JP2002300221A - 複数ビットデータワードを符号化する方法 - Google Patents

複数ビットデータワードを符号化する方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定複数のレベルから選択された1つの値を
それぞれ有する複数のマルチレベルシンボルとして複数
ビットデータワードを符号化する。 【解決手段】 本発明の方法は、データワードのそれぞ
れの選択されたビット位置を1つのレベルに変換する第
1変換ステップと、所定のデータワードビットの内容が
所定値であるときに、それぞれの選択されたデータワー
ドビット位置を1つのレベルに変換する第2変換ステッ
プと、データワードの所定ビット位置から複数ビットオ
フセットワードを生成するステップと、オフセットワー
ドを変換されたレベルに加算することによりマルチレベ
ルシンボルを生成するステップとを有する。例えば、マ
ルチレベルシンボルには、第1〜第5符号レベルを有す
る5レベル符号が割り当てられ、第1変換ステップは、
第1所定ビット値を第3符号レベルに変換し、第2所定
ビット値を第2符号レベルに変換するステップを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誤り訂正符号化に
関し、特に、高速データチャネルでの誤り訂正に適した
2元データからシンボルへのトレリス符号器/復号器コ
ンステレーションマッピングおよび逆マッピングに関す
る。
【0002】
【従来の技術】加法性白色ガウス雑音(AWGN)の効
果と、レイリーフェージングなどのチャネル障害の効果
とを最小にするため、特に、非常に高いレベルの変調方
式を用いる際には、データの正確な伝送および検出を行
う目的で、1つまたは複数の誤り符号化技術が用いられ
る。
【0003】トレリス符号化変調は、当業者に周知の前
方誤り訂正符号化技術である。トレリス符号は、特定の
変調方式に従って設計され最適化された畳込み符号であ
る。畳込み符号器は、現在の入力シンボルと、符号器の
状態とに基づいて、情報シンボルを符号化する。符号器
の現在の状態は、前に符号器に入力されたシンボルによ
って決定される。すなわち、符号化されるシンボルは、
現在の入力シンボルと、現在の入力シンボルの前に符号
器に入力されたシンボルとの関数である。このように、
畳込み符号器は記憶を有する。
【0004】畳込み符号器は通常、シフトレジスタと加
算器によって実現される。符号器の次状態および出力
は、レジスタあるいはルックアップテーブルの現在の状
態(すなわち、レジスタあるいはルックアップテーブル
のメモリ内に現在記憶されているビットの値)と、レジ
スタあるいはルックアップテーブルへの入力との関数で
ある。
【0005】図1Aと、それに関連する図1Bのテーブ
ル230とは、シフトレジスタと、対応する状態テーブ
ルとによって実現される畳込み符号器200の実現例を
示す。符号器200は、ここでは単に、畳込み符号器の
動作および実現を説明するために示されており、本発明
により用いられるトレリス符号器の実現として解釈され
るべきではない。符号器200は、シフトレジスタメモ
リユニット205、210、215と、加算器220、
225とを有する。1ビットの入力が、2ビットの出力
に符号化され、レート1/2符号化を実現する。
【0006】初期状態が000であり(すなわち、レジ
スタユニット205、210、215はそれぞれビット
値0、0、0を含む)、入力値が0であると仮定する
と、符号器200の次状態は000となる(ビット値0
がシフト入力される一方、値0がシフト出力される)。
その結果、出力における2ビットの値は00となる。こ
れは、図1Bの状態テーブル230の第1行に示されて
いる。なお、現状態および次状態の列は2ビット値を示
しているだけである。その理由は、最終状態ビットは常
にシフト出力され、次状態を決定する際には重要ではな
いからである。このように、状態から状態へと移動する
とき、符号器200は、それぞれ2ビット値の、4個の
可能な現状態と4個の次状態とを有するとみなされる。
もう1つの例として、符号器200の現状態が10であ
る(すなわち、最初の2個のレジスタが1、0を含む)
と仮定する。1が入力されると符号器200は次状態1
1(すなわち、最初の2個のレジスタが1、1を含む)
に移動し、出力01(十進法で1)を生成する。このプ
ロセスは、引き続く各ビットが符号器200に入力され
るごとに繰り返され、符号器200の可能な状態遷移
と、それらの遷移に対応する入出力値とを示す状態図が
構成される。
【0007】図2は、図1の符号器200の可能な状態
遷移を、それらの可能な遷移に対応する入出力値ととも
に示す状態遷移図である。状態遷移図は形がトレリス
(格子)に似ているため、このような図をしばしば「ト
レリス図」といい、「トレリス符号化」という名称はそ
れに由来する。図2のトレリス図上の各ドットは、符号
器200の1つの状態を表す。同じ横方向の行にあるド
ットは、異なる時刻における同じ状態に対応する。同じ
縦方向の列にあるドットは、同時刻(すなわち、同じシ
ンボルの継続時間内)の異なる状態を表す。ドット間の
枝(ブランチ)は、可能な状態遷移パスを表す。したが
って、例えば、状態01と状態00の間にブランチがあ
ることは、適当な入力が与えられると、符号器200は
状態01から状態00に進むことができることを示す。
状態01と11の間にはブランチがなく、状態01と0
1の間にもブランチがないため、符号器200は、1シ
ンボル期間内に、状態01から、状態11または01の
いずれかに移ることはできない。
【0008】図2の各ブランチに付した数字の対は、与
えられたブランチに対応する[入力,出力]の値を示
す。1番目の数字は、その遷移を引き起こす入力を表
し、2番目の数字は、この遷移の結果の出力値を表す。
【0009】図2のトレリス図からわかるように、符号
器200に対する可能な状態遷移は、引き続く各シンボ
ルに対して同一である。したがって、各シンボル期間に
ついて、同じパターンが繰り返される。
【0010】一例として、符号器200が、図2のドッ
ト300で表される状態0(二進数00)から開始する
と仮定する。入力値1が符号器200に入力されると、
符号器200は、状態0から、パス310を通って、ド
ット320で表される状態2(二進数10)に移る。こ
の遷移が完了すると、符号器200は、値3(二進数1
1)を出力する。入力に入る次のビットの値が0である
場合、符号器200は、状態2から、パス330を通っ
て、ドット340で表される状態1に遷移し、符号器2
00の出力は値2をとる。最後に、入力ビット0が入る
と、符号器200は、状態1から、パス350を通っ
て、ドット360で表される状態0に遷移する。0が入
力されて、符号器200は値3を出力する。こうして、
以上の例では、入力ビット1−0−1が、符号器200
により、出力ビット11−10−11(あるいは、十進
数では3−2−3)に符号化される。同時に、符号器2
00は、状態0から状態2、状態1、そして再び状態0
へと遷移している。
【0011】以下でさらに説明するように、畳込み符号
化(およびビタビ復号)は、受信機において検出される
誤りの数を低減する。再び、図2のトレリス図を考え
る。例えば、3ビットのデータストリーム1−0−0
が、上記のように、符号器200によって正しく11−
10−11と符号化されたと仮定する。また、受信機
は、送信された信号を、誤って、11−11−11と検
出したとする。もとの送信データが何であるかを決定す
るために、復号器は、符号器200がたどった可能性の
ある状態遷移パスに基づいて最尤判定を実行する。符号
器は通常、初期化時に状態0に設定されるため、復号器
は、検出したデータビット系列が状態0から開始したと
仮定する。次に、復号器は、状態0から始まり、(例え
ば、ここでの説明のため)図2に示した3シンボル後の
状態で終わるすべてのパスを調べる。状態0が終点(点
360)の場合、符号器がたどった可能性のある2つの
パスがある。すなわち、パス310,330,350
