン
    サ手段のセンサ出力信号を入力しセンサデータを出力す
    る状態検出部とを有する状態検出手段と、前記音声デー
    タより異常音声データを検出する音声異常検出部もしく
    は前記センサデータより異常センサデータを検出するセ
    ンサ異常検出部と前記異常音声データおよび前記異常セ
    ンサデータを合成して異常データを生成する異常データ
    生成部とを有する異常検出手段と、前記圧縮画像データ
    に音声データ及びカメラID(番号)を重畳する音声デ
    ータ重畳部と前記異常データを重畳して送信データを生
    成するデータ重畳部とを有するデータ重畳手段と、前記
    音声データ入力手段及び状態検出手段の動作パラメータ
    を設定するセンサ設定部と異常検出手段の動作パラメー
    タを設定する異常検出設定部とを有するパラメータ設定
    手段と、カメラIDを記憶しているIDメモリと前記音
    声検出手段の設置場所、音声データの種別などの音声設
    定データを記憶している音声設定データメモリと前記セ
    ンサ手段の設置場所、センサ信号の種別などのセンサ設
    定データを記憶しているセンサ設定データメモリと前記
    異常検出手段の異常検出演算の異常検出関数を記憶して
    いる異常検出関数メモリと異常検出演算結果を異常と判
    断する異常検出閾値を記憶している異常検出閾値メモリ
    とを有するデータ記憶手段と、前記送信データの前記通
    信回線への通信接続制御を行う通信制御手段とで成るネ
    ットワークカメラと、 前記通信回線に通信接続する通信制御手段と、受信デー
    タよりカメラIDを分離するカメラID分離部と該受信
    データの種別を判断するデータ種別判断部と前記データ
    種別判断に基づいて圧縮画像データ、音声データおよび
    異常データを分離する受信データ分離部とを有する受信
    データ分離手段と、前記圧縮画像データを一時記憶する
    画像データ記憶部と音声データを一時記憶する音声デー
    タ記憶部と異常データを一時記憶する異常データ記憶部
    とを有する受信データ記憶手段と、前記受信データ記憶
    手段に一時記憶されている異常データの発生を監視し異
    常発生判断を行う異常検出判断部と異常検出判断に基づ
    いて異常処理制御を行う監視制御部とを有する監視制御
    手段と、前記音声データを選択入力する音声データ選択
    部と音声データの入切制御や音量制御など音声制御を行
    う音声制御部と出力音声データを選択する音声出力選択
    部とを有する音声制御手段と、前記異常データを図形化
    した異常表示データを生成する異常表示生成部と前記圧
    縮画像データを伸長した画像データに該異常表示データ
    を重畳した表示画像データを生成する表示画像重畳部と
    を有する画像表示制御手段と、カメラID毎の表示画像
    データ並びに音声データを記憶する半導体ディスクやH
    DD(Hard Disk Drive )などの多チャンネル記憶手段
    と、前記多チャンネル記憶手段に記憶された複数の表示
    画像データ並びに音声データを複数の画像出力端子およ
    び音声出力端子に選択出力する表示選択手段と、全ての
    音声検出手段の設置位置、種別、性能などの音声検出設
    置データを記憶している音声検出設置データメモリと全
    てのセンサ手段の設置位置、種別、性能などのセンサ設
    置データを記憶しているセンサ設置データメモリと異常
    種別に監視処理制御を行う監視処理関数(制御プログラ
    ム又は制御命令プログラム)を記憶している監視処理関
    数メモリとを有する制御データ記憶手段とでなるセンタ
    監視装置と、 前記表示画像データおよび音声データを画像表示および
    音声出力する単独もしくは複数の表示装置とで構成する
    ことを特徴とするネットワークカメラによる監視システ
    ム。
  16. 【請求項16】 前記ネットワークカメラに、前記画像
    データに所定の画像処理演算を行い画像処理データを演
    算出力する画像処理部と該画像処理データより画像の形
    状や動きなどの特徴データを抽出する特徴抽出部とを有
    する画像処理手段と、前記異常検出手段に特徴データよ
    り異常の画像データを検出する画像異常検出部と、前記
    パラメータ設定手段に前記画像処理部の処理演算関数を