か、パス370,380,390かである。もちろん、
検出されたビット系列がこれらの可能なパスをたどった
尤度を求めるために、他のすべての3シンボル期間のパ
スも調べられるが、説明を簡単にするため、状態0から
状態0へのパスのみをここでは考える。
【0012】最尤パスを識別するために、復号器は、検
出されたデータ系列が第1のパス(例えば、パス31
0,330,350)によって生成された確率、検出さ
れたデータ系列が第2のパス(例えば、パス370,3
80,390)によって生成された確率、以下同様にし
て、それぞれの可能なパスについての確率が計算される
まで、これらの確率を求める。その後、最大確率のパス
を、以下でさらに詳細に説明する硬判定法または軟判定
法のいずれかにより、実際のパスとして選択する。
【0013】一般に、トレリス復号方式は、検出された
信号と、可能なトレリスパスにより生成される信号との
間のハミング距離またはユークリッド距離のいずれかに
基づいて、パス確率を計算する。本発明によれば、以下
でさらに詳細に説明するように、パス確率の測度として
ユークリッド距離を用いる。しかし、可能なトレリスパ
スの確率を求める方法をより明確に理解することができ
るように、ハミング距離についても簡単に説明する。
【0014】ハミング距離は、2つの2元(二進数)系
列が相違するビット数として定義される。例えば、2元
ワード110と101の間のハミング距離は2であり、
2元ワード111と011の間のハミング距離は1であ
り、などとなる。可能なパスのハミング距離評価に基づ
いて、与えられたパスが検出データ系列を生成した確率
を次のように求めることができる。上記のように、検出
データ系列は11−11−11(正しいデータ系列は1
1−10−11)であり、可能なパスはパス310,3
30,350および370,380,390であると仮
定すると、検出信号11−11−11とパス310,3
30,350の間のハミング距離は1である。すなわ
ち、パス310は出力3(11)を生成し、パス330
は出力2(10)を生成し、パス350は出力3(1
1)を生成しているため、パス310,330,350
により生成される2元系列は11−10−11である。
この系列は、検出系列11−11−11とは、ハミング
距離1だけ相違する。検出信号11−11−11と、パ
ス370,380,390により生成される信号との間
のハミング距離は6である。その理由は、パス370,
380,390による出力2元系列は00−00−00
となるからである。こうして、検出系列11−11−1
1がパス310,330,350により生成された可能
性のほうが、パス370,380,390により生成さ
れた可能性よりずっと高い。したがって、入力ビット系
列は1−0−0であった可能性が高い。
【0015】与えられたパスがある2元系列を生成した
確率のもう1つの測度は、ユークリッド距離に基づくも
のである。ユークリッド距離は、信号コンステレーショ
ン上の2点間の直線の長さである。一般に、ユークリッ
ド距離に基づく確率測度は、ハミング距離に基づく確率
測度よりも高い精度を示す。この理由は、ユークリッド
距離に基づく確率測度は、ハミング距離を確率測度とし
て用いる場合に捨てられる受信信号の位相および振幅の
情報を考慮に入れているからである。
【0016】例えば、図3A〜図3Dに、原点から等距
離にある定義された4個の点400、410、420、
430を有する簡単な4−PSK変調信号コンステレー
ションを示す。これらの点はそれぞれ、出力値00、0
1、10、および11に対応する。受信データシンボル
系列が、図3A〜図3Cのベクトルr1〜r3で表され
る位相および振幅の値を有するものとして検出されたと
仮定する。通常のハミング復号方式を用いると、ベクト
ルr1〜r3はそれぞれ、単にデータ点00、10、お
よび00として近似されるため、実際に検出された信号
系列に関する貴重な位相および振幅の情報が失われてし
まう。しかし、ユークリッド方式によれば、受信信号の
位相および振幅は、パス確率の決定に加味される。
【0017】図3Dに示すように、検出信号が破線45
0で表されるトレリスパスによって生成された確率は、
ユークリッド距離d01、d02、およびd03(図3
A〜図3Cに示す)の2乗和の減少関数であり、一方、
検出信号が破点線470で表されるトレリスパスによっ
て生成された確率は、ユークリッド距離d31、d2
2、およびd33の2乗和の関数である。与えられたパ
スのユークリッド距離の2乗和が大きいほど、そのパス
が検出信号系列を生成したパスである可能性は低くな
る。このようにして、送信データ系列の推定の精度を高
くすることができる。
【0018】もちろん、理解されるべき点であるが、信
号コンステレーション内の点の数(すなわち、可能な出
力値の数)と、トレリス符号器の状態数とが増大する
と、可能なトレリスパスの数も同様に増大する。したが
って、例えば、16点コンステレーションで動作するレ
ート3/4トレリス符号器では、トレリス状態遷移図上
の各状態(1点で表される)を出入りする可能なブラン
チは8個となる。このようなシステムでは、ある状態点
に入る各パスに関する確率を求める。これらの確率を比
較した後、最大確率のパスを決定し、そのパスにおける
対応するデータビットが、復号系列として選択される。
【0019】与えられたパスの選択は、ブロック判定法
またはシンボルごとの判定法により行われる。ブロック
判定の場合、ある1つのセットを形成する所定数の受信
シンボル(例えば、1,000シンボル)が復号器に供
給される。すると、復号器は、最初の信号から開始し
て、1,000シンボルのセット全体について、関連す
るメトリックとパス履歴とを有するトレリスを作成す
る。そして、最も確率の高いトレリス遷移パスを、検出
シンボルを生成したパスとして選択する。その後、この
パスを生成したデータ入力が、復号データ系列として決
定される。訂正されない誤りがなければ、このデータ系
列は、通信システムの送信機側で符号器に供給されたデ
ータ系列に対応するはずである。その後、プロセスは、
次のシンボルブロックについて次々と繰り返される。
【0020】シンボルごとの判定の場合、所定数の受信
信号が復号器に供給される。例えば、25個の信号が復
号器に供給されると仮定する。25番目のシンボルが入
力されると、トレリス復号器は、どのパスの確率が最大
であるかを決定する。その後、最大確率のパスの最初の
ブランチを生成した入力シンボルが、復号器の出力とし
て選択される。その後、次の(例えば、26番目の)受
信信号が復号器に供給され、最後の25個のシンボル
(すなわち、最初のシンボルを除く)について、最大確
率パスを決定する。そして、最大確率パス(すなわち、
最後に検出された25個のシンボルに対するパス)の最
初のブランチが、復号器の次の出力として選択される。
この手続きは、一度にデータブロック全体ではなく、一
度に1シンボルだけが復号され出力されるように、リア
ルタイムでシンボルごとに実行される。
【0021】Gottfried Ungerboeckは、次の論文で、畳
込み符号の誤り性能は、同じ状態を出入りするトレリス
パス間のユークリッド距離を最大化するように設計した
場合に改善される可能性があると論じている。 Gottfried Ungerboeck, "Channel Coding with Multile
vel/Phase Signals",IEEE Trans. Info. Thy., Vol.IT-
28, No.1, January 1982 これは、誤り符号化と変調の動作が本質的に組み合わさ
れるように、与えられた変調方式の信号コンステレーシ
ョンに合わせて畳込み符号化方式を調整することにより
実現される。
【0022】簡単な例として、図4に示す4−PSK信
号コンステレーションを考える。送信機側のトレリス符
号器の可能な出力は、互いに90°の位相差で位相シフ
トされた4個の点として表されている。任意のトレリス
符号化方式において、信号コンステレーションで表され
る可能な出力値が、トレリス復号器の状態とともに考慮
される。精度の高い復号ができるように、符号化された
信号間の差を最大にするため、同じ状態との間の遷移が
(ユークリッド距離に関して)出力値において大きく異
なることを保証すると有効である。例えば、図2のトレ
リス図(これは、例えば、図4の4−PSK信号コンス
テレーションの状態遷移を記述することが可能である)
は、同じ状態点300から出るブランチ370、310
を有する。状態遷移ブランチ310の出力値は3であ
り、状態遷移ブランチ370の出力値が0であることに
注意する。Ungerboeckの教示に従って、これらの2つの
出力値は、最大ユークリッド距離だけ異なっている(す
なわち、図4に示されるように、ユークリッド距離はΔ
=2である)。同様にして、同じ出力値を生じる状態遷
移には、2つの異なる状態間の遷移が割り当てられる。
例えば、出力値が3となる遷移パス310は、状態00
から状態10に進むが、同じく出力値が3となる遷移パ
ス395は、状態01から状態00に進む。このよう
に、Ungerboeck法は、符号化されたデータ信号間の良好
な弁別を保証する。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】Ungerboeckの教示によ
るトレリス符号化の最もふつうの方法は、セット分割法
(set partitioning)であり、その簡単な例は図4に示し
たものである。もとの4−PSK信号を、トレリス符号
器の状態に基づいて、直径で対向する2−PSK信号の
2つのセットに分割することにより、同じ状態を出入り
する出力間で最大ユークリッド距離を維持することがで
きる。このようなセット分割図を、通常、トレリス符号
化ツリーという。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定複数のレ
ベルから選択された1つの値をそれぞれ有する複数のマ
ルチレベルシンボルとして複数ビットデータワードを符
号化する方法を提供する。この方法は、データワードの
それぞれの選択されたビット位置を1つのレベルに変換
する第1変換ステップと、所定のデータワードビットの
内容が所定値であるときに、それぞれの選択されたデー
タワードビット位置を1つのレベルに変換する第2変換
ステップと、データワードの所定ビット位置から複数ビ
ットオフセットワードを生成するステップと、オフセッ
トワードを変換されたレベルに加算することによりマル
チレベルシンボルを生成するステップとを有する。
【0025】本発明により提供される符号化方法のもう
1つの特徴によれば、マルチレベルシンボルには、第
1、第2、第3、第4および第5符号レベルを有する5
レベル符号が割り当てられる。第1変換ステップは、第
1所定ビット値を第3符号レベルに変換し、第2所定ビ
ット値を第2符号レベルに変換するステップを含む。デ
ータワードがビットSd[8:0]からなる符号化方法
の場合、オフセットワードはビットV0、V1、V2お
よびV3からなり、オフセットワード生成ステップは、
所定のデータワードビットの内容が所定値であるとき
に、次式に従ってビットV0、V1、V2およびV3を
生成するステップを含む。 V0=Sd[4] V1=Sd[4]∧Sd[6] V2=Sd[4]∧Sd[6]∧Sd[7] V3=Sd[4]∧Sd[7]∧Sd[8] ただし、∧はXOR演算である。
【0026】本発明の符号化方法によれば、さらに、デ
ータワードがビットSd[8:0]からなり、オフセッ
トワードがビットV0、V1、V2およびV3からな
り、オフセットワード生成ステップは、所定のデータワ
ードビットの内容が所定値であるときに、次式に従って
ビットV0、V1、V2およびV3を生成するステップ
を含む。 V0=I4 V1=I4∧Sd[6] V2=I4∧Sd[6]∧Sd[7] V3=I4∧Sd[7]∧Sd[8] ただし、I4には、次のテーブルにより二進数値が割り
当てられる。Sd[4] Sd[3] I4 0 0 0 0 1 Sd[6]∧Sd[7] 1 0 Sd[6] 1 1 Sd[7]∧Sd[8] ただし、∧はXOR演算である。
【0027】本発明の符号化方法のもう1つの特徴によ
れば、それぞれのマルチレベルシンボルは、4個の信号
線のうちの所定の信号線上に符号化され、第2変換ステ
ップは、所定のデータワードビットの内容が前記所定値
であるときに、データワードの所定ビット位置により選
択される信号線に第5符号値を加算するステップと、第
4信号線上のシンボルを捨てるステップと、第5符号値
が加算されていない信号線上のシンボルから、残りの3
つの信号線上のシンボルを選択するステップとを有す
る。
【0028】さらに、本発明による符号化方法によれ
ば、符号レベルが2の補数として扱われ、それぞれのマ
ルチレベルシンボルは、4個の信号線のうちの所定の信
号線上に符号化され、オフセットワード加算ステップ
は、それぞれの信号線上の符号レベルにオフセットワー
ドビットを2の補数加算するステップを含む。また、本
発明による符号化方法によれば、符号レベルが2の補数
として扱われ、それぞれのマルチレベルシンボルは、4
個の信号線のうちの所定の信号線上に符号化され、オフ
セットワード加算ステップは、所定のデータワードビッ
トの内容が所定値であるときに、第5符号値が加算され
ていない3個の信号線上の信号線シンボルの符号レベル
にオフセットワードビットを2の補数加算するステップ
を含む。
【0029】また、本発明によれば、複数ビットデータ
ワードとして複数のマルチレベルシンボルを復号する方
法が提供される。各シンボルは5レベル符号から選択さ
れる値を有し、それぞれの符号レベルは2の補数として
扱われる。この方法は、2の補数表現のそれぞれの選択
されたビット位置を、データワードの所定ビット位置に
変換するステップと、シンボルの2の補数表現の所定ビ
ット位置の内容が所定値であるときに、データワードの
所定ビット位置を選択された値に設定するステップと、
各シンボルの2の補数表現の所定ビット位置から複数ビ
ットオフセットワードを生成するステップと、シンボル
の2の補数表現の所定ビット位置の内容が所定値である
かどうかに依存して、オフセットワードからデータワー
ドの所定ビット位置を選択された値に生成するステップ
とを有する。
【0030】本発明の復号方法によれば、5レベル符号
は、第1、第2、第3、第4および第5符号レベルから
なり、前記シンボルの2の補数表現の所定ビット位置の
内容は第5レベルであり、それぞれのマルチレベルシン
ボルは4個の信号線のうちの所定の信号線上に符号化さ
れ、4個のマルチレベルシンボルの2の補数表現は、ビ
ットA[2:0]、B[2:0]、C[2:0]および
D[2:0]からなり、データワードはビットSd
[8:0]からなり、変換ステップは、 A[2]=Sd[0] B[2]=Sd[1] C[2]=Sd[2] D[2]=Sd[3] とするステップを含む。
【0031】本発明の復号方法のもう1つの特徴によれ
ば、オフセットワードはビットV0、V1、V2および
V3からなり、オフセットワード生成ステップは、 V0=A[0] V1=B[0] V2=C[0] V3=D[0] とするステップを含む。
【0032】また、本発明の復号方法によれば、データ
ワードの所定ビット位置を選択された値に設定するステ
ップは、 Sd[6]=V0∧V1 Sd[7]=V1∧V2 Sd[8]=V0∧V1∧V2∧V3 とするステップを含む。ただし、∧はXOR演算であ
る。また、本発明の復号方法によれば、2の補数の所定
ビット位置の内容が第5符号レベルを表すとき、データ
ワードの所定ビット位置を選択された値に設定するステ
ップは、 Sd[4]=V0 Sd[5]=0 とするステップを含む。
【0033】本発明のもう1つの特徴による復号方法で
は、2の補数の所定ビット位置の内容が第5符号レベル
を表すとき、データワードの所定ビット位置を選択され
た値に設定するステップは、A[2:0]=第5符号レ
ベルである場合Sd[5:3]=100とし、B[2:
0]=第5符号レベルである場合Sd[5:3]=11
0とし、C[2:0]=第5符号レベルである場合Sd
[5:3]=101とし、D[2:0]=第5符号レベ