    設定する画像処理設定部とを追加設置することを特徴と
    する請求項15に記載のネットワークカメラによる監視
    システム。
  17. 【請求項17】 前記音声検出手段もしくは前記センサ
    手段に、音源位置の演算計測が可能なステレオ又は3D
    マイクロホンを追加設置することを特徴とする請求項1
    5に記載のネットワークカメラによる監視システム。
  18. 【請求項18】 前記音声検出手段もしくは前記センサ
    手段に、構造物や物体に密接もしくは固定した接触型音
    響センサを追加設置することを特徴とする請求項15に
    記載のネットワークカメラによる監視システム。
  19. 【請求項19】 前記音声検出手段もしくは前記センサ
    手段に、超音波の直接音又は反射音を検出する超音波セ
    ンサを追加設置することを特徴とする請求項15に記載
    のネットワークカメラによる監視システム。
  20. 【請求項20】 前記音声検出手段もしくは前記センサ
    手段に、音の入力指向性の選択が可能なアレイ型音響セ
    ンサを追加設置することを特徴とする請求項15に記載
    のネットワークカメラによる監視システム。
  21. 【請求項21】 前記音声検出手段は複数の検出手段を
    接続可能とするとともに、前記音声データ入力手段に前
    記検出手段から出力するいずれかの音声信号を選択入力
    する音声入力選択部を追加設置し、前記センサ手段は複
    数のセンサを接続可能とするとともに、前記状態検出手
    段に前記センサから出力するいずれかのセンサ信号を選
    択入力するセンサ選択部を追加設置することを特徴とす
    る請求項15に記載のネットワークカメラによる監視シ
    ステム。
  22. 【請求項22】 前記センタ監視装置の画像表示制御手
    段に、複数のカメラ画像を分割配置した監視画像データ
    を生成し、前記多チャンネル記憶手段に記憶入力する監
    視画像生成部と、該多チャンネル記憶手段から前記監視
    画像データを読み出し所定の表示装置への選択出指令を
    出す表示画像選択部とを追加設置することを特徴とする
    請求項15に記載のネットワークカメラによる監視シス
    テム。
  23. 【請求項23】 前記センタ監視装置に、前記音声デー
    タを前記音声演算関数メモリに記憶されている音声演算
    関数に基づき音声演算データを演算出力する音声演算処
    理部と、該音声演算データをグラフ表示やヒストラム表
    示などの音声表示データを生成する音声表示データ生成
    部とを有する音声表示制御手段を追加設置することを特
    徴とする請求項15に記載のネットワークカメラによる
    監視システム。
  24. 【請求項24】 前記センタ監視装置に、前記音声デー
    タを前記音声演算関数メモリに記憶されている音声演算
    関数に基づき音声演算データを演算出力する音声演算処
    理部と、該音声演算データに基づき図形やテキスト形式
    の警報表示データを生成する警報データ生成部と、該警
    報表示データの画面上の表示位置データを生成する表示
    位置データ生成部とを有する音声表示制御手段を追加設
    置することを特徴とする請求項15に記載のネットワー
    クカメラによる監視システム。
  25. 【請求項25】 前記センタ監視装置の画像表示制御手
    段に、外部記録再生装置の記録再生制御を行う録再制御
    部を追加設置して、前記異常データ記憶部に記憶される
    異常データを所定の記録再生装置に記録制御することを
    特徴とする請求項15に記載のネットワークカメラによ
    る監視システム。
  26. 【請求項26】 前記センタ監視装置に、任意のネット
    ワークカメラの制御指令を出すカメラ制御部と該ネット
    ワークカメラの前記センサ設定メモリの記憶データを更
    新設定するセンサ設定部とを有するカメラ制御手段と、
    ネットワークカメラへの送信データを生成する送信デー
    タ生成部と任意カメラIDの送信先アドレスを指定する
    送信先指定部と前記送信データを該送信先アドレスに送
    出するデータ送信部とを有する送信制御手段を追加設置
    することを特徴とする請求項15に記載のネットワーク
    カメラによる監視システム。
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