ルである場合Sd[5:3]=111とするステップを
含み、A[2:0]、B[2:0]、C[2:0]、D
[2:0]のいずれが第5符号レベルであるかに依存し
て、Sd[0:2]はSd[0:3]の圧縮ビットから
選択される。
【発明の実施の形態】
【0034】本発明は、IEEE標準802.3ab−
1999 "Physical Layer Parameters and Specificat
ions for 1000Mb/s Operation Over 4 Pair of Categor
y 5Balanced Copper Cabling, Type 1000BASE-T" に準
拠した、ギガビットイーサネット(登録商標)送受信シ
ステム内の、特別に設計されたトレリス符号器/復号器
を含む。この符号器/復号器は、16スターQAMのよ
うな信号コンステレーションなどの任意の信号コンステ
レーションに対して有効に動作することがわかっている
トレリス符号化と呼ばれる方法により符号化を行うよう
に構成される。
【0035】図5に示すように、1000BASE−T
物理層500(PHY)は、カテゴリ5平衡ケーブリン
グ510、520、530、および540を通じての全
二重ベースバンド伝送を用い、各ワイヤ対を通じて25
0Mb/sのデータレートでの伝送により1000Mb
/sの全データレートを実現する。8個のハイブリッド
送受信器512、514、522、524、532、5
34、542、および544と、キャンセラとを用い
て、シンボルを同時に同じワイヤ対で送受信することを
可能にすることにより、全二重伝送を可能にする。12
5Mbaudの変調レートでのベースバンドシグナリン
グを、各ワイヤ対で用いる。送信シンボルは、4次元5
レベルシンボルコンステレーションから選択される。そ
れぞれの4次元シンボルは、セット{2,1,0,−
1,−2}からとった1次元5元シンボルの4項組(A
,B,C,D)とみなされる。1000BAS
E−T標準は、連続シグナリング方式を使用する。すな
わち、データがないときは、アイドル(Idle)シンボルが
送信される。アイドルモードは、同期を改善するために
各シンボルがセット{2,0,−2}に制限されるとい
う意味で、符号グループのサブセットである。5レベル
パルス振幅変調(PAM5)が、各ワイヤ対を通じての
伝送に用いられる。125Mbaudの変調レートは、
125MHzGMIIクロックレートに整合し、シンボ
ル期間は8nsとなる。
【0036】1000BASE−T PHYは、マスタ
PHY(MASTER PHY)またはスレーブPHY(SLAVE PHY)
のいずれかとして構成することが可能である。1つのリ
ンクセグメントを共有する2つの局間のマスタ−スレー
ブ関係は、オートネゴシエーション(IEEE802.
3ab標準のClause 28、40.5、およびAnnex 28C、参
照)期間中に確立される。マスタPHYは、ローカルク
ロックを用いて、送信機動作のタイミングを決定する。
スレーブPHYは、受信信号からクロックを回復し、そ
れを用いて送信機動作のタイミングを決定する。すなわ
ち、ループタイミングを実行する。マルチポート−シン
グルポートコネクションにおいて、マルチポートデバイ
スが通常マスタに設定され、シングルポートデバイスが
スレーブに設定される。
【0037】図6は、1000BASE−T PHY6
00の機能ブロック図である。1000BASE−T
PHYは、物理符号化副層(PCS:Physical Coding
Sublayer)と、物理媒体アタッチメント(PMA:Phys
ical Medium Attachment)とを有する。
【0038】1000BASE−T物理符号化副層(P
CS)送信機能602は、受信が送信と同時に起こって
いるかどうかに基づいて、ギガビット媒体独立インタフ
ェース(GMII:Gigabit Media Independent Interf
ace)信号COL604を生成する。PCS送信機能
は、半二重動作をサポートしない1000BASE−T
PHYでは、GMII信号COLを生成することを要求
されない。各シンボル期間に、PCS送信機能602
は、符号グループ(A,B,C,D)を生成
し、これは、PMA_UNITDATA.requestプリミティブ606
により、PMAに転送される。PMAは、シンボル
、B、C、Dを、それぞれ、ワイヤ対BI_
DA608、BI_DB610、BI_DC612、お
よびBI_DD614を通じて送信する。整数nは、相
異なるシンボル期間どうしの時間関係を確立するために
導入される時間インデックスである。シンボル期間T
は、公称8nsに等しい。パラメータtx_enable616
により示されるデータストリーム間の通常動作モードで
は、PCS送信機能は、アイドルモードに対して定義さ
れる符号化規則を用いて、ベクトル系列を生成する。tx
_enableのアサート後、PCS送信機能602は、4個
の5元シンボルの2つの連続するベクトルのSSDをP
MAに送り、最初の2個のプリアンブルオクテットを置
き換える。SSDに続いて、tx_enableがディアサート
されるまで、それぞれのTXD<7:0>オクテット
が、4D−PAM5方式を用いて、4元シンボルのベク
トルに符号化される。tx_enable616がアサートされ
ている間にTX_ER618がアサートされた場合、P
CS送信機能602は、送信エラーを示すベクトルをP
MAに送る。
【0039】PMA_TXMODE.indicate620メッセージが
値SEND_Iを有する場合、PCS送信機能602
は、トレーニングモードにおける符号化規則に従って符
号グループ系列を生成する。この場合、値{+2,0,
−2}のみを用いる特別の符号グループが送信される。
トレーニングモード符号化は、パラメータloc_rcvr_sta
tus622の値も考慮する。このメカニズムにより、P
HYは、アイドル送信中、リンク相手側に、自己の受信
機の状態を示す。
【0040】通常動作モードにおいて、PMA_TXMODE.ind
icate620メッセージが値SEND_Nを有する場
合、PCS送信機能602は、8B1Q4符号化方式を
用いて、各シンボル期間に、IEEE標準802.3a
b−1999のテーブル40−1(Table 40-1)およびテ
ーブル40−2(Table 40-2)で定義される符号グループ
に基づいて、データ、制御またはアイドルを表す符号グ
ループを生成する。データの送信中、TXD<7:0>
ビット622は、PCSによりサイドストリームスクラ
ンブラを用いてスクランブルされた後、5元シンボルの
符号グループに符号化され、PMAに転送される。デー
タ符号化中、PCS送信機能602は、3状態畳込み符
号器を利用する。
【0041】PCS符号化は、4ビットワードSx
[3:0]、Sy[3:0]、およびSg[3:
0]の生成を含み、これらから5元シンボルA
、C、Dが得られる。4ビットワードSx
[3:0]、Sy[3:0]、およびSg[3:
0]は、送信機サイドストリームスクランブラから導出
される擬似ランダム2元シンボル系列から決定される
(以下で説明する)。
【0042】PCS送信機能602は、サイドストリー
ムスクランブリングを用いる。PMA PHY制御機能
624によって、PMA_CONFIG.indicate626メッセー
ジによりPCSに提供されるパラメータ設定が値MAS
TERをとる場合、PCS送信機能602は、送信機サ
イドストリームスクランブラ生成多項式として、 g(x)=1+x13+x33 を用いる。PMA_CONFIG.indicateメッセージが値SLA
VEをとる場合、PCS送信機能は、送信機サイドスト
リームスクランブラ生成多項式として、 g(x)=1+x20+x33 を用いる。
【0043】線形フィードバックシフトレジスタによる
マスタおよびスレーブPHYサイドストリームスクラン
ブラの実現を図7に示す。時刻nにおいてシフトレジス
タ遅延線に記憶されているビットをScr[32:
0]で表す。各シンボル期間に、シフトレジスタは1ビ
ット進められ、Scr[0]で表される新しい1ビッ
トが生成される。送信機サイドストリームスクランブラ
は、PCSリセット機能が実行されるとリセットされ
る。PCSリセット機能が実行された場合、サイドスト
リームスクランブラ状態を表す33ビットベクトルの全
ビットが任意に設定される。スクランブラ状態の初期化
は実装者に委ねられる。どのような場合でも、スクラン
ブラ状態がすべて0に初期化されてはならない。
【0044】PCS送信機能符号化規則は、時刻nにお
ける12ビットSx[3:0]、Sy[3:0]、
およびSg[3:0]の生成に基づく。8ビットSx
[3:0]、Sy[3:0]は、データ送信中にG
MIIデータワードTXD<7:0>を脱相関するた
め、ならびに、アイドルおよびトレーニングシンボルを
生成するために、スクランブラオクテットSc[7:
0]を生成するのに用いられる。4ビットSg[3:
0]は、各シンボルストリームがdcバイアスをもたな
いように、5元シンボル(A,B,C,D)の
正負をランダム化するために用いられる。これらの12
ビットは、3ビットX、Y、およびScr[0]
と、補助生成多項式g(x)とを用いて組織的に生成さ
れる。2ビットXおよびYは、互いに無相関であ
り、ビットScr[0]とも無相関である。マスタお
よびスレーブの両方のPHYについて、これらのビット
は、送信機スクランブラシフトレジスタ遅延線に記憶さ
れているビットの同じ線形結合によって得られる。これ
らの2ビットは、Scr[0]と同じ長さ233−1
の最大長シフトレジスタ系列の、時間的にシフトした要
素から導出される。関連する遅延はすべて大きくかつ異
なっているため、ビットScr[0]、X、Y
間に短時間相関はない。ビットXおよびYは次のよ
うに生成される。 X=Scr[4]∧Scr[6] Y=Scr[1]∧Scr[5] ただし、∧はXOR論理演算子を表す。3ビットX
、およびScr[0]から、さらに、互いに無相
関のビットストリームが次の生成多項式を用いて組織的
に得られる。 g(x)=x+x 4ビットSy[3:0]は、次式のようにして、ビッ
トScr[0]およびg(x)を用いて生成される。 Sy[0]=Scr[0] Sy[1]=g(Scr[0])=Scr[3]∧Scr[8] Sy[2]=g(Scr[0])=Scr[6]∧Scr[16 ] Sy[3]=g(Scr[0])=Scr[9]∧Scr[14 ]∧Scr[19]∧Scr[24] 4ビットSx[3:0]は、次式のようにして、ビッ
トXおよびg(x)を用いて生成される。 Sx[0]=X=Scr[4]∧Scr[6] Sx[1]=g(X)=Scr[7]∧Scr[9]∧Scr[ 12]∧Scr[14] Sx[2]=g(X)=Scr[10]∧Scr[12]∧Sc r[20]∧Scr[22] Sx[3]=g(X)=Scr[13]∧Scr[15]∧Sc r[18]∧Scr[20]∧Scr[23]∧Scr[25]∧Sc r[28]∧Scr[30] 4ビットSy[3:0]は、次式のようにして、ビッ
トYおよびg(x)を用いて生成される。 Sy[0]=Y=Scr[1]∧Scr[5] Sy[1]=g(Y)=Scr[4]∧Scr[8]∧Scr[ 9]∧Scr[13] Sy[2]=g(Y)=Scr[7]∧Scr[11]∧Scr [17]∧Scr[21] Sy[3]=g(Y)=Scr[10]∧Scr[14]∧Sc r[15]∧Scr[19]∧Scr[20]∧Scr[24]∧Sc r[25]∧Scr[29]
【0045】構成により、12ビットSx[3:
0]、Sy[3:0]、およびSg[3:0]は、
Scr[0]と同じ長さ233−1の最大長シフトレ
ジスタ系列の、遅延を変えることにより時間的にシフト
した要素から導出される。関連する遅延はすべて大きく
かつ異なっているため、ビット間に明らかな相関はな
い。
【0046】ビットSc[7:0]は、GMIIデー
タオクテットTXD[7:0]をスクランブルするた
め、ならびに、制御、アイドル、およびトレーニングモ
ードの4項組の生成のために用いられる。これらのビッ
トの定義は、ビットSx[3:0]およびSy
[3:0]、PMAサービスインタフェースを通じて
得られる変数tx_mode620、変数tx_enable616、
ならびに時間インデックスnに依存する。
【0047】4ビットSc[7:4]は次のように定
義される。
【数1】
【0048】3ビットSc[3:1]は次のように定
義される。
【数2】 ただし、nは、最後の送信機サイドストリームスクラ
ンブラリセット時の時間インデックスである。
【0049】ビットSc[0]は次のように定義され
る。
【数3】
【0050】PCS送信機能602は、畳込み符号化さ
れたデータ、制御、またはアイドルモードの符号グルー
プのいずれかのストリームを表す9ビットワードSc
を生成する。畳込み符号器は、次のように定義される3
ビットワードcs[2:0]を用いる。
【数4】 これから、Sd[8]=cs[0]とする。
【0051】畳込み符号器ビットは、データの送信中の
み0でない。1つのデータフレームの完了後、畳込み符
号器ビットはビットcsresetを用いてリセットされ
る。ビットcsresetは、 csreset=(tx_enablen−2)and(not tx_enabl
e) と定義される。
【0052】ビットSd[7:6]は、ビットSc
[7:6]、GMIIデータビットTXD[7:
6]、および畳込み符号器ビットから、次のように導出
される。
【数5】
【0053】ビットSd[5:3]は、ビットSc
[5:3]およびGMIIデータビットTXD[5:
3]から、次のように導出される。
【数6】
【0054】ビットSd[2]は、データモードの期
間中にGMIIデータビットTXD [2]をスクラン
ブルするため、および、それ以外のときにloc_rcvr_sta
tusを符号化するために用いられる。これは次のように
定義される。
【数7】
【0055】ビットSd[1:0]は、tx_mode=SEN
D_Nの期間中にキャリア拡張情報を送信するために用い
られるため、ビットcext_errに依存する。これらのビ
ットは、変数tx_errorに依存する。これらのビットは
次のように定義される。
【数8】
【0056】9ビットワードSd[8:0]は、IE
EE標準802.3ab−1999のテーブル40−1
およびテーブル40−2に従って、Sd[6:8]+
Sd [5:0]として示される、5元シンボルの4項
組(TA,TB,TC,TD)にマッピングさ
れる。
【0057】4ビットSg[3]は、各シンボルスト
リームがdcバイアスをもたないように、5元シンボル
(A,B,C,D)の正負をランダム化するた
めに用いられる。これらのビットは、5元シンボル(T
,TB,TC,TD )を乗じると(A,B
,C,D)を生じる2元シンボル(SnA,S
nB,SnC,SnD)を生成するために用いら
れる。
【0058】PCS送信機能602は、アイドルモード
+SSDの期間中に送信される符号グループと、他のシ
ンボル期間中に送信される符号グループとの区別を保証
する。この区別は、条件(tx_enablen−2+tx_enable
n−4)=1のときに、正負ビットのマッピングを逆に
することにより実現される。この正負逆転は、次のよう
に定義される変数Srevにより制御される。 Srev=tx_enablen−2+tx_enablen−4
【0059】2元シンボルSnA、SnB、SnC
、SnDは、Sg[3:0]を用いて次のように
定義される。
【数9】
【0060】5元シンボル(A,B,C,D
は、それぞれ(SnA,SnB,SnC,SnD
)と(TA,TB,TC,TD)の積として
生成される。 A=TA×SnA=TB×SnB=TC×SnC=TD×SnD
【0061】PCS受信機能628は、パラメータrx_s
ymb_vector632を通じて、PMA受信機能630によ
り提供される受信符号グループを受け取る。正しい動作
を実現するため、PCS受信機能は、アイドルモードで
用いられる符号化規則の知識を利用する。PCS受信機
能は、4個の5元シンボルのベクトル(RA,R
,RC,RD)の系列を生成し、パラメータsc
r_statusをOKに設定することによって、デスクランブ
ラ状態の信頼できる獲得を示す。系列(RA,R
,RC,RD)は、信号RXD<7:0>63
4、RX_DV636、およびRX_ER638を生成
するために処理される。これらの信号は、GMIIに送
られる。PCS受信機能は、リモート局からのデータス
トリームの送信を検出し、この情報を、パラメータ1000
BTreceive644を通じて、PCSキャリアセンス機能
640およびPCS送信機能642に送る。
【0062】トレリス符号化変調(TCM)が、カテゴ
リ5ツイストペア銅線媒体を通じての伝送のために、ギ
ガビットイーサネットの1000Base−T標準で用
いられる。4次元(4D)トレリス符号が、IEEE標
準802.3ab−1999のテーブル40−1および
40−2に示されるように入力ビットをシンボルにマッ
ピングするために用いられる。符号化テーブルは、力任
せの(brute force)テーブルルックアップとして実装す
る場合には、768バイト(512エントリ×4シンボ
ル/エントリ×3ビット/シンボル)を必要とする。復
号器におけるシンボルからビットへのマッピングもまた
同様のテーブルを必要とする。しかし、符号の構造によ
り、簡単な組合せロジックを用いることが可能である。
このロジックの導出について、抽象代数理論の知識のあ
る者には周知のいわゆる格子図(lattice diagram)を用
いて、以下で説明する(教科書として、例えば、John
B. Fraleigh, "A First Course in Abstract Algebra",
5th Ed. 1999, Addison-Wesley, Reading, MA、参
照)。
【0063】図8において、格子図は、群Hにより、あ
る群の部分群を示している。このようなラインは、Hが
Gの部分群であることを意味する。したがって、大きい
群ほど、図の頂上に近いほうに位置する。4Dトレリス
符号は、格子Zの、R による分割によって生成
される。この分割鎖は、Z/D/R/R
で与えられ、各分割は、剰余類の数を2倍にするた
め、全部で8個のR 剰余類が得られる。群の分割
は、互いに素な部分集合(サブセット)への群の分解で
ある。8個のR剰余類(D0,D1,...,D7
とする)は、1000Base−T標準のテーブル40
−1に指定されたサブセットである。G、Gおよび
を剰余類首とする4D分割ツリーが図8に示されて
いる。サブセットは、図8では、分割ツリーにおけるUn
gerboeckラベルSd[6:8]により識別されている。
テーブル40−1のエントリは、以下の剰余類首に対応
させることができる。 G=[0001] G=[0011] G=[0110]
【0064】信号マッピングは、ビットSd[6:8]
により指定される8個のサブセットのうちから選択され
るRサブセットから、ビットSd[5:0]を用
いて、64個の4Dシンボルのうちの1つを選択する。
サブセットにおける信号マッピングは自明では
なく、テーブルルックアップを必要とする。しかし、R
は、2個の2次元Z剰余類のカルテシアン集合
積の和集合として書くことができる。例えば、D0=
(C ×C )∪(C ×C )である。ただ
し、×はカルテシアン集合積であり、∪は集合和を表
す。C 、C 、C 、およびC は、2次元
格子とその対応する剰余類であり、これらは、Z
格子から来ているため、自明にマッピングされることが
可能である。追加ビットSd[4]が、対応する剰余類
首G3=[1111]を有する2Zにより格子R
を分割するために用いられる。その後、Sd[4]を
用いて、選択された信号を含む2個のカルテシアン積の
うちの一方を選択する。
【0065】図9は、9ビットデータワードSd[8:
0]から送信5元シンボル(TA,TB,TC
TD)を生成するのに適した、本発明の畳込み符号器
700のブロック図である。これは、Sd[5]=0の
場合に、IEEE802.3ab−1999標準により
要求されるPMA送信機能631を実装している。図9
において、4ビットSd[8 7 6 4]が、オフセ
ットV0、V1、V2、およびV3を生成するために、
符号器700の剰余類選択部702に入力される。この
マッピングは、Sd[5]=0のときに正しく、IEE
E802.3ab−1999標準のテーブル40−1内
の各サブセットの最初の32個の4Dシンボルに対応す
る。
【0066】剰余類首と、ブロック702の分割ツリー
内のビットとのモジュロ2行列乗算から得られる剰余類
オフセットは、簡単なロジックにより実装することがで
きる。このロジックは、図9のブロック702から次の
ように導出される。 V0=Sd[4] V1=Sd[4]∧Sd[6] V2=Sd[4]∧Sd[6]∧Sd[7] V1=Sd[4]∧Sd[7]∧Sd[8] (1) ただし、∧はXOR演算を表す。
【0067】図9のブロック704、706、708お
よび710は、2元信号Sd[0]、Sd[1]、Sd
[2]、およびSd[3]をそれぞれ受け取り、それら
が0または1のいずれであるかに応じて、それぞれ0ま
たは−2に変換する。ブロック712、714、71
6、および718は、これらのそれぞれの結果と、ブロ
ック702により生成されたそれぞれのオフセットとを
受け取り、それらから、加算により、5元信号(T
,TB,TC,TD)を生成する。これらの
5元信号は、それぞれワイヤ720、722、724、
および726により運ばれる。図9に関連して記載した
マッピングは、IEEE802.3ab−1999標準
のテーブル40−1内の各サブセットの下位32シンボ
ルに対応するSd[5]=1のときには成り立たない。
特に、ビットSd[4]は、格子2Zにおいて信号マ
ッピングがなされる、R格子を構成する2個のカ
ルテシアン集合積のうちの一方を選択するためには、も
はや用いることができない。Sd[5]=1のときは、
シンボル+2が、剰余類首を加算せずに、4個のワイヤ
720、722、724、または726のうちの1つに
送られる。ビットSd[3:4]は、+2を送るワイヤ
を決定し、これは、間接的に、Rにおける2個の
カルテシアン集合積のうちの一方を選択することによっ
て、2ZによりR を分割する。剰余類首G
は、ビットSd[3:4]およびSd[6:8]から
導出可能なI4と呼ばれるビットによって選択される。
+2は偶シンボルであるため、+2のワイヤ配置と、次
の表1のエントリとを用いて、ビットI4を生成するた
めの簡単なルックアップテーブルを作成することができ
る。また、Sd[5]=1のとき、ビットSd[3]
は、トレリス符号器の信号マッピング部分では無視され
る。
【0068】
【表1】
【0069】図10は、図9の要素を組み込むととも
に、Sd[5]=1の場合に要求される追加ロジックを
含んだ、本発明の畳込み符号器800のブロック図であ
る。要素802は、図9の要素702と同様であるが、
ブロック802では、剰余類オフセットワードV[3:
0]を生成するために、式(1)により、Sd[4]の
代わりにビットI4が用いられている点で異なる。ビッ
トI4は、組合せロジックブロック802により生成さ
れ、その出力は、Sd[5]により選択される。すなわ
ち、Sd[5]=0の場合、Sd[4]が出力として選
択され、Sd[5]=1の場合、次の表2のルックアッ
プテーブルの出力I4エントリが出力として選択され
る。
【0070】
【表2】
【0071】図10の要素804、806、808およ
び810はそれぞれ、図9の要素704、706、70
8、および710と同一であり、同様に、要素812、
814、816、および818はそれぞれ、712、7
14、716、および718と同一である。4個の出力
ワイヤ820、822、824、および826はそれぞ
れ、シンボルTA、TB、TC、TDを運ぶ。
【0072】最後に、上記のようにSd[5]=1の場
合により要求されるブロック828が図10に含められ
ている。ブロック828は、変換器ブロック804、8
06、808、および810と、加算ブロック812、
814、816、および818との間に導入される。
【0073】図11は、受信5元シンボルRA、RB
、RC、RDから9ビットデータワードSd
[8:0]を回復するのに適した、本発明による畳込み
復号器900のブロック図である。これは、IEEE8
02.3ab−1999標準により要求されるPMA受
信機能630を実装する。これらの4個のシンボルを表
すマルチレベル信号は、4個のライン910、912、
914、および916を通じて、それぞれブロック90
2、904、906、および908により受信される。
マルチレベル信号は、図11において、および、図11
に関する以下の説明においては、3ビットの2の補数と
して表現される。
【0074】ブロック902は、RAを受け取り、こ
れからSd[0]、オフセット値V0およびSd[5:
3]の値を生成するとともに、ライン910上の+2値
を検出する。ブロック904、906、および908は
それぞれ、以下で説明するように、RB、RC、R
に対して同じ動作を実行し、それぞれ、Sd
[1]、Sd[2]、およびSd[3]、V1、V2、
およびV3、ならびにSd[5:3]の値を生成する。
Sd[3:0]の値は次のように与えられる。 Sd[0]=RA[2] Sd[1]=RB[2] Sd[2]=RC[2] Sd[3]=RD[2]
【0075】信号マッピングは常に偶パリティであるた
め、復号器は、対応するワイヤRA 、RB、RC
およびRD上の入力シンボルのパリティの偶奇から、
剰余類オフセットV0、V1、V2およびV3を導出す
る。このパリティは、シンボルが当業者に周知の2の補
数記法で表現されているときには、入力シンボルのLS
Bとして復号される。したがって、オフセット値は次の
ように与えられる。 V0=RA[0] V1=RB[0] V2=RC[0] V3=RD[0] 符号器において剰余類首を選択するビットSd[4]、
Sd[6:8]は、次のようにして、図9のモジュロ2
行列乗算の逆から決定することができる。 Sd[4]=V0 Sd[6]=V0∧V1 Sd[7]=V1∧V2 Sd[8]=V0∧V1∧V2∧V3 (2)
【0076】剰余類オフセットは、入力シンボルの正負
を変えない。したがって、ビットSd[0:3]は、対
応するワイヤRA、RB、RCおよびRD上の
入力シンボルの正負から導出することができる。+2シ
ンボルがない場合、ビットSd[5]は0に設定され
る。
【0077】+2シンボルが、いずれかのライン91
0、912、914、または916上で検出された場
合、図11に示すように、ある定数を用いて、ビットS
d[5:3]を導出する。ある時間インデックスnにお
いて+2値を運ぶ可能性があるのはただ1つのラインだ
けである。したがって、ライン910が+2を運ぶ場
合、Sd[5:3]=100である。ライン912が+
2を運ぶ場合、Sd[5:3]=110である。ライン
914が+2を運ぶ場合、Sd[5:3]=101であ
る。ライン916が+2を運ぶ場合、Sd[5:3]=
111である。これらの結果はそれぞれ、ライン92
0、922、924、および926を通じてブロック9
18に運ばれるように示されている。さらに、ブロック
918に示されるように、ビットSd[6:8]の復号
は、前の場合と同じである。しかし、Sd[3]は、+
2を生成したブロックによって生成され、4個の出力ビ
ットSd[0:3]は圧縮されてSd[0:2]とされ
る。Sd[3:8]はすでにわかっているため、さらに
3ビットSd[0:2]しか必要でない。4個のブロッ
クは4ビットSd[0:3]を生成するため、1ビット
を落として、必要な3ビットを得る。このプロセスを
「圧縮」(compaction)という。例えば、ブロック904
がライン912上で+2を検出した場合、このブロック
からの出力が落とされる。こうして、4ビットが3ビッ
トに圧縮される。すなわち、Sd[0]=Sd[0]、
Sd[1]=Sd[2]、およびSd[2]=Sd
[3]とされる。
【0078】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、所
定複数のレベルから選択された1つの値をそれぞれ有す
る複数のマルチレベルシンボルとして複数ビットデータ
ワードを符号化する方法が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは、例示的な畳込み符号器のブロック図であ
り、Bは、符号器の状態テーブルを示す図である。
【図2】図1の符号器に対するトレリス状態遷移図であ
る。
【図3】A〜Cは、Dのトレリス図に沿ったユークリッ
ド距離によるトレリスパス確率を説明する4−PSK信
号コンステレーションの図である。
【図4】4−PSK信号コンステレーションに対するト
レリスセット分割ツリーの図である。
【図5】IEEE802.3ab−1999標準に準拠
した全二重1000Mb/s伝送チャネルの機能ブロッ
ク図である。
【図6】IEEE802.3ab−1999標準に準拠
した1000BASE−T物理層の機能ブロック図であ
る。
【図7】IEEE802.3ab−1999標準による
サイドストリームスクランブラ生成多項式を記述する線
形フィードバックレジスタの信号フローブロック図であ
る。
【図8】剰余類首G、GおよびGを含む8個の剰
余類のUngerboeckラベリングを有する4次元(4D)分
割ツリーの図である。
【図9】Sd[5]=0の場合に対する本発明によるト
レリス符号器の信号フロー図である。
【図10】Sd[5]=1の場合に対する特別のロジッ
クを含む、本発明によるトレリス符号器の信号フロー図
である。
【図11】+2が検出される場合に対する特別のロジッ
クを含む、本発明によるトレリス符号器の信号フロー図
である。
【符号の説明】
200 畳込み符号器 205,210,215 シフトレジスタメモリユニッ
ト 220,225 加算器 230 テーブル 500 1000BASE−T物理層 510,520,530,540 カテゴリ5平衡ケー
ブリング 512,514,522,524,532,534,5
42,544 ハイブリッド送受信器 600 1000BASE−T PHY 602 1000BASE−T物理符号化副層(PC
S)送信機能 604 ギガビット媒体独立インタフェース(GMI
I)信号COL 606 PMA_UNITDATA.requestプリミティブ 608 ワイヤ対BI_DA 610 ワイヤ対BI_DB 612 ワイヤ対BI_DC 614 ワイヤ対BI_DD 616 パラメータtx_enable 618 TX_ER 620 PMA_TXMODE.indicate 622 パラメータloc_rcvr_status 624 PMA PHY制御機能 626 PMA_CONFIG.indicate 628 PCS受信機能 630 PMA受信機能 631 PMA送信機能 632 パラメータrx_symb_vector 634 RXD<7:0> 636 RX_DV 638 RX_ER 640 PCSキャリアセンス機能 642 PCS送信機能 644 パラメータ1000BTreceive 700 畳込み符号器 702 剰余類選択部 800 畳込み符号器 900 畳込み復号器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年1月11日(2002.1.1
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596077259 600 Mountain Avenue, Murray Hill, New Je rsey 07974−0636U.S.A. (72)発明者 サディープ ボジャ アメリカ合衆国、95050 カルフォルニア、 サンタ クララ、サラトガ アベニュー 444、17K Fターム(参考) 5J065 AA01 AB01 AC02 AD10 AH05 AH06 5K004 AA01 AA05 AA08 BB05 FA05 FD05 JA03 JD05

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定複数のレベルから選択された1つの
    値をそれぞれ有する複数のマルチレベルシンボルとして
    複数ビットデータワードを符号化する方法において、 前記データワードのそれぞれの選択されたビット位置を
    前記レベルのうちの1つに変換する第1変換ステップ
    と、 所定のデータワードビットの内容が所定値であるとき
    に、それぞれの選択されたデータワードビット位置を前
    記レベルのうちの1つに変換する第2変換ステップと、 前記データワードの所定ビット位置から複数ビットオフ
    セットワードを生成するステップと、 前記オフセットワードを、変換されたレベルに加算する
    ことにより、マルチレベルシンボルを生成するステップ
    とを有することを特徴とする、複数ビットデータワード
    を符号化する方法。
  2. 【請求項2】 前記マルチレベルシンボルには、第1、
    第2、第3、第4および第5符号レベルを有する5レベ
    ル符号が割り当てられ、 前記第1変換ステップは、第1所定ビット値を第3符号
    レベルに変換し、第2所定ビット値を第2符号レベルに
    変換するステップを含むことを特徴とする請求項1記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 前記データワードはビットSd[8:
    0]からなり、前記オフセットワードはビットV0、V
    1、V2およびV3からなり、 ∧はXOR演算であるとして、前記オフセットワード生
    成ステップは、前記所定のデータワードビットの内容が
    前記所定値であるときに、式 V0=Sd[4] V1=Sd[4]∧Sd[6] V2=Sd[4]∧Sd[6]∧Sd[7] V3=Sd[4]∧Sd[7]∧Sd[8] に従ってビットV0、V1、V2およびV3を生成する
    ステップを含むことを特徴とする請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記データワードはビットSd[8:
    0]からなり、前記オフセットワードはビットV0、V
    1、V2およびV3からなり、 ∧はXOR演算であり、I4にはテーブルSd[4] Sd[3] I4 0 0 0 0 1 Sd[6]∧Sd[7] 1 0 Sd[6] 1 1 Sd[7]∧Sd[8] により二進数値が割り当てられるとして、前記オフセッ
    トワード生成ステップは、前記所定のデータワードビッ
    トの内容が前記所定値であるときに、式 V0=I4 V1=I4∧Sd[6] V2=I4∧Sd[6]∧Sd[7] V3=I4∧Sd[7]∧Sd[8] に従ってビットV0、V1、V2およびV3を生成する
    ステップを含むことを特徴とする請求項2記載の方法。
  5. 【請求項5】 それぞれのマルチレベルシンボルは、4
    個の信号線のうちの所定の信号線上に符号化され、 前記第2変換ステップは、前記所定のデータワードビッ
    トの内容が前記所定値であるときに、 前記データワードの所定ビット位置により選択される信
    号線に第5符号値を加算するステップと、 第4信号線上のシンボルを捨てるステップと、 第5符号値が加算されていない信号線上のシンボルか
    ら、残りの3つの信号線上のシンボルを選択するステッ
    プとを含むことを特徴とする請求項2記載の方法。
  6. 【請求項6】 符号レベルが2の補数として扱われ、そ
    れぞれのマルチレベルシンボルは4個の信号線のうちの
    所定の信号線上に符号化され、 前記オフセットワード加算ステップは、それぞれの信号
    線上の符号レベルにオフセットワードビットを2の補数
    加算するステップを含むことを特徴とする請求項3記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 符号レベルが2の補数として扱われ、そ
    れぞれのマルチレベルシンボルは4個の信号線のうちの
    所定の信号線上に符号化され、 前記オフセットワード加算ステップは、前記所定のデー
    タワードビットの内容が前記所定値であるときに、第5
    符号値が加算されていない3個の信号線上の信号線シン
    ボルの符号レベルにオフセットワードビットを2の補数
    加算するステップを含むことを特徴とする請求項5記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 複数ビットデータワードとして複数のマ
    ルチレベルシンボルを復号する方法において、 各シンボルは5レベル符号から選択される値を有し、そ
    れぞれの符号レベルは2の補数として扱われ、 2の補数表現のそれぞれの選択されたビット位置を、前
    記データワードの所定ビット位置に変換するステップ
    と、 シンボルの2の補数表現の所定ビット位置の内容が所定
    値であるときに、前記データワードの所定ビット位置を
    選択された値に設定するステップと、 各シンボルの2の補数表現の所定ビット位置から複数ビ
    ットオフセットワードを生成するステップと、 シンボルの2の補数表現の前記所定ビット位置の内容が
    前記所定値であるかどうかに依存して、前記オフセット
    ワードから前記データワードの所定ビット位置を選択さ
    れた値に生成するステップとを有する、複数のマルチレ
    ベルシンボルを復号する方法。
  9. 【請求項9】 前記5レベル符号は、第1、第2、第
    3、第4および第5符号レベルを有し、前記シンボルの
    2の補数表現の所定ビット位置の内容は第5レベルであ
    り、それぞれのマルチレベルシンボルは4個の信号線の
    うちの所定の信号線上に符号化され、4個のマルチレベ
    ルシンボルの2の補数表現は、ビットA[2:0]、B
    [2:0]、C[2:0]およびD[2:0]からな
    り、前記データワードはビットSd[8:0]からな
    り、前記変換ステップは、 A[2]=Sd[0] B[2]=Sd[1] C[2]=Sd[2] D[2]=Sd[3] とするステップを含むことを特徴とする請求項8記載の
    方法。
  10. 【請求項10】 前記オフセットワードはビットV0、
    V1、V2およびV3からなり、 前記オフセットワード生成ステップは、 V0=A[0] V1=B[0] V2=C[0] V3=D[0] とするステップを含むことを特徴とする請求項9記載の
    方法。
  11. 【請求項11】 ∧はXOR演算であるとして、前記デ
    ータワードの所定ビット位置を選択された値に設定する
    ステップは、 Sd[6]=V0∧V1 Sd[7]=V1∧V2 Sd[8]=V0∧V1∧V2∧V3 とするステップを含むことを特徴とする請求項10記載
    の方法。
  12. 【請求項12】 前記2の補数の所定ビット位置の内容
    が第5符号レベルを表すとき、前記データワードの所定
    ビット位置を選択された値に設定するステップは、 Sd[4]=V0 Sd[5]=0 とするステップを含むことを特徴とする請求項11記載
    の方法。
  13. 【請求項13】 前記2の補数の所定ビット位置の内容
    が第5符号レベルを表すとき、前記データワードの所定
    ビット位置を選択された値に設定するステップは、 A[2:0]=第5符号レベルである場合、Sd[5:
    3]=100とし、 B[2:0]=第5符号レベルである場合、Sd[5:
    3]=110とし、 C[2:0]=第5符号レベルである場合、Sd[5:
    3]=101とし、 D[2:0]=第5符号レベルである場合、Sd[5:
    3]=111とするステップを含み、 A[2:0]、B[2:0]、C[2:0]、D[2:
    0]のいずれが第5符号レベルであるかに依存して、S
    d[0:2]はSd[0:3]の圧縮ビットから選択さ
    れることを特徴とする請求項9記載の方法。
